JP5084741B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置であって、特に、異なる撮像速度での映像の記録が可能な撮像装置に関する。
近年、撮像素子の高性能化に伴い、ビデオカメラの機能も多様化している。例えば、CMOS型撮像素子をビデオカメラに用いることで、映像信号の高速読み出しや部分読み出しが容易となり、通常よりも高速度で撮影し、再生できるスローモーション機能が可能となっている。しかしながら、スローモーション機能の実現のためには、標準のシステムに対して数倍ものデータレートで信号を扱う必要がある。このため、スローモーション機能を実現するために、特殊な撮像素子以外の構成や、その駆動方法が要求される。
その課題を解決する一つの方法として例えば特許文献1に開示されているものがある。図14に特許文献1に開示された撮像装置の構成を示す。図14に示す撮像装置は、通常の速度による撮像動作に加えて、通常よりも速い速度(例えば3倍速)で撮影を行う高速度撮像機能を有する。
撮像部1401は撮像素子とその駆動回路、およびアナログ信号処理回路からなり、光学的な画像信号を電気信号に変換し出力する。A/D変換器1402は、撮像部1401の出力信号であるアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換し、カメラ信号処理回路1403へと入力する。カメラ信号処理回路1403では、ゲイン調整、ガンマ補正、輪郭補正など、通常のカメラとして必要な信号処理が行われ、その出力信号は記録及び表示可能な標準形態の映像信号となる。
3倍速の高速度撮像を行う場合、通常速度、例えば毎秒60フィールドの映像信号に対して、毎秒180フィールドの映像信号を生成することが必要となる。撮像部1401で撮像素子から、通常の3倍の速度で信号電荷を取り出した場合、通常の1/3の時間である1/180秒毎に映像信号が出力される。この撮像信号に対して、A/D変換器1402およびカメラ信号処理回路1403も通常の3倍の速度で動作を行う必要がある。
カメラ信号処理回路1403からの出力である3倍速の映像信号は、圧縮回路1405にてデータ圧縮が行われる。圧縮された映像データは記録媒体1406に記録される。記録媒体1406の記録動作は制御回路1408により制御され、通常の3倍の速度で記録される。すなわち、1/180秒毎に1フィールド分の映像データが記録される。
以下に、高速度撮像された映像の再生すなわち「スロー再生」の動作を説明する。再生時には、制御回路1408が記録媒体1406を制御し、通常の映像信号と同じ毎秒60フィールドの割合で記録媒体1406からデータを読み出す。その出力データは、伸張回路1407においてデータ圧縮とは逆の処理である復号処理が施され、映像信号の形態に戻される。これにより、通常と同じ1/60秒毎に映像信号が出力されるので、結果として、撮影時に対して時間軸を3倍に拡大した映像信号が得られる。
なお、3倍速の高速度撮像時においては、カメラ信号処理回路1403から出力される3倍速の映像信号は、上述したような記録媒体1406への記録と同時に、速度変換回路1404へ入力され、通常速度の映像信号に変換される。この映像信号は撮影中のモニタ画像として表示される。速度変換回路1404は、毎秒180フィールドの映像信号に対して、3フィールドから1フィールドの割合で映像信号を抜き出すことにより、毎秒60フィールドの映像信号を生成する。
セレクタ1409は、出力端子1410へ出力する映像信号を選択するものであり、高速度撮像時にはa側の信号を、スロー再生時にはb側の信号を選択する。すわなち、高速度撮像時には3倍速の映像信号を記録媒体1406に記録すると同時に、通常速に変換した映像信号を出力することでモニタ上に撮影中の画像を表示させることができる。また、高速度撮像された映像の再生時には、記録媒体1406に記録された映像信号を、記録時と比較して1/3の速度で再生することにより、スロー再生信号を得ることができる。
特開2005−295423号公報
上記構成による従来の撮像装置では、次のような課題がある。記録媒体1406は、高速度撮像に対応して高速処理が可能である必要がある。容易かつ安価に高速処理を実現できるSDRAMのような揮発性の半導体メモリは、電源を切るとデータが保持できないので、記録媒体1406には適切でない。撮像映像を恒久的に保存することを考慮すると、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)のような光ディスク、またはハードディスク等を記録媒体1406として使用することが考えられる。
しかし、これらは通常速度の数倍で高速書き込みを行うのは構造上の問題からSDRAMなどに比べて容易ではなく、実現できたとしても高価な部品を使用する必要があり、大幅なコスト増を招く。また、圧縮回路1405についても、高速度撮像動作時には、動作周波数を通常時の数倍に上昇させる必要がある。しかし、圧縮回路1405を高速の動作周波数に対応させると、回路構成が複雑となり、コスト増を招来するとともに、高い動作周波数に伴う消費電力の増大も招く。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、高速度での映像の記録及び高速度で記録された映像の再生(スロー再生)を可能とする撮像装置であって、低コストで製造可能な撮像装置を提供することにある。
本発明に係る第1の撮像装置は、第1の周期(第1の速度)または第1の周期より長い第2の周期(第1の速度より小さい第2の速度)のいずれかの周期(速度)で被写体を撮像する撮像手段と、第1の周期で撮像した映像信号を記録する記憶手段と、撮像手段で撮像された第1の周期の映像信号を第2の周期の映像信号に変換する変換手段と、変換手段または記憶手段からの映像信号を記録し、記録した映像信号は複数の再生領域に分けて管理される記録手段と、記録手段に記録された映像信号の各再生領域の再生順序を示す再生順序信号を生成する再生順序生成手段とを備える。再生順序信号は記録手段に記録される。記憶手段に記録された映像信号は、変換手段からの映像信号が記録手段へ記録されるタイミングと異なるタイミングで記録手段へ記録される。
本発明に係る第2の撮像装置は、第1の周期または第1の周期より長い第2の周期で被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像周期を第1の周期または第2の周期に設定する操作手段と、第1の周期で撮像した映像信号を記録する記憶手段と、撮像手段または記憶手段からの映像信号を記録し、記録した映像信号は複数の再生領域に分けて管理される記録手段と、記録手段に記録された映像信号の各再生領域の再生順序を示す再生順序信号を生成する再生順序生成手段とを備える。再生順序信号は記録手段に記録される。記憶手段に記録された映像信号は、撮像手段からの映像信号が記録手段へ記録されるタイミングと異なるタイミングで記録手段へ記録される。
本発明の撮像装置によれば、高速度(第1の周期)の撮像動作中に高速度で撮像された映像は記憶手段に格納され、その後、記録手段に転送されて記録される。これにより、高速度の撮像動作中において、記録手段を高速に動作させる必要がなくなり、記録手段として高速度に対応した高価な部品を使用する必要が無く、また動作速度も高速にする必要がない。このため、従来の撮像装置とほぼ同程度の低コストで高速度撮像を実現することができる。また、高い動作周波数を使用する必要がないことから、消費電力の増大を抑えることができる。また、撮影時に再生順序生成手段が生成する再生順序信号を記録しているため、再生時には通常速度撮像映像の再生から高速度撮像映像の再生、すなわちスロー再生に再生動作を途切れることなく行うことができる。
本発明の実施の形態1の撮像装置の構成を示すブロック図 撮像装置の撮像部の構成例を示すブロック図 撮像装置の映像速度変換回路の構成を示すブロック図 撮像装置の記録再生部の構成を示すブロック図 撮像部の出力映像信号の出力例を表す説明図((a)通常速度撮像モード時、(b)高速度撮像モード時) 通常速度撮像モード時の撮像装置各部の映像信号出力を表す図((a)撮像部の出力、(b)映像速度変換回路の出力、(c)記録信号セレクタの出力、(d)表示信号セレクタの出力) 高速度撮像モード時の撮像装置各部の映像信号出力を表す図((a)撮像部の出力、(b)映像速度変換回路の出力、(c)記録信号セレクタの出力、(d)表示信号セレクタの出力) 撮像動作停止指示後の撮像装置各部の映像信号出力を表す図((a)デジタル信号処理回路の出力、(b)映像速度変換回路の出力、(c)メモリの出力、(d)記録信号セレクタの出力、(e)表示信号セレクタの出力) 実施の形態1における、(a)撮像動作のタイムライン、(b)記録再生部の記録媒体に記録されたデータを説明した図 再生時に記録再生部から読み出された映像信号を説明した図 本発明の実施の形態2の撮像装置の構成を示すブロック図 実施の形態2における、(a)撮像動作のタイムライン、(b)記録再生部の記録媒体に記録されたデータを説明した図 実施の形態2における、高速度撮像モード時の撮像装置各部の映像信号出力を表す図((a)撮像部の出力、(b)映像速度変換回路の出力、(c)記録信号セレクタの出力、(d)表示信号セレクタの出力) 従来の撮像装置の構成を示すブロック図
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
1.撮像装置の構成
図1は本発明の実施形態における撮像装置の構成例を示すブロック図である。図1に示す撮像装置10において、撮像部101は、通常速度と高速度の2つの速度での撮像が可能な撮像手段である。撮像部101は図2に示すように、CCD(Charge Coupled Device)のような撮像素子201と、その駆動回路202と、撮像素子201からの信号に対して所定の処理を行うアナログ信号処理回路203とを含む。
A/D変換器102は撮像部101からのアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路103は、A/D変換器102からのデジタル信号出力に対して通常のカメラの動作に必要な所定の信号処理を行う。
映像速度変換回路104は、デジタル信号処理回路103の出力に対し撮影速度の変換を行う。図3に映像速度変換回路104の構成例を示す。映像速度変換回路104は、メモリ801と、メモリ801の読み書き制御を行う読み書き制御回路802とを含む。読み書き制御回路802は、システム制御回路111から速度変換のための制御信号を受信すると、毎秒240フィールドの高速度撮像映像を、所定間隔で間引きながら毎秒60フィールドでメモリ801へ書き込み、それと同時に、入力映像信号の1/4の速度、すなわち、毎秒60フィールドの速度でメモリ801から読み出す。これにより速度変換を実現する。
メモリ105はデジタル信号処理回路103の出力をメモリ105の容量に応じて所定フィールド数分(nフィールド分)記憶する。メモリ105は、安価でかつ高速処理が可能な記憶装置で構成するのが好ましい。例えばメモリ105は高速アクセスが可能なSDRAMのような揮発性メモリで構成できる。
記録信号セレクタ106は映像速度変換回路104の出力及びメモリ105の出力のいずれか一方を選択して出力する。
記録再生部107は記録媒体を含み、記録信号セレクタ106の出力を記録媒体へ記録したり、記録媒体から映像を再生したりする。図4に記録再生部107の構成例を示す。記録再生部107は、画像データを圧縮する圧縮回路501と、圧縮された画像データを記録する記録媒体503と、記録媒体503に対するデータの入出力を行うためのインタフェース回路502と、記録媒体503から読み出した圧縮データを伸張する伸張回路504とを含む。記録媒体503としては、例えば、フラッシュメモリのような不揮発性メモリ、DVDのような光ディスク、ハードディスクが挙げられる。
表示信号セレクタ108は、映像速度変換回路104の出力信号及び記録再生部107の再生信号のいずれか一方を選択し出力する。表示部109は表示信号セレクタ108からの出力映像信号を表示する。
操作部110は使用者がシステム制御回路111が行う制御の内容の設定、変更をおこなうためのボタンまたはスイッチ類を備える。システム制御回路111は、操作部110からの操作信号に基づき撮像部101、映像速度変換回路104やメモリ105の制御、記録信号セレクタ106や表示信号セレクタ108が選択する信号及び記録再生部の制御を行う。再生順序生成回路112は、システム制御回路111により制御され、記録再生部107が再生する映像信号の再生順序を示す信号を生成する。
2.撮像装置の動作
以上のように構成された本実施形態の撮像装置10の映像記録動作と映像再生動作についてそれぞれ図面を用いて説明する。
2.1 撮像動作
図1において、撮像部101、A/D変換器102及びデジタル信号処理回路103は通常のカメラに必要な一般的な構成要素であり、一般的なカメラと同じ動作を行う。すなわち、撮像部101は光学的な画像信号を電気信号に変換し出力する。
A/D変換器102は、撮像部101の出力であるアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換して、デジタル信号処理回路103へ出力する。デジタル信号処理回路103は、入力信号に対して、オフセット調整、ゲイン調整、ガンマ補正など通常のカメラとして必要な信号処理を行い、後段へ出力する。
本実施形態の撮像装置10は撮像速度が異なる2種類の撮像モードを有する。1つは「通常速度撮像モード」であり、例えば毎秒60フィールド、つまり1/60秒間隔(周期)で撮影を行うモードである。もう1つは「高速度撮像モード」であり、通常速度撮像モード時よりも速い速度(本例では、4倍の速度)で撮影を行うモードである。高速度撮像モードは、使用者により操作部110上で高速撮影の指示(操作ボタンの押下)がなされたときに開始する。高速撮像モードは、使用者により高速撮影の停止が指示されたとき、または、メモリ105への所定量の高速度で撮像された映像信号が記録されたとき(すなわち、メモリ105の空き容量が無くなったとき)に終了する。
通常速度撮像モードでの撮像時には、撮像部101における駆動回路202は、図5(a)に示すように1/60秒間隔でフィールド画像(「1」,「2」,「3」,…)を読み出すようにCCD201を駆動する。一方、高速度撮像モードでの撮像時には、駆動回路202は図5(b)に示すように通常時の1/4、すなわち1/240秒間隔でフィールド画像(「1.1」,「1 .2」,「1.3」,「1.4」,…)を読み出すようにCCD201を駆動する。
2.1.1 通常速度撮像モード時の動作
通常速度撮像モードでの撮像時の動作について説明する。
使用者が操作部110上で撮像動作の開始を指示する操作を行うと、通常速度撮像モードでの撮影動作が開始される。操作部110から撮影動作開始を示す信号がシステム制御回路111に出力される。システム制御回路111はその信号を受けると、まず撮像部101を通常速度撮像モードで動作させる。これにより、撮像部101からは、図6(a)に示すフィールド画「1」,「2」,「3」,… のように毎秒60フィールドの映像信号が出力される。撮像部101からの映像信号は、A/D変換器102でデジタル信号に変換され、デジタル信号処理回路103で所定の画像処理に関する信号処理が施され、映像速度変換回路104及びメモリ105へ出力される。
映像速度変換回路104はシステム制御回路111によって制御され、入力映像信号に対する速度変換処理を行う。通常速度撮像モード時は、映像速度変換回路104は、速度変換処理は行わないよう制御され、入力映像信号(図6(a)参照)の速度と同じ速度の映像信号(図6(b)参照)を記録信号セレクタ106へ出力する。
メモリ105は、通常速度撮像モード時においてはデジタル信号処理回路103からの出力映像信号を書き込まないようにシステム制御回路111により制御される。
記録信号セレクタ106及び表示信号セレクタ108はシステム制御回路111により、撮影動作開始時から、映像速度変換回路104の出力(図6(b)参照)を選択するように制御される。図6(c)、(d)は記録信号セレクタ106及び表示信号セレクタ108の出力信号をそれぞれ示す。これにより、記録再生部107には映像速度変換回路104から出力された通常速度の撮像映像信号が記録される。また、表示部109では、映像速度変換回路104から出力された通常速度の撮像映像信号による映像が表示される。使用者はこの表示部109の表示を参照することで撮影内容を確認することができる。
記録再生部107の動作を説明する。記録再生部107は、撮影動作時においては記録信号セレクタ106の出力映像信号を記録媒体503に記録する。
通常速度撮像モード時において、記録再生部107は記録信号セレクタ106から映像信号を入力する。圧縮回路501は、入力した映像信号のブロック化、DCT(離散コサイン変換)、量子化といった所定の処理を行い、データ量を削減する。データ量が削減された映像信号はインタフェース回路502へ出力される。インタフェース回路502は、圧縮回路501の出力映像信号を、記録媒体503へ記録可能なデータ形式への変換処理を行い、変換後のデータを記録媒体503へ書き込む。
2.1.2 高速度撮像モード時の動作
高速度撮像モードでの撮像時の動作について説明する。高速度撮像モードは、例えば、通常速度での撮影中のある瞬間をスローで撮影したい場合に使用される。以下に、通常速度撮像モードの撮影中、使用者が操作部110を操作して高速度撮像モードに変更した場合の動作について説明する。
図7は、通常撮像モードでの撮影動作中に撮影モードを高速度撮像モードに変更したときの各部の出力信号の遷移を表す図である。図7(a)〜(d)は撮像部101、映像速度変換回路104、記録信号セレクタ106及び表示信号セレクタ108それぞれの出力を示す。
システム制御回路111は操作部110からの高速度撮像モードへの変更を示す信号を受けると、例えば図7のタイミングt12でモード変更指示を受けた場合、撮影部101を高速度撮像状態に変更する。この場合、図7(a)に示すように、撮像部101は、第(m−1)フィールド画までは、毎秒60フィールドの映像信号を出力していたが、それ以降は、フィールド画「m.1」、「m.2」、「m.3」、「m.4」、「(m+1).1」、…のように、毎秒240フィールドの映像信号を出力する。そして、この高速撮像映像信号がA/D変換器102及びデジタル信号処理回路103で処理され、映像速度変換回路104及びメモリ105へ出力される。
映像速度変換回路104は、通常速度撮像モード時は速度変換を行わなかったが、高速度撮像モード時では、システム制御回路111による制御に基づき、デジタル信号処理回路103から入力した映像信号の速度を、高速度(毎秒240フィールド)から通常速度(毎秒60フィールド)に変換する。例えば、図7(a)に示す毎秒240フィールドの入力映像信号において、4フィールド毎に1フィールドの割合で映像信号を抜き出すことで、図7(b)に示すような毎秒60フィールドの映像信号に変換できる。
表示信号セレクタ108はシステム制御回路111により制御され、通常速度撮像モード時と同様に、映像速度変換回路104の出力を選択する。これにより、図7(d)に示すように、表示部109には通常速度撮像時と同じ毎秒60フィールドの映像信号が入力され、表示部109において、なんら表示制御を変更することなくそのまま表示することができる。よって、使用者は高速度撮像中においても表示部109上で撮影中の画像を確認できる。
記録信号セレクタ106も、通常速度撮像モード時と同様に、映像速度変換回路104の出力を選択するようにシステム制御回路111により制御される。これにより、記録再生部107には、通常速度撮像時と同様に毎秒60フィールドの映像信号が入力される。すなわち、図7(c)に示すように、フィールド画「m.1」,「(m+1).1」,「(m+2).1」,…が入力される。
メモリ105は、高速度撮像モード時においてはデジタル信号処理回路103からの映像信号を書き込むように、システム制御回路111により制御される。つまり、メモリ105は、図7(a)に示すフィールド画「m.1」、「m.2」、「m.3」、「m.4」、「(m+1).1」、…、を書き込むように制御される。
すなわち、高速度撮像モードにおいては、通常速度で撮像された映像が記録再生部107に記録されるとともに、高速度で撮像された映像がメモリ105に記録される。メモリ105に記録された映像は、撮像動作の停止後、記録再生部107に転送され、記録される(詳細は後述)。
ここで、メモリ105は有限の容量を有することから、ある一定フィールド数、例えば4(n+1)フィールド分の高速撮像映像信号のみ記憶できる。よって、高速度で撮像された映像の書き込みによってメモリ105の空き領域が無くなった時点で高速撮像モードを停止する。すなわち、本実施形態の撮像装置10では、以下のいずれか早いタイミングで高速撮像モードが停止される。
−使用者による高速撮像モードの停止操作の指示がなされたとき。
−メモリ105の空き容量がなくなったとき。
図7の例において、「m.1」〜「(m+n).4」までの4(n+1)フィールド分の高速撮像映像信号が書き込まれた時点(すなわちタイミングt13)でメモリ105の空き容量がなくなった場合、システム制御回路111はメモリ105に対して書き込み停止を指示する。それと同時に、システム制御回路111は、撮像部101及び映像速度変換回路104の制御を通常速度撮像モード時の制御に戻す。
それ以降、図7(b)に示すように撮像部101及び映像速度変換回路104からは、フィールド画「(m+ n+1)」,「(m+n+2),…のように毎秒60フィールドの映像信号がセレクタ106を介して記録再生部107へ出力される。
2.1.3 撮影動作停止時の動作
前述のように、一連の撮像動作の停止が指示されると、高速度撮像モードにおいてメモリ105に記録された映像信号が記録再生部107に転送されて記録される。以下この動作を説明する。
図8は、本実施形態における撮影動作から停止動作に移る際の映像信号の遷移を表す図である。図8(a)〜(e)は、デジタル信号処理回路103、映像速度変換回路104、メモリ105、記録信号セレクタ106、表示信号セレクタ108それぞれの出力を示した図である。同図においてタイミングt14は、使用者により操作部110上で撮影動作の停止操作が行われたタイミングである。
システム制御回路111は、タイミングt14で操作部110から撮影動作の停止を指示する信号を受けると、メモリ105に対して、記憶している高速撮影映像信号の読み出しを行うように制御する。メモリ105はその制御により、図8(c)に示すように「m.1」〜「(m+n).4」までの4×(n+1)フィールド分の高速撮像映像信号を、それぞれ毎秒60フィールドの速度で読み出す。
同時にシステム制御回路111は、記録信号セレクタ106がメモリ105の出力信号を選択するように制御する。これにより、記録再生部107には、メモリ105から読み出された映像信号が記録信号セレクタ106を経て入力される。
記録再生部107では、この高速撮像映像信号を記録媒体503に記録していく。記録再生部107に入力される高速撮像映像信号は毎秒60フィールドの速度となっているので、記録再生部107は映像信号の記録速度を変更する必要はない。そして記録再生部107がフィールド画「(m+n).4」まで記録すると、図8におけるタイミングt15で記録を停止する。
このとき、再生順序生成回路112は、システム制御回路111の制御により再生順序信号を生成する。
撮像部101は、撮影動作が停止された後も引き続き毎秒60フィールドの通常速度撮像モードで映像信号を出力しつづける。例えば、図8(a)等に示すように「(x+1)」,「(x+ 2)」,… フィールド画のように映像信号を出力し続ける。これにより、使用者はこれから撮影する被写体を確認できる。同様の目的によりA/D変換器102、デジタル信号処理回路103、映像速度変換回路104、セレクタ108、及び表示部109も通常速度撮像モード時と同じ動作を行う。
2.1.4 再生順序信号の生成、記録
図9(a)に示すようなタイムラインに沿って撮像動作が実施された場合を例にとり、再生順序信号の生成、記録について説明する。再生順序信号とは、記録された映像信号を正しい時間関係で再生するために参照される信号であり、再生順序生成回路112により生成され、記録再生部107に記録される。
図9(a)に示すタイムラインでは、タイミングt11で使用者により撮影動作の開始が指示され、タイミングt14で撮影動作の停止が指示されている。その間、タイミングt12において使用者により高速度撮像モード開始の指示がなされ、タイミングt13で高速度撮像モードが終了している。つまり、タイミングt12からタイミングt13の間は、高速度撮像モードでの撮影動作が行われ、タイミングt11からタイミングt12の間及びタイミングt13以降は、通常速度撮像モードでの撮影動作が行われる。
高速度撮像モード中は、通常速度と高速度の双方の速度で映像信号が記録される。よって、タイミングt14の時点では、タイミングt11からt14までに通常速度で撮像された映像信号B、C、Dは記録再生部107(記録媒体503)に記録され、タイミングt12からt13までに高速度で撮像された映像信号Eはメモリ105に記録される。メモリ105に記録された映像信号Eは、その後、記録再生部107に転送され、映像信号E’として記録される。
図9(b)は、図9(a)に示すタイムラインに沿って撮像動作が実施された場合の、記録再生部107の記録媒体503の記録領域を示した図である。記録媒体503は再生順序信号を記録するための領域(A)と、映像信号を記録するための領域(X)とを有する。領域(A)における領域51は再生順序信号が記録された領域である。領域(X)における領域(B)、(C)、(D)はそれぞれ、通常速度で撮像された映像信号B、C、Dが記録された領域である。領域(E)は、メモリ105から転送された映像信号E’が記録された領域である。
タイミングt11において、通常速度モードでの撮像動作が開始すると、通常速度で撮像された映像信号(例えば、図6(c)に示すフィールド画像「1」,「2」,「3」, …)が記録再生部107の記録媒体503に書き込まれる。この際、記録媒体503の未記録領域(例えば、領域(B))の先頭から順に書き込まれていく。それと同時に再生順序生成回路112は、現時点の撮影開始から停止までの一連の映像において、最初に再生する領域の先頭を示す再生順序信号を生成し、記録再生部107へ出力する。その再生順序信号はインタフェース回路502を経て、記録媒体503における、映像信号を記録する領域とは別の領域(A)に記録される。例えば、図9(b)において、最初に再生する領域は領域(B)であることから、領域(B)の先頭位置(アドレス)を示す再生順序信号が領域(A)の未記録領域の先頭から順に書き込まれる。
タイミングt12において高速度撮像モードの動作が開始すると、記録再生部107は、領域(B)に続く領域(C)の先頭から、映像信号を記録していく。そのとき、再生順序生成回路112は以下の情報を含む再生順序信号を生成する。
−1番目に再生する領域の終わりが領域(B)の最後であること(すなわち、1番目に再生する領域の終端位置)
−2番目に再生する領域の先頭が領域(C)の先頭であること(すなわち、2番目に再生する領域の開始位置)
−領域(C)は通常速度で撮像された映像信号が記録されている領域であること
生成された再生順序信号は、領域(A)における記録済みの領域に続く未記録領域に記録される。
タイミングt13において高速度撮像モードが終了したとき、記録再生部107は映像信号を領域(C)に続く領域(D)の先頭から記録していく。このとき、再生順序生成回路112は、以下の情報を含む再生順序信号を生成する。
−2番目に再生する領域の終わりが領域(C)の最後であること(すなわち、2番目に再生する領域の終端位置)
−3番目に再生する領域の先頭が領域(D)の先頭であること(すなわち、3番目に再生する領域の開始位置)
生成された再生順序信号は領域(A)における前回の記録領域の続きに記録する。
タイミングt14で撮像動作の停止指示がなされ、メモリ105に記録された映像信号Eの記録再生部107への記録が開始されると、再生順序生成回路112は、3番目に再生する領域の終わりが領域(D)の最後であること(すなわち、3番目に再生する領域の終端位置)を示す再生順序信号を生成する。その再生順序信号は領域(A)に記録される。さらに、再生順序生成回路112は以下の情報を含む再生順序信号を生成する。
−2番目に再生する領域の先頭が領域(E)の先頭であること(すなわち、2番目に再生する領域の開始位置)
−領域(E)は高速度で撮像された映像が記録されている領域であること。
生成された再生順序信号は領域(A)に記録される。
最後に、映像信号E’の記録再生部107への記録が終了すると(図8では、タイミングt15で)、再生順序生成回路112は、2番目の再生の領域の終わりが領域(E)の最後であること(すなわち、2番目に再生する領域の終端位置)を示す信号を生成し、領域(A)に記録する。
以上のように生成される再生順序信号を、記録再生部107(記録媒体503)に記録された映像信号の再生時に参照することで、記録された映像信号を時間的に正しい順序で再生することが可能となる。
2.2 再生動作
次に再生動作について説明する。再生動作は、まず使用者が操作部110に対して再生動作開始の操作を行うことで開始される。それにより操作部110から再生動作開始を示す信号がシステム制御回路111に出力される。システム制御回路111はその信号を受け、まず図9(b)に示す領域(B)〜(E)の再生順序を示す再生順序信号を領域(A)から読み出す。その読み出した再生順序信号に基づき記録再生部107から毎秒60フィールドの速度で映像信号を読み出す。
図10は、記録再生部107から読み出された映像信号の一例を示す図である。例えば図10に示したタイミングt1で再生が開始されると、記録再生部107は、最初に図9の領域(B)に記録されている映像信号を読み出す。すなわち、図10の区間(a)に示すように、フィールド画「1」,「2」,「3」,…,「(m−1)」を1/60秒間隔で読み出す。
次に、2番目に再生する信号は、図9(b)に示す領域(C)または(E)のいずれかの領域に記録している映像信号となる。つまり、使用者が、通常の再生を望む場合は、通常速度で撮像された映像信号を記録する領域(C)から映像信号を再生し、スロー再生を望む場合は、高速度で撮像された映像信号を記録する領域(E)から映像信号を再生する。いずれの再生を行うかは使用者に意思に基づく。使用者が操作部110を操作して所望の再生(通常再生またはスロー再生)を指示すると、操作部110はその指示を示す信号をシステム制御回路111に出力する。
領域(C)及び映像記録領域(E)のいずれに高速度で撮像された映像信号が記録されているかを示す情報は、前述のように領域(A)に記録している。システム制御回路111は領域(A)の情報を参照し、操作部110からの信号に基づいて、領域(C)または領域(E)のいずれかを再生する。使用者が例えばスロー再生を指示した場合、すなわち、領域(E)の映像信号を再生するように指示した場合、図10の区間(b)に示すように、記録再生部107からは「m.1」,「m.2」,…,「(m+n).4」までの4×(n+1)フィールド分の高速度撮像映像がそれぞれ1/60秒間隔で出力される。すなわち、高速度撮像映像がスローで再生される。
2番目の領域(領域(C)または(E))の再生が終わると引き続き、3番目の再生領域である領域(D)から、映像信号を読み出す。すなわち、図10の区間(c)に示すように、フィールド画(m+n+1),…,xがそれぞれ1/60秒間隔で読み出される。他に記録している映像信号がない場合、例えば図10のタイミングt2で再生を停止し、他に記録している映像信号がある場合、引き続きその映像信号を同様に再生していく。
以上のように、本実施形態では、高速度の撮像動作中に高速度で撮像された映像はメモリ105に格納され、高速度の撮像動作の終了後に、メモリ105に格納された映像信号は記録再生部107に転送されて記録される。これにより、高速度の撮像動作中において、圧縮回路等を含む記録再生部107を高速に動作させる必要がなくなり、記録再生部107を高速動作に対応するよう構成する必要がない。このため、記録再生部107において、高価な部品を使用する必要がなくなる。また、記録再生部107の動作周波数を高くする必要もない。よって、高価な部品を使用せずに高速撮影を実現できるため、従来の撮像装置と比較してコスト増を招かず、かつ、高い動作周波数に起因する消費電力の増大も招かない。
また、高速撮影時に再生順序信号を記録するため、再生時にはその信号を参照することで通常速度撮像データの再生から高速度撮像の再生(すなわちスロー再生)に移行し、その後、通常速度撮像データの再生に戻るという一連の再生動作を連続して行うことができる。また、高速度撮像期間中にも、毎秒60フィールドの通常の映像信号も記録しているので、再生時に、高速度撮像映像をスローで表示するか、通常速度撮影映像を表示するかを使用者側で選択することができ、使用者の利便性を向上できる。
(実施の形態2)
図11は本発明の実施の形態2における撮像装置の構成例を示すブロック図である。実施の形態1では、記録信号セレクタ106は、映像速度変換回路104の出力またはメモリ105の出力のいずれかを選択して出力していた。これに対して、本実施形態では、記録信号セレクタ106は、デジタル信号処理回路103の出力またはメモリ105の出力のいずれかを選択して出力する。他の構成は実施の形態1と同様である。
すなわち、本実施形態が実施形態1と異なる点は、主として、記録信号セレクタ106の動作と、撮影動作中に操作部110を操作して撮像部の撮影速度状態を高速度撮像に変更した場合の再生順序生成回路112、記録再生部107の動作である、よって、以下にこれらの動作を中心に説明する。
以下では、図12(a)に示すタイムラインにしたがった撮像動作を説明する。図12(a)に示すタイムラインでは、タイミングt11で使用者により撮影動作の開始が指示され、タイミングt14で撮影動作の停止が指示されている。その間、タイミングt12において使用者により高速度撮像モードの指示がなされ、タイミングt13で高速度撮像モードが終了している。
撮像装置10bにおいて、撮影開始後、通常速度撮像モードで動作する間は、撮像部101からデジタル信号処理回路103までは、実施の形態1と同様に毎秒60フィールドの映像が出力される。記録信号セレクタ106は、システム制御回路111の制御によって、デジタル信号処理回路103の出力を選択して記録再生部107へ出力する。記録再生部107及び再生順序生成回路112は、実施の形態1と同じ動作を行う。すなわち、図12(b)に示すように、記録再生部107は記録信号セレクタ106からの映像信号出力を領域(B)に、再生順序生成回路112からの再生順序信号を領域(A)に記録する。このとき、再生順序生成回路112は、現在の撮影開始から停止までの一連の映像において、最初に再生する領域の先頭が領域(B)の先頭であることを示す再生順序信号を生成し、記録再生部107へ出力する。
図12(a)に示すように、タイミングt12において通常速度撮像モードから高速度撮像モードに変更される。図13は、撮影モードが変更されたときの本実施形態の映像信号の流れの一例を表す図である。図13(a)〜(d)は、撮像部101、映像速度変換回路104、記録信号セレクタ106及び表示信号セレクタ108それぞれの出力を示す。
撮像部101、映像速度変換回路104、セレクタ108、表示部109、メモリ105は、実施の形態1と同じ動作を行う。すなわち、例えば図13において、タイミングt12で撮像部101が高速度撮像状態に制御されると、図13(a)に示すように撮像部101は毎秒240フィールドの映像信号を出力する。映像速度変換回路104は毎秒240フレームを毎秒60フレームに速度変換する。その出力映像信号はセレクタ108を経て表示部109に出力される。
メモリ105はデジタル信号処理回路103からの高速撮像映像信号を記録する。タイミングt13で、メモリ105の空き領域が無くなると、または、使用者により操作部110上で高速撮像モードの停止が指示されると、メモリ105は書き込みを停止する。同時に、撮像部101の制御は通常速度撮像モード時の制御に戻される。
記録信号セレクタ106は、高速度撮像モード時において、すなわち、図13の区間(a)において、デジタル信号処理回路103からの毎秒240フレームの映像信号をそのまま出力し続ける。その映像信号は記録再生部107に入力される。しかし、システム制御手段111は、この間の映像信号を記録しないように記録再生部107を制御する。つまり、本実施形態では、高速度撮像モード中は、実施の形態1のように通常速度撮像映像信号の記録再生部107への記録は行わない。
再生順序生成回路112は、通常速度撮像モードから高速度撮像モードに切り替わった例えばタイミングt12で、1番目に再生する領域の終わりが図12の領域(B)の最後であることのみを示す再生順序信号を生成し、領域(A)に記録する。
高速度撮像モードから通常速度撮像モードに戻るタイミングt13で、記録再生部107は記録を再開し、記録信号セレクタ106からの通常速度の映像信号を領域(B)に続く領域(D)の先頭から記録していく。同じタイミングで再生順序生成回路112は3番目に再生する領域の先頭が領域(D)の先頭であることを示す信号を生成し、再生順序記録領域(A)に記録する。
その後、タイミングt14で、使用者により操作部110上で撮影動作停止の操作が行われる。この場合、メモリ105、再生順序生成回路112、記録再生部107は実施の形態1と同様の動作を行う。すなわち、メモリ105から、記録されている高速撮像映像信号が毎秒60フィールドの速度で読み出される。同時にシステム制御回路111は、記録信号セレクタ106を、メモリ105の出力信号を選択するように制御する。記録再生部107にはメモリ105の映像信号がセレクタ106を経て入力され、図12(b)における領域(D)に続く領域(E)の先頭から記録していく。記録再生部107に入力される高速撮像映像信号は実施の形態1と同じく毎秒60フィールドの速度となっているので、記録再生部107は映像信号の記録速度を変更する必要はない。
一方、再生順序生成回路112は、メモリ105から記録再生部107への高速撮像映像信号の記録が開始されるタイミングで、3番目に再生する領域の終わりが領域(D)の最後であることを示す信号を生成し、領域(A)に記録するとともに、2番目に再生する領域の先頭が領域(E)の先頭であることを示す信号を生成し、領域(A)に記録する。また、すべての高速撮像映像信号が記録再生部107に書き込まれたタイミングで2番目に再生する領域の終わりが領域(E)の最後であることを示す再生順序信号を生成し、領域(A)に記録する。
再生動作も実施の形態1と同様の動作を行う。すなわち、操作部110上で再生の開始が指示されると、システム制御回路111は、図12に示す領域(A)から、領域(B)〜(E)までの再生順序を示す再生順序信号を読み出す。記録再生部107は、再生順序信号に基づき、毎秒60フィールドの速度で映像信号を読み出し、表示信号セレクタ108を経て表示部109に出力する。本実施形態では、実施形態1と異なり、2番目に再生する領域は、高速撮像映像信号を記録する領域(E)以外にはないので、再生する順序は、領域(B)、領域(D)、領域(E)となる。領域(E)を再生している間は、毎秒240フィールドの速度で撮影された映像を毎秒60フィールドの速度で再生することになるので、スロー再生が実現される。上記以外の動作は実施の形態1と同じである。
以上のような動作によって、本実施形態では、実施形態1の場合と同様、低コストで高速撮影を実現でき、また消費電力の増大を抑えることが可能となり、再生時に通常速度撮像映像と高速度撮像映像の一連の再生動作を途切れることなく行うことができる。さらに、高速度撮像期間中は記録再生部107への記録を行わないので、その分、記録領域を節約することができる。
(変形例)
上記の実施形態において、記録再生部107の記録媒体の映像信号を記録する領域(B)〜(E)は連続した領域であるとして説明した。しかし、各領域の先頭及び終わりを示す信号が領域(A)に記録されているため、領域(B)〜(E)は必ずしも連続して配置される必要はない。
また、上記の実施形態において、撮像部101の撮像素子としてはCCD型撮像素子を使用したがこれに限るものではなく、例えばCMOS型撮像素子でも同様の効果を実現することができる。
また、上記の実施形態において、映像速度変換回路104では速度変換方法として、単にフィールドを間引きする方法を述べた。例えば、複数のフィールドの信号を加算演算して1つのフィールドの信号を求めることで速度変換を実現してもよい。この方法では、高速度撮像時に撮像素子における蓄積時間が短いことで生じるS/Nの劣化を抑えることができる。
さらに、上記の実施形態において、高速度撮像時の映像間隔は通常速度撮像時の1/4としたが、これに限るものではなく、要は通常速度撮像時の映像間隔よりも短いものであればよい。
また、上記の実施形態において、記録再生部107の再生順序信号を記録する領域(A)は必ずしも記録媒体全体の記録領域の先頭である必要はない。
また、上記の実施形態のように、高速撮像時の撮像速度は通常撮像時の整数倍である場合は制御が簡単となるという利点はあるが、必ずしも整数倍に限定するものではない。
本発明は、高速度撮影やスロー再生の用途に安価な装置構成で適用できるため、ビデオカメラを初め半導体メモリや光ディスクを記録媒体とする幅広い撮像装置に適用することができる。
本発明は、特定の実施形態について説明されてきたが、当業者にとっては他の多くの変形例、修正、他の利用が明らかである。それゆえ、本発明は、ここでの特定の開示に限定されず、添付の請求の範囲によってのみ限定され得る。なお、本出願は日本国特許出願、特願2006−301158号(2006年11月7日提出)に関連し、それらの内容は参照することにより本文中に組み入れられる。
10、10b 撮像装置
101 撮像部
102 A/D変換器
103 デジタル信号処理回路
104 映像速度変換回路
105 メモリ
106 記録信号セレクタ
107 記録再生部
108 表示信号セレクタ
109 表示部
110 操作部
111 システム制御回路
112 再生順序生成回路
201 CCD
202 駆動回路
203 アナログ信号処理回路
501 圧縮回路
502 インタフェース回路
503 記録媒体
504 伸張回路
801 メモリ
802 読み書き制御回路

Claims (11)

  1. 第1の周期または前記第1の周期より長い第2の周期で被写体を撮像する撮像手段と、
    前記第1の周期で撮像した映像信号を記録する記憶手段と、
    前記撮像手段で撮像された第1の周期の映像信号を第2の周期の映像信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段または前記記憶手段からの映像信号を記録し、記録した映像信号は複数の再生領域に分けて管理される記録手段と、
    前記記録手段に記録された映像信号の各再生領域の再生順序を示す再生順序信号を生成する再生順序生成手段とを備え、
    前記再生順序信号は前記記録手段に記録され、
    前記記憶手段に記録された映像信号は、前記変換手段からの映像信号が前記記録手段へ記録されるタイミングと異なるタイミングで前記記録手段へ記録される、
    ことを特徴とした撮像装置。
  2. 第1の周期または前記第1の周期より長い第2の周期で被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像周期を第1の周期または第2の周期に設定する操作手段と、
    前記第1の周期で撮像した映像信号を記録する記憶手段と、
    前記撮像手段または前記記憶手段からの映像信号を記録し、記録した映像信号は複数の再生領域に分けて管理される記録手段と、
    前記記録手段に記録された映像信号の各再生領域の再生順序を示す再生順序信号を生成する再生順序生成手段とを備え、
    前記再生順序信号は前記記録手段に記録され、
    前記記憶手段に記録された映像信号は、前記撮像手段からの映像信号が前記記録手段へ記録されるタイミングと異なるタイミングで前記記録手段へ記録される
    ことを特徴とした撮像装置。
  3. 前記再生順序生成手段は、前記操作手段により前記撮像手段の撮像周期が切り替えられたとき及び/又は前記記憶手段からの映像信号が前記記録手段に記録されるときに前記再生順序信号を生成する、ことを特徴とした請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記変換手段は、前記撮像手段で撮像された前記第1の周期の映像信号を、その一部を間引くことで前記第2の周期の映像信号を生成することを特徴とした請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記変換手段は、前記撮像手段で撮像された前記第1の周期の映像信号を、その一部の映像信号を加重平均することで前記第2の周期の映像信号を生成することを特徴とした請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記記録手段に記録された各再生領域の開始位置及び終端位置を示す情報と、各再生領域の再生順序を示す情報とを含む、ことを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. 前記再生順序信号は、前記記録手段に記録された映像信号が第1の周期で撮像されたことを示す情報を含む、ことを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
  8. 前記記録手段は、前記再生順序信号に基いて、記録した映像信号の再生動作を行う機能を有することを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
  9. 前記記憶手段は揮発性メモリであることを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
  10. 前記記録手段は記録媒体として不揮発性メモリ、光ディスクまたはハードディスクを備えることを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
  11. 前記第1の周期と前記第2の周期の比が整数であることを特徴とした請求項1又は2に記載の撮像装置。
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