JP5161656B2 - 燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、アイドル停止制御を備えた燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法に関する。
燃料電池システムを搭載した車両においては、燃費改善を目的として、車速・出力・ブレーキ操作などの状態に応じて、アイドル停止(アイドリングストップ)を許可する技術が提案されている。このようなアイドル停止においては、例えば、燃料電池に対するエアの供給を停止して燃料電池の発電を停止することが提案されている。
ところで、燃料電池システムを搭載した車両では、高濃度の水素が車外に排出されないように水素オフガスを希釈して排出する希釈ボックスを備えたものがあるが、アイドル停止時に直ちに空気の供給を停止すると、希釈ボックス内に溜まった水素オフガスが充分に希釈されずに車外に排出されることがある。そこで、充分に希釈をして排出する技術として、希釈ボックス内の水素濃度に応じてアイドル停止を許可するか否かを判定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−80562号公報(請求項1)
しかしながら、アノードの圧力制御にカソード圧からの信号圧を用いる燃料電池システムでは、アイドル停止の際に空気の供給が停止したときに、信号圧配管の内部には圧力が残ったままになっていたので、エア供給停止後にアノード圧力が上昇してしまい、極間差圧(「アノード圧力」−「カソード圧力」)を守れるように制御することが困難であった。つまり、エア供給停止後のアノード圧力の上昇分を考慮して、アノード圧力を低い状態になるまで低下させてからエア供給を停止する必要があるため、アイドル停止要求からアイドル停止するまでに時間がかかるという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、アイドル停止要求からアイドル停止までの時間を短縮できる燃料電池システムおよび燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、アノード流路にアノードガスが、カソード流路にカソードガスがそれぞれ供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード流路にアノードガスを供給するアノードガス供給手段と、前記カソード流路にカソードガスを供給するカソードガス供給手段と、カソードガス圧力を信号圧として、前記アノードガス供給手段から前記燃料電池に供給されるアノードガス圧力を調整するレギュレータと、前記レギュレータにカソードガスを前記信号圧として導入する信号圧配管と、作動することにより前記信号圧を低下させ、前記アノードガス圧力を低減する逃がし弁と、カソードオフガスとアノードオフガスとを混合して希釈し、システム外に排出する希釈手段と、システムのアイドル停止要求を出力するアイドル停止要求手段と、前記希釈手段から排出される前記アノードオフガス中のアノードガス濃度を推定する排出アノードガス濃度推定手段と、前記アイドル停止要求手段によりアイドル停止する準備を行うアイドル停止準備手段と、前記アイドル停止準備手段によりアイドル停止準備が完了した際にアイドル停止の許可を出力するアイドル停止許可手段と、前記アイドル停止許可手段によりアイドル停止が許可された際にアイドル停止を実行するアイドル停止実行手段と、を有する燃料電池システムであって、前記アイドル停止準備手段は、前記アイドル停止要求により前記逃がし弁を作動させることで開弁させた状態で前記カソードガス供給手段から前記希釈手段へ供給するカソードガスを増量および増圧させ、前記アイドル停止許可手段は、前記排出アノードガス濃度推定手段により前記アノードガス濃度が所定濃度以下と判定したときに前記カソードガス供給手段からのカソードガスの供給を停止し、その後、前記カソードガス圧力が所定値以下と判定したときに前記逃がし弁の作動を停止させることで閉弁させ、アイドル停止を許可することを特徴とする。
これによれば、カソードガスの流量がなくなるまで逃がし弁を作動させることにより、信号圧配管内のカソードガス圧力を予め低下させておくことができるので、従来のようにアイドル停止許可後の信号圧配管内の残留圧力によるアノードガス圧力上昇を抑制でき、アイドル停止要求からアイドル停止までの時間を短縮することが可能になる。これにより、アノードガス圧力が高い状態からアイドル停止が可能になるため、アイドル停止の頻度を高めることができ、燃費の向上を図ることができる。
また、アイドル停止許可時にアノードガス圧力が上昇するのを防止することが可能になる。また、高濃度のアノードガスがシステム外に排出されるのを防止することができる。また、アノードガスの希釈を促進することができるので、希釈処理の時間を短縮できるようになって、アイドル停止の頻度を高めることが可能になる。なお、所定値とは、例えば大気圧程度であり、カソードガス圧力によりレギュレータが開かない程度の圧力を意味している。
請求項2に係る発明は、前記アイドル停止準備手段により増加したカソードガスの流量に基づいて増加した発電量を算出する増加発電量算出手段を有し、前記アイドル停止準備手段は、前記増加発電量算出手段により算出された発電量に基づいて前記燃料電池から負荷へ供給する電力量を増加させることを特徴とする。これによれば、燃料電池が高電位状態になることを防止でき、燃料電池の劣化を抑制することが可能になる。
請求項3に係る発明は、アノード流路にアノードガスが、カソード流路にカソードガスがそれぞれ供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード流路にアノードガスを供給するアノードガス供給手段と、前記カソード流路にカソードガスを供給するカソードガス供給手段と、カソードガス圧力を信号圧として、前記アノードガス供給手段から前記燃料電池に供給されるアノードガス圧力を調整するレギュレータと、前記レギュレータにカソードガスを前記信号圧として導入する信号圧配管と、作動することにより前記信号圧を低下させ、前記アノードガス圧力を低減する逃がし弁と、カソードオフガスとアノードオフガスとを混合して希釈し、システム外に排出する希釈手段と、を備え、システムのアイドル停止要求によりアイドル停止する準備を行い、アイドル停止準備が完了した際にアイドル停止の許可を出力してアイドル停止を実行する燃料電池システムの制御方法であって、前記アイドル停止要求により、前記逃がし弁を作動させることで開弁させた状態で前記カソードガス供給手段から前記希釈手段へ供給するカソードガスを増量および増圧させるアイドル停止準備ステップと、前記希釈手段から排出される前記アノードオフガス中のアノードガス濃度が所定濃度以下となったときに前記カソードガス供給手段からのカソードガスの供給を停止し、その後、前記カソードガス圧力が所定値以下となったときに前記逃がし弁の作動を停止させることで閉弁させてアイドル停止を許可するアイドル停止許可ステップと、を含むことを特徴とする。
これによれば、カソードガスの流量がなくなるまで逃がし弁を作動させることにより、信号圧配管内のカソードガス圧力を予め低下させておくことができるので、従来のようにアイドル停止許可後の信号圧配管内の残留圧力によるアノードガス圧力上昇を抑制でき、アイドル停止要求からアイドル停止までの時間を短縮することが可能になる。これにより、アノードガス圧力が高い状態からアイドル停止が可能になるため、アイドル停止の頻度を高めることができ、燃費の向上を図ることができる。
また、アイドル停止許可時にアノードガス圧力が上昇するのを防止することが可能になる。また、高濃度のアノードガスがシステム外に排出されるのを防止することができる。また、アノードガスの希釈を促進することができるので、希釈処理の時間を短縮できるようになって、アイドル停止の頻度を高めることが可能になる。なお、所定値とは、例えば大気圧程度であり、カソードガス圧力によりレギュレータが開かない程度の圧力を意味している。
本発明の燃料電池システムおよびその制御方法によれば、アイドル停止要求からアイドル停止までの時間を短縮できる。
図1は本実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図、図2は本実施形態におけるアイドル停止制御を示すフローチャート、図3は本実施形態の燃料電池システムの動作例を示すタイムチャートである。なお、本実施形態では、燃料電池システム1を車両(燃料電池自動車)に搭載した場合を例に挙げて説明するが、車両に限定されるものではなく、船舶や航空機など、家庭用や業務用の据え置き型のものなどあらゆるものに適用できる。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム1は、燃料電池10、高圧水素タンク20、レギュレータ22、エアコンプレッサ30、信号圧配管31、インジェクタ(逃がし弁)32、希釈装置40、ECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)50などで構成されている。
前記燃料電池10は、例えば、固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで挟んで構成されたMEA(Membrane Electrode Assembly)を有し、このMEAを一対の導電性のセパレータで挟んで構成した単セルを複数積層して構成したものである。また、アノードに対向するセパレータには、水素(アノードガス)が流通するアノード流路10aが形成され、カソードに対向するセパレータには、空気(カソードガス)が流通するカソード流路10bが形成されている。なお、図示していないが、セパレータには、アノード流路10aおよびカソード流路10bの他に、燃料電池10を冷却する冷媒が流通する流路が形成されている。
この種の燃料電池10では、発電時において、高圧水素タンク20からアノード流路10aに水素が供給され、エアコンプレッサ30からカソード流路10bに空気(酸素)が供給されると、アノードでは触媒の作用により水素から電子が分離して、電子が負荷60を通ってカソードに移動するとともに水素イオン(プロトン)が固体高分子電解質膜を介してカソードに透過し、カソードでは触媒の作用により水素イオンと電子と空気中の酸素との反応により水が生成される。
前記高圧水素タンク20は、高純度の水素を高い圧力で充填した容器であり、配管a1を介して遮断弁21と接続されている。遮断弁21は、例えばソレノイドを有する電磁作動式のものであり、配管a2を介してレギュレータ22と接続されている。
前記レギュレータ22は、高圧水素タンク20から供給される高圧の水素を所定圧に減圧する機能を有し、配管a3を介して燃料電池10のアノード流路10aの入口と接続されている。また、レギュレータ22は、信号圧配管31と接続され、燃料電池10のエア圧力(カソードガス圧力)が信号圧として入力され、この入力されるエア圧力に応じて水素圧力(アノードガス圧力)が調整されるようになっている。
また、燃料電池10のアノード流路10aの出口は、配管a4を介してパージ弁23と接続されている。また、配管a3と配管a4には、燃料電池10から排出された未反応の水素を再び燃料電池10のアノード流路10aの入口に戻して再循環させる配管a5が接続されている。なお、図示していないが、配管a3における配管a4の合流部分に、水素を循環させるためのエゼクタが設けられている。これにより、燃料(アノードガス)としての水素を効率的に利用することができる。
前記パージ弁23は、例えば定期的に開弁することにより、アノード循環経路(配管a3〜a5、アノード流路10a)に蓄積した不純物を排出するとともに新鮮な水素を燃料電池10に導入できるようになっている。なお、不純物とは、カソードから固体高分子電解質膜を介してアノードに透過した生成水、空気に含まれる窒素などである。
前記エアコンプレッサ30は、燃料電池10に供給されるエアの流量を調整する機能を有し、配管c1を介して燃料電池10のカソード流路10bの入口と接続されている。配管c1には、前記レギュレータ22に接続された信号圧配管31の上流側の端部が接続されている。例えば、車両に設けられたアクセルペダルのスロットル開度が増加すると、エアコンプレッサ30のモータ回転数(回転速度)が増加して、レギュレータ22に入力される信号圧が増加するようになっている。
前記信号圧配管31は、燃料電池10のカソード側のエア圧(カソードガス圧力)を信号圧としてレギュレータ22に入力する流路であり、オリフィス31aを介して配管c1と接続されている。このオリフィス31aを設けることにより、レギュレータ22に入力される信号圧が大きく変動しないようになっている。
前記インジェクタ32は、レギュレータ22とオリフィス31aとの間の信号圧配管31から分岐して大気(車外)と連通する大気開放配管32aに設けられている。また、インジェクタ32は、例えば電磁作動式や圧電素子作動式のON/OFF弁であり、時間当たりの開弁時間(PWM信号のデューティ比)を変化させることにより、信号圧を調整できるようになっている。例えば、時間当たりの開弁時間を長く(デューティ比を大きく)することにより、信号圧配管31内の空気を大気放出してレギュレータ22に入力される信号圧を低下できる。
ちなみに、本実施形態では、「逃がし弁」はPWM信号によりON/OFF作動するインジェクタ32であるが、インジェクタ32は「逃がし弁」のほんの一例であり、種々のタイプの弁を「逃がし弁」として採用することができる。また、「逃がし弁」をインジェクタ32とは別個に、例えば信号圧配管31や大気開放配管32aに設けてもよい。つまり、本実施形態では、インジェクタ32に、信号圧(信号圧配管31の内部の圧力)を微調整可能な「圧力調整弁」としての機能、かつ、信号圧配管31の内部の圧力を低減させる「逃がし弁」としての機能を持たせているが、「逃がし弁」としての機能をインジェクタ32とは別の弁に持たせてもよい。
なお、燃料電池10のカソード流路10bの出口は、配管c2を介してエア背圧弁33と接続されている。このエア背圧弁33は、バタフライ弁などの開度調整可能な弁で構成され、カソード流路10bのエア圧力(カソードガス圧力)を調整する機能を有する。また、図示していないが、燃料電池10とエアコンプレッサ30との間の配管c1には、エアコンプレッサ30で圧縮された空気を加湿する加湿器が設けられている。
前記希釈装置40は、燃料電池10のアノード側から排出されるアノードオフガスに含まれる水素を希釈して排出する機能を有し、導入されたアノードオフガスを、カソードオフガス(主に空気)で混合して希釈する空間を有している。なお、希釈ガスとしてはカソードオフガスのみに限定されず、カソードオフガスとともに燃料電池10に供給される前の空気(カソードガス)を導入するようにしてもよい。
前記ECU50は、CPU(CentralProcessing Unit)、RAM(Random Access Memory)、プログラムを記録したROM(Read Only Memory)、各種回路などで構成され、遮断弁21、パージ弁23、エアコンプレッサ30、インジェクタ32、エア背圧弁33などと電気的に接続されている。
また、ECU50は、燃料電池システム1(システム)のアイドル停止要求を出力するアイドル停止要求手段と、アイドル停止要求手段が出力されたときにアイドル停止する準備を行うアイドル停止準備手段と、アイドル停止準備手段によるアイドル停止準備が完了したときにアイドル停止の許可を出力するアイドル停止許可手段と、希釈装置40から排出されるアノードオフガス中のアノードガス濃度を推定する排出アノードガス濃度推定手段と、を備えている。なお、アイドル停止要求の条件とは、例えば、燃料電池自動車のブレーキペダル(BKSW−ON、不図示)が踏まれて、燃料電池自動車が停止し(車速VS=0)、アクセルペダルがOFF(スロットル開度=0)になったときである。
また、ECU50は、エアコンプレッサ30の上流の大気吸入口に設けられたエア流量センサ51と接続されている。このエア流量センサ51は、エアコンプレッサ30に大気から吸入されるエアの流量を検出する機能を有する。
なお、燃料電池10は、コンタクタ61を介して負荷60と接続されている。なお、負荷60とは、例えば、走行モータ、蓄電装置(例えば、バッテリ、キャパシタ)、ディスチャージ抵抗などである。コンタクタ61は、燃料電池10と負荷60とを電気的に接続および遮断するスイッチ機能を有する。また、負荷60とコンタクタ61との間にはVCU(Voltage Control Unit)62が設けられている。このVCU62は、DC/DCコンバータなどを含んで構成され、ECU50の制御によって燃料電池10から取り出す発電電力を制御する機能を有する。
次に、本実施形態の燃料電池システムの動作について図2および図3を参照(適宜、図1を参照)して説明する。なお、図3において、実線が本実施形態における動作例を示し、破線が従来における動作例を示している。なお、燃料電池システム1の起動時(IG−ON)には、コンタクタ61がOFF(遮断)された状態において、バッテリなどの電力によって、エアコンプレッサ30が駆動されて図示しない加湿器で加湿された空気が燃料電池10のカソードに供給され、また、遮断弁21が開弁されて高圧水素タンク20から水素が供給され、レギュレータ22で減圧された水素が燃料電池10のアノードに供給される。これにより、燃料電池10のOCV(Open Circuit Voltage、開回路電圧)が上昇して、OCVが所定値に達したときにコンタクタ61がON(接続)される。また、通常の走行時には、燃料電池10による発電電力が、走行モータ(負荷60)やエアコンプレッサ30などに供給され、また必要に応じてバッテリ(負荷60)などに充電される。
まず、ステップS100において、ECU50は、アイドル停止要求出力の有無を判断する。アイドル停止要求は、前記で例示したように、ブレーキペダルが踏まれて、車両が停止し、アクセルペダルがOFFのときに出力される。ステップS100において、ECU50は、アイドル停止要求を出力していない場合には(No)、ステップS100の処理を繰り返し、アイドル停止要求を出力した場合には(Yes)、ステップS110に進む。
ステップS110において、ECU50は、インジェクタ32を全開にする(作動させる)。すなわち、インジェクタ32のソレノイドを連続的に励磁して、時間当たりの開弁時間を最大にすることにより、インジェクタ32を連続的に開弁した状態にする。これにより、信号圧配管31内のエア(カソードガス)が大気開放されることによって信号圧が低下し始める。なお、ステップS110は、本実施形態におけるアイドル停止準備手段が実施する処理に相当する。
そして、ステップS120において、ECU50は、燃料電池システム1(システム)から排出される水素量(水素濃度)を推定する(排出アノードガス濃度推定手段)。燃料電池システム1から排出される水素量とは、主として希釈装置40内に蓄積されている水素量であり、パージ弁23の開弁時間、アイドル停止要求時(S100)の車両の運転状態などに基づいて判断することができる。なお、運転状態とは、燃料電池10から負荷60に供給される発電電力(発電電流)を意味している。例えば、急な上り坂の途中で停止してアイドル停止に入るようなアイドル停止直前の発電電力が高い場合には、燃料電池10に供給される水素量が多くなるので排出水素量は多いと判断できる。また、高速走行から急に停止してアイドル停止に入るような場合も同様である。なお、本実施形態において、ステップS120で推定される排出水素量は、インジェクタ32の開度や開弁時間、インジェクタ32からのガス(エア)の放出量には関係ない。
また、ステップS120において、ECU50は、推定した排出水素量に応じて、後記するステップS130で、エアを増量、増圧する時間(所定時間)を設定する。すなわち、所定時間は、予め実験等によって求められ、排出水素量が多くなるにつれて、増量、増圧する時間を長く設定するマップに基づいて判断される。
ステップS130において、ECU50は、エアコンプレッサ30のモータの回転数(回転速度)を増加させて、希釈装置40に供給されるエアを増量、増圧する。なお、エアの増量増圧値は、例えば、予め設定された回転数(回転速度)までエアコンプレッサ30の出力を増加させることによって行われる。このようにエアを増量、増圧することにより、希釈装置40内に残留している水素の希釈を促進することができる。これにより希釈装置40内の水素は、所定の水素濃度以下に希釈されて、車外(システム外)に排出される。このステップS130は、本実施形態におけるアイドル停止準備手段が実施する処理に相当する。なお、時間に限定されるものではなく、流量センサ51を用いて、導入されるエア流量に基づいて判断するようにしてもよい。
そして、ステップS140において、ECU50は、排出水素の希釈が完了したか否かを判断する。希釈完了の条件としては、ステップS120で設定された所定時間が経過したか否かによって判断される。また、ECU50は、所定時間が経過しておらず排出水素の希釈が完了していないと判断した場合には(S140、No)、ステップS140の処理を繰り返し、所定時間が経過して排出水素の希釈が完了したと判断した場合には(S140、Yes)、ステップS150に進む。
なお、水素の希釈促進手段において、希釈装置40の下流に水素濃度を検出する水素センサを設けて、排出水素量の推定(S120)を行わずに、エアの増量増圧後に水素センサの検出値が所定濃度以下になったと判断したときに、排出水素の希釈が完了したと判断してもよい。
ステップS150において、ECU50は、エアコンプレッサ30を停止する。エアコンプレッサ30を停止することにより、燃料電池システム1のカソード側のエア圧(カソードガス圧力)が低下し始める。なお、エアコンプレッサ30の停止により、電力の消費が少なくなり、燃費が改善される。また、このとき、ECU50の制御によってエア背圧弁33が全開にされる。
そして、ステップS160において、ECU50は、エア圧(カソードガス圧力)が所定値以下になったか否かを判断する。なお、所定値とは、例えば、大気圧であり、エア圧がその値のまま信号圧になったとしても当該信号圧によりレギュレータ22が開弁しない程度の圧力である。また、エア圧が所定値以下になったかどうかは、例えば、エアコンプレッサ30を停止してからの時間で判断することができる。なお、この時間は予め実験等で求められ、例えば信号圧が一番高い状態だったとしても十分に下げられる時間に設定される。
ステップS160において、ECU50は、エア圧が所定値以下でないと判断した場合には(No)、ステップS160の処理を繰り返し、エア圧が所定値以下になったと判断した場合には(Yes)、ステップS170に進む。
ステップS170において、ECU50は、インジェクタ32を閉弁する(作動停止する)。すなわち、インジェクタ32のソレノイドを非励磁にして、大気開放配管32aにおける大気との連通状態を遮断する。
そして、ステップS180において、ECU50は、アイドル停止許可を出力し、アイドル停止を行う(ステップS190)。なお、ここでのアイドル停止とは、例えば、燃料電池10と負荷60との間に設けられたコンタクタ61をOFFにして、燃料電池10と負荷60との電気的な接続を遮断することであり、これにより燃料電池10からの電力の取り出しができなくなる(燃料電池10は発電しなくなる)。
なお、図示していないが、図2のフローにおいて、ECU50は、常にアクセルペダルのスロットル開度や、ブレーキペダルの踏み込み、車速、要求出力などを検出しており、アイドル停止するか、またはアイドル停止を継続するかを判定する処理(割り込み処理)が行われている。
さらに、図3のタイムチャートを参照して説明すると、時刻t1において、アイドル停止要求が出力されると(S100、Yes)、インジェクタ32が全開にされる(S110)。つまり、逃がし弁を作動させる。これにより、信号圧配管31に残留しているエアが大気開放配管32aから放出されて、信号圧が低下し始める。
なお、水素圧(アノードガス圧力)が低下しているのは、燃料電池10と図示しないディスチャージ抵抗とがECU50の制御によって接続され、燃料電池10の発電電力が放電(ディスチャージ処理)されているからである。換言すると、アノード内の水素を、ディスチャージ抵抗を負荷60とした発電により消費させているからである。ちなみに、信号圧を低下させているので、レギュレータ22を通過する水素の量が少なくなり、水素圧の低下は速くなる。
また同時刻t1において、推定された排出水素量によって(S120)、エアコンプレッサ30のモータの回転数が高められて、燃料電池10に供給されるエアが所定時間Tの間、増量、増圧される(S130)。なお、エアを増量、増圧したとしても、インジェクタ32が全開であるので、信号圧は上昇することがなく、図3のように低下していく。ちなみに、時刻t1〜t2において、エア圧が増加しているのに信号圧が低下しているのは、このエア圧の増加に対して、インジェクタ32からのエアの放出量が多く、かつ、オリフィス31aにより流量が制限されているからである。
そして、時刻t2において、排出水素濃度が所定濃度以下となって希釈処理が完了すると(S140、Yes)、エアコンプレッサ30が停止され(S150)、エア背圧弁33が全開にされて、エア圧が低下し始める。エアコンプレッサ30の停止により、燃費の改善が図られる。
時刻t3において、エア圧が所定値以下になると(S160、Yes)、インジェクタ32を閉弁する(S170、逃がし弁の作動を停止する)。そして、アイドル停止許可を出力して(S180)、アイドル停止(コンタクタ61のOFF)を行う(S190)。
本実施形態によれば、エア圧が所定値以下つまりエア圧力が大気圧程度になるまで、またはエア流量がなくなるまでインジェクタ32を開弁(作動)させて、信号圧配管31内の圧力を予め低下させておくので、エアコンプレッサ30を停止したときに、信号圧配管31内の残留圧力によって水素圧が上昇するのを抑制することができる。その結果、水素圧(アノードガス圧力)が高い状態からアイドル停止に入ることができるため、アイドル停止要求からアイドル停止許可までの時間を短縮することができ、アイドル停止の頻度を高めることができる。これにより、水素の消費量を抑えることができるため、燃費の向上が図れる。
これに対して、図3において破線で示す従来例では、エアコンプレッサ30の停止と同時にインジェクタ32を閉弁(作動停止)しているので、信号圧配管31に残留している圧力の影響で水素圧が上昇してしまい、水素圧が上昇したとしても極間差圧を守れる水素圧まで低下させる必要があり、アイドル停止要求(t1)からアイドル停止許可(t4)まで長い時間を要することになる。
また、本実施形態によれば、アイドル停止要求時にエア流量(エア圧)を上昇させるため、希釈装置40内などに残留している水素の希釈が促進され、早期に希釈処理を完了でき、アイドル停止の頻度をさらに向上できる。これに対して、図3において破線で示す従来例では、アイドル停止要求時にエア流量(エア圧)を上昇させていないので、希釈処理が完了するまでに時間がかかる。
図4は他の実施形態におけるアイドル停止制御を示すフローチャートである。なお、図2と同様の処理については、同一のステップ符号を付してその説明を省略する。図4に示すように、ステップS131において、ECU50は、ステップS130の処理によって増加したエア流量に基づいて増加した発電量を算出する。すなわち、希釈促進のためにエア流量が増加するため、燃料電池10の発電可能量が増加する。なお、増加したエア流量は、エア流量センサ51に基づいて判断される。また、エア流量センサ51に限定されず、エアコンプレッサ30のモータ回転数の増加量に基づいて判断してもよい。
そして、ステップS132において、ECU50は、増加した発電量に基づいて負荷60に供給する電力量を増加させる。すなわち、ECU50は、VCU62を介して、燃料電池10から取り出す発電電流を増加させる。なお、ここでの負荷60とは、例えば、バッテリなどの蓄電装置である。また、蓄電装置に限定されるものではなく、蓄電装置の充電量が十分である場合には、ディスチャージ抵抗(不図示)で放電させるようにしてもよい。このステップS132が、本実施形態におけるアイドル停止準備手段が実施する処理に相当する。なお、この電力量の増加(S132)は、水素の希釈が完了するまで(S140、Yes)、継続される。
このように、図4に示す実施形態によれば、希釈促進のためにエア流量を増加させて発電量が増加したとしても、燃料電池10から負荷60への電力供給量を増加させるため、燃料電池10が高電位状態となることを防止でき、燃料電池10(触媒など)の劣化を抑制することが可能になる。
本実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図である。 本実施形態におけるアイドル停止制御を示すフローチャートである。 本実施形態の燃料電池システムの動作例を示すタイムチャートである。 他の実施形態におけるアイドル停止制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池
10a アノード流路
10b カソード流路
20 高圧水素タンク(燃料ガス供給手段)
22 レギュレータ
30 エアコンプレッサ(酸化剤ガス供給手段)
31 信号圧配管
32 インジェクタ(逃がし弁)
40 希釈装置(希釈手段)
50 ECU(アイドル停止要求手段、アイドル停止準備手段、アイドル停止許可手段、排出アノードガス濃度推定手段)

Claims (3)

  1. アノード流路にアノードガスが、カソード流路にカソードガスがそれぞれ供給されて発電を行う燃料電池と、
    前記アノード流路にアノードガスを供給するアノードガス供給手段と、
    前記カソード流路にカソードガスを供給するカソードガス供給手段と、
    カソードガス圧力を信号圧として、前記アノードガス供給手段から前記燃料電池に供給されるアノードガス圧力を調整するレギュレータと、
    前記レギュレータにカソードガスを前記信号圧として導入する信号圧配管と、
    作動することにより前記信号圧を低下させ、前記アノードガス圧力を低減する逃がし弁と、
    カソードオフガスとアノードオフガスとを混合して希釈し、システム外に排出する希釈手段と、
    システムのアイドル停止要求を出力するアイドル停止要求手段と、
    前記希釈手段から排出される前記アノードオフガス中のアノードガス濃度を推定する排出アノードガス濃度推定手段と、
    前記アイドル停止要求手段によりアイドル停止する準備を行うアイドル停止準備手段と、
    前記アイドル停止準備手段によりアイドル停止準備が完了した際にアイドル停止の許可を出力するアイドル停止許可手段と、
    前記アイドル停止許可手段によりアイドル停止が許可された際にアイドル停止を実行するアイドル停止実行手段と、
    を有する燃料電池システムであって、
    前記アイドル停止準備手段は、前記アイドル停止要求により前記逃がし弁を作動させることで開弁させた状態で前記カソードガス供給手段から前記希釈手段へ供給するカソードガスを増量および増圧させ、
    前記アイドル停止許可手段は、前記排出アノードガス濃度推定手段により前記アノードガス濃度が所定濃度以下と判定したときに前記カソードガス供給手段からのカソードガスの供給を停止し、その後、前記カソードガス圧力が所定値以下と判定したときに前記逃がし弁の作動を停止させることで閉弁させ、アイドル停止を許可することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記アイドル停止準備手段により増加したカソードガスの流量に基づいて増加した発電量を算出する増加発電量算出手段を有し、
    前記アイドル停止準備手段は、前記増加発電量算出手段により算出された発電量に基づいて前記燃料電池から負荷へ供給する電力量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. アノード流路にアノードガスが、カソード流路にカソードガスがそれぞれ供給されて発電を行う燃料電池と、前記アノード流路にアノードガスを供給するアノードガス供給手段と、前記カソード流路にカソードガスを供給するカソードガス供給手段と、カソードガス圧力を信号圧として、前記アノードガス供給手段から前記燃料電池に供給されるアノードガス圧力を調整するレギュレータと、前記レギュレータにカソードガスを前記信号圧として導入する信号圧配管と、作動することにより前記信号圧を低下させ、前記アノードガス圧力を低減する逃がし弁と、カソードオフガスとアノードオフガスとを混合して希釈し、システム外に排出する希釈手段と、を備え、システムのアイドル停止要求によりアイドル停止する準備を行い、アイドル停止準備が完了した際にアイドル停止の許可を出力してアイドル停止を実行する燃料電池システムの制御方法であって、
    前記アイドル停止要求により、前記逃がし弁を作動させることで開弁させた状態で前記カソードガス供給手段から前記希釈手段へ供給するカソードガスを増量および増圧させるアイドル停止準備ステップと、
    前記希釈手段から排出される前記アノードオフガス中のアノードガス濃度が所定濃度以下となったときに前記カソードガス供給手段からのカソードガスの供給を停止し、その後、前記カソードガス圧力が所定値以下となったときに前記逃がし弁の作動を停止させることで閉弁させてアイドル停止を許可するアイドル停止許可ステップと、を含むことを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
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