JP5099689B2 - カラーフィルタ欠陥修正装置およびカラーフィルタ欠陥修正方法 - Google Patents

カラーフィルタ欠陥修正装置およびカラーフィルタ欠陥修正方法 Download PDF

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Description

本発明は、カラーフィルタ欠陥修正装置およびカラーフィルタ欠陥修正方法に関し、特に、カラーフィルタのブラックマトリックス領域および着色領域の欠陥を修正するカラーフィルタ欠陥修正装置およびカラーフィルタ欠陥修正方法に関する。
液晶ディスプレイの構成部品であるカラーフィルタには、ブラックマトリックスと呼ばれる格子状のパターン(クロム、酸化クロムおよび樹脂等の材料)および着色領域(以下、カラーフィルタ領域とも称する)が形成される。ブラックマトリックスを形成する段階での欠陥には、カラーフィルタ領域(この段階では色なし)にまでブラックマトリックスがはみ出した黒欠陥と、ブラックマトリックスの一部が欠落した白欠陥とがある。また、着色後にも互いの色が混色した黒欠陥と、色抜けした白欠陥とがある。従来は、作業者がカメラ画像を見ながらレーザ光で黒欠陥を修正したり、インクで白欠陥を埋めたりして修正する方法が採用されている。
たとえば、特開平9−61296号公報(特許文献1)には以下のようなカラーフィルタ欠陥修正装置が開示されている。すなわち、画像処理部によってカラーフィルタの欠陥部分を認識し、認識されたカラーフィルタの欠陥部分に、インク塗布部のインク塗布用針でインクを塗布し、インク硬化部により塗布したインクを硬化させ、塗布されたインクのうち不要な部分をレーザ照射部からレーザを照射することによって除去する。
また、特開2005−107327号公報(特許文献2)には、レーザ光の照射によりカラーフィルタの複数の欠陥を一時に除去する構成が開示されている。
特開平9−61296号公報 特開2005−107327号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、絵素と同サイズで同形状のスリットを用いており、欠陥を含む絵素全体にレーザを照射しているため、欠陥以外の除去された部分にもインクを塗布する必要がある。このため、欠陥のみにインクを塗布する場合よりも多くの時間を要する。
それゆえに、本発明の目的は、カラーフィルタの欠陥修正を適切に行なうことが可能なカラーフィルタ欠陥修正装置およびカラーフィルタ欠陥修正方法を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるカラーフィルタ欠陥修正装置は、光透過領域および光透過領域に隣接する遮光領域を有するカラーフィルタの欠陥を修正するカラーフィルタ欠陥修正装置であって、カラーフィルタの欠陥を検出し、検出された欠陥と、光透過領域および遮光領域との位置関係に基づいて、カラーフィルタにおいて修正処理を行なうべき領域を決定する画像処理部と、カラーフィルタにおける決定された領域へのレーザ光の照射およびインク塗布のうち少なくともいずれか一方の修正処理を行なう修正処理部とを備える。修正処理部は、スリットを形成するスリット部と、スリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射するレーザ照射部とを含む。画像処理部は、検出された欠陥の全領域が光透過領域に存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域と重ならないようにスリットの位置を決定し、検出された欠陥が遮光領域および光透過領域にまたがって存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつレーザ光が照射されるカラーフィルタの領域と遮光領域との重なり領域が最小になるようにスリットの位置を決定する。レーザ照射部は、決定された位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
好ましくは、画像処理部は、さらに、検出された欠陥が遮光領域および光透過領域にまたがって存在する場合には、検出された欠陥のうちの遮光領域における欠陥の大きさと光透過領域における欠陥の大きさとを比較し、修正処理部は、遮光領域および光透過領域のうち、欠陥の大きい方の領域に対応する色のインクを選択し、カラーフィルタにおける決定された領域に選択した色のインクを塗布するインク塗布部を含む。
好ましくは、カラーフィルタは、遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有する。スリットは、第1の光透過領域および第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有する画像処理部は、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域および1つの光透過領域と重なるようにスリットの位置を決定する。
好ましくは、カラーフィルタは、遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有し、修正処理部は、カラーフィルタにおいて、第1の光透過領域および第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有する領域にインクを塗布するインク塗布部を含み、画像処理部は、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、インクが塗布されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域および1つの光透過領域と重なるようにインク塗布部の位置を決定し、インク塗布部は、決定された位置においてカラーフィルタにインクを塗布する。
好ましくは、画像処理部は、検出された欠陥の位置に基づいてスリットの第1の位置を決定し、検出された欠陥の全領域が光透過領域に存在する場合には、第1の位置におけるスリットを介してレーザ光が照射されるであろうカラーフィルタの領域と遮光領域との重なり領域に基づいて第1の位置を補正することによりスリットの第2の位置を決定し、レーザ照射部は、第2の位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
好ましくは、画像処理部は、検出された欠陥の位置に基づいてスリットの第1の位置を決定し、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、第1の位置におけるスリットを介してレーザ光が照射されるであろうカラーフィルタの領域と光透過領域との重なり領域に基づいて第1の位置を補正することによりスリットの第2の位置を決定し、レーザ照射部は、第2の位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるカラーフィルタ欠陥修正方法は、光透過領域および光透過領域に隣接する遮光領域を有するカラーフィルタの欠陥を修正するカラーフィルタ欠陥修正方法であって、カラーフィルタの欠陥を検出する第1のステップと、検出された欠陥と、光透過領域および遮光領域との位置関係に基づいて、カラーフィルタにおいて修正処理を行なうべき領域を決定する第2のステップと、カラーフィルタにおける決定された領域へのレーザ光の照射およびインク塗布のうち少なくともいずれか一方の修正処理を行なう第3のステップと、スリットを形成する第4のステップを含む。第2のステップにおいては、検出された欠陥の全領域が光透過領域に存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域と重ならないようにスリットの位置を決定し、検出された欠陥が遮光領域および光透過領域にまたがって存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつレーザ光が照射されるカラーフィルタの領域と遮光領域との重なり領域が最小になるようにスリットの位置を決定する。第3のステップにおいては、決定された位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
好ましくは、第2のステップにおいては、さらに、検出された欠陥が遮光領域および光透過領域にまたがって存在する場合には、検出された欠陥のうちの遮光領域における欠陥の大きさと光透過領域における欠陥の大きさとを比較し、第3のステップにおいては、遮光領域および光透過領域のうち、欠陥の大きい方の領域に対応する色のインクを選択し、カラーフィルタにおける決定された領域に選択した色のインクを塗布する。
好ましくは、カラーフィルタは、遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有する。スリットは、第1の光透過領域および第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有する。第2のステップにおいては、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、レーザ光が照射されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域および1つの光透過領域と重なるようにスリットの位置を決定する。
好ましくは、カラーフィルタは、遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有する。第3のステップにおいては、第1の光透過領域および第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有するカラーフィルタの領域にインクを塗布する。第2のステップにおいては、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、インクが塗布されるカラーフィルタの領域が検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ遮光領域および1つの光透過領域と重なるようにインクを塗布する位置を決定する。第3のステップにおいては、決定された位置において、カラーフィルタの領域にインクを塗布する。
好ましくは、第2のステップにおいては、検出された欠陥の位置に基づいてスリットの第1の位置を決定、検出された欠陥の全領域が光透過領域に存在する場合には、第1の位置におけるスリットを介してレーザ光が照射されるであろうカラーフィルタの領域と遮光領域との重なり領域に基づいて第1の位置を補正することによりスリットの第2の位置を決定する。第3のステップにおいては、第2の位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
好ましくは、第2のステップにおいては、検出された欠陥の位置に基づいてスリットの第1の位置を決定、検出された欠陥の全領域が遮光領域に存在する場合には、第1の位置におけるスリットを介してレーザ光が照射されるであろうカラーフィルタの領域と光透過領域との重なり領域に基づいて第1の位置を補正することによりスリットの第2の位置を決定する。第3のステップにおいては、第2の位置におけるスリットを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
本発明によれば、カラーフィルタの欠陥修正を適切に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置の構成を示す外観図である。
図1を参照して、カラーフィルタ欠陥修正装置101は、ホストコンピュータ1と、制御用コンピュータ(制御部)2と、画像処理部3と、Z軸ステージ4と、XYテーブル5と、チャック台6と、レーザ照射部7と、可変スリット部8と、インク塗布部9と、モニタ10と、対物レンズ21とを備える。レーザ照射部7と、可変スリット部8と、インク塗布部9とは、修正処理部50を構成する。Z軸ステージ4と、XYテーブル5とは、位置決め機構51を構成する。可変スリット部8は、後述するXYスリット機構61と、θスリット機構62とを含む。
ホストコンピュータ1は、カラーフィルタ欠陥修正装置101全体の制御を行なう。
制御用コンピュータ2は、カラーフィルタ欠陥修正装置101に実装されている各ユニットを制御する。
画像処理部3は、図示しないCCD(Charge Coupled Devices)カメラでカラーフィルタを撮影し、撮影した画像に基づいてカラーフィルタの欠陥箇所を検出する。
また、画像処理部3は、欠陥検出結果に基づいて、2値化された欠陥抽出画像を生成し、2値化された正常時のマスク画像と欠陥抽出画像との論理積に基づいてカラーフィルタのブラックマトリックス領域における欠陥およびカラーフィルタ領域における欠陥を判別する。
位置決め機構51は、カラーフィルタの位置を変更する。すなわち、Z軸ステージ4は、XYテーブル5に対する修正処理部50の高さを変更する。XYテーブル5は、カラーフィルタの水平方向の位置を変更する。
チャック台6は、修正対象であるカラーフィルタ等が載せられて固定される台である。
レーザ照射部7は、可変スリット部8の形成するスリットを介してカラーフィルタにおける1個以上の画素にレーザ光を照射する。
ここで、制御用コンピュータ2は、レーザ光の1回当たりの照射範囲を1個以上保存する図示しない記憶部を含む。記憶部は、たとえばカラーフィルタの種類ごとにレーザ光の1回当たりの照射範囲を保存する。
また、制御用コンピュータ2は、画像処理部3の欠陥検出結果に基づいてXYテーブル5およびZ軸ステージ4を制御して、カラーフィルタに対するレーザ光の照射位置およびインクの塗布位置をそれぞれ少なくとも1箇所決定する。
可変スリット部8は、画像処理部3の欠陥検出結果に基づいて、記憶部に保存された1個以上の照射範囲から1個の照射範囲を選択し、選択したレーザ光の照射範囲に基づいてスリットの形状および大きさを調整することにより、レーザ照射部7からのレーザ光のカラーフィルタにおける照射範囲を調整する。ここで、可変スリット部8のスリットサイズすなわち記憶部の保存するレーザ光の1回当たりの照射範囲は、カラーフィルタの絵素より小さくすることが可能である。XYスリット機構61は、スリットの縦横サイズを調整する。θスリット機構62は、スリットの角度を調整する。
インク塗布部9は、欠陥を修正するためのインクをカラーフィルタにおける1個以上の画素に塗布する。ここで、インク塗布部9の1回当たりのインク塗布範囲は、カラーフィルタの絵素より小さく設定することが可能である。
モニタ10は、画像処理部3の撮影したカラーフィルタの画像を表示する。
図2は、XYスリット機構の構成を示す図である。
図2を参照して、XYスリット機構61は、X方向サイズ調整用モータ31と、Y方向サイズ調整用モータ32とを含む。
図3は、XYスリット機構に含まれるX方向の調整機構の構成を示す外観平面図である。
図3を参照して、X方向サイズ調整用モータ31が駆動されて軸32が回転すると、回転方向に応じて開閉部33〜34がそれぞれ矢印の方向に移動する。たとえば、X方向サイズ調整用モータ31が一方の方向に回転すると開閉部33〜34は互いに離れていき、他方の方向に回転すると開閉部33〜34は近づく。
図4は、θスリット機構の構成を示す外観平面図である。
図4を参照して、θスリット機構62は、回転角度調整用モータ35と、ベルト36と、回転テーブル37とを含む。回転角度調整用モータ35は、ベルト36を駆動して回転テーブル37を回転させる。XYスリット機構61は、θスリット機構62の回転中心C2と図2に示すXYスリット機構61の中心C1とが一致するように回転テーブル37上に配置され、組みつけられる。
図5は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置のインク塗布部の構成を示す外観図である。
図5を参照して、インク塗布部9は、インク塗布用位置決めシリンダ11と、インクタンクテーブル12と、インクタンク13と、インク塗布用針14とを含む。
インク塗布用位置決めシリンダ11は、インク塗布用針14の上下方向の位置決めを行なう。
インクタンクテーブル12は、インクタンク13の周方向の位置決めを行なう。
インク塗布用針14は、インク塗布用位置決めシリンダ11の下端部に取り付けられる。インク塗布動作の際にはインク塗布用位置決めシリンダ11が下降してインク塗布用針14が塗布面に接触し、インク塗布用針14の先端に付着したインクがカラーフィルタの欠陥箇所に塗布される。塗布後は、インクをインク塗布用針14の先端部に付着させるため、インク塗布用針14がインクタンクテーブル12に設置されたインクタンク13に浸される。
なお、インク塗布部9は、上記のようにシリンダ11およびインクタンクテーブル12等を含む構成に限定されるものではなく、たとえば以下のような構成とすることができる。すなわち、インク塗布部は、先端に付着した修正液を欠陥に付着させるための塗布針を含む。また、欠陥を観察する観察光学系の視野外の所定位置に設けられ、修正液を保持する塗布パレットを含む。また、塗布針をカラーフィルタに平行なXY平面内で移動させるとともにカラーフィルタに垂直なZ方向に移動させ、観察光学系の視野内またはその近傍の塗布待機位置と塗布パレット近傍の準備位置とのうちのいずれかの位置に塗布針を位置させるアクチュエータを含む。
図6は、カラーフィルタにおけるブラックマトリックス領域、カラーフィルタ領域および絵素の関係を示す図である。
図6を参照して、修正対象であるカラーフィルタは、格子状に形成されたブラックマトリックス領域(遮光領域)と、ブラックマトリックス領域に隣接し、かつ囲まれたカラーフィルタ領域(光透過領域)とを含む。
また、カラーフィルタは、複数個のカラーフィルタ領域からなり、それぞれを絵素と呼ぶ。画像処理部3の欠陥検出処理では、絵素を次のように定義する。縦横に形成されているブラックマトリックス領域の交差位置に、絵素の始まりDSおよび絵素の終わりDEが存在する。また、絵素の始まりDSをカラーフィルタの位置と称する。画像処理部3はこのカラーフィルタの位置を特定する。また、図6において四角で囲まれた絵素の始まりDSから絵素の終わりDEまでの範囲が1個の絵素Pとなる。また、画像を、閾値Tよりも明るい画素を1、暗い画素を0として2値化したとき、絵素Pにおける値1の画素の集合が絵素Pのカラーフィルタ領域であり、値0(図6のハッチング部分)の画素の集合が絵素Pのブラックマトリックス領域である。また、各絵素PはそれぞれRGB(Red, Green, Blue)のうちのいずれかの色を有し、1つの絵素Pのカラーフィルタ領域に含まれる各画素は同一色を有する。
[動作]
次に、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置における画像処理部3がカラーフィルタの欠陥箇所を検出する際の動作について説明する。
図7は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置がカラーフィルタの1つの欠陥を修正する際の動作手順を定めたフローチャートである。
ここでは、カラーフィルタがチャック台6に載せられており、カラーフィルタの傾き等の位置補正が完了していると仮定して説明する。また、検査データ、すなわちカラーフィルタにおける欠陥の座標値、カラーフィルタの面積値、カラーフィルタのサイズ種別(大、中、小など)および欠陥種別等のデータを、カラーフィルタ欠陥修正装置101が上位コンピュータから収集していると仮定して説明する。
制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御して、修正処理部50がカラーフィルタの欠陥を修正できる位置にカラーフィルタを移動する。また、制御用コンピュータ2は、カラーフィルタの欠陥検出が行なえるように、図示しない照明部の明るさを調整し、対物レンズ21を所定の倍率に切り替える(S1)。
画像処理部3は、カラーフィルタに焦点を合わせるために、対物レンズ21のフォーカス調整を行なう(S2)。
画像処理部3は、検査対象であるカラーフィルタを撮影し、撮影した入力画像を取り込み、入力画像における画素の明るさに基づいてカラーフィルタの欠陥箇所を検出する(S3およびS4)。
画像処理部3は、欠陥検出結果に基づいて欠陥の重心位置を算出する。制御用コンピュータ2は、画像処理部3の算出した欠陥の重心位置に基づいてセンタリングを行なう、すなわち欠陥の重心位置が入力画像の中心に位置するように位置決め機構51を制御する(S5)。
制御用コンピュータ2は、繰り返し回数Try=1とする(S6)。
画像処理部3は、繰り返し回数Tryが最大繰り返し回数Max以下である場合には(S7でYES)、精密な欠陥位置を求めるために、対物レンズ21を高倍率に切り替える(S8)。
画像処理部3は、カラーフィルタに焦点を合わせるために、対物レンズ21のフォーカス調整を行なう(S9)。
画像処理部3は、検査対象であるカラーフィルタを撮影し、撮影した入力画像を取り込む(S10)。
画像処理部3は、繰り返し回数Tryが1である場合には(S11でYES)、取り込んだ入力画像を修正前の入力画像として保存する(S12)。
画像処理部3は、繰り返し回数Tryが2以上である場合には(S11でNO)、取り込んだ入力画像を修正後の入力画像として保存する(S13)。
画像処理部3は、取り込んだ入力画像における画素の明るさに基づいてカラーフィルタの欠陥箇所を検出する(S14)。
画像処理部3は、取り込んだ入力画像において欠陥を検出した場合(S15でYES)には、欠陥箇所に対応する絵素の色判定を行なって塗布するインクの色を求め、また、インクの塗布位置を算出する。また、画像処理部3はレーザ光の照射位置を算出する(S16)。
制御用コンピュータ2は、対物レンズ21を所定の倍率に切り替える。また、画像処理部3は、カラーフィルタに焦点を合わせるために、対物レンズ21のフォーカス調整を行なう(S17)。
修正処理部50は、画像処理部3が算出した修正位置等に基づいてカラーフィルタに対するレーザ光の照射およびインク塗布のうち少なくともいずれか一方の修正処理を行なう(S18)。
制御用コンピュータ2は、繰り返し回数Tryに1を加える(S19)。
画像処理部3は、繰り返し回数Tryが最大繰り返し回数Max以下である場合には(S7でYES)、修正後の入力画像に対して再び欠陥検出処理を行なう(S8〜S14)。
そして、画像処理部3は、修正後の入力画像において欠陥を検出した場合(S15でYES)には、再び欠陥修正処理を行なう(S16〜S18)。
一方、画像処理部3は、修正後の入力画像において欠陥が検出されない場合(S15でNO)であって、繰り返し回数Tryが2以上であるとき(S21でNO)には、今回の欠陥の修正に成功したと判断し、たとえば再びステップS1に戻って別の欠陥の修正を行なう(S23)。
また、画像処理部3は、修正後の入力画像において欠陥が検出されない場合(S15でNO)であって、繰り返し回数Tryが1であるとき(S21でYES)には、カラーフィルタに欠陥が存在しているかどうかが不明であると判断し、たとえば再びステップS1に戻って別の欠陥の修正を行なう(S20)。
また、制御用コンピュータ2は、繰り返し回数Tryが最大繰り返し回数Maxを超える場合には(S7でNO)欠陥修正不可と判断し、たとえば再びステップS1に戻って別の欠陥の修正を行なう(S20)。
以下、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置の動作を詳細に説明する。
[2値化入力画像の生成]
まず、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が2値化入力画像を生成する際の動作について説明する。
図8は、入力画像および2値化入力画像を示す図である。
画像処理部3は、カラーフィルタを撮影し、撮影した入力画像に基づいて2値化入力画像を生成し、入力画像をブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFに分離する。入力画像の位置(x,y)における画素の明るさをf(x,y)とし、2値化入力画像をb(x,y)とし、しきい値をTとすると、f(x,y)からb(x,y)への変換式は以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
b(x,y)で表わされる複数個の画素のうち、明るさ1の画素がカラーフィルタ領域CFであり、明るさ0の画素がブラックマトリックス領域BMである。
ここで、ブラックマトリックス領域BMの明るさの平均値をIBMとし、カラーフィルタ領域CFの画素RGBのうち、最も暗い画素の明るさの平均値をICFとすると、しきい値Tは以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
[カラーフィルタ領域のマスク画像の生成]
次に、画像処理部3が、生成した2値化入力画像に基づいてカラーフィルタ領域のマスク画像を生成する動作について説明する。
図9(a)は、登録画像を示す図である。(b)は、2値化入力画像を示す図である。(c)は、カラーフィルタ領域のマスク画像を示す図である。
画像処理部3は、パターンマッチングにより、画像上のRGB各絵素の位置を検出する。
画像処理部3は、欠陥のない理想的なカラーフィルタを予め撮影し、登録画像m(x,y)として記憶する。
画像処理部3は、登録画像m(x,y)から、2値化入力画像b(x,y)と同様に閾値Tを用いて、カラーフィルタ領域が1(白)であり、それ以外が0(黒)である2値化登録画像を生成する。
画像処理部3は、2値化登録画像におけるサーチ対象Sおよびカラーフィルタ領域CFの座標を予め登録している。より詳細には、画像処理部3は、サーチ対象Sについては左上端の座標と縦横サイズとを登録し、また、カラーフィルタ領域CFについては端点の座標を登録している。
また、画像処理部3は、サーチ対象Sとカラーフィルタ領域との位置関係を予め求めている。サーチ対象Sの左上端座標を(xs,ys)とし、カラーフィルタ領域CFの各端点の座標を(xi,yi)とすると、サーチ対象Sおよびカラーフィルタ領域CFの位置関係は、(xi−xs,yi−ys)となる。
そして、画像処理部3は、2値化入力画像b(x,y)からサーチ対象Sと類似の部位をパターンマッチングによってサーチし、サーチ対象Sと類似の部位の左上端座標を求める。また、画像処理部3は、登録時に求めたサーチ対象Sおよびカラーフィルタ領域CFの位置関係から、サーチ対象Sと類似の部位に対応するカラーフィルタ領域CFの位置を検出する。
図9(b)の点線で示すように、カラーフィルタに欠陥が発生していてサーチ対象Sと類似の部位を検出できない場合には、画像処理部3は、欠陥箇所の周囲の検出結果を用いてサーチ対象Sと類似の部位の左上端座標を推定する。
以上のような処理により、画像処理部3は、カラーフィルタ領域CFの各端点の座標を明確にしてカラーフィルタ領域を白とし、背景部を黒とするカラーフィルタ領域のマスク画像を作成する。このような構成により、マスク画像を単に登録画像から生成する構成と比べて、位置決め誤差等によるマスク画像のずれを最小限にすることができる。
また、RGB各画素の明るさは異なるため、サーチ対象Sと類似の部位を濃淡パターンマッチングによってサーチする際には、通常、色ごとに参照用の登録画像を用意しないと誤認識の可能性が高くなる。しかしながら、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、画像処理部3が、撮影した入力画像に基づいて2値化入力画像を生成し、2値化入力画像に基づいてカラーフィルタ領域のマスク画像を生成する構成により、参照用の登録画像を1種類のみ用意すればよく、カラーフィルタ欠陥修正装置101の構成および処理の簡易化を図ることができる。
[欠陥検出]
次に、画像処理部3が、入力画像を検査して欠陥箇所を検出する際の動作について説明する。
図10(a)および(b)は、画像処理部が入力画像の水平方向に欠陥検出を行なう際の動作を示す図である。
画像処理部3は、カラーフィルタの絵素の明るさに基づいて欠陥箇所を検出する。より詳細には、画像処理部3は、周期的に、すなわち等間隔で配置されている絵素の間隔をPとすると、入力画像における位置(x,y)の明るさf(x,y)に対して、以下のように比較検査を行なう。
Figure 0005099689
上記のように、画像処理部3は、明るさf(x,y)と、1周期前の明るさf(x−P,y)および1周期後の明るさf(x+P,y)とを比較する。
ここで、s-p(x,y)はf(x,y)とf(x−P,y)との比較結果を、s+p(x,y)はf(x,y)とf(x+P,y)との比較結果を示す。
画像処理部3は、s-p(x,y)およびs+p(x,y)の符号が一致している場合にsH(x,y)をスライスレベルTdと比較する。また、画像処理部3は、s-p(x,y)
およびs+p(x,y)の符号が一致していない場合には、位置(x−P,y)または位置(x+P,y)における画素に欠陥がある可能性が高く、検査の信頼性が低いため、位置(x,y)を検査対象から除外する。このような構成により、入力画像のノイズによる欠陥検出の誤りを防ぐことができる。
そして、画像処理部3は、sH(x,y)がTd以上の場合は位置(x,y)における
画素を欠陥と判断し、結果をdH(x,y)に格納する。dH(x,y)において、値1の画素は欠陥であることを、値0の画素は正常であることを示す。
なお、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、画像処理部3は、明るさf(x,y)と、1周期前の明るさf(x−P,y)および1周期後の明るさf(x+P,y)とを比較する構成であるとしたが、これに限定するものではない。画像処理部3が、たとえば明るさf(x,y)と、2周期前の明るさf(x−2×P,y)および3周期後の明るさf(x+3×P,y)とを比較する等、位置(x,y)の画素の明るさと、位置(x,y)の画素が属する絵素とは異なる絵素に属する画素の明るさとを比較する構成であってもよい。
また、位置(x,y)の画素の明るさと、位置(x,y)の画素以外の画素の明るさとを比較する、すなわち同じ絵素に属する画素同士の明るさを比較する構成とすることも可能である。ただし、位置(x,y)の画素の明るさと、位置(x,y)の画素が属する絵素とは異なる絵素に属する画素の明るさとを比較する構成では、欠陥検出対象の画素と比較される画素が正常である可能性が高いため、より正確に画素の欠陥を検出することができ、好ましい構成であるといえる。
図11(a)および(b)は、画像処理部が入力画像の垂直方向に欠陥検出を行なう際の動作を示す図である。
画像処理部3は、周期的に、すなわち等間隔で配置されている絵素の間隔をPとすると、入力画像における位置(x,y)の明るさf(x,y)に対して、以下のように比較検査を行なう。
Figure 0005099689
上記のように、画像処理部3は、明るさf(x,y)と、1周期前の明るさf(x−P,y)および1周期後の明るさf(x+P,y)とを比較する。
ここで、s-p(x,y)はf(x,y)とf(x−P,y)との比較結果を、s+p(x,y)はf(x,y)とf(x+P,y)との比較結果を示す。
画像処理部3は、s-p(x,y)およびs+p(x,y)の符号が一致している場合にsV(x,y)をスライスレベルTdと比較する。
そして、画像処理部3は、sV(x,y)がTd以上の場合は位置(x,y)における
画素を欠陥と判断し、結果をdV(x,y)に格納する。dV(x,y)において、値1の画素は欠陥であることを、値0の画素は正常であることを示す。
次に、画像処理部が入力画像の水平方向および垂直方向の両方に欠陥検出を行なう際の動作について説明する。
画像処理部3は、水平方向および垂直方向の明るさf(x,y)と、1周期前の明るさf(x−P,y)および1周期後の明るさf(x+P,y)との比較結果を用いて次のように欠陥検出を行なう。
Figure 0005099689
画像処理部3は、sH(x,y)またはsV(x,y)がTd以上の場合は位置(x,y)における画素を欠陥と判断し、結果をdHV(x,y)に格納する。dHV(x,y)において、値1の画素は欠陥であることを、値0の画素は正常であることを示す。
上記各欠陥検出方法の使用例としては、入力画像において複数個の絵素が水平方向に配置されており、かつ垂直方向には1絵素しか配置されていない場合には、入力画像の水平方向に欠陥検出を行なう方法を採用する。また、入力画像において複数個の絵素が垂直方向に配置されており、かつ水平方向には1絵素しか配置されていない場合には、入力画像の垂直方向に欠陥検出を行なう方法を採用する。また、入力画像においてそれぞれ2個以上の絵素が垂直方向および水平方向に配置されている場合には、入力画像の水平方向および垂直方向の両方に欠陥検出を行なう方法を採用する。これら3つの欠陥検出方法は、欠陥検出検査で使用する対物レンズ21の倍率および絵素のサイズに応じて選択される。
次に、画像処理部3が黒欠陥のスライスレベルTdを決定する際の動作について説明する。
図12(a)および(b)は、ブラックマトリックス領域、RGB各画素および黒欠陥のスライスレベルTdの関係を示す図である。
ブラックマトリックス領域の明るさをIBMとし、RGB各画素の明るさをIR、IG、IBとする。IBMを基準としたとき、IR、IG、IBの各コントラスト値は以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
画像処理部3は、ブラックマトリックス領域が最も暗いのでmin(CR,CG,CB)より小さい値をスライスレベルTdとして選択する。
Figure 0005099689
ここで、カラーフィルタにおいては、隣接する絵素におけるカラーフィルタ領域の明るさは等しくない。観察光学系にもよるが、一般的にCCD(Charge Coupled Device)カメラは緑の波長に対する感度が最も高い。このため、緑の絵素が入力画像において最も明るく見え、続いて赤、青という順序になる。
前述した入力画像の水平方向、垂直方向ならびに水平方向および垂直方向の両方にそれぞれ欠陥検出を行なう方法では、隣接する絵素のカラーフィルタ領域の明るさを比較するため、異なる明るさ同士を比較することになる。しかしながら、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置は、スライスレベルTdをmin(CR,CG,CB)より小さい値とする構成であるため、異なる明るさ同士を比較する場合でも、欠陥検出を正確に行なうことができる。
なお、視野が広い場合、すなわち画像処理部3の1回の撮影面積が大きい場合には、同一色に対応する3つおきの絵素におけるカラーフィルタ領域の明るさを比較する構成であってもよい。
次に、画像処理部3が白欠陥のスライスレベルTdを決定する際の動作について説明する。
図13(a)および(b)は、ブラックマトリックス領域、RGB各画素および白欠陥のスライスレベルTdの関係を示す図である。
白欠陥部の明るさをIWHとし、RGB各画素の明るさをIR、IG、IBとする。IWHを基準としたとき、IR、IG、IBの各コントラスト値は以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
画像処理部3は、白欠陥部が最も明るくなるのでmin(CR,CG,CB)より小さい値をスライスレベルTdとして選択する。
Figure 0005099689
図14(a)は、欠陥の存在するカラーフィルタの入力画像を示す図である。(b)は、画像処理部が生成した黒欠陥抽出画像を示す図である。
図14(a)を参照して、カラーフィルタには、黒欠陥および白欠陥が混在している。画像処理部3は、黒欠陥のスライスレベルTdを用いて黒欠陥を検出し、図14(b)に示すような2値化された黒欠陥抽出画像を生成する。
図15(a)は、欠陥の存在するカラーフィルタの入力画像を示す図である。(b)は、画像処理部が生成した白欠陥抽出画像を示す図である。
図15(a)を参照して、カラーフィルタには、黒欠陥および白欠陥が混在している。画像処理部3は、白欠陥のスライスレベルTdを用いて白欠陥を検出し、図15(b)に示すような2値化された白欠陥抽出画像を生成する。
このように、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、カラーフィルタにおいて黒欠陥および白欠陥が混在している場合にも、黒欠陥および白欠陥を区別して検出することができる。
ところで、白欠陥は、ブラックマトリックス領域における白欠陥およびカラーフィルタ領域における白欠陥の2種類が存在する。たとえばブラックマトリックス領域における白欠陥に対しては、インクを塗布して抜けの部分を埋めて修正を行なうが、インクの塗布範囲をブラックマトリックス領域の幅に合わせることはできない。これは、インク塗布針のサイズを白欠陥のサイズに合わせて変更することができないからである。また、異なる径を有する複数個の針をカラーフィルタ欠陥修正装置101が備える構成とすることは可能であるが、あらゆる白欠陥を網羅することはできない。
このため、ブラックマトリックス領域における白欠陥を修正する際にインクを塗布するとはみ出しが発生する。すなわち、ブラックマトリックス領域にインクを塗布するとカラーフィルタ領域にはみ出すことになり、インクがはみ出した部分はカラーフィルタ領域の黒欠陥となる。そうすると、このカラーフィルタ領域における黒欠陥を検出し、レーザ光を照射して黒欠陥を除去し、黒欠陥を除去した部分にインクを塗布する必要が生じる。
カラーフィルタ領域における白欠陥を修正した後でブラックマトリックス領域における白欠陥を修正すると、上記のようにカラーフィルタ領域にはみ出したインク、すなわち黒欠陥を除去し、黒欠陥を除去した部分に再度インクを塗布する必要が生じ、欠陥修正時間が増大してしまう。したがって、修正順序としては、ブラックマトリックス領域における白欠陥を修正した後でカラーフィルタ領域における白欠陥を修正する順序が好ましい。
なお、カラーフィルタ領域における白欠陥を修正した際にインクがブラックマトリックス領域にはみ出す場合があるが、ブラックマトリックス領域にはみ出したインクはカラーフィルタを通過すべき光をさえぎらないため、大きな問題にはならない。
そこで、画像処理部3は、ブラックマトリックス領域における白欠陥およびカラーフィルタ領域における白欠陥を判別し、ブラックマトリックス領域における白欠陥を修正した後でカラーフィルタ領域における白欠陥を修正する。
図16は、画像処理部がカラーフィルタ領域における白欠陥抽出画像を生成する動作を示す図である。図17は、画像処理部がブラックマトリックス領域における白欠陥抽出画像を生成する動作を示す図である。
カラーフィルタ領域のマスク画像は、カラーフィルタ領域が1であり、ブラックマトリックス領域を含むカラーフィルタ領域以外の部分が0の2値化された画像である。また、白欠陥抽出画像は、欠陥部分が1であり、欠陥部分以外の部分が0の2値化された画像である。したがって、画像処理部3は、カラーフィルタ領域のマスク画像と白欠陥抽出画像との論理積を演算することにより、カラーフィルタ領域における白欠陥抽出画像を生成する。また、画像処理部3は、カラーフィルタ領域のマスク画像の論理レベルを反転した画像と白欠陥抽出画像との論理積を演算することにより、ブラックマトリックス領域における白欠陥抽出画像を生成する。
[センタリング]
次に、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置における制御用コンピュータ2がセンタリングを行なう際の動作について説明する。
図18は、画像処理部が欠陥マスク画像を生成する動作を示す図である。
図18を参照して、画像処理部3は、前述のように黒欠陥抽出画像および白欠陥抽出画像を生成し、両者の論理和を演算することにより、欠陥マスク画像を生成する。
そして、画像処理部3は、欠陥マスク画像において値が1である部分(図18においてハッチングのない部分)の重心位置を計算する。
すなわち、画像処理部3は、欠陥マスク画像において、値1の画素の総数をNとし、値1の画素iの座標を(Xi,Yi)とすると、欠陥部位の重心座標(XG,YG)を次の式に基づいて算出する。
Figure 0005099689
そして、制御用コンピュータ2は、画像処理部3の算出結果に基づいて、欠陥部位の重心座標(XG,YG)が画面中心に一致するように位置決め機構51を制御する。
[色判定]
次に、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が欠陥を含む絵素の色判定を行なう際の動作について説明する。
図19は、欠陥抽出画像の一例を示す図である。
生成したカラーフィルタ領域のマスク画像から各絵素におけるカラーフィルタ領域の位置が明らかになっているため、画像処理部3は、各絵素のカラーフィルタ領域の位置と欠陥抽出画像とを照合することにより、欠陥ERRを含む絵素PERRを特定する。より詳細には、画像処理部3は、欠陥の位置情報として欠陥に外接する長方形Rの頂点座標を求め、この長方形Rを含む絵素(以下、欠陥絵素とも称する)を検出する。
次に、画像処理部3は、予め登録されている色情報と欠陥絵素PERRの色情報とを比較し、欠陥絵素の色を特定する。
より詳細には、画像処理部3に、予めRGB各絵素の色相代表値を登録しておく。RGBそれぞれの色相代表値をHR、HG、HBとすると、HR、HG、HBは以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
式(D1)において、Hm(x,y)は色相値を表わし、登録画像m(x,y)におけるRGB値から後述する変換式により求められる。また、(x1,y1)は測定領域の左上端座標であり、(x2,y2)は測定領域の右下端座標を示す。つまり、HR、HG、HBは測定領域内の色相平均値である。
図20は、RGB各絵素の色相ヒストグラムを示す図である。
図20を参照して、実際にはRGB各絵素の色相値はそれぞれHR、HG、HBを中心として分布しているので、画像処理部3は、RGB各絵素の色相代表値を(HR±rR)、(HG±rG)、(HB±rB)として保持する。rR、rG、rBは、HR、HG、HBを中心とする各分布の標準偏差をσとおくとたとえば3×σである。
図21は、画像処理部が色相情報計算マスク画像を生成する動作を示す図である。
図21を参照して、画像処理部3は、欠陥抽出画像とカラーフィルタ領域マスク画像との排他的論理和を演算することにより、色相情報計算マスク画像を生成する。
画像処理部3は、色相情報計算マスク画像において値1(図21においてハッチングのない部分)の画素についてのみ色相値を計算する。画像処理部3は、ブラックマトリックス領域と同じ値0である欠陥部分は色相値が不明であるため、計算対象外とする。
生成したカラーフィルタ領域のマスク画像から各絵素のカラーフィルタ領域の位置が明らかになっているため、画像処理部3は、各カラーフィルタ領域において色相情報計算マスクの値が1の画素の色相値を累算し、カラーフィルタ領域ごとに色相値の平均値を求める。そして、画像処理部3は、求めた平均値とRGB各絵素の色相代表値とを比較し、求めた平均値が最も近い色相代表値に対応する色をカラーフィルタ領域の色と決定する。
ここで、カラーフィルタ内の色相情報計算マスクがすべて0の場合は、色不定となる。
この場合は後述するように予め登録された色並び情報に基づいてカラーフィルタ領域の色を特定する。
次に、登録画像m(x,y)におけるRGB値から色相値を算出する方法を説明する。
カラーCCDカメラで撮影された画像では、色の3原色であるRGBの3つの値を用いて色を表わすが、色合いおよび鮮やかさ等の感覚的な量はRGBの値では分かりにくいので、人間の感覚に近い表色系が考案されている。表色系の1つとしてHSV表色系がある。ここで、Hは色相、Sは彩度、Vは明るさを示す。HSV表色系はRGB値から容易に計算することができ、コンピュータによる画像処理の分野で用いられている。
RGB値の内、最小値をfminとし、最大値をfmaxとすると、明るさVはV=fmaxで表わされる。
また、色相Hおよび彩度Sは以下のように算出される。
Figure 0005099689
[色判定の信頼度]
次に、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置における色判定の信頼度の算出方法および使用方法について説明する。
図22(a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置において絵素の色判定の信頼度が低い場合において行なわれる色判定の様子を示す図である。
各カラーフィルタ領域において、色判定を行う絵素のカラーフィルタ領域に相当する撮像画像上の総画素数をNとし、色判定に用いた色相情報マスクの値1に相当する撮像画像上の画素数をNmとすると、絵素の色判定に対する信頼度RはR=Nm/Nで表わされる。
画像処理部3は、信頼度Rが所定値以上の絵素については前述のカラーフィルタ領域の色相値の平均値と色相代表値との比較による色判定結果を信頼する。一方、画像処理部3は、信頼度Rが所定値未満の絵素については、予め登録されている色並び情報と照合し、色並び情報に対して矛盾がある場合は色判定結果を訂正する。
ここで、色並び情報は論理的なものであり、たとえばカラーフィルタの入力画像の横方向がRGBという配列になっているのであれば(RGB)という並び順を記憶しておく。色並び情報は、たとえばカラーフィルタ欠陥修正装置101に設定するレシピに入力しておく。なお、レシピは、たとえば制御用コンピュータ2における記憶部に保存される。
まず、図22(a)に示すように、入力画像の横方向においてRGB各絵素が(RGB)の順でストライプ状に配列されている場合について説明する。画像処理部3は、入力画像の左上から右下に向かって絵素を走査していき、信頼度Rの低い絵素(図22(a)のD1)が出現した場合、信頼度Rが低い絵素の手前の絵素(図22(a)のD2)の次の絵素の色を色並び情報から検索する。そして、色並び情報から検索した色と信頼度Rが低い絵素の上の絵素(図22(a)のD3)の色とが同じ場合には色並び情報から検索した色を信頼度Rが低い絵素の色であると決定する。また、信頼度Rが低い絵素の上の絵素の色が不定である場合には、信頼度Rが低い絵素の下の絵素(図22(a)のD4)の色と色並び情報から検索した色とを照合する。信頼度Rが低い絵素の下の絵素の色が不定である場合には、信頼度Rが低い絵素の次の絵素(図22(a)のD5)の手前の絵素の色を色並び情報から検索し、信頼度Rが低い絵素の次の絵素(図22(a)のD5)の上の絵素(図22(a)のD6)または信頼度Rが低い絵素の次の絵素の下の絵素(図22(a)のD7)の色と色並び情報から検索した色とを照合する。
次に、図22(b)に示すように、入力画像の縦方向においてRGB各絵素が(RGB)の順でストライプ状に配列されている場合について説明する。画像処理部3は、入力画像の左上から右下に向かって絵素を走査していき、信頼度Rの低い絵素(図22(b)のD1)が出現した場合、信頼度Rが低い絵素の手前の絵素(図22(b)のD2)の次の絵素の色を色並び情報から検索する。そして、色並び情報から検索した色と信頼度Rが低い絵素の左の絵素(図22(b)のD3)の色とが同じ場合には色並び情報から検索した色を信頼度Rが低い絵素の色であると決定する。また、信頼度Rが低い絵素の左の絵素の色が不定である場合には、信頼度Rが低い絵素の右の絵素(図22(b)のD4)の色と色並び情報から検索した色とを照合する。信頼度Rが低い絵素の右の絵素の色が不定である場合には、信頼度Rが低い絵素の次の絵素(図22(b)のD5)の手前の絵素の色を色並び情報から検索し、信頼度Rが低い絵素の次の絵素(図22(b)のD5)の左の絵素(図22(b)のD6)または信頼度Rが低い絵素の次の絵素の右の絵素(図22(b)のD7)の色と色並び情報から検索した色とを照合する。
次に、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置がカラーフィルタにおけるレーザ照射領域およびインク塗布領域を決定する際の動作について説明する。なお、レーザ照射領域およびインク塗布領域の決定は、画像処理部3の代わりに制御用コンピュータ2が行なう構成であってもよい。
以下では、たとえば、スリットSLの形状は四角形であり、カラーフィルタにおいて塗布されるインクの形状は円であると仮定して説明する。また、たとえば、以下に示す図の紙面横方向において、ブラックマトリックス領域BMの幅をWとし、インク塗布円IAの直径をDとし、カラーフィルタ領域CFの幅をCとし、スリットSLの幅をSとすると、C≧S>WかつC≧D>Wであると仮定して説明する。
なお、インク塗布円IAの直径については、通常、基板にインクを塗布すると、基板表面に付着したインクは円形状に広がっていく。そして、この円の直径を実測し、実測した直径をインク塗布円IAの直径Dとしてカラーフィルタ欠陥修正装置101に使用させる。また、インク塗布およびインク塗布円IAの直径の測定を繰り返し行なって、複数回測定した直径の平均値をインク塗布円IAの直径Dとしてカラーフィルタ欠陥修正装置101に使用させる場合もある。
制御用コンピュータ2は、画像処理部3によるレーザ照射領域およびインク塗布領域の算出結果に基づいてレーザ照射部7、インク塗布部9および位置決め機構51を制御して、カラーフィルタの欠陥箇所にレーザ光を照射し、また、インクを塗布する。
制御用コンピュータ2は、可変スリット部8によって形成されるスリットSLを初期位置に移動させる。より詳細には、画像処理部3は、検出された欠陥ERRの位置に基づいてスリットSLの初期位置を決定する。たとえば、画像処理部3は、欠陥ERRに外接する長方形Rの中心とスリットSLの中心とが一致するようにスリットSLの初期位置を決定する。そして、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLを初期位置に移動させる。
次に、画像処理部3は、初期位置におけるスリットSLを介してレーザ光が照射されるであろうカラーフィルタの領域(仮レーザ照射領域)とブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFとの重なり領域に基づいてスリットSLの初期位置を補正することによりスリットSLの最終位置、すなわち実際にレーザ光を照射する際のスリットSLの位置を決定する。
そして、レーザ照射部7は、最終位置におけるスリットSLを介してカラーフィルタにレーザ光を照射する。
図23(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図23(b)は、図23(a)におけるXXIIIB−XXIIIB断面を示す断面図である。図24(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図24(b)は、図24(a)におけるXXIVB−XXIVB断面を示す断面図である。
画像処理部3は、検出された欠陥ERRがブラックマトリックス領域BM近傍のカラーフィルタ領域CFに存在する場合等、欠陥ERRの全領域がカラーフィルタ領域CFに存在する場合には、スリットSLを介してレーザ光が照射されるカラーフィルタの領域(以下、レーザ照射領域RAとも称する。)が、欠陥ERRの少なくとも一部を含み、かつブラックマトリックス領域BMと重ならないようにスリットSLの初期位置を補正することによりスリットSLの最終位置を決定する。
図23を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの上枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの上枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離Lを求める。
図24を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ下枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図25(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図25(b)は、図25(a)におけるXXVB−XXVB断面を示す断面図である。図26(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図26(b)は、図26(a)におけるXXVIB−XXVIB断面を示す断面図である。
図25を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの左枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの左枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離Lを求める。
図26を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ右枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図27(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図27(b)は、図27(a)におけるXXVIIB−XXVIIB断面を示す断面図である。図28(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図28(b)は、図28(a)におけるXXVIIIB−XXVIIIB断面を示す断面図である。
図27を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの下枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの下枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離Lを求める。
図28を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ上枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図29(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図29(b)は、図29(a)におけるXXIXB−XXIXB断面を示す断面図である。図30(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図30(b)は、図30(a)におけるXXXB−XXXB断面を示す断面図である。
図29を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの右枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの右枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離Lを求める。
図30を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ左枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図31(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図31(b)は、図31(a)におけるXXXIB−XXXIB断面を示す断面図である。図31(c)は、図31(a)におけるXXXIC−XXXIC断面を示す断面図である。図32(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図32(b)は、図32(a)におけるXXXIIB−XXXIIB断面を示す断面図である。図32(c)は、図32(a)におけるXXXIIC−XXXIIC断面を示す断面図である。
図31を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの上枠側の領域および左枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの上枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L1と、レーザ照射領域RAの左枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L2とを求める。
図32を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ下枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ右枠側へ移動させる。これにより、スリットSLの最終位置とブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図33(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図33(b)は、図33(a)におけるXXXIIIB−XXXIIIB断面を示す断面図である。図33(c)は、図33(a)におけるXXXIIIC−XXXIIIC断面を示す断面図である。図34(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図34(b)は、図34(a)におけるXXXIVB−XXXIVB断面を示す断面図である。図34(c)は、図34(a)におけるXXXIVC−XXXIVC断面を示す断面図である。
図33を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの下枠側の領域および右枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの下枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L1と、レーザ照射領域RAの右枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L2とを求める。
図34を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ上枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ左枠側へ移動させる。これにより、スリットSLの最終位置とブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図35(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図35(b)は、図35(a)におけるXXXVB−XXXVB断面を示す断面図である。図35(c)は、図35(a)におけるXXXVC−XXXVC断面を示す断面図である。図36(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図36(b)は、図36(a)におけるXXXVIB−XXXVIB断面を示す断面図である。図36(c)は、図36(a)におけるXXXVIC−XXXVIC断面を示す断面図である。
図35を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの上枠側の領域および右枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの上枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L1と、レーザ照射領域RAの右枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L2とを求める。
図36を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ下枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ左枠側へ移動させる。これにより、スリットSLの最終位置とブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図37(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図37(b)は、図37(a)におけるXXXVIIB−XXXVIIB断面を示す断面図である。図37(c)は、図37(a)におけるXXXVIIC−XXXVIIC断面を示す断面図である。図38(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図38(b)は、図38(a)におけるXXXVIIIB−XXXVIIIB断面を示す断面図である。図38(c)は、図38(a)におけるXXXVIIIC−XXXVIIIC断面を示す断面図である。
図37を参照して、画像処理部3は、レーザ照射領域RAの下枠側の領域および左枠側の領域とブラックマトリックス領域BMとが重なっている場合には、レーザ照射領域RAの下枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L1と、レーザ照射領域RAの左枠からブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの境界までの距離L2とを求める。
図38を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ上枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ右枠側へ移動させる。これにより、スリットSLの最終位置とブラックマトリックス領域BMとが重ならないようにすることができる。
図39(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図39(b)は、図39(a)におけるXXXIXB−XXXIXB断面を示す断面図である。図40(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図40(b)は、図40(a)におけるXLB−XLB断面を示す断面図である。
画像処理部3は、検出された欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在する場合には、レーザ照射領域RAが欠陥ERRの少なくとも一部を含み、かつレーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域が最小になるようにスリットSLの初期位置を補正することによりスリットSLの最終位置を決定する。
図39を参照して、画像処理部3は、前述の欠陥検出処理により、欠陥ERRに外接する長方形Rの頂点A〜頂点Dの座標を求める。画像処理部3は、長方形Rとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域に基づいてスリットSLの初期位置を補正することによりスリットSLの最終位置を決定する。
すなわち、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの上部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの上枠から長方形Rまでの距離Lを求める。
図40を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ下枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図41(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図41(b)は、図41(a)におけるXLIB−XLIB断面を示す断面図である。図42(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図42(b)は、図42(a)におけるXLIIB−XLIIB断面を示す断面図である。
図41を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの左部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの左枠から長方形Rまでの距離Lを求める。
図42を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ右枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図43(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図43(b)は、図43(a)におけるXLIIIB−XLIIIB断面を示す断面図である。図44(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図44(b)は、図44(a)におけるXLIVB−XLIVB断面を示す断面図である。
図43を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの下部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの下枠から長方形Rまでの距離Lを求める。
図44を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ上枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図45(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図45(b)は、図45(a)におけるXLVB−XLVB断面を示す断面図である。図46(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図46(b)は、図46(a)におけるXLVIB−XLVIB断面を示す断面図である。
図45を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの右部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの右枠から長方形Rまでの距離Lを求める。
図46を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離Lだけ左枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図47(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図47(b)は、図47(a)におけるXLVIIB−XLVIIB断面を示す断面図である。図47(c)は、図47(a)におけるXLVIIC−XLVIIC断面を示す断面図である。図48(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図48(b)は、図48(a)におけるXLVIIIB−XLVIIIB断面を示す断面図である。図48(c)は、図48(a)におけるXLVIIIC−XLVIIIC断面を示す断面図である。
図47を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの上部および左部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの上枠から長方形Rまでの距離L1と、レーザ照射領域RAの左枠から長方形Rまでの距離L2とを求める。
図48を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ下枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ右枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図49(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図49(b)は、図49(a)におけるXLIXB−XLIXB断面を示す断面図である。図49(c)は、図49(a)におけるXLIXC−XLIXC断面を示す断面図である。図50(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図50(b)は、図50(a)におけるLB−LB断面を示す断面図である。図50(c)は、図50(a)におけるLC−LC断面を示す断面図である。
図49を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの下部および右部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの下枠から長方形Rまでの距離L1と、レーザ照射領域RAの右枠から長方形Rまでの距離L2とを求める。
図50を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ上枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ左枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図51(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図51(b)は、図51(a)におけるLIB−LIB断面を示す断面図である。図51(c)は、図51(a)におけるLIC−LIC断面を示す断面図である。図52(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図52(b)は、図52(a)におけるLIIB−LIIB断面を示す断面図である。図52(c)は、図52(a)におけるLIIC−LIIC断面を示す断面図である。
図51を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの上部および右部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの上枠から長方形Rまでの距離L1と、レーザ照射領域RAの右枠から長方形Rまでの距離L2とを求める。
図52を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ下枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ左枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図53(a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図53(b)は、図53(a)におけるLIIIB−LIIIB断面を示す断面図である。図53(c)は、図53(a)におけるLIIIC−LIIIC断面を示す断面図である。図54(a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。図54(b)は、図54(a)におけるLIVB−LIVB断面を示す断面図である。図54(c)は、図54(a)におけるLIVC−LIVC断面を示す断面図である。
図53を参照して、画像処理部3は、欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在し、かつ欠陥ERRの下部および左部がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、レーザ照射領域RAの下枠から長方形Rまでの距離L1と、レーザ照射領域RAの左枠から長方形Rまでの距離L2とを求める。
図54を参照して、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、スリットSLの中心を距離L1だけ上枠側へ移動させ、かつスリットSLの中心を距離L2だけ右枠側へ移動させる。これにより、レーザ照射領域RAとブラックマトリックス領域BMとの重なり領域を最小にすることができる。
図55は、ブラックマトリックス領域およびカラーフィルタ領域にまたがって欠陥が存在する状態を示す図である。
画像処理部3は、検出された欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFにまたがって存在する場合、すなわち検出された欠陥ERRがブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFの両方に存在する場合には、ブラックマトリックス領域BMにおける欠陥領域の大きさとカラーフィルタ領域CFにおける欠陥領域の大きさとを比較する。
そして、インク塗布部9は、画像処理部3の比較結果に基づいて、ブラックマトリックス領域BMおよびカラーフィルタ領域CFのうち、欠陥領域の大きい方の領域に対応する色のインクを選択し、レーザ光が照射されたカラーフィルタの領域に選択した色のインクを塗布する。
具体的には、ブラックマトリックス領域BMにおける欠陥領域すなわちブラックマトリックス領域BMと同色で着色されるべき部分の面積をSA、カラーフィルタ領域CFにおける画素と同色で着色されるべき部分の面積をSBとする。インク塗布部9は、SA>SBの場合には、ブラックマトリックス領域BMと同色のインクを選択し、SA≦SBの場合には、画素と同色のインクを選択する。
ここで、上記の方法では、本来塗布されるべきインクとは異なる色のインクが塗布される部分が生じるが、この部分の面積が製品の規格を満足する場合には、上記の方法を採用することができる。このような方法により、ブラックマトリックス領域BMに対応する色のインクおよびカラーフィルタ領域CFに対応する色のインクの両方を用いて欠陥修正を行なう場合と比べて短時間で修正作業を完了することができる。
図55を参照して、ブラックマトリックス領域BMにおける欠陥ERRの領域AR1は、カラーフィルタ領域CFにおける欠陥ERRの領域AR2より小さい。この場合、インク塗布部9は、画像処理部3の比較結果に基づいて、カラーフィルタ領域CFに対応するRGBいずれかの色のインクを選択する。
図56は、ブラックマトリックス領域およびカラーフィルタ領域にまたがって欠陥が存在する状態を示す図である。
図56を参照して、ブラックマトリックス領域BMにおける欠陥ERRの領域AR1は、カラーフィルタ領域CFにおける欠陥ERRの領域AR2より大きい。この場合、インク塗布部9は、画像処理部3の比較結果に基づいて、ブラックマトリックス領域BMに対応する色のインクを選択する。
なお、インク塗布部9は、欠陥ERRの全領域がカラーフィルタ領域CFに存在する場合には、カラーフィルタ領域CFに対応する色のインクを選択し、レーザ光が照射されたカラーフィルタの領域に選択した色のインクを塗布する。また、インク塗布部9は、欠陥ERRの全領域がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、ブラックマトリックス領域BMに対応する色のインクを選択し、レーザ光が照射されたカラーフィルタの領域に選択した色のインクを塗布する。
図57(a)〜(c)は、ブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合におけるスリット位置SLを示す図である。ここでは、図57の紙面横方向がx軸方向であり、紙面縦方向がy軸方向であるとして説明する。
図57(a)を参照して、検出された欠陥ERRの全領域がブラックマトリックス領域BMの幅方向の全部および延在方向の一部に存在している。
制御用コンピュータ2は、可変スリット部8によって形成されるスリットSLを初期位置に移動させる。より詳細には、制御用コンピュータ2は、位置決め機構51を制御することにより、カラーフィルタの欠陥ERRの中心すなわちブラックマトリックス領域BMの中心線MLとスリットSLの中心とが一致するようにスリットSLを移動させる。
図57(b)を参照して、次に、画像処理部3は、レーザ照射領域RAが欠陥ERRの少なくとも一部を含み、かつブラックマトリックス領域BMおよび1つのカラーフィルタ領域CFと重なるようにスリットSLの初期位置を補正することによりスリットSLの最終位置を決定する。
より詳細には、画像処理部3は、ブラックマトリックス領域BMの中心線MLから(S−W)/2だけブラックマトリックス領域BMの幅方向にスリットSLの初期位置をシフトした位置を、ブラックマトリックス領域BMの幅方向におけるスリットSLの最終位置に決定する。
図57(c)を参照して、次に、画像処理部3は、スリットSLをブラックマトリックス領域BMの延在方向にシフトする。たとえば、画像処理部3は、図57(c)において紙面上部から紙面下部へスリットSLをシフトする場合には、スリットSLの上辺と欠陥ERRの上辺とが一致するように、最初にレーザ光を照射する領域すなわちブラックマトリックス領域BMの延在方向におけるスリットSLの初期位置を決定する。このときのスリットSLの中心のy座標をpBとする。
また、画像処理部3は、スリットSLの下辺と欠陥ERRの下辺とが一致するように、最後にレーザ光を照射する領域すなわちブラックマトリックス領域BMの延在方向におけるスリットSLの最終位置を決定する。このときのスリットSLの中心のy座標をpTとする。
スリットSLの最大シフト量をPとし、レーザ照射によるカット総回数をnとすると、スリットSLの中心のy座標、およびスリットSLのシフト量pは以下の式で表わされる。
Figure 0005099689
図58(a)〜(e)は、紙面縦方向に延在するブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合において、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が欠陥を修正する際の動作を示す図である。また、図59(a)〜(e)は、紙面横方向に延在するブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合において、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が欠陥を修正する際の動作を示す図である。
まず、制御用コンピュータ2は、インク塗布円IAを初期位置に移動させる。より詳細には、画像処理部3は、検出された欠陥ERRの全領域がブラックマトリックス領域BMに存在する場合には、位置決め機構51を制御することにより、カラーフィルタの欠陥ERRの中心すなわちブラックマトリックス領域BMの中心線MLとインク塗布円IAとが一致するようにインク塗布部9を移動させる。
図58(a)および図59(a)を参照して、次に、画像処理部3は、インク塗布円IAが欠陥ERRの少なくとも一部を含み、かつブラックマトリックス領域BMおよび1つのカラーフィルタ領域CFと重なるようにインク塗布円IAの初期位置を補正することによりインク塗布円IAの最終位置を決定する。
より詳細には、画像処理部3は、ブラックマトリックス領域BMの中心線MLから(D−W)/2だけブラックマトリックス領域BMの幅方向にインク塗布円IAをシフトした位置を、ブラックマトリックス領域BMの幅方向におけるインク塗布円IAの最終位置に決定する。なお、画像処理部3は、ブラックマトリックス領域BMの延在方向におけるインク塗布円IAの中心座標は、たとえばブラックマトリックス領域BMの延在方向におけるスリットSLの中心座標と同じ位置に設定する。
図58(b)および図59(b)を参照して、制御用コンピュータ2は、画像処理部3が決定したカット位置すなわちスリットSLの最終位置に基づいてレーザ照射部7および位置決め機構51を制御することにより、カラーフィルタの欠陥箇所にレーザ光を照射する。
図58(c)および図59(c)を参照して、制御用コンピュータ2は、画像処理部3が決定したインク塗布領域すなわちインク塗布円IAの最終位置に基づいてインク塗布部9および位置決め機構51を制御することにより、カラーフィルタの欠陥箇所にブラックマトリックス領域BMと同色のインクを塗布する。このとき、カラーフィルタ領域CF2にはブラックマトリックス領域BMと同色のインクが食み出しているが、カラーフィルタ領域CF1には食み出していない。
図58(d)および図59(d)を参照して、画像処理部3は、カラーフィルタ領域CF2に食み出しているインクをカットするためのスリット位置SLを決定する。この場合、画像処理部3は、たとえば、欠陥ERRの全領域がカラーフィルタ領域CFに存在する場合である前述の図23〜図38に示す場合と同様の方法でカット位置すなわちスリット位置SLの最終位置を決定する。
そして、制御用コンピュータ2は、画像処理部3が決定したカット位置すなわちスリットSLの最終位置に基づいてレーザ照射部7および位置決め機構51を制御することにより、カラーフィルタにレーザ光を照射する。
図58(e)および図59(e)を参照して、画像処理部3は、たとえば、インク塗布円IAの中心をスリットSLの中心と同じ位置に設定する。
そして、制御用コンピュータ2は、画像処理部3が決定したインク塗布領域すなわちインク塗布円IAの最終位置に基づいてインク塗布部9および位置決め機構51を制御することにより、図58(d)および図59(d)で示すレーザ光の照射領域にカラーフィルタ領域CF2と同色のインクを塗布する。
以上のように、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、ブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合には、ブラックマトリックス領域BMを介して対向して配置された2つのカラーフィルタ領域CFの両方にインクが食み出すことのないようにカラーフィルタの欠陥修正を行なう。すなわち、ブラックマトリックス領域BMと同色のインクを塗布する際に一方のカラーフィルタ領域CFのみにインクが食み出すようにインク塗布領域を決定する。
ここで、ブラックマトリックス領域BMの幅Wよりも小さいインク塗布円IAの直径Dが得られるインク塗布用針14をインク塗布部9が含む構成とすれば、ブラックマトリックス領域BMに欠陥の全領域が存在する場合において、ブラックマトリックス領域BMと同色のインクがカラーフィルタ領域CFに食み出すことを防ぐことができる。しかしながら、そのような径の小さいインク塗布針を製造することは困難であり、また、製造コストが高くなってしまう。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、径の大きいインク塗布用針14を使用しても、2つのカラーフィルタ領域CFの両方にインクが食み出すことを防ぐことができるため、インク塗布後の修正作業を短時間で完了することができる。また、ブラックマトリックス領域BMと同色のインクが食み出した部分にレーザ光を照射する際に同時に除去されてしまうカラーフィルタ領域CFにおける正常な領域を最小限に抑えることができる。
ところで、特許文献1および特許文献2記載の構成では、カラーフィルタの欠陥修正に関し、欠陥よりも大きな面積をレーザにてカットする場合があり、この場合には本発明の作業内容と比較して修正作業に時間を要する問題点がある。
また、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が行なう上記スリット位置の算出方法の他に、スリットSLのサイズを欠陥のサイズに合わせる方法も考えられる。しかしながら、スリットSLのサイズは塗布されたインクの広がりを考慮して決定する必要がある。すなわち、スリットSLのサイズすなわちカットサイズを小さくするとカラーフィルタにおける正常領域へのインクのはみ出し量が多くなる。そうすると、インクが食み出した領域の膜厚が許容値を超えて大きくなるため、新たに欠陥をつくってしまう場合がある。このため、欠陥のサイズがインク塗布領域より小さい場合には、欠陥のサイズに合わせてスリットSLのサイズを小さく変更することは困難である。
また、レーザ光が照射されたカラーフィルタの領域においてインクが塗布されない部分が生じることを防ぐために、かつ正常領域へのインクの食み出しを抑制するために、インク塗布円IAがスリットSLの枠に内接するようにスリットSLのサイズを設定する場合がある。したがって、欠陥ERRのサイズがインク塗布円IAより小さい場合、スリットSLのサイズを欠陥ERRのサイズに合わせて変更することは困難である。
しかしながら、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、画像処理部3は、カラーフィルタの欠陥を検出し、検出された欠陥と、カラーフィルタ領域CFおよびブラックマトリックス領域BMとの位置関係に基づいて、カラーフィルタにおいて修正処理を行なうべき領域を決定する。このように、欠陥が発生した位置に応じて適切にカラーフィルタの修正領域を算出する構成により、スリットSLのサイズを欠陥のサイズに合わせて変更することなく、カラーフィルタの正常な領域に対して余計な修正処理が行なわれることを最小限に抑えることができる。したがって、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置では、カラーフィルタの欠陥修正を適切に行なうことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置の構成を示す外観図である。 XYスリット機構の構成を示す図である。 XYスリット機構に含まれるX方向の調整機構の構成を示す外観平面図である。 θスリット機構の構成を示す外観平面図である。 本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置のインク塗布部の構成を示す外観図である。 カラーフィルタにおけるブラックマトリックス領域、カラーフィルタ領域および絵素の関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置がカラーフィルタの1つの欠陥を修正する際の動作手順を定めたフローチャートである。 入力画像および2値化入力画像を示す図である。 (a)は、登録画像を示す図である。(b)は、2値化入力画像を示す図である。(c)は、カラーフィルタ領域のマスク画像を示す図である。 (a)および(b)は、画像処理部が入力画像の水平方向に欠陥検出を行なう際の動作を示す図である。 (a)および(b)は、画像処理部が入力画像の垂直方向に欠陥検出を行なう際の動作を示す図である。 (a)および(b)は、ブラックマトリックス領域、RGB各画素および黒欠陥のスライスレベルTdの関係を示す図である。 (a)および(b)は、ブラックマトリックス領域、RGB各画素および白欠陥のスライスレベルTdの関係を示す図である。 (a)は、欠陥の存在するカラーフィルタの入力画像を示す図である。(b)は、画像処理部が生成した黒欠陥抽出画像を示す図である。 (a)は、欠陥の存在するカラーフィルタの入力画像を示す図である。(b)は、画像処理部が生成した白欠陥抽出画像を示す図である。 画像処理部がカラーフィルタ領域における白欠陥抽出画像を生成する動作を示す図である。 画像処理部がブラックマトリックス領域における白欠陥抽出画像を生成する動作を示す図である。 画像処理部が欠陥マスク画像を生成する動作を示す図である。 欠陥抽出画像の一例を示す図である。 RGB各絵素の色相ヒストグラムを示す図である。 画像処理部が色相情報計算マスク画像を生成する動作を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置において絵素の色判定の信頼度が低い場合において行なわれる色判定の様子を示す図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図23(a)におけるXXIIIB−XXIIIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図24(a)におけるXXIVB−XXIVB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図25(a)におけるXXVB−XXVB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図26(a)におけるXXVIB−XXVIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図27(a)におけるXXVIIB−XXVIIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図28(a)におけるXXVIIIB−XXVIIIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図29(a)におけるXXIXB−XXIXB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図30(a)におけるXXXB−XXXB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図31(a)におけるXXXIB−XXXIB断面を示す断面図である。(c)は、図31(a)におけるXXXIC−XXXIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図32(a)におけるXXXIIB−XXXIIB断面を示す断面図である。(c)は、図32(a)におけるXXXIIC−XXXIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図33(a)におけるXXXIIIB−XXXIIIB断面を示す断面図である。(c)は、図33(a)におけるXXXIIIC−XXXIIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図34(a)におけるXXXIVB−XXXIVB断面を示す断面図である。(c)は、図34(a)におけるXXXIVC−XXXIVC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図35(a)におけるXXXVB−XXXVB断面を示す断面図である。(c)は、図35(a)におけるXXXVC−XXXVC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図36(a)におけるXXXVIB−XXXVIB断面を示す断面図である。(c)は、図36(a)におけるXXXVIC−XXXVIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図37(a)におけるXXXVIIB−XXXVIIB断面を示す断面図である。(c)は、図37(a)におけるXXXVIIC−XXXVIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図38(a)におけるXXXVIIIB−XXXVIIIB断面を示す断面図である。(c)は、図38(a)におけるXXXVIIIC−XXXVIIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図39(a)におけるXXXIXB−XXXIXB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図40(a)におけるXLB−XLB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図41(a)におけるXLIB−XLIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図42(a)におけるXLIIB−XLIIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図43(a)におけるXLIIIB−XLIIIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図44(a)におけるXLIVB−XLIVB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図45(a)におけるXLVB−XLVB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図46(a)におけるXLVIB−XLVIB断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図47(a)におけるXLVIIB−XLVIIB断面を示す断面図である。(c)は、図47(a)におけるXLVIIC−XLVIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図48(a)におけるXLVIIIB−XLVIIIB断面を示す断面図である。(c)は、図48(a)におけるXLVIIIC−XLVIIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図49(a)におけるXLIXB−XLIXB断面を示す断面図である。(c)は、図49(a)におけるXLIXC−XLIXC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図50(a)におけるLB−LB断面を示す断面図である。(c)は、図50(a)におけるLC−LC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図51(a)におけるLIB−LIB断面を示す断面図である。(c)は、図51(a)におけるLIC−LIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図52(a)におけるLIIB−LIIB断面を示す断面図である。(c)は、図52(a)におけるLIIC−LIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの初期位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図53(a)におけるLIIIB−LIIIB断面を示す断面図である。(c)は、図53(a)におけるLIIIC−LIIIC断面を示す断面図である。 (a)は、スリットの最終位置、カラーフィルタ領域、ブラックマトリックス領域および欠陥位置の一例を示す図である。(b)は、図54(a)におけるLIVB−LIVB断面を示す断面図である。(c)は、図54(a)におけるLIVC−LIVC断面を示す断面図である。 ブラックマトリックス領域およびカラーフィルタ領域にまたがって欠陥が存在する状態を示す図である。 ブラックマトリックス領域およびカラーフィルタ領域にまたがって欠陥が存在する状態を示す図である。 (a)〜(c)は、ブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合におけるスリット位置SLを示す図である。 (a)〜(e)は、紙面縦方向に延在するブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合において、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が欠陥を修正する際の動作を示す図である。 (a)〜(e)は、紙面横方向に延在するブラックマトリックス領域に欠陥の全領域が存在する場合において、本発明の実施の形態に係るカラーフィルタ欠陥修正装置が欠陥を修正する際の動作を示す図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ、2 制御用コンピュータ(制御部)、3 画像処理部、4 Z軸ステージ、5 XYテーブル、6 チャック台、7 レーザ照射部、8 可変スリット部、9 インク塗布部、10 モニタ、11 インク塗布用位置決めシリンダ、12 インクタンクテーブル、13 インクタンク、14 インク塗布用針、21 対物レンズ、31 X方向サイズ調整用モータ、32 Y方向サイズ調整用モータ、33〜34 開閉部、35 回転角度調整用モータ、36 ベルト、37 回転テーブル、50 修正処理部、51 位置決め機構、61 XYスリット機構、62 θスリット機構。

Claims (12)

  1. 光透過領域および前記光透過領域に隣接する遮光領域を有するカラーフィルタの欠陥を修正するカラーフィルタ欠陥修正装置であって、
    前記カラーフィルタの欠陥を検出し、前記検出された欠陥と、前記光透過領域および前記遮光領域との位置関係に基づいて、前記カラーフィルタにおいて修正処理を行なうべき領域を決定する画像処理部と、
    前記カラーフィルタにおける前記決定された領域へのレーザ光の照射およびインク塗布のうち少なくともいずれか一方の修正処理を行なう修正処理部とを備え
    前記修正処理部は、
    スリットを形成するスリット部と、
    前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射するレーザ照射部とを含み、
    前記画像処理部は、
    前記検出された欠陥の全領域が前記光透過領域に存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域と重ならないように前記スリットの位置を決定し、
    前記検出された欠陥が前記遮光領域および前記光透過領域にまたがって存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域と前記遮光領域との重なり領域が最小になるように前記スリットの位置を決定し、
    前記レーザ照射部は、前記決定された位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射するカラーフィルタ欠陥修正装置。
  2. 前記画像処理部は、さらに、前記検出された欠陥が前記遮光領域および前記光透過領域にまたがって存在する場合には、前記検出された欠陥のうちの前記遮光領域における欠陥の大きさと前記光透過領域における欠陥の大きさとを比較し、
    前記修正処理部は、
    前記遮光領域および前記光透過領域のうち、前記欠陥の大きい方の領域に対応する色のインクを選択し、前記カラーフィルタにおける前記決定された領域に前記選択した色のインクを塗布するインク塗布部を含む請求項1記載のカラーフィルタ欠陥修正装置。
  3. 前記カラーフィルタは、前記遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有し、
    前記スリットは、前記第1の光透過領域および前記第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有
    前記画像処理部は、前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域および1つの前記光透過領域と重なるように前記スリットの位置を決定する請求項1記載のカラーフィルタ欠陥修正装置。
  4. 前記カラーフィルタは、前記遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有し、
    前記修正処理部は、前記カラーフィルタにおいて、前記第1の光透過領域および前記第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有する領域にインクを塗布するインク塗布部を含み、
    前記画像処理部は、前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記インクが塗布される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域および1つの前記光透過領域と重なるように前記インク塗布部の位置を決定し、
    前記インク塗布部は、前記決定された位置において前記カラーフィルタにインクを塗布する請求項1記載のカラーフィルタ欠陥修正装置。
  5. 記画像処理部は、前記検出された欠陥の位置に基づいて前記スリットの第1の位置を決定し、前記検出された欠陥の全領域が前記光透過領域に存在する場合には、前記第1の位置における前記スリットを介して前記レーザ光が照射されるであろう前記カラーフィルタの領域と前記遮光領域との重なり領域に基づいて前記第1の位置を補正することにより前記スリットの第2の位置を決定し、
    前記レーザ照射部は、前記第2の位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射する請求項1記載のカラーフィルタ欠陥修正装置。
  6. 記画像処理部は、前記検出された欠陥の位置に基づいて前記スリットの第1の位置を決定し、前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記第1の位置における前記スリットを介して前記レーザ光が照射されるであろう前記カラーフィルタの領域と前記光透過領域との重なり領域に基づいて前記第1の位置を補正することにより前記スリットの第2の位置を決定し、
    前記レーザ照射部は、前記第2の位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射する請求項1記載のカラーフィルタ欠陥修正装置。
  7. 光透過領域および前記光透過領域に隣接する遮光領域を有するカラーフィルタの欠陥を修正するカラーフィルタ欠陥修正方法であって、
    前記カラーフィルタの欠陥を検出する第1のステップと、
    前記検出された欠陥と、前記光透過領域および前記遮光領域との位置関係に基づいて、前記カラーフィルタにおいて修正処理を行なうべき領域を決定する第2のステップと、
    前記カラーフィルタにおける前記決定された領域へのレーザ光の照射およびインク塗布のうち少なくともいずれか一方の修正処理を行なう第3のステップと
    スリットを形成する第4のステップとを含み、
    前記第2のステップにおいては、
    前記検出された欠陥の全領域が前記光透過領域に存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域と重ならないように前記スリットの位置を決定し、
    前記検出された欠陥が前記遮光領域および前記光透過領域にまたがって存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域と前記遮光領域との重なり領域が最小になるように前記スリットの位置を決定し、
    前記第3のステップにおいては、前記決定された位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射するカラーフィルタ欠陥修正方法。
  8. 前記第2のステップにおいては、さらに、前記検出された欠陥が前記遮光領域および前記光透過領域にまたがって存在する場合には、前記検出された欠陥のうちの前記遮光領域における欠陥の大きさと前記光透過領域における欠陥の大きさとを比較し、
    前記第3のステップにおいては、前記遮光領域および前記光透過領域のうち、前記欠陥の大きい方の領域に対応する色のインクを選択し、前記カラーフィルタにおける前記決定された領域に前記選択した色のインクを塗布する請求項記載のカラーフィルタ欠陥修正方法。
  9. 前記カラーフィルタは、前記遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有し、
    前記スリットは、前記第1の光透過領域および前記第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有し、
    前記第2のステップにおいては、前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記レーザ光が照射される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域および1つの前記光透過領域と重なるように前記スリットの位置を決定する請求項記載のカラーフィルタ欠陥修正方法。
  10. 前記カラーフィルタは、前記遮光領域を介して対向して配置される第1の光透過領域および第2の光透過領域を有し、
    前記第3のステップにおいては、前記第1の光透過領域および前記第2の光透過領域間の距離より大きい幅を有する前記カラーフィルタの領域にインクを塗布し、
    前記第2のステップにおいては、前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記インクが塗布される前記カラーフィルタの領域が前記検出された欠陥の少なくとも一部を含み、かつ前記遮光領域および1つの前記光透過領域と重なるようにインクを塗布する位置を決定し、
    前記第3のステップにおいては、前記決定された位置において、前記カラーフィルタの領域にインクを塗布する請求項記載のカラーフィルタ欠陥修正方法。
  11. 前記第2のステップにおいては、
    前記検出された欠陥の位置に基づいて前記スリットの第1の位置を決定
    前記検出された欠陥の全領域が前記光透過領域に存在する場合には、前記第1の位置における前記スリットを介して前記レーザ光が照射されるであろう前記カラーフィルタの領域と前記遮光領域との重なり領域に基づいて前記第1の位置を補正することにより前記スリットの第2の位置を決定
    前記第3のステップにおいては、前記第2の位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射する請求項記載のカラーフィルタ欠陥修正方法。
  12. 前記第2のステップにおいては、
    前記検出された欠陥の位置に基づいて前記スリットの第1の位置を決定
    前記検出された欠陥の全領域が前記遮光領域に存在する場合には、前記第1の位置における前記スリットを介して前記レーザ光が照射されるであろう前記カラーフィルタの領域と前記光透過領域との重なり領域に基づいて前記第1の位置を補正することにより前記スリットの第2の位置を決定
    前記第3のステップにおいては、前記第2の位置における前記スリットを介して前記カラーフィルタにレーザ光を照射する請求項記載のカラーフィルタ欠陥修正方法。
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