JP7265464B2 - 線状体設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、地盤内に線状体を設置する方法に関する。
土木構造物を構築する際に、線状体を地盤内に設置し、線状体を用いて地盤の状態を検出することがある。特許文献1には、地盤の変位を測定するための線状体として光ファイバケーブルを地盤内に設置する方法が開示されている。
特許文献1に開示された方法では、地盤に形成されたボーリング孔に、外周面に光ファイバケーブルが取り付けられたパイプを挿入し、パイプの外周面とボーリング孔の内壁面との間にグラウトホースを通じてグラウトを注入することによって、地盤内に光ファイバケーブルを設置している。
特開2002-156215号公報
特許文献1に開示された方法では、光ファイバケーブルが設置される範囲にわたってパイプが設けられる。つまり、ボーリング孔内に光ファイバケーブルを設置するには、パイプを順次継ぎ足して挿入する必要があるため、設置範囲が長いほど設置に時間かかり、光ファイバケーブルを地盤内に効率よく設置することが困難である。
本発明は、線状体を地盤内に効率よく設置することを目的とする。
本発明は、地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、錘と、錘を吊り下げ支持するロープと、錘に取り付けられる線状体と、孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、錘を先行させて孔内に挿入する挿入工程と、線状体ユニットが孔内に挿入された状態において、充填パイプを通じて孔内に充填材を充填する充填工程と、を備える。
本発明は、地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、錘と、錘を吊り下げ支持するロープと、ロープに取り付けられる線状体と、孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、錘を先行させて孔内に挿入する挿入工程と、線状体ユニットが孔内に挿入された状態において、充填パイプを通じて孔内に充填材を充填する充填工程と、を備える。また、本発明は、地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、錘と、錘を吊り下げ支持するロープと、錘に取り付けられる線状体と、孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、錘を先行させて孔内に挿入する挿入工程と、孔内に充填材を充填する充填工程と、を備え、ロープは、錘に設けられた通し孔を挿通し、充填パイプは、通し孔を挿通したロープに取り付けられ、挿入工程では、錘とともに充填パイプを孔内に挿入し、充填工程では、線状体ユニットが孔内に挿入された状態において、ロープを繰り出すとともに充填パイプを引き上げながら充填パイプを通じて孔内に充填材を充填する。
本発明によれば、線状体を地盤内に効率よく設置することができる。
本発明の第1実施形態に係る線状体設置方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る線状体設置方法における挿入工程を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る線状体設置方法における充填工程を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る線状体設置方法の変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る線状体設置方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る線状体設置方法について説明する。
<第1実施形態>
まず、図1から図3を参照して、第1実施形態に係る線状体設置方法について説明する。ここでは、線状体が光ファイバケーブルである場合について説明する。なお、線状体としては、光ファイバケーブル以外に、高精度に温度、歪等を計測可能な線状部材である電線等が挙げられる。
土木構造物の構築において、地滑り等の地盤の状態を把握することは重要であり、地中の歪みを計測するために地盤に掘削されたボーリング孔内に光ファイバケーブルを設置することがある。ボーリング孔内に埋設された光ファイバケーブルは、地中の歪みを受けて歪む。そのため、光ファイバケーブルの歪みを計測することにより地中の歪みを計測することができる。
具体的には、光ファイバケーブルには入射されたパルス光を僅かに後方に散乱させる性質があり、この性質を利用することにより、光ファイバケーブルにおける複数位置での歪みを計測することが可能である。散乱光の周波数は光ファイバケーブルの歪みに依存するため、パルス光を光ファイバケーブルに入射し、散乱光の周波数を計測することにより光ファイバケーブルの歪みを計測することができる。また、光ファイバケーブルにパルス光を入射してから光ファイバケーブル内で発生した散乱光が入射位置に戻るまでの時間を測定することにより、散乱光が発生した位置、すなわち光ファイバケーブルに歪みが生じた位置を計測することができる。
したがって、地盤に掘削されたボーリング孔内に光ファイバケーブルを埋設し、埋設された光ファイバケーブルの歪みを計測することによって、複数位置で生じた地中の歪みを計測することが可能となり、結果として、地盤の状態を正確に把握することができる。
光ファイバケーブルを地盤に掘削されたボーリング孔内に設置する方法としては、光ファイバケーブルの先端に錘を取り付け、ボーリング孔内に垂下させることが考えられる。しかしながら、この方法では、錘の重量が光ファイバケーブル全域に作用するため、光ファイバケーブル全域に歪みが生じることになる。このように歪みが生じた状態で光ファイバケーブルが埋設されてしまうと、地中の歪みの位置及び大きさを正確に計測することができず、地盤の状態を正確に把握することができないおそれがある。
このような理由から、本実施形態に係る線状体設置方法では、図1~図3に示すように、地盤1に掘削されたボーリング孔2内に、錘10を利用して光ファイバケーブル(線状体)20を設置するにあたり、光ファイバケーブル20に錘10に起因した張力が作用しないようにしている。図1は、第1実施形態に係る線状体設置方法において、ボーリング孔2内に挿入される線状体ユニット100を模式的に示した概略図であり、図2は、線状体ユニット100が地盤1に掘削されたボーリング孔2内に挿入される状態を示した図であり、図3は、線状体ユニット100が挿入されたボーリング孔2内にグラウト(充填材)を充填する状態を示した図である。
まず、図1を参照し、ボーリング孔2内に挿入される線状体ユニット100について説明する。ボーリング孔2は、例えば地盤が露出した裸孔であってもよいし、ボーリング孔2内への土砂の流入や地盤の崩落を防止するために設けられた中空のケーシングパイプ(不図示)の内側の孔や削孔後に残置されたボーリングロッド(不図示)の内側の孔であってもよい。
線状体ユニット100は、錘10と、錘10に取り付けられる光ファイバケーブル20と、錘10を吊り下げ支持するロープ30と、ボーリング孔2内にグラウトを充填する充填パイプ40と、を備える。
錘10は、光ファイバケーブル20及びロープ30が取り付けられる第1錘(錘体)11と、第1錘11に金属製の接続部材14を介して接続される第2錘(錘体)12と、第2錘12に金属製の接続部材15を介して接続される第3錘(錘体)13と、を有する。これら第1錘11、第2錘12及び第3錘13は、接続部材14,15介して接続されるため、互いに揺動自在に連結された状態となっている。
第2錘12及び第3錘13は、球状に形成される一方、第1錘11は、内部に中空部11aを有する円柱状に形成されている。第1錘11には、光ファイバケーブル20の先端部20aを中空部11a内へと通すための開口部11bと、ロープ30が挿通する通し孔11cと、がさらに設けられている。
光ファイバケーブル20は、図示しない光ファイバと鋼製線材とが樹脂材で覆われた線状部材であり、第1ドラム21に巻き回されている。光ファイバケーブル20の先端部20aは、先端面において反射が生じないようにシリコン等のシール材によって閉塞処理されている。
第1ドラム21から繰り出された光ファイバケーブル20の先端部20aは、第1錘11の開口部11bを通じて中空部11a内に挿入され接着剤により固定される。このように、光ファイバケーブル20の先端部20aを第1錘11の内部に収容することにより、ボーリング孔2内に光ファイバケーブル20が挿入される際に、閉塞処理された先端部20aが傷付いたり破損してしまったりすることを防止することができる。なお、光ファイバケーブル20の先端部20aを収容するのは、第1錘11に形成された中空部11aに限らず、第1錘11に設けられた凹部であってもよい。また、光ファイバケーブル20は、第1錘11に対して直接的に取り付けられていてもよいし、取り付け部材等を介して間接的に取り付けられていてもよい。
ロープ30は、ワイヤロープであって、例えば、鋼製のワイヤロープであり、第2ドラム31に巻き回されている。なお、ロープ30は、ポリエチレン等により形成される樹脂製のロープであってもよい。また、ロープ30は、非自転性のワイヤロープや樹脂製のロープを使用することが好ましい。なお、接続部材14,15には、例えばロープ30と同様の材料を使用することができる。
第2ドラム31から繰り出されたロープ30の先端部30aは、第1錘11に形成された通し孔11cを挿通し、通し孔11cを挿通した先端部30aには、充填パイプ40が取り付けられる。つまり、ロープ30は、通し孔11cを挿通することにより、第1錘11に対して取り付けられた状態となる。
充填パイプ40は、内部を通じてセメントベントナイト等のグラウトを移送することが可能なナイロン製のチューブであり、第3ドラム41に巻き回されている。第3ドラム41から繰り出された充填パイプ40の先端部40aは、ロープ30の先端部30aに結合されている。
このように第1錘11に形成された通し孔11cを通じてロープ30と充填パイプ40と結合することにより、ロープ30及び充填パイプ40によって錘10を吊り下げ支持することが可能となる。つまり、錘10の重量を、ロープ30及び充填パイプ40にのみ作用させ、光ファイバケーブル20には作用させない状態とすることができる。これにより、光ファイバケーブル20をボーリング孔2内に挿入する工程において錘10の重量が光ファイバケーブル20に作用し歪みが生じてしまうことを防止することができる。
なお、充填パイプ40を第3ドラム41に単独で巻き回した構成に代えて、第2ドラム31から繰り出されて通し孔11cを挿通したロープ30を充填パイプ40に沿わせて充填パイプ40とともに第3ドラム41に巻き回しておき、第3ドラム41から充填パイプ40とロープ30とが繰り出される構成としてもよい。この場合、第2ドラム31と第3ドラム41との間にロープ30が架け渡されるため、ロープ30のみによって錘10を吊り下げ支持することが可能となる。また、この場合、充填パイプ40には錘10の重量が作用しなくなることから、比較的強度が低い安価な樹脂製のパイプ材を充填パイプ40として採用することが可能となる。
次に、図2及び図3を参照し、上記構成の線状体ユニット100をボーリング孔2内に設置する方法について説明する。
まず、図2を参照し、線状体ユニット100をボーリング孔2内に挿入する挿入工程について説明する。
線状体ユニット100をボーリング孔2内に挿入する挿入工程では、図示しない駆動装置により第2ドラム31及び第3ドラム41を図2に示される繰り出し方向に回転させ、第2ドラム31からロープ30を繰り出すとともに第3ドラム41から充填パイプ40を繰り出し、ロープ30及び充填パイプ40により吊り下げ支持された錘10を先行させて、ボーリング孔2に沿って線状体ユニット100を徐々に降下させる。
また、第2ドラム31及び第3ドラム41の回転に合せて、図示しない駆動装置により第1ドラム21を図2に示される繰り出し方向に回転させ、第1ドラム21から光ファイバケーブル20を繰り出す。
このように錘10の降下させている間、光ファイバケーブル20に作用する張力が所定以上の大きさとならないように、つまり、ロープ30及び充填パイプ40のみによって錘10の重量が支えられた状態が維持されるように、各ドラム21,31,41の回転速度が制御される。
具体的には、例えば、光ファイバケーブル20が掛け回されるガイドローラの変位から光ファイバケーブル20に作用する張力を検出するとともに、ロープ30が掛け回されるガイドローラの変位からロープ30に作用する張力を検出し、検出されたロープ30に作用する張力が光ファイバケーブル20に作用する張力を常に上回るように、各ドラム21,31,41の回転速度が制御される。
そして、第2ドラム31から繰り出されたロープ30の長さがボーリング孔2の深さ等に基づいて予め設定された挿入長さに達したと判定されると、各ドラム21,31,41の回転が停止され、ボーリング孔2内への線状体ユニット100の挿入が完了する。
なお、ボーリング孔2内への線状体ユニット100の挿入の完了は、錘10の下端がボーリング孔2の底面2aに到達することに起因しロープ30に作用する張力が所定値を下回ったか否かにより判定されてもよい。
ここで、ボーリング孔2内への線状体ユニット100の挿入を円滑に行うためには、錘10の外径をできるだけ細くするとともに、挿入方向に沿う錘10の長さを長くして錘10の重量をできるだけ重くすることが考えられる。しかしながら、線状体ユニット100が挿入されるボーリング孔2は、ほぼ直線状に掘削されているものの、部分的にある程度の曲率を有することがある。このため、重量を増大させるために挿入方向に沿う錘10の長さをあまり長くしてしまうと、曲率を有する部分において線状体ユニット100が引っ掛かってしまい、光ファイバケーブル20を所望の深さまで挿入することができなくなるおそれがある。
これに対して本実施形態では、錘10の重量を増大させるために、挿入方向に沿う錘10の長さを長くするのではなく、複数の錘体11,12,13を設けている。さらにこれらの錘体11,12,13は、上述のように互いに揺動自在に連結されている。したがって、ボーリング孔2に曲率を有する部分があったとしても曲率に応じて錘10の形状が変化するため、曲率を有する部分において線状体ユニット100が引っ掛かってしまうことなく、光ファイバケーブル20を所望の深さまで円滑に導くことができる。なお、錘10を構成する錘体の数は、3つに限定されず、2つであってもよいし、4つ以上の複数個であってもよい。
続いて、図3を参照し、線状体ユニット100が挿入されたボーリング孔2内にグラウトを充填する充填工程について説明する。なお、ボーリング孔2にケーシングパイプ(不図示)が残置されている場合には、線状体ユニット100が挿入された後にケーシングパイプを引き抜くことが好ましい。
上述のように、ボーリング孔2内への線状体ユニット100の挿入が完了すると、続く充填工程において、ボーリング孔2内に光ファイバケーブル20を固定するために、充填パイプ40を通じてボーリング孔2内にグラウトが充填される。
具体的には、充填工程では、図示しない駆動装置により第2ドラム31を図3に示される繰り出し方向に回転させ、第2ドラム31からロープ30を繰り出す一方、図示しない駆動装置により第3ドラム41を図3に示される巻き取り方向に回転させ、第3ドラム41に充填パイプ40を巻き取ることによって、ロープ30に固定された充填パイプ40の先端部40aをボーリング孔2に沿って徐々に引き上げる。
上記充填工程において、第2ドラム31からロープ30を繰り出される速度と、第3ドラム41に充填パイプ40を巻き取る速度と、は同じ速度となるように制御される。つまり、ボーリング孔2内に挿入された充填パイプ40が短くなる分だけロープ30が長くなることから、錘10の位置は、挿入工程においてボーリング孔2内に挿入された位置に保持される。
また、充填工程では、第1ドラム21は何れの方向にも回転されない。このため、光ファイバケーブル20は、錘10と共に、挿入工程においてボーリング孔2内に挿入された状態に保持される。
このように、錘10と光ファイバケーブル20とがボーリング孔2内に挿入された状態において、充填パイプ40を引き上げながら、充填パイプ40の先端部40aの開口から図3において矢印Aで示される方向にグラウトを送出することにより、ボーリング孔2内には底面2a側から徐々にグラウトが充填されることになる。
そして、第3ドラム41に巻き取られた充填パイプ40の長さがボーリング孔2の深さ等に基づいて予め設定された巻取長さに達したと判定されると、第2ドラム31及び第3ドラム41の回転が停止され、ボーリング孔2内へのグラウトの充填が完了する。
なお、ボーリング孔2内へのグラウトの充填の完了は、作業者が目視によりボーリング孔2の開口端にグラウトの表面が達したか否かを確認することにより判定されてもよい。
このように、錘10とともにボーリング孔2内に挿入された充填パイプ40を引き上げながら充填パイプ40を通じてグラウトを送出することにより、ボーリング孔2内へグラウトを効率的に充填することができるとともに、ボーリング孔2内に空気が滞留してしまうことが抑制されることから、空気抜き等の手段を別途設ける必要がなくなり、結果として、設置作業コストを低減することができる。
また、充填パイプ40を引き上げながら、ボーリング孔2内にグラウトを充填することで、グラウトが充填される間、充填パイプ40の先端部40aがグラウト内に深く、過度に埋没してしまうことを避けることが可能となる。
ここで、グラウトを送出する送出口がグラウト内に埋没している場合、グラウトを送出し続けるには、グラウトの液面からの送出口の深さに応じてグラウトを送出するポンプの送出圧力を増大させる必要がある。これに対して本実施形態では、上述のように、グラウトは、グラウトを送出する送出口がグラウト内に埋没する長さを略一定に保ちながら送出できる。このため、ポンプの送出圧力を増大させることなく、ほぼ一定の圧力でグラウトを送出し続けることが可能である。この結果、グラウトを送出する送出口をグラウト内に深く、過度に埋没させた場合と比較し、グラウトを送出する装置の駆動負荷を低減させることができる。なお、充填パイプ40は線状体ユニット100に備えておらず、別工程において、充填パイプを用いてボーリング孔2内にグラウトを充填してもよい。
以上の挿入工程及び充填工程により、ボーリング孔2内への光ファイバケーブル20の設置が完了する。
なお、本実施形態では、挿入工程の後に充填工程が行われているが、錘10と、錘10に取り付けられる光ファイバケーブル20と、錘10を吊り下げ支持するロープ30とからなる線状体ユニット100を、充填工程、つまり、グラウトが充填された後にボーリング孔2内に挿入してもよい。この場合、線状体ユニット100に充填パイプ40を設ける必要がないので、線状体ユニット100を簡素化することができる。
地中の歪みは、ボーリング孔2の内壁面から固化したグラウトを介して光ファイバケーブル20に伝達される。したがって、上述のようにボーリング孔2内に設置された光ファイバケーブル20の歪みを測定することにより、地中の歪みの位置及び大きさを計測することができる。なお、地盤1と光ファイバケーブル20との間に介在するグラウトの強度及び剛性は、地中の歪み等の光ファイバケーブル20への伝達性を考慮し、地盤1の強度及び剛性と同程度か、それよりもやや小さく調整される。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
本実施形態に係る線状体設置方法によれば、光ファイバケーブル20は、ロープ30により吊り下げ支持される錘10の重さを利用して地盤1に掘削されたボーリング孔2内に挿入される。このように、地盤1に掘削されたボーリング孔2内へと錘10によって光ファイバケーブル20を誘導することにより、光ファイバケーブル20を地盤1内に効率よく設置することができる。
また、ボーリング孔2内に光ファイバケーブル20を挿入する際、錘10の重量はロープ30に作用しており、光ファイバケーブル20には、錘10の重量が直接作用していない。このため、光ファイバケーブル20を設置する際に光ファイバケーブル20に過大な張力が作用してしまうことを抑制することができる。つまり、歪みが生じた状態で光ファイバケーブル20が設置されることを回避することができることから、光ファイバケーブル20に生じた歪みを測定することで、地盤1の状態を正確に把握することができる。また、光ファイバケーブル20に過大な張力が作用し損傷してしまうことを防止することができるので、地盤1の温度も正確に測定することができる。
なお、上記第1実施形態では、光ファイバケーブル20は、一方の端部である先端部20aが錘10とともに地中に埋設され、他方の端部が地表に設けられる図示しない計測装置に接続されるように配されている。これに代えて、光ファイバケーブル20は、図4に示す変形例のように、錘10とともに埋設される部分に折り返し部20bを有し、その両端部が地表に設けられる計測装置に接続可能に配されていてもよい。
この場合、第1錘11には、図4に示すように、光ファイバケーブル20の折り返し部20bが掛け回される掛回部11eが設けられる。掛回部11eは、第1錘11がロープ30により吊り下げ支持された状態において、第1錘11の本体部11dから水平方向に突出して形成された円柱状部である。また、掛回部11eの本体部11dとは反対側の端部には、掛回部11eよりも径が大きいフランジ部11fが設けられる。本体部11dとフランジ部11fとにより挟まれた部分の掛回部11eの軸方向長さは光ファイバケーブル20の幅よりも大きく設定される。つまり、光ファイバケーブル20は、本体部11dとフランジ部11fとにより挟まれた掛回部11eの外周面に折り返し部20bが巻き回されることになる。
このように光ファイバケーブル20の折り返し部20bを第1錘11の本体部11dとフランジ部11fとの間に位置させることにより、線状体ユニット100をボーリング孔2内に挿入する際に光ファイバケーブル20の折り返し部20bがボーリング孔2の壁面に当たって損傷してしまうことを防止することができる。
また、掛回部11eの径の大きさは、光ファイバケーブル20内の光ファイバが折れ曲がって破断してしまうことがないように、光ファイバの許容曲げ半径に対して十分に余裕を持った大きさに設定される。
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係る線状体設置方法ついて説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を主に説明し、第1実施形態で説明した構成と同一の構成又は相当する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し説明を省略する。
第2実施形態に係る線状体設置方法において、ボーリング孔2内に挿入される線状体ユニット200は、錘110が、光ファイバケーブル120を介して、ロープ130により吊り下げ支持されている点で、上記第1実施形態に係る線状体設置方法においてボーリング孔2内に挿入される線状体ユニット100と主に相違している。なお、図5は、第2実施形態に係る線状体設置方法において、ボーリング孔2内に挿入された線状体ユニット200を模式的に示した概略図である。
線状体ユニット200は、錘110と、錘110に取り付けられる光ファイバケーブル120と、錘110を吊り下げ支持するロープ130と、ボーリング孔2内にグラウトを充填する充填パイプ140と、を備える。
錘110は、光ファイバケーブル120が取り付けられる第1錘(錘体)111と、第1錘111に金属製の接続部材を介して揺動自在に連結された2つの錘体と、を有する。
第1錘111は、内部に中空部11aを有する円柱状に形成されており、第1錘111には、光ファイバケーブル120の先端部120aを中空部111a内へと通すための開口部111bがさらに設けられている。なお、光ファイバケーブル120の先端部120aを収容するのは、第1錘111に形成された中空部111aに限らず、第1錘111に設けられた凹部であってもよい。
光ファイバケーブル120、ロープ130及び充填パイプ140は、上記第1実施形態の光ファイバケーブル20、ロープ30及び充填パイプ40と同じものであるため、その説明を省略する。
光ファイバケーブル120の先端部120aは、上記第1実施形態の光ファイバケーブル20と同様に、第1錘111の開口部111bを通じて中空部111a内に挿入され接着剤により固定される。また、先端部120aが第1錘111に固定された光ファイバケーブル120には、第2ドラム131から繰り出されたロープ130の先端部130aが取り付けられている。なお、光ファイバケーブル120は、第1錘111に対して直接的に取り付けられていてもよいし、取り付け部材等を介して間接的に取り付けられていてもよい。また、ロープ130は、光ファイバケーブル120に対して先端部130aが直接的に取り付けられていてもよいし、取り付け部材等を介して間接的に取り付けられていてもよい。
このように先端部120aが第1錘111に固定された光ファイバケーブル120に対して、ロープ130の先端部130aを取り付けることで、ロープ130によって錘110を吊り下げ支持することが可能となる。
この場合、錘110の重量は、光ファイバケーブル120の一部、具体的には第1錘111に固定される部分からロープ130の先端部130aが取り付けられる部分までの間の部分にも作用する。しかしながら、ロープ130の先端部130aが取り付けられる部分よりも第1ドラム121側に配される光ファイバケーブル120には、錘110の重量は作用しない。したがって、光ファイバケーブル20をボーリング孔2内に挿入する工程において、少なくともロープ130の先端部130aが取り付けられる部分よりも第1ドラム121側に配される光ファイバケーブル120に歪みが生じてしまうことを防止することができる。
なお、光ファイバケーブル120に錘110の重量が作用する部分の長さはボーリング孔2内に配される光ファイバケーブル120の全長に比して極めてわずかである。このため、仮にこの部分に歪みが生じたとしても計測への影響はわずかである。
一方で、第3ドラム141から繰り出された充填パイプ140の先端部140aは、図5に示すように、第1錘111の側面に固定されている。
次に、上記構成の線状体ユニット200をボーリング孔2内に設置する方法について説明する。
まず、線状体ユニット200をボーリング孔2内に挿入する挿入工程について説明する。
線状体ユニット200をボーリング孔2内に挿入する挿入工程では、上記第1実施形態と同様にして、図示しない駆動装置により各ドラム121,131,141を回転し、光ファイバケーブル120、ロープ130及び充填パイプ140を繰り出し、ロープ130により吊り下げ支持された錘110を先行させて、ボーリング孔2に沿って線状体ユニット200を徐々に降下させる。
このように錘110の降下させている間、ロープ130の先端部130aが取り付けられる部分よりも第1ドラム121側に配される光ファイバケーブル120に作用する張力が所定以上の大きさとならないように、つまり、ロープ130のみによって錘110の重量が支えられた状態が維持されるように、第1ドラム121及び第2ドラム131の回転速度が制御される。
具体的には、例えば、光ファイバケーブル120が掛け回されるガイドローラの変位から光ファイバケーブル120に作用する張力を検出するとともに、ロープ130が掛け回されるガイドローラの変位からロープ130に作用する張力を検出し、検出されたロープ130に作用する張力が光ファイバケーブル120に作用する張力を常に上回るように、第1ドラム121及び第2ドラム131の回転速度が制御される。
そして、第2ドラム131から繰り出されたロープ130の長さがボーリング孔2の深さ等に基づいて予め設定された挿入長さに達したと判定されると、各ドラム121,131,141の回転が停止され、ボーリング孔2内への線状体ユニット200の挿入が完了する。
なお、ボーリング孔2内への線状体ユニット200の挿入の完了は、錘110の下端がボーリング孔2の底面2aに到達することに起因しロープ130に作用する張力が所定値を下回ったか否かにより判定されてもよい。
続いて、線状体ユニット200が挿入されたボーリング孔2内にグラウトを充填する充填工程について説明する。
上述のように、ボーリング孔2内への線状体ユニット200の挿入が完了すると、続く充填工程において、ボーリング孔2内に光ファイバケーブル120を固定するために、充填パイプ140を通じてボーリング孔2内にグラウトが充填される。
具体的には、充填工程では、充填パイプ140の先端部140aの開口からグラウトを送出することにより、ボーリング孔2内には底面2a側から徐々にグラウトが充填される。なお、充填パイプ140の先端部140aの位置は、充填工程中も変わることはなく、先端部140aが錘110と共にグラウト内に埋没した後もグラウトは先端部140aの開口から送出され続ける。
そして、図示しない液面検知器によりボーリング孔2の開口端にグラウトの表面が達したと判定されると、グラウトの供給が停止され、ボーリング孔2内へのグラウトの充填が完了する。
なお、ボーリング孔2内へのグラウトの充填の完了は、作業者が目視によりボーリング孔2の開口端にグラウトの表面が達したか否かを確認することにより判定されてもよい。
このように、錘110と共にボーリング孔2内に挿入された充填パイプ140を通じてグラウトを充填することにより、ボーリング孔2内に空気が滞留してしまうことが抑制されることから、空気抜き等の手段を別途設ける必要がなくなり、結果として、設置作業コストを低減することができる。
以上の挿入工程及び充填工程により、ボーリング孔2内への光ファイバケーブル120の設置が完了する。
地中の歪みは、ボーリング孔2の内壁面から固化したグラウトを介して光ファイバケーブル120に伝達される。したがって、上述のようにボーリング孔2内に設置された光ファイバケーブル120の歪みを測定することにより、地中の歪みの位置及び大きさを計測することができる。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
本実施形態に係る線状体設置方法によれば、光ファイバケーブル120は、ロープ130により吊り下げ支持される錘110の重さを利用して地盤1に掘削されたボーリング孔2内に挿入される。このように、地盤1に掘削されたボーリング孔2内へと錘110によって光ファイバケーブル120を誘導することにより、光ファイバケーブル120を地盤1内に効率よく設置することができる。
また、ボーリング孔2内に光ファイバケーブル120を挿入する際、錘110の重量はロープ130に作用しており、ロープ130の先端部130aが取り付けられる部分よりも第1ドラム121側に配される光ファイバケーブル120には、錘110の重量が直接作用していない。このため、光ファイバケーブル120を設置する際に光ファイバケーブル120に過大な張力が作用してしまうことを抑制することができる。つまり、歪みが生じた状態で光ファイバケーブル120が設置されることを回避することができることから、光ファイバケーブル120に生じた歪みを測定することで、地盤1の状態を正確に把握することができる。
なお、上記第2実施形態では、ロープ130は、光ファイバケーブル120を介して錘110に結合されている。これに代えて、ロープ130は、錘110に対して直接的に、または、取り付け部材等を介して間接的に取り付けられてもよい。また、上記第2実施形態では、光ファイバケーブル120の先端部120aは、錘110に固定されている。これに代えて、光ファイバケーブル120の先端部120aは、錘110に取り付けられたロープ130に対して直接的に、または、取り付け部材等を介して間接的に固定されてもよい。何れの場合も、上記第2実施形態と同様に、ロープ130によって錘110を吊り下げ支持し、光ファイバケーブル120に錘110の重量が作用しないようにすることが可能である。
また、上記第2実施形態では、充填パイプ140は、第1錘111に固定されている。これに代えて、充填パイプ140は、所定の引張力が充填パイプ140に作用したときに第1錘111から外れるように、先端部140aが第1錘111に対して仮固定されていてもよい。このように、充填パイプ140を第1錘111に対して仮固定しておくことで、挿入工程後に所定以上の引張力を充填パイプ140に作用させて、充填パイプ140の先端部140aを第1錘111から取り外すことが可能となる。
そして、充填工程において、先端部140aが第1錘111から取り外された充填パイプ140を第3ドラム141に巻き取りながら、つまり、上記第1実施形態と同様に、充填パイプ140を引き上げながら充填パイプ140を通じてグラウトを送出することで、ボーリング孔2内には底面2a側から徐々にグラウトが充填されることになる。この結果、ボーリング孔2内へグラウトを効率的に充填することができるとともに、ボーリング孔2内に空気が滞留してしまうことが抑制されることから、空気抜き等の手段を別途設ける必要がなくなり、結果として、設置作業コストを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記各実施形態では、線状体が光ファイバケーブル20,120である場合について説明したが、ボーリング孔2内へ設置される線状体は、これに限定されず、地盤1の状態を検出可能な線状体であればどのようなものであってもよく、例えば、圧力や温度を検出可能な複数のセンサが等間隔で連結された線状体や熱電対等の金属線であってもよい。また、検出される地盤1の状態としては、地中の歪みに限定されず、地中の温度や圧力であってもよい。
100,200・・・線状体ユニット
1・・・地盤
2・・・ボーリング孔(孔)
10,110・・・錘
11,111・・・第1錘(錘体)
11c・・・通し孔
12,112・・・第2錘(錘体)
13,113・・・第3錘(錘体)
20,120・・・光ファイバケーブル(線状体)
30,130・・・ロープ
40,140・・・充填パイプ

Claims (6)

  1. 地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、
    錘と、前記錘を吊り下げ支持するロープと、前記錘に取り付けられる前記線状体と、前記孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、前記錘を先行させて前記孔内に挿入する挿入工程と、
    前記線状体ユニットが前記孔内に挿入された状態において、前記充填パイプを通じて前記孔内に前記充填材を充填する充填工程と、を備える
    線状体設置方法。
  2. 地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、
    錘と、前記錘を吊り下げ支持するロープと、前記ロープに取り付けられる前記線状体と、前記孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、前記錘を先行させて前記孔内に挿入する挿入工程と、
    前記線状体ユニットが前記孔内に挿入された状態において、前記充填パイプを通じて前記孔内に前記充填材を充填する充填工程と、を備える
    線状体設置方法。
  3. 地盤に形成された孔内に線状体を設置する線状体設置方法であって、
    錘と、前記錘を吊り下げ支持するロープと、前記錘に取り付けられる前記線状体と、前記孔内に充填材を供給可能な充填パイプと、を有する線状体ユニットを、前記錘を先行させて前記孔内に挿入する挿入工程と、
    前記孔内に前記充填材を充填する充填工程と、を備え
    前記ロープは、前記錘に設けられた通し孔を挿通し、
    前記充填パイプは、前記通し孔を挿通した前記ロープに取り付けられ、
    前記挿入工程では、前記錘とともに前記充填パイプを前記孔内に挿入し、
    前記充填工程では、前記線状体ユニットが前記孔内に挿入された状態において、前記ロープを繰り出すとともに前記充填パイプを引き上げながら前記充填パイプを通じて前記孔内に前記充填材を充填する
    線状体設置方法。
  4. 前記挿入工程では、前記錘とともに前記充填パイプを前記孔内に挿入し、
    前記充填工程では、前記充填パイプを引き上げながら前記充填パイプを通じて前記孔内に前記充填材を充填する
    請求項1または2に記載の線状体設置方法。
  5. 前記ロープは、前記錘に取り付けられる
    請求項1から4の何れか1つに記載の線状体設置方法。
  6. 前記錘は、互いに揺動自在に連結された複数の錘体である
    請求項1から5の何れか1つに記載の線状体設置方法。
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