JP5091068B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動二輪車のような車両、定置型の動力伝達装置などに搭載されて、回転力の伝達および遮断を行うクラッチ装置に関するものである。
従来の、例えば自動二輪車のような車両のクラッチ装置は、図7に示すように、エンジンの回転軸に固着された出力ギヤ71に噛合するクラッチ伝動体であるクラッチギヤ72が、変速機のメイン軸73に回転自在に支持され、そのクラッチギヤ72の保持孔75にコイルスプリングからなるダンパ76が装着されるとともに、このダンパ76が、クラッチギヤ72の両側に位置するクラッチハウジング77の端壁77aとリテーナプレート78とにより保持され、相対回動可能に連結されたクラッチギヤ72とクラッチハウジング77間に、ダンパ76により相対回動に対して弾性復元力を付加するようになっている(特許文献1参照)。これにより、クラッチ接続時、またはエンジン回転の加減速が生じたときに、ダンパ76にトルクショックが加わると、クラッチハウジング77およびクラッチギヤ72の間に相対回動が生じてダンパ76が圧縮変形されることにより、トルク変動による衝撃を吸収できる。
特許第3631974号公報
しかしながら、従来のクラッチ装置では、クラッチギヤ72の外径が小さい場合には、クラッチギヤ72に十分な衝撃吸収効果を有する大きさのダンパ76を設けることが困難となる。ダンパ76による衝撃吸収効果が小さい場合には、トルク変動による衝撃が大きくなってしまう。
本発明は、回転駆動力が入力されるクラッチ伝動体を小さな外径とした場合でも、衝撃吸収力の大きなダンパを設けることを可能にしたクラッチ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1構成に係るクラッチ装置は、有底筒形のクラッチハウジング、回転駆動力が入力されるクラッチ伝動体、前記クラッチハウジングと前記クラッチ伝動体との間に介在して該クラッチ伝動体と一体回転し、前記クラッチハウジングに相対回転可能に連結された中間部材、および前記クラッチハウジングの端壁と前記中間部材との間に装着されて両者間の相対回転に対して弾性復元力を付加するダンパを備え、前記ダンパの少なくとも一部が前記クラッチ伝動体の外周よりも径方向外方に配置されている
このクラッチ装置によれば、クラッチ伝動体が小さな外径となった場合でも、中間部材をクラッチ伝動体の外径寸法にかかわらずに任意の外径とすることにより、この中間部材とクラッチハウジングの端壁との間に装着可能なダンパの寸法を大きくすることができるので、設計の自由度を増すことができる。例えば、大形で伸縮可能範囲の大きなダンパをクラッチ伝動体の外周寄りの箇所に配置することができる。また、クラッチ伝動体の内部にダンパを配置する場合に比べて、大形で伸縮可能範囲の大きいダンパを使用できる。
本発明において、前記クラッチ伝動体と中間部材はそれぞれの嵌合周面を介して互いに嵌合していることが好ましい。これにより、クラッチ伝動体と中間部材が、それぞれの嵌合周面の嵌合によって容易に径方向の相対位置がずれないように規制される。
本発明において、さらに、スタータに連結されたフリーホイールギヤと、このフリーホイールギヤとクラッチ伝動体との間に装着されたワンウェイクラッチとを有していることが好ましい。ダンパを中間部材に装着したことにより、クラッチ伝動体にダンパを設けるスペースが不要となるから、クラッチ伝動体がクラッチハウジングより小さな外径であっても、このクラッチ伝動体と、スタータに連結されたフリーホイールギヤとの間に、スペース上、ワンウェイクラッチを容易に設けることができる。
本発明において、さらに、前記中間部材に軸方向に弾性力を付加して、前記クラッチハウジングに対する軸方向への相対移動を抑制するばね体を設けるのが好ましい。これにより、クラッチハウジングと中間部材間の軸方向のがたつきを効果的に抑制することができる。
好ましくは、前記クラッチ伝動体と中間部材とが、ボス部を貫通して軸方向に延びる連結軸体により連結され、前記クラッチ伝動体と中間部材との間に、前記ボス部を除いた領域で、隙間が存在している。この構成によれば、クラッチ伝動体と中間部材は、中間部材のボス部に挿通した連結軸体によって互いに連結されるので、強固な連結状態が得られて、安定して一体回転する。また、前記隙間に、ダンパを保持するための部材、例えばリテーナプレートを配置することが可能となる。
本発明の第2構成に係るクラッチ装置は、有底筒形のクラッチハウジングと、前記クラッチハウジングと同軸に配置され、エンジンから伝達される回転駆動力によって回転するクラッチ伝動体と、前記クラッチ伝動体よりも大きい外径を有し、クラッチ伝動体と同軸に連結されて、クラッチ伝動体と一体回転する中間部材と、少なくとも一部が前記クラッチ伝動体の外周よりも径方向外方に配置され、前記中間部材と前記クラッチハウジングとの間で回転力を伝達するとともに、該回転力に対する衝撃吸収性を有する衝撃吸収性動力伝達体とを備えている。
この第2構成によれば、中間部材がクラッチ伝動体よりも大きな外径を有しているから、クラッチ伝動体が小さな外径となった場合でも、中間部材とクラッチハウジングとの間に装着可能なダンパの寸法を大きくすることができるので、設計の自由度を増すことができる。
本発明のクラッチ装置によれば、クラッチハウジングとクラッチ伝動体との間に、クラッチ伝動体と一体回転し、かつクラッチハウジングに相対回転可能に連結された中間部材を設けたので、クラッチ伝動体がクラッチハウジングよりも外径の小さな形状となった場合でも、中間部材を十分に大きな外径とすることにより、この中間部材とクラッチハウジングとの間に装着するダンパ(衝撃吸収性動力伝達体)として、大形で伸縮可能範囲の大きなダンパをクラッチ伝動体の外周寄りの箇所に配置することができ、これによって、ダンパ選択の自由度を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るクラッチ装置CLを示す縦断面図であり、この実施形態では自動二輪車に適用した場合を例示している。このクラッチ装置CLは、多板摩擦式であり、クラッチハウジング1とクラッチハブ10との間の、クラッチ軸心Cまわりの回転力伝達および遮断を、複数のフリクションプレート11およびクラッチプレート12の接離により行う。有底円筒形のクラッチハウジング1の背面側には、エンジン(図示せず)からの回転駆動力が伝達されるクラッチ伝動体2と、中間部材3とが同軸に配置されている。この中間部材3は、クラッチハウジング1とクラッチ伝動体2との間に介在してクラッチ伝動体2と一体回転し、かつ、クラッチハウジング1に相対回動可能に連結されている。クラッチハウジング1の有底円筒形の底壁を形成する端壁1aと中間部材3とにわたって、両者1,3間の相対回動に対し弾性復元力を付加するダンパ4が配置されている。この実施形態では、クラッチ伝動体2としてベルト伝達用のプーリを、ダンパ4として圧縮コイルスプリングをそれぞれ用いた場合を例示している。
前記クラッチ伝動体2は、図示しない変速機のメイン軸8に固定されたスリーブ9に対し、ニードル軸受13を介して相対回転自在に支持されている。メイン軸8はクランクケース7に軸受41を介して回転自在に支持されており、このクランクケース7に装着したクラッチカバー42により、クラッチ装置CLの全体が覆われている。従動側プーリとなるクラッチ伝動体2は、エンジンの回転軸であるクランク軸(図示せず)に固着された駆動側プーリ(図示せず)との間に掛け渡された歯形ベルト14を介してクランク軸に直結されており、エンジンの動力、すなわちクランク軸の回転駆動力が常時伝達される。
このように、歯形ベルト14を介してエンジンの回転駆動力伝達を行っていることから、歯形ベルト14の周囲のスペース上の制約のために、クランク軸上の駆動側プーリの外径が小さくなる結果、エンジンの回転数を所要の一次減速比に減速するために、クラッチ伝動体2は、エンジンの回転駆動力を歯車伝達する場合にクラッチ伝動体として用いられるクラッチギヤよりも小さな外径に設定されている。この実施形態では、クラッチ伝動体2はクラッチハウジング1よりも小さな外径に設定されている。
クラッチ伝動体2は、歯形ベルト14と噛み合う歯付きリム部2aと、このリム部2aに径方向内側で対向するボス部2bと、リム部2aとボス部2bとを連結する連結部2cと、ボス部2bからクラッチハウジング1に向かって軸方向に延びる軸支部2dとを有している。この軸支部2dは、長く形成されて、中間部材3およびクラッチハウジング1の端壁1aを貫通しており、その径方向内側に前記ニードル軸受13が収納されている。この軸方向に長い軸支部2dにより、クラッチ伝動体2がニードル軸受13を介してメイン軸8に安定して支持される。連結部2cは、軽量化のために、リム部2aおよびボス部2bよりも厚み寸法(軸方向寸法)が小さくなっている。
前記中間部材3は、クラッチ伝動体2よりも大きい外径を有しており、この実施形態では、クラッチハウジング1の外径とほぼ同一である。この中間部材3は、リベットからなる、周方向に等間隔に配置された複数本のリベットからなる連結軸体15により、クラッチ伝動体2に連結されて、これと一体回転する。中間部材3のクラッチ伝動体2側の端面となる背面(図1の左側面)にはクラッチ伝動体2側に突出するボス部3aが一体形成されており、連結軸体15が、クラッチ軸心Cと平行に、中間部材3のクラッチハウジング1側の端面となる前面(図1の右側面)側から、前記ボス部3aとクラッチ伝動体2の連結部2cとにそれぞれ設けた連結孔42,43に挿通されて、中間部材3から突出している先端部がかしめられることにより、クラッチ伝動体2と中間部材3とをクラッチ軸心Cのまわりに一体回転するよう同軸に連結している。これにより、クラッチ伝動体2と中間部材3との間に、ボス部3aを除いた領域で、隙間SPが存在している。この隙間SPに、後述するリテーナプレート17を配置している。前記連結孔43が形成された連結部2cは、クラッチ伝動体2における中間部材3と反対側の端面から没入しているので、連結軸体15の頭部が前記端面から突出するのを防止するとともに、連結軸体15を短くすることができる。
クラッチハウジング1の端壁1aには、連結軸体15の中間部材3側の端面が露出するように、部分的に切り欠かれた切欠部45が形成されている。これによって、中間部材3とクラッチ伝動体2とを連結する連結部材の両端部に、かしめ工具をアクセスさせて、かしめ結合するのを可能にしている。
また、クラッチ伝動体2の径方向中間部から中間部材3に向け突出された環状膨出部46の外周に第1嵌合用周面46aが形成され、中間部材3の前記ボス部3aの内径側に軸方向の両側へ突出する内フランジ47が設けられて、そのクラッチ伝動体2側に突出した部分の内周に第2嵌合用周面47aが形成されており、第1および第2の嵌合周面46a,47a同士が全周にわたって嵌合している。これにより、クラッチ伝動体2と中間部材3は、互いの径方向の相対位置がずれないように規制されている。なお、クラッチ伝動体2の環状膨出部46に嵌合用の内周面を形成し、中間部材3の環状膨出部47に嵌合用の外周面を形成し、これら嵌合用周面同士を嵌合させることもできる。
中間部材3に設けた環状膨出部47におけるクラッチハウジング1側に突出した部分の外周に第1の遊嵌面47bが形成され、クラッチハウジング1の内周部に設けた第2の遊嵌面1bに、周方向への相対回動可能に緩く嵌合されて、両者3,1間の径方向の位置決めがなされている。したがって、クラッチハウジング1に中間部材3を組付ける際の作業性がよい。前記環状膨出部47におけるクラッチハウジング1側に突出した部分は、連結軸体15を通す連結孔42の近傍に切欠部49が設けられて、連結軸体15との干渉を避けている。中間部材3の背面側には、ダンパ4をクラッチハウジング1および中間部材3に保持するリテーナプレート17が配置されており、中間部材3の複数のボス部3aが、リテーナプレート17の中央に設けた大径孔17bに対し、これの孔縁部にほぼ接触する状態で貫通しており、これにより、リテーナプレート17と中間部材3とは、径方向の相対位置がずれないように規制されている。
前記クラッチハウジング1は、ダンパ4を介して中間部材3に対し相対回動可能に連結されている。すなわち、中間部材3には、図2に示すように、周方向に細長い複数の長孔6が同一円周上に形成されており、これら長孔6に、クラッチハウジング1の端壁1aに一体形成された複数の連結ボス16がそれぞれ挿通され、かつ、図1に示す中間部材3におけるクラッチ伝動体2との対向面にリテーナプレート17が当接された状態で、リベットからなる複数本の連結部材18が、リテーナプレート17の挿通孔17aおよび連結ボス16に挿通されて、先端部をかしめ加工されている。ボス部16と長孔6との間には、図2に示すように、周方向に隙間が存在しており、これによって、クラッチハウジング1と中間部材3の相対回動角度は、連結ボス16が長孔6の長手方向両端壁に当接するまでの左右回動範囲S1,S2内に制限される。こうして、ダンパ4は、中間部材3とクラッチハウジング1との間で回転力を伝達するとともに、該回転力に対する衝撃吸収性を有する衝撃吸収性動力伝達体として機能する。ダンパ4とボス部16は、中間部材3におけるほぼ同一の径方向位置に配置されている。
また、中間部材3には、周方向に等間隔に複数、例えば6つの保持孔19が同心円上に形成されており、これら保持孔19にそれぞれ、コイルスプリングからなるダンパ4が、その軸線を中間部材3の周方向に向けて装着されている。図1に示すダンパ4は、中間部材3の保持孔19から軸方向両側に張り出しており、このダンパ4の両側の張出部分は、リテーナプレート17に形成した保持窓20およびクラッチハウジング1の端壁1aに形成した受け凹所21により、両側から保持されている。これにより、ダンパ4は、保持孔19から脱落するのが防止される。前記保持窓20は、ダンパ4を外周から抱き込むように、径方向に対向する径方向外方の外側舌片20aと径方向内方の内側舌片20bとを湾曲させることにより形成されている。
こうして、ダンパ4のクラッチ軸心C方向の中央部が中間部材3の保持孔19に入り込み、一側部がクラッチハウジング1の端壁1aの受け凹所21に入り、他側部がリテーナプレート17の保持窓20に入る。したがって、トルク変動による衝撃が発生したとき、中間部材3の保持孔19における周方向に対向する端面がダンパ4の前記中央部に当接することとなるので、ダンパ4から伝達される回転力のクラッチ軸心C方向の偏りが抑制されて、回転力が中間部材3に安定して伝達される。また、ダンパ4が、前記受け凹所21に入ることで、クラッチハウジング1寄りにずれて位置するので、歯形ベルト14とリテーナプレート17との干渉を避けることができる。
また、ダンパ4の径方向位置、すなわち、図2に示す軸方向から見たダンパ4の中心位置Gは、クラッチ伝動体2の外周よりも若干径方向外方にずれており、これによって、ダンパ4は、中間部材3の内径側に相当する部分を除いて、大部分がクラッチ伝動体2の外周2fよりも径方向外方に位置している。ただし、ダンパ4の全体がクラッチ伝動体2の外周2fよりも径方向外方に位置していてもよく、要するに、ダンパ4の少なくとも一部がクラッチ伝動体2の外周2fよりも径方向外方に位置していればよい。これにより、クラッチ伝動体2の内部にダンパを配置する場合に比べて、大形で伸縮可能範囲の大きいダンパ4を使用できる利点がある。ダンパ4の径方向位置はまた、図1に示すクラッチ装置CLのフリクションプレート11とほぼ同一であり、これによって、フリクションプレート11とダンパ4の両方からクラッチハウジング1に作用するトルクの作用点の径方向位置がほぼ同一となるので、トルクによるクラッチハウジング1の撓みを抑制できる。
クラッチハウジング1の端壁1aと中間部材3との間には、皿ばねからなるばね体22が介装され、このばね体22と前記端壁1aとの間にワッシャ23が介装されている。ばね体22は、クラッチハウジング1と中間部材3に対し互いに離間する軸方向に弾性力を付加することにより、両者1,3間の軸方向の相対移動を抑制している。ワッシャ23は、アルミニウム合金製であり、アルミニウム合金のような軽合金製のクラッチハウジング1が鉄製のばね体22に直接的に摺接して磨耗するのを抑制している。
クラッチハウジング1の外周部の内面には、メイン軸8の軸心、つまりクラッチ軸心Cの方向に移動自在な複数の前記フリクションプレート11が、軸方向に相対移動可能で、かつ周方向に相対移動不能に支持されている。また、メイン軸8にはクラッチハブ10が、スプライン24を介して相対回動不能に連結された状態で、ナット28により締結されている。クラッチハブ10の外周に、前記クラッチプレート12が、軸方向に相対移動可能で、かつ周方向に相対移動不能に支持されている。フリクションプレート11とクラッチプレート12とは、軸方向に交互に配列されている。
さらに、これらフリクションプレート11とクラッチプレート12とを前記クラッチハブ10との間で挟むようにプレッシャプレート30が配置されている。このプレッシャプレート30が、クラッチハブ10との間に介装されたクラッチスプリング31でクラッチハブ10側に押圧されることにより、フリクションプレート11とクラッチプレート12同士が摩擦接触したクラッチ接続状態となって、クランク軸の回転がクラッチ装置CLを介してメイン軸8に伝達される。メイン軸8の中心に通されたプッシュロッド32が図1の右方向に押動操作されることで、クラッチスプリング31の付勢力に抗してプレッシャプレート30が図1の右方向に移動し、クラッチ遮断状態となる。
メイン軸8上には、クラッチ伝動体2を挟んで中間部材3と反対側にフリーホイールギヤ35が配置され、滑り軸受37を介して、メイン軸8に対して相対回転自在に支持されている。このフリーホイールギヤ35は、クラッチ伝動体2よりも大きく、中間部材3およびクラッチハウジング1とほぼ同一の外径を有しており、中間軸33を介してスタータ34に歯車連結されている。フリーホイールギヤ35は、円板部35aと、この円板部35aの内周端からクラッチ伝動体2に向かって延びる筒状部35bとを有し、この筒状部35bがクラッチ伝動体2のボス部2bに形成された収納凹所51に挿入され、筒状部35bの外周面と収納凹所51の内周面との間に、ワンウェイクラッチ38が収納されている。筒状部35bとメイン軸8のスリーブ9との間に前記滑り軸受37が配置されている。エンジンの始動時には、スタータ34の回転駆動力が、中間軸33からフリーホイールギヤ35、ワンウェイクラッチ38およびクラッチ伝動体2を介して、エンジンのクランク軸に伝達される。
ニードル軸受13とワンウェイクラッチ38とは軸方向に近接して配置されており、これによって、クラッチ伝動体2をメイン軸8に回転可能に支持する部分が増して、クラッチ伝動体2の安定した支持がなされる。
中間軸33は、クランクケース7に軸受52,52を介して回転自在に両端支持されており、フリーホイール35の外周のギヤに噛み合う中間ギヤ53を有している。クランク軸(図示せず)が逆回転するなどして、クラッチ伝動体2からワンウェイクラッチ38およびフリーホイール35を介して中間軸33に動力が伝達されても、中間軸33にかかるトルクが所定値を越えた場合には、中間軸33に装着された中間クラッチ機構55が遮断されることで、スタータ34に動力が伝達されるのを防止している。中間軸33は、フリーホイール35と中間部材3との間に配置されることで、フリーホイール35と中間部材3との間の、クラッチ伝動体2の径方向外方の空間を有効利用している。
この実施形態のクラッチ装置CLの分解斜視図である図3に示すように、クラッチ伝動体2と中間部材3とを連結する連結軸体15は、8本設けられており、これら8本の連結軸体15が、中間部材3の同心円上に設けた8個のボス部3a、リング状のリテーナプレート17の中央の大径孔17b、およびクラッチ伝動体2の同心円上に設けた8個の連結孔43にそれぞれ挿通されている。リテーナプレート17の挿通孔17a、中間部材3の長孔6およびクラッチプレート1の連結ボス16はそれぞれ3個ずつ設けられており、連結部材である3本のリベット18が挿通孔17a、長孔6および連結ボス16にそれぞれ挿通されている。
ダンパ4は、前述のとおり、中間部材3の保持孔19に、中間部材3の周方向にスプリングの軸線を向ける配置で装着されている。そのため、クラッチ接続状態になったとき、またはエンジン回転の急な加減速が生じたときには、クラッチハウジング1とクラッチ伝動体2との間に相対回動が生じて、ダンパ4に急激なトルク変動が加わる。これにより、ダンパ4が圧縮変形されて、トルク変動による衝撃を吸収し、また、ライダーに感性的に心地良い乗車フィーリングを与える。
つぎに、上記クラッチ装置CLの組み立て手順を説明する。図3に示すクラッチハウジング1に、ワッシャ23およびばね体22を介在させた状態で、中間部材3を嵌合する。つぎに、ダンパ4を中間部材3の保持孔19およびクラッチハウジング1の受け凹所21に入れて、リテーナプレート17を中間部材3に嵌合させる。この状態で、リテーナプレート17側からクラッチハウジング1にリベット18を挿入して、端壁1aから突出した先端部をかしめる。つぎに、中間部材3にクラッチ伝動体2を嵌合させ、クラッチ伝動体2側から中間部材3にリベット15を挿入して、中間部材3から突出した先端部をかしめる。こうして得られた組立体を、図1のメイン軸8に組み付ける際に、クラッチ伝動体2側にニードル軸受13、フリーホイールギヤ35およびワンウェイクラッチ38を取り付け、さらに、クラッチハウジング1側にクラッチハブ10、フリクションプレート11およびクラッチプレート12を取り付けて、クラッチ装置CLを組み立てる。
上記構成において、このクラッチ装置CLでは、エンジンの回転駆動力が図1の歯形ベルト14を介して入力される構造となっているので、エンジンからクラッチ装置CLへの一次減速比を適切に設定する関係上、歯形ベルト14が掛けられるクラッチ伝動体2がクラッチハウジング1よりも小さな外径となる。その小さな外径のクラッチ伝動体2にダンパ4を装着しようとすれば、複数のダンパ4の配設円が小さくなるので、大きなトルク変動を吸収するには、伸縮比の小さい小形のダンパ、つまり弾性係数の大きい硬いダンパを用いる必要があり、所要の衝撃吸収効果が得られ難い。
これに対し、このクラッチ装置CLでは、クラッチ伝動体2とクラッチハウジング1との間に、ダンパ4を装着するための中間部材3を介在させているので、中間部材3は、クラッチ伝動体2とは別体であることから、クラッチハウジング1と同程度以上の大きな外径を有する形状とすることができる。その結果、前述のとおり、図2に示す各ダンパ4の径方向位置、つまり各ダンパ4の中心位置Gを通るダンパ配設円Rは、クラッチ伝動体2の外周面よりも距離dだけ径方向外方に設けることができる。
そのため、クラッチハウジング1よりも外径の小さいクラッチ伝動体2を設けるにもかかわらず、大形で伸縮比の大きな(コイルスプリングの場合はばね定数の小さい)ダンパ4を設けて、十分な衝撃吸収効果を得ることができる。また、伝達トルクが一定の場合には、ダンパ4をクラッチ軸心から離れた位置に配置できる分だけ、伸縮比の小さなダンパ4を用いることができ、これにより、図1のクラッチハウジング1の受け凹所21の磨耗を抑制することができる。さらに、大形で伸縮比の大きなダンパ4を用いることにより、クラッチ装置CLに適した所望の伸縮比を有するダンパ4を選定し易くなる。
また、ダンパ4を保持するリテーナプレート17を設けたことにより、クラッチ伝動体2は、ダンパ4を保持するための保持窓などを形成する必要がなくなり、構造が簡略化される結果、強度が向上して、回転伝達性能が向上する。
なお、前記実施形態のようにエンジンの回転駆動力が歯形ベルト14を介して伝達される構造に代えて、クランク軸に固定された出力ギヤの回転駆動力が中間ギヤを介してクラッチ伝動体としてのクラッチギヤに伝達される構造、またはチェーンを介して回転駆動力が伝達される構造とした場合においても、クラッチ伝動体の外径がクラックハウジング1よりも小さくなるが、このような場合においても、中間部材3を設けることにより、前記実施形態と同様に、伸縮比の大きなダンパ4を設けて、十分な衝撃吸収効果を得ることができる。また、ダンパ4として、前記実施形態のコイルスプリングに代えて、ゴムダンパを用いる場合においても、弾性係数の小さいゴムダンパにより、上述と同様の効果を得ることができる。
さらに、ダンパ4を中間部材3に装着したことにより、クラッチ伝動体2にダンパ4を設けるスペースが不要となるから、クラッチ伝動体2がクラッチハウジング1より小さな外径であっても、このクラッチ伝動体2と、スタータ34に連結されたフリーホイールギヤ35との間に、スペース上、ワンウェイクラッチ38を容易に設けることができる。
また、中間部材3にクラッチ伝動体2側に突出するボス部3aを設けて、このボス部3aに挿通する連結軸体15によってクラッチ伝動体2と中間部材3が互いに連結されているので、クラッチ伝動体2と中間部材3は、強固な連結状態が得られて、安定して一体回転する。
図4〜図6はそれぞれ、本発明の第2実施形態に係るクラッチ装置CLを示す縦断面図、正面図および分解斜視図であり、これらの図において、図1〜図3と同一若しくは相当するものには同一の符号を付して、重複する説明を省略する。この実施形態のクラッチ装置CLは、図4に明示するように、リテーナプレート17と中間部材3との間に、第1実施形態のばね体22よりも径の小さい皿ばねからなるばね体39が装着されており、これに伴い、リテーナプレート17には、その内周縁部で径の小さいばね体39に接触するために、図5に示すように、第1実施形態の大径孔17b(図2)よりも径の小さい中央孔17cが形成され、この中央孔17cの外周側に、図6に示すように、リベットのような8本の連結軸体15が貫通する8個の長孔17dが形成されている。また、図4に示すクラッチ伝動体2に、中間部材3側に突出する8個のボス部40が周方向に等間隔で一体形成され、これに伴い、中間部材3には、第1実施形態のボス部3a(図1)に代えて、8個の挿通孔3dが形成されている。
図6に示すように、中間部材3とクラッチ伝動体2は、8本の連結軸体15が、クラッチ伝動体2のボス部40(図4)、リテーナプレート17の長孔17dおよび中間部材3の挿通孔3dに挿通され、中間部材3から突出した連結軸体15の先端部を、中間部材3に設けた開口1cに臨ませてかしめることにより、互いに一体回転するよう連結されている。この状態で、ばね体39が中間部材3とリテーナプレート17とに対して軸方向に弾性力を付加することにより、クラッチハウジング1と中間部材3間の軸方向の相対移動によるがたつきを抑制している。第1実施形態と同様に3本のリベット18により連結された中間部材3とクラッチハウジング1の端壁1aとの間にはワッシャ23のみが介在され、このワッシャ23によりクラッチハウジング1の端壁1aの磨耗が抑制されている。
図5に示すように、この実施形態においても、中間部材3とクラッチハウジング1を相対回動可能に連結するリベット18が挿通されたクラッチハウジング1の連結ボス16は、中間部材3の長孔6に挿通されているので、中間部材3とクラッチハウジング1は、図示状態から連結ボス16が長孔6の長手方向の両端壁にそれぞれ当接する範囲S1,S2内で相対回動可能に設定されている。また、コイルスプリングからなるダンパ4は、中間部材3の保持孔19に、これらの周方向にスプリングの軸線を向ける配置で装着されているので、ダンパ4に急激なトルク変動が加わると、クラッチハウジング1およびクラッチ伝動体2の間に相対回動が生じてダンパ4が圧縮変形されることにより、トルク変動による衝撃が吸収される。
また、この実施形態のクラッチ装置CLにおいても、図4のクラッチ伝動体2とクラッチハウジング1との間に、ダンパ4を装着するための中間部材3を介在させたので、中間部材3は、クラッチハウジング1と同等以上の大きな外径を有する形状とすることができる結果、図5に示す各ダンパ4のスプリング軸心を結んだダンパ4の配設円Rは、クラッチ伝動体2の外周面よりも距離dだけ径方向外方に設けることができる。そのため、クラッチハウジング1よりも外径の小さいクラッチ伝動体2を設けるにもかかわらず、伸縮比の大きい、つまり弾性係数(スプリングの場合はばね定数)の小さいダンパ4を設けて、十分な衝撃吸収効果を得ることができる。
上述した第1実施形態と同様の効果が得られるのに加えて、この第2実施形態では、ばね体39を小さな外径としたので、製作が容易となる。また、クラッチ伝動体2に、中間部材3側に突出し、連結軸体15が挿通されるボス部40を一体形成したので、中間部材3は、ボス部が不要となったことにより、例えば鍛造により製作する場合であっても、製作が容易となる利点がある。
上記各実施形態において、ダンパ4は、スプリングに限らず、ゴムのような衝撃吸収性を有するものであれば、どのような部材でもよい。また、クラッチ伝動体2と中間部材3とを連結するリベット15、およびクラッチハウジング1とリテーナプレート17とを連結するリベット18の代わりに、ボルト・ナットを使用することもできる。前記リベット15は、上記各実施形態では、リベット頭が中間部材3よりもクラッチ伝動体2側に配置されているが、リベットの向きを逆にして、リベット頭を中間部材3よりもクラッチハウジング1側に配置してもよい。
本発明は、前記実施形態で示した自動二輪車のクラッチ装置の他に、三輪車や四輪車などの車両、小型滑走艇、定置型の動力伝達装置などのクラッチ装置にも適用することができる。さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能であり、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
本発明の第1実施形態に係るクラッチ装置を示す縦断面図である。 同上の実施形態のクラッチ装置を示す一部破断した正面図である。 同上の実施形態のクラッチ装置を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るクラッチ装置を示す縦断面図である。 同上の実施形態のクラッチ装置を示す一部破断した正面図である。 同上の実施形態のクラッチ装置を示す分解斜視図である。 従来のクラッチ装置の一例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 クラッチハウジング
1a 端壁
2 クラッチ伝動体
3 中間部材
3a ボス部
4 ダンパ(衝撃吸収性動力伝達体)
15 連結軸体
17 リテーナプレート
22 ばね体
34 スタータ
35 フリーホイールギヤ
38 ワンウェイクラッチ
39 ばね体
40 ボス部
46a 外周面(嵌合周面)
47a 内周面(嵌合周面)
C クラッチ軸心
CL クラッチ装置

Claims (6)

  1. 有底筒形のクラッチハウジングと、
    回転駆動力が入力されるクラッチ伝動体と、
    前記クラッチハウジンクと前記クラッチ伝動体との間に介在して該クラッチ伝動体と一体回転し、前記クラッチハウジングに相対回動可能に連結された中間部材と、
    前記クラッチハウジングの端壁と前記中間部材との間に装着されて両者間の相対回動に対して弾性復元力を付加するダンパと、
    を備え
    前記ダンパの少なくとも一部が前記クラッチ伝動体の外周よりも径方向外方に配置されているクラッチ装置。
  2. 請求項1において、前記クラッチ伝動体と中間部材はそれぞれの嵌合周面を介して互いに嵌合しているクラッチ装置。
  3. 請求項1または2において、さらに、スタータに連結されたフリーホイールギヤと、このフリーホイールギヤとクラッチ伝動体との間に装着されたワンウェイクラッチとを有するクラッチ装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、さらに、前記中間部材に軸方向に弾性力を付加して、前記クラッチハウジングに対する軸方向への相対移動を抑制するばね体を備えたクラッチ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項において、前記クラッチ伝動体と中間部材とは、ボス部を貫通して軸方向に延びる連結軸体により連結され、前記クラッチ伝動体と中間部材との間に、前記ボス部を除いた領域で、隙間が存在しているクラッチ装置。
  6. 有底筒形のクラッチハウジングと、
    前記クラッチハウジングと同軸に配置され、エンジンから伝達される回転駆動力によって回転するクラッチ伝動体と、
    前記クラッチ伝動体よりも大きい外径を有し、クラッチ伝動体と同軸に連結されて、クラッチ伝動体と一体回転する中間部材と、
    少なくとも一部が前記クラッチ伝動体の外周よりも径方向外方に配置され、前記中間部材と前記クラッチハウジングとの間で回転力を伝達するとともに、該回転力に対する衝撃吸収性を有する衝撃吸収性動力伝達体と、
    を備えたクラッチ装置。
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