JP5078166B2 - 新生児識別バンド - Google Patents

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Description

本発明は一般に感圧積層構造の分野に関し、より詳細には、新生児や幼児の手首や足首に装着する粘着式患者識別バンドに関する。
患者の取り違えによる医療過誤の回避を補助するため、多くの病院やその他の医療機関では患者識別バンドを用いており、それは患者の手首や足首に留め付けられている。そのような識別バンドには、患者の名前、誕生日、識別番号、そして時には患者の写真や割り当てられたバーコードまで印刷または装着されている。機械的閉じ具を用いて患者の手首や足首の周りにバンドを留め付ける患者識別バンドもある。他の種類の患者識別バンドは、バンドを患者の手首や足首の周りに配置してから、粘着剤を用いてバンドの一端をそのバンドの他端に粘着させる。
米国特許5842722号公報
粘着式患者識別バンドに関わる1つの懸念は、使用される粘着剤が、人の肌への接触を認可されたタイプのものでなければならないということである。人への使用を認可された粘着剤を用いた場合でさえ、既知の粘着式識別バンドに関わる1つの問題は、粘着剤と患者の肌の接触が、一部の患者には不快さや炎症を与える可能性がまだあるということである。
患者情報は典型的には識別バンド上にさまざまな方法で配置される。識別バンドには書き込み、押印、感熱プリントができる。バンドに感熱プリントする場合、バンドを患者の手首や足首の周りに留め付ける前に、患者情報を接着ラベルに印刷してその後そのラベルを識別バンドに粘着させるか、または患者情報を識別バンドに直接印刷する。その結果、バンドが患者に装着されているとき、患者情報は患者の手首や足首の周りに円周方向に印刷された状態となる。感熱プリンタを用いる場合、バンドに患者識別情報を刷り込むために用いられるプリンタに、識別バンドの厚み、幅および長さが適合していることが重要である。バンドが厚すぎたり薄すぎたり、厚みが極端に不均一だったりすると、バンドがプリンタを通り抜けて移動するときに印字ヘッドは識別バンドの正しい位置に患者情報を正確に印字することができない可能性がある。識別バンドの幅が狭すぎたり広すぎたりすると、バンドはプリンタを通り抜けて正しく移動できない可能性がある。
既知の患者識別バンドの使用は大人の患者にとっては概ね満足のいくものであったが、これらのバンドを幼児や新生児、特に未熟児に使用することに関する不都合がある。新生児や幼児は非常に小さな手首や足首、ならびに特別敏感な肌を持っている。これらの特徴が、新生児や幼児に従来型患者識別バンドを用いることを、少なくとも2つの理由から難しくしている。第一に、識別バンドは幼児や新生児の手首や足首の周りにしっかりとはまるほど小さくなければならない。この小さなサイズという要求がある場合、所望の患者情報をすべて印刷するスペースがバンド上には足りないかも知れない。第二に、所望の患者情報をすべて印刷するために十分なスペースが識別バンド上にあったとしても、新生児が横たわっている場合には、識別バンド上に円周方向に印刷された情報の一部が新生児の腕や脚の下に来るため、そのような情報はしばしば読み取り難いか読み取り不能となる。
新生児や幼児の敏感で繊細な肌は既知の患者識別バンドの装具取り付けの困難をも作り出す。そのような繊細さを前提とすると、既知の機械的閉鎖手段は幼児や新生児の肌に擦り傷を作る、挟む、または刺激する可能性があるため、機械的閉鎖手段を具えたバンドよりも粘着式識別バンドがしばしば好まれてきた。しかし、人への使用を認可された粘着剤を用いた場合でも、新生児の敏感な肌にそのような粘着剤が接触すると、肌への刺激とそれに関わる不快さを引き起こすことがある。加えて、新生児に用いる場合には、バンドが新生児の肌を締めつけたり食い込んだりする可能性を低減するために、患者識別バンドの幅を最小にすることが望ましいと考えられている。しかし、そのような幅を減らすことはバンドの印刷領域を減らすばかりでなく、多くの既存のプリンタを通り抜けてバンドを送り込めないという結果になる。
上記に説明したように、出産病棟、分娩室、産科病棟、新生児集中治療部ならびに産科病棟における新生児や幼児に対する使用に適した、既知の識別用リストバンドに関わる不都合を克服する患者識別バンド技術の要求があった。理想的には、そのような識別バンドは、サーマルプリンタに適合し、粘着式閉鎖手段を用いながら粘着剤を新生児に接触させることなく、所望の情報を印刷するのに十分なばかりでなく、新生児が横たわっているとき容易に読み取れる印刷可能領域を提供するものである。
本発明は、柔軟性のある感圧積層構造と、幼児や新生児の手首や足首の周りに装着する新規の成形された取り外し可能な識別バンド、関連する患者識別方法、および、その識別バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに留め付けるために用いる組立用ジグを提供することにより既知の識別バンドの不都合を克服する。
その柔軟性のある感圧積層構造は、裏打ち層と、その裏打ち層と実質的に同じ広がりの印字可能層を具える。印字可能層は、印刷に適している印刷可能面と、粘着面とを具える。切り通された印字可能層は、連結バンド部で連結された2つの等サイズの患者識別領域を具えた取り外し可能部を画定する。連結バンド部は、等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも幅が狭い。印字可能層と裏打ち層の間の粘着層は、取り外し可能部が裏打ち層から取り外されたときに粘着剤が少なくとも一方の患者識別領域の粘着面に付着したままとなるように、印字可能層を裏打ち層に取り外し可能に粘着させる。裏打ち層から取り外されたとき、印字可能層の取り外し可能部の連結バンド部には粘着剤は全く付着していない。 2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着し連結バンド部には付着していない粘着剤は、そのような等サイズの患者識別領域と同じ広がりを持たず、そのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように配置されている。
患者情報は等サイズの患者識別領域のうち一方または両方の印刷可能面に印刷され、次に印字可能層の取り外し可能部を、裏打ち層から取り外して、連結バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに巻きつけ、等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付けて、それにより等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着している粘着剤によって2つの等サイズの患者識別領域を互いに付着させることによって、そのような手首や足首の周りに留め付けることができる。
柔軟性のある積層構造の印字可能層は、有利には、その上に直接感熱印刷できる材質で製造されてよい。少なくとも1つの未切断部を用いて、印字可能層の取り外し可能部を印字可能層の他の部位に連結してもよい。
一つの好適な実施形態における粘着層は複数の別個の粘着剤被覆層を備え、1つのそのような粘着剤被覆層は等サイズの患者識別部のうち少なくとも1つの粘着面に付着している。識別バンドが患者の手首や足首の周りに留め付けられたときに粘着剤が患者の肌に接触するのを避けるために、等サイズの患者識別領域の粘着面に付着した粘着剤被覆層は有利には、そのような等サイズの患者識別領域とは同じ広がりを持たず、そのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しない。粘着剤は、米国食品医薬品局によって人の肌への接触を承認されたホットメルト感圧粘着剤とすることができる。
一つの好適な実施形態では、1つの粘着剤被覆層が各等サイズの患者識別領域の粘着面に付着し、1つの粘着剤被覆層が積層構造の各側面に界接し、1つの粘着剤被覆層が積層構造の各端面に界接する状態で、6種の別個の粘着剤被覆層が配置されている。粘着層の面積は有利には前記印字可能層の粘着面の面積の少なくとも50パーセントとすることができる。粘着層の面積は有利には印字可能層の粘着面の面積の少なくとも81パーセント未満とすることができる。
積層構造に加えて、本発明は幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンドをも提供する。その上への印刷が適した印刷可能面と、粘着面とを具えた柔軟性のあるバンドは、2つの等サイズの患者識別領域が、その等サイズの患者識別領域それぞれよりも幅が狭くその所定の直径よりも長尺の連結バンド部によって連結された形状を持つ。粘着剤は2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に粘着しているが、連結バンド部には付着していない。粘着剤は有利には、粘着剤がそのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように等サイズの患者識別領域の粘着面に粘着している。
患者情報は等サイズの患者識別領域のうち一方または両方の印刷可能面に印刷される。識別バンドは、連結バンド部を幼児や新生児の所定の直径の手首や足首に巻きつけて、等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付け、それにより等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着している粘着剤によって2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、そのような手首や足首の周りに留め付けられる。
幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンドは、その上に直接感熱印刷できる材質で製造されてよい。粘着剤は有利には、米国食品医薬品局によって人の肌への接触を承認されたホットメルト感圧粘着剤であってよい。
本発明には、幼児または新生児患者の識別方法も含まれる。そのような幼児または新生児患者に対応する患者識別情報は、裏打ち層と、その裏打ち層と実質的に同じ広がりの印字可能層と、を具えた柔軟性のある積層構造の上に印刷される。印字可能層は、その上への印刷が適した印刷可能面と、粘着面とを具える。切り通された印字可能層は、2つの等サイズの患者識別領域が、その等サイズの患者識別領域それぞれよりも幅が狭い連結バンド部によって連結された形状をした取り外し可能部を画定する。印字可能層と、裏打ち層の間の粘着層は、印字可能層を裏打ち層に取り外し可能に粘着させる。印字可能層の取り外し可能部が裏打ち層から取り外されたとき、粘着剤は等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に粘着したままであり、取り外し可能部の連結バンド部に粘着剤が付着したまま残ることはない。
印字可能層の取り外し可能部は、裏打ち層から取り外されて、連結バンド部を幼児や新生児の手首や足首に巻きつけ、等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付けて、それにより等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着している粘着剤によって2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによってそのような手首や足首に留め付けることができる。
一つの好適な実施形態では、幼児や新生児の手首や足首の周りに識別バンドを留め付けるためのキットが提供され、それは前述の積層構造と、柔軟性のあるバンドの患者識別領域の長さと幅に概ね対応する長さと幅がある窪み領域を具えた組立用ジグを含む。柔軟性のあるバンドの患者識別領域の窪み領域における横方向の移動は、組立用ジグによって制止される。識別バンドは、一方の患者識別領域を組立用ジグの窪み領域に配置し、識別バンドをそのような手首や足首の周りに巻きつけ、他方の患者識別領域を窪み領域内にある患者識別領域と同じ広がりに揃えてから2つの患者識別領域を互いに押し付けて、それにより患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着した粘着剤によって2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、幼児や新生児の手首や足首に留め付けることができる。
こうして本発明は、幼児や新生児に用いられたときの既知の識別バンドの不都合を、所望の患者識別情報をすべて印刷するに足る大きさの患者識別領域と、締め付けや不快さを最小限にする、患者の手首や足首の周りで狭幅の連結バンド部と、患者識別部に付着した粘着剤が新生児や幼児の肌の周縁に界接しない故に新生児や幼児の肌に接触しないことを好適な実施形態において確実にする粘着式閉鎖手段を備えた識別バンドを提供することにより克服する。患者識別情報は、連結時は手首や足首から外側に延びる患者識別領域に印刷され、識別バンドの周りに円周方向に印刷されてはいないので、新生児や幼児が横たわっていても医療従事者がそのような情報を容易に読み取ることが出来る。
本発明を、本発明の好適な実施形態を示した添付の図面を参照して以下詳細に説明する。しかし、本発明は各種の異なる形態で実施されてよく、本明細書に規定した好適な実施形態に限定したもの解釈されるべきではない。むしろ、これらの好適な実施形態は、この開示を万全で完璧にするため、また、当業者に対して本発明の範囲を万全に伝えるために提供されている。すべての代替形態、変更形態および等価物は、添付の請求の範囲に規定される本発明の趣旨および範囲内にあるものと意図されることが理解されよう。
図1〜図4は、本発明の好適な一実施形態を示し、そこで積層構造10は、印字可能層12、粘着層40および裏打ち層44を具えている。積層構造10の印字可能層12と裏打ち層44は互いに実質的に同じ広がりを持つ。好適な実施形態において、積層構造は略長方形の形状である。
積層構造10の印字可能層12の最も外側の面、すなわち印刷が施される面、を本明細書において印字可能層12の「印刷可能面」と称する。印字可能層12の他方の面、すなわち、裏打ち層44に最も近い面を、本明細書において印字可能層12の「粘着面」と称する。同様に、識別バンド30が基材すなわち積層構造10の残存部分から取り外されてもなお、識別バンド30は印刷が施される印刷可能面と粘着剤が付く粘着面を持つ。
本明細書における方向の呼称に関しては、「長さ」は積層構造の長手方向の寸法を意味し、「幅」は積層構造の横方向の寸法を意味し、「厚み」は印字可能層の印刷可能面に対して垂直な方向の寸法を意味する。積層構造の「端面」は積層構造の、長手方向に最も遠い端縁である。積層構造の「側面」は積層構造の、横方向に最も遠い端縁である。
任意の材質を印字可能層12として用いてよい。印字可能層12は積層構造10から取り外して識別バンドとして用いることを意図しているので、印字可能層として選択される材質は以下の特性を持つべきである。すなわち好ましくは既知のプリンタを用いた、表面への印刷に適した印刷可能面と、積層構造がその構造の両端を互いに粘着させて患者の手首や足首の周りに壊れずに巻きつくことを可能とするために十分な柔軟性と、病院の患者によって、または患者に対して典型的に行われる、ベッドの材質、風呂、シャワーおよびその他の行為による擦れに、ひどく劣化せずに耐えられる強さと、低刺激性であること、である。印字可能層としての使用に特に適している材質は、感熱コーティングとUVトップコートで被覆された2軸延伸ポリプロピレンフィルムであることがわかっている。有利には、そのような材質で作られた印字可能層12は、従来のダイレクトサーマルプリンタに適応し、各種オイル、可塑剤およびアルコールへの耐性が良好であり、冷水または中温水に浸漬されても劣化しない(極端に高温の湯では顕著な劣化を起こすことがある)。
裏打ち層44も同様に、印字可能層12と粘着層40がそこから容易に取り外しできるような柔軟性のある材質でできている。好適な実施形態において、裏打ち層44はシリコンまたは他の耐粘着コーティングでカレンダー加工された紙である。
好適な一実施形態における粘着層40は、印字可能層12を裏打ち層44に接触させて保持しながらも、印字可能層12も裏打ち層44も大きく損なわずに印字可能層12を裏打ち層44から取り外すことも可能にするのに適した感圧粘着剤から構成されている。粘着層40として用いるにはホットメルト粘着剤が適していることがわかっている。そのようなホットメルト粘着剤を、感熱材質が印字可能層として用いられている構造で使用する場合、積層構造の製造中にホットメルト粘着剤が感熱印字可能層を活性化しないことを確実にするべく注意しなければならない。好ましくは、粘着層40に用いられる粘着剤は、米国食品医薬品局によって人の肌への接触を承認されたものである。
印字可能層12、裏打ち層44および粘着層40を含めて積層構造10に使用するのに適した材質は、例えばカリフォルニア州アップランドのCCLインダストリーズ(CCL Industries, Inc in Upland, California 91786−4377)から一般に入手可能で求めることができる。
当業者なら理解するであろうことだが、印字可能層12および裏打ち層44には各種のコーティングを施してよく、そのようなコーティングの存在は、本発明の範囲から逸脱するものではない。例えば、UVコーティングを印字可能層に施してもよい。
図2〜図4に示すように、粘着層40は印字可能層12および裏打ち層44と同じ広がりを持たない。むしろ、粘着層は、識別バンド30も裏打ち層44も大きく劣化させずに識別バンド30を積層構造から取り外させながら、印字可能層12と裏打ち層44の間の粘着を協働して維持する複数の粘着剤被覆層からなる。好適な実施形態において、粘着層40は、印字可能層12の面積の約50パーセントから約80パーセントの間を覆い、印字可能層が裏打ち層44から取り外されるとき、粘着層40は印字可能層12の粘着面に粘着したままとなるように、粘着層40は印字可能層12に比較的永続的に粘着している。
本発明による長方形の積層構造に有用である粘着剤被覆層の特に有利なパターンが、図2に示されている。このパターンでは、印字可能層12と裏打ち層44の間に6箇所、粘着剤層で覆われた部分がある。2つの粘着剤被覆層24が長手方向に互いに間を置いて配置され、そのような被覆層の各々は積層構造の一端面に近接している。2つの粘着剤被覆層26が横方向にそれぞれから間を置いて配置され、そのような被覆層はそれぞれが積層構造の一側面に近接している。以後は内部粘着剤被覆層と呼ぶ2つの粘着剤被覆層22は、長手方向にそれぞれから間を置いており、そのような堆積層はどれ一つとして積層構造の如何なる側面或いは如何なる端面にも近接していない。
有利には、粘着剤被覆層どうしは実質的に厚みが等しく、さらに、従来のプリンタを通り抜ける積層構造10の移動を促進するため、および、プリントヘッドに対する印字可能層の印刷可能面の位置取りを、正確な印刷に必要な公差内とすることを促進するため、積層構造10の全体としての厚みが実質的に均一になるように配置される。
図1〜図2に示すように、印字可能層12は切り込まれて(そして有利には打ち抜かれて)、患者識別領域16よりも幅が狭い連結バンド18で連結された2つの等サイズの患者識別領域16を具えた識別バンド部14を形成する。識別バンド部の形状は当技術分野では一般に「ダンベル形状」と呼ばれる。識別バンド部14は、1つの内部粘着剤被覆層22が各患者識別領域16に近接するとともに他の4層の粘着剤被覆層22、24のいずれも識別バンド部14内に来ないように印字可能層12へと切り込まれている。好適な一実施形態において、連結バンド幅は7mmを超えず、連結バンドの長さは95mmを超えない。好適な一実施形態において、患者識別領域16の長さは60mmを超えず、患者識別領域16の幅は35mmを超えない。別の好適な実施形態において、連結バンドの長さは約76mmであり、各患者識別領域16の長さは約38mmで各患者識別領域16の幅は約28mmである。
積層構造10の印字可能層12を切り込むとき、識別バンド部14は、より小規模な未切断部20のうち1つによって、印字可能層12の他の部位に取り付けられたままであってよい。各患者識別領域16と積層構造10の対応する端面の間に1つまたは複数の未切断部20を配置することは、構造がプリンタを通り抜けて移動する際に、識別バンド部14が積層構造から外れることを防止する補助として有利に使用されることができる。その1つまたは複数の小規模な未切断部20は、存在する場合には、識別バンド部14の積層構造10からの取り外しを邪魔したり、取り外すときに識別バンド部14または識別バンド部の印字可能層に大きな劣化を引き起こしたりしないサイズであるべきである。
図2を参照すると、本発明の好適な一実施形態において、内部粘着剤被覆層22の周縁は、近接した患者識別領域16の周縁に界接していない。有利には、各内部粘着剤被覆層22の周縁と近接した患者識別領域16の周縁との距離Dは約2mmから約4mmである。
図12に示すように、上記に説明した積層構造10は、端と端を互いに付けた複数の積層構造が、厚紙またはその他の適切な材質の筒101の周りに巻かれて連続して製造されたものでよい。ロール内の個々の積層構造は、横方向のミシン目100によって、個々の積層構造をミシン目に沿って裂いてロールから外すことによって、取り外すことができる。当業者なら理解するであろうが、プリンタなどの従来型機械での積層構造の使用を促進するために、横方向の濃色標示線を裏打ち層の外側に印刷してもよく、プリンタは積層構造を機械内に正しく位置決めするために、そのような線の存在を検知することが多い。
図5〜図6を参照すると、印字可能層12に切り込まれた識別バンド部14は、大まかに30で示された識別バンドを形成するために積層構造10から離脱することができる。図6に示すように、識別バンド部14が識別バンド30を形成するために積層構造10から取り外されるとき、2つの内部粘着剤被覆層22それぞれは近接した患者識別領域16に粘着したままである。
文字列、写真、バーコードデータ、またはそれらの組合せなどである患者識別証34は、従来のプリンタを用いて積層構造10の患者識別領域16の一方または両方の印刷可能面に印刷されることができる。所望の患者識別証34が積層構造上に印刷された後で、識別バンド部14は識別バンド30として用いるために積層構造から取り外される。
図7〜図9を参照すると、連結バンド18を手首や足首の周りに巻きつけ、各患者識別領域16の粘着面上の内部粘着剤被覆層22が互いに向き合うように患者識別領域16それぞれを突き合わせて揃えて並べ、次に患者識別領域16(したがって2つの内部粘着剤被覆層22)を互いに押し付けることによって、識別バンド30は、幼児や新生児の手首や足首の周りに閉じた環を形成する。有利には、識別バンド30が新生児の手首や足首の周りに閉じた環として組み立てられたとき、各内部粘着剤被覆層22の周縁は患者識別領域16の周縁から距離D分間を空けている。その結果、粘着剤が幼児や新生児の肌に接触することがなくなる。
識別バンド30は幼児や新生児への使用に特別適しているが、識別バンド30を他の患者に使用しても本発明の範囲から逸脱しない。
図10に関して述べると、識別バンド30の識別領域16に概ね長さと幅が対応する窪み領域48を持つ組立用ジグ50を用いて、識別バンドを組み立てつつ患者識別領域16の突き合わせの整列の確保を補助してもよい。識別バンド30が新生児の手首や足首の周りに形成されたとき、その患者識別領域16を組立用ジグ50の窪み領域48に共に定置して、内部粘着剤被覆層22の正しい整列を確実にする。そのように組立用ジグ50は、識別バンド30の両端を維持している粘着剤が、内部では離れていて、新生児の肌と接触しないことの確保を補助する。組立用ジグ50は、各種の厚紙、プラスチックまたは金属などの、任意の耐久性のある材質で作製されるようにできる。
積層構造10と識別バンド30はそれぞれ非常に可撓性と耐久性がある。識別バンド30は、幼児や新生児の肌への摩削を最低限にするために角が丸められたものとすることができる。積層構造10および識別バンド30の寸法は、識別バンドが幼児や新生児の手首や足首の周りに快適に適合するが、新生児や幼児の手首や足首から滑脱するほど緩くないように選択されている。識別バンド30の患者識別領域16は、そこに所望の患者識別証34を印刷できるのに十分な大きさであるが、幼児や新生児に過度に干渉しないサイズである。好適な一実施形態において、識別バンド30の連結バンド18は、約7cmから約8cmの間の長さと、約0.5cmから約1cmの間の幅とを持ち、患者情報領域16は約3cmから約4cmの間の長さと、約2cmから約3cmの間の幅を持つ。識別バンド30の他の可能な寸法は、識別バンドが新生児の手首や足首の周りに巻き付けられるに足る長さであれば本発明の範囲内にある。
積層構造10は好ましくは略長方形の形状をしているが、本発明の範囲から逸脱せずに他の形状を用いてもよい。略長方形の形状をした積層構造10は、そこに識別証34を印刷するために従来のプリンタに容易に送り込める。特に有利な積層構造10は、約16cmから約18cmの間の長さと、約3cmから約5cmの間の幅を持つ。
上記に示したように、本発明の積層構造および識別バンドは、従来のプリンタで使用できる積層構造10を提供することにより、また、粘着剤との肌の接触の可能性を最低限にするばかりでなく、バンドが手首や足首に留め付けられているときに新生児から延びるバンドの平坦な部位に患者識別証34が印刷されていて、識別ブレスレットの周りに円周方向に印刷されてはいないため、幼児または新生児が寝ているときでも容易に読み取れる、幼児や新生児での使用に特に適した識別バンドを提供することにより当技術分野での既存の課題を解決する。
本発明は広範な実用性と用例を受け入れる余地があることを当業者なら容易に理解するであろう。本明細書に説明された以外の本発明の多くの実施形態と修正、ならびに種々の変形形態、変更形態および等価の構成は、本発明の本質あるいは範囲から逸脱することなく、本発明ならびにその前述の説明から明白あるいは正当に示唆されている。したがって、本明細書では本発明をその好適な実施形態に沿って説明してきたが、この開示は単に本発明を説明または例示するのみであって、本発明の万全で権限ある開示を提供する目的のみのためなされたことを理解されたい。前述の開示は本発明を限定する意図もなくそのように解釈されるべきでもなく、また、そのような他の実施形態、修正、変形形態、変更形態および等価の構成を除外するものでもない。
本発明の好適な実施形態による積層構造の、印字可能層の印刷可能面が見える平面図である。 図1の積層構造の印字可能層の粘着面の、粘着剤が付着している状態の平面図である。 図1の積層構造の、線3−3に沿った断面図である。 図1の積層構造の、線4−4に沿った断面図である。 図1の積層構造から取り外された識別バンドの印刷可能面の平面図である。 図5の識別バンドの粘着面の、粘着剤が付着した状態の平面図である。 図5の識別バンドのその両端が互いに接着連結された状態の斜視図である。 図7の識別バンドの斜視図の、印字可能層と、裏打ち層の間の粘着剤被覆層を破線で示した図である。 図7の識別バンドの、幼児や新生児の足首に留め付けられた状態の斜視図である。 識別バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに留め付けるために用いられる組立用ジグの斜視図である。 識別バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに留め付けるために用いられる組立用ジグの斜視図である。 一巻きの積層構造の斜視図である。
10…積層構造、12…印字可能層、16…患者識別領域、18…連結バンド、20…未切断部、22…内部粘着剤被覆層、24…粘着剤被覆層、30…識別バンド、34…識別証、40…粘着層、48…窪み領域、100…ミシン目、D…距離

Claims (30)

  1. 柔軟性のある積層構造であって、
    裏打ち層と、
    2つの等サイズの患者識別領域を、該等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも狭幅の連結バンド部で連結させた形状である取り外し可能部を画定するために切断されているものであり、印刷に適した印刷可能面と粘着面とを具えた、前記裏打ち層と同じ広がりの印字可能層と、
    前記2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着し連結バンド部には付着していない粘着剤は、そのような等サイズの患者識別領域と同じ広がりを持たず、そのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように配置され、かつ、前記印刷可能層の該取り外し可能部が前記裏打ち層から取り外されたときに前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に粘着したままであり前記取り外し可能部の前記連結バンドには粘着剤が付着して残らないように、前記印字可能層を前記裏打ち層に取り外し可能に粘着させる、前記印字可能層と前記裏打ち層の間の粘着層と、
    を備え、
    患者情報は前記等サイズの患者識別領域のうち一方または両方の印刷可能面に印刷されることができ、前記印字可能層の前記取り外し可能部は、前記裏打ち層から取り外されて、連結バンドを幼児や新生児の手首や足首に巻きつけ、前記等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付けて、それにより前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着している粘着剤によって前記2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、そのような手首や足首の周りに留め付けることができる、
    柔軟性のある積層構造。
  2. 前記粘着層が複数の粘着剤被覆層を備える、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  3. 前記複数の粘着剤被覆層の一粘着剤被覆層は、前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に粘着する、請求項2記載の柔軟性のある積層構造。
  4. 等サイズの患者識別領域の周縁と、そこに粘着した粘着剤被覆層の周縁との距離は、2mmから4mmの間である、請求項3記載の柔軟性のある積層構造。
  5. 前記印字可能層が、感熱コーティングとUVトップコートで被覆された2軸延伸ポリプロピレンフィルムを備え、その上に直接感熱印刷を施すのに適している、請求項2記載の柔軟性のある積層構造。
  6. 前記積層構造は16cmから18cmの範囲の長さと、3cmから5cmの範囲の幅を持つ、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  7. 前記印字可能層の前記取り外し可能部を、前記取り外し可能部ではない前記印字可能層の部位に連結する少なくとも1つの未切断部をさらに備えた請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  8. 記印字可能層の前記取り外し可能部の前記連結バンドの長さは7cmから8cmの範囲である、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  9. 前記印字可能層の前記取り外し可能部の前記連結バンドの幅は0.5cmから1cmの範囲である、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  10. 前記印字可能層の前記取り外し可能部の前記等サイズの患者識別領域それぞれの幅は、2cmから3cmの範囲である、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  11. 前記粘着剤は、米国食品医薬品局によって人の肌への接触を承認された感圧粘着剤を含む、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  12. 前記感圧粘着剤はホットメルト感圧粘着剤である、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  13. 前記粘着層の面積は、前記印字可能層の粘着面の面積の少なくとも50パーセントである、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  14. 前記粘着層の面積は、前記印字可能層の粘着面の面積の81パーセント未満である、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  15. 前記印字可能層の取り外し可能部の等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの印刷可能面に印刷されていることをさらに含む、請求項1記載の柔軟性のある積層構造。
  16. 幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンドであって、
    印刷に適した印刷可能面と粘着面を具えた柔軟性のあるバンドであって、前記柔軟性のあるバンドは、2つの等サイズの患者識別領域を、該等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも狭幅で所定の直径よりも大きい長さを持つ連結バンド部で連結させた形状を持つ柔軟性のあるバンドと、
    2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着しているが連結バンド部には付着していない粘着剤であって、前記粘着剤は、そのような粘着剤が粘着しているそのような少なくとも一つの等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように、前記2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一つの粘着面に粘着している、粘着剤と、
    を備え、
    患者情報は前記等サイズの患者識別領域のうち一方または両方の印刷可能面に印刷されることができ、前記識別バンドは、連結バンド部を幼児や新生児の所定の直径の手首や足首に巻きつけて、前記等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付け、それにより前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着している粘着剤によって前記2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、そのような手首や足首の周りに留め付けられる、
    幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  17. 前記柔軟性のあるバンドは、感熱コーティングとUVトップコートで被覆された2軸延伸ポリプロピレンフィルムを備え、その上に直接感熱印刷を施すのに適している、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  18. 前記等サイズの患者識別領域の周縁と、そこに粘着した粘着剤被覆層の周縁との距離は、2mmから4mmの間である、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  19. 前記柔軟性のあるバンドは、その上に直接感熱印刷を施すのに適した材料を含む、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  20. 前記連結バンド部の長さは7cmから8cmの範囲内である、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  21. 前記柔軟性のあるバンドの長さは16cmから18cmの範囲内である、請求項2記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  22. 前記連結バンド部の幅は0.5cmから1cmの範囲内である、請求項2記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  23. 前記等サイズの患者識別部それぞれの幅は、2cmから3cmの範囲内である、請求項2記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  24. 前記粘着剤は、米国食品医薬品局によって人の肌への接触を承認された感圧粘着剤を含む、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  25. 前記感圧粘着剤はホットメルト感圧粘着剤である、請求項2記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  26. 前記柔軟性のあるバンドの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つに印刷された患者識別情報をさらに含む、請求項1記載の幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンド。
  27. 幼児や新生児の患者の識別方法であって、
    裏打ち層と、
    2つの等サイズの患者識別領域を、該等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも狭幅の連結バンド部で連結させた形状である取り外し可能部を画定するために切断されているものであり、印刷に適した印刷可能面と粘着面とを具えた、前記裏打ち層と同じ広がりの印字可能層と、
    前記2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着し連結バンド部には付着していない粘着剤は、そのような等サイズの患者識別領域と同じ広がりを持たず、そのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように配置され、かつ、前記印刷可能層の該取り外し可能部が前記裏打ち層から取り外されたときに前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に粘着したままであり前記取り外し可能部の前記連結バンドには粘着剤が付着して残らないように、前記印字可能層を前記裏打ち層に取り外し可能に粘着させる、前記印字可能層と前記裏打ち層の間の粘着層と、
    を備えた柔軟性のある積層構造の少なくとも一方の患者識別領域上に幼児または新生児の患者に対応する患者識別情報を印刷することと、
    前記柔軟性のある積層構造の印字可能層の取り外し可能部を、前記柔軟性のある積層構造の前記裏打ち層から取り外すことと、
    前記連結バンドを前記幼児や新生児患者の手首や足首の周りに巻きつけ、前記等サイズの患者識別領域の粘着面を互いに押し付けて、それにより前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着している粘着剤によって前記2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、前記柔軟性のある積層構造の印字可能層の取り外し可能部をそのような手首や足首の周りに留め付けることと、
    を含む幼児や新生児の患者の識別方法。
  28. 識別バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに留め付けるためのキットであって、
    印刷に適した印刷可能面と粘着面を具えた柔軟性のあるバンドであって、前記柔軟性のあるバンドは、2つの等サイズの患者識別領域を、該等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも狭幅で所定の直径よりも長尺の持つ連結バンド部で連結させた形状を持つ柔軟性のあるバンドと、
    2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着しているが連結バンド部には付着していない粘着剤であって、前記粘着剤は、そのような粘着剤が粘着しているそのような少なくとも一つの等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように、前記2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも一つの粘着面に粘着している、粘着剤と、
    前記等サイズの患者識別領域のうち一方または両方の印刷可能面に印刷された患者識別情報と、
    を備えた、幼児や新生児の所定の直径の手首や足首の周りに装着する識別バンドと、
    前記柔軟性のあるバンドの前記患者識別領域の長さと幅に対応する長さと幅の窪み領域を具えた組立用ジグであって、該窪み領域における前記柔軟性のあるバンドの患者識別領域の横方向の移動は前記組立用ジグによって制止される、組立用ジグと、
    を備え、
    前記識別バンドは、一方の患者識別領域を組立用ジグの窪み領域に配置し、識別バンドの連結バンド部をそのような手首や足首の周りに巻きつけ、他方の患者識別領域を窪み領域内にある患者識別領域と同じ広がりに揃えてから2つの患者識別領域を互いに押し付けて、それにより患者識別領域のうち少なくとも一方の粘着面に付着した粘着剤によって2つの等サイズの患者識別領域を互いに粘着させることによって、幼児や新生児の手首や足首に留め付けることができる、
    識別バンドを幼児や新生児の手首や足首の周りに留め付けるためのキット。
  29. 製造品であって、
    端と端を互いに付けた関係で筒の周りの一巻きに形成された複数の柔軟性のある積層構造を備え、そのような柔軟性のある積層構造それぞれは、横方向のミシン目によって個々の隣接した柔軟性のある積層構造から分離させることができ、そのような柔軟性のある積層構造それぞれが、
    裏打ち層と、
    2つの等サイズの患者識別領域を、該等サイズの患者識別領域それぞれの幅よりも狭幅の連結バンド部で連結させた形状である取り外し可能部を画定するために切断されているものであり、印刷に適した印刷可能面と粘着面とを具えた、前記裏打ち層と同じ広がりの印字可能層と、
    前記2つの等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に付着し連結バンド部には付着していない粘着剤は、そのような等サイズの患者識別領域と同じ広がりを持たず、そのような等サイズの患者識別領域の周縁に界接しないように配置され、かつ、前記印刷可能層の該取り外し可能部が前記裏打ち層から取り外されたときに前記等サイズの患者識別領域のうち少なくとも1つの粘着面に粘着したままであり前記取り外し可能部の前記連結バンドには粘着剤が付着して残らないように、前記印字可能層を前記裏打ち層に取り外し可能に粘着させる、前記印字可能層と前記裏打ち層の間の粘着層と、
    を備える、製造品。
  30. 前記複数の柔軟性のある積層構造内の各柔軟性のある積層構造の印字可能層は、感熱コーティングとUVトップコートで被覆された2軸延伸ポリプロピレンフィルムを備え、その上に直接感熱印刷を施すのに適している、請求項29記載の製造品。
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