JP5075881B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、進退可能な操作ボタンを備えた遊技機に関し、特に、操作ボタンを進出位置や退入位置にロック可能なボタンロック装置に関するものである。
従来、パチンコ遊技機において、進出位置と退入位置とに亙って進退可能にベース部材に支持され、且つ復帰バネにより進出位置に付勢された演出ボタンを備えた機種(例えば、特許文献1〜3参照)が広く実用に供されている。
この種のパチンコ遊技機では、始動口への遊技球の入賞に基づいて、大当り抽選が行われるとともに、特別図柄が図柄変動後に表示される。表示された特別図柄の種類で大当り抽選の結果が報知され、その後、大当り抽選で当選している場合には、大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技状態が発生する。ここで、図柄変動中のボタン操作有効期間に、遊技者が演出ボタンを操作することで、大当り抽選で当選している大当り期待度(大当り信頼度)が報知される(例えば、特許文献1参照)。
また、大当り抽選で当選した場合に高確抽選が行われ、表示された特別図柄の種類で大当り抽選の結果と共に高確抽選の結果が報知される。高確抽選で当選している場合には、大当り遊技状態の終了後に、大当り抽選の当選確率が通常よりも高い高確遊技状態へ移行する。ここで、高確抽選の結果を遊技者には一見判りにくく報知しておいて、大当り遊技状態等でのボタン操作有効期間に、遊技者が演出ボタンを操作することで、高確抽選で当選している高確期待度(高確信頼度)が報知される。
このような遊技演出によって、遊技者の参加感と共に興趣を高めて、演出効果を高めることができる。ところで、特許文献2には、演出ボタン(リールボタン)を退入位置にロック可能なボタンロック装置と、演出ボタンを進出位置にロック可能で且つ退入位置にロック可能なボタンロック装置が開示されている。また、特許文献3には、演出ボタンを退入位置にロック可能なボタンロック装置が開示されている。
特許文献2の図5、図6の第1のボタンロック装置では、演出ボタンが前後に進退可能に設けられ、演出ボタンから後方へ延びるシャフトの後端部に係止板が取付けられている。ロック部材が係止板よりも前方に配置されて、ソレノイドにより前後に移動駆動される。ロック部材がロック解除位置のときに、遊技者が演出ボタンを通常に操作可能(フリー)になり、ロック部材がロック解除位置から後方のロック位置へ移動し係止板に前側から係合した状態で、操作ボタンが退入位置にロックされる。
特許文献2の図7の第2のボタンロック装置では、演出ボタンが上下に進退可能に設けられ、演出ボタンから下方へ延びるシャフトの下端部に係止板が取付けられている。ロック部材がソレノイドにより水平方向に移動駆動され、ロック部材がロック解除位置のときに、演出ボタンを通常に操作可能になる。演出ボタンが進出位置のときに、ロック部材がロック解除位置からロック位置へ移動し係止板に下側から係合して、演出ボタンが進出位置にロックされ、演出ボタンが退入位置のときに、ロック部材がロック解除位置からロック位置へ移動し係止板に上側から係合して、演出ボタンが退入位置にロックされる。
特許文献3の図3の第3のボタンロック装置では、演出ボタンが上下に進退可能に設けられ、演出ボタンの本体外周部に鍔が形成され、その鍔に側方に開口する凹部が形成されている。ロック部材が弾性体で構成され、ソレノイドにより水平方向に移動駆動される。演出ボタンが進出位置のときに、ロック部材がロック位置へ移動した状態で、演出ボタンが進出位置から退入位置へ押下操作されると、ロック部材が弾性変形して演出ボタンの凹部に挿入され係合して、演出ボタンが退入位置にロックされる。
特許文献3の図7の第4のボタンロック装置では、演出ボタンが上下に進退可能に設けられ、演出ボタンの本体外周部に鍔が形成されている。ロック部材が回動自在にベース部材に支持され、バネ部材によりロック解除位置に付勢されている。演出ボタンが退入位置のときに、ロック部材がソレノイドによりロック解除位置からロック位置へ回動駆動され、演出ボタンの鍔に上側から係合して、演出ボタンが退入位置にロックされる。
特開2004−275450号公報 特開2009−56085号公報 特開2008−200202号公報
特許文献1,2のようなボタンロック装置では、遊技者が演出ボタン等の操作ボタンを操作するタイミングを正確に予測することができないため、そして、操作ボタンの操作速度(進退速度)が早い場合や操作ボタンが連続操作(連打)される場合があること等を鑑みて、操作ボタンを進出位置や退入位置から瞬時にロック解除できるものであっても、操作ボタンを通常に操作可能な(操作ボタンの操作中を含む)状態から、進出位置や退入位置に瞬時に確実にロックすることが困難である。
前記第2のボタンロック装置では、操作ボタンを進出位置又は退入位置にロックするために、ロック部材をロック解除位置からロック位置へ移動させても、そのとき、操作ボタンが進出位置又は退入位置に滞在していない場合が想定される。この場合、ロック部材が係止板に側方から衝突して、ロック部材や操作ボタン等が無理な力を受けて損傷する虞がある。或いは、操作ボタンが逆の退入位置又は進出位置に誤ってロックされる虞もある。
操作ボタンが退入位置へ移動した場合、それをボタンSWにより検知することができるので、操作ボタンをロック解除位置からロック位置へ移動させるトリガーとすることができる。しかし、操作ボタンが退入位置に滞在する時間は短いことが多いことから、操作ボタンが退入位置に滞在している間に、ロック部材をロック解除位置からロック位置へ移動させて、ロック部材が係止板に適切に係合する信頼性は非常に低い。
前記第3のボタンロック装置では、操作ボタンの不必要な押下操作を防止することを目的に、操作ボタンの不必要な押下操作がなされると、その1回目の押下操作で操作ボタンを退入位置にロックするようにしている。しかし、ロック部材は弾性体からなり、そのロック部材が弾性変形して操作ボタンの凹部に係合するようにしているため、操作ボタンが退入位置に確実にロックされる信頼性は低い。しかも、弾性変形を繰返されるロック部材は損傷し易く性能を維持することが難しく、結局、実用に耐え得るものとならない。
前記第4のボタンロック装置では、ロック部材がバネ部材によりロック解除位置に付勢されており、ソレノイドによりロック位置へ回動駆動され、操作ボタンの鍔に係合して、操作ボタンを退入位置にロックするため、前記第2のボタンロック装置と同様の課題が生じる。尚、特許文献3には、このボタンロック装置の変更形態として、ロック部材をバネ部材によりロック位置に付勢し、ソレノイドによりロック位置からロック解除位置へ回動駆動することが開示されているが、それ以上の記載はなく、上記課題は解消されない。
尚、特許文献2には、ロック部材とソレノイドを2組以上設けてもよい旨が開示されている。しかし、駆動源であるソレノイドが複数必要になるため、構造を小型化するうえで、また、製作コストを低減するうえで不利になる。複数のソレノイドを配置するスペースを確保するのも難しくなる。
本発明の目的は、操作ボタンを進出位置や退入位置に瞬時に確実にロックすることができる、ボタンロック装置を備えた遊技機を提供することである。
請求項1の発明は、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態を所定の抽選により発生させる遊技状態制御手段(21c)と、進出位置と退入位置とに亙って進退可能にベース部材(41)に支持され且つ復帰バネ(49)により進出位置に付勢された操作ボタン(42)を備えた遊技機(1) において、前記操作ボタン(42)を進出位置にロック可能で且つ退入位置にロック可能なボタンロック装置(44A)と、前記ボタンロック装置(44A)を制御するボタンロック制御手段(25b)とを備え、前記ボタンロック装置(44A)が、前記進出位置の操作ボタン(42)の係合部(42h,42Ah)に係合して操作ボタン(42)をロックするロック位置とロック解除位置とに亙って第1軸部材(60a)を介して回動自在にベース部材(41)に支持された第1ロック部材(60)と、前記第1ロック部材(60)をロック位置に付勢する第1バネ部材(61)と、前記操作ボタン(42)が退入位置から進出位置へ移動する際に、操作ボタン(42)から押し力を受けて第1ロック部材(60)をロック位置からロック解除位置へ回動させる第1ロック連動機構(62)と、前記第1ロック部材(60)をロック位置からロック解除位置へ第1軸部材(60a)を中心に回動駆動可能な第1ロック解除駆動機構(63)と、前記退入位置の操作ボタン(42)の係合部(42h,42Ah)に係合して操作ボタン(42)をロックするロック位置とロック解除位置とに亙って第2軸部材(60Aa)を介して回動自在にベース部材(41)に支持された第2ロック部材(60A)と、前記第2ロック部材(60A)をロック位置に付勢する第2バネ部材(61A)と、前記操作ボタン(42)が進出位置から退入位置へ移動する際に、操作ボタン(42)から押し力を受けて第2ロック部材(60A)をロック位置からロック解除位置へ回動させる第2ロック連動機構(62A)と、前記第2ロック部材(60A)をロック位置からロック解除位置へ第2軸部材(60Aa)を中心に回動駆動可能な第2ロック解除駆動機構(63A)とを備え、前記ボタンロック制御手段(25b)は、予め設定された特定期間中に操作ボタン(42)を進出位置と退入位置の何れかの位置にロックさせる場合、前記何れかの位置を前記抽選の結果を用いて決定し、そのロックさせる位置によって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成されたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1の発明において、前記第1ロック部材(60)が操作ボタン(42)に対して略対称に複数設けられ、前記第1ロック解除駆動機構(63)が、複数の第1ロック部材(60)を回動駆動する共通の1つの第1アクチュエータ(63a)を有し、前記第2ロック部材(60A)が操作ボタン(42)に対して略対称に複数設けられ、前記第2ロック解除駆動機構(63A)が、複数の第2ロック部材(60A)を回動駆動する共通の1つの第2アクチュエータ(63Aa)を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1ロック連動機構(62)が、前記係合部(42h,42Ah)と、この係合部(42h,42Ah)に当接可能に第1ロック部材(60)に設けられ且つ操作ボタン(42)が退入位置から進出位置へ移動する際に前記係合部(42h,42Ah)から前記押し力を受けるテーパ部(60c) とを有し、前記第2ロック連動機構(62A)が、前記係合部(42Ah)と、この係合部(42Ah)に当接可能に第2ロック部材(60A)に設けられ且つ操作ボタン(42)が進出位置から退入位置へ移動する際に前記係合部(42Ah)から前記押し力を受けるテーパ部(60Ac)とを有することを特徴とする。
本願発明の遊技機によれば、前記第1ロック部材、第1バネ部材、第1ロック連動機構、第1ロック解除駆動機構を備えたボタンロック装置により、操作ボタンを進出位置に瞬時に確実にロックすることができ、進出位置から瞬時に確実にロック解除することができる。
更に、前記第2ロック部材、第2バネ部材、第2ロック連動機構、第2ロック解除駆動機構を備えたボタンロック装置により、操作ボタンを進出位置だけでなく、退入位置に瞬時に確実にロックすることができ、退入位置から瞬時に確実にロック解除することができる。
実施例1のパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 操作ボタン装置を装備した皿構造体の平面図である。 操作ボタン装置の平面図である。 操作ボタン装置の底面図である。 演出ボタンが進出位置にある状態の操作ボタン装置の部分断面斜視図である。 演出ボタンが退入位置にある状態の操作ボタン装置の部分断面斜視図である。 演出ボタンの正面図である。 演出ボタンの底面図である。 図4のX −X 線断面図である。 図10のXI−XI線断面図である。 演出ボタンが進出位置にあり第1ロック部材がロック解除位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが進出位置にあり第1ロック部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが退入位置にあり第1ロック部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが退入位置から進出位置へ移動し第1ロック部材がロック位置からロック解除位置へ回動している状態のボタンロック装置の作動説明図である。 操作ボタン装置の制御系のブロック図である。 演出ボタンロック制御のフローチャートである。 実施例2の図10相当図である。 図18のXIX −XIX 線断面図である。 演出ボタンが進出位置にあり第1,第2ロック部材がロック解除位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが退入位置にあり第2ロック部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが進出位置にあり第2ロック部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが進出位置から退入位置へ移動し第2ロック部材がロック位置からロック解除位置へ回動している状態のボタンロック装置の作動説明図である。 操作ボタン装置の制御系のブロック図である。 演出ボタンロック制御のフローチャートである。 進出位置ロック制御のフローチャートである。 退入位置ロック制御のフローチャートである。 実施例2の変更形態の演出ボタンロック制御のフローチャートである。 実施例3の図10相当図である。 図29のXXX −XXX 線断面図である。 演出ボタンが進出位置にありカム部材がロック解除位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 演出ボタンが進出位置にありカム部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 実施例4の演出ボタンが進出位置にあり楔部材がロック解除位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 実施例4の演出ボタンが進出位置にあり楔部材がロック位置にある状態のボタンロック装置の作動説明図である。 実施例5のパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 遊技状態とその移行先を示す図である。 大当り図柄と大当り遊技状態とその後の遊技状態との関係を示す図である。 小当り図柄と小当り遊技とその後の遊技状態との関係を示す図である。 演出制御基板が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 変動演出選択処理のフローチャートである。 変動演出終了中処理のフローチャートである。 当り演出選択処理のフローチャートである。 エンディング演出選択処理のフローチャートである。 モードフラグ変更処理に用いるテーブルを示した図である。 複数種類の演出選択テーブルと各種演出パターンを示した図である。 演出ボタン処理のフローチャートである。 第1のボタンロック制御処理のフローチャートである。 第1のボタンロック制御処理で用いるテーブルである。 第2のボタンロック制御処理のフローチャートである。 第2のボタンロック制御処理で用いるテーブルである。 第2のボタンロック制御処理で用いるテーブルである。 第3のボタンロック制御処理のフローチャートである。 第3のボタンロック制御処理で用いるテーブルである。 第4のボタンロック制御処理のフローチャートである。 第4のボタンロック制御処理で用いるテーブルである。 第5のボタンロック制御処理のフローチャートである。 画像制御処理のフローチャートである。 画像制御処理のフローチャートである。
本発明の遊技機は、操作ボタンが、進出位置と退入位置とに亙って進退可能にベース部材に支持され、且つ復帰バネにより進出位置に付勢され、この操作ボタンを進出位置と退入位置の少なくとも一方にロック可能なボタンロック装置を備えたものである。以下、発明を実施するための形態について、実施例に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体等に取付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域5が形成されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着され、その透明板3bにより遊技領域5の前側が覆われている。
図1、図3に示すように、開閉扉3には、窓3aの下側に皿構造体6が設けられ、この皿構造体6の右下側に発射ハンドル7が装着されている。皿構造体6は、開閉扉3の本体部分から前方へ膨出するように形成され、この皿構造体6に、遊技球を貯留する貯留皿6aが形成されるとともに、本案特有の操作ボタン装置40が装備されている。この操作ボタン装置40については後で詳細に説明する。
発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6aから発射位置に導入された遊技球が発射され、ここで、貯留皿6aに複数の遊技球が存在する場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域5の上部に投入される。
図1、図2に示すように、遊技盤4には、多数の障害釘10、始動入賞口装置11、ゲート12、大入賞口装置13、複数の一般入賞口14、センタ役物15、画像表示器16、遊技表示盤19が、図示の配置にて装着され、遊技盤4の裏面側に制御装置20が装着されている。
始動入賞口装置11は、第1,第2始動入賞口11a,11b、第2始動入賞口11bを開閉する開閉部材11c、第1,第2始動入賞口11a,11bに入賞した遊技球を夫々検出する第1,第2始動口SW11d,11e、開閉部材11cを開閉駆動する電チューSOL11fを有する。開閉部材11cは、第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞を閉位置で不可能にし開位置で可能にする。ゲート12には通過した遊技球を検出するゲートSW12aが付設されている。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有する。開閉部材13bは、大入賞口13aへの遊技球の入賞を閉位置で不可能にし開位置で可能にする。各一般入賞口14には入賞した遊技球を検出する一般入賞口SW14aが付設されている。
遊技表示盤19は、第1特別図柄表示器19a、第2特別図柄表示器19b、普通図柄表示器19c、第1特別図柄保留ランプ19d、第2特別図柄保留ランプ19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。
第1特別図柄表示器19aには、第1始動入賞口11aへの遊技球の入賞に基づいて第1特別図柄が図柄変動後に停止表示され、第2特別図柄表示器19bには、第2始動入賞口11bへの遊技球の入賞に基づいて第2特別図柄が図柄変動後に停止表示される。第1又は第2特別図柄表示器19a又は19bに大当り図柄が停止表示された場合、大当り遊技状態が発生して、大入賞口装置13が、開閉部材13bを開閉動作させ、通常は閉塞の大入賞口13aを複数ラウンドに亙って開閉させる。
普通図柄表示器19cには、ゲート12への遊技球の入賞に基づいて普通図柄が図柄変動後に停止表示される。普通図柄表示器19cに当り図柄が停止表示された場合、補助遊技が発生して、始動入賞口装置11が、開閉部材11cを開閉動作させ、通常は閉塞の第2始動入賞口11bを1又は複数回開閉させる。
第1特別図柄保留ランプ19dには、第1始動入賞口11aに入賞した遊技球の数であって第1特別図柄表示器19aでの図柄変動に未だ供していない第1保留数が4個まで表示され、第2特別図柄保留ランプ19eには、第2始動入賞口11bに入賞した遊技球の数であって第2特別図柄表示器19bでの図柄変動に未だ供していない第2保留数が4個まで表示され、普通図柄保留ランプ19fには、ゲート12に入賞した遊技球の数であって普通図柄表示器19cでの図柄変動に未だ供していない保留数が4個まで表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、発射され遊技領域5の上部に投入された遊技球は、複数の障害釘10に当たって方向を変えながら落下して、入賞口11a,11b,13a,14の何れかに入賞した場合、そこから遊技領域5外へ排出され、入賞口11a,11b,13a,14の何れにも入賞しなかった場合には、最終的に、遊技領域5の下端部に形成されたアウト口9から遊技領域5外へ排出される。
パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図2に示すように、制御装置20は、メイン制御装置21とサブ制御装置25とで構成されている。メイン制御装置21は、遊技制御基板22にCPUとROMとRAMを備えて構成されている。遊技制御基板22は盤用外部情報端子基板23に接続されている。
サブ制御装置25は、払出制御基板26、演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29を備え、この複数の制御基板26〜29に夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板27はRTCを備えている。払出制御基板26は枠用外部情報端子基板24に接続されている。
遊技制御基板22は、第1,第2始動口SW11d,11e、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、一般入賞口SW14aからの球検出信号と、払出制御基板26からの制御情報を受けて、電チューSOL11f、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a,19b,19c、図柄保留ランプ19d,19e,19fを制御し、払出制御基板26と演出制御基板27と盤用外部情報端子基板23に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板26は、遊技制御基板22からの制御情報と、払出球検出SW31、球有り検出SW32、満タン検出SW33からの球検出信号を受けて、払出駆動モータ30を制御し、入賞口11a,11b,13a,14への遊技球の入賞1個について、入賞口11a,11b,13a,14毎に設定された数の遊技球を貯留皿6aに払出し、遊技制御基板22と枠用外部情報端子基板24に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板27は、遊技制御基板22からの制御情報と、操作ボタン装置40からの操作検出信号を受けて、画像制御基板28に制御情報を出力し、更に、画像制御基板28からの制御情報を受けて、操作ボタン装置40を制御し、ランプ制御基板29に制御情報を出力する。画像制御基板28は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、画像表示器16とスピーカ34とを制御し、演出制御基板27に制御情報を出力する。ランプ制御基板29は、演出制御基板27からの制御情報を受けて、主に画像制御基板28による制御に同期させて、枠ランプ35と盤ランプ36とを制御する。
次に、操作ボタン装置40について詳細に説明する。
図1〜図16に示すように、操作ボタン装置40は、ベース部材41、演出ボタン42、演出ボタンSW43、ボタンロック装置44、ENTERボタン45、十字ボタン46、ENTERボタンSW47、十字ボタンSW48a〜48dを備えている。
図4〜図7、図10に示すように、ベース部材41は、底壁部50aと底壁部50aの外周部から立設された周壁部50bとを有するベース本体50、ベース本体50の内側に収容された上部内カバー51、ベース本体50の内側と上部内カバー51を覆うようにベース本体50に固定された上部外カバー52、ベース本体50の下面に固定された基板53、基板53を覆うようにベース本体50に固定された下部カバー54、ベース本体50の下側に設けられベース本体50と基板53と下部カバー54の少なくとも1つに固定されたロック装置ケース55を有する。
上部外カバー52の上面が、皿構造体6の上面と略連なって上方へ露出するように、また、演出ボタン42、ENTERボタン45、十字ボタン46が上方へ露出するように、操作ボタン装置40が皿構造体6に組付けられている。
図4、図6〜図10に示すように、演出ボタン42は、進出位置(図6、図10の実線を参照)と退入位置(図7、図10の仮想線を参照)とに亙って上下に進退可能にベース部材41に支持され、復帰バネ49により進出位置(上方)に付勢されている。この演出ボタン42が本発明の操作ボタンに相当する。
演出ボタン42は、その上部に位置する平面視円形の出没操作部42a、出没操作部42から下方へ延び且つ出没操作部42aよりも小径の筒部42b、筒部42bから左右両外側へ突出する1対の突出部42c、右側の突出部42cから下方へ延びる遮蔽板取付部42d、筒部42bから内側へ張出す内鍔部42e、内鍔部42eの左右両内端部から下方へ延びる1対の脚部42f、1対の脚部42fの長さ方向途中部に設けられた演出ボタン抜止め用の1対のフック部42g、1対の脚部42fの下端部に設けられた演出ボタンロック用の1対の係合部42hを有する。
ベース本体50の左部には、その底壁部50aから上方へ突出する筒状部50cが形成され、この筒状部50cの左右両側部分に1対の突出部挿入部50dが形成されている。演出ボタン42の筒部42bが筒状部50cに上下動自在に内嵌され、また、演出ボタン42の1対の突出部42cが1対の突出部挿入部50dに上下動自在に挿入され、演出ボタン42は回り止めされて上下に進退可能に組付けられている。
ベース本体50の左部には、その底壁部50aに開口50eが形成されるとともに、底壁部50よりも上方へ突出する左右1対の断面矩形の係止部50fが形成され、また、基板53(また、下部カバー54)に開口50eに連通する開口53a,53bが形成されている。演出ボタン42の1対の脚部42fは、1対の係止部50fの外側近傍を通り、開口50e,53a,53bを挿通して下方へ延びロック装置ケース55の内部に達し、演出ボタン42の1対のフック部42gは1対の係止部50fの下側に位置している。
演出ボタン42の筒部42bの内側且つ1対の脚部42fの外側において、演出ボタン42の内鍔部42eとベース本体50の底壁部50aとの間に圧縮コイルバネからなる復帰バネ49が装着されている。1対のフック部42gが1対の係止部50fに下側から係合した状態で、演出ボタン42が進出位置になり、出没操作部42aが上部外カバー52よりも上方へ突出した状態になる。出没操作部42aが筒状部50cの上端部に当接した状態で、演出ボタン42が退入位置になり、出没操作部42aの上面と上部外カバー52の上面の高さ位置が略同じになる。
図4、図6、図7、図10に示すように、演出ボタンSW43は、発光部と受光部とを有する光学センサからなり、ロック装置ケース55の右側において、基板53の下面に実装されている。演出ボタン42の遮蔽板取付部42dに遮蔽板43aが取付けられている。演出ボタン42が進出位置のとき、遮蔽板43aが演出ボタンSW43の発光部と受光部の間に位置して(図6参照)、演出ボタンSW43がオフになる。演出ボタン42が退入位置のとき、遮蔽板43aが演出ボタンSW43の発光部と受光部の間から下方へ退いて(図7参照)、演出ボタンSW43がオンになる。
ボタンロック装置44について説明する。
図10〜図15に示すように、ボタンロック装置44は、演出ボタン42を進出位置にロック可能に構成されたものであり、ロック装置ケース55に収容されている。
このボタンロック装置44は、進出位置の演出ボタン42に係合して演出ボタン42をロックするロック位置(図13、図14参照)とロック解除位置(図12参照)とに亙って回動自在にベース部材41に支持された1対の第1ロック部材60と、1対の第1ロック部材60をロック位置に付勢する1対の第1バネ部材61と、演出ボタン42が退入位置から進出位置へ移動する際(図15参照)に、演出ボタン42から押し力を受けて1対の第1ロック部材60をロック位置からロック解除位置へ回動させる1対の第1ロック連動機構62と、1対の第1ロック部材60をロック位置からロック解除位置へ回動駆動可能な第1ロック解除駆動機構63とを備えている。
1対の第1ロック部材60及び第1バネ部材61及び第1ロック連動機構62は、演出ボタン42の1対の脚部42fに夫々対応するように、演出ボタン42の中心に対して左右対称に設けられている。次に、各第1ロック部材60及び第1バネ部材61及び第1ロック連動機構62について詳しく説明する。
第1ロック部材60は、その長さ方向略中央部が、演出ボタン42の脚部42fよりも後方に位置する左右に向く軸60a(第1軸部材に相当する)を介して、ロック装置ケース55の軸支部55aに枢支されている。尚、第1ロック部材60がロック位置とロック解除位置間の回動範囲以上の回動を規制する回動規制部(図示略)が軸支部55a等に設けられているものとする。第1ロック部材60の下部に前方へ張出すフック部60bが形成され、第1ロック部材60がロック位置のとき、そのフック部60bが進出位置の演出ボタン42の脚部42fに形成された係合部42hに下側から係合する。
ここで、係合部42hは、脚部42fの下端部に、その本体部分から演出ボタン42の中心側へ突出するように一体形成されている。この係合部42hを含む部分が下方開の二股状に形成され、第1ロック部材60が係合部42hから不要に係合解除するのを防止する。第1バネ部材61は、引っ張りコイルバネからなり、その両端部が、第1ロック部材60の上端部と、その後方に位置するロック装置ケース55のバネ連結部55bに連結されている。
第1ロック連動機構62は、係合部42hと、係合部42hに上側から当接可能に第1ロック部材60に設けられ且つ演出ボタン42が退入位置から進出位置へ移動する際に係合部42hから押し力を受けるテーパ部60cとを有する。テーパ部60cは、フック部60bにその下端部から前上端部に亙って、上方程前方へ移行するように且つ多少外側凸に湾曲するように形成されている。
第1ロック解除駆動機構63が非作動状態のとき、演出ボタン42が退入位置側から進出位置へ移動する際、係合部42hがテーパ部60cに係合して、第1ロック部材60をロック位置側から第1バネ部材61の付勢力に抗してロック解除位置へ回動させ、演出ボタン42が進出位置に到達すると、係合部42hがテーパ部60cから係合解除して、第1ロック部材60が第1バネ部材61の付勢力によりロック解除位置からロック位置へ回動して、係合部42hに係合するように構成されている。
但し、演出ボタン42は、退入位置側から進出位置へは復帰バネ49の付勢力により移動するため、その際、第1ロック部材60がロック位置からロック解除位置へ回動し得るように、復帰バネ49及び1対の第1バネ部材61の付勢力が設定されている。
次に、第1ロック解除駆動機構63について詳しく説明する。
第1ロック解除駆動機構63は、1対の第1ロック部材60を回動駆動する共通の1つの第1ロックSOL63aと、第1ロックSOL63aを1対の第1ロック部材60に連動連結する第1連結部材63bとを有する。
第1連結部材63bは、平面視にて前方開のコ字状に形成され、その左右両前端部が1対の第1ロック部材60の上端部に、夫々、連結ピン63cと連結長孔63dとを介して、回動自在に且つ第1ロック部材60の長さ方向へ相対的に移動自在に連結されている。第1ロックSOL63aは、第1連結部材63bの後側に前向きに配置されて、ロック装置ケース55のSOL取付部55cに取付けられ、そのプランジャ63a1の前端部が第1連結部材63bに連結されている。
第1ロックSOL63aがオンされると、プランジャ63a1が進出駆動され、第1ロック解除駆動機構63が作動状態になり、第1ロックSOL63aがオフされると、プランジャ63a1が進退自在になり、第1ロック解除駆動機構63が非作動状態になる。尚、1対の第1バネ部材61の代わりに、第1連結部材63bを後方へ付勢する共通の1つのバネを設けてもよい。この場合、第1ロックSOL63aに、プランジャ63a1を退入側へ付勢するように組付けられたバネを採用してもよい。
尚、ENTERボタン45に対応するENTERボタンSW47(図16参照)が基板53に実装されている。また、十字ボタン46は、4つの第1〜第4十字ボタン46a〜46d(図4参照)からなり、第1〜第4十字ボタン46a〜46dに対応する第1〜第4十字ボタンSW48a〜48d(図16参照)が基板53に実装されている。
図16に示すように、演出制御基板27は、遊技制御基板22及び画像制御基板28からの制御情報に基づいて、更に、操作ボタン装置40のSW43,47,48a〜48dからの操作検出信号に基づいて、各種処理を実行するとともに、第1ロックSOL63aを制御することで、演出ボタンロック制御を実行する。
図17に示すように、演出制御基板27が実行する演出ボタンロック制御では、先ず、演出ボタン42を進出位置にロックするか否か判定される(S1)。S1;Noの場合、第1ロックSOL63aがオンされ(S2)、第1ロック解除駆動機構63が作動状態となり、S1;Yes の場合、第1ロックSOL63aがオフされ(S3)、第1ロック解除駆動機構63が作動状態となる。S2、S3において、第1ロックSOL63aのオン/オフの切換を行う場合、その切換えは、演出ボタン42の位置に関わらず直ちに実行される。次に、第1ロック部材60に関する作用について説明する。
演出ボタン42が進出位置のときに、第1ロックSOL63aがオンからオフに切換えられると、第1ロック部材60がロック位置に切換わって係合部42hに係合し、演出ボタン42が進出位置に瞬時に確実にロックされる。演出ボタン42が進出位置以外の位置のときに、第1ロックSOL63aがオンからオフに切換えられると、第1ロック部材60がロック位置側へ切換わるが、その後、演出ボタン42が進出位置へ移動する際、第1ロック部材60が一旦ロック解除位置に切換わり、演出ボタン42が進出位置に到達すると、第1ロック部材60がロック位置に切換わって係合部42hに係合し、演出ボタン42が進出位置に瞬時に確実にロックされる。
また、演出ボタン42が進出位置のときに、第1ロック部材60がロック位置で係合部42hに係合している状態から、第1ロックSOL63aがオフからオンに切換えられると、第1ロック部材60がロック解除位置に切換わって係合部42hから係合解除し、演出ボタン42が進出位置から瞬時に確実にロック解除される。
ここで、演出ボタン42の操作が有効となるボタン操作有効期間が、全体の遊技時間に対してかなり短いものとして、通常は、第1ロックSOL63aをオフにして、演出ボタン42を進出位置にロックする方が有利である。何故なら、第1ロックSOL63aをオンにすると、演出ボタン42を操作可能になるが、そうしないことで、不要な電力を使わずに節電し、また、演出ボタン42の不要な操作も防止し、不要操作が繰返されることによる損傷を防止することができる。
以上説明したように、1対の第1ロック部材60、1対の第1バネ部材61、1対の第1ロック連動機構62、第1ロック解除駆動機構63を備えたボタンロック装置44により、演出ボタン42を進出位置に瞬時に確実にロックすることができ、進出位置から瞬時に確実にロック解除することができる。
操作ボタン42に対して対称に設けられた1対の第1ロック部材60により、演出ボタン42を進出位置に安定的にロックすることができ、第1ロック解除駆動機構63が、1対の第1ロック部材60に連動連結され、1対の第1ロック部材60を回動駆動する共通の1つの第1ロックSOL63aを有するので、1対の第1ロック部材60をロック位置からロック解除位置へ確実に回動させ、演出ボタン42の進出位置におけるロック・ロック解除を円滑に行うことができ、しかも、第1ロック解除駆動機構63の製作コストを低減することができる。
演出ボタン42が進出位置のときに、ロック位置の1対の第1ロック部材60を、演出ボタン42に設けられた1対の係合部42hに確実に係合させることができ、この1対の係合部42hと第1ロック部材60の1対のテーパ部60cにより、1対の第1ロック連動機構62を構成し、その機能を確実に発揮させることができる。
実施例2の操作ボタン装置40Aは、実施例1の操作ボタン装置40の主にボタンロック装置44を変更したものである。尚、実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図18〜図23に示すように、ボタンロック装置44Aは、演出ボタン42を進出位置にロック可能で且つ退入位置にロック可能に構成されたものであり、ロック装置ケース55Aに収容されている。ロック装置ケース55Aは、実施例1のロック装置ケース55の代わりに設けられ、ベース部材21に含まれるものである。
このボタンロック装置44Aは、実施例1と同様の1対の第1ロック部材60、1対の第1バネ部材61、1対の第1ロック連動機構62、第1ロック解除駆動機構63を備えるとともに、退入位置の演出ボタン42に係合して演出ボタン42をロックするロック位置(図21、図22参照)とロック解除位置(図20参照)とに亙って回動自在にベース部材41に支持された1対の第2ロック部材60Aと、1対の第2ロック部材60Aをロック位置に付勢する1対の第2バネ部材61Aと、演出ボタン42が進出位置から退入位置へ移動する際(図23参照)に、演出ボタン42から押し力を受けて1対の第2ロック部材60Aをロック位置からロック解除位置へ回動させる1対の第2ロック連動機構62Aと、1対の第2ロック部材60Aをロック位置からロック解除位置へ回動駆動可能な第2ロック解除駆動機構63Aとを備えている。
1対の第2ロック部材60A及び第2バネ部材61A及び第2ロック連動機構62Aは、演出ボタン42の1対の脚部42fに夫々対応するように、演出ボタン42の中心に対して左右対称に設けられている。次に、各第2ロック部材60A及び第2バネ部材61A及び第2ロック連動機構62Aについて詳しく説明する。
第2ロック部材60Aは、その長さ方向略中央部が、演出ボタン42の脚部42fよりも前方に位置する左右に向く軸60Aa(第2軸部材に相当する)を介して、ロック装置ケース55Aの軸支部55Aaに枢支されている。尚、第2ロック部材60Aがロック位置とロック解除位置間の回動範囲以上の回動を規制する回動規制部(図示略)が軸支部55Aaに設けられているものとする。第2ロック部材60Aは、第1ロック部材60を上下逆さまにした形状で、フック部60Ab、テーパ部60Acを有する。
第2ロック部材60Aがロック位置のとき、そのフック部60Abが退入位置の演出ボタン42の脚部42fに形成された係合部42Ahに上側から係合する。ここで、係合部42Ahは、実施例1の係合部42hを含む構造であり、脚部42fの下端部に、その本体部分から演出ボタン42の中心側へ突出するように一体形成されるとともに、この係合部42Ahを含む部分が下方開及び上方開の1対の二股状に形成され、第2ロック部材60Aが係合部42Ahから不要に係合解除するのを防止する。第2バネ部材61Aは、引っ張りコイルバネからなり、その両端部が、第2ロック部材60Aの下端部と、その前方に位置するロック装置ケース55Aのバネ連結部55Abに連結されている。
第2ロック連動機構62Aは、係合部42Ahと、係合部42Ahに下側から当接可能に第2ロック部材60Aに設けられ且つ演出ボタン42が進出位置から退入位置へ移動する際に係合部42Ahから押し力を受けるテーパ部60Acとを有する。
第2ロック解除駆動機構63Aが非作動状態のとき、演出ボタン42が進出位置側から退入位置へ移動する際、係合部42Ahがテーパ部60Acに係合して、第2ロック部材60Aをロック位置側から第2バネ部材61Aの付勢力に抗してロック解除位置へ回動させ、演出ボタン42が退入位置に到達すると、係合部42Ahがテーパ部60Acから係合解除して、第2ロック部材60Aが第2バネ部材61Aの付勢力によりロック解除位置からロック位置へ回動して、係合部42Ahに係合するように構成されている。
次に、第2ロック解除駆動機構63Aについて詳しく説明する。
第2ロック解除駆動機構63Aは、1対の第2ロック部材60Aを回動駆動する共通の1つの第2ロックSOL63Aaと、第2ロックSOL63Aaを1対の第2ロック部材60Aに連動連結する第2連結部材63Abとを有する。
第2連結部材63Abは、平面視にて後方開のコ字状に形成され、その左右両後端部が1対の第2ロック部材60Aの下端部に、夫々、連結ピン63Acと連結長孔63Adとを介して、回動自在に且つ第2ロック部材60Aの長さ方向へ相対的に移動自在に連結されている。第2ロックSOL63Aaは、第2連結部材63Abの前側に後向きに配置されて、ロック装置ケース55AのSOL取付部55Acに取付けられ、そのプランジャ63Aa1の後端部が第2連結部材63Abに連結されている。
第2ロックSOL63Aaがオンされると、プランジャ63Aa1が進出駆動され、第2ロック解除駆動機構63Aが作動状態になり、第2ロックSOL63Aaがオフされると、プランジャ63Aa1が進退自在になり、第2ロック解除駆動機構63Aが非作動状態になる。尚、1対の第2バネ部材61Aの代わりに、第2連結部材63Abを前方へ付勢する共通の1つのバネを設けてもよい。この場合、第2ロックSOL63Aaに、プランジャ63Aa1を退入側へ付勢するように組付けられたバネを採用してもよい。
図24に示すように、演出制御基板27は、遊技制御基板22及び画像制御基板28からの制御情報に基づいて、更に、操作ボタン装置40のSW43,47,48a〜48dからの検出信号に基づいて、各種処理を実行するとともに、第1,第2ロックSOL63a,63Aaを制御することで、演出ボタンロック制御を実行する。
図25に示すように、演出制御基板27が実行する演出ボタンロック制御では、先ず、演出ボタン42を進出位置にロックするか否か判定され(S11)、S11;Noの場合、演出ボタン42を退入位置にロックするか否か判定される(S12)。S12;Noの場合、即ち、演出ボタン42を進出位置にも退入位置にもロックしない場合、第1,第2ロックSOL63a,63Aaが共にオンされ(S13)、第1,第2ロック解除駆動機構63,63Aが共に作動状態となる。S11;Yes の場合、進出位置ロック制御(S15)が実行され、S12;Yes の場合、退入位置ロック制御(S16)が実行される。
図26に示すように、進出位置ロック制御では、演出ボタン42が退入位置か否か(即ち、演出ボタンSW43がオンか否か)判定される(S31)。S31;Yes の場合、演出ボタン42を進出位置にロック可能に、第1ロックSOL63aがオフされ、また、演出ボタン42が退入位置にロックされないように、第2ロックSOL63Aaがオンされる(S33)。S31;Noの場合、演出ボタン42が退入位置にロックされることがなくなり、第1,第2ロックSOL63a,63Aaが共にオフされる(S32)。
図27に示すように、退入位置ロック制御では、進出位置ロック制御と同様、演出ボタン42が退入位置か否か(即ち、演出ボタンSW43がオンか否か)判定される(S36)。S36;Noの場合、演出ボタン42が進出位置にロックされないように、第1ロックSOL63aがオンされ、また、演出ボタン42を退入位置にロック可能に、第2ロックSOL63Aaがオフされる(S38)。S36;Yes の場合、演出ボタン42が進出位置にロックされることがなくなり、第1,第2ロックSOL63a,63Aaが共にオフされる(S37)。
S13、S15、S16において、第1ロックSOL63aのオン/オフの切換えを行う場合、その切換えは、演出ボタン42の位置に関わらず直ちに実行され、同様に、第2ロックSOL63Aaのオン/オフの切換えを行う場合、その切換えは、演出ボタン42の位置に関わらず直ちに実行される。第1ロック部材60に関する作用は実施例1と同様であるので説明を省略し、第2ロック部材60Aに関する作用について説明する。
演出ボタン42が退入位置のときに、第2ロックSOL63Aaがオンからオフに切換えられると、第2ロック部材60Aがロック位置に切換わって係合部42Ahに係合し、演出ボタン42が退入位置に瞬時に確実にロックされる。演出ボタン42が退入位置以外の位置のときに、第2ロックSOL63Aaがオンからオフに切換えられると、第2ロック部材60Aがロック位置側へ切換わるが、その後、演出ボタン42が退入位置へ移動する際、第2ロック部材60Aが一旦ロック解除位置に切換わり、演出ボタン42が退入位置に到達すると、第2ロック部材60Aがロック位置に切換わって係合部42Ahに係合し、演出ボタン42が退入位置に瞬時に確実にロックされる。
また、演出ボタン42が退入位置のときに、第2ロック部材60Aがロック位置で係合部42Ahに係合している状態から、第2ロックSOL63Aaがオフからオンに切換えられると、第2ロック部材60Aがロック解除位置に切換わって係合部42Ahから係合解除し、演出ボタン42が退入位置から瞬時に確実にロック解除される。
ここで、演出ボタン42の操作が有効となるボタン操作有効期間が、全体の遊技時間に対してかなり短いものとして、通常は、第1,第2ロックSOL63a,63Aaをオフにして、演出ボタン42を進出位置又は退入位置にロックする方が有利である。何故なら、第1,第2ロックSOL63a,63Aaをオンにすると、演出ボタン42を操作可能になるが、そうしないことで、不要な電力を使わずに節電し、また、演出ボタン42の不要な操作も防止し、不要操作が繰返されることによる損傷を防止することができる。
以上説明したように、1対の第2ロック部材60A、1対の第2バネ部材61A、1対の第2ロック連動機構62A、第2ロック解除駆動機構63Aを備えたボタンロック装置44Aにより、演出ボタン42を進出位置だけでなく、退入位置に瞬時に確実にロックすることができ、退入位置から瞬時に確実にロック解除することができる。
操作ボタン42に対して対称に設けられた1対の第2ロック部材60Aにより、演出ボタン42を退入位置に安定的にロックすることができ、第2ロック解除駆動機構63Aが、1対の第2ロック部材60Aに連動連結され、1対の第2ロック部材60Aを回動駆動する共通の1つの第2ロックSOL63Aaを有するので、1対の第2ロック部材60Aをロック位置からロック解除位置へ確実に回動させ、演出ボタン42の退入位置におけるロック・ロック解除を円滑に行うことができ、しかも、第2ロック解除駆動機構63Aの製作コストを低減することができる。
演出ボタン42が退入位置のときに、ロック位置の1対の第2ロック部材60Aを、演出ボタン42に設けられた1対の係合部42Ahに確実に係合させることができ、この1対の係合部42Ahと第2ロック部材60Aの1対のテーパ部60Acにより、1対の第2ロック連動機構62Aを構成し、その機能を確実に発揮させることができる。
また、第1,第2ロック部材60,60Aの両方が同じ係合部42Ahに係合可能にしたことで、即ち、係合部42Ahを第1,第2ロック部材60,60Aに対して共通化したので、構造を簡単化することができ、また、第1,第2ロック部材60,60Aを接近させ、この場合、第1,第2ロック部材60,60Aを相互干渉しないように配置できたため、機能を損なうことなく全体的にコンパクトに構成することが可能になる。その他、実施例1と同様の作用効果を奏する。
尚、このボタンロック装置44Aにおいて、1対の第1ロック部材60、1対の第1バネ部材61、1対の第1ロック連動機構62、第1ロック解除駆動機構63を省略してもよい。即ち、ボタンロック装置44Aを、演出ボタン42を退入位置にのみロック可能に構成してもよい。
この場合、演出制御基板27が実行する演出ボタンロック制御は、図28に示すようになる。即ち、先ず、演出ボタン42を退入位置にロックするか否か判定される(S41)。S41;Noの場合、第2ロックSOL63Aaがオンされ(S42)、第2ロック解除駆動機構63Aが作動状態となり、S41;Yes の場合、第2ロックSOL63Aaがオフされ(S43)、第2ロック解除駆動機構63Aが作動状態となる。S42、S43において、第2ロックSOL63Aaのオン/オフの切換を行う場合、その切換えは、演出ボタン42の位置に関わらず直ちに実行される。
尚、実施例1,2において、第1ロック部材60,第1バネ部材61、第1ロック連動機構62については、1組だけ或いは3組以上設けてもよい。また、第1ロック部材60を演出ボタン42の係合部42h,42Ah以外の部位に係合可能にしてもよい。また、実施例2において、第2ロック部材60A,第2バネ部材61A、第2ロック連動機構62Aについては、1組だけ或いは3組以上設けてもよい。また、第2ロック部材60Aを演出ボタン42の係合部42Ah以外の部位に係合可能にしてもよい。
実施例3の操作ボタン装置40Bは、実施例1の操作ボタン装置40の主にボタンロック装置44を変更したものである。尚、実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図29〜図32に示すように、ボタンロック装置44Bは、演出ボタン42を進出位置にロック可能に構成されたものであり、ロック装置ケース55Bに収容されている。ロック装置ケース55Bは、実施例1のロック装置ケース55の代わりに設けられている。
このボタンロック装置44Bは、進出位置の操作ボタン42に当接して操作ボタン42をロックするロック位置(図32参照)とロック解除位置(図31参照)とに亙って回動可能に設けられた1対のカム部材70と、1対のカム部材70をロック位置とロック解除位置とに亙って回動駆動する回動駆動機構75とを備えている。
1対のカム部材70は、演出ボタン42の1対の脚部42fに夫々対応するように、演出ボタン42の中心に対して左右対称に、且つ対応する脚部42fよりも演出ボタン42の中心側に配設され、左右に延びる連結軸71を介して一体的に連結され、この連結軸71回りに回動する。連結軸71はロック装置ケース55に回動自在に支持されている。1対のカム部材70がロック位置のときに、進出位置の演出ボタン42の1対の脚部42fに形成された係合部42hに下側から係合し、1対のカム部材70がロック解除位置のときには、係合部42hと干渉しない姿勢になる。
回動駆動機構75は、連結軸71の後側に前向きに配置された電動モータ76と、電動モータ76の出力軸76aに外嵌固着された駆動傘歯車77と、連結軸71に外嵌固着され且つ駆動傘歯車77に噛合する従動傘歯車78とを有する。即ち、電動モータ76は、1対のカム部材70を回動駆動する共通の1つのアクチュエータとなる。1対のカム部材70、回動駆動機構75を備えたボタンロック装置44Bにより、演出ボタン42を進出位置に確実にロックすることができ、進出位置から確実にロック解除することができる。
尚、1対のカム部材70と回動駆動機構75と共に、或いは、1対のカム部材70と回動駆動機構75を省略して、退入位置の操作ボタン42に当接して操作ボタン42をロックするロック位置とロック解除位置とに亙って回動可能に設けられた1対の第2のカム部材と、1対の第2のカム部材をロック位置とロック解除位置とに亙って回動駆動する第2の回動駆動機構とを備え、演出ボタン42を退入位置にロック可能に構成してもよい。
実施例4の操作ボタン装置40Cは、実施例1の操作ボタン装置40の主にボタンロック装置44を変更したものである。尚、実施例1と基本的に同じものには同一符号を付して説明を省略する。
図33、図34に示すように、ボタンロック装置44Cは、演出ボタン42を進出位置にロック可能に構成されたものであり、進出位置の操作ボタン42とベース部材41との間に挿入されて操作ボタン42をロックするロック位置(図34参照)とロック解除位置)図33参照)とに亙って移動可能に設けられた1対の楔部材80と、1対の楔部材80をロック位置とロック解除位置とに亙って移動駆動する移動駆動機構85を備えている。
1対の楔部材80は、演出ボタン42の1対の脚部42fに夫々対応するように、演出ボタン42の中心に対して左右対称に、且つ対応する脚部42fよりも演出ボタン42の中心側に配設され、それらの後端部が左右に延びる連結部材81を介して一体的に連結されている。1対の楔部材80は、その下面がベース部材41のガイド上面82に摺動自在に載置支持され、前後に移動する。
移動駆動機構85は、連結部材81を介して1対の楔部材80を前後に移動駆動する共通の1つのアクチュエータ(例えば、ソレノイド)を有する。1対の楔部材80、移動駆動機構85を備えたボタンロック装置44Cにより、演出ボタン42を進出位置に確実にロックすることができ、進出位置から確実にロック解除することができる。
尚、1対の楔部材80と移動駆動機構85と共に、或いは、1対の楔部材80と移動駆動機構85を省略して、退入位置の操作ボタン42とベース部材41との間に挿入されて操作ボタン42をロックするロック位置とロック解除位置とに亙って移動可能に設けられた1対の第2の楔部材と、1対の第2の楔部材をロック位置とロック解除位置とに亙って移動駆動する第2の移動駆動機構とを備え、演出ボタン42を退入位置にロック可能に構成してもよい。
実施例5は実施例2の構成に採用されるものである。
図35に示すように、メイン制御装置21(遊技制御基板22)により、乱数取得手段21a、乱数判定手段21b、遊技状態制御手段21cが構成され、サブ制御装置25(演出制御基板27、画像制御基板28、ランプ制御基板29)により、ボタンロック制御手段25bを含む演出制御手段25aが構成されている。
乱数取得手段21aは、始動入賞口11a,11bへの遊技球の入賞を契機に乱数値(大当り乱数値、大当り図柄乱数値、リーチ乱数値)を取得し、乱数判定手段21bは、乱数取得手段21aで取得された乱数値に基づいて特別図柄の種類を判定(選択)し、判定された種類の特別図柄が特別図柄表示器19a,19bに図柄変動後に停止表示される。
乱数判定手段21bによる具体的な処理では、先ず、取得された大当り乱数値が所定の低確率(例えば、1/300)又は高確率(例えば、1/30)で大当り特定値と一致した場合、次に、大当り図柄乱数値に基づいて、図37に示す確変図柄A,B、通常図柄、突確図柄A,B、突時図柄の6種類の大当り図柄の何れか1つが所定の選択率で択一的に選択される。一方、大当り乱数値が大当り特定値と一致しない場合、大当り乱数値が小当り特定値と一致した場合には、図38に示す小当り図柄が選択され、大当り乱数値が小当り特定値と一致しない場合には、ハズレ図柄が選択される。
図36に示すように、パチンコ遊技機1の遊技状態として、通常遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態、時短遊技状態、大当り遊技状態の5種類の遊技状態が存在し、この5種類の遊技状態の何れか1つが択一的に切換え可能に設定される。大当り遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態が、通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態に相当する。尚、時短遊技状態も通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態である。
遊技状態制御手段21cは、大当り遊技状態以外の遊技状態において、大当り図柄(確変図柄A,B、通常図柄、突確図柄A,B、突時図柄)が停止表示された場合、大当り遊技状態へ移行させる。ここで、図37に示すように、例えば、確変図柄A,Bと通常図柄の場合、大入賞口13aが9R長開放を行い、各ラウンドの大入賞口13aの最大開放時間が約30秒となるため、大量の出球を獲得することができ、突確図柄A,Bと突時図柄の場合、大入賞口13aが9R短開放を行い、各ラウンドの大入賞口13aの最大開放時間が約0.2秒となるため、出球を実質獲得することができない。
また、図37に示すように、遊技状態制御手段21cは、確変図柄A,B、突確図柄Aの成立に基づく大当り遊技状態の終了後に確変遊技状態へ移行させ、突確図柄Bの成立に基づく大当り遊技状態の終了後に潜確遊技状態へ移行させ、通常変図柄、突時図柄の成立に基づく大当り遊技状態の終了後に時短遊技状態へ移行させる。
更に、遊技状態制御手段21cは、確変図柄A、突確図柄Aの成立に基づく確変遊技状態と、突確図柄Bの成立に基づく潜確遊技状態を、実質的に次回の大当り遊技状態が発生するまで継続させ、確変図柄Bの成立に基づく確変遊技状態を、最大で特別図柄の図柄変動が設定回数(例えば、40回)行われるまで継続させ、その後、潜確遊技状態に移行させ、通常図柄、突時図柄の成立に基づく時短遊技状態を、最大で特別図柄の図柄変動が設定回数(例えば、40回)行われるまで継続させ、その後、通常遊技状態に移行させる。
通常遊技状態、時短遊技状態では、大当り遊技状態を発生させる大当り抽選の当選確率が低確率(例えば、1/300)になり、時短遊技状態では、通常遊技状態に比べて、開閉式の第2始動入賞口11bの開放頻度が高く開放時間が長くなる。確変遊技状態、潜確遊技状態では、通常遊技状態と比べて、大当り遊技状態を発生させる大当り抽選の当選確率が高確率(例えば、1/30)になり、更に、確変遊技状態では、通常遊技状態に比べて、開閉式の第2始動入賞口11bの開放頻度が高く開放時間が長くなる。
このように、遊技状態制御手段21cは、大当り遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態、時短遊技状態を所定の抽選により発生させ、その所定の抽選が、乱数取得手段21aと乱数判定手段21bにより行われ、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選を含むものとなる。そして、大当り図柄(確変図柄A,B、通常図柄、突確図柄A,B、突時図柄の何れか1つ)が選択表示されることで、大当り遊技状態を発生させる大当り抽選で当選したことになり、確変図柄A,B、突確図柄Aの何れか1つが選択表示されることで確変遊技状態を発生させる確変抽選で当選したことになり、突確図柄Bが選択表示されることで、潜確遊技状態を発生させ潜確抽選で当選したことになる。
尚、図38に示すように、大当り遊技状態以外の遊技状態において、小当り図柄が停止表示された場合、突確図柄A,B、突時図柄の成立に基づく大当り遊技状態と同様に、大入賞口13aが9R短開放を行う小当り遊技が発生し、小当り遊技後の遊技状態は、小当り遊技前の遊技状態と同じになる。故に、遊技者は、突確図柄Bの成立に基づく大当り遊技状態と小当り遊技の見分けが一見つかなくなる。
ここで、通常遊技状態と潜確遊技状態とでは、また、時短遊技状態と確変遊技状態とでは、夫々、大当り抽選の当選確率だけが異なるものとなり、大当り遊技状態終了後、小当り遊技後、遊技者が遊技状態を特定することが難しいが、遊技者により有利な遊技状態になっていることを期待する。
演出制御手段25a、ボタンロック制御手段25bについて説明する。
演出制御手段25aは、遊技演出を実行する為の画像表示器16を含む演出手段39を制御して、予め設定され演出ボタン42の操作が有効となるボタン操作有効期間にその旨を演出手段39に報知させ、演出ボタン42が進出位置から退入位置に操作された場合に遊技演出を切換える。
ボタンロック制御手段25bは、第1のボタンロック制御において、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42を進出位置と退入位置の一方にロックさせた状態とロック解除させた状態の何れかの状態に択一的に保持するとともに、前記何れかの状態を大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかの結果に基づいて決定し、その状態によって大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかで当選している信頼度が異なるように構成されている。
ボタンロック制御手段25bは、第2のボタンロック制御において、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42をロック解除させた状態で設定時間T経過したときに進出位置と退入位置の一方にロックさせるとともに、前記設定時間Tを大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかの結果に基づいて決定し、その設定時間Tによって大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかで当選している信頼度が異なるように構成されている。
ボタンロック制御手段25bは、第3のボタンロック制御において、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42をロック解除させた状態で演出ボタン42が退入位置に設定回数N操作されたときに進出位置と退入位置の一方にロックさせるとともに、前記設定回数Nを大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかの結果に基づいて決定し、その設定回数Nによって大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかで当選している信頼度が異なるように構成されている。
ボタンロック制御手段25bは、第4のボタンロック制御において、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42を退入位置にロックさせた状態に保持する、或いは、演出ボタン42を退入位置にロックさせた状態からロック解除させるとともに、演出ボタン42のロック解除有無を大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかの結果に基づいて決定し、その演出ボタン42のロック解除有無によって大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかで当選している信頼度が異なるように構成されている。
ボタンロック制御手段25bは、第5のボタンロック制御において、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の結果に関わらず、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42をロック解除させた状態に保持する。
また、ボタンロック制御手段25bは、第1〜第3のボタンロック制御において、ボタン操作有効期間中に演出ボタン42を進出位置と退入位置の何れかの位置にロックさせる場合、前記何れかの位置を大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかの結果に基づいて決定し、その位置によって大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の何れかで当選している信頼度が更に異なるように構成されている。
次に、ボタンロック制御手段25bを含む演出制御手段25aの上記構成を達成するために、サブ制御装置25(演出制御基板27、画像制御基板28)が実行する具体的な処理・制御について説明する。
図39に示すように、演出制御基板27は微小時間毎にタイマ割込処理を実行し、このタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S121)、演出ボタン処理(S122)、コマンド送信処理(S123)を順次実行する。S121では、遊技制御基板22(画像制御基板28)からのコマンドを受信し、S123では、後述のステップでセットしたコマンドを画像制御基板28(ランプ制御基板29)へ送信する。
図40に示すように、S121のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信した場合(S131;Yes )、保留数加算処理(S132)を実行し、保留数コマンドをセットする(S133)。変動開始コマンドを受信した場合(S134;Yes )、変動演出選択処理(S135)を実行する。変動停止コマンドを受信した場合(S136;Yes )、変動演出終了中処理(S137)を実行する。オープニングコマンドを受信した場合(S138;Yes )、当り演出選択処理(S139)を実行する。エンディングコマンドを受信した場合(S140;Yes )、エンディング演出選択処理(S141)を実行する。最後に、客待ちコマンド受信処理(S142)を実行し、リターンする。
図41に示すように、S135の変動演出選択処理では、遊技制御基板22から受信した変動開始コマンドを解析し(S151)、モードフラグMF(図45の5種類のA〜Eモードのうち現在のモードに対応するモードフラグ0〜4の何れか1つ)を参照し(S152)、保留数減算処理(S153)を実行する。ここで、図46に示すように、5種類のA〜Eモードに夫々対応する5種類の演出選択テーブルA〜Eが記憶されている。
そして、変動演出パターン選択処理(S154)では、S152で参照したモードフラグMFに対応する5種類の演出選択テーブルA〜Eの何れか1つを抽出し、その演出選択テーブルと、S151で解析した特別図柄の種類を含む情報に基づいて、複数種類の変動演出パターン1,2,3・・・の何れか1つを選択する。その後、S154で選択した変動演出パターンの情報を含む変動演出開始コマンドをセットし(S155)、リターンする。
図42に示すように、S137の変動演出終了中処理では、遊技制御基板22から受信した変動停止コマンドを解析し(S161)、モードフラグMFを参照し(S162)、当りか否か判定する(S163)。当りの場合(S163;Yes )、モードフラグ変更処理(S164)を実行し、図45に示すように、当該当りの契機となった当り図柄に応じたモードフラグMF(例えば、確変図柄Aの場合は1(Bモード))を変更設定するとともに、遊技状態滞在カウンタMCに当り図柄に応じた値(例えば、確変図柄Aの場合は10000)をセットする。
一方、当りでない場合(S163;No)、MFが0か否か(Aモードか否か)判定し(S165)、S165;Noの場合、MCをMC−1に減算し(S166)、次に、MCが0になった場合(S167;Yes )、MFに0(Aモード)を設定する(S168)。S164の後、S168の後、S165;Yes の場合、S167;Noの場合、次に、変動演出終了コマンドをセットし(S169)、リターンする。
図43に示すように、S139の当り演出選択処理では、遊技制御基板22から受信したオープニングコマンドを解析し(S171)、モードフラグMFを参照し(S172)、当り演出パターン選択処理(S173)において、S172で参照したモードフラグMFに対応する図46に示す5種類の演出選択テーブルA〜Eの何れか1つを抽出し、その演出選択テーブルと特別図柄の種類に基づいて、複数種類の当り演出パターン1,2,3・・・の何れか1つを選択する。その後、S173で選択した当り演出パターンの情報を含むオープニング演出開始コマンドをセットし(S174)、リターンする。
図44に示すように、S141のエンディング演出選択処理では、遊技制御基板22から受信したエンディングコマンドを解析し(S176)、モードフラグMFを参照し(S177)、エンディング演出パターン選択処理(S178)において、S177で参照したモードフラグMFに対応する5種類の図46に示す演出選択テーブルA〜Eの何れか1つを抽出し、その演出選択テーブルと特別図柄の種類に基づいて、複数種類のエンディング演出パターン1,2,3・・・の何れか1つを選択する。その後、S178で選択したエンディング演出パターンの情報を含むエンディング演出開始コマンドをセットし(S179)、リターンする。
ここで、図46に示すように、選択対象となる複数種類の変動演出パターン、複数種類の当り演出パターン、複数種類のエンディング演出パターンの中に、夫々、1又は複数種類の特定の変動演出パターン、1又は複数種類の特定の当り演出パターン、1又は複数種類の特定のエンディング演出パターンが存在し、各特定の演出パターンに、演出ボタン42の操作が有効となるボタン操作有効期間が設定されている。
そして、前記第1〜第5のボタンロック制御は、特定の演出パターンが選択された場合に実行され、特に、大当り抽選に関するボタンロック制御は、特定の変動演出パターンに対して実行され、確変抽選と潜確抽選に関するボタンロック制御は、特定の変動演出パターン又は当り演出パターン又はエンディング演出パターンに対して実行される。
次に、図47に示すように、S122の演出ボタン処理では、先ず、特定の演出パターン(特定の変動演出パターン又は当り演出パターン又はエンディング演出パターン)を実行か否か判定し(S181)、S181;Noの場合、リターンする。S181;Yes の場合、第1〜第5のボタンロック制御の何れも実行しない場合(S182〜186;No)、演出ボタン42が操作されたか否か判定し(S187)、S187;Noの場合、リターンし、S187;Yes の場合、演出ボタンコマンドをセットし(S188)、リターンする。
第1のボタンロック制御を実行する場合(S182;Yes )、図48に示すように、先ず、保持状態の選択を行ったか否か、つまり、次のS202の処理を当該特定の演出パターンの選択後に実行したか否か判定する(S201)。S201;Noの場合、保持状態選択処理(S202)を実行し、この処理では、図49に示すように、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、進出位置にロック状態に保持する、退入位置にロック状態に保持する、ロック解除状態に保持する、の何れか1つを図示の選択率にて択一的に選択決定する。
S201;Yes の場合、又は、S202の後、ボタン操作有効期間か否か判定し(S203)、S203;Noの場合、リターンする。S203;Yes の場合、進出位置にロック状態に保持する場合(S204;Yes )、ロックフラグRFに1をセットし(S205)、退入位置にロック状態に保持する場合(S204;No、S206;Yes )、RFに2をセットし(S207)、ロック解除状態に保持する場合(S204;No、S206;No)、RFに0をセットし(S208)、夫々、S189へ移行する。
S189のボタンロック制御は、図25〜図27を用いて前記した通りである。ここで、図25のS11,S12の判定は、ロックフラグRFに基づいて行われ、RF=0の場合、S11;No→S12;Noとなり、RF=1の場合、S11;Yes となり、RF=2の場合、S11;No→S12;Yes となる。
即ち、S189の演出ボタンロック制御により、演出ボタン42が進出位置にロックされた状態で、RF=1とすることで、演出ボタン42はその状態まま維持され、RF=2とすることで、演出ボタン42は一旦ロック解除され退入位置に操作されると直ちにロックされ、RF=0とすることで、演出ボタン42はロック解除された状態になる。また、演出ボタン42が退入位置にロックされた状態で、RF=1とすることで、演出ボタン42は一旦ロック解除され復帰バネ49により進出位置に突出して直ちにロックされ、RF=2とすることで、演出ボタン42はその状態のまま維持され、RF=0とすることで、演出ボタン42はロック解除され進出位置に突出してロック解除された状態になる。
第2のボタンロック制御を実行する場合(S183;Yes )、図50に示すように、先ず、設定時間・ロック解除位置の選択を行ったか否か、つまり、次のS212とS213の処理を当該特定の演出パターンの選択後に実行したか否か判定する(S211)。S211;Noの場合、設定時間選択処理(S212)を実行し、続いて、ロック位置選択処理(S213)を実行する。
S212の設定時間選択処理では、図51に示すように、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、設定時間Tとして、図示の複数種類の時間の何れか1つを図示の選択率にて択一的に選択決定する。S213のロック位置選択処理では、図52に示すように、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、ロック位置として、進出位置と退入位置の何れかを図示の選択率にて択一的に選択決定する。
S211;Yes の場合、又は、S213の後、ボタン操作有効期間か否か判定し(S214)、S214;Noの場合、リターンする。S214;Yes の場合、ボタン操作有効期間の開始時期か否か判定し(S215)、S215;Yes の場合、ロックフラグRFに0を設定する(S216)。S215;Noの場合、又は、S216の後、ボタンロック解除時間tを計時し(S217)、次に、そのボタンロック解除時間tがS212で選択した設定時間T以上になったか否か判定する(S218)。S218;Noの場合、リターンし、S218;Yes の場合、進出位置にロック状態に保持する場合(S219;Yes )、RFに1をセットし(S220)、退入位置にロック状態に保持する場合(S219;No)、RFに2をセットし(S221)、夫々、S189へ移行する。
S189の演出ボタンロック制御により、先ず、RF=0とすることで、演出ボタン42がロック解除された状態になり、このとき、退入位置の演出ボタン42は復帰バネ49により進出位置に突出する。次に、演出ボタン42がロック解除された状態で設定時間T経過した場合、RF=1とすることで、演出ボタン42は進出位置にロックされ、RF=2とすることで、演出ボタン42が退入位置に操作されることでロックされる。
第3のボタンロック制御を実行する場合(S184;Yes )、図53に示すように、先ず、設定回数・ロック解除位置の選択を行ったか否か、つまり、次のS232とS233の処理を当該特定の演出パターンの選択後に実行したか否か判定する(S231)。S231;Noの場合、設定回数選択処理(S232)を実行し、続いて、ロック位置選択処理(S233)を実行する。
S232の設定回数選択処理では、図54に示すように、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、設定回数Nとして、図示の複数種類の回数の何れか1つを図示の選択率にて択一的に選択決定する。S233のロック位置選択処理では、第2のボタンロック制御の場合(図52)と同様に、ロック位置として、進出位置と退入位置の何れかを択一的に選択決定する。
S231;Yes の場合、又は、S233の後、ボタン操作有効期間か否か判定し(S234)、S234;Noの場合、リターンする。S234;Yes の場合、ボタン操作有効期間の開始時期か否か判定し(S235)、S235;Yes の場合、ロックフラグRFに0を設定する(S236)。S235;Noの場合、又は、S236の後、演出ボタン42が操作されたか否か判定し(S237)、S237;Noの場合、リターンする。S237;Yes の場合、ボタン操作回数nをn+1に加算し(S238)、そのボタン操作回数nがS232で選択した設定回数N以上になったか否か判定する(S239)。S239;Noの場合、リターンし、S239;Yes の場合、進出位置にロック状態に保持する場合(S240;Yes )、RFに1をセットし(S241)、退入位置にロック状態に保持する場合(S240;No)、RFに2をセットし(S242)、夫々、S189へ移行する。
S189の演出ボタンロック制御により、先ず、RF=0とすることで、演出ボタン42がロック解除された状態になり、このとき、退入位置の演出ボタン42は復帰バネ49により進出位置に突出する。次に、演出ボタン42がロック解除された状態で、演出ボタン42が設定回数N操作された場合、RF=1とすることで、演出ボタン42は進出位置にロックされ、RF=2とすることで、演出ボタン42が退入位置に操作されることでロックされる。
第4のボタンロック制御を実行する場合(S185;Yes )、図55に示すように、先ず、演出ボタン42が退入位置にロック状態に保持されているか否か判定し(S251)、S251;Noの場合、リターンする。S251;Yes の場合、ロック解除有無の選択を行ったか否か、つまり、次のS253の処理を当該特定の演出パターンの選択後に実行したか否か判定する(S252)。S252;Noの場合、ロック解除有無選択処理(S253)を実行し、この処理では、図56に示すように、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、ロック解除有とロック解除無の何れかを図示の選択率にて択一的に選択決定する。
S252;Yes の場合、又は、S253の後、設定時間の選択を行ったか否か、つまり、次のS256の処理を当該特定の演出パターンの選択後に実行したか否か判定する(S255)。S255;Noの場合、設定時間選択処理(S256)を実行し、この処理では、第2のボタンロック制御の場合(図51)と同様に、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選の各々において、当選の場合と非当選の場合とで、夫々、設定時間Tとして、図示の複数種類の時間の何れか1つを図示の選択率にて択一的に選択決定する。
S255;Yes の場合、又は、S256の後、ボタン操作有効期間か否か判定し(S257)、S257;Noの場合、リターンする。S257;Yes の場合、ボタンロック時間tを計時し(S258)、次に、そのボタンロック時間tがS256で選択した設定時間T以上になったか否か判定する(S259)。S259;Noの場合、リターンし、S259;Yes の場合、進出位置にロック状態に保持する場合(S260;Yes )、RFに1をセットし(S261)、退入位置にロック状態に保持する場合(S260;No)、RFに2をセットし(S262)、夫々、S189へ移行する。
S189の演出ボタンロック制御により、演出ボタン42が退入位置にロックされた状態で設定時間T経過した場合、ロック解除されて復帰バネ49により進出位置へ突出し、RF=1とすることで、演出ボタン42は進出位置にロックされ、RF=2とすることで、演出ボタン42が退入位置に操作されることでロックされる。
第5のボタンロック制御を実行する場合(S186;Yes )、図57に示すように、ボタンロックフラグRFに0をセットし(S271)、リターンする。つまり、S189の演出ボタンロック制御により、演出ボタン42がロック解除され状態に保持される。
図58に示すように、画像制御基板28が実行する画像制御処理では、保留数コマンドを受信した場合(S281;Yes )、S282の処理において、画像表示器16に保留数を変更表示させる。また、変動演出開始コマンドを受信した場合(S283;Yes )、S284の処理において、そのコマンドに応じた変動演出パターンを表示させ、変動演出終了コマンドを受信した場合(S285;Yes )、S286の処理において、変動演出パターンの表示を終了させる。また、オープニング演出開始コマンドを受信した場合(S287;Yes )、S288の処理において、そのコマンドに応じた当り演出パターンを表示させ、エンディング演出開始コマンドを受信した場合(S289;Yes )、S290の処理において、そのコマンドに応じたエンディング演出パターンを表示させる。
次に、図59に示すように、特定の演出パターン(特定の変動演出パターン又は当り演出パターン又はエンディング演出パターン)が実行中か否か判定し(S291)、S291;Yes の場合、ボタン操作有効期間か否か判定し(S292)、S292;Yes の場合、画像表示器16でボタン操作有効期間である旨(例えば、演出ボタン42の操作指示)を報知させる(S293)。次に、演出ボタンコマンドを受信したか否か判定する(S294)。S291;No又はS292;No又はS294;Noの場合、リターンする。S294;Yes の場合、S295の処理において、実行中の特定の演出パターンを部分的に切換え表示させ、例えば、大当り抽選、確変抽選、潜確抽選で当選している期待度が画像表示器16に表示される。
次に、以上説明した構成の具体的用途例について幾つか説明する。
(1)特別図柄の図柄変動開始時に、画像表示器16にミッションモード演出を表示させるとともに、演出ボタン42の操作指示を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を押すことができた場合、大当り抽選での当選信頼度が100%になる。
(2)特別図柄の図柄変動中の所謂リーチ状態で、画像表示器16に演出ボタン42の操作指示を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を押すことができた場合、大当り抽選での当選信頼度が100%になる。
(3)大当り遊技状態の所定ラウンドで、画像表示器16に確変昇格チャンス演出を表示させるとともに、演出ボタン42の操作指示を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を押すことができた場合、確変抽選での当選信頼度が100%になる。
(4)特別図柄の図柄変動中の所謂リーチ状態で、画像表示器16に演出ボタン42の連続操作指示(連打指示)を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を連打してゲージがMAXになった場合、大当り抽選での当選信頼度が100%になる。
(5)大当り遊技状態の所定ラウンドで、画像表示器16に確変昇格チャンス演出を表示させるとともに、演出ボタン42の連続操作指示(連打指示)を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を連打してゲージがMAXになった場合、確変抽選での当選信頼度が100%になる。
(6)特別図柄の図柄変動中の所謂リーチ状態で、画像表示器16に演出ボタン42の上に手を置く指示を表示させる。そこで、演出ボタン42が突出した場合、手に当たり、大当り抽選での当選信頼度が100%になる。
(7)大当り遊技状態の所定ラウンドで、画像表示器16に確変昇格チャンス演出を表示させるとともに、演出ボタン42の上に手を置く指示を表示させる。そこで、演出ボタン42が突出した場合、手に当たり、確変抽選での当選信頼度が100%になる。
(8)突確図柄の成立による大当り遊技状態中と小当り遊技中に、画像表示器16に高確信頼度演出を表示させるとともに、演出ボタン42の連続操作指示(連打指示)を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を連打してゲージがMAXに近づく程、確変遊技状態、潜確遊技状態になる信頼度が高くなる。
(9)突確図柄Bの成立による大当り遊技状態後の設定期間における遊技演出と、小当り図柄の成立による小当り遊技後の設定期間における遊技演出とを共通の遊技演出とし、この共通の遊技演出中に演出ボタン42の操作指示を表示させる。そこで、遊技者が演出ボタン42を押すことができた場合、潜確抽選での当選信頼度が100%になる。
尚、演出制御手段25aは、大当り遊技状態中に画像表示器16に演出ボタン42の操作を介して遊技する所定ゲームを実行させ、ボタンロック制御手段25bは、所定ゲームに応じて演出ボタン42をロックさせたりロック解除させたりしてもよい。
この場合、例えば、所定ゲームとしてモグラたたきを行い、モグラが出現した場合にのみ、演出ボタン42を操作できるようにする。また、十字ボタン46を利用して番号等を入力し、その入力番号が暗証番号と一致している場合にのみ、演出ボタン42を操作できるようにする。この場合、暗証番号を早く入力する程、ゲームの得点が高得点になる。
ボタンロック制御手段25bは、ボタンロック装置44Aを制御して、特定期間(ボタン操作有効期間)中に演出ボタン42を進出位置と退入位置の一方にロックさせた状態とロック解除させた状態の何れかの状態に択一的に保持するとともに、前記何れかの状態を特定遊技状態(大当り遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態)を発生させる所定の抽選(大当り抽選、確変抽選、潜確抽選)の結果に基づいて決定し、その状態によって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成した。つまり、遊技者が特定期間中に演出ボタン42を操作できる場合と操作できない場合とで、前記抽選で当選している信頼度を異ならせ、その信頼度をボタン操作の為に動作した遊技者にその動作時に報知して、演出ボタン42を用いた遊技演出を斬新なものにして所望の演出効果を実現することができる。
ボタンロック制御手段25bは、ボタンロック装置44Aを制御して、特定期間中に演出ボタン42をロック解除させた状態で設定時間T経過したときに進出位置と退入位置の一方にロックさせるとともに、設定時間Tを前記抽選の結果に基づいて決定し、その設定時間Tによって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成した。つまり、遊技者が特定期間中に演出ボタン42を操作した場合に、操作できる期間によって、前記抽選で当選している信頼度を異ならせ、その信頼度をボタン操作の為に動作した遊技者にその動作時に報知して、演出ボタン42を用いた遊技演出を斬新なものにして所望の演出効果を実現することができる。
ボタンロック制御手段25bは、ボタンロック装置44Aを制御して、特定期間中に演出ボタン42をロック解除させた状態で演出ボタン42が退入位置に設定回数N操作されたときに進出位置と退入位置の一方にロックさせるとともに、設定回数Nを前記抽選の結果に基づいて決定し、その設定回数Nによって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成した。つまり、遊技者が特定期間中に演出ボタン42を操作した場合に、操作できる回数によって、前記抽選で当選している信頼度を異ならせ、その信頼度をボタン操作の為に動作した遊技者にその動作時に報知して、演出ボタン42を用いた遊技演出を斬新なものにして所望の演出効果を実現することができる。
ボタンロック制御手段25bは、ボタンロック装置44Aを制御して、特定期間中に演出ボタン42を退入位置にロックさせた状態に保持する、或いは、演出ボタン42を退入位置にロックさせた状態からロック解除させるとともに、演出ボタン42のロック解除有無を前記抽選の結果に基づいて決定し、その演出ボタン42のロック解除有無によって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成した。つまり、特定期間中に演出ボタン42が退入位置に滞在し続けた場合と退入位置からに進出位置に復帰した場合とで、前記抽選で当選している信頼度を異ならせ、ここで、遊技者が手を演出ボタン42に添えることで、演出ボタン42のロック解除有無を感知することができ、その信頼度を、演出ボタン42を見ている遊技者や演出ボタン42に手を添えた遊技者に報知して、演出ボタン42を用いた遊技演出を斬新なものにして所望の演出効果を実現することができる。
ボタンロック制御手段25bは、特定期間中に演出ボタン42を進出位置と退入位置の何れかの位置にロックさせる場合、前記何れかの位置を前記抽選の結果に基づいて決定し、その位置によって前記抽選で当選している信頼度が更に異なるように構成した。つまり、遊技者が特定期間中に操作できない演出ボタン42の位置が進出位置の場合と退入位置の場合とで、前記抽選で当選している信頼度を異ならせ、演出効果を一層向上させることができる。
特定期間が、演出ボタン42の操作が有効となるボタン操作有効期間であるので、遊技者がボタン操作有効期間中に演出ボタン42を操作した場合には、何らかの遊技演出を実行させることができる。ここで、演出制御手段25aは、ボタン操作有効期間にその旨を演出手段39に報知させ、演出ボタン42が進出位置から退入位置に操作された場合に遊技演出を切換えるため、遊技者は、ボタン操作有効期間をその旨の報知により認識して、ボタン操作有効期間中にボタン操作の為に動作することができ、そこで、演出ボタン42を進出位置から退入位置に操作できた場合に、遊技演出の切換えに参加することができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の変更を付加して実施可能である。また、前記実施例では、パチンコ遊技機の演出ボタンに本発明を適用した場合について説明したが、パチンコ遊技機の演出ボタン以外の種々の操作ボタン(例えば、ENTERボタンや十字ボタン)や、パチンコ遊技機以外の種々の遊技機(例えば、スロットマシン)の種々の操作ボタンに本発明を適用してもよい。
1 パチンコ遊技機
41 ベース部材
42 演出ボタン
42h,42Ah 係合部
44,44A,44B,44C ボタンロック装置
49 復帰バネ
60,60A 第1,第2ロック部材
60c,60Ac テーパ部
61,61A 第1,第2バネ部材
62,62A 第1,第2ロック連動機構
63,63A 第1,第2ロック解除駆動機構
63a,63Aa 第1,第2演出ボタンロックSOL
70 カム部材
75 回動駆動機構
80 楔部材
85 移動駆動機構

Claims (3)

  1. 通常遊技状態よりも遊技者に有利な特定遊技状態を所定の抽選により発生させる遊技状態制御手段と、進出位置と退入位置とに亙って進退可能にベース部材に支持され且つ復帰バネにより進出位置に付勢された操作ボタンを備えた遊技機において、
    前記操作ボタンを進出位置にロック可能で且つ退入位置にロック可能なボタンロック装置と、前記ボタンロック装置を制御するボタンロック制御手段とを備え、
    前記ボタンロック装置が、
    前記進出位置の操作ボタンの係合部に係合して操作ボタンをロックするロック位置とロック解除位置とに亙って第1軸部材を介して回動自在にベース部材に支持された第1ロック部材と、
    前記第1ロック部材をロック位置に付勢する第1バネ部材と、
    前記操作ボタンが退入位置から進出位置へ移動する際に、操作ボタンから押し力を受けて第1ロック部材をロック位置からロック解除位置へ第1軸部材を中心に回動させる第1ロック連動機構と、
    前記第1ロック部材をロック位置からロック解除位置へ回動駆動可能な第1ロック解除駆動機構と、
    前記退入位置の操作ボタンの係合部に係合して操作ボタンをロックするロック位置とロック解除位置とに亙って第2軸部材を介して回動自在にベース部材に支持された第2ロック部材と、
    前記第2ロック部材をロック位置に付勢する第2バネ部材と、
    前記操作ボタンが進出位置から退入位置へ移動する際に、操作ボタンから押し力を受けて第2ロック部材をロック位置からロック解除位置へ第2軸部材を中心に回動させる第2ロック連動機構と、
    前記第2ロック部材をロック位置からロック解除位置へ回動駆動可能な第2ロック解除駆動機構とを備え、
    前記ボタンロック制御手段は、予め設定された特定期間中に操作ボタンを進出位置と退入位置の何れかの位置にロックさせる場合、前記何れかの位置を前記抽選の結果を用いて決定し、そのロックさせる位置によって前記抽選で当選している信頼度が異なるように構成された、
    とを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1ロック部材が操作ボタンに対して略対称に複数設けられ、
    前記第1ロック解除駆動機構が、複数の第1ロック部材を回動駆動する共通の1つの第1アクチュエータを有し、
    前記第2ロック部材が操作ボタンに対して略対称に複数設けられ、
    前記第2ロック解除駆動機構が、複数の第2ロック部材を回動駆動する共通の1つの第2アクチュエータを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1ロック連動機構が、前記係合部と、この係合部に当接可能に第1ロック部材に設けられ且つ操作ボタンが退入位置から進出位置へ移動する際に前記係合部から前記押し力を受けるテーパ部とを有し、
    前記第2ロック連動機構が、前記係合部と、この係合部に当接可能に第2ロック部材に設けられ且つ操作ボタンが進出位置から退入位置へ移動する際に前記係合部から前記押し力を受けるテーパ部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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