JP5077106B2 - 電動機制御装置、制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動用の電動機に供給される交流電圧を生成するインバータのスイッチング信号を、車両状況に応じて決定されたトルク指令値に基づき発生させる電動機制御装置、電動機制御装置の制御方法に関する。
内燃機関に加え又は内燃機関を代替して車両を電動モータで駆動する駆動装置が知られている。かかる駆動装置では、2つの電動モータを搭載して前輪の二輪又は後輪の二輪をそれぞれ駆動する形態が用いられる場合があり、電動モータを制御するモータECU(電子制御ユニット)は、2つの電動モータをそれぞれ制御する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、マスタCPU(例えば、ハイブリッドECU)から指示されるトルク指令値に基づき、1つのモータECUが2つの電動モータをそれぞれ制御する電動装置が記載されている。
特開2007−209116号公報
ところで、2つの電動モータを制御するにはモータECUは1つであっても2つのCPUを備えることが制御上は好ましいとされている。しかしながら、2つの電動モータを制御するために2つのCPUを搭載することはコスト増をもたらす。また、2つの電動モータの状態を2つのCPU間で共有するためにCPU間で通信データの送受信が生じ、一方の電動モータの状態を反映した他方の電動モータの制御用電流値、他方の電動モータの状態を反映した一方の電動モータの制御用電流値、の演算に遅れが生じる場合がある。このような演算の遅れは、内燃機関の出力とモータ出力の不整合等、制御の応答性を低下させてしまう。この不都合を回避するためインバータ等の性能を向上させることもできるが、コスト増となってしまう。
1つのCPUで2つの電動モータを制御することは必ずしも不可能ではない。しかし、2つの電動モータの処理タイミングが重なると、1つのCPUではどちらかを優先して処理する必要があるが、従来、どちらの電動モータを優先すべきかを決定する手順が定められていないという問題がある。
また、かかる手順がなくても、2つの電動モータの処理タイミングが重ならなければ優先的に処理する電動モータを決定する必要はないが、これまで2つの電動モータの処理タイミングが重なることを防止する仕組みは提案されていない。
本発明は、上記課題に鑑み、複数の電動モータの処理タイミングが重なった際に優先して処理する電動モータを決定することができる電動機制御装置及び制御方法、を提供することを目的とする。また、複数の電動モータの処理タイミングが重なることを防止できる電動機制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、駆動用の電動機に供給される交流電圧を生成するインバータのスイッチング信号を、車両状況に応じて決定されたトルク指令値に基づき発生させる電動機制御装置(例えば、モータ制御装置100)において、トルク指令値に基づき、第1及び第2の電動機の制御量を決定するCPUと、第1の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第1の割込み要求手段(例えば、カウンタタイマ69、キャリア・PWM発生器71)と、第2の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第2の割込み要求手段(例えば、カウンタタイマ73、キャリア・PWM発生器72)と、第1の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第1の予測手段と、第2の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第2の予測手段と、第1及び第2の予測手段がそれぞれ予測した緊急度のうち、緊急度が高い方の割込み要求に従い前記CPUに割込みを発生させる判断手段と、前記第1の割込み要求手段が割込み要求した第1の割込み時刻と、前記第2の割込み要求手段が割込み要求した第2の割込み時刻と、の差が所定範囲内の場合、第1の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第1のキャリア波の第1の位相、又は、第2の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第2のキャリア波の第2の位相、をキャリア波の1/2周期未満の所定の周期ずらす、キャリア波生成手段と、を有することを特徴とする。
複数の電動モータの処理タイミングが重なった際に優先して処理する電動モータを決定することができる電動機制御装置及び制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
モータ制御装置100は、搭載された1つのCPUにより2つのモータジェネレータ(以下、MGという)を制御する。
1)MG1とMG2のそれぞれの割込み処理のデッドライン時刻を予測し、デッドライン時刻が近いMGの制御のための処理(以下、制御処理という)を優先する。なお、デッドライン時刻は、次回に割込みされると予測される時刻である。
2-1)MG1とMG2の割込み時刻が同程度、又は、倍数の関係にある場合、MG1のキャリア波の位相をずらす。
2-2)MG1とMG2の割込み時刻が同程度、又は、倍数の関係にある場合、MG1又はMG2一方の電気角タイミングが、最小割込み間隔の1/2ずれるようにPWM信号のデューティ指示を調整する。
1)により、MG1とMG2の制御処理の優先度を判定でき、MG1,MG2の制御のための処理が終了するまでの時間を保証することができる。
2-1)、2-2)により、MG1、MG2の制御処理のタイミングが重なることを回避し、1つのCPUに処理負荷が集中することを防ぐことができる。また、処理負荷の平準化ができ1CPUによりMG1、MG2を安定した状態で制御することができる。
図1は、モータ制御装置100を適用したハイブリッド車両の駆動システム200の概略構成図を示す。このハイブリッド車両は、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)形式で、駆動力源として1つのエンジン21と2つの動力源(MG1、MG2)を備える。
エンジン21は、例えばガソリンや軽油を燃料とした内燃機関である。エンジン21のクランクシャフト22には、ダンパ機構23を介してトランスミッションケース25内のインプットシャフト24が連結されている。トランスミッションケース25の内部には、MG1及びMG2が設けられている。MG1とMG2は、電気エネルギを機械エネルギに変換する力行機能と、機械エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを兼備する。MG2は、ステータ28及びロータ29を有しており、ステータ28はトランスミッションケース25に固定されている。
また、トランスミッションケース25の内部には、動力分配装置30が設けられている。動力分配装置30は、例えばシングルピニオン形式のプラネタリギヤにより構成されている。動力分配装置30は、中空シャフト31に形成されたサンギヤ32と、サンギヤ32と同心状に配置されたリングギヤ33と、サンギヤ32及びリングギヤ33に噛合するピニオンギヤ34を保持したキャリヤ35と、を有している。また、インプットシャフト24とキャリヤ35とが一体回転するように両者が連結されている。また、インプットシャフト24は中空シャフト31内に配置され、インプットシャフト24と中空シャフト31とは相対的に回転することができる。また、中空シャフト31、ロータ29及びサンギヤ32の回転を許可または規制するブレーキ機構19が設けられている。
MG1はMG2と同様の構成を有するので共通部の説明は省略する。トランスミッションケース25の内部には、変速機38が設けられている。変速機38は、シングルピニオン形式のプラネタリギヤを主体として構成されている。変速機38は、同心状に配置されたサンギヤ39とリングギヤ40、サンギヤ39とリングギヤ40に噛合されたピニオンギヤ41と、ピニオンギヤ41を保持するキャリヤ42と、を有する。キャリヤ42は、トランスミッションケース25に固定されリングギヤ40とアウトプットシャフト43とが連結されている。リングギヤ40とアウトプットシャフト43との間の動力伝達経路には、クラッチ45が配置されている。
インプットシャフト24とアウトプットシャフト43とは同心状に配置され、アウトプットシャフト43と、動力分配装置30のリングギヤ33とが一体回転するように連結されている。アウトプットシャフト43と、デファレンシャル46の入力部材とがプロペラシャフトにより連結され、デファレンシャル46の出力部材とドライブシャフト47とが連結されている。さらに、ドライブシャフト47には車輪48が連結されている。
MG1及びMG2は、公知の3相交流発電電動機であり、インバータ51,52を介してバッテリ53と電力を授受する。MG1、MG2は、いずれもモータ制御装置100により駆動制御されている。このため、モータ制御装置100には、MG1,MG2を駆動制御するために必要な信号が入力されている。例えばMG1にはロータ37の回転角を検出する回転角検出センサ、MG1に印加される相電流を検出する電流センサが配置され、MG2にはロータ29の回転角を検出する回転角検出センサ、MG2に印加される相電流を検出する電流センサが配置されている。
モータ制御装置100は、インバータ51,52へのスイッチング信号(PWM信号)を出力する。モータ制御装置100は、ハイブリッドECU55と通信しており、ハイブリッドECU55から指示されるトルク指令値に基づき、MG1,MG2を駆動制御すると共に、必要に応じてMG1、MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU55に出力する。
ハイブリッドECU55は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート及び通信ポートを備える。ハイブリッドECU55には、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ、ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ(マスタシリンダ圧センサ)、車輪速を検出する車速センサ、等が接続されている。
ハイブリッドECU55は、運転者によるアクセルペダルの操作量をアクセルポジションセンサにより検出し、これと車速センサが検出した車速とに基づいて、インプットシャフト24に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がインプットシャフト24に出力されるように、エンジン21とMG1、MG2とを運転制御する。
エンジン21とMG1、MG2の運転制御としては、例えば、トルク変換運転モード、充放電運転モード、モータ運転モードの3つの運転モードがある。トルク変換運転モードでは、要求動力に見合う動力がエンジン21から出力されるようにエンジン21を運転制御すると共にエンジン21から出力される動力のすべてが動力分配装置30とMG1、MG2とによってトルク変換されてアウトプットシャフト43に出力されるようMG1、MG2を駆動制御する。
充放電運転モードでは、要求動力とバッテリ53の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン21から出力されるようにエンジン21を運転制御すると共に、バッテリ53の充放電を伴ってエンジン21から出力される動力の全部またはその一部とMG1、MG2とによるトルク変換とによる要求動力が動力分配装置30からインプットシャフト24に出力されるようMG1、MG2を駆動制御する。
モータ運転モードでは、エンジン21の運転を停止してMG1,MG2からの要求動力に見合う動力をインプットシャフト24に出力するよう運転制御する。
図2は、モータ制御装置100の構成図の一例を示す。インバータ51,52は省略した。モータ制御装置100は、プログラムを実行するCPUコア62、プログラムを記憶するROM63、プログラム実行の作業メモリとなるRAM64等がバス60を介して接続されたマイクロコントローラを実体とする。
AD68とAD74は、いずれもアナログ信号をデジタル信号に変換する回路で、本実施形態では相電流をA/D変換してCPUコア62に送出する。3相交流の場合、U相電流、V相電流及びW相電流が検出され得るが、2つが検出されれば残りの1つは算出できるので、検出する相電流は、例えばU相電流とV相電流である。
RD75、76は、ロータ29、37の回転角を、例えばレゾルバから取得した信号に基づき算出する。レゾルバは、励磁相を形成する励磁コイルと、sin相を形成する検知コイルと、cos相を形成する検知コイルとを備え、それぞれの出力電圧をRD75,76に出力する。そして、RD75、76は、次式からロータ29、37の回転角θそれぞれ算出する。
θ=1/N・tan−1(cos相の出力電圧/sin相の出力電圧)
但し、Nはレゾルバの軸倍角である。
RD75,76は、所定角度D(例えば、30度)毎に回転角θを検出できるようになっており、この所定角度毎に1つのパルスを出力するようになっている。カウンタタイマ69、73は、RD75,76から出力されたパルスをカウントする。したがって、カウンタタイマ69、73のカウント値の時間的な変化からMG1、MG2の回転数を算出することができる。
また、カウンタタイマ69、73は、予め定められたカウンタ値毎(例えば、3カウント)、又は、サイクル時間毎(例えば、2msec毎)に、デッドライン時刻予測回路66、67に割込み要求する。この割込み要求は、CPUコア62に制御処理を要求する割込みであり、割込み要求した時刻が割込み時刻である。
キャリア・PWM発生器は、制御モードに応じて信号を発生させる。モータ制御装置100の制御モードは、正弦波PWMモード、過変調モード及び矩形波モード、の3つのモードを備える。
これら制御モードを用いた制御の態様には、大きく非同期PWM制御と同期PWM制御がある。非同期PWMはキャリア波の周波数(以下、キャリア周波数という)が固定であり、同期PWMはキャリア周波数が回転数に応じて変化する。すなわち、同期PWM制御では、回転数に比例してキャリア周波数が大きくなるので、電気角1周期内に存在するキャリア波の数(以下、キャリア波数という)が固定になる。この2つの制御の態様によって、デッドライン時刻の予測方法は変わるが、いずれの態様においても上記3つの制御モードを用いることができる。
図3(a)は正弦波PWMモードにおけるPWM信号の一例を、図3(b)は矩形波モードにおけるPWM信号の一例を、図3(c)は過変調モードの一例を、それぞれ示す。いずれも1相分の信号である。
正弦波PWMモードでは、トルク指令値に基づき決定される電流値に応じて決定された基本波(出力電圧基本波)を所定のキャリア周波数の三角波(キャリア波)などと比較し、PWM信号のデューティ比を決定する。MG1、MG2のコイルに流れるモータ電流はデューティ比に応じたほぼ正弦波の電流となる。また、矩形波モードでは、デューティ比を100%にして、モータ電流を制御するものであり、このときのモータ電流は矩形波となる。矩形波モードでは、各相のスイッチング素子のオンタイミングは、各相のモータ電流位相によって決定される。過変調モードは、正弦波PWMモードと矩形波モードが混在するモードであり、基本波を調整することで正弦波PWMモードによるPWM信号の一部を矩形波としたPWM信号を生成する。これらモードに応じて生成されたPWM信号によりインバータ51,52のスイッチング素子がオン/オフされる。
キャリア・PWM発生器71,72は、MG1、MG2それぞれの回転数とトルクに応じて設けたマップに従い3つの制御モードを切り替えてPWM信号を出力する。切り替え後の制御モードは、MG1及びMG2毎に、制御モード・回転数レジスタ61に設定される。なお、制御モード・回転数レジスタ61には、MG1、MG2の回転数も記憶されるようになっており、デッドライン時刻予測回路67がデッドライン時刻を予測する際に用いられる。
一般には、回転数が低くかつトルクの絶対値の低い領域では正弦波PWMモードとなり、回転数及びトルクの絶対値が中程度の領域では過変調モードとなり、回転数が高くかつトルクの絶対値が高い領域では矩形波モードとなる。
キャリア・PWM発生器71、72は、デッドライン時刻予測回路66,67にデッドライン時刻を予測させるための割込み要求を出力する。この割込み要求は、CPUコア62に制御処理を要求する割込みであり、割込み要求した時刻が割込み時刻となる。割込み要求を出力するタイミングは、例えば、正弦波PWMモード及び過変調モードの場合はキャリア波の周期(以下、キャリア波の周期をTとする)の半分の時間毎であり、矩形波モードの場合には次述するが、レゾルバの分解能と極対数等から算出される。したがって、キャリア・PWM発生器71、72及びカウンタタイマ69、73のいずれも割込み要求を発生させることになる。
1)デッドライン時刻の予測
デッドライン時刻の予測について説明する。デッドライン時刻予測回路66は、キャリア・PWM発生器71又はカウンタタイマ69が割込み要求を出力する毎に、MG1のデッドライン時刻を予測し、デッドライン時刻予測回路67は、キャリア・PWM発生器72又はカウンタタイマ73が割込み要求を出力する毎に、MG2のデッドライン時刻を予測する。
デッドライン時刻は、次の割込み要求が発生しうる時刻である。したがって、最も最近割込み要求を出力した割込み時刻に、最小割込み間隔を加算することでデッドライン時刻を予測することができる。
a)非同期PWM制御の場合
非同期PWM制御においてキャリア波を用いてPWM信号を発生させる正弦波PWMモード及び過変調モードでは、キャリア周波数から最小割込み間隔を算出することができる。上記したように、キャリア・PWM発生器71、72は、キャリア波の周期Tの半分をサイクル時間に割込み要求を出力するので、最小割込み間隔は次のようになる。なお、キャリア周波数はキャリア・PWM発生器71、72から取得する。
最小割込み間隔 = 1/(キャリア周波数×2)
また、非同期PWM制御の矩形波モードでは、次式から最小割込み間隔を定めている。なお、Dは、RD75,76が回転角θを検出する際の分解能であるので既知であるが(例えば30度)、Dの値は可変であるので最小割込み間隔も可変である。
最小割込み間隔 = 1/{回転数×(360/D)×極対数×(1/60)}
以上から、デッドライン時刻は次式から予測される。
・正弦波PWMモード/過変調モード
デッドライン時刻 = 割込み時刻+1/(キャリア周波数×2) …(1)
・矩形波モード
デッドライン時刻 = 割込み時刻+1/{回転数×(360/D)×極対数×(1/60)}) …(2)
b)同期PWM制御の場合
電気角1周期のキャリア波数が固定なので、最小割込み間隔もキャリア波数から定められている。
最小割込み間隔 = 1/〔回転数×{360/(360/キャリア波数)}×極対数×(1/60)〕
したがって、デッドライン時刻は次式から予測される。
・正弦波PWMモード/過変調モード/矩形波モード
デッドライン時刻 = 割込み時刻+1/〔回転数×{360/(360/キャリア波数)}×極対数×(1/60)〕 …(3)
デッドライン時刻予測回路66は、制御モード・回転数レジスタ61からMG1の制御モード及びMG1の回転数を読み出し、デッドライン時刻予測回路67は、制御モード・回転数レジスタ61からMG2の制御モード及びMG2の回転数を読み出し、制御モードに応じて式(1)〜(3)のいずれかを用いてデッドライン時刻を予測する。予測したデッドライン時刻は割り込み処理判断回路65に入力され、割り込み処理判断回路65はデッドライン時刻の近い方を優先させ、CPUコア62に割込みを発生させる。
2-1)MG1のキャリア波の位相調整
キャリア・PWM発生器71、72は、上記の最小割込み間隔毎に割込み要求を出力するが、キャリア・PWM発生器71とキャリア・PWM発生器72の割込み時刻が同程度だと、デッドライン時刻も同程度になってしまい、CPUコア62の処理の平準化が十分図れないおそれがある。同程度とは、キャリア波の周期Tの1/10〜1/20程度のずれしかない場合と見積もることができるが、これはCPUコア62に処理が集中するか否かの観点から決定されるので、CPUコア62の処理能力に応じて可変である。
上記a)非同期PWM制御の場合における正弦波PWMモード又は可変長モードの制御モードでは、キャリア波の周期Tの半分のT/2毎に割込み要求を出力するので、キャリア・PWM発生器71とキャリア・PWM発生器72の割込み時刻が同程度となるのは、キャリア波の位相が同程度の場合である。
図4(a)は、キャリア・PWM発生器71とキャリア・PWM発生器72が発生させる位相が同位相の場合のキャリア波の一例を示す。同位相だと、割込み要求の度に割込み時刻が同程度となることがわかる。図4(a)では同位相の場合を示したが、逆位相の場合も同様に割込み時刻が同程度になる。
このような場合、一方(例えば、キャリア・PWM発生器71)のキャリア波の位相をT/2未満の時間、遅らせるか早めればよい(以下、単に「調整する」という)。両者の割込み時刻が最も大きく異なるのは、位相が「周期T×1/4」ずれた場合であるので、キャリア波の位相を「周期T×1/4」だけ調整することが好ましい。
キャリア・PWM発生器71とキャリア・PWM発生器72のうち一方のキャリア波の位相を「周期T×1/4」調整することで、両者の割込み時刻の差を最大にできるので、CPUコア62に処理が集中することを防止できる。
また、2つのキャリア波の位相が同じでなくても、キャリア・PWM発生器71とキャリア・PWM発生器72の割込み時刻が同程度となることがある。初期位相がゼロの場合、計算上は一方のキャリア波の周期T‘と他方のキャリア波の周期T“の公倍数毎に2回、割込み時刻が同程度となる。
公倍数毎に2回であればそれほど割込み時刻が同程度となることは多くないが、これに対し、一方のキャリア波の周期T‘(=nT“)が他方のキャリア波の周期T“の整数倍(倍数)であった場合(例えば、一方のキャリア波の周期が2T、他方のキャリア波の周期がTの場合)、周期T”毎に割込み時刻が同程度となる。すなわち、周期T“のキャリア波による割込み要求の際には、割込み要求の度に2つの割込み時刻が同程度となる。
図4(b)は、割込み時刻が同程度となる場合のキャリア波の別の一例を示す。図示するように、MG1の周期T毎に割込み時刻が同程度となっている。したがって、一方のキャリア波の周期が他方のキャリア波の周期の倍数の場合も、キャリア波の位相を調整することが好ましい。この場合の好ましい位相の調整量は、「周期T×1/4」である(「周期T×1/2」とすると調整後の割込み時刻が同程度となる)。図示するように、位相をキャリア波の「周期T×1/4」だけずらすことで、割込み時刻が同程度となることを防止できる。
なお、割込み時刻が同程度となっていることは、割り込み処理判断回路65が検出する。割り込み処理判断回路65は、デッドライン時刻予測回路66、67がそれぞれ予測したデッドライン時刻から、キャリア・PWM発生器71、72が発生させた割込み時刻を検出し、割込み時刻毎に同程度か否かを比較する。また、一方のキャリア波T‘の周期が他方のキャリア波の周期T“の倍数の場合、一方のキャリア波の周期T”毎に割込み時刻が同程度となるので、割り込み処理判断回路65はこれを検出する。
2−2)PWMのデューティ指示の調整〕
キャリア波を用いない、又は、キャリア波が回転数で変化する、非同期PWM制御の矩形波モード、及び、同期PWM制御の正弦波PWMモード/過変調モード/矩形波モードでは、PWM信号を生成するためのデューティ指示を調整することで、電気角タイミングを、最小割込み間隔の1/2ずらす(早めるか又は遅らせる)。電気角タイミングを調整することで割込み時刻がずれるので、キャリア波の位相を調整する場合と同様の効果を得られる。
図5は、PWM信号のデューティ指示を調整するブロック図を模式的に示す図である。電気角タイミングとは、ロータ29の各ロータ磁極とステータ28の各ステータ磁極との相対位置に応じてどのタイミングでコイルに電流を流すかを規定するものである。電流進角又は電流遅角といわれる場合がある。PWMのデューティ指示を調整することで、電気角タイミングを最小割込み間隔の1/2後にずらすことができる(例えば、ロータ磁極とステータ磁極が真正面の時に相電流がピークであれば、ロータ磁極とステータ磁極が真正面の時のピークが来ないよう位相をずらす。)。
CPUコア62が、ハイブリッドECU55からトルク指令値を受信すると、CPUコア62は、公知の手順でPWM信号を生成する。具体的には、CPUコア62は、トルク指令値及びMG1の回転数等に基づき、トルク指令値に対応したトルクを出力するための電流指令を生成する。生成された電流指令は、AD68が検出した電流値と共に減算器81に入力される。
減算器81が出力する電流指令と電流値の偏差はPI制御部82に入力される。PI制御部82は、偏差に対してPIゲインを用いてモータに流す電流を調整するための電圧操作量を演算する。演算した電圧操作量は2相/3相変換部(不図示)で3相に変換され、遅延回路83を介して、キャリア・PWM生成回路71に出力される。キャリア・PWM生成回路71は、各制御モードに応じて、1相毎の電圧操作量に対応したPWM信号を生成してインバータ51へ出力する。
また、加算器84は、MG2の(カウンタタイマ73又はキャリア・PWM発生器72が発生させた)割込み時刻に、最小割込み間隔の1/2を加算し、減算器85に出力する。減算器85には、MG1の(カウンタタイマ69又はキャリア・PWM発生器71が発生させた)割込み時刻が出力されるので、MG2の割込み時刻に最小割込み間隔の1/2を加算した値から、MG1の割込み時刻を減算する。この減算によりMG1の割込み時刻のMG2の割込み時刻が同程度の場合には、最小割込み間隔の1/2の時間が得られる。 次いで、フィルタ部86は減算結果に対し最小割込み間隔の1/4以下の値を排除して(フィルタリングして)、PI演算部87に出力する。PI演算部87は減算結果に応じた調整量、すなわち最小割込み間隔の1/2の時間ずらすためのPWM信号の調整量を演算する。この調整量は、例えば遅延回路83に出力されるので、キャリア・PWM生成回路71に入力される電圧操作量を最小割込み間隔の1/2ずらすことができる。
〔モータ制御装置100による制御手順〕
図6は、モータ制御装置100がMG1、MG2を制御する手順を示すフローチャート図の一例を示す。本実施形態ではMG1のキャリア波の位相又はPWMのデューティ指示を調整するので、以下、MG1の制御を例にして説明する。MG2を制御対象としてもよい。
図6のフローチャート図の処理は、キャリア・PWM発生器71及びカウンタタイマ69のいずれかが割込み要求を出力する度に繰り返し実行される(S10)。
キャリア・PWM発生器71又はカウンタタイマ69は、デッドライン時刻予測回路66に割込み要求を出力する(S20)。デッドライン時刻予測回路66は、MG1の制御モードに応じて式(1)〜(3)のいずれかを用い、デッドライン時刻を予測する(S30)。制御モード及び回転数は制御モード・回転数レジスタ61に記憶されている。
ついで、割り込み処理判断回路65は、MG1とMG2の割込み時刻が割込み要求の度に同程度となるか否か、又は、倍数の関係にあるか否かを判定する(S40)。
MG1とMG2の割込み時刻が割込み要求の度に同程度でない場合、又は、倍数の関係にない場合(S40のNo)、キャリア波の位相又は電気角タイミングを最小割込み間隔の1/2ずらす必要がないので、MG1又はMG2のいずれかの制御処理を優先する必要があるか否かを判定する。
そこで、割り込み処理判断回路65は、CPUコア62がMG2の制御処理(割込み)を実行中か否かを判定する(S50)。
CPUコア62がMG2の制御処理を実行中でない場合(S50のNo)、MG1とMG2の処理タイミングが重なっていないので、ステップS10の割込み要求に従い、割り込み処理判断回路65はCPUコア62に、MG1の処理を実行するよう割込みする(S110)。
CPUコア62がMG2の制御処理を実行中の場合(S50のYes)、MG1とMG2の処理タイミングが重なったことになるので、1)で説明したようにデッドライン時刻に応じて優先的に処理するMGを決定する。
CPUコア62がMG2の制御処理を実行中の場合、デッドライン時刻予測回路67はMG2のデッドライン時刻を予測しているので、割り込み処理判断回路65はMG1とMG2のどちらのデッドライン時刻が現在の時刻に近いかと判定する(S60)。
判定の結果、MG1のデッドライン時刻の方が近い場合(S60のYes)、割り込み処理判断回路65は、MG1を処理するようCPUコア62に割込みを発生させる(S70)。CPUコア62は、MG1の制御を先に処理してその処理が完了すると、MG2の処理を実行する(S80)。
判定の結果、MG2のデッドライン時刻の方が近い場合(S60のNo)、割り込み処理判断回路65はCPUコア62に割込みを発生させない。このため、CPUコア62は、MG2の制御処理を先に実行し(S90)、その処理が完了すると、MG1の制御処理を実行する(S100)。
ステップS40に戻り、MG1とMG2の割込み時刻が割込み要求の度に同程度である場合、又は、倍数の関係にある場合(S40のYes)、キャリア・PWM発生器71はMG1の制御モードが、非同期PWM制御の正弦波PWMモード又は過変調モードのいずれかであるか否かを判定する(S120)。
制御モードが、非同期PWM制御の正弦波PWMモード又は過変調モードである場合(S110のYes)、キャリア・PWM発生器71はMG1のキャリア波の位相を「周期T×1/4」ずらす(S130)。
制御モードが、非同期PWM制御の正弦波PWMモード又は過変調モードのいずれでもない場合(S120のNo)、キャリア・PWM発生器71は、MG1のPWM信号が最小割込み間隔の1/2ずれるように、PWMのデューティ指示を調整する(S140)。
以上説明したように、本実施形態のモータ制御装置100は、複数の電動モータの処理タイミングが重なった際に優先して処理する電動モータを決定することができ、かつ、複数の電動モータの処理タイミングが重なることを防止することができる。
モータ制御装置を適用したハイブリッド車両の駆動システムの概略構成図の一例である。 モータ制御装置の構成図の一例である。 角制御モードにおけるPWM信号の一例を示す図である。 2つのキャリア・PWM発生器が発生させるキャリア波の一例を示す図である。 PWM信号のデューティ指示を調整するブロック図を模式的に示す図の一例である。 モータ制御装置がMG1、MG2を制御する手順を示すフローチャート図の一例である。
符号の説明
51、52 インバータ
55 ハイブリッドECU
62 CPUコア
65 割り込み処理判断回路
66、67 デッドライン時刻予測回路
69、73 カウンタタイマ
71、72 キャリア・PWM発生器
75、76 RD
100 モータ制御装置
MG1、MG2 モータジェネレータ

Claims (7)

  1. 駆動用の電動機に供給される交流電圧を生成するインバータのスイッチング信号を、 車両状況に応じて決定されたトルク指令値に基づき発生させる電動機制御装置において、
    前記トルク指令値に基づき、第1及び第2の電動機の制御量を決定するCPUと、
    第1の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第1の割込み要求手段と、
    第2の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第2の割込み要求手段と、
    第1の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第1の予測手段と、
    第2の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第2の予測手段と、
    第1及び第2の予測手段がそれぞれ予測した緊急度のうち、緊急度が高い方の割込み要求に従い前記CPUに割込みを発生させる判断手段と、
    前記第1の割込み要求手段が割込み要求した第1の割込み時刻と、前記第2の割込み要求手段が割込み要求した第2の割込み時刻と、の差が所定範囲内の場合、
    第1の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第1のキャリア波の第1の位相、又は、
    第2の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第2のキャリア波の第2の位相、をキャリア波の1/2周期未満の所定の周期ずらす、キャリア波生成手段と、
    を有することを特徴とする電動機制御装置。
  2. 第1の予測手段は、第1の割込み要求手段により次回に割込み要求される第1のデッドライン時刻を予測し、
    第2の予測手段は、第2の割込み要求手段により次回に割込み要求される第2のデッドライン時刻を予測し、
    前記判断手段は、第1及び第2のデッドライン時刻のうち現在時刻に近い方の割込み要求を優先して前記CPUに割込みを発生させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  3. 第1の割込み時刻と、第2の割込み時刻との差が、一方の割込み要求の際には所定範囲内に入らないが、他方の割込み要求の際には割込み要求の度に所定範囲内に入る場合、
    前記キャリア波生成手段は、
    第1又は第2のキャリア波の位相を1/2周期未満の所定の周期ずらす、
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  4. 前記キャリア波生成手段は、
    第1又は第2のキャリア波の位相を1/4周期ずらす、
    ことを特徴とする請求項1記載の電動機制御装置。
  5. 駆動用の電動機に供給される交流電圧を生成するインバータのスイッチング信号を、 車両状況に応じて決定されたトルク指令値に基づき発生させる電動機制御装置において、
    前記トルク指令値に基づき、第1及び第2の電動機の制御量を決定するCPUと、
    第1の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第1の割込み要求手段と、
    第2の電動機の制御量を決定するよう割込み要求する第2の割込み要求手段と、
    第1の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第1の予測手段と、
    第2の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測する第2の予測手段と、
    第1及び第2の予測手段がそれぞれ予測した緊急度のうち、緊急度が高い方の割込み要求に従い前記CPUに割込みを発生させる判断手段と、
    前記第1の割込み要求手段が割込み要求した第1の割込み時刻と、前記第2の割込み要求手段が割込み要求した第2の割込み時刻と、の差が所定範囲内の場合、
    第1の電動機が備えるロータ磁極とステータ磁極との相対位置に対し、前記交流電圧を流すタイミングが、前記第1の割込み要求手段が割込み要求する時間間隔の略半分ずれるように、前記スイッチング信号を調整する調整手段と、
    を有することを特徴とする電動機制御装置。
  6. 第1の割込み時刻と、第2の割込み時刻との差が、一方の割込み要求の際には所定範囲内に入らないが、他方の割込み要求の際には割込み要求の度に所定範囲内に入る場合、
    前記調整手段は、前記タイミングが、第1の割込み要求手段が割込み要求する時間間隔の略半分ずれるように、前記スイッチング信号を調整する、
    ことを特徴とする請求項5記載の電動機制御装置。
  7. 駆動用の電動機に供給される交流電圧を生成するインバータのスイッチング信号を、 車両状況に応じて決定されたトルク指令値に基づき発生させる電動機制御装置の制御方法において、
    第1の割込み要求手段が、第1の電動機の制御量を決定するよう割込み要求するステップと、
    第2の割込み要求手段が、第2の電動機の制御量を決定するよう割込み要求するステップと、
    第1の予測手段が、第1の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測するステップと、
    第2の予測手段が、第2の割込み要求手段が割込み要求した場合に、当該割込み要求の緊急度を予測するステップと、
    判断手段が、第1及び第2の予測手段がそれぞれ予測した緊急度のうち、緊急度が高い方の割込み要求に従いCPUに割込みを発生させるステップと、
    前記CPUが、前記トルク指令値に基づき、割り込みした第1又は第2の電動機の制御量を決定するステップと、
    前記第1の割込み要求手段が割込み要求した第1の割込み時刻と、前記第2の割込み要求手段が割込み要求した第2の割込み時刻と、の差が所定範囲内の場合、
    キャリア波生成手段が、第1の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第1のキャリア波の第1の位相、又は、
    第2の電動機用の前記スイッチング信号の生成に用いられる第2のキャリア波の第2の位相、をキャリア波の1/2周期未満の所定の周期ずらすステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
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