JP5086404B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機に関し、特に、遊技球が転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部を球循環通路の一部に形成したものである。
従来、パチンコ遊技機においては、発射ハンドルが回動操作されると、貯留皿から球発射部に供給された遊技球が、その球発射部により遊技盤に形成された遊技領域へ発射される。貯留皿に複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。遊技領域には複数の入賞口が設けられており、遊技球が入賞口に入賞した場合、遊技球の入賞1個につき複数(数個から十数個)の遊技球を獲得することができる。
遊技領域に入賞口として始動口と開閉式の大入賞口とが設けられた近年主流のパチンコ遊技機では、遊技球が始動口に入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。この大当り遊技の発生により、短期間に複数の遊技球が大入賞口に入賞するため、大量(数百個から千数百個程度)の遊技球を獲得することができる。
一般的なパチンコ遊技機では、獲得した遊技球は全て貯留皿に払出される。故に、大当り遊技が発生した場合、貯留皿の遊技球はオーバーフローになるため、払出された遊技球の多くを貯留皿から外部へ取出し貯留箱(所謂、ドル箱)に入れ持球として保管し、後に、その持球を貯留皿に入れて使用することができる。通常、持球が無い場合、大当り遊技が発生するまでは、パチンコ遊技機に並設の球購入装置によって遊技球を複数(例えば、25個)ずつ購入し貯留皿に入れて使用することになる。
複数のパチンコ遊技機を島構造体に設置したパチンコ遊技設備では、一般に、各パチンコ遊技機と島構造体とに亙って、各パチンコ遊技機の遊技領域を介して遊技球を循環させる球循環通路が設けられている。この球循環通路において、島構造体に複数のパチンコ遊技機に共通の島側球供給通路と島側球排出通路とが設けられ、各パチンコ遊技機に、島側球供給通路から遊技球を貯留皿(即ち、球発射部)に供給する球供給通路と、遊技領域(アウト口等)から遊技球を島側球排出通路へ排出する球排出通路とが設けられている。
一方、遊技球を外部へ取出し不可能に封入した球封入式のパチンコ遊技機が実用化されている。この球封入式のパチンコ遊技機では、そのコンピュータにより、遊技球の購入数、発射数、獲得数等が管理され、故に、所定数(例えば、数百個から数千個程度)の遊技球を遊技機内で循環させるように封入して遊技可能に構成することができる。島構造体の島側球供給通路と島側球排出通路とを省略することもできる。
ところで、従来のパチンコ遊技設備では、通常、パチンコ遊技機の実稼働時外に、多数の遊技球をパチンコ遊技機から島側球排出通路を介して一括的に回収して専用の洗浄装置により洗浄する。しかし、このような遊技球の洗浄は非常に大掛かりな作業になるため、また、複数の球封入式のパチンコ遊技機から多数の遊技球を回収して洗浄することは不合理であると考えられるため、そして、パチンコ遊技機の実稼働時に循環している遊技球をクリーニングすべき要請から、次の技術が開発されている。
特許文献1のパチンコ遊技機(図1)では、発射された遊技球を遊技領域へ導く球発射通路の外側レールに、遊技球をクリーニングする研磨部材が設けられている。特許文献2のパチンコ遊技機(図5)では、遊技領域の右端側部分に別途レールで仕切られて、そのレールと外側レールとで球研磨通路が形成され、その球研磨通路の外側レールに研磨部材が設けられている。球研磨通路の上流端が開閉部材で開閉され、遊技球をクリーニングする場合、開閉部材が開けられた状態で、遊技球が右打ちされると球研磨通路に導入され研磨部材でクリーニングされる。特許文献3のパチンコ遊技機(図1)では、球排出通路の一部が傾斜直線状の研磨樋により形成され、この研磨樋に複数の切込みが形成され、その複数の切込みの段部で遊技球がクリーニングされる。
特許文献4のパチンコ遊技機(図1、図8)では、遊技球を球発射部に供給する球供給通路の一部がU字状通路に形成され、スプロケットと電動モータとを有する球搬送機構により、U字状通路の上昇通路で遊技球が上方へ搬送され、その上昇通路に遊技球と接触するようにクリーニング部材が配設されている。特許文献5(図1、図12)のパチンコ遊技設備では、島構造体において、島側球排出通路側から島側球供給通路側へ至る上昇通路が設けられ、特許文献4と同様の球搬送機構により、上昇通路で遊技球が上方へ搬送され、その上昇通路に遊技球と接触するように研磨テープが配設されている。
特許文献4,5のクリーニング技術は、何れも、球搬送機構の駆動力を利用して遊技球をクリーニングするものである。特許文献6のパチンコ遊技機(図5、図7参照)では、遊技球を球発射部に供給する球供給通路の直線通路部に沿って細長いブラシ部材が配設され、そのブラシ部材が電動モータにより回転駆動され遊技球をクリーニングする。
特開平9−201469号公報 特開2008−132230号公報 実開平6−5678号公報 特開2002−177466号公報 特開平9−299583号公報 特開2004−81584号公報
特許文献4〜6のパチンコ遊技機やパチンコ遊技設備では、何れも、遊技球をクリーニングするために、電動モータ(駆動源)とその電動モータで駆動される部材(スプロケットやブラシ部材)が別途必要になるため、構造が複雑化し、製作コストが高価になり、消費電力も増えるためランニングコストが高価になり、故障の虞も高くなる。一方、特許文献1〜3のパチンコ遊技機では、遊技球をクリーニングする為の電動モータやその電動モータで駆動される部材を必要としないため、前記課題の改善が図られる。
しかし、特許文献1のパチンコ遊技機では、研磨部材が球発射通路の外側レールに設けられ、遊技球が発射後遊技領域へ導入されるまでの運動エネルギーを利用して、遊技球をクリーニングするため、遊技領域への遊技球の発射(つまり、遊技)に悪影響を与える。つまり、遊技球の遊技領域への導入速度が不安定になり、遊技者が発射ハンドルを操作して遊技球を所望の位置へ狙い打ちすることが難しくなる虞がある。更に、研磨部材の配置領域が大きいこと、見栄えが悪いこと、等の問題もある。
特許文献2のパチンコ遊技機では、遊技領域の右端側部分に、別途レールを設置して球研磨通路を設けなければならないため、しかも、その球研磨通路の上流端を開閉させなければならないため、遊技球をクリーニングする為の構成が非常に複雑化する。また、パチンコ遊技機の実稼働時(遊技中)に循環している遊技球をクリーニングすべきものではない。しかも、特許文献1のパチンコ遊技機と同様、研磨部材の配置領域が大きいこと、見栄えが悪いこと、等の問題もある。
特許文献3のパチンコ遊技機では、球排出通路の一部を形成する傾斜直線状の研磨樋で遊技球がクリーニングされるが、研磨樋の長さ、つまり、遊技球が研磨樋を転動する距離が短いため、クリーニング機能が低い。そこで、研磨樋の長さを長くする場合、研磨樋は傾斜直線状の部材であるため、研磨樋の大型化及び高コスト化を招き、研磨樋の設置スペースを確保することができない虞も高くなる。
本発明の目的は、パチンコ遊技機の実稼働時に、球循環通路を循環している遊技球をクリーニングすることができ、そのクリーニングのために、遊技球の位置エネルギーを利用して、駆動手段を別途必要としないこと、構造を簡単化、コンパクト化すること、製作コスト、ランニングコストを安価にすること、設置スペースを容易に確保すること、遊技領域への遊技球の発射(つまり、遊技)に悪影響を与えないようにすること、等である。
請求項1の発明は、遊技盤(10)に形成された遊技領域(11)へ遊技球(B)を発射する球発射部(14)と、球発射部(14)に遊技球(B)を供給する球供給通路(31)と遊技領域(11)から遊技球(B)を排出する球排出通路(32)とを有し遊技領域(11)を介して遊技球(B)を循環させる球循環通路(30)の少なくとも一部とを備えた遊技機(1)において、前記遊技球(B)が転動して反復的に回転運動しながら落下する渦巻き状の螺旋溝(40a)を有する転動通路形成部材(40)を前記球循環通路(30)に設け、前記螺旋溝(40a)の底面(40a1)は、遊技球(B)との接触により遊技球(B)をクリーニングする機能を有し、前記螺旋溝(40a)を遊技球(B)が反復的に回転運動しながら落下し得るように、前記螺旋溝(40a)に遊技球(B)を導入させるように構成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記螺旋溝(40a)を複数の遊技球(B)が衝突せずに順次反復的に回転運動しながら落下可能に構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記転動通路形成部材(40)に交換可能に装着されたシート状又は膜状の研磨部材(42)により前記螺旋溝(40a)の底面(40a1)が形成されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記研磨部材(42)が渦巻き状に形成されたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れか1項の発明において、前記遊技球(B)を外部へ取出し不可能に封入した球封入式の遊技機(1)であることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技機の実稼働時に、球循環通路を循環している遊技球が転動通路形成部材の螺旋溝に導入されてクリーニング機能を有する螺旋溝の底面を転動して回転運動しながら落下するから、その遊技球をクリーニングすることができる。転動通路形成部材の螺旋溝により、個々の遊技球を回転運動させながら落下させるように整然と案内し螺旋溝の底面に確実に接触させるので、個々の遊技球を確実にクリーニングすることができる。そのクリーニングのために、遊技球の位置エネルギーを利用して、駆動手段を別途必要としないため、更に、転動通路形成部材は遊技球を反復的に回転運動させながら落下させるものであるので、転動通路形成部材の構造を簡単化、コンパクト化することができる。従って、転動通路形成部材の製作コスト、ランニングコストを安価にすることができ、設置スペースを容易に確保することができ、しかも、遊技領域への遊技球の発射(つまり、遊技)に悪影響を与えないようにすることができ、尚且つ見栄えを悪化させないようにすることができる。
パチンコ遊技ユニットの斜視図である。 パチンコ遊技ユニットの正面図である。 パチンコ遊技ユニットの分解斜視図である。 球循環装置の斜視図である。 パチンコ遊技機と球循環装置の斜視図である。 球循環装置の分解斜視図である。 パチンコ遊技機と球循環装置の構成を示すブロック図である。 実施例1の転動通路形成部材を含む要部の斜視図である。 実施例1の転動通路形成部材を含む要部の平面図である。 実施例1の転動通路形成部材を含む要部の後側から斜視図である。 実施例1の転動通路形成部材を含む要部の後面図である。 実施例1の転動通路形成部材の分解斜視図である。 実施例2の図8相当図である。 実施例2の図9相当図である。 実施例2の転動通路形成部材を含む要部の正面図である。 実施例3の図9相当図である。 実施例3の転動通路形成部材を含む要部の正面図である。 実施例4の図9相当図である。 実施例5の図9相当図である。 実施例6のパチンコ遊技設備の平面図である。 実施例6の各パチンコ遊技機と球循環装置の構成を示すブロック図である。
本発明は、遊技盤に形成された遊技領域へ遊技球を発射する球発射部と、球発射部に遊技球を供給する球供給通路と遊技領域から遊技球を排出する球排出通路とを有し遊技領域を介して遊技球を循環させる球循環通路とを備え、遊技球を外部へ取出し不可能に封入した球封入式の遊技機に適用されている。
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技ユニットPUは、ユニットフレームUFに、パチンコ遊技機1(遊技機本体1)、洗浄装置2、CR装置3、第1,第2演出装置4,5、球循環装置6を装備して構成され、パチンコ遊技機1(パチンコ遊技ユニットPU)は、複数(例えば、約3千個)の遊技球Bを外部へ取出し不可能に封入した球封入式のパチンコ遊技機1に構成されている。
ユニットフレームUFは、メインフレームUFa、メインフレームUFaの左側に位置するサブフレームUFbを有し、メインフレームUFaは前側(正面)を向いて、また、サブフレームUFbは多少前方斜め右側を向いて、両フレームUFa,UFbが遊技者の着座位置の方に向くように形成されている。
メインフレームUFaにパチンコ遊技機1と洗浄装置2とが組付けられ、サブフレームUFbにCR装置3と第1,第2演出装置4,5とが組付けられ、両フレームUFa,UFbに亙って(主に、パチンコ遊技機1(メインフレームUFa側)に)球循環装置6が組付けられている。
図1〜図7に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技領域11を前面側に形成する遊技盤10、遊技盤10(遊技領域11)の前側を開閉する前面ガラス13を有する開閉扉12、遊技領域11に遊技球Bを発射する球発射部14(打撃槌等を有する)及び発射ハンドル15、遊技盤10に設けられた可動装置(大入賞口装置、演出用役物装置等)の制御等、遊技に関する各種制御処理を実行する遊技制御装置(図示略)を備えている。
遊技盤10の遊技領域11の下側部分に球発射部14が設けられ、開閉扉12の前面ガラス13の右下側部分に発射ハンドル15が設けられている。発射ハンドル15を回動操作することで球発射部14が作動し、その球発射部14により、球発射部14に供給された遊技球Bが発射される。発射された遊技球Bは、球発射通路11aにより遊技領域11の上部に案内投入される。開閉扉12には前面ガラス13の下側に前方へ張出す下部張出部12aが形成され、この下部張出部12aに遊技操作盤16が取付けられている。
球発射部14には、球循環装置6の上皿ユニット26によって遊技球Bが案内され、その上皿ユニット26には、その左後部の球受皿部26aに球循環装置6の小ストック部21から遊技球Bが案内されてくる。上皿ユニット26は、球発射部14に供給する複数(例えば、百個程度)の遊技球Bを貯留可能であり、この複数の遊技球Bの少なくとも一部については、外部から視認可能になっている。
遊技領域11には、多数の障害釘と始動口と開閉式の大入賞口とを含む複数の入賞口とが適当な配置で設けられ(図示略)、遊技領域11の下端にアウト口11bが設けられている。遊技領域11の上部に発射投入された遊技球Bは、複数の障害釘に当たって方向を変えながら落下して、複数の入賞口の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域11の外部へ、また、複数の入賞口の何れにも入賞しなかった場合には、最終的にアウト口11bから遊技領域11の外部へ、夫々、球循環装置6の球排出通路32によって排出される。
遊技球Bが入賞口に入賞した場合、遊技球Bの入賞1個につき複数(数個から十数個)の遊技球Bを獲得することができる。遊技球Bが始動口に入賞した場合には大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生し、この大当り遊技の発生により、複数の遊技球Bが大入賞口に入賞するため、大量(数百個から千数百個程度)の遊技球Bを獲得することができる。
洗浄装置2は、パチンコ遊技ユニットPU(パチンコ遊技機1)に封入された複数の遊技球Bを洗浄液を用いて洗浄するものである。CR装置3は、現金又は残高情報が記録された遊技カードの投入、更には遊技操作盤16での操作により、パチンコ遊技機1で使用可能(遊技領域11へ発射可能)な遊技球Bの購入や残高情報の更新、遊技カードの発行や回収を行うものである。第1,第2演出装置4,5は、夫々封入された複数(例えば、約千個)の遊技球Bを用いて遊技演出を行うものである。
尚、パチンコ遊技機1の遊技制御装置等のコンピュータによって、遊技球Bの購入数、発射数、獲得数等が管理され、(購入数)−(発射数)+(獲得数)=(持球数)として逐次算出され、その持球数が0になるまで、遊技球Bを遊技領域11へ発射可能に、球循環装置6と球発射部14等が制御される。ここで、発射ハンドル15が回動操作された状態では、持球数が0になるまで、複数の遊技球Bが約0.6秒間隔で連続発射される。
次に、球循環装置6について詳しく説明する。
図3〜図7に示すように、球循環装置6は、大ストック部20、小ストック部21、洗浄前ストック部22、第1,第2,第3振分機構23,24,25、上皿ユニット26、下端受皿27、第1,第2球搬送機構28,29等を備えている。
大ストック部20は封入された遊技球Bの全数(例えば、約3千個)をストック(貯留)可能であり、大ストック部20の複数の遊技球Bは、第1振分機構23により第1,第2演出装置4,5と小ストック部21の何れかに振分けられる。例えば、第1,第2演出装置4,5と小ストック部21に夫々約千個の遊技球Bが振分け供給される。
小ストック部21の複数の遊技球Bは、第1搬送機構28により上方へ搬送されて、第2振分機構24により洗浄前ストック部22と上皿ユニット26と下端受皿27の何れかに振分けられる。上皿ユニット26に振分け供給された遊技球Bは、この上皿ユニット26から球発射部14に供給される。ここで、上皿ユニット26と第1球搬送機構28が、球発射部14に遊技球Bを供給する球供給通路31の一部を形成している。
上皿ユニット26は、前記持球数が0でない場合、球発射部14から遊技球Bが発射される度に、球発射部14に遊技球Bを供給する。そして、上皿ユニット26に貯留される遊技球Bが不足しないように、第2振分け機構24、第1球搬送機構28等により、上皿ユニット26に遊技球Bが供給される。
球発射部14で発射された遊技球Bは、球発射通路11aを通って遊技領域11に投入され、その後、遊技領域11のアウト口11bと入賞口に連通する球排出通路32により、遊技領域11から排出され小ストック部21に回収される。ここで、小ストック部21、球供給通路31(上皿ユニット26、第1球搬送機構28)、球排出通路32等により、遊技領域11(球発射通路11a)を介して遊技球Bを循環させる球循環通路30が構成されている。この球循環通路30は全てパチンコ遊技機1に設けられている。
第1,第2演出装置4,5の複数の遊技球Bは、第3振分機構25により洗浄前ストック部22と下端受皿27の何れかに振分けられる。洗浄前ストック部22に振分け供給された遊技球Bは、そこから洗浄装置2に供給され、洗浄装置2で洗浄された後に、下端受皿27に供給される。下端受皿27に供給された遊技球Bは、第2球搬送機構29により上昇されて大ストック部20に供給される。
図6〜図12に示すように、このパチンコ遊技機1には、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34を球循環通路30の一部に形成する螺旋溝40aを有する転動通路形成部材40が設けられている。この転動通路部34は、球循環通路30の球排出通路32に設けられている。
転動通路形成部材40等について詳しく説明する。
球排出通路32において、その上流側部分にT字状の球集合通路部33を形成する球集合通路形成部材35が設けられ、その球集合通路部33の下流側に螺旋状の転動通路部34を形成可能な転動通路形成部材40が設けられている。
球集合通路形成部材35の下方近傍に転動通路形成部材40が配置され、転動通路形成部材40の下方近傍に小ストック部21が配置されている。遊技領域11のアウト口11bや入賞口から排出された複数の遊技球Bは、球集合通路部33により集合され、順次、その下端から放出されて転動通路部34へ移行され、その転動通路部34を反復的に回転運動しながら落下し、その下端から放出され小ストック部21に回収される。
尚、小ストック部21は上方を開口した横長箱状に形成され、この小ストック部21の右部上方に転動通路形成部材40が配置されている。小ストック部21の底面は左前方に向かって下側へ傾斜しており、転動通路形成部材40から回収された複数の遊技球Bは、小ストック部21の左前部へ移動し、そこから第1搬送機構28に供給される。
転動通路形成部材40は、その螺旋溝40aの底面40a1が、遊技球Bが回転運動する転動面40a1をなし、その螺旋溝40a(転動面40a1)の中心下端側(螺旋溝40aの下流端)に落下孔40bを有する。
例えば、螺旋溝40aは、その外周端(上流端)から約2.5〜3周して中心(下流端)に至るように形成され、その勾配は5度程度ある。球集合通路部33の下流端から、後方(水平方向)へ適当な速度で放出されて、螺旋溝40aにおける上端且つ左端の上流端に移行され、この螺旋溝40aを数秒間(例えば、3〜5秒程度)に亙って平面視にて時計回り方向へ数回転(例えば、2.5〜3回転)しつつ落下して通過し、最終的に落下孔40bから小ストック部21に落下する。
螺旋溝40aの底面40a1は、遊技球Bとの接触により遊技球Bをクリーニングする機能を有する。転動通路形成部材40は、螺旋溝40aと略同形の螺旋溝部分41aを有する合成樹脂製の本体部材41と、その螺旋溝部分41aの底面全体に交換可能に装着されたシート状又は膜状の研磨部材42とを有し、この研磨部材42により螺旋溝40aの底面40a1が形成されて、クリーニング機能が得られる。
研磨部材42は、遊技球Bに比較的高摩擦を付与する材質で構成されて、遊技球Bの汚れを取るように遊技球Bを研磨する。この研磨部材42は渦巻き状に形成され、本体部材41の螺旋溝部分41aの底面に密着状にテープ材等で貼付けられている。
転動通路形成部材40の本体部材41の上端部に左右1対の突出片41bが一体的に形成され、この1対の突出片41bが、小ストック部21等に固定の部材にビス等で取付けられ、転動通路形成部材40はその軸心を鉛直にして安定した状態で固定されている。
尚、転動通路形成部材40のサイズ、形状(転動面40aの傾き等)については、遊技球Bの転動通路部34への移行時の速度や、研磨部材42と遊技球Bとの間に作用する摩擦等を加味して、転動通路部34に数個(例えば、5〜6個)の遊技球Bが同時に滞在し且つできるだけ衝突せずにスムーズに転動し得るように、そして、所望のクリーニング機能が得られるように、適宜設定される。
このパチンコ遊技機1(球循環装置6)によれば、次の効果を奏する。
遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34を球循環通路30の一部に形成する螺旋溝40aを有する転動通路形成部材40を設け、螺旋溝40aの底面40a1は、遊技球Bとの接触により遊技球Bをクリーニングする機能を有するので、パチンコ遊技機1の実稼働時に、球循環通路30を循環している遊技球Bが転動通路形成部材40の螺旋溝40aの底面40a1を転動して回転運動しながら落下するから、その遊技球Bを確実にクリーニングすることができる。
転動通路形成部材40の螺旋溝40aにより、個々の遊技球Bを回転運動させながら落下させるように整然と案内するので、個々の遊技球Bを確実にクリーニングすることができる。つまり、遊技球Bの汚れを極力除去して、その遊技球Bを用いて正常に遊技すること、つまり、正常な遊技球Bの発射、障害釘との衝突(跳返り)、入賞口への入賞等を維持することができる。
そのクリーニングのために、遊技球Bの位置エネルギーを利用して、駆動手段を別途必要としないため、更に、転動通路形成部材40は遊技球Bを反復的に回転運動させながら落下させるものであるので、転動通路形成部材40の構造を簡単化、コンパクト化することができる。従って、転動通路形成部材40の製作コスト、ランニングコストを安価にすることができ、設置スペースを容易に確保することができ、しかも、遊技領域11への遊技球Bの発射(つまり、遊技)に悪影響を与えないようにすることができ、尚且つ見栄えを悪化させないようにすることができる。
転動通路形成部材40に交換可能に装着されたシート状又は膜状の研磨部材42により螺旋溝40aの底面40a1が形成されているので、転動通路形成部材40の母体、つまり本体部材41の構造を簡単にすることができ、そして、研磨部材42の長期使用によりクリーニング機能が低下した場合には、新しい研磨部材42に交換することで、クリーニング機能を容易に改善することができる。
球排出通路32に転動通路部34を設けたので、遊技球Bが遊技領域11(遊技盤10)に発射されることで、その遊技球Bが汚れた場合でも、遊技領域11から排出された後、その遊技球Bを直ちにクリーニングすることができる。
パチンコ遊技機1は、遊技球Bを外部へ取出し不可能に封入した球封入式のパチンコ遊技機1であるので、複数のパチンコ遊技機を島構造体に設置した一般的なパチンコ遊技設備とは異なり、複数の球封入式のパチンコ遊技機1から多数の遊技球Bを一括的に回収して洗浄するように構成することは不合理である。
そこで、パチンコ遊技機1に個別に洗浄装置2を設けてあるが、この洗浄装置2を用いて、パチンコ遊技機1の実稼働時に遊技球Bを洗浄することは物理的にも規則的にも難しく、故に、転動通路部34を球循環通路30の一部に形成する転動通路形成部材40を設けることで、この転動通路形成部材40により、パチンコ遊技機1の実稼働時に遊技球Bをクリーニングすることができる。
尚、転動通路形成部材40において、研磨部材42を省略し、その研磨部材42に相当し且つ耐久性が比較的高い研磨部を、本体部材41の螺旋溝部分41aの底面に一体的に形成してもよい。転動通路形成部材40の部品点数が減り、製作コスト的に有利になる。
次に、実施例1の主に転動通路形成部材40を変更した実施例2以降の実施例について説明する。尚、実施例1と同一又は類似するものについては、同一符号又は類似符号を付して適宜説明を省略し、実施例1と同一又は類似する作用・効果も適宜説明を省略する。
図13〜図15に示すように、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34A1,34A2を球排出通路32Aの一部に1対形成する1対の転動通路形成部材40A1,40A2が設けられ、この1対の転動通路部34A1,34A2は、高さ位置を異ならせて比較的接近した位置に配置され且つ直列状に接続されている。各転動通路形成部材40A1,40A2は、実施例1の転動通路形成部材40と同様の構造である。
転動通路形成部材40A1が、球集合通路形成部材35の下方近傍に配置され、転動通路形成部材40A2は、転動通路形成部材40A1の斜め右後側且つ斜め下側に配置され、転動通路形成部材40A2の下方近傍に小ストック部21が配置されている。1対の転動通路形成部材40A1,40A2は、夫々、その1対の突出片41bが、小ストック部21等に固定の部材にビス等で取付けられ、その軸心を鉛直にして安定した状態で固定されている。
上側の転動通路部34A1の下流端(落下孔40b)と下側の転動通路部34A2の上流端とを接続する接続通路部36を球排出通路32Aの一部に形成する接続通路形成部材37が設けられている。この接続通路形成部材37は、湾曲樋状に形成され、その上端部が上側の転動通路形成部材40A1の落下孔40bの周囲部に取付けられ、下側の転動通路形成部材40A2の方へ延びている。
遊技球Bは、先ず、球集合通路部33から、上側の転動通路形成部材40A1の螺旋溝40aの上端側且つ左端側において、後方(水平方向)へ適当な速度で放出されることで、その転動通路部34A1を数秒間(例えば、3〜5秒程度)に亙って平面視にて時計回り方向へ数回転(例えば、2.5〜3回転)しつつ落下して通過する。
次に、遊技球Bは、接続通路部36から、下側の転動通路形成部材40A2の螺旋溝40aの上端側且つ左端側において、同じく、後方(水平方向)へ適当な速度で放出されることで、その転動通路部34A2を数秒間(例えば、3〜5秒程度)に亙って平面視にて時計回り方向へ数回転(例えば、2.5〜3回転)しつつ落下して通過する。
このように、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34A1,34A2を球排出通路32Aに1対形成する1対の転動通路形成部材40A1,40A2を設けたことにより、遊技球Bが螺旋溝40aを転動する距離を長くし、しかも、遊技球Bの外周部の一部だけを螺旋溝40aのクリーニング機能を有する底面40a1に接触させるのではなく、遊技球Bの転動通路形成部材40A1から転動通路形成部材40A2への移行により、遊技球Bをできるだけ均一的に全体的に螺旋溝40aの底面40a1に接触させることもできるため、遊技球Bのクリーニング機能を高めることができる。
尚、1対の転動通路形成部材40A1,40A2は高さ位置を異ならせて配置されるが、1対の転動通路形成部材40A1,40A2の水平方向の位置関係については種々考えられる。例えば、上側の転動通路形成部材40A1の真下に下側の転動通路形成部材40A2を配置してもよい。また、3個以上の複数の転動通路形成部材を設け、この複数の転動通路部を高さ位置を異ならせて配置し且つ直列状に接続してもよい。
尚、各転動通路形成部材40A1,40A2において、実施例1同様、研磨部材42を省略し、その研磨部材42に相当し且つ耐久性が比較的高い研磨部を、本体部材41の螺旋溝部分41aの底面に一体的に形成してもよい。転動通路形成部材40A1,40A2の部品点数が減り、製作コスト的に有利になる。
図16、図17に示すように、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34B1,34B2を球排出通路32Bの一部に1対形成する1対の転動通路形成部材40B1,40B2が設けられている。この1対の転動通路部34B1,34B2は、高さ位置を同じにして左右に比較的接近した位置に配置されている。一方の転動通路形成部材40B2は、実施例1の転動通路形成部材40と同様の構造であり、他方の転動通路形成部材40B1は、実施例1の転動通路形成部材40を左右対称にした構造である。尚、転動通路形成部材40B1については、転動通路形成部材40B2と同一の符号を付して説明する。
球排出通路32Bにおいて、その上流側部分に球集合通路部33Bを形成する球集合通路形成部材35Bが設けられ、その球集合通路部33Bの下流側に1対の転動通路部34B1,34B2が並列的に設けられている。つまり、球集合通路形成部材35Bの下方近傍に1対の転動通路形成部材40B1,40B2が並列的に配置され、この1対の転動通路形成部材40B1,40B2の下方近傍に小ストック部21が配置されている。
遊技領域11のアウト口11bや入賞口から排出された複数の遊技球Bは、球集合通路部33Bにより集合され、順次、その下端から放出されるが、その際、1対の転動通路部34B1,34B2の何れかに振分けられて移行され、1対の転動通路部34B1,34B2の何れかを反復的に回転運動しながら落下し、その下端から放出され小ストック部21に回収される。
ここで、遊技球Bの球集合通路部33Bから左側の転動通路部34B1への移行については、転動通路形成部材40B1の螺旋溝40aの上端側且つ右端側において前方又は後方へ遊技球Bが放出され、また、遊技球Bの球集合通路部33Bから右側の転動通路部34B2への移行については、転動通路形成部材40B2の螺旋溝40aの上端側且つ左端側において前方又は後方へ遊技球Bが放出される。
尚、1対の転動通路形成部材40B1,40B2は高さ位置を同じにして配置されているが、1対の転動通路形成部材40B1,40B2を高さ位置を異ならせて配置してもよい。また、1対の転動通路形成部材40B1,40B2の水平方向の位置関係についても種々考えられる。また、3個以上の複数の転動通路形成部材を設け、この複数の転動通路部を並列的に配置接続してもよい。
尚、各転動通路形成部材40B1,40B2において、実施例1同様、研磨部材42を省略し、その研磨部材42に相当し且つ耐久性が比較的高い研磨部を、本体部材41の螺旋溝部分41aの底面に一体的に形成してもよい。転動通路形成部材40B1,40B2の部品点数が減り、製作コスト的に有利になる。
図18に示すように、転動通路形成部材40Cは、その螺旋溝40Caが長円状螺旋溝40Caに形成されている。
図19に示すように、転動通路形成部材40Dは、その螺旋溝40Daが楕円状螺旋溝40Daに形成されている。
図20、図21に示すように、パチンコ遊技設備PEは、複数のパチンコ遊技機1Eを島構造体IEに設置したものであり、各パチンコ遊技機1Eは、遊技球Bを外部へ取出し可能にした球非封入式のパチンコ遊技機1Eに構成され、実施例1のパチンコ遊技機1と同様の遊技領域11、球発射通路11a、アウト口11b、球発射部14等を有するとともに、球非封入式用の上皿ユニット55、払出機構56を有する。
即ち、このパチンコ遊技機1Eでは、従来通り、持球Bが無い場合、パチンコ遊技機1Eに並設の球購入装置(図示略)によって遊技球Bを複数(例えば、25個)ずつ購入して上皿ユニット55に入れて使用し、その複数の遊技球Bは、上皿ユニット55によって球発射部14に順次供給される。遊技球Bが遊技領域11の入賞口に入賞した場合、獲得した遊技球Bは払出機構56により上皿ユニット55に全て払出される。
故に、遊技球Bが遊技領域11の始動口に入賞して、大当り抽選で当選し、遊技領域11の大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生した場合、短期間に複数の遊技球Bが大入賞口に入賞するため、大量(数百個から千数百個程度)の遊技球Bを獲得することができるが、上皿ユニット55に払出された遊技球Bはオーバーフローになるため、その遊技球の多くを上皿ユニット55から外部へ取出し貯留箱(所謂、ドル箱)に入れ持球として保管し、後に、その持球を貯留皿に入れて使用することができる。
このパチンコ遊技設備PEでは、各パチンコ遊技機1Eと島構造体IEとに亙って、各パチンコ遊技機1Eの遊技領域11を介して遊技球Bを循環させる球循環通路30Eが設けられている。この球循環通路30Eにおいて、島構造体IEに複数のパチンコ遊技機1Eに共通の島側球供給通路50と島側球排出通路51とが設けられ、各パチンコ遊技機1Eに、島側球供給通路50から遊技球Bを払出機構56及び上皿ユニット55(即ち、球発射部14)に供給する球供給通路31Eと、遊技領域11(アウト口11b等)から遊技球Bを島側球排出通路51へ排出する球排出通路32Eとが設けられている。
そして、各パチンコ遊技機1Eに、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部34Eを球排出通路32Eの一部に形成する螺旋溝40Eaを有する転動通路形成部材40Eが設けられている。この転動通路形成部材40Eとしては、実施例1〜5の転動通路形成部材40,40A1,40A2,40B1,40B2,40C,40Dの何れかが採用されている。球封入式のパチンコ遊技機1と同様のクリーニング効果が得られる。
尚、実施例1〜6については、パチンコ遊技機の球循環通路の球排出通路の一部に、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部を形成する螺旋溝を有する転動通路形成部材を設けているが、その転動通路形成部材を省略し、或いは、その転動通路形成部材を設けた上で更に、球循環通路の球排出通路以外の通路部(例えば、球供給通路部の一部)に、遊技球Bが転動して反復的に回転運動しながら落下する転動通路部を形成する螺旋溝を有する転動通路形成部材を設けてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。例えば、転動通路形成部材の螺旋溝の側面(特に、外側面)に遊技球をクリーニングする機能(研磨部材)を設けてもよい。
また、本発明は、前記の球封入式のパチンコ遊技機以外の種々の球封入式のパチンコ遊技機への適用が可能であり、また、前記の球非封入式のパチンコ遊技機以外の種々の球非封入式のパチンコ遊技機への適用も可能である。
B 遊技球
1,1E パチンコ遊技機
10 遊技盤
11 遊技領域
14 球発射部
30,30E 球循環通路
31,31E 球供給通路
32,32A,32B,32E 球排出通路
34,34A1,34A2,34B1,34B2,34E 転動通路部
40,40A1,40A2,40B1,40B2,40C,40D,40E 転動通路形成部材
40a,40Ca,40Da,40Ea 螺旋溝
40a1 底面
42 研磨部材

Claims (5)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域へ遊技球を発射する球発射部と、球発射部に遊技球を供給する球供給通路と遊技領域から遊技球を排出する球排出通路とを有し遊技領域を介して遊技球を循環させる球循環通路の少なくとも一部とを備えた遊技機において、
    前記遊技球が転動して反復的に回転運動しながら落下する渦巻き状の螺旋溝を有する転動通路形成部材を前記球循環通路に設け
    前記螺旋溝の底面は、遊技球との接触により遊技球をクリーニングする機能を有し、
    前記螺旋溝を遊技球が反復的に回転運動しながら落下し得るように、前記螺旋溝に遊技球を導入させるように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記螺旋溝を複数の遊技球が衝突せずに順次反復的に回転運動しながら落下可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記転動通路形成部材に交換可能に装着されたシート状又は膜状の研磨部材により前記螺旋溝の底面が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記研磨部材が渦巻き状に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技球を外部へ取出し不可能に封入した球封入式の遊技機であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の遊技機。
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