JP5091463B2 - 電文送受信システム、電文送受信方法、電文送信装置、電文受信装置およびプログラム - Google Patents

電文送受信システム、電文送受信方法、電文送信装置、電文受信装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電文送受信システム、電文送受信方法、電文送信装置、電文受信装置およびプログラム、特に通番を付した電文を、非同期に送受信する電文送受信システム、電文送受信方法、電文送信装置、電文受信装置およびプログラムに関する。
従来の非同期に電文を送受信する電文送受信システムでは、送信側にて通番を付した電文を送信している。ここで、電文とは、通信路を介して接続された装置間で送受信される情報のことである。また、非同期な電文の送受信とは、受信側が電文を受信した旨の応答を送信側に返さない電文の送受信である。なお、この電文を送受信するための下位層のプロトコルが返す受信応答は、ここで言う電文を受信した旨の応答には含まないので、下位層のプロトコルとして、TCP/IPのような受信応答を返すプロトコルを用いていても、非同期に電文を送受信する電文送受信システムと呼ぶ。
この従来の電文送受信システムでは、送信側もしくは受信側の内部処理でのバッファオーバーフロー等の処理異常や通信路の異常など何らかの理由で受信側にて正常に電文を受信できなかったときに、この電文を受信側に伝えるリカバリ処理は、受信側にて通番の抜けを検出したときに、受信側が抜けた通番の電文の再送を送信側に要求するGAP/FILL方式で行っている(例えば、非特許文献1参照)。
例えば、図9に示すように、受信側は、送信側が送信した通番mの電文を受信し(S1000)、次に通番m+1と通番m+2の電文については、何らかの要因で受信できなかったとする(S1001、S1002)。このとき、受信側は次の通番m+3の電文を受信した時点で(S1003)、通番mから通番m+3という通番の飛びを検出して、間の通番m+1、m+2の電文を再送するように、送信側に対して要求する(S1004)。送信側は、この要求を受けて、通番m+1、m+2の電文を再送する(S1005、S1006)。また、送信側は、次の電文に再送前に付した通番m+3の次の通番である通番m+4を付して送信する(S1007)。受信側は、これら通番m+1、m+2、m+4の電文を受信する。
このように、受信側は、通番の飛びを検出したときは、抜けている通番の範囲を指定して再送を要求し、送信側は、この要求に応じて電文を再送する。これにより、何らかの理由で受信側に伝わらなかった電文についても、受信側に伝えることができる。
"FIX 4.4 Specification"、[online]、2003.04.30、FIX(Financial Information eXchange) Protocol Limited、[2006.1037検索]、インターネット<URL:http://www.fixprotocol.org/specifications/fix4.4spec>
しかしながら、従来の電文送受信システムにあっては、例えば、図9のシーケンスS1008以降に示すように、受信側で、通番m+5の電文を受信できず(S1008)、送信側が通番m+6の電文および通番m+7の電文を続けて送信したときは(S1009、S1010)、受信側はこれら通番m+6の電文と通番m+7の電文それぞれに対して、すなわち2重に、通番m+5の電文の再送を要求する(S1011、S1012)。送信側は、これらの要求それぞれに対して、すなわち2重に、通番m+5の再送を行う(S1013、S1014)。受信側は、シーケンスS1013で通番m+5の電文を受信しているので、シーケンスS1014にて受信した通番m+5の電文は不要であり、破棄する。このように、従来の電文送受信システムにあっては、通信できなかった電文をリカバリする際に、不必要な再送要求や再送電文の送受信が発生することがあり、このため伝送効率が悪化するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、優れた伝送効率にて、通信できなかった電文をリカバリすることができる電文送受信システムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の電文送受信システムは、電文を送信する電文送信装置と、該電文を受信する電文受信装置とを具備する電文送受信システムにおいて、前記電文送信装置は、電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる電文送信手段と、再送要求を受信し、前記電文送信手段に対して、新規の電文送信を中止するように指示する再送要求受信手段と、前記再送要求受信手段が受信した再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出し、再送であることを示す情報を含めて送信する再送信手段と、前記電文受信装置から受信済の通番を表す受信済通番情報を受信して、該通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する受信済通番受信手段とを備え、前記電文受信装置は、前記送信された電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段と、前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても前記再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段と、前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す前記受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、電文送受信システムは、通信できなかった電文を不要な電文の送受信をすることなくリカバリするので、優れた伝送効率にてリカバリすることができる。
また、本発明の電文送受信システムは、上述の電文送受信システムであって、前記受信済通番送信手段は、前記受信済通番情報を一定周期で送信することを特徴とする。
また、本発明の電文送受信システムは、上述の電文送受信システムであって、前記受信済通番送信手段は、前記受信済通番情報を、他の情報を送信する電文に含めて送信することを特徴とする。
また、本発明の電文送受信システムは、上述のいずれかの電文送受信システムであって、前記他の情報を送信する電文は、前記電文受信装置の生存監視用の電文であることを特徴とする。
また、本発明の電文送受信方法は、電文を送信する電文送信側と、該電文を受信する電文受信側とを具備する電文送受信システムにおける電文送受信方法において、前記電文送信側が、電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる第1の過程と、前記電文受信側が、前記送信された電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する第2の過程と、前記電文受信装置が、前記第2の過程における判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する第3の過程と、前記電文送信装置が、前記送信された再送要求を受信し、該再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出し、再送であることを示す情報を含めて送信するとともに、この送信の間は新規の電文送信を中止する第4の過程と、前記電文受信装置が、前記第2の過程にて受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する第5の過程と、前記電文送信装置が、前記電文受信装置から前記受信済通番情報を受信して、該通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する第6の過程とを備えることを特徴とする。
また、本発明の電文送信装置は、電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる電文送信手段と、再送要求を受信し、前記電文送信手段に対して、新規の電文送信を中止するように指示する再送要求受信手段と、前記再送要求受信手段が受信した再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出して送信する再送信手段と、前記電文の受信済の通番を表す受信済通番情報であって、前記電文を受信する電文受信装置が前記電文の受信とは非同期に送信した受信済通番情報を受信して、該受信済通番情報が表す通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する受信済通番受信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる電文送信手段、再送要求を受信し、前記電文送信手段に対して、新規の電文送信を中止するように指示する再送要求受信手段、前記再送要求受信手段が受信した再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出して送信する再送信手段、前記電文の受信済の通番を表す受信済通番情報であって、前記電文を受信する電文受信装置が前記電文の受信とは非同期に送信した受信済通番情報を受信して、該受信済通番情報が表す通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する受信済通番受信手段として機能させる。
また、本発明の電文受信装置は、電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段と、前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段と、前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段、前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段、前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段として機能させる。
この発明によれば、通信できなかった電文を不要な電文の送受信をすることなくリカバリするので、優れた伝送効率にてリカバリすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明の一実施形態による電文送受信システムの通番管理の概要を説明する図である。本実施形態の電文送受信システムでは、電文を送信する電文送信装置100は、送信済みの電文通番を記憶し、その電文を受信する電文受信装置200は、次に受信すべき電文の電文通番を記憶している。例えば、電文送信装置100にて電文通番「N−1」を記憶しており、電文受信装置200では期待通番「N」を記憶しているとする。電文送信装置100が、記憶している電文通番を更新して、通番「N」の電文を送信すると(Sa1)、電文受信装置200は、記憶している期待通番「N」と受信した電文の電文通番「N」とが一致することを確認し、期待通番を更新して「N+1」とする。次に、電文送信装置100が、記憶している電文通番を更新して、通番「N+1」の電文を送信すると(Sa2)、電文受信装置200は、記憶している期待通番「N+1」と受信した電文の電文通番「N+1」とが一致することを確認し、期待通番を更新して「N+2」とする。以下、同様のことを繰り返す。
このように、本実施形態の電文送受信システムでは、電文送信装置100と電文受信装置200とで、それぞれ通番を記憶しておき、該通番を各々で更新しながら電文の送受信を行っている。本発明は、このような電文送受信システムにおいて、電文送信装置100もしくは電文受信装置200の内部処理でのバッファオーバーフロー等の処理異常や通信路の異常など何らかの理由で電文が電文受信装置200に届かなかった場合など、電文受信装置200において、電文の抜けを検出したときのリカバリ処理に関する。
図2は、本実施形態における電文送受信システムの構成を示す概略ブロック図である。電文送信装置100と電文受信装置200とは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信路300にて、双方向に通信可能なように接続されている。電文送信装置100は、電文送信部(電文送信手段)101、再送要求受信部(再送要求受信手段)102、再送信部(再送信手段)103、電文通番記憶部(電文通番記憶手段)104、送信電文記憶部(送信電文記憶手段)105、受信済通番受信部(受信済通番受信部)106を具備する。
電文送信部101は、電文通番記憶部104が記憶する通番に「1」を加え、その通番を電文に付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶部105に記憶させる。再送要求受信部102は、電文受信装置200からリセンド電文(再送要求)を受信し、このリセンド電文にて指定された通番以降の電文の再送を再送信部103に指示する。また、再送要求受信部102は、電文送信部101に対して、再送信部103が再送している間は新規の電文送信を中止するように指示する。再送信部103は、再送要求受信部102から指定された通番以降の電文を送信電文記憶部105から、順次読み出して送信する。受信済通番受信部106は、電文受信装置200にて受信済の通番を、電文受信装置200から受信して、該通番以前の電文を送信電文記憶部105から削除する。送信電文記憶部105は、電文送信部101が送信した電文を記憶する。電文通番記憶部104は、電文送信部101が送信した最新の電文の通番を記憶する。
電文受信装置200は、電文受信部201、再送要求部202、期待通番記憶部203、受信済通番送信部204を具備する。電文受信部201は、電文送信装置100から電文を受信し、受信した電文の通番と、期待通番記憶部203に記憶されている通番とを比較することにより、今回受信した電文の通番と前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定する。電文受信部201は、この比較の結果、これら2つの通番が一致しているときは、正常と判定して期待通番記憶部203に記憶されている通番に「1」を加える。再送要求部202は、電文受信部201による比較の結果、これら2つの番号が一致していないとき(すなわち、連続していないと判定したとき)は、電文の抜けを検出したと認識して期待通番記憶部203に記憶されている通番の電文を要求する再送要求を送信する。また、再送要求部202は、再送要求を送信してから、所定の時間が経過しても、再送要求が要求した通番の電文を電文受信部201が受信しないときは、再び再送要求を送信する。受信済通番送信部204は、電文受信装置200が既に受信している電文の通番に相当する、期待通番記憶部203が記憶している通番より1小さい通番を表す受信済通番情報を送信する。期待通番記憶部203は、受信済の電文より1大きい通番を記憶している。すなわち、期待通番記憶部203が記憶する通番は、次の電文を正常に受信したときに、その電文の通番と一致する。
図3は、本実施形態による電文のヘッダ部の項目を説明する表である。電文は、該ヘッダ部と、ヘッダ部に続く部分であり、電文にて伝送する情報が格納されているデータ部とにより構成される。図3に示すように、本実施形態の電文のヘッダ部は、自身の項目長を含まない電文長を設定するメッセージ長と、電文の種別を設定する電文種別と、データ部の長さを設定する編集データ長と、データ部に格納されているデータ数を設定する編集データ数と、電文送信部101が設定する通番と、電文の発生日付を設定する発信元送信日付と、電文の発生時刻を設定する発信元送信時刻と、該電文がリカバリ用の再送電文のときに設定するリセンドフラグとからなる。
次にこの電文送受信システムの動作を説明する。図4は、本実施形態による電文送受信システムにおいて、通信路300の一時的な異常などで電文受信装置200が受信する電文において通番の抜けが発生したときの動作例を示すシーケンス図である。図4に示すシーケンスが始まる前の状態では、電文通番記憶部104が記憶している通番は「n−1」であり、期待通番記憶部203が記憶している通番は「n]であるとする。まず、電文送信装置100の電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n−1」を読出し、これに1を加えた通番「n]を付した電文を送信するとともに(Sb1)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番を、この通番「n]に更新する。電文受信装置200の電文受信部201は、この電文を受信し、電文の通番「n]と期待通番記憶部203から読み出した通番「n]とを比較する。ここでは、2つの通番は一致するので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番に1を加えて、通番「n+1」に更新する。
次に、同様にして、電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n」を読出し、これに1を加えた通番「n+1]を付した電文を送信するとともに(Sb2)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番「n」を、この通番「n+1]に更新する。電文受信装置200の電文受信部201は、この電文を受信し、電文の通番「n+1]と期待通番記憶部203から読み出した通番「n+1]とを比較する。ここでは、2つの通番は一致するので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番に1を加えて、通番「n+2」に更新する。さらに、電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n+1」を読出し、これに1を加えた通番「n+2]を付した電文を送信するとともに(Sb3)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番「n+1」を、この通番「n+2]に更新する。しかし、この電文が、通信路300の異常などにより、電文受信装置200まで届かなかったものとする。次の電文についても、同様に、電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n+2」を読出し、これに1を加えた通番「n+3]を付した電文を送信するとともに(Sb4)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番「n+2」を、この通番「n+3]に更新する。しかし、この電文についても、通信路の異常などにより、電文受信装置200まで届かなかったものとする。
次に、電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n+3」を読出し、これに1を加えた通番「n+4]を付した電文を送信するとともに(Sb5)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番「n+3」を、この通番「n+4]に更新する。電文受信装置200の電文受信部201は、この電文を受信し、電文の通番「n+4]とシーケンスSb2にて記憶させた通番であり、期待通番記憶部203から読み出した通番「n+2]とを比較する。ここでは、この2つの通番は一致しないので、電文受信部201は、再送要求部202に通番不一致を通知する(Sb6)とともに、以後、期待通番記憶部203から読み出した通番、すなわち、通番「n+2」の電文を受信するまで、この通番「n+2」以外の通番の電文は破棄するように自身を設定する。再送要求部202は、通番不一致を受けると、期待通番記憶部203から読み出した通番「n+2」以降の電文の再送を要求する情報を格納したリセンド要求を送信する(Sb7)。電文送信装置100の再送要求受信部102は、リセンド要求を受信すると、電文送信部101に対して、新規の電文送信を中止するように指示する(Sb8)。
次に、再送要求受信部102は、リセンド要求にて要求された通番「n+2」以降の再送を再送信部103に指示する(Sb9)。再送信部103は、送信電文記憶部105から、再送指示された通番「n+2」以降で送信電文記憶部105に記憶している全ての電文、すなわち通番「n+2」から通番「n+4」までの電文を順次読み出し、ヘッダ部のリセンドフラグを設定して、送信する(Sb10〜Sb12)。電文受信装置200の電文受信部201は、これらの電文を受信し、受信する度に、各電文の通番「n+2」、「n+3」、「n+4」と期待通番記憶部203から読み出した通番とを比較する。これらの比較の結果は全て一致するので、一致する度に電文受信部201は期待通番記憶部203に記憶されている通番を1を加えた値に更新する。ここでは、シーケンスSb10〜Sb12までの3回受信しているので、シーケンスSb12の通番「n+4」の電文を受信したときは、電文受信部201は、期待通番記憶部203が記憶する通番を通番「n+5」に更新する。再送信部103は、シーケンスSb12にて、通番「n+4」の電文、すなわち送信電文記憶部105に記憶している中で最新の電文までを読み出して送信するとともに、シーケンスSb8にて指示された送信中止の解除を電文送信部101に指示する(Sb13)。
送信中止の解除を受けた電文送信部101は、電文通番記憶部104から、シーケンスSb5の電文送信の際に記憶した通番「n+4」を読出し、これに1を加えた通番「n+5]を付した電文を送信する(Sb14)。電文受信部201は、この通番「n+5」の電文を受信し、期待通番記憶部203からシーケンスSb12の受信の際に記憶された通番「n+5」を読出して、これらを比較する。これらの通番は、一致しているので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番に1を加えた通番「n+6」に、期待通番記憶部203を更新する。
このように、シーケンスSb5にて通番「n+4」の電文を受信した電文受信部201が、通番の不連続を検出したとき、すなわち、受信した電文の通番と期待通番記憶部203に記憶されている通番が一致しないときに、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番の電文を受信するまでの間は、それ以外の通番の電文を受信しても破棄するようにし、かつ、再送要求部202が、次に受信すべき通番の電文を要求するリセンド電文を送信する。さらに、該リセンド電文を受信した電文送信装置100において、再送信部103が、リセンド電文にて要求された通番以降の電文を、送信電文記憶部105から順次読出して送信し、再送要求受信部102が、新規の電文送信を該送信の間は中止するように、電文送信部101に対して指示するという単純な処理で、何らかの理由で電文受信装置200が受信できなかった電文を不要な電文の送受信をすることなくリカバリすることができる。
図5は、本実施形態による電文送受信システムにおいて、図4のように通番抜けが発生したとき電文受信装置200が送信したリセンド電文を、電文送信装置100が受信できなかったときの動作例を示すシーケンス図である。図5に示すシーケンスが始まる前の状態では、図4と同様に、電文通番記憶部104が記憶している通番は「n−1」であり、期待通番記憶部203が記憶している通番は「n]であるとする。シーケンスSc1からSc7までは、図4におけるシーケンスSb1からSb7までと同様なので、説明を省略する。ただし、この動作例では、シーケンスSc7にて再送要求部202が送信したリセンド電文は、通信路300の異常などで電文送信装置100の再送要求受信部102は受信できないものとする。また、図4の説明では省略したが、再送要求部202は、シーケンスSc7にてリセンド電文を送信するとともに、予め決められた所定の時間経過後に起動して再度リセンド電文を送るように電文受信装置200が具備するタイマーに設定する。
電文送信装置100の電文送信部101は、その後も、電文通番記憶部104から通番を読出し、これに1を加えた通番を付した電文を送信する。本動作例では、電文送信部101はこの電文の送信を4回繰返して、通番「n+5」〜「n+8」までの電文を送信し(Sc8〜Sc9)、その結果、電文通番記憶部104は、通番「n+8」を記憶している。通番「n+5」〜「n+8」までの電文(シーケンスSc8〜Sc9)を受信した電文受信部201は、シーケンスSc6にて、通番「n+2」の電文を受信するまで、通番「n+2」以外の電文は破棄するように自身を設定しているので、これら通番「n+5」〜「n+8」の電文を破棄する。再送要求部202がシーケンスSc7にてリセンド電文を送信してから、前述の所定の時間が経過すると、再送要求部202は、タイマーを参照して該時間が経過したことを検出し、シーケンスSc7にて送信したリセンド電文(通番「n+2」の電文を要求するリセンド電文)を再度送信する(Sc10)。
電文送信装置100の再送要求受信部102は、リセンド要求を受信すると、電文送信部101に対して、新規の電文送信を中止するように指示する(Sc11)。次に、再送要求受信部102は、リセンド要求にて要求された通番「n+2」以降の電文の再送を再送信部103に指示する(Sc12)。再送信部103は、送信電文記憶部105から、再送を指示された通番「n+2」以降で送信電文記憶部105に記憶している電文、すなわち通番「n+2」から通番「n+8」までの電文を順次読み出し、ヘッダ部のリセンドフラグを設定して、送信する(Sc13〜Sc15)。電文受信装置200の電文受信部201は、これらの電文を受信し、受信する度に、各電文の通番「n+2」、「n+3」、・・・「n+8」と期待通番記憶部203から読み出した通番とを比較する。これらの比較の結果は全て一致するので、一致する度に電文受信部201は期待通番記憶部203に記憶されている通番をこの通番に1を加えた通番に更新する。ここでは、シーケンスSc13〜Sc15までの7回受信しているので、シーケンスSc15の通番「n+8」の電文を受信したときは、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番を通番「n+9」に更新する。再送信部103は、シーケンスSc15にて、通番「n+8」の電文、すなわち送信電文記憶部105に記憶している中で最新の電文までを読み出して送信するとともに、シーケンスSc12にて指示された送信中止の解除を電文送信部101に指示する(Sc16)。
送信中止の解除を受けた電文送信部101は、電文通番記憶部104から、シーケンスSc9の電文送信の際に記憶した通番「n+8」を読出し、これに1を加えた通番「n+9]を付した電文を送信する(Sc17)。電文受信部201は、この通番「n+9」の電文を受信し、期待通番記憶部203からシーケンスSc15の受信の際に記憶された通番「n+9」を読出して、これらを比較する。これらの通番は、一致しているので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番に1を加えた通番「n+10」に、期待通番記憶部203を更新する。
なお、再送要求部202は、シーケンスSc10にてリセンド電文を送信する際にも、タイマーを設定するが、電文受信部201は、リセンドフラグ付きの電文(ここでは、シーケンスSc13にて送信された通番「n+2」の電文)を受信すると、このタイマーの設定を解除するため、再送要求部202は、さらに通番「n+2」の電文を要求するリセンド電文を送信することはない。
このように、シーケンスSc7にて、再送要求部202がリセンド電文を送信する際に、予め決められた所定の時間後に起動して、再度リセンド電文を送信するようにタイマーを設定し、該所定の時間内にリセンドフラグ付きの電文を電文受信部201が受信しないと、すなわち、該所定の時間内にリセンド電文にて要求した電文を受信しないと、再送要求部202は、タイマーを参照して、所定の時間が経過したことを検出して、再度リセンド電文を送信するので、何らかの理由でリセンド電文を再送要求受信部102が受信できなくても、その前に電文受信装置200が受信できなかった電文をリカバリすることができる。
図6は、本実施形態による電文送受信システムにおいて、受信済通番送信部204が受信済の通番を電文送信装置100に通知する動作例を示すシーケンス図である。図6に示すシーケンスが始まる前の状態では、図4と同様に、電文通番記憶部104が記憶している通番は「n−1」であり、期待通番記憶部203が記憶している通番は「n]であるものとする。まず、電文送信装置100の電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n−1」を読出し、これに1を加えた通番「n]を付した電文を送信するとともに(Sd1)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番を、この通番「n]に更新する。電文受信装置200の電文受信部201は、この電文を受信し、電文の通番「n]と期待通番記憶部203から読み出した通番「n]とを比較する。ここでは、2つの通番は一致するので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番を、該通番に1を加えて通番「n+1」に更新する。
次に、同様にして、電文送信部101が、電文通番記憶部104から通番「n」を読出し、これに1を加えた通番「n+1]を付した電文を送信するとともに(Sd2)、該電文を送信電文記憶部105に記憶させ、電文通番記憶部104が記憶する通番を、該通番「n+1]に更新する。電文受信装置200の電文受信部201は、この電文を受信し、電文の通番「n+1]と期待通番記憶部203から読み出した通番「n+1]とを比較する。ここでは、2つの通番は一致するので、電文受信部201は、期待通番記憶部203に記憶されている通番を、該通番に1を加えて通番「n+2」に更新する。
ここで、電文送信装置100から電文受信装置200への電文の送信とは非同期に電文受信装置200から電文送信装置100への受信済通番の通知が行われる。例えば、電文受信装置200は、受信済通番の通知を一定周期で行う。すなわち、電文受信装置200の受信済通番送信部204が、期待通番記憶部203に記憶されている通番「n+2」を読み出し、この通番「n+2」から1を引いた通番「n+1」(すなわち電文受信装置200が受信済の電文の通番)を表す受信済通番情報を、電文送信装置100に送信する(Sd3)。電文送信装置100の受信済通番受信部106は、この受信済通番情報を受信する。受信済通番受信部106は、受信した受信済通番情報が表す通番「n+1」を含む、それ以前の電文を、送信電文記憶部105から削除する。
その後、本動作例では、電文送信部101が送信した通番「n+2」と「n+3」の電文が、一時的な通信路300の異常などにより、電文受信装置200に受信されないものとする(Sd4、Sd5)。次に、電文送信部101が送信した通番「n+4」の電文は、電文受信部201が受信し(Sd6)、電文の通番「n+4]と、シーケンスSd2にて更新した通番であり、期待通番記憶部203から読み出した通番「n+2]とを比較する。ここでは、この2つの通番は一致しないので、電文受信部201は、再送要求部202に通番不一致を通知する(Sd7)。再送要求部202は、通番不一致を受けると、期待通番記憶部203から読み出した通番「n+2」以降の電文の再送を要求するリセンド要求を送信する(Sd8)。
上述のシーケンスSd3の時点より後に送信されるシーケンスSd8のリセンド電文のように、ある時点より後に送信されるリセンド電文で要求される通番は、ある時点で期待通番記憶部203が記憶している通番以降(該通番を含む)である。そのため、シーケンスSd3のように、任意の時点での期待通番記憶部203が記憶している通番の1つ前の通番を、受信済通番送信部204が電文送信装置100に通知し、該通知を受けた受信済通番受信部106が、通知された通番以前(該通番を含む)の電文を送信電文記憶部105から削除することで、再送を要求される可能性のない電文を送信電文記憶部105から削除することができる。これにより、送信電文記憶部105が必要とする記憶容量を、抑えることができる。
なお、本実施形態において、電文通番を付してリカバリを行うのは、電文送信装置100から電文受信装置200への電文のみ、すなわち、片方向のみであったが、図7に示すように、本実施形態のおける電文送受信システムを双方向に用いてもよい。図7において、サーバ400は、電文送信装置100および電文受信装置200を具備し、サーバ500も、電文送信装置100および電文受信装置200を具備する。そして、サーバ400の電文送信装置100と、サーバ500の電文受信装置200とで、サーバ400からサーバ500への上りの電文の送受信を行う。また、サーバ400の電文受信装置200と、サーバ500の電文送信装置100とで、サーバ500からサーバ400への下りの電文の送受信を行う。このように上りと下りの組を、図8にて説明するセッションとして管理してもよい。
このとき、本実施形態において電文受信装置200から電文送信装置100に送信するとして説明したリセンド電文(例えば、図4のシーケンスSb7)および受信済通番情報(例えば、図6のシーケンスSd3)は、逆方向の電文送信装置100にて通番を付与して、逆方向の電文送信装置100から電文受信装置200への電文としてもよい。すなわち、サーバ400の電文受信装置200からサーバ500の電文送信装置100へ(下り)についてのリセンド電文および受信済通番情報を、サーバ400の電文送信装置100からサーバ500の電文受信装置200へ(上り)の電文にて送受信し、上りの電文にて電文抜けが発生したときは、これら下りについてのリセンド電文および受信済通番情報も併せて、リカバリするようにしてもよい。上りと下りとが、逆になった場合についても、同様である。
また、受信済通番情報については、該情報を送信するために専用の電文を用いるのでなく、その他の情報を送信するための電文に受信済通番情報を含めるようにして、送信してもよい。このような方法で、受信済通番情報を送信した場合、その他の情報を送信するための電文がない時間帯には、受信済通番情報が送信されないことになるが、例えば、一定周期や無通信状態が継続したときに送信される生存監視用の電文などがあれば、該電文に含めるようにするとよい。
図8は、電文の通番を管理する単位であるセッションを説明する図である。セッションを確立させるLogin処理と、そのセッションを解放するLogout処理の間の上りと下り各々の中では、通番は初期値が「1」の電文毎に1ずつ増加する連続した一意な番号として定義される。セッションを確立させるLogin処理にて、サーバ400とサーバ500との間でサーバ400とサーバ500の上りおよび下りそれぞれの通番を初期値にする。すなわち、サーバ400とサーバ500各々の電文送信装置100の電文通番記憶部104に初期値である「0」を記憶させ、電文受信装置200の期待通番記憶部203に初期値である「1」を記憶させる。なお、本実施形態において、通番は初期値が「1」であり、1ずつ増加する連続した値として説明したが、例えば、上りが初期値「1」の奇数で、下りが初期値「2」の偶数で、2ずつ増加する値であってもよい。これにより、本実施形態の電文送受信システムは、電文送信装置100および電文受信装置200のセッション開始前の通番の管理状態に係わらず、Login処理を行い、セッションを開始することで、各々の管理する通番が初期値となるので、電文の送受信を行うことができる。
また、図2における電文送信部101、再送信部103、受信済通番受信部106、電文受信部201、再送要求部202、受信済通番送信部204の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、これらの各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、証券売買システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
この発明の一実施形態による電文送受信システムの通番管理の概要を説明する図である。 同実施形態における電文送受信システムの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態による電文のヘッダ部の項目を説明する表である。 同実施形態による電文送受信システムにおいて、通番抜けが発生したときの動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態による電文送受信システムにおいて、リセンド電文を電文送信装置100が受信できなかったときの動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態による電文送受信システムにおいて、受信済の通番を電文送信装置100に通知する動作例を示すシーケンス図である。 同実施形態による電文送受信システムを双方向に用いたシステムを説明する図である。 同実施形態による電文送受信システムを双方向に用いたシステムにおいて、電文の通番を管理する単位であるセッションを説明する図である 従来の電文送受信システムの動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
100…電文送信装置
101…電文送信部
102…再送要求受信部
103…再送信部
104…電文通番記憶部
105…送信電文記憶部
106…受信済通番受信部
200…電文受信装置
201…電文受信部
202…再送要求部
203…期待通番記憶部
204…受信済通番送信部
300…通信路
400、500…サーバ

Claims (7)

  1. 電文を送信する電文送信装置と、該電文を受信する電文受信装置とを具備する電文送受信システムにおいて、
    前記電文送信装置は、
    電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる電文送信手段と、
    再送要求を受信し、前記電文送信手段に対して、新規の電文送信を中止するように指示する再送要求受信手段と、
    前記再送要求受信手段が受信した再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出し、再送であることを示す情報を含めて送信する再送信手段と、
    前記電文受信装置から受信済の通番を表す受信済通番情報を受信して、該通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する受信済通番受信手段と
    を備え、
    前記電文受信装置は、
    前記送信された電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段と、
    前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても前記再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段と、
    前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す前記受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段と
    を備えることを特徴とする電文送受信システム。
  2. 前記受信済通番送信手段は、前記受信済通番情報を一定周期で送信することを特徴とする請求項1に記載の電文送受信システム。
  3. 前記受信済通番送信手段は、前記受信済通番情報を、他の情報を送信する電文に含めて送信することを特徴とする請求項1に記載の電文送受信システム。
  4. 前記他の情報を送信する電文は、前記電文受信装置の生存監視用の電文であることを特徴とする請求項3に記載の電文送受信システム。
  5. 電文を送信する電文送信側と、該電文を受信する電文受信側とを具備する電文送受信システムにおける電文送受信方法において、
    前記電文送信側が、電文に通番を付して送信するとともに、該電文を送信電文記憶手段に記憶させる第1の過程と、
    前記電文受信側が、前記送信された電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する第2の過程と、
    前記電文受信装置が、前記第2の過程における判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する第3の過程と、
    前記電文送信装置が、前記送信された再送要求を受信し、該再送要求が要求する通番以降の電文を前記送信電文記憶手段から順次読み出し、再送であることを示す情報を含めて送信するとともに、この送信の間は新規の電文送信を中止する第4の過程と、
    前記電文受信装置が、前記第2の過程にて受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する第5の過程と、
    前記電文送信装置が、前記電文受信装置から前記受信済通番情報を受信して、該通番以前の電文を前記送信電文記憶手段から削除する第6の過程と
    を備えることを特徴とする電文送受信方法。
  6. 電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段と、
    前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段と、
    前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段と
    を備えることを特徴とする電文受信装置。
  7. コンピュータを、
    電文を受信し、該電文に付された通番と、前回受信した電文の通番とが連続しているか否かを判定し、連続していないと判定したときは、前記前回受信した電文の通番の次の通番の電文を受信するまでの間は、該次の通番以外の通番の電文を受信しても破棄する電文受信手段、
    前記電文受信手段の判定にて、連続していないと判定したとき、および再送要求を送信してから所定の時間経過しても再送であることを示す情報を含む電文を前記電文受信手段が受信しないときは、前回受信した電文の通番の次の通番の電文を要求する再送要求を送信する再送要求手段、
    前記電文受信手段が受信済の電文の通番を表す受信済通番情報を、前記電文の受信と非同期に送信する受信済通番送信手段
    として機能させるためのプログラム。
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