JP5096427B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、検出対象ガス中の特定ガス成分の濃度に応じた濃度信号を出力するガスセンサに関する。
従来より、検出対象ガス中の特定ガス成分濃度(例えば内燃機関の排気ガス中のNOx濃度)に応じた濃度信号を出力するセンサ素子を備えたガスセンサが知られている。なお、このガスセンサを制御するセンサ制御装置は、一般的にガスセンサが着脱可能に接続され、例えば、センサ素子からの濃度信号を取得するために、センサ素子の通電制御や、センサ素子を加熱するヒータの駆動制御を行うように構成されている。
ところで、センサ素子からの濃度信号と特定ガス成分濃度との関係を表す特性(以下、特定ガス濃度特性という)には、ガスセンサ(詳細には、センサ素子)毎の個体差による微妙なばらつき(即ち、個体間のばらつき)が存在し得る。このため、ガスセンサとしては、センサ制御装置に対して入力や出力を行う回路部を備え、例えばそのガスセンサについての特定ガス濃度特性を示す情報(以下、センサ特性情報という)を回路部に予め記憶するように構成されたものが提案されている。これにより、センサ制御装置は、ガスセンサの回路部からセンサ特性情報を取得し、そのセンサ特性情報を用いて個体間のばらつきを補正することで、特性ガス成分濃度を精度よく算出することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、この種のガスセンサとしては、センサ素子及び回路部に電気的に接続されるコネクタと、回路部が装着されてリード線などを収容するケーシングとを連結するためにブラケットが用いられるとともに、コネクタやケーシングにおけるブラケットとの取付面(以下、ブラケット取付面という)にてブラケットを保持する保持部が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
具体的に言うと、このガスセンサにおいては、図11に示すように、ブラケット100の両端部に、ケーシング200,コネクタ(図示せず)をそれぞれ取り付けるための取付孔102,103が設けられている。そして、ケーシング200を例にとると、保持部210が、ブラケット100の取付孔102に嵌合するストッパ部202と、ブラケット100に外嵌されるガイドレール204,205とにより構成されている。
このうち、ガイドレール204,205は、取付孔102をストッパ部202へ案内する内壁面を有するガイド壁部206,207と、ブラケット取付面201と直交する方向へのブラケット100の移動範囲を制限する制限板部208,209とから構成される。
特開平11−72478号公報 特開2009−121975号公報
しかし、従来のガスセンサでは、保持部210のガイドレール204,205がブラケット100に外嵌されるように構成されているため、ガイド壁部206,207をブラケット取付面201にて並列に配置させるとともに、制限板部208,209をガイド壁部206,207に対して内側方向に向くように設ける必要があり、保持部210の成形加工が複雑であるという問題があった。
具体的に言うと、ケーシング200やコネクタの製造では、流動性をもつ樹脂材料を金型に流し込んで成形する射出成形が用いられるが、例えばケーシング200が上記構成の保持部210を備える場合、少なくとも保持部210においてガイドレール204,205に沿った方向にスライドさせて金型を開く必要がある。つまり、スライドコアなどの特殊な構造を有する金型を用いて保持部210を成形する必要がある。これにより、成形加工費が高価になりやすいという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するために、回路部が装着されるケーシングとコネクタとを連結するためのブラケットを保持するための保持部が、ケーシング及びコネクタの少なくとも一方に形成されたガスセンサにおいて、その保持部にてブラケットを安定させて保持することができ、且つ、製造コストを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた発明である請求項1に記載のガスセンサは、検出対象ガス中の特定ガス成分の濃度に応じた濃度信号を出力するセンサ素子と、センサ素子と電気的に接続されて、そのセンサ素子を制御するセンサ制御装置に着脱可能に装着されるコネクタと、コネクタと電気的に接続されて、そのコネクタを介してセンサ制御装置に対する入力及び出力の少なくとも一方を行う回路部と、回路部が装着されるケーシングと、ケーシングとコネクタとを連結するためのブラケットとを備えている。
なお、回路部の例としては、センサ特性情報のようにガスセンサ(センサ素子)毎の個体間のばらつきを補正するための情報(個体情報)を記憶し、センサ制御装置から入力される要求信号に応じて、センサ制御装置に個体情報を出力するように構成された回路が挙げられる。また、センサ素子がヒータを有する構成を前提とすると、通常、センサ制御装置には、センサ素子を目標温度に加熱するためのヒータの駆動制御を司る回路が設けられるが、この目標温度もセンサ素子毎の個体間のばらつきによって個々に異なることがある。そこで、当該回路部に対応するセンサ素子に最適な目標温度の情報(個体情報)を記憶し、センサ制御装置に個体情報を出力するように構成された回路を、他の回路部の例として挙げることもできる。さらに、回路部の他の例として、センサ制御装置がセンサ素子の配線異常の診断を行う構成を前提として、センサ制御装置が検出した異常に関する情報を入力し、その情報を記憶するように構成された回路が挙げられる。
ここで、本発明のガスセンサにおいて、ブラケットが、当該ブラケットの端部において切り欠かれてなるスライダ部と、当該ブラケットのうちスライダ部の奥端よりも開口端側の領域において係止面が形成されてなるフック部とを有し、コネクタ及びケーシングの少なくとも一方には、ブラケットを取り付けるためのブラケット取付面にてブラケットを保持する保持部が形成されている。なお、フック部の係止面は、例えば、スライダ部の内壁面の一部が凹設されることで形成されてもよいし、ブラケットの側面の一部が凹設されることで形成されてもよい。
そして、本発明のガスセンサにおいて、保持部が、ブラケット取付面に突設されてフック部の係止面に係止されるストッパ部と、スライダ部の内壁面を摺動可能にブラケット取付面に立設されて、フック部をストッパ部へ案内する外壁面を有する一列のガイド壁部と、ブラケット取付面と直交する方向を取付面方向として、その取付面方向へのスライダ部の移動範囲を制限する制限板部とを有する。
なお、一列のガイド壁部は、スライダ部の内壁面が当該ガイド壁部に外嵌されるように構成されればよく、一本の繋がった部材(一本状部材)で構成されるものをはじめとして、ガイド壁部を構成する複数の部材が連結して一列に配置された構成(例えば、はしご状に形成された部材)であってもよい。また、ガイド壁部が一本状部材で構成される場合には、原材料費を抑制するために貫通孔が形成されてもよい。ちなみに、その貫通孔の貫通方向や断面形状は、各種の態様が採用され得る。
そして、ストッパ部は、ブラケット取付面と直交する方向から見て制限板部と重ならない位置に設けられる。さらに、ガイド壁部の外壁面に沿ってフック部がストッパ部へ案内される方向をガイド方向として、ブラケット取付面のうち、そのガイド方向と逆向きにストッパ部から離間した領域において、制限板部がガイド壁部の外壁面と直交する両側方向にそのガイド壁部の少なくとも一部から延設されていることを要旨とする。なお、ガイド壁部の外壁面と直交する両側方向とは、その両側方向にガイド壁部から制限板部が延設されることによってガイド壁部および制限板部の断面がT字状をなすように規定される方向である。
このように、本発明のガスセンサでは、保持部のガイド壁部をブラケット取付面にて並列に配置させずに済む(換言すれば、外壁面同士を連結させずに分割されたガイド壁部を並列に配置させずに済む)とともに、制限板部がガイド壁部に対して外側方向に向くように設けられるため、射出成形の際にスライドコアなどの特殊な構造を有する金型を用いることなく、ガイド壁部の外壁面に対する垂直方向に金型を開くことが可能となり、保持部を容易に成形加工することができる。
また、本発明のガスセンサでは、ブラケットのフック部(係止面)が保持部のストッパ部に係止されることによって、ガイド方向へのスライダ部の移動範囲が制限される。そして、制限板部によって、取付面方向へのスライダ部の移動範囲が制限されるとともに、ブラケットのスライダ部(内壁面)が保持部のガイド壁部(外壁面)に外嵌されることによって、ガイド壁部の外壁面と直交する方向(外壁面方向)へのスライダ部の移動範囲も制限される。このため、ブラケット取付面に対してブラケットが移動してしまうことを防止でき、これにより、いわゆるブラケットのガタツキを防止することができる。
したがって、本発明のガスセンサによれば、保持部にてブラケットを安定させて保持することができ、且つ、製造コストを抑制することができる。なお、以下では、ブラケット取付面に対するブラケットの移動のうち、ブラケット取付面から離れる方向の移動をブラケットの浮き上がりと呼び、外壁面方向の移動をブラケットの横振れと呼ぶことにする。
また、本発明のガスセンサにおいて、請求項2に記載のように、ブラケット取付面のうちガイド壁部により隔てられた二つの領域を二分領域として、制限板部は、この二分領域のうちのストッパ部が配置されている領域(配置領域)に位置する部分(即ち、当該制限板部のうち配置領域に位置する部分)において、ブラケット取付面との距離がガイド方向に向かうほど大きくなる傾斜面を有してもよい。なお、二分領域は、ガイド壁部の中心部を通ってガイド方向に延びる中心線によりブラケット取付面が二分された領域である。ちなみに、制限板部とブラケット取付面との距離とは、制限板部におけるブラケット取付面との対向面(傾斜面)とブラケット取付面との距離をいう。
このように構成されたガスセンサでは、ブラケットのスライダ部をガイド壁部に沿ってガイド方向に摺動させながら、ブラケットのフック部をストッパ部に係止させる際に、ブラケットの弾性変形によって、ブラケットがストッパ部に持ち上げられると、制限板部の傾斜面に沿ってブラケットを移動させることができ、これにより、保持部へのブラケットの取り付けを比較的容易にすることができる。
ここで、本発明のガスセンサにおいて、制限板部は、ブラケット取付面と直交する方向から見てストッパ部と重ならない位置については、ガイド壁部の外壁面と直交する両側方向にガイド壁部の少なくとも一部から延設され得るが、請求項3に記載のように、ストッパ部が二分領域のうちの一方の領域に設けられている構成を前提とすると、以下のように構成されてもよい。
即ち、二分領域のうち、ストッパ部が配置されている領域を配置領域、ストッパ部が配置されていない領域を非配置領域として、さらにガイド方向に沿った制限板部の長さを制限板長さとして、制限板部は、非配置領域における制限板長さが配置領域における制限板長さよりも大きく形成されてもよい。
この場合、ストッパ部が二分領域のうちの一方の領域に設けられている構成を前提とするため、二分領域のうちストッパ部が配置されていない領域(非配置領域)を有効利用して、ブラケット取付面に対する制限板部の面積をより広く確保することができ、これによりブラケットの浮き上がりの防止が強化されるため、保持部にてブラケットをさらに安定させて保持することができる。
なお、本発明のガスセンサにおいて、ストッパ部は、ブラケット取付面のうちガイド壁部よりもガイド方向側の領域に設けられてもよいし、請求項4に記載のように、ガイド壁部の外壁面に当接する位置に設けられてもよい。
後者の場合、前者の場合と比較すると、ガイド方向に沿ったガイド壁部の長さが一定であることを前提として、ブラケットにおけるスライダ部の開口端から奥端までの長さを短くすることができる。また、ブラケット取付面において、ストッパ部とガイド壁部との間に隙間(アンダーカット)を形成させずに済むため、ガイド壁部及び制限板部の成形加工に影響を与えずに済み、ひいては保持部を容易に成形加工することもできる。
また、本発明のガスセンサは、請求項5に記載のように、ブラケット取付面に立設されてブラケットの一部を挟み込む一対のサイド壁部を有してもよい。なお、サイド壁部は、ガイド壁部の外壁面と直交する方向(外壁面方向)から見てガイド壁部と重ならない位置に設けられる。
このように構成されたガスセンサでは、サイド壁部によってブラケットの横振れの防止がさらに強化されるため、保持部にてブラケットをより安定させて保持することができる。また、外壁面方向から見てガイド壁部と重ならないようにサイド壁部がブラケット取付面に配置されるため、ガイド壁部及び制限板部の成形加工に影響を与えずに済み、ひいては保持部を容易に成形加工することもできる。
本発明が適用されたガスセンサとしてのNOxセンサ2を備えるガス検出装置1の概略構成を示す構成図である。 ガス検出装置1の内部構成を示す構成図である。 接続用ケーブル部5の構成を示す第1の斜視図である。 接続用ケーブル部5の構成を示す第2の斜視図である。 ブラケット30および保持部40の構成を示す斜視図である。 ブラケット30および保持部40の取付方法を説明するための概略図である。 ブラケット30および保持部40の取付方法を説明するための断面図である。 ケーシング20のブラケット取付面35をそのブラケット取付面35と直交する方向(取付面方向)から見た概略図である。 ブラケット30および保持部40の構成における変形例を示す斜視図である。 ブラケット30における先端側の一部の変形例を示す概略図である。 従来のブラケット100および保持部200の構成を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明が適用されたガスセンサとしてのNOxセンサ2を備えるガス検出装置1の概略構成を示す構成図であり、図2は、ガス検出装置1の内部構成を示す構成図である。
図1に示すように、ガス検出装置1は、車両の内燃機関やボイラ等の各種燃焼機器の排気経路内に設けられて排ガス中の特定ガス成分濃度としての窒素酸化物(NOx)濃度を検出するNOxセンサ2と、このNOxセンサ2を制御するセンサ制御装置3とを備えている。
また、NOxセンサ2は、NOx濃度に応じた濃度信号を出力するセンサ素子4と、このセンサ素子4に第1リード線51(なお、図1では、複数のリード線を纏めて1つの第1リード線51として表記している)を介して接続されたコネクタ6を有する接続用ケーブル部5とを備えている。なお、コネクタ6は、センサ制御装置3に接続されたコネクタ7と嵌合して取り付けられることにより、NOxセンサ2とセンサ制御装置3とを電気的に接続するように構成されている。つまり、NOxセンサ2は、コネクタ6,7を取り外すことにより、NOxセンサ2を容易に交換することが可能に構成されている。
また、接続用ケーブル部5は、コネクタ6に第2リード線52(なお、図1では、複数のリード線を纏めて1つの第2リード線52として表記している)を介して接続されてセンサ制御装置3に対して入力ないし出力を行う回路部10を有する。この回路部10は、詳細について後述するが、NOxセンサ2毎の個体間のばらつきを補正するための個体情報を記憶し、センサ制御装置3から個体情報を取得するための要求信号を入力すると、その要求信号に応じてセンサ制御装置3に個体情報を出力する回路(記憶媒体)にて構成されている。
センサ素子4は、図2に示すように、ジルコニア等の酸素イオン伝導性のある固体電解質層に、その固体電解質層を挟み込むように多孔質電極(例えば、白金,白金合金,白金とセラミックスを含むサーメット等)が配置されてなる第1酸素ポンプセル11および酸素分圧検知セル12、さらには固体電解質層の一面に一対の電極が配置された第2酸素ポンプセル13を、絶縁層14を介して積層した構造を有するセンサ本体部8を備える。
さらに、センサ素子4は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミックスからなるシート状の絶縁層15を介して、センサ本体部8と積層一体化されることにより構成され、これら絶縁層15の間に設けられたPtを主体として、バッテリ(図示ぜず)との通電により発熱し、センサ本体部8を加熱するヒータ9を備えている。
このうち、センサ本体部8は、多孔質状の第1拡散経路16を介して検出対象ガス空間(排気経路内)に連通する第1測定室21、及び、多孔質状の第2拡散経路17を介して第1測定室21に連通する第2測定室22を有し、第1酸素ポンプセル11および第2酸素ポンプセル13により、第1測定室21および第2測定室22内の酸素のポンピング(汲み出し,汲み入れ)をそれぞれ可能にする。そして、酸素分圧検知セル12に一定の微少電流を通電することにより、酸素が汲み込まれると共に酸素濃度を略一定に制御された酸素基準室18と第1測定室21との酸素濃度差、つまり第1測定室21内の酸素濃度の測定を可能とするように構成されている。
一方、センサ制御装置3は、第1酸素ポンプセル11,酸素分圧検知セル12,第2酸素ポンプセル13を駆動するセンサ駆動部23と、ヒータ9を駆動するヒータ駆動部24と、センサ駆動部23およびヒータ駆動部24を制御する制御部25とを備えている。なお、ヒータ駆動部24は、ヒータ9をPWM駆動するためにヒータ9への通電のオンまたはオフの切り替えを行うように構成されている。また、制御部25は、マイクロコンピュータを含む回路から構成されている。
具体的に言うと、センサ制御装置3の制御部25は、ヒータ駆動部24を介してヒータ9の温度制御を行うことにより、センサ本体部8を目標温度である活性温度(例えば、750℃)まで加熱する。そして、この状態で、センサ駆動部23を介して酸素分圧検知セル12の両端電圧Vsが予め設定された一定電圧(例えば、425mV)となるように第1酸素ポンプセル11に流す第1ポンプ電流Ip1を制御する。すると、第1酸素ポンプセル11を介して第1測定室21内の酸素濃度が所定の低濃度(≒0%)に制御される。このときに流れる第1ポンプ電流Ip1が、検出対象ガス中の酸素濃度に応じた大きさとなり、またこの電流値Ip1に応じて、第1酸素ポンプセル11に印加される第1ポンプ電圧Vp1も変化する。
これと共に、センサ制御装置3の制御部25は、センサ駆動部23を介して第2酸素ポンプセル13に、第2測定室22から酸素を汲み出す方向に一定の第2ポンプ電圧Vp2(例えば、450mV)を印加する。つまり、第1測定室21内の酸素濃度を所定の低濃度に制御し、且つ第2ポンプ電圧Vp2を所定の電圧に保持すると、第2測定室22では、第2酸素ポンプセル13を構成する多孔質電極の触媒作用によって、検出対象ガス中のNOx(詳細にはNO)が窒素と酸素とに分解され、その分解により得られた酸素が第2測定室22から抜き取られる。このときに流れる第2ポンプ電流Ip2が、検出対象ガス中のNOx濃度に応じた大きさとなる。
そして、センサ制御装置3の制御部25は、センサ本体部8により出力される濃度信号(即ち、第1ポンプ電流Ip1,第2ポンプ電流Ip2)に基づいて、排気ガス中の酸素濃度およびNOx濃度をそれぞれ検出する濃度検出処理を実行し、これら濃度に関する情報(酸素濃度情報,NOx濃度情報)を、図示しない外部装置(例えば、エンジンECU)に送出する。
なお、センサ制御装置3の制御部25は、NOxセンサ2の回路部10に要求信号を出力してその回路部10から個体情報を取得する情報取得処理を実行し、第1ポンプ電流Ip1と酸素濃度との関係を表す特性や、第2ポンプ電流Ip2とNOx濃度との関係を表す特性を設定する。そして、センサ制御装置3の制御部25は、濃度検出処理を実行する際に、情報取得処理により取得した個体情報に基づいて、センサ本体部8の出力補正を行うように構成されている。
<接続用ケーブル部の構成>
次に、図3及び図4は、いずれも接続用ケーブル部5の構成を示す斜視図であり、このうち、図3は、接続用ケーブル部5をコネクタ6の上方から見た図であり、図4は、接続用ケーブル部5をコネクタ6の下方から見た図である。なお、図3及び図4では、コネクタ6とNOxセンサ2とを接続する第1リード線51について図示を省略している。
図3及び図4に示すように、接続用ケーブル部5は、前述のコネクタ6と、回路部10が装着されて第2リード線52の一部を収容する樹脂製のケーシング20と、ケーシング20とコネクタ6とを連結するための長板状(金属製)のブラケット30とを備えている。なお、コネクタ6には、センサ制御装置3に接続されたコネクタ7が嵌合される嵌合面26と、第1リード線51が挿入される第1挿入孔31、および第2リード線52が挿入される第2挿入孔32が設けられた挿入面27と、ブラケット30を取り付けるためのブラケット取付面28とが形成されている。また、金属製のブラケット30は、一端部を固定した状態で、他端部に対して板厚方向に力を加えた際に、弾性変形可能な構成を有してなる。
回路部10には、図示を省略するが、面実装タイプの半導体記憶媒体、この半導体記憶媒体が実装される配線基板、及び、センサ制御装置3の制御部25に対する入出力を行うために第2リード線52の端子に接合される(具体的には、ハンダ付けされる)接合部が設けられている。そして、回路部10の半導体記憶媒体には、この回路部10が取り付けられているNOxセンサ2についての個体情報が記憶されている。
なお、個体情報としては、第1ポンプ電流Ip1と酸素濃度との関係を表す特性を設定するための情報(O2ゲインとO2オフセット)と、第2ポンプ電流Ip2とNOx濃度との関係を表す特性を設定するための情報(NOxゲインとNOxオフセット)とからなるセンサ特性情報などが挙げられる。また、個体情報は、NOxセンサ2の製造過程において得られる個々のセンサ素子4に対して、所定の検査装置にて個別に検査することで予め得られる情報であって、検査に供されたセンサ素子4を備えるNOxセンサ2に組み込まれる半導体記憶媒体に記憶されるものである。
そして、ケーシング20は、この半導体記憶媒体を有する回路部10が実装される設置面29を有する基台部33と、第2リード線52の一部を収容するための収容部34と、詳細について後述するが、ブラケット30を取り付けるための略矩形状のブラケット取付面35(図5参照)を有する保持部40(図5参照)とを備えている。
なお、基台部33の設置面29には、第2リード線52の端子が貫通して配置され、この第2リード線52の端子が回路部10の接合部に接合された状態で、回路部10および第2リード線52の端子の外周側に熱可塑性樹脂36が充填されることにより、その熱可塑性樹脂36によって回路部10および第2リード線52の端子が水密に覆われている。また、収容部34から引き出された第2リード線52は、収容部34内に配設された方向と逆向きに折り曲げられ、挿入面27の第2挿入孔32に挿入されることによって、コネクタ6(詳細には、図示しないコネクタ端子)と電気的に接続され、回路部10が装着されたケーシング20とともに、リード線51,52とコネクタ6との接続箇所を包囲するためのブーツ(図示せず)に収容される。
<ブラケット及び保持部の構成>
次に、図5は、ブラケット30および保持部40の構成を示す斜視図であり、図6及び図7は、ブラケット30および保持部40の取付方法を説明するための概略図及び断面図である。
図5に示すように、ブラケット30は、当該ブラケット30における長手方向の一方の端部において切り欠かれて一対の内壁面37を有するスライダ部50と、このスライダ部50の一方の内壁面37に凹設されることで係止面38が形成されてなるフック部60とを備えている。また、ブラケット30は、当該ブラケット30における長手方向の他方の端部において、コネクタ6を取り付けるための取付孔39が設けられている。
なお、以下では、ブラケット30における長手方向の端部のうち、スライダ部50およびフック部60が配置されている側をブラケット先端部41、取付孔39が配置されている側をブラケット後端部42という。また、ブラケット後端部42およびコネクタ6の構成並びに取付方法については、公知技術であるためその説明を省略する(詳しくは、特許文献2参照)。
一方、保持部40は、ケーシング20のブラケット取付面35に突設されてフック部60に係止される一つのストッパ部45と、スライダ部50の内壁面37を摺動可能にブラケット取付面35に立設されて、フック部60をストッパ部45へ案内する外壁面48を有する一列のガイド壁部46と、ブラケット取付面35と直交する方向へのスライダ部50の移動範囲を制限する制限板部47と、ブラケット先端部41の一部を挟み込む一対のサイド壁部44とを備えている。なお、以下では、ガイド壁部46の外壁面48に沿ってフック部60がストッパ部45へ案内される方向をガイド方向、ブラケット取付面35と直交する方向を取付面方向、ガイド壁部46の外壁面48と直交する方向を外壁面方向とする。
ガイド壁部46は、一本の繋がった部材で構成され、ブラケット取付面35のうちガイド方向と逆向き側の縁部のほぼ中央位置から、スライダ部50の内壁面37に相当する長さだけガイド方向に延びて形成されている。また、サイド壁部44は、ブラケット取付面35のうちガイド方向側の縁部の両側端に配置されている。なお、ガイド壁部46およびサイド壁部44は、外壁面方向から見て互いに重ならないように配置されている。
ストッパ部45は、ブラケット取付面35上において、取付面方向から見て制限板部47と重ならない位置であり、且つ、ガイド壁部46の外壁面48に当接する位置に設けられている。また、本実施形態のストッパ部45は、フック部60に係止された状態で係止面38に当接する当接面81(図7参照)と、ガイド壁部46におけるガイド方向側の端面とが、段差のない状態(面一)となるように配置されている。
ここで、図8は、ケーシング20のブラケット取付面35を取付面方向から見た概略図である。以下では、図8に示すように、ブラケット取付面35のうち、ガイド壁部46の中心部を通ってガイド方向に延びる中心線82により二分された領域を二分領域83とし、その二分領域83のうち、ストッパ部45が配置されている側を配置領域84、ストッパ部45が配置されていない側を非配置領域85とする。また、ガイド壁部46のうち、ガイド方向と逆向きにストッパ部45から所定の距離だけ離間した位置を離間位置86とし、離間位置86を境界にして、ガイド方向と逆向き側に位置する部分を第1側部87、ガイド方向側に位置する部分を第2側部88とする。
制限板部47は、ガイド壁部46のうち、配置領域84側および非配置領域85側を向く両側方向に第1側部87から延設されるとともに、非配置領域85側のみを向く片側方向に第2側部88から延設されている。このように、制限板部47は、非配置領域85におけるガイド方向に沿った制限板部47の長さ(制限板長さ)が配置領域84側における制限板長さよりも大きく形成されている。
また、図5に戻り、制限板部47のうち、配置領域84(図8参照)側に位置する部分を短側部61、非配置領域85(図8参照)側に位置する部分を長側部62とすると、制限板部47の長側部62は、当該長側部62におけるブラケット取付面35との対向面がブラケット取付面35と概ね平行となるように形成されている。なお、ブラケット30の板面には、当該ブラケット30の厚さ方向に長側部62を押圧する凸条部43が形成されている。
そして、制限板部47の短側部61は、ブラケット取付面35との距離がガイド方向に向かうほど大きくなる傾斜面63を有している。なお、本実施形態の傾斜面63は、短側部61におけるブラケット取付面35との対向面の全ての領域に形成されている。一方、ストッパ部45には、ブラケット取付面35からの高さがガイド方向に向かうほど大きくなる突設面64が形成されている。
このように構成されたブラケット30および保持部40では、図6に示すように、ブラケット取付面35の縁部にブラケット先端部41を当接させて、スライダ部50をガイド壁部46に沿ってガイド方向に摺動させることにより、フック部60の係止面38がストッパ部45に係止される。
そして、フック部60の係止面38がストッパ部45に係止されることによって、ガイド方向と逆向きへのスライダ部50の移動範囲が制限され、ガイド壁部46のうちガイド方向と逆向きの端部によって、ガイド方向へのスライダ部50の移動範囲が制限される。さらに、制限板部47によって、取付面方向へのスライダ部50の移動範囲が制限されるとともに、スライダ部50の内壁面37がガイド壁部46の外壁面48に外嵌され、なお且つ、ブラケット先端部41がサイド壁部44に挟み込まれることよって、外壁面方向へのスライダ部50の移動も制限される。
また、スライダ部50をガイド壁部46に沿ってガイド方向に摺動させながら、フック部60をストッパ部45に係止させる際に、ブラケット30の弾性変形によって、ブラケット30が持ち上げられると、ストッパ部45の突設面64と制限板部47の傾斜面63とに沿ってブラケット30が移動する(図7参照)。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のNOxセンサ2では、ケーシング20の保持部40によって、ブラケット取付面35に対するブラケット30の移動を防止することができ、これにより、いわゆるブラケット30のガタツキを防止することができる。
また、本実施形態のNOxセンサ2では、従来のように保持部40のガイド壁部46をブラケット取付面35にて分割させて並列に配置させずに済むとともに、制限板部47がガイド壁部46に対して外側方向を向くように設けられるため、射出成形の際にスライドコアなど特殊な構造を有する金型を用いることなく、外壁面方向に金型を開くことが可能となり、保持部40を容易に成形加工することができる。
したがって、本実施形態のNOxセンサ2によれば、保持部40にてブラケット30を安定させて保持することができ、且つ、製造コストを抑制することができる。
さらに、保持部40では、ストッパ部45の突設面64と制限板部47の傾斜面63とに沿ってブラケット30をスムーズに移動させることができ、これにより、ブラケット30の取り付けを容易にすることができる。
なお、保持部40では、ストッパ部45がガイド壁部46の外壁面48に当接するように配置されるとともに、サイド壁部44が外壁面方向から見てガイド壁部46と重ならないように配置されるため、ガイド壁部46および制限板部47の成形加工に影響を与えることなく、ブラケット30をより安定させて保持することができる。
また、保持部40では、射出成形の際にガイド壁部46(外壁面48)に対して外側方向に金型を開くことにより、制限板部47とブラケット取付面35との距離が外側方向に向かうほど大きくなる傾斜(いわゆる、抜き勾配)が生じ得るが、ブラケット30の凸条部43によって、ブラケット30の厚さ方向に長側部62が押圧されるため、ブラケット30をさらに安定させて保持することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。なお、図9は、ブラケット30および保持部40の構成における変形例を示す斜視図である。
まず、上記実施形態の保持部40では、ストッパ部45が、ガイド壁部46の外壁面48に当接するように配置されているが、これに限らず、図9に示すように、ブラケット取付面35のうちガイド壁部46よりもガイド方向側の領域に設けられてもよい。なお、ストッパ部45は、必ずしも二分領域のうちの一方の領域(配置領域)に一つだけ設けられるわけではなく、両方の領域に設けられてもよいし、複数設けられてもよい。
次に、上記実施形態の保持部40では、制限板部47が、ガイド方向に沿った制限板部47の長さ(制限板長さ)の異なる短側部61と長側部62とからなるが、これに限らず、図9に示すように、同じ制限板長さの両側部71,72により構成されてもよい。
そして、上記実施形態の保持部40では、傾斜面63が、短側部61に形成されているが、これに限らず、長側部62に形成されてもよいし、図9に示すように、両側部71,72に形成されてもよい。
また、上記実施形態のブラケット30では、フック部60の係止面38が、スライダ部50の一方の内壁面37に凹設されて形成されているが、これに限らず、図9に示すように、スライダ部50の両方の内壁面37に凹設されて形成されてもよい。なお、ブラケット30は、長板状に限らず、少なくともケーシング20とコネクタ6とを連結するための構成であればよく、例えば板状であってもよいし、板状以外にも各種の形状を採り得る。
さらに言えば、フック部60の係止面38は、ブラケット30のうちスライダ部50の奥端よりも開口端側の領域において係止面38が形成されていればよい。ここで、図10は、ブラケット30における先端側の一部の変形例を示す概略図である。図10に示すように、フック部60の係止面38は、ブラケット30における一方の側端に設けられてもよいし、ブラケット30における両方の側端に設けられてもよい。
また、上記実施形態の保持部40では、ガイド壁部46が、一本の繋がった部材で構成されているが、例えばガイド方向に沿って断面が矩形状の貫通孔が形成されてもよい。
さらに言えば、ガイド壁部46は、ブラケット取付面35にて一列に配置されていればよく、例えば当該ガイド壁部46を構成する複数の部材が連結して一列に配置されて構成されてもよい。
ちなみに、上記実施形態の保持部40は、ケーシング20のブラケット取付面35に形成されているが、これに限らず、コネクタ6のブラケット取付面28に形成されてもよい。
また、上記実施形態のスライダ部50およびフック部60は、ブラケット30のうち、ブラケット先端部41側に設けられているが、これに限らず、ブラケット後端部42側に設けられてもよい。
ところで、上記実施形態では、個体情報としてセンサ特性情報を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、センサ素子4毎に異なる最適な目標温度(活性温度)の情報であってもよい。
また、上記実施形態の回路部10は、センサ制御装置3に個体情報を出力する回路にて構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、センサ制御装置3(制御部25)がセンサ素子4の配線異常の診断を行う構成を前提として、制御部25が検出した異常に関する情報を入力し、その情報を記憶する回路にて構成されてもよい。
さらに、上記実施形態では、ガスセンサとしてNOxセンサ2を用いたが、酸素センサや全領域空燃比センサ、HCセンサ等のガスセンサに対して本発明を適用しても良い。
1…ガス検出装置、2…NOxセンサ、3…センサ制御装置、4…センサ素子、5…接続用ケーブル部、6…コネクタ、8…センサ本体部、9…ヒータ、10…回路部、20…ケーシング、30…ブラケット、35…ブラケット取付面、37…内壁面、38…係止面、40…保持部、41…ブラケット先端部、42…ブラケット後端部、43…凸条部、44…サイド壁部、45…ストッパ部、46…ガイド壁部、47…制限板部、48…外壁面、50…スライダ部、60…フック部、63…傾斜面、64…突設面、83…二分領域、84…配置領域、85…非配置領域。

Claims (5)

  1. 検出対象ガス中の特定ガス成分の濃度に応じた濃度信号を出力するセンサ素子と、
    前記センサ素子と電気的に接続されて、該センサ素子を制御するセンサ制御装置に着脱可能に装着されるコネクタと、
    前記コネクタと電気的に接続されて、該コネクタを介して前記センサ制御装置に対する入力及び出力の少なくとも一方を行う回路部と、
    前記回路部が装着されるケーシングと、
    前記ケーシングと前記コネクタとを連結するためのブラケットと、
    を備えるガスセンサであって、
    前記ブラケットは、該ブラケットの端部において切り欠かれてなるスライダ部と、該ブラケットのうち該スライダ部の奥端よりも開口端側の領域において係止面が形成されてなるフック部とを有し、
    前記コネクタ及び前記ケーシングの少なくとも一方には、前記ブラケットを取り付けるためのブラケット取付面にて該ブラケットを保持する保持部が形成され、
    該保持部は、前記ブラケット取付面に突設されて、前記フック部の係止面に係止されるストッパ部と、前記スライダ部の内壁面を摺動可能に前記ブラケット取付面に立設されて、前記フック部を該ストッパ部へ案内する外壁面を有する一列のガイド壁部と、前記ブラケット取付面と直交する方向を取付面方向として、該取付面方向への前記スライダ部の移動範囲を制限する制限板部とを有し、
    前記ストッパ部は、前記取付面方向から見て前記制限板部と重ならない位置に設けられ、
    前記ガイド壁部の外壁面に沿って前記フック部が前記ストッパ部へ案内される方向をガイド方向として、前記ブラケット取付面のうち、該ガイド方向と逆向きに前記ストッパ部から離間した領域において、前記制限板部が前記ガイド壁部の外壁面と直交する両側方向に該ガイド壁部の少なくとも一部から延設されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記ブラケット取付面のうち前記ガイド壁部により隔てられた二つの領域を二分領域として、
    前記制限板部は、該二分領域のうちの前記ストッパ部が配置されている領域に位置する部分において、前記ブラケット取付面との距離が前記ガイド方向に向かうほど大きくなる傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記ストッパ部は、前記ブラケット取付面のうち前記ガイド壁部により隔てられた二つの領域を二分領域として、該二分領域のうちの一方の領域に設けられ、
    該二分領域のうち、前記ストッパ部が配置されている領域を配置領域、前記ストッパ部が配置されていない領域を非配置領域とし、
    前記ガイド方向に沿った前記制限板部の長さを制限板長さとして、
    前記制限板部は、前記非配置領域側における前記制限板長さが前記配置領域側における前記制限板長さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 前記ストッパ部は、前記ガイド壁部の外壁面に当接する位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のガスセンサ。
  5. 前記ブラケット取付面に立設されて、前記ブラケットの一部を挟み込む一対のサイド壁部を有し、
    該サイド壁部は、前記ガイド壁部の外壁面と直交する方向から見て該ガイド壁部と重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のガスセンサ。
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