JP5085922B2 - 眼鏡レンズ加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの周縁を加工する眼鏡レンズ加工システムに関する。
眼鏡レンズの周縁加工においては、眼鏡レンズ周縁加工装置が持つ2つのレンズチャック軸により保持された眼鏡レンズの周縁が、粗砥石により粗加工さた後、仕上げ加工砥石等により仕上げ加工される(特許文献1参照)。2つのレンズチャック軸にレンズを保持させる際には、レンズの表面に固定されたカップの基部を一方のレンズチャック軸が持つカップホルダに装着し、もう一方のレンズチャック軸をレンズ側に移動させてレンズを保持させる。また、カップは、カップ取り付け装置によりレンズの光学中心又は玉型の幾何中心に取り付けられる(特許文献2参照)。
レンズの周縁加工においては、左右の眼でレンズ度数(球面度数、乱視度数、乱視軸)が異なることが多いので、左右のレンズを間違えずに加工することが重要である。このために作業者は左右の取り違いに細心の注意を払っている。この対応として、従来においては、レンズ表面にペン等で左右を識別するためのマーク又は文字などを施すことが一般的に行われている。また、カップの基部に凹部や穴を形成したものと、これらが形成されてない2種類のカップを用意し、右眼用と左眼用で使い分けて左右を識別可能にしたカップも提案されている(特許文献3参照)。
特開平11−333684号公報 特開2001−62688号公報 特開平8−252754号公報
しかしながら、レンズ表面にペンでマーク等を施す方法は、マークを施す作業及びそのマークを消す作業が伴い、作業者の負担となる。また、最近は、撥水コーティングされたレンズも多くあり、このレンズにはマーク自体を付けることができない。特許文献3のようにカップの基部に凹部や穴を形成して識別する方法は、左右のカップの形状を大きく変えることができないため、凹部や穴は小さく、一見しての識別が容易できない。またさらに、加工に際して、左右の区別を目視で確認することは、見間違いや勘違いも生じやすい。
本発明は、上記従来技術に鑑み、左右レンズの取り違いを低減できる加工システムを提供することを技術課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、次のような構成を備えることを特徴とする。
(1) レンズ固定用カップが取り付けられた眼鏡レンズをレンズチャック軸にて保持し、保持された眼鏡レンズの周縁を玉型データに基づいて加工する眼鏡レンズ加工装置と、前記カップを眼鏡レンズに取り付けるカップ取付装置と、を備える眼鏡レンズ加工システムにおいて、
前記カップは右眼用レンズ及び左眼用レンズで共通に使用されるカップであって、データの書き換え可能なICタグを有し、前記カップ取付装置は、前記カップを取り付ける眼鏡レンズ左右何れであるかを選択する左右選択手段と、該左右選択手段の選択信号に基づいて左右の識別情報を前記ICタグに書き込み記憶させる書き込み手段とを備え、前記眼鏡レンズ加工装置は、眼鏡レンズに固定された前記カップが持つ前記ICタグに記憶された情報を読み取る読取り手段と、該読取り手段により読み取られた左右の識別情報に基づいて加工する眼鏡レンズの左右が何れであるかを設定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)の眼鏡レンズ加工システムにおいて、前記カップ取付装置は、加工するレンズの左右の玉型データ及びレイアウトデータを含むデータを入力するデータ入力装置と、加工するレンズを管理するための作業コードを入力する作業コート入力手段と、入力された作業コードに対応して前記データ入力装置により入力されたデータを記憶する記憶手段とを備え、前記書き込み手段は左右の識別情報と共に前記作業コードを前記ICタグに書き込む手段であり、
前記眼鏡レンズ加工装置は、前記カップ取付装置とデータ通信可能に接続され、前記読取り手段により左右の識別情報と共に読み取られた作業コードに基づいて前記記憶手段から作業コードに対応するデータを取得する制御手段を備えることを特徴とする。
(3) (1)の眼鏡レンズ加工システムにおいて、前記カップ取付装置は、加工するレンズの玉型データ及びレイアウトデータを含むデータを入力するデータ入力装置を備え、前記書き込み手段は左右の識別情報と共に前記データ入力装置により入力された玉型データ及びレイアウトデータをも書き込む手段であり、
前記眼鏡レンズ加工装置の前記設定手段は、前記読取り手段により読み取られた左右の識別情報及び前記玉型データ及びレイアウトデータを設定することを特徴とする。

本発明によれば、左右レンズの取り違いを低減できる。また、操作者の左右の確認の負担、左右の眼鏡レンズの管理上の負担も軽減される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るカップ取付け装置(軸打ち機)、眼鏡レンズ加工装置を備える加工システムの略図である。
<カップ取り付け装置>
カップ取り付け装置1の構成を、図1及び図2を使用して説明する。図2は、装置1に配置される光学系、ブロッキング機構部及び制御系の概略構成図である。
カップ取付け装置1は側方視が略コの字状をした筐体を持つ。装置1の前側に張り出した下部の台座1aの上面には、透明アクリルからなる円形のレンズテーブル10がリング部材11によって取付けられている。レンズテーブル10には被加工レンズLEが載置される。レンズテーブル10上には被加工レンズLEを支持するための、3個の支持ピン12がカップ取付けの基準軸L1を中心にして等間隔で植設されている。
台座1aの手前側前面には、後述するブロッキング機構部30を作動させるスイッチ2aが配置されている。また、被加工レンズの左右を選択するスイッチ2bが配置されている。装置1の前側に張り出した張出上部1bの下面と台座1aとの間は、レンズLEを手で持ってレンズテーブル10上で移動操作するためと、カップ取付けアーム31の先端に取付けられたカップ25が昇降可能とするために、適当な空間が確保されている。
装置1には、レンズテーブル10に置かれたレンズLEを照明し、レンズLEの光学中心、乱視軸角度を検出する検出光学系9が設けられている。検出光学系9は、次のように構成される。
レンズテーブル10の後方近傍に照明光源20が配置される。張出上部1bに配置されている凹面鏡21は、照明光源20からの照明光を被加工レンズLEより一回り大きな径の略平行光束に整形するミラー曲面を持ち、略平行にされた照明光束が検出光学系9の基準軸L1に沿って投光されるように配置されている。
レンズテーブル10の中央には、基準軸L1を中心に所定のパターンを持つ指標部13が形成されている。指標部13は格子状に配置されたドット指標からなり、そのドット指標は直径0.3mmの大きさのものがカップ取付けの基準軸L1を中心にする20mm四方の範囲で0.3mmピッチ間隔に配置されている。レンズテーブル10の下方には、すりガラス等の半透明の材質で作られたスクリーン板14が配置されている。レンズLEを透過した光束はレンズテーブル10上の指標部13を照明する。スクリーン板14にはレンズLEの全体像、及びレンズLEのプリズム作用を受けたドット指標像が投影される。スクリーン板14の下方にはミラー15が配置されており、ミラー15の反射方向には第1CCDカメラ17が設けられている。この第1CCDカメラ17はスクリーン板14に投影された指標像を検出できるように、基準軸L1を中心にした中央領域のみを拡大して撮像するレンズを持つ。ミラー15と第1CCDカメラ17の間の光路にはハーフミラー16が配置され、その反射方向に第2CCDカメラ18が設けられている。この第2CCDカメラ18はスクリーン板14に投影されるレンズLEの全体像を撮像するレンズを持つ。
第1CCDカメラ17により得られるドット指標像の画像から、レンズLEの光学中心位置及び乱視軸方向を求める方法を簡単に説明する。レンズLEが載置されていない場合には、指標部13のドット指標は平行光束により照明されるので、スクリーン板14にはそのまま指標像が投影される。屈折力を持つレンズLEが載置されると、レンズLEの光学中心付近の直下に位置するドット像は、レンズLEの有無に拘わらず位置が同じであるが、光学中心でない部分のドット像はレンズLEのプリズム作用により座標位置が移動する。よって、光学中心を検出するには、レンズLEの無い状態での各ドット像の座標位置に対して、レンズLEが載せられた状態における各ドット像の座標位置の変化を調べ、各ドット像がどの位置を中心に拡散又は収束しているかを求める。すなわち、この拡散又は収束の中心が光学中心として検出できる。
また、レンズLEが乱視度数を持つ場合、各ドット像はレンズの母線に向かう方向(又は離れる方向)に移動する。よって、レンズLEのない状態での各ドット像の座標位置に対して、各ドット像がどの方向に移動しているかを調べることにより、乱視軸方向が検出される。
図2において、ブロッキング機構部30は、カップ25の基部が装着されるカップホルダ31aが配置されたアーム31と、アーム31を図2に示すY軸方向に移動させるY軸方向移動ユニット32と、Y軸方向移動ユニット32と共にアーム31を上下方向(Z軸方向)に移動させるZ軸方向移動ユニット34と、Z軸方向移動ユニット34と共にアーム31を装置1に向かって左右方向(X軸方向)に移動させるX軸方向移動ユニット36とを備える。これら移動ユニット32,34,36は、それぞれスライド機構及びモータ等を持つ周知の移動機構で構成できる。カップホルダ31aは、上下方向に延びる軸中心に回転可能にアーム31に取り付けられている。Y軸方向移動ユニット32には、カップホルダ31aを回転するためのモータが配置された駆動ユニット38が配置され、駆動ユニット38による回転の駆動力は、アーム31内に配置された回転伝達機構(ギヤ、回転シャフト等で構成される)により、カップホルダ31aに伝達される。カップホルダ31aが上下軸を中心に回転されることにより、レンズLEの乱視視角度に応じてカップ25の固定角度が調整される。
また、退避位置に置かれたアーム31が持つカップホルダ31aの近傍には、カップ25に内蔵されたICタグ42(図5参照)に情報を書き込み記憶させる機能と書き込んだ情報を読み取る機能を持つ書き込み・読取りユニット41が配置されている。図1の例では、書き込み・読取りユニット41は、退避位置に置かれたアーム31の下方部分に配置されている。書き込み・読取りユニット41はICタグ42への情報の書き込み及び読取るために、無線通信用の電波を送受信するアンテナを持つ。
書き込み・読取りユニット41による書き込み及び読取りの電波の強さは、カップホルダ31aが退避位置に置かれる範囲となるように設定されている。これにより、カップホルダ31aから遠い位置にあるカップ25のICタグ42に誤ってデータ書き込まれることが防止される。なお、書き込み・読取りユニット41が持つアンテナをカップホルダ31aに設けるようにしても良い。こうすると、カップホルダ31aに装着された状態のカップ25に内蔵されたICタグ42との情報の通信をより確実に行うことができる。
また、書き込み・読取りユニット41は、書き込みユニットのみで構成しても良いが、ICタグ42に書き込まれた情報の適否を確認するために、本実施形態のように読取り機能も同時に備えた構成が好ましい。
装置1の後方には、眼鏡枠形状測定ユニット5が配置されている。装置1の上面には、第2CCDカメラ18に撮像されたレンズ像や各種の情報を表示するカラー液晶ディスプレイ3、眼鏡枠形状測定ユニット5の操作スイッチ部4が配置されている。ディスプレイ3はタッチパネル機能を持つ。
眼鏡枠形状測定ユニット5、ディスプレイ3、検出光学系のCCDカメラ17,18、ブロッキング機構部30の移動ユニット32,34,36、書き込み・読取りユニット41、メモリ51等は、制御部50に接続されている。制御部50は、CCDカメラ17からの出力信号を基にレンズLEの光学中心位置及び乱視軸方向を求める。また、制御部50は、各ユニットの駆動、ディスプレイ3の表示を制御する。また、玉型データ及びレイアウトデータ等のデータを入力するデータ入力装置は、ディスプレイ3、制御部50、メモリ51等を兼用して構成される。このデータ入力装置は、カップ取り付け装置1と一体的でなくても良く、加工装置200とデータ転送可能に接続される構成とすることでも良い。
<眼鏡レンズ加工装置>
眼鏡レンズ加工装置200の構成を、図1及び図3を使用して説明する。図3は、装置内部の加工機構の概略構成図である。
加工装置200のベース170上にはキャリッジ部100が搭載され、キャリッジ101が持つレンズチャック軸(レンズ回転軸)102L,102Rに挟持された被加工レンズLEの周縁は、砥石スピンドル161aに取り付けられた砥石群162に圧接されて加工される。砥石群162は、プラスチック用粗砥石162a、ヤゲン形成用の溝及び平坦加工面を持つ仕上げ用砥石162b及び鏡面仕上げ用砥石162c、ガラス用粗砥石162dから構成される。砥石スピンドル(砥石回転軸)161aは、モータ160により回転される。
キャリッジ101の左腕101Lにレンズチャック軸102Lが、右腕101Rにレンズチャック軸102Rが、それぞれ回転可能に同軸に保持されている。レンズチャック軸102Rは、右腕101Rに取り付けられたモータ110によりレンズチャック軸102L側に移動され、レンズLEが2つのレンズチャック軸102R,102Lにより保持される。また、2つのレンズチャック軸102R,102Lは、左腕101Lに取り付けられたモータ120により、ギヤ等の回転伝達機構を介して同期して回転される。レンズチャック軸102Lの先端側には、レンズLEに固定されたカップ25の基部が装着されるカップホルダ130が固定されている。レンズチャック軸102Rの先端側には、レンズLEの後面に当接されるレンズ押え部材135が固定されている(図5(b)参照)。
キャリッジ101は、レンズチャック軸102R,102L及び砥石スピンドル161aと平行に延びるシャフト103,104に沿って移動可能なX軸移動支基140に搭載されている。支基140の後部には、シャフト103と平行に延びる図示なきボールネジが取り付けられており、ボールネジはX軸移動用モータ145の回転軸に取り付けられている。モータ145の回転により、支基140と共にキャリッジ101がX軸方向に直線移動される。
また、支基140には、Y軸方向(レンズチャック軸102R,102Lと砥石スピンドル161aの軸間距離が変動される方向)に延びるシャフト156,157が固定されている。キャリッジ101はシャフト156,157に沿ってY軸方向に移動可能に支基140に搭載されている。支基140にはY軸移動用モータ150が固定されている。モータ150の回転はY軸方向に延びるボールネジ155に伝達され、ボールネジ155の回転によりキャリッジ101はY軸方向に移動される。
図3において、加工装置200の手前側に面取り機構部180が配置されている。キャリッジ101の上方には、レンズコバ位置測定部(レンズ形状測定部)300F、300Rが設けられている。キャリッジ部100の後方には、穴加工・溝掘り機構部190が配置されている。これらの構成は、周知のものが使用されるので、ここでは説明を省略する。
さらに、加工装置200の上面には、タッチパネル機能を持つカラーディスプレイ210と、操作スイッチパネル220が配置されている。201は、加工装置200の上面に配置された開閉扉である。装置200の上面にはさらに、カップ25が持つICタグ42に書込まれた(記憶された)情報を読み取る読取りユニット230が配置されている。読取りユニット230は、ICタグ42の情報を読取るために、無線通信用の電波を送受信するアンテナを持つ。
なお、読取りユニット230をレンズチャック軸102Lが持つカップホルダ130の内部や、その近傍に配置しても良い。この場合、カップホルダ130にカップ25を装着したときにデータが読み取られ、操作者の手間が簡略化される。読取りユニット230のサイズが大きい場合には、読取りユニットの本体から分離したアンテナのみをカップホルダ130やその近傍に配置しても良い。
図4は、加工装置200の制御系ブロック図である。ディスプレイ210、操作スイッチパネル220、読取りユニット230、キャリッジ部100の各モータ、砥石回転用のモータ160等は、制御部250に接続されている。また、カップ取り付け装置1は制御部250に接続され、データの送受信が行われる。
<レンズ固定用カップ>
図5は、レンズLEの表面に固定されるレンズ固定用治具としてのカップ25を説明する図である。
図5(a)はカップ25の斜視図である。図5(b)は、レンズチャック軸102Lが持つカップホルダ130の構成と、レンズLEを保持させるときの説明図である。
カップ25は右眼用レンズ及び左眼用レンズで共通に使用される。カップ25は、カップホルダ130の挿入穴131aに挿入される基部25aと、鍔部26を持つ。基部25a及び鍔部26は樹脂により一体成形されている。基部25aにはキー溝25bが形成されている。このキー溝25bがカップホルダ130の挿入穴131aに形成されたキー131bに嵌め合わされることにより、レンズLEの乱視軸角度とレンズチャック軸102L(102R)の回転角とを一定の関係にして、レンズLEを保持させることができる。また、基部25aには、レンズの上下位置を決めるための切り欠き25cが形成されている。鍔部26には、カップホルダ130に位置合わせして回転ズレを軽減するための凹凸部26aが基部25aの回りに形成されている。カップホルダ130の端部にも、凹凸部26aに嵌合する凹凸部が形成されている。
また、カップ25には、基部25aの内側にはデータを書き換え可能なICタグ42が埋め込まれている。ICタグ42は、ICチップとアンテナを持ち、書き込み・読取りユニット41及び読取りユニット230からの電波をアンテナで受けて起電し、ICチップのデータの書き込み及び読み出しを行うものであり、数ミリのサイズの市販されているものを使用できる。ICタグ42の基部25aへの取付けは、基部25aに形成された穴にICタグ42を埋め込み、樹脂で蓋をしてシールドされる。これにより、眼鏡レンズ加工装置200ではレンズの加工時に研削水が使用されるが、ICタグ42はシールド固定されているため、研削水から守られる。また、カップ25は繰返し使用されるため、加工時の研削水や加工糟により汚れやすいが、ICタグ42は遮蔽物があっても電波の送受信が可能なため、バーコードのように光を利用したもの対して、データの書き込み及び読み取りに都合が良い。
なお、ICタグ42の配置位置は、カップ取付け装置1側のカップホルダ31a及び眼鏡レンズ加工装置200側のカップホルダ130に基部25aを挿入したときに、カップ25の保持に干渉しない位置が好ましい。また、鍔部26はレンズ表面への取り付け時に変形されやすいので、鍔部26を避けた位置が好ましい。
レンズLEが固定されたカップ25の基部25aをカップホルダ130に装着した後、レンズチャック軸102Rをレンズ側に移動させることにより、レンズ押え部材135がレンズ後面に当接し、レンズLEが2つのレンズチャック軸102R、102Lにより保持される。
なお、カップ取付け装置1が持つカップホルダ31aの構造についても、カップホルダ130と同様に、挿入穴、キーが形成されている。その形状はカップホルダ130と同様であるので、説明を省略する。
次に、上記のようなカップ25を使用したカップ取り付け装置1及び加工装置200の動作を説明する。初めに、左右のレンズにそれぞれカップ25をカップ取り付け装置1により固定する動作を説明する。
眼鏡枠形状測定ユニット5により眼鏡枠の左右のレンズ枠形状を測定する。測定された眼鏡枠形状データは、ディスプレイ3に表示されるデータ転送キーを押すことにより、メモリ51に記憶される。ディスプレイ3の画面には、図6に示すような入力画面が表示される。この画面にて、レンズLEを左右一対で管理するための作業番号(作業コード)を入力する必要がある旨が表示されるので、作業者は作業番号入力欄61を押して表示されるテンキーにより作業番号を入力しておく。また、この画面にて加工条件選択欄62の各キーを操作することにより、レンズの材質、レンズの種類(単焦点レンズ、二重焦点レンズ等)、加工モード等の加工条件を入力できる。また、レイアウト入力欄65の各キーを操作してレイアウトデータを入力することができる。玉型データ、加工条件及びレイアウトデータ等は、作業番号に関連付けてメモリ51に記憶される。なお、左右の玉型データは、左右の片側の玉型データを左右ミラー反転して、もう片方の玉型データとする場合も含む。
また、作業者は、カップ25を取り付けるレンズLEが左右何れであるかを、左右選択キー63R,63Lで選択する。左右の選択はスイッチ2bによっても選択できる。左右の選択結果は、左右選択キー63R又は63Lの表示エリアが網掛けに表示されることにより、操作者に報知される。
レイアウトデータの入力を説明する。図6の画面では、レイアウト入力欄65の各キーを押して、FPD(左右のレンズ枠の幾何中心間距離)、PD(瞳孔間距離)、玉型の幾何中心に対するレンズの光学中心高さ、等のレイアウトデータを入力することができる。玉型の幾何中心に対するレンズの光学中心高さは、左右で別々に入力可能である。また、レンズLEの処方データの乱視軸角度が入力でき、レンズのブロック中心が光心(光学中心)か枠心(玉型の幾何中心)かを選択できる。
レンズLEへのカップの取付を説明する。例えば、左眼用レンズLEにカップ25を取り付けるために、キー63Lにより左眼用レンズが選択されたとする。作業者は、カップ25をカップホルダ31aに装着しておき、また、左眼用レンズLEを支持ピン12の中心付近に載せる。レンズLEが3個の支持ピン12の中心付近に載せられると、スクリーン板14に投影された指標像が第1CCDカメラ17により撮像され、制御部50によりレンズLEの光学中心及び乱視軸方向が検出される。レイアウト画面64には、玉型図形FTが表示されると共に、検出された光学中心を基に光学中心マークMFOが表示される。また、入力された乱視軸角度と検出された乱視軸角度とを基に、玉型図形FTの水平方向の向きが変えられる。検出光学系9により検出されたレンズの光学中心及び乱視軸角度が表示されることにより、作業者は基準軸L1のカップ取付け中心を基準にレンズLEを移動させてアライメントを行うことができる。本実施形態の装置においては、レンズLEを移動させる代わりに、ブロッキング機構部30のアーム31が制御部50に制御により3次元的に移動されると共に、カップホルダ31aが回転されてブロッキングの軸角度が自動的に変えられる。
次に、アーム31を移動させるブロッキングのスイッチ2aが押されると、スイッチ2aの信号はICタグ42へのデータ書き込み指示信号として兼用され、ICタグ42へのデータの書き込み動作が開始される。制御部50は、スイッチ2aからの指示信号が入力されると、ブロッキングの動作の開始に先立って、書き込み・読取りユニット41に書き込み動作を開始させる。書き込み・読取りユニット41は、左右選択キー63R,63Lで選択されたレンズLEの左右の識別情報と作業番号入力欄61で入力された作業番号の情報を、アンテナを介して送信する。これにより、カップ25が持つICタグ42に送信された情報が書き込まれる(記憶される)。続いて、書き込み・読取りユニット41からは読取りの指令信号が送信される。これにより、ICタグ42に記憶されたデータが書き込み・読取りユニット41に送信され、そのデータが書き込み・読取りユニット41に読み取られる。制御部50は、書き込み指令したデータ内容と読み取られたデータ内容との一致を確認する。
ここで、データの送受信に障害があった場合、データ内容が不一致となる。この場合、ディスプレイ3にデータ書き込みに異常がある旨の警告メッセージが表示され、アーム31を移動させるブロッキング動作が禁止される。これにより、ICタグ42へのデータの書き込みが異常のまま、カップ25がレンズに取り付けられることが防止される。
警告メッセージが表示された場合、操作者は、再びスイッチ2aを押してデータ転送の指令を試してみる対応を取ることができる。あるいは、ICタグ42の故障がある場合、カップ25を別のものと取り換える対応を取ることができる。
制御部50は、書き込み指令したデータ内容と読み取られたデータ内容との一致を確認して異常がない場合には、その旨をディスプレイ3に表示した後、ブロッキング機構部30の各移動ユニットを制御してアーム31を移動させる。制御部50は、検出光学系9により検出されたレンズの光学中心及びレイアウトデータに基づいてアーム31が持つカップホルダ31aの中心位置をレンズの光学中心に位置合わせする。また、検出光学系9により検出された乱視軸角度と入力された乱視軸角度に基づいてカップホルダ31aと共にカップ25を回転させる。アライメント位置が決定されると、制御部50はアーム31を下降させる。これにより、レンズLEの表面にカップ25が固定される。
なお、上記ではブロッキングのスイッチ2aのスイッチ信号をICタグ42へのデータの書き込み指令信号に兼用したが、ディスプレイ3に設けられた専用の書き込み指令キー67を使用しても良い。電波の送受信に異常がある場合には、カップホルダ31aから一旦カップ25を取り外した後、書き込み・読取りユニット41の付近にカップ25をかざし、書き込み指令キー67を使用してデータの書き込み及び読取りをより確実に行う対応をとることができる。
また、書き込み・読取りユニット41を動作させるときの指令信号として、スイッチ2aを兼用せずに、書き込み指令キー67を使用する場合には、次のように構成することで、データの書き込み忘れを防止できる。すなわち、書き込み指令キー67の指示信号が入力されると、制御部50は書き込み・読取りユニット41を動作させ、左右の識別情報等の情報を送信してIDタグ42にデータを書き込んだ後、ICタグ42に記憶されたデータを書き込み・読取りユニット41により読み込み、書き込んだ内容との一致を確認する。書き込み内容が一致していれば、IDタグ42へのデータの書き込みが完了したと判断し、スイッチ2aからのブロッキング指令信号が入力されたときに、ブロッキング機構部30を作動させる。
一方、書き込み指令キー67の指示信号の入力がなく、ICタグ42の記憶内容の確認がなされないまま、スイッチ2aからのブロッキング指令信号が入力されたときは、IDタグ42へのデータの書き込みが完了していないと判断し、アーム31を移動させるブロッキング機構部30の駆動を禁止し、その旨の警告メッセージをディスプレイ3に表示する。これにより、ICタグ42へのデータの書き込みをしないまま、カップ25をレンズLEに取り付けてしまうことを防止できる。
また、書き込み指令キー67の指示信号によりICタグ42へのデータの書き込みが完了した後は、その書き込んだ情報(後述のように玉型データ、レイアウトデータ等を書き込む場合も含む)についての変更が制御部50により禁止される。すなわち、スイッチ2aからのブロッキング指令信号によりカップ25の取付けが完了するまで、左右選択キー63R又は63Lによる左右レンズの指定、作業番号入力欄61への作業番号の入力が禁止され、これらのキーが操作されたときには警告メッセージが表示される。ICタグ42へ書き込んだデータの変更の必要がある場合、ディスプレイ3に配置されたキャンセルキー68を押してデータの取消信号を入力すると、制御部50により書き込み・読取りユニット41が駆動され、ICタグ42へ書き込んだデータが消去される。これにより、左右選択及び作業番号等の入力の禁止が解除される。
右眼用レンズにカップ25を取り付ける場合も同様な手順により行われる。右眼用レンズにカップ25を取り付ける場合、操作者はキー63Rで右眼用を選択する。ここで、先に左眼用レンズにカップ25が取り付けられた後、右眼用の選択キー63による右選択信号が無いまま(左選択信号のまま)、スイッチ2a又は書き込み指令キー67が入力された場合、制御部50は左右一対で管理される作業番号を基に左右が重複していると判断し、その後のアーム31を移動させるブロッキング機構部30の動作を禁止する。これにより、同一の作業番号で左右の重複したカップ25の取付けが防止される。
このようにして、カップ25が取り付けられた左右一対のレンズLEは、カップ25のICタグ42が記憶された左右識別情報により左右の区別が管理される。また、記憶された作業番号により、レンズ自体も管理される。
次に、加工装置200によるレンズ加工を説明する。図7は、ディスプレイ210に表示されるデータ入力画面の例である。
作業者は、初めに、レンズLEに固定されたカップ25を、読取りユニット230にかざす。これにより、カップ25が持つICタグ42に記憶された左右識別情報及び作業番号のデータが読取りユニット230により読み取られ、そのデータがメモリ251に記憶される。制御部250は、読み取られた左右識別情報に基づいて、加工するレンズの左右が何れであるかを設定し、ディスプレイ210の左右表示欄214R、214Lのうち、該当する側を網掛けで表示する。図7は左眼用レンズが設定された例であり、左右表示欄214Lが網掛けとして表示されている。
また、読取りユニット230により作業番号が読み取られると、その作業番号が作業番号表示欄212によって表示されるとともに、制御部250により、カップ取付け装置1のメモリ51から作業番号に対応した玉型データ、レイアウトデータ、設定された加工条件等のデータが呼び出され、加工装置200側のメモリ251に記憶される。呼び出されたレイアウトデータ及び加工条件データを基に、画面下部の各表示欄が設定される。また、画面上部には、右眼用の玉型図形FTRと左眼用の玉型図形FTLが表示されるとともに、それぞれの玉型の幾何中心FC、光学中心MFOが図形表示される。
以上のように、操作者はカップ25が固定されたレンズLEの左右を気にすることなく、カップ25が持つICタグ42に書込まれた左右識別情報を読取りユニット230により読み取ることにより、レンズLEの左右の設定が自動的に行われる。これにより、加工装置200によるレンズ加工の際、左右レンズの取り違いを防ぐことができる。また、ICタグ42に作業番号も書き込んで記憶させた場合、加工装置200側で作業者が行う作業番号の入力ミスも防止することができる。
レンズLEの加工に際し、操作スイッチパネル220に配置されたチャックスイッチ220aが押される、制御部250の制御により、レンズチャック軸102Rがレンズ側に移動され、レンズLEがチャッキングされる。その後、操作スイッチパネル220の加工スタートスイッチが押されると、始めにレンズLEの形状が玉型データに基づいて測定される。続いて、キャリッジ部100の各モータが制御され、レンズチャック軸102R,102Lに保持されたレンズLEの周縁が粗砥石162aにより粗加工された後、仕上げ用砥石162bにより仕上げ加工される。ヤゲン加工が設定されている場合は、レンズのコバ位置形状に基づいてヤゲン計算がなされ、ヤゲン仕上げ加工が行われる。また、溝掘り加工が設定されている場合は、レンズLEの周縁が平加工仕上げされた後、穴加工・溝掘り機構部190により溝掘り加工が行われる。穴加工の指定がある場合は、レンズLEの周縁が平加工仕上げされた後、穴加工・溝掘り機構部190により穴加工が行われる(特開2003−145328号公報参照)。
上記の実施形態において、ICタグ42に書き込まれる情報は左右の識別情報及び作業番号に限られない。ICタグ42が持つICチップの記憶容量が大きい場合には、さらにデータ入力装置としてのディスプレイ3で入力された玉型データ及びレイアウトデータを含む加工に必要なデータを、書き込み・読取りユニット41により書き込んで記憶させても良い。この場合、書き込み・読取りユニット41は、左右識別情報と共にディスプレイ3で入力された玉型データ及びレイアウトデータを送信し、これをICタグ42に記憶させる。あるいは、左右選択キー63R,63Lによる左右選択に基づいて、その選択された左側又は右側の玉型データ及びレイアウトデータを送信し、これをICタグ42に記憶させる。加工装置200側の制御部250は、読取りユニット230により読み取られた左右の識別情報に基づいて加工するレンズの左右を設定すると共に、同時に読み取られた玉型データ及びレイアウトデータを設定する。これにより、カップ取り付け装置1と加工装置200とを、データ転送手段を設けることなく、切り放して使用できる。
また、ICタグ42に記憶させる情報が、左右の識別情報のみであっても良い。この場合は、従来と同じく、加工装置200側の作業番号表示欄212に作業番号を入力して、玉型データ及びレイアウトデータ等の必要なデータをカップ取付け装置1から取得する。あるいは、加工装置200側に玉型データ及びレイアウトデータを入力するデータ入力装置を設けて設定する。
またさらに、カップ25が持つICタグ42には予め左右の識別情報のみを記憶させて使用することも可能である。この場合、カップ25は右用と左用で区別して使用するための識別情報を操作者が見て確認できるように付しておく。例えば、色の違いで右用と左用で区別する。そして、カップ取付け装置1により左用のレンズにカップ25を取り付ける際には、左用の識別情報が記憶されたICタグ42を持つカップを取り付ける。そして、このカップ25のICタグ42の左右識別情報を、加工装置200が持つ読取りユニット230により読み取らせることにより、制御部250は加工装置200におけるレンズの左右の選択が自動的に設定される。これによっても、加工に際しての左右の間違いが軽減される。
本発明に係る加工システムの略図である。 カップ取り付け装置の概略構成図である。 眼鏡レンズ加工装置の加工機構の概略構成図である。 眼鏡レンズ加工装置の制御系ブロック図である。 カップを説明する図である。 カップ取付け装置の入力画面を説明する図である。 眼鏡レンズ加工装置の入力画面を説明する図である。
符号の説明
1 カップ取り付け装置
25 カップ
30 ブロッキング機構部
41 書き込み・読取りユニット
42 ICタグ
51 メモリ
200 眼鏡レンズ加工装置
230 読取りユニット
251 メモリ

Claims (3)

  1. レンズ固定用カップが取り付けられた眼鏡レンズをレンズチャック軸にて保持し、保持された眼鏡レンズの周縁を玉型データに基づいて加工する眼鏡レンズ加工装置と、前記カップを眼鏡レンズに取り付けるカップ取付装置と、を備える眼鏡レンズ加工システムにおいて、
    前記カップは右眼用レンズ及び左眼用レンズで共通に使用されるカップであって、データの書き換え可能なICタグを有し、
    前記カップ取付装置は、前記カップを取り付ける眼鏡レンズ左右何れであるかを選択する左右選択手段と、該左右選択手段の選択信号に基づいて左右の識別情報を前記ICタグに書き込み記憶させる書き込み手段とを備え、
    前記眼鏡レンズ加工装置は、眼鏡レンズに固定された前記カップが持つ前記ICタグに記憶された情報を読み取る読取り手段と、該読取り手段により読み取られた左右の識別情報に基づいて加工する眼鏡レンズの左右が何れであるかを設定する設定手段と、を備えることを特徴とする眼鏡レンズ加工システム。
  2. 請求項の眼鏡レンズ加工システムにおいて、前記カップ取付装置は、加工するレンズの左右の玉型データ及びレイアウトデータを含むデータを入力するデータ入力装置と、加工するレンズを管理するための作業コードを入力する作業コート入力手段と、入力された作業コードに対応して前記データ入力装置により入力されたデータを記憶する記憶手段とを備え、前記書き込み手段は左右の識別情報と共に前記作業コードを前記ICタグに書き込む手段であり、
    前記眼鏡レンズ加工装置は、前記カップ取付装置とデータ通信可能に接続され、前記読取り手段により左右の識別情報と共に読み取られた作業コードに基づいて前記記憶手段から作業コードに対応するデータを取得する制御手段を備えることを特徴とする眼鏡レンズ加工システム。
  3. 請求項の眼鏡レンズ加工システムにおいて、前記カップ取付装置は、加工するレンズの玉型データ及びレイアウトデータを含むデータを入力するデータ入力装置を備え、前記書き込み手段は左右の識別情報と共に前記データ入力装置により入力された玉型データ及びレイアウトデータをも書き込む手段であり、
    前記眼鏡レンズ加工装置の前記設定手段は、前記読取り手段により読み取られた左右の識別情報及び前記玉型データ及びレイアウトデータを設定することを特徴とする眼鏡レンズ加工システム。
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