JP5078542B2 - 時計用の年間カレンダ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、時計の技術分野に関し、特に機械式時計あるいは電子機械式時計に組み込まれる年間カレンダ機構に関する。
年間カレンダ機構は当業者に公知である。この年間カレンダ機構は、日付を大の月(31日の月)の31日から翌月の1日に、および小の月(31日未満の月)の30日から翌月の1日に自動的に変える。従来の年間カレンダ機構は、31枚の歯を有する日付リングを有し、この日付リングを、日付ホイールセットにより1日につき1回1ステップ駆動する。この年間カレンダ機構は、小の月の30日から31日に変わる時に、2回日付リングを駆動する。
この種のカレンダ機構は、特許文献1に開示されている。ここに開示されたカレンダ機構は、年ホイールセットと中間ホイールセットとを有する。これらは、日付リングと日付ホイールセットと2個の機械的輪列で構成され、その機械的輪列の元は日付ホイールセットである。年ホイールセットは、ホイールとプレートから形成される。このプレートは、小の月に対応する突起を5個有する。中間ホイールセットは、第1ホイールと第2ホイールから形成される。第1ホイールは、2つのステップの周期で、日付リング上の突起と共働する。第2ホイールは、年ホイールセットのホイールと共働する。日付ホイールは、1日に1回日付リングを駆動するが、これは31枚の歯の内の1つの歯と接触する第1のくちばし状部材を用いて行われる。日付が30日から31日に変わる時は、日付リングの突起は、中間ホイールセットと噛み合い、この中間ホイールセットを1ステップ駆動する。その後、この中間ホイールセットが、年ホイールセットを1回目のステップで駆動する。現在の月が小の月の場合には、年ホイールセットのプレート上に配置された5個の突起の内の1つの突起が、日付ホイールの第2くちばし状突起部の軌道上に現れる。日付ホイールが、年ホイールセットを2回目のステップで駆動すると、この年ホイールセットは、中間ホイールセットを2回目のステップで駆動する。その後、この中間ホイールセットは日付リングを1ステップ突起を介して駆動する。日付が30日から翌月の1日に変わる時に、突起が解放される。現在の月が大の月の場合には、突起は、日付ホイールのくちばし状突起とは接触しない。日付ホイールは、完全に1回転しその後日付リングを駆動する。かくして日付が31日から翌月の1日に変わる。この日付リングの突起は、中間ホイールセットを2回目のステップで駆動する。この中間ホイールセットが、次に年ホイールセットを2回目のステップで駆動する。かくして突起は解放される。
欧州特許第04028561.1号明細書
ここにに述べた機構は2つの実施例を有する。第1の実施例では、月表示ディスクは、年ホイールセットに固定される。年ホイールセットは、日付が30日から31日に変わる時に一回目の回転をし、日付が31日から1日に変わる時に2回目の回転をする。その為、各月は、月表示ディスク上に2回現れるので、1回転の24分の1の角度(15°)のセクタを占有する。従って月表示は小さくなる。第2の実施例では、月表示ディスクは、月ホイールセット上で自由に回転するよう搭載されたスター・ホイールに固定される。第3ホイールが中間ホイールセットに固定して搭載される。中間ホイールセットの第3ホイールは、スター・ホイールを中間ホイールの2回目のステップの間のみ、駆動する。この実施例では、各月は、月表示ディスク上に1回のみ現れるので、1回転の12分の1の角度(30°)のセクタを占有する。従って表示は第1実施例よりも大きくなる。しかし、この利点は、機構が付属部品を有しその厚みを増加させるため、相殺されてしまう。
どちらの実施例を選択するにせよ、カレンダ機構の厚さを減らすことが望ましい。実際にカレンダ機構は、時計ケース内でムーブメントと文字板との間の空間を占有する。カレンダ機構の厚さが、ムーブメントのそれに比較して大きい時には、巻き上げ軸と竜頭は、ケースの側面で時計の面に垂直方向に中心をずらすことになり、これは見栄えも良くなく不都合である。
本発明の目的は、このような欠点を解決することであり、本発明は、特許文献1に開示されたカレンダ機構に類似する機構を提案することにより、その厚さを減らす。
より具体的には、本発明は、時計用の年間カレンダ機構に関する。この年間カレンダ機構は、
(A) 突起と31枚の歯とを有する日付リング及び前記日付リングを1日に1ステップ回転させる日付ホイールセットと、
(B) 前記突起と共働する中間ホイールセットと、
前記日付ホイールセットは、中間ホイールセットを、月の30日から31日に日付が変わる時に日付リングを介して、1回目のステップ駆動し、
(C) 中間ホイールセットと噛み合い、日付ホイールセットと共働する年ホイールセットとを有し、
前記日付ホイールセットと中間ホイールセットと年ホイールセットは、
(i) 前記日付ホイールセットが中間ホイールセットを大の月の31日から翌月の1日に日付が変わる時に、日付リングを介して2回目のステップで駆動するよう、
(ii)前記日付ホイールセットが、中間ホイールセットを、小の月に30日から31日に日付が変わった後、年ホイールセットを介して2回目のステップで駆動し、前記中間ホイールセットが日付リングをその後駆動するように配列される。
本発明によると、本発明の年間カレンダ機構は、
(D) 前記中間ホイールセットと共働する歯を有する内側フランクを有する月表示リングをさらに有し、
前記中間ホイールセットは、少なくとも前記2回目のステップに月表示リングを回転させる。
これらの特徴により、本発明のカレンダ機構の厚さを、月表示ディスクの厚さにより、最小値まで減らすことができる。
図1のカレンダ機構は、従来と同様、軸A−Aを有する日付リング10と、日付リング10を駆動する日付ホイールセット12と、日付リング10に同軸に配置される年ホイールセット14と、中間ホイール16とを有する。これらは、その元が日付ホイールセット12である2個の機械的輪列を構成する。この組立体は、プレート18の上部表面にブリッジ20を具備して搭載される(図1は上下逆に描かれている、26が文字板である)。
日付リング10は、ブリッジ20搭載されたジャンパー・スプリング(図示せず)により配置される。この日付リング10は、従来と同様に、日付が記載された環状部分22を有する。この日付は、文字板26に形成された開口24を介して見ることのできる。この日付リング10は、上段に突起30を有する円筒状部分28と、下段に月の31日に対応する31枚の歯32を有する。環状部分22と円筒状部分28は、環状中間部分34により互いに固定される。この環状中間部分34は、環状部分22と共に段を形成してもよい。環状中間部分34の機能は、以下説明する。ここで、一般に「環状」部分は「円筒状」部分よりも薄い。しかしこの定義は必ずしも本発明に必須ではない。
日付リング10は、1日に1回1ステップ、日付ホイールセット12により駆動される。この日付ホイールセット12は、24時間に1回転し、時計のムーブメントにより駆動される機械的輪列からそこにかける駆動力を引き出す。機械的輪列の最後のリンクは、時間ホイール36により形成される。日付ホイールセット12は、歯車38を有し、その歯の内の他のものよりも長い歯が、くちばし状部分40を形成する。くちばし状部分40が歯32と共働する(当たる)。日付ホイールセット12は、フィンガ44を有する追加部分(月表示リング)42を有する。このフィンガ44は、年ホイールセット14と共働して、日付ホイールセット12を、小の月の末日に1ステップ駆動する。
年ホイールセット14は、24枚の歯を有する環状歯車46から形成される。この環状歯車46は、円板48(点線で示す)に固定される。この円板48は、5つの小の月に対応する5個の突起50を有する。この突起50は、円板48の周囲に突出した状態で、1年の内の小の月の分布を表すように配置されている。年ホイールセット14は、日付ホイールセット12により、突起50の内の1つがフィンガ44の軌道上にある時に、駆動される。これに関しては以下説明する。
中間ホイール16は、環状歯車46と噛み合う。さらに、中間ホイール16は、突起30のパスの上に配置されて、日付が30日から31日に変わりさらに31日から1日に変わる時に、突起30と2ステップで共働する。中間ホイール16は、厚い歯と薄い歯を交互に有する。薄い歯は図2−7で丸印で示されている。即ち薄い歯は、α、γ、εで、厚い歯は、β、δで表す。この歯は、金属を機械加工することにより、あるいは製造コスト低減の為にプラスティック材料による注入モールドで形成することもできる。単一品の中間ホイール16の代わりに、偶数枚の歯を有する第1ホイールと、この第1ホイールに固定されその歯の数が半分である第2ホイールからなる中間ホイールセットから形成することも可能である。
本発明のカレンダ機構は、月表示リング52を有する。この月表示リング52の上に1年の12ヶ月の名前(図ではJAN−JUL)が刻まれ、開口24を介して見ることができる。各月は、月表示リング52上で1回転の1/12の角度部分(30°)を有する。月表示リング52は、内側の側面上で、その中心に向いた12枚歯54を有し、中間ホイール16と共働する。月表示リング52は、日付リング10と同軸に搭載され、自由に回転でき、日付リング10の環状中間部分34上方に配置される。さらに、月表示リング52と中間ホイール16は、厚い歯のみが月表示リング52の歯54と共働するように、配置される。薄い歯は、前記リングを駆動せずに歯54の下を通過する。日付リング10と同様に、月表示リング52は、ブリッジ20に搭載されたジャンパー・スプリング(図示せず)により配置される。図1から分かるように、月表示リング52は、日付リング10の環状中間部分34上方で環状部分22とほぼ同一面に配置されているので、さまざまなホイールセットで厚くなることはない。さらにこの構成(配置)により、特許文献1に開示された中間ホイールセットのスター・ホイールと第3ホイールを省くことができる。これにより、厚さと複雑さの問題を解決する。
日付ホイールセット12は、日付リング10と中間ホイール16と年ホイールセット14とで、第1の機械的輪列Iと第2の機械的輪列IIを形成する。第1の機械的輪列Iは、日付ホイールセット12から始まり、日付リング10と中間ホイール16を介して、年ホイールセット14で終わる。第2の機械的輪列IIは、日付ホイールセット12で始まり、年ホイールセット14と中間ホイール16を介して、日付リング10で終わる。
上記した日付機構は、機械式時計あるいは電気エネルギー源により電力が与えられる電子機械式時計に適合できる。その動作の詳細を図2−4と図5−7を参照して説明する。図2−4は、小の月の日付30日から翌月の1日に変わる例を示し、図5−7は、大の月の日付31日から翌月の1日に変わる例を示す。
図2は、本発明の日付機構が4月30日の23時55分の状態を示す。示された日付は4月30日である。日付ホイールセット12のくちばし状部分40は、日付リング10の歯32aに接触する。これにより1ステップ駆動する準備をする。日付リング10の突起30は、中間ホイール16のごく近傍にあり、中間ホイール16は1ステップ駆動する準備をする。月表示リング52の歯54aは、中間ホイール16と噛み合い、その結果、中間ホイール16の次の歯は、薄い歯αである。中間ホイール16の歯αの次の歯は、順にβ、γ、δ、εで表す。
図3は、5月1日の1時30分のカレンダ機構の状態を表す。日付ホイールセット12が動くことにより、日付リング10は1ステップ回転する。日付リング10の突起30は、中間ホイール16を1ステップ駆動する。この中間ホイール16は、年ホイールセット14を1ステップ駆動する。すると突起50aは、フィンガ44の軌道上にあり、その結果年ホイールセット14は、日付ホイールセット12により2回目のステップで駆動される状態になる。しかし中間ホイール16は、月表示リング42を駆動しない。その理由は、薄い歯αは歯54aの下を通過してしまうからである。かくして表示された日付は仮の4月31日である。歯54aは、依然として中間ホイール16と噛み合っているが、最初に駆動する歯は厚い歯βである。この第1の日付変更状態の間使用されるのは、機械的輪列Iである。
図4は、5月1日の3時00分におけるカレンダ機構の状態を表す。フィンガ44は、年ホイールセット14を2回目のステップで駆動し、この年ホイールセット14は、中間ホイール16により2回目のステップで駆動される。中間ホイール16は、日付リング10を突起30を介して駆動し、月表示リング52の歯54aを厚い歯βを用いて駆動する。突起30が解放され、表示された日付は5月1日である。すると、歯54bが中間ホイール16と噛み合う。この第2の日付変更の間、使用されるのは機械的輪列IIである。
図5は、5月30日の23時55分における日付機構の状態を表す。表示されている日付は5月30日である。日付ホイールセット12のくちばし状部分40は、日付リング10の歯32aと接触するようになり、日付ホイールセット12は、日付リング10を1ステップ駆動する準備をする。日付リング10の突起30は、中間ホイール16のごく近傍にあり、日付リング10は、中間ホイール16を1ステップ駆動する準備をする。月表示リング52の歯54bは、中間ホイール16と噛み合い、その結果、中間ホイール16の次の駆動歯は薄い歯γである。年ホイールセット14と中間ホイール16と月表示リング52の位置は、5月1日の3時00分以来変わっていない。
図6は、5月31日の23時55分のカレンダ機構の状態を表す。日付ホイールセット12が動くことにより、日付リング10は1ステップ回転する。日付リング10の突起30は、中間ホイール16を最初のステップで駆動する。しかし中間ホイール16は、月表示リング42を駆動しない。その理由は、薄い歯γは、中間ホイール16と噛み合う歯54aの下を通過してしまうからである。かくして表示された日付は、5月31日である。歯54bは、依然として中間ホイール16と噛み合っているが、次に駆動する歯は厚い歯δである。しかし、中間ホイール16は、年ホイールセット14を1回目のステップで駆動するが、突起50はフィンガ44のパスの上にはない。かくして、日付ホイールセット12は、年ホイールセット14を2回目のステップで駆動することなく、1回転する。すると、日付ホイールセット12のくちばし状部分40は、日付リング10の歯32bに接触するようになる。この第1の日付変更状態の間、使用されるのは、機械的輪列Iである。
図7は、6月1日の0時10分のカレンダ機構の状態を表す。日付ホイールセット12が動くことにより、日付リング10は1ステップ回転する。日付リング10の突起30は、中間ホイール16を2回目のステップで駆動する。中間ホイール16歯54bは、月表示リング42を厚い歯δで駆動する。かくして表示された日付は、6月1日である。歯54cは、中間ホイール16と噛み合っているが、次に当たるはずの歯は薄い歯εである。しかし、中間ホイール16は、年ホイールセット14を2回目のステップで駆動するが、突起50はフィンガ44のパスの上にはない。2回目の日付変更状態の間、使用されるのは、同じ機械的輪列Iである。
図8は、本発明のカレンダ機構の変形例を示す。図8に示すカレンダ機構が前述したカレンダ機構と異なる点は、図8のカレンダ機構は、中間ホイール56が、同一厚さの歯のみを有する点と、月表示リング52は、24枚の歯54を有し、各12ヶ月の名前が2度記載されている点である。この実施例において、中間ホイール56の各歯は、月表示リング52の24枚の歯54と共働し、各ステップが中間ホイール56により駆動される。この実施例では、中間ホイール56の製造が単純化されるが、その理由は、厚い歯と薄い歯を交互に有する歯車の製造は、1種類の厚さの歯の製造に比較すると、工程が複雑となり製造コストが上がるからである。
図9−14に示すカレンダ機構の変形例の動作が、前述した機構の動作と異なる点は、中間ホイール56が、月表示リング52を各ステップで駆動する点である。
図9は、4月30日の23時55分における本発明のカレンダ機構の変形例の状態を示す。ここに表示された日付は4月30日であり、2つの4月表示(AVR)の内最初の4月表示(AVR)が開口24を介して見える。この機構の一般的な構成は、図2の構成に類似するが、次の点が異なる。月表示リング52の歯54aは、全て同じ厚さの歯を有する中間ホイール56の歯と噛み合う点である。
図10は、5月1日の1時30分のカレンダ機構の状態を示す。機械的輪列Iが用いられ、様々なホイールセットが1ステップで回転する。この状況は、図3に示す状況と類似するが、次の点が異なる。歯αは、月表示リング52を1ステップ駆動する。表示された日付は4月31日であるが、第2の4月表示が開口24を介して見える。歯54bが今度は中間ホイール56の歯と噛み合う点である。
図11は、5月1日の3時00分のカレンダ機構の状態を示す。機械的輪列IIが用いられ、様々なホイールセットが再び1ステップ回転する。表示された日付は5月1日であり、歯54cが中間ホイール56の歯と噛み合う。
図12は、5月30日の23時55分のカレンダ機構の状態を示す。表示された日付は5月30日である。最初の5月表示(MAI)が開口24を介して見える。この機構の一般的構成は、図5の構成と類似するが、次の点が異なる。月表示リング52の歯54cは、中間ホイール56の歯と噛み合う点である。年ホイールセット14と中間ホイール56と月表示リング52の位置は、5月1日の3時00分以来変わっていない。
図13は、5月31日の23時55分とのカレンダ機構の状態を示す。機械的輪列IIが用いられ、様々なホイールセットが1ステップ回転する。この状態は、図6に示す状態と類似するが、次の点が異なる。歯γは、月表示リング52を1ステップ駆動する点である。表示された日付は5月31日であるが、第2の5月表示(MAI)が開口24を介して見える。歯54dが中間ホイール56の歯と噛み合う。
図14は、6月1日の1時10分のカレンダ機構の状態を示す。機械的輪列Iが2回用いられ、様々なホイールセットが再び1ステップ回転する。表示された日付は6月1日で、歯54eが中間ホイール56の歯と噛み合う。
かくして、上記の年間カレンダ機構のスペースの要件と構成の複雑さは、従来のものに比較すると減少する。本発明の機構を細かい時間を例に説明載したが、この時間は限定的に解釈すべきではない。
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
本発明のカレンダ機構の第1実施例の軸X−Xに沿った断面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第1実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明のカレンダ機構の第2実施例の軸X−Xに沿った断面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。 本発明の第2実施例によるカレンダ機構の様々な動作段階を表す上面図。
符号の説明
10 日付リング
12 日付ホイールセット
14 年ホイールセット
16 中間ホイール
18 プレート
20 ブリッジ
22 環状部分
24 開口
26 文字板
28 円筒状部分
30,31 突起
32 歯
34 環状中間部分
36 時間ホイール
38 歯車
40 くちばし状部分
42 月表示リング
44 フィンガ
46 環状歯車
48 円板
50 突起
52 月表示リング
54 歯
54a,54b、54c,54d,54e 歯
56 中間ホイールセット

Claims (7)

  1. (A) 突起(30)と31枚の歯(32)とを有する日付リング(10)及び前記日付リング(10)を1日に1ステップ回転させる日付ホイールセット(12)と、
    (B) 前記突起(30)と共働する中間ホイールセット(16、56)と、
    前記日付ホイールセット(12)は、中間ホイールセット(16、56)を、月の30日から31日に日付が変わる時に日付リング(10)を介して、1回目のステップ駆動し、
    (C) 中間ホイールセット(16、56)と噛み合い、日付ホイールセット(12)と共働する年ホイールセット(14)と、
    前記日付ホイールセット(12)と中間ホイールセット(16、56)と年ホイールセット(14)は、
    (i) 前記日付ホイールセット(12)が中間ホイールセット(16、56)を大の月の31日から翌月の1日に日付が変わる時に、日付リング(10)を介して2回目のステップで駆動するよう、
    (ii)前記日付ホイールセット(12)が、中間ホイールセット(16、56)を、小の月に30日から31日に日付が変わった後、年ホイールセット(14)を介して2回目のステップで駆動し、前記中間ホイールセット(16、56)が日付リング(10)をその後駆動するように配列され、
    (D) 前記中間ホイールセット(16、56)と共働する歯(54)を有する内側フランクを有する月表示リング(52)と
    前記中間ホイールセット(16、56)は、少なくとも前記2回目のステップに月表示リング(52)を回転させる
    を有する
    ことを特徴とする年間カレンダ機構。
  2. 前記日付リング(10)は、月の日にちの表示を記載した環状部分(22)を有し、
    前記月表示リング(52)は、前記環状部分(22)と同一面に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の年間カレンダ機構。
  3. 前記日付リング(10)は、前記環状部分(22)と共に段を構成する環状中間部分(34)を有し、
    前記月表示リング(52)は、前記環状中間部分(34)上方に配置される
    ことを特徴とする請求項2記載の年間カレンダ機構。
  4. 前記中間ホイールセット(16、56)は、厚い歯と薄い歯を交互に有するホイールから形成され、
    前記厚い歯のみが、前記月表示リング(52)の歯(54)と共働する
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の年間カレンダ機構。
  5. 前記月表示リング(52)は、12枚の歯を有し、各月が1回のみ表示される
    ことを特徴とする請求項4記載の年間カレンダ機構。
  6. 前記中間ホイールセット(16、56)は、その歯が全て同一の厚さを有する中間ホイールセット(56)から形成される
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の年間カレンダ機構。
  7. 前記月表示リング(52)は、24枚の歯を有し、各月は2回表示される
    ことを特徴とする請求項6記載の年間カレンダ機構。
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