JP5091646B2 - 車両用ホイールの加圧鋳造方法および装置並びに車両用ホイール素材 - Google Patents

車両用ホイールの加圧鋳造方法および装置並びに車両用ホイール素材 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車用のような車両に使用されるホイールの成形加工するのに適した加圧鋳造方法およびその加圧鋳造装置、並びに仕上加工前の車両用ホイール素材に関するものである。
従来、自動二輪車用のアルミニウム製ホイールを量産する際の製法としては、鋳造金型に溶湯を重力で流し込む重力鋳造法または0.03MPS程度の低い圧力で溶湯を鋳造金型内に充填する低圧鋳造法のいずれかが一般的に採用されている。一方、四輪車用のアルミニウム製ホイールでは、高い圧力で溶湯を鋳造金型内に充填する加圧鋳造法を採用する製法が採用されている(特許文献1参照)。
特公平3−4297号公報
しかしながら、重力鋳造法は、溶湯を重力で鋳造金型に流し込むために迅速に充填することができず、一方、低圧鋳造法は鋳巣等の内部欠陥の発生を防止するために溶湯を低圧で鋳造金型に充填するので、充填完了までに長時間を要する。すなわち、何れの製法においても、鋳造1サイクルに5分程度の比較的長い時間を要するので、生産性が低い。
一方、四輪車用ホイールの成形に採用されている加圧鋳造法(スクイーズ鋳造法)は、溶湯を高圧で鋳造金型内に充填することから、約2.5分程度で鋳造1サイクルを終了することができるので、生産性の向上を図ることができる。しかしながら、特許文献1では、ホイール軸心を鉛直にした姿勢でホイールを成形するキャビティを形成して、このキャビティにおける中央のハブ形成部から溶湯を加圧注入しているので、このハブ形成部とリム形成部とを連結する連結部形成部の横断面積が小さい場合、湯流れが悪くなり、連結部形成部を介してリム形成部に溶湯が円滑に充填されにくくなって、生産性が低下し、鋳巣も発生し易くなる。
本発明は、外周のリムと中央部のハブとを連結する連結部の横断面積が小さい場合でも加圧鋳造により高い生産性で、鋳巣のない高い品質を有する車両用ホイールを成形することのできる加圧鋳造法およびその装置並びに車両用ホイール素材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用ホイールの加圧鋳造方法は、中央部のハブ、外周部のリム、および前記ハブと前記リムとを連結する連結部を有する車両用ホイールを鋳造する方法であって、略水平方向に開閉する成形型の内部に、ホイール軸心を略水平にした姿勢で前記ホイールを成形するキャビティを形成し、前記成形型の型締め時に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に設けられた成形品押出しピンの先端部を、前記キャビティにおける前記ハブ形成部の幅方向の中央付近まで突出させ、前記キャビティにおけるリム形成部の最下部に溶湯を加圧注入し、前記溶湯の凝固途中に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に向かって軸方向から、前記成形品押出しピンに対向する位置に設けられた押込みピンを進出させ、その状態で前記溶湯の凝固を完了させ、前記キャビティ内の前記溶湯が固化した後、前記成形品押出しピンを前記ハブ形成部の中心部に向かって前記軸方向に移動させて、成形品であるホイール素材を前記成形型の一方から押し出すとともに、前記押込みピンが前記素材の前記ハブに挿入された状態のまま前記成形型の他方と共に一体移動されて型開きをする
この加圧鋳造方法によれば、キャビティにおける容積の大きいリム形成部に溶湯を加圧注入して、リム形成部から連結部形成部を介して中央のハブ形成部に向け溶湯を流動させるので、溶湯を円滑に流すことができる。また、溶湯の凝固途中でハブ形成部の中心部に押込みピンを進出させるので、押込みピンが押し込まれた体積分だけの溶湯がハブ形成部内に押し込められる。この押湯作用により、ある程度の容積を持つハブ形成部において、溶湯の凝固時の収縮体積分が補償されるので、鋳巣等の内部欠陥の発生が抑制されて、優れた品質が得られる。ここで、外周のリム形成部と中央のハブ形成部とを連結する連結部形成部の横断面積が小さい場合には、湯流れが悪くなって、連結部形成部を経てハブ形成部に溶湯が円滑に供給されにくくなるので、特にハブ形成部に鋳巣が発生し易くなるが、本発明の方法では、このハブ形成部における鋳巣等の内部欠陥の発生が効果的に抑制される。しかも、加圧鋳造により成形加工するので、ホイールの生産性が向上するとともに、溶湯を成形型内に高圧で注入することから、成形型の余熱温度を低く設定できるのに伴って冷却速度も速くなるので、溶湯の凝固速度が速くなる結果、内部組織が緻密に微細化されて機械的特性が向上する。
上記方法において、前記連結部は前記リムの周方向に間隔をあけて配置された複数のスポークを有し、前記リム形成部の最下部を、隣接する一対のスポーク形成部の間に設定することが好ましい。これにより、前記最下部から加圧注入された溶湯は、先ず、リム形成部の全体にわたり良好に流れながら、各スポークを介して中央のハブ形成部に流れるので、溶湯を円滑に流動させてキャビティ内に迅速に充填することができる。
上記方法において、前記連結部は前記リムの周方向に間隔をあけて配置された複数のスポークを有し、前記キャビティにおける一つのスポーク形成部が前記リム形成部の最上部に連なるように前記キャビティを形成し、前記最上部から前記キャビティのガス抜きを行うことが好ましい。これにより、リム形成部の最下部から加圧注入された溶湯はリム形成部内を上方に向け流れてリム形成部の最上部に達するとともに、形状が複雑なために湯流れが悪くなり易い中央のハブ形成部に充満された溶湯の一部が、リム形成部の最上部に連なるスポークを介してリム形成部の最上部まで円滑に押し上げられるので、キャビティ内のガスがリム形成部の最上部から迅速に排出される。
上記方法において、前記各スポークの最小横断面積を前記リムの横断面積よりも小さくした車両用ホイールを成形加工する場合に好適に適用できる。すなわち、最小横断面積が小さいスポーク内では溶湯の流れが悪いことから、ハブ形成部内に鋳巣が発生し易いが、溶湯の凝固途中でハブ形成部の中心部に押込みピンを進出させるので、押湯作用により、溶湯の凝固時の収縮体積分が補償される結果、鋳巣の発生が効果的に抑制される。
上記発明において、前記溶湯の凝固完了後に前記成形型を開き、そののち前記押込みピンを前記ハブから抜き出すことが好ましい。これにより、押込みピンがハブ内に押し込めれた状態で成形型の型開きを行うので、押込みピンを成形型の可動型部に設けておけば、成形加工後のホイール素材が押込みピンによって可動型部に付着した状態で成形型の型開きを行うことができるので、型開き作業が円滑になる。
本発明に係る車両用ホイールの加圧鋳造装置は、中央部のハブ、外周部のリム、および前記ハブと前記リムとを連結する連結部を有する車両用ホイールを鋳造する装置であって、ホイール軸心を略水平にした姿勢で前記ホイールを成形するキャビティを有し、略水平方向に開閉する成形型と、前記キャビティにおけるリム形成部の最下部に溶湯を加圧注入する注湯機と、前記溶湯の凝固途中に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に軸方向から押込みピンを進出させるピン駆動機と、前記押込みピンに対向する位置に設けられ、前記成形型の型締め時に、先端部分が前記キャビティにおけるハブ形成部の幅方向に中央付近まで突出する成形品押出しピンとを備えている。
上記構成によれば、注湯機によりキャビティにおける容積の大きいリム形成部に溶湯を加圧注入し、ピン駆動機により溶湯の凝固途中でハブ形成部の中心部に押込みピンを進出させるので、本発明に係る前記製造方法の場合と同様に、品質に優れ、かつ生産性の高いホイールが得られる。
本発明の車両用ホイールの加圧鋳造方法によれば、成形型のキャビティにおける容積の大きいリム形成部に溶湯を加圧注入して、リム形成部から連結部を介して中央のハブ形成部に向け溶湯を流動させるので、溶湯を円滑に流すことができる。また、溶湯の凝固途中でハブ形成部の中心部に押込みピンを進出させることにより溶湯の凝固時の収縮体積分が補償される。したがって、加圧鋳造により高い生産性を確保しながらも、鋳巣が少ない優れた品質と、内部組織が緻密に微細化されて優れた機械的特性を有する車両用ホイールを得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の車両用ホイールを製造する加圧鋳造装置の型締め状態を示す縦断面図である。この加圧鋳造装置の説明に先立って、成形加工すべき車両用ホイールについて説明する。図9,図10は、ホイール素材20を示す正面図および側面図である。このホイール素材20は、前記加圧鋳造装置によって鋳造されたのちであって、不要な部分を除去する仕上加工を行って自動二輪車用ホイールとする前の状態であり、車軸(図示せず)が挿通される中央部のハブ21、タイヤ(図示せず)が装着される外周部のリム22、およびハブ21とリム22とを連結する連結部である5本のスポーク23を有している。スポーク23の最小横断面積Aはリム22の横断面積Bよりも小さい。スポーク23の長手方向(この例ではホイール径方向)に直交する横断面の面積は前記長手方向に沿って変化し、リム22に連なる最外径部で最小横断面積Aとなっている。リム22の径方向に沿った横断面の面積Bは後述する凹部57の部分を除いて、周方向に沿って略一定である。
図1の加圧鋳造装置は、上述の車両用ホイール素材20を鋳造するものであって、ホイール軸心Cを略水平にした姿勢でホイールを成形加工するためのキャビティ8を有して略水平な左右方向に開閉する成形型1と、キャビティ8におけるリム形成部8aの最下部8dに溶湯4を加圧注入する注湯機2と、キャビティ8に加圧注入した溶湯4の凝固途中においてキャビティ8におけるハブ形成部8cの中央部にホイール軸心C方向から押込みピン7を進出させるシリンダからなるピン駆動機3とを備えている。
前記成形型1は、キャビティ8の一部を形成する固定側入子10とこの固定側入子10を保持する固定側主型11からなる固定型9と、キャビティ8の他の一部を形成する可動側入子13とこの可動側入子13を保持する可動側主型14からなる可動型12と、固定型9と可動型12との間に介在されてキャビティ8におけるリム形成部8aの外周面を形成するスライド型17とを備えている。この成形型1は、型開閉機50により可動型12がホイール軸心C方向に進退移動されることにより開閉されて、型締めおよび型開きされる。成形型1が型締めされたときには、キャビティ8に加えて、型外部からキャビティ8におけるリム形成部8aの最下部8dに連通する注湯通路18が形成される。また、固定型9と可動型12の各々の最上部の型合わせ面は、互いに噛み合う鋸歯状に形成されて、その間に僅かな間隙を存して噛み合うことにより、キャビティ8内のガス抜きを行うためのガスベント部19を形成する。
図2は図1のII−II線に沿った断面図を示し、同図において、前記スライド型17は一対のスライド型半体17a,17bからなる。両スライド型半体17a,17bは、図の左右方向に進退移動することにより開閉されて、型締めおよび型開きされる。図6に型開きされた状態が示されている。リム形成部8aにおける前記注湯通路18が連通する最下部8dの位置は、隣接する一対のスポーク形成部(連結部形成部)8b、8bの中央部となるように設定されている。また、図1にも示すように、型締めされた両側入子10,13における最上部位置には、中央部が凹んだ断面形状を有するリム形成部8aの最上部における幅方向両側部を連通し、かつ前記ガスベント部19に連通するオーバーフロー部24が形成される。したがって、この加圧鋳造装置は、図2のキャビティ8のリム形成部8aにおける隣接する一対のスポーク形成部8b、8bの間である最下部8dに下方から上方に向かって溶湯4を加圧注入し、リム形成部8aの最上部8eからキャビティ8内のガス抜きを行うようになっている。スライド型17の一対のスライド型半体17a,17bは、紙面の手前側と奥方向、つまり可動型12の開閉方向(左右方向〕に対し直交する前後方向に移動して型締めおよび型開きを行う。
前記注湯機2は、図1に示すように、射出シリンダ27の内部に、油圧によって進退するプランジャ28の頭部である射出チップ29が嵌合された構成になっている。この注湯機2は、二点鎖線で示すように、射出チップ29が下方に後退した状態で射出シリンダ27が傾動されて溶湯供給位置に設定され、射出シリンダ28と射出チップ29とで形成された貯湯空間内に、給湯用ラドル30から所定量のアルミニウム溶湯4が供給されたのち、元の鉛直位置まで回動されて、型締め状態の成形型1の注湯通路18に下方から対向する。その後、矢印で示すように、射出シリンダ27が上方に進出して射出シリンダ27の上端部が注湯通路18に液密に嵌合される。
前記ピン駆動機3は、押出しシリンダ31のピストンロッド32の先端にガイドブロック33を介して押込みピン7が連結され、ガイドブロック33が可動型12の可動側主型14に設けられたガイドシリンダ34内を摺動するようになっており、押込みピン7がガイドシリンダ34を挿通して可動側入子13のガイド孔内を液密に摺動しながら進退するようになっている。成形型の型閉め完了時点には、押込みピン7がこれの先端の半球状部分のみがキャビティ8内に突出する位置に位置決めされる。
前記加圧鋳造装置には、さらに、前記押込みピン7に対向する位置に、キャビティ8におけるハブ形成部8cの中心部に向けホイール軸心C方向に進退する成形品押出しピン37が設けられている。この成形品押出しピン37は、押出しシリンダ38のピストンロッド39の先端にガイドブロック40を介して連結されており、ガイドブロック40が固定型9の固定側主型11に設けられたガイドシリンダ41内を摺動する。成形品押出しピン37は、ガイドシリンダ41を挿通して固定側入子10のガイド孔内を液密に摺動しながら進退するようになっており、成形型1の型締め時には、先端部分がキャビティ8におけるハブ形成部8cの厚み方向に中央付近まで突出した状態に位置決めされて、ハブ形成部8cの一部を構成している。
また、可動型12には、リム押出しピン42とスポーク押出しピン43が多数設けられている。これらリム押出しピン42およびスポーク押出しピン43は、成形型1の外部から可動型12内を摺動自在に挿通して設けられて、シリンダ(図示せず)により進退移動されるが、成形型1の型締め時に、各々の先端部がキャビテイ8におけるリム形成部8cおよびスポーク形成部8bの内面に略合致するように位置決めされる。
さらに、固定型9および可動型12には、これらを冷却または加熱することによりキャビティ8内の溶湯4の温度を調節するための温調ユニット44が複数設けられている。図2に示すように、スライド型17にも、温度調整用として温調ユニット44が設けられている。各温調ユニット44は、温調パイプ47の内側に温調媒体供給チューブ48を挿入し、温調媒体供給チューブ48の内側から先端部に導入した冷却水または温油のような温調媒体Wを、折り返して温調パイプ47と温調媒体供給チューブ48の間の通路に通すことにより、温度調節機能を発揮する。この加圧鋳造装置は、図1のコントローラ49が装置全体を制御するようになっている。すなわち、コントローラ49は、型開閉機50による成形型1の開閉、注湯機2および給湯用ラドル30による溶湯の鋳込み、ピン駆動機3による押込みピン7の進退、押出しシリンダ38による成形品押出しピン37の進退、リム押出しピン42およびスポーク押出しピン43の進退、温調ユニット44による温度調節の各動作を一括制御する。
つぎに、前記加圧鋳造装置による自動二輪車用ホイールの成形加工の工程について説明する。図7は、上述した車両用ホイール素材20の成形加工の1サイクルを工程順に示した工程図である。第1の工程P1では、図1の成形型1の固定型9および可動型12並びにスライド型17の金型面がエアブローで清掃されたのち、その金型面に離型剤がスプレーにより塗布される。第2の工程P2(図7)では、型開閉機50の作動により、図2のスライド型17の一対のスライド型半体17a,17bを型合わせしてスライド型17の型締めが行われのち、図1に示すように、固定型9と可動型12とを型合わせして成形型1の型締めが行われ、成形型1の内部に、キャビティ8、注湯通路18、オーバーフロー部24およびガスベント部19が形成される。また、この成形型1の型締め時には、固定型9側の成形品押出しピン37の先端部がキャビティ8におけるハブ形成部8cの幅方向の中央付近まで突出しているが、可動側12の押込みピン7は、その先端の半球部のみがハブ形成部8c内に突出しているだけである。成形型1の型締めが終わると、予め所定量の溶湯4が注入された注湯機2が、図1の実線で示すように、成形型1の注湯通路18に対向するように位置決めされる。
続いて、第3の工程P3(図7)では、図3に示すように、注湯機2が上昇して射出シリンダ27の上端部分が注湯通路18内に嵌合され、射出シリンダ27の内部が注湯通路18を通じてキャビティ8に連通される。この状態で、プランジャ28が駆動して射出チップ29が上方へ前進移動することにより、キャビティ8におけるリム形成部8aの最下部8dに、下方から上方へ向かって溶湯4が加圧注入される。このとき、0.03MPS程度の低い圧力で溶湯を注入する低圧鋳造法とは異なり、注湯機2は、50〜70MPS程度の高圧で溶湯を加圧注入するように設定されているので、溶湯4の鋳込みを短時間て終了させることができる。
また、図2に示したように、溶湯4が注入される最下部8dが、隣接する一対のスポーク形成部8bの間に設定されているので、その注入された溶湯4は、リム形成部8aの横断面積B(図9)よりも最小横断面積A(図9)が小さいスポーク形成部8bに一部が流入し、これよりも多い他部がリム形成部8aの全周にわたり充満するように円滑に流れる。これとは異なり、一つのスポーク形成部8bをリム形成部8aの最下部8dに連なるように配置して溶湯4をキャビティ8の最下部8dに注入した場合には、加圧注入された溶湯4の大部分が、そのまま最下部8dに連なるスポーク形成部8bを直線的に上方に移動して、流動抵抗の小さい一つのスポーク形成部8bに流れ込むので、リム形成部8aの全周に円滑に流れにくくなる場合がある。
また、キャビティ8における、一般にハブ形成部8cよりも全体の容積が大きいリム形成部8aに溶湯4を加圧注入しているので、リム形成部8aから各スポーク形成部8bを通って中央のハブ形成部8cに向け溶湯4を円滑に流すことができる。
上述の溶湯4の加圧注入時には、リム形成部8aの最下部8dから入った溶湯4がリム形成部8a内を上方に向け流れてリム形成部8aの最上部8eに達するとともに、リム形成部8aから各スポーク形成部8bを通って中央のハブ形成部8cに充満された溶湯4の一部がリム形成部8aの最上部8eに連なるスポーク形成部8bを介してリム形成部8aの最上部8eまで押し上げられるので、キャビティ8内に存在するガスGがリム形成部8aの最上部8eに円滑に集められたのち、このリム形成部8aの最上部8eからオーバーフロー部24およびガスベント部19を通って成形型1の外部に排出される。このとき、ハブ形成部8cは形状が複雑なために湯流れが悪く、したがってガス抜けも悪くなり易いが、ハブ形成部8cの上部とリム形成部8aの最上部8eとを連結する一つのスポーク形成部8bがガス通路となって、ガスGを最上部8eからガスベント19へと迅速に排出する。
なお、溶湯4は、高圧で注入されているが、ガスベント部19が鋸歯状の小さな間隙を有していて流動抵抗が極めて大きいことから、ガスベント部19には僅かな量が進入するだけである。また、オーバーフロー部24により、図1のリム形成部8aの径方向に突出した2つの先端部8aaが接続されているから、これら先端部8aaの上部のガスGがオーバーフロー部24を通ってガスベント部19から外部に円滑に排出される。
第4の工程P4(図7)では、溶湯4のキャビティ8内への加圧注入が終了したのち所定時間が経過したとき、つまりキャビティ8内の溶湯4の凝固途中において、図4に示すように、ピン駆動機3が駆動して、押込みピン7を、キャビティ8におけるハブ形成部8cの中心部に向かってホイール軸心C方向から進入させる。ハブ形成部8cには、最小横断面積Aが小さい各スポーク形成部8bを介して溶湯4が流れ込むことから、ハブ形成部8cに溶湯が円滑に供給されにくくなる結果、このハブ形成部8cに鋳巣が発生し易くなるが、溶湯4の凝固途中でハブ形成部8cの中心部に押込みピン7を進出させることで、押込みピン7が押し込まれた体積分だけハブ形成部8c内に溶湯4が押し込められ、この押湯作用により、溶湯4の凝固時の収縮体積分が相殺(補償)されるので、鋳巣等の内部欠陥の発生が少なく、優れた品質のホイールが得られる。
第5の工程P5(図7)では、キャビティ8内の溶湯4が固化したのち、図5に示すように、注湯機2の射出シリンダ27が下方へ後退して注湯通路18から抜き出され、射出シリンダ27が傾動されて溶湯供給位置に設定される。続いて第6の工程P6(図7)で、型開閉機50(図1)により可動型12が固定側から離間する方向に後退移動されて、成形型1の型開きが行われる。このとき、可動型12の後退移動の開始と同時に押出しシリンダ38が駆動して、成形品押出しピン37を前進させ、成形品である車両用ホイール素材20を固定型9から押し出すとともに、押込みピン7は車両用ホイール素材20のハブ21に挿入された状態のまま可動型12と共に一体移動する。そのため、成形後の車両用ホイール素材20は可動型12に付着した状態で型開きされて、固定型9から外れる。そののち、図6に示すように、一対のスライド型半体17a,17bを互いに離間する方向に後退させることで、スライド型17が型開きされる。
続いて、第7の工程P7(図7)で、図5の押出しシリンダ31が押込みピン7を後退させて車両用ホイール素材20から抜き出したのち、第8の工程P8(図7)において、各リム押出しピン42およびスポーク押出しピン43が進出して車両用ホイール素材20を可動型12から押し出す。さらに第9の工程P9(図7)において、ロボットハンド(図示せず)が作動して可動型12から押し出されたホイール素材20を把持して所定場所に取り出す。最後に、第10の工程P10(図7)では、成形品押出しピン37、各リム押出しピン42および各スポーク押出しピン43が後退して初期の待機位置に戻り、車両用ホイール素材20の成形加工の1サイクルが終了する。
図8は、図1のコントローラ49が各部の作動を制御するときのタイミングを示したタイミングチャートである。同図(a)に示すエアーブローによる成形型1の清掃と、(b)に示す離型剤のスプレーによる塗布が行われたのち、(c)に示すように、図2のスライド型17が閉じられ、続いて、(d)に示すように、図1の成形型1が型締めされる。そののち、(e)に示すように注湯機2の射出シリンダ27が進出し、(e)に破線P1で示すように、射出チップ29の進出移動が開始されて、溶湯4がキャビティ8内に加圧注入されていく。また、(f)に示すように、溶湯4の加圧注入の開始と略同時に、各温調ユニット44に温調媒体Wを供給して冷却または加熱が開始される。
(g)に示すように、注湯機2から所定量の溶湯4が加圧注入された時点t1からタイマにより所定時間tの計時を開始して、所定時間tが経過したときに、押込みピン7が進出する。(f)に示す温調タイムが終了し、溶湯4が固化して車両用ホイール素材20が形成されたのち、(e)に破線P2で示すように、射出シリンダ27が成形型1から抜き出される。(h),(d)に示すように、固定側の成形品押出しピン37の進出移動と成形型1の型開きとが同時のタイミングt2で開始される。このタイミングt2は(g)で押込みピン7が後退するタイミングt3よりも若干早い。成形型1の型開きが完了すると、(c)に示すようにスライド型17の型開きが開始され、これと略同時に、(g)に示すように、押込みピン7がタイミングt3で後退して初期位置に戻る。続いて、(i)に示すように、可動側のリム押出しピン42およびスポーク押出しピン43が進出して、車両用ホイール素材20が可動型12から取り外され、この直後に、(j)に示すように、ロボットハンドによるホイール素材20の取り出しが行われる。
図9に示すように、加圧鋳造された直後のホイール素材20には、リム22の外周における一対のスポーク23,23の間の部位に溶湯4の注入口51が残存しており、リム22における注入口51とホイール軸心C回りに略180°離間した部位、すなわち図9の最上部位に、スポーク23を径方向外方に延長した仮想線Q上に位置するガス抜き口52が残存しており、さらに、ハブ21の中心部に、ホイール軸心C方向に凹入した押込みピン挿入部55が残存している。注入口51は図2の成形型1の注湯通路18によって形成されたものであり、図9のガス抜き口52は図1の成形型1のオーバーフロー部24に相当するブリッジ54上に形成されたものてあり、図9の押込みピン挿入部55は図1の押込みピン7の圧入により形成されたものである。
さらに、車両用ホイール素材20には、リム22の上部の内周部分に大きいバリ60が残存しており、上方の3本のスポーク23のリム22の近接部位にバッファ61が残存している。車両用ホイール素材20の上部は、鋳造時に空気がこもり易いので、図1のリム形成部8aの上部内周部分には、固定側入子10と可動側入子13間に僅かな隙間を設けてバリ60(図9)を発生させており、これによってリム形成部8aからバリ(図9)への空気抜き(ガスベント)を行うことにより、リム形成部8aの上部への溶湯の円滑な充填を図っている。また、スポーク形成部8bにおける上部の3つのスポーク23(図9)を形成する部分には、固定側入子10と可動側入子13間に若干大きめの隙間を設けてバッファ61(図9)を発生させており、これによってスポーク形成部8bからバッファ61(図9)への溶湯のオーバーフローと空気抜きを行うことにより、やはりスポーク形成部8bへの溶湯の円滑な充填を図っている。この車両用ホイール素材20は、機械加工により注入口51、ガス抜き口52、ブリッジ54、バリ60およびバッファ61をそれぞれ除去することにより、所要の車両用ホイールに仕上げられる。
また、前記車両用ホイール素材20には、リム22の外周面における各スポーク23に外方で対向する各部位に、図10に示すように凹部57が形成されており、この凹部57は、スライド型17に設けられた凸部により形成される。これにより、図9のリム22の外周面における各スポーク23に外方で対向する部位に、リム22の他部よりも厚みが急激に大きくなることに起因する引けが発生するのを効果的に防止することができる。
上述したように、二輪車用ホイールを加圧鋳造により成形加工するので、車両用ホイールの生産性が向上するとともに、図1の溶湯4を成形型1のキャビティ8内に高圧で注入することから、成形型1の余熱温度を低く設定できるのに伴って冷却速度も速くなるので、溶湯4の凝固速度が速くなって内部組織が緻密に微細化されることで機械的特性が向上する。しかも、二輪車用ホイールを加圧鋳造により成形するにもかかわらず、溶湯4を図2のリム形成部8aからスポーク形成部8bを経てハブ形成部8cへと円滑に流すことができるとともに、溶湯4の凝固時の収縮体積分を図1の押込みピン7によって補償することができるので、鋳巣等の内部欠陥の発生を防止して優れた品質が得られる。
なお、前記実施形態では、リム形成部8aの最下部8dに下方から上方に向け溶湯4を加圧注入する場合を例示したが、リム形成部8aの最下部8dにホイール軸心C方向に略平行な横方向または斜め方向に向け溶湯4を加圧注入するようにしてもよい。また、本発明に係る加圧鋳造方法は、スポーク・タイプのホイールに限らず、リムとハブとの間の連結部が薄いディスクにより形成されているホイールに適用しても、上述したと同様の効果を得ることができる。
さらに、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成を追加、削除、変更でき、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の一実施形態に係る車両用ホイールの加圧鋳造装置を型締め状態で示す縦断面図である。 同上の加圧鋳造装置の図1のII−II線に沿った断面図である。 同上の加圧鋳造装置のキャビティ内への溶湯の加圧注入工程における縦断面図である。 同上の加圧鋳造装置の押込みピンの圧入工程における縦断面図である。 同上の加圧鋳造装置の型開き状態の縦断面図である。 スライド型の型開き工程における図2と同様の断面図である。 ホイールの加圧鋳造の1サイクルを示した工程図である。 ホイールの加圧鋳造のタイミングチャートである。 同上の加圧鋳造装置によって鋳造された直後のホイール素材を示す正面図である。 同上のホイール素材の側面図である。
符号の説明
1 成形型
2 注湯機
3 ピン駆動機
4 溶湯
7 押込みピン
8 キャビティ
8a リム形成部
8b スポーク形成部(連結部形成部)
8c ハブ形成部
8d 最下部
8e 最上部
17 スライド型
20 ホイール素材
21 ハブ
22 リム
23 スポーク(連結部)
51 注入口
52 ガス抜き口
55 押込みピン挿入部
A スポークの最小横断面積
B リムの横断面積
C ホイール軸心

Claims (6)

  1. 中央部のハブ、外周部のリム、および前記ハブと前記リムとを連結する連結部を有する車両用ホイールを鋳造する方法であって、
    略水平方向に開閉する成形型の内部に、ホイール軸心を略水平にした姿勢で前記ホイールを成形するキャビティを形成し、
    前記成形型の型締め時に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に設けられた成形品押出しピンの先端部を、前記キャビティにおける前記ハブ形成部の幅方向の中央付近まで突出させ、
    前記キャビティにおけるリム形成部の最下部に溶湯を加圧注入し、
    前記溶湯の凝固途中に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に向かって軸方向から、前記成形品押出しピンに対向する位置に設けられた押込みピンを進出させ、その状態で前記溶湯の凝固を完了させ、
    前記キャビティ内の前記溶湯が固化した後、前記成形品押出しピンを前記ハブ形成部の中心部に向かって前記軸方向に移動させて、成形品であるホイール素材を前記成形型の一方から押し出すとともに、前記押込みピンが前記素材の前記ハブに挿入された状態のまま前記成形型の他方と共に一体移動されて型開きをする車両用ホイールの加圧鋳造方法。
  2. 請求項1において、前記連結部は前記リムの周方向に間隔をあけて配置された複数のスポークを有し、前記リム形成部の最下部を、隣接する一対のスポーク形成部の間に設定した車両用ホイールの加圧鋳造方法。
  3. 請求項1または2において、前記連結部は前記リムの周方向に間隔をあけて配置された複数のスポークを有し、前記キャビティにおける一つのスポーク形成部が前記リム形成部の最上部に連なるように前記キャビティを形成し、前記最上部から前記キャビティのガス抜きを行う車両用ホイールの加圧鋳造方法。
  4. 請求項2または3において、前記各スポークの最小横断面積を前記リムの横断面積よりも小さくした車両用ホイールの加圧鋳造方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記溶湯の凝固完了後に前記成形型を開き、そののち前記押込みピンを前記ハブから抜き出す車両用ホイールの加圧鋳造方法。
  6. 中央部のハブ、外周部のリム、および前記ハブと前記リムとを連結する連結部を有する車両用ホイールを鋳造する装置であって、
    ホイール軸心を略水平にした姿勢で前記ホイールを成形するキャビティを有し、略水平方向に開閉する成形型と、
    前記キャビティにおけるリム形成部の最下部に溶湯を加圧注入する注湯機と、
    前記溶湯の凝固途中に、前記キャビティにおけるハブ形成部の中心部に軸方向から押込みピンを進出させるピン駆動機と、
    前記押込みピンに対向する位置に設けられ、前記成形型の型締め時に、先端部分が前記キャビティにおけるハブ形成部の幅方向に中央付近まで突出する成形品押出しピンと、
    を備えた車両用ホイールの加圧鋳造装置。
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