JP5077123B2 - 鉄筋かごの浮き上がり検知装置、鉄筋かごの浮き上がり検知方法、地中コンクリート構造物の構築方法 - Google Patents
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Description
上記の検知装置において、前記検知機構が、前記索条体が引き上げられたことを検知すると、警報を発する警報装置を備えてもよい。
図1は、地下階を有する建物10の下部に接続された場所打ちコンクリート杭20を示す図である。同図に示すように、場所打ちコンクリート杭20は、円柱状のコンクリート部材21と、コンクリート部材21内に埋設された鉄筋かご22とにより構成される。鉄筋かご22の上端は、場所打ちコンクリート杭20を構成するコンクリート部材21の上端から突出し、建物10の下部を構成するコンクリート11内まで到達しており、これにより、場所打ちコンクリート杭20と建物10の下部とが接続されている。
場所打ちコンクリート杭を構築するには、まず、同図(A)に示すように、地上より掘削装置90により、所定の深さまで先行掘削を行い、先行掘削により形成された掘削孔91の外周に沿うようにケーシング30を挿入する。
次に、図2(B)に示すように、掘削装置90により、杭の下端深さに到達するまで、地盤を掘削するとともに、地盤を掘削して形成した掘削孔91内に安定液92を注入する。
次に、図2(D)に示すように、先端が掘削孔91の下端に到達するようにトレミー管93を挿入し、このトレミー管93を通して掘削孔91内にコンクリート21を打設する。
次に、図2(E)に示すように、所定の高さまでコンクリート21を打設した後、トレミー管93を撤去し、コンクリート21が硬化するまで養生する。
次に、図2(G)に示すように、鉄筋かご22の上端が、コンクリート11内に埋設されるように建物10の下部を構築する。
以上の工程により場所打ちコンクリート杭20を建物の下部と一体に構築することができる。
ワイヤ140の先端は、掘削孔91内に配置された鉄筋かご22を構成する鉄筋22Aの上端部に接続されている。なお、ワイヤ140の先端を鉄筋かご22に取り付ける作業は、図2(C)を参照して説明した鉄筋かご22を掘削孔91内に建て込む工程において行えばよい。
ぜんまいばね121は、常時、巻枠122にワイヤ140を巻き取る方向の回転力を加えており、これにより、ワイヤ140には上方に向かって引張力が作用することとなる。
LEDランプ134は、電力が供給されると点灯する。また、ブザー133は電力が供給されると、浮き上がりが生じた旨の警報を発する。
(1) トレミー管の先端の高さを上昇させる。
これにより、コンクリート21の打設位置が高くなり、掘削孔91内に打設された後、上方に向かって移動するコンクリート21の量が減少するため、鉄筋かご22に作用する浮力が小さくなり、鉄筋かご22の浮き上がりを防止できる。
(2) コンクリート21の打設速度を下げる。
これにより、鉄筋かご22に作用する浮力が小さくなり、鉄筋かご22の浮き上がりを防止できる。
(3) 所定の時間、コンクリート21の打設を中止し、この時間の経過後、コンクリート21の打設を再開する。
さらに、ワイヤ引張機構の構成は、図4や図5を参照して説明した構成に限定されず、要するに、ワイヤ140に引張力を加えることができる構成であればよい。
また、本実施形態では、ブザー133及びLEDランプ134により警報を発することとしたが、警報を発する方法はこれに問わない。
20 場所打ちコンクリート杭 21 コンクリート部材
22 鉄筋かご 22A 鉄筋
30 ケーシング 90 掘削装置
91 掘削孔 92 安定液
93 トレミー管
100 検知装置 110、210 装置本体
120、220 引張機構 121 ぜんまいばね
122、221 巻枠 130 警報機構
131 リードスイッチ 133 ブザー
134 LEDランプ 136 マグネット
140 ワイヤ
222 てこ部材 223 ばね部材
224 ワイヤ固定部
Claims (4)
- 地盤に形成された孔内に鉄筋かごを設置して、前記孔内にコンクリートを打設した際に前記鉄筋かごの浮き上がりを検知する装置であって、
下端が前記鉄筋かごに取り付けられた索条体と、
前記索条体に上向きの引張力を加える引張機構と、
前記索条体が前記引張機構により引き上げられることを検知する検知機構と、を備えることを特徴とする鉄筋かごの浮き上がり検知装置。 - 請求項1記載の鉄筋かごの浮き上がり検知装置であって、
前記検知機構が、前記索条体が引き上げられたことを検知すると、警報を発する警報装置を備えることを特徴とする鉄筋かごの浮き上がり検知装置。 - 地盤に形成された孔内に鉄筋かごを設置して、前記孔内にコンクリートを打設した際に前記鉄筋かごの浮き上がりを検知する方法であって、
前記鉄筋かごに取り付けられた索条体の下端を取付け、
前記索条体に上向きの引張力を加え、
前記索条体が引き上げられることを検知することを特徴とする鉄筋かごの浮き上がり検知方法。 - 地盤に形成された孔内に鉄筋かごを配置する鉄筋かご配置ステップと、前記孔内にコンクリートを打設するコンクリート打設ステップとを含んでなる地中コンクリート構造物を構築する方法であって、
前記コンクリート打設ステップでは、
下端が前記鉄筋かごに取り付けられた索条体と、前記索条体に上向きの引張力を加える引張機構と、前記索条体が前記引張機構により引き上げられることを検知する検知機構と、を備えた検知装置を設置しておき、
前記索条体が前記引張機構により引き上げられたことを前記検知機構が検知した場合には、前記コンクリートの打設速度を低下させること、前記トレミー管の下端高さを上昇させること、又は、所定の時間、コンクリートの打設を中止すること、のうち少なくとも何れかを行うことを特徴とする地中コンクリート構造物の構築方法。
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