JP5077599B2 - ビーム電流密度分布の調整目標設定方法及びイオン注入装置 - Google Patents

ビーム電流密度分布の調整目標設定方法及びイオン注入装置 Download PDF

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Description

この発明は、複数のリボン状イオンビームによる照射領域を重ね合わせて、ガラス基板上に所定のイオン注入量分布を形成させるイオン注入装置に関する。
近年、液晶テレビに代表される液晶製品の大型化が著しい。半導体製造工程においては、1つの処理工程でより多くの液晶パネルを処理する為に、ガラス基板の寸法を大きくし、大型のガラス基板から液晶パネルを多面取りしようという試みがなされている。半導体製造装置の一つであるイオン注入装置についても、このような大型のガラス基板への対応が求められている。
このような要望に対応すべく、これまでに特許文献1に記載のイオン注入装置が開発されてきた。
特許文献1には、ガラス基板の寸法よりも小さい2本のイオンビームを用いて、ガラス基板の全面にイオン注入処理を施す技術が開示されている。より具体的には、特許文献1では、一例として、互いに直交する3方向(X、Y、Z方向)を、それぞれイオンビームの短辺方向、イオンビームの長辺方向、イオンビームの進行方向として定義している。2本のイオンビームは、X方向において互いに離間した位置に、Y方向においてガラス基板上での各イオンビームによる照射領域が部分的に重なるように互いの中心位置をずらして、ガラス基板へのイオン注入処理が施される処理室内に照射されている。そして、このようなイオンビームの長編方向を横切るように、X方向に沿ってガラス基板を搬送させることで、ガラス基板全面に渡ってのイオン注入処理を実現させている。
特許文献1に記載の技術は、ガラス基板の搬送速度が一定である。そして、ガラス基板の全面に渡って均一な注入量分布を実現するということから、ガラス基板上に照射されるイオンビームの電流密度分布は、特許文献1の図6に示されているように2本のイオンビームが重ね合わせされる領域を含めて、Y方向に沿って、全体が略均一な電流密度分布となるように調整されている。
特開2009−152002号公報(図1、図3、図6、段落0077〜0088)
一般に、イオンビームが重ね合わせされる領域でのビーム電流密度分布の調整は、1本のイオンビームのビーム電流密度分布を調整する場合と比較して、調整対象とされるパラメータの数が多く、複雑である。また、経験的に、ガラス基板に照射されるイオンビームのイオン注入条件が、イオンビームのビーム電流密度分布の調整結果や調整時間に影響を及ぼしていることがわかっている。例えば、あるイオン注入条件でガラス基板に照射されるイオンビームのビーム電流密度分布を調整する場合には、目標とする分布に対して、1%の誤差範囲に収まるぐらい高精度な調整が出来ることがある。このような理由から、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整を闇雲に行ったのでは、目標分布に対する調整精度が悪くなったり、全体の調整が終了するまでに長時間を要したりしてしまうことが考えられる。
しかしながら、特許文献1において、イオンビームが重ね合わせされる領域でのビーム電流密度分布の調整については、ガラス基板上で重ね合わせされるイオンビーム照射領域におけるビーム電流密度分布を他の領域(重ね合わせされない領域)でのビーム電流密度分布とほぼ等しくなるように調整するといった程度の記載しかなされておらず、具体的にどのようにして調整を行えばいいのかが明らかにされていなかった。
そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、イオン注入条件に応じて、複数のイオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標を設定する手法と、当該手法を実現する為の制御装置を備えたイオン注入装置を提供することを主たる目的とする。
すなわち本発明に係るビーム電流密度分布の調整目標設定方法は、複数のイオンビーム供給装置の各々から処理室内に供給されるリボン状イオンビームの長辺方向と略直交する方向にガラス基板を搬送させ、ガラス基板の全面に渡って、各リボン状イオンビームによる照射領域を重ね合わせて、前記ガラス基板上に略均一なイオン注入量分布を形成するイオン注入装置において、各リボン状イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標を設定する方法であって、前記イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に基づいて、均一性の調整が短時間で済むようなイオンビームの集まりや精度の良い均一性の調整が可能となるイオンビームの集まりである調整目標設定データを検索し、前記調整目標設定データ内に前記イオン注入条件と合致するデータがある場合には、前記各リボン状イオンビームのうち少なくとも1本のリボン状イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を、当該調整目標設定データから読み出したビーム電流の値を用いて設定することを特徴としている。
また、本発明に係るイオン注入装置は、複数のイオンビーム供給装置の各々から処理室内に供給されるリボン状イオンビームの長辺方向と略直交する方向にガラス基板を搬送させ、ガラス基板の全面に渡って、各リボン状イオンビームによる照射領域を重ね合わせて、前記ガラス基板上に略均一なイオン注入量分布を形成するイオン注入装置であって、前記イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に基づいて、均一性の調整が短時間で済むようなイオンビームの集まりや精度の良い均一性の調整が可能となるイオンビームの集まりである調整目標設定データを検索し、前記調整目標設定データ内に前記イオン注入条件と合致するデータがある場合には、前記各リボン状イオンビームのうち少なくとも1本のリボン状イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を、当該調整目標設定データから読み出したビーム電流の値を用いて設定する機能を有する制御装置を備えていることを特徴としている。
このようなビーム電流密度分布の調整目標設定方法やイオン注入装置であれば、イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に応じて、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の目標値設定が可能となるので、闇雲に各イオンビームのビーム電流密度分布の目標値を設定して調整を行う場合に比べて、各イオンビームの電流密度分布を効率的に調整することが出来る。
さらに、前記検索は、イオン注入条件のうち、ガラス基板に照射されるイオンビームのイオン種とエネルギーを検索項目として行われることが望ましい。
このようなものであれば、イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に応じて、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の目標値設定が可能となるので、闇雲に各イオンビームのビーム電流密度分布の目標値を設定して調整を行う場合に比べて、各イオンビームの電流密度分布を効率的に調整することが出来る。
本発明の一実施形態に係るイオン注入装置の様態を示す平面図である。 図1に記載の処理室内部をZ方向から見た時の平面図である。 本発明の一実施例に係るビーム電流密度分布の調整方法を示す説明図である。
図1は本発明に係るイオン注入装置1の一実施例を示す平面図であり、図2は図1の処理室内部をZ方向から見た時の平面図である。これらの図面を基に本発明の一実施例に係るイオン注入装置の全体の構成を説明する。
この発明において、X方向を基板の搬送方向、Y方向をイオンビームの長辺方向、Z方向を処理室内でガラス基板に照射されるイオンビームの進行方向としている。また、この発明において、リボン状イオンビームとは、イオンビームの進行方向に直交する平面でイオンビームを切った場合に、その断面が略長方形状であるイオンビームのことを指している。
以下に本発明で用いられるイオン注入装置の全体の構成について簡単に説明する。
図1に記載のイオン注入装置1は、主に、処理室11と一点鎖線によって囲まれた第1のイオンビーム供給装置2、第2のイオンビーム供給装置12、第3のイオンビーム供給装置32および第4のイオンビーム供給装置42から構成されている。第1〜第4のイオンビーム供給装置は、それぞれ第1のイオンビーム6、第2のイオンビーム16、第3のイオンビーム36および第4のイオンビーム46を処理室11内に供給する為の装置である。
イオンビーム供給装置について簡単に説明する。第1〜第4のイオンビーム供給装置を構成するイオン源(3、13、33、43)、質量分析マグネット(4、14、34、44)および分析スリット(5、15、35、45)は、それぞれ同じ性能の供給装置であっても構わないし、異なる性能の供給装置であっても良い。ここでは、第1のイオンビーム供給装置2の構成を代表として説明し、他の供給装置についての説明は、重複する為、これを省略する。
第1のイオンビーム供給装置2は、イオン源3を備えており、このイオン源3より第1のイオンビーム6が引出される。イオン源3より引出された第1のイオンビーム6には様々なイオンが混在している。この内、所望のイオンのみをガラス基板10へ照射させる為に、質量分析マグネット4と分析スリット5とを協働させ、所望のイオンとその他のイオンとの分離を行う。この分離は、イオン毎の質量数の違いを利用して、分析スリット5を所望のイオンのみが通過できるように質量分析マグネット4での第1のイオンビームの偏向量を調整することで行われる。
第1のイオンビーム供給装置2から供給される第1のイオンビーム6は、処理室11内に設けられたビームプロファイラー7によって、長辺方向(Y方向)におけるビーム電流密度分布が測定される。このビームプロファイラーの例としては、公知のファラデーカップをY方向に沿って複数個配列した多点ファラデーやY方向に沿って移動可能な単一のファラデーカップを用いることが考えられる。
なお、上記説明ではイオンビーム供給装置として、質量分析マグネットや分析スリットを備える構成の供給装置について説明したが、これらを備えないものでも良い。
ガラス基板10のイオン注入装置1への搬入に際しては、第1の真空予備室22の大気側に位置するゲートバルブ20が開けられる。その後、ガラス基板10は大気側に設けられた図示されない搬送ロボットによって第1の真空予備室22内へ搬入される。この際、第1の真空予備室22と処理室11との間に位置するゲートバルブ18は、処理室11側が大気に開放されないように閉められている。
ガラス基板10が第1の真空予備室22内に搬入された後、ゲートバルブ20が閉められて、図示されない真空ポンプにより、第1の真空予備室22内が処理室11と同程度の真空度(圧力)となるまで真空排気される。
第1の真空予備室22内の真空度が処理室11と同程度となった後、ゲートバルブ18が開けられる。そして、ガラス基板10は、処理室11内へ搬入され、矢印Aとして記載される方向に第1のイオンビーム6、第2のイオンビーム16を横切るように処理室内を搬送される。これによってガラス基板10へのイオン注入処理が達成される。
その後、ガラス基板10は、ゲートバルブ19を通過し、第2の真空予備室23内に搬入される。ここで、ゲートバルブ19は、処理室11内でのガラス基板10へのイオン注入処理中、もしくは、イオン注入処理後の適当なタイミングで開放されるものとする。
第2の真空予備室23内へのガラス基板10の搬入が完了した後、ゲートバルブ19が閉められる。この際、第2の真空予備室23の大気側に位置するゲートバルブ21は閉められている。そして、第2の真空予備室23を密閉した上で、室内の雰囲気が大気圧と同程度となるまで、図示されない真空ポンプにより第2の真空予備室23の圧力調整がなされる。
第2の真空予備室23の室内が大気圧となった後、ゲートバルブ21が開けられて、大気側に設けられた図示されない搬送ロボットによって、ガラス基板10の大気側への搬出が行われる。
図2は図1の処理室11内部をZ方向から見た時の平面図である。
ガラス基板10の搬送機構の一例としては、図2に示されるようにガラス基板10を保持するホルダー24の下面に車輪を設けておき、この車輪が第1、第2の真空予備室22、23、処理室11内に配置された図示されないレール上を転がることでX方向に沿ってホルダー24を移動させることが可能となる。この場合、ホルダー24を移動させる為の動力源(モーター等)を、別途、用意しておく。ガラス基板10の真空予備室間での往復搬送を考えた場合、動力源がモーターであれば正逆の回転が可能な構成にしておくことが望ましい。
Y方向において、第1〜第4のイオンビームはガラス基板10よりも長い寸法を有している。その為、ガラス基板10が図2に示される矢印Aの方向に、第1の真空予備室22から第2の真空予備室23へ搬送された場合、ガラス基板の全面において、各イオンビームによる照射領域は重ね合わせされる。なお、図2中に記載の第1〜第4のイオンビームのそれぞれを取り囲んでいる破線は、各イオンビーム供給装置から処理室11内へイオンビームを供給する為の供給経路(ビームライン)の外形を表している。
イオン注入処理において、ガラス基板10上に形成されるイオン注入量の分布とイオンビームの電流密度分布とガラス基板の搬送速度とは、それぞれが密接に関連している。一般的に言えば、イオン注入量(ドーズ量とも言う)は、イオンビームの電流密度(電流量で表すこともある)に比例し、被照射対象物(ここではガラス基板)がイオンビームを横切る際の速度に反比例する。
例えば、ガラス基板10の全面に渡って形成されるイオン注入量の分布を略均一な分布とすることを目標とする。ガラス基板10の搬送速度が一定である場合、搬送方向と略直交する方向におけるイオンビームのビーム電流密度分布を略均一にすれば、ガラス基板全面に渡ってのイオン注入量の分布も略均一となる。
より具体的に説明すると、ガラス基板全面に渡ってイオン注入量の分布を略均一にするには、図2でガラス基板10がイオンビームの短辺方向に沿って一定速度で移動する場合、イオンビームの長辺方向におけるビーム電流密度分布を略均一にしておけば良い。この場合、イオンビームの短辺方向におけるビーム電流密度分布は均一でなくても良い。ガラス基板10の搬送方向と略一致しているイオンビームの短辺方向におけるビーム電流密度分布のムラ(不均一性)は、ガラス基板の搬送に伴って、積分されることになる。その為、たとえムラがあったとしても最終的にはある一定量の注入がなされることになるから、イオンビームの短辺方向におけるビーム電流密度の均一性は考慮する必要はない。
また、ガラス基板10を搬送させた際に、ガラス基板上に照射されないイオンビームの両端部におけるビーム電流密度分布は、ガラス基板上での注入量分布に無関係である為、どのような分布であっても構わない。
なお、本発明において、先述した略直交する方向とは、直交する方向とその方向から少しずれた方向とを含んでいる。つまり、このような方向にガラス基板を搬送させた場合であっても、形成目標とされるガラス基板上の所定の注入分布に対して設けられた許容範囲内でのイオン注入処理が実現出来るからである。同様の理由により、イオンビームの長辺方向におけるビーム電流密度分布も略均一なもので良い。
次に、上述したビーム電流密度の調整方法について説明する。
各イオンビーム供給装置におけるビーム電流密度分布の調整は、例えば、公知技術として知られているようなマルチフィラメントを有するイオン源を用いて、フィラメントに流す電流量を増減させる。
具体的には、図1に示されるイオンビーム供給装置のイオン源をY方向に沿って複数のフィラメントが配列されたマルチフィラメントタイプのイオン源にしておく。その上で、ビームプロファイラーによるY方向におけるイオンビームの測定領域と、各イオン源に設けられたフィラメントとを対応させておく。
ここでの対応とは、例えば、ビームプロファイラーが16個のファラデーカップで構成されているとした場合、ビームプロファイラーをファラデーカップ4個で構成される4つの領域に分けるとともに、各領域に対してフィラメント1本(各イオン源において、フィラメントは全部でY方向に沿って4本ある。)を対応させておくといったことを意味する。なお、ここで挙げたビームプロファイラーとフィラメントの数は、一例である。その数はこれよりも多くても良い。
図3には、上記対応関係のフィラメントとファラデーカップが示されている。図の縦軸はビーム電流密度を表し、横軸はY方向であって、O1とO2との間の寸法はガラス基板の寸法と一致しており、原点OはY方向におけるイオンビームの一端部と一致している。
ビーム電流密度分布の調整を行うに当たっては、調整目標とする値とその値を中心にして所定の許容範囲(図3中の2ε)が設けられているので、その許容範囲内に収まるように各領域に対応するフィラメントに流す電流量を増減させる。図3では、領域1でのビーム電流密度が許容範囲を上回っているので、この領域におけるフィラメントに流す電流量を減らしてやる。そして、反対に領域3でのビーム電流密度が許容範囲を下回っているので、この領域におけるフィラメントに流す電流量を増やしてやる。このようにしてビーム電流密度分布が許容範囲内に収まるように調整される。
各イオンビーム供給装置から処理室内へ供給されるイオンビームの電流密度分布の調整とその調整目標の設定は、図1の制御装置25で実施される。
ユーザーインターフェース26を介して、イオン注入装置1のオペレーターにより、イオン注入条件が設定される。次の表1には、イオン注入条件が例示されている。ここで、イオン種は、ガラス基板10に照射されるイオンの種類を表し、ドーズ量は、4本のイオンビームによってガラス基板上に注入されるイオンの注入量の総和(トータル)を表す。そして、エネルギーはガラス基板10に照射される各イオンビームのエネルギーを表している。もちろん、イオン注入条件としては、これ以外にも様々な条件が存在するが、ここでは省略している。
一方、制御装置25には、実験等で得られた結果を基にして作成されたデータ(以降、調整目標設定データと呼ぶ)が表形式で蓄積されている。このデータの内容について、表2に一例が示されている。
表2に示されるデータの集まりは、例えば均一性の調整が短時間で済むようなイオンビームの集まりや精度の良い均一性の調整(1%程度での調整)が可能となるイオンビームの集まりである。
制御装置25はイオン注入条件のイオン種とエネルギーの値を検索項目にして、この表2で示されるデータ内に該当するデータが存在するかどうかを検索する。検索により、該当データが見つかった場合、それに対応するビーム電流の値を読み出す。そして、少なくとも1本のイオンビームが、表2に示されるデータから読み出されたビーム電流の値で、ガラス基板10上に照射がされるように、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標が設定される。
本発明において、ビーム電流は、ビーム電流密度分布を平均化した値のことを指す。平均化にあたっては、相加平均を用いても良いし、二乗平均等の相乗平均を用いも良い。そして、本発明では、ガラス基板上に照射されるリボン状イオンビームの長辺方向におけるビーム電流密度分布が、均一(一定)な分布となることを理想(目標)としている。よって、単位は異なるものの、表2に示されるビーム電流の値をビーム電流密度分布の調整目標の値に設定することが可能となる。
また、イオン注入装置に設定されたイオン注入条件のうち、イオン種とエネルギーの値を検索項目にしているのは、これらのパラメータがビーム電流密度分布の調整に当たっての調整精度や調整時間に影響することが経験的にわかっているからである。一方、これ以外の理由としては、各イオンビームで同じ値を取るからである。つまり、表1のイオン注入条件が図1のイオン注入装置1に設定された場合、第1〜第4のイオンビームのイオン種とエネルギーの値は注入条件として設定されたものと同じものになるが、例えばドーズ量は4本のイオンビームの重ね合わせで達成される値である為、各イオンビームで設定される値は必ずしも同じ値を取らない。本発明では、各イオンビームで必ず同じ値となる項目であるイオン種とエネルギーとを検索項目として用いるようにしている。その為、調整目標設定データ(表2)の構成を簡素にすることが出来、ひいては、データ検索の処理を手早く済ませることが出来るといった効果が期待出来る。
図1において、各イオンビームを横切る際のガラス基板10の搬送速度は一定である。イオン注入条件として設定されたドーズ量分布(ここでは、ガラス基板全面に均一な分布としているので一定値となる。)とガラス基板10の搬送速度との関係から、イオンビームのビーム電流密度分布の総和(トータル)を算出する。なお、ここで言う総和とは、ガラス基板上に照射される第1〜第4のイオンビームの長辺方向におけるビーム電流密度分布を足し合わせた分布のことであって、理想的には均一な分布である為、一定の値となる。
そして、導き出したトータルのビーム電流密度分布の値から、4本のイオンビームのうち、何本のイオンビームが表2に示す調整目標設定データから読み出されたビーム電流の値を用いて、ビーム電流密度分布の調整目標の設定が行えるのかを求める。この算出は、例えば、トータルのビーム電流密度分布の数値をItotal、表2から読み出されたビーム電流の数値をIxとし、次の数1で算出される整数の部分に着目する。数1において、右辺に記載のX1が整数を表し、X2が小数点以下を表す。この計算では、ビーム電流密度分布の数値、ビーム電流の数値といった値に着目しており、その単位は考慮していない。以降に記す数2〜6においても同様である。
仮にこの整数部分X1が2であれば、4本のイオンビームの内、2本のイオンビームの電流密度分布の調整目標をIxに設定する。この設定に当たって、どのイオンビームの調整目標を設定するのかは、予め決定されている優先順位に従うものとする。残りの2本のイオンビームに関しては、次の数2に従って、個々のイオンビームのビーム電流密度分布の調整目標が設定される。
ここでは、4本のリボン状イオンビームの内、2本のイオンビームについては、調整目標設定データより読み出されたビーム電流の値を基にしてビーム電流密度分布の調整目標が設定されるので、均一調整に係る時間が短縮出来たりする等の効果を奏することが出来る。その結果、4本のイオンビームの全体に対してのビーム電流密度分布を調整する際の調整効率を向上させることが出来る。なお、少なくとも1本のリボン状イオンビームに対して、このようにして調整目標の設定がなされた場合、闇雲に調整目標の設定をしているものと比べて、効率的にビーム電流密度分布の調整を行うことが出来ることは言うまでもない。
先の数2の例では、残りの2本のリボン状イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を設定する際に、残りのリボン状イオンビームで達成されるべきビーム電流密度分布の値(数2の分子)を等分することで、各リボン状イオンビームに対する調整目標値を導き出しているが、これは残りのイオンビームに対する調整目標の設定を簡単に行う為の手法であって、必ずしもこのような手法を用いる必要はない。等分しない場合、例えば、各リボン状イオンビームを供給する供給装置の能力(性能)に応じて、数2の分子の配分比率を変更しても良い。
また、数1に示される整数部分X1が対象とするイオンビームの本数(図1の例では、4本)を超えた場合(例えば、X1=5である場合)、4本のイオンビームの内、3本のイオンビームに対しては、ビーム電流密度分布がIxとなるように調整目標の設定が行われ、残りの1本に対する調整目標は、次の数3での計算結果に基づいて設定される。
なお、数1で算出された結果が、ちょうど割り切れるものであって、かつ、その整数の部分(X1)が対象とするイオンビームの本数に等しい場合は、全てのイオンビームの電流密度分布の調整目標がIxとなるように設定される。
一方で、数1で算出された結果が、ちょうど割り切れるものであって、かつ、その整数の部分(X1)が対象とするイオンビームの本数よりも小さい場合には、一部のイオンビームによるガラス基板への照射を行わないようにする。具体的には、全イオンビームの本数を4本とし、X1が3であった場合、3本のイオンビームのビーム電流密度分布の調整目標をIxに設定しておいて、残りの1本のイオンビームは使用しない。つまり、1つのイオンビーム供給装置からのイオンビームの供給を停止させるようにする。
また、表2内を検索した結果、該当データがなかった場合には、Itotalを全イオンビームの本数で等分して求められるビーム電流密度分布の値に、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標が設定される。また、数1において、整数部分X1がない場合(ItotalよりもIxが大きい場合)にも同じようにして調整目標が設定されるものとする。
このようにして、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標が設定されると、制御装置25は、各イオンビームに対応するビームプロファイラーでビーム電流密度分布をモニタリングしながら、各イオンビーム供給装置のイオン源に設けられたフィラメントに流す電流量を調整する等して、各イオンビームのビーム電流密度分布が許容範囲内に入るように調整する。
各イオンビーム供給装置に対するビーム電流密度分布の調整については、予め決められた順番に従って、行うようにしてもいい。また、制御装置25はマルチタスク処理が可能な構成にしておき、全イオンビーム供給装置でのビーム電流密度分布の調整を同時に行うようにしても良い。
上記した調整目標設定の手法はあくまで第1の真空予備室22から第2の真空予備室23に向けて、ガラス基板10が一方向でのみ搬送される場合を想定している。一方で、ガラス基板は往復搬送される場合がある。これを考慮した場合、以下に示す2つの考え方が出来る。
1つは、これまでに述べてきた手法にて、各イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を設定する。そして、第1の真空予備室22と第2の真空予備室23との間で照射されている全てのイオンビームをガラス基板が横切る搬送回数に応じて、ガラス基板の搬送速度を速くする。例えば、全てのイオンビームを通過するガラス基板の搬送回数を4倍に増やしておいて、各イオンビームのビーム電流密度分布を変更しないのであれば、その分、ガラス基板に注入されるイオンの注入量が多くなる。その為、全てのイオンビームを通過するガラス基板の搬送回数が4倍に増えた分、ガラス基板の搬送速度を4倍速にして、ガラス基板上に形成される注入量分布に変動を生じさせなくする手法が考えられる。
もう1つは、ガラス基板の搬送速度を変更せずに、ガラス基板が全てのイオンビームを横切る搬送回数に応じて、各イオンビームに対して設定する調整目標を変更する手法がある。
第1の真空予備室22と第2の真空予備室23との間で照射されている全てのイオンビームをガラス基板が横切る搬送回数をnとする。例えば、ガラス基板を第1の真空予備室22から搬入し、第2の真空予備室23に向けて搬送する。そして、全てのイオンビーム(図1の例では、第1〜第4のイオンビーム)を横切った後、搬送方向を反転させ、第1の真空予備室22へ向けて搬送させる。その後、全てのイオンビームをガラス基板が横切った後、再び搬送方向を反転させ、第2の真空予備室23へ向けて搬送し、第2の真空予備室23から搬出される場合、nは3となる。これまでの数式同様、Itotalはトータルのビーム電流密度分布の数値を、Ix は表2に記載のビーム電流の数値を表す。そして、aは調整対象とする全イオンビームの本数を、bはビーム電流密度分布の調整目標がIxに設定されるイオンビームの本数とする。
この場合、数1と同様の考え方より、bは数4で算出される整数部分となる。
仮に、数4において整数部分(X1)がない場合や表2内に該当データがない場合には、Itotalをn×aで割って等分し、それによって求められた値を各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標としておけば良い。また、X1がaよりも小さい数字であって、かつ、X2がゼロである場合には、X1本のイオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標をIxに設定し、残りのイオンビーム(a-X1本のイオンビーム)については、当該イオンビームを供給するイオンビーム供給装置からの供給を停止させておく。
また、数4での計算の結果、bの値が調整対象とするイオンビームの本数を超えた場合、数3の場合と同様の取り扱いとなる。つまり、a-1本のイオンビームの調整目標をIx に設定し、残りの1本のイオンビームの調整目標を以下の数5によって算出される値に設定する。
上記以外のケースでは、数4によりbを算出した後、残りのイオンビーム(調整目標がIxでないイオンビーム)に対するビーム電流密度分布の調整目標は、次の数6に示す式に基づいて算出される。
数6では、残りのイオンビームのビーム電流密度分布の総和を、残りのイオンビームの本数で割り算してやることで、各イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標を算出している。ただし、必ずしも数6のようにして、残りのイオンビームに対する調整目標を等分により算出する必要はなく、各イオンビーム供給装置の性能に応じて、各イオンビームに設定されるビーム電流密度分布の調整目標の比率を決定しても良い。
また、上記した本発明に係る実施例は4本のイオンビームを用いて、それぞれのイオンビームをガラス基板の全面に照射する方式のイオン注入装置であったが、2本以上のイオンビームの各々をガラス基板の全面に照射するような構成のイオン注入装置であれば、本発明は適用可能である。さらに、図1に示される処理室11は、イオンビーム供給装置毎に複数に分けて設けられていても良い。その場合、各処理室間をゲートバルブで区切るようにしておいても良い。
その上、ビーム電流密度分布の調整手段としては、先の実施形態の中で説明したマルチフィラメントを有するイオン源でなく、従来から用いられているような電界レンズや磁界レンズを各イオンビーム供給装置のビームライン中に配置しておき、これを用いて、ビーム電流密度分布の調整を行うようにしておいても良い。
また、制御装置25は、イオン注入装置1とは別に設けておいても良い。
前述した以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行っても良いのはもちろんである。
1.イオン注入装置
6.第1のイオンビーム
10.ガラス基板
16.第2のイオンビーム
25.制御装置
26.ユーザーインターフェース
36.第3のイオンビーム
46.第4のイオンビーム

Claims (4)

  1. 複数のイオンビーム供給装置の各々から処理室内に供給されるリボン状イオンビームの長辺方向と略直交する方向にガラス基板を搬送させ、ガラス基板の全面に渡って、各リボン状イオンビームによる照射領域を重ね合わせて、前記ガラス基板上に略均一なイオン注入量分布を形成するイオン注入装置において、各リボン状イオンビームに対するビーム電流密度分布の調整目標を設定する方法であって、
    前記イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に基づいて、均一性の調整が短時間で済むようなイオンビームの集まりや精度の良い均一性の調整が可能となるイオンビームの集まりである調整目標設定データを検索し、前記調整目標設定データ内に前記イオン注入条件と合致するデータがある場合には、前記各リボン状イオンビームのうち少なくとも1本のリボン状イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を、当該調整目標設定データから読み出したビーム電流の値を用いて設定することを特徴とするビーム電流密度分布の調整目標設定方法。
  2. 前記検索は、前記ガラス基板に照射されるイオンビームのイオン種とエネルギーを検索項目として行われることを特徴とする請求項1に記載のビーム電流密度分布の調整目標設定方法。
  3. 複数のイオンビーム供給装置の各々から処理室内に供給されるリボン状イオンビームの長辺方向と略直交する方向にガラス基板を搬送させ、ガラス基板の全面に渡って、各リボン状イオンビームによる照射領域を重ね合わせて、前記ガラス基板上に略均一なイオン注入量分布を形成するイオン注入装置であって、
    前記イオン注入装置に設定されるイオン注入条件に基づいて、均一性の調整が短時間で済むようなイオンビームの集まりや精度の良い均一性の調整が可能となるイオンビームの集まりである調整目標設定データを検索し、前記調整目標設定データ内に前記イオン注入条件と合致するデータがある場合には、前記各リボン状イオンビームのうち少なくとも1本のリボン状イオンビームのビーム電流密度分布の調整目標を、当該調整目標設定データから読み出したビーム電流の値を用いて設定する機能を有する制御装置を備えていることを特徴とするイオン注入装置。
  4. 前記検索は、前記ガラス基板に照射されるイオンビームのイオン種とエネルギーを検索項目として行われることを特徴とする請求項3に記載のイオン注入装置。
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