JP5099500B2 - 表面被覆切削工具 - Google Patents

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Description

この発明は、被削材自身が高い粘性を有し、かつ切削時の切削工具表面部の硬質被覆層に対する粘着性も高く、この結果切削抵抗のきわめて高いものとなる軟鋼やステンレス鋼、さらに高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削加工で、硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。
従来の被覆工具として、炭化タングステン基(以下、WC基で示す)超硬合金または炭窒化チタン基(以下、TiCN基で示す)サーメットで構成された基体(以下、これらを総称して工具基体という)の表面に、
(a)下部層として、TiC、TiCNからなるTi化合物層、
(b)上部層として、Al層と、TiCO、TiNO、TiCNOからなるTi化合物層の交互積層
上記(a)、(b)からなる硬質被覆層を蒸着形成した被覆工具が知られている。
また、Al層の耐衝撃性の改善を図るため、Al層にかえて(Al,Zr)層を蒸着形成することも知られており、この被覆工具が、例えば各種の鋼や鋳鉄などの連続切削や断続切削に用いられていることも知られている。
特開昭54−66912号公報 特開2006−289557号公報
近年の切削装置の高性能化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化、省エネ化、高効率化、低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削加工は一段と過酷な条件下で行われる傾向にあるが、上記の従来被覆工具においては、これを鋼や鋳鉄などの通常の条件での連続切削や断続切削に用いた場合には問題はないが、特にこれを軟鋼やステンレス鋼、さらに高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削加工に用いた場合には、切刃部には高負荷がかかることに加え、前記難削材自身が高い粘性を有し、かつ切削時の切削工具表面部の硬質被覆層に対する粘着性も高く、この傾向は切削加工時に発生する高熱によって一段と増大することと相俟って、切削抵抗のきわめて高いものとなり、一方、硬質被覆層の高温強度、耐熱性が不十分であるため、切刃部に作用する高負荷、高切削抵抗によって硬質被覆層にはチッピング(微小欠け)、熱塑性変形が発生し易くなり、その結果、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、硬質被覆層の上部層を、Al層とTiCNO層の交互積層で構成した従来被覆工具の耐チッピング性向上を図るべく研究を行った結果、以下の知見を得た。
(a)上記従来被覆工具の硬質被覆層の上部層、すなわち、TiCNO層とAl層との交互積層構造で構成される上部層において、その構成層であるAl層を、Al層に比して耐衝撃性にすぐれる(Al,Zr)層で置き換ええて、TiCNO層と(Al,Zr)層の交互積層構造からなる上部層を構成し、硬質被覆層として、このような上部層と、従来Ti化合物からなる下部層を蒸着形成した被覆工具を、難削材の高速高送り切削加工に用いたところ、(Al,Zr)層が耐衝撃性にすぐれることから、ある程度チッピング発生を抑えることはできるものの、従来Ti化合物の高温強度、耐熱性が不十分であるために、十分に満足できる耐チッピング性を得ることはできない。
(b)ところで、上記従来被覆工具の硬質被覆層において、上記交互積層の構成層であるTiCNO(以下、従来TiCNOという)層は、例えば、通常の化学蒸着装置にて、
反応ガス組成:容量%で、TiCl:2〜10%、CO:1〜5%、CH:0.1〜5%、N:5〜30%、H2:残り、
反応雰囲気温度:950〜1050℃、
反応雰囲気圧力:6〜25kPa、
の条件(通常条件という)で蒸着形成されるが、
この蒸着条件を変更し、
反応ガス組成:容量%で、TiCl:2〜10%、CO:1〜5%、N:50〜60%、H2:残り、
反応雰囲気温度:850〜900℃、
反応雰囲気圧力:10〜22kPa、
の条件、即ち、通常条件に比して、メタン無添加の高窒素ガス組成かつ低温の蒸着条件で目標層厚(0.5〜3μm)になるまで蒸着形成すると、このような条件で蒸着形成されたTiCNO(以下、「改質TiCNO」という)層は、高温強度及び耐熱性が一段と向上するために、切刃部に高負荷、高切削抵抗が作用したとしてもチッピングの発生を抑制することができ、また、切刃部が過熱されても耐熱塑性変形性にすぐれ、偏摩耗の発生も抑制されるので、改質TiCNO層を硬質被覆層の構成層とする被覆工具は、難削材の高速高送り切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮するとともに、長期に亘ってすぐれた耐摩耗性を示すようになる。
(c)そして、上記の改質TiCNO層について、
電界放出型走査電子顕微鏡を用い、図2(a),(b)に概略説明図で例示される通り、縦断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記縦断面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(001)面および(011)面の法線がなす傾斜角(図2(a)には前記結晶面のうち(001)面の傾斜角が0度、(011)面の傾斜角が45度の場合、同(b)には(001)面の傾斜角が45度、(011)面の傾斜角が0度の場合を示しているが、これらの角度を含めて前記結晶粒個々のすべての傾斜角)を測定し、この場合前記結晶粒は、格子点にTi、炭素、窒素および酸素からなる構成原子がそれぞれ存在するNaCl型面心立方晶の結晶構造を有し、この結果得られた測定傾斜角に基づいて、それぞれ隣接する結晶粒相互間の界面における(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度を求めた場合に、前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が2度以上の場合を粒界であるとして設定し、その上で電界放出型走査電子顕微鏡を用い、上記改質TiCNO層の縦断面研磨面を、例えば、層厚(μm)×幅30(μm)の範囲で測定し、粒界として識別される部分のうち前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が15度以上の粒界の長さ(μm。以下、GBLという)を求め、さらに、このGBLと改質TiCNO層の層厚(μm。以下、Tで示す)の比(即ち、GBL/T)を求めると、前記改質TiCNO層は、表7に示される通り、GBL/Tが320〜600の範囲の大きな値を示し、この高いGBL/Tの値は、成膜時の反応ガス組成、反応雰囲気温度、反応雰囲気圧力の組み合わせによって変化すること(なお、前記通常条件で蒸着形成された従来TiCNO層は、表8に示される通り、GBL/Tは小さな値である。)。
(d)したがって、硬質被覆層の上部層が、Al層と従来TiCNO層との交互積層構造で構成される従来被覆工具において、Al層に代えて、耐衝撃性にすぐれる(Al,Zr)層を蒸着形成し、また、従来TiCNO層に代えて、高温強度、耐熱性、耐熱塑性変形性にすぐれる改質TiCNO層を蒸着形成し、(Al,Zr)層と改質TiCNO層との交互積層構造からなる硬質被覆層の上部層を形成したところ、このような硬質被覆層を蒸着形成してなる被覆工具は、(Al,Zr)層がすぐれた高温硬さ、耐熱性および耐衝撃性を備えると共に、改質TiCNO層がすぐれた耐熱性、耐熱塑性変形性と一段とすぐれた高温強度を備えることから、高熱発生を伴い、かつ、切刃部に高負荷、高切削抵抗が作用する、軟鋼、ステンレス鋼、高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削条件で用いた場合にも、従来被覆工具に比して、硬質被覆層が一段とすぐれた耐チッピング性を示すとともに、長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するようになること。
この発明は、上記の研究結果に基づいてなされたものであって、
「 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
(a)下部層が、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ2〜15μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、
(b)上部層が、0.5〜6μmの一層平均層厚を有するAl−Zr複合酸化物((Al,Zr))層と、0.5〜3μmの一層平均層厚を有する改質Ti炭窒酸化物(改質TiCNO)層の交互積層、
以上(a)および(b)で構成された硬質被覆層をいずれも化学蒸着で形成してなる表面被覆切削工具において、
(c)上記上部層の交互積層を構成するAl−Zr複合酸化物((Al,Zr))層は、
組成式:(Al1−XZr
で表した場合、0.003≦X≦0.05(但し、Xは原子比)を満足するAl−Zr複合酸化物((Al,Zr))層であり、
(d)上記上部層の交互積層を構成する改質Ti炭窒酸化物(改質TiCNO)層は、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、上記層の縦断面研磨面の幅30μmの測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記縦断面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(001)面および(011)面の法線がなす傾斜角を測定し、この測定傾斜角から、それぞれ隣接する結晶粒相互間の界面における(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度を求め、また、前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が2度以上の場合を粒界であるとして設定した上で、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、層の縦断面研磨面における測定領域について、粒界として識別される部分のうち前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が15度以上の粒界の長さ(μm)を求め、この粒界の長さ(μm)と測定したTi炭窒酸化物層の層厚(μm)との比の値が320〜600を示すTi炭窒酸化物(改質TiCNO)層である、
ことを特徴とする表面被覆切削工具(被覆工具)。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の被覆工具の硬質被覆層の構成層について、上記の通りに数値限定した理由を以下に説明する。
(a)下部層(Ti化合物層)
少なくとも、TiC層、TiN層、TiCN層(l−TiCN層も含む)、TiCO層、TiCNO層のいずれかからなるTi系化合物層は、それぞれが所定の高温強度を有し、これの存在によって硬質被覆層が高温強度を具備するようになるほか、工具基体と交互積層構造からなる上部層の構成層である(Al,Zr)層および改質TiCNO層のいずれにも強固に密着し、硬質被覆層の工具基体に対する密着性向上に寄与する作用をもつが、その合計平均層厚が2μm未満では、前記作用を十分に発揮させることができず、一方その合計平均層厚が15μmを越えると、特に、切刃部に対して大きな負荷がかかる難削材の高速高送り切削でチッピングを起し易くなることから、その合計平均層厚を2〜15μmと定めた。
(b)上部層の交互積層構造の構成層である(Al,Zr)
交互積層の構成層である上記(Al,Zr)層は、例えば、次のようにして蒸着形成することができる。
(イ)まず、例えば、通常の化学蒸着装置にて、
反応ガス組成:容量%で、AlCl:2.3〜4%、ZrCl:0.02〜0.13%、CO:1〜5%、HCl:1.5〜3%、H2S:0.05〜0.2%、H2:残り、
反応雰囲気温度:750〜900℃、
反応雰囲気圧力:6〜10kPa、
の条件で、下部層であるTi化合物層の表面に、あるいは、交互積層の構成層である改質TiCNO層(後記)の表面に、
組成式:(Al1−XZr、(ただし、Xは、Alとの合量に占めるZrの含有割合を示し、原子比で、0.003≦X≦0.05。以下も同じ)を満足する(Al,Zr)核を生成(この場合、(Al,Zr)23核は20〜200nm(0.02〜0.2μm)の平均層厚を有する(Al,Zr)核薄膜であるのが望ましい)させ(「第1段蒸着」という)、
(ロ)引き続いて、加熱雰囲気を圧力:3〜13kPaの水素雰囲気に変え、かつ加熱雰囲気温度を1100〜1200℃に昇温した条件で前記(Al,Zr)核薄膜に加熱処理を施した状態で、
反応ガス組成:容量%で、AlCl:2.3〜4%、ZrCl:0.02〜0.13%、CO:3〜8%、HCl:1.5〜3%、H2S:0.05〜0.2%、H2:残り、
反応雰囲気温度:1020〜1050℃、
反応雰囲気圧力:6〜10kPa、
の条件で、同じく組成式:(Al1−XZr、(ただし、原子比で、X:0.003〜0.05)を満足する(Al,Zr)層を形成する(「第2段蒸着」という)ことにより、上部層の交互積層構造の構成層である(Al,Zr)層を蒸着形成することができる。
そして、加熱処理を施した(Al,Zr)核薄膜上に蒸着形成された前記(Al,Zr)層は、組成式:(Al1−XZr(ただし、原子比で、0.003≦X≦0.05)を満足した場合に、Al23層自体のもつすぐれた高温硬さと耐熱性に加えて、すぐれた高温強度を有するようになり、硬質被覆層の耐チッピング性改善に寄与するが、層中のZr含有割合(X値)が前記の範囲から外れた場合には、所望の高温強度向上効果が得られなくなる。
また、上部層の交互積層を形成する(Al,Zr)層の一層平均層厚が0.5μm未満では、前記特性を十分に発揮することができず、一方、その一層平均層厚が6μmを越えると、チッピングを発生し易くなることから、その一層平均層厚を0.5〜6μmと定めた。
(c)上部層の交互積層構造の構成層である改質TiCNO層
交互積層の構成層である改質TiCNO層は、下部層であるTi化合物層の表面に、あるいは、交互積層の構成層である前記(Al,Zr)層の表面に、
例えば、通常の化学蒸着装置にて、
反応ガス組成:容量%で、TiCl:2〜10%、CO:1〜5%、N:50〜60%、H2:残り、
反応雰囲気温度:850〜900℃、
反応雰囲気圧力:10〜22kPa、
の条件で化学蒸着することにより形成することができる。
上記蒸着条件で形成した改質TiCNO層は、縦長成長結晶組織を有し、図1に示されるように、格子点にTi、炭素、窒素および酸素からなる構成原子がそれぞれ存在するNaCl型面心立方晶の結晶構造を有しており、さらに、この改質TiCNO層について、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、縦断面研磨面の測定範囲内に存在する改質TiCNO層の結晶粒個々に電子線を照射して、前記縦断面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(001)面および(011)面の法線がなす傾斜角を測定し、この結果得られた測定傾斜角から、それぞれ隣接する結晶粒相互間の界面における(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度を求め、さらに、前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が2度以上の場合を粒界であるとして設定した上で、電界放出型走査電子顕微鏡により、改質TiCNO層の縦断面研磨面を、測定領域、例えば、層厚(μm)×幅30(μm)の範囲で測定し、粒界として識別される部分のうちで前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が15度以上の粒界(以下、大傾角粒界という)についてその粒界の長さGBL(μm)を求め、そして、GBL(μm)と、改質TiCNO層の層厚T(μm)との比を求めると、GBL/Tは320〜600という値を示す。
そして、GBL/Tがこのように大きな値を示す改質TiCNO層は、すぐれた耐熱性、耐熱塑性変形性とともに一段とすぐれた高温強度を備えるようになるため、難削材の高速高送り切削加工において、切刃部に大きな負荷・切削抵抗が作用したとしても、硬質被覆層の上部層にチッピングが発生する危険性を大幅に低減することができる。
しかし、GBL/T値が600を超えるようになると、改質TiCNO層自体に脆化傾向がみられるようになり、一方、GBL/T値が320未満の小さな値(通常条件で蒸着形成した従来TiCNO層のGBL/T値は320未満である)になると、高温強度が不足し、耐チッピング性の改善を期待することはできないため、GBL/Tの値を320〜600と定めた。
なお、GBL/Tの値は、反応ガス組成、反応雰囲気温度によって影響され、例えば、改質TiCNO層の蒸着条件に比して、低窒素ガス組成かつ高温条件で蒸着形成された従来TiCNO層におけるGBL/Tの値は、200未満程度の小さな値(表8参照)であって、耐熱性、耐熱塑性変形性、高温強度の改善が図られていないため、難削材の高速高送り切削という厳しい切削条件では硬質被覆層にチッピングの発生が見られた(表9参照)。
また、前記改質TiCNO層は、従来TiCNO層に比して一段とすぐれた高温強度を有するが、その一層平均層厚が0.5μm未満では十分な高温強度向上効果を期待できず、一方、その一層平均層厚が3μmまでであれば十分な耐チッピング性を発揮できることから、その一層平均層厚を0.5〜3μmと定めた。
(d)交互積層構造からなる上部層の層厚
一層平均層厚が0.5〜6μmの上記(Al,Zr)層と、一層平均層厚が0.5〜3μmの上記改質TiCNO層の交互積層からなる上部層は、(Al,Zr)層と改質TiCNO層とを1単位層とした場合、耐チッピング性の向上を図るためには、少なくとも1単位層以上交互に積層形成することが必要であるが、積層数を増大し上部層を過度に厚くした場合には、耐チッピング性の低下傾向がみられるため、上部層の層厚(交互積層の合計層厚)は、1〜20μmとすることが望ましい。
なお、切削工具の使用前後の識別を目的として、黄金色の色調を有するTiN層を、硬質被覆層の最表面に必要に応じ蒸着形成することができるが、この場合の平均層厚は0.1〜1μmでよく、これは0.1μm未満では、十分な識別効果が得られず、一方前記TiN層による前記識別効果は1μmまでの平均層厚で十分であるという理由からである。
この発明の被覆工具は、大きな発熱を伴うとともに、切刃部に高負荷・高切削抵抗が作用する軟鋼、ステンレス鋼、高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削加工に用いた場合でも、硬質被覆層の下部層が所定の高温強度を備え、また、交互積層からなる上部層の構成層である(Al,Zr)層がすぐれた高温硬さ、耐熱性とすぐれた高温強度を備え、さらに、交互積層からなる上部層の構成層である改質TiCNO層がすぐれた耐熱性、耐熱塑性変形性とともに一段とすぐれた高温強度を備えていることから、硬質被覆層にチッピングの発生はなく、長期の使用に亘ってすぐれた耐摩耗性を発揮するものである。
ここから
つぎに、この発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、TiC粉末、ZrC粉末、VC粉末、TaC粉末、NbC粉末、Cr32粉末、TiN粉末、TaN粉末、およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、98MPaの圧力で所定形状の圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を5Paの真空中、1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に1時間保持の条件で真空焼結し、焼結後、切刃部にR:0.07mmのホーニング加工を施すことによりISO・CNMG120412に規定するインサート形状をもったWC基超硬合金製の工具基体A〜Fをそれぞれ製造した。
また、原料粉末として、いずれも0.5〜2μmの平均粒径を有するTiCN(質量比でTiC/TiN=50/50)粉末、Mo2C粉末、ZrC粉末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、およびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示される配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合し、乾燥した後、98MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を1.3kPaの窒素雰囲気中、温度:1540℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.07mmのホーニング加工を施すことによりISO規格・CNMG120412のインサート形状をもったTiCN基サーメット製の工具基体a〜fを形成した。
つぎに、これらの工具基体A〜Fおよび工具基体a〜fの表面に、通常の化学蒸着装置を用い、表3に示される条件、かつ、表6に示される組み合わせで、硬質被覆層の下部層としてTi化合物層を蒸着形成した。
次に、上記下部層の上に、改質TiCNO層を、表4に示される条件で、表7に示される組み合わせ、一層目標平均層厚で蒸着形成し、
ついで、(Al,Zr)層を、表5に示される条件で、表7に示される組み合わせ、一層目標平均層厚で蒸着形成し、
さらに、改質TiCNO層と(Al,Zr)層の交互蒸着を繰り返し行って、表7に示される合計目標平均層厚の交互積層からなる上部層を形成し、
上記下部層と上記上部層からなる硬質被覆層を有する本発明被覆工具1〜13を製造した。
また、比較の目的で、表3に示される条件、かつ、表6に示される組み合わせで、硬質被覆層の下部層としてTi化合物層を蒸着形成した後、表3、表5に示される条件で、従来TiCNO層と(Al,Zr)層との交互積層からなる上部層を表8に示される組み合わせ、一層目標平均層厚で蒸着形成し、比較被覆工具1〜10を製造した。
さらに、表3に示される条件で、硬質被覆層の下部層としてTi化合物層を蒸着形成した後、表3に示される条件で従来TiCNO層を、また、表3に示される条件でAl層を形成し、従来TiCNO層とAl層との交互積層からなる上部層を、表8に示される組み合わせ、一層目標平均層厚で蒸着形成し、比較被覆工具11〜13をそれぞれ製造した。
ついで、上記の本発明被覆工具と比較被覆工具の硬質被覆層の上部層の交互積層を構成する改質TiCNO層および従来TiCNO層について、電界放出型走査電子顕微鏡を用いて、上記各層の縦断面研磨面のGBL(μm)を測定し、そして、GBL(μm)と、TiCNO層の層厚(μm)の比を求めた。
すなわち、交互積層を構成する上記の各改質TiCNO層および各従来TiCNO層の縦断面を研磨面とした状態で、電界放出型走査電子顕微鏡の鏡筒内にセットし、前記研磨面に70度の入射角度で15kVの加速電圧の電子線を1nAの照射電流で、前記縦断面研磨面の測定範囲内に存在する結晶粒個々に照射して、電子後方散乱回折像装置を用い、所定測定領域を0.1μm/stepの間隔で、前記縦断面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(001)面および(011)面の法線がなす傾斜角を測定し、この結果得られた測定傾斜角に基づいて、それぞれ隣接する結晶粒相互間の界面における(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度を求め、さらに、前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が2度以上の場合を粒界であるとして設定した上で、電界放出型走査電子顕微鏡により、改質TiCNO層の縦断面研磨面の測定領域(層厚(μm)×幅30(μm)の範囲の領域)を走査し、該測定領域内で、粒界として識別される部分のうちで前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が15度以上の粒界についてその粒界の長さGBL(μm)を求めた。そして、GBL(μm)と、改質TiCNO層の層厚T(μm)との比の値(改質TiCNO層の単位層厚当たりの粒界の長さに相当)を求めた。
本発明被覆工具の改質TiCNO層についてのGBL,T,GBL/Tの値、および比較被覆工具の従来TiCNO層についてのGBL,T,GBL/Tの値を、それぞれ表7、8に示した。
表7、8にそれぞれ示される通り、本発明被覆工具の改質TiCNO層は、いずれもGBL/Tの値が320〜600の範囲内の数値であるのに対して、比較被覆工具の従来TiCNO層は、いずれもGBL/Tの値が320未満であった。
さらに、上記の本発明被覆工具1〜13および比較被覆工具1〜13について、これの硬質被覆層の構成層を電子線マイクロアナライザー(EPMA)およびオージェ分光分析装置を用いて観察(層の縦断面を観察)したところ、前者は、目標組成と実質的に同じ組成を有するTi化合物層、改質TiCNO層と(Al,Zr)層からなり、また、後者は、目標組成と実質的に同じ組成を有するTi化合物層と従来TiCNO層とAl層あるいは(Al,Zr)層からなることが確認された。
また、これらの被覆工具の硬質被覆層の下部層の層厚および交互積層の一層層厚、合計層厚を、走査型電子顕微鏡を用いて測定(同じく縦断面測定)したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均層厚、一層平均層厚、合計平均層厚(いずれも、5点測定の平均値)を示した。
つぎに、上記の各種の被覆工具をいずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆工具1〜13および比較被覆工具1〜13について、
被削材:JIS・SUS430の丸棒、
切削速度: 300 m/min、
切り込み: 2.0 mm、
送り: 0.45 mm/rev、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件A)でのステンレス鋼の乾式高速高送り連続切削試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、150m/min、0.2mm/rev)、
被削材:JIS・SS300の長さ方向等間隔4本縦溝入り丸棒、
切削速度: 320 m/min、
切り込み: 2.5 mm、
送り: 0.5 mm/rev、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件B)での軟鋼の乾式高速高送り断続切削試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、200m/min、0.2mm/rev)、
被削材:JIS・SMn443Hの丸棒、
切削速度: 300 m/min、
切り込み: 2.5 mm、
送り: 0.5 mm/rev、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件C)での高マンガン鋼の乾式高速高送り連続切削試験(通常の切削速度および送りは、それぞれ、200m/min、0.25mm/rev)、
を行い、いずれの切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表9に示した。
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表7〜9に示される結果から、本発明被覆工具1〜13は、いずれも硬質被覆層の上部層の交互積層を構成する(Al,Zr)層がすぐれた高温硬さ、耐熱性および耐衝撃性を備え、さらに、同じく上部層の交互積層を構成する改質TiCNO層のGBL/T=320〜600であり、すぐれた耐熱性、耐熱塑性変形性と一段とすぐれた高温強度を有することから、切刃部に対して高負荷、高切削抵抗が作用する軟鋼、ステンレス鋼、高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削でも、前記改質TiCNO層と(Al,Zr)層との交互積層として構成された上部層が、すぐれた高温硬さ、耐熱性、耐衝撃性および高温強度を備え、すぐれた耐チッピング性を発揮し、同時にすぐれた耐摩耗性を示すのに対して、硬質被覆層の上部層が、GBL/T値が320未満である従来TiCNO層と(Al,Zr)層との交互積層として構成された比較被覆工具1〜10、および、硬質被覆層の上部層が、GBL/T値が320未満である従来TiCNO層とAl層との交互積層として構成された比較被覆工具11〜13においては、硬質被覆層の特に高温強度、耐熱性が不十分であるために、難削材の高速高送り切削加工では硬質被覆層にチッピングが発生し、あるいは、耐摩耗性が低下し、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
上述のように、この発明の被覆工具は、各種鋼や鋳鉄などの通常の条件での連続切削や断続切削は勿論のこと、切刃部に対して高負荷、高切削抵抗が作用する軟鋼、ステンレス鋼、高マンガン鋼などの難削材の高速高送り切削加工でも硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を示し、長期に亘ってすぐれた切削性能を発揮するものであるから、切削装置の高性能化並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。
硬質被覆層の上部層の交互積層を構成する改質TiCNO層(従来TiCNO層)が有するNaCl型面心立方晶の結晶構造を示す模式図である。 硬質被覆層の上部層の交互積層を構成する改質TiCNO層(従来TiCNO層)における、結晶粒の(001)面および(011)面の傾斜角の測定態様を示す概略説明図である。

Claims (1)

  1. 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、
    (a)下部層が、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ2〜15μmの合計平均層厚を有するTi化合物層、
    (b)上部層が、0.5〜6μmの一層平均層厚を有するAl−Zr複合酸化物層と、0.5〜3μmの一層平均層厚を有する改質Ti炭窒酸化物層の交互積層、
    以上(a)および(b)で構成された硬質被覆層をいずれも化学蒸着で形成してなる表面被覆切削工具において、
    (c)上記上部層の交互積層を構成するAl−Zr複合酸化物層は、
    組成式:(Al1−XZr
    で表した場合、0.003≦X≦0.05(但し、Xは原子比)を満足するAl−Zr複合酸化物層であり、
    (d)上記上部層の交互積層を構成する改質Ti炭窒酸化物層は、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、上記層の縦断面研磨面の幅30μmの測定範囲内に存在する結晶粒個々に電子線を照射して、前記縦断面研磨面の法線に対して、前記結晶粒の結晶面である(001)面および(011)面の法線がなす傾斜角を測定し、この測定傾斜角から、それぞれ隣接する結晶粒相互間の界面における(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度を求め、また、前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が2度以上の場合を粒界であるとして設定した上で、電界放出型走査電子顕微鏡を用い、層の縦断面研磨面における測定領域について、粒界として識別される部分のうち前記(001)面の法線同士、および(011)面の法線同士の交わる角度が15度以上の粒界の長さ(μm)を求め、この粒界の長さ(μm)と測定したTi炭窒酸化物層の層厚(μm)との比の値が320〜600を示すTi炭窒酸化物層である、
    ことを特徴とする表面被覆切削工具。
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