JP5077163B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電素子の温度が低下してしまうのを抑制することができる蓄電装置に関するものである。
二次電池の温度が低下してしまうと、二次電池の充放電に関する性能が低下してしまうことがある。そこで、二次電池の温度が低下してしまうのを抑制するためには、二次電池を温める必要がある。
特許文献1に記載のバッテリ装置では、二次電池を保持するケースの表面に加温プレートを配置することにより、二次電池を温めるようにしている。ここで、加温プレートは、絶縁基板と、絶縁基板の表面に固定された複数のヒータとで構成されている。
また、特許文献2では、複数の単電池の底面に沿って加熱装置を配置することにより、各単電池を温めるようにしている。ここで、加熱装置は、電熱線と、電熱線を挟むように配置された絶縁性板材とで構成されている。さらに、特許文献3では、隣り合って配置された単電池の間にヒータを配置して、単電池を温めるようにしている。
特開2003−223938号公報(段落0015−0016、図2) 特開2003−234131号公報(段落0013、図2) 特開平11−214048号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の構成では、二次電池を効率良く温めることができない。
具体的には、特許文献1に記載の構成では、ヒータで発生した熱が、絶縁基板およびケースを介して二次電池に伝達するようになっているため、ヒータの熱を二次電池に効率良く伝達することができない。また、特許文献2に記載の構成では、単電池の底面に、言い換えれば、単電池の長手方向における一端面に、加熱装置を配置しているため、単電池の長手方向における他端面に、加熱装置の熱が伝わりにくくなってしまう。一方、特許文献3に記載の構成では、隣り合って配置された単電池の間における絶縁については、何ら考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、隣り合って配置された蓄電素子間の絶縁を確保しつつ、蓄電素子を効率良く温めることができる蓄電装置を提供することにある。
本発明である蓄電装置は、所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子と、所定方向で隣り合う蓄電素子の間にそれぞれ配置され、通電によって発熱する発熱素子をそれぞれ含む複数の絶縁部材と、を有する。各絶縁部材に対してこの絶縁部材のうち、隣り合って配置された蓄電素子の間から突出した領域において、この絶縁部材の発熱素子と他の絶縁部材の発熱素子とを電気的に接続するためのコネクタ設けられている
ネクタは、絶縁部材のうち、蓄電素子で挟まれる2つの面に設けることができる。これにより、隣り合って配置された絶縁部材における発熱素子を、コネクタを介して電気的に接続することができる。
発熱素子は、所定方向から見たときに、蓄電素子と重なる領域内に配置することができる。また、所定方向で隣り合う蓄電素子の間において、絶縁部材と重ねて配置される金属板を設けることができる。これにより、発熱素子で発生した熱を、金属板を介して蓄電素子に効率良く伝達することができる。
発熱素子への通電を制御するコントローラを設ければ、発熱素子への通電を自動的に行わせることができる。具体的には、蓄電素子の温度を検出するための温度センサを設けておき、コントローラは、温度センサの出力に基づいて、発熱素子への通電を制御することができる。発熱素子としては、絶縁部材の内部に配置され、通電によって発熱する電熱線を用いることができる。一方、本発明の蓄電装置では、複数の蓄電素子を互いに近づける方向の力を与えた状態で、複数の蓄電素子を支持する支持構造を用いることができる。
本発明によれば、隣り合う蓄電素子の間に発熱素子を配置しているため、発熱素子で発生させた熱を蓄電素子に効率良く伝達することができる。また、絶縁部材を用いているため、蓄電素子の間における導通を阻止することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池モジュール(蓄電装置)について、図1および図2を用いて説明する。ここで、図1は、電池モジュールの構成を示す上面図である。図2は、電池モジュールの一部の構成を示す外観斜視図である。図1および図2において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸であり、Z軸は、重力方向に相当する軸である。なお、他の図面においても同様である。
本実施例の電池モジュール10は、パックケース(不図示)に収容されるようになっている。これにより、電池パックが構成される。電池パックは、車両に搭載することができる。具体的には、電池パック(電池モジュール10)の出力を用いることにより、車両を走行させるためのエネルギを発生させることができる。この車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。
ハイブリッド自動車は、動力源としての電池パックに加えて、内燃機関や燃料電池といった他の動力源も備えた車である。また、電気自動車は、電池パックの出力だけを用いて走行する車である。本実施例における電池パックは、放電によって車両の走行に用いられるエネルギを出力したり、車両の制動時に発生する運動エネルギを回生電力として充電したりする。なお、車両の外部からの電力供給を受けて充電を行うこともできる。
電池モジュール10は、一方向(X方向)に並んで配置された複数の単電池(蓄電素子)20を有している。単電池20としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、蓄電素子としての電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることもできる。単電池20は、発電要素と、発電要素を収容する電池ケースとで構成されている。ここで、発電要素とは、充放電を行うことができる要素であり、公知の構成を適宜用いることができる。具体的には、正極素子および負極素子の間に、電解液を含むセパレータを挟むことにより、発電要素を構成することができる。また、電池ケースは、金属で形成されている。
各単電池20の上面には、正極端子21および負極端子22が設けられている。そして、単電池20の正極端子21は、他の単電池20の負極端子22とバスバー40を介して電気的に接続されている。また、単電池20の負極端子22は、他の単電池20の正極端子21とバスバー40を介して電気的に接続されている。これにより、電池モジュール10を構成する複数の単電池20は、電気的に直列に接続される。
隣り合って配置された単電池20の間には、ヒータ30が配置されている。ヒータ30は、単電池20を温めるために用いられている。ヒータ30の具体的な構成については、後述する。
電池モジュール10の両端には、一対のエンドプレート50が配置されている。一対のエンドプレート50には、拘束バンド60が固定されている。拘束バンド60は、単電池20の配列方向(X方向)に延びており、両端部において、一対のエンドプレート50に固定されている。図1に示す構成では、電池モジュール10の上面に2つの拘束バンド60を配置しているが、電池モジュール10の下面にも2つの拘束バンド(不図示)が配置されている。
拘束バンド60をエンドプレート50に固定することにより、電池モジュール10を構成する複数の単電池20に対して、図1の矢印Fで示す力を作用させることができる。この力Fは、複数の単電池20を挟んで支持するための力となる。これにより、各単電池20は、隣り合って配置されたヒータ30に接触することになる。ここで、電池モジュール10の両端に位置する2つの単電池20は、エンドプレート50にも接触する。
なお、本実施例では、2つの拘束バンド60を用いているが、この構成に限るものではない。すなわち、複数の単電池20に対して、力Fを作用させる構成であれば、いかなる構成であってもよい。具体的には、拘束バンド60の数や形状等を適宜設定することができる。また、本実施例では、エンドプレート50および拘束バンド60が、本発明の支持構造を構成している。
次に、ヒータ30の構成について、図3を用いながら説明する。ここで、図3は、ヒータ30の外観斜視図である。
ヒータ30は、絶縁性を有する材料で形成された絶縁板30aと、絶縁板30aの内部に埋め込まれた電熱線(発熱素子)30bとで構成されている。絶縁板30aは、隣り合って配置された単電池20の間における導通を阻止するために用いられる。すなわち、本実施例のように、単電池20の外装を構成する電池ケースが金属で形成されている場合には、2つの単電池20の間を電気的に絶縁の状態としておく必要がある。ここで、ヒータ30は、X方向と直交する2つの平面部において、ヒータ30を挟む2つの単電池20と接触している。ヒータ30の絶縁板30aは、例えば、樹脂で形成することができる。
ヒータ30としては、例えば、プリント基板を用いることができる。すなわち、樹脂で形成された基板に、電熱線30bを構成するパターンを形成することができる。そして、電熱線30bのパターンを、樹脂の基板によって挟むようにすれば、本実施例のヒータ30を構成することができる。ここで、電熱線30bは、単電池20と対向する領域内に配置することが好ましい。言い換えれば、X方向から見たときに、絶縁板30aのうち、単電池20と重なる領域内に、電熱線30bを配置することが好ましい。これにより、電熱線30bで発生した熱を、単電池20に効率良く伝達することができる。
また、各ヒータ30の両面には、第1コネクタ31および第2コネクタ32が配置されている。ここで、電熱線30bの一端は、第1コネクタ31に電気的および機械的に接続されており、電熱線30bの他端は、第2コネクタ32に電気的および機械的に接続されている。このため、第1コネクタ31および第2コネクタ32に電源を接続すれば、電熱線30bに通電を行うことができ、電熱線30bを発熱させることができる。
なお、図3では、1つの電熱線30bを用いているが、これに限るものではない。すなわち、複数の電熱線30bを用いることもできる。また、電熱線30bの配置は、図3に示す構成に限るものではなく、適宜設定することができる。さらに、ヒータ30としては、通電によって発熱するものであればよく、いかなる構成であってもよい。具体的には、半導体素子やPTC(Positive Temperature Coefficient)素子を用いることができる。
ヒータ30の一部は、図1および図2に示すように、隣り合って配置された単電池20の間から突出している。すなわち、ヒータ30のY方向の長さは、単電池20のY方向の長さよりも長くなっている。そして、ヒータ30のうち、単電池20から突出した領域に、第1コネクタ31および第2コネクタ32が位置している。このため、ヒータ30の長さは、単電池20の長さに対して、少なくともコネクタ31,32の配置スペースの分だけ長くなっている。
なお、本実施例では、すべてのヒータ30を、単電池20に対して同一方向に突出させているが、これに限るものではない。ヒータ30の一部を突出させる方向は適宜設定することができる。すなわち、ヒータ30に対して、コネクタ31,32を配置するための領域を確保できればよい。例えば、電池モジュール10の上面又は下面において、ヒータ30の一部を突出させることができる。また、ヒータ30の一部を突出させる方向を、複数の方向とすることもできる。すなわち、少なくとも2つのヒータ30の突出方向を、互いに異ならせることができる。この場合には、互いに接続されるコネクタ31,32を有する2つのヒータ30は、同一方向に突出していることが好ましい。
第1コネクタ31および第2コネクタ32は、X方向で見たときに、互いに重なる位置に配置されている。各単電池20は、2つのヒータ30で挟まれており、一方のヒータ30に設けられた第1コネクタ31は、他方のヒータ30に設けられた第2コネクタ32と電気的および機械的に接続される。すなわち、第1コネクタ31および第2コネクタ32は、互いに接続可能なメスコネクタおよびオスコネクタで構成されている。
そして、電池モジュール10の両端に位置する2つのヒータ30には、図1に示すように、配線70を介して電源80が接続されている。また、配線70には、複数のヒータ30への通電を切り替えるためのスイッチ90が配置されている。複数のヒータ30は、コネクタ31,32を介して接続されているため、スイッチ90がオン状態になっていると、電源80の電力が配線70を介して複数のヒータ30に供給される。これにより、複数のヒータ30が発熱することになる。一方、スイッチ90がオフ状態になっていれば、複数のヒータ30への通電が禁止される。
本実施例では、電源80として、電池モジュール10とは異なる電源を用いている。例えば、電源80として、車両に搭載される補機バッテリ(不図示)を用いることができる。なお、電源80として、電池モジュール10を用いることもできる。電池モジュール10の出力を用いる場合には、DC/DCコンバータによって、電池モジュール10の電圧値を低電圧の値に変換してから、ヒータ30に供給することができる。
次に、本実施例における回路構成について、図4を用いて説明する。
温度センサ100は、電池モジュール10の温度を検出するためのセンサである。温度センサ100は、例えば、電池モジュール10における特定の単電池20と接触させて配置することができる。なお、温度センサ100の数は、適宜設定することができる。すなわち、電池モジュール10を構成する、すべての単電池20の温度を検出する場合には、すべての単電池20に対して温度センサ100を配置することができる。また、電池モジュール10の充放電に関する性能を判別する上で、特定の単電池20の温度を検出しておけばよい場合には、この特定の単電池20に対して温度センサ100を配置するだけでもよい。これにより、温度センサ100の数を減らすことができる。
コントローラ101は、温度センサ100の出力に基づいて、ヒータ30に対する通電を制御する。具体的には、温度センサ100によって検出された温度が所定値よりも低い場合には、コントローラ101は、スイッチ90をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、ヒータ30への通電を開始させる。上記所定値は、単電池20の温度および性能の関係に基づいて、適宜設定することができ、例えば、0℃とすることができる。
一方、温度センサ100によって、単電池20の温度上昇が検出された場合には、コントローラ101は、スイッチ90をオン状態からオフ状態に切り替えることにより、ヒータ30への通電を停止させる。ここで、ヒータ30への通電を停止させるときの単電池20の温度は適宜設定することができる。なお、コントローラ101は、電池モジュール10とともに、電池パック内に配置することができる。
本実施例によれば、ヒータ30を発熱させることにより、単電池20を温めることができる。しかも、ヒータ30は、単電池20における最も大きな側面に接触しているため、ヒータ30で発生した熱を、単電池20に対して効率良く伝達することができる。また、各単電池20は、ヒータ30で挟まれているため、単電池20を両側から温めることができる。
そして、本実施例では、単電池20の全体において、温度のバラツキを抑制することができる。ここで、引用文献1,2に記載の構成では、単電池の一部を温める構成であるため、単電池内において温度分布のバラツキが生じてしまう。すなわち、単電池のうち、ヒータに近い側の領域は、ヒータから離れた側の領域よりも温度が高くなってしまうことがある。このように単電池内において温度分布のバラツキが生じてしまうと、単電池の十分な性能が得られなくなってしまう。そこで、本実施例のように、単電池20内における温度分布のバラツキを抑制することで、単電池20の性能が劣化してしまうのを抑制することができる。
また、電熱線30bは、絶縁板30aの内部に埋め込まれた状態となっているため、絶縁板30aの外部に電熱線30bを配置する場合に比べて、電池モジュール10を小型化することができる。ここで、特許文献1に記載のバッテリ装置では、二次電池の外部にヒータを配置しているため、ヒータを配置するためのスペースを確保しなければならず、バッテリ装置が大型化してしまう。
さらに、本実施例では、単電池20およびヒータ30を交互に配置して、電池モジュール10を構成する際に、隣り合って配置された2つのヒータ30を、第1コネクタ31および第2コネクタ32を介して接続するだけでよい。すなわち、ヒータ30を配置する際に、第1コネクタ31および第2コネクタ32を接続することができるため、電池モジュール10の製造工程が複雑になることもない。また、コネクタ31,32同士を接続させる構成とすることにより、ワイヤーハーネスといった配線が不要になる。
なお、本実施例では、ヒータ30が2つの単電池20で挟まれた構成において、ヒータ30における2つの側面を単電池20に接触させているが、これに限るものではない。例えば、図5に示すように、ヒータ30を、電熱線30bを備えた絶縁板30aと、金属板30cとを貼り合わせて構成することができる。ここで、絶縁板30aおよび金属板30cは、略等しい大きさに形成されている。
本実施例のヒータ30は、上述したように、電熱線30bを樹脂の基板で挟んだ構成としているが、図5に示す構成では、電熱線30bを樹脂の基板および金属の基板(金属板30c)で挟んだ構成としている。図5に示す構成では、2つの単電池20のうち、一方の単電池20が絶縁板30aに接触するとともに、他方の単電池20が金属板30cに接触する。なお、金属板30cは、アルミニウムや銅といった金属で形成することができる。
図5に示す構成では、金属板30cを用いているため、電熱線30bで発生した熱を単電池20に効率良く伝達することができる。また、金属板30cは、単電池20の側面全体と接触しているため、電熱線30bで発生した熱を単電池20の側面全体に効率良く広げることができる。すなわち、金属板30cは、絶縁板30aよりも熱伝導率が高いため、電熱線30bで発生させた熱を単電池20の全体に効率良く伝達させることができる。また、電熱線30bの熱を金属板30cによって拡散させることができるため、電熱線30bの配置領域を低減させることもできる。ここで、第2コネクタ32は、金属板30cを貫通して、絶縁板30a内に設けられた電熱線30bの一端に接続されている。
また、上述したように、絶縁板30aの一部が単電池20から突出するようになっているため、金属板30cの一部も単電池20から突出することになる。このため、金属板30cのうち、単電池20から突出した領域を、冷やすようにすれば、単電池20を冷却することもできる。すなわち、金属板30cの一部を冷やせば、金属板30cの全体を容易に冷やすことができるため、金属板30cと接触する単電池20を冷やすことができる。ここで、金属板30cの一部に対して、冷却用の気体や液体を接触させれば、金属板30cを冷やすことができる。
なお、図5に示す構成では、絶縁板30aおよび金属板30cを略等しい大きさに形成しているが、これに限るものではない。具体的には、金属板30cの大きさ(Y−Z平面内の面積)を、絶縁板30aの大きさ(Y−Z平面内の面積)よりも小さくしたり、金属板30cの厚さ(X方向の長さ)を、絶縁板30aの厚さ(X方向の長さ)よりも薄くしたりすることができる。
一方、本実施例では、絶縁板30aを平板状に形成しているが、これに限るものではない。例えば、図6に示すように、絶縁板30aにおける一方の面に、複数の突起部30a1を形成することができる。ここで、絶縁板30aにおける一方の面は、複数の突起部30a1が形成された領域と、突起部30a1が形成されていない領域とを有している。そして、突起部30a1が形成されていない領域には、本実施例で説明したコネクタ31,32が設けられている。なお、コネクタ31,32を避けた領域のすべてに、突起部30a1を形成することもできる。
各突起部30a1は、一方向に延びており、等間隔で配置されている。各突起部30a1の先端は、単電池20の側面に接触するようになっている。また、絶縁板30aのうち、突起部30a1が形成された面とは反対側の面(平坦面)も、単電池20の側面に接触するようになっている。ここで、絶縁板30aの内部には、本実施例と同様に、電熱線30bが配置されており、電熱線30bの両端には、第1コネクタ31および第2コネクタ32が接続されている。
突起部30a1が単電池20の側面に接触することにより、単電池20および絶縁板30aの間には、スペースSが形成される。このスペースSにおいて、冷却用の気体又は液体を移動させるようにすれば、単電池20を冷却することができる。また、絶縁板30a内に設けられた電熱線30bに電気を流せば、単電池20を温めることができる。なお、突起部30a1の数や形状は適宜設定することができる。すなわち、突起部30a1によって、単電池20の表面に空間Sを形成することができればよい。
一方、本実施例の構成に加えて、エンドプレート50の内部に電熱線30bを配置することもできる。この場合には、Y方向におけるエンドプレート50の長さを、Y方向における単電池20の長さよりも長くしておき、エンドプレート50のうち、単電池20から突出した領域に、第1コネクタ31および第2コネクタ32を設けることができる。これにより、エンドプレート50と接触する単電池20を温めることができる。
また、本実施例では、すべての絶縁板30aの内部に、電熱線30bを設けているが、これに限るものではない。すなわち、複数の絶縁板30aのうち、特定の絶縁板30aの内部にのみ、電熱線30bを配置することができる。例えば、温度の低下しやすい単電池20と接触する絶縁板30aの内部に電熱線30bを配置することができる。この場合には、電熱線30bを備えた絶縁板30aだけを、コネクタ31,32を介して接続すればよい。
本発明の実施例1である電池モジュールの上面図である。 実施例1である電池モジュールの一部の構成を示す外観斜視図である。 実施例1におけるヒータの構成を示す外観斜視図である。 実施例1において、ヒータの通電制御に関する回路構成を示すブロック図である。 実施例1の変形例であるヒータの構成を示す外観斜視図である。 実施例1の他の変形例であるヒータの構成を示す外観斜視図である。
符号の説明
10:電池モジュール(蓄電装置) 20:単電池(蓄電素子)
21:正極端子 22:負極端子
30:ヒータ 30a:絶縁板
30b:電熱線(発熱素子) 30c:金属板
31:第1コネクタ 32:第2コネクタ
40:バスバー 50:エンドプレート(支持構造)
60:拘束バンド(支持構造) 70:配線
80:電源 90:スイッチ
100:温度センサ 101:コントローラ

Claims (7)

  1. 所定方向に並んで配置された複数の蓄電素子と、
    前記所定方向で隣り合う前記蓄電素子の間にそれぞれ配置され、通電によって発熱する発熱素子をそれぞれ含む複数の絶縁部材と、を有し、
    前記各絶縁部材は、この絶縁部材のうち、隣り合って配置された前記蓄電素子の間から突出した領域において、この絶縁部材の前記発熱素子と他の前記絶縁部材の前記発熱素子とを電気的に接続するためのコネクタを有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記コネクタは、前記絶縁部材のうち、前記蓄電素子で挟まれる2つの面に設けられていることを特徴とする請求項に記載の蓄電装置。
  3. 前記発熱素子は、前記所定方向から見たときに、前記蓄電素子と重なる領域内に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記所定方向で隣り合う前記蓄電素子の間において、前記絶縁部材と重ねて配置される金属板を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の蓄電装置。
  5. 前記発熱素子への通電を制御するコントローラを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記発熱素子は、前記絶縁部材の内部に配置され、通電によって発熱する電熱線であることを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 前記複数の蓄電素子を互いに近づける方向の力を与えた状態で、前記複数の蓄電素子を支持する支持構造を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の蓄電装置。
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