JP5086723B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記憶媒体に関する。
情報処理装置関連の技術としてファイル共有装置(例えば、特許文献1参照。)やデ−タストレ−ジシステム及びデ−タ抽出方法(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
これらの特許文献1,2記載の発明はいずれもマウント手順書(/etc/fstabファイル)を頭(最初)から順番にマウントすることを仮定した発明である。
図9は従来の情報処理装置のマウント図であり、図10は図9に示した情報処理装置のフローチャートであり、図11は図9に示した情報処理装置のマウント手順を示す図である。
図9に示した情報処理装置は、主にCPU30、ROM31、及びHDD32で構成されている。
ROM33はアプリケーション33、マウントプログラム34、及びマウント手順書35で構成されており、HDD32はパーティション1(36)、パーティション2(37)、及びパーティション(38)の三つに仕切られているが限定されるものではない。
図9に示した情報処理装置では、マウント手順書(/etc/fstabファイル)に記載された順にハードディスクHDDなどの記録媒体をマウントしていた。
図11に示すようにマウントプログラムがマウント手順書を参照し(1)、パーティション2(37)をマウントし、パーティション3(38)をマウントし、パーティション(36)とマウントする。
すなわち、図10に示すようにマウント手順書を開き(ステップS1)、マウント手順書エントリを読み出し(ステップS2)、エントリに記載されたHDDパーティションをマウントし(ステップS3)、残りエントリが有るか否かを判断する(ステップS4)。残りエントリが有る場合(ステップS4/Yes)、ステップS2に戻ってマウント手順書エントリを読み出し、残りエントリが無い場合(ステップS4/No)は終了する。
特開平05−225033号公報 特開2004−252938号公報
ところで、上述した関連技術の装置は、機器上で動作するアプリケーションはそれらに都合の良いタイミングで記憶媒体にたくわえられた情報を使おうとするが、そのタイミングで当該パーティションがマウントされていない場合には、アプリケーションはマウント完了までアプリケーションは待たされることになり、機器全体の起動時間が遅くなってしまっていた。すなわち、図12に示すようにマウントプログラム34に従って(M1)マウント〜(M3)マウントを行うが、その間アプリケーション33は、HDD32のパーティション1(36)〜パーティション3(38)に対して(A1)〜(A3)の使用可能待ちを行わなければならず、マウント順序とアプリケーション使用順序とが異なるため、アプリケーションでの使用可能待合わせに時間がかかっていた。
図12は図9に示した情報処理装置の問題点を説明するための説明図である。
このマウント順序は機器作成時に固定であるため、機器開発時に人力でマウント順序を注意深く設定しなければならなかった。また、機器が製品化されたあとにプラグインなどで機能追加を行った場合には、当初予期していたアプリケーション使用順序が変更になる可能性もあるため、固定型のマウント順序設定は機器の高速起動に貢献してこなかった。
これら関連技術の装置はアプリケーションが実際に使いたいタイミング順でマウントしないため、起動時間が遅くなるからである。そのため、起動時間が数十秒かかるような低速起動型の機器では問題ないが、組み込み機器のように数秒で起動しなければならないような高速起動型の機器の場合には対応できない。
そこで、本発明の目的は、高速に起動できる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記憶媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の発明は、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する制御部コンピュータを備えた情報処理装置において、前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、前記制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、前記制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する情報処理方法において、前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作することを特徴する。
請求項9記載の発明は、制御部コンピュータは、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する処理、及び前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記制御部コンピュータは、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記制御部コンピュータは、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存する処理、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記制御部コンピュータは、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作する処理を実行させることを特徴する。
請求項13記載の発明は、請求項9から12のいずれか1項記載の情報処理プログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御することにより、高速に起動できる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び記憶媒体の提供を実現することができる。
本発明に係る情報処理装置の一実施の形態は、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する制御部コンピュータを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御することにより、高速に起動できる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする。
制御部コンピュータとしては、例えばマイクロプロセッサが挙げられる。
記憶デバイスとしては、例えばハードディスクHDDが挙げられる。
上記構成によれば、アプリケーションから要求があった後にパーティションマウントを処理するので、マウント処理はアプリケーションの動作に割り込まず、アプリケーションは高速に動作する。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションとマウントプログラムが並列に動作するので、アプリケーションが使用可能要求によって動作停止させられる時間が短かくなる。
本発明に係る情報処理装置の他の実施の形態は、上記構成に加え、順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、マウント手順書が破壊されていないかチェックサムを使って確認するため、マウント手順書を動的生成している最中に機器が再起動しても機器が誤動作することはない。
本発明に係る情報処理方法の一実施の形態は、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御することを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションが要求した順番にパーティションマウントを処理するので、情報処理装置は高速に起動できる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションから要求があった後にパーティションマウントを処理するので、マウント処理はアプリケーションの動作に割り込まず、アプリケーションは高速に動作する。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションとマウントプログラムが並列に動作するので、アプリケーションが使用可能要求によって動作停止させられる時間が短かくなる。
本発明に係る情報処理方法の他の実施の形態は、上記構成に加え、順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを持つことを特徴する。
上記構成によれば、マウント手順書が破壊されていないかチェックサムを使って確認するため、マウント手順書を動的生成している最中に機器が再起動しても機器が誤動作することはない。
本発明に係る情報処理プログラムの一実施の形態は、制御部コンピュータは、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションが要求した順番にパーティションマウントを処理するので、情報処理装置は高速に起動できる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、制御部コンピュータは、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションから要求があった後にパーティションマウントを処理するので、マウント処理はアプリケーションの動作に割り込まず、アプリケーションは高速に動作する。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、制御部コンピュータは、アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存する処理、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、アプリケーションとマウントプログラムが並列に動作するので、アプリケーションが使用可能要求によって動作停止させられる時間が短かくなる。
本発明に係る情報処理プログラムの他の実施の形態は、上記構成に加え、順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを持つことを特徴する。
上記構成によれば、マウント手順書が破壊されていないかチェックサムを使って確認するため、マウント手順書を動的生成している最中に機器が再起動しても機器が誤動作することはない。
本発明に係る記憶媒体の一実施の形態は、上記いずれかの情報処理プログラムを記憶した記憶媒体であることを特徴とする。
<プログラム及び記憶媒体>
以上で説明した本発明の情報処理装置は、制御部コンピュータで情報処理を実行させる情報処理プログラムによって実現されている。制御部コンピュータとしては、例えば前述したようなCPU(マイクロプロセッサを含む)が挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものであってもよい。
これにより、情報処理プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明の情報処理装置を実現することができる。
このような情報処理プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、HDD(Hard Disc Drive)、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリが挙げられる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
本発明は、記録媒体のマウント順序とアプリケーションのパーティション使用順序との不一致によって、機器の起動時間が遅くならないようにするために、アプリケーションのパーティション使用の順番に従って、記録媒体内パーティションをマウントするものである。その実現方式として、(実施例1)アプリケーションからの使用要求を受けてパーティションをマウントする方式と、(実施例2)前回起動時のアプリケーション使用要求順序を保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントする方式がある。
まず、実施例1について説明する。
図1は本発明に係る情報処理装置の一実施例を示すマウント図である。
アプリケーションからの使用要求を受けてパーティションを図1のような機器内部構成を考える。
図1に示す情報処理装置は、主に制御部コンピュータとしてのCPU10、ROM11、及び記憶デバイスとしてのHDD12で構成されている。
尚、図9の従来技術に示されたマウント手順書35は本実施例では使用しない。
図1において、CPU10はマイクロプロセッサの一部であり、ROM11及びHDD12を統括制御する。ROM11はアプリケーション13、マウントプログラム14、及びOS(Operating System)15が格納されている。HDDは例えば3つのパーティション1〜3に分割されている(本発明は限定されるものではなく、パーティションが2つでも4つ以上であってもよい)。
図2は図1に示した装置のマウント手順の一例を示す図である。図3は図2に示したマウント手順のシーケンス図である。
図1に示した装置は図2、図3のように動作する。
はじめにOS15によって起動されたアプリケーション13はOSインターフェイス(図示せず)を通して、ハードディスク(HDD)12のパーティション1(16)を使用することを要求する。この段階ではアプリケーション13は動作続行せず、OS15から通知があるまで停止する。
アプリケーション13が停止すると、OS15はマウントプログラム14を起動し、パーティション1(16)をマウントさせる。マウントプログラム14はHDD12のパーティション1(16)がデータ破壊されていないか否かの検査を行い、検査終了するとOS15にマウントが完了したことを通知する。
マウントプログラム14からのマウント完了通知を受けてOS15はアプリケーション13の使用可能待ちを解除させ、アプリケーション13を動作続行させる。アプリケーション13が要求した順番に記憶媒体としてのHDD12のパーティション1(16)〜パーティション3(18)のマウントが行なわれるため、アプリケーション13から見たマウント待ち時間は低減される。そのため、機器(情報処理装置)全体の起動時間も短縮できる。
次に実施例2について説明する。
図4は本発明に係る情報処理装置の他の実施例を示すマウント図である。図6は図4に示したマウント手順のシーケンス図である。
図4に示す情報処理装置は、主に制御コンピュータとしてのCPU10、記憶デバイスとしてのハードディスクHDD12、ROM11、及びNVRAM20で構成されている。
NVRAM20はマウント手順書21を備え、マウント手順書21は(1)パーティション2をマウントすること、(2)パーティション3をマウントすること、(3)パーティション1をマウントすることの他、チェックサム25で構成されている。
ROM11はアプリケーション13、マウントプログラム14、及びOS15で構成されている。
HDD12はパーティション1(16)〜パーティション(18)の三つに仕切られているが限定されるものではない。
前回起動時のアプリケーション使用要求順序を保存しておき、その要求順序に従ってパーティションを図4に示すような機器内部構成を考える。
図9に示した従来技術では、マウント手順書35は変更しない情報であったため、ROM31上に置かれていたが、本実施例ではデータの書き換えが可能なNVRAM(Non-Volatile RAM:RAM)20に置かれている。このマウント手順書21は書き換え可能な媒体であれば、どのようなものに置いても良い。もちろんマウント順序を制御する記録媒体(ここではハードディスクHDD16)でも良い。
図5は図4に示した装置のマウント手順の一例を示す図である。
図4に示した装置は初回起動時には図5に示した一度目の起動のように動作する。アプリケーション13とマウントプログラム14とはそれぞれOS14によって起動され、並列に動作する。アプリケーション13は使用したいパーティション1(16)〜パーティション3(18)のいずれかに対して、OS14に使用要求を送る。OS14はマウントプログラム14が当該パーティション1(16)〜パーティション3(18)のいずれかをマウントするまで、アプリケーション13の動作を停止させる。また、OS14はアプリケーション13からの使用要求を受けて、マウント手順書21を新規作成し、使用要求を受けた順序を記録する。マウントプログラム14は、起動した直後にマウント手順書21を探すが、この時点ではまだマウント手順書21は存在しない。
そこで、マウントプログラム14はハードディスクHDD16のパーティション1(16)〜パーティション3(18)をあらかじめ決められた順序でマウント処理する。マウント処理が完了したら、マウント完了情報をOS15に送信し、OS15は当該パーティション1(16)〜パーティション3(18)に対して使用要求をしていたアプリケーション13を動作再開させる。OS15はすべてのパーティション使用要求を処理完了したら、マウント手順書21にチェックサム25を付記する。この初回起動では、アプリケーション13から使用要求順にパーティション1(16)〜パーティション3(18)のマウントは行なわれない。そのため、アプリケーション13のパーティション使用可能待ち時間は長くなり、機器全体の起動時間も長くなってしまう。
図7は図4に示した装置の他のマウント手順を示す図である。図8は図7に示したマウント手順のシーケンス図である。
しかし、2回目以降の起動時には図7に示す二度目の起動のように機器は動作する。アプリケーション13は初回起動時と同様にOS14に対してパーティション使用要求を送信する。マウントプログラム14はマウント手順書(新:マウント手順書)21を探し見つけることができる。
初回起動時とは異なり、すでに機器に最適化されたマウント手順書21が、初回起動時にOSによって作成済みであるからである。前回起動時のマウント手順書を手に入れたマウントプログラム14は、まずマウント手順書21のチェックサムをチェックする。もしチェックサムに異常があった場合、初回起動時と同様に動作する。
もしチェックサムが正常であった場合、当該マウント手順書21に記載された順序によってハードディスクHDD12内パーティション1(16)〜パーティション3(18)をマウントする。マウント手順書21に記載されたパーティションをすべてマウント完了しても、マウントされていないパーティションが残っていた場合、その残りパーティションを初回起動時と同様の順序でマウントする。この2回目以降の起動時には、マウントプログラム14は前回起動時でアプリケーション13から使用要求があった順番にパーティション1(16)〜パーティション3(18)をマウントするため、アプリケーション13のパーティション使用可能待ち時間は短かくなり、機器全体の起動時間も短縮できる。
〔作用効果〕
本発明によれば、アプリケーションが要求した順番にパーティションマウントを処理するので、情報処理装置は高速に起動できる。
本発明によれば、アプリケーションから要求があった後にパーティションマウントを処理するので、マウント処理はアプリケーションの動作に割り込まず、アプリケーションは高速に動作する。
ここで、「マウント処理はアプリケーションの動作に割り込まず、アプリケーションは高速に動作する」点について図13及び図14を参照して説明する。
図13は従来技術により処理が遅くなる場合のシーケンス図であり、図14は本発明に係る情報処理装置により処理が高速化できる場合のシーケンス図の一例である。図13、14中アプリはアプリケーションの略である。
〔前提条件〕
例えば、UNIX(登録商標)のようなマルチタスクOS(オペレーティングシステム)では複数のアプリケーションが並列に動作する。
〔動作例〕
一般に複数のアプリケーション間には依存関係が存在し(特に起動時)、各アプリケーションが完全に独立動作することは難しい場合があるが、アプリケーションAとアプリケーションBとが並列に動作するものとして以下に説明する。
アプリケーションAの動作としては、
・パーティション3上のデータの読み込み処理
・処理が完了したことのアプリケーションBへの通知
アプリケーションBの動作としては、
・アプリケーションAからの通知の待機
・パーティション1のデータを読み込んで処理を行う。
・パーティション2のデータを読み込んで処理を行う。
図13に示すようにアプリケーションAからOSにパーティション3のマウント待ち合わせが要求された後で、マウントプログラムがパーティション1,2,3を順次マウントし、その都度マウント完了通知がOSに送られ、アプリケーションBからパーティション1のマウント待ち合わせ及びパーティション2のマウント待ち合わせ指示が送られると、OSからアプリケーションAにマウント通知される。アプリケーションAはパーティション3上のデータ処理を行った後アプリケーションBに通知を行い、アプリケーションBはパーティション1上のデータ処理を行い、パーティション1上のデータ処理を行った後パーティション2上のデータ処理を行う。
しかしながら、図13に示した従来技術ではアプリケーションAがパーティション3を使用しようとすると、パーティション1及びパーティション2のマウント処理をしているために完了通知が到達するまで時間がかかってしまう。
これに対して本発明では、図14に示すようにアプリケーションAからOSにパーティション3のマウント待ち合わせが要求された後で、マウントプログラムがパーティション3をマウントし、OSにマウント完了通知が送られる。OSはパーティション3のマウント完了通知を受けるとアプリケーションAにマウント通知を送る。アプリケーションAはマウント通知を受けるとパーティション3上のデータ処理を行う。アプリケーションAはパーティション3上のデータ処理を終了するとアプリケーションBに通知する。アプリケーションBはOSにパーティション1,2のマウント待ち合わせ指示を通知した後、パーティション1上のデータ処理とパーティション2上のデータ処理を順次行う。
マウントプログラムは、パーティション3のマウント完了後、パーティション1,2を順次マウントしその都度完了通知をOSに送る。
本願発明によれば、パーティション3のマウントがすぐに行われるため処理を高速化でき(効果1)、アプリケーションAが処理をしているのと並行して次のパーティション3のマウントできる(効果2)。
本発明によれば、アプリケーションとマウントプログラムが並列に動作するので、アプリケーションが使用可能要求によって動作停止させられる時間が短かくなる。
本発明によれば、マウント手順書が破壊されていないかチェックサムを使って確認するため、マウント手順書を動的生成している最中に機器が再起動しても機器が誤動作することはない。
本発明は、情報処理装置の高速起動に利用することができる。
本発明に係る情報処理装置の一実施例を示すマウント図である。 図1に示した装置のマウント手順の一例を示す図である。 図2に示したマウント手順のシーケンス図である。 本発明に係る情報処理装置の他の実施例を示すマウント図である。 図4に示した装置のマウント手順の一例を示す図である。 図4に示したマウント手順のシーケンス図である。 図4に示した装置の他のマウント手順を示す図である。 図7に示したマウント手順のシーケンス図である。 従来の情報処理装置のマウント図である。 図9に示した情報処理装置のフローチャートである。 図9に示した情報処理装置のマウント手順を示す図である。 図9に示した情報処理装置の問題点を説明するための説明図である。 従来技術により処理が遅くなる場合のシーケンス図である。 本発明に係る情報処理装置により処理が高速化できる場合のシーケンス図の一例である。
符号の説明
10 CPU
11 ROM
12 HDD
13 アプリケーション
14 マウントプログラム
15 OS
16 パーティション1
17 パーティション2
18 パーティション3

Claims (13)

  1. アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する制御部コンピュータを備えた情報処理装置において、
    前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする情報処理装置
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、前記制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1記載の情報処理装置において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせを監視するOSを備え、前記制御部コンピュータは、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3記載の情報処理装置において、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作することを特徴とする情報処理装置。
  5. アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する情報処理方法において、
    前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする情報処理方法。
  6. 請求項5記載の情報処理方法において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントすることを特徴とする情報処理方法。
  7. 請求項5記載の情報処理方法において、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視し、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存し、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントすることを特徴とする情報処理方法。
  8. 請求項7記載の情報処理方法において、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作することを特徴する情報処理方法。
  9. 制御部コンピュータは、アプリケーションからの使用要求に基づいて、記憶デバイス内のパーティションのマウント順序を制御する処理、及び前回起動時のアプリケーション使用要求順序を書換可能な記録媒体に保存しておき、その要求順序に従ってパーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  10. 請求項9記載の情報処理プログラムにおいて、前記制御部コンピュータは、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順番に記憶デバイス内パーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  11. 請求項9記載の情報処理プログラムにおいて、前記制御部コンピュータは、前記アプリケーションのパーティション使用待ち合わせをOSによって監視する処理、使用待ち合わせを発行した順序情報を記憶デバイスに保存する処理、次回起動時に記憶デバイスが保持している待ち合わせ順序情報に従ってパーティションをマウントする処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  12. 請求項9記載の情報処理プログラムにおいて、前記制御部コンピュータは、前記順序情報内に破壊検査のためのチェックサムを備え、前記チェックサムに異常があった場合は、初回起動時と同様に動作する処理を実行させることを特徴する情報処理プログラム。
  13. 請求項9から12のいずれか1項記載の情報処理プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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