図1は、本発明のポイント管理装置200が適用された本実施例のポイントシステムの構成を示すシステムブロック図であり、本実施例のポイントシステムは、ポイント管理装置200を運営する本発明のポイント運営機関となる運営機関A社により運営されるポイント管理装置200と、該ポイント管理装置200における各種設定等を実施するためのリモート操作端末50と、運営機関A社が発行するプリペイドカードおよび/またはA社統合会員カードを使用する遊技場A、B、F,Hに設置された後述するA社カード管理端末10aに接続されたサーバコンピュータから成るA社中央管理装置100と、運営機関A社とは異なる運営機関C社が提供する会員管理端末11cが設置された遊技場B、C、G、Hの該会員管理端末10cに接続されたサーバコンピュータから成るC社中央管理装置101とから主に構成されている。
本実施例のポイント管理装置200は、該ポイント管理装置200を運営する運営機関A社のリモート操作端末50と、前記A社中央管理装置100、並びに運営機関A社のカード生産工場に設置されて、遊技場A、Bに提供される後述するA社統合会員カードに記憶されるA社会員カードID並びにA社会員ID等を含む生産情報を管理するエンコードシステム管理装置150にデータ通信可能に接続されているとともに、C社中央管理装置101や、遊技場D〜Fに設置されている運営機関D社の各会員管理端末11dにもデータ通信可能に接続されていて、A社中央管理装置100から遊技場A、Bの会員の消費情報、C社中央管理装置101から遊技場C、G、Hの会員の消費情報、遊技場D〜Fに設置されているD社の会員管理端末11dから遊技場D、E、Fの会員の消費情報を取得できるようになっている。
また、ポイント管理装置200は、インターネット網9を介して、遊技場A〜Fの各会員が操作可能な本発明の端末装置となる、インターネット接続機能を有する携帯電話機5やパソコン6とデータ通信可能に接続され、これら携帯電話機5やパソコン6から各会員がアクセス可能とされている。
尚、本発明において、ポイント管理装置200と、A社中央管理装置100と、リモート操作端末50とは、それぞれ異なる場所、具体的には、ポイント管理装置200は、ポイント管理センターに、A社中央管理装置100はカード管理センターに、リモート操作端末50は、営業管理センター(本社)に設置されている。
次に、本実施例の各遊技場A〜Fについて、図2並びに図3を用いて説明する。尚、遊技場A、B、D、Gにおいては、各遊技場において会員登録した会員に対して発行される会員カードとして、各遊技場に設置された遊技機であるパチンコ機2における遊技に使用可能な遊技用残額が読み出し可能に記憶されることでプリペイド機能が統合された統合会員カードが使用され、遊技場C、E、F、Hにおいては、プリペイド機能が統合されていない(遊技用残額が記憶されていない)非統合の会員カード(以下、非統合会員カードと呼称する)が使用され、遊技者はこれら非統合会員カードと遊技用残額が記憶されたプリペイドカード(A社またはB社)の双方を使用する。
この非統合会員カードは、会員管理端末を提供する各運営機関、具体的には、運営機関C社若しくは運営機関D社から各遊技場に対して、運営機関C社が提供、管理する本発明の第2会員識別情報となるC社会員ID、若しくは運営機関D社が提供、管理する本発明の第2会員識別情報となるD社会員IDが読み出し可能に記憶されて提供され、会員登録した遊技者にこれら非統合会員カードが発行されて使用される。尚、これら非統合会員カードに使用する記憶媒体としては、記憶(記録)データを読み出し可能なものであって、会員が携行可能なものであれば良く、具体的には、従来より使用されている磁気カードや、ICカードを好適に使用することができ、本実施例においては磁気カードを使用している。
また、本実施例では、運営機関A社と運営機関B社とがプリペイドカードサービスを提供しており、各遊技場A〜Fにおいて使用されるプリペイドカード並びに統合会員カードは、運営機関A社或いは運営機関B社により提供されるようになっている。尚、これらプリペイドカード並びに統合会員カードとして本実施例では、書き込み記憶された記憶データを非接触により読み出し可能な非接触ICカードを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらプリペイドカード並びに統合会員カードに使用する記憶媒体としては、従来より使用されている磁気カードであっても良く、これら記憶媒体としては記憶(記録)データを読み出し可能なものであって、会員が携行可能なものであれば良い。
この運営機関A社にて提供されるA社統合会員カードには、これらA社統合会員カードを個々に識別可能とするために固有に付与されたA社会員カードIDが、書き換え不能に記憶されているとともに、会員を管理するために各遊技場に設置されている会員管理端末を提供する運営機関A社、C社、D社から提供されて管理される各運営機関毎に固有の会員IDが記憶されるようになっている。
つまり、A社統合会員カードには、プリペイド機能を統合するための遊技用残額と本発明の第1会員識別情報となるA社会員カードIDに加えて、運営機関A社が提供、管理する本発明の第1会員識別情報となるA社会員IDが記憶されたA社統合会員カード(1)や、運営機関C社が提供、管理する本発明の第2会員識別情報となるC社会員IDが記憶されたA社統合会員カード(2)や、運営機関D社が提供、管理する本発明の第2会員識別情報となるD社会員IDが記憶されたA社統合会員カード(3)のように、各会員管理端末を提供する運営機関毎の会員IDが記憶できるようになっており、これら各運営機関毎の会員ID、つまり、C社会員ID若しくはD社会員IDは、運営機関A社から各遊技場にA社統合会員カードが提供される際に、提供先の遊技場に設置されている会員管理端末を提供する運営機関C社若しくは運営機関D社から運営機関A社に提供されて、該運営機関A社のA社カード生産工場のエンコードシステムにより各A社統合会員カードに記憶されて各遊技場に配送される。尚、本実施例では、A社統合会員カードを使用し、且つD社・会員管理装置11dが設置された遊技場を、具体的には例示していなが、これら遊技場においてはA社統合会員カード(3)が使用されることになる。
尚、これらエンコードシステムにおいては、C社会員IDやD社会員IDと同様にA社会員IDも書き込み記憶され、A社が提供する会員管理端末11aが設置されている遊技場Aに配送されるようになっており、これら書き込み記憶される各社会員IDが、書き込み対象のA社統合会員カードから読み出したA社会員カードID並びに納入される遊技場を個々に識別可能な遊技場IDとに対応付けてエンコードシステム管理装置150にてカード生産情報として記憶され、これら記憶されているカード生産情報がポイント管理装置200に送信されるようになっている。
また、運営機関B社にて提供されるB社統合会員カードには、A社統合会員カードと同様に、これらB社統合会員カードを個々に識別可能とするために固有に付与されたB社会員カードIDが、書き換え不能に記憶されているとともに、会員を管理するために各遊技場に設置されている会員管理端末を提供する運営機関C社、D社から提供されて管理される各運営機関毎に固有の会員IDが記憶されるようになっている。
つまり、B社統合会員カードには、プリペイド機能を統合するための遊技用残額とB社会員カードIDに加えて、運営機関C社が提供、管理するC社会員IDが記憶されたB社統合会員カードや、運営機関D社が提供、管理するD社会員IDが記憶されたB社統合会員カードのように、各会員管理端末を提供する運営機関毎の会員IDが記憶できるようになっており、これら各運営機関毎の会員ID、つまり、C社会員ID若しくはD社会員IDは、運営機関B社から各遊技場にB社統合会員カードが提供される際に、提供先の遊技場に設置されている会員管理端末を提供する運営機関C社若しくは運営機関D社から運営機関B社に提供されて、該運営機関B社の図示しないカード生産工場において各B社統合会員カードに記憶されて各遊技場に配送される。
まず、遊技場Aにおいては、前述したように、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されて管理されるA社会員カードIDとA社会員IDとが読み出し可能に記憶されたA社統合会員カード(1)並びに運営機関A社にて提供されたA社プリペイドカードが使用されており、これらA社統合会員カード(1)並びにA社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場A内に設置された複数の遊技機であるパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3aと、これらカードユニット3aにデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3aの管理や、カードユニット3aにおいてA社統合会員カード(1)並びにA社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるA社統合会員カード(1)並びにA社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関A社から提供されて該遊技場A内に設置されたA社カード管理端末10aと、該遊技場Aの会員を管理するために運営機関A社にて提供されたA社・会員管理端末11aとが設置されている。
そして、これらA社カード管理端末10a並びにA社・会員管理端末11aとは共にポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されているので、いずれも、運営機関A社が管理するA社中央管理装置100との間において、該遊技場Aにおいて使用されたA社統合会員カード(1)に記録されているA社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの授受が可能とされている。
この遊技場Aにおいては、カードユニット3aにA社統合会員カード(1)が挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3aにて挿入されたA社統合会員カード(1)から使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がA社・会員管理端末11aにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにA社統合会員カード(1)から読み出したA社会員IDとから成る図5(b)に示すA社送信データ列(1)を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてA社中央管理装置100に送信されるとともに、該消費情報がA社中央管理装置100からポイント管理装置200に中継される。
これらA社統合会員カード(1)が挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、A社統合会員カード(1)がカードユニット3aに挿入、返却される際に、該挿入されたA社統合会員カード(1)から読み出されたA社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3aからA社・会員管理端末11aに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的には、これら会員カード受付通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場A内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるA社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるA社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該A社統合会員カード(1)が挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定するとともに、受信した会員カード返却通知に含まれるA社会員IDを含む消費金額出力要求をA社カード管理端末10aに送信して、該A社カード管理端末10aから該A社統合会員カード(1)が挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を取得し、これら取得した消費金額並びに特定した会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とA社会員IDとを含む図5(b)のA社送信データ列(1)を消費情報として記憶しておき、該消費情報が前記消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Bにおいては、図2に示すように、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されて管理されるA社会員カードIDと、該運営機関A社とは異なる運営機関C社にて提供されて管理されるC社会員IDとが読み出し可能に記憶されたA社統合会員カード(2)並びに運営機関A社にて提供されたA社プリペイドカードが使用されており、これらA社統合会員カード(2)並びにA社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場B内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3aと、これらカードユニット3aにデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3aの管理や、カードユニット3aにおいてA社統合会員カード(2)並びにA社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるA社統合会員カード(2)並びにA社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関A社から提供されて該遊技場A内に設置されたA社カード管理端末10aと、該遊技場Bの会員を管理するために運営機関C社にて提供されたC社・会員管理端末11cとが設置されている。
そして、これらA社カード管理端末10aはポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されているので、運営機関A社が管理するA社中央管理装置100との間において、該遊技場Bにおいて使用されたA社統合会員カード(2)に記録されているA社会員カードID等を含む後述する消費情報等の各種データの授受が可能とされているとともに、C社・会員管理端末11cは運営機関C社にて提供されているので、該運営機関Cが管理するC社中央管理装置101との間において、各種のデータの授受が可能とされている。
この遊技場Bにおいては、カードユニット3aにA社統合会員カード(2)が挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3aにて挿入されたA社統合会員カード(2)から使用された消費金額がA社カード管理端末10aにて収集され、これら収集された消費金額並びにA社統合会員カード(2)から読み出したA社会員カードIDとから成る図5(c)に示すA社送信データ列(2)を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてA社中央管理装置100に送信されるとともに、該消費情報がA社中央管理装置100からポイント管理装置200に中継される。
これらA社統合会員カード(2)が挿入されてから返却されるまでの間における消費金額は、A社統合会員カード(2)がカードユニット3aに挿入、返却される際に、該カードユニット3aからA社カード管理端末10aに送信される、該挿入されたA社統合会員カード(2)から読み出されたA社会員カードIDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知、並びに、貸出処理が実施される毎にカードユニット3aからA社カード管理端末10aに送信される挿入中のA社統合会員カード(2)のA社会員カードIDと使用金額を含む使用通知とに基づいて取得(特定)される。
具体的にA社カード管理端末10aは、会員カード受付通知の受信に応じて、受信した会員カード受付通知に含まれるA社会員カードIDに対応付けて消費金額に「0」を記憶し、使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるA社会員カードIDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるA社会員カードIDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、A社統合会員カード(2)が挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定し、これら特定した消費金額とA社会員カードIDとを含む図5(c)のA社送信データ列(2)を消費情報として記憶しておき、該消費情報が前記消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Cにおいては、前述したように、プリペイドカードサービスを提供する運営機関Bにて提供されるプリペイドカードと、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社とは異なる運営機関C社にて提供されて管理されるC社会員IDが記憶されたC社非統合会員カードが使用されており、これらB社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場C内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3b’と、これらカードユニット3b’にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3b’の管理や、カードユニット3b’においてB社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるB社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関B社から提供されて該遊技場C内に設置されたB社カード管理端末10bと、該遊技場Cの会員を管理するために運営機関C社にて提供されたC社・会員管理端末11cとが設置されている。
そして、これらB社カード管理端末10bは、図示しないB社中央管理装置との間において、該遊技場Cにおいて使用された遊技用残額や各プリペイドカードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、C社・会員管理端末11cは運営機関C社にて提供されているので、該運営機関Cが管理するC社中央管理装置101との間において、該遊技場Cにおいて使用されたC社非統合会員カードに記録されているC社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの授受が可能とされている。
この遊技場Cにおいては、カードユニット3b’の会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3b’のプリペイドカード挿入口に挿入されたB社プリペイドカードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がC社・会員管理端末11cにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにC社非統合会員カードから読み出したC社会員IDとから成る図5(d)に示すC社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてC社中央管理装置101に送信されるとともに、該消費情報がC社中央管理装置101からポイント管理装置200に中継される。
これらC社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、C社非統合会員カードがカードユニット3b’に挿入、返却される際に、該挿入されたC社非統合会員カードから読み出されたC社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3b’からC社・会員管理端末11cに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的には、この遊技場Cに設置されているカードユニット3b’には、B社のプリペイドカードを挿入する図示しないプリペイドカード挿入口と、C社非統合会員カードを挿入する図示しない会員カード挿入口の2つの挿入口が設けられており、会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じてC社・会員管理端末11cは、該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場C内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるC社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該C社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理によりB社のプリペイドカードが使用された場合には、該貸出処理に使用された使用金額と、会員カード挿入口に挿入中のC社非統合会員カードに記憶されているC社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3b’から送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるC社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、C社非統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、C社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該C社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とC社会員IDとを含む図5(d)のC社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Dにおいては、運営機関B社にて提供されるプリペイドカードと、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社とは異なる運営機関D社にて提供されて管理されるD社会員IDが記憶されたB社統合会員カードが使用されており、これらB社プリペイドカード並びにB社統合会員カードに記憶されている残存金額を該遊技場D内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3bと、これらカードユニット3bにデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3bの管理や、カードユニット3bにおいてB社プリペイドカードやB社統合会員カードから使用された使用金額や当該遊技場におけるB社プリペイドカードやB社統合会員カードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関B社から提供されて該遊技場D内に設置されたB社カード管理端末10bと、該遊技場Dの会員を管理するために運営機関D社にて提供されたD社・会員管理端末11dとが設置されている。
そして、これらB社カード管理端末10bは、図示しないB社中央管理装置との間において、該遊技場Dにおいて使用された遊技用残額や各B社プリペイドカードや各B社統合会員カードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、D社・会員管理端末11dは、D社の中央管理装置を介することなくポイント管理装置200に直接に接続されており、該ポイント管理装置200に対し、該遊技場Dにおいて使用されたB社統合会員カードに記録されているD社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの送信が可能とされている。
この遊技場Dにおいては、カードユニット3bにB社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3bに挿入されたB社統合会員カードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がD社・会員管理端末11dにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにB社統合会員カードから読み出したD社会員IDとから成る図5(e)に示すD社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてポイント管理装置200に送信される。
これらB社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、B社統合会員カードがカードユニット3bに挿入、返却される際に、該挿入されたB社統合会員カードから読み出されたD社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3bからD社・会員管理端末11dに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的にD社・会員管理端末11dは、カードユニット3bにB社統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じて該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場D内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるD社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該D社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、B社統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理が実施された場合には、該B社統合会員カードに記憶されている遊技用残額から該貸出処理に使用された使用金額と、該挿入中のB社統合会員カードに記憶されているD社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3bから送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるD社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、B社統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、B社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該B社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とD社会員IDとを含む図5(e)のD社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Eにおいては、運営機関B社にて提供されるプリペイドカードと、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社とは異なる運営機関D社にて提供されて管理されるD社会員IDが記憶されたD社非統合会員カードが使用されており、これらB社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場E内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3b’と、これらカードユニット3b’にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3b’の管理や、カードユニット3b’においてB社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるB社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関B社から提供されて該遊技場E内に設置されたB社カード管理端末10bと、該遊技場Eの会員を管理するために運営機関D社にて提供されたD社・会員管理端末11dとが設置されている。
そして、これらB社カード管理端末10bは、図示しないB社中央管理装置との間において、該遊技場Eにおいて使用された遊技用残額や各B社プリペイドカードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、D社・会員管理端末11dは、D社の中央管理装置を介することなく直接にポイント管理装置200に接続されており、該ポイント管理装置200に対し、該遊技場Eにおいて使用されたD社非統合会員カードに記録されているD社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの送信が可能とされている。
この遊技場Eにおいては、カードユニット3b’の会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3b’のプリペイドカード挿入口に挿入されたB社プリペイドカードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がD社・会員管理端末11dにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにD社非統合会員カードから読み出したD社会員IDとから成る図5(e)に示すD社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてポイント管理装置200に送信される。
これらD社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、D社非統合会員カードがカードユニット3b’に挿入、返却される際に、該挿入されたD社非統合会員カードから読み出されたD社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3bからD社・会員管理端末11dに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的には、この遊技場Eに設置されているカードユニット3b’には、B社のプリペイドカードを挿入する図示しないプリペイドカード挿入口と、D社非統合会員カードを挿入する図示しない会員カード挿入口の2つの挿入口が設けられており、会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じてD社・会員管理端末11dは、該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場E内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるD社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該D社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理によりB社のプリペイドカードが使用された場合には、該貸出処理に使用された使用金額と、会員カード挿入口に挿入中のD社非統合会員カードに記憶されているD社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3b’から送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるD社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、D社非統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、D社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該D社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とD社会員IDとを含む図5(e)のD社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Fにおいては、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されるA社プリペイドカードと、該運営機関A社とは異なる運営機関D社にて提供されて管理されるD社会員IDが記憶されたD社非統合会員カードが使用されており、これらA社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場F内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3a’と、これらカードユニット3a’にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3a’の管理や、カードユニット3a’においてA社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるA社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関A社から提供されて該遊技場F内に設置されたA社カード管理端末10aと、該遊技場Fの会員を管理するために運営機関D社にて提供されたD社・会員管理端末11dとが設置されている。
そして、これらA社カード管理端末10aは、A社中央管理装置100との間において、該遊技場Fにおいて使用された遊技用残額や各A社プリペイドカードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、D社・会員管理端末11dは、D社の中央管理装置を介することなく直接にポイント管理装置200に接続されており、該ポイント管理装置200に対し、該遊技場Fにおいて使用されたD社非統合会員カードに記録されているD社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの送信が可能とされている。
この遊技場Fにおいては、カードユニット3a’の会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3a’のプリペイドカード挿入口に挿入されたA社プリペイドカードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がD社・会員管理端末11dにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにD社非統合会員カードから読み出したD社会員IDとから成る図5(e)に示すD社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてポイント管理装置200に送信される。
これらD社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、D社非統合会員カードがカードユニット3a’に挿入、返却される際に、該挿入されたD社非統合会員カードから読み出されたD社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3a’からD社・会員管理端末11dに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的には、この遊技場Fに設置されているカードユニット3a’には、A社のプリペイドカードを挿入する図示しないプリペイドカード挿入口と、D社非統合会員カードを挿入する図示しない会員カード挿入口の2つの挿入口が設けられており、会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じてD社・会員管理端末11dは、該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場F内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるD社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該D社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、会員カード挿入口にD社非統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理にA社プリペイドカードが使用された場合には、該貸出処理に使用された使用金額と、会員カード挿入口に挿入中のD社非統合会員カードに記憶されているD社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3a’から送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるD社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、D社非統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、D社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるD社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該D社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とD社会員IDとを含む図5(e)のD社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Gにおいては、運営機関B社にて提供されるプリペイドカードと、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社とは異なる運営機関C社にて提供されて管理されるC社会員IDが記憶されたB社統合会員カードが使用されており、これらB社プリペイドカード並びにB社統合会員カードに記憶されている残存金額を該遊技場G内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3bと、これらカードユニット3bにデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3bの管理や、カードユニット3bにおいてB社プリペイドカードやB社統合会員カードから使用された使用金額や当該遊技場におけるB社プリペイドカードやB社統合会員カードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関B社から提供されて該遊技場D内に設置されたB社カード管理端末10bと、該遊技場Gの会員を管理するために運営機関C社にて提供されたC社・会員管理端末11cとが設置されている。
そして、これらB社カード管理端末10bは、図示しないB社中央管理装置との間において、該遊技場Gにおいて使用された遊技用残額や各B社プリペイドカードや各B社統合会員カードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、C社・会員管理端末11cは運営機関C社にて提供されているので、該運営機関Cが管理するC社中央管理装置101との間において、該遊技場Gにおいて使用されたB社統合会員カードに記録されているC社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの送信が可能とされている。
この遊技場Gにおいては、カードユニット3bにB社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3bに挿入されたB社統合会員カードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がC社・会員管理端末11cにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにB社統合会員カードから読み出したC社会員IDとから成る図5(d)に示すC社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてC社中央管理装置101に送信されるとともに、該消費情報がC社中央管理装置101からポイント管理装置200に中継される。
これらB社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、B社統合会員カードがカードユニット3bに挿入、返却される際に、該挿入されたB社統合会員カードから読み出されたC社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3bからC社・会員管理端末11cに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的にC社・会員管理端末11cは、カードユニット3bにB社統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じて該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場G内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるC社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該C社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、B社統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理が実施された場合には、該B社統合会員カードに記憶されている遊技用残額から該貸出処理に使用された使用金額と、該挿入中のB社統合会員カードに記憶されているC社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3bから送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるC社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、B社統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、B社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該B社統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とC社会員IDとを含む図5(d)のC社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
また、遊技場Hにおいては、ポイント管理装置200を運営する運営機関A社にて提供されるA社プリペイドカードと、該運営機関A社とは異なる運営機関C社にて提供されて管理されるC社会員IDが記憶されたC社非統合会員カードが使用されており、これらA社プリペイドカードに記憶されている残存金額を該遊技場H内に設置された複数のパチンコ機2に対して1対1に対応して設けられ、対応するパチンコ機2におけるパチンコ玉の貸し出しに使用させるための貸出処理等を実施するカードユニット3a’と、これらカードユニット3a’にデータ通信可能に接続され、該接続されている各カードユニット3a’の管理や、カードユニット3a’においてA社プリペイドカードから使用された使用金額や当該遊技場におけるA社プリペイドカードに残存する残存金額等を管理するために、運営機関A社から提供されて該遊技場H内に設置されたA社カード管理端末10aと、該遊技場Hの会員を管理するために運営機関C社にて提供されたC社・会員管理端末11cとが設置されている。
そして、これらA社カード管理端末10aは、A社中央管理装置100との間において、該遊技場Hにおいて使用された遊技用残額や各A社プリペイドカードに残存する遊技用残額を管理するための各種データの授受が可能とされているとともに、C社・会員管理端末11cは運営機関C社にて提供されているので、該運営機関Cが管理するC社中央管理装置101との間において、該遊技場Hにおいて使用されたC社非統合会員カードに記録されているC社会員ID等を含む後述する消費情報等の各種のデータの送信が可能とされている。
この遊技場Hにおいては、カードユニット3a’の会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間において、当該カードユニット3a’のプリペイドカード挿入口に挿入されたA社プリペイドカードから使用された消費金額や、対応するパチンコ機2における大当り回数、可変表示装置における可変表示のスタート回数、打込玉数等の会員遊技情報がC社・会員管理端末11cにて収集され、これら収集された消費金額や会員遊技情報並びにC社非統合会員カードから読み出したC社会員IDとから成る図5(d)に示すC社送信データ列を含む消費情報が、消費情報送信要求の受信に応じてポイント管理装置200に送信される。
これらC社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額や、大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報は、C社非統合会員カードがカードユニット3a’に挿入、返却される際に、該挿入されたC社非統合会員カードから読み出されたC社会員IDを含む会員カード受付通知や会員カード返却通知が、該カードユニット3a’からC社・会員管理端末11cに送信されることに基づいて取得(特定)される。
具体的には、この遊技場Hに設置されているカードユニット3a’には、A社のプリペイドカードを挿入する図示しないプリペイドカード挿入口と、C社非統合会員カードを挿入する図示しない会員カード挿入口の2つの挿入口が設けられており、会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されることにより会員カード受付通知を受信したことに応じてC社・会員管理端末11cは、該時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報を、遊技場H内に設置された各パチンコ機2の遊技情報を収集、管理する図示しないホールコンピュータから取得して、受信した会員カード受付通知に含まれるC社会員IDに対応付けて遊技開始時遊技情報として記憶しておくとともに、該C社会員IDに対応付けて消費金額として「0」を記憶しておく。
そして、会員カード挿入口にC社非統合会員カードが挿入されている間に、貸出処理によりA社プリペイドカードが使用された場合には、該貸出処理に使用された使用金額と、会員カード挿入口に挿入中のC社非統合会員カードに記憶されているC社会員IDとを含む使用通知がカードユニット3a’から送信されるので、該使用通知の受信に応じて該使用通知に含まれるC社会員IDに対応して記憶している消費金額に、該使用通知に含まれる使用金額を加算更新していき、C社非統合会員カードの返却による会員カード返却通知の受信時において該受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している消費金額を読み出すことで、C社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における消費金額を特定する一方、会員カード返却通知を受信した時点における対応するパチンコ機2の大当り回数、スタート回数、打込玉数等の遊技情報をホールコンピュータから取得して、これら取得した返却時における遊技情報と、受信した会員カード返却通知に含まれるC社会員IDに対応付けて記憶している遊技開始時遊技情報との差から、該C社非統合会員カードが挿入されてから返却されるまでの間における会員遊技情報を特定し、これら特定した消費金額並びに会員遊技情報(大当り回数、スタート回数、打込玉数等)とC社会員IDとを含む図5(d)のC社送信データ列を消費情報として記憶しておき、該消費情報が消費情報送信要求の受信に応じて送信される。
ここで、本実施例のA社中央管理装置100について簡潔に説明すると、これらA社中央管理装置100は、比較的処理能力の優れたサーバコンピュータにて形成されており、該A社中央管理装置100は、A社プリペイドカードやA社統合会員カードを使用する各遊技場に設置されたA社カード管理端末10aに接続されており、各遊技場において使用される、これらA社プリペイドカードやA社統合会員カードに記憶されている(会員)カードIDに対応付けて、該A社プリペイドカードやA社統合会員カードに残存する遊技用残額や、使用の可・不可等のカードに関する情報とともに、各遊技場においてA社プリペイドカードやA社統合会員カードから遊技に利用された金額等の営業情報等を管理する。
また、A社中央管理装置100は、ポイント管理装置200が図13に示す消費情報収集処理を実施することにより、所定時刻、具体的には、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、深夜1時等)において、ポイント管理装置200から消費情報送信要求を受信したことに応じて、図示しない送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場A、Bの各A社カード管理端末10aに対して、順次、消費情報送信要求を送信して、前述したA社送信データ列(1)またはA社送信データ列(2)を含む消費情報を取得し、該取得した消費情報をポイント管理装置200に対して中継する。
尚、送信対象テーブルのデータは、ポイント管理装置200における設定、具体的には、図12に示す第3カード利用遊技場設定において、本発明における第1会員識別情報となるA社会員カードIDと、本発明における第2会員識別情報となるC社会員IDとの双方が記憶された本発明における第3記録媒体となるA社統合会員カード(2)を使用する第3記録媒体使用店舗となる遊技場Bのポイントを、A社会員カードIDを管理する運営機関A社にて管理するか、或いはC社会員IDを管理する運営機関C社にて管理するかの選択設定に基づくデータが、ポイント管理装置200から送信されて更新されるようになっており、例えば、図12に示す第3カード利用遊技場設定において、運営機関A社にて管理するように設定されている場合には、これら送信対象テーブルのデータとして、遊技場Bも消費情報送信要求の送信先であることを示すデータがポイント管理装置200から送信されて、送信対象テーブルのデータが更新されることにより、遊技場Bにも消費情報送信要求が送信されるようになる一方、第3カード利用遊技場設定において、運営機関C社にてポイントを管理するように設定されている場合には、これら送信対象テーブルのデータとして、消費情報送信要求の送信先として遊技場Bを含まないデータがポイント管理装置200から送信されて、送信対象テーブルのデータが更新されることにより、遊技場Bには消費情報送信要求が送信されないようになっている。
また、本実施例のC社中央管理装置101についても簡潔に説明すると、これらC社中央管理装置101は、比較的処理能力の優れたサーバコンピュータにて形成されており、該C社中央管理装置101は、運営機関C社が提供、管理するC社会員IDが記憶された統合会員カード若しくは非統合会員カードを使用する遊技場B、C、G、Hに設置されているC社・会員管理装置11cにて管理されている、各会員に関する各種の情報である会員関連情報を、C社会員IDに対応付けて管理する。
また、C社中央管理装置101は、ポイント管理装置200が図13に示す消費情報収集処理を実施することにより、1日の所定時間、具体的には、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、深夜1時等)において、ポイント管理装置200から消費情報送信要求を受信したことに応じて、図示しない送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場C、G、Hの各C社・会員管理装置11cに対して、順次、消費情報送信要求を送信して、C社送信データ列を含む消費情報を取得し、該取得した消費情報をポイント管理装置200に対して中継する。
尚、送信対象テーブルのデータは、ポイント管理装置200における設定、具体的には、図12に示す第3カード利用遊技場設定において、本発明における第3記録媒体使用店舗となる遊技場Bのポイントを、運営機関A社にて管理するか、或いは運営機関C社にて管理するかの選択設定に基づくデータが、ポイント管理装置200から送信されて更新されるようになっており、例えば、前述のように、運営機関A社にて管理するように設定されている場合には、これら送信対象テーブルのデータとして、遊技場Bを消費情報送信要求の送信先として含まないデータがポイント管理装置200から送信されて、送信対象テーブルのデータが更新されることにより、遊技場Bには消費情報送信要求が送信されないようになる一方、第3カード利用遊技場設定において、運営機関C社にてポイントを管理するように設定されている場合には、これら送信対象テーブルのデータとして、遊技場Bを消費情報送信要求の送信先として含むデータがポイント管理装置200から送信されて、送信対象テーブルのデータが更新されることにより、遊技場Bにも消費情報送信要求が送信されるようになる。
また、本実施例のA社カード生産工場におけるエンコードシステムについて簡潔に説明すると、エンコードシステムにおいては、A社カード生産工場において生産されるA社統合会員カードに対して、第1会員識別情報となるA社会員IDや、第2会員識別情報となるC社会員ID若しくはD社会員IDを書き込み記憶するとともに、これら各会員IDを書き込み記憶するA社統合会員カードからA社会員カードIDを読み出すものであり、これら読み出されたA社会員カードIDと書き込まれた各会員ID(A社、C社、D社)と、納入先の遊技場の遊技場IDとが、対応付けてエンコードシステム管理装置150に生産情報として記憶、管理されるとともに、これら生産情報がA社中央管理装置100とポイント管理装置200とに対して送信される。
次に、本発明におけるポイント管理装置200について以下に説明すると、ポイント管理装置200は、図4に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス201に、該ポイント管理装置200が実施する消費情報の収集処理や、受信した消費情報に含まれている送信データ列を変換する受信データ変換処理や、ポイントの統合の受付け等において本人認証に必要となる認証情報の収集処理や、収集した消費情報に基づくポイント付与処理や、異なる遊技場におけるポイントを統合する統合処理等の各種処理を行うCPU202、処理時の一時記憶領域等として使用されるRAM203、その時点の時刻情報や日付情報等を出力するリアルタイムクロック(RTC)204、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置205、遊技場D〜Fに設置されたD社・会員管理端末11dとのデータ通信を行うデジタルサービスユニット(DSU)206、インターネット網9を介して各会員の携帯電話機5やパソコン6とのデータ通信を実施するための第1通信インターフェイス207、当該ポイント管理装置200を運営する運営機関A社が管理するA社中央管理装置100やエンコードシステム管理装置150並びにリモート操作端末50とのデータ通信を実施するための第2通信インターフェイス208、運営機関C社が管理するC社中央管理装置101とのデータ通信を実施するための第3通信インターフェイス209が接続された処理能力に優れた通常のサーバコンピュータである。
また、記憶装置205には、ポイント管理装置200が実施する処理内容が記述された処理プログラムに加えて、図5(a)に示す提携機関情報テーブルが記憶されているとともに、該ポイント管理装置200を運営する運営会社A社が提供するA社ポイントが付与される会員、具体的には遊技場A、Bの会員の情報並びに各会員が所有するポイントを管理するための本発明の第1ポイント管理部となるA社記憶領域205aと、ポイント管理装置200を運営する運営会社A社とは異なる他運営機関となる運営会社C社が提供するC社ポイントが付与される会員、具体的には、遊技場C、G,Hの会員の情報並びに各会員が所有するポイントを管理するための本発明の第2ポイント管理部となるC社記憶領域205cと、ポイント管理装置200を運営する運営会社A社とは異なる他運営機関となる運営会社D社が提供するD社ポイントが付与される会員、具体的には、遊技場D、E,Fの会員の情報並びに各会員が所有するポイントを管理するための本発明の第2ポイント管理部となるD社記憶領域205dと、が設けられている。
まず、本実施例の提携機関情報テーブルには、図5(a)に示すように、本発明における他運営機関となる提携機関に関する情報が記憶されており、具体的には、提携機関名と、送信データ列に付与されている他運営機関識別情報となるシンボルデータ、該提携機関に割り当てられた記憶装置205における記憶領域アドレス、送信データ列を変換するために使用される認識規則データの定義ファイル名、後述するポイント付与条件設定画面において当該提携機関に対して設定されたポイント付与条件が記憶された付与条件の定義ファイル名、該提携機関のポイントを利用できるサービスの種別と必要となるポイント数等の情報が記憶された利用サービス定義ファイル名、ポイントの付与により当該提携機関に請求する請求額等の情報が記憶された請求ファイル名が、対応付けて記憶されている。
つまり、本実施例の提携機関情報テーブルは、本発明の他提供機関データ認識規則記憶部に該当する。
また、記憶領域205aには、運営機関A社が提供するA社ポイントが付与される遊技場A、Bの情報が記憶される図6(a)のA社遊技場情報テーブルと、これらA社ポイントが付与される遊技場A、Bの会員に関する情報が記憶される図7に示すA社会員情報テーブルが記憶されており、記憶領域205cには、運営機関C社が提供するC社ポイントが付与される遊技場C、G、Hの情報が記憶される図6(b)のC社遊技場情報テーブルと、これらC社ポイントが付与される遊技場C、G、Hの会員に関する情報が記憶される図8に示すC社会員情報テーブルが記憶されており、記憶領域205dには、運営機関D社が提供するD社ポイントが付与される遊技場D、E、Fの情報が記憶される図6(c)のD社遊技場情報テーブルと、これらD社ポイントが付与される遊技場D、E、Fの会員に関する情報が記憶される図9に示すD社会員情報テーブルが記憶されている。
尚、図示しないが、各記憶領域205a、205c、205dには、各運営機関A,C、Dのポイントの交換履歴や、抽選の当選情報等が記憶されているとともに、各遊技場A〜Hから会員へのメール送信の許諾に関するメール送信許諾情報テーブル等が記憶されている。
具体的に、本実施例のA社遊技場情報テーブルには、図6(a)に示すように、遊技場Aと遊技場Bの遊技場IDに対応付けて、A社カード生産工場から遊技場Aまたは遊技場Bに発送された統合会員カードに記憶されている会員カードIDの範囲データと、遊技場名と、所在地と、各遊技場がチェーン店関係にある遊技場の遊技場IDとが記憶されており、これら「対応会員カードID」の項目に格納されている会員カードIDの範囲データは、エンコードシステム管理装置150から送信される生産情報に基づいて更新されることで、会員カードIDによって該会員カードIDが記憶されているA社統合会員カードが使用されている遊技場を特定できるようになっているとともに、各遊技場がチェーン店関係にある他の遊技場も特定できるようになっている。
また、本実施例のC社遊技場情報テーブルには、図6(b)に示すように、遊技場C〜Hの各遊技場IDに対応付けて、遊技場名と、所在地と、各遊技場がチェーン店関係にある遊技場の遊技場IDとが記憶されており、各遊技場がチェーン店関係にある他の遊技場を特定できるようになっている。
また、本実施例のD社遊技場情報テーブルには、図6(c)に示すように、遊技場E〜Gの各遊技場IDに対応付けて、遊技場名と、所在地と、DSU206によりD社・会員管理装置11dに接続するための接続回線番号と、各遊技場がチェーン店関係にある遊技場の遊技場IDとが記憶されており、各遊技場がチェーン店関係にある他の遊技場を特定できるようになっている。
次に、本実施例の記憶領域205aに記憶されているA社会員情報テーブルには、図7に示すように、各会員の電子メールアドレスに対応付けて、該会員が会員となっている遊技場の遊技場IDと、該会員が所有するA社統合会員カードに記憶されている会員カードIDと、A社会員ID(遊技場Aのみ)、C社会員ID(遊技場Bのみ)、会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と、A社会員サイトへのログイン時に使用する暗証番号と、生年月日、性別、氏名、郵便番号、住所、電話番号から成る会員属性情報と、各遊技場において所有しているA社ポイントと、統合要求により統合された各遊技場において所有しているA社ポイントの合計である統合ポイントと、が記憶されている。
この本実施例のA社会員情報テーブルには、「○○太郎」会員のように、既にポイントが統合された会員の情報とともに、電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」の会員のように、会員となっている遊技場Aと遊技場Bについて、A社会員サイトへの登録を実施してA社ポイントが既に付与されているが、図7(a)に示すように、これら遊技場Aと遊技場BのA社ポイントが未統合である会員の情報も記憶されており、これら「yu5.drs@yyy.…」の会員が、A社会員サイトにアクセスして、遊技場Aと遊技場BのA社ポイントの統合要求を実施した場合には、後述する図18に示すカード統合処理が実施されることにより、図7(b)に示すように、「yu5.drs@yyy.…」の会員の遊技場Aと遊技場Bの所有ポイントが合算されて総合ポイントに格納される。
次に、本実施例の記憶領域205cに記憶されているC社会員情報テーブルには、図8に示すように、各会員の電子メールアドレスに対応付けて、該会員が会員となっている遊技場の遊技場IDと、該会員が所有するB社統合会員カード若しくはC社非統合会員カードに記憶されているC社会員IDと、会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と、C社会員サイトへのログイン時に使用する暗証番号と、生年月日、性別、氏名、郵便番号、住所、電話番号から成る会員属性情報と、各遊技場において所有しているC社ポイントと、統合要求により統合された各遊技場において所有しているC社ポイントの合計である統合ポイントと、が記憶されている。
この本実施例のC社会員情報テーブルには、「○△次郎」会員のように、既にC社ポイントが統合された会員の情報とともに、電子メールアドレス「555ro@ggg.…」の会員のように、会員となっている遊技場Cと遊技場Gについて、C社会員サイトへの登録を実施してC社ポイントが既に付与されているが、図8(a)に示すように、これら遊技場Cと遊技場GのC社ポイントが未統合である会員の情報も記憶されており、これら「555ro@ggg.…」の会員が、C社会員サイトにアクセスして、遊技場Cと遊技場GのC社ポイントの統合要求を実施した場合には、後述する図18に示すカード統合処理が実施されることにより、図8(b)に示すように、「555ro@ggg.…」の会員の遊技場Cと遊技場Gの所有ポイントが合算されて総合ポイントに格納される。
また、本実施例の記憶領域205dに記憶されているD社会員情報テーブルも、図9に示すように、C社会員情報テーブルと同様とされており、各会員の電子メールアドレスに対応付けて、該会員が会員となっている遊技場の遊技場IDと、該会員が所有する各社統合会員カード若しくはD社非統合会員カードに記憶されているD社会員IDと、会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と、D社会員サイトへのログイン時に使用する暗証番号と、生年月日、性別、氏名、郵便番号、住所、電話番号から成る会員属性情報と、各遊技場において所有しているD社ポイントと、統合要求により統合された各遊技場において所有しているD社ポイントの合計である統合ポイントと、が記憶されている。
この本実施例のD社会員情報テーブルにおいても、C社会員情報テーブルと同様に、図示しないが既にD社ポイントが統合された会員の情報とともに、電子メールアドレス「sirou@jjj.…」の会員のように、会員となっている遊技場Dと遊技場Eと遊技場Fについて、D社会員サイトへの登録を実施してD社ポイントが既に付与されているが、図9(a)に示すように、これら遊技場Dと遊技場Eと遊技場FのD社ポイントが未統合である会員の情報も記憶されており、これら「sirou@jjj.…」の会員が、D社会員サイトにアクセスして、遊技場Dと遊技場Eと遊技場FのD社ポイントの統合要求を実施した場合には、後述する図18に示すカード統合処理が実施されることにより、図9(b)に示すように、「sirou@jjj.…」の会員の遊技場Dと遊技場Eと遊技場Fの所有ポイントが合算されて総合ポイントに格納される。
ここで、本実施例のポイント管理装置200における各種の設定を実施する流れについて、図10〜図12を用いて説明すると、本実施例においては、これらポイント管理装置200における各種の設定は、営業管理センター(本社)に設置されているリモート操作端末50において実施できるようになっている。
具体的に、これらリモート操作端末50において実施できる設定内容としては、図10(a)に示すポイント付与条件設定画面におけるポイント付与条件や、図10(b)に示すポイント利用条件設定画面におけるポイント利用条件や、図11(a)、(b)に示すグループ店舗設定画面におけるグループ店舗設定や、図12に示す第3カード利用遊技場設定における管理所属機関設定とされている。
まず、ポイント付与条件設定について説明すると、図10(a)に示すポイント付与条件設定画面においては、他運営機関となる運営機関C社並びに運営機関D社毎に、個別にポイント付与の付与対象とする対象情報の種別と、該付与対象種別の対象情報に対して付与するポイント数のレートと、異なる遊技場のポイントの統合の可否を設定できるようになっている。
この本実施例のポイント付与条件設定画面には、図10(a)に示すように、設定対象とする他運営機関を選択する「対象機関」の選択部51と、ポイント付与の対象とする対象情報の種別を選択する「付与対象情報種別」の選択部52と、「付与対象情報種別」の項目にて選択した付与対象種別の対象情報に対して付与するポイント数のレートを選択する「付与レート」の選択部53と、「対象機関」の項目にて選択した他運営機関の異なる遊技場におけるポイントの統合を許諾するか否かを選択する「ポイント統合」の選択部54と、各選択部にて選択した内容を設定する際に選択操作する「設定」の選択入力部55とが設けられている。
具体的に「対象機関」の選択部51においては、運営機関C社と運営機関D社の名称が選択可能とされているとともに、「付与対象情報種別」の選択部52においては、前述したC社送信データ列並びにD社送信データ列に含まれる対象情報である、「消費金額」、「大当り回数」、「スタート回数」、「打込回数」等の各種の対象情報が選択可能とされ、「付与レート」の選択部53においては、例えば、「付与対象情報種別」の選択部52において「大当り回数」を選択した場合であれば、「1ポイント/1回」や「2ポイント/1回」のように、選択した付与対象情報の種別に応じた選択メニューが選択可能とされ、「ポイント統合」の選択部54においては、「許諾」と「不可」が選択可能とされている。
つまり、例えば、運営機関C社から、該C社のポイント付与サービスを提供する場合に、その付与対象として、会員の遊技における大当り1回に1ポイントを付与し、異なる遊技場のポイントを統合できるようにしたいとの要望がある場合には、「対象機関」の選択部51において運営機関C社の名称を選択し、「付与対象情報種別」の選択部52において「大当り回数」を選択し、「付与レート」の選択部53において「1ポイント/1回」を選択し、「ポイント統合」の選択部54において「許諾」を選択した後、「設定」の選択入力部55を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部55を選択入力に応じて、提携機関情報テーブルのC社付与条件定義ファイルが、該設定内容が反映されたC社付与条件定義ファイルに更新される。
つまり、本実施例のポイント管理装置200は、ポイント付与対象情報の種類(図10(a)に示すポイント付与条件設定画面における付与対象使用情報において選択可能な消費金額、大当り回数、スタート回数、打込玉数)および/またはポイント付与対象情報に対して付与するポイント数のレート(ポイント付与条件設定画面における付与レート)を、他運営機関毎(運営機関C社、運営機関D社)に設定するためのポイント付与条件設定画面をリモート操作端末50に出力しており、該リモート操作端末50、ポイント付与条件設定画面により、本発明の第2ポイント設定手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200は、第2ポイント管理部(記憶領域205c;C社会員情報テーブル、記憶領域205d;D社会員情報テーブル)に記憶されているポイントの合算を許諾するか否かを、他運営機関(運営機関C社、運営機関D社)毎に個々に設定するためのポイント付与条件設定画面をリモート操作端末50に出力しており、該リモート操作端末50、ポイント付与条件設定画面により、本発明のポイント統合設定手段が形成される。
次に、ポイント利用条件設定について説明すると、図10(b)に示すポイント利用条件設定画面においては、他運営機関となる運営機関C社並びに運営機関D社毎に、個別にポイントの使用対象を、抽選および/または商品交換とするか、並びに、抽選または商品交換において必要となるポイント数を設定できるようになっている。
この本実施例のポイント利用条件設定画面には、図10(b)に示すように、設定対象とする他運営機関を選択する「対象機関」の選択部60と、抽選に関する設定を行う抽選設定部61と、商品交換に関する設定を行う商品交換設定部62とが設けられており、これら抽選設定部61と商品交換設定部62には、各々にチェックボックスが対応して設けられていて、該チェックボックスを選択することで、ポイントの利用対象を抽選と商品交換のいずれかとするか、又は、抽選と商品交換の双方とするかを設定できるようになっている。
そして、抽選設定部61には、抽選への申し込み単位とする「口数」を何ポイントとするかを設定するための1口レート設定部63が設けられているとともに、抽選A〜抽選Hまでの項目が、口数選択部に対応して設けられており、その時点において利用できる抽選(アクティブ表示されている抽選A〜F)について、参加に必要とする口数を個々に選択して設定できるようになっている。
また、商品交換部62には、交換商品として登録されている商品A〜商品Eまでの各項目毎に、交換に必要とするポイント数を選択設定するためのポイント数設定部が設けられており、その時点にてポイントと交換できる各商品の交換に必要とするポイント数を設定できるようになっている。
つまり、運営機関C社のポイント利用について、例えば、抽選と商品交換を可能としたい場合には、抽選設定部61と商品交換設定部62の双方のチェックボックスを選択してチェックするとともに、各抽選設定部61と商品交換設定部62内における口数若しくはポイント数を選択設定した後、「設定」の選択入力部64を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部64を選択入力に応じて、提携機関情報テーブルのC社利用条件定義ファイルが、該設定内容が反映されたC社利用条件定義ファイルに更新される。
また、グループ店舗設定について説明すると、本実施例のポイント管理装置200においては、ポイント付与条件設定画面においてポイント統合を「許諾」に設定しても、異なる遊技場が、グループ店舗(チェーン店)として設定されていないとポイント統合が許可されないようになっているので、それぞれの運営機関毎に、グループ店舗(チェーン店)を設定しておく。
この本実施例のグループ店舗設定画面には、設定対象とする他運営機関を選択する「対象機関」の選択部70と、グループを構成する各遊技場を選択するグループ店舗1〜5の店舗選択部71〜75と、選択した内容を設定する際に選択操作する「設定」の選択入力部76とが設けられている。
具体的に「対象機関」の選択部70においては、運営機関C社と運営機関D社の名称が選択可能とされているとともに、本実施例では、運営機関C社によるC社ポイントが提供される遊技場C、G、Hの内、遊技場Cと遊技場Gとがチェーン店であるので、図11(a)に示すように、これら遊技場Cと遊技場Gとを店舗選択部71、72において選択した後、「設定」の選択入力部76を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部76の選択入力に応じて、図6(b)のC社遊技場情報テーブルの遊技場Cに対応するチェーン店IDの項目に遊技場Gの遊技場IDが格納されるとともに、遊技場Gに対応するチェーン店IDの項目に遊技場Cの遊技場IDが格納される。
また、本実施例では、運営機関D社によるD社ポイントが提供される遊技場D、E、Fは、全てチェーン店であるので、図11(b)に示すように、「対象機関」の選択部70において運営機関D社の名称を選択するとともに、これら遊技場Dと遊技場Eと遊技場Fを店舗選択部71、72、73において選択した後、「設定」の選択入力部76を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部76の選択入力に応じて、図6(c)のD社遊技場情報テーブルの遊技場Dに対応するチェーン店IDの項目に遊技場E、Fの遊技場IDが格納され、遊技場Eに対応するチェーン店IDの項目に遊技場D、Fの遊技場IDが格納されるとともに、遊技場Fに対応するチェーン店IDの項目に遊技場D、Eの遊技場IDが格納される。
つまり、本実施例のポイント管理装置200は、複数のポイント運営機関記録媒体使用店舗(遊技場A、B)または複数の他運営機関記録媒体使用店舗(遊技場C〜H)をグループ店舗(チェーン店)として設定するためのグループ店舗設定画面をリモート操作端末50に出力しており、該リモート操作端末50、グループ店舗設定画面により、本発明のグループ設定手段が形成される。
更に、第3カード利用遊技場における管理所属機関設定について説明すると、本実施例においては、A社統合会員カード(2)には、本発明の第1会員識別情報となる運営機関A社が提供、管理するA社会員カードIDと、他運営機関となる運営機関C社が提供、管理するC社会員IDとが記憶されている本発明の第3記録媒体に該当し、これら第3記録媒体を使用する遊技場Bにおいては、運営機関A社と運営機関C社のいずれでも、ポイントの付与、管理が可能であることから、これら第3記録媒体となるA社統合会員カード(2)を使用する遊技場Bについて、運営機関A社と運営機関C社のどちらで、ポイントの付与、管理を行うかを設定できるようになっている。
この本実施例の第3カード利用遊技場設定画面には、図12に示すように、設定対象とするA社統合会員カード(2)を使用する遊技場Bを選択する「対象遊技場」の選択部80と、ポイントの付与、管理を行う運営機関を選択する管理所属機関名を選択する「管理所属機関」の選択部81と、各選択部にて選択した内容を設定する際に選択操作する「設定」の選択入力部82とが設けられている。
具体的に、遊技場Bにおけるポイントの付与、管理を運営機関A社側で実施する場合には、図12に示すように、「対象遊技場」の選択部80に遊技場Bを選択し、「管理所属機関」の選択部81において運営機関A社を選択して、「設定」の選択入力部82を選択入力すれば良く、該「設定」の選択入力部82の選択入力に応じて、前述したように、運営機関A社のA社中央管理装置100に対して、遊技場Bを消費情報送信要求の送信対象に含むようにする送信対象テーブルのデータを送信することで、遊技場BからA社中央管理装置100を介して消費情報がポイント管理装置200に収集されることで、図7に示すA社会員情報テーブルにて、遊技場Bの各会員に対してポイントの付与が実施されるようになる。
つまり、本実施例のポイント管理装置200は、第3記録媒体使用店舗(遊技場B)について、第1ポイント管理部(記憶領域205a;A社会員情報テーブル)において第1会員識別情報(A社会員カードID)に対応付けてポイント数を管理するか、或いは第2ポイント管理部(記憶領域205c;C社会員情報テーブル)において第2会員識別情報(C社会員ID)に対応付けてポイント数を管理するかを設定するための第3カード利用遊技場設定画面をリモート操作端末50に出力しており、該リモート操作端末50、第3カード利用遊技場設定画面により、本発明の第3記録媒体使用店舗設定手段が形成される。
ここで、本実施例のポイント管理装置200において、実施される各処理の内、エンコードシステム管理装置150からの生産情報を受信する生産情報受信処理について、図16に基づき説明すると、まず、エンコードシステム管理装置150は、前述のように、A社統合会員カードが納入される遊技場を個々に識別可能な遊技場IDと、各A社統合会員カードに記憶されたA社会員カードID並びにA社会員ID若しくはC社会員IDが対応付けられている生産情報をポイント管理装置200に送信する場合には、該送信に先立って、生産情報送信要求をポイント管理装置200に送信する。
この生産情報送信要求の受信は、図16の生産情報受信処理におけるSc1のステップにおいて検知されてSc2のステップに進み、生産情報受信処理を実施する。具体的に該生産情報受信処理においては、生産情報送信要求の送信元のエンコードシステム管理装置150に対して、送信許諾通知を送信して生産情報の送信を開始させて、生産情報の受信を開始し、受信した生産情報を一時記憶する。
そして、これら生産情報の受信が終了するとSc3のステップに進み、受信して一時記憶した生産情報に含まれる遊技場IDに対応する会員カードIDの範囲データを、図6(a)に示すA社遊技場情報テーブルにおいて、該遊技場IDに対応する対応会員カードIDに追加記憶して該生産情報受信処理を終了することで、A社遊技場情報テーブルの対応会員カードIDには、各遊技場A、Bに対して配送されたA社統合会員カードの会員カードIDの範囲データが蓄積記憶されることで、任意の会員カードIDが記憶されたA社統合会員カードが、どの遊技場において使用されているA社統合会員カードであるかを、ポイント管理装置200において特定できるようになっている。
次に、本実施例のポイント管理装置200において実施される各処理の内、各遊技場A〜Hの会員が、ポイント管理装置200の各運営機関A、C、Dのサイトページにアクセスして入会登録を実施する際に、該会員が各遊技場において既に会員登録している会員であるかを認証するための認証データを収集する認証データ収集処理について図15に基づき説明すると、まず、ポイント管理装置200は、認証データを収集する所定時刻、例えば、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、23時30分)になったか否かを判定し(Sn1)、所定時間となっていれば、認証データの取得対象の装置または端末、具体的には、A社集中管理装置100、C社集中管理装置101、D社会員管理端末11dを特定し、特定した各装置または端末、例えば、A社集中管理装置100に対して認証データ送信要求を送信する。
この認証データ送信要求の受信に応じてA社集中管理装置100は、前述の消費情報送信要求を送信の場合と同様に、図示しない送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場A、Bの各A社カード管理端末10aに対して、順次、認証データ送信要求を送信する。
この認証データ送信要求の受信に応じて遊技場AのA社カード管理端末10aは、接続されているA社・会員管理装置11aに該認証データ送信要求を中継する。これによりA社・会員管理装置11aは、新規にA社統合会員カードの発行を受けた新規会員のA社会員IDと会員登録時に申し込まれた初期暗証番号と当該遊技場の遊技場IDが対応付けられている認証データを生成して、A社・会員管理装置11aを介してA社集中管理装置100に送信する。
また、認証データ送信要求の受信に応じて遊技場BのA社カード管理端末10aは、該遊技場Bにおいて新たに使用されたA社統合会員カードのA社会員カードIDとC社会員IDの下4桁(生産情報から特定される)と当該遊技場の遊技場IDが対応付けられている認証データを生成してA社集中管理装置100に送信する。
このようにしてA社集中管理装置100に送信された該認証データは、A社集中管理装置100からポイント管理装置200に中継される。
該中継による認証データの受信は、Sn4のステップにおいて検知されてSn5のステップに進み、これら新たなA社会員IDに対応する遊技場IDを、前述の生産情報に含まれるA社会員カードIDとA社会員IDとが対応付けて記憶されている図示しないエンコードデータベースから該当するA社会員カードIDを特定するとともに、該特定したA社会員カードIDが該当する遊技場IDを、A社遊技場情報テーブルにおける対応会員カードIDの範囲に基づいて特定し、これら特定した遊技場IDとA社会員IDと初期暗証番号(遊技場Bの場合には、A社会員カードIDとC社会員IDの下4桁と遊技場ID)とをA社会員情報テーブルに追加記憶した後、Sn6のステップに進んで、全ての取得対象からの認証データを取得済みであるかを判定し、取得済みである場合には該認証データ収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、Sn2のステップに戻る。
このSn2のステップには、認証データ送信要求を未送信の装置、例えば、C社中央管理装置101が次に特定されて認証データ送信要求が送信される。
この認証データ送信要求の受信に応じてC社集中管理装置101は、送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場C、G、Hの各C社会員管理端末11cに対して、順次、認証データ送信要求を送信する。
この認証データ送信要求の受信に応じて、C社・会員管理端末11cは、当該遊技場で新規に会員となった新規会員のC社会員IDと会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と当該遊技場の遊技場IDとが対応付けられている認証データを生成して、C社集中管理装置101に送信する。
このようにして各C社会員管理端末11cからC社集中管理装置101に送信された該認証データは、ポイント管理装置200に中継されることにより、該認証データの受信がSn4のステップにおいて検知されてSn5のステップに進むことでポイント管理装置200は、これら新たなC社会員IDと初期暗証番号と遊技場IDとをC社会員情報テーブルに追加記憶した後、Sn6のステップに進んで、全ての取得対象からの認証データを取得済みであるかを判定し、取得済みである場合には該認証データ収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、Sn2のステップに戻る。
そして、Sn2のステップには、認証データ送信要求を未送信の端末、具体的には、D社・会員管理端末11dが次に特定されて認証データ送信要求が順次送信される。
この認証データ送信要求の受信に応じてD社・会員管理端末11dは、当該遊技場で新規に会員となった新規会員のD社会員IDと会員登録時に申し込んだ初期暗証番号と当該遊技場の遊技場IDとが対応付けられている認証データを生成して、ポイント管理装置200に送信する。
このようにして送信された該認証データの受信がSn4のステップにおいて検知されてSn5のステップに進むことでポイント管理装置200は、これら新たなD社会員IDと初期暗証番号と遊技場IDとをD社会員情報テーブルに追加記憶した後、Sn6のステップに進んで、全ての取得対象からの認証データを取得済みであるかを判定し、取得済みでない場合には、Sn2のステップに戻る一方、取得済みである場合には該認証データ収集処理を終了することで、各運営機関のサイトにおけるポイント会員の登録において必要となる認証データが収集されて、各運営機関の会員情報テーブルに記憶されるようになっている。
次に、各遊技場において会員登録した会員が、ポイント管理装置200においてポイントの付与を受けるためには、前述したように各運営機関A社、C社、D社のサイトにアクセスして、入会登録を実施する必要があるが、これらポイント付与を受けるための入会登録に関して説明する。
尚、本実施例のポイント管理装置200には、運営機関A社の専用サイトのURL(Uniform Resource Locator)に対応するA社専用ページ、運営機関C社の専用サイトのURLに対応するC社専用ページ、運営機関D社の専用サイトのURLに対応するD社専用ページが配信可能に記憶されているとともに、これら各ページにリンクされた各種のページも配信可能に記憶されていて、各運営機関毎のサイトが形成されており、これら各運営機関の専用ページのURLは、各遊技場において会員に告知されるとともに、これらURLへのリンクを含むメールが返信されてくる空メールを送信するためのメールアドレスが告知される。
具体的に、遊技場Aにおいて会員登録した会員が、ポイント管理装置200に入会登録する流れとしては、遊技場Aにおいて告知されているメールアドレスに空メールを送信することにより返信される返信メールにおいてリンクされているA社専用ページのURLを選択してA社専用ページに該携帯電話機5からアクセスして、該携帯電話機5に図20(a)のトップページを表示させる。
このA社サイトのトップページには、図20(a)に示すように、「■新着情報」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」や、「■会員の方」の各メニュー項目が設けられており、これらメニュー項目、例えば、「■新着情報」を選択した場合には、該新着情報の詳細な内容を含む図20(b)に示す新着情報ページが配信されて表示されるようになっている。
また、トップページにおける「■このサイトについて」を選択した場合には、「キャンペーンについて」、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを含むサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当するページが配信される。
また、トップページにおける「■ホールについて」の唯一のサブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための検索ページが配信され、該検索ページにおいて受付けた検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
また、トップページにおける「■会員の方」の唯一のサブメニューである「暗証番号を忘れた方」を選択した場合には、電子メールアドレスとA社会員ID若しくはA社会員カードIDの受付けページが配信されて電子メールアドレスとA社会員ID若しくはA社会員カードIDを受付け、該受付けた電子メールアドレス並びにA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号が、該受付けた電子メールアドレスに対して送信される。
また、本実施例のトップページには、「会員の方はこちら」のメニューと、「新規入会の方はこちら」のメニューが設けられており、該「新規入会の方はこちら」メニューを選択することで、図21(a)に示す新規入会ページが配信されて表示される。尚、「会員の方はこちら」のメニューを選択した場合には、図22(a)に示すログインページが配信される。
この新規入会ページには、該会員が遊技場Aにて発行を受けたA社統合会員カードに表記されているA社会員IDを入力するためのカード番号入力部と、会員登録時に申し込んだ初期暗証番号を入力するための初期暗証番号入力部とが設けられており、これらカード番号入力部にA社会員IDを入力し、初期暗証番号入力部に初期暗証番号を入力した後、「利用規約に同意して入会」の選択入力部を選択入力する。
尚、新規入会ページや他のページにおいて下線がある表示項目には、全てリンクが設定されており、「利用規約」の表示項目を選択することで詳細な利用規約を含む利用規約ページが配信されて表示される一方、「個人情報の保護について」の表示項目を選択することで個人情報保護ポリシーページが配信されて表示される。
新規入会ページにおいて「利用規約に同意して入会」の選択入力部を選択入力すると、ポイント管理装置200は、新規入会ページにおけるカード番号入力部に入力されたA社会員IDが、該サイトに対応する運営機関であるA社のA社会員情報テーブル(図7)に存在するかを確認するとともに、存在する場合には、該A社会員情報テーブルにおいて当該A社会員IDに対応付けて記憶されている初期暗証番号と、新規入会ページにおける初期暗証番号入力部に入力された初期暗証番号とが一致するか否かを判定し、一致する場合においては図21(b)に示す会員情報の入力ページを配信することで、会員の携帯電話機5に該会員情報の入力ページが表示される。尚、カード番号入力部に入力されたA社会員IDがA社会員情報テーブルに存在しない場合、若しくは初期暗証番号が一致しない場合には、会員情報の入力ページに代えて、図示しないエラーページが配信されて、新規入会が不可とされる。
この、本実施例の会員情報の入力ページには、次回以降において該サイトにログインする際に必要となる4桁の暗証番号を入力する暗証番号入力部と、該暗証番号を再入力させる再入力部と、生年月日を入力する生年月日入力部と、性別を入力する性別入力部と、電子メールアドレスを入力する電子メールアドレス入力部と、当該会員となっている遊技場とそのチェーン店の遊技場からのメール受信の可否を選択するメール受信選択部とが設けられており、これら各部に該当する事項を入力する。尚、電子メールアドレス入力部には、空メールに対する返信メールのURLにてアクセスした場合には、自動的に返信メールの宛先アドレスである自己の電子メールアドレスが自動的に入力されるようになっている。
これら各入力部の入力が全て完了した後、「次へ」の選択入力部を選択入力すると、図21(c)に示すように、新規入会ページの各入力部に入力した内容を含む確認ページが配信されて表示される。この、確認ページの内容に間違いがある場合には「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、再度、新規入会ページに戻り、間違いの内容を訂正した後、再度「次へ」の選択入力部を選択入力して確認ページに移行する一方、確認ページの内容に間違いがない場合には、「登録」の選択入力部を選択入力する。
この「登録」の選択入力部を選択入力に基づきポイント管理装置200は、前述の新規入会ページにおけるカード番号入力部に入力されたA社会員IDに対応するA社会員情報テーブルの電子メールアドレス、暗証番号、生年月日、性別の各項目に、会員情報の入力ページの各入力部にて受付けた電子メールアドレス、暗証番号、生年月日、性別を格納して、A社会員情報テーブルを更新するとともに、対応する所有ポイントの項目に初期値となる「0」を格納することで、当該会員への所有ポイントの付与を可能化するとともに、図21(d)に示すように、入会が完了した旨の完了メッセージを含む入会完了ページを配信する。
尚、この入会完了ページには、図21(d)に示すように、当該会員が会員登録した遊技場Aとチェーン店関係にあることで、ポイントの統合が可能な遊技場の名称が表示されるとともに、後述するカード統合案内ページ(図24(a))へのリンクがなされた「ポイントを統合する」の表示が設けられており、当該遊技場とチェーン店関係にある遊技場をそれ以前に登録している場合には、これら新規に登録した遊技場におけるポイントと、それ以前に登録しているチェーン店関係にある遊技場のポイントとを、後述するように、該「ポイントを統合する」の表示を選択して、統合させることができるようになっている。
また、遊技場Bの会員が新規入会する場合も、遊技場Aの会員と同様であるが、遊技場Bの会員は、A社会員IDが付与されていないので、A社会員IDに代えてA社会員カードIDをカード番号入力部に入力するとともに、初期暗証番号入力部には、C社会員IDの下4桁の数値を入力することで、A社会員IDと初期暗証番号と同様に認証が実施される。
また、運営機関C社の専用サイト並びに運営機関D社の専用サイトも、これらA社の専用サイトと同様に、C社会員IDと初期暗証番号、又は、D社会員IDと初期暗証番号とにより、各遊技場において会員となっていることが認証されることに基づいて、電子メールアドレス、暗証番号、生年月日、性別が受付けられて、C社会員情報テーブル又はD社会員情報テーブルに、C社会員ID若しくはD社会員IDに対応付けて記憶されることにより、C社ポイントやD社ポイントの付与が実施されるようになる。
次に、本実施例のポイント管理装置200において、各社のポイントが付与される流れについて、以下に説明する。尚、本実施例では、運営機関A社においては、消費金額の所定額(例えば1000円)に1ポイントが付与されるとともに、運営機関Cにおいては大当り回数1回につき1ポイントが付与され、運営機関Dにおいてはスタート回数50回につき1ポイントが付与されるように設定されているものとする。
まず、本実施例のポイント管理装置200は、ポイント付与を実施するために必要となる消費情報を、図13の消費情報収集処理を実施することによって、遊技場A〜Hの会員に関する消費情報を取得する。
具体的にポイント管理装置200は、消費情報を収集する所定時刻、例えば、営業終了時(例えば23時)から所定時間が経過した時点(例えば、深夜1時)になったか否かを判定し(S1)、所定時刻となっていれば、消費情報の取得対象の装置または端末、具体的には、A社集中管理装置100、C社集中管理装置101、D社会員管理端末を特定し、特定した各装置または端末、例えば、A社集中管理装置100に対して消費情報送信要求を送信する。
この消費情報送信要求の受信に応じてA社集中管理装置100は、図示しない送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場A、Bの各A社カード管理端末10aに対して、順次、消費情報送信要求を送信することで、遊技場Aの場合には該消費情報送信要求が更にA社カード管理端末10aから会員管理端末11aに中継されることで、会員遊技情報を有する前述のA社送信データ列(1)を含む消費情報を、該A社カード管理端末10aを介して会員管理端末11aから取得する一方、遊技場BのA社カード管理端末10aからは、会員遊技情報を有しない前述のA社送信データ列(2)を含む消費情報を取得し、該取得した消費情報をポイント管理装置200に対して送信する。
該送信による消費情報の受信は、S4のステップにおいて検知されてS5のステップに進み、これら受信した消費情報を記憶した後、S6のステップに進んで、全ての取得対象からの消費情報を取得済みであるかを判定し、取得済みである場合には該消費情報収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、S2のステップに戻る。
そして、S2のステップには、消費情報送信要求を未送信の装置、例えば、C社中央管理装置101が次に特定されて消費情報送信要求が送信される。
この消費情報送信要求の受信に応じてC社集中管理装置101は、図示しない送信対象テーブルに記憶されている送信対象の遊技場C、G、Hの各C社会員管理端末11cに対して、順次、消費情報送信要求を送信する。そして、C社・会員管理端末11cは、該消費情報送信要求の受信に応じて前述のC社送信データ列を含む消費情報をC社集中管理装置101に送信する。
このようにして各C社・会員管理端末11cからC社集中管理装置101に送信された該消費情報は、C社集中管理装置101からポイント管理装置200に対して中継されることにより、該消費情報の受信がS4のステップにおいて検知されてS5のステップに進むことで、これら受信した消費情報が記憶された後、S6のステップに進んで、全ての取得対象からの消費情報を取得済みであるかを判定し、取得済みである場合には該消費情報収集処理を終了する一方、取得済みでない場合には、Sn2のステップに戻る。
そして、Sn2のステップには、消費情報送信要求を未送信の端末、具体的には、D社・会員管理端末11dが次に特定されて消費情報送信要求が各D社・会員管理端末11dに順次送信される。
この消費情報送信要求の受信に応じてD社・会員管理端末11dは、該消費情報送信要求の受信に応じて前述のD社送信データ列を含む消費情報をポイント管理装置200に送信する。
このようにして送信された該D社送信データ列を含む消費情報がS4のステップにおいて検知されてS5のステップに進むことでポイント管理装置200は、これら受信した消費情報を記憶した後、全ての取得対象からの消費情報を取得済みであるかを判定し、取得済みでない場合には、S2のステップに戻る一方、取得済みである場合には該消費情報収集処理を終了する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント運営機関記録媒体使用店舗(遊技場A、B)に設置され、ポイント運営機関記録媒体使用店舗における第1記録媒体(A社統合会員カード)の所有者に対するポイント付与の対象となるポイント付与対象情報(消費金額、大当り回数、スタート回数、打込玉数)を、該第1記録媒体に記録されている第1会員識別情報(A社会員ID、A社会員カードID)に対応付けて収集する第1収集装置(A社カード管理端末10a、A社集中管理装置100)から、該収集されたポイント付与対象情報と第1会員識別情報とを含む第1会員付与対象情報(A社送信データ列(1)、(2)を含む消費情報)を第2通信インターフェイス208を介して受信する消費情報収集処理を実施しており、該消費情報収集処理を実施するCPU202、第2通信インターフェイス208により、本発明の第1会員付与対象情報受信手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、他運営機関記録媒体使用店舗(遊技場C〜H)に設置され、該他運営機関記録媒体使用店舗における第2記録媒体(B社統合会員カード、C社非統合会員カード、D社非統合会員カード)の所有者に対するポイント付与の対象となるポイント付与対象情報(消費金額、大当り回数、スタート回数、打込玉数)を、該第2記録媒体に記録されている第2会員識別情報(C社会員ID、D社会員ID)に対応付けて収集する第2収集装置(C社・会員管理端末11c、C社中央管理装置101、D社・会員管理端末11d)から、該収集されたポイント付与対象情報と第2会員識別情報とを少なくとも含む第2会員付与対象情報(C社送信データ列またはD社送信データ列を含む消費情報)を第3通信インターフェイス209、デジタルサービスユニット(DSU)206を介して受信する消費情報収集処理を実施しており、該消費情報収集処理を実施するCPU202、第3通信インターフェイス209、デジタルサービスユニット(DSU)206により、本発明の第2会員付与対象情報受信手段が形成される。
そして、これら消費情報収集処理を実施することで、各遊技場A〜Hから取得して記憶した消費情報についてポイント管理装置200は、図14に示す受信データ変換処理を実施する。
具体的に本実施例の受信データ変換処理においては、記憶している消費情報で、変換が必要となるC社送信データ列とD社送信データ列を含む消費情報の内、未変換の消費情報である送信データ列(受信データ)を読み出す(Sh1)。
そしてSh2のステップに進み、読み出した未変換の消費情報中の送信データ列において、該送信データ列のヘッダに含まれるシンボルデータから、該送信データ列を変換するための定義ファイルを特定する。
具体的には、送信データ列のヘッダに含まれるシンボルデータに対応して図5(a)の提携機関情報テーブルに記憶されている認識規則データの定義ファイル名から、該送信データ列を変換する定義ファイルを特定する。
そして、該特定した定義ファイルに基づいて、受信データ(消費情報)中の送信データ列をA社送信データ列として認識できるようにA社送信データ列の形式(フォーマット)に変換する。
つまり、C社送信データ列のヘッダには、運営機関C社のシンボルデータが含まれているので、該C社のC社定義ファイルが特定されて、C社送信データ列がA社送信データ列として認識できるように、その形式(フォーマット)が変換され、D社送信データ列のヘッダには、運営機関D社のシンボルデータが含まれているので、該D社のD社定義ファイルが特定されて、D社送信データ列がA社送信データ列として認識できるように、その形式(フォーマット)が変換される。
具体的にこれら形式(フォーマット)の変換の内容としては、図5(d)に示すC社送信データ列では、C社会員IDのバイト数がA社送信データ列におけるA社会員IDのバイト数よりも少ないので、これらC社会員IDのバイト数がA社送信データ列におけるA社会員IDのバイト数と同一となるように、上位4バイトに「0」を付加するとともに、会員遊技情報の配列順序とバイト数とを、A社送信データ列(1)と同一となるように変更する。また、図5(e)に示すD社送信データ列では、D社会員IDのバイト数がA社送信データ列におけるA社会員IDのバイト数と同じであるので、これらを変更する必要はないが、会員遊技情報の配列順序とバイト数とが異なるので、これら会員遊技情報の配列順序とバイト数とがA社送信データ列(1)と同一となるように変更する。
そして、このように変換を実施した送信データ列を、変換済み消費情報として新たに記憶する一方、該変換に供した未変換の送信データ列を、未変換の受信データ(消費情報)から消去する(Sh4)。
そして、記憶している受信データ(消費情報)に、未変換の送信データ列が存在しているか否かを判定し、存在する場合にはSh1に再度戻ってSh1〜Sh5の処理を繰返し実施し、存在しない場合には該受信データ変換処理を終了する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、第2会員付与対象情報(C社送信データ列またはD社送信データ列を含む消費情報)を受信したときに、該受信した第2会員付与対象情報に含まれる他運営機関識別情報(シンボルデータ)に対応付けて他提供機関データ認識規則記憶部(記憶装置205;提携機関情報テーブル)に記憶されている他提供機関データ認識規則(C社定義ファイル、D社定義ファイル)に基づいて、該受信した第2会員付与対象情報に含まれる付与対象情報(消費金額、大当り回数、スタート回数、打込玉数)と第2会員識別情報(C社会員ID、D社会員ID)を認識する受信データ変換処理を実施するCPU202により、本発明の受信データ認識手段が形成される。
この受信データ変換処理についでポイント管理装置200は、これら変換が完了した変換済み消費情報に基づいて、各会員へのポイントの付与を実施する図17に示すポイント付与処理を実施する。
このポイント付与処理においてポイント管理装置200は、図17に示すように、まず、記憶している変換済み消費情報(送信データ列)を読み出し(Sp1)、該読み出した消費情報に含まれるA社フォーマットとされた送信データ列のヘッダのシンボルデータから、付与対象条件を特定する。
具体的には、ヘッダに含まれるシンボルデータに対応して図5(a)の提携機関情報テーブルに記憶されている付与条件定義ファイル名から、ポイント付与の付与条件を特定し、シンボルデータが運営機関C社であればC社付与条件定義ファイルにより、付与条件として大当り回数1回に対して1ポイントを付与する条件を特定し、シンボルデータが運営機関D社であればD社付与条件定義ファイルにより、付与条件としてスタート回数50回に対して1ポイントを付与する条件を特定する。
そして、該特定した付与条件定義ファイルに基づく付与条件と送信データ列中の付与対象となるデータとから付与するポイント数を特定する。
つまり、運営機関A社のシンボルデータをヘッダに含む送信データ列の場合には、付与条件として所定金額、例えば1000円の消費金額に対して1ポイントを付与することが特定されることにより、送信データ列に含まれる消費金額が、例えば5000円であれば、付与するポイント数として5ポイントが特定される。また、運営機関C社のシンボルデータをヘッダに含む送信データ列の場合には、C社付与条件定義ファイルから、付与条件として大当り回数1回に対して1ポイントを付与することが特定されることにより、例えば、送信データ列に含まれる大当り回数が3回であれば、付与するポイント数として3ポイントが特定される。また、運営機関D社のシンボルデータをヘッダに含む送信データ列の場合には、D社付与条件定義ファイルから、付与条件としてスタート回数50回に対して1ポイントを付与することが特定されることにより、例えば、送信データ列に含まれるスタート回数が220回であれば、付与するポイント数が4ポイントであると特定される。
そして、ポイント管理装置200は、これら付与するポイント数を特定した後、Sp4のステップに進んで、特定したポイント数を、該送信データ列に含まれるA社会員(カード)ID、C社会員ID、D社会員IDに対応して、各運営機関の会員情報テーブルに記憶されている所有ポイント並びに対応する統合ポイントが存在する場合には該統合ポイントに加算更新する。尚、該加算更新に際し、会員情報テーブルに該送信データ列に含まれるA社会員(カード)ID、C社会員ID、D社会員IDに対応して電子メールアドレスが登録されていない場合には、該会員は、サイトにおける入会登録を未だ実施していない会員であるのでポイントの加算を実施せず、電子メールアドレスが登録されている場合においてのみ、ポイントの加算を実施するとともに、該加算更新を実施したポイント数の加算実績を、該当する運営機関のC社若しくはD社の請求ファイルに反映させて、これら加算したポイントの決済を該請求ファイルにより実施できるようにする。
そして、Sp5のステップに進んで、該ポイント付与を実施した送信データ列を、変換済み消費情報から消去した後、該変換済み消費情報に未消去の読み出し可能な送信データ列が存在するか否かを判定し、読み出し可能な送信データ列が存在する場合には、Sp1に戻ってSp1〜Sp6の処理を再度実施する一方、読み出し可能な送信データ列が存在しない場合には、該ポイント付与処理を終了することで、各遊技場A〜Hから取得した消費情報に基づき、各会員に対してポイントの付与が実施される。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、第1会員付与対象情報(A社送信データ列(1)、(2)を含む消費情報)を受信したことに基づいて、該受信した第1会員付与対象情報に含まれる第1会員識別情報(A社会員ID、A社会員カードID)に対応付けて第1ポイント管理部(記憶領域205a;A社会員情報テーブル)において記憶しているポイント数(所有ポイント、統合ポイント)に、該受信した第1会員付与対象情報に含まれる付与対象情報(消費金額)に対応するポイント数を加算更新するポイント付与処理を実施しており、該ポイント付与処理を実施するCPU202により本発明の第1ポイント加算更新手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、第2会員付与対象情報(C社送信データ列またはD社送信データ列を含む消費情報)を受信したことに基づいて、該受信した第2会員付与対象情報から特定される前記第2ポイント管理部である記憶領域205c、205dの前記区分となるC社会員情報テーブル若しくはD社会員情報テーブルにおいて、該受信した第2会員付与対象情報に含まれる第2会員識別情報(C社会員ID、D社会員ID)に対応付けて記憶しているポイント数(所有ポイント、統合ポイント)に、該受信した第2会員付与対象情報に含まれるポイント付与対象情報(大当り回数、スタート回数)に対応するポイント数を加算更新するポイント付与処理を実施しており、該ポイント付与処理を実施するCPU202により本発明の請求項1における第2ポイント加算更新手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、受信した第2会員付与対象情報(C社送信データ列またはD社送信データ列を含む消費情報)から特定される他運営機関に対して第2ポイント設定手段(リモート操作端末50、図10(a)に示すポイント付与条件設定画面)にて設定されたポイント付与対象情報(ポイント付与条件設定画面における付与対象使用情報において選択可能な消費金額、大当り回数、スタート回数、打込玉数)の種類および/またはレートに基づいて、ポイント数(所有ポイント、統合ポイント)の加算更新を行うポイント付与処理を実施しており、該ポイント付与処理を実施するCPU202により本発明の請求項2における第2ポイント加算更新手段が形成される。
次に、本実施例のポイント管理装置においては、遊技場A〜Hの会員が、すでに各運営機関A、C、Dのサイトにおいて入会登録した複数の遊技場の各ポイント、若しくは、既に入会登録している遊技場と新たに入会登録する遊技場の各ポイントを統合できるようになっており、これらポイントを統合する流れについて、以下に説明する。
まず、遊技場Aと遊技場Bとに会員登録している会員が、遊技場AにおけるA社統合会員カードの利用に伴うポイントと、遊技場BにおけるA社統合会員カードの利用に伴うポイントとを統合する場合について説明する。尚、以下の説明においては、既に、遊技場AのA社統合会員カードと、遊技場BのA社統合会員カードの双方の発行を受けている会員が、運営会社A社サイトにアクセスして、既にA社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合について例示する。
まず、これらポイントの統合を実施する場合には、会員は、自身の携帯電話機5にてA社専用サイトにアクセスして、図22(a)に示すログインページを表示させる。尚、これらA社専用サイトには、遊技場A内や遊技場B内に設置された専用の会員用端末からもアクセスすることができる。
このログインページは、図20(a)のトップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図22(a)に示すように、A社会員ID(遊技場Aの会員)若しくはA社会員カードID(遊技場Bの会員)を入力するためのカード番号入力部と、入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述の図20(a)のトップページに移行するようになっている。
このログインページにおいて、例えば遊技場Aの会員であればカード番号入力部にA社会員IDを入力し、遊技場Bの会員であればカード番号入力部にA社会員カードIDを入力するとともに、暗証番号入力部に、当該A社サイトへの入会登録時に登録した暗証番号を入力した後、「ログイン」の選択入力部を選択入力する。
この「ログイン」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、ログインページにおいて受付けたA社会員ID若しくはA社会員カードIDが、A社会員情報テーブルに存在するか否かを確認するとともに、存在する場合には、該A社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応付けて暗証番号の項目に格納されている暗証番号と、ログインページにおいて受付けた暗証番号とが一致するか否かを確認する。
そして、これら暗証番号が一致したことに基づいてポイント管理装置200は、図22(b)に示すように、当該会員のA社会員ID若しくはA社会員カードIDと、A社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応付けてA社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に格納されているポイント数である現在のポイントや、該ポイントの有効期限の情報とともに、既にポイントを使用して応募した抽選の当選情報や、発送に関する情報や、「■新着情報」や、「■キャンペーン」や、「■会員情報」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」の各項目と、「サイトトップへ」の選択入力部と「ログアウト」の選択入力部とを有する各会員に専用とされた会員専用ページを配信する。
尚、本実施例の会員専用ページにおける抽選の当選情報や発送に関する情報には、図22(b)に示すように、「お届け先情報の登録」の選択入力部が設けられており、例えば、抽選の当選情報における「お届け先情報の登録」の選択入力部を選択することにより、図27(a)に示すお届け先情報の登録ページが配信されることで、該会員から、氏名、郵便番号、住所、電話番号等の個人情報を受付けが実施される。
本実施例のように、入会登録後において「お届け先情報の登録」として、別途、個人情報を受付けるようにする理由としては、これら個人情報を入力することに嫌悪感や煩雑感を抱く会員が多く存在することを考慮し、前述したように、入会時においては最低限の情報として、電子メールアドレスと、生年月日と、性別のみを受付け、抽選への当選や商品交換への申し込み等があって、賞品や賞品を会員に発送する必要が生じた場合において、該会員から個人情報を受付けるようにしており、該届け先情報の登録ページには、名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号の各入力部と、「入力」の選択入力部と、当該届け先情報の登録ページに対応するキャンペーンページへ移行するための「キャンペーントップへ」の選択入力部と、当該サイトにトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
該届け先情報の登録ページの配信を受けて会員は、該届け先情報の登録ページの各入力部に、名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を入力した後、「入力」の選択入力部を選択入力する。
該「入力」の選択入力部を選択入力に応じてポイント管理装置200は、図27(a)の届け先情報の登録ページの各入力部において受付けた名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を含むとともに、「OK」の選択入力部と、「修正」の選択入力部と、当該届け先情報の登録ページに対応するキャンペーンページへ移行するための「キャンペーントップへ」の選択入力部と、当該サイトにトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とを有する図27(b)に示す確認ページを配信して、受付け内容の確認を実施する。
そして該配信された確認ページに含まれる自身の個人情報(入力内容)に間違いがある場合において会員は、「修正」の選択入力部を選択入力して、再度届け先情報の登録ページに戻り、間違いの部分を訂正した後、該届け先情報の登録ページにおける「入力」の選択入力を実施して、再度、確認ページに戻って、訂正後の内容を確認する一方、確認ページに含まれる内容に間違いがない場合において会員は、「OK」の選択入力部を選択入力する。
この「OK」の選択入力部を選択入力に応じてポイント管理装置200は、前記届け先情報の登録ページにて入力された名前(姓)、名前(名)、郵便番号、住所、電話番号を、A社会員情報テーブルにおける当該会員のA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応する氏名、住所、郵便番号、電話番号の各項目に格納するとともに、該当する発送賞品の発送先情報として、該氏名、住所、郵便番号、電話番号を設定する。
また、本実施例の会員の専用ページにおける「■新着情報」を選択した場合には、前述した図20(b)に示す新着情報ページが配信されて表示されるようになっており、「■キャンペーン」を選択した場合には、その時点において実施中の交換・抽選キャンペーンに関する情報を含む図示しない交換・抽選キャンペーンページが配信されて表示され、「■このサイトについて」を選択した場合には、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを有する図示しないサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当する各ページが配信され、「■ホールについて」の唯一のサブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための図示しない検索ページが配信され、該検索ページにおいて入力した検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
また、本実施例の会員の専用ページにおける「■会員情報」には、「会員情報の参照・変更」、「ポイント交換履歴」、「ポイント統合」、「カードの引き継ぎ」、「退会」のサブメニューが設けられている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「会員情報の参照・変更」を選択した場合には、図23(a)に示す会員情報確認ページがポイント管理装置200から配信されて会員の携帯電話機5に表示される。
この本実施例の会員情報確認ページには、ログイン時において受付けたA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応付けて、A社会員情報テーブルに記憶されている当該会員の情報、具体的には、暗証番号、生年月日、性別、電子メールアドレスの情報にとともに、図示しないメール送信許諾情報テーブルにおいて当該会員がメールの受信を許諾している遊技場の遊技場名の情報が含まれており、該ページの末尾部には、当該ページに含まれる内容を変更する際に入力する「変更」の選択入力部と、当該サイトのトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
この会員情報確認ページにおいて会員が、例えば、暗証番号を変更したい場合には、「変更」の選択入力部を選択入力して、図23(b)に示す会員情報の変更ページを表示させて、該会員情報の変更ページに設けられている、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部の双方に、変更する新たな暗証番号を入力した後、「OK」の選択入力部を選択入力することで、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部に入力された新たな暗証番号が同一であることを条件に、該新たな暗証番号が、A社会員情報テーブルにおいて当該会員のA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応する暗証番号に更新記憶された後、図示しない変更完了ページが配信されて、暗証番号の変更が問題なく実施されたことが会員に通知される。
尚、本実施例の会員情報の変更ページには、図23(b)に示すように、暗証番号の変更のみではなく、性別、生年月日、メールアドレスの各入力部が設けられており、これらの各情報を変更できる。また、図23(b)においては、会員の氏名や郵便番号、住所、電話番号等の個人情報が、前述した届け先情報の受付けがなされていないことにより未登録の場合における会員情報の変更ページを例示したが、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号がA社会員情報テーブルに記憶されている会員である場合には、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号を変更入力する各入力部を有する会員情報の変更ページが配信されることで、これら氏名や郵便番号、住所、電話番号も変更できる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント交換履歴」を選択した場合には、運営機関A社の記憶領域205aに記憶されているポイント交換履歴において、該会員のA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応する交換履歴(抽選への応募に使用する口数へのポイントの交換を含む)が抽出され、該抽出された交換履歴を含む図26(a)に示すポイント交換履歴ページが配信されることで、該ポイント交換履歴に記憶されている所定期間(本実施例では6ヶ月)内においてポイント交換を実施した内容(交換に使用したポイントや、交換商品や、交換した日付)等を確認できるようになっている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「カード引き継ぎ」のサブメニュー項目は、例えば、会員がA社統合会員カードを破損して新たなA社統合会員カードの発行を受けた場合に、該破損したA社統合会員カードの所有ポイントや会員情報を新たに発行を受けたA社統合会員カードに引き継がせる際に選択する項目であり、該「カード引き継ぎ」を選択した場合には、カード引き継ぎの説明文や注意事項等を含むとともに、新たに発行を受けたA社統合会員カードのA社会員IDと初期暗証番号(遊技場Aの場合)、若しくはA社会員カードIDと初期暗証番号となるC社会員IDの下4桁(遊技場Bの場合)の各入力部を有する図示しないカード引き継ぎページが配信される。
このカード引き継ぎページにおいて、遊技場Aの会員の場合には、A社会員IDと初期暗証番号を各入力部に入力した後、該カード引き継ぎページの末尾部に設けられている「引き継ぎ」の選択入力部を選択入力する一方、遊技場Bの会員の場合には、A社会員カードIDとC社会員IDの下4桁を各入力部に入力した後、該カード引き継ぎページの末尾部に設けられている「引き継ぎ」の選択入力部を選択入力することにより、これら入力されたA社会員ID若しくはA社会員カードIDがA社会員情報テーブルに記憶されているか否かとともに、該A社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応する初期暗証番号の項目に格納されている初期暗証番号と、カード引き継ぎページにおいて入力された初期暗証番号若しくはC社会員IDの下4桁が一致した場合において、ログイン時に受付けたA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルに記憶されている電子メールアドレス、生年月日、性別、ポイント数等の各種の情報を、カード引き継ぎページにおいて入力された新たなA社統合会員カードのA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応する各項目に格納するカード引き継ぎ処理を実施する。
尚、このカード引き継ぎ処理の際、引き継ぎ前のA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルに統合ポイントが記憶されている、つまり、引き継ぎ前のA社統合会員カードが、後述する図18に示すカード統合処理により、統合済みである場合には、これら新たなA社統合会員カードのデータと、引き継ぎ前のA社統合会員カードが統合されていた他のA社統合会員カードとを統合することで、統合済みのA社統合会員カードを引き継ぐ場合においても、新たに統合を実施することなく、これらカード統合も自動的に引き継がれる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「退会」を選択した場合には、図示しない暗証番号の入力部を有する図示しない本人確認ページが配信されて暗証番号が再度受付けられ、当該会員の暗証番号と一致することを条件に、A社会員情報テーブルにおける当該会員のA社会員IDと初期暗証番号、若しくはA社会員カードIDと初期暗証番号となるC社会員IDの下4桁のデータ以外の電子メールアドレスや、生年月日、性別等の情報を削除する退会処理が実施された後、図23(c)に示す退会完了ページが配信されて、退会処理が完了したことが該会員に通知される。尚、これら一度退会した会員であっても、再度、入会登録することができる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント統合」を選択した場合には、図24(a)に示すカード統合案内ページが配信される。この本実施例のカード統合案内ページには、図24(a)に示すように、カード統合により各A社統合会員カードのポイントが統合ポイントとして統合される旨のメッセージ文と、カード統合の必要条件と、一度カード統合を実施した場合には統合前の状態には戻せない等の注意事項と、既に統合されている遊技場がある場合には該統合済み遊技場の遊技場名と、カード統合が可能な遊技場名(ログインしている会員が会員となっている遊技場名並びに該遊技場のチェーン店の遊技場名)とが含まれている。
尚、図24(a)においては、既に統合されている遊技場が存在しない場合を例示しているが、仮に、統合されている遊技場が存在する場合には、図中の波線内に例示するように、既に統合されている遊技場の遊技場名と該遊技場におけるA社会員ID若しくはA社会員カードIDが表示される。
このカード統合案内ページにおいてカード統合の内容を確認した会員が、統合可能として表示されている遊技場におけるポイントをカード統合により統合したい場合には、カード統合案内ページの末尾部に設けられている「カード統合処理をする」の選択入力部を選択入力する。
この「カード統合処理をする」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、カード統合の対象とする遊技場の選択を受け付けるための各遊技場毎に設けられた選択部と、各遊技場におけるA社会員ID若しくはA社会員カードIDの入力を受付けるためのカード番号受付け部と、サイトへのログイン時に使用する暗証番号とを受付ける暗証番号受付け部とを有する、図24(b)に示す遊技場選択ページを配信する。
この配信された遊技場選択ページにおいて会員は、ポイントを統合したい遊技場、具体的には遊技場Aおよび遊技場Bの名称に対応する各チックボックスを選択するとともに、遊技場Aおよび遊技場Bに対応するカード番号入力部と暗証番号入力部とに、A社会員ID若しくはA社会員カードIDと、ログイン時に使用する暗証番号とを入力し、該遊技場選択ページの末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。尚、該カード統合処理を中止したい場合には、「サイトトップへ」の選択入力部を選択入力すれば良い。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200(CPU2020)は、携帯電話機5から送信される、遊技場選択ページにおいて入力された遊技場Aにおける当該会員のA社会員IDと暗証番号、並びに遊技場BにおけるA社会員カードIDと暗証番号とを含む統合要求を受信する統合要求受信処理を実施するとともに、図25(a)に示す統合確認ページを配信する。本実施例の統合確認ページにおいては、図25(a)に示すように、遊技場選択ページにて受付けた受付け内容である、統合対象となる遊技場、つまり、遊技場A、Bの遊技場名と、各遊技場における当該会員のA社会員IDとA社会員カードIDとともに、これら統合するポイントを所有する当該会員の会員情報、具体的には、当該会員のA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応付けてA社会員情報テーブルに記憶されている生年月日や性別、電子メールアドレスと、統合後のログインにおいて使用する暗証番号となる、今回のログイン時において使用した暗証番号である「現在の暗証番号」とが含まれており、会員は、カード統合を実施する遊技場と、自身の会員情報と、統合後におけるログインに使用する暗証番号とを確認することができるようになっており、カード統合を実施する遊技場が間違っていて変更したい場合には、該ページ末尾部に設けられている「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、前述の遊技場選択ページに戻って、カード統合を実施する遊技場の選択を変更すれば良く、カード統合を実施する遊技場が間違っていない場合には、該ページ末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント運営機関記録媒体使用店舗(遊技場A、B)の会員が操作可能とされた端末装置(携帯電話機5)から、該会員が発行を受けた複数の各第1記録媒体(A社統合会員カード)に記録されている第1会員識別情報(A社会員ID、A社会員カードID)を含むポイント統合要求(統合要求)を受信する統合要求受信処理を実施しており、該統合要求受信処理を実施するCPU202により、本発明の請求項3におけるポイント統合要求受信手段が形成される。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図18に示すカード統合処理を実施する。この本実施例のカード統合処理においてポイント管理装置200は、まず、遊技場選択ページにて受付けた統合対象の各遊技場、つまり、図24(b)の場合であれば、遊技場Aにおける当該会員のA社会員IDと暗証番号の認証と、遊技場Bにおける当該会員のA社会員カードIDと暗証番号の認証を行う認証処理を実施する。
具体的に該認証処理においては、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたA社会員IDに対応してA社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該A社会員IDを受付けた遊技場Aのカード番号入力部に対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定するとともに、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該A社会員カードIDを受付けたカード番号入力部に対応する遊技場Bの暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定し、全ての暗証番号が一致する場合において認証OKと判断し(St2)、St3のステップに進む一方、全ての暗証番号が一致しない場合には認証NGと判断してSt10のステップに進み、該会員の専用ページへのリンク表示を含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
St3のステップにおいては、遊技場選択ページにて受付けた統合対象の遊技場が同一の運営機関である運営機関A社のポイントが付与されている遊技場A、Bであるか否かを判定する。具体的に本実施例においては、これら遊技場選択ページにて受付けたA社会員IDとA社会員カードIDとが、A社会員情報テーブルに記憶されていれば、運営機関A社のポイントが付与されている遊技場A若しくは遊技場BのA社統合会員カードであるので、これらA社会員IDとA社会員カードIDとが、A社会員情報テーブルに記憶されているか否かを確認する。尚、本実施例では、これら統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであるかを、St3のステップにおいて独自に確認するようにしているが、本実施例のように、St2の認証処理において認証OKであれば必ず、統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであることになるので、これらSt3のステップの判定をSt2の認証処理にて代用して省略するようにしても良い。
このSt3のステップの判定で同一の運営機関A社であることが確認できた場合にはSt4のステップに進み、該運営機関A社に対して統合許諾が設定されているか否かを判定する。尚、本実施例では、運営機関A社は、ポイント管理装置200を運営するポイント運営機関であるので、本発明における他運営機関である運営機関C社や運営機関D社とは異なり、常にポイントの統合が可能とされているので、該St4の判定においては、常に「Yes」と判定されてSt4’のステップに進む。
そして、St4’のステップにおいては、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けた各A社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルの遊技場IDに記憶されている遊技場IDから、統合対象となる全遊技場の遊技場IDを特定する遊技場ID特定処理を実施する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、受信したポイント統合要求(統合要求)に含まれる各第1会員識別情報(A社会員ID、A社会員カードID)に対応する店舗(遊技場)を個々に識別可能な店舗識別情報(遊技場ID)を特定するカード統合処理のSt4’のステップを実施しており、該カード統合処理のSt4’のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6、7における店舗特定手段が形成される。
そして、St5のステップに進んで、St4’のステップにおいて特定した統合対象の遊技場の遊技場IDに、同一の遊技場IDが含まれているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場が同一であるか否かを判定し、同一の遊技場の遊技場IDを含む場合にはSt10のステップに進み、該会員の専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する一方、同一の遊技場IDを含まない場合には、St6のステップに進んで、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
具体的に、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かについては、St4’にて特定した統合対象の遊技場IDの中から任意の1つの遊技場IDを選出し、該選出した1つの遊技場IDに対応付けて、図6(a)のA社遊技場情報テーブルのチェーン店IDの項目に格納されている遊技場IDに、統合対象の他の遊技場の遊技場IDが全て記憶されているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段(CPU202;カード統合処理、St4’)にて特定した各店舗識別情報(遊技場ID)がグループ設定手段(リモート操作端末50、グループ店舗設定画面)により設定された同一のグループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するカード統合処理のSt6のステップを実施しており、該カード統合処理のSt6のステップを実施するCPU202により、本発明のグループ判定手段が形成される。
このSt6のステップにおけるチェーン店判定において統合対象の遊技場としてチェーン店でない遊技場が含まれている場合には、St10のステップに進み、該会員の専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する一方、統合対象の遊技場が全てチェーン店である場合にはSt7のステップに進んで、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に記憶されているポイント数を合算して、統合ポイントを算出した後、St8のステップに進んで、該算出した統合ポイントに対応付けて、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたA社会員ID若しくはA社会員カードID並びにこれらA社会員ID若しくはA社会員カードIDに対応してA社会員情報テーブルの各項目に記憶されている電子メールアドレスを初めとする各情報が記憶されるように、A社会員情報テーブルを更新する(St8)。
このSt8のステップにおけるA社会員情報テーブルの更新は、具体的には、図7(a)と図7(b)とに示すように実施される。つまり、電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」の会員が所有する統合対象の遊技場Aの所有ポイントである15ポイントと、統合対象の遊技場Bの所有ポイントである16ポイントとが合算されて、統合ポイントである31ポイントが算出され、該算出された統合ポイントである31ポイントに対応して、該会員の電子メールアドレス「yu5.drs@yyy.…」や、ログイン中の遊技場AのA社会員IDや暗証番号や生年月日、性別並びに遊技場BのA社会員カードIDと初期暗証番号(C社会員IDの下4桁)とが対応付けて記憶されるように更新される。尚、本実施例では、例えば、カード統合時に遊技場AにおけるA社会員IDと暗証番号とでログインしていた場合には、統合される遊技場Bの暗証番号が統合後においてA社会員カードIDに対応する暗証番号の項目に格納されずに消去されることで、該カード統合時においてログインしていた遊技場AにおけるA社会員IDと暗証番号のみによって、カード統合以降におけるログインが実施できるように制限される。
そして、St8のステップが完了した後、St9のステップに進み、統合が完了した旨のメッセージと、St7のステップにおいて算出した統合ポイントとを含む図25(b)に示す完了ページを配信して、カード統合が問題なく完了したことが該会員に対して通知される。
尚、上記の説明においては、既に、遊技場AのA社統合会員カードと、遊技場BのA社統合会員カードの双方の発行を受けている会員が、運営会社A社サイトにアクセスして、既にA社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合を例示したが、本実施例においては、前述の入会登録における入会完了ページにおいて、図21(d)に示すように、該入会完了ページの末尾部に設けられた「ポイントを統合する」のリンク項目が設けられていることにより、例えば、遊技場AのA社統合会員カードについて入会登録を実施後において、新たに遊技場BのA社統合会員カードについて入会登録を実施した際に表示される前記入会完了ページにおいて、「ポイントを統合する」のリンク項目を選択することにより、図24(a)のカード統合案内ページに移行して上述したカード統合によるポイントの統合を実施できるようになっている。つまり、新たな入会登録に伴って該入会登録した遊技場のポイントの統合を実施できるようになっている。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント統合要求(統合要求)を受信したことを条件に、該ポイント統合要求に含まれる各第1会員識別情報(A社会員ID、A社会員カードID)に対応付けて第1ポイント管理部(記憶領域205a;A社会員情報テーブル)に記憶されているポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項3における第1ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、前記店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが一致しないことを条件に(CPU202;カード統合処理、St5においてNo)、各ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6における第1ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが、前記グループ設定手段となるリモート操作端末50のグループ店舗設定画面において設定された同一のグループに属する店舗(遊技場)の遊技場ID(店舗識別情報)であることを条件に(カード統合処理、St6においてYes)、ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項7における第1ポイント合算手段が形成される。
次に、遊技場Cと遊技場Gとに会員登録している会員が、遊技場CにおけるC社非統合会員カードの利用に伴うポイントと、遊技場GにおけるB社統合会員カードの利用に伴うポイントとを統合する場合について説明する。尚、以下の説明においては、既に、遊技場CのC社非統合会員カードと、遊技場GのB社統合会員カードの双方の発行を受けている会員が、運営会社C社サイトにアクセスして、既にC社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合について例示する。
まず、これらポイントの統合を実施する場合には、会員は、自身の携帯電話機5にてC社専用サイトにアクセスして、前述した図22(a)に示す運営機関A社のログインページと同様のC社ログインページを表示させる。尚、これらC社専用サイトには、遊技場C内や遊技場G内や遊技場H内に設置された専用の会員用端末からもアクセスすることができる。
このログインページは、図20(a)のトップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図22(a)に示すように、A社会員ID(遊技場Aの会員)若しくはA社会員カードID(遊技場Bの会員)を入力するためのカード番号入力部と、入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述の図20(a)のトップページに移行するようになっている。
このC社ログインページは、図20(a)のA社トップページと同様とされたC社トップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図22(a)に示すA社ログインページと同様に、C社会員IDを入力するためのカード番号入力部と、入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述のC社トップページに移行できるようになっている。
このC社ログインページにおいて、カード番号入力部にC社会員IDを入力するとともに、暗証番号入力部に、当該C社サイトへの入会登録時に登録した暗証番号を入力した後、「ログイン」の選択入力部を選択入力する。
この「ログイン」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、ログインページにおいて受付けたC社会員IDが、C社会員情報テーブルに存在するか否かを確認するとともに、存在する場合には、該C社会員IDに対応付けて暗証番号の項目に格納されている暗証番号と、C社ログインページにおいて受付けた暗証番号とが一致するか否かを確認する。
そして、これら暗証番号が一致したことに基づいてポイント管理装置200は、運営機関A社の場合における図22(b)に示す会員専用ページと同様に、当該会員のC社会員IDと、該C社会員IDに対応付けてC社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に格納されているポイント数である現在のポイントや、該ポイントの有効期限の情報とともに、既にポイントを使用して応募した抽選の当選情報や、発送に関する情報や、「■新着情報」や、「■キャンペーン」や、「■会員情報」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」の各項目と、「サイトトップへ」の選択入力部と「ログアウト」の選択入力部とを有する各会員に専用とされたC社会員専用ページを配信する。
尚、本実施例のC社会員専用ページにおける抽選の当選情報や発送に関する情報には、運営機関A社の場合と同様に、「お届け先情報の登録」の選択入力部が設けられており、これら「お届け先情報の登録」の選択入力部を選択入力することで、該会員から、氏名、郵便番号、住所、電話番号等の個人情報を受付けが実施されて、C社会員情報テーブルの各項目に格納される。
また、本実施例のC社会員専用ページにおける「■新着情報」を選択した場合には、前述した図20(b)に示すA社の新着情報ページと同様の新着情報ページが配信されて表示されるようになっており、「■キャンペーン」を選択した場合には、その時点において実施中の交換・抽選キャンペーンに関する情報を含む図示しない交換・抽選キャンペーンページが配信されて表示され、「■このサイトについて」を選択した場合には、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを有する図示しないサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当する各ページが配信され、「■ホールについて」の唯一のサブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための図示しない検索ページが配信され、該検索ページにおいて入力した検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
また、本実施例のC社会員専用ページにおける「■会員情報」には、「会員情報の参照・変更」、「ポイント交換履歴」、「ポイント統合」、「カードの引き継ぎ」、「退会」のサブメニューが設けられている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「会員情報の参照・変更」を選択した場合には、運営機関A社のサイトにおける図23(a)に示す会員情報確認ページと同様のC社会員情報確認ページがポイント管理装置200から配信されて会員の携帯電話機5に表示される。
この本実施例のC社会員情報確認ページには、ログイン時において受付けたC社会員IDに対応付けて、C社会員情報テーブルに記憶されている当該会員の情報、具体的には、暗証番号、生年月日、性別、電子メールアドレスの情報にとともに、図示しないメール送信許諾情報テーブルにおいて当該会員がメールの受信を許諾している遊技場の遊技場名の情報が含まれており、該ページの末尾部には、当該ページに含まれる内容を変更する際に入力する「変更」の選択入力部と、当該サイトのトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
このC社会員情報確認ページにおいて会員が、例えば、暗証番号を変更したい場合には、「変更」の選択入力部を選択入力して、図23(b)に示すA社サイトにおける会員情報変更ページと同様のC社会員情報変更ページを表示させて、該C社会員情報変更ページに設けられている、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部の双方に、変更する新たな暗証番号を入力した後、「OK」の選択入力部を選択入力することで、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部に入力された新たな暗証番号が同一であることを条件に、該新たな暗証番号が、C社会員情報テーブルにおいて当該会員のC社会員IDに対応する暗証番号に更新記憶された後、図示しない変更完了ページが配信されて、暗証番号の変更が問題なく実施されたことが会員に通知される。
尚、本実施例のC社会員情報変更ページには、A社サイトにおける図23(b)に示す会員情報変更ページと同様に、暗証番号の変更のみではなく、性別、生年月日、メールアドレス(個人情報の登録がある場合には、氏名や郵便番号、住所、電話番号)の各入力部が設けられており、これらの各情報を変更できる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント交換履歴」を選択した場合には、運営機関C社の記憶領域205cに記憶されているポイント交換履歴において、該会員のC社会員IDに対応する交換履歴(抽選への応募に使用する口数へのポイントの交換を含む)が抽出され、該抽出された交換履歴を含むA社サイトにおける図26(a)に示すポイント交換履歴ページと同様のC社ポイント交換履歴ページが配信されることで、該ポイント交換履歴に記憶されている所定期間(本実施例では6ヶ月)内においてポイント交換を実施した内容(交換に使用したポイントや、交換商品や、交換した日付)等を確認できるようになっている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「カード引き継ぎ」のサブメニュー項目は、例えば、会員がC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードを破損して新たなC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードの発行を受けた場合に、該破損したC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードの所有ポイントや会員情報を新たに発行を受けたC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードに引き継がせる際に選択する項目であり、該「カード引き継ぎ」を選択した場合には、カード引き継ぎの説明文や注意事項等を含むとともに、新たに発行を受けたC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのC社会員IDと初期暗証番号の各入力部を有する図示しないC社カード引き継ぎページが配信される。
このC社カード引き継ぎページにおいて会員は、C社会員IDと初期暗証番号を各入力部に入力した後、該カード引き継ぎページの末尾部に設けられている「引き継ぎ」の選択入力部を選択入力することにより、これら入力されたC社会員IDがC社会員情報テーブルに記憶されているか否かとともに、該C社会員IDに対応する初期暗証番号の項目に格納されている初期暗証番号と、カード引き継ぎページにおいて入力された初期暗証番号が一致した場合において、ログイン時に受付けたC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルに記憶されている電子メールアドレス、生年月日、性別、ポイント数等の各種の情報を、カード引き継ぎページにおいて入力された新たなC社会員IDに対応する各項目に格納するカード引き継ぎ処理を実施する。
尚、このカード引き継ぎ処理の際、引き継ぎ前のC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルに統合ポイントが記憶されている、つまり、引き継ぎ前のC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードが、運営機関C社にポイント統合の許諾が設定されていることにより、後述する図18に示すカード統合処理により、統合済みである場合には、これら新たなC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのデータと、引き継ぎ前のC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードが統合されていた他のC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードとを統合することで、統合済みのC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードを引き継ぐ場合においても、新たに統合を実施することなく、これらカード統合も自動的に引き継がれる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「退会」を選択した場合には、図示しない暗証番号の入力部を有する図示しないC社本人確認ページが配信されて暗証番号が再度受付けられ、当該会員の暗証番号と一致することを条件に、C社会員情報テーブルにおける当該会員のC社会員IDと初期暗証番号以外の電子メールアドレスや、生年月日、性別等の情報を削除する退会処理が実施された後、A社サイトにおける図23(c)に示す退会完了ページと同様のC社退会完了ページが配信されて、退会処理が完了したことが該会員に通知される。尚、これら一度退会した会員であっても、再度、入会登録することができる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント統合」を選択した場合には、A社サイトにおける図24(a)に示すカード統合案内ページと同様のC社カード統合案内ページが配信される。この本実施例のC社カード統合案内ページには、図24(a)に示すA社サイトにおけるカード統合案内ページと同様に、カード統合により各C社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのポイントが統合ポイントとして統合される旨のメッセージ文と、カード統合の必要条件と、一度カード統合を実施した場合には統合前の状態には戻せない等の注意事項と、既に統合されている遊技場がある場合には該統合済み遊技場の遊技場名と、カード統合が可能な遊技場名(ログインしている会員が会員となっている遊技場名並びに該遊技場のチェーン店の遊技場名)とが含まれている。
このC社カード統合案内ページにおいてカード統合の内容を確認した会員が、統合可能として表示されている遊技場におけるポイントをカード統合により統合したい場合には、カード統合案内ページの末尾部に設けられている「カード統合処理をする」の選択入力部を選択入力する。
この「カード統合処理をする」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、カード統合の対象とする遊技場の選択を受け付けるための各遊技場毎に設けられた選択部と、各遊技場におけるC社会員IDの入力を受付けるためのカード番号受付け部と、該C社サイトへのログイン時に使用する暗証番号とを受付ける暗証番号受付け部とを有する、A社サイトにおける図24(b)に示す遊技場選択ページと同様のC社遊技場選択ページを配信する。
この配信されたC社遊技場選択ページにおいて会員は、ポイントを統合したい遊技場、具体的には遊技場Cおよび遊技場Gの名称に対応する各チックボックスを選択するとともに、遊技場Cおよび遊技場Gに対応するカード番号入力部と暗証番号入力部とに、C社会員IDと、入会登録時に登録したログイン時に使用する暗証番号とを入力し、該遊技場選択ページの末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。尚、該カード統合処理を中止したい場合には、「サイトトップへ」の選択入力部を選択入力すれば良い。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200(CPU2020)は、携帯電話機5から送信される、C社遊技場選択ページにおいて入力された遊技場Cにおける当該会員のC社会員IDと暗証番号、並びに遊技場GにおけるC社会員IDと暗証番号とを含む統合要求を受信する統合要求受信処理を実施するとともに、A社サイトにおける図25(a)に示す統合確認ページと同様のC社統合確認ページを配信する。本実施例のC社統合確認ページにおいては、図25(a)に示すA社サイトにおける統合確認ページと同様に、C社遊技場選択ページにて受付けた受付け内容である、統合対象となる遊技場、つまり、遊技場C、Gの遊技場名と、各遊技場における当該会員のC社会員IDとともに、これら統合するポイントを所有する当該会員の会員情報、具体的には、当該会員のC社会員IDに対応付けてC社会員情報テーブルに記憶されている生年月日や性別、電子メールアドレスと、統合後のログインにおいて使用する暗証番号となる、今回のログイン時において使用した暗証番号である「現在の暗証番号」とが含まれており、会員は、カード統合を実施する遊技場と、自身の会員情報と、統合後におけるログインに使用する暗証番号とを確認することができるようになっている。
尚、カード統合を実施する遊技場が間違っていて変更したい場合には、該C社遊技場選択ページの末尾部に設けられている「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、前述のC社遊技場選択ページに戻って、カード統合を実施する遊技場の選択を変更すれば良く、カード統合を実施する遊技場が間違っていない場合には、該C社遊技場選択ページの末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、他運営機関記録媒体使用店舗(遊技場C、G)の会員が操作可能とされた端末装置(携帯電話機5)から、該会員が発行を受けた複数の各第2記録媒体(B社統合会員カード、C社非統合会員カード)に記録されている第2会員識別情報(C社会員ID)を含むポイント統合要求(統合要求)を受信する統合要求受信処理を実施しており、該統合要求受信処理を実施するCPU202により、本発明の請求項4におけるポイント統合要求受信手段が形成される。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図18に示すカード統合処理を実施する。この本実施例のカード統合処理においてポイント管理装置200は、まず、C社遊技場選択ページにて受付けた統合対象の各遊技場、つまり、遊技場Cにおける当該会員のC社会員IDと暗証番号の認証と、遊技場Gにおける当該会員のC社会員IDと暗証番号の認証を行う認証処理を実施する。
具体的に該認証処理においては、C社遊技場選択ページにおける遊技場Cに対応するカード番号入力部にて受付けたC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該遊技場Cに対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定するとともに、C社遊技場選択ページにおける遊技場Gに対応するカード番号入力部にて受付けたC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該遊技場Gに対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定し、全ての暗証番号が一致する場合において認証OKと判断し(St2)、St3のステップに進む一方、全ての暗証番号が一致しない場合には認証NGと判断してSt10のステップに進み、該会員のC社会員専用ページへのリンク表示を含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
St3のステップにおいては、C社遊技場選択ページにて受付けた統合対象の遊技場が同一の運営機関である運営機関B社のポイントが付与されている遊技場C、G、Hのいずれかであるか否かを判定する。具体的に本実施例においては、これらC社遊技場選択ページにて受付けたC社会員IDがC社会員情報テーブルに記憶されていれば、運営機関C社のポイントが付与されている遊技場C、G、HのいずれかのC社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードであるので、これら全てのC社会員IDがC社会員情報テーブルに記憶されているか否かを確認する。尚、本実施例では、これら統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであるかを、St3のステップにおいて独自に確認するようにしているが、本実施例のように、St2の認証処理において認証OKであれば必ず、統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであることになるので、これらSt3のステップの判定をSt2の認証処理にて代用して省略するようにしても良い。
このSt3のステップの判定で同一の運営機関C社であることが確認できた場合にはSt4のステップに進み、該運営機関C社に対して統合許諾が設定されているか否かを判定する。尚、本実施例では、前述したように、図10(a)に示すリモート操作端末50におけるポイント付与条件設定画面の「ポイント統合」の選択部54において、「許諾」が選択されて設定されていることで、該運営機関C社に対して、統合許諾が設定されていることから、該St4の判定においては、「Yes」と判定されてSt4’のステップに進む。尚、「ポイント統合」の選択部54において、「不可」が選択されて設定されている場合においては、St4の判定においては、「No」と判定されてSt10のステップに進み、該会員のC社会員専用ページへのリンク表示を含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
そして、St4’のステップにおいては、遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けた各C社会員IDに対応してC社会員情報テーブルの遊技場IDに記憶されている遊技場IDから、統合対象となる全遊技場の遊技場IDを特定する遊技場ID特定処理を実施する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、受信したポイント統合要求(統合要求)に含まれる各第2会員識別情報(C社会員ID)に対応する店舗(遊技場)を個々に識別可能な店舗識別情報(遊技場ID)を特定するカード統合処理のSt4’のステップを実施しており、該カード統合処理のSt4’のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6、7における店舗特定手段が形成される。
そして、St5のステップに進んで、St4’のステップにおいて特定した統合対象の遊技場の遊技場IDに、同一の遊技場IDが含まれているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場が同一であるか否かを判定し、同一の遊技場の遊技場IDを含む場合にはSt10のステップに進み、該会員の専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する一方、同一の遊技場IDを含まない場合には、St6のステップに進んで、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段(CPU202;カード統合処理、St4’)にて特定した各店舗識別情報(遊技場ID)が、同一の店舗識別情報を含むか否かを判定するカード統合処理のSt5のステップを実施しており、該カード統合処理のSt5のステップを実施するCPU202により、本発明の店舗一致判定手段が形成される。
具体的に、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かについては、St4’にて特定した統合対象の遊技場IDの中から任意の1つの遊技場IDを選出し、該選出した1つの遊技場IDに対応付けて、図6(b)のC社遊技場情報テーブルのチェーン店IDの項目に格納されている遊技場IDに、統合対象の他の遊技場の遊技場IDが全て記憶されているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
具体的に、運営機関C社の場合においては、遊技場Cと遊技場Gとがチェーン店であるが、遊技場Hは、遊技場Cと遊技場Gのチェーン店ではないので、会員が間違って遊技場GのC社会員IDではなく遊技場HのC社会員IDを入力してしまった場合には、遊技場Cと遊技場Hとがチェーン店ではないので、St6のステップにおいて「No」と判定されてSt10のステップに進み、該会員のC社会員専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
一方、統合対象の遊技場が全てチェーン店である場合にはSt7のステップに進んで、C社遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に記憶されているポイント数を合算して、統合ポイントを算出した後、St8のステップに進んで、該算出した統合ポイントに対応付けて、C社遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたC社会員ID並びにこれらC社会員IDに対応してC社会員情報テーブルの各項目に記憶されている電子メールアドレスを初めとする各情報が記憶されるように、C社会員情報テーブルを更新する(St8)。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段(CPU202;カード統合処理、St4’)にて特定した各店舗識別情報(遊技場ID)がグループ設定手段(リモート操作端末50、グループ店舗設定画面)により設定された同一のグループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するカード統合処理のSt6のステップを実施しており、該カード統合処理のSt6のステップを実施するCPU202により、本発明のグループ判定手段が形成される。
このSt8のステップにおけるC社会員情報テーブルの更新は、具体的には、図8(a)と図8(b)とに示すように実施される。つまり、電子メールアドレス「555ro@ggg.…」の会員が所有する統合対象の遊技場Cの所有ポイントである17ポイントと、統合対象の遊技場Gの所有ポイントである19ポイントとが合算されて、統合ポイントである36ポイントが算出され、該算出された統合ポイントである36ポイントに対応して、該会員の電子メールアドレス「555ro@ggg.…」や、ログイン中の遊技場CのC社会員IDや暗証番号や生年月日、性別並びに遊技場GのC社会員IDと初期暗証番号とが対応付けて記憶されるように更新される。尚、本実施例では、例えば、該カード統合時に遊技場CにおけるC社会員IDと暗証番号とでログインしていた場合には、統合される遊技場Gの暗証番号が統合後において該遊技場GのC社会員IDに対応する暗証番号の項目に格納されずに消去されることで、該カード統合時においてログインしていた遊技場CにおけるC社会員IDと暗証番号のみによって、カード統合以降におけるログインが実施できるように制限される。
そして、St8のステップが完了した後、St9のステップに進み、統合が完了した旨のメッセージと、St7のステップにおいて算出した統合ポイントとを含む、A社サイトにおける図25(b)に示す完了ページと同様のC社完了ページを配信して、カード統合が問題なく完了したことが該会員に対して通知される。
尚、上記の説明においては、既に、遊技場CのC社非統合会員カードと、遊技場GのB社統合会員カードの双方の発行を受けている会員が、運営会社C社サイトにアクセスして、既にC社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合を例示したが、本実施例においては、前述の入会登録における入会完了ページにおいて、A社サイトにおける図21(d)に示す入会完了ページと同様のC社入会完了ページの末尾部に設けられた「ポイントを統合する」のリンク項目が設けられていることにより、例えば、遊技場CのC社非統合会員カードについて入会登録を実施後において、新たに遊技場GのB社統合会員カードについて入会登録を実施した際に表示される前記C社入会完了ページにおいて、「ポイントを統合する」のリンク項目を選択することにより、前述のC社カード統合案内ページに移行して上述したカード統合によるポイントの統合を実施できるようになっている。つまり、新たな入会登録に伴って該入会登録した遊技場のポイントの統合を実施できるようになっている。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント統合要求(統合要求)を受信し、且つ、該ポイント統合要求に含まれる第2会員識別情報(B社統合会員カード、C社非統合会員カード)を提供する他運営機関(運営機関C社)が一致することを条件に(CPU202;カード統合処理、St3)、該ポイント統合要求に含まれる各第2会員識別情報(C社会員ID)をに対応付けて第2ポイント管理部(記憶領域205c;C社会員情報テーブル)に記憶されているポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項4における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント統合設定手段(リモート操作端末50、ポイント付与条件設定画面)にてポイントの合算を許諾する設定がなされていることを更なる条件として(CPU202;カード統合処理、St4)、ポイント統合要求(統合要求)に含まれる各第2会員識別情報(C社会員ID)に対応付けて第2ポイント管理部(記憶領域205c;C社会員情報テーブル)に記憶しているポイント数を合算するカード統合処理を実施しており、該カード統合処理を実施するCPU202により、本発明の請求項5における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、前記店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが一致しないことを条件に(CPU202;カード統合処理、St5においてNo)、各ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが、前記グループ設定手段となるリモート操作端末50のグループ店舗設定画面において設定された同一のグループに属する店舗(遊技場)の遊技場ID(店舗識別情報)であることを条件に(カード統合処理、St6においてYes)、ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項7における第2ポイント合算手段が形成される。
次に、遊技場Dと遊技場Eと遊技場Fとに会員登録している会員が、遊技場DにおけるB社統合会員カードの利用に伴うポイントと、遊技場EにおけるD社非統合会員カードの利用に伴うポイントと、遊技場FにおけるD社非統合会員カードの利用に伴うポイントとを統合する場合について説明する。尚、以下の説明においては、既に、遊技場DのB社統合会員カードと、遊技場EのD社非統合会員カードと、遊技場FのD社非統合会員カードの発行を受けている会員が、運営会社D社サイトにアクセスして、既にD社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合について例示する。
まず、これらポイントの統合を実施する場合には、会員は、自身の携帯電話機5にてD社専用サイトにアクセスして、前述した図22(a)に示す運営機関A社のログインページと同様のD社ログインページを表示させる。尚、これらD社専用サイトには、遊技場D内や遊技場E内や遊技場F内に設置された専用の会員用端末からもアクセスすることができる。
このログインページは、図20(a)のトップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図22(a)に示すように、A社会員ID(遊技場Aの会員)若しくはA社会員カードID(遊技場Bの会員)を入力するためのカード番号入力部と、入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述の図20(a)のトップページに移行するようになっている。
このD社ログインページは、図20(a)のA社トップページと同様とされたD社トップページにおける「会員の方はこちら」の表示項目にリンクされたページであり、該ログインページには、図22(a)に示すA社ログインページと同様に、D社会員IDを入力するためのカード番号入力部と、入会登録時に登録した暗証番号を入力するための暗証番号入力部と、「ログイン」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられており、「サイトトップへ」の選択入力部を選択した場合には、前述のD社トップページに移行できるようになっている。
このD社ログインページにおいて、カード番号入力部にD社会員IDを入力するとともに、暗証番号入力部に、当該D社サイトへの入会登録時に登録した暗証番号を入力した後、「ログイン」の選択入力部を選択入力する。
この「ログイン」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、ログインページにおいて受付けたD社会員IDが、D社会員情報テーブルに存在するか否かを確認するとともに、存在する場合には、該D社会員IDに対応付けて暗証番号の項目に格納されている暗証番号と、D社ログインページにおいて受付けた暗証番号とが一致するか否かを確認する。
そして、これら暗証番号が一致したことに基づいてポイント管理装置200は、運営機関A社の場合における図22(b)に示す会員専用ページと同様に、当該会員のD社会員IDと、該D社会員IDに対応付けてD社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に格納されているポイント数である現在のポイントや、該ポイントの有効期限の情報とともに、既にポイントを使用して応募した抽選の当選情報や、発送に関する情報や、「■新着情報」や、「■キャンペーン」や、「■会員情報」や、「■このサイトについて」や、「■ホールについて」の各項目と、「サイトトップへ」の選択入力部と「ログアウト」の選択入力部とを有する各会員に専用とされたD社会員専用ページを配信する。
尚、本実施例のD社会員専用ページにおける抽選の当選情報や発送に関する情報には、運営機関A社の場合と同様に、「お届け先情報の登録」の選択入力部が設けられており、これら「お届け先情報の登録」の選択入力部を選択入力することで、該会員から、氏名、郵便番号、住所、電話番号等の個人情報を受付けが実施されて、D社会員情報テーブルの各項目に格納される。
また、本実施例のD社会員専用ページにおける「■新着情報」を選択した場合には、前述した図20(b)に示すA社の新着情報ページと同様の新着情報ページが配信されて表示されるようになっており、「■キャンペーン」を選択した場合には、その時点において実施中の交換・抽選キャンペーンに関する情報を含む図示しない交換・抽選キャンペーンページが配信されて表示され、「■このサイトについて」を選択した場合には、「利用規約」、「個人情報の保護について」、「よくあるQ&A」、「お問い合わせ」のサブメニューを有する図示しないサブメニューページが表示され、これら各サブメニューを選択することで、該サブメニューに該当する各ページが配信され、「■ホールについて」の唯一のサブメニューである「ホール検索」を選択した場合には、遊技場を検索するための図示しない検索ページが配信され、該検索ページにおいて入力した検索条件に合致した遊技場を検索できるようになっている。
また、本実施例のD社会員専用ページにおける「■会員情報」には、「会員情報の参照・変更」、「ポイント交換履歴」、「ポイント統合」、「カードの引き継ぎ」、「退会」のサブメニューが設けられている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「会員情報の参照・変更」を選択した場合には、運営機関A社のサイトにおける図23(a)に示す会員情報確認ページと同様のD社会員情報確認ページがポイント管理装置200から配信されて会員の携帯電話機5に表示される。
この本実施例のD社会員情報確認ページには、ログイン時において受付けたD社会員IDに対応付けて、D社会員情報テーブルに記憶されている当該会員の情報、具体的には、暗証番号、生年月日、性別、電子メールアドレスの情報にとともに、図示しないメール送信許諾情報テーブルにおいて当該会員がメールの受信を許諾している遊技場の遊技場名の情報が含まれており、該ページの末尾部には、当該ページに含まれる内容を変更する際に入力する「変更」の選択入力部と、当該サイトのトップページに移行するための「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
このD社会員情報確認ページにおいて会員が、例えば、暗証番号を変更したい場合には、「変更」の選択入力部を選択入力して、図23(b)に示すA社サイトにおける会員情報変更ページと同様のD社会員情報変更ページを表示させて、該D社会員情報変更ページに設けられている、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部の双方に、変更する新たな暗証番号を入力した後、「OK」の選択入力部を選択入力することで、暗証番号入力部と、確認用の暗証番号入力部に入力された新たな暗証番号が同一であることを条件に、該新たな暗証番号が、D社会員情報テーブルにおいて当該会員のD社会員IDに対応する暗証番号に更新記憶された後、図示しない変更完了ページが配信されて、暗証番号の変更が問題なく実施されたことが会員に通知される。
尚、本実施例のD社会員情報変更ページには、A社サイトにおける図23(b)に示す会員情報変更ページと同様に、暗証番号の変更のみではなく、性別、生年月日、メールアドレス(個人情報の登録がある場合には、氏名や郵便番号、住所、電話番号)の各入力部が設けられており、これらの各情報を変更できる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント交換履歴」を選択した場合には、運営機関D社の記憶領域205dに記憶されているポイント交換履歴において、該会員のD社会員IDに対応する交換履歴(抽選への応募に使用する口数へのポイントの交換を含む)が抽出され、該抽出された交換履歴を含むA社サイトにおける図26(a)に示すポイント交換履歴ページと同様のD社ポイント交換履歴ページが配信されることで、該ポイント交換履歴に記憶されている所定期間(本実施例では6ヶ月)内においてポイント交換を実施した内容(交換に使用したポイントや、交換商品や、交換した日付)等を確認できるようになっている。
この「■会員情報」におけるサブメニューの内、「カード引き継ぎ」のサブメニュー項目は、例えば、会員がD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードを破損して新たなD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードの発行を受けた場合に、該破損したD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードの所有ポイントや会員情報を新たに発行を受けたD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードに引き継がせる際に選択する項目であり、該「カード引き継ぎ」を選択した場合には、カード引き継ぎの説明文や注意事項等を含むとともに、新たに発行を受けたD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのD社会員IDと初期暗証番号の各入力部を有する図示しないD社カード引き継ぎページが配信される。
このD社カード引き継ぎページにおいて会員は、D社会員IDと初期暗証番号を各入力部に入力した後、該カード引き継ぎページの末尾部に設けられている「引き継ぎ」の選択入力部を選択入力することにより、これら入力されたD社会員IDがD社会員情報テーブルに記憶されているか否かとともに、該D社会員IDに対応する初期暗証番号の項目に格納されている初期暗証番号と、カード引き継ぎページにおいて入力された初期暗証番号が一致した場合において、ログイン時に受付けたD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルに記憶されている電子メールアドレス、生年月日、性別、ポイント数等の各種の情報を、カード引き継ぎページにおいて入力された新たなD社会員IDに対応する各項目に格納するカード引き継ぎ処理を実施する。
尚、このカード引き継ぎ処理の際、引き継ぎ前のD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルに統合ポイントが記憶されている、つまり、引き継ぎ前のD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードが、運営機関D社にポイント統合の許諾が設定されていることにより、後述する図18に示すカード統合処理により、統合済みである場合には、これら新たなD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのデータと、引き継ぎ前のD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードが統合されていた他のD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードとを統合することで、統合済みのD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードを引き継ぐ場合においても、新たに統合を実施することなく、これらカード統合も自動的に引き継がれる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「退会」を選択した場合には、図示しない暗証番号の入力部を有する図示しないD社本人確認ページが配信されて暗証番号が再度受付けられ、当該会員の暗証番号と一致することを条件に、D社会員情報テーブルにおける当該会員のD社会員IDと初期暗証番号以外の電子メールアドレスや、生年月日、性別等の情報を削除する退会処理が実施された後、A社サイトにおける図23(c)に示す退会完了ページと同様のD社退会完了ページが配信されて、退会処理が完了したことが該会員に通知される。尚、これら一度退会した会員であっても、再度、入会登録することができる。
また、「■会員情報」におけるサブメニューの内、「ポイント統合」を選択した場合には、A社サイトにおける図24(a)に示すカード統合案内ページと同様のD社カード統合案内ページが配信される。この本実施例のD社カード統合案内ページには、図24(a)に示すA社サイトにおけるカード統合案内ページと同様に、カード統合により各D社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードのポイントが統合ポイントとして統合される旨のメッセージ文と、カード統合の必要条件と、一度カード統合を実施した場合には統合前の状態には戻せない等の注意事項と、既に統合されている遊技場がある場合には該統合済み遊技場の遊技場名と、カード統合が可能な遊技場名(ログインしている会員が会員となっている遊技場名並びに該遊技場のチェーン店の遊技場名、具体的には、遊技場D、E、Fの遊技場名)とが含まれている。
このD社カード統合案内ページにおいてカード統合の内容を確認した会員が、統合可能として表示されている遊技場におけるポイントをカード統合により統合したい場合には、カード統合案内ページの末尾部に設けられている「カード統合処理をする」の選択入力部を選択入力する。
この「カード統合処理をする」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、カード統合の対象とする遊技場の選択を受け付けるための各遊技場毎に設けられた選択部と、各遊技場におけるD社会員IDの入力を受付けるためのカード番号受付け部と、該D社サイトへのログイン時に使用する暗証番号とを受付ける暗証番号受付け部とを有する、A社サイトにおける図24(b)に示す遊技場選択ページと同様のD社遊技場選択ページを配信する。
この配信されたD社遊技場選択ページにおいて会員は、ポイントを統合したい遊技場、具体的には遊技場D、遊技場Eおよび遊技場Fの名称に対応する各チェックボックスを選択するとともに、遊技場D、遊技場Eおよび遊技場Fに対応するカード番号入力部と暗証番号入力部とに、D社会員IDと、入会登録時に登録したログイン時に使用する暗証番号とを入力し、該遊技場選択ページの末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。尚、該カード統合処理を中止したい場合には、「サイトトップへ」の選択入力部を選択入力すれば良い。尚、遊技場Dと遊技場E、遊技場Dと遊技場F、遊技場Eと遊技場Fのみを選択するようにしても良い。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200(CPU2020)は、携帯電話機5から送信される、D社遊技場選択ページにおいて入力された遊技場Dにおける当該会員のD会員IDと暗証番号、遊技場EにおけるD社会員IDと暗証番号、並びに遊技場FにおけるD社会員IDと暗証番号とを含む統合要求を受信する統合要求受信処理を実施するとともに、A社サイトにおける図25(a)に示す統合確認ページと同様のD社統合確認ページを配信する。本実施例のD社統合確認ページにおいては、図25(a)に示すA社サイトにおける統合確認ページと同様に、D社遊技場選択ページにて受付けた受付け内容である、統合対象となる遊技場、つまり、遊技場D、E、Fの遊技場名と、各遊技場における当該会員のD社会員IDとともに、これら統合するポイントを所有する当該会員の会員情報、具体的には、当該会員のD社会員IDに対応付けてD社会員情報テーブルに記憶されている生年月日や性別、電子メールアドレスと、統合後のログインにおいて使用する暗証番号となる、今回のログイン時において使用した暗証番号である「現在の暗証番号」とが含まれており、会員は、カード統合を実施する遊技場と、自身の会員情報と、統合後におけるログインに使用する暗証番号とを確認することができるようになっている。
尚、カード統合を実施する遊技場が間違っていて変更したい場合、例えば、遊技場D、E、Fの遊技場の内、いずれかを選択し忘れた場合等には、該D社遊技場選択ページの末尾部に設けられている「戻って修正」の選択入力部を選択入力して、前述のD社遊技場選択ページに戻って、カード統合を実施する遊技場の選択を変更すれば良く、カード統合を実施する遊技場が間違っていない場合には、該D社遊技場選択ページの末尾部に設けられている「次へ」の選択入力部を選択入力する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、他運営機関記録媒体使用店舗(遊技場D、E、F)の会員が操作可能とされた端末装置(携帯電話機5)から、該会員が発行を受けた複数の各第2記録媒体(B社統合会員カード、D社非統合会員カード)に記録されている第2会員識別情報(D社会員ID)を含むポイント統合要求(統合要求)を受信する統合要求受信処理を実施しており、該統合要求受信処理を実施するCPU202により、本発明の請求項4におけるポイント統合要求受信手段が形成される。
この「次へ」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図18に示すカード統合処理を実施する。この本実施例のカード統合処理においてポイント管理装置200は、まず、D社遊技場選択ページにて受付けた統合対象の各遊技場、つまり、遊技場Dにおける当該会員のD社会員IDと暗証番号の認証と、遊技場Eにおける当該会員のD社会員IDと、遊技場Fにおける当該会員のD社会員IDと、暗証番号の認証を行う認証処理を実施する(St1)。
具体的に該認証処理においては、D社遊技場選択ページにおける遊技場Dに対応するカード番号入力部にて受付けたD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該遊技場Dに対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定し、D社遊技場選択ページにおける遊技場Eに対応するカード番号入力部にて受付けたD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該遊技場Eに対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定するとともに、D社遊技場選択ページにおける遊技場Fに対応するカード番号入力部にて受付けたD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルに記憶されている暗証番号と、該遊技場Fに対応する暗証番号入力部にて受付けた暗証番号とが一致するか否かを判定し(St1)、全ての暗証番号が一致する場合において認証OKと判断し(St2)、St3のステップに進む一方、全ての暗証番号が一致しない場合には認証NGと判断してSt10のステップに進み、該会員のD社会員専用ページへのリンク表示を含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
St3のステップにおいては、D社遊技場選択ページにて受付けた統合対象の遊技場が同一の運営機関である運営機関D社のポイントが付与されている遊技場D、E、Fのいずれかであるか否かを判定する。具体的に本実施例においては、これらD社遊技場選択ページにて受付けたD社会員IDがD社会員情報テーブルに記憶されていれば、運営機関D社のポイントが付与されている遊技場D、E、FのいずれかのD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードであるので、これら全てのD社会員IDがD社会員情報テーブルに記憶されているか否かを確認する。尚、本実施例では、これら統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであるかを、St3のステップにおいて独自に確認するようにしているが、本実施例のように、St2の認証処理において認証OKであれば必ず、統合対象の遊技場において付与されているポイントが、同一の運営機関により付与されているポイントであることになるので、これらSt3のステップの判定をSt2の認証処理にて代用して省略するようにしても良い。
このSt3のステップの判定で同一の運営機関D社であることが確認できた場合にはSt4のステップに進み、該運営機関D社に対して統合許諾が設定されているか否かを判定する。尚、本実施例では、前述したように、図10(a)に示すリモート操作端末50におけるポイント付与条件設定画面の「ポイント統合」の選択部54において、「許諾」が選択されて設定されていることで、該運営機関D社に対して、統合許諾が設定されていることから、該St4の判定においては、「Yes」と判定されてSt4’のステップに進む。尚、「ポイント統合」の選択部54において、「不可」が選択されて設定されている場合においては、St4の判定においては、「No」と判定されてSt10のステップに進み、該会員のD社会員専用ページへのリンク表示を含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する。
そして、St4’のステップにおいては、D社遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けた各D社会員IDに対応してD社会員情報テーブルの遊技場IDに記憶されている遊技場IDから、統合対象となる全遊技場の遊技場IDを特定する遊技場ID特定処理を実施する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、受信したポイント統合要求(統合要求)に含まれる各第2会員識別情報(D社会員ID)に対応する店舗(遊技場)を個々に識別可能な店舗識別情報(遊技場ID)を特定するカード統合処理のSt4’のステップを実施しており、該カード統合処理のSt4’のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6、7における店舗特定手段が形成される。
そして、St5のステップに進んで、St4’のステップにおいて特定した統合対象の遊技場の遊技場IDに、同一の遊技場IDが含まれているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場が同一であるか否かを判定し、同一の遊技場の遊技場IDを含む場合にはSt10のステップに進み、該会員の専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する一方、同一の遊技場IDを含まない場合には、St6のステップに進んで、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段(CPU202;カード統合処理、St4’)にて特定した各店舗識別情報(遊技場ID)が、同一の店舗識別情報を含むか否かを判定するカード統合処理のSt5のステップを実施しており、該カード統合処理のSt5のステップを実施するCPU202により、本発明の店舗一致判定手段が形成される。
具体的に、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かについては、St4’にて特定した統合対象の遊技場IDの中から任意の1つの遊技場IDを選出し、該選出した1つの遊技場IDに対応付けて、図6(c)のD社遊技場情報テーブルのチェーン店IDの項目に格納されている遊技場IDに、統合対象の他の遊技場の遊技場IDが全て記憶されているか否かを判定することにより、統合対象の遊技場がチェーン店であるか否かを判定する。
このSt6のステップにおけるチェーン店判定において統合対象の遊技場としてチェーン店でない遊技場が含まれている場合には、St10のステップに進み、該会員のD社会員専用ページへのリンクを含み、カード統合が不可である旨のメッセージを含む図示しないエラーページを配信して該カード統合処理を終了する一方、統合対象の遊技場が全てチェーン店である場合にはSt7のステップに進んで、D社遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルの所有ポイントの項目に記憶されているポイント数を合算して、統合ポイントを算出した後、St8のステップに進んで、該算出した統合ポイントに対応付けて、D社遊技場選択ページにおけるカード番号入力部にて受付けたD社会員ID並びにこれらD社会員IDに対応してD社会員情報テーブルの各項目に記憶されている電子メールアドレスを初めとする各情報が記憶されるように、D社会員情報テーブルを更新する(St8)。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段(CPU202;カード統合処理、St4’)にて特定した各店舗識別情報(遊技場ID)がグループ設定手段(リモート操作端末50、グループ店舗設定画面)により設定された同一のグループに属する店舗の店舗識別情報であるか否かを判定するカード統合処理のSt6のステップを実施しており、該カード統合処理のSt6のステップを実施するCPU202により、本発明のグループ判定手段が形成される。
このSt8のステップにおけるD社会員情報テーブルの更新は、具体的には、図9(a)と図9(b)とに示すように実施される。つまり、電子メールアドレス「sirou@jjj.…」の会員が所有する統合対象の遊技場Dの所有ポイントである25ポイントと、統合対象の遊技場Eの所有ポイントである33ポイントと、統合対象の遊技場Fの所有ポイントである24ポイントとが合算されて、統合ポイントである82ポイントが算出され、該算出された統合ポイントである82ポイントに対応して、該会員の電子メールアドレス「sirou@jjj.…」や、ログイン中の遊技場DのD社会員IDや暗証番号や生年月日、性別並びに遊技場E、FのD社会員IDと初期暗証番号とが対応付けて記憶されるように更新される。尚、本実施例では、例えば、該カード統合時に遊技場DにおけるD社会員IDと暗証番号とでログインしていた場合には、統合される遊技場E、Fの暗証番号が統合後において該遊技場E、FのD社会員IDに対応する暗証番号の項目に格納されずに消去されることで、該カード統合時においてログインしていた遊技場DにおけるD社会員IDと暗証番号のみによって、カード統合以降におけるログインが実施できるように制限される。
そして、St8のステップが完了した後、St9のステップに進み、統合が完了した旨のメッセージと、St7のステップにおいて算出した統合ポイントとを含む、A社サイトにおける図25(b)に示す完了ページと同様のD社完了ページを配信して、カード統合が問題なく完了したことが該会員に対して通知される。
尚、上記の説明においては、既に、遊技場E、FのD社非統合会員カードと、遊技場DのB社統合会員カードの発行を受けている会員が、運営会社D社サイトにアクセスして、既にD社のポイントの付与を受けるための入会登録を実施している場合を例示したが、本実施例においては、前述の入会登録における入会完了ページにおいて、A社サイトにおける図21(d)に示す入会完了ページと同様のD社入会完了ページの末尾部に設けられた「ポイントを統合する」のリンク項目が設けられていることにより、例えば、遊技場E,FのD社非統合会員カードについて入会登録を実施後において、新たに遊技場DのB社統合会員カードについて入会登録を実施した際に表示される前記D社入会完了ページにおいて、「ポイントを統合する」のリンク項目を選択することにより、前述のD社カード統合案内ページに移行して上述したカード統合によるポイントの統合を実施できるようになっている。つまり、新たな入会登録に伴って該入会登録した遊技場のポイントの統合を実施できるようになっている。
つまり、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント統合要求(統合要求)を受信し、且つ、該ポイント統合要求に含まれる第2会員識別情報(B社統合会員カード、D社非統合会員カード)を提供する他運営機関(運営機関D社)が一致することを条件に(CPU202;カード統合処理、St3)、該ポイント統合要求に含まれる各第2会員識別情報(D社会員ID)に対応付けて第2ポイント管理部(記憶領域205d;D社会員情報テーブル)に記憶されているポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項4における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、ポイント統合設定手段(リモート操作端末50、ポイント付与条件設定画面)にてポイントの合算を許諾する設定がなされていることを更なる条件として(CPU202;カード統合処理、St4)、ポイント統合要求(統合要求)に含まれる各第2会員識別情報(D社会員ID)に対応付けて第2ポイント管理部(記憶領域205d;D社会員情報テーブル)に記憶しているポイント数を合算するカード統合処理を実施しており、該カード統合処理を実施するCPU202により、本発明の請求項5における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、前記店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが一致しないことを条件に(CPU202;カード統合処理、St5においてNo)、各ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項6における第2ポイント合算手段が形成される。
また、本実施例のポイント管理装置200のCPU202は、店舗特定手段となるカード統合処理のSt4’において特定した店舗識別情報である遊技場IDが、前記グループ設定手段となるリモート操作端末50のグループ店舗設定画面において設定された同一のグループに属する店舗(遊技場)の遊技場ID(店舗識別情報)であることを条件に(カード統合処理、St6においてYes)、ポイント数を合算するカード統合処理のSt7のステップを実施しており、該カード統合処理のSt7のステップを実施するCPU202により、本発明の請求項7における第2ポイント合算手段が形成される。
次に、これらカード統合処理により統合された統合ポイントや所有ポイントを使用する流れについて説明する。まず、これら統合ポイントや所有ポイントを使用する際には、会員は、会員となっている遊技場A〜Hに対応する運営機関A社、C社、D社のいずれかのサイトに、例えば携帯電話機5からアクセスして、「会員の方はこちら」のメニューを選択して、各社のログインページを表示させる(図22(a)参照)。
そして、該ログインページにて、カード番号入力部と暗証番号入力部に、A社会員ID(遊技場A)、A社会員カードID(遊技場B)、C社会員ID(遊技場C、G、H)、D社会員ID(遊技場D、E、F)と、その暗証番号とを入力してログインする。
そして、ログイン後に配信されて携帯電話機5に表示される、該会員の各社会員専用ページにおける、例えば、「■新着情報」を選択して図20(b)に示す新着情報ページを表示させ、該新着情報ページにおける「…詳細な情報やご応募はこちらで。」のリンク表示を選択入力する。
この「…詳細な情報やご応募はこちらで。」のリンク表示の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図26(b)に示す、リンクされた抽選キャンペーンの詳細ページを配信する。
尚、これらポイントの使用に際しては、前述した図10(b)に示すリモート操作端末50におけるポイント利用条件設定画面における設定に基づいて、その利用が制限させるようになっている。つまり、ログインした会員の統合ポイントまたは所有ポイントを管理する運営機関が、他運営機関であるC社またはD社である場合には、提携機関情報テーブルのポイント利用条件の項目において記憶されているC社利用サービス定義ファイルまたはD社利用サービス定義ファイルにより特定される、ポイント利用条件設定画面における設定内容により許諾された利用態様、すなわち、ポイント利用条件設定画面において商品交換設定部62のチェックボックスのみがチェックされている場合であれば、賞品交換に関するページのみが、ポイント管理装置200から配信されて、抽選への応募等に関するページは配信されないように制限され、逆に、ポイント利用条件設定画面において抽選設定部61のチェックボックスのみがチェックされている場合であれば、抽選への応募等に関するページのみがポイント管理装置200から配信されて、賞品交換に関するページは配信されないように制限される。尚、抽選設定部61と商品交換設定部62の双方のチェックボックスがチェックされている場合であれば、賞品交換に関するページの配信も、抽選への応募等に関するページの配信も制限されることなく配信される。
尚、本実施例において以下の説明にあっては、他運営機関であるC社またはD社についても、抽選設定部61と商品交換設定部62の双方のチェックボックスがチェックされており、運営機関A社と同様に、会員は、賞品交換と抽選への応募の双方に、C社またはD社のポイントを利用できるように設定されているものとする。
この図26(b)に示す抽選キャンペーンの詳細ページには、ログインした該会員が所有する統合ポイント(統合ポイントがなければ所有ポイント)のポイント数が、現在のポイントとして表示されているとともに、応募する抽選における賞品の画像等を含む詳細ない賞品情報と、当該ログインした会員が所有するポイントを管理する運営機関の利用サービス定義ファイルにより特定される必要応募ポイント数が表示されるようになっている。
つまり、抽選キャンペーンの詳細ページが該当する抽選に対してC社利用サービス定義ファイルにより特定される必要応募ポイント数が20ポイントであり、D社利用サービス定義ファイルにより特定される必要応募ポイント数が25ポイントである場合において、ログインしてきた会員のポイントを管理する運営機関がC社である場合には、必要応募ポイント数が20ポイントとして特定される一方、ログインしてきた会員のポイントを管理する運営機関がD社である場合には、必要応募ポイント数が25ポイントとして特定されて、これら特定された各ポイントを含む抽選キャンペーンの詳細ページが配信される。
また、該抽選キャンペーンの詳細ページには、図26(b)に示すように、該抽選に応募する口数を受付けるための口数入力部と、「リストに登録」の選択入力部と、「戻る」の選択入力部と、「申し込みリストを確認する」の選択入力部と、「キャンペーントップへ」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とが設けられている。
会員が、抽選キャンペーンの詳細ページに表示されている賞品の抽選に応募したい場合には、必要応募ポイントのポイント数と、現在のポイントとして表示されているポイント数とから応募可能な口数を判断し、該応募可能な口数の範囲内の口数を入力した後、「リストに登録」の選択入力部を選択入力する。尚、抽選に応募しない場合には「戻る」の選択入力部、「キャンペーントップへ」の選択入力部、或いは「サイトトップへ」の選択入力部を選択入力することで、新着情報ページ、当該キャンペーンのトップページ、或いは当該サイトのトップページに移行する。
尚、「申し込みリストを確認する」の選択入力部を選択入力した場合には、既に応募を実施した抽選がある場合において、該応募した抽選の一覧を含む図示しない申し込みリストページが配信されて表示される。
そして、「リストに登録」の選択入力部の選択入力に応じてポイント管理装置200は、図26(c)に示すように、抽選キャンペーンの詳細ページにおける賞品の賞品名と口数入力部にて受付けた口数と、当該応募口数に対して使用するポイント数と、「戻って修正」の選択入力部と、複数の抽選がリストに存在する場合におけるこれらの各抽選への応募口数の合計である合計口数と、該合計口数に対して使用する合計ポイントと、現在ポイントと、消費ポイント(合計ポイントに同じ)、現在ポイントから消費ポイントを差し引いた残ポイントと、「上記内容で申し込む」の選択入力部と、「戻って修正」の選択入力部と、「全てクリア」の選択入力部と、「キャンペーントップへ」の選択入力部と、「サイトトップへ」の選択入力部とを有する申し込みリスト確認ページを配信することにより、会員は、申し込みを実施しようとしている応募内容を確認できるようになっている。
この申し込みリスト確認ページにおける応募内容の確認において、該応募内容である応募口数を変更したい場合には、「戻って修正」の選択入力部して抽選キャンペーンの詳細ページに戻って応募口数を変更した後、「リストに登録」の選択入力部を選択入力して申し込みリスト確認ページに、再度、移行する一方、応募内容で問題ない場合には、「上記内容で申し込む」の選択入力部を選択入力する。尚、申し込みリスト確認ページにおける応募自体をキャンセルしたい場合には、「全てクリア」の選択入力部を選択すれば良い。
この「上記内容で申し込む」の選択入力部が選択入力されたことによりポイント管理装置200は、当該会員が所有している統合ポイント若しくは所有ポイント、具体的には、各社の会員情報テーブルにおいて、ログイン時に受付けたA社会員ID(遊技場A)、A社会員カードID(遊技場B)、C社会員ID(遊技場C、G、H)、D社会員ID(遊技場D、E、F)に対応付けて記憶されている所有ポイントと統合ポイントとから、消費ポイントを減算更新する。尚、統合ポイントに対応する所有ポイントが複数存在する場合には、少ない所有ポイントから消費ポイントを減算し、不足するポイント数をその次に少ない所有ポイントから減算するというように、減算する。
つまり、図9に示す「sirou@jjj…」の会員のように、遊技場D、E、Fの所有ポイントを統合してあり、消費ポイントが50ポイントである場合であれば、統合ポイントである82ポイントから50ポイントを減算して統合ポイントを32ポイントに更新するとともに、所有ポイントが最も少ない遊技場Fの所有ポイントから24ポイントを全て減算して0とし、次に、遊技場Dの所有ポイントから25ポイントを全て減算して0とし、更に遊技場Eの所有ポイントから1ポイントを減算して所有ポイントを32ポイントに更新する。
そして、ログイン時に受付けたA社会員ID(遊技場A)、A社会員カードID(遊技場B)、C社会員ID(遊技場C、G、H)、D社会員ID(遊技場D、E、F)に対応付けて記憶されている電子メールアドレスに対して、該応募内容を含む確認メールを送信するとともに、図26(d)に示すように、抽選申込完了ページを配信して、抽選への応募が問題なく実施されたことを通知する。
尚、上記説明では、抽選への応募について、図26(b)〜図26(d)の各ページを
例示して、具体的に説明したが、本実施例では、図示しないが、ポイントを使用した商品交換が可能とされており、これら商品交換に会員がポイントを使用したい場合には、図示しない商品交換ページに移行して、該商品交換ページにおいて交換を実施したい商品を選択して、商品交換を申し込むことにより、該会員が所有する統合ポイントまたは所有ポイントの範囲内の商品との交換を申し込めるようになっており、該商品交換の申し込みにより、該商品交換に必要とされるポイント数が、抽選への応募と同様に、該会員が所有する統合ポイントまたは所有ポイントから減算される。
以上、本実施例によれば、ポイント運営機関である運営機関A社にて提供される第1記録媒体となるA社統合会員カードを使用しておらず、他運営機関にて提供される第2記録媒体となるB社統合会員カード、C社非統合会員カード、D社非統合会員カードを使用している他運営機関記録媒体使用店舗となる、遊技場D〜Hの会員に対しても、ポイント運営機関記録媒体使用店舗となる遊技場A、Bの会員と同様に、ポイントの付与、管理を実施できるようになり、ポイント運営機関である運営機関A社が構築したポイント管理装置200を、該ポイント運営機関とは異なる他機関である運営機関C社、運営機関D社にも、多大なコストを費やして費用対効果が低いものとなってしまうことなく、使用させることができる。
また、ポイント運営機関である運営機関A社にとってみれば、従来にあっては、該運営機関A社のA社統合会員カードを導入している遊技場A、Bでなければ、ポイント管理装置200を使用させることができないので、ビジネスの範囲がこれらA社統合会員カードを導入している遊技場に限定されていたのに対し、本実施例のポイント管理装置200を用いれば、これらA社統合会員カードを導入していない遊技場C〜Hや、運営機関C社、D社に対しても営業を実施して、インフラとしてポイント管理装置200を使用する手数料収入を得ることが可能となる。
また、本実施例によれば、図10(a)に示すポイント付与条件設定画面において、ポイント付与対象情報の種類および/またはポイント数のレートを設定できるので、他運営機関の要望に沿ったポイントの付与を実施することができる。
また、本実施例によれば、会員は、第1記録媒体となるA社統合会員カードの発行を受けた異なるポイント運営機関記録媒体使用店舗である遊技場A、Bにおけるポイントを、第1合算ポイントとなるA社会員情報テーブルの統合ポイントとして統合し、該統合した第1合算ポイント(統合ポイント)を利用できるようになるので、会員の利便性を向上できるとともに、これらポイント運営機関記録媒体使用店舗である遊技場A、Bの集客力を向上できる。
また、本実施例によれば、会員は、第2記録媒体となるB社統合会員カード、C社非統合会員カード、D社非統合会員カードの発行を受けた異なる他運営機関記録媒体使用店舗である遊技場C〜Hにおけるポイントを、第2合算ポイントとなるC社会員情報テーブル並びにD社会員情報テーブルの統合ポイントとして統合し、該統合した第2合算ポイント(統合ポイント)を利用できるようになるので、会員の利便性を向上できるとともに、これら他運営機関記録媒体使用店舗である遊技場C〜Hの集客力を向上できる。
また、本実施例によれば、図10(a)に示すポイント付与条件設定画面において、個々の他運営機関である、運営機関C社または運営機関D社の要望に沿ってポイント統合の実施・非実施を変更することができる。
また、本実施例によれば、ポイント統合要求に含まれる各第1会員識別情報となるA社会員ID並びにA社会員カードID、または各第2会員識別情報となるC社会員IDまたはD社会員IDから特定される店舗識別情報である遊技場IDに、同一の遊技場ID(店舗識別情報)が含まれている場合、例えば、該遊技場IDの遊技場(店舗)にて第1記録媒体となるA社統合会員カードを紛失した会員のポイントが、該A社統合会員カード(第1記録媒体)を拾得した他の会員のポイントに統合されてしまうことを阻止できるので、これらA社統合会員カード(第1記録媒体)を紛失した会員が不利益を被る畏れを極力低減することができる。
また、本実施例によれば、グループ店舗であるチェーン店の遊技場にて付与されたポイントを合算できるようになるので、会員の利便性を向上できるとともに、これらグループ店舗であるチェーン店の集客力を向上できる。
また、本実施例によれば、ポイント管理装置200側に、他提供機関データ認識規則記憶部となる提携機関情報テーブル並びに受信データ認識手段となる受信データ変換処理を実施するCPU202を有するので、これらポイント管理装置200において認識できる態様の送信データに第2収集装置となるC社中央管理装置101やD社・会員管理端末11d側にて変換する等の必要がなく、ポイント管理装置200を利用してポイントを付与する際の他提供機関となる運営機関C社や運営機関D社の負荷を低減することができる。
また、本実施例によれば、第3記録媒体となるC社会員IDが記憶されたA社統合会員カードを使用する第3記録媒体使用店舗となる遊技場Bについては、ポイント運営機関である運営機関A社側の第1ポイント管理部となる記憶領域205a内のA社会員情報テーブルにおいて管理を実施するか、或いは、他運営機関である運営機関C社側となる記憶領域205c内のC社会員情報テーブルにおいて管理を実施するかを、遊技場B(店舗)や各運営機関である運営機関C社の要望に応じて選択することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、受信した消費情報の内、C社送信データ列並びにD社送信データ列を、C社定義ファイル若しくはD社定義ファイルに基づいて、受信データ変換処理によりA社送信データ列(1)の形式となるように変換しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら変換を実施することなく、C社送信データ列並びにD社送信データ列のどの位置に、どの情報が記憶されているかをC社定義ファイル若しくはD社定義ファイルに記述しておき、これらのC社定義ファイル若しくはD社定義ファイルに基づいて、C社会員IDやD社会員ID、消費金額、及び大当り回数、スタート回数、打込玉数等の会員遊技情報を抽出するようにしても良い。
また、本実施例では、ポイント管理装置200側において受信データ変換処理を実施するようにしており、このようにすることは、C社送信データ列並びにD社送信データ列を送信するC社中央管理装置101や、D社・会員管理端末11d側において、送信するC社送信データ列並びにD社送信データ列をA社送信データ列(1)の形式に変換するようなソフトウエア等の変更を実施する必要がないことから、これら運営機関C社や運営機関D社が、ポイント管理装置200を使用したポイント付与サービスを導入し易くできるこおとから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらA社送信データ列(1)の形式への変換を、C社送信データ列並びにD社送信データ列を送信するC社中央管理装置101や、D社・会員管理端末11d側において実施するようにしても良い。
また、前記実施例では、図10(a)に示す、リモート操作端末50のポイント付与条件設定画面において、他運営機関となる運営機関C社と運営機関D社に関してのみポイント付与条件を設定できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらポイント付与条件の設定変更を、運営機関A社についても実施できるようにしても良い。
また、前記実施例では、ポイント付与条件として、付与対象使用情報の種類と付与レートの双方を設定変更可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらのいずれか一方のみとしても良い。
また、前記実施例では、会員が携帯電話機5にてアクセスした場合におけるサイトの各ページを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの各ページとしては、表示させる内容や受付ける情報等が同じであれば良く、パソコン6用とされた、より詳細な説明や映像を含む各ページとしても良い。
また、前記実施例では、C社送信データ列を含む消費情報を、C社集中管理装置101を介してポイント管理装置200が受信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらC社送信データ列を含む消費情報を、運営機関D社の場合と同様に、C社集中管理装置101を介することなく、C社・会員管理端末11cから直接、受信するようにしても良い。
また、前記実施例では、図10(b)に示すように、個別にポイント利用条件を他運営機関となる運営機関C社と運営機関D社毎に、設定できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図10(b)に示すポイント利用条件設定画面に、ポイント運営機関である運営機関A社が実施している抽選や商品交換のポイント利用条件を適用する選択部を設けておき、例えば、これら運営機関C社や運営機関D社が、抽選用の賞品や、交換用の商品を独自に準備できるまでの導入初期の所定期間等においては、該選択部を選択することで、運営機関A社が実施している抽選や商品交換を他運営機関となる運営機関C社と運営機関D社が利用できるようにしても良い。
また、前記実施例では、同一の運営機関により付与されたポイントのみを統合することができるように制限しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上述したように、他運営機関となる運営機関C社と運営機関D社が、ポイント運営機関である運営機関A社が実施している抽選や商品交換を利用する場合等にあっては、運営機関A社と運営機関C社のポイントや、運営機関A社と運営機関D社のポイント等を、例えば、ポイント使用時において統合して、抽選や商品交換に使用できるようにしても良い。尚、この異なる運営機関のポイントを統合可能とする場合においても、各運営機関毎に統合された統合ポイントを、さらに統合して使用できるようにしても良い。
また、前記実施例では、ポイントの付与時において、付与したポイントの決済を行うために、他運営機関となる運営機関C社のC社請求ファイルと運営機関D社のD社請求ファイルとを更新するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各請求ファイルの更新を、各運営機関のポイントが、抽選や商品交換に利用されたときに、該利用されたポイントの決済を行うように、C社請求ファイルやD社請求ファイルを更新するようにしても良い。
また、前記実施例では、各運営機関の会員情報テーブルに統合ポイントの項目を設けておき、予め各会員の統合ポイントを算出して記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら統合ポイントを予め算出するのではなく、例えば、カード統合処理により各社の会員情報テーブルにおいて同一の電子メールアドレスに対応付けて記憶されている複数の所有ポイントを、ログイン時やポイントの利用時において合算して、統合ポイントを算出するようにしても良い。
また、本実施例では、カード統合処理における統合の形態として、各所有ポイントを合算した統合ポイントを算出し、該算出した統合ポイントに対応付けて、各遊技場における会員カードの会員(カード)IDや初期暗証番号等の情報が記憶されるように、各社の会員情報テーブルを更新することによりカード統合を実施する形態としており、このようにすることは、予め統合ポイントが記憶、管理されているので、ログイン時やポイント利用時において、これら統合ポイントを算出する処理負荷を低減できるとともに、迅速に統合ポイントを特定できることから好ましいとともに、各社の会員情報テーブルの構成の簡素化やデータ容量の削減を図ることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各社の会員情報テーブルを変更せずに、会員カードの統合関係を特定可能とするために、図28に示すように、統合関係にある会員カードの会員(カード)IDを対応付けて記憶する統合情報テーブルを個別に設けておいて、これら統合情報テーブルに統合関係として記憶されている会員(カード)IDに対応付けて各社の会員情報テーブルに記憶されている所有ポイントを、ログイン時やポイント利用時において合算して、統合ポイントを算出するようにしても良い。
具体的に、統合情報テーブルを用いて統合処理を実施する場合について、例えば、遊技場D、E、Fにおいて、カード統合を実施する場合について例示すると、統合情報テーブルの自会員IDには、D社会員情報テーブルに記憶されている全てのD社会員IDの内、入会登録により電子メールアドレスが記憶されているD社会員ID、つまり、D社サイトにおいて入会登録した全ての会員のD社会員IDが記憶されており、これら各自会員IDのD社会員IDに対応付けて、当該D社会員IDが記憶されたD社非統合会員カードまたはB社統合会員カードと統合された他のD社非統合会員カードまたはB社統合会員カードのD社会員IDが記憶されている(図28(a))。
ここで、遊技場D、Eの各D社非統合会員カード若しくはB社統合会員カードについて、入会登録を実施している会員が、これら各カードについてカード統合を実施した場合には、自会員IDの項目における遊技場DにおけるD社会員ID「GGD1−・・・」に対応する他会員IDの項目に、遊技場EにおけるD社会員ID「GGE1−・・・」が記憶されるとともに、自会員IDの項目における遊技場EにおけるD社会員ID「GGE1−・・・」に対応する他会員IDの項目に、遊技場DにおけるD社会員ID「GGD1−・・・」が記憶されることで、これら双方のD社会員IDが記憶されているD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カード同士が、統合されていることを特定できるようになる(図28(b))。
このようにD社会員ID「GGD1−・・・」のカードとD社会員ID「GGE1−・・・」のカードとが統合されている状況下において、更に該会員が、遊技場FのD社非統合会員カードについて入会登録を実施するとともに、遊技場Eと遊技場FのD社非統合会員カードのカード統合を実施した場合には、図28(c)に示すように、自会員IDの項目における遊技場EにおけるD社会員ID「GGE1−・・・」に対応する他会員IDの項目に、遊技場FにおけるD社会員ID「GGF1−・・・」が追加記憶されるとともに、自会員IDの項目における遊技場FにおけるD社会員ID「GGF1−・・・」に対応する他会員IDの項目に、遊技場EにおけるD社会員ID「GGE1−・・・」とともに、該D社会員ID「GGE1−・・・」に対応して該統合情報テーブルに記憶されている遊技場DにおけるD社会員ID「GGD1−・・・」も、自動的に追加記憶される。また、同様に、自会員IDの項目における遊技場DにおけるD社会員ID「GGD1−・・・」に対応する他会員IDの項目に、遊技場EにおけるD社会員ID「GGE1−・・・」に加えて、遊技場FにおけるD社会員ID「GGF1−・・・」が追加記憶されることにより、これらの各D社会員IDが記憶されているD社非統合会員カード若しくはB社統合会員カード同士が、統合されていることを特定できるようになる。
また、前記実施例では、各運営機関毎に専用ページを設け、会員からの空メールの受信に応じて該専用ページのURLを含む返信メールを送信して、これら各専用ページに会員を誘導するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、新規入会においては、カード番号入力部と初期暗証番号入力部とを有する各運営機関に共通のトップページを設けておき、該共通の入会用トップページのURLを各遊技場において掲示する等により、会員を該共通の入会用トップページに誘導して、ポイント管理装置200が、カード番号入力部に入力された会員(カード)IDから、該当する運営機関を特定して、特定した運営機関の会員情報入力ページに自動的に移行するようにしても良い。
また、前記実施例では、カード統合を実施した場合において、該カード統合時点においてログインしていた会員カードに記憶されている会員(カード)IDのみにてログインが可能となるように制限されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、こえらカード統合後においても、各社会員情報テーブルにおいて、統合対象の他の会員カードに記憶されている会員(カード)IDに対応する暗証番号を消去しないことで、これら統合対象の他の会員カードの会員(カード)IDと暗証番号によってもログインできるように、制限を実施しない構成としても良い。
また、前記実施例では、A社カード管理端末10aを介して、A社・会員管理端末11aからの消費情報を、A社中央管理装置100を通じてポイント管理装置200に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら消費情報を、A社・会員管理端末11aを介することなく、A社・会員管理端末11aからA社中央管理装置100に対して、若しくはA社・会員管理端末11aからポイント管理装置200に対して送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、A社カード管理端末10aは、消費情報を中継するのみであることから、消費情報中のA社送信データ列(1)には、A社会員IDを含む形態としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらA社カード管理端末10aが消費情報を中継する場合には、これらA社会員IDに代えて、該A社会員IDとともにA社統合会員カードに記憶されているA社会員カードIDを含むA社送信データ列(1)に変更し、これら変更されたA社会員カードIDを含むA社送信データ列(1)の消費情報をA社カード管理端末10aが送信するようにしても良く、この場合には、遊技場Aの会員は、遊技場Bの会員と同様に、ログインに際してA社会員IDに代えてA社会員カードIDを入力すれば良い。
また、前記実施例では、既に、各社運営機関のサイトにおいて、入会登録を既に実施している会員カードについて、カード統合を可能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各社の会員情報テーブルにて、認証情報のみが記憶されており、未だ、電子メールアドレス等の記憶がなされていない未入会の会員カードも、暗証番号に代えて初期暗証番号を受付けることにより統合できるようにしても良い。
更には、複数の会員カードのいずれの会員カードについても入会登録を実施していないことにより、ログインができない場合において、新たに入会登録を実施する場合において、これら入会登録と同時に、未入会の他の会員カードの統合も実施できるようにしても良い。
また、前記実施例では、第1収集装置並びに第2収集装置として、各遊技場内に設置されたA社会員管理端末11a、C社会員管理端末11c、D社会員管理端末11d等を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら第1収集装置並びに第2収集装置として、遊技機である各パチンコ機2に1対1に対応して設けられているカードユニット3a、3a’、3b、3b’を用い、該カードユニット3a、3a’、3b、3b’から各社の送信データ列を含む消費情報を送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、カード統合に際して、ログインしている会員カードの会員(カード)IDと暗証番号と、統合対象とする他の遊技場の会員カードの会員(カード)IDと暗証番号とを受付けるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらログインしている会員カードの会員(カード)IDと暗証番号は、既にログイン時に受付け済みであることから、統合対象とする他の遊技場の会員カードの会員(カード)IDと暗証番号のみを受付けるようにしても良い。
また、これら統合対象とする他の遊技場の会員カードの会員(カード)IDと暗証番号のみを受付ける場合においては、カード統合における遊技場選択ページとして、統合対象とする他の遊技場のみが選択可能とされるとともに、これら統合対象とする他の遊技場における会員カードの会員(カード)IDと暗証番号の受付け部を有する遊技場選択ページを配信して、該遊技場選択ページにて受付けた会員カードの会員(カード)IDと暗証番号が、該選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するか否かにより、正規の会員カードであるか否かを認証し、正規の会員カードであると認証されることに基づいて、統合対象の会員カードが同一の遊技場の会員カードではないと判定するようにしても良い。つまり、前記実施例におけるカード統合処理におけるSt5のステップに代えて、ログインしている会員カードの遊技場とチェーン店関係にある他の遊技場を選択可能な遊技場選択ページを配信するステップと、該遊技場選択ページにて受付けた会員(カード)IDと暗証番号が、該選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するかを判定するステップとを実施することによって、統合対象の会員カードが同一の遊技場の会員カードであるか否かを判定するようにしても良い。
尚、これら選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するか否かを判定する場合においては、選択された遊技場の会員カードであるか否かが判定できるのみで良いので、遊技場選択ページにて受付けた会員(カード)IDが該選択された遊技場における会員カードとして登録されているか否かを判定し、遊技場選択ページにて受付けた暗証番号が一致するか否かについては、判定しない構成としても良い。
また、前記実施例では、ログインしている会員カードの遊技場の会員(カード)IDと暗証番号を含む、つまりは、統合対象の各遊技場の会員(カード)IDと暗証番号を同時に含む統合要求を受信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述のように、ログインしている会員カードの遊技場以外の遊技場を選択可能な遊技場選択ページを配信して、該遊技場選択ページにて受付けた会員カードの会員(カード)IDと暗証番号を受付ける場合においては、統合対象の遊技場であるログインしている会員カードの遊技場の会員(カード)IDと暗証番号をログイン時において予め受信し、カード統合時においては、統合対象の他の遊技場の会員(カード)IDのみを含む統合要求を受信するようにしても良い。つまり、本発明におけるポイント統合要求には、これら統合対象の複数の遊技場の会員(カード)IDを個別に受信する形態の統合要求も含まれる。
また、前記実施例では、カード統合に際して、統合対象の各会員カードの会員(カード)IDと暗証番号が、グループ店舗であるか否かを、カード統合処理におけるSt6のステップにて判定するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ログイン時において受付けた会員(カード)IDと暗証番号から該当する遊技場を特定しておき、カード統合が要求された場合に、該特定した遊技場とチェーン店関係にある他の遊技場のみが選択可能とされるとともに、これら統合対象とする他の遊技場における会員カードの会員(カード)IDと暗証番号の受付け部を有する遊技場選択ページを配信することで、チェーン店関係以外の遊技場の指定を受付けないようにしておき、該遊技場選択ページにて受付けた会員カードの会員(カード)IDと暗証番号が、該遊技場選択ページにて選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するか否かにより正規の会員カードであるか否かを認証し、正規の会員カードであると認証されることに基づいて、統合対象の会員カードの遊技場が、チェーン店(グループ店舗)であるか否かを判定するようにしても良い。つまり、前記実施例におけるカード統合処理におけるSt6のステップに代えて、ログインしている会員カードの遊技場とチェーン店関係にある他の遊技場を選択可能な遊技場選択ページを配信するステップと、該遊技場選択ページにて受付けた会員(カード)IDと暗証番号が、該選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するかを判定するステップとを実施することによって、統合対象の会員カードの遊技場がチェーン店(グループ店舗)であるか否かを判定するようにしても良い。
尚、これら選択された遊技場における会員カードとして登録されているものと一致するか否かを判定する場合においては、選択された遊技場の会員カードであるか否かが判定できるのみで良いので、遊技場選択ページにて受付けた会員(カード)IDが該選択された遊技場における会員カードとして登録されているか否かを判定し、遊技場選択ページにて受付けた暗証番号が一致するか否かについては、判定しない構成としても良い。
また、前記実施例では、1日に所定時間に消費情報がポイント管理装置200に対して送信されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、前記したように、カードユニット3a、3a’、3b、3b’を第1収集装置並びに第2収集装置として使用する場合等にあっては、会員カードの返却に応じて、該返却された会員カードに記憶されている会員(カード)IDを含む各社送信データ列の消費情報を、遅滞なく送信することで、ポイント管理装置200におけるポイントの付与等の処理が、ほぼリアルタイムにて実施されるようにしても良い。
また、前記実施例では、消費情報に含まれる送信データ列のデータヘッダに、各運営会社を個々に識別可能なシンボルデータを付加するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、C社会員IDやD社会員IDが、特定の記号列で始まるIDである等のように、これら送信データ列に対応する運営機関を、第2会員識別情報であるC社会員IDやD社会員IDから特定できる場合には、これらシンボルデータを付加しない構成としても良い。
また、前記実施例では、A社送信データ列のデータヘッダにも、A社のシンボルデータを付加するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらA社送信データ列に含まれる会員IDや会員カードIDの形式から、該送信データ列がA社に該当するものであることが特定できる場合には、これらシンボルデータを付加しない構成としても良い。