JP5082614B2 - バックライト制御装置、液晶表示装置、発光体制御装置およびバックライト制御方法 - Google Patents

バックライト制御装置、液晶表示装置、発光体制御装置およびバックライト制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光体の輝度を制御する技術に関し、特に透過型液晶表示パネルなどを備えた非発光型の液晶表示装置の照明に利用されるバックライトの輝度を制御するバックライト制御装置、液晶表示装置、発光体制御装置およびバックライト制御方法に関する。
液晶を使用した表示装置は、テレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末(PDA)などのコンピュータ機器、自動車に搭載されるカーナビゲーション装置、航空機や船舶などのコックピットにおける計器類、公共交通機関のバス、鉄道などの車両や航空機などの客席に配設されて映画、ゲームソフトなどの配信サービスが提供される端末装置など、各種の情報機器向けの平板型表示装置として多用されている。
液晶表示パネルそれ自身は発光しないため、液晶表示装置として利用する場合、液晶表示パネルの背面に照明用の発光体となるバックライトを取り付ける必要があった。このバックライトとしては、例えば、冷陰極蛍光管(以下、「CCFL」と略記することがある)や発光ダイオード(以下、「LED」と略記することがある)などの発光デバイス(以下、「発光体」と記す)が使用されるが、これらの発光体は点灯時間と共に輝度が低下していく寿命特性を有している。通常、液晶表示パネルを備える表示装置では、点灯時間の経過によりバックライトの輝度が低下していき、これに伴って液晶表示パネルの表示面が影響を受けて暗くなり、コントラストの低下に伴い視認性が低下していた。一般に、バックライトに使用される発光体は、その輝度が半減する(初期値の50%に低下する)輝度半減時間を寿命とし、例えば、CCFLでは約1万時間が寿命の期待値とされている。
このようなバックライトの発光体の輝度の低下を抑え、画質を安定させるための種々の技術、方策が提案されている。
一例として、従来の液晶表示装置に備えられているバックライト制御装置では、バックライトの使用経過時間を計数し、計数した使用経過時間に比例してバックライトの発光体に供給する電源電圧を高くすることで輝度の低下を抑えていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−167695号公報
しかしながら、上述したような従来の液晶表示装置では、液晶表示装置が定格条件で使用されたときの経過時間のみに着目してバックライトの輝度の低下を抑えるものであり、バックライトの周囲温度の変動などの使用環境が異なった場合に、使用環境におけるバックライトの劣化に対応することができず、定格条件(例えば、周囲温度が25℃)で装置を使用した場合よりも早くバックライトが劣化する場合には対応することができないといった問題が発生していた。すなわち、周囲温度、バックライトの輝度調整など、点灯時間以外の様々な使用環境やそのときの環境条件の変化によりバックライトの寿命特性が変化し、その輝度の劣化度合いが変わっていた。このような点を考慮せずに定格条件におけるバックライトの寿命特性に従って輝度を制御した場合には、公称されている定格条件での寿命とは異なってしまい、適切な制御を行うことができないといった課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、使用環境が変動したことによって発光体の寿命特性が変わった場合であっても、発光体の輝度を適切に制御可能とする発光体制御装置およびそれを用いた表示装置ならびに発光体制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のバックライト制御装置は、液晶表示パネルを背面から照明するバックライトの輝度を制御するバックライト制御装置であって、バックライトが点灯されたときの点灯時間を計測する時間計測部と、バックライトが点灯されたときの使用環境における環境データを検出する環境検出部と、環境検出部で検出された環境データに基づいて、時間計測部で計測された点灯時間を補正する時間補正部と、時間補正部で補正された補正点灯時間に基づいてバックライトの輝度を制御するバックライト制御部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、バックライトを点灯した使用環境での寿命特性の変化にあわせて点灯時間を補正し、この補正された補正点灯時間に基づいて輝度を制御することができる。これにより、例えば、定格条件で使用するよりも使用環境でのバックライトの劣化の方が大きくなった場合であっても輝度を適切に制御することが可能となり、輝度を安定させて視認性を一定に保持することができる。
また、時間計測部は所定の時間ごとに計測された点灯時間を累積する時間累積部を有し、時間補正部は所定の時間ごとに計測される点灯時間を補正するようにしてもよい。
これによれば、さらに、バックライトを点灯した時々での使用環境の変化にあわせて点灯時間を補正することができる。これにより、例えば、使用環境の変化に対応してバックライトの寿命特性が変わった場合でも輝度を適切に制御することが可能となる。
また、バックライト制御部は、補正点灯時間に応じてバックライトを駆動するときの電流を制御してもよい。
これによれば、さらに、補正点灯時間に応じてバックライトの駆動電流を増加させた場合には、使用環境にあわせてバックライトの輝度の低下を抑えることができる。また、補正点灯時間に応じてバックライトの駆動電流を減少させた場合にはバックライトの発光体の劣化が抑えられるため、バックライトの寿命を延ばすことができる。
また、時間補正部は、使用環境におけるバックライトの所定の寿命特性に基づいて算出された補正係数を用いて点灯時間を補正するようにしてもよい。
これによれば、さらに、使用環境が変動したときのバックライトの寿命特性の変化にあわせて点灯時間を適切に補正することができるため、使用環境にあわせてバックライトの輝度を適切に制御することが可能となる。
また、補正係数を記録した補正テーブルを備えてもよい。
これによれば、さらに、所定の寿命特性が非線形な特性であっても補正テーブルに記録して対応することができ、寿命特性に対応する精度の高い補正係数を得ることができる。また、寿命特性に対応する補正係数を演算によって算出する必要がなく、高速に補正係数を取得することができる。
また、時間補正部は、補正テーブルに記録されている互いに異なる2つの補正係数を検出された環境データに応じて内分するようにしてもよい。
これによれば、さらに、補正テーブルに記録される補正係数が粗い場合であっても、互いに異なる2つの補正係数を環境データに応じて内分することで、補正テーブルに記録されていない補正係数を連続して算出することができ、補正テーブルの記録容量を削減することができる。例えば、20℃と25℃の2つの補正係数から22℃の補正係数を内分により算出することができる。
環境データはバックライトの周囲温度であってもよい。
これによれば、さらに、バックライトの周囲温度における寿命特性にあわせて点灯時間を補正することができる。
また、環境データはバックライトの駆動電流であってもよい。
これによれば、さらに、バックライトの駆動電流における所定の寿命特性に基づいて点灯時間を補正することができる。
これにより、バックライトの輝度と連動している駆動電流に応じて点灯時間を補正することができる。例えば、部屋が明るい場合には装置の輝度を高めに設定するため駆動電流が増え、これによりバックライトの劣化が早まることが知られている。この場合であっても、バックライトの駆動電流を検知することで間接的に輝度の明るさを検出して点灯時間を補正することが可能となり、バックライトの輝度の低下を使用環境にあわせて抑えることができる。
また、バックライトが冷陰極蛍光管であってもよい。これによれば、さらに、冷陰極蛍光管の輝度を制御でき、輝度の低下を抑えることができる。
また、バックライトが発光ダイオードであってもよい。これによれば、さらに、発光ダイオードの輝度を制御でき、輝度の低下を抑えることができる。
次に、本発明の液晶表示装置は、上述したバックライト制御装置と、画像情報または文字情報を表示する液晶表示パネルと、液晶表示パネルを背面から照明するバックライトと、バックライト制御装置の出力に応じてバックライトの輝度を制御するバックライト駆動部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、バックライト制御装置は、使用環境でのバックライトの寿命特性の変化にあわせて点灯時間を補正し、この補正された補正点灯時間に基づいてバックライトの輝度を制御することができる。これにより、例えば、液晶表示装置は、定格条件で使用するよりも使用環境におけるバックライトの劣化の方が大きくなった場合であっても輝度を適切に制御し、使用環境にあわせて表示パネルの視認性の低下を抑えることができる。
また、補正点灯時間と所定の交換時間とを比較し、バックライトを交換する交換時期を判断する交換判断部と、交換判断部における判断結果に応じてバックライトの交換時期を報知する交換報知部とを備えてもよい。
これによれば、さらに、使用環境での寿命にあわせて交換時期を報知することができる。
また、交換報知部は、液晶表示パネルにメッセージを表示するようにしてもよい。
これによれば、さらに、液晶表示パネルに寿命を報知することができ、利用者が容易に交換時期を知ることができる。
次に、本発明の発光体制御装置は、発光体の輝度を制御する発光体制御装置であって、発光体が点灯されたときの点灯時間を計測する時間計測部と、発光体が点灯されたときの使用環境における環境データを検出する環境検出部と、環境検出部で検出された環境データに基づいて、時間計測部で計測された点灯時間を補正する時間補正部と、時間補正部で補正された補正点灯時間に基づいて発光体の輝度を制御する発光体制御部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、発光体を点灯した使用環境での寿命特性の変化にあわせて点灯時間を補正し、この補正された補正点灯時間に基づいて輝度を制御することができる。これにより、例えば、定格条件で使用するよりも使用環境での発光体の劣化の方が大きくなった場合であっても輝度を適切に制御することが可能となり、輝度を安定させて視認性を一定に保持することができる。
次に、本発明のバックライト制御方法は、液晶表示パネルを背面から照明するバックライトの輝度を制御するバックライト制御装置に用いるバックライト制御方法であって、バックライトの点灯時間を計測する時間計測ステップと、バックライトが点灯されたときの使用環境における環境データを検出する環境検出ステップと、環境検出ステップで検出された環境データに基づいて時間計測ステップで計測された点灯時間を補正する時間補正ステップと、時間補正ステップで補正された補正点灯時間に基づいてバックライトの輝度を制御するバックライト制御ステップとを備えたことを特徴とする。
このようなステップによれば、バックライトを点灯した使用環境での寿命特性の変化にあわせて点灯時間を補正し、この補正された補正点灯時間に基づいて輝度を制御することができる。これにより、例えば、定格条件で使用するよりも使用環境でのバックライトの劣化の方が大きくなった場合であっても輝度を適切に制御することが可能となり、輝度を安定させて視認性を一定に保持することができる。
また、時間計測ステップは所定の時間ごとに計測された点灯時間を累積する時間累積ステップを有し、時間補正ステップは所定の時間ごとに計測される点灯時間を補正するようにしてもよい。
これによれば、さらに、バックライトを点灯した時々での使用環境の変化にあわせて点灯時間を補正することができる。これにより、例えば、使用環境の変化に対応して寿命特性が変わった場合でも輝度を適切に制御することが可能となる。
本発明によれば、使用環境が変動したことによって発光体の寿命特性が変わった場合であっても、発光体の輝度を適切に制御可能とする発光体制御装置およびそれを用いた表示装置ならびに発光体制御方法を提供することができる。
本発明は、発光体の使用環境での寿命特性に基づいてその輝度の制御を行うものであって、発光体が点灯されたときの点灯時間の計測および使用環境における環境データの検出を行い、この環境データに基づいて計測された点灯時間を補正し、補正された補正点灯時間に基づいて発光体の輝度を制御することを特徴とする。
これにより、使用環境が定格条件(例えば、周囲温度が25℃)から変動したことによって発光体の寿命特性が変わった場合であっても、使用環境にあわせて発光体の輝度を適切に制御することができる。
また、本発明の液晶表示装置は、上述した制御の出力に応じて、画像情報または文字情報を表示する液晶表示パネルを背面から照明するバックライトの輝度を制御することを特徴とする。
これにより、液晶表示装置は、使用環境が変動したことによってバックライトの寿命特性が変わった場合であっても、使用環境にあわせてバックライトの輝度を適切に制御することができ、使用環境にあわせて液晶表示パネルのコントラスト低下およびこれに伴う視認性の低下を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における液晶表示装置について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。
図1において、液晶表示装置1は、液晶表示部3と、後述するバックライト14の輝度を制御するためのバックライト制御装置2とを備えている。
まず、液晶表示部3の構成について説明する。液晶表示部3は、画像情報または文字情報を表示するための液晶表示パネル15と、液晶表示パネル15を照明するためのバックライト14と、バックライト14を駆動するためのバックライト駆動回路(バックライト駆動部)13とを備えている。
バックライト14は、液晶表示パネル15の背面に設けられ、液晶表示パネル15を背面から照明する。バックライト14における発光体として冷陰極蛍光管(CCFL)または発光ダイオード(LED)を使用することができる。このCCFLやLEDは点灯した時間と共に劣化し、輝度が低下することが知られている。このCCFLやLEDの寿命特性についての詳細は後述する。
バックライト駆動回路13は、バックライト14に駆動電力を印加してバックライト14を点灯させる。また、後述するバックライト制御部12からの制御信号に従って駆動電流を変化させ、バックライト14の輝度を変化させる。これにより、制御信号に従って時間と共に低下する輝度を制御することが可能となる。なお、バックライト駆動回路13は、駆動電流に替えて、駆動電圧を変化させるようにしてもよい。これによっても、等価的にバックライト14に流れる駆動電流を変化させることができる。この駆動電流の制御については後述する。
液晶表示パネル15は、液晶駆動回路および表示制御回路(いずれも図示せず)などによって、液晶表示装置1の外部から入力される映像データまたは文字データに応じて画像情報または文字情報を表示する。
次に、バックライト制御装置2の構成について説明する。バックライト制御装置2は、使用環境における環境データを検出する環境検出部22と、装置全体を制御する制御部11と、バックライト14が点灯されたときの点灯時間を計測する時間計測部16と、時間計測部16で計測された点灯時間を環境検出部22で検出された環境データに基づいて補正する時間補正部18と、補正された補正点灯時間に基づいてバックライトの輝度を制御するバックライト制御部12と、点灯時間、環境データおよび補正点灯時間を記憶するメモリ10と、時間を計測するタイマ21とを備えている。
環境検出部22は、使用環境における環境データとして、バックライト14の周囲温度を検出する温度センサ23と、バックライト14を駆動する駆動電流を検出する電流センサ24とを備えている。
温度センサ23として、例えば、サーミスタ、白金測温抵抗体、熱電対などの公知の温度センサを使用することができる。
電流センサ24は、バックライト14に駆動電力が印加されたときに、CCFLやLEDなどの発光体に流れる電流を検出する。この発光体に流れる電流を検出する方法としては、例えば、発光体と直列に抵抗体を接続し、この抵抗体の両端に生じる電圧を測定する。
このように発光体に流れる点灯電流を検出することで、この点灯電流に連動しているバックライト14の輝度の明るさを間接的に検出することができる。例えば、部屋が明るいときには、その部屋に設置されている液晶表示装置1の輝度は高めに設定される。このため、液晶表示装置1に備えたバックライト14に流れる駆動電流が増加し、バックライトの劣化が早まることが知られている。このような状態を電流センサ24で容易に検出することができる。これにより、高価な輝度センサを用いる必要がなく、センサのコストを抑えることができる。
制御部11は、中央処理装置(以下、「CPU」と記す)、リード・オンリー・メモリ(以下、「ROM」と記す)およびランダム・アクセス・メモリ(以下、「RAM」と記す)を備えている。CPUはROMに記憶されているプログラムに従って液晶表示装置1の全体の制御と、上述した各機能部に係るデータの送受信を行う。また、RAMはCPUの演算結果などのデータを一時保存する。
バックライト制御部12は、時間補正部18で補正された補正点灯時間を取得し、取得した補正点灯時間に基づいてバックライト駆動回路13に制御信号を送信し、バックライトの輝度を制御する。バックライト制御部12は、使用開始時から後述する制御テーブル20に従ってバックライト14の輝度を制御する。このとき、バックライト制御部12は、バックライト14の輝度飽和レベルよりも低く、かつ、使用するときに実用上十分な明るさとなる輝度レベルに制御する。これにより、バックライト14の輝度は一定に維持される。
制御テーブル20はルック・アップ・テーブル(以下、「LUT」と記す)で構成され、例えば、定格条件(例えば、周囲温度が25℃)で使用されたときのバックライトの寿命特性(図2)に基づいて曲線Aまたは曲線Dの輝度特性を一定に補正するための制御値が記録されている。制御値の内容については後述する。
タイマ21は、所定の時間を計測して所定の時間ごとに制御部11に割り込みを発生する。タイマ21は所定の時間、例えば「6分」ごとに制御部11に割り込みを発生する。なお、所定の時間は、液晶表示装置1が設置された使用環境における環境条件に応じて設定を変更可能としてもよい。設定を変更する場合には、例えば、車などの使用環境条件の変動が大きい条件の下で使用される場合には、例えば、タイマ21は所定の時間として「1分」を設定し、1分ごとに割り込みを発生する。一方、例えば、航空機の機内などの使用環境条件の変動が緩やかな条件の下で使用される場合には、同様に、タイマ21は「12分」ごとに割り込みを発生する。また、タイマ21は、バックライト14が点灯しているときに時間を測定して制御部11に割り込みを発生し、バックライト14が消灯している間は時間の測定を停止している。以下、所定の時間を「6分」として説明する。
メモリ10としては、電源を切られても内容を保持可能な不揮発性メモリを使用する。例えば、フラッシュメモリなど公知のメモリを使用することができる。また、メモリ10には測定された点灯時間、補正点灯時間、環境データおよび累積補正点灯時間などを記憶する。
これにより、装置の電源が切られても測定された使用環境および点灯時間に係る情報を保持することができ、再度、電源がONされたときに、前回までの使用環境および点灯時間に係る情報を引き継ぐことができる。
時間計測部16は、バックライト14が点灯されたときの点灯時間を計測する。タイマ21から制御部11に割り込みが発生すると、制御部11は、時間計測部16に点灯時間を計測するように指示する。これにより、時間計測部16は、設定された所定の時間「6分」を計測する。また、時間計測部16は、点灯時間を累積する時間累積部17を有する。すなわち、点灯時間が18分の場合にはタイマ21(6分ごとに割り込み発生)によって3回の割り込みが発生し、これにより、時間累積部17は点灯時間を3回累積して「18分」とする。時間計測部16は、計測された新たな点灯時間「6分」および累積されている累積補正点灯時間「12分」に新たな点灯時間「6分」を加算した時間「18分」をメモリ10に記憶する。
しかしながら、タイマ21からの割り込みの発生に同期して、環境検出部22で検出された使用環境における環境データが定格条件と異なる場合、時間補正部18は、後述する補正テーブル19に記録されている補正係数の中から環境データに対応して補正係数、例えば、周囲温度15℃の補正係数「2.041」を参照し、時間計測部16で計測された点灯時間を補正する。時間補正部18はメモリ10に記憶されている最新の点灯時間「6分」を読み出し、補正係数「2.041」に応じて点灯時間を略2倍に補正し、補正された補正点灯時間「12分」をメモリ10に記憶する。このような場合には、時間累積部17は、「6分(時間補正なし)+6分(時間補正なし)+12分(時間補正あり)」と点灯時間を累積して計測する。すなわち、時間計測部16は累積補正点灯時間を「24分」としてメモリ10に記憶する。これにより、3回目の割り込みのときに定格条件と異なる環境データが検出された場合には、実際のバックライト14の点灯時間が「18分」であっても「24分」とし、使用環境にあわせて点灯時間が補正され、バックライト14の寿命を反映することができる。
また、時間補正部18は、環境データに対応する補正係数が補正テーブル19に記録されていなければ、補正テーブル19に記録されている互いに異なる2つの補正係数を環境データの値に応じて内分した補正係数を算出する。これにより、補正テーブル19に記録される補正係数の温度間隔が粗い場合であっても補正係数を連続して算出することができ、補正テーブル19の記録容量を削減することができる。例えば、20℃および25℃での補正係数を用いて22℃における補正係数を内分により算出することができる。なお、補正テーブル19に記録されていない補正係数を外分によって算出するようにしてもよい。補正テーブル19に記録されていない25℃より高い温度、例えば、30℃における補正係数は、20℃および25℃での補正係数を用いて外分することで算出することができる。
次に、冷陰極蛍光管(CCFL)の寿命特性について図2〜図4を用いて説明する。図2は本発明の実施の形態1における液晶表示装置1のバックライト14に用いる発光体であるCCFLの点灯時間に対する輝度の変化の例を示す図、図3は本発明の実施の形態1における液晶表示装置1のバックライト14に用いる発光体であるCCFLの周囲温度に対する輝度の変化の例を示す図、図4は本発明の実施の形態1における液晶表示装置1のバックライト14に用いる発光体であるCCFLの周囲温度に対する寿命特性の例を示す図である。ここで、図2において縦軸は輝度(%)、横軸は点灯時間(h)であり、図3において縦軸は輝度(%)、横軸は周囲温度(℃)であり、図4において縦軸は寿命係数、横軸は周囲温度(℃)である。
図2において、曲線Aは、定格条件(周囲温度25℃)でのCCFLの寿命特性例であり、CCFL単品の点灯時間に対する輝度の変化を示したものである。また、曲線Dは、リフレクタ、導光体などのバックライト部材を含めたバックライトシステムとしての点灯時間に対する輝度の変化を示したものである。
CCFLの公称の輝度半減時間は約1万時間であるが、定格条件で使用した場合には、輝度が曲線Aに示すように低下し、約1万時間を経過してからは曲線Bの破線に示すような特性を示す。この輝度低下の要因はCCFLに封入されている水銀が蛍光体に吸着して発光効率が下がり輝度低下するとして説明される。
さらに、図3に示したように、CCFLは低温時には管内の水銀蒸気圧が大幅に減少することにより輝度が低下し、高温時には水銀蒸気圧が過大になって発光効率が悪化する傾向があり、周囲温度40〜45℃で輝度が最大になる特徴を有している。
また、図4に示すように、CCFLは低温で使用すると管内に封入されている水銀の蒸気圧の低下によりスパッタされて発生する電極スパッタ物質に水銀が取り込まれて消耗・枯渇し、劣化が急速に進み、寿命の短縮化が著しい。
以上のように、特に、常温よりも低い低温側でCCFLを長時間にわたって使用すると、急激に輝度が低下する傾向の寿命特性となる。これにより、例えば、図2の曲線Cで示すように急激に輝度が低下する。また、高温使用時においても、図3に示すように輝度は低下する傾向があり、輝度を増加させるために管電流を増やせば、CCFLの黒化現象により水銀を消耗して、同様に、図2の曲線Cで示すような特性を示すと考えられる。
それゆえに、図3および図4に示したCCFLの特性・特徴から、CCFLの使用温度条件、およびその条件における点灯時間によっては、図2に示した定格条件下での寿命特性曲線(A+B)に対して寿命特性が変動することを示している。
また、CCFL単体だけでなく、CCFLから放出される紫外線の光と熱とによりバックライトシステムを構成するリフレクタ、導光体などのバックライト部材も劣化するので、バックライトシステムとしての輝度はCCFL単体での輝度よりもさらに低下し、曲線Dに示すような特性を示す。
このように、CCFLは、周囲環境条件および発光体の使用条件によって、図2の曲線(A+B)に示した寿命特性が変動するので、これらの環境条件の変動による寿命特性の変化を考慮して発光体の寿命特性、すなわち発光体の点灯時間を補正し、補正された発光体の点灯時間に基づいて発光体の駆動を制御することにより、精度を高めた輝度制御を実現することができる。
次に、発光ダイオード(LED)の寿命特性ついて図5を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態1における液晶表示装置1のバックライト14に用いる発光体である発光ダイオードの寿命特性の例を示す図である。ここで、縦軸を輝度(%)、横軸を点灯時間(h)とする。
図5に示すように、LED素子の輝度は点灯時間と共に低下する。この傾向はCCFLと同様である。また、図5の横軸が対数目盛りで表示されているが、横軸を線形目盛りに変換すれば図2の曲線(A+B)と同様な寿命特性曲線になる。ただし、バックライトに用いる発光体のLEDの定格条件での輝度半減時間はCCFLの10倍以上あり、10万時間を超えると推定されている。また、LEDの場合も周囲温度などの使用環境条件が寿命特性に影響することはCCFLの場合と同様である。
LEDは半導体を用いる固体バックライトであり、水銀を用いる管球のCCFLと異なり低温での急激な輝度劣化はないが、例えば、高温の周囲温度条件で動作させると半導体接合部に結晶欠陥を生じて劣化が始まり、輝度を維持するため通電電流を増加させることがさらに劣化を促進し、図2のCCFLの寿命特性曲線Cと同様に急激な輝度低下に至るといわれている。
さらに、LED素子から放出される熱によりバックライトシステムを構成するリフレクタ、導光体などのバックライト部材も劣化するので、バックライトシステムとしての輝度はLED素子単体での輝度よりもさらに低下することは、発光体にCCFLを用いる場合と同様である。
上述したように、バックライト14の発光体に用いられるCCFLやLEDの寿命特性は使用環境条件の影響を大きく受けている。このことは、換言すると、バックライト14の発光体に用いるCCFLやLEDの周囲温度、部屋の明るさに応じてバックライト14の輝度調整を行うなど、点灯時間以外の様々な使用環境やその使用条件の差によってもバックライト14の発光体の寿命特性は変化し、輝度の劣化度合いが変わることを示している。本実施の形態における液晶表示装置1は、点灯時間以外の様々な使用環境やその条件の差によりバックライト14の発光体の寿命特性が変わり、輝度の劣化度合いが変化することを考慮して輝度を制御するものである。
次に、使用環境における発光体の寿命特性に基づいて、発光体の輝度を補正するための補正テーブル19の詳細について図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1における発光体の輝度を補正するための補正テーブル19の例を示す図である。
補正テーブル19は、LUTで構成され、図6に示すように、補正テーブル19には発光体の寿命特性に基づいて点灯時間に対する補正係数が記録されている。例えば、補正係数を図4のCCFLの周囲温度に対する寿命係数の曲線に基づいて算出する。図4において、周囲温度が25℃であった場合の寿命係数を「1」としたとき、CCFLを15℃で点灯し続けた場合には寿命係数が「0.490」、すなわち、定格条件で使用した場合のほぼ半分の時間で輝度が半減することを示している。このことから、補正係数P=1÷Q(Qは寿命係数)と定義し、15℃では、補正係数を「2.041」と算出している。同様に、10℃では、寿命係数が「0.300」となるため、補正係数を「3.333」と算出している。これにより、15℃で点灯し続けた場合には、点灯時間を補正係数の値「2.041」で乗算して補正点灯時間とすれば、使用環境における点灯時間は2.041倍に計測されることになる。すなわち、定格条件(25℃)で使用した場合の寿命特性(輝度が半減)を1万時間とすれば、時間が5000時間が経過した時点で補正点灯時間は1万時間となるため、輝度が半減する時間に相当させることができる。このように補正点灯時間で輝度を制御するようにすれば、使用環境(15℃)での寿命特性にあわせて輝度を制御することができる。
なお、ここでは補正係数をLUTに記録した場合について説明したが、LUTに代わって寿命係数の曲線を近似する関数F(R)を用いてもよい。この場合には、補正係数P=1÷F(R)(Rは環境データ)と定義し、この演算を時間補正部18で実行させる。これにより、時間補正部18は環境データに対応する補正係数を連続して算出することができる。
また、補正テーブル19には、発光体の周囲温度に対する補正係数だけでなく、図2〜図5に示したような発光体の寿命特性のデータや、寿命特性に影響を及ぼす、発光体の輝度特性など環境パラメータに関するデータも記憶され、使用環境に応じて点灯時間に対応する補正すべき補正係数が記録されている。
時間補正部18は、バックライト14が点灯された後、この補正係数に基づいて点灯時間を補正することができる。また、バックライト制御部12は、制御テーブル20から補正点灯時間に応じて参照される制御値に従ってバックライト駆動回路13を制御する。これにより、バックライト14への駆動電力を制御し、輝度を制御することができる。
なお、使用環境における複数の環境データを組みあわせて点灯時間を補正するようにしてもよい。例えば、上述した環境検出部22に備えた温度センサ23で測定された周囲温度に対応する補正係数と、電流センサ24で検出されたバックライト14の駆動電流に対応する補正係数とを掛けあわせて新たな補正係数としてもよい。これにより、よりきめ細かいバックライト14の発光体の輝度の制御をすることができる。
次に、図7〜図10を用いて、本発明の実施の形態1における液晶表示装置1の動作について説明する。図7は本発明の本実施の形態1における液晶表示装置1の動作を説明するためのフローチャート、図8は同液晶表示装置1における、バックライトの寿命特性の例を示す図、図9は同液晶表示装置1における、バックライトに対する駆動電流の例を示す図、図10は同液晶表示装置1における、補正された輝度特性の例を示す図である。
図7に示すように、液晶表示装置1は、バックライト14の電源をONして点灯した後、制御部11によりタイマ21を起動して時間を計測する(S100)。タイマ21は、計測した時間が所定の時間を経過するごとに制御部11に割り込み信号を出力する。また、タイマ21は、バックライト14の電源がOFFとなるまで時間を計測し、所定の時間ごとに制御部11に割り込みを発生する。
制御部11は、タイマ21からの割り込みの有無により、バックライト14の点灯時間が所定の時間を経過したか否かを判断する(S102)。点灯時間が所定の時間に至っていない場合(NO)には、制御部11はS102を繰り返す。一方、タイマ21からの割り込みを受け、点灯時間が所定の時間となった場合(YES)には、S104に進む。ここでは、予め設定された所定の時間を「6分」として説明する。
次に、制御部11はタイマ21からの割り込み信号を受け付けると時間計測部16に時間の計測を指示する。時間計測部16は、この指示を受けるとバックライト14の点灯時間を「6分」としてメモリ10に記憶する(S104)。
次に、制御部11は、環境検出部22に備えた各種センサにより、使用環境における環境データを検出する。ここでは、環境データとして周囲温度を検出する場合を例に説明し、例えば、温度センサ23で検出された周囲温度が「15℃」とする。
この場合には、一例として、図8に示すように、定格条件での寿命曲線を破線200、周囲温度が「15℃」での寿命曲線は実線201となる。すなわち、実線201ではバックライト14の輝度が半減する寿命が1万時間から5000時間に半減している。
制御部11は、温度センサ23により周囲温度「15℃」を検出し、メモリ10に環境データとして周囲温度「15℃」を記憶する(S106)。
次に、制御部11は、メモリ10に記憶されている環境データを検出し、この環境データと定格条件とを比較し、一致するか否かを判断する(S108)。環境データと定格条件とが一致した場合(YES)には、点灯時間を補正する必要がないため、S116に進む。一方、環境データと定格条件とが一致しない場合(NO)には、制御部11は、時間補正部18に点灯時間を補正するように指示する。
時間補正部18は、制御部11の指示により、メモリ10から最新の点灯時間「6分」を取得し(S110)、環境データに応じて補正テーブル19から補正係数を取得する(S112)。ここでは、補正テーブル19(図4)に記録されている温度「15℃」に対応する補正係数「2.041」が参照される。時間補正部18は、この補正係数「2.041」と点灯時間「6分」とを乗算し、補正された補正点灯時間「12.246分」としてメモリ10に記憶する(S114)。また、時間補正部18は、制御部11に補正が完了したことを通知する。
このように、所定の時間ごとに、バックライト14を点灯した時々での使用環境の変化にあわせて点灯時間を補正することができるため、例えば、使用環境の変化に対応して寿命特性が変わった場合でもバックライト14の輝度を適切に制御することが可能となる。
次に、制御部11は、点灯時間の補正が完了した後、時間計測部16に点灯時間を累積するように指示する。時間計測部16に備えた時間累積部17は、S108での判断結果により、メモリ10に記憶された最新の点灯時間「6分」を累積するか、補正された補正点灯時間「12.246分」を累積する(S116)。
時間累積部17は、S108での判断結果により、環境データと定格条件とが一致した場合には、補正した点灯時間は必要ないため、メモリ10から最新の点灯時間と予め累積されている累積補正点灯時間とを読み込み、最新の点灯時間と累積補正点灯時間とを加算して、新たな累積補正点灯時間としてメモリ10に記憶する。例えば、時間累積部17は、所定の時間ごとに、「6分(補正なし)+6分(補正なし)+6分(補正なし)」のように点灯時間を累積する。すなわち、時間計測部16は補正点灯時間を「18分」としてメモリ10に記憶する。これにより、実際の点灯時間「18分」と一致するように点灯時間を累積する。
また、時間累積部17は、S108での判断結果により、環境データと定格条件とが一致しない場合には、補正した点灯時間が必要となるため、メモリ10から最新の点灯時間を補正した補正点灯時間と予め累積されている累積補正点灯時間とを読み込み、補正点灯時間と累積補正点灯時間とを加算して、新たな累積補正点灯時間としてメモリ10に記憶する。例えば、時間累積部17は、所定の時間ごとに、「6分(補正なし)+12.246分(補正あり)+12.246分(補正あり)」のように点灯時間を順次に累積する。すなわち、時間計測部16は累積補正点灯時間を「30.492分」としてメモリ10に記憶する。これにより、実際の点灯時間「18分」は「30.492分」に補正され、使用環境にあわせて点灯時間を補正することができる。
これにより、時間計測部16は、時間累積部17で累積された最新の累積結果を新たな累積補正点灯時間としてメモリ10に記憶する。また、時間計測部16は、制御部11に点灯時間の累積が完了したことを通知する。
次に、制御部11は、点灯時間の累積が完了した後、バックライト制御部12にバックライト14の駆動電流を制御するように指示する。バックライト制御部12は、メモリ10から累積補正点灯時間に応じた制御値を制御テーブル20から取得する(S118)。そして、この取得された制御値に従ってバックライト駆動回路13に制御信号を出力し、バックライト14の輝度を制御する。
次に、バックライト駆動回路13は、制御信号の出力に応じてバックライト14の駆動電流を制御する(S120)。
これにより、補正点灯時間に基づいてバックライト14の駆動電流を増加させた場合には、使用環境にあわせてバックライト14の輝度の低下を抑えることができる。また、補正点灯時間に基づいてバックライト14の駆動電流を減少させた場合にはバックライト14の発光体の劣化が抑えられるため、バックライト14の寿命を延ばすことができる。
制御テーブル20には、一例として図8〜図10に示すように、定格条件でのバックライト14の寿命特性(図8)が破線200としたとき、破線203の曲線(図9)に基づく制御値が記録されている。ここで、例えば、制御値は定格条件での駆動電流に基づき設定された駆動電流比率である。バックライト制御部12は制御テーブル20から制御値(破線203の曲線に基づく制御値)を参照し、駆動電流を増加させるようにバックライト駆動回路13を制御する。これにより、バックライト14の輝度は、破線200の曲線から破線205の直線となるように制御され、初期(点灯時間が0時間)の輝度レベルの50%で一定に維持されるように制御される。
周囲温度15℃では、バックライト14の寿命特性(図8)が実線201となり、破線200と比較して、輝度の低下の度合いが早まる。しかしながら、周囲温度15℃のときには、上述したように、点灯時間は補正係数により「2.041」倍に補正され、この補正点灯時間が累積され累積補正点灯時間となる。
このため、バックライト制御部12は、累積補正点灯時間に応じた制御値を制御テーブル20から取得して制御信号を出力するようにしているため、結果として、実線202の曲線のようにバックライト駆動回路13を制御する。すなわち、バックライト制御部12は点灯時間が5000時間で駆動電流比率が2倍になるようにバックライト駆動回路13を制御する。
これにより、バックライト14の輝度は、実線204(図10)の直線となるように制御される。このように、液晶表示装置1は、使用環境が変動したときのバックライト14の寿命特性の変化にあわせて点灯時間を適切に補正することができるため、使用環境にあわせてバックライト14の輝度を適切に制御することが可能となる。
図7に戻り、バックライト制御部12は、制御部11に輝度の制御が完了したことを通知する。
次に、制御部11は、バックライト14が消灯(電源OFF)されたかを判断し(S122)、バックライト14が消灯されている場合(YES)には、タイマ21の時間の計測を停止させ(S124)、処理を終了する。一方、バックライト14が点灯中の場合(NO)には、S102に戻り、同様に、S102からS122までの各ステップをバックライト14が消灯されるまで繰り返し実行する。ここで、所定の時間以内でS104〜S122までの処理を完了するように設定されている。これにより、バックライト14を点灯した時々での使用環境の変化にあわせて点灯時間を補正することができ、例えば、使用環境の変化に対応して寿命特性が変わった場合でも輝度を適切に制御することが可能となる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、液晶表示装置1は、バックライト14を点灯した使用環境における寿命特性の変化にあわせて点灯時間を補正し、この補正された補正点灯時間に基づいてバックライト制御部12によりバックライト14の駆動電流を制御し、その輝度を制御することができる。これにより、例えば、定格条件(周囲温度25℃)でバックライト14を使用したよりも周囲温度に依存した劣化の方が大きくなった場合であってもバックライト14の輝度を適切に制御することが可能となり、輝度を安定させて視認性を一定に保持することができる。これにより、例えば、テレビジョン受像機、コンピュータ、計器類などの液晶表示装置が列車、車、航空機など環境変化が大きい場所に設置され、その使用条件が大きく変わった場合であっても、バックライト14の輝度を適切に制御することができる。
また、バックライト14の発光体が冷陰極蛍光管であれば、冷陰極蛍光管の輝度を制御でき、輝度の低下を抑えることができる。
また、バックライト14の発光体が発光ダイオードであれば、発光ダイオードの輝度を制御でき、輝度の低下を抑えることができる。
なお、環境データとして、周囲温度に替えてバックライト14の駆動電流を電流センサ24で検出するようにしてもよい。これによれば、バックライト14の駆動電流における所定の寿命特性に基づいて点灯時間を補正することができ、バックライト14の輝度に連動した駆動電流の寿命特性にあわせて点灯時間を補正することができる。例えば、部屋が明るい場合には装置の輝度を高めに設定するため駆動電流が増え、これによりバックライト14の劣化(黒化現象の加速)が早まることが知られている。この場合であっても、バックライト14の駆動電流を検知することで間接的に輝度の明るさを検出して点灯時間を補正することが可能となり、使用環境にあわせてバックライト14の輝度の低下を抑えることができる。
(実施の形態2)
次に、バックライト14の交換を報知する場合について、図8、図11および図12を用いて説明する。図11は本発明の実施の形態2における液晶表示装置4の構成を示すブロック図、図12は同液晶表示装置4における、液晶表示パネルの表示画面に表示させる報知情報の例を示す図である。
図11において、実施の形態1における液晶表示装置1と同じ構成要素については同じ符号を付して説明する。本発明の実施の形態1における液晶表示装置1の構成と異なる点は、本発明の実施の形態2におけるバックライト制御装置5は交換判断部30と交換報知部31とを備えている点である。
交換判断部30は、点灯時間を使用環境にあわせて補正した補正点灯時間を累積した累積補正点灯時間と予め定めたバックライト14の所定の交換時間とを比較し、バックライト14の交換時期を判断し、交換時期を報知するタイミング信号を出力する。ここで、所定の交換時間とは、例えば、CCFLでは「1万時間」、LEDでは「10万時間」とする。なお、この所定の交換時間は、バックライト14の寿命特性に応じて変更してもよい。
交換報知部31は、交換判断部30から出力されるバックライト14の交換時期に関するタイミング信号を受けて報知情報を液晶表示部3の液晶表示パネル15に出力し、液晶表示パネル15の表示画面に表示させる。例えば、図12(a)に示すように、利用者にバックライト14の交換時期が容易にわかるように、液晶表示パネル15の表示画面に「バックライトを交換してください。」とのメッセージ100を表示する。これにより、液晶表示装置4は、使用環境に応じて点灯時間を補正し、この補正された点灯時間により交換時期を判断することができるため、バックライト14の劣化が早まれば、早めにバックライト14の交換時期を報知することができる。
例えば、図8に示すように、定格条件では、破線の曲線200により、1万時間で寿命となりバックライト14の交換を報知すればよいが、周囲温度15℃では実線の曲線201により5000時間で寿命となるため、定格条件の半分の時間で交換が必要になる。このため、液晶表示装置4は、点灯時間を補正係数により略2倍(周囲温度15℃における補正係数が「2.041」)に補正し、実時間で5000時間の点灯時間のときに1万時間に点灯時間を補正する。液晶表示装置4は、この補正された補正点灯時間を用いてバックライト14の交換を報知するため、使用環境にあわせてバックライト14の交換時期を精度よく報知することができる。
以上のように、本発明の実施の形態2における液晶表示装置4によれば、交換判断部30は、補正点灯時間と所定の交換時間とを比較し、バックライト14を交換する交換時期を判断する。そして、交換報知部31は、交換判断部30における判断結果に応じてバックライト14の交換時期を報知する。
これにより、使用環境での寿命にあわせて交換時期を適切に報知することができる。例えば、定格条件(25℃)でのバックライト14の寿命が1万時間であっても、使用環境(15℃)では点灯時間が5000時間になったところでバックライト14の交換時期を報知することができる。
なお、バックライト制御装置5は、補正点灯時間と予め定めたバックライト14の所定の交換時間との差分の時間を計算し、この求めた差分の時間と1日あたりの平均点灯時間とに基づいて交換時間を予告するようにしてもよい。この場合には、例えば、図12(b)に示すように、利用者にバックライト14の交換時期が容易にわかるように、液晶表示パネル15の表示画面に「バックライトの交換予告です。交換時期は2015年9月です。」とのメッセージ101を表示する。利用者は、使用環境にあわせたバックライト14の交換日を予め知ることができる。これにより、バックライト14の発光体の使用環境や、使用環境でのバックライト14の発光体の交換時期を前もって知ることで、そのメンテナンスを確実に行うことができる。したがって、例えば、航空機のコックピットにおける計器類など視認性が特に求められる場所でバックライト14が使用された場合であっても安全性を高めることができる。
また、図11に示していないが、液晶表示部3に警告灯(例えば、交換報知情報に基づいて発光する色を変える、または発光する数を変える表示手段)を設けて、交換報知部31からの制御信号によりバックライト14の交換時期を明示するように点灯させるようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態1、2の説明においては、液晶表示装置1、4のバックライト14に用いる発光体としてCCFLおよびLEDを例に挙げて説明したが、本発明はCCFLおよびLEDのほかにも発光体として、CCFL以外の蛍光ランプであるHCFLやFFL、また、有機・無機ELやFEDなどの発光体を利用することも可能である。
また、本発明の具体的な構成は、上述した各実施の形態1、2に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
また、本発明の実施の形態1、2における液晶表示装置1、4では、バックライト14を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。表示に用いる発光体が時間と共に劣化するような表示装置にも応用することが可能であり、家庭用電気機器、ゲーム機器、携帯電話、情報端末装置(PDAなど)、テレビ受像機、パーソナルコンピュータ、時計、広告掲示装置などに用いられる表示装置に応用することができる。
本発明によれば、発光体の輝度を制御することができ、特に、使用環境が変動したことによって発光体の寿命特性が変わった場合であっても発光体の輝度を適切に制御することができるため、バックライト制御装置、バックライト制御装置を用いた液晶表示装置、バックライト制御装置を用いるバックライト制御方法、発光体制御装置、発光体制御装置を用いた表示装置などとして有用である。
本発明の実施の形態1における液晶表示装置の構成を示すブロック図 同液晶表示装置のバックライトに用いる発光体である冷陰極蛍光管の点灯時間に対する輝度の変化の例を示す図 同液晶表示装置のバックライトに用いる発光体である冷陰極蛍光管の周囲温度に対する輝度の変化の例を示す図 同液晶表示装置のバックライトに用いる発光体である冷陰極蛍光管の周囲温度に対する寿命特性の例を示す図 同液晶表示装置のバックライトに用いる発光体である発光ダイオードの寿命特性の例を示す図 同液晶表示装置における発光体の輝度を補正するための補正テーブルの例を示す図 同液晶表示装置の動作を説明するためのフローチャート 同液晶表示装置における、バックライトの寿命特性の例を示す図 同液晶表示装置における、バックライトに対する駆動電流の例を示す図 同液晶表示装置における、補正された輝度特性の例を示す図 本発明の実施の形態2における液晶表示装置の構成を示すブロック図 同液晶表示装置における、液晶表示パネルの表示画面に表示させる報知情報の例を示す図
符号の説明
1,4 液晶表示装置
2,5 バックライト制御装置
3 液晶表示部
10 メモリ
11 制御部
12 バックライト制御部
13 バックライト駆動回路(バックライト駆動部)
14 バックライト
15 液晶表示パネル
16 時間計測部
17 時間累積部
18 時間補正部
19 補正テーブル
20 制御テーブル
21 タイマ
22 環境検出部
23 温度センサ
24 電流センサ
30 交換判断部
31 交換報知部

Claims (10)

  1. 液晶表示パネルを背面から照明するバックライトの輝度を制御するバックライト制御装置であって、
    前記バックライトの点灯時間を計測する時間計測部と、
    前記バックライトの使用環境における環境データを検出する環境検出部と、
    前記環境検出部で検出された前記環境データに基づいて前記時間計測部で計測された前記点灯時間を補正する時間補正部と、
    前記時間補正部で補正された補正点灯時間を累積する時間累積部と、
    前記累積された補正点灯時間に基づいて前記バックライトの輝度を制御するバックライト制御部とを備え、
    前記累積された補正点灯時間と前記所定の交換時間との差分と、1日あたりの平均点灯時間に基づいて、前記バックライトの交換時期を予告することを特徴とするバックライト制御装置。
  2. 前記バックライト制御部が、前記所定の時間ごとに補正された補正点灯時間に基づいて、
    さらに前記所定の時間ごとに前記バックライトの輝度を制御することを特徴とする請求項1に記載のバックライト制御装置。
  3. 前記バックライト制御部は、
    前記補正点灯時間に基づいて前記バックライトを駆動するときの電流を制御することを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト制御装置。
  4. 前記時間補正部は、
    前記使用環境における前記バックライトの所定の寿命特性に基づいて算出された補正係数を用いて前記点灯時間を補正することを特徴とする請求項1または2に記載のバックライト制御装置。
  5. 前記補正係数を記録した補正テーブルを備えたことを特徴とする請求項4に記載のバックライト制御装置。
  6. 前記時間補正部は、
    前記補正テーブルに記録されている互いに異なる2つの前記補正係数を前記環境データに応じて内分することを特徴とする請求項5に記載のバックライト制御装置。
  7. 前記環境データは前記バックライトの周囲温度であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のバックライト制御装置。
  8. 前記環境データは前記バックライトの駆動電流であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のバックライト制御装置。
  9. 前記バックライトの発光体が冷陰極蛍光管であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のバックライト制御装置。
  10. 前記バックライトの発光体が発光ダイオードであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のバックライト制御装置。
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