JP5081735B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池のアノードおよびカソードを掃気する掃気手段を備えた燃料電池システムに関する。
燃料電池自動車などに搭載される燃料電池システムでは、低温環境下での使用における燃料電池内の残留水の凍結を防止するため、システム停止時に燃料電池内部の残留水をシステム外に排出する掃気処理を行う技術が採用されている。ところで、このような掃気処理時には燃料電池内部などに水素が残留しているおそれがあるため、いきなりアノードを掃気することはせず、カソード掃気時に同時にアノードの水素希釈を行い、カソード掃気終了後にアノード掃気を行うといった技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−139939号公報(段落0034,0035、図3)
しかしながら、前記した従来の燃料電池システムでは、アノード側を流れる流路がカソード側を流れる流路よりも細く形成されているため、アノード掃気時の掃気音がカソード掃気時の掃気音よりも大きくなり、カソード掃気時よりもその後のアノード掃気時の掃気音の方が大きくなる。このため、運転者などが途中で騒音が大きくなることに対して違和感を感じて、騒音に対する商品性が損なわれるという課題があった。
また、従来の燃料電池システムでは、燃料電池のアノードに残留している水素を希釈するために水素を排出する弁(パージ弁など)を開閉する必要があり、エネルギ消費が大きくなる課題もある。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、騒音に対する商品性を損なうことのない燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、アノードに供給される燃料ガスとカソードに供給される酸化剤ガスとの反応により発電を行う燃料電池と、前記アノードに供給される前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記カソードに供給される前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、を備えた燃料電池システムにおいて、前記燃料電池内部の燃料ガス量を取得する内部燃料ガス量取得手段と、システム停止時に、掃気ガスにより、前記カソードを掃気するとともに前記アノードに残留する燃料ガスを希釈するカソード掃気、前記アノードを掃気するアノード掃気の順で行う第1掃気パターン、および前記アノードを掃気するアノード掃気、前記カソードを掃気するカソード掃気の順で行う第2掃気パターンを有する掃気手段と、を備え、前記燃料ガス流通路および前記酸化剤ガス流通路は、前記アノード掃気時における前記燃料ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量を、前記カソード掃気時における前記酸化剤ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量よりも多く供給する必要がある流路構成であり、前記内部燃料ガス量取得手段によって取得された燃料ガス量が、所定量より大きいときに前記第1掃気パターンにより掃気を実行し、前記内部燃料ガス量取得手段によって取得された燃料ガス量が、所定量以下のときに前記第2掃気パターンにより掃気を実行することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、燃料電池内部の燃料ガス量が少ない場合には水素を希釈する処理が不要になるので、第2掃気パターンを採用することができ、第1掃気パターンにおける燃料ガス希釈時の弁の開閉動作を不要にでき、電力の削減が可能になる。しかも、アノード掃気時の流量がカソード掃気時の流量よりも多く必要になる構成であり、アノード掃気時の掃気音がカソード掃気時の掃気音よりも大きくなるが、切り替え時に掃気音を小さくできるので、切り替え時に掃気音が大きくなるよりも、騒音に対する商品性を向上できる。
請求項2に係る発明は、前記カソードに供給される前記酸化剤ガスのカソード圧力を制御する背圧制御弁を備え、前記第2掃気パターンにおいて、前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記背圧制御弁を中間開度に設定することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、背圧制御弁の前後の差圧による騒音が発生するのを抑制することができる。
請求項3に係る発明は、前記カソードに供給される前記酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入する掃気ガス導入路と、前記掃気ガス導入路の開閉を行う掃気ガス導入弁と、を備え、前記第1掃気パターンにおいて、前記カソード掃気から前記アノード掃気に切り替わる際には、前記酸化剤ガスの圧力を一旦低下させ、前記第2掃気パターンにおいて、前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記酸化剤ガスの圧力を維持することを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、第1掃気パターン時の切り替えの際にカソード側からアノード側に導入される酸化剤ガスの圧力を下げることにより、掃気ガス導入弁を開弁させるための駆動力を小さくでき、掃気ガス導入弁の小型化が可能になる。また、第2掃気パターン時の切り替えの際には、アノード側の圧力が元々高いので、掃気ガス導入弁の閉弁動作に支障をきたすことがない。よって、圧力を下げる処理に必要な時間を不要にでき、掃気時間の短縮を図ることができる。
請求項4に係る発明は、前記内部燃料ガス量取得手段は、システム停止時間に基づいて推定することを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、システム停止時間によって燃料電池内部の燃料ガス量を推定することにより、燃料ガス量を正確に推定することが可能になる。これは、システム停止後、時間の経過とともに、燃料電池の膜を介して燃料ガスがアノードからカソードに透過し、またアノードの燃料ガスとカソードの酸化剤ガスとが反応することによって、燃料ガス量が低下するからである。
請求項5に係る発明は、前記内部燃料ガス量取得手段は、前記燃料電池の温度、前記アノードの圧力の少なくとも一方に基づいて前記燃料ガス量を補正することを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、燃料電池の温度によって燃料ガスと酸化剤ガスとの反応性が変化し、またアノードの圧力によって燃料電池の膜を透過する燃料ガス量が変化するので、これら燃料電池の温度やアノードの圧力に基づいて燃料ガス量を補正することにより、燃料ガス量をさらに正確に推定することが可能になる。その結果、掃気ガスとしての酸化剤ガスを無駄に供給することがなくなるので、消費電力の削減が可能になる。
請求項6に係る発明は、アノードに供給される燃料ガスとカソードに供給される酸化剤ガスとの反応により発電を行う燃料電池と、前記アノードに供給される前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、前記カソードに供給される前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、前記カソードに供給される前記酸化剤ガスのカソード圧力を制御する背圧制御弁と、を備えた燃料電池システムにおいてシステム停止時に、掃気ガスにより、前記アノードを掃気するアノード掃気、前記カソードを掃気するカソード掃気の順で行う掃気手段を備え、前記燃料ガス流通路および前記酸化剤ガス流通路は、前記アノード掃気時における前記燃料ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量を、前記カソード掃気時における前記酸化剤ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量よりも多く供給する必要がある流路構成であり、前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記背圧制御弁を中間開度に設定することを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、アノード掃気からカソード掃気に切り替える際に掃気音を小さくできるので、切り替え時に掃気音が大きくなるよりも、騒音に対する商品性を向上できる。しかも、背圧制御弁の前後の差圧による騒音が発生することを抑制することができる。
本発明によれば、第2掃気パターンではアノード掃気からカソード掃気に切り替わる際に掃気音を小さくできるので、騒音に対する商品性を向上できる。
図1は本実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図、図2はシステム停止時の掃気動作を示すフローチャート、図3は掃気パターン判定を示すサブフローチャート、図4(a)は水素量を温度で補正する場合のマップ、(b)は水素量を圧力で補正する場合のマップ、図5(a)は第1掃気パターンを示すタイムチャート、(b)は第2掃気パターンを示すタイムチャートである。なお、本実施形態の燃料電池システムは、燃料電池自動車(四輪)や二輪の車両、船舶、航空機、あるいは、家庭用や業務用の定置式のものなどあらゆるものに適用できる。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池10、アノード系20、カソード系30、制御系40などを含んで構成されている。
燃料電池10は、例えば、固体高分子からなる電解質膜11を、それぞれ触媒を含むアノード12とカソード13とで挟み、さらに一対の導電性のセパレータ14,15で挟んで構成された単セルを厚み方向に複数積層した構造を有している。なお、セパレータ14には、アノードに水素(燃料ガス)を供給するための流路10a、セパレータ15には、カソード13に空気(酸素、酸化剤ガス)を供給するための流路10b、セパレータ14,15の少なくとも一方には燃料電池10を冷却するための冷媒が流通する流路(図示せず)が互いに混じり合わないように形成されている。なお、図1では、説明の便宜上、単セルの積層構造を模式的に示している。
アノード系20は、水素タンク21、遮断弁22、エゼクタ23、気液分離器24、ドレイン弁25、パージ弁26、エア排出弁27などで構成されている。
水素タンク21は、高純度の水素を高圧で圧縮した容器などで構成されている。遮断弁22は、例えば電磁作動式のものであり、水素タンク21と一体に形成されたインタンク式のものである。エゼクタ23は、燃料電池10から排出された未反応の水素を再び燃料電池10に戻して循環させるポンプとしての機能を有している。なお、遮断弁22を備えた水素タンク21とエゼクタ23とは配管a1を介して接続され、エゼクタ23と燃料電池10のアノード側の入口10a1とは配管a2を介して接続されている。また、図示していないが、遮断弁22とエゼクタ23との間には、水素タンク21からの高圧の水素を減圧する減圧弁などが設けられている。なお図示しない減圧弁は、例えば、カソード13側に供給されるエア圧力を信号圧として導入されてアノード12側の圧力が調整される機構を有するものである。
また、気液分離器24は、燃料電池10から排出されたアノードオフガスに含まれる水分と水素とを分離して、水分を貯留するタンクを有する。また、気液分離器24は、配管a3を介して燃料電池10のアノード12側の出口10a2と接続され、配管a4を介してエゼクタ23の戻り口23aと接続されている。また、気液分離器24は、配管a5を介してドレイン弁25が接続され、ドレイン弁25を開弁することにより、気液分離器24に貯留された水を排出できるようになっている。
また、パージ弁26およびエア排出弁27は、配管a4から分岐した配管a6,a7に接続されている。パージ弁26は、開弁されることにより、水素循環流路(流路10a、配管a2〜a4)に蓄積した不純物を排出して、水素濃度の低下によって発電性能が損なわれるのを防止するようになっている。なお、不純物とは、電解質膜11を介してカソード13からアノード12に透過した窒素、生成水などである。エア排出弁27は、後記する掃気処理時に開弁することにより、アノードに導入されたエア(掃気ガス)を外部に排出する機能を有する。
なお、ドレイン弁25、パージ弁26、エア排出弁27は、それぞれ例えば電磁作動式のものであり、ドレイン弁25の配管a5における配管径が最も細く、エア排出弁27の配管a7における配管径が最も太く、パージ弁26の配管a6における配管径がその中間に形成されている。また、本実施形態では、配管a1〜a4が燃料ガス流通路に相当する。
カソード系30は、エアコンプレッサ31、背圧制御弁32などで構成されている。
エアコンプレッサ31は、モータで駆動される機械式の過給器などで構成され、外部の空気を取り込んで圧縮する機能を有する。背圧制御弁32は、バタフライ弁などで構成された常開型(非通電時にオープン)のものであり、燃料電池10のカソード13に供給されるエアのエア圧力(カソード圧力)を適宜調節する機能を有する。なお、エアコンプレッサ31と燃料電池10のカソード13側の入口10b1とは、配管c1を介して接続され、カソード13側の出口10b2と背圧制御弁32とは、配管c2を介して接続されている。
なお、図示していないが、エアコンプレッサ31の下流の配管c1上には、エアコンプレッサ31からの空気を加湿する加湿器などが設けられている。この加湿器は、例えば、燃料電池10から排出されたカソードオフガスに含まれる水分などでエアコンプレッサ31から供給される空気を加湿する。また、本実施形態では、配管c1,c2が酸化剤ガス流通路に相当する。
また、燃料電池システム1には、掃気時に、エアコンプレッサ31からのエア(酸化剤ガス、掃気ガス)をアノードに導入するエア導入配管33が設けられ、エア導入配管33には流路を開閉するエア導入弁34が設けられている。
エア導入配管33は、カソード13側の端部が、配管c1の加湿器(不図示)の上流側と接続されている。エア導入弁34は、例えば電磁作動式のものであり、掃気時にアノード12側にエアを導入する際に開弁されるものである。
制御系40は、ECU(Electronic Control Unit)41、温度センサ42、圧力センサ43、タイマ44などで構成されている。
ECU41は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、各種回路などで構成され、内部燃料ガス量取得手段を備えている。
内部燃料ガス量取得手段は、燃料電池(FCスタック)10の内部の水素量(燃料ガス量)を推定するものであり、例えば、システム停止時間に基づいて推定される。システム停止時間とは、燃料電池システム1を搭載した車両における、イグニッションオフ(IG−OFF)から掃気が開始されるまでの時間である。
また、掃気手段は、システム停止時に、エア(掃気ガス)により、カソード13を掃気するとともにアノード12に残留する水素(燃料ガス)を希釈するカソード掃気、アノード12を掃気するアノード掃気の順で行う第1掃気パターンによる掃気処理、およびアノード12を掃気するアノード掃気、カソード13を掃気するカソード掃気の順で行う第2掃気パターンによる掃気処理を備えている。
温度センサ42は、燃料電池10の温度を検出するものであり、燃料電池10のアノード12側の出口10a2の配管a3、カソード13側の出口10b2の配管c2、冷媒の出口の配管(図示せず)などの温度を代替して検出する。なお、燃料電池10の温度は、前記のように間接的に検出するものに限定されず、燃料電池10の内部を直接測定するものであってもよく、あるいは外気温度などであってもよい。この燃料電池10の温度は、燃料電池システム1の温度(システム温度)として、掃気を実行するかどうかの判断に用いられる。
圧力センサ43は、アノード12の入口10a1の配管a2に設けられ、アノード12内の圧力(アノード圧力)を検出する機能を有する。なお、アノード圧力を測定できる位置であれば、本実施形態の位置に限定されるものでない。この圧力センサ43によって検出された圧力は、例えば推定された水素量の補正に利用される。
タイマ44は、例えば、燃料電池システム1がIG−OFFされ、掃気が開始されるまでの時間を計測するものであり、IG−OFFされたときに計測をスタートする。
なお、図示していないが、本実施形態の燃料電池システム1には、電力を補助する高圧バッテリ(リチウムイオン電池、ニッケル水素電池など)、IG−OFF時やIG−ON時に燃料電池10と外部負荷とを遮断、接続するコンタクタなどが設けられている。
次に、本実施形態の燃料電池システムのシステム停止時の動作について図2ないし図5を参照して説明する。まず、燃料電池システム1の運転時には、ドレイン弁25、パージ弁26、エア排出弁27、エア導入弁34が閉じた状態において、ECU41によって遮断弁22が開弁されており、水素タンク21から図示しない減圧弁で減圧された水素がアノード12に供給される。また、ECU41によって背圧制御弁32が適宜調整された状態において、エアコンプレッサ31が駆動されており、カソード13に空気(酸素)が供給される。
これにより、アノード12では、水素が触媒の作用によって水素イオン(プロトン)と電子に分離して、水素イオンが電解質膜11を透過するとともに、電子が外部負荷(走行モータ、エアコンプレッサ31など)を介してそれぞれカソード13に移動する。カソード13では、触媒の作用によってアノード12からの水素イオンおよび電子と、カソード13に供給された空気に含まれる酸素とによって水が生成される。なお、カソード13で生成された水は、電解質膜11を介してアノード12にも透過する。
図2に示すステップS100において、ECU41は、IG−OFF信号を受け付けると、遮断弁22を閉じて、アノード12への水素の供給を停止し、エアコンプレッサ31を停止して、カソード13への空気の供給を停止する。また、ECU41によって、背圧制御弁32が非通電状態とされて全開になる。また、図示しないコンタクタがオフにされて、燃料電池10と外部負荷との接続が遮断される。
そして、ステップS110において、ECU41は、システム停止時間の自動監視を開始する。システム停止時間は、IG−OFFからシステムが起動して掃気が開始されるまでの時間であり、IG−OFF信号を検出後にタイマ44をスタートさせる。
そして、ステップS120において、ECU41は、システム温度の自動監視を開始する。システム温度は、例えば、温度センサ42によって検出される温度が用いられる。この自動監視では、所定時間毎にシステム温度が検出される。
そして、ステップS130において、ECU41は、システム温度が所定値以下であるか否かを判断する。なお、所定値は、燃料電池10の内部に残留している生成水が凍結するおそれがあると判断される温度閾値であり、例えば10℃に設定される。ECU41は、システム温度が所定値以下ではないと判断された場合には(S130、No)、ステップS130の処理を繰り返し、システム温度が所定値以下であると判断された場合には(S130、Yes)、ステップS140に進む。なお、システム温度が所定値以下ではない処理が継続している場合において、IG−ONされた場合には、図2に示す処理を終了して、所定の起動処理に移行する。
そして、ステップS140において、ECU41は、掃気パターンを判定する。この掃気パターン判定については、図3のサブフローに示すように、S141において、ECU41は、燃料電池(FCスタック)10内の水素量を推定する(内部燃料ガス量取得手段)。なお、このときの水素量は、システム停止時間に基づいて推定される。システム停止時間は、タイマ44によって計測された時間であり、IG−OFFからシステム温度が所定値以下と判断されるまでの時間に設定される。
燃料電池10内部の水素量は、図4(a)、(b)において実線で示すように、システム停止時間が長くなるにつれて低下する。これは、システム停止(IG−OFF)時に燃料電池10のアノード12側に残留している水素が、電解質膜11を介してカソード13に透過し、透過後に外部(車外)に向けて拡散するからであり、またアノード12に残留している水素とカソード13に存在している空気中の酸素とが反応して消費されるからである。
ちなみに、IG−OFF時には、背圧制御弁32が全開に設定されているので、密閉されたアノード12に対してカソード13は大気開放になり、アノード12とカソード13との間で大きな圧力差が生じる。このような大きな圧力差が生じることにより、アノード12側の水素がカソード13側に電解質膜11を介して透過し易くなる。
なお、燃料電池10内の水素量(S141)は、システム停止時間のみに基づいて判断されるものに限定されず、図4(a)において破線で示すように、燃料電池10の温度に基づいて水素量を補正してもよい。つまり、燃料電池10の温度が高い場合には、水素と酸素との反応性が高まり、水素量の低下率が高まるので、実線で示すマップを図示下側にシフトさせたマップに基づいて判断できる。すなわち、燃料電池10の温度が高い場合には、システム停止時間が短くても水素量が少ないと判断できる。逆に、燃料電池10の温度が低い場合には、水素と酸素との反応性が低下するので、実線で示すマップを図示上側にシフトさせたマップに基づいて判断できる。なお、補正する際の温度は、温度センサ42から得られる検出温度を利用して補正できる。
また、図4(b)において破線で示すように、燃料電池10内の水素量(S141)は、システム停止時(IG−OFF時)のアノード12側の圧力(アノード圧力)に基づいて補正してもよい。つまり、システム停止時の圧力が高い場合には、アノード12側に残留している水素がまだ十分に多いと判断できるので、システム停止時間が長くなっても水素量が多く残留しており、実線で示すマップを図示上側にシフトさせたマップに基づいて判断できる。すなわち、アノード圧力が高い場合には、システム停止時間が長くても水素量が多く残っていると判断できる。逆に、システム停止時のアノード圧力が低い場合には、システム停止時にアノード12側に残留している水素量はもともと少ないので、実線で示すマップを図示下側にシフトさせたマップに基づいて判断できる。
図3に戻って、ステップS142において、ECU41は、燃料電池10内部の水素量が所定量以下であるか否かを判断する。なお、この所定量は、掃気手段の第1掃気パターンを選択するか、第2掃気パターンを選択するかどうかを判断するための閾値であり、水素希釈を実行しなくても外部に排出される水素濃度を所定濃度範囲内に収めることができる値に設定される。ステップS142において、ECU41は、燃料電池10内の水素量が多いと判断され、水素希釈が必要な場合には(No)、ステップS143に進み、掃気手段として第1掃気パターンを選択する。また、ステップS142において、ECU41は、燃料電池10内の水素量が十分に少ないと判断され、水素希釈が必要ない場合には(Yes)、ステップS144に進み、第2掃気パターンを選択する。
そして、第1掃気パターン(S143)、第2掃気パターン(S144)のいずれかの掃気パターンが選択されると、リターンにより図2のフローに戻って、ステップS150に進み、選択された掃気パターンに基づいて掃気が実行される。
なお、第1掃気パターンによる掃気処理では、まずカソード掃気が実行され、同時にアノード12側の水素希釈が行われ、その後アノード掃気が行われる。すなわち、エア導入弁34が閉弁され、背圧制御弁32が全開にされた状態において、エアコンプレッサ31から大流量のエアがカソード13に導入される。これにより、カソード13に残留している液滴(水)が吹き飛ばされ、燃料電池システム1の外部(車外)に排出される(カソード液滴除去掃気)。それと同時に、適宜パージ弁26が開弁されることによって、アノード12側の圧力によって残留水素が押し出される。パージ弁26から排出された水素は、例えば希釈器(不図示)内においてカソードオフガスによって希釈された後に外部に排出される(水素希釈)。水素希釈を含むカソード掃気が終了した後、エア導入弁34が開弁され、背圧制御弁32が閉じられ、エア排出弁27が開弁された状態において、エアコンプレッサ31から大流量のエアがエア導入配管33を介してアノード12に導入される。これにより、アノード12側に残留している液滴(水)が吹き飛ばされ、外部(車外)に排出される(アノード液滴除去掃気)。さらに本実施形態では、アノード掃気終了後、エアコンプレッサ31からアノード12に小流量のエアを供給して、燃料電池10の電解質膜11内部の水分を除去する乾燥掃気が行われる。
また、第2掃気パターンによる掃気処理では、まずアノード掃気が実行され、その後カソード掃気が実行される。すなわち、エア導入弁34およびエア排出弁27が開弁され、背圧制御弁32が閉弁された状態において、エアコンプレッサ31から大流量のエアがアノード12に導入される。これにより、アノード12に残留している水が吹き飛ばされ、燃料電池システム1の外部(車外)に排出される(アノード液滴除去掃気)。アノード掃気終了後、エア導入弁34およびエア排出弁27が閉弁され、背圧制御弁32が全開にされた状態において、エアコンプレッサ31から大流量のエアがカソード13に導入される。これにより、カソード13に残留している水が吹き飛ばされ、燃料電池システム1の外部(車外)に排出される(カソード液滴除去掃気)。本実施形態では、さらに、カソード掃気終了後、再度エア導入弁34およびエア排出弁27を開弁し、背圧制御弁32を閉弁して、エアコンプレッサ31からアノード12に小流量のエアを導入して、燃料電池10の電解質膜11内部の水分を除去する乾燥掃気が行われる。
そして、ステップS160において、ECU41は、掃気が終了したか否かを判断する。なお、掃気終了判断は、アノード12を小流量のエアで掃気するアノード掃気が終了したか否かによって判断できる。なお、アノード掃気(大流量)、カソード掃気(大流量)、アノード掃気(小流量)は、予め実験等によって求められた時間で実施される。ステップS160において、ECU41は、掃気が終了していないと判断した場合には(No)、ステップS160の処理を繰り返し、掃気が終了したと判断した場合には(Yes)、システム自動監視およびシステム停止時間自動監視を停止して、システムを停止する。
さらに、図5のタイムチャートを参照して説明すると、図5(a)に示す第1掃気パターンでは、時刻t11において、システム温度が所定値以下になると(S130,Yes)、液滴除去を行うカソード掃気(大流量)が行われる。また、カソード掃気と同時にパージ弁26が開弁されることにより、アノード12側の圧力によってパージ弁26から水素が押し出される。また、排出水素濃度が所定濃度を超えないように、パージ弁26が間欠的に開弁される。なお、排出水素濃度は、図示しない希釈器の下流側に設けられた水素濃度センサによって検出される。
ところで、本実施形態では、カソード掃気終了後、アノード掃気(大流量)に移行する前に、エアコンプレッサ31のモータの回転速度を落としてエア流量を低下させる処理を行っている(時刻t12〜t13)。これは、カソード掃気からアノード掃気に切り替わる際にエア流量が高いままであると、エア導入弁34のカソード13側の圧力が高く、アノード12側の圧力が低くなり、圧力差によってエア導入弁34が開き難くなる。このため駆動力の大きい大型の電磁弁が必要になる。そこで、本実施形態では、カソード掃気からアノード掃気に切り替わる際にエア流量(圧力)を一旦下げて圧力差を小さくすることにより、エア導入弁34を小さな駆動力で駆動できるようになり、小型のエア導入弁34を適用することが可能になる。なお、圧力を下げる時間は、予め実験等によって決められた値が用いられる。
また、時刻t12〜t13において、パージ弁26が開弁されることにより、アノード12側の圧力が低下する。このときパージ弁26は開弁されたままであるが、すでに水素希釈が終了しているので、パージ弁26から水素が排出されたとしてもカソードオフガスによって希釈されるので、排出水素濃度が高まることはない。
そして、アノード掃気(大流量)時には、エアコンプレッサ31からのエア流量が増加するが、このときエア導入弁34およびエア排出弁27が開弁し、背圧制御弁32が閉弁するので、アノード12側の圧力が上昇する(時刻t13〜t14)。そして、アノード掃気(大流量)からアノード小流量掃気に切り替わる際には、エア流量を低下させた状態において乾燥掃気が行われる(時刻t14〜t15)。
一方、図5(b)に示す第2掃気パターンでは、時刻t21において、システム温度が所定値以下になると(S130,Yes)、まず液滴除去を行うアノード掃気(大流量)が行われる(時刻t21〜t22)。このアノード掃気(大流量)では、すでに燃料電池10内の水素量が減少しているので、直ちにパージ弁26、エア導入弁34およびエア排出弁27を開弁してエアをアノード12側に導入したとしても、排出水素濃度が大きく上昇することはない。
また、アノード掃気(大流量)終了後、パージ弁26、エア導入弁34およびエア排出弁27を閉じて、エア流量を低下させるとともに、背圧制御弁32が開弁開始されるので、エアコンプレッサ31からエア導入配管33に導入されるエアの圧力が維持される。また、アノード掃気終了後、カソード掃気(大流量)に移行する前に、背圧制御弁32が中間開度に設定された後に全開に設定される(時刻t22〜t23)。これにより、背圧制御弁32を開弁したときに騒音が発生するのを抑制できる。
つまり、アノード掃気(大流量)では、背圧制御弁32が閉じた状態において、大流量のエアが供給されているので、背圧制御弁32の上流側の圧力が高くなり、下流側の圧力が大気圧に近い圧力になっている。このような圧力差の状態で背圧制御弁32をいきなり開弁すると、非常に大きな騒音が発生することになる。そこで、本実施形態では、このような場合に背圧制御弁32を、閉弁と全開の中間の開度に設定した後に全開することにより、大きな騒音が発生するのを抑制できる。なお、背圧制御弁32を多段階的に開弁するようにしてもよく、あるいは連続的に開度を広げてゆっくりと開弁するようにしてもよい。
そして、時刻t23〜t24において、カソード掃気が実行され、カソード掃気からアノード小流量掃気に切り替わる際には、エア流量をさらに下げ、パージ弁26、エア導入弁34およびエア排出弁27を開き、背圧制御弁32を閉じて、電解質膜11の乾燥掃気を行う(時刻t24〜t25)。
なお、本実施形態では、アノード掃気時に、出口側の弁としてパージ弁26とエア排出弁27とを開弁するようにしたが、ドレイン弁25、パージ弁26およびエア排出弁27を開弁するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、燃料電池10内の水素量が低い場合には、アノード12側の水素希釈を行う必要がなくなるので、第2掃気パターンを選択でき、パージ弁26を開閉させる際に必要な電力を削減することが可能になる。ところで、アノード掃気(大流量)時のエア流量がカソード掃気(大流量)時のエア流量よりも増加させる必要がある流路構成、つまり燃料ガス流通路の流路径が酸化剤ガス流通路の流路径よりも細く形成されているため、騒音についてもアノード掃気時がカソード掃気時よりも大きくなるが、第2掃気パターンでは、大流量のアノード掃気(騒音「大」)、カソード掃気(騒音「中」、小流量のアノード掃気(騒音「小」)の順に掃気が行われるので、掃気の途中で騒音が大きくなることがなくなり、騒音に対する商品性を向上できるようになる。なお、図5(a)、(b)では、エア流量のタイムチャートの部分に、騒音の大きさを「大」、「中」、「小」で記載している。
また、本実施形態によれば、第2掃気パターンが選択された際には、アノード掃気からカソード掃気に切り替わるときにエア圧力を低下させる必要がないので、エア圧力を下げる分の時間を短縮することができ、トータルの掃気時間(アノード掃気+カソード掃気+アノード小流量掃気)を短縮することができる。
ところで、カソード掃気と同時に水素希釈が行なわれる場合には、カソード掃気により液滴除去が終了したとしても、水素希釈が終了していない場合にはカソード掃気が継続され、アノード掃気に移行できないことになる。本実施形態によれば、第2掃気パターンが選択された際には、水素希釈が行われないので、アノード掃気終了後、直ちにカソード掃気に移行することが可能になり、掃気時間の短縮が可能になる。
また、本実施形態によれば、水素量をシステム停止時間により推定しているので、水素量を正確に推定することが可能になる。また、燃料電池10の温度、アノード圧力により水素量を補正することにより、水素量をさらに正確に推定することが可能になる。このように水素量を正確に推定できることにより、掃気時間を適切に設定できるようになり、エアコンプレッサ31や各種弁(パージ弁26,エア排出弁27,エア導入弁34、背圧制御弁32)を作動させる電力が無駄に消費されるのを防止できる。
なお、前記した実施形態では、水素量をシステム停止時間に基づいて推定し、燃料電池10の温度、アノード圧力に基づいて補正しているが、これに限定されるものではなく、圧力センサ43によってアノード圧力のみに基づいて推定してもよい。つまり、アノード圧力が高い場合には、水素量が多いと推定でき、アノード圧力が低い場合には、水素量が少ないと推定できる。あるいは、アノード循環経路(配管a2,a3,a4)に水素濃度センサを設けて、水素量を推定してもよい。
また、前記した実施形態では、第1掃気パターンと第2掃気パターンのいずれかを選択して掃気処理を行う燃料電池システム1としたが、これに限定されるものではなく、第2掃気パターンのみを備えた燃料電池システムとしてもよい。第1掃気パターンのみの構成によれば、掃気時の騒音が途中で大きくなるのを防止でき、騒音に対する商品性を向上できる。アノード掃気からカソード掃気に切り替わる際に背圧制御弁32の開度を中間に設定した後に全開にすることにより、騒音が発生するのを抑制できる。さらに、水素希釈が不要になるので、水素希釈に必要なパージ弁26の開閉に伴う電力を削減できる。
本実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図である。 システム停止時の掃気動作を示すフローチャートである。 掃気パターン判定を示すサブフローチャートである。 (a)は水素量を温度で補正する場合のマップ、(b)は水素量を圧力で補正する場合のマップである。 (a)は第1掃気パターンを示すタイムチャート、(b)は第2掃気パターンを示すタイムチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池
32 背圧制御弁
31 エアコンプレッサ
33 エア導入配管(掃気ガス導入路)
34 エア導入弁(掃気ガス導入弁)
41 ECU(内部燃料ガス量取得手段)
42 温度センサ
43 圧力センサ
44 タイマ
a1〜a4 配管(燃料ガス流通路)
c1,c2 配管(酸化剤ガス流通路)

Claims (6)

  1. アノードに供給される燃料ガスとカソードに供給される酸化剤ガスとの反応により発電を行う燃料電池と、
    前記アノードに供給される前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、
    前記カソードに供給される前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、
    を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池内部の燃料ガス量を取得する内部燃料ガス量取得手段と、
    システム停止時に、掃気ガスにより、前記カソードを掃気するとともに前記アノードに残留する燃料ガスを希釈するカソード掃気、前記アノードを掃気するアノード掃気の順で行う第1掃気パターン、および前記アノードを掃気するアノード掃気、前記カソードを掃気するカソード掃気の順で行う第2掃気パターンを有する掃気手段と、を備え、
    前記燃料ガス流通路および前記酸化剤ガス流通路は、前記アノード掃気時における前記燃料ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量を、前記カソード掃気時における前記酸化剤ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量よりも多く供給する必要がある流路構成であり、
    前記内部燃料ガス量取得手段によって取得された燃料ガス量が、所定量より大きいときに前記第1掃気パターンにより掃気を実行し、
    前記内部燃料ガス量取得手段によって取得された燃料ガス量が、所定量以下のときに前記第2掃気パターンにより掃気を実行することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記カソードに供給される前記酸化剤ガスのカソード圧力を制御する背圧制御弁を備え、
    前記第2掃気パターンにおいて、前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記背圧制御弁を中間開度に設定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記カソードに供給される前記酸化剤ガスを掃気ガスとして前記アノードに導入する掃気ガス導入路と、
    前記掃気ガス導入路の開閉を行う掃気ガス導入弁と、を備え、
    前記第1掃気パターンにおいて、前記カソード掃気から前記アノード掃気に切り替わる際には、前記酸化剤ガスの圧力を一旦低下させ、
    前記第2掃気パターンにおいて、前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記酸化剤ガスの圧力を維持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記内部燃料ガス量取得手段は、システム停止時間に基づいて推定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記内部燃料ガス量取得手段は、前記燃料電池の温度、前記アノードの圧力の少なくとも一方に基づいて前記燃料ガス量を補正することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. アノードに供給される燃料ガスとカソードに供給される酸化剤ガスとの反応により発電を行う燃料電池と、
    前記アノードに供給される前記燃料ガスが流通する燃料ガス流通路と、
    前記カソードに供給される前記酸化剤ガスが流通する酸化剤ガス流通路と、
    前記カソードに供給される前記酸化剤ガスのカソード圧力を制御する背圧制御弁と、
    を備えた燃料電池システムにおいて
    システム停止時に、掃気ガスにより、前記アノードを掃気するアノード掃気、前記カソードを掃気するカソード掃気の順で行う掃気手段を備え、
    前記燃料ガス流通路および前記酸化剤ガス流通路は、前記アノード掃気時における前記燃料ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量を、前記カソード掃気時における前記酸化剤ガス流通路に流れる前記掃気ガスの流量よりも多く供給する必要がある流路構成であり、
    前記アノード掃気から前記カソード掃気に切り替わる際には、前記背圧制御弁を中間開度に設定することを特徴とする燃料電池システム。
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