JP5089906B2 - 縦型化学気相成長装置 - Google Patents

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Description

本発明は、縦型化学気相成長装置に関する。
従来、化学気相成長法、特にプラズマ化学気相成長法(以下、プラズマCVD法という)や、触媒化学気相成長法(以下、触媒CVD法という)を実施する成膜装置が薄膜形成に用いられている。このような成膜装置のひとつに、縦型プラズマCVD装置がある(例えば、特許文献1参照)。この装置は、基板を水平に保持する成膜装置よりも装置の設置面積が少ないため、基板の大型化に対応しつつも装置設置面積の縮小を実現できるものとして知られている。
特公平6−50735号公報(特許請求の範囲)
しかし、基板の両面に効率的に成膜することが望まれる場合、上記装置では、基板を装置内に搬入してから搬出するまでの1サイクル中に基板の片面しか成膜できず、効率的に基板の両面を成膜しにくいという問題がある。
そこで、本発明の課題は上記従来技術の問題点を解決することにあり、装置内に基板の反転手段を設けることにより、基板を装置内に搬入してから搬出するまでの1サイクル中に、基板の両面に効率よく成膜することができる縦型化学気相成長装置を提供することにある。
本発明の縦型化学気相成長装置は、ガス導入手段及び排気手段を有した成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、前記基板ホルダーを反転させる反転手段とを備えたことを特徴とする。本装置は、基板の反転手段を備えているので、両面成膜可能である。
この反転手段は、成膜チャンバー内に設けられることが好ましい。成膜チャンバー内で基板の反転を行なうことにより、基板の反転に際し基板を大気中に搬出する必要が無いので、成膜工程に時間がかからず、効率的に成膜でき、装置の設置面積も少ない。
前記反転手段、基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段を含むことを特徴とする。基板の反転を搬送中に行なうので成膜工程に時間がかからないため、効率よく成膜できる。回転手段が、基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、成膜チャンバー内に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、基板ホルダーの搬送中にこれら第1及び第2の突起物が相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにすることが好ましい。
前記反転手段が、回転を180°で停止させる停止手段を含むことを特徴とする。停止手段としては、基板ホルダーの側面に設けられた磁性体からなることが好ましい。また、停止手段が、基板ホルダーの側面に設けられたオーバーラップフィンであることが好ましい。
また、本発明の縦型化学気相成長装置は、触媒CVD法を実施するために、前記成膜チャンバー内の所定の位置に触媒線を配置したことを特徴とする。
さらに、本発明の縦型化学気相成長装置は、プラズマCVD法を実施すべく、前記成膜チャンバー内の所定の位置にプラズマ発生手段を配置したことを特徴とする。
上記装置が、ロードロックチャンバー、加熱チャンバー及び冷却チャンバーを少なくとも備えることが好ましい。
また、上記装置が、ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、反転手段を有する基板反転チャンバーとを少なくとも備えることが好ましい。反転手段を有する基板反転チャンバーを備えることで、基板の反転に際し基板を大気中に搬出する必要がないので、成膜工程に時間がかからず、効率的に成膜でき、装置の設置面積も少ない。
本発明の縦型化学気相成長装置は、ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、ガス導入手段及び排気手段を有し、所定の位置に触媒線を配置する成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、基板ホルダーを反転させる反転手段とを備え、前記反転手段が、成膜チャンバー内に設けられ、基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段と、回転を180°で停止させる停止手段とを含み、前記回転手段が、前記基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、前記成膜チャンバーの内部に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、これらの第1の突起物と第2の突起物とが相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにしたことを特徴とする。
本発明の縦型化学気相成長装置は、ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、ガス導入手段及び排気手段を有し、所定の位置にプラズマ発生手段を配置する成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、前記基板ホルダーを反転させる反転手段を備えた基板反転チャンバーとを備え、前記反転手段が、基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段と、回転を180°で停止させる停止手段とを含み、前記回転手段が、前記基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、前記成膜チャンバーの内部に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、これらの第1の突起物と第2の突起物とが相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにしたことを特徴とする。
本発明の縦型化学気相成長装置によれば、成膜工程にかかる時間が短いため成膜効率がよく、かつ、設置面積が少ないという優れた効果を奏する。
本発明の第1の実施の形態にかかる縦型化学気相成長装置(以下、縦型CVD装置という)について説明する。本装置は、触媒CVD法によって基板の両面に成膜するインライン式の縦型CVD装置であり、少なくとも5個のチャンバー、即ち、ロードロックチャンバー、加熱チャンバー、基板の表面に成膜する第1成膜チャンバー、基板の裏面に成膜する第2成膜チャンバー及び冷却チャンバーから構成される。各チャンバーはゲートバルブを介して連結されており、これらのチャンバーは排気手段を備えている。
第1成膜チャンバー内には、触媒線が装置底面に対して垂直に設置され、この触媒線に効率的に原料ガスを供給する原料ガス導入手段が設けられている。第2成膜チャンバーは、基板を反転させる反転空間と基板に成膜を行なう成膜空間とからなる。反転空間には、反転手段が設けられている。また、成膜空間には、触媒線が装置底面に対して垂直に設置されており、かつ、この触媒線に効率的に原料ガスを供給する原料ガス導入手段が設けられている。
基板は、基板ホルダーに保持され、この基板ホルダーを2つ以上、装置底面に対して垂直となるように基板トレイに並べて設置する。この基板トレイを2枚、互いに基板の表面が対向するように並べて、ロードロックチャンバーから順に搬送し、以下の工程で基板の両面に成膜を行なう。
初めに、各基板トレイをロードロックチャンバーに搬送し、ロードロックチャンバー内を排気した後に、ゲートバルブを開いて加熱チャンバーへ各基板トレイを搬送する。加熱チャンバーにおいて、赤外線ランプ等のヒーターにより各基板トレイを所定温度まで加熱する。その後、各基板トレイを第1成膜チャンバーに搬送する。2枚の基板トレイを、触媒線を挟んでその表面が対向するように搬送し、触媒線と原料ガスとの接触分解反応によって生成された生成物を基板の表面に堆積させて、基板表面に成膜を行う。次いで、成膜された基板表面を互いに対向させたまま、基板トレイを第2成膜チャンバー内に搬送する。第2成膜チャンバー内の反転空間に基板を搬送し、反転空間に設けられた基板反転手段によって基板の反転が行なわれ、2枚の基板トレイは、基板の裏面が互いに対向することとなる。そして、成膜空間に触媒線を挟んでその裏面が対向するように基板トレイを搬送した後、基板裏面に成膜が行なわれる。成膜後、基板トレイは冷却チャンバーに搬送され、所定温度まで冷却された後に外部に取り出される。
このようにして、本発明の縦型CVD装置は、基板の反転手段を成膜チャンバー内に設けているので、効率よく成膜することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る縦型CVD装置に関し、基板の搬送の状態を説明するために、装置の模式的上面図を図1に示す。本装置は、触媒CVD法を用いて、基板の各面に2層ずつ成膜するための装置である。本装置は、8個のチャンバー、即ち、ロードロックチャンバー1、基板及び基板トレイを加熱するための第1加熱チャンバー2、加熱した基板の基板温度を均一にするための第2加熱チャンバー3、基板S(図1中では図示せず)の面S1に第1の膜を形成する第1成膜チャンバー4、基板Sの面S2に第2の膜を形成するための反転手段を備えた第2成膜チャンバー5、基板Sの面S1上に形成された第1の膜上に第3の膜を形成するための反転手段を備えた第3成膜チャンバー6、基板Sの面S2に形成された第2の膜上に第4の膜を形成するための反転手段を備えた第4成膜チャンバー7及び冷却チャンバー8から構成される。各チャンバーはゲートバルブ9を介して連結されており、これらのチャンバーは排気手段を備えている。
これらの第1〜第4の膜はそれぞれ異なった膜であっても、2つ以上が同一の膜でもよい。なお、本実施の形態においては基板の各面に2層形成するが、基板の各面に2層以上形成するように本発明の縦型CVD装置を構成することも可能である。
そして、この装置に、基板を本装置の底面に対して垂直に保持する基板トレイ10を、2列に並べて、互いに基板Sの面S1を向き合わせるようにして、初めに、ロードロックチャンバー1に搬送する。ロードロックチャンバー1内を排気し、次いで、基板トレイ10をゲートバルブ9を開いて第1加熱チャンバー2へ搬送し、その後、第2加熱チャンバー3に搬送する。第1加熱チャンバーにおいては、図示しない赤外線ランプ等のヒーターにより基板トレイ10に保持された基板Sの面S1及び面S2がそれぞれ所定温度まで加熱され、第2加熱チャンバーにおいては、パネルヒーターにより基板及び基板トレイ温度を均一にする。その後、基板トレイ10を、第1成膜チャンバー4に搬送して基板の面S1に第1の膜を形成し、次いで、第2成膜チャンバー5に搬送し、搬送途中で反転手段によって基板Sを反転させて、互いに基板Sの面S2が向き合うようにし、この面S2に第2の膜を形成する。そして、基板トレイ10を、第3成膜チャンバー6に搬送し、搬送途中で反転手段により基板Sを反転させて第1の膜上に第3の膜を形成し、最後に、基板トレイ10を第4成膜チャンバー7に搬送し、搬送途中で反転手段により基板Sを反転させて第2の膜上に第4の膜を形成する。膜形成後、基板トレイ10は冷却チャンバー8で所定温度まで冷却され、外部に取り出され、後工程を行なう装置に搬送される。なお、冷却チャンバー8の代わりに後工程を行なう成膜チャンバーを連結し、各シリコン膜形成後、続けて後工程を行なう装置構成とすることもできる。
以下、基板Sの面S2に第2の膜を形成するための反転手段を備えた第2成膜チャンバー5について説明する。図2は、第2成膜チャンバー5内の基板の反転空間51及び成膜空間52を模式的に示す平面図である。なお、図2において図1と同じ構成要素については、同じ参照番号を付す。
成膜チャンバー5は、基板の反転を行なう反転空間51と、基板Sに第2の膜を形成する成膜空間52とからなる。反転空間51には、後述する基板ホルダー101に設けられたギア105と噛合って基板ホルダーを回転させるラック53が対向して2つ設けられている。成膜空間52には、その中央に複数の触媒線54(図2中では例として7本)が一列、成膜チャンバー5の底面に対して垂直に、かつ2枚の基板の間に設けられている。各触媒線54は、W、Ta、Mo、Irなどの高融点金属からなる。また、各触媒線54は、直線状又はコイル状に構成されている。触媒CVD法とは、所定の温度に加熱されたこれらの触媒線54に、成膜用ガスを接触させ分解反応させて得た生成物を基板上に堆積させて所望の膜を形成するものである。そこで、成膜空間52には図示しないガス導入手段が設けられており、ガス導入手段によって触媒線54に効率的に原料ガスを供給する。成膜用ガスは、成膜目的に応じて様々なガスを用いることができ、例えば、シラン、水素、ホスフィン、ジボラン、アンモニア、窒素などを用いることができる。
このように構成された第2成膜チャンバー5の反転空間51内に、第1成膜チャンバー4(図2中図示せず)からゲートバルブ9(図2中図示せず)を通過させて、第1成膜チャンバー4で成膜された基板を保持した2枚の基板トレイ10を搬送する。この基板トレイ10が第2成膜チャンバー5の反転空間51内に搬送された状態を説明するための第2成膜チャンバー5のX−X断面図を図3に示す。図3を参照すると、基板トレイ10は、少なくとも2枚の基板ホルダー101(図3中では例として7つ)と、これらの各基板ホルダー101を並列に、かつ第2成膜チャンバー5の底面に対して垂直に保持する枠102とからなり、枠102にはキャリア1021が取り付けられ、このキャリア1021を第2成膜チャンバー5に敷設されたレール55上を移動させて基板トレイ10を搬送することが可能となるように構成されている。
各基板ホルダー101は、1以上の開口1011(図3中では例として10個)を設けた平板103からなり、各開口1011に図示しない保持手段によって基板Sが保持されている。開口1011を設けることで基板ホルダー101が反転した場合に基板S両面に生成物が堆積して膜を形成することが可能である。この平板103には、第2成膜チャンバー5の底面に対して垂直であり、かつ、好ましくは基板ホルダー101の中心を通る回転軸104が設けられている。回転軸104を中心として各基板ホルダー101を回転して基板を反転せしめるので、小さな回転空間があれば基板を反転させることができるという利点を有する。回転軸104の上部には、ラックと噛み合って回転するギア105が設けられている。回転軸104の下部1041には、図示しない軸受けが設けられていて、この軸受けには真空潤滑油が必要に応じて塗られていてもよく、この場合、回転軸の回転をよりスムーズに行なうことが可能である。ギア105を有する基板ホルダー101を枠102で保持する場合に、ギア105とラック53とが噛合うことができるように、枠102には、ギア用窓106が設けられている。
また、この基板ホルダー101の平板103は、ステンレス鋼材、例えばSUS304材や磁性を含んだSUS430材等、又は軽量のアルミニウム材、例えばAL5052材からなり、非常に軽いため、回転容易であるが熱によってたわみやすい。そこで熱によるたわみを軽減するために、基板ホルダー101の拡大正面図である図4に示すように、基板ホルダー101を短い2つの平板103a及び平板103bから構成してもよい。この場合に、基板ホルダー101のY−Y縦断面を拡大して示す図5のように、平板103aの凹部に平板103bの凸部をはめ込んで接続し構成してもよい。このように短い板を2枚接続して構成すれば、長い1枚の板によって基板ホルダー101を構成した場合よりも、熱によるたわみが少ない。本実施の形態では基板ホルダー101を2枚の平板から構成したが、基板ホルダー101は、3枚以上の平板から構成してもよい。
そして、各基板ホルダー101の側面には、後述するように、回転を180°で停止するための停止手段としてのオーバーラップフィン107が1以上設けられている。図4中では例として平板103a及び103bの各側面毎に1つずつ設けている)。オーバーラップフィン107には、例えば、磁性体であるサマリウムコバルト、フェライト、ネオジム等が適量埋め込まれており、隣接する基板ホルダー101間の各オーバーラップフィン107が相互に引き合うことができるように構成されている。
図2及び図3に示すように、各基板トレイ10は所定の位置まで搬送されると、ギア105と所定の高さに設置されたラック53とが噛合って、搬送中に各基板ホルダー103が順次反転される。つまり、第1成膜チャンバー4において第1の膜が形成された基板Sの面S1を対向させたまま第2成膜チャンバー5に搬送された2枚の基板トレイ10は、ラック53とギア105とが噛合って各基板ホルダー101が順次反転し、面S1と面S2とが逆転して全ての面S2同士が対向するようになる。このようにして、面S2同士が対向した状態で成膜空間52の破線で示す位置まで基板トレイ10が搬送され、載置されて成膜が開始され、面S2に成膜される。図3を参照して説明すれば、反転空間51内を搬送されている各基板ホルダー101中、左から2番目の基板ホルダー101が反転中であり、一番左の基板ホルダー101はギア105とラック53とが噛合い、反転を始めるところであって、基板面S1が触媒線54側(図3中手前)を向いており、右から1〜5番目の各基板ホルダー101は反転が終了して基板面S2が触媒線54側を向いている。
上記の構成の装置には、触媒線と成膜用ガスとを接触させ分解反応させて得た生成物の基板裏面(触媒線に対向していない面)への付着を完全に防止するために、図示しない付着防止手段を設けることが好ましい。付着防止手段としては、例えば、成膜空間内に、基板裏面を成膜雰囲気と隔てるための仕切り板を基板トレイの裏面に接するように設けてもよい。また、基板トレイの各開口部に開閉自在な扉、またはスライド自在な扉を設けてもよい。
この基板ホルダー101の反転する状態を、図6を用いて説明する。図6は、1つの基板ホルダー101の反転している状態を示す上面図である。図6(a)に示したように、初めに、各基板ホルダー101は、基板の面S1を内側に向けて、矢印Aで表す搬送方向に図示しない搬送手段によって搬送され、所定の位置まで搬送されると、基板ホルダー101の上部に設けられたギア105と、第2成膜チャンバー5内(図6中では図示せず)に設置されたラック53とが互いに噛み合う。
ギア105とラック53とが噛合った場合に、基板ホルダー101は搬送手段によって図中の矢印Aの方向に搬送されているので、基板ホルダー101、即ち基板Sは回転する(図6(b)参照)。その後、ギア105とラック53とが噛み合って回転軸104を中心に180°回転し、ギア105とラック53との噛合わせが外れる(図6(c)参照)。
この回転手段としてのギア105及びラック53だけでは、基板Sが180°回転して停止することが難しい場合には、基板S上に成膜された膜の膜質及び膜厚が一定とならないという問題が生じる恐れがある。
そこで、基板ホルダー101を180°回転させて停止させるべく、基板ホルダー101には停止手段としてオーバーラップフィン107が設けられてもよい。この場合、基板ホルダー101が約180°回転すると、回転した基板ホルダー101に設けられたオーバーラップフィン107と、隣接する基板ホルダー101のオーバーラップフィン107とが互いに引き合って、オーバーラップフィン107間の引力がつりあう場所、即ち回転した基板ホルダー101の回転角度が180°となる場所で基板ホルダー101の回転が停止し、その結果、基板Sは面S2をそれぞれ触媒線54(図6中図示せず)側に向けて停止する(図6(d)参照)。なお、仮にギア105とラック53とが回転角度180°をややこえて外れた場合であっても、隣接するオーバーラップフィン107間の引力により、回転角度が正確に180°となる位置に基板ホルダー101が戻ってくる。このように、オーバーラップフィン107は回転を停止すると共に、回転角度の調整としての役割も果たすものである。
このように、基板Sを反転空間51で180°回転させ、その回転を停止した後、各基板Sの面S2が触媒線54側を向いた状態で成膜空間へ基板Sを搬送する。そして、各基板Sの面S2上に第2の膜を成膜した後に、ゲートバルブ9を通過させて第3成膜チャンバー6へと基板Sを搬送する。第3成膜チャンバー6では基板Sの面S1に第3の膜を成膜するため、第3成膜チャンバー6内に設けられた反転空間で基板Sを反転し、面S1を触媒線に対向するようにして、成膜空間に基板Sを搬送し、面S1に第3の膜を形成する。その後、第4成膜チャンバー7の反転空間で基板Sを反転し、面S2を触媒線を挟んで互いに対向するようにして、成膜空間に基板Sを搬送し、面S2に第4の膜を成膜し、最後に基板Sを冷却チャンバー8に搬送して基板Sを冷却する。
本実施の形態においては、互いに向き合う基板ホルダー101の距離が、各基板Sの回転半径の2倍よりも大きい場合、即ち、互いに向き合う基板ホルダー101が同時に回転しても接触しない場合について説明したが、基板Sの大きさによっては、互いに向き合う基板ホルダー101が同時に回転すると接触してしまう場合が考えられる。このような場合には、2つのラックのうち、一方のラック53の位置を他方のラック53の位置に対し搬送方向にずらすことで、一方の基板ホルダー101の回転を他方の基板ホルダー101の回転とずらして、接触しないようにすればよい。
本実施形態においては、2つのラック53の位置を基板トレイ10と第2成膜チャンバー5の側壁との間としたが、ラック53を互いに対向する二つの基板トレイ10間に一つ配置してもよい。この場合には、各基板ホルダー101の回転は、本実施の形態とは逆方向の回転になる。
本発明の縦型CVD装置の反転手段の別の実施の態様について図7を参照して説明する。図7(a)〜(c)は、ピン108a及び108bを設けた一の基板ホルダー101が反転する状態を示す上面図である。この別の実施の態様では、図7に示したように、回転手段として、ギアのかわりに2本のピン108a及び108bを回転軸104に設け、ラック53の代わりに突起物56a及び56bを基板の反転を行なう各チャンバー内に設けたものである。この場合の基板Sの反転について、以下、説明する。
初めに、基板ホルダー101を、矢印Aの搬送方向に図示しない搬送手段によって搬送する。その後、所定の位置まで搬送されると、回転軸104の上部に設けられたピン108aと、チャンバー内に設けられた突起物56aとが互いに接触する(図7(a)参照)。基板ホルダー101は搬送手段によって矢印Aの方向に搬送されているので、基板ホルダー101は図中の矢印で示した方向に回転する(図7(b)参照)。その後、基板ホルダー101が回転しながら矢印Aの方向に搬送されると、2番目のピン108bと2番目の突起物56bとが接触して、基板ホルダー101は回転を続ける。基板ホルダー101は搬送手段によって成膜空間へと搬送されながら、回転軸104を中心に約180°回転したところで相互に隣接するオーバーラップフィン107の引力(磁力)により回転が終了する(図7(c)参照)。この場合は、基板トレイの搬送速度によってピン108a及び108bと突起物56a及び56bとの接触による回転角度が決定されるものであるから、搬送速度によって適宜ピン及び突起物の数を決定することができる。
反転手段として、搬送しながら回転する回転手段及びその回転を停止する停止手段とを挙げたが、基板を搬送中に回転させることができるものであれば、どんなものでもよい。
また、成膜チャンバーに反転空間51を設けずに、成膜空間52のみとすることも可能である。この場合、成膜チャンバーに触媒線54を挟んで対向するように1対の基板ホルダー101が搬送され、その後、静止した状態で基板ホルダー101をその場で公知の反転手段により反転させ、搬送された状態と逆の基板面をそれぞれ触媒線54側に向ける。次いで、ガス導入手段により、所定のガスが導入され、基板S上に成膜される。この場合に、公知の反転手段としては、例えば、回転軸104にモーターを取り付けて、モーターを駆動させて制御しながら180°回転させればよい。さらに、反転空間51と成膜空間52とを入れ替えて、即ち、成膜空間52で成膜後に反転空間51に搬送し、基板ホルダー101を反転させて次のチャンバーに搬送するような構成にしてもよい。
本発明の装置はこのように基板の各面に多層の成膜を効率的に行なうことができるので、太陽電池やディスプレイデバイスの製造にも用いることができる。また、成膜目的に合わせて様々な変更を加えることが可能である。例えば、膜の種類によって、成膜チャンバーの数を増減させたり、加熱チャンバーを1つとして、1の加熱チャンバーで基板の両面を均一に加熱するように構成したりすることも可能である。
また、1つのチャンバー内で両面に同一の材料からなる膜を形成することも可能である。例えば、上記の実施の形態で示した第1の膜及び第2の膜の材料を同一とし、これらの膜を形成するチャンバーを分けずに1つのチャンバーで両面に同一の材料からなる膜を形成することも可能である。即ち、チャンバー内を、第1の成膜空間、基板の反転空間、及び第2の成膜空間で構成し、第1の成膜空間に面S1を対向させるように2つの基板トレイを搬送し、基板Sの面S1に成膜した後に、基板の反転空間で基板ホルダーを回転させて面S2を対向させ、そのまま第2の成膜空間に搬送し、面S2上に成膜することも可能である。この場合に、上記のモーターによる反転手段を第1の成膜空間に設ければ、第1の成膜空間で面S1に成膜後、その場で基板Sを反転させ、次いで面S2に成膜することができ、反転空間と第2の成膜空間が不要となるので、より省スペース化が可能となる。
また、上記の実施の形態においては、第2成膜チャンバー5及び第4成膜チャンバー7でそれぞれ基板Sの面S2に成膜を行なうこととしたが、第1成膜チャンバー4及び第2成膜チャンバー5で面S1に成膜し、その後、第3成膜チャンバー6内の反転空間で基板Sを反転させ、面S2に成膜した後、第4成膜チャンバー7にそのまま搬送して再度面S2に成膜することとすれば、基板の反転手段を第3成膜チャンバー6のみに設けることができ、より装置の省スペース化を図ることが可能である。
上記の各実施の形態においては、触媒CVD法を実施する装置を説明したが、以下、プラズマCVD法を用いて両面成膜を行なう縦型CVD装置を説明する。プラズマCVD法を用いて成膜を行なう場合には、成膜チャンバー内でプラズマを発生させるので、成膜チャンバー内に基板の反転手段を設けると、この基板反転手段の部材が原因となって異常放電が発生しやすい。そこで、基板の反転手段を成膜チャンバー外に設けることが必要となってくる。
図8に、プラズマCVD法を採用した縦型CVD装置における基板の搬送の状態を説明するための装置の上面図を示す。なお、図8において図1と同じ構成要素については図1と同じ参照番号を付す。この縦型プラズマCVD装置は、基板S(図8中では図示せず)の表面S1に成膜する工程に必要な6個のチャンバー1、2、3、4、5及び8からなる面S1成膜装置11、基板Sの裏面S2に成膜する工程に必要な6個のチャンバー1、2、3、6、7及び8からなる面S2成膜装置12、及び基板Sを反転させる基板反転空間13とからなる。面S1成膜装置11は、ロードロックチャンバー1、第1加熱チャンバー2、第2加熱チャンバー3、面S1上に第1の膜を形成する第1成膜チャンバー4、面S1の第1の膜上に第2の膜を形成する第2成膜チャンバー5及び冷却チャンバー8とから構成される。これらの各チャンバーはゲートバルブ9を介して連結されている。面S2成膜装置12は、ロードロックチャンバー1、第1加熱チャンバー2、第2加熱チャンバー3、面S2上に第3の膜を形成する第3成膜チャンバー6、面S2の第3の膜上に第4の膜を形成する第4成膜チャンバー7及び冷却チャンバー8とから構成される。これらの各チャンバーは、ゲートバルブ9を介して連結されている。
以下、この図8に示した装置を用いて各面に2層ずつ成膜する場合を説明する。2つの基板トレイ10のそれぞれに基板S(図示せず)を取り付け、各基板Sの面S1が所定の間隔を空けて対向するように基板トレイ10を2列に並べて矢印で示した進行方向に搬送し、初めにロードロックチャンバー1に挿入しロードロックチャンバー1内を排気する。なお、図8に示した装置で成膜を行なう場合、基板トレイおよび基板ホルダー(図示せず)は、SUS304材からなる。ゲートバルブ9を開いて第1加熱チャンバー2及び第2加熱チャンバー3へ順次搬送してヒーター(図示せず)により基板Sを所定の温度に加熱した後、第1成膜チャンバー4に搬送する。第1成膜チャンバー4の中央には、図示しないプラズマ発生手段が第1成膜チャンバー底面に対して垂直に設けられており、このプラズマ発生手段を挟むようにして2枚の基板トレイ10を搬送し、基板トレイ10を載置し、プラズマを発生させ、2つの基板の面S1上に第1の膜を形成する。
この場合にも、成膜チャンバー内のガスが基板裏面(プラズマ発生手段に対向していない面)に周りこんだプラズマの影響により、基板裏面に膜を形成することを完全に防止するために、図示しない付着防止手段を設けることが好ましい。付着防止手段としては、例えば、成膜空間内に、基板裏面を成膜雰囲気と隔てるための仕切り板を基板トレイの裏面に接するように設けてもよい。また、基板トレイの各開口部に開閉自在な扉、またはスライド自在な扉を設けてもよい。これらの付着防止手段も、プラズマ発生時の異常放電の原因とはならないように構成される。
次いで、基板トレイは第2の膜を形成する第2成膜チャンバー5に搬送され、基板面S1上に形成された第1の膜上に第2の膜を形成する。その後、基板トレイ10を冷却チャンバー8に搬送する。
基板温度が下がった後、冷却チャンバー8を大気圧に戻して基板トレイ10を取り出し、基板Sの面S2に成膜するために、基板反転空間13において基板Sを反転させ、その基板Sの面S2が互いに対向するようにする。反転空間13における基板の反転は、上記縦型触媒CVD法を実施する装置で説明した基板反転手段によるものでもよく、また、他の公知の基板反転手段(基板移載機など)を用いてもよい。そして、この基板トレイ10を、面S2成膜装置12まで搬送し、面S2成膜装置12のロードロックチャンバー1に入れ、以下、第1加熱チャンバー2、第2加熱チャンバー3、面S2上に第3の膜を形成する第3成膜チャンバー6、面S2の第3の膜上に第4の膜を形成する第4成膜チャンバー7及び冷却チャンバー8に順次搬送し、面S1成膜装置11で行なった処理と同様の処理を繰り返し行い、各基板Sの面S2に成膜する。この後、基板Sの両面に後工程を行なう。
上記の縦型プラズマCVD装置では、基板の反転空間13を真空チャンバー外に設置したので、ロードロックチャンバー1、第1加熱チャンバー2、第3加熱チャンバー3及び冷却チャンバー8をそれぞれ二組必要としたが、基板の反転を行なう基板反転チャンバー14を設ければ、基板を大気中に開放する必要がないので、ロードロックチャンバー1、第1加熱チャンバー2、第3加熱チャンバー3及び冷却チャンバー8をそれぞれ二組必要とせず、効率がよい。このような縦型プラズマCVD装置の構成を示す上面図を図9に示す。
図9では、9個のチャンバー、即ち、ロードロックチャンバー1、第1加熱チャンバー2、第2加熱チャンバー3、基板(図示せず)の面S1に第1の膜を形成する第1成膜チャンバー4,基板Sの面S1上に形成された第1の膜上に第2の膜を形成する第2成膜チャンバー5、基板を搬送中に反転させる反転手段を設けた基板反転用チャンバー14、基板反転用チャンバーで反転した基板の面S2に第3の膜を形成する第3成膜チャンバー6、基板Sの面S2に形成された第3の膜上に第4の膜を形成する第4成膜チャンバー7及び冷却チャンバー8から構成される。各チャンバーはゲートバルブ9を介して連結されており、これらのチャンバーは排気手段を備えた真空チャンバーであることが好ましい。
そして、基板をロードロックチャンバーから搬送し、第1加熱チャンバーで基板を加熱した後に、第1成膜チャンバー及び第2成膜チャンバーで面S1に成膜した後に、反転手段を有する基板反転チャンバーに搬送する。基板反転チャンバーにおいて、搬送中に基板を反転させた後に、第3成膜チャンバー及び第4成膜チャンバーで面S2に成膜し、最後に冷却チャンバーで基板を冷却する。この場合の基板の反転は、上記触媒CVD法を実施する装置で説明した基板反転手段により行なうことが好ましい。このようにして装置を構成すれば、プラズマCVD法を実施する装置であっても非常に効率よく成膜することが可能である。
本発明の縦型CVD装置は、基板の反転手段を有していることから基板の両面に簡単に、かつ効率よく成膜を行なうことができ、また、基板の反転を搬送中に行なうことができるので、処理チャンバーの数の低減とともに、スループットの高い成膜工程を実現することができる。従って、本発明の縦型CVD装置は、半導体技術分野における各種成膜に用いることができる。
本発明の縦型CVD装置に基板を搬送する状態を示す模式的平面図である。 本発明の縦型CVD装置の第2成膜チャンバー5内の構成を示す模式的平面図である。 本発明の縦型CVD装置の第2成膜チャンバー5内に搬送された基板トレイの状態を示す第2成膜チャンバー5の模式的断面図である。 本発明の縦型CVD装置の基板ホルダー101を示す模式正面図である。 本発明の縦型CVD装置の基板ホルダー101のY−Y断面を示す断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の縦型CVD装置に設けられた反転手段による反転を上から見た様子を示す模式図である。 (a)〜(c)は、本発明の縦型CVD装置に設けられた別の反転手段による反転を上から見た様子を示す模式図である。 本発明の縦型CVD装置に基板を搬送する状態を示す模式的平面図である。 本発明の別の縦型CVD装置に基板を搬送する状態を示す模式的平面図である。
符号の説明
5 第2成膜チャンバー
10 基板トレイ
51 反転空間
52 成膜空間
53 ラック
54 触媒線
101 基板ホルダー
104 回転軸
105 ギア
S 基板

Claims (10)

  1. ガス導入手段及び排気手段を有する成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、前記基板ホルダーを反転させる反転手段とを備え
    前記反転手段が、前記基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に前記基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段を含み、
    前記回転手段が、前記基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、前記成膜チャンバーの内部に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、前記基板ホルダーの搬送中にこれら第1及び第2の突起物が相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにしたことを特徴とする縦型化学気相成長装置。
  2. 前記反転手段が、回転を180°で停止させる停止手段を含むことを特徴とする請求項1記載の縦型化学気相成長装置。
  3. 前記停止手段が、基板ホルダーの側面に設けられた磁性体からなることを特徴とする請求項記載の縦型化学気相成長装置。
  4. 前記停止手段が、基板ホルダーの側面に設けられたオーバーラップフィンであることを特徴とする請求項2または3記載の縦型化学気相成長装置。
  5. 前記成膜チャンバー内の所定の位置に、触媒線を配置したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の縦型化学気相成長装置。
  6. 前記成膜チャンバー内の所定の位置に、プラズマ発生手段を配置したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の縦型化学気相成長装置。
  7. ロードロックチャンバー、加熱チャンバー及び冷却チャンバーを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の縦型化学気相成長装置。
  8. ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、反転手段を有する基板反転チャンバーとを少なくとも備えたことを特徴とする請求項1、3〜のいずれか1項記載の縦型化学気相成長装置。
  9. ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、ガス導入手段及び排気手段を有し、所定の位置に触媒線を配置する成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、基板ホルダーを反転させる反転手段とを備え、
    前記反転手段が、成膜チャンバー内に設けられ、基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段と、回転を180°で停止させる停止手段とを含み、
    前記回転手段が、前記基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、前記成膜チャンバーの内部に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、これらの第1の突起物と第2の突起物とが相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにしたことを特徴とする縦型化学気相成長装置。
  10. ロードロックチャンバーと、加熱チャンバーと、冷却チャンバーと、ガス導入手段及び排気手段を有し、所定の位置にプラズマ発生手段を配置する成膜チャンバーと、基板を保持する基板ホルダーと、基板ホルダーを搬送する搬送手段と、前記基板ホルダーを反転させる反転手段を備えた基板反転チャンバーとを備え、
    前記反転手段は、基板ホルダーの搬送中に回転軸を中心に基板ホルダーを搬送方向に対して180°回転させる回転手段と、回転を180°で停止させる停止手段とを含み、
    前記回転手段が、前記基板ホルダーに設けられた1以上の第1の突起物と、前記成膜チャンバーの内部に設けられた1以上の第2の突起物とで構成され、これらの第1の突起物と第2の突起物とが相互に接触することにより、前記基板ホルダーを回転させるようにしたことを特徴とする縦型化学気相成長装置。
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