JP5087319B2 - 表示媒体用粒子および情報表示用パネル - Google Patents
表示媒体用粒子および情報表示用パネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP5087319B2 JP5087319B2 JP2007145506A JP2007145506A JP5087319B2 JP 5087319 B2 JP5087319 B2 JP 5087319B2 JP 2007145506 A JP2007145506 A JP 2007145506A JP 2007145506 A JP2007145506 A JP 2007145506A JP 5087319 B2 JP5087319 B2 JP 5087319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- display medium
- display
- resin
- display panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Description
電極は基板の外側に設けても、基板の内部に埋め込むように設けてもよい。
塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。視認側であり透明である必要のある表示面側基板2に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板1に設ける電極は透明である必要はない。いずれの場合もパターン形成可能で導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、0.01〜10μm、好ましくは0.05〜5μmが好適である。背面側基板1に設ける電極の材質や厚みなどは上述した表示面側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図4に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示状態の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
基となる粒子は、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。本発明では、主成分となる樹脂の体積固有抵抗が1×1014Ω・cm以上とする必要がある。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
上記着色剤を配合して所望の色の表示媒体用粒子を作製できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
この空隙部分とは、図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
対向する基板間の気体中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体としての移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
まず、極性の高いモノマーと極性の低いモノマーとを組み合わせることで重合樹脂の吸水性を変化させる方法で体積固有抵抗を制御して、以下の表1にA1〜A6として示す、個々に異なる体積固有抵抗を有する表示媒体用粒子をサンプル粒子として準備した。得られた粒子A1〜A6の平均粒子径d(50)はいずれも9〜10μmの範囲であった。
また、疎水性の高分子樹脂材料を粉砕する方法で、以下の表1にB1、B2として示す、個々に異なる体積固有抵抗を有する表示媒体用粒子をサンプル粒子として準備した。得られた粒子B1、B2の平均粒子径d(50)はいずれも9〜10μmの範囲であった。
アルミニウム製の平板上に0.5g/cm2の密度で堆積させた表示媒体用粒子のそれぞれに対して、1kV印加して発生されたコロナ放電を付与して20μC/gに帯電させた。その後、アルミニウム製の平板を接地して放置した。帯電後15日と30日で粒子の帯電量を測定した。30日までの帯電量減衰から帯電減衰速度を計算した。放置および帯電量測定は、温度:23±0.5℃、湿度:50±5rh%の環境下にて実施した。結果を以下の表2に示す。同時に、図5において、表2の結果から得られる各サンプルの放置日数と帯電量との関係を示す。なお、帯電量の測定は、トレック社製の吸引式帯電量測定装置:210HSにて行った。
上記帯電保持特性サンプルA1〜A6において、黒色顔料としてカーボンブラック(三菱化学:Carbon-Black #3030B)を重量部数5.0部配合し、また荷電制御剤(オリエント化学社:ボントロンN07)を重量部数0.5部配合し、また正帯電性シリカ微粒子(ワッカー社(独)H3050)を重量部数5.0部粒子表面に外添付着処理して正帯電性粒子として作製した。これに対し、B1、B2には白色顔料として酸化チタン(石原産業社:CR−90)を重量部数100部配合し、負帯電性荷電制御剤(オリエント化学社:E88)を重量部数0.5部添加し、さらに負帯電性シリカ微粒子(ワッカー社(独)H3004)を重量部数5.0部粒子表面に外添付着処理して負帯電性粒子として作製した。
3 表示媒体(粒子群)
3W 白色表示媒体
3Wa 白色表示媒体用粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 黒色表示媒体用粒子
4 隔壁
5、6 電極
Claims (2)
- 少なくとも一方が透明な2枚の基板間に表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルに用いる表示媒体を構成する粒子において、粒子を構成する樹脂の体積固有抵抗が1×1014Ω・cm以上であり、初期20μC/gに帯電した後30日間の放置において、粒子帯電量の減衰速度が0.3μC/g・day以下であることを特徴とする表示媒体用粒子。
- 少なくとも一方が透明な2枚の基板間に表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおいて、請求項1に記載の表示媒体用粒子を表示媒体として使用することを特徴とする情報表示用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007145506A JP5087319B2 (ja) | 2006-05-31 | 2007-05-31 | 表示媒体用粒子および情報表示用パネル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006151045 | 2006-05-31 | ||
JP2006151045 | 2006-05-31 | ||
JP2007145506A JP5087319B2 (ja) | 2006-05-31 | 2007-05-31 | 表示媒体用粒子および情報表示用パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008009422A JP2008009422A (ja) | 2008-01-17 |
JP5087319B2 true JP5087319B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=39067633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007145506A Expired - Fee Related JP5087319B2 (ja) | 2006-05-31 | 2007-05-31 | 表示媒体用粒子および情報表示用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5087319B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010128075A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像表示装置用表示粒子および画像表示装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001350164A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-21 | Minolta Co Ltd | 可逆性画像表示媒体 |
JP2006072223A (ja) * | 2004-09-06 | 2006-03-16 | Bridgestone Corp | 画像表示媒体用粒子およびそれを用いた画像表示装置 |
-
2007
- 2007-05-31 JP JP2007145506A patent/JP5087319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008009422A (ja) | 2008-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2006018982A1 (ja) | 情報表示装置 | |
WO2008035741A1 (fr) | Particules pour un support d'affichage et panneau d'affichage d'information qui utilise ces particules | |
JP2008287172A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4925608B2 (ja) | 情報表示用パネル及び情報表示装置 | |
JP2006330213A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP5087319B2 (ja) | 表示媒体用粒子および情報表示用パネル | |
JP5052104B2 (ja) | 表示媒体用粒子、情報表示用パネルおよび情報表示装置 | |
JP2009103886A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2006113267A (ja) | 情報表示用パネルに用いる表示媒体用粒子 | |
JP2008224738A (ja) | 情報表示用パネルの活性化方法 | |
JP5019762B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008096495A (ja) | 情報表示装置 | |
WO2008035740A1 (fr) | Procédé de commande de panneau d'affichage d'informations | |
JP2008224725A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2007322805A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP4763985B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP4657639B2 (ja) | 画像表示用パネルの画像形成方法 | |
JPWO2005076065A1 (ja) | 情報表示装置 | |
JP4624080B2 (ja) | 情報表示用パネル | |
WO2010137346A1 (ja) | 表示媒体用粒子およびこの表示媒体用粒子を用いた情報表示用パネル | |
JP2008102231A (ja) | 表示媒体用粒子およびそれを用いた情報表示用パネル | |
JP2008139682A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2008026702A (ja) | 表示媒体用粒子およびそれを用いた情報表示用パネル | |
JP2008139596A (ja) | 情報表示用パネル | |
JP2009037056A (ja) | 情報表示用パネル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120530 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120814 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |