JP5082674B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Description
このような無駄な電力消費の発生を抑える技術として、例えば特許文献1には、メインCPUよりも消費電力の小さなサブCPUを設け、省エネモードではサブCPUのみに通電し、ネットワークやファクシミリインターフェースからのデータ受信に応じてサブCPUからメインCPUに復帰トリガーを発行する技術が記載されている。
本発明は、ネットワークに接続された装置における消費電力の低減を図ることを目的とする。
請求項3に記載の発明は、前記通信制御部は、前記パケット判定部にて取り込むと判定された前記パケットを記憶する記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記処理可否判定部は、前記パケットについての処理を行う処理部にて当該パケットを処理できるアプリケーションソフトが備えられているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
本発明の請求項2によれば、処理部を必要な場合に起動させることができる。
本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、パケットの取りこぼしを抑制できる。
本発明の請求項6によれば、ネットワークに接続された装置にて処理が不能なパケットを取り込むか否かの判定を行うことができる。
図1は、本実施の形態の画像形成装置が接続される通信システムの一例を示す概略構成図である。図1に示した通信システムでは、例えばユーザの作業スペース(例えば、デスク)等に設置されたクライアント装置2A〜2C(以下、単に「クライアント装置2」とも総称する)と、クライアント装置2A〜2Cにて生成等された画像データに基づき記録紙等の媒体(用紙)上に画像形成する画像形成装置3A〜3C(以下、単に「画像形成装置3」とも総称する)とが、通信回線やケーブルを利用したLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等のネットワーク1を介して双方向に通信可能に接続されている。通信回線としては、電話回線や衛星通信回線(例えば、デジタル衛星放送における空間伝送路)を含んでもよい。なお、通常、ネットワーク1上に複数のクライアント装置2と複数の画像形成装置3とが接続可能であるが、図1に示した構成では、その一例として、それぞれ3台のクライアント装置2A〜2Cと3台の画像形成装置3A〜3Cとが接続されている場合を示している。
クライアント装置2から出力された印刷ジョブは、ネットワーク1を介して画像形成装置3A〜3Cのいずれかに送信される。
さらに、画像形成装置3は、商用電源から供給される例えば100Vの電力を所定の電圧(例えば、24V,12V,5V)に変換する電源部50を備え、電源部50から各機能部に対して所定の電圧の電力が供給される。
そして制御部10は、ネットワーク1を介して送信されるパケットを処理し、パケットに含まれる印刷ジョブデータを画像処理部30に送る。
第1フィルタ部21は、パケット判定部および第1のパケット判定部の一例であって、ネットワーク1から送信されるパケットを最初に処理する第1段目のパケットフィルタであり、ハードウェアで構成されている。そして、第1フィルタ部21は、予め指定(登録)された第1の判定条件の一例としての取込み許可条件(パケットの取込みを許可する条件)に一致する(取込み許可条件を満たす)パケットを受信した場合には、受信したパケットを通過させて取り込み、第1通信バッファ部22に送る。さらには、画像形成装置3が後述する省エネモードに設定された状態にある場合には、制御部10(CPU101)に対する電力供給の開始を指示する信号としての復帰割り込み信号Sig_1を生成し、制御部10のCPU101に送信する。
一方、第1フィルタ部21は、予め指定(登録)された第1の判定条件の一例としての取込み拒否条件(パケットの取込みを拒否する条件)に一致する(取込み拒否条件を満たす)パケットを受信した場合には、受信したパケットを破棄する。
また、第1フィルタ部21は、予め指定(登録)した取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しない(満たさない)パケットを受信した場合には、受信したパケットを中間バッファ部23に送るとともに、第1フィルタ部21を通過させて中間バッファ部23に取り込む旨を第2フィルタ部24に通知する。
中間バッファ部23は、記憶部の一例であって、第1フィルタ部21にて受信した取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しないパケットを記憶する。
すなわち、第2フィルタ部24は、中間バッファ部23から中間バッファ部23に記憶されたパケットを取得して、取得したパケットが画像形成装置3にて処理が必要なパケットか否かを判定する。そして、処理が必要なパケットであると判定した場合には、取得したパケットを第2通信バッファ部25に送る。それとともに、処理が必要であると判定されたパケットを中間バッファ部23から削除する。さらには、画像形成装置3が後述する省エネモードに設定された状態にある場合には、制御部10(CPU101)に対する電力供給の開始を指示する信号としての復帰割り込み信号Sig_2を生成し、制御部10のCPU101に送信する。
一方、第2フィルタ部24は、中間バッファ部23から取得したパケットが画像形成装置3にて処理の必要がないパケットであると判定した場合には、処理の必要がないと判定されたパケットを中間バッファ部23から削除する。
第2通信バッファ部25は、記憶部の一例であって、第2フィルタ部24において画像形成装置3にて処理が必要であると判定されたパケットを記憶する。
図3は、ネットワーク1から受信されるパケットのデータ構造の一例を示した図である。図3に示したように、ネットワーク1から受信されるパケット(「フレーム」とも呼ばれる)は、例えば、プレアンブル、SFD(Start Frame Delimiter)、MAC(Medium Access Control)ヘッダ、IP(Internet Protocol)ヘッダ、TCP(Transmission Control Protocol)ヘッダ、データフィールド、PAD、FCS(Frame Check Sequence)で構成される。なお、IPヘッダ、TCPヘッダ、データフィールドおよびPADからなる領域を「MACフレーム」と称する。
MACヘッダは、宛先MACアドレスと送信元MACアドレスとタイプとで構成される。宛先MACアドレスは、MACフレームを届ける相手先を示すアドレスである。送信元MACアドレスは、自身のMACアドレスであり、通常は画像形成装置3内のROMに焼き込まれた固有の番号が割り当てられている。タイプは、データフィールドに格納する上位層プロトコルを示す情報データ(プロトコルタイプ)である。
IPヘッダは、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、パケット長等を含むデータ列で構成される。TCPヘッダは、送信元ポート番号、宛先ポート番号、シーケンス番号、応答確認番号等を含むデータ列で構成される。
データフィールドには、46〜1500バイトの範囲でアプリケーションのデータが格納される。例えば、画像データ等が格納される。また、PADは、MACフレームの長さを最小の64バイトにするためのビット列である。FCSは、MACフレームが壊れていないかをチェックするためのビット列である。
その場合に、第1フィルタ部21において、パケットの中の予め定めた領域のデータに関する取込み許可条件および取込み拒否条件に従ってパケットを取り込むかまたは取り込まない処理を実行するアプリケーション機能をハードウェアで構成する。そのため、ネットワーク1に直接接続され、ネットワーク1から送信される大量のパケットを処理する必要が生じる第1フィルタ部21において、パケットに関して取り込むかまたは取り込まないかの判定処理を高速で行う。
図4は、第1フィルタ部21において登録されるパケットの取込み許可条件および取込み拒否条件の一例を示した図である。図4では、取込み許可条件および取込み拒否条件の対象となるデータの一例として、送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレス、プロトコルタイプ、送信元ポート番号および宛先ポート番号を用いる場合を示している。第1フィルタ部21は、例えば図4に示したような予め登録された取込み許可条件および取込み拒否条件に従って、ネットワーク1から受信されるパケットについて取込むかまたは取込まないかを一意的・画一的に判定する。
このように、第1フィルタ部21では、図3に示したパケットの中で予め定めた領域のデータに関して、取込み許可条件および取込み拒否条件が登録される。
そのため、第2フィルタ部24は、パケット内の任意の領域のデータに関する取込み許可条件および取込み拒否条件を、例えば画像形成装置3の操作入力パネル(不図示)からの入力やネットワーク1を介した例えばクライアント装置2からの遠隔入力等により必要に応じて随時設定できるように構成される。そして、第2フィルタ部24は、第1フィルタ部21にて取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しないパケットに関して更なる詳細なデータ分析を行い、取込み許可または取込み拒否の判定を行う。それにより、第2フィルタ部24では、例えばプロトコルの改良や拡張等による新たなプロトコルからなるパケットの出現やネットワーク環境の変化等が生じた場合にも、そのような変化に機動的に対応させて、ネットワーク1から受信されるパケットを取り込むかまたは取り込まないかを適応的に判定している。
なお、制御部10は、通信制御装置の一部を構成する。すなわち、通信制御部20および制御部10、さらには必要に応じて他の機能部が加わって通信制御装置が構成される。
図5のマイクロコードプロセッサ201は、第2フィルタ部24および条件更新部26を構成する。また、不揮発性メモリ204は、取込み許可条件および取込み拒否条件を記憶する。
また、マイクロコードプロセッサ201の機能の一部として含まれる条件更新部26は、制御部10から取得した第2通信バッファ部25に記憶されたパケットを処理することができない旨の通知に基づき、不揮発性メモリ204に記憶されている取込み拒否条件にそのパケットの取込みが拒否されるような新たな取込み拒否条件を追加設定するか、または、取込み許可条件からそのパケットの取込みが許可されるような取込み許可条件を削除する内容変更を行う。
本実施の形態の通信制御部20では、条件更新部26がネットワークインターフェース部206またはマイクロコードプロセッサ201に含まれる構成として記述しているが、通信制御部20内に条件更新部26とする機能モジュールとして単独で構成されていても構わない。
それにより、画像形成装置3が後述する省エネモードに設定された状態にある場合において、制御部10のCPU101にて処理の必要のないパケットに加え、CPU101が処理できないパケット等によっても無駄に起動される頻度を減らして、制御部10での電力消費量を低減している。
画像形成動作モードは、画像データ等の入力に対してオンデマンドに対応することが可能な状態が設定された動作モードである。画像形成動作モードでは、電源部50から画像形成装置3内のすべての機能部に電力が供給される。
低電力モードは、例えば第1の期間の間に画像データ等の入力がない場合に設定される動作モードである。低電力モードでは、電源部50から画像出力部32の少なくとも画像形成エンジン(例えば定着器等を含む画像形成動作を行う機能部)への電力供給が停止される。一方、制御部10や通信制御部20等といった画像出力部32の画像形成エンジン以外の機能部への電力供給は継続される。
また、省エネモードは、第1の期間よりも長い時間で設定された第2の期間の間に画像データ等の入力がない場合に設定される動作モードである。省エネモードでは、電源部50から通信制御部20への電力供給だけが継続され、制御部10のCPU101を含めたその他の機能部への電力供給が停止される。
加えて、省エネモードが設定された状態では、CPUがOFFであるため、パケットをオンデマンドで受信することができない。そのため、取りこぼしたパケットを再度送信するように要求することとなる。ところが、パケットを再送信しないアプリケーションソフトも存在し、その場合にはパケットの取りこぼしが生じるという問題がある。
加えて、第1フィルタ部21および第2フィルタ部24のいずれかから取り込んだパケットが制御部10にて処理することができないパケットであった場合には、第1フィルタ部21および第2フィルタ部24に登録された取込み許可条件および取込み拒否条件に関し、その処理できないパケットに関する新たな取込み拒否条件を追加設定し、または、その処理できないパケットに関する取込み許可条件を削除する内容変更を自動的に行っている。
図7に示したように、通信制御部20にパケットが受信されると(S101)、受信されたパケットは第1フィルタ部21に送られる。従って、第1フィルタ部21は、パケット受信部としても機能する。パケットを取得した第1フィルタ部21は、予め指定(登録)された取込み拒否条件に一致するパケット(不要パケット)か否かを判定する(S102)。ステップ102にて不要パケットであると判定した場合には、第1フィルタ部21は受信したパケットを破棄する(S103)。
ステップ104にて必要パケットであると判定した場合には、第1フィルタ部21は受信したパケット(必要パケット)を取り込み、第1通信バッファ部22に送る。第1通信バッファ部22は送られた必要パケットを記憶する(S105)。
また、第1フィルタ部21は復帰割り込み信号Sig_1を生成し、制御部10のCPU101に送信する(S106)。
そして、復帰割り込み信号Sig_1を受信したCPU101は、省エネモードから復帰する(S107)。省エネモードから復帰した後、CPU101は、復帰割り込み信号Sig_1を受信したことにより復帰したことを確認し、第1通信バッファ部22に記憶されたパケット(必要パケット)を処理する(S108)。例えば、必要パケットがクライアント装置2からの印刷ジョブであった場合には、CPU101は、第1通信バッファ部22に記憶されたパケットを所定のアプリケーションソフトにより処理する。そして、パケットに含まれる印刷ジョブデータを画像処理部30に送り、所定の画像処理が施された画像データに基づき画像出力部32にて印刷処理を実行する。
さらに、第1フィルタ部21は、受信したパケットを中間バッファ部23に送る。中間バッファ部23は送られたパケットを記憶する(S110)。すなわち、第1フィルタ部21は、予め指定(登録)した取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しないパケットについても通過させて取り込むと判定し、中間バッファ部23に記憶させる。
また、第2フィルタ部24は復帰割り込み信号Sig_2を生成し、制御部10のCPU101に送信する(S113)。
そして、復帰割り込み信号Sig_2を受信したCPU101は、省エネモードから復帰する(S107)。省エネモードから復帰した後、CPU101は、復帰割り込み信号Sig_2を受信したことにより復帰したことを確認し、第2通信バッファ部25に記憶されたパケット(必要パケット)を処理する(S108)。例えば、必要パケットがクライアント装置2からの印刷ジョブであった場合には、CPU101は、第2通信バッファ部25に記憶されたパケットを所定のアプリケーションソフトにより処理する。そして、パケットに含まれる印刷ジョブデータを画像処理部30に送り、所定の画像処理が施された画像データに基づき画像出力部32にて印刷処理を実行する。
このようにして、画像形成装置3が省エネモードに設定されている場合には、制御部10のCPU101が処理の必要のないパケットにより無駄に起動される頻度を減らして、CPU101での電力消費量を低減している。
なお、本実施の形態の第2フィルタ部24では、第1フィルタ部21にて予め指定(登録)された取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しないパケットについて画像形成装置3にて処理が必要なパケットか否かを判定した。すなわち、第1フィルタ部21を通過させて取り込んだ一部のパケットについて必要なパケットか否かを判定した。そのような処理の他に、第1フィルタ部21にて取込み拒否条件のみを登録しておき、取込み拒否条件に該当しないことで第1フィルタ部21を通過させて取り込んだパケットのすべてについて、画像形成装置3にて処理が必要なパケットか否かを判定するように構成してもよい。
図8に示したように、制御部10は、図7のステップ106およびステップ113により復帰割り込み信号Sig_1または復帰割り込み信号Sig_2を受信すると、通信制御部20に対してパケットの送信要求を送る(S201)。送信要求を受け取った通信制御部20は、制御部10に対して、第1通信バッファ部22または第2通信バッファ部25からパケットを送信する(S202)。
一方、ステップ204にてパケットを処理できるアプリケーションソフトがROM103に格納されていないと判定された場合には、取得したパケットを処理できるアプリケーションソフトがROM103に格納されておらず、CPU101が第1通信バッファ部22または第2通信バッファ部25に記憶されたパケットを処理できない旨を通信制御部20に通知する(S206)。
そして、ステップ207にて制御部10にて処理できないパケットが第1通信バッファ部22に記憶されていたパケットであると判定された場合には、条件更新部26は、第1フィルタ部21に登録されている取込み拒否条件にそのパケットの取込みが拒否されるような新たな取込み拒否条件を追加設定するか、または、第1フィルタ部21に登録されている取込み許可条件からそのパケットの取込みが許可されるような取込み許可条件を削除する内容変更を伴う更新を行う(S208)。なお、ステップ208での更新は、例えば図3に示したパケットの中で予め定めた領域のデータに関して設定された取込み許可条件および取込み拒否条件に関して行われる。
図8に示したような更新処理により、画像形成装置3が省エネモードに設定された状態にある場合において、制御部10のCPU101が自身で処理できないパケットによって起動される頻度を減らし、CPU101での電力消費量を低減する。
また、本実施の形態の通信制御部20では、パケットを取り込むか否かの判定を行う際の条件を異にする第1フィルタ部21と第2フィルタ部24とを設けたが、第1フィルタ部21および第2フィルタ部24のいずれか一方だけを配置した構成としてもよい。
それにより、省エネモードが設定された状態の制御部10のCPU101では、処理の必要のないパケットや処理できないパケット等により起動されるのが抑制される。そのため、CPU101が省エネモードから復帰する頻度が減少し、CPU101の消費電力量、ひいては画像形成装置3の消費電力量の低減が図られる。
また、第1フィルタ部21において取込み許可条件および取込み拒否条件のいずれにも一致しないパケットを一旦中間バッファ部23に記憶しておくことで、パケットの取りこぼしの発生が抑制される。
Claims (6)
- 通信回線から送信されるパケットの受信を制御する通信制御部と、
前記通信制御部にて受信された前記パケットを処理する処理部と、
前記処理部にて処理された前記パケットに含まれる画像データに基づき画像形成する画像形成部とを有し、
前記通信制御部は、
前記通信回線からパケットを受信するパケット受信部と、
所定の判定条件を用いて前記パケット受信部にて受信した前記パケットを取り込むか否かを判定するパケット判定部と、
前記処理部にて前記パケットの処理が可能か否かを判定する処理可否判定部と、
前記処理可否判定部での判定結果に基づき、前記パケット判定部で用いられる前記判定条件を更新する判定条件更新部とを備え、
前記パケット判定部は、前記パケット受信部にて受信した前記パケットを当該パケットに含まれる所定のデータに基づき設定される第1の判定条件を用いて取り込むか否かを判定する第1のパケット判定部と、当該所定のデータを含む当該パケットのデータ領域および当該所定のデータを含まない当該パケットのデータ領域のいずれかに含まれるデータに基づき設定される第2の判定条件を用いて当該第1のパケット判定部にて取り込むと判定された当該パケットの全部または一部について取り込むか否かを判定する第2のパケット判定部と、を有し、
前記第1のパケット判定部は、前記所定のデータに関して設定された第1の判定条件である当該パケットの取込みを許可する条件および取込みを拒否する条件のいずれも満たさない当該パケットを取り込むと判定し、
前記第2のパケット判定部は、前記第1のパケット判定部にて前記取込みを許可する条件および前記取込みを拒否する条件のいずれも満たさないと判定された前記パケットについて取り込むか否かを前記第2の判定条件を用いて判定し、取り込むと判定した場合には当該パケットを前記処理可否判定部に送り、
前記判定条件更新部は、前記処理可否判定部での判定結果に基づき、前記第1のパケット判定部にて用いられる前記第1の判定条件および前記第2のパケット判定部にて用いられる前記第2の判定条件のいずれか一方または双方を更新する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記パケット判定部は、前記所定の判定条件に基づき前記パケットを取り込むと判定した場合に、前記処理部に対する電力供給の開始を指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記通信制御部は、前記パケット判定部にて取り込むと判定された前記パケットを記憶する記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記処理可否判定部は、前記パケットについての処理を行う処理部にて当該パケットを処理できるアプリケーションソフトが備えられているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 通信回線から送信されるパケットの受信を制御する通信制御部と、当該通信制御部にて受信された当該パケットを処理する処理部と、当該処理部にて処理された当該パケットに含まれる画像データに基づき画像形成する画像形成部とを有する画像形成装置における当該通信制御部にて動作するプログラムであって、
コンピュータに、
通信回線からパケットを受信する機能と、
受信した前記パケットを所定の判定条件を用いて取り込むか否かを判定する機能と、
前記パケットについての処理が可能か否かを判定する機能と、
前記パケットについての処理が可能か否かに関する判定結果に基づき、前記パケットを取り込むか否かに関する前記判定条件を更新する機能とを実現させ、
前記パケットを取り込むか否かを判定する機能は、受信した当該パケットに含まれる所定のデータに基づき設定される第1の判定条件を用いて取り込むか否かを判定する機能と、当該所定のデータを含む当該パケットのデータ領域および当該所定のデータを含まない当該パケットのデータ領域のいずれかに含まれるデータに基づき設定される第2の判定条件を用いて当該パケットを取り込むか否かを判定する機能とを含み、
前記第1の判定条件を用いて取り込むか否かを判定する機能は、前記所定のデータに関して設定された当該パケットの取込みを許可する条件および取込みを拒否する条件のいずれも満たさない当該パケットを取り込むと判定し、
前記第2の判定条件を用いて前記パケットを取り込むか否かを判定する機能は、前記取込みを許可する条件および前記取込みを拒否する条件のいずれも満たさないと判定された前記パケットについて取り込むか否かを前記第2の判定条件を用いて判定し、
前記判定条件を更新する機能は、受信した前記パケットを所定の判定条件を用いて取り込むか否かを判定する機能の判定結果に基づき、前記第1の判定条件および前記第2の判定条件のいずれか一方または双方を更新する
ことを特徴とするプログラム。 - 前記パケットについての処理が可能か否かを判定する機能は、前記パケットの処理を行う処理部にて当該パケットの処理が可能なアプリケーションソフトが備えられているか否かを判定することを特徴とする請求項5記載のプログラム。
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