JP5081304B2 - 地図情報処理装置、地図情報処理方法、地図情報処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

地図情報処理装置、地図情報処理方法、地図情報処理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本願は、地図を表示するための地図情報を処理する地図情報処理装置等に関する。
近年、インターネット等のネットワーク上における地図情報提供サイト(サーバ)からクライアント端末に地図データを提供して表示させる地図表示システムが世界中で知られている。日本国の地図情報提供サイトから提供される日本国内の地図データは、諸外国に比べ非常に整備されている。例えば、日本国内の地図上には、道路リンクと共に、家形等が多く表示されるが、例えば特許文献1に開示されるように、各家形データには、名称データ、種別データ、隣接道路データ、及び住所データ等の情報が含まれている。これにより、例えば、地図上に表示された家形の周辺に種々の情報を表示することができ、また、ユーザによる住所入力により特定の家形データを検索することができる。
特開平09−152831号公報
ところで、諸外国、例えば、米国の地図情報提供サイトから提供される米国内の地図データには、地図上に家形が表示されるものが知られているが、上述した日本国内の地図データとは異なり、当該家形には住所データ(住所情報)を含む有用な情報が関連付けられていないため、地図上でユーザに提供できる情報が十分ではなく、また、住所入力により特定の家形を検索することもできない。したがって、このような地図データにおける家形にも、住所情報等の有用な情報を関連付けることが望まれる。
しかしながら、このような地図データにおける家形一つ一つに対して住所情報等を付与するためには、現地調査及び付与作業等に膨大な時間とコストを必要とするという問題がある。特に、米国のように面積が広い地図ではかかる問題が顕著に現れる。
そこで、本願は、このような問題の解消を一つの課題とし、その目的の一例は、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、高い精度で、家形に対して住所情報等の有用な情報を付与することが可能な地図情報処理装置、地図情報処理方法、地図情報処理プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の地図情報処理装置は、建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込む読込手段と、前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断する関連付け判断手段と、前記関連付け判断手段により関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成する関連付け情報生成手段と、を備えた地図情報処理装置であって、前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分する按分計算手段と、前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正する座標補正手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の地図情報処理方法は、コンピュータにより実行される地図情報処理方法であって、建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込む工程と、前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断する工程と、前記関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成する工程と、を含、前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、前記地図情報処理方法は、前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分する工程と、前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正する工程と、を含むことを特徴とする。
請求項1に記載の地図情報処理プログラムは、コンピュータを、建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込み、前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断し、前記関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように機能させる地図情報処理プログラムであって、前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分し、前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正するように機能させることを特徴とする。
本実施形態における地図情報処理装置の概要構成例を示す図である。 建造物又は土地区画、道路リンク、及びPOIの位置を座標平面上に表したイメージ図である。 (A)は、家形の形状データのデータ構造の一例を示す図であり、(B)は、家形の一例を示す図である。 家形の位置を座標平面上に表したイメージ図である。 実施例1等における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施例1等における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 点座標と、家形の輪郭上及び輪郭内の座標群との関係の一例を示す図である。 段階的に広がる空間検索の範囲の一例を示す概念図である。 実施例2における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 ハウスナンバーレンジに基づき、各建造物又は土地区画に対してハウスナンバーが割り当てられる様子を示す概念図である。 実施例3における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 実施例3における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 ハウスナンバーに基づき、POI座標が補正される様子を示す概念図である。 実施例4における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。 ハウスナンバーレンジが按分される様子を示す概念図である。 POI座標が補正される様子を示す概念図である。 関連付け情報データベース11に登録された情報の一例を示す図である。
符号の説明
1 記憶部
2 演算処理部
2a 地図データ読込部
2b 関連付け判断部
2c 関連付け情報生成部
2d POI座標補正部
2e 按分計算部
3 操作部
4 表示部
S 地図情報処理装置
以下、本願の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本実施形態における地図情報処理装置は、第一の地図データ(以下、「地図データM1」と称する)と、第二の地図データ(以下、「地図データM2」と称する)の2種類の地図データを用いて、地図データM1に含まれる建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、地図データM2に含まれる建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報とを関連付けることを特徴としている。
先ず、本実施形態における地図情報処理装置の構成及び機能について図1等を参照して説明する。
図1は、本実施形態における地図情報処理装置の概要構成例を示す図である。
図1に示すように、地図情報処理装置Sは、ハードディスクドライブ等を備える記憶部1と、CPU,RAM,ROM等を備える演算処理部2と、ユーザからの指示を受け付けるマウス及びキーボード等を備える操作部3と、ディスプレイを備える表示部4と、を備えて構成されている。
記憶部1には、地図データM1及び地図データM2が記憶されている。また、記憶部1には、関連付け情報を登録するための関連付け情報データベース11が構築されている。
先ず、地図データM1について説明する。
地図データM1は、ピンポイントアドレスデータ、道路リンクデータ(道路リンク情報の一例)、及びPOI(Point of interest)データ、を含んで構成される。なお、道路リンクデータ、及びPOIデータは、必ずしも、地図データM1に含まれる必要はない。
ピンポイントアドレスデータは、Country名称,State名称,City名称,ZIP(Zone Improvement Plan)コード,Street名称等を持つテキストデータと、建造物又は土地区画の現実の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報と、ピンポイントアドレスID(識別情報)と、を含む。
ここで、ピンポイントアドレスデータは、建造物毎又は土地区画毎に設定され、各ピンポイントアドレスデータは、ユニークなピンポイントアドレスIDにより識別される。
また、Country名称,State名称,City名称,ZIP(Zone Improvement Plan)コード,及びStreet名称は、建造物又は土地区画の住所を示す住所情報の一例である。かかる住所情報には、他にも、家等の建物を固有に識別できるハウスナンバーがある。
また、点座標情報で示される点座標は、例えば、経度及び緯度で表される。この点座標情報は、現実に存在している若しくは過去に存在していた建造物、又は現実に画定されている若しくは過去に画定されていた土地区画の位置に基づいて当該位置を点として表すための点座標を示す。当該点座標は、現地調査、又は航空写真等の信頼のおけるデータにより決定されるものであり、極めて精度が高い。
次に、道路リンクデータは、道路種別,リンク種別,規制,Street名称,ハウスナンバーレンジ等を持つデータと、道路リンクIDと、を含む。
ここで、道路リンクデータは、道路リンク毎に設定され、各道路リンクデータは、ユニークな道路リンクIDにより識別される。なお、道路リンクは道路を構成する要素であり、各道路リンクは、例えば、道路の分岐点(連結点)で分かれる。
また、道路リンクデータは、ピンポイントアドレスデータに関連付けられる。例えば、ある道路リンクの道路リンクデータは、当該道路リンクの近傍に位置する建造物又は土地区画のピンポイントアドレスデータに関連付けられる。かかる関連付けは、例えば、互いのID又はStreet名称により行われる。
また、道路リンクの位置は、その道路リンクデータに関連付けられたピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報により決まる。
また、ハウスナンバーレンジは、道路リンクの近傍に位置する建物に対して割り当てるべきハウスナンバーのレンジを示す情報である。ハウスナンバーは、ハウスナンバーレンジに基づき、按分計算により算出されて割り当てられる。割り当てられたハウスナンバーは、建造物又は土地区画のピンポイントアドレスデータ中に住所情報として組み込まれることになる。
次に、POIデータは、施設(例えば、レストラン、ショッピングモール、ガソリンスタンド等)等のPOIの名称,ジャンル(カテゴリー),ブランド情報,Street名称,ハウスナンバー等を持つテキストデータ(POI情報の一例)と、POIの位置を点として表すためのPOI座標を示すPOI座標情報と、POIIDと、を含む。
ここで、POIデータはPOI毎に設定され、各POIデータはユニークなPOIIDにより識別される。
また、POIデータは、道路リンクデータに関連付けられる。例えば、あるPOIのPOIデータは、当該POIの近傍の道路リンクの道路リンクデータに関連付けられる。かかる関連付けは、例えば、互いのID又はStreet名称により行われる。
また、POIデータに含まれるStreet名称及びハウスナンバーは、POIの住所を示す住所情報の一例である。
また、POIデータには、ピンポイントアドレスデータに関連付けられているものと関連付けられていないものとがある。かかる関連付けは、例えば、互いのID又は座標情報により行われる。
また、POI座標情報で示されるPOI座標は、例えば、経度及び緯度で表される。このPOI座標は、精度が高いものから低いものまで様々である。例えば、POIデータがピンポイントアドレスデータに関連付けられており、POI座標が点座標と一致する場合には非常に精度が高い。一方、POIデータがピンポイントアドレスデータに関連付けられておらず、おおよそのPOI座標が付与される場合には、その精度は低い。
ここで、図2を用いて、建造物又は土地区画、道路リンク、及びPOIの位置関係について説明する。
図2は、建造物又は土地区画、道路リンク、及びPOIの位置を座標平面上に表したイメージ図である。

図2の例において、白丸は、建造物又は土地区画を示すマーク(例えば図中“21”)を、黒丸は、POIを示すマーク(例えば、図中“31”)を、夫々表している。また、建造物又は土地区画を示すマークの位置は、ピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報で示される点座標に対応しており、POIを示すマークの位置は、POIデータに含まれるPOI座標情報で示されるPOI座標に対応している。また、各建造物又は土地区画を示すマークの隣に示される番号はハウスナンバーである(マーク21で示される建造物のハウスナンバーは“249”)。
また、実線は、道路リンク(例えば図中“L1”)を、二重丸は、道路リンク同士を連結するノード(例えば図中“11”)を、破線(例えば図中“R1”)は、ピンポイントアドレスデータと道路リンクデータとの関連付けに基づき表現した建造物又は土地区画と道路リンクとの関連付けを表している。
また、複数のPOIを示すマークのうち、建造物又は土地区画を示すマークに重なっていないものと、重なっているものとが表されている。例えば、POIを示すマーク31は、どの建造物又は土地区画を示すマークにも重なっておらず、このPOIの位置の精度は低い。一方、POIを示すマーク32は、建造物又は土地区画を示すマーク22に重なっており、このPOIの位置の精度は高い。
次に、地図データM2について説明する。
地図データM2は、建造物、土地区画、緑地、水系、及び道路幅員等の平面的外形を表現可能な形状データを含んで構成される。なお、本実施形態においては、特に、建造物又は土地区画の平面的外形(以下、「家形」と称する)に着目して説明する。
家形の形状データは、家形を表すための座標群を示す形状座標情報と、家形IDと、を含む。
ここで、家形の形状データは家形毎に設定され、各家形の形状データはユニークな家形IDにより識別される。
また、形状座標情報で示される座標群に含まれる各座標は、経度及び緯度で表される。この形状座標情報は、現実に存在している若しくは過去に存在していた建造物、又は現実に画定されている若しくは過去に画定されていた土地区画の平面的外形に基づいて当該平面的外形を表すための座標群を示す。当該座標群は、上述した点座標情報で示される点座標と同様、現地調査、又は航空写真等の信頼のおけるデータにより決定されるものであり、極めて精度が高い。
図3(A)は、家形の形状データのデータ構造の一例を示す図であり、図3(B)は、家形の一例を示す図である。
図3(A)に示すように、当該形状データに含まれる形状座標情報には、座標群中の座標数n、及び座標群に含まれる各座標(x,y),(x,y),・・・,(xn-1,yn-1)が含まれる。例えば、家形が6角形である場合、座標数6及び各頂点の座標(x,y)〜(x,y)が形状座標情報に含まれることになる。かかる各頂点間を、例えば、各座標が格納されたメモリのアドレス順に、線で結ぶことにより、図3(B)に示すように、家形の輪郭Lを表すことができる。かかる家形の輪郭L上における座標群に含まれる各座標、及び家形の輪郭L内に含まれる各座標は計算により得られる。
図4に、家形の位置を座標平面上に表したイメージ図を示す。図4に示す例には、複数の家形(例えば、図中“51”〜“59”)が示されている。なお、家形で表される建造物又は土地区画の位置は各々の形状座標情報で示される座標群に基づく。
次に、演算処理部2の機能について説明する。
演算処理部2は、CPUが、ROM等に記憶されたプログラム(本願の地図情報処理プログラムを含む)を読み出し実行することにより、地図データ読込部2a(読込手段の一例)、関連付け判断部2b(関連付け判断手段の一例)、関連付け情報生成部2c(関連付け情報生成手段の一例)、POI座標補正部2d(座標補正手段の一例)、及び按分計算部2e(按分計算手段の一例)等として機能し、地図情報処理を行うようになっている。なお、かかる地図情報処理においては、特に、ディスプレイ上に地図を表示させて行う必要がないが、場合によっては、地図をディスプレイ上に表示させつつ、オペレータからの操作部3を介した指示を受け付けるようにしてもよい。
地図データ読込部2aは、記憶部1から地図データM1と地図データM2をRAMに読み込み、同一環境下で処理できるようにする。なお、本実施形態は、地図データM1に含まれる座標情報と地図データM2に含まれる座標情報は、共に経度緯度情報で表されるので、特に座標系の変換の必要がないが、地図データM1の座標系と地図データM2の座標系が異なる場合には、座標系を一致させるために座標系の変換を行う必要がある。
関連付け判断部2bは、地図データM1におけるピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報又はPOIデータに含まれるPOI座標情報と、地図データM2における形状データに含まれる形状座標情報とに基づいて、当該点座標情報に対応する住所情報又は当該POI座標情報に対応するPOI情報(例えば、住所情報及び名称情報等)と、当該形状座標情報とを関連付けるか否かを判断する判断処理を行う。
例えば、関連付け判断部2bは、点座標情報で示される点座標が、形状座標情報に基づき得られる、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別し、含まれると判別した場合には、当該点座標情報に対応する住所情報と、当該形状座標情報とを関連付けると判断する。その他にも幾つかの判断処理があるが、詳細については後述する。
関連付け情報生成部2cは、関連付け判断部2bにより関連付けると判断された場合に、上記点座標情報に対応する住所情報又は上記POI座標情報に対応するPOI情報と、上記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録する。なお、かかる関連付け情報には、例えば、ピンポイントアドレスID又はPOIIDと、形状データID等が含まれ、関連付けがなされる。
POI座標補正部2dは、上記判断処理において精度が低いPOI座標情報を用いるために、当該POI座標情報で示されるPOI座標を補正する。かかる補正には、ピンポイントアドレスデータに含まれるハウスナンバー及びPOIデータに含まれるハウスナンバーを用いて行われる場合と、道路リンクのハウスナンバーレンジ及びPOIのハウスナンバーを用いて行われる場合とがある。
按分計算部2eは、POI座標補正部2dによる、道路リンクデータに含まれるハウスナンバーレンジ及びPOIデータに含まれるハウスナンバーを用いたPOI座標の補正の前に、ピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報に対応するハウスナンバーに基づいて、当該ハウスナンバーが含まれるピンポイントアドレスに関連付けられた道路リンクデータが有するハウスナンバーレンジを按分する。
次に、本実施形態における地図情報処理装置Sの動作について、実施例1〜5に分けて説明する。
(実施例1)
先ず、図5を用いて、実施例1について説明する。図5及び図6は、実施例1等における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。
実施例1では、ピンポイントアドレスデータと形状データのみが用いられる。この場合、ピンポイントアドレスデータには、住所情報としてハウスナンバーは含まれていないものとする。
図5に示す処理は、例えば、オペレータからの操作部3を介した開始指示により開始される。当該処理が開始されると、演算処理部2における地図データ読込部2aは、地図データM1と地図データM2を記憶部1から読み込み(ステップS1)、同一環境下で処理できるようにする。
次いで、演算処理部2は、ピンポイントアドレスデータ及び家形の形状データを選定する(ステップS2)。
次いで、演算処理部2は、選定した形状データに含まれる形状座標情報で示される座標群に基づいて、家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群を算出する(ステップS3)。こうして、家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群が得られる。
次いで、関連付け判断部2bは、ステップS2で選定されたピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報で示される点座標が、ステップS3で得られた、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別する(ステップS4)。つまり、点座標情報で示される点座標と一致する座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群の中に有るか否かが判別される。
図7は、点座標と、家形の輪郭上及び輪郭内の座標群との関係の一例を示す図である。図7に示す例では、点座標(xa,ya)が、各頂点の座標(x,y)〜(x,y)で表される家形の領域内に含まれていることがわかる。
そして、関連付け判断部2bは、上記点座標情報で示される点座標が、上記形状座標情報により表された家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合には(ステップS4:YES)、当該点座標情報に対応する住所情報と、当該形状座標情報とを関連付けると判断してステップS5に進み、上記点座標が家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した場合には(ステップS4:NO)、当該処理を終了する。
ステップS5では、関連付け情報生成部2cが、上記点座標情報に対応する住所情報と、上記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS6)、当該処理を終了する。なお、かかる関連付け情報には、例えば、少なくともピンポイントアドレスIDと形状IDが含まれる。
なお、ステップS4において、関連付け判断部2bは、点座標が家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合であっても、既に別のピンポイントアドレスデータに含まれる住所情報が関連付けられた形状座標情報に対しては、住所情報を関連付けると判断しないように構成すれば、1つの家形に対して複数の住所情報が付与されることを効率良く防ぐことができる。
或いは、関連付け判断部2bは、既に住所情報が関連付けられた形状座標情報に対して、住所情報を関連付けると判断し、これにより、1つの形状座標情報に対して複数の住所情報が関連付けられた場合、何れかの住所情報の関連付けを後から解除するように構成してもよい。かかる関連付けの解除は、例えば、1つの形状座標情報に対して関連付けられた複数の住所情報をディスプレイ上に選択可能に表示させ、オペレータからの操作部3を介した選択指示により選択された住所情報が解除されるように構成する。
このような図5に示す処理は、ピンポイントアドレスデータと形状データとの全ての組合せについて行われ、それが終了すると、例えば、図5に示す処理が開始される。当該処理が開始されると、演算処理部2は、何れの家形の輪郭上又は輪郭内の座標群にも含まれないと判別された点座標が示される点座標情報を特定する(ステップS11)。
次いで、関連付け判断部2bは、特定した点座標情報に示される点座標を含む空間検索の範囲を決定し(ステップS12)、当該範囲に含まれる座標群を算出する。なお、この空間検索の範囲は、例えば、点座標を中心とした円形状のエリア又は矩形状の範囲である。
次いで、関連付け判断部2bは、家形の形状データを選定し、選定した形状データに含まれる形状座標情報で示される座標群に基づいて、家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群を算出する(ステップS13)。
次いで、関連付け判断部2bは、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、ステップS13で得られた家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別する(ステップS14)。
そして、関連付け判断部2bは、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、上記形状座標情報により表された家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合には(ステップS14:YES)、上記空間検索の範囲の中心とされた点座標が示される点座標情報に対応する住所情報と、上記形状座標情報とを関連付けると判断してステップS16に進み、上記家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した場合には(ステップS14:NO)、ステップS15に進む。
ここで、関連付け判断部2bは、空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合であっても、図5に示す処理で、既に住所情報が関連付けられた形状座標情報には、住所情報を関連付けると判断しないように構成すれば、1つの家形に対して複数の住所情報が付与されることを効率良く防ぐことができる。或いは、関連付け判断部2bは、既に住所情報が関連付けられた形状座標情報に対して、住所情報を関連付けると判断し、これにより、1つの形状座標情報に対して複数の住所情報が関連付けられた場合、何れかの住所情報の関連付けを後から解除するように構成してもよい。
ステップS15では、関連付け判断部2bは、予め設定された空間検索回数(例えば、5回)に達したか否かを判別し、達していないと判別した場合には(ステップS15:NO)、ステップS12に戻り、上記特定した点座標を含む範囲であって、前回決定した範囲を所定範囲広げた範囲を決定し、上記と同様の処理を行う。
図8は、段階的に広がる空間検索の範囲の一例を示す概念図である。図8に示す例において、範囲H1は1回目の空間検索の範囲であり、点座標を中心とする半径a(例えば、1m)の範囲である。また、範囲H2は2回目の空間検索の範囲であり、点座標を中心とする半径b(例えば、5m)の範囲である。また、また、範囲H3は3回目の空間検索の範囲であり、点座標を中心とする半径c(例えば、10m)の範囲である。このように、空間検索の範囲は、徐々に広がっていくことになる。空間検索の範囲を徐々に広げていくことにより、形状座標情報に対して精度の高い住所情報を優先して関連付けることができる。
また、図8に示す例において、空間検索の範囲H3の座標群のうち、斜線で示される領域の座標が、家形の輪郭内の座標群に含まれている。
一方、関連付け判断部2bは、予め設定された空間検索回数に達したと判別した場合には(ステップS15:YES)、当該処理を終了する。
ステップS16では、関連付け情報生成部2cが、上記空間検索の範囲の中心とされた点座標が示される点座標情報に対応する住所情報と、上記空間検索の範囲の座標群のうちの少なくとも一部の座標を含む形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS17)、当該処理を終了する。
このような図6に示す処理は、図5に示す処理で家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別された点座標情報が含まれるピンポイントアドレスデータと、家形の形状データとの全ての組合せについて行われる。
このように実施例1によれば、精度が高い点座標情報で示される点座標が、精度が高い形状座標情報で表される家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれる場合に、当該点座標情報に対応する住所情報と当該形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように構成したので、2種類の地図データを用いて、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、非常に高い精度で、家形に対して住所情報を付与することができる。
更に、点座標が家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれない場合であっても、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれる場合には、住所情報と形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように構成したので、多くの家形に対して漏れなく、比較的高い精度で、住所情報を付与することができる。
(実施例2)
次に、図9を用いて、実施例2について説明する。図9は、実施例2における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。
実施例2では、ピンポイントアドレスデータ、道路リンクデータ、及び形状データのみが用いられる。この場合も、ピンポイントアドレスデータには、住所情報としてハウスナンバーは含まれていないものとする。また、実施例2でも、図5及び図6に示す処理が行われる。
図9に示す処理は、地図データ読込部2aにより地図データM1と地図データM2が読み込まれることにより開始される。当該処理が開始されると、演算処理部2は、道路リンクデータを選定する(ステップS21)。
次いで、演算処理部2は、選定した道路リンクデータが関連付けられたピンポイントアドレスデータを特定する(ステップS22)。
次いで、按分計算部2eは、特定したピンポイントアドレスデータに含まれる点座標情報で示される点座標に基づいて、選定した道路リンクデータに含まれるハウスナンバーレンジを按分し(ステップ23)、按分されたハウスナンバーレンジに基づいて、特定したピンポイントアドレスデータに含めるべきハウスナンバーを算出する(ステップS24)。
図10は、ハウスナンバーレンジに基づき、各建造物又は土地区画に対してハウスナンバーが割り当てられる様子を示す概念図である。図10に示す例では、“254”〜“200”のハウスナンバーレンジが複数の細かいレンジ(例えば、254〜248,248〜242、・・・)に按分されている。かかる按分は、建造物又は土地区画の位置関係からなされる。例えば、各建造物に対応する点座標から各点座標間の距離が求められ、各点座標間の距離の割合に応じて按分される。
次いで、按分計算部2eは、算出した各ハウスナンバーを、各ピンポイントアドレスデータに含まれる住所情報として記憶し(ステップ25)、当該処理を終了する。こうして、家形に対してハウスナンバーが割り当てられる。
このような図9に示す処理は、例えば、全ての道路リンクデータについて行われる。
そして、図9に示す処理が終了すると、上述した図5に示す処理が開始される。この場合、図9に示す処理により、ハウスナンバーが、各ピンポイントアドレスデータ中に住所情報として含まれるようになったので、図5に示すステップS5及び図6に示すステップS16において、形状座標情報には住所情報としてハウスナンバーが関連付けられることになる。
このように実施例2によれば、ピンポイントアドレスデータにハウスナンバーが含まれていない場合であっても、按分されたハウスナンバーレンジに基づいてハウスナンバーを算出して、ピンポイントアドレスデータに含めるように構成したので、実施例1と同様の効果に加えて、2種類の地図データを用いて、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、非常に高い精度で、家形に対して建物を固有に識別できるハウスナンバーを付与することができる。
(実施例3)
次に、図11乃至図13を用いて、実施例3について説明する。図11乃至図13は、実施例3における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。
実施例3では、ピンポイントアドレスデータ、POIデータ、及び形状データのみが用いられる。この場合、ピンポイントアドレスデータには、住所情報としてハウスナンバーが含まれているものとする。
図11に示す処理は、例えば、オペレータからの操作部3を介した開始指示により開始される。なお、図11に示すステップS31〜S33の処理は、図5に示すステップS1〜S3の処理と同様である。
そして、関連付け判断部2bは、ステップS33で点座標が家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合には(ステップS34:YES)、ステップS35へ進み、上記家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した場合には(ステップS34:NO)、当該処理を終了する。
ステップS35では、演算処理部2は、上記点座標に対応する点座標情報が含まれるピンポイントアドレスデータに関連付けられたPOIデータを検索する。
次いで、関連付け判断部2bは、上記検索によりPOIデータを抽出できた場合(ステップS36:YES)、ステップS34で座標群に含まれると判別された点座標と、上記抽出したPOIデータに含まれるPOI座標情報で示されるPOI座標とに基づいて、当該POI座標情報に対応するPOI情報を当該点座標情報に対応する住所情報とともに、当該点座標が含まれる座標群に対応する形状座標情報に関連付けるか否かを判断する(ステップS37)。
例えば、関連付け判断部2bは、例えば、ステップS34で座標群に含まれると判別された点座標と、上記抽出されたPOIデータに含まれるPOI座標とが一致するか否かを判別することにより、POI情報を住所情報とともに形状座標情報に関連付けるか否かを判断する。
そして、関連付け判断部2bは、例えば、ステップS34で座標群に含まれると判別された点座標と、上記抽出されたPOIデータに含まれるPOI座標とが一致すると判別した場合、POI情報を住所情報とともに形状座標情報に関連付けると判断し(ステップS37:YES)、当該住所情報ならびにPOI情報と、上記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し(ステップS38)、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS39)、当該処理を終了する。なお、かかる関連付け情報には、例えば、ピンポイントアドレスIDと、POIIDと、形状データのIDとが含まれる。
一方、ステップS36でPOIデータを抽出できない場合(ステップS36:NO)と、ステップS37でPOI情報を住所情報とともに形状座標情報に関連付けると判断しない場合(ステップS37:NO)、夫々ステップS40に進む。
ステップS40では、関連付け情報生成部2cは、実施例1におけるステップS5と同様、点座標情報に対応する住所情報と形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS39)、当該処理を終了する。
このような図11に示す処理は、ピンポイントアドレスデータと形状データとの全ての組合せについて行われ、それが終了すると、例えば、図12に示す処理が開始される。当該処理が開始されると、演算処理部2は、何れのピンポイントアドレスデータにも関連付けられていないPOIデータを特定する(ステップS51)。
次いで、演算処理部2は、特定したPOIデータに含まれるハウスナンバーとの差が所定値内にある(つまり、近傍にある)にあるハウスナンバーを有する複数のピンポイントアドレスデータを特定する(ステップS52)。
次いで、POI座標補正部2dは、特定した各ピンポイントアドレスデータに含まれるハウスナンバーと、POIデータに含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POI座標情報で示されるPOI座標を補正する(ステップS53)。これにより、POIデータに含まれるPOI座標情報に示されるPOI座標が書き換えられる。
図14は、ハウスナンバーに基づき、POI座標が補正される様子を示す概念図である。図14に示す例において、ハウスナンバーが“218”のPOIは、ハウスナンバーが“230”と“224”の建造物又は土地区画の間に位置しており、POIの位置が適切でないので、POI座標補正部2dは、当該POIの正しい位置と推測される座標を算出し、元々のPOI座標を、算出された座標に補正する。イメージ的には、図14に示すように、POIの位置がシフトされるかたちとなる。
次いで、関連付け判断部2bは、家形の形状データを選定し、選定した形状データに含まれる形状座標情報で示される座標群に基づいて、家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群を算出する(ステップS54)。
次いで、関連付け判断部2bは、補正後のPOI座標が、ステップS54で得られた家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別する(ステップS55)。
そして、関連付け判断部2bは、補正後のPOI座標が、ステップS54で得られた、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合には(ステップS55:YES)、補正後のPOI座標が示されるPOI座標情報に対応する住所情報を含むPOI情報と、選定した形状データに含まれる形状座標情報とを関連付けると判断してステップS56に進み、上記家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した場合には(ステップS55:NO)、当該処理を終了する。
ここで、関連付け判断部2bは、補正後のPOI座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合であっても、図11に示す処理で、既にPOI情報が関連付けられた形状座標情報に対しては、POI情報を関連付けると判断しないように構成すれば、1つの家形に対して複数のPOI情報が付与されることを効率良く防ぐことができる。或いは、関連付け判断部2bは、既にPOI情報が関連付けられた形状座標情報に対して、POI情報を関連付けると判断し、これにより、1つの形状座標情報に対して複数のPOI情報が関連付けられた場合、何れかのPOI情報の関連付けを後から解除するように構成してもよい。かかる関連付けの解除は、例えば、1つの形状座標情報に対して関連付けられた複数のPOI情報をディスプレイ上に選択可能に表示させ、オペレータからの操作部3を介した選択指示により選択されたPOI情報が解除されるように構成する。
ステップS56では、関連付け情報生成部2cは、補正後のPOI座標が示されるPOI座標情報に対応する住所情報を含むPOI情報と、上記選定された形状データに含まれる形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS57)、当該処理を終了する。
このような図12に示す処理は、補正されたPOI座標情報を含むPOIデータと形状データとの全ての組合せについて行われ、それが終了すると、例えば、図13に示す処理が開始される。図13に示す処理が開始されると、演算処理部2は、図12に示す処理で家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した補正後のPOI座標が示されたPOI座標情報を特定する(ステップS61)。
次いで、演算処理部2は、特定したPOI座標情報に示される補正後のPOI座標を含む空間検索の範囲を決定し(ステップS62)、当該範囲に含まれる各座標を算出する。なお、この空間検索の範囲は、実施例1と同様である。
次いで、関連付け判断部2bは、家形の形状データを選定し、選定した形状データに含まれる形状座標情報で示される座標群に基づいて、家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群を算出する(ステップS63)。
次いで、関連付け判断部2bは、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、ステップS62で得られた、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別する(ステップS64)。
そして、関連付け判断部2bは、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、上記家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合には(ステップS64:YES)、空間検索の範囲の中心とされた補正後のPOI座標が示されるPOI座標情報に対応する住所情報を含むPOI情報と、上記選定された形状データに含まれる形状座標情報とを関連付けると判断してステップS66に進み、上記家形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した場合には(ステップS64:NO)、ステップS65に進む。
ここで、関連付け判断部2bは、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれると判別した場合であっても、図11又は図12に示す処理で、既にPOI情報が関連付けられた形状座標情報に対しては、POI情報を関連付けると判断しないように構成すれば、1つの家形に対して複数の住所情報が付与されることを効率良く防ぐことができる。或いは、演算処理部2は、既にPOI情報が関連付けられた形状座標情報に対して、POI情報を関連付けると判断し、これにより、1つの形状座標情報に対して複数のPOI情報が関連付けられた場合には、何れかのPOI情報の関連付けを後から解除するように構成してもよい。
ステップS65では、演算処理部2は、予め設定された空間検索回数(例えば、5回)に達したか否かを判別し、達していないと判別した場合には(ステップS65:NO)、ステップS62に戻り、上記選定した点座標を含む範囲であって、前回決定した範囲を所定範囲広げた範囲を決定し、上記と同様の処理を行う。
一方、演算処理部2は、予め設定された空間検索回数に達したと判別した場合には(ステップS65:YES)、当該処理を終了する。
ステップS66では、関連付け情報生成部2cは、上記空間検索の範囲の中心とされた補正後のPOI座標が示されたPOI座標情報に対応する住所情報を含むPOI情報と、上記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成し、これを関連付け情報データベース11に登録し(ステップS67)、当該処理を終了する。
このような図13に示す処理は、図12に示す処理で補正されたPOI座標が示されたPOI座標情報を含むPOIデータと、形状データとの全ての組合せについて行われる。
このように、実施例3によれば、点座標情報で示される点座標とPOI座標情報で示されるPOI座標とに基づいてPOI情報を住所情報とともに形状座標情報に関連付けるか否かを判断し、関連付けると判断された場合には、住所情報ならびにPOI情報と形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように構成したので、実施例1と同様の効果に加えて、2種類の地図データを用いて、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、家形に対して住所情報とともにより有用なPOI情報を付与することができる。
また、点座標情報に対応するハウスナンバーと、POI座標情報に対応するハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POI座標情報で示されるPOI座標を補正して精度を高めた上で、補正後のPOI座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれる場合には、補正後のPOI座標情報に対応するPOI情報と形状座標情報とを関連付けるように構成したので、点座標が家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれない場合であっても、精度の低いPOI座標情報を利用して、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、比較的高い精度で、家形に対して住所情報とともにより有用なPOI情報を付与することができる。つまり、精度の低いPOI座標情報を有効に活用するこができる。
更に、補正後のPOI座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれない場合であっても、決定した空間検索の範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、家形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれる場合には、住所情報を含むPOI情報と形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように構成したので、多くの家形に対して漏れなく、比較的高い精度で、住所情報とともにより有用なPOI情報を付与することができる。
(実施例4)
次に、図15を用いて、実施例4について説明する。図15は、実施例4における演算処理部2の地図情報処理の一例を示すフローチャートである。
実施例4では、ピンポイントアドレスデータ、道路リンクデータ、POIデータ、及び家形の形状データの全てが用いられる。この場合、ピンポイントアドレスデータには、住所情報としてハウスナンバーが含まれているものとする。
また、実施例4でも、図5,図6、及び図13に示す処理が行われる。
図15に示す処理は、例えば、上述したように図5及び図6に示す処理が行われた後に開始される。当該処理が開始されると、演算処理部2は、何れのピンポイントアドレスデータにも関連付けられていないPOIデータを特定する(ステップS71)。
次いで、演算処理部2は、特定したPOIデータが関連付けられた道路リンクデータを特定する(ステップS72)。
次いで、演算処理部2は、特定した道路リンクデータが関連付けられたピンポイントアドレスデータを特定する(ステップS73)。
次いで、按分計算部2eは、特定されたピンポイントアドレスデータに含まれるハウスナンバーに基づいて、特定した道路リンクデータが有するハウスナンバーレンジを按分する(ステップS74)。
図16は、ハウスナンバーレンジが按分される様子を示す概念図である。ハウスナンバーレンジの按分は、図16に示すように、道路リンクデータに関連付けられている各ピンポイントアドレスデータに対応する建造物又は土地区画の位置に応じて、当該建造物又は土地区画のハウスナンバーによりなされる。
次いで、POI座標補正部2dは、按分されたハウスナンバーレンジと、特定したPOIデータに含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIデータに含まれるPOI座標情報で示されるPOI座標を補正する(ステップS75)。これにより、POIデータに含まれるPOI座標情報に示されるPOI座標が書き換えられる。
図17は、POI座標が補正される様子を示す概念図である。図17に示す例において、ハウスナンバーが“218”のPOIは、按分されたハウスナンバーレンジ“230〜224”の間に位置しており、POIの位置が適切でないので、POI座標補正部2dは、当該POIの正しい位置と推測される座標を算出し、元々のPOI座標を、算出された座標に補正する。
なお、図15に示すステップS76〜S79までの処理は、ステップS54〜ステップS57の処理と同様である。
その後、図13に示す処理が行われる。
図18は、関連付け情報データベース11に登録された情報の一例を示す図である。図18に示す例では、家形ID、形状座標情報、ピンポイントアドレスID、点座標情報、POIID、POI座標情報、住所情報、及びPOI情報が関連付けられている。なお、関連付けは、IDのみで行ってもよい。
このように、実施例4によれば、POI座標の補正を、点座標情報に対応するハウスナンバーに基づいて、道路リンクデータに含まれるハウスナンバーレンジを按分し、按分されたレンジと、POI座標情報に対応するハウスナンバーとの関係に基づいて行われるように構成したので、実施例3と同様の効果に加え、実施例3よりもPOI座標をより高い精度で補正することが可能となり、したがって、精度の低いPOI座標情報を利用して、より比較的高い精度で、家形に対して住所情報とともにより有用なPOI情報を付与することができる。つまり、精度の低いPOI座標情報をより有効に活用するこができる。
また、上記実施例2及び3によれば、複数段階で、家形に対して住所情報を関連付けるように構成したので、より多くの家形に対してより高い精度で住所情報を付与することができる。また、精度の高い関連付け情報生成処理順に関連付け情報を生成するので、1つの家形に対して付与可能な住所情報が複数あった場合にも、精度の高い住所情報を優先して当該家形に付与することができる。
(実施例5)
上記実施例4では、図5、図6、図15、及び図13に示す処理が直列的に行われるように、構成したが、実施例5では、図5、図6、図15、及び図13に示す処理が独立して並列的に行われる。
つまり、(1)点座標が家形の輪郭上又は輪郭内の座標群に含まれるか否かの判別に関わる処理と、(2)点座標を含む所定範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が家形の輪郭上又は輪郭内の座標群に含まれるか否かの判別に関わる処理と、(3)補正後のPOI座標が家形の輪郭上又は輪郭内の座標群に含まれるか否かの判別に関わる処理と、(4)補正後のPOI座標を含む所定範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が家形の輪郭上又は輪郭内の座標群に含まれるか否かの判別に関わる処理が並列的に行われる。
このような並列処理は、例えば、マルチコアプロセッサ(複数のCPU)を用いたり、分散(メモリ)コンピュータを用いたりすることで実現できる。
また、かかる並列処理において、1つの形状座標情報に対して複数の住所情報又は複数のPOI情報が関連付けられた場合、演算処理部2は、オペレータからの操作部3を介した指示により何れかの住所情報又はPOI情報の関連付けを解除し、1つの住所情報又はPOI情報を残す。
このように、実施例5によれば、互いの処理状態及び結果を監視する必要はなく、より迅速に多くの家形に対してより高い精度で住所情報を付与することができる。
以上説明したように、上記実施形態によれば、地図情報処理装置Sが、地図データM1及び地図データM2を読み込み、地図データM1に含まれる、建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報と、地図データM2に含まれる、家形を表すための座標群を示す形状座標情報とに基づいて、当該点座標情報に対応する住所情報と、当該形状座標情報とを関連付けるか否かを判断し、関連付けると判断した場合に、当該点座標情報に対応する住所情報と当該形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように構成したので、2種類の地図データを用いて、時間とコストを大幅に抑えつつ効率良く、家形に対して住所情報を付与することができる。
しかも、点座標情報は、現実に存在している若しくは存在していた建造物又は現実に画定されている若しくは画定されていた土地区画の位置に基づいて当該位置を点として表すための点座標を示し、形状座標情報は、現実に存在している若しくは存在していた建造物又は現実に画定されている若しくは画定されていた土地区画の平面的外形に基づいて当該平面的外形を表すための座標群を示しており、点座標情報及び形状座標情報とも非常に位置精度が高く、そのような位置精度の高い点座標情報と形状座標情報とに基づき関連付けるかどうかを判断しているので、点座標情報に対応する住所情報と、形状座標情報で表現される家形とを、非常に高い精度で関連付けることができる。
加えて、家形に対して付与される住所情報が、当該住所情報が関連付けられるべき道路リンクデータが有するハウスナンバーレンジに基づいて算出されたハウスナンバーであるように構成したので、非常に位置精度が高い家形に対して、建物を固有に識別できるハウスナンバーを付与することができる。
また、上記生成された関連付け情報を有する地図データを、例えば、米国の地図情報提供サイト(サーバ)からクライアント端末に提供した場合にも、ユーザによる住所入力により特定の家形を検索することができる。
なお、上記実施形態において、上記生成された関連付け情報を有する地図データを用いることにより、例えば、地図情報提供サイトからクライアント端末に提供される地図上でより有用な情報を表示することができる。
例えば、ショッピングモール、空港、又は駅等の施設の家形に関連付けられるPOI情報として当該施設内の詳細な見取り図や構内地図を登録しておけば、地図上に表示された当該家形がユーザにより選択されることでその見取り図や構内地図を当該家形上又はその周辺に表示させることができる。また、POI情報として、ショッピングモールの名称やテナント情報を登録しておけば、これらの情報を上記詳細な見取り図等と一緒に又は別々に表示することができる。
また、例えば、地図上において周辺検索がユーザにより指定された場合に、家形に関連付けられたPOIのジャンル(カテゴリー)によって、画面上に表示される家形を識別可能なように色分けして表示させるように構成してもよい。例えば、POIのジャンルが「レストラン」である家形を、他の家形と異なる色(例えば、赤)で表示する。この場合、POIのジャンルは、例えば、予めユーザによって選択される。
また、例えば、家形に関連付けられたPOIのジャンル(カテゴリー)によって、美術館や歴史的建造物など「観光スポット」に関する家形だけをハイライト化して表示するとともに、その家形の選択によって建造物等の説明を当該家形上又はその周辺に表示しても良い。また、別の例として、レストラン等の施設の営業時間内と営業時間外で異なる色に色分けして家形を表示するようにしても良い。例えば、朝7時に朝食をとれるレストラン、コーヒーを買える場所の家形を色分けて表示する。また、ユーザが事前に登録した興味のある分野やカテゴリーのPOIに関連付けられた家形のみを色分け表示することができる。
また、例えば、家形データを、インターネット上におけるサイトから取得可能な当該家形データに関するサービス情報と関連づけて、当該家形の周囲に当該サービス情報を表示するようにしてもよい。例えば、家形に対応する施設が「レストラン」や何らかの商品を販売する「ショップ」であれば、インターネット上におけるレストランやショップのサイトのURLと関連づけて、当該家形が選択された際に、当該URLによって特定されるレストランや販売店の情報(例えば、ディスカウント情報やクーポン券)をダウンロード又はプリント可能に当該家形の周辺に表示する。同様に、家形に対応する施設が「映画館」であれば、当該映画館の上映プログラムを表示したり、家形に対応する施設が「野球場」であれば、対戦カードの表示やチケット購入画面を表示したりすることもできる。
また、家形上にある3Dデータと紐付けることで、例えば家形に対応するビルの名称と共に当該ビルに入っているテナント情報を表示することができる。
また、家形に関連付けられたPOIが建物内のフロア数を持っている場合、建物に関連付けられた全てのPOIのうち最も高いフロア数をPOIデータに登録させておき、フロア数×○○mで当該建物に簡易的に高さを与えることで、簡易的な3Dマップを作成することができる。
なお、本実施形態における地図情報処理装置Sにより作成される地図データは、上述した他にも、ナビゲーション装置、又は地図にかかる検索装置等に利用することができる。

Claims (14)

  1. 建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込む読込手段と、
    前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断する関連付け判断手段と、
    前記関連付け判断手段により関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成する関連付け情報生成手段と、
    を備えた地図情報処理装置であって、
    前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、
    前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分する按分計算手段と、
    前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正する座標補正手段と、
    を備えることを特徴とする地図情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の地図情報処理装置において、
    前記点座標情報は、現実に存在している若しくは存在していた建造物又は現実に画定されている若しくは画定されていた土地区画の位置に基づいて当該位置を点として表すための点座標を示し、
    前記形状座標情報は、現実に存在している若しくは存在していた建造物又は現実に画定されている若しくは画定されていた土地区画の平面的外形に基づいて当該平面的外形を表すための座標群を示すことを特徴とする地図情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の地図情報処理装置において、
    前記関連付け判断手段は、前記点座標情報で示される点座標が、前記形状座標情報に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別し、含まれる場合には、前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けると判断することを特徴とする地図情報処理装置。
  4. 請求項1又は2に記載の地図情報処理装置において、
    前記関連付け判断手段は、前記形状座標情報に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した前記点座標を含む所定範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、前記形状座標情報で示される座標群に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別し、含まれる場合には、前記住所情報と、前記所定範囲の座標群のうちの少なくとも一部の座標を含む形状座標情報とを関連付けると判断することを特徴とする地図情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の地図情報処理装置において
    前記住所情報は、当該住所情報が関連付けられるべき道路リンク情報が有する前記ハウスナンバーレンジ情報に基づいて算出されたハウスナンバーを有することを特徴とする地図情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の地図情報処理装置において、
    前記第一の地図データには、POIの名称を示す名称情報を含むPOI情報が含まれており、
    前記関連付け判断手段は、前記点座標情報で示される点座標と前記POI座標情報で示されるPOI座標とに基づいて、当該POI座標情報に対応するPOI情報を前記点座標情報に対応する前記住所情報とともに前記形状座標情報に関連付けるか否かを判断し、
    前記関連付け情報生成手段は、前記関連付け判断手段により関連付けると判断された場合には、前記住所情報ならびに前記POI情報と、前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成することを特徴とする地図情報処理装置。
  7. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の地図情報処理装置において
    前記点座標情報に対応する前記住所情報と、前記POI座標情報に対応する前記住所情報との関係に基づいて、当該POI座標情報で示されるPOI座標を補正する座標補正手段を更に備えることを特徴とする地図情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の地図情報処理装置において、
    前記関連付け判断手段は、前記補正後のPOI座標が、前記形状座標情報で示される座標群に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別し、含まれる場合には、前記POI座標情報に対応する前記POI情報と前記形状座標情報とを関連付けると判断することを特徴とする地図情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の地図情報処理装置において、
    前記関連付け判断手段は、前記形状座標情報に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群及び当該輪郭内の座標群に含まれないと判別した前記補正後のPOI座標を含む所定範囲の座標群のうち少なくとも一部の座標が、前記形状座標情報で示される座標群に基づき得られる前記平面的外形の輪郭上における座標群又は当該輪郭内の座標群に含まれるか否かを判別し、含まれる場合には、前記POI座標情報に対応する前記POI情報と、前記所定範囲の座標群のうちの少なくとも一部の座標を含む形状座標情報とを関連付けると判断することを特徴とする地図情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の地図情報処理装置において、
    前記POI情報には、POIの名称を含む名称情報が含まれていることを特徴とする地図情報処理装置。
  11. 請求項6、7乃至10の何れか一項に記載の地図情報処理装置において、
    1つの前記形状座標情報に対して複数の前記POI情報が関連付けられた場合には、何れかの前記POI情報の関連付けを解除する解除手段を更に備えることを特徴とする地図情報処理装置。
  12. コンピュータにより実行される地図情報処理方法であって、
    建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込む工程と、
    前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断する工程と、
    前記関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成する工程と、
    を含み、
    前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、
    前記地図情報処理方法は、
    前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分する工程と、
    前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正する工程と、
    を含むことを特徴とする地図情報処理方法
  13. コンピュータを、
    建造物又は土地区画の住所を示す住所情報と、当該建造物又は土地区画の位置を点として表すための点座標を示す点座標情報とを含んで構成される第一の地図データと、建造物又は土地区画の平面的外形を表すための座標群を示す形状座標情報を含んで構成される第二の地図データと、を読み込み、
    前記第一の地図データに含まれる前記点座標情報と、前記第二の地図データに含まれる前記形状座標情報とに基づいて、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付けるか否かを判断し、
    前記関連付けると判断された場合には、前記点座標情報に対応する前記住所情報と前記形状座標情報とを関連付ける関連付け情報を生成するように機能させる地図情報処理プログラムであって、
    前記第一の地図データには、ハウスナンバーのレンジを示すハウスナンバーレンジ情報を有する道路リンク情報と、POIの住所を示す住所情報を含むPOI情報と、前記POIの位置を点として表すための点座標を示すPOI座標情報と、が含まれており、
    前記点座標情報に対応する前記住所情報に含まれるハウスナンバーに基づいて、当該住所情報に関連付けられた前記道路リンク情報が有するハウスナンバーのレンジを按分し、
    前記按分されたレンジと、前記POIの前記住所情報に含まれるハウスナンバーとの関係に基づいて、当該POIに対応するPOI座標情報で示されるPOI座標を補正するように機能させることを特徴とする地図情報処理プログラム
  14. 請求項13に記載の地図情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体
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