JP5092314B2 - 光コネクタ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、SFP(Small Form-Factor Pluggable)やXFP(10 Gigabit Small Form-factor Pluggable)などのプラガブル型の光トランシーバーモジュールに搭載されるTOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)やROSA(Receiver Optical Sub Assembly)に用いて好適の、光コネクタ構造に関するものである。
近年、SFPやXFPなどのプラガブル型の光トランシーバーモジュールのMSA(Multi Source Agreement)が制定され、SONET/SDH(Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)や、Ethernet(登録商標)の光通信システムに多数使用されてきている。このプラガブル型の光トランシーバーモジュールには、TOSA(Transmitter Optical Sub Assembly)およびROSA(Receiver Optical Sub Assembly)といった、送信および受信機能を有する光サブアセンブリが、MSAで寸法が規定されたパッケージの中に実装される。
ここで、例えば、SFP用のTOSA100は、図7に示すように、半導体レーザ素子(以下、LD素子)101と、LD素子101から出射されるレーザ光を平行光および集束光にするためのレンズ102および103と、その他の電子部品も含めて部品を実装するためのパッケージ104と、さらにレーザ光を光コネクタプラグ(SFPの場合、LCコネクタプラグ、図14の符号130参照)に接続、導入するための光レセプタクル105なる部品と、から構成されている。
光レセプタクル105は、ファイバスタブ108と、金属などからなるホルダ109と、筒状のスリーブ110と、金属などからなるスリーブケース111と、をそなえている。ファイバスタブ108は、ジルコニアなどのセラミックス材料からなる円柱状のフェルール106に設けられる貫通孔に、主に石英ガラスからなる光ファイバ107が挿入、固定されて構成される。
そして、光レセプタクル105としては、このファイバスタブ108の後端側を金属などからなるホルダ109に圧入により固定し、先端側にスリーブ110なる筒状の部品の一部が挿入され、嵌め込まれた構成を有している。更に、スリーブ110が飛び出さないように、スリーブ110の外側に、金属などからなるスリーブケース111が具備されており、このスリーブケース111についてもホルダ109に圧入されて一体化されている。
また、例えば、XFP用のROSA120は、図8に示すように、光コネクタプラグ(XFPの場合はLCコネクタプラグ;図9の符号130参照)を接続するための光レセプタクル112と、半導体受光素子(以下、PD素子)113と、光コネクタプラグからのレーザ光を、PD(Photo Diode)素子113に集束するためのレンズ114と、他の電子部品も含めて部品を実装するためのパッケージ115と、から構成されている。
この図8に示す光レセプタクル112は、図7に示す光レセプタクル105とは異なる構成の例であり、筒状のスリーブ117と、スリーブ117の内面に接着などにより固定された透明なガラス板116と、スリーブケース119と、スリーブ117およびスリーブケース119を精密固定し一体化するホルダ118と、をそなえている。
一方、図9に示すように、光コククタプラグ(端子部材)130は、TOSA100又はROSA120における光レセプタクル105,112に挿入され嵌合されるものであって、中心の貫通孔に光ファイバ121が挿入されたプラグフェルール(プラグ体)122と、プラグフェルール122を所定の力でファイバスタブ108またはガラス板116に物理的に当て付け、密着させるための弾性体であるバネ123と、それらの部品を内部に組み込むプラグハウジング124と、からなる。
近年、SFPやXFPなどのプラガブル型の光トランシーバーモジュールがEthernetなどのデータ通信に多く用いられるにつれ、従来の電気コククタと同様の取り扱いをしても性能上の問題が発生しないことが求められるようになった。特に、光回線数が増え、光ファイバコードの本数が増えるにつれ、束ねられた複数の光ファイバコードの重量が無視できなくなってきたこともあり、接続した光ファイバコードに荷重をかけても特性があまり変わらないことが求められるようになってきている。例えば、具体的には、接続した光ファイバコードに所定の荷重(100gfなど)を加えた時のTOSAの光出力変動(あるいはROSAの受信感度)が所定の変動以内(1dB以下)などのような仕様を満足する必要がある。
このようなコード荷重時の特性変動を低減するためには、プラガブル型の光トランシーバーモジュールのハウジングの構造も重要であるが、TOSAなどの光サブアセンブリの光レセプタクルの構造、中でも光レセプタクルの中のスリーブ(図7,図8の符号110,117参照)が極めて重要な役割を果たすと考えられる。一般に実用化されているスリーブには、大きく分けて、図10に示すような割スリーブ141と、図11に示すような精密スリーブ(ソリッドスリーブ)142と、がある。
図10の割スリーブ141は、文字通り、筒状のスリーブに割り141aが入っているものであり、割スリーブ141の内径R1は、若干ファイバスタブ(図7の符号108参照)およびプラグフェルール(図9の符号122)の外径よりも小さく設定されている。このため、割スリーブ141には所定の力でファイバスタブおよびプラグフェルール122(図9参照)を挿入することができ、挿入後は、その弾性力(割り141aが開かれる力に対する反力である閉じようとする力)でプラグフェルールを拘束することができる。
図7の光レセプタクル105に着目すると、ファイバスタブ108はホルダ109に圧入固定されているので、ファイバスタブ108と挿入されたプラグフェルール122の両方に図10の割スリーブ141が嵌っていると、割スリーブ141の弾性力により、ファイバスタブ108の外周に沿うように、プラグフェルール122が整列されることになり、ファイバスタブ108およびプラグフェルール122相互の中心にある光ファイバ107,121の軸合せができるしくみを持たせることができる。
なお、割スリーブ141の弾性力は高ければ良いというものではなく、弾性力が高すぎると、プラグフェルール122を挿抜する時に必要な力(通常、抜くときに必要な力ということで、抜去力と称する)が高くなる。このように抜去力が高くなると、前述した、プラグフェルール122がバネ123の力でファイバスタブ108に当てつかなくなり、プラグフェルール122とファイバスタブ122が密着しないことになり、反射や結合ロスが発生してしまうことがある。そこで、IEC(International Electrotechnical Commission)やFOCIS(Fiber Optic Connector Intermateability Standards)などの規定では、例えば、LCコネクタの場合で、抜去力1〜2.5Nと、過度に高くなりすぎることのないように規定されている。
一方、精密スリーブ142とは、図11のように割りは無く、内径R2がファイバスタブ108およびプラグフェルール122の外径よりもわずかに大きくなるように精密に加工されているものである。このため、1μm程度の精度で精密にファイバスタブ108およびプラグフェルール122内の光ファイバの軸合せをすることができる。
ここで、図7に示すTOSA100に光コネクタプラグ130が接続されている場合を想定し、光コネクタプラグ130につながる光ファイバコードに荷重をかけた時の挙動を考える。光コネクタプラグ130は、TOSA100に挿入(嵌合)時、プラグフェルール122がファイバスタブ108に当てつくことで、多少後方に引っ込んでおり、その状態では、プラグハウジング124内のどの箇所にも当たっていない、いわゆるフロート状態(浮いた状態)となっていることが多い。
しかし、ファイバコードに大きな荷重をかけた場合、フロート状態が崩れ、図12に示すように、荷重の一部が直接プラグフェルール122に伝わることがある。このような状態では、スリーブ110として図10に示す割スリーブ141を光レセプタクル105に用いた場合には、割スリーブ141の弾性力がプラグフェルール122の荷重に負けてしまい、スリーブ141の割り141aが開き、プラグフェルール122内の光ファイバ121の軸が、ファイバスタブ108に含まれる光ファイバ107の軸からずれてしまうことがある。
このような場合、結合ロスが発生することとなり、TOSAの場合、光出力変動となってしまう。このように、割スリーブ141では、構造上、一定以上の荷重がプラグフェルール122にかかってしまうと、割スリーブ141が過度に開く(径が広がる)ことが有り得るので、コード荷重時の特性変動が大きくなってしまうことがある。
一方、精密スリーブ142は、前述したように、割りがないため、一定以上の荷重がプラグフェルール122にかかっても、精密スリーブ142が破壊されない限り、スリーブ142が開く(径が広がる)ことがないため、精密スリーブ142の場合におけるコード荷重時の特性変動は、割スリーブ141の場合に比べて良好である。このように、特に、コード荷重時の特性変動を低減する必要がある場合には、精密スリーブ142が用いられることがある。
その他、本願発明に関連する従来技術としては、以下に示す特許文献1および2に記載されたものがある。
特許文献1には、スリーブの構成を長手方向にスリットが入った弾性部分と把持リングで加締められる部分をスリットの無い剛体部分とした技術について記載されている。
また、特許文献2には、精密スリーブの開放端部から長手方向の中央部にかけて、その幅が開放端部よりも中央部が広いスリット(割り)が形成された構成について記載されている。
特開2004−317848号公報 特開2005−181903号公報
しかしながら、本願発明者は、鋭意検討の結果、精密スリーブ142には、以下のような課題があることを見出した。
精密スリーブ142は、前述したように、内径がファイバスタブおよびプラグフェルールの外径よりも数μm程度しか大きくないため、嵌合がきつい。このため、例えば図12のように、光レセプタクル105のスリーブ110として構成した場合には、光コネクタプラグ122が光レセプタクル105に対して斜めに挿入されたときに、プラグフェルール122の先端部が精密スリーブ142の入口部にカジって引っ掛ることがある(図12のA1参照)。
プラグフェルール122の先端部が精密スリーブとしてのスリーブ110の入口部に引っ掛ったまま、更に光コネクタプラグ130を挿入すると、光コネクタプラグ130内のバネ123が収縮してプラグフェルール122が中に押し込まれる。このように、光コネクタプラグ130内のバネ123が収縮した状態で、図13のように光コネクタプラグ130の挿入角度を変えると、プラグフェルール122の引っ掛かりが解消し(図13のA2参照)、プラグフェルール122が精密スリーブとしてのスリーブ110に挿入されていく。
この時、収縮していたバネ123の力で、プラグフェルール122が勢いよく挿入されることとなるため、図14に示すように、プラグフェルール122がファイバスタブ108の表面に激しく衝突することがある(図14のA3参照)。このとき、ジルコニアのような硬い材料からなるフェルール106,122同士が衝突するので、例えば10,000Gを越えるような大きな衝撃が発生するという課題がある。
このような大きな衝撃は、圧入されているファイバスタブ108が沈降したり、パッケージ104内部に実装されている精密な電子部品の性能に影響を与えたりすることにつながる。前述した図8の光レセプタクル112の場合でも、ほぼ同様の課題があり、プラグフェルール122がガラス板116表面に激しく衝突することにより、10,000Gを越えるような大きな衝撃が発生することがあり、このような大きな衝撃は、パッケージ115内部に実装されている精密な電子部品の性能に影響を与える原因となりうる。尚、図8に示す光レセプタクル112の場合は、ガラス板116とスリーブ117とは接着固定されており、ガラス板116は沈降しない。
なお、ここで、仮に光コネクタプラグ130側のバネ123を無くすことができれば、上記のような課題は発生しないが、前述したように、バネ123はプラグフェルール122を所定の力でファイバスタブ108やガラス板116に物理的に当て付け、密着させるために必要不可欠であり、バネ123が無いと、プラグフェルール122をファイバスタブ108やガラス板116に当てつけて密着させることが困難となり、反射や結合ロスが発生してしまう。従って、バネ123自体は不可欠な部材であり、無くすことはできない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、コード荷重時の特性変動を少なくしながらも、端子部材の挿入時に、端子部材の弾性体の力により、プラグ体がファイバスタブやガラス板等の光伝搬部材に衝突して、大きな衝撃が発生することがないような光レセプタクルを簡単な構成で提供することを目的とする。
このため、本発明の光コネクタ構造は、第1光ファイバが貫通され所定の外径を有するプラグ体と、前記プラグ体を前記第1光ファイバの貫通方向に伸縮可能とし、所定の最大伸縮長さを有する弾性体とをそなえた端子部材と、前記端子部材を光結合のために受け入れる光レセプタクルとをそなえた光コネクタ構造であって、前記光レセプタクルは、前記プラグ体が一端側から挿入される空洞孔であって、前記プラグ体が有する前記所定の外径に対して実質的に隙間が発生しない一様な内径を持つ空洞孔を有するソリッドスリーブと、前記空洞孔の他端側に固定され、前記端子部材の受け入れ時には前記弾性体の弾性力により前記第1光ファイバと物理的に当て付けられて前記第1光ファイバと光結合する光伝搬部材と、をそなえ、前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の前記弾性体における前記所定の最大伸縮長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴としている
更に、前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の弾性体における最大伸縮長さに前記プラグ体の先端に形成される面取り部の長さを足し合わせた長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴としている。
また、好ましくは、前記光伝搬部材を、前記第1光ファイバと光学的に結合される第2光ファイバが貫通されたフェルールにより構成したり、ガラス部材により構成したりすることができる。
さらに、前記ソリッドスリーブの外縁に、前記ソリッドスリーブを保護固定するスリーブケースをそなえることとしてもよい。
このように、本発明によれば、ソリッドスリーブにより、コード荷重時の特性変動を少なくしながらも、光コネクタプラグ挿入時に、光コネクタプラグの弾性体の力により、プラグ体が光伝搬部材に衝突して、大きな衝撃が発生することがないような光レセプタクルを簡単な構成で提供することができる利点がある。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。又、上述の本願発明の目的のほか、他の技術的課題,その技術的課題を解決する手段及び作用効果についても、以下の実施の形態による開示によって明らかとなる。
〔a〕本発明の第1実施形態の説明
図1(a)は本発明の第1実施形態にかかる光レセプタクル1を示す断面図であり、図1(c)は光レセプタクル1に挿入される光コネクタプラグ130を示す断面図である。第1実施形態にかかる光レセプタクル1は、SFPやXFPなどのプラガブル型の光トランシーバーモジュールなどに搭載されるTOSAおよびROSAに使用されるLCコネクタ用の光レセプタクルとして適用することができるものである。即ち、光レセプタクル1は、図1(c)(図9)に示す光コネクタプラグ130のような端子部材を光結合のために受け入れることができるものである。
なお、光コネクタプラグ130は、前述したように、第1光ファイバ121が貫通されたプラグ体であるプラグフェルール122をそなえるとともに、プラグフェルール122を第1光ファイバ121の貫通方向に伸縮可能とする弾性体であるバネ123をそなえ、かつこれらの部品122,123を内部に組み込むプラグハウジング124をそなえている。
ここで、第1実施形態における光レセプタクル1は、ファイバスタブ2,金属からなるホルダ3,精密スリーブ(ソリッドスリーブ)4およびスリーブケース5をそなえている。ファイバスタブ2は、ジルコニアからなる円柱状のフェルール6と、フェルール6の中心の貫通孔に主に石英ガラスからなる光ファイバ7が挿入され固定されてなるものであって、このファイバスタブ2は、図示しない光送受信のためのパッケージ(図7,図8の符号104,115)に接続される側の端部がホルダ3に圧入により固定されるとともに、筒状の精密スリーブ4に挿入され嵌め込まれている。
また、精密スリーブ4は空洞孔4hをそなえた筒状の形状を有し、自身の空洞孔4hに嵌め込まれたファイバスタブ2とともにホルダ3に圧入されることにより固定されている。尚、精密スリーブ4はジルコニアにより構成することができ、空洞孔4hの内径は例えば1.251mm程度とすることができる。そして、この精密スリーブ4には、ファイバスタブ2がはめ込まれている反対側から、光コネクタプラグ130の部材であるプラグフェルール122が挿入されるようになっており、これにより、光コネクタプラグ130と光レセプタクル1とが結合されるようになっている。
換言すれば、精密スリーブ4は、光コネクタプラグ130をなすプラグフェルール122が一端側から挿入される空洞孔4hであって、プラグフェルール122が有する外径に対して実質的に隙間が発生しない一様な内径を持つ空洞孔4hを有するソリッドスリーブである。
さらに、ファイバスタブ2は、精密スリーブ4における上述のプラグフェルール122が挿入される側とは反対側(他端側)に嵌め込まれて固定された光伝搬部材であり、当該光レセプタクル1と光コネクタプラグ130とが結合されたときに、プラグフェルール122の第1光ファイバ121と光学的に結合される第2光ファイバ7が貫通されたフェルール6により構成される。
また、金属等からなるスリーブケース5は、例えば光レセプタクル1との接続相手となる光コククタプラグ130(図1(c)又は図9参照)からの引き抜き動作の際に、精密スリーブ4が飛び出さないようにするためのものであり、精密スリーブ4の外側に、ホルダ3に圧入されて当該ホルダ3と一体化されている。換言すれば、スリーブケース5は、精密スリーブ4の外縁に、精密スリーブ4の設置状態を保護固定すべくそなえられる。
ここで、光レセプタクル1では、特に、精密スリーブ4における、プラグフェルール122が挿入される側の先端位置(より正確には精密スリーブ4が挿入される側の内周の面取りの終了点:図1(a)のP1)から、ファイバスタブ2先端の位置(図1(a)のP2)までの長さLを、図1(c)に示す、プラグフェルール122がバネ123で最大に伸縮する長さn(より正確には、プラグフェルール122先端外周の面取り分の長さxを加えた長さN=n+x)よりも十分に大きくしている。具体的には、LCコネクタの標準仕様では、プラグフェルール122の先端外周の面取り分の長さx(最大0.51mm)を加えて、最大でもN=3.0mm程度であり、本実施例ではL=3.4mm程度とすることができる(L>N)。
換言すれば、ソリッドスリーブ4は、空洞孔4hにおけるプラグフェルール122が挿入される側の端部(図1(a)の位置P1)から光伝搬部材であるファイバスタブ2に至る長さが、光コネクタプラグ130のバネ123における最大伸縮長さnよりも、大きくなるように構成されている。
さらには、ソリッドスリーブ4は、空洞孔4hにおけるプラグフェルール122が挿入される側の端部P1から光伝搬部材であるファイバスタブ2の先端位置P2に至る長さLを、バネ123における最大伸縮長さnにプラグフェルール122の先端に形成される面取り部の長さxを足し合わせた長さよりも、大きくなるように構成されている。
上述のごとく構成された光レセプタクル1は、前述の図7に示すものと同様のLD素子101やレンズ102,103が実装されたパッケージ104に搭載されて、例えばSFP用のTOSAを構成することができる。そして、図1(c)に示すような光コネクタプラグ130を挿入することにより、LD素子101からの光を、光レセプタクル1および光コネクタプラグ130、および光コネクタプラグ130の後段に接続される図示しない光ファイバを通じて送出することができる。
ここで、上述の光コネクタプラグ130は、基本的には作業員の作業によって光レセプタクル1の挿入口となる側から挿入されるようになる。このとき、図2に示すように、光コネクタプラグ130が光レセプタクル1に対して真直ぐな方向(点線S1参照)からずれて斜め方向(実線S2参照)に挿入されると、プラグフェルール122の先端部が精密スリーブ4の入口部をカジって引っ掛ることがある。より正確には、図2のAに示すように、プラグフェルール122の先端外周の面取り終了部が、精密スリーブ4の挿入側内周の面取りの終了部にカジって引っ掛るのである。
これは、精密スリーブ4が、内径がファイバスタブ2およびプラグフェルール122の外径よりもわずか2μm程度だけ大きくなるように精密に作られているため、精密スリーブ4とプラグフェルール122とが嵌合するための条件が厳しいことからくるものである。
このようにプラグフェルール122の先端部が精密スリーブ4の入口部に引っ掛ったまま、更に光コネクタプラグ130が挿入されることとなると、光コネクタプラグ130内のバネ123が収縮してプラグフェルール122がハウジング124内に押し込まれる。そして、光コネクタプラグ130内のバネ123が収縮した状態で、図3に示すように、光コネクタプラグ130の挿入角度が変わると、プラグフェルール122の引っ掛かりが解消し、プラグフェルール122が精密スリーブ4の空洞孔4hに挿入される。この時、収縮していたバネ123の力で、プラグフェルール122は空洞孔4hを勢いよく挿入されることとなる(矢印B参照)。
ここで、第1実施形態においては、前述したように、精密スリーブ4のプラグフェルール122挿入側の先端(より正確には精密スリーブ4の挿入側内周の面取りの終了点:図1(a)のP1参照)から、ファイバスタブ2先端(図1(a)のP2参照)までの長さLが、プラグフェルール122が光コネクタプラグ130の内のバネ123で最大に伸縮する長さnよりも十分に長く、更には、長さLが、上述のnにLCプラグフェルール122の先端外周の面取り分の長さxを加えた長さNよりも十分に大きく(具体的には0.4mm程度大きく)している。
これにより、図3に示すように、プラグフェルール122の精密スリーブ4先端部での引っかかりによりバネ123が縮んでいる状態から、図4のCに示すように、引っかかりが解消された直後においては、バネ123が伸びきった状態となったとしても、プラグフェルール122がファイバスタブ2表面に衝突しない。このため、第1実施形態にかかる光レセプタクル1においては、光コネクタプラグ130を挿入するときに、ファイバスタブ2がプラグフェルール122から受ける衝撃はほとんど発生しない。
その後、更に光コネクタプラグ130を挿入することで、図5のDに示すように、プラグフェルール122がバネ123の力でファイバスタブ2に当てつき、ファイバスタブ2とプラグフェルール122内の光ファイバ7,121の軸合せがなされて、結合する。
なお、光コネクタプラグ130の挿入する速度が早い場合、前述の図4および図5の動作が連続して起こるため、プラグフェルール122がファイバスタブ2表面に衝突することが起こりうるようにも思われるが、実際には、作業員である人間が光コネクタプラグ130を挿入する速度に比べて、収縮していたバネ123の力で、プラグフェルール122が挿入される速度の方が十分に速いため、実際に衝撃は観測されない。
換言すれば、上述の引っかかりが解消された直後においては、プラグフェルール122の精密スリーブ4への挿入を進行させる力の成分として、上述のバネ123による弾性力のほか、作業員から光コネクタプラグ130に与えられる力成分もある。しかしながら、この作業員からの力によりプラグフェルール122が精密スリーブ4への挿入が進行する速度は、バネ123の弾性力による進行速度よりも十分低速であるとみることができるので、実質的には、少なくとも上述のLがバネ123の伸縮長さnよりも長ければ、ファイバスタブ2がプラグフェルール122から受ける衝撃を大幅に削減させることができる。
これに対し、比較例としての図1(b)(図7)に示す光レセプタクル105に光コネクタプラグ130を挿入した場合を想定する。この図1(b)において、精密スリーブとしてのスリーブ110におけるプラグフェルール122が挿入される側の先端(より正確には精密スリーブ110の挿入側内周の面取りの終了点:図1(b)のP3)から、ファイバスタブ2の先端に相当する位置(図1(b)のP2)までの長さMは、上述のn又はNよりも小さい。尚、図1(b)中、図7と同一の符号は同様の部分を示す。
この場合においては、上述の長さMが、プラグフェルール122の引っかかりが解消されたときにバネ123の作用によりプラグフェルール122が及びうる距離であるNよりも小さいので、上述の引っかかりが解消された直後において、バネ123の伸張によりプラグフェルール122がファイバスタブ108表面に衝突することになる。
そして、その衝撃としては前述の図12〜図14で説明したように、10,000Gを越えるような大きな衝撃が発生することがあり、このような大きな衝撃により、圧入されているファイバスタブ108が沈降したり、パッケージ104内部に実装されている精密な電子部品の性能に影響を与えたりすることが想定される。
しかしながら、上述の第1実施形態にかかる光レセプタクル1によれば、ソリッドスリーブ4が、空洞孔4hにおけるプラグフェルール122が挿入される側の端部P1から光伝搬部材であるファイバスタブ2に至る長さLが、バネ123における最大伸縮長さnにプラグフェルール122の先端に形成される面取り部の長さxを足し合わせた長さNよりも、大きくなるように構成されているので、図1(b)の場合のような衝突は発生しない。
このように、本発明の第1実施形態によれば、コード荷重時の特性変動が少ない精密スリーブ4を用いながらも、光コネクタプラグ130挿入時に、光コネクタプラグ130のバネ123の力により、プラグフェルール122がファイバスタブ2に衝突して、大きな衝撃が発生することがないような光レセプタクル1を簡単な構成で提供することができる利点がある。
なお、第1実施形態における光レセプタクル1を用いたTOSAをSFPに搭載して、LC光ファイバコードを接続し、コードに所定の荷重(100gfなど)を加えた時のTOSAの光出力変動を確認したところ、第1実施形態にかかる光レセプタクル1では精密スリーブ4をそなえているので、所定の変動以内(1dB以下)であり、実用に耐えるものであった。
なお、第1実施形態では、精密スリーブ4のプラグフェルール122挿入側の先端(より正確には精密スリーブ4の挿入側内周の面取りの終了点:図1(a)のP1参照)から、ファイバスタブ2の先端(図1(a)のP2参照)までの長さLを3.4mmとしたが、本発明の効果を十分に饗しうるには、Lは3.1mm以上であることが望ましい。また、LC用の光レセプタクルでは、光レセプタクル先端から、ファイバスタブ先端までの長さが4.05±0.05mmと規定されているので、Lの上限は4.1mmとなる。
なお、第1実施形態では、精密スリーブ4の内径を1.251mm程度としたが、1.250〜1.252mm程度であれば、コード荷重時の特性変動は良好である。
〔b〕第2実施形態の説明
図6(a)は本発明の第2実施形態にかかる光レセプタクル10を示す断面図であり、図6(c)は光レセプタクル10に挿入される光コネクタプラグ130を示す断面図である。第2実施形態にかかる光レセプタクル10は、前述の第1実施形態におけるもの(符号1参照)に比して、ファイバスタブ2に代えて光伝搬部材として透明なガラス板12をそなえ、精密スリーブ14を結晶化ガラスで構成した点が異なっており、それ以外については基本的に同様である。尚、図6(a),図6(c)中、図1(a)と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
ここで、第2実施形態にかかる光レセプタクル10において、ガラス板12は、精密スリーブ14の内面に接着により固定されており、精密スリーブ14は、金属からなるホルダ3と、スリーブケース5と、に精密固定され、一体化されている。また、第2実施形態における精密スリーブ14は、内径R3を1.252mm程度としている。
また、第2実施形態にかかる光レセプタクル10においても、前述の第1実施形態における光レセプタクル1と同様に、精密スリーブ14のプラグフェルール挿入側の先端(より正確には、精密スリーブ14の挿入側内周の面取りの終了点:図6(a)のP4参照)から、ガラス部材12の先端(図6(a)のP5参照)までの長さOを、図6(c)に示す、光コネクタプラグ130のプラグフェルール122がバネ123で最大に伸縮する長さn(更には、プラグフェルール122の先端外周の面取り分の長さxを加えた長さN=n+x)よりも十分に大きくしている。具体的には、本実施例ではO=3.5mm程度とした(O>N)。
第2実施形態にかかる光レセプタクル10は、上述のごとく構成された精密スリーブ14をそなえているので、前述の第1実施形態の場合と同様、光コネクタプラグ130を光レセプタクル10に挿入する時に、精密スリーブ14の入口部に引っ掛かったプラグフェルール122の先端部が、引っ掛りが解消されるときのバネ123の弾性力によって、プラグフェルール122が勢いよく挿入される場合においても、プラグフェルール122がガラス部材12に衝突することがなく、大きな衝撃が発生することがない。
このように、本発明の第2実施形態においても、コード荷重時の特性変動が少ない精密スリーブ14を用いながらも、光コネクタプラグ130挿入時に、光コネクタプラグ130のバネ123の力により、プラグフェルール122がガラス板12に衝突して、大きな衝撃が発生することがないような光レセプタクル10を簡単な構成で提供することができる利点がある。
なお、第2実施形態の光レセプタクル10を用いたROSAをSFPに搭載して、LC光ファイバコードを接続し、コードに所定の荷重(100gfなど)を加えた時のROSAの受信感度変動を確認したところ、精密スリーブ14を用いているので、所定の変動以内(1dB以下)であり、実用に耐えるものであった。
また、第2実施形態では、精密スリーブ14のプラグフェルール122挿入側の先端(より正確には精密スリーブ14の挿入側内周の面取りの終了点:図6(a)のP4参照)から、ガラス部材12の先端(図6(a)のP5参照)までの長さOを3.5mmとしたが、本発明の効果を十分に饗しうるには、Oは少なくとも3.1mm以上であることが望ましく、また、LC用の光レセプタクルでは、光レセプタクル先端から、ファイバスタブ先端までの長さが4.05±0.05mmと規定されているので、Oの上限は4.1mmとなる。
なお、第2実施形態では、精密スリーブ14の内径を1.252mm程度としたが、1.250〜1.252mm程度であれば、コード荷重時の特性変動は良好である。
〔c〕第3実施形態の説明
図6(b)は本発明の第3実施形態にかかる光レセプタクル20を示す断面図である。第3実施形態にかかる光レセプタクル20についても、前述の第1,第2実施形態の場合と同様に、SFPやXFPなどのプラガブル型の光トランシーバーモジュールなどに搭載されるTOSAおよびROSAに使用されるLCコネクタ用の光レセプタクルとして適用することができ、図6(c)に示す光コネクタプラグ130のような端子部材を光結合のために受け入れることができる。
ここで、第3実施形態にかかる光レセプタクル20は、前述の第2実施形態におけるもの(符号1参照)に比して、精密スリーブ14とスリーブケース5としての部材が単一部材の一体型精密スリーブ24として一体化して構成されている点が異なっており、それ以外については基本的に同様である。尚、図6(b)中、図1(a),図6(a)と同一の符号はほぼ同様の部分を示している。
また、一体型精密スリーブ24の内面には、前述の第2実施形態の場合と同様の透明なガラス板12が接着により固定されている。そして、(剥き出しの)一体型精密スリーブ24は、金属からなるホルダ3に圧入され、一体化されている。これにより、第3実施形態における光レセプタクル20は、前述の各実施形態におけるもの(符号1,10参照)に比べて部品数を少なくすることができる。尚、一体型精密スリーブ24は、ジルコニアからなり、内径は例えば1.250mm程度とすることができる。
さらに、第3実施形態にかかる光レセプタクル20においても、一体型精密スリーブ24のプラグフェルール挿入側の先端(より正確には、一体型精密スリーブ24の挿入側内周の面取りの終了点:図6(b)のP6参照)から、ガラス部材12の先端(図6(b)のP7参照)までの長さQを、図6(c)に示す、光コネクタプラグ130のプラグフェルール122がバネ123で最大に伸縮する長さn(更には、プラグフェルール122の先端外周の面取り分の長さxを加えた長さN=n+x)よりも十分に大きくしている。
そして、第3実施形態にかかる光レセプタクル20においては、精密スリーブとスリーブケースとしての部材を単一の部材として一体化した、一体型精密スリーブ24を用いているため、一体型精密スリーブ24のプラグフェルール122挿入側の先端(より正確には、一体型精密スリーブ24の挿入側内周の面取りの終了点P6)からガラス部材12の先端位置P7までの長さQを、第1,第2実施形態における光レセプタクル1,10よりも設計的に大きくすることができる。
具体的には、図6(c)に示す、プラグフェルール122がバネ123で最大に伸縮する長さn(更には、プラグフェルール122の先端外周の面取り分の長さxを加えた長さN=n+x)よりも十分に大きくすることができる。例えば、Q=3.9mm程度にすることができる(Q>>N)。
第3実施形態にかかる光レセプタクル20は、上述のごとく構成された一体型精密スリーブ24をそなえているので、前述の第1,第2実施形態の場合と同様、光コネクタプラグ130を光レセプタクル20に挿入する時に、一体型精密スリーブ24の入口部に引っ掛かったプラグフェルール122の先端部が、引っ掛りが解消されるときのバネ123の弾性力によって、プラグフェルール122が勢いよく挿入される場合においても、プラグフェルール122がガラス部材12に衝突することがなく、大きな衝撃が発生することがない。
このように、本発明の第3実施形態においても、コード荷重時の特性変動が少ない精密スリーブ14を用いながらも、光コネクタプラグ130挿入時に、光コネクタプラグ130のバネ123の力により、プラグフェルール122がガラス板12に衝突して、大きな衝撃が発生することがないような光レセプタクル20を簡単な構成で提供することができる利点があるほか、更に前述の第1,第2実施形態の場合よりも部品点数を削減させることができる利点もある。
なお、第3実施形態にかかる光レセプタクル20を用いたROSAをSFPに搭載して、LC光ファイバコードを接続し、コードに所定の荷重(100gfなど)を加えた時のROSAの受信感度変動を確認したところ、所定の変動以内(1dB以下)であり、実用に耐えるものであった。
また、上述の第3実施形態にかかる光レセプタクル20では、一体型精密スリーブ24のプラグフェルール122が挿入される側とは反対側の端部に固定される光伝搬部材として、透明なガラス板12を用いたが、本発明によればこれに限定されず、代わりに、例えば図1(a)に示すようなファイバスタブ2を用いることもでき、TOSAにも使用することができる。
さらに、第3実施形態では、一体型精密スリーブ24のプラグフェルール122挿入側の先端(より正確には精密スリーブ14の挿入側内周の面取りの終了点:図6(b)のP6参照)から、ガラス部材12の先端(図6(b)のP7参照)までの長さQを3.9mmとしたが、本発明の効果を十分に饗しうるには、Qは少なくとも3.1mm以上であることが望ましく、また、LC用の光レセプタクルでは、光レセプタクル先端から、ファイバスタブ先端までの長さが4.05±0.05mmと規定されているので、Qの上限は4.1mmとなる。
なお、第3実施形態では、精密スリーブ14の内径を1.250mm程度としたが、1.250〜1.252mm程度であれば、コード荷重時の特性変動は良好である。
〔d〕その他
上述の各実施形態にかかわらず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
また、上述した実施形態の開示により、当業者が本発明の装置を製造することは可能である。
〔e〕付記
(付記1)
第1光ファイバが貫通されたプラグ体をそなえるとともに前記プラグ体を前記第1光ファイバの貫通方向に伸縮可能とする弾性体をそなえた端子部材を、光結合のために受け入れる光レセプタクルであって、
前記プラグ体が一端側から挿入される空洞孔であって、前記プラグ体が有する外径に対して実質的に隙間が発生しない一様な内径を持つ空洞孔を有するソリッドスリーブと、
前記空洞孔の他端側に固定された光伝搬部材と、をそなえ、
前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の弾性体における最大伸縮長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴とする、光レセプタクル。
(付記2)
更に、前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の弾性体における最大伸縮長さに前記プラグ体の先端に形成される面取り部の長さを足し合わせた長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴とする、付記1記載の光レセプタクル。
(付記3)
前記光伝搬部材が、前記第1光ファイバと光学的に結合される第2光ファイバが貫通されたフェルールにより構成されたことを特徴とする、付記1又は2記載の光レセプタクル。
(付記4)
前記光伝搬部材が、ガラス部材により構成されたことを特徴とする、付記1又は2記載の光レセプタクル。
(付記5)
前記ソリッドスリーブの外縁に、前記ソリッドスリーブを保護固定するスリーブケースをそなえたことを特徴とする、付記1記載の光レセプタクル。
(付記6)
前記ソリッドスリーブと前記スリーブケースとが単一部材として一体化して構成されたことを特徴とする、付記5記載の光レセプタクル。
(付記7)
前記ソリッドスリーブが、ジルコニア又は結晶化ガラスからなることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項記載の光レセプタクル。
(付記8)
該光レセプタクルはLC型として構成され、前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部における面取りが終了した箇所から前記光伝搬部材に至る長さが、3.1mm以上4.1mm以下とすることを特徴とする、付記1〜7のいずれか1項記載の光レセプタクル。
(付記9)
該光レセプタクルはLC型として構成され、前記ソリッドスリーブにおける前記空洞孔の内径は、1.250mm以上1.252mm以下であることを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項記載の光レセプタクル。
(付記10)
光信号を送受信する光トランシーバーモジュールに搭載されたことを特徴とする、付記1〜9のいずれか1項記載の光レセプタクル。
(a)は本発明の第1実施形態にかかる光レセプタクルを示す断面図、(b)は従来技術による光レセプタクルの構成例を示す断面図、(c)は一般の光コネクタプラグ内のプラグフェルールの伸縮する長さを示す断面図である。 第1実施形態における光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を説明するための断面図である。 第1実施形態における光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を説明するための断面図である。 第1実施形態における光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を説明するための断面図である。 第1実施形態における光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を説明するための断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態にかかる光レセプタクルを示す断面図、(b)は本発明の第3実施形態にかかる光レセプタクルを示す断面図、(c)は一般の光コネクタプラグ内のプラグフェルールの伸縮する長さを示す断面図である。 従来技術によるTOSAおよび光レセプタクルの構成例を示す断面図である。 従来技術によるROSAおよび光レセプタクルの構成例を示す断面図である。 一般の光コネクタプラグの構成を示す断面図である。 従来技術による割スリーブの構成を示す断面図である。 従来技術による精密スリーブの構成を示す断面図である。 従来技術による光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を示す断面図である。 従来技術による光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を示す断面図である。 従来技術による光コネクタプラグと光レセプタクルの嵌合時の動作を示す断面図である。
符号の説明
1,10,20 光レセプタクル
2 ファイバスタブ(光伝搬部材)
3 ホルダ
4,14 精密スリーブ(ソリッドスリーブ)
4h 空洞孔
5 スリーブケース
6 フェルール
7 光ファイバ(第2光ファイバ)
12 ガラス板(光伝搬部材)
24 一体型精密スリーブ
100 TOSA
101 半導体レーザ
102,103 レンズ
104 パッケージ
105 光レセプタクル
106 フェルール
107 光ファイバ
108 ファイバスタブ
109 ホルダ
110 スリーブ
111 スリーブケース
112 光レセプタクル
113 半導体受光素子
114 レンズ
115 パッケージ
116 ガラス板
117 スリーブ
118 ホルダ
119 スリーブケース
120 ROSA
121 光ファイバ
122 プラグフェルール(プラグ体)
123 バネ(弾性体)
124 プラグハウジング
130 光コククタプラグ
141 割スリーブ
142 精密スリーブ(ソリッドスリーブ)

Claims (5)

  1. 第1光ファイバが貫通され所定の外径を有するプラグ体と、前記プラグ体を前記第1光ファイバの貫通方向に伸縮可能とし、所定の最大伸縮長さを有する弾性体とをそなえた端子部材と、前記端子部材を光結合のために受け入れる光レセプタクルとをそなえた光コネクタ構造であって、
    前記光レセプタクルは、
    前記プラグ体が一端側から挿入される空洞孔であって、前記プラグ体が有する前記所定の外径に対して実質的に隙間が発生しない一様な内径を持つ空洞孔を有するソリッドスリーブと、前記空洞孔の他端側に固定され、前記端子部材の受け入れ時には前記弾性体の弾性力により前記第1光ファイバと物理的に当て付けられて前記第1光ファイバと光結合する光伝搬部材と、をそなえ、
    前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の前記弾性体における前記所定の最大伸縮長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴とする、光コネクタ構造
  2. 更に、前記空洞孔における前記プラグ体が挿入される側の端部から前記光伝搬部材に至る長さが、前記端子部材の弾性体における最大伸縮長さに前記プラグ体の先端に形成される面取り部の長さを足し合わせた長さよりも、大きくなるよう前記ソリッドスリーブが構成されたことを特徴とする、請求項1記載の光コネクタ構造
  3. 前記光伝搬部材が、前記第1光ファイバと光学的に結合される第2光ファイバが貫通されたフェルールにより構成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の光コネクタ構造
  4. 前記光伝搬部材が、ガラス部材により構成されたことを特徴とする、請求項1または2に記載の光コネクタ構造
  5. 前記ソリッドスリーブの外縁に、前記ソリッドスリーブを保護固定するスリーブケースをそなえたことを特徴とする、請求項1記載の光コネクタ構造
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