JP2006259806A - プーリング方法、システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 追加または再起動された情報処理装置でのオブジェクトやプログラムの使用においてスケールアウト直後や再起動直後から良好なレスポンスを実現することが可能な技術を提供する。
【解決手段】 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリング方法において、運用中の情報処理装置から通信装置によりプロファイリング情報を入手するステップと、前記入手したプロファイリング情報を、追加された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置するステップと、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成するステップとを有するものである。
【選択図】図3

Description

本発明は生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでデータ処理を効率的に行うプーリング技術に適用して有効な技術に関するものである。
近年、インターネット若しくはイントラネットを介して、主にWebベースのサービスを提供するシステムへの要求が高まっている。この様なシステムを構築する場合、アプリケーションサーバと呼ばれるミドルウェアを使用し、アプリケーションサーバ上で動作するユーザアプリケーションを開発する手法が普及しつつある。アプリケーションサーバは、セキュリティ管理機能、トランザクション管理機能、リソースへのアクセス機能、コンポーネント管理機能等を提供する。よって、アプリケーションサーバを使用することで、比較的容易に、大規模かつ再利用性の高いシステムを構築することが可能である。
アプリケーションサーバは、データベースへの効率的なアクセスを実現する為に、問い合わせ式オブジェクトや、問い合わせ結果オブジェクトのプーリングを行なうことがある。オブジェクトプーリングとは、生成コストの高いオブジェクトを、使用後も破棄せずにメモリ上に保持して再利用することで、オブジェクト生成にかかるコストを削減する技術である。プーリングの制御は、ユーザアプリケーションによる問い合わせ式や問い合わせ結果の使用をプロファイリングすることで実現される。プロファイリングとは、例えば問い合わせ式や問い合わせ結果の使用頻度を記憶し、使用頻度の高いオブジェクトを発見する技術である。プロファイリングの結果から、使用頻度の高いオブジェクトを優先的にプーリングする等の制御を行う。オブジェクトプーリングの方法としては、特許文献1に示される様な方法が提案されている。
ところで、水平または垂直方向に分散された複数台のアプリケーションサーバを組み合わせてシステムを構築することがある。この様な構成のシステムとするのは、システムへの要求の変化に応じて、スケーラブルにシステムを拡張可能とするためである。既に構築され運用中のシステムに、新たなアプリケーションサーバを追加し、システムを拡張することをスケールアウトと言う。
特開2004−78651号公報
アプリケーションサーバ(計算機や論理サーバ、仮想計算機でも良い)をスケールアウト(追加)する場合に、新規に追加するアプリケーションサーバでは、問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトがプーリングされていない状態でユーザアプリケーションの処理を開始することになる。よって、スケールアウト後、データベースの問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトがプーリングされるまでの間は、ユーザアプリケーションによるこれらのオブジェクトの使用におけるレスポンスが低下してしまうという問題がある。
また、アプリケーションサーバを再起動する場合にも、問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトがプーリングされていない状態で、ユーザアプリケーションの処理を開始することになる。よって、スケールアウトする場合と同じく、オブジェクトがプーリングされるまでの間は、ユーザアプリケーションによる問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトの使用におけるレスポンスが低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は上記問題を解決し、追加または再起動された情報処理装置でのオブジェクトやプログラムの使用においてスケールアウト直後や再起動直後から良好なレスポンスを実現することが可能な技術を提供することにある。
本発明は、単体若しくは複数のアプリケーションサーバから構成されるデータ処理システムにおいて、データベースの問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクト(プログラムでも良い)の使用を監視することで得られるプロファイリング情報を、アプリケーションサーバをスケールアウトする場合や、アプリケーションサーバを再起動する場合に再利用するものである。
本発明のデータ処理システムでは、アプリケーションサーバがユーザプログラムによるデータベースの問い合わせ式や問い合わせ結果の使用をプロファイリングし、そのプロファイリング情報を使用して、問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトのプーリングを制御する。それと同時に、アプリケーションサーバはプロファイリング情報をメモリ若しくは永続記憶手段に保持する。
アプリケーションサーバをスケールアウトする場合、既に運用中のアプリケーションサーバにおいて取得され、メモリまたは永続記憶手段に保持されたプロファイリング情報を、新規に追加されるアプリケーションサーバへ配布する。新規に追加されるアプリケーションサーバは、配布されたプロファイリング情報を使用して、データベースの問い合わせ式オブジェクトと問い合わせ結果オブジェクトのオブジェクトプールを復元する。この様に、既に運用中のアプリケーションサーバで取得されたプロファイリング情報を、新規に追加するアプリケーションサーバで再利用することで、プロファイリング情報を再度取得する無駄を省くことが可能であり、スケールアウト直後から、ユーザアプリケーションによる問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトの使用において、良好なレスポンスを実現することができる。
また、アプリケーションサーバを再起動する場合に、再起動前に取得され永続記憶手段に保持しておいたプロファイリング情報を使用して、データベースの問い合わせ式オブジェクトと問い合わせ結果オブジェクトのオブジェクトプールを復元する。この様に、再起動前に取得されたプロファイリング情報を再起動後に再利用することで、プロファイリング情報を再度取得する無駄を省くことが可能であり、再起動直後から、ユーザアプリケーションによる問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトの使用において、良好なレスポンスを実現することができる。
本発明によれば、追加または再起動された情報処理装置でのオブジェクトやプログラムの使用においてスケールアウト直後や再起動直後から良好なレスポンスを実現することが可能である。
以下に生成したオブジェクトをプーリングして再使用することでオブジェクトを生成する回数を削減する実施形態1のプーリングシステムについて説明する。
本実施形態のデータ処理システムでは、アプリケーションサーバ(計算機や情報処理装置、またはその様な処理を実施するプログラムやオブジェクトでも良い)をスケールアウトする場合に、運用中のアプリケーションサーバで取得されたプロファイリング情報を、新規に追加されるアプリケーションサーバで再利用し、データベースの問い合わせ式オブジェクトと問い合わせ結果オブジェクトのプールを復元する処理を行う。なお本実施形態ではオブジェクトについて記載しているが、プログラムに適用しても良いものとする。
図1は本実施形態のデータ処理システムの全体構造を示す図である。図1に示す様に、本実施形態では、ユーザアプリケーションが実行されプロファイリング情報が取得される運用中アプリケーションサーバ0001と、スケールアウト時に追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005と、ユーザアプリケーションが問い合わせを行なうデータベース0003が、ネットワーク0002により接続されており、運用中アプリケーションサーバ0001から、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005へプロファイリング情報0006及び0007をそれぞれ送信可能となっている。
図2は本実施形態の運用中アプリケーションサーバ0001の内部構成例を示す図である。図2に示す様に、運用中アプリケーションサーバ0001は、メモリ0008、CPU0009、入力装置0010、出力装置0011、通信装置0012、磁気ディスク装置0013、CD−ROM装置0014から構成される。
運用中アプリケーションサーバ0001で、ユーザアプリケーションを実行する為のアプリケーションコンテナ0016は、CD−ROM等の記録媒体からCD−ROM装置0014によって磁気ディスク装置0013に格納された後、メモリ0008にロードされて実行されるものとする。なお、前記アプリケーションコンテナ0016を、ネットワークを通じてCD−ROM等の記録媒体から磁気ディスク装置0013に格納して使用しても良い。また、前記アプリケーションコンテナ0016を記録する記録媒体は、CD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
運用中アプリケーションサーバ0001で、ユーザアプリケーション0015は、CD−ROM等の記録媒体からCD−ROM装置0014によって磁気ディスク装置0013に格納された後、アプリケーションコンテナ0016によりメモリ0008にロードされて実行されるものとする。なお、前記ユーザアプリケーション0015を、ネットワークを通じてCD−ROM等の記録媒体から磁気ディスク装置0013に格納しても良いし、アプリケーションコンテナ0016がネットワークを通じてCD−ROM装置等の記録媒体からユーザアプリケーションをメモリにロードしても良い。
アプリケーションコンテナ0016内には、プロファイリング情報0017やオブジェクトプールを管理するオブジェクト管理部0040が存在する。
オブジェクト管理部0040は、ユーザアプリケーション0015によるデータベースの問い合わせ式オブジェクトと問い合わせ結果オブジェクトの使用を監視し、監視により得られたプロファイリング情報0017をメモリ0008に保持する。
また、オブジェクト管理部0040は、プロファイリング情報0017を使用して、問い合わせ式オブジェクトプール0018と問い合わせ結果オブジェクトプール0019へのオブジェクトのプーリングを制御する。
また、オブジェクト管理部0040は、プロファイリング情報0017の内容を定期的に磁気ディスク装置0013に記録する。ここで言う定期的に記録するという動作は、一定時間間隔で行うことでも良いし、プロファイリング情報やオブジェクトプールの参照回数、更新回数を契機に行うことでも良い。
また、オブジェクト管理部0040は、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005との間で、プロファイリング情報を送受信する機能を備えている。
図3は本実施形態のスケールアウト時に追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005の内部構成例を示す図である。図3に示す様に、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005は、プロファイリング情報0042、問い合わせ式オブジェクトプール0043、問い合わせ結果オブジェクトプール0044が存在していない。この状態でデータベースへのアクセスを行うと、オブジェクトがプーリングされるまでの間は、ユーザアプリケーションによる問い合わせ式オブジェクトや問い合わせ結果オブジェクトの使用におけるレスポンスが低下してしまう。
そこで、オブジェクト管理部0041は、データベースへのアクセスを開始するのに先立って、運用中アプリケーションサーバ0001より、通信装置0024を経由して、プロファイリング情報0017を入手し、プロファイリング情報0042をメモリ0020上に配置すると共に、そのプロファイリング情報0042を使って、問い合わせ式オブジェクトプール0043と問い合わせ結果オブジェクトプール0044を作成する。
その後、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005からのデータベースアクセスを開始することで、アクセス開始当初より、プーリングされたオブジェクトを利用した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
図4は本実施形態のプロファイリング情報0017の一例を示す図である。プロファイリング情報0017は、問い合わせ式文字列0030と問い合わせ式オブジェクトの使用頻度0031を対応づけるテーブルと、問い合わせ結果文字列0032と問い合わせ結果オブジェクトの使用頻度0033を対応づけるテーブルを含んでいる。
オブジェクト管理部0040は、問い合わせ式オブジェクトの使用頻度0031と問い合わせ結果オブジェクトの使用頻度0033を利用して、オブジェクトプールの管理を行う。具体的には、新たな問い合わせ式による要求があり、それに対応する問い合わせ式オブジェクトを生成する必要が生じたが、オブジェクトプールに空きが無い場合、プロファイリング情報0017を参照し、最も使用頻度の低い問い合わせ式オブジェクトを破棄してオブジェクトプールから除去した後、新たな問い合わせ式に対応する問い合わせ式オブジェクトを生成し、オブジェクトプールに格納する。
図5は本実施形態のオブジェクト管理部0041の処理手順を示すフローチャートである。図5では、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005において、データベースアクセス開始までの間にオブジェクト管理部0041が行う処理内容を表している。
ステップ0050においてオブジェクト管理部0041は、運用中アプリケーションサーバ0001より、通信装置0024を経由してプロファイリング情報0017を入手する。ステップ0051では、前記入手したプロファイリング情報0017を、プロファイリング情報0042としてメモリ0020上に配置する。ステップ0052では、前記配置したプロファイリング情報0042から、問い合わせ式オブジェクトプール0043と問い合わせ結果オブジェクトプール0044とをメモリ0020上に作成する。
問い合わせ式オブジェクトプール0043と問い合わせ結果オブジェクトプール0044の作成とは、プロファイリング情報0042に記録されている問い合わせ式文字列0030と問い合わせ結果文字列0032を入力として、それに対応するオブジェクトを使用頻度の高い順に予め生成してオブジェクトプールに格納することである。これにより、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005においても、運用中アプリケーションサーバ0001と同様のオブジェクトプールを備えることができる。
ここで、複数の運用中アプリケーションサーバ0001が稼働するシステムでスケールアウトを行う場合等、複数の運用中アプリケーションサーバ0001からプロファイリング情報0017を入手する際には、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005で実行するユーザアプリケーション0027に対応したプロファイリング情報を入手するものとしても良い。
すなわち、各運用中アプリケーションサーバ0001でプロファイリング情報0017を作成する際に、その運用中アプリケーションサーバ0001で実行しているユーザアプリケーション0015を識別する為の識別情報をプロファイリング情報0017に付加しておき、運用中アプリケーションサーバ0001からプロファイリング情報0017を入手する際に、プロファイリング情報0017に付加されているユーザアプリケーション0015の識別情報と、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005で実行するユーザアプリケーション0027の識別情報とを比較し、ユーザアプリケーション0027の識別情報と一致する識別情報の付加されたプロファイリング情報0017を入手する。これにより、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005で実行するユーザアプリケーション0027に対応した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
また、運用中アプリケーションサーバ0001からプロファイリング情報0017を入手する際に、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005のオブジェクトプールのサイズ等の仕様に対応したプロファイリング情報を入手するものとしても良い。
すなわち、運用中アプリケーションサーバ0001でプロファイリング情報0017を作成する際に、オブジェクトプールに空きが無い場合に破棄したオブジェクトのプロファイリング情報を別途保持しておき、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005のオブジェクトプールのサイズが運用中アプリケーションサーバ0001のオブジェクトプールのサイズよりも大きい場合には、運用中アプリケーションサーバ0001からプロファイリング情報0017と前記別途保持しておいたプロファイリング情報を入手する。これにより、追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005は、そのオブジェクトプールのサイズが運用中アプリケーションサーバ0001のオブジェクトプールのサイズよりも大きい場合であっても、そのオブジェクトプールのサイズに対応した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
以下に、アプリケーションサーバを再起動する場合に、再起動前のプロファイリング情報を永続記憶手段から読み込み、データベースの問い合わせ式と問い合わせ結果オブジェクトのオブジェクトプールを復元する、実施形態2のデータ処理システムについて説明する。
実施形態1でも述べた様に、オブジェクト管理部0040は、プロファイリング情報0017の内容を定期的に磁気ディスク装置0013に記録する。ここで言う定期的に記録するという動作は、一定時間間隔で行うことでも良いし、プロファイリング情報やオブジェクトプールの参照回数、更新回数を契機に行うことでも良い。
運用中アプリケーションサーバ0001が異常終了した場合や、何らかの理由で再起動を行う必要が発生した場合、メモリ上のプロファイリング情報0017、問い合わせ式オブジェクトプール0018、問い合わせ結果オブジェクトプール0019は消失する。
運用中アプリケーションサーバ0001を再起動した後、データベースへのアクセスを再開するのに先立ち、磁気ディスク装置0013に記録しておいたプロファイリング情報0017を読み込み、そのプロファイリング情報から問い合わせ式オブジェクトプール0018、問い合わせ結果オブジェクトプール0019を回復することで、再起動後のデータベースアクセス開始当初より、プーリングされたオブジェクトを利用した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
図6は本実施形態のオブジェクト管理部0040の処理手順を示すフローチャートである。図6では、運用中アプリケーションサーバ0001の再起動からデータベースアクセス開始までの間にオブジェクト管理部0040が行う処理内容を表している。
ステップ0061においてオブジェクト管理部0040は、磁気ディスク装置0013より、記録しているプロファイリング情報を入手する。ステップ0061では、前記入手したプロファイリング情報をプロファイリング情報0017としてメモリ0008上に配置する。ステップ0062において、前記配置したプロファイリング情報0017から、問い合わせ式オブジェクトプール0018と問い合わせ結果オブジェクトプール0019とをメモリ0008上に作成する。
すなわち、プロファイリング情報0017に記録されている問い合わせ式文字列0030と問い合わせ結果文字列0032を入力として、それに対応するオブジェクトを使用頻度の高い順に予め生成してオブジェクトプールに格納する。これにより、運用中アプリケーションサーバ0001の再起動時においても、再起動後のデータベースアクセス開始当初より、プーリングされたオブジェクトを利用した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
ここで、運用中アプリケーションサーバ0001で複数のアプリケーションプログラムを実行しており、異常終了した一部のアプリケーションプログラムを実行しない様にする等、再起動後に実行するアプリケーションを変更する場合には、運用中に磁気ディスク装置0013へ記録したプロファイリング情報0017を再起動時に入手する際に、再起動する運用中アプリケーションサーバ0001で実行されるユーザアプリケーション0015に対応したプロファイリング情報を入手するものとしても良い。
すなわち、運用中アプリケーションサーバ0001でプロファイリング情報0017を磁気ディスク装置0013へ記録する際に、その運用中アプリケーションサーバ0001で実行しているユーザアプリケーション0015を識別する為の識別情報をプロファイリング情報0017に付加しておき、再起動時にプロファイリング情報0017を磁気ディスク装置0013から入手する際に、プロファイリング情報0017に付加されているユーザアプリケーション0015の識別情報と、再起動後に実行するユーザアプリケーションの識別情報とを比較し、再起動後に実行するユーザアプリケーションの識別情報と一致する識別情報の付加されたプロファイリング情報0017を磁気ディスク装置0013から入手する。これにより、運用中アプリケーションサーバ0001の再起動時に、再起動後に実行されるユーザアプリケーション0015に対応した良好なレスポンスでのアクセスが実現できる様になる。
前記の様に本実施形態によれば、追加されるアプリケーションサーバや、再起動後のアプリケーションサーバにおいて、他アプリケーションサーバから入手したプロファイリング情報或いは自アプリケーションで退避していたプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを生成することで、追加及び再起動直後からプーリングされたオブジェクトを利用した良好なレスポンスでのデータベースアクセスが実現できる様になる。
以上説明した様に本実施形態のプーリングシステムによれば、運用中の情報処理装置で得られたプロファイリング情報をスケールアウト時や再起動時に再利用するので、追加または再起動された情報処理装置でのオブジェクトやプログラムの使用においてスケールアウト直後や再起動直後から良好なレスポンスを実現することが可能である。
本実施形態のデータ処理システムの全体構造を示す図である。 本実施形態の運用中アプリケーションサーバ0001の内部構成例を示す図である。 本実施形態のスケールアウト時に追加されるアプリケーションサーバ0004及び0005の内部構成例を示す図である。 本実施形態のプロファイリング情報0017の一例を示す図である。 本実施形態のオブジェクト管理部0041の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態のオブジェクト管理部0040の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
0001…運用中アプリケーションサーバ、0002…ネットワーク、0003…データベース、0004及び0005…追加されるアプリケーションサーバ、0006及び0007…プロファイリング情報、0008…メモリ、0009…CPU、0010…入力装置、0011…出力装置、0012…通信装置、0013…磁気ディスク装置、0014…CD−ROM装置、0015…ユーザアプリケーション、0016…アプリケーションコンテナ、0017…プロファイリング情報、0018…問い合わせ式オブジェクトプール、0019…問い合わせ結果オブジェクトプール、0040…オブジェクト管理部、0020…メモリ、0021…CPU、0022…入力装置、0023…出力装置、0024…通信装置、0025…磁気ディスク装置、0026…CD−ROM装置、0027…ユーザアプリケーション、0028…アプリケーションコンテナ、0041…オブジェクト管理部、0042…プロファイリング情報、0043…問い合わせ式オブジェクトプール、0044…問い合わせ結果オブジェクトプール、0030…問い合わせ式文字列、0031…問い合わせ式オブジェクトの使用頻度、0032…問い合わせ結果文字列、0033…問い合わせ結果オブジェクトの使用頻度。

Claims (10)

  1. 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリング方法において、
    運用中の情報処理装置から通信装置によりプロファイリング情報を入手するステップと、前記入手したプロファイリング情報を、追加された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置するステップと、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成するステップとを有することを特徴とするオブジェクトプーリング方法。
  2. 運用中の情報処理装置からプロファイリング情報を入手する際に、追加された情報処理装置で実行するオブジェクトやプログラムに対応したプロファイリング情報を入手することを特徴とする請求項1に記載されたプーリング方法。
  3. 運用中の情報処理装置からプロファイリング情報を入手する際に、追加された情報処理装置の仕様に対応したプロファイリング情報を入手することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載されたプーリング方法。
  4. 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリング方法において、
    運用中に不揮発性記憶装置へ記録したプロファイリング情報を再起動時に当該不揮発性記憶装置から入手するステップと、前記入手したプロファイリング情報を、再起動された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置するステップと、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成するステップとを有することを特徴とするプーリング方法。
  5. 運用中に不揮発性記憶装置へ記録したプロファイリング情報を再起動時に入手する際に、再起動された情報処理装置で実行するオブジェクトまたはプログラムに対応したプロファイリング情報を当該不揮発性記憶装置から入手することを特徴とする請求項4に記載されたプーリング方法。
  6. 前記プロファイリング情報に記録されている問い合わせ式文字列と問い合わせ結果文字列に対応する使用頻度の高いオブジェクトまたはプログラムを予め生成してプールに格納することにより、前記オブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載されたプーリング方法。
  7. 生成したオブジェクトをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリングシステムにおいて、
    運用中の情報処理装置から通信装置によりプロファイリング情報を入手し、前記入手したプロファイリング情報を、追加された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置し、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成する管理部を備えることを特徴とするプーリングシステム。
  8. 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリングシステムにおいて、
    運用中に不揮発性記憶装置へ記録したプロファイリング情報を再起動時に当該不揮発性記憶装置から入手し、前記入手したプロファイリング情報を、再起動された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置し、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成する管理部を備えることを特徴とするプーリングシステム。
  9. 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリング方法をコンピュータに実行させる為のプログラムにおいて、
    運用中の情報処理装置から通信装置によりプロファイリング情報を入手するステップと、前記入手したプロファイリング情報を、追加された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置するステップと、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 生成したオブジェクトまたはプログラムをプーリングして再使用することでオブジェクトまたはプログラムを生成する回数を削減するプーリング方法をコンピュータに実行させる為のプログラムにおいて、
    運用中に不揮発性記憶装置へ記録したプロファイリング情報を再起動時に当該不揮発性記憶装置から入手するステップと、前記入手したプロファイリング情報を、再起動された情報処理装置のプロファイリング情報として記憶装置上に配置するステップと、前記配置したプロファイリング情報からオブジェクトまたはプログラムのプールを記憶装置上に作成するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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