JP5081539B2 - 画像データ符号化装置、画像データ符号化方法、画像形成装置、画像形成方法、画像データ復号化装置、及び画像データ復号化方法 - Google Patents

画像データ符号化装置、画像データ符号化方法、画像形成装置、画像形成方法、画像データ復号化装置、及び画像データ復号化方法 Download PDF

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Description

本発明は、多値の画像データを符号化する画像データ符号化装置や画像データ符号化方法に関するものである。また、外部機器から取得した画像データをそれら画像データ符号化装置や画像データ符号化方法によって符号化する画像形成装置や画像形成方法に関するものである。また、画像データ符号化装置や画像データ符号化方法によって符号化されたデータを多値の画像データに復号化する画像データ復号化装置や画像データ復号化方法に関するものである。
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)やデジタルカメラなどが一般市場に広く普及した近年においては、カラー写真やカラー絵画などといったグラフィックを主とするカラー画像を画像形成装置で出力する機会が増えてきている。プリンタ等の画像形成装置では、パソコン等から送られてくる画像データを一時メモリに記憶しながら画像を形成するようになっているが、カラー画像を表現する多値画像データは白黒を表現する2値画像データに比べて容量が遙かに大きい。このため、パソコン等の外部機器からの送信を待たすことなく多値画像データを多量に処理するためには、画像形成装置に大容量のメモリを搭載しなければならず、コストアップを引き起こしてしまう。よって、外部機器から順次送られてくる複数の多値画像データを符号化によって圧縮しながら一時的にメモリに記憶していくとともに、画像形成処理時に順次復号化していくようにして、メモリ容量の縮小化を図ることが望ましい。
画像データを符号化する方式としては、DCT(Discret Cosine Transform)などの直交変換によって多値画像データを周波数成分に変換し、その変換係数を量子化する方式が知られている。例えば、ITU−T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)及びISO(国際標準化機構)によって標準化されたJPEG(Joint Photographic Experts Group)も、その方式の1つである。
しかしながら、画像データの周波数成分の変換係数を量子化する方式では、高周波成分を除外してしまうことでモスキートノイズなどの画質劣化のある非可逆圧縮画像データにしてしまう。その画質劣化は、グラフィックのような急峻な色調変化のあるカラー画像において顕著に発生する。このため、グラフィックを主とする多値画像データを、原画像あるいはそれに近い画質で圧縮することができない。
画像データを符号化する他の方式として、ランレングス法が知られている。ランレングス法は、複数の画素からなる画素列において、互いに同一の色で連続する複数の画素からなる同色連続画素群を、その連なり(ラン)及び長さ(レングス)を示す符号に変換する方式である。例えば、2値画像データにおいて、「黒黒黒黒黒黒黒白白白黒白白白白」という順で画素が並んでいる画素列を、「7314」という符号に置き換えるのである。2値画像データの場合、白、黒の2色しか存在しないため、初めのランを何れの色として取り扱うのかを決めておくことで、ラン長を示す数字だけで画素列を表現することが可能である。例えば、先の「7314」という符号は、初めのランを黒として取り扱うように予め決めた例であるが、初めのランを白として取り扱うように決めた場合には「07314」と表現すればよい。多値画像データの場合には、各ランのラン長をそれぞれ示すランデータの他に、各ランの色情報をそれぞれ示す色データが必要になる。
かかるランレングス法によれば、同じ色の画素が多く存在している画像や、余白が多い画像などであれば、画像データの容量を大幅に圧縮することができる。しかも、原画像と変わらない可逆圧縮画像データを得ることができる。ランレングス法を応用した画像データ符号化方法としては、特許文献1に記載のものが知られている。
特開2005−27081号公報
しかしながら、色調変化に富んだグラフィックを主とする多値画像データをランレングス法で符号化する場合には、元データの容量に比べて、符号化後のデータ容量を大きく低減することができないという問題があった。その理由は、主に2つある。
第1の理由は、色調変化に富んだ多値画像データにおいては、ランが長く連続し難くなることにある。具体的には、近年のパソコン等の情報処理装置においては、カラー画像をフルカラーで表現するのが主流になっている。フルカラーでは、R、G、B(あるいはY,M,C)の三原色の明るさをそれぞれ256通りの階調に分けることで、16777216色という膨大な種類の色を表現することができる。このようなフルカラー表現では、色調変化に富んだ多値画像データであると、殆ど視認できないような僅かな色の差があってもランが途切れてしまう。このため、符号化後のランデータに包含されるランの個数が非常に多くなって、データ容量の低減の妨げになるのである。
第2の理由は、符号化後のデータ容量において、上述の色データの占める割合が大きくなることにある。例えば、16777216色のフルカラー表現においては、R、G、B(あるいはY,M,C)の表記にそれぞれ8[bit]必要であることから、1色について24[bit]のデータ容量を必要とする。このようなデータ容量を個々のランに対応させてそれぞれ設けることが、データ容量の低減の妨げになっているのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするところは、次のような画像データ符号化装置、画像データ符号化方法、画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。即ち、グラフィックを主とする多値画像データを、原画像あるいはそれに近い画質で圧縮しつつ、従来よりも圧縮率を高めることができる画像データ符号化装置等である。また、第2の目的とするところは、かかる画像データ符号化装置や画像データ符号化方法によって符号化されたデータを復号化することが可能な画像データ復号化装置や画像データ復号化方法を提供することである。
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、多値の画像データを符号化する画像データ符号化装置であって、上記画像データを読み込む読込手段と、該読込手段によって読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段と、該再読込手段によって再読込された画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化手段とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、多値の画像データを符号化する画像データ符号化方法であって、上記画像データを読み込む読込工程と、該読込工程で読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段と、該再読込工程で再読込された画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化工程とを実施することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、多値の画像データを符号化する画像データ符号化装置であって、色情報と、該色情報の索引情報であるインデックス値とを対応付けた辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、上記画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化手段と、該辞書データに基づいて、該多値ランレングスデータの個々のランにおける色情報をインデックス値に符号化する色情報符号化手段とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、多値の画像データを符号化する画像データ符号化方法であって、色情報と、該色情報の索引情報であるインデックス値とを対応付けた辞書データを記憶する辞書データ記憶工程と、上記画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化工程と、該辞書データに基づいて、該多値ランレングスデータの個々のランにおける色情報を、インデックス値に符号化する色情報符号化工程とを実施することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3の画像データ符号化装置において、上記多値ランレングスデータにおける同一色且つ同一長のランの規則的な繰り返しを検出し、繰り返し出現する該ランを繰り返し情報に符号化する繰り返し符号化手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3又は5の画像データ符号化装置において、上記辞書データとして、所定数の色情報だけを格納するものを用いるとともに、上記多値ランレングスデータにおける個々のランの色情報についてそれぞれ、該辞書データ内に格納されているか否かを判定し、格納されている場合にはその色情報をインデックス値に符号化する一方で、格納されていない場合にはその色情報を符号化せずにそのままの状態で出力した後、該辞書データ内の他の色情報を1つ削除してから、符号化できなかった色情報を該辞書データ内に書き込むための処理を実行するように、上記色情報符号化手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の画像データ符号化装置において、上記多値ランレングスデータにおける個々のランの色情報についてそれぞれ、該辞書データ内に格納されていると判定した場合には、該辞書データ内で、その色情報のインデックス値を最上位の値に設定しつつ、該色情報のそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていた色情報の該インデックス値を1つ下位にずらす処理を実行する一方で、辞書データ内に格納されていないと判定した場合には、該辞書データ内で最下位のインデックス値に対応付けられていた色情報を該辞書データから削除して残りの色情報のインデックス値を1つずつ下位にずらした後、先に辞書データ内に格納されていないと判断した色情報を最上位のインデックス値に対応付けて該辞書データに書き込むための処理を実行するように、上記色情報符号化手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項3、5、6又は7の画像データ符号化装置において、上記多値ランレングスデータにおけるランの色情報を、上記辞書データ内に格納されている互いに異なる色情報とそれぞれ個別に比較するための複数の比較部を、上記色情報符号化手段に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項3、5、6、7又は8の画像データ符号化装置において、上記画像データを読み込む読込手段と、該読込手段によって読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段とを設けるとともに、該再読込手段によって再読込された画像データを多値ランレングスデータに符号化するように、上記多値ランレングス符号化手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、多値の画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段によって取得された画像データを符号化する画像データ符号化手段と、該画像データ符号化手段によって符号化されたデータを復号化する画像データ復号化手段と、該画像データ復号化手段によって復号化された多値の画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、上記画像データ符号化手段として、請求項1、3、5、6、7、8又は9の画像データ符号化装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、多値の画像データを画像データ符号化方法によって符号化した後、画像データ復号化方法によって復号化してから、復号化後の該画像データに基づいて画像を形成する画像形成方法において、上記画像データ符号化方法として、請求項2又は4の画像データ符号化方法を用いることを特徴とするものである。
また、上記第2の目的を達成するために、請求項12の発明は、多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化装置であって、複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ画素を所定の順序で走査していきながら、請求項1の画像データ符号化装置の多値ランレングス符号化手段によって符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段を備えることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化方法であって、複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ区画内の画素を所定の順序で走査しながら、請求項2の画像データ符号化方法の多値ランレングス符号化工程で符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化工程を実施することを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化装置であって、請求項3の画像データ符号化装置の上記色情報符号化手段によって生成されたインデックス値を、上記辞書データに基づいて色情報に復号化する色情報復号化手段と、復号化された色情報、及びそれぞれに対応する上記ラン長を具備する多値ランレングスデータを、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段とを備えることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化方法であって、請求項4の画像データ符号化方法の上記色情報符号化工程で生成されたインデックス値を、上記辞書データに基づいて色情報に復号化する色情報復号化工程と、復号化された色情報、及びそれぞれに対応する上記ラン長を具備する多値ランレングスデータを、多値の画像データに復号化する多値画像復号化工程とを実施することを特徴とするものである。
また、請求項16の発明は、請求項14の画像データ復号化装置において、請求項5の画像データ符号化装置の上記繰り返し符号化手段によって符号化された上記繰り返し情報を、複数のランのラン長及び色情報に復号化する繰り返し復号化手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項17の発明は、請求項14又は16の画像データ復号化装置において、請求項7の画像データ符号化装置の上記色情報符号化手段を経たデータ中のインデックス値を、上記辞書データ内で、該インデックス値に対応付けられた色情報に復号化した後、該色情報のインデックス値を最上位の値に設定しつつ、該色情報のそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていた色情報のインデックス値を1つ下位にずらす処理を実行するように、上記色情報復号化手段を構成したことを特徴とするものである。
また、請求項1の発明は、請求項14、16又は17の画像データ復号化装置において、複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ区画内の画素を所定の順序で走査しながら、請求項9の画像データ符号化装置の上記多値ランレングス符号化手段によって符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項19の発明は、請求項10の画像形成装置において、上記画像データ復号化手段として、請求項12、14、16、17又は18の画像データ復号化装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項11の画像形成方法において、上記画像データ復号化方法として、請求項13又は15の画像データ復号化方法を用いることを特徴とするものである。
これらの発明において、請求項1又は2の発明特定事項の全てを備えるものでは、次に説明する理由により、符号化による画像データの圧縮率を高めることができる。即ち、高解像度の多値画像データにおいては、周囲とは異なる色の画素が1つだけ孤立して存在することは希であり、通常は同一色の画素が縦方向、横方向にそれぞれ多少なりとも連続する。従来のランレングス法では、このような多値画像データの画素マトリクスにおける個々の画素の情報がパソコン等の外部機器によって画素マトリクスの横方向(行方向)に読み込まれながら順次送られてくることに起因して、横方向のラン長を求める方式が採用されていた。しかしながら、この方式では、横方向の色の連続しか符号化することができないため、ラン長が長く連続し難くなっていた。これに対し、請求項1又は2の発明特定事項の全てを備える発明においては、ラン長を求めるのに先立って、外部機器から順次送られてくる画素データを読み込んでその画像データの画素マトリクスを得る。そして、その画素マトリクスにおいて縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行いながら、画像データを再読込する。このようにして再読込した順序でラン長を求めていくことで、縦、横の両方向における色の連続を符号化する。すると、横方向の色の連続しか符号化していなかった従来に比べて、ラン長をより長くするとともに、ランの個数を低減することができる。しかも、従来のランレングス法と同様に、画質の劣化を引き起こさずに符号化を行うことも可能である。よって、グラフィックを主とする多値画像データを、原画像あるいはそれに近い画質で圧縮しつつ、従来よりも圧縮率を高めることができる。
また、請求項3又は4の発明特定事項の全てを備える発明においては、多値ランレングスにおける個々のランにそれぞれ対応する色情報を、辞書データにおける格納位置を示すインデックス値に符号化することで、色情報のデータ容量を従来よりも低減する。例えば、フルカラー表現では、各色について24[bit]も必要であったデータ容量を、12[bit]以下に低減することも可能である。しかも、画質の劣化を引き起こさずに色情報の符号化を行うことも可能である。よって、グラフィックを主とする多値画像データを、原画像あるいはそれに近い画質で圧縮しつつ、従来よりも圧縮率を高めることができる。
また、請求項12又は13の発明特定事項の全てを備える発明においては、請求項1の画像データ符号化装置、又は請求項2の画像データ符号化方法によって符号化された多値ランレングスデータを、原画像あるいはそれに近い画質の多値の画像データに復号化することができる。
また、請求項14又は15の発明特定事項の全てを備える発明においては、請求項3の画像データ符号化装置、又は請求項4の画像データ符号化方法によって符号化された多値ランレングスデータを、原画像あるいはそれに近い画質の多値の画像データに復号化することができる。
以下、本発明を電子写真方式の画像形成装置であるフルカラープリンタ(以下、単にプリンタという)に適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、像担持体たる無端ベルト状の感光体1は、回転ローラ2、3によって図中時計回り方向に無端移動可能に張架され、何れか一方の回転ローラの回転駆動によって同方向に無端移動する。
感光体1の周囲には、感光体1の表面を一様帯電せしめる帯電手段たる帯電装置4、感光体1を除電する除電手段たる除電ランプL、感光体1の表面に付着している後述の転写残トナーをクリーニングするクリーニング装置16等が配置されている。
帯電装置4による一様帯電位置よりもベルト移動方向の下流側では、感光体1に対して、潜像書込手段たる光書込装置5によるレーザー光の走査が行われる。この走査に伴って感光体1の露光部の電位が減衰することで、感光体1が静電潜像を担持する。
水平方向よりも鉛直方向にスペースをとる縦長の姿勢で張架された感光体1の図中左側方には、回転型現像装置6が配置されている。この回転型像装置6は、回転軸を中心にして回転可能な保持体に、C(シアン)トナーを用いるC現像器、M(マゼンタ)トナーを用いるM現像器、Y(イエロー)トナーを用いるY現像器を約120[°]の回転角度ずつ位相ずれした位置に保持している。そして、保持体の回転により、何れかの現像器を感光体1に対向する現像位置に移動させることで、感光体1上の静電潜像の現像色をC、M、Yで切り替えることができる。現像に寄与させる現像器を順次切り替えることで、感光体1上にCトナー像、Mトナー像、Yトナー像を形成することが可能になっている。また、何れの現像器も現像位置にポジショニングさせない位置まで保持体を回転させることで、回転型現像装置6による現像を不実施とすることも可能である。
回転型現像装置6の図中上方には、Bk(ブラック)トナーを用いるBk現像装置7が配設されており、感光体1上の静電潜像を黒色に現像してBkトナー像を得ることができる。このBk現像装置7は、それを感光体1から遠ざける方向に付勢するバネ等の付勢手段と、回転可能なカム45のカム面の突き当たりとにより、感光体1上の静電潜像を現像可能な位置と、現像不能な位置とを往復移動することが可能になっている。
光書込装置5は、画像情報に基づいて図示しない半導体レーザー等の光源から発射したレーザー光を、ポリゴンモータ5Aによって回転駆動している正多角柱状のポリゴンミラー5Bの側面にあるミラー面で反射させることで、主走査方向(感光体軸線方向に対応する方向)に偏向せしめる。そして、fθレンズ5Cや反射ミラー5Dなどを経て感光体1の表面に到達させることで、感光体1の表面を光走査する。
感光体1の図中右側方には、無端状の中間転写ベルト10を回転ローラ11、12によって張架しながら、何れか一方の回転ローラの回転駆動によって図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニットが配設されている。この転写ユニットは、中間転写ベルト10のおもて面を感光体1のおもて面に当接させて1次転写ニップを形成しながら、1次転写ニップの裏側の中間転写ベルト領域に転写ブラシ等の1次転写手段を接触あるいは近接させている。この1次転写手段により、1次転写ニップ内には、感光体1上のトナー像のトナーを感光体1側から中間転写ベルト10側に静電移動させる1次転写電界が形成されている。感光体1上のトナー像は、この1次転写電界やニップ圧の作用によって中間転写ベルト10上に1次転写される。
感光体1の表面には、まず、光書込装置5の光走査によってC用の静電潜像が形成され、これは回転型現像装置6のC現像器によって現像されてCトナー像となる。このとき、Bkトナー現像装置7は、現像不能な位置に待避させられている。感光体1上で現像されたCトナー像は、1次転写ニップで中間転写ベルト10上に1次転写される。
C用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるM用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるC用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるM用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約120[°]回転せしめられる。これにより、回転型現像装置6のM現像器が現像位置に移動して、M用の静電潜像のMトナーによる現像が可能になる。感光体1上で現像されたMトナー像は、1次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のCトナー像に重ね合わせて1次転写される。
M用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるY用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるM用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるY用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約120[°]回転せしめられる。これにより、回転型現像装置6のY現像器が現像位置に移動して、Y用の静電潜像のYトナーによる現像が可能になる。感光体1上で現像されたCトナー像は、1次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のC、Mトナー像に重ね合わせて1次転写される。
C、M、Yの3色の重ね合わせにより、黒色を再現することも可能であるが、本プリンタにおいては、出力頻度の高い黒色については、重ね合わせによらずに黒トナーによって再現するようになっている。このため、Y用の静電潜像を形成するための光走査が終了すると、次に、光書込装置5の光走査によるK用の静電潜像の書き込みが開始される。そして、感光体1上におけるY用の静電潜像の後端が回転型現像装置6との対向位置を通過した後、感光体1上におけるK用の静電潜像の先端が同対向位置に進入するまでの間に、回転型現像装置6の保持体が約60[°]回転せしめられる。ほぼ同時に、カム45の回転によってBk現像装置7が現像可能な位置まで移動せしめられる。これにより、回転型現像装置6による現像処理が停止されるとともに、Bk現像装置7による現像が可能になる。感光体1上で現像されたBkトナー像は、1次転写ニップにおいて、中間転写ベルト10上のC、M、Yトナー像に重ね合わせて1次転写される。
上述の転写ユニットは、2次転写ローラ等の2次転写手段14を中間転写ベルト10のループ外側に有している。この2次転写手段14は、中間転写ベルト10における回転ローラ11に対する掛け回し箇所に対して、当接あるいは近接するように配設されて、2次転写位置を形成している。これにより、2次転写位置には、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像を中間転写ベルト10側から2次転写手段14側に静電移動させる2次転写電界が形成されている。
プリンタの最下部には、記録紙を複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット17が配設されており、給紙ローラ18の回転駆動によって一番上の記録紙を給紙路31に送り出す。送り出された記録紙は、給紙路31内に配設された搬送ローラ対19の搬送ニップに挟み込まれながら搬送されて、給紙路31の末端付近に配設されたレジストローラ対20に至る。レジストローラ対20は、そのレジストニップに記録紙の先端を挟み込むと、両ローラの回転駆動を一時停止させる。そして、記録紙を中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に重ね合わせ得るタイミングで両ローラの回転駆動を再開して、記録紙を2次転写位置に向けて送り出す。
2次転写位置で中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に密着せしめられた記録紙には、上述の2次転写電界の作用によって4色重ね合わせトナー像が一括2次転写される。
2次転写処理後の中間転写ベルト10上には、記録紙に2次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニングブレード16Aを2次転写位置よりもベルト移動方向下流側で中間転写ベルト10に当接させているクリーニング装置16によって除去される。
重ね合わせの1次転写工程では、中間転写ベルトを少なくとも4周走行させて中間転写ベルト10上に4色トナー像を形成することになる。この際、クリーニングブレード16Aを中間転写ベルト10に当接させたままでいると、せっかく中間転写ベルト10上に1次転写した各色のトナー像をクリーニングブレード16Aによってベルト表面から除去してしまうので、4色重ね合わせトナー像が得られなくなる。そこで、本プリンタは、クリーニングブレード16Aをベルトに当接させるクリーニング位置と、ベルトから離間させる待避位置とでクリーニング装置16を移動させる図示しない接離機構を有している。そして、重ね合わせの1次転写工程においては、クリーニング装置16を待避位置に待避させるようになっている。なお、2次転写手段14として、中間転写ベルト10に接触させて2次転写ニップを形成するものを用いる場合には、中間転写ベルト14から2次転写手段14へのトナー像の転移を回避する目的で、1次転写工程の際には2次転写手段14をベルトから離間させる接離機構も必要になる。
2次転写位置での4色重ね合わせトナー像の一括2次転写によってフルカラー画像が形成された記録紙は、定着装置50に送られてフルカラー画像が定着せしめられた後、排紙ローラ対51の排紙ニップを経由して機外に排出される。そして、筺体の外部に形成されたスタック部52上にスタックされる。
クリーニング装置16によって中間転写ベルト10の表面から掻き取られた転写残トナーは、クリーニング装置16よりも重力方向下方に配設された回収容器15内に落とし込まれる。
図2は、本プリンタにおける電装部を、外部機器たるパソコンPCとともに示すブロック図である。また、図3は、電装部における画像データの流れを示すブロック図である。図2に示すように、本プリンタの電装部は、通信処理装置101、メインメモリ102、CPU(Central Processing Unit)103、画像データ符号化装置たる符号化装置110、画像データ復号化装置たる復号化装置140、色処理装置170、エンジンコントローラ180、プリンタエンジン190などを備えている。
通信処理装置101は、ネットワークケーブル、プリンタケーブル、あるいは無線LANなどを介して外部のパソコンPCと通信する。パソコンPCから通信処理装置101に対しては、多値の画像データとして、PDL(ページ記述言語)データが送られる。通信処理装置101によって受信されたPDLデータは、メインメモリ102のPDLデータメモリ領域102bに一時的に記憶された後、CPU103に送られる。
CPU103は、PDLデータメモリ領域102bから送られてくるPDLデータを、所定のページ領域毎に区切りながら、得られたRGBバンドデータをメインメモリ102のRGBバンドデータメモリ領域102cに送る。それらRGBバンドデータは、符号化装置110に順次送られて符号化処理が施された後、ページ毎にまとめられてメインメモリ102の符号化ページメモリ領域102dに送られる。
符号化ページメモリ領域102dに一時的に記憶されたページ毎の符号化ページデータは、復号化装置140による復号化処理でページ毎のRGBデータに戻された後、色処理装置170に送られる。
図3に示すように、色処理装置170は、RGB→CMY色変換処理部171、UCR(Under Color Removal)処理部172、階調処理部173などを有している。復号化装置140から色処理装置170に送られたRGBデータは、RGB→CMY色変換処理部171で色情報がRGB方式からCMY方式に変換される。そして、UCR処理部172において、画像のBk画素におけるC、M、Yトナーの付着量を低減するための下色除去処理が施された後、階調処理部173で階調処理が施される。その後、色処理装置170から、エンジンコントローラ180を介してプリンタエンジン190に送られる。プリンタエンジン190は、エンジンコントローラ180から送られてくるページ毎の画像情報に基づいて、光書込装置(5)、感光体(1)、各種現像装置、中間転写ベルト(10)等の駆動を制御する。
次に、本プリンタにおける特徴的な構成について説明する。
図4は、符号化装置110におけるデータ処理の流れを示すフロー図である。符号化装置110は、まず、メインメモリのRGBバンドデータメモリ領域(102c)に記憶されているRGBバンドデータを読み込むための読み込み処理(ステップa:以下、ステップをSと記す)を実行する。そして、読み込んだRGBバンドデータを多値ランレングスデータに符号化するための多値ランレングス符号化処理(Sb)を実行した後、繰り返し符号化処理(Sc)を実行する。この繰り返し符号化処理(Sc)では、多値ランレングスデータにおける同一色且つ同一長のランの規則的な繰り返しを検出し、繰り返し出現するランのRGBデータ(色情報)及びラン長データを繰り返し情報に符号化する繰り返し符号化するための処理が行われる。その後、多値ランレングスデータにおける各ランのRGBデータをインデックスデータに符号化するための色情報符号化処理(Sd)や、符号のフォーマットを生成する符号フォーマット生成処理(Se)を実行する。更に、複数のRGBバンドデータによる符号をそれらを一時的に記憶領域に書き込むための符号書き込み処理(Sf)を実行した後、それら符号を所定数ずつにまとめて符号化ページデータとして出力する。
図5は、符号化装置110の内部構成の要部を示すブロック図である。同図に示すように、符号化装置110は、データ記憶手段たるメモリアービターI/F111、ハンドデータ読込部112、バンドアドレス生成部113を有している。また、ラインメモリ制御部114、バンドデータ一時記憶部115、多値ランレングス符号化手段たる多値ランレングス符号化処理部116、繰り返し符号化手段たる繰り返し符号化処理部117、色情報符号化手段たる色情報符号化処理部118なども有している。更には、符号フォーマット生成部119、符号化バンドデータ書込部120、符号化バンドアドレス生成部121なども有している。
読込手段たるバンドデータ読込部112は、図4に示した画像読込処理における前半処理として、メインメモリのRGBバンドデータメモリ領域(102c)に格納されているRGBバンドデータを読み込む処理を行う。具体的には、先に示した図2において、パソコンPCから本プリンタの電装部に送られてきた1ページ分のPDLデータは、CPU(103)によってバンド単位ごとにRGB描画されて複数のRGBバンドデータとなる。メインメモリ102のRGBバンドデータメモリ領域102cには、それらRGBバンドデータが格納されている。図5に示したバンドデータ読込部112は、そのRGBバンドデータを先頭部から順に読み込んでいく。
CPU(103)は、パソコンPCから送られてくるPDLデータを解析してRGBバンドを描画する。RGBバンドデータメモリ領域(102c)に格納されるRGBバンドデータも、各画素の情報が前述の順序で記憶されていく。ハードウエア上の理由により、RGBバンドデータメモリ領域(102c)内のRGBバンドデータにおける各画素の情報を、前述の順序とは異なる順序で読み込むことはできない。このため、図5に示したバンドデータ読込部112は、そのRGBバンドデータを前述の順序で読み込んでいく。すると、RGBバンドの各画素の情報を所定の横ライン数だけ読み込んで行くことになる。例えば、図6に示すように、0番の横ラインであるライン0における先端の画素・・・後端の画素、1番の横ラインであるライン1における先端の画素・・・・後端の画素、という順で各画素の情報が読み込まれていく。
図6の各画素内に付した符号は画素の色を示しており、同一の符号が付された画素同士は互いに同じ色である。従来の符号化装置では、図6の矢印で示した読み込みの順序でランレングスにおける各ランのラン長を判定していた。すると、図示の例では、ランレングスが「3、3、4、3、1、2・・・2、4、4、3、1、2」となる。また、色情報が「Ca、Cb、Cc、Cb、Cd、Cc・・・Ca、Cb、Cc、Cb、Cd、Cc」となる。
これに対し、本プリンタの符号化装置(110)では、図6に示した順で読み込んだRGBバンドデータを一時記憶した後、異なる順序で再読込しながら、ランレングスを生成するようになっている。この処理が、図4に示した画像読込処理(Sa)における後半処理となり、これは先に図5に示したラインメモリ制御部114及びバンドデータ一時記憶部115によって行われる。即ち、本プリンタでは、ラインメモリ制御部114及びバンドデータ一時記憶部115の組合せが再読込手段として機能している。
再読込手段による再読込においては、読込済みのRGBバンドデータの画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序でスキャンする処理を所定の区画の並び順で行って、RGBバンドデータにおける各画素の情報を再読込する。かかるスキャンとしては、例えば図7や図8に示すようなジグザグ方向のスキャンを例示することができる。同図においては、RGBバンドデータから、2ライン分の画素の情報が横ライン方向に読み込まれた後、ライン0の1列目の画素、ライン1の1列目の画素、ライン0の2列目の画素、ライン1の2列目の画素・・・といった具合に、図中矢印で示すようなジグザグ方向のスキャンが行われる。これにより、縦2画素×横2画素のマトリクス区画領域が1列目から最終列に向けてスキャンされていく。すると、図9に示すように、ランレングスが「5、7、8、8、4・・・」となり、各ランのラン長を従来よりも2倍近く大きくするとともに、ランの数を概ね半減させることが可能になる。ランの数が半減すれば、各ランにそれぞれ対応する色情報のデータ容量が半減することになるため、メモリ容量の大幅な節約を期待することができる。
なお、再読込された各画素のRGBデータから多値ランレングスデータへの符号化は、図5に示した多値ランレングス符号化処理部116によって行われる。
また、図8において、9桁の数字で表されている色情報のデータのうち、左から3桁、次の3桁、次の3桁は、それぞれ、R、G、Bの明度を000〜255の256通りで示すものである。
また、ジグザグ方向にスキャンしながら再読込を行う例について説明したが、画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序でスキャンする処理を所定の区画の並び順で行う方向であれば、ジグザグ方向とは異なる方向のスキャンであってもよい。たとえば、ライン0の1列目の画素、ライン0の2列目の画素、ライン1の1列目の画素、ライン1の2列目の画素、ライン0の3列目の画素・・・・という方向のスキャンであってもよい。また、ライン0の1列目の画素、ライン1の1列目の画素、ライン1の2列目の画素、ライン0の2列目の画素、ライン0の3列目の画素・・・という蛇行方向のスキャンであってもよい。
多値ランレングス符号化処理部116によって得られた多値ランレングスデータは、繰り返し符号化処理部117によって繰り返し符号化処理(図4のSc)が行われる。この繰り返し符号化処理では、多値ランレングスデータにおける同一色且つ同一長のランの規則的な繰り返しが検出され、繰り返し出現する前記ランが繰り返し情報に符号化される。例えば、1番目〜9番目のランが図10に示すようになる多値ランレングスがあったとする。この多値ランレングスにおいて、1番目のランは、ラン長4の4つの画素ブロックからなるCd色のランである。また、2番目のランは、ラン長4の4つの画素ブロックからなるCc色のランである。また、3、5、7番目のランは、それぞれ1番目のランと同一色且つ同一長になっている。また、4、5、8番目のランは、2番目のランと同一色且つ同一長になっている。このような多値ランレングスにおいて、3番目〜8番目のランのパターンは、1番目のランと、2番目のランとが交互に5回繰り返されたパターンになっている。そこで、3番目〜8番目のランについては、ラン長及び色情報のデータが、図示のように5回の繰り返しを示す繰り返し情報に符号化される。これにより、メモリ容量の更なる低減化が図られる。
繰り返し符号化処理が施された多値ランレングスデータは、図5に示した色情報符号化処理部118による色情報符号化処理(図4のSd)が施される。具体的には、本プリンタの電装部は、辞書データ記憶手段としての不図示の辞書データ記憶回路を有しており、この辞書データ記憶回路は、色情報と、その色情報の索引情報であるインデックス値とを対応付けた辞書データを記憶している。色情報符号化処理部118は、多値ランレングスデータの個々のランにおける色情報を、それぞれ辞書データでその色に対応付けられているインデックス値に符号化する。これにより、各色についてそれぞれ24[bit]のデータ容量が必要であった9桁の色情報を、半分以下のデータ容量で足りるインデックス値にして、メモリ容量の更なる低減化が図られる。
色情報符号化処理が施された多値ランレングスデータは、図5に示した符号フォーマット生成部119により、ラン長、繰り返し情報、インデックス値等の符号が更に所定のビット形式のフォーマットに符号化された後、符号化バンドデータ書込部120を経由してメモリアービターI/F111に出力される。そして、ページ毎にまとめられた符号化ページデータとして、メインメモリ102のメインメモリアービター102fに出力される。
図11は、多値ランレングス符号化処理部116によって行われるデータ処理の流れを示すフローチャートである。このデータ処理では、まず、ラン長データが初期値の「1」に設定された後(S1)、上述の再読込手段によって再読込された各画素のRGBデータにおけるランの先頭画素のRGBデータと、先頭画素よりもランの後端側にある注目画素のRGBデータとについて、一致するか否かが順次判定されていく(S2)。この判定において、一致すると判断された場合には(S2でY)、ラン長データに「1」が加算される(S3)。一方、一致しないと判断された場合には(S2でN)、ラン長データと、これに対応するRGBデータ(先頭画素のRGBデータ)とが一時記憶領域に記憶された後(S4)、ラン長データが「1」に初期化される(S5)。S3又はS5の処理の後には、ライン終端に達したか否かが判定された後(S6)、ライン終端に達している場合には(S6でY)、一時記憶領域に記憶されていた複数のラン長データやRGBデータからなる多値ランレングスデータが次工程に出力された後(S7)、一連の処理フローがリターンされる。また、ライン終端に達していない場合には(S6でN)、注目画素のRGBデータがラン後端側に1つずらされた後(S8)、S2の判定処理が再び実施される。多値ランレングス符号化処理部116は、以上の一連の処理フローをハード的に実施するためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)を具備している。
図12は、繰り返し符号化処理部117によって行われるデータ処理の流れを示すフローチャートである。このフローでは、多値ランレングスデータにおける個々のランのラン長を示すランレングスデータと、個々のランのRGBデータを示すRGBデータ列とが並行して処理される。ランレングスデータは、その中に含まれる注目ランと、これよりも2つ前の位置にあるランとについて、ラン長の一致、不一致を判定するための判定処理(S1)に用いられる。ラン長が一致した場合には(S1でY)、ラン長繰り返しフラグが1に設定される一方で(S2)、一致しない場合には(S1でN)、ラン長繰り返しフラグが0に設定される(S3)。一方、RGBデータ列は、その中に含まれる注目ランのRGBデータと、これよりも2つ前の位置にあるランのRGBデータとについて、RGBデータの一致、不一致を判定するための判定処理(S4)に用いられる。RGBデータが一致した場合には(S4でY)、色繰り返しフラグが1に設定される一方で(S5)、一致しない場合には(S4でN)、色繰り返しフラグが0に設定される(S6)。
S1〜S3の群と、S4〜S6の群との並行処理が終わると、次に、ラン長繰り返しフラグ及び色繰り返しフラグについて、何れも1であるか否かが判定される(S7)。そして、少なくとも何れか一方が1でないと判断された場合には(S7でN)、ライン終端に達したか否かが判定され、ライン終端に達している場合には(S8でY)、一連のフローがリターンされる。また、ライン終端に達していない場合には(S8でN)、注目ラン及び注目ランのRGBをそれぞれ下位側に1つずつシフトさせた後(S9)、上述した並行処理が再び実施される。
一方、S7の判定処理において、何れの繰り返しフラグも1であると判断された場合には(S7でY)、注目ランのラン長データ及びこれに対応するRGBデータが、繰り返しランであることを示すデータに符号化される(S10)。そして、S8〜S9の処理の後、上述したの並行処理が再び実施される。繰り返し符号化処理部117部は、以上の一連の処理フローをハード的に実施するためのASICを具備している。
図13は、上述の辞書データ記憶回路に格納されている辞書データを示す概念図である。同図において、辞書データは、010030045、100150200、105030060、101020050、025060050、・・・、100200230というそれぞれ9桁の数字で示されるRGBデータを、0、1、2、3、4、・・・、nというインデックス値に対応付けて格納している。
先に図5に示した色情報符号化処理部118は、かかる辞書データを参照しながら、MTF(Move To Front)方式で各ランのRGBデータをインデックス値に符号化するようになっている。具体的には、まず、注目ランのRGBデータについて、辞書データ内に格納されているか否かを判定する。図示の例では、010020050という9桁の注目ランのRGBデータが、3というインデックス値に対応付けられて辞書データ内に格納されている。すると、色情報符号化処理部118は、注目ランのRGBデータを3というインデックス値に符号化する。次いで、図14に示すように、注目ランのRGBデータと同じ辞書データ内のRGBデータのインデックス値を最上位の値である0に設定する。同時に、そのRGBデータにおけるそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていたRGBデータ(図示の例では010030045、100150200、105030060)のインデックス値を1つずつ下位にずらす。
一方、注目ランのRGBデータが辞書データ内に格納されていない場合には、そのデータをインデックス値に符号化することなくそのままの状態で次工程に出力する。また、図15に示すように、辞書データ内で最下位のインデックス値であるnに対応付けられていた100200230というRGBデータを辞書データから削除する。次いで、残りのRGBデータのインデックス値をそれぞれ1つずつ下位にずらした後、先に辞書データ内に格納されていないと判断した100200230というRGBデータを最上位の0というインデックス値に対応付けて辞書データに書き込む。
かかる構成においては、辞書データ記憶回路の限られたメモリ容量内に辞書データを確実に格納することができる。なお、MTF方式に代えて、FIFO(First-In First-Out)方式を採用してもよい。
図16は、色情報符号化処理部(118)における辞書管理部の回路構成の一例を示すブロック図である。同図において、辞書管理部は、追加&更新制御装置119a、レジスタ部118b、比較回路群118c、インデックス生成装置118d、制御装置118eなどを有している。レジスタ部118bは、RGBデータを格納するための複数のRGBデータ用のレジスタと、繰り返しデータを格納するための繰り返しデータレジスタと、ランレングスデータを格納するためのランレングスデータレジスタとを有している。また、比較回路群118cは、複数の比較回路を有している。
上述の辞書データは、RGBデータ0〜RGBデータNまでのN+1個のRGBデータからなり、1個目のRGBデータであるRGBデータ0は、RGBデータ0レジスタに格納されている。また、2個目のRGBデータであるRGBデータ1は、RGNデータ1レジスタに格納されている。また、N+1個目のRGBデータであるRGBデータNは、RGBデータNレジスタに格納されている。このように、RGBデータ用のレジスタは、N+1個のRGBデータレジスタを有しており、それぞれのRGBデータレジスタに互いに異なるRGBデータを格納している。
比較回路群118cは、N+1個の比較回路(COMP 0〜COMP N)からなる。COMP 0は、RGBデータ0レジスタに格納されているRGBデータと、注目画素のRGBデータとを比較して、一致したか否かの情報を出力する。また、COMP 1は、RGBデータ1レジスタに格納されているRGBデータと、注目画素のRGBデータとを比較して、一致したか否かの情報を出力する。また、COMP Nは、RGBデータNレジスタに格納されているRGBデータと、注目画素のRGBデータとを比較して、一致したか否かの情報を出力する。
RGBバンドデータにおける注目画素のRGBデータは、まず、比較回路群118cにおける各比較回路(COMP 0〜COMP N)に入力される。同時に、COMP 0、COPM 1・・・COMP Nには、RGBデータ0レジスタ、RGBデータ1レジスタ・・・RGBデータNレジスタ内のRGBデータが入力され、それぞれ注目画素のRGBデータとの一致、不一致が判断される。RGBデータ0レジスタ、RGBデータ1レジスタ・・・RGBレジスタNは、それぞれ辞書データのインデックス値であるインデックス0、インデックス1・・・インデックスNに対応している。インデックス生成装置118dは、一致するという結果がある場合には、図17のフローチャートに示すように、その結果に対応するCOMPの番号をインデックス値として出力する。例えば、COMP 3からの出力が一致する旨の結果であった場合には、インデックス値として「3」を出力する。
このインデックス値は、符号フォーマット生成部(119)に出力される他、追加&更新制御装置118aにも出力される。追加&更新制御装置118aは、図18のフローチャートに示すように、受信したインデックス値に基づいて、それぞれのRGBデータ用のレジスタに対して個別に設けられたマルチプレクサ(MUX)に対して、シフトFLAGデータを出力する。具体的には、インデックス生成装置118dから受信したインデックス値が何れかのRGBデータ用のレジスタに対応する値であった場合には、そのRGB用のレジスタに対応するマルチプレクサと、これよりも上位に位置するRGB用のレジスタ(但し、RGBデータ0レジスタを除く)に対応するマルチプレクサとに、シフトFLAGデータを出力する。また、インデックス生成装置118dからインデックス値が送られてこない場合、即ち、注目画素のRGBデータが辞書内の何れのRGBデータとも一致しなかった場合には、全てのマルチプレクサにそれぞれシフトFLAGデータを出力する。
追加&更新制御装置118aからシフトFLAGデータを受信したRGBレジスタは、マルチプレクサは、自らに対応しているRGB用のレジスタよりも1つ上位に位置するRGB用のレジスタに格納されているRGBデータを、自らに対応しているRGB用のレジスタ内のRGBデータとして書き換える。また、RGBデータ0レジスタ内のRGBデータは、注目画素との一致、不一致にかかわらず、注目画素のRGBデータに書き換えられる。これにより、MTF方式による辞書データの更新が行われる。
図5に示した色情報符号化処理部118から出力される多値ランレングスデータは、符号フォーマット生成部119により、図19に示すようなビットフォーマットに符号化されてメモリアービターI/F111に出力される。参考までに、符号化装置110における全体的なデータ処理フローを図20に示す。
図21は、図2に示した復号化装置140におけるデータ処理の流れを示すフロー図である。復号化装置140は、符号化装置110によるデータ処理の流れとは逆の流れによって、符号化ページデータをRGBデータに復号化する。具体的には、まず、メインメモリの符号化ページメモリ領域(102d)に記憶されている符号化ページデータを読み込むための符号読み込み処理(Sg)を実行する。そして、読み込んだ符号化ページデータの符号フォーマットを解析するための符号フォーマット解析処理(Sh)を実行した後、多値ランレングスデータ中のインデックス値をRGBデータに復号化するための色情報復号化処理(Si)を実行する。次いで、多値ランレングスデータ中の繰り返し情報をラン長及びRGBデータに復号化するための繰り返し復号化処理(Sj)を実行した後、多値ランレングスデータの各ランにおけるラン長データ及びRGBデータを、RGBバンドデータに復号化するためのRGBバンド復号化処理(Sk)を実行する。その後、バンドデータ書込処理(Sl)により、RGBバンドデータを自らのメモリアービターI/F111に出力した後、ページ毎にまとめてRGBデータとしてメインメモリに書き込む。
図22は、復号化装置140の内部構成の要部を示すブロック図である。同図に示すように、復号化装置140は、RGBバンド符号読込部141、RGBバンド符号アドレス生成部142、符号フォーマット解析部143、色情報復号化処理部144、繰り返し復号化処理部145、多値画像復号化処理部146、メモリアービターI/F149などを有している。
RGBバンド符号読込部141は、符号化ページデータを先頭から順に読み込んで、符号フォーマット解析部143に受け渡す。符号フォーマット解析部143によって符号フォーマットが解析された多値ランレングスデータは、色情報復号化手段たる色情報復号化処理部144によって個々のインデックス値がそれぞれRGBデータに復号化される。次いで、繰り返し復号化手段たる繰り返し復号化処理部145によって個々の繰り返し情報が複数のランのラン長及びRGBデータに復号化された後、多値画像復号化処理部146に受け渡される。多値画像復号化手段たる多値画像復号化処理部146は、繰り返し復号化処理部145から送られてきた多値ランレングスデータを、RGBバンドデータに復号化する。このRGBバンドデータにおける個々の画素の並びは、符号化装置のラインメモリ制御部(114)のスキャンによるジグザグ方向の並びである。かかる並びでは、プリンタエンジンによる処理ができないため、横ライン方向の並びに変換する必要がある。
そこで、復号化装置140のラインメモリ制御部146は、図23に示すように、RGBラインデータ記憶部148の2ライン仮想マトリクス領域に対して、RGBバンドデータの各画素の情報をジグザグ方向に書き込んでいく。そして、2ライン分の書込が終了したら、図24に示すように、2ライン仮想マトリクス領域の各画素情報を横ライン方向に読み込んでいきながら、メモリアービターI/Fに順次出力していく。
図22に示した色情報復号化処理部144は、図5に示した色情報符号化処理部118と辞書データを共有する。具体的には、辞書データ記憶回路には、複数のRGBバンドデータにそれぞれ個別に対応する複数の辞書データが格納されており、それぞれの辞書データには、それぞれ符号化に寄与したRGBバンドデータのアドレス情報が対応付けられている。色情報復号化処理部144は、ラインメモリ制御部114から送られてくる多値ランレングスデータのアドレス情報を検出し、それに対応する辞書データを用いて、多値ランレングスデータ中のインデックス値をRGBデータに復号化する。このとき、図25に示すように、多値ランレングスデータ中のインデックス値を、辞書データ中における同インデックス値のRGBデータに復号化する。次いで、図26に示すように、辞書データ内におけるそのRGBデータのインデックス値を最上位の値である0に設定しつつ、同RGBデータのそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていたRGBデータのインデックス値を1つずつ下位にずらす。このような処理により、図5に示した符号化装置110の色情報符号化処理部118によって符号化された複数のインデックス値を、それぞれRGBデータに復号化することができる。
図27は、色情報複合化処理部(144)における辞書管理部の回路構成の一例を示すブロック図である。この辞書管理部は、先に図16に示した色情報符号化処理部(118)の辞書管理部とほぼ同様の構成により、図28に示すような辞書更新処理を実施して辞書データをMTF方式によって更新する。
図29は、繰り返し複合化処理部145における回路構成の一例を示すブロック図である。図示のように、繰り返し複合化処理部145は、図示しない色情報複合化処理部から出力される繰り返しデータと、ランレングスデータと、RGBデータとを、繰り返しの符号が除かれたランレングスデータと、RGBデータとに複合化する。
参考までに、符号化装置140における全体的なデータ処理フローを図30及び図31に示す。
これまで、感光体1に順次形成した互いに異なる色のトナー像を中間転写ベルト10に重ね合わせ転写して多色画像を得る構成のプリンタについて説明してきたが、次のようなタンデム方式によって多色画像を形成する画像形成装置にも本発明の適用が可能である。即ち、複数の潜像担持体の表面上でそれぞれ現像した互いに異なる色のトナー像を、記録紙等の転写体に重ね合わせて転写するタンデム方式である。また、本発明を電子写真方式のプリンタに適用した例について説明したが、直接記録方式によってカラー画像を形成する画像形成装置にも、本発明の適用が可能である。この直接記録方式とは、潜像担持体によらず、トナー飛翔装置からドット状に飛翔させたトナー群を記録体や中間記録体に直接付着させて画素像を形成することで、記録体や中間記録体に対してトナー像を直接形成する方式である。特開2002−307737号公報に記載の画像形成装置などに採用されている。また、インクジェット方式でカラー画像を形成する画像形成装置にも、発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタの符号化装置110においては、多値ランレングスデータにおける同一色且つ同一長のランの規則的な繰り返しを検出し、繰り返し出現するランを繰り返し情報に符号化する繰り返し符号化手段たる繰り返し符号化処理部117を設けている。かかる構成では、既に説明したように、同一色且つ同一長で繰り返し出現するランのラン長データ及びRGBデータを繰り返し情報に符号化することで、多値画像データをより高い圧縮率で圧縮して、メモリ容量の更なる低減化を図ることができる。
また、実施形態に係るプリンタの符号化装置110においては、辞書データとして、所定数のRGBデータ(色情報)だけを格納するものを用いている。そして、多値ランレングスデータにおける個々のランのRGBデータについてそれぞれ、辞書データ内に格納されているか否かを判定し、格納されている場合にはそのRGBデータをインデックス値に符号化する一方で、格納されていない場合にはそのRGBデータを符号化せずにそのままの状態で出力した後、辞書データ内の他のRGBデータを1つ削除してから、符号化できなかったRGBデータを該辞書データ内に書き込む処理を実行するように、色情報符号化手段たる色情報符号化処理部118を構成している。かかる構成では、辞書データ記憶回路の限られたメモリ容量内に辞書データを確実に格納することができる。
また、実施形態に係るプリンタの符号化装置110の色情報符号化処理部118においては、多値ランレングスデータにおける個々のランのRGBデータについてそれぞれ、辞書データ内に格納されていると判定した場合には、辞書データ内で、そのRGBデータのインデックス値を最上位の値である0に設定しつつ、同RGBデータのそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていたRGBデータのインデックス値を1つ下位にずらす処理を実行するようになっている。この一方で、辞書データ内に格納されていないと判定した場合には、辞書データ内で最下位のインデックス値に対応付けられていたRGBデータを辞書データから削除して残りのRGBデータのインデックス値を1つずつ下位にずらした後、先に辞書データ内に格納されていないと判断したRGBデータを最上位のインデックス値に対応付けて辞書データに書き込むようになっている。かかる構成では、出現頻度の比較的高いRGBデータの符号化後のインデックス値を、出現頻度の比較的低いRGBデータの符号化後のインデックス値よりも小さな値にして、メモリ容量の更なる低減化を図ることができる。
また、実施形態に係るプリンタの符号化装置110の色情報符号化処理部118においては、多値ランレングスデータにおけるランのRGBデータを、辞書データ内に格納されている互いに異なるRGBデータとそれぞれ個別に比較するための複数の比較部として、複数の比較回路を設けている。かかる構成では、比較回路を1つしか設けていない場合に比べて、RGBデータからインデックス値への符号化処理速度を速めることができる。
また、実施形態に係るプリンタの符号化装置110においては、多値の画像データであるRGBバンドデータにおける画素の情報を所定の横ライン数だけ読み込む読込手段たるバンドデータ読込部112と、これによって読み込まれた画素の群において縦方向、横方向にそれぞれ複数の画素が並んでいるマトリクス区画領域を順次スキャンするように画素の情報を再読込する再読込手段(ラインメモリ制御部114及びバンドデータ一時記憶部115)とを設けている。そして、再読込手段によって再読込された情報を多値ランレングスデータに符号化するように、多値ランレングス符号化手段たる多値ランレングス符号化処理部116を構成している。かかる構成では、画素の縦方向及び横方向の並びをラン長に反映させることで、横方向の並びだけしかラン長に反映させていなかった従来の符号化装置に比べて、画像データの圧縮率を高めて更なるメモリ容量の低減化を図ることができる。
また、実施形態に係るプリンタの復号化装置140においては、符号化装置110の色情報符号化処理部118によって生成されたインデックス値を、辞書データに基づいてRGBデータに復号化する色情報復号化手段たる色情報復号化処理部144と、復号化されたRGBデータ、及びそれぞれに対応するラン長を具備する多値ランレングスデータを、多値の画像データであるRGBバンドデータに復号化する多値画像復号化手段たる多値画像復号化処理部146とを備えている。かかる構成では、色情報復号化処理部118を具備する符号化装置110によって符号化された多値ランレングスデータを、RGBバンドデータに復号化することができる。
また、実施形態に係るプリンタの復号化装置140においては、符号化装置110の繰り返し符号化手段たる繰り返し符号化処理部117によって符号化された繰り返し情報を、複数のランのラン長及びRGBデータに復号化する繰り返し復号化手段たる繰り返し復号化処理部145を設けている。かかる構成では、繰り返し符号処理部117を具備する符号化装置110によって符号された多値ランレングスデータを、RGBバンドデータに復号化することができる。
また、実施形態に係るプリンタの復号化装置140においては、符号化装置110の色情報符号化処理部118を経たデータ中のインデックス値を、辞書データ内で、同インデックス値に対応付けられたRGBデータに復号化した後、同RGBデータのインデックス値を最上位の値に設定しつつ、同RGBデータのそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていたRGBデータのインデックス値を1つ下位にずらす処理を実行するように、色情報復号化処理部144を構成している。かかる構成では、色情報符号化処理部118を具備する符号化装置110によって符号化された多値ランレングスデータを、RGBバンドデータに復号化することができる。
また、実施形態に係るプリンタの復号化装置140においては、所定の横ライン数の画素領域である2ライン仮想マトリクス領域中で、縦方向、横方向にそれぞれ複数の画素が並ぶように区画された複数のマトリクス区画領域に対して、符号化装置110の多値ランレングス符号化処理部116によって符号化された多値ランレングスデータを順次展開した後、同多値ランレングスデータを横ラインの単位でスキャンするように再読込する再読込手段(ラインメモリ制御部146及びRGBラインデータ記憶部148)を設けている。かかる構成では、プリンタエンジンで処理できない形式で画素情報が並んでいる(ジグザグ並び)多値ランレングスデータにおける各画素の情報を、プリンタエンジンで処理できる形式の画素の並び(横ライン並び)に変換してから、プリンタエンジンに受け渡すことができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおける電装部を、外部機器たるパソコンPCとともに示すブロック図。 同電装部における画像データの流れを示すブロック図。 同電装部の符号化装置におけるデータ処理の流れを示すフロー図。 同符号化装置の内部構成の要部を示すブロック図。 横ライン方向のデータスキャンを説明するための模式図。 ジグザグ方向のデータスキャンを説明するための模式図。 RGBバンドデータをジグザグ方向でスキャンする状態を示す模式図。 ジグザグ方向でスキャンされたRGBバンドデータと、これに対応する多値ランレングスデータとの関係を説明するための模式図。 繰り返し符号化処理におけるRGBバンドデータと、これに対応する繰り返し情報との関係を説明するための模式図。 同符号化装置の多値ランレングス符号化処理部によって行われるデータ処理の流れを示すフローチャート。 同符号化装置の繰り返し符号化処理部によって行われるデータ処理の流れを示すフローチャート。 辞書データ記憶回路に格納されている辞書データを示す概念図。 同辞書データに基づくMTF法による辞書データのインデックス更新処理を説明するための概念図。 同辞書データに基づくMTF法による辞書データのデータ追加処理及びインデックス更新処理を説明するための概念図。 色情報符号化処理部における辞書管理部の回路構成の一例を示すブロック図。 インデックス生成処理における処理フローを示すフローチャート。 辞書更新処理における処理フローを示すフローチャート。 同符号化装置の符号フォーマット生成部による符号フォーマットを示す概念図。 同符号化装置における全体的なデータ処理フローを示すフローチャート。 同プリンタの復号化装置におけるデータ処理の流れを示すフロー図。 同復号化装置の内部構成の要部を示すブロック図。 同復号化装置のラインメモリ制御部によって行われる2ライン仮想マトリクス領域に対するRGBバンドデータの展開処理を説明するための模式図。 展開処理後のRGBバンドデータの再読込方向を説明するための模式図。 同復号化装置の色情報復号化処理部によって行われるインデックス値からRGBデータへの復号化処理を説明するための模式図。 同色情報復号化処理部によって行われる辞書データのインデックス更新処理を説明するための模式図。 色情報複合化処理部(144)における辞書管理部の回路構成の一例を示すブロック図。 同辞書管理部によって実施される辞書更新処理における処理フローを示すフローチャート。 繰り返し複合化処理部145における回路構成の一例を示すブロック図。 同符号化装置における全体的なデータ処理フローを示すフローチャート。 図30の続きのフローを示すフローチャート。
符号の説明
110:符号化装置(画像データ符号化装置)
112:バンドデータ読込部(読込手段)
114:ラインメモリ制御部(再読込手段の一部)
115:バンドデータ一時記憶部(再読込手段の一部)
116:多値ランレングス符号化処理部(多値ランレングス符号化手段)
117:繰り返し符号化処理部(繰り返し符号化手段)
118:色情報符号化処理部(色情報符号化手段)
140:復号化装置(画像データ復号化装置)
144:色情報復号化処理部(色情報復号化手段)
145:繰り返し復号化処理部(繰り返し復号化手段)
146:多値画像復号化処理部(多値画像復号化手段)
147:ラインメモリ制御部(再読込手段の一部)
148:RGBラインデータ記憶部(再読込手段の一部)

Claims (20)

  1. 多値の画像データを符号化する画像データ符号化装置であって、
    上記画像データを読み込む読込手段と、
    該読込手段によって読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段と、
    該再読込手段によって再読込された画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化手段とを備えることを特徴とする画像データ符号化装置。
  2. 多値の画像データを符号化する画像データ符号化方法であって、
    上記画像データを読み込む読込工程と、
    該読込工程で読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段と、
    該再読込工程で再読込された画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化工程とを実施することを特徴とする画像データ符号化方法。
  3. 多値の画像データを符号化する画像データ符号化装置であって、
    色情報と、該色情報の索引情報であるインデックス値とを対応付けた辞書データを記憶する辞書データ記憶手段と、
    上記画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化手段と、
    該辞書データに基づいて、該多値ランレングスデータの個々のランにおける色情報をインデックス値に符号化する色情報符号化手段とを備えることを特徴とする画像データ符号化装置。
  4. 多値の画像データを符号化する画像データ符号化方法であって、
    色情報と、該色情報の索引情報であるインデックス値とを対応付けた辞書データを記憶する辞書データ記憶工程と、
    上記画像データを、少なくとも色情報及びそのラン長を示す多値ランレングスデータに符号化する多値ランレングス符号化工程と、
    該辞書データに基づいて、該多値ランレングスデータの個々のランにおける色情報を、インデックス値に符号化する色情報符号化工程とを実施することを特徴とする画像データ符号化方法。
  5. 請求項3の画像データ符号化装置において、
    上記多値ランレングスデータにおける同一色且つ同一長のランの規則的な繰り返しを検出し、繰り返し出現する該ランを繰り返し情報に符号化する繰り返し符号化手段を設けたことを特徴とする画像データ符号化装置。
  6. 請求項3又は5の画像データ符号化装置において、
    上記辞書データとして、所定数の色情報だけを格納するものを用いるとともに、
    上記多値ランレングスデータにおける個々のランの色情報についてそれぞれ、該辞書データ内に格納されているか否かを判定し、格納されている場合にはその色情報をインデックス値に符号化する一方で、格納されていない場合にはその色情報を符号化せずにそのままの状態で出力した後、該辞書データ内の他の色情報を1つ削除してから、符号化できなかった色情報を該辞書データ内に書き込むための処理を実行するように、上記色情報符号化手段を構成したことを特徴とする画像データ符号化装置。
  7. 請求項6の画像データ符号化装置において、
    上記多値ランレングスデータにおける個々のランの色情報についてそれぞれ、該辞書データ内に格納されていると判定した場合には、該辞書データ内で、その色情報のインデックス値を最上位の値に設定しつつ、該色情報のそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていた色情報の該インデックス値を1つ下位にずらす処理を実行する一方で、辞書データ内に格納されていないと判定した場合には、該辞書データ内で最下位のインデックス値に対応付けられていた色情報を該辞書データから削除して残りの色情報のインデックス値を1つずつ下位にずらした後、先に辞書データ内に格納されていないと判断した色情報を最上位のインデックス値に対応付けて該辞書データに書き込むための処理を実行するように、上記色情報符号化手段を構成したことを特徴とする画像データ符号化装置。
  8. 請求項3、5、6又は7の画像データ符号化装置において、
    上記多値ランレングスデータにおけるランの色情報を、上記辞書データ内に格納されている互いに異なる色情報とそれぞれ個別に比較するための複数の比較部を、上記色情報符号化手段に設けたことを特徴とする画像データ符号化装置。
  9. 請求項3、5、6、7又は8の画像データ符号化装置において、
    上記画像データを読み込む読込手段と、
    該読込手段によって読み込まれた画像データの複数画素の並びからなる画素マトリクスにて、縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画内の画素を所定の順序で走査する処理を、所定の区画の並び順で行って該画像データを再読込する再読込手段とを設けるとともに、
    該再読込手段によって再読込された画像データを多値ランレングスデータに符号化するように、上記多値ランレングス符号化手段を構成したことを特徴とする画像データ符号化装置。
  10. 多値の画像データを取得する画像データ取得手段と、該画像データ取得手段によって取得された画像データを符号化する画像データ符号化手段と、該画像データ符号化手段によって符号化されたデータを復号化する画像データ復号化手段と、該画像データ復号化手段によって復号化された多値の画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置において、
    上記画像データ符号化手段として、請求項1、3、5、6、7、8又は9の画像データ符号化装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 多値の画像データを画像データ符号化方法によって符号化した後、画像データ復号化方法によって復号化してから、復号化後の該画像データに基づいて画像を形成する画像形成方法において、
    上記画像データ符号化方法として、請求項2又は4の画像データ符号化方法を用いることを特徴とする画像形成方法。
  12. 多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化装置であって、
    複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ画素を所定の順序で走査していきながら、請求項1の画像データ符号化装置の多値ランレングス符号化手段によって符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段を備えることを特徴とする画像データ復号化装置。
  13. 多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化方法であって、
    複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ区画内の画素を所定の順序で走査しながら、請求項2の画像データ符号化方法の多値ランレングス符号化工程で符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化工程を実施することを特徴とする画像データ復号化方法。
  14. 多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化装置であって、
    請求項3の画像データ符号化装置の上記色情報符号化手段によって生成されたインデックス値を、上記辞書データに基づいて色情報に復号化する色情報復号化手段と、
    復号化された色情報、及びそれぞれに対応する上記ラン長を具備する多値ランレングスデータを、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段とを備えることを特徴とする画像データ復号化装置。
  15. 多値の画像データの符号化によって得られた符号化データを復号化する画像データ復号化方法であって、
    請求項4の画像データ符号化方法の上記色情報符号化工程で生成されたインデックス値を、上記辞書データに基づいて色情報に復号化する色情報復号化工程と、
    復号化された色情報、及びそれぞれに対応する上記ラン長を具備する多値ランレングスデータを、多値の画像データに復号化する多値画像復号化工程とを実施することを特徴とする画像データ復号化方法。
  16. 請求項14の画像データ復号化装置において、
    請求項5の画像データ符号化装置の上記繰り返し符号化手段によって符号化された上記繰り返し情報を、複数のランのラン長及び色情報に復号化する繰り返し復号化手段を設けたことを特徴とする画像データ復号化装置。
  17. 請求項14又は16の画像データ復号化装置において、
    請求項7の画像データ符号化装置の上記色情報符号化手段を経たデータ中のインデックス値を、上記辞書データ内で、該インデックス値に対応付けられた色情報に復号化した後、該色情報のインデックス値を最上位の値に設定しつつ、該色情報のそれまでのインデックス値よりも上位のインデックス値に対応付けられていた色情報のインデックス値を1つ下位にずらす処理を実行するように、上記色情報復号化手段を構成したことを特徴とする画像データ復号化装置。
  18. 請求項14、16又は17の画像データ復号化装置において、
    複数画素の並びからなる画素マトリクスで縦方向、横方向にそれぞれ2以上の画素が並んでいる区画を所定の順序で走査し、且つ各区画でそれぞれ区画内の画素を所定の順序で走査しながら、請求項9の画像データ符号化装置の上記多値ランレングス符号化手段によって符号化された上記多値ランレングスデータを各画素に展開することで、多値の画像データに復号化する多値画像復号化手段を設けたことを特徴とする画像データ復号化装置。
  19. 請求項10の画像形成装置において、
    上記画像データ復号化手段として、請求項12、14、16、17又は18の画像データ復号化装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  20. 請求項11の画像形成方法において、
    上記画像データ復号化方法として、請求項13又は15の画像データ復号化方法を用いることを特徴とする画像形成方法。
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