JP5093603B2 - 危険状況報知装置 - Google Patents
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上述した実状に鑑み、本発明の目的は、危険な状況をすばやく確実に運転者に認識させ、運転者自身が危険回避行動をとるように誘導する危険状況報知装置を提供することである。
前記一方の内装部材及び前記他方の内装部材に対して強制振動を同一の振動数となるよう付与する振動機構と、前記危険状況検出情報に基づいて前記内装部材における振動が前記一方の内装部材から前記他方の内装部材へ時間差をもって移行するように前記振動機構を制御する振動機構制御手段とを備えていることにある。
振動機構制御手段51が、障害物検出部31から送られてきた障害物検出情報を評価して、障害物検出部31によって検出された障害物が車両1との間で危険を生じさせると判定した場合、第1振動トリガーを生成し、振動ドライバ69を介して、前もって設定された持続時間:Tを有する振動を第1振動アクチュエータ61に発生させる。さらに、第1振動トリガーの生成から、時間差:TTをもって第2振動トリガーを生成し、振動ドライバ69を介して、前もって設定された持続時間:Tを有する振動を第2振動アクチュエータ62に発生させる。この例では、第1振動アクチュエータ61による振動から第2振動アクチュエータ6よる振動への移行をフェードアウト・フェードインで行う。このため、第2振動トリガーのタイミングで、第1振動アクチュエータ61の振動ドライバ69に対して、(T−TT)の時間長さを有するフェードアウト信号を与えることで、第1振動アクチュエータ61による振動をフェードアウトする。同様に、第1振動トリガーのタイミングで、第2振動アクチュエータ62の振動ドライバ69に対して、(T−TT)の時間長さを有するフェードイン信号を与えることで、第2振動アクチュエータ62による振動をフェードインする。これにより、フロントパネル10aからステアリングハンドル4への振動の移行がスムーズに行われる。第1振動アクチュエータ61による振動と2振動アクチュエータ62による振動との振動数は同一でよいが、フロントパネル10aとステアリングハンドル4とで運転者が感じる振動が感覚的に類似するように、それぞれの振動数を事前に設定しておいてもよい。また、第1振動アクチュエータ61による振動と第2振動アクチュエータ6よる振動を1回限りではなく、所定繰り返し時間でもって、複数回繰り返して、振動の移行を繰り返してもよい。なお、第1振動アクチュエータ61による振動から第2振動アクチュエータ6よる振動への移行においてフェードアウト・フェードインを行わない場合、上記持続時間:Tと上記時間差:TTを同一にすると、振動移行に途切れがなくなる。
(1)
上述した実施形態では、移行していく振動を作り出すため第1振動アクチュエータ61と第2振動アクチュエータ62の2つの振動アクチュエータだけが用いられていたが、もちろん3個以上の振動アクチュエータを用いることも可能である。この場合、振動の移行がより精度よく行われるという利点が得られる。
(2)
図6は、振動機構60の別な実施形態における図2に対応する運転席前方の説明図である。この実施形態では、先の実施形態に比べて、ステアリングハンドル4に装着されていた第2振動アクチュエータ62に代えて、フロントパネル10aの運転席3から第1振動アクチュエータ61より離れたフロントパネル10aの左側内装部材に第3振動アクチュエータ63が装着されていることで異なっている。つまり、この実施形態では、フロントパネル10aの左側内装部材と右側内装部材とが振動機構60によって加振される構成となっている。従って、障害物検出情報に基づいて運転者に起こりうる危険を認識させる場合には、まず、第3振動アクチュエータ63によりフロントパネル10aの左側内装部材(運転者の左前方)を振動させ、次いで第1振動アクチュエータ61によりフロントパネル10aの右側内装部材(運転者の正面前方)を振動させることで、振動の移行を運転者の視野内で行っている。
(3)
図7は、振動機構60のさらに別な実施形態における図1に対応する、車両の一部を切り欠いて運転席を見た斜視図である。この実施形態では、まず、ステアリングハンドル4の左手グリップ箇所周辺と右手グリップ箇所周辺とに第2振動アクチュエータ62が装着されている。この第2振動アクチュエータ62を中心として、正面前方に第1振動アクチュエータ61、左前方に第3振動アクチュエータ63、左側方に第4振動アクチュエータ64、右側方に第5アクチュエータ65、左後方に第6アクチュエータ66、右後方に第7振動アクチュエータ67が配置されている。第1振動アクチュエータ61と第3振動アクチュエータ63とはフロントパネル10aに装着されている。第4振動アクチュエータ64は内装部材としての左ドアパネル10bに装着され、第5アクチュエータ65は内装部材としての右ドアパネル10cに装着されている。第6振動アクチュエータ66と第7振動アクチュエータ67とは内装部材としてのバックパネル10dに装着されている。またこの実施形態では、障害物検出情報には検出された障害物の運転席3からの方向が含まれている。従って、振動機構制御手段51は、検出された障害物の方向に対応させて、振動が運転者(実際はステアリングハンドル4)に移行するように振動機構60を振動させる。例えば、左側方に障害物が検出された場合には、まず、第4振動アクチュエータ64により左ドアパネル10bを振動させ、次いで第2振動アクチュエータ62によりステアリングハンドル4を振動させることで、振動の移行方向と障害物の検出方向を対応させている。これにより、運転者は車両1の左方周辺領域に注意を払うことになる。
(4)
本発明は、上述した種々の実施形態で特定されていた振動アクチュエータの装着箇所に限定しているわけではない。本発明の枠内で各種車両内装部材の任意の箇所に振動アクチュエータを装着し、当該箇所を振動させてもよい。
(5)
上述した実施形態では、障害物となる物体を検知することに本発明が適用されていたが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、画像認識などにより信号機や道路標識を検知し、これを運転者に速やかに認知させることで、信号機や道路標識の見過ごしを回避する目的にも適用可能である。また、ナビゲーションECU40と車両状態検出ECU30との連携で、車両が正規の道路から逸脱する可能性があることが検出された場合に、これを回避するために本発明の危険状況報知装置を適用することも可能である。
9 障害物センサ
10aフロントパネル(内装部材の一例)
11bスピーカ
30 車両状態検出ECU
31 危険状況検出手段(障害物検出部)
40 ナビゲーションECU
50 危険状況報知ECU
51 振動機構制御手段
52 オーディオ制御手段
60 振動機構
61 第1振動アクチュエータ
62 第2振動アクチュエータ
63 第3振動アクチュエータ
69 振動ドライバ
Claims (4)
- 車両周辺の危険状況を検出して危険状況検出情報を出力する危険状況検出手段と、
前記車両の車室内において互いに間隔を有し、前記車両の運転者に接触しない一方の内装部材、及び、当該一方の内装部材に対して前記運転者に近く、且つ前記運転者に接触する他方の内装部材と、
前記一方の内装部材及び前記他方の内装部材に対して強制振動を同一の振動数となるよう付与する振動機構と、
前記危険状況検出情報に基づいて前記内装部材における振動が前記一方の内装部材から前記他方の内装部材へ時間差をもって移行するように前記振動機構を制御する振動機構制御手段とを備えた危険状況報知装置。 - 前記振動機構制御手段は、前記一方の内装部材における振動がフェードアウトしながら前記他方の内装部材における振動がフェードインするよう構成される請求項1に記載の危険状況報知装置。
- 前記一方の内装部材は、前記車両のフロントパネルである請求項1又は2に記載の危険状況報知装置。
- 前記一方の内装部材は、前記車両のドアパネルである請求項1又は2に記載の危険状況報知装置。
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