JP5075737B2 - 画像記録装置、および画像記録装置における記録予定位置調整方法 - Google Patents

画像記録装置、および画像記録装置における記録予定位置調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクジェット方式の画像記録装置、特に、例えば背景などが既に印刷された印刷用紙に対し重ねて印刷を行うような場合に好適な、インクジェット方式の画像記録装置に関する。
印刷物を作成する方法として、全ての印刷物に共通な背景などの固定部分を、オフセット方式の印刷装置(オフセット印刷装置)で印刷し(先刷り)、その後に、個々の印刷物によって異なる内容の可変部分(バリアブル部)を、インクジェット方式の印刷装置(インクジェット印刷装置)で印刷する(後刷り)方法がある。
係る方法で印刷物を作成する手法として、あらかじめ先刷りの際に後刷り用の領域(特定領域)を設けておき、先刷り後の印刷物を走査して該特定領域の形状や位置を識別した上で、該特定領域に後刷りを行う技術がすでに公知である(例えば、特許文献1参照)。
また、プレビュー画像上でのドラッグアンドドロップ操作によって画像の印刷位置を調整することができる印刷装置も公知である(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−137486号公報 特開2000−354157号公報
オフセット印刷装置で先刷りを行い、インクジェット印刷装置で後刷りを行う場合、それぞれの装置用に別個に印刷データが作成されるので、印刷用紙上における画像やテキストなどといったオブジェクトの配置位置に関しても、それぞれの印刷内容に応じて対応する印刷データに記述される。係る場合においては、当然ながら、先刷りされるオブジェクトと後刷りされるオブジェクトとの相対的な位置が好適なものとなるように、各オブジェクトの配置位置が定められる。
しかしながら、オフセット印刷装置における印刷時、あるいはインクジェット印刷装置における印刷時において、オペレータによる印刷データの微調整が行われることによって、先刷りされたオブジェクトと後刷りされたオブジェクトとの相対的な位置が、印刷データの記述時に想定された位置からずれてしまうことがある。
また、オフセット印刷装置による先刷りを多面付けにより行い、得られた印刷物を断裁後、インクジェット印刷装置による後刷りに供する場合には、断裁の誤差によっても、上述のような相対的な位置ずれが生じることとなる。
特許文献1に開示された技術は、先刷りの際にあらかじめ、後刷り用の特定領域が識別可能にされていることが必須であり、印刷物のデザインが制約されるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、例えば背景などが既に印刷された印刷用紙に対し重ねて印刷を行う場合に位置合わせを好適に行えるインクジェット方式の画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数のノズルを備える少なくとも1つのインクジェットヘッドを備えており、搬送機構により所定の搬送経路にて搬送される記録媒体の搬送タイミングに同期させつつ、記録しようとする画像の各画素位置の色濃度値として記憶手段に記憶されている画像記録用データに記述された値に応じた量のインクを、前記複数のノズルのうち前記各画素位置に対応するノズルから吐出させることによって、前記記録媒体への画像記録を行う画像記録装置であって、前記画像記録装置に関する種々の表示を行う表示手段と、前記搬送経路を通過する記録媒体を相対的に走査することにより前記記録媒体上に形成された記録画像を光電的に読み取る読取手段と、第1と第2の合成対象画像を合成して合成画像を生成する合成処理手段と、前記表示手段に前記合成画像を表示させた状態で、前記第1の合成対象画像の配置位置に対する前記第2の合成対象画像の配置位置を調整させて、調整結果を位置調整データとして出力する調整処理手段と、をさらに備え、あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体とする追加記録処理を行わせるに先立って、前記搬送機構に前記第1の記録媒体を搬送させつつ、前記第1の記録媒体に形成された第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせる第1読取処理と、前記第1読取処理によって得られた第1の読取画像を前記第1の合成対象画像とし、前記第1の記録媒体に追加記録させようとする追加記録予定画像を前記第2の合成対象画像とする前記合成画像を前記合成手段に生成させる画像合成処理と、前記画像合成処理により得られた前記合成画像を対象に、調整処理手段により前記追加記録予定画像の配置位置を調整させて、前記追加記録予定画像の記録予定位置を記述した前記位置調整データを出力させる位置調整処理と、を実行させることが可能であり、前記位置調整処理を行った場合、前記追加記録処理に用いる前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を、前記位置調整データに基づいて再定義したうえで、前記追加記録処理を行うようになっており、かつ、前記位置調整処理が行われた場合に、前記位置調整データを補正することによって前記追加記録処理に用いる前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を補正する補正手段、をさらに備え、前記追加記録処理によって得られた前記第2の記録媒体上に形成されている第2の記録画像を前記読取手段によって読み取らせる第2読取処理が実行可能であり、前記補正手段は、前記位置調整データにて定められている前記追加予定画像の配置位置と、前記第2読取処理により得られた第2の読取画像において形成されている、前記追加記録用データに基づく追加画像の実際の配置位置との差異が、所定のしきい値を超える場合に、前記差異が前記しきい値以下となるように前記位置調整データを補正することによって、前記対応関係を補正する、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像記録装置であって、あらかじめ第1の面に画像記録がなされた第1の記録媒体の前記第1の面の反対面である前記第2の面に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体とする追加記録処理を行わせるに先立って、前記第1読取処理として、前記第1の記録媒体の前記第1の面に形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、前記合成手段が、前記第1の面についての前記第1の読取画像の表裏反転像を生成し、前記表裏反転像を前記第1の合成対象画像として前記画像合成処理を行い、前記表裏反転像と前記追加記録予定画像との前記合成画像を対象に前記追加記録予定画像についての前記位置調整処理を行うことが可能である、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像記録装置であって、前記搬送経路においては、前記記録媒体をテーブルに保持したうえで前記テーブルごと搬送し、少なくとも、前記搬送経路のうち、前記少なくとも1つのインクジェットヘッドに備わる前記複数のノズルからインクの吐出を受ける位置と、前記読取手段による読取位置とを含む範囲における前記テーブルの搬送を、リニアモータ機構によって行う、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の画像記録装置であって、前記テーブルに前記記録媒体を保持させる際の前記搬送経路における搬送方向と前記搬送方向に垂直な方向とについての位置決めを行う位置決め機構をさらに備える、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像記録装置であって、前記搬送経路から排出された記録媒体を収容する複数の収容部を備え、前記複数の収容部が選択的に使用可能とされてなり、前記位置調整処理の際に前記搬送経路から排出される前記記録媒体と、前記追加記録処理によって得られた前記記録媒体とを異なる収容部に収容させる、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の画像記録装置であって、前記記録媒体が複数の記録箇所を連続的に備える長尺状記録媒体であり、前記搬送機構が、互いに離間した第1と第2の巻回手段を備え、あらかじめ前記第1の巻回手段に巻回されている前記長尺状記録媒体を、前記第1と第2の巻回手段との間で展張させつつ前記第2の巻回手段により巻回することで前記搬送経路における前記長尺状記録媒体の搬送を実現するものであり、前記長尺状記録媒体のうち、前記追加画像が形成されていない箇所を前記第1の記録媒体とみなすとともに、前記追加画像が形成されている箇所を前記第2の記録媒体とみなす場合に、前記第1読取処理が、前記複数の記録箇所の1つに形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせる処理であり、前記第2読取処理が、前記複数の記録箇所に形成された前記第2の記録画像を前記読取手段に読み取らせる処理である、ことを特徴とする。
請求項の発明は、複数のノズルを備える少なくとも1つのインクジェットヘッドを備えており、搬送機構により所定の搬送経路にて搬送される記録媒体の搬送タイミングに同期させつつ、記録しようとする画像の各画素位置の色濃度値として記憶手段に記憶されている画像記録用データに記述された値に応じた量のインクを、前記複数のノズルのうち前記各画素位置に対応するノズルから吐出させることによって、前記記録媒体への画像記録を行う画像記録装置において、あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体を得る際に、追加画像の記録予定位置を調整する方法であって、あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に形成された第1の記録画像を、前記画像記録装置において記録媒体の搬送経路中に備わる読取手段によって読み取る第1読取工程と、前記第1読取処理によって得られた第1の読取画像を第1の合成対象画像とし、前記第1の記録媒体に追加記録させようとする追加記録予定画像を第2の合成対象画像とを合成して記合成画像を生成させる画像合成工程と、前記画像合成工程により得られた前記合成画像を対象に、前記追加記録予定画像の配置位置を調整させて、前記追加記録予定画像の記録予定位置を記述した前記位置調整データを出力させる位置調整工程と、前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を、前記位置調整データに基づいて再定義したうえで、追加的な画像記録を行う追加記録工程と、前記追加記録工程によって得られた前記第2の記録媒体上に形成されている第2の記録画像を前記読取手段によって読み取らせる第2読取工程と、前記位置調整データにて定められている前記追加予定画像の配置位置と、前記第2読取工程により得られた第2の読取画像において形成されている、前記追加記録用データに基づく追加画像の実際の配置位置との差異が、所定のしきい値を超える場合に、前記差異が前記しきい値以下となるように前記位置調整データを補正することによって、前記対応関係を補正する補正工程と、を備えることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の画像記録装置における記録予定位置調整方法であって、前記第1読取工程においては、前記第1の記録媒体の第1の面にあらかじめ形成されている前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、前記画像合成工程においては、前記第1の面についての前記第1の読取画像の表裏反転像を生成し、前記表裏反転像を前記第1の合成対象画像として前記合成画像を生成し、前記調整工程においては、前記表裏反転像と前記追加記録予定画像との前記合成画像を対象に前記追加記録予定画像についての配置位置を調整し、前記追加記録工程においては、前記第1の面の反対面である前記第2の面に追加的な画像記録を行う、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の画像記録装置における記録予定位置調整方法であって、前記記録媒体が複数の記録箇所を連続的に備える長尺状記録媒体であり、前記搬送機構が、互いに離間した第1と第2の巻回手段を備え、あらかじめ前記第1の巻回手段に巻回されている前記長尺状記録媒体を、前記第1と第2の巻回手段との間で展張させつつ前記第2の巻回手段により巻回することで前記搬送経路における前記長尺状記録媒体の搬送を実現するものであり、前記長尺状記録媒体のうち、前記追加画像が形成されていない箇所を前記第1の記録媒体とみなすとともに、前記追加画像が形成されている箇所を前記第2の記録媒体とみなす場合に、前記第1読取工程においては、前記複数の記録箇所の1つに形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、前記第2読取工程においては、前記複数の記録箇所に形成された前記第2の記録画像を前記読取手段に読み取らせる、ことを特徴とする。
請求項1ないし請求項の発明によれば、すでに画像が記録されている記録媒体に追加記録処理を行おうとする場合に、これに先立って、追加記録によって作成したい画像を先記録済みの画像と追加記録したい画像との合成画像という態様にて表示操作部に仮想的に実現させるとともに、追加記録後によって得られる画像の記録予定位置を、該合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができる。これにより、先刷りされた印刷用紙に後刷りを行う場合など、すでに画像が形成された記録媒体に対し追加的に画像記録を行う場合に、先に形成された画像と後から形成する画像との効率的かつ確実な位置合わせが実現される。
特に、請求項2および請求項の発明によれば、すでに画像記録がなされている面の反対面に追加記録を行う場合であっても、追加記録後によって得られる画像の記録予定位置を、先に記録されている画像の仮想的な透過画像との合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができる。
特に、請求項3および請求項4の発明によれば、記録媒体の搬送精度が確保されるので、追加記録を行う場合において、所望された記録予定位置に対して画像記録が行われることの確実性が向上する。
特に、請求項4の発明によれば、記録媒体の保持位置精度が確保されるので、追加記録を行う場合において、所望された記録予定位置に対して画像記録が行われることの確実性が向上する。
また、請求項1ないし請求項の発明によれば、追加記録によって得られる画像の記録予定位置を、該合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができることに加えて、記録媒体の搬送ずれが原因で、実際の画像における追加画像の記録位置が記録予定位置と異なっている場合においては、係る記録予定位置を補正することができる。
特に、請求項および請求項の発明によれば、長尺状の記録媒体に対して画像記録を行う画像記録装置において、追加記録によって得られる画像の記録予定位置を、該合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができることに加えて、長尺状の記録媒体の搬送ずれが原因で、実際の画像における追加画像の記録位置が記録予定位置と異なっている場合においては、係る記録予定位置を補正することができる。
<第1の実施の形態>
<画像記録装置の概略的構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置100の概略的構成を示す図である。
画像記録装置100は、あらかじめ与えられた画像記録用データ(記録すべき画像について、これを構成する画素の色濃度値を記述したデータ)の記述内容に従って、例えば印刷用紙などの記録媒体RMに画像記録を行う装置である。より詳細には、複数(図1においては4つ)のインクジェットヘッド4H(41〜44)から、記録媒体RMに対し、各インクジェットヘッド4Hごとに相異なる色(例えばCMYKの4色)のインクを吐出させることにより画像を記録するインクジェットプリンタである。なお、複数のインクジェットヘッド4H(41〜44)のうち2またはそれ以上のインクジェットヘッド4Hが、同一の色(例えばホワイト)のインクを吐出してもよい。
なお、本実施の形態において、記録媒体RMとしては、例えば一般的な印刷用紙(上質紙等)を用いられるが、これに限られず、プラスチックフィルムその他、インクを受容可能なものであればよい。
画像記録装置100は、画像記録に供される記録媒体RMが収容される記録前収容部10から記録媒体RMを供給する供給部2と、所定の搬送経路(搬送パス)PAにて記録媒体RMを搬送させる搬送機構3と、該搬送経路を通過する記録媒体RMに対して複数のインクジェットヘッド4H(41〜44)のそれぞれの下端に備わる多数のインクジェットノズルNZからインクを吐出させる画像記録部4と、画像記録がなされた記録媒体RMを搬送経路PAから排出する排出部5と、排出部5によって排出された記録媒体RMが収容される記録後収容部6と、画像記録部4によって記録媒体RMに形成された画像を搬送経路PA上で光電的に読み取るスキャナ7と、画像記録装置100全体の動作を制御するコントローラ8と、画像記録装置100における動作状態や種々の操作メニューなどを表示する表示部91と該操作メニューに従った入力操作を実行可能とする入力操作部92とからなる表示操作部9と、を主として備える。
図2は、画像記録装置100のより具体的な一態様である固定ヘッド型の画像記録装置100について、主にその機械的構成を示す模式断面図である。また、図3は、画像記録装置100の要部についての斜視図である。なお、図2においては、記録媒体RMの搬送方向をX軸正方向とし、鉛直上方をZ軸正方向とするXYZ座標系を付している。
画像記録装置100においては、全てのインクジェットヘッド4H(ブラック用ヘッド41、シアン用ヘッド42、マゼンタ用ヘッド43,イエロー用ヘッド44)が所定の位置に固設されており、記録媒体RMが各インクジェットヘッド4Hの直下を移動するのに同期して、それぞれのインクジェットヘッド4Hに備わる複数のインクジェットノズルNZ(図2においては図示せず)からインクを吐出させることによって、画像の記録が実現される。なお、インクジェットヘッド4Hにおいては、記録媒体RM全面への画像記録が実現されるよう、その直下を搬送される記録媒体RMに対して、該記録媒体RMの幅方向(図2においてはY軸方向)についてその画像記録範囲内において等間隔にインクの吐出が実現されるように複数のインクジェットノズルNZが配置されている。係る要件を満たす限りにおいて、複数のインクジェットノズルNZの配置は適宜に定められてよい。
係る画像記録装置100においては、搬送機構3が、それぞれに1つの記録媒体RMを吸着穴21にて吸着保持可能な複数のテーブル20を備えている。個々の記録媒体RMは、記録前収容部10から供給部2に備わるコンベア11によって順次にテーブル20に対して供給され、吸着穴21にて吸着保持されつつ搬送経路PA上を搬送されるようになっている。
なお、供給部2における記録媒体RMの進行方向前方の箇所(コンベア11の進行方向前方の箇所)には、第1位置決め機構12と第2位置決め機構13とが設けられている。第1位置決め機構12は、記録媒体RMの搬送方向と垂直な方向(図2においては、Y軸方向)における記録媒体RMの位置決めを行うために設けられてなる。第2位置決め機構13は、記録媒体RMの搬送方向における記録媒体RMの位置決めを行うために設けられてなる。
図4は、第1位置決め機構12の概略的な構成を示す模式断面図である。第1位置決め機構12は、例えば、図4(a)に示すように、Y軸方向に進退自在な第1挟持部材12aと、2つの当接部材12b、12cとを備える。第1位置決め機構12は、コンベア11によって搬送されてきた記録媒体RMを、第1挟持部材12aに挟持させたうえで、Y軸正方向または負方向に該第1挟持部材12aを移動させ、記録媒体RMの端部を、第1挟持部材12aの移動方向に対応して備わる当接部材12b(図4(b)の場合)もしくは12c(図4(c)の場合)に当接させることによって、搬送方向に垂直な方向の位置決めを実現する。
第2位置決め機構13は、例えば、第1位置決め機構12によってY軸方向の位置決めがなされた記録媒体RMを搬送方向に揺動する図示しない第2挟持部材に挟持し、テーブル20の搬送方向先端部が該第2挟持部材の直下の位置に達するタイミングに合わせて、記録媒体RMの搬送方向先端がテーブル20の先端位置に合致するように記録媒体RMを受け渡すことによって、搬送方向の位置決めを実現する。
画像記録装置100においては、これら第1位置決め機構12と第2位置決め機構13とによって、テーブル20における記録媒体RMの保持位置精度が確保される。なお、上述の位置決めの態様はあくまで例示であって、同様の保持位置精度が確保されるのであれば、他の態様によって位置決めがなされてもよい。
図5は、搬送機構3におけるテーブル20の搬送に係る構成要素をより詳細に示す部分斜視図である。図6は、テーブル20とチェーン23との連結状態について詳細に示す部分図である。より具体的に言えば、複数のテーブル20はそれぞれ、四隅に連結部34(第1連結部34a、第2連結部34b)を備えている。連結部34は、側板33に配設された無端状のガイド25と係合するガイド受け部35(35a、35b)を備えており、これにより、各テーブル20はガイド25に沿って案内される。また、各テーブル20の連結部34のうち、進行方向前側に備わる第1連結部34aには、略三角形状の孔部を有するチェーン連結部36が設けられている。テーブル20は、図6にて実線で示すようにそのチェーン連結部36をチェーン23に設けられた連結ピン37と係合させることによって、側板33に配設された1対のスプロケット26に巻回されているチェーン23に対して、互いに所定の間隔で離間させた状態で連結される。また、一方のスプロケット26の側方にはスプロケット27が付設されており、該スプロケット27は、駆動スプロケット28および従動スプロケット29とチェーン30により連結されている。駆動スプロケット28は、図示しないモータの駆動によって回転するよう設けられているので、該モータを駆動させると、これに応じて、一対のスプロケット26に巻回されたチェーン23が回動し、テーブル20がガイド25に沿って移動することになる。
ただし、チェーン23は、1対のスプロケット31(31a、31b)と同じく1対のスプロケット32(32a、32b)とを組み合わせることにより、途中で高さ位置が変更されている。すなわち、図6にて2点鎖線で示すように、一方のスプロケット31aとスプロケット32aとの組が配置されている箇所を通過した以降は、チェーン連結部36と連結ピンとの連結が解除される。係る箇所から、もう一方のスプロケット31bとスプロケット32bとの組が配置されている箇所までは、テーブル20の移動は、ガイド25よる案内は保たれつつも、リニアモータ機構24によって行われる。図5は、係る状態を例示している。
これは、画像記録部4およびスキャナ7の直下を通過する間におけるテーブル20の移動精度(つまりは記録媒体の搬送精度)を高めるためである。これにより、画像記録部4における画像記録誤差(吐出位置ずれ)やスキャナ7による読み取り誤差の低減が実現されている。特に、後述する位置合わせ処理によって画像の記録予定位置を調整するような場合においては、上述のようにテーブル20における記録媒体の保持位置精度が確保されていたとしても、記録媒体RMの搬送位置にずれが生じると、係る位置合わせ処理が意味をなさなくなる。従って、テーブル20の移動精度が確保されていることは重要である。
リニアモータ機構24においては、テーブル20の下方において図示しない可動子がテーブル20と着脱自在に設けられてなり、テーブル20の移動方向に配設されてなる図示しない固定子を、該可動子をテーブルに連結した状態で磁極変化させることにより、テーブル20を移動させることができるようになっている。
すなわち、画像記録装置100は、テーブル20における記録媒体RMの保持位置の精度と、画像記録部4における画像記録およびスキャナ7に読み取りに際してのテーブル20の搬送精度とが、十分に確保されたものとなっている。これは、後述する追加記録処理を行う場合に、所望された記録予定位置に対して画像記録が行われることの確実性の向上に資するものである。
また、画像記録装置100においては、各インクジェットヘッド4Hから吐出されるインクの定着性を高める目的で、各インクジェットヘッド4Hによるインクの吐出の実行に先立って視認性の低い(例えば透明な)前処理剤を塗布するための前処理剤吐出ヘッド40が、搬送経路PAにおいて各インクジェットヘッド4Hよりも上流側に備わっている。特に、インクの定着性が悪い材質の記録媒体RMに対して画像記録を行う場合には、係る前処理剤の塗布を行うようにするのが好ましい。
さらに、この前処理剤吐出ヘッド40と各インクジェットヘッド4Hのそれぞれの下流側には、記録媒体RMに対して熱風を吹き付けるヒータ45、46、47、48、49が設けられている。ヒータ45はプレヒート用であり、ヒータ46、47、48は中間ヒート用であり、ヒータ49はメインヒート用である。
排出部5は、排出胴50を備える。排出胴50は、記録媒体RMをその外周部に巻回してテーブル20から分離する。
また、この排出部5においては、コントローラ8からの切り替え指示に従い、排出路切替機構51によって第1排出路52と第2排出路53とを切り替えて使用するようになっている。第1排出路52は、記録後収容部6の第1収容部61(図2においては図示せず)に記録媒体RMを排出させる。第2排出路53は、記録後収容部6の第2収容部62(図2においては図示せず)に記録媒体RMを排出させる。具体的には、第1排出路52と第2排出路53はそれぞれ、コンベアによって構成される。なお、好ましくは、排出路切替機構51は、第1収容部61には通常の(もしくは正常な)画像記録処理が施された記録媒体RMが収容され、第2収容部62には、それ以外の記録媒体RMが収容されるように動作する。
スキャナ7は、ライン状のCCDカメラを備え、コントローラ8の読み取り指示に応答して、記録媒体RMに記録された画像の全体または一部(パッチなど)を光電的に読み取るようになっている。なお、スキャナ7による読み取りは、通常、画像記録部4において記録された画像を対象に行われるが、本実施の形態においては、後述するように、画像記録部4における画像記録を行うことなくスキャナ7による読み取りを行う場合もある。
表示操作部9は、いわゆるタッチパネル式のディスプレイである。すなわち、種々のメニュー等を画面上に表示させた状態で、オペレータが該画面の所定位置にタッチすることで、入力操作が行えるようになっている。係る表示操作部9は、概念的構成要素としての表示部91と入力操作部92とが一体に設けられたものであるといえる。なお、係る態様は必須ではなく、例えば液晶ディスプレイなどの表示部91と複数のキーボタンを備えた入力操作部92とが別個に設けられる態様であってもよい。
<インクジェットヘッド>
次に、インクジェットヘッド4HにおけるインクジェットノズルNZの配置と記録媒体RMにおける記録位置との関係について説明する。図7は、インクジェットヘッド4Hをその吐出面4f(図2における下端側の面)の側から見た状態を例示する図である。
図7においては、Y軸方向のピッチが等しくなるように(図7においては△印で示している)配置された60個のインクジェットノズルNZ1〜NZ60を有するインクジェットヘッド4Hを例示している。
記録媒体RMがインクジェットヘッドの下方(図7においては上方)をX軸正方向に向けて通過する際に、より厳密には、インクジェットノズルNZ1〜NZ60の下方(図7においては上方)を記録媒体RMの対応する領域RE1、RE2、RE3、・・・、RE60がX軸正方向に向けて通過する際に、インクジェットノズルNZ1〜NZ60それぞれからのインクの吐出を画像記録用データの記述内容に応じてオン/オフさせることで、記録媒体RMに対する画像記録が実現される。
なお、図7に示すインクジェットヘッド4Hにおいては、これら60個のインクジェットノズルNZは、20個ずつ3つのノズルユニットU1〜U3に分かれて配置されている。ノズルユニットU1〜U3は、いわゆる千鳥状に配置されている。加えて、それぞれのノズルユニットU1〜U3においては、Y軸方向のピッチについて上述の関係をみたしつつ、X軸方向に4個、Y軸方向に5個のインクジェットノズルNZが配列するようにされてなる。なお、図7においては、X軸方向についても等ピッチの状態が実現されてなる。これらは、Y軸方向における記録密度を高めることを目的として採用された配置であり、本実施の形態においては必須の態様ではない。
<コントローラの詳細構成>
次に、画像記録装置100に備わるコントローラ8について詳細に説明する。図8は、コントローラ8の構成を示すブロック図である。
コントローラ8は、CPU811、ROM812、RAM813などからなり、画像記録処理を含めた画像記録装置100全体の動作を統括的に制御する主制御部81と、供給部2の動作を制御する供給制御部82と、搬送機構3の動作を制御する搬送制御部83と、インクジェットヘッド4Hにおけるインクの吐出動作を制御する(画像記録装置100の場合であれば前処理剤吐出ヘッド40の吐出動作についても制御する)吐出制御部84と、排出部5の動作を制御する排出制御部85と、スキャナ7の動作を制御するスキャナ制御部87と、表示操作部9の動作を制御する表示操作制御部89と、を備える。
なお、供給制御部82と、搬送制御部83と、吐出制御部84と、排出制御部85と、スキャナ制御部87と、表示操作制御部89とは、それぞれ専用の制御回路として設けられる態様であってもよいし、主制御部81と同様に、CPU、ROM、RAMなどから構成されていてもよい。また、主制御部81がそれら各制御部の機能を兼ね備える態様であってもよい。
また、コントローラ8は、例えばハードディスクなどから構成される記憶部86も備える。記憶部86は、CPU811において実行されることにより主制御部81において種々の機能を実現させるプログラムPGや、画像記録装置100の動作に係る種々のデータを記憶する。例えば、記録対象とされる画像についての記録内容(CMYK表色系に基づいて記述された、各画素位置(XYアドレス)についての色濃度値)を記述した画像記録用データD0や、個々のインクジェットノズルNZにおける色濃度値とインクの吐出量との関係(トーンカーブ)を記述した参照テーブルTBや、ある色濃度値の画素を形成する場合にインクの吐出をどのように行えばよいのか規定するデータであるSPM(スクリーン・パターン・メモリ)データDSなどが、記憶部86に記憶される。なお、画像記録用データD0は、RAM813に保持される態様であってもよい。
<画像記録動作>
上述のような構成要素を備える画像記録装置100における基本的な画像記録動作について概説する。画像記録装置100においては、画像記録用データD0が外部から与えられ、記憶部86あるいはRAM813に記憶された状態で、表示操作部9に表示された図示しない実行メニューに従ってオペレータが実行指示を与えると、これに応答して、主制御部81が、供給制御部82と、搬送制御部83と、吐出制御部84と、排出制御部85とに、所定のタイミングに応じて対応する各部の動作を制御させることによって、画像記録が実現される。
まず、供給制御部82が供給部2を動作させ、記録前収容部10から記録媒体RMを取り出す。供給部2は、搬送制御部83が図示しないモータを動作させることによって駆動されている搬送機構3に備わるテーブル20に、第1位置決め機構12および第2位置決め機構13を作用させつつ所定のタイミングで該記録媒体RMを受け渡す。記録媒体RMは、テーブル20に吸着保持される。テーブルに吸着保持された記録媒体RMは、搬送経路PA上を搬送される。上述したように、記録媒体RMを保持するテーブル20は、画像記録部4およびスキャナ7の直下においてはリニアモータ機構24によって搬送され、それ以外の箇所においては、チェーン23によって搬送される。
吐出制御部84は、記録媒体RMが画像記録部4の複数のインクジェットヘッド4Hを順次に通過するタイミングに合わせて、画像記録用データD0の記述内容に応じたインクジェットノズルNZからのインクの吐出を実行させる。画像記録用データD0においては、画素位置ごとの色濃度値が記述されており、吐出制御部84は、各画素位置の色濃度値として画像記録用データD0に記述された値に応じた量のインクを、各画素位置に対応するインクジェットノズルNZから、該インクジェットノズルNZについての参照テーブルTBの記述に従い吐出させる。
より詳細には、各画素を形成する際のインクの吐出量は、SPMデータDSに従って定められる。具体的には、SPMデータDSには、ある色濃度値の画素を形成するための吐出を行う際に、どのような吐出位置でどのような吐出回数で吐出を行えばよいのかが、全ての色濃度値について規定されている。例えば、SPMデータDSには、低色濃度値の画素を形成する場合には、低色濃度値用の吐出位置パターンに従い同一画素位置において1度だけドロップする小ドロップを行い、中色濃度値の画素を形成する場合には、中色濃度値用の吐出位置パターンに従い2度ドロップする中ドロップを行い、高色濃度値の画素を形成する場合には、高色濃度値用の吐出位置パターンに従い3度ドロップする大ドロップを行うように規定されている。吐出制御部84は、係るSPMデータDSに従ってインクジェットヘッド4Hを制御する。
このようにして記録媒体RMが搬送されつつ全画素についてのインクの吐出が順次に進行していくと、記録媒体RMの先端部はスキャナ7に達する。必要とされる場合には、スキャナ制御部87がスキャナ7を制御して、該先端部分から順次に、記録媒体RMの読み取りを実行させる。係る読み取りにより得られた読取画像データは主制御部81に与えられ、RAM813または記憶部86に保持されて、所定の処理に供される。
画像記録部4における全ての画像記録およびスキャナ7による読み取り動作が完了し、記録媒体RMが排出胴50に達すると、排出制御部85は排出胴50その他の排出部5の各部を動作させて、テーブル20から記録媒体RMを分離させ、該記録媒体RMを記録後収容部6へと排出させる。
以上が、記録媒体RMに対する標準的な画像記録操作の流れである。多数個の記録媒体RMに対して画像記録を行う場合には、記録媒体RMは供給部2から連続して供給され、以降の処理も、記録媒体RMが保持されたテーブル20が該当位置に到達する度に実行される。
<位置合わせ処理に関する構成要素>
さらに、本実施の形態に係る画像記録装置100においては、あらかじめ画像記録がなされた先記録済記録媒体(第1の記録媒体)RM1の画像記録面に対し、追加的な画像記録処理(追加記録処理)を行う場合に、追加記録される画像の記録予定位置を先記録済記録媒体RM1に形成されている所定の画像の位置に応じて調整する位置合わせ処理が、行えるようになっている。例えば、オフセット印刷機などによって部分的に先刷りがなされた印刷用紙に、画像記録装置100によって後刷りを行う場合が、その好適な一例である。
画像記録装置100においては、CPU811においてプログラムPGが実行されることにより、主制御部81に、係る位置合わせを実現する際に機能する仮想的な構成要素として、合成処理手段81aと、調整処理手段81bとが実現される。図9は、これらの構成要素を、関係するデータ等の流れとともに示す図である。
合成処理手段81aは、2つの画像データを合成して、1つの合成画像として、表示操作部9に表示させる処理を担う。ここで、合成画像を表現する画像データを合成画像データDCとする。なお、合成画像データDCは、必ずしも一の画像データとして記述される必要はなく、2つの画像データと表示操作部9に表示させる際の両画像データの重ね合わせ方が特定できるように記述されていてもよい。
追加記録処理に際して位置合わせを行う場合、先記録済記録媒体RM1に記録されている画像をスキャナ7で読み取ることにより得られる第1読取画像データD1と、追加記録処理の際の画像記録内容を記述した画像記録用データである追加記録用データDAとに基づいて、合成画像が生成される。なお、図9において一点鎖線で示したデータの流れが、位置合わせ処理に関するものであり、実線で示したデータの流れが、位置合わせ処理の後に行う画像記録処理に関係するものである。
調整処理手段81bは、表示操作部9に合成画像を表示させた状態で、オペレータに、該合成画像のうち、追加記録処理の対象となる(追加記録用データDAによって表現される)画像の記録位置(記録予定位置)を調整させる処理を担う。調整処理手段81bは、係る調整の結果を記述した位置調整データDPを生成する。
図10は、合成処理手段81aおよび調整処理手段81bにおける処理の内容を説明するための図である。図10(a)は、第1読取画像データD1によって表現される読取画像IM1の例である。図10(b)は、追加記録用データDAによって表現される追加画像IM2の例である。すなわち、追加画像IM2は、追加記録処理の際に画像記録装置100において実際に形成される画像である。図10(c)は、合成画像データDCによって表現される合成画像IM3の例である。図10(d)は、位置調整データDPによって表現される調整後画像IM4の例である。
記録予定位置の調整は、例えば図10(c)に示したような合成画像IM3を表示操作部9に表示させた状態で、オペレータが、例えば表示操作部9に同時に表示されている所定の調整用ダイアログを操作することによって実現される。例えば、オペレータにより上下左右の4方向あるいはさらに斜め方向を指し示す矢印等の指示指標のいずれかがタッチされたことに応答して追加画像IM2の配置位置を合成画像IM3上において所定ピッチあるいは任意の距離だけシフトさせることや、オペレータが表示操作部9に表示されている追加画像IM2にタッチして、合成画像IM3上において該追加画像IM2を任意の方向にドラッグさせるなどといった態様によって、追加画像IM2の記録予定位置は変更される。図10(d)においては、追加画像IM2の配置が位置P1から位置P2へと変更された状態を例示している。配置位置の変更結果は、表示操作部9における表示内容にリアルタイムで反映される。すなわち、オペレータは、先記録済記録媒体RM1に対しこれから追加画像IM2についての追加記録を行おうとする場合に、その記録予定位置の調整を、先記録済記録媒体RM1の上に仮想的に追加画像IM2を配置した状態を視認しつつ、行うことができる。
より詳細に言えば、係る表示操作部9上での調整を行っている間は、例えば追加画像IM2の端点や中央点など、合成画像IM3上の記録予定位置を決める代表点の座標値(つまりは先記録済記録媒体RM1上における座標値)について、その初期位置(あらかじめ追加記録用画像データDAにおいて定義されている位置)との差分値(記録予定位置オフセット値)が、RAM813に一時的に保持され、表示操作部9は、合成画像データDCの内容と係る差分値の情報とに基づいて表示を行うことで、表示位置の変更をリアルタイムに反映した表示を実現する。なお、代表点の座標値を直接に入力することによって記録予定位置を調整できる態様であってもよい。その後、例えば図示しない決定ボタンがタッチされることなどによって最終的に配置位置が決定されると、その時点でRAM813に保持されている記録予定位置オフセット値が、位置調整データDPとしてRAM813または記憶部86に保持される。なお、位置調整データDPには、その調整対象である追加記録用データDAとの関連づけを特定する情報も記述される。
<位置合わせ処理とこれを踏まえた画像記録の手順>
次に、先記録済記録媒体RM1に対し、位置合わせ処理を行った上で追加記録処理を行う場合の手順について、説明する。
図11は、位置合わせ処理に係る手順を示す図である。まず、あらかじめ、記録前収容部10に、追加記録処理を施そうとする先記録済記録媒体RM1を収容しておく(ステップS1)。その後、表示操作部9に表示された図示しない実行メニューに従って、オペレータが位置合わせ処理の実行指示を与えると(ステップS2)、主制御部81がこれに応答して、上述した通常の記録動作を実行する場合と同様に、供給制御部82と、搬送制御部83とに、先記録済記録媒体RM1の供給および搬送を実行させる(ステップS3)。
すなわち、供給制御部82は供給部2を動作させ、記録前収容部10から先記録済記録媒体RM1を取り出す。供給部2は、搬送制御部83が図示しないモータを動作させることによって駆動されている搬送機構3に備わるテーブル20に、第1位置決め機構12および第2位置決め機構13を作用させつつ所定のタイミングで先記録済記録媒体RM1を受け渡す。先記録済記録媒体RM1は、テーブル20に吸着保持される。テーブル20に吸着保持された先記録済記録媒体RM1は、搬送経路PA上を搬送される。この場合も、先記録済記録媒体RM1を保持するテーブル20は、画像記録部4およびスキャナ7の直下においてはリニアモータ機構24によって搬送され、それ以外の箇所においては、チェーン23によって搬送される。
ただし、係る位置合わせ処理に際しては、画像記録部4における画像の記録は行われず、先記録済記録媒体RM1はスキャナ7のところまで搬送される。スキャナ制御部87はスキャナ7を制御して、先記録済記録媒体RM1の先端部がスキャナ7に達すると、該先端部分から順次に、先記録済記録媒体RM1の読み取りを実行させる(ステップS4)。係る読み取りにより得られた第1読取画像データD1は主制御部81に与えられ、RAM813または記憶部86に保持される。
スキャナ7による読み取りが完了した先記録済記録媒体RM1は、排出制御部85が排出胴50その他排出部5の各部を動作させることにより、テーブル20から分離され、記録後収容部6へと排出させる(ステップS5)。なお、好ましくは、排出路切替機構51が第2排出路53を使用させるようにすることで、先記録済記録媒体RM1は、第2収容部62に収容される。これは、画像記録処理によって正常に画像記録がなされた追加記録後記録媒体RM2のみを第1収容部61に収容させるようにするためである。
一方、画像記録装置100においては、追加記録に用いる画像記録用データD0である追加記録用データDAが外部から与えられ、記憶部86あるいはRAM813にあらかじめ記憶されている。上述のようにして第1読取画像データD1が得られると、合成処理手段81aは第1読取画像データD1と追加記録用データDAとから合成画像データDCを生成し、表示操作部9に、合成画像IM3を表示させる(ステップS6)。
合成画像IM3が表示操作部9に表示されると、追加画像IM2を記録する際の記録予定位置の調整が可能となる(ステップS7)。オペレータは、表示操作部9上で調整用ダイアログを操作して、表示された合成画像IM3における追加画像IM2の配置位置を調整することによって、該追加画像IM2の記録予定位置を調整する。調整内容が確定すると、位置調整データDPが生成される(ステップS8)。これにより、位置合わせ処理がなされたことになる。
図12は、係る位置合わせ処理の結果を踏まえて画像記録処理を行う場合の手順を示す図である。なお、複数の先記録済記録媒体RM1に対して追加記録を行う場合に、本実施の形態に係る位置合わせ処理の効果が良好に得られるのは、各々の先記録済記録媒体RM1における画像記録の位置精度が十分に確保されている場合(全ての先記録済記録媒体RM1について略同一位置に画像記録がなされている場合)であるので、あらかじめ先記録済記録媒体RM1を作成するにあたっても、本実施の形態に係る画像記録装置100を用いることが望ましい。
上述の位置合わせ処理の終了後、表示操作部9に表示された図示しない実行メニューに従って、オペレータが画像記録処理の実行指示を与えると(ステップS11)、主制御部81がこれに応答して、上述した通常の記録動作を実行する場合と同様に、供給制御部82と、搬送制御部83とに、先記録済記録媒体RM1の供給および搬送を実行させる(ステップS12)。このとき、先記録済記録媒体RM1は、第1位置決め機構12および第2位置決め機構13の作用によって、位置合わせ処理の際の先記録済記録媒体RM1の保持位置と略同一の位置に保持されることになる。
また、主制御部81は、追加記録用データDAの記述内容から定まる、位置合わせ処理前に予定されていた位置ではなく、位置合わせ処理によって定めた位置に画像が形成されるように、追加記録用データDAの記述内容とインクの吐出を行うインクジェットノズルNZとの関係を位置調整データDPの記述内容に応じて再定義する。すなわち、画像記録に用いるインクジェットノズルNZをオフセットさせる(ステップS13)。
係るオフセットが実行されると、追加記録用データDAの記述内容に応じた追加記録処理が行われる(ステップS14)。すなわち、吐出制御部84は、先記録済記録媒体RM1が画像記録部4の複数のインクジェットヘッド4Hを順次に通過するタイミングに合わせて、追加記録用データDAおよび位置調整データDPの記述内容に応じて定まる(オフセット後の)インクジェットノズルNZから、インクの吐出を実行させる。追加記録用データDAにおいては、画素位置ごとの色濃度値が記述されており、吐出制御部84は、各画素位置の色濃度値として追加記録用データDAに記述された値に応じた量のインクを、各画素位置に対応するオフセット後のインクジェットノズルNZから、該インクジェットノズルNZについての参照テーブルTBの記述に従い吐出させる。
このようにして先記録済記録媒体RM1が搬送されつつ全画素についてのインクの吐出が順次に進行していくことで、オペレータが調整ダイアログを操作することによって設定した通りに追加画像の記録予定位置が調整された追加記録後記録媒体RM2が生成される。追加記録後記録媒体RM2は、排出制御部85が排出胴50その他排出部5の各部を動作させることにより、テーブル20から分離され、記録後収容部6へと排出させる(ステップS15)。なお、好ましくは、排出路切替機構51が第1排出路52を使用させるようにすることで、追加記録後記録媒体RM2は、第1収容部61に収容される。
さらなる画像記録を行う場合には(ステップS16でYES)、ステップS12以降の処理が繰り返される。全ての画像記録が行われると(ステップS16でNO)、終了となる。
以上、説明したように、本実施の形態に係るインクジェット方式の画像記録装置においては、画像記録の際の記録媒体の保持位置精度が確保されてなる一方、すでに画像が記録されている記録媒体に追加記録処理を行おうとする場合に、これに先立って、追加記録によって作成したい画像を先記録済みの画像と追加記録したい画像との合成画像という態様にて表示操作部に仮想的に実現させるとともに、追加記録後によって得られる画像の記録予定位置を、該合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができるようになっている。
これにより、先刷りされた印刷用紙に後刷りを行う場合など、すでに画像が形成された記録媒体に対し追加的に画像記録を行う場合に、先に形成された画像と後から形成する画像との効率的かつ確実な位置合わせが実現される。
<第2の実施の形態>
上述の実施の形態においては、先記録済記録媒体RM1の画像記録面上に、追加記録を行う場合を対象として説明しているが、追加記録処理の態様はこれに限られるものではなく、画像記録面と反対の面に追加記録がなされることもある。係る態様での追加記録を裏面追加記録と称することとする。係る裏面追加記録を行う場合においても、位置合わせ処理は可能である。本実施の形態においては、裏面追加記録の際の位置合わせ処理について説明する。
図13は、位置合わせ処理を行ったうえで裏面追加記録を行う場合の記録前収容部10への先記録済記録媒体RM1の収容の仕方について説明する図である。
裏面追加記録を行う場合は通常、図13(a)に示すように、すでに画像が記録されている面(図13においては、星印が記録されている場合を例示)とは異なる面が画像記録部4の側に向くように(図13においては、星印を破線で示すことで、反対面に画像記録がなされていることを例示)、先記録済記録媒体RM1は記録前収容部10に収容される。裏面追加記録に先立って位置合わせ処理を行う場合は、最上位にある先記録済記録媒体RM1について、図13(b)に示すようにあらかじめ搬送方向を回転軸として表裏反転させた上で、図13(c)に示すように、これを再び最上位に載置した態様にて、記録前収容部10に収容しておくようにする。これは、第1の実施の形態と同様、位置合わせ処理の際に、画像記録面に記録された画像をスキャナ7で読み取らせるためである。
位置合わせ処理は、基本的には図11に示す手順と同様の手順で行われる。すなわち、あらかじめ上記のように先記録済記録媒体RM1を記録前収容部10に収容しておいた上で、オペレータが裏面追加記録のための位置合わせ処理の実行指示を与えると、記録前収容部10において最上位に収容されている、画像記録面が上を向いた先記録済記録媒体RM1が供給されて、スキャナ7による該記録画像の読み取りが行われる。
係る態様にて読取画像IM1が得られると、次に、合成画像IM3が生成され、表示操作部9に該合成画像IM3を表示させた状態で追加画像IM2の記録予定位置が調整されることになる。
図14は、本実施の形態における合成画像IM3の生成について説明する図である。本実施の形態においては、裏面追加記録を行うにあたって、画像記録を行う面とは異なる面にすでに記録されている画像との配置関係に基づいて位置合わせを行うので、合成処理手段81aは、図14(a)に示すように得られている読取画像IM1を合成画像IM3の生成にそのまま用いるのではなく、係る読取画像IM1を、画像記録の際の搬送方向に相当する方向を回転軸として表裏反転させた、図14(b)に示すような反転画像IM1rをいったん生成し、該反転画像IM1rと、図14(c)に示すような追加画像IM2とを合成して、図14(d)に示すような合成画像IM3を生成する。
このようにして合成画像IM3が得られると、以降は、第1の実施の形態と同様に、係る合成画像IM3を表示操作部9に表示させた状態で、追加画像IM2の位置合わせが行われる。
すなわち、本実施の形態においては、いわば、先記録済記録媒体RM1の追加記録を行う面とは反対の面にすでに記録されている画像を、追加記録を行う面に仮想的に透過させた状態で、追加画像IM2の位置合わせが行えるようになっている、ともいえる。
位置合わせ処理が終了すれば、以降は、第1の実施の形態と同様に、基本的には図12に示した手順にて、係る位置合わせ結果に基づいた画像記録処理が行われることになる。ただし、本実施の形態において追加記録を実行する際の第1位置決め機構12による搬送方向に垂直な方向への位置決めに際しては、第1挟持部材12aの移動方向は、位置合わせ処理の際の移動方向とは反対にする。すなわち、色合わせ処理のときと追加記録処理のときとで、異なる当接部材を用いるようにする。このようにしておかないと、位置合わせ処理の結果が追加記録の際に正しく反映されないからである。
以上、説明したように、本実施の形態によれば、すでに画像記録がなされている面の反対面に追加記録を行う場合であっても、追加記録後によって得られる画像の記録予定位置を、先に記録されている画像の仮想的な透過画像との合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができる。
なお、本実施の形態においては、搬送経路PAに対して画像記録部4と同じ側にスキャナ7備える画像記録装置100を用いることを前提として、裏面追加記録処理を行う場合について説明しているが、これに代わり、画像記録装置100が搬送経路PAに対して画像記録部4と異なる側にもスキャナ7と同様の機能を有する裏面用スキャナを備える場合には、図13に示すような先記録済記録媒体RM1の反転は不要であり、位置合わせ処理の際には裏面用スキャナを用いて読取画像IM1を得ることで、同様の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
上述の第1および第2の実施形態においては、記録媒体RMを1つずつ搬送する態様の画像記録装置における位置合わせ処理について説明しているが、係る位置合わせ処理の考え方は、長尺状の記録媒体に繰り返し画像記録を行う場合の、記録画像のずれ防止に応用することができる。本実施の形態においては、係る態様について説明する。
<画像記録装置の概略的構成>
図15は、本実施の形態に係る画像記録装置200の構成を概略的に示す図である。なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態に係る画像記録装置の構成要素と同一の作用効果を奏する構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
この画像記録装置200においては、長尺状の記録媒体RMを、ロール搬送機構3Aにて矢印AR1にて示す方向に移動させる(搬送させる)とともに、インクジェットヘッド4Hに備わるインクジェットノズルNZから、インクを吐出させることによって、画像記録を行う。なお、一定間隔で複数の記録箇所に同一内容の画像記録を行い、後に個々の記録箇所ごとに記録媒体を裁断することで、同一内容の画像記録がなされた複数の記録媒体を得ることができる。
なお、図示の簡単のため、図15においては、インクジェットヘッド4Hを1つだけ備える態様を例示しているが、画像記録装置200が複数のインクジェットヘッド4Hを備える態様であってもよい。あるいは、一のインクジェットヘッド4Hが複数色のインクを吐出可能とされているとともに、記録媒体が矢印AR1にて示す搬送方向にて搬送されるのに併せて、当該方向と垂直な方向(図15において図面に垂直な方向)にインクジェットヘッド4Hを移動させつつ、画像記録を行える態様であってもよい。
ロール搬送機構3Aは、第1ローラ101と、第2ローラ102と、第1モータ103と、第2モータ104と、第1テンション調整機構105と、第2テンション調整機構106と、第1ベルトローラ111と、第2ベルトローラ112と、ベルト113とを主として備える。
ロール搬送機構3Aにおいては、第1ローラ101と第2ローラ102とが所定の間隔で離間して備わり、第1ローラ101に巻回されている記録媒体RMが、第1モータ103の駆動により巻き出され、第2モータ104の駆動により回転する第2ローラ102に巻き取られるようになっている。また、記録媒体RMは、第1ローラ101から巻き出されて第2ローラ102に巻き取られる間において、第1テンション調整機構105と第2テンション調整機構106とによって展張状態を保たれつつ、図示しない吸引機構により、第1ベルトローラ111と第2ベルトローラ112とに巻き掛けられた無端状のベルト113の上面に吸着保持されるようになっている。係る構成により、ベルト113上には、記録媒体RMを搬送する搬送経路PAが実現されていることになる。すなわち、インクジェットヘッド4Hから記録媒体RMへのインクジェットの吐出は、係る搬送経路PA上の記録媒体に対して行われる。また、画像記録装置200においても、搬送経路PA上を搬送される記録媒体RMに形成された画像を光電的に読み取るスキャナ7が設けられている。
<コントローラの詳細構成>
また、図15においては図示を省略しているが、画像記録装置200においても、コントローラ208が備わっている。図16は、画像記録装置200のコントローラ208の構成を示すブロック図である。
コントローラ208は、第1の実施の形態に係る画像記録装置100のコントローラ8と同様に、CPU811、ROM812、RAM813などからなり、画像記録処理を含めた画像記録装置200全体の動作を統括的に制御する主制御部81と、ロール搬送機構3Aの動作を制御する搬送制御部83と、インクジェットヘッド4Hにおけるインクの吐出動作を制御する吐出制御部84と、スキャナ7の動作を制御するスキャナ制御部87と、図15においては図示を省略する表示操作部9の動作を制御する表示操作制御部89と、を備える。
なお、搬送制御部83と、吐出制御部84と、スキャナ制御部87と、表示操作制御部89とは、それぞれ専用の制御回路として設けられる態様であってもよいし、主制御部81と同様に、CPU、ROM、RAMなどから構成されていてもよい。また、主制御部81がそれら各制御部の機能を兼ね備える態様であってもよい。
また、コントローラ208も、第1の実施の形態に係る画像記録装置100のコントローラ8と同様に、プログラムPGや、画像記録用データD0や、参照テーブルTBや、SPMデータDSなどを記憶する記憶部86を備える。記憶部86は、CPU811において実行されることにより主制御部81において種々の機能を実現させる。
<画像記録動作>
上述のような構成要素を備える画像記録装置200においては、画像記録用データD0が外部から与えられ、記憶部86あるいはRAM813に記憶された状態で、表示操作部9に表示された図示しない実行メニューに従ってオペレータが実行指示を与えると、これに応答して、主制御部81が、搬送制御部83と、吐出制御部84とに、所定のタイミングに応じて対応する各部の動作を制御させることによって、画像記録が実現される。
まず、搬送制御部83が第1モータ103と第2モータ104とを動作させることによって第1ローラ101からの記録媒体RMの巻き出しと第2ローラ102による該記録媒体RMの巻き取りとを行わせる。記録媒体RMは、搬送経路PA上においてベルト113に吸着保持される。
吐出制御部84は、記録媒体RMが画像記録部4の複数のインクジェットヘッド4Hを順次に通過するタイミングに合わせて、画像記録用データD0の記述内容に応じたインクジェットノズルNZからのインクの吐出を実行させる。インクの吐出の詳細については、第1の実施の形態と同様である。
このようにして記録媒体RMが搬送されつつ記録媒体RMの記録箇所の全画素についてのインクの吐出が順次に進行していくと、記録媒体RMの当該記録箇所の先端部はスキャナ7に達する。必要とされる場合には、スキャナ制御部87がスキャナ7を制御して、該先端部分から順次に、記録媒体RMの読み取りを実行させる。係る読み取りにより得られた読取画像データは主制御部81に与えられ、RAM813または記憶部86に保持されて、所定の処理に供される。
画像記録部4における全ての画像記録およびスキャナ7による読み取り動作が完了した記録箇所は、順次に第2ローラ102に巻き取られていくことになる。
以上が、記録媒体RMに対する標準的な画像記録操作の流れである。
<位置合わせ処理および記録予定位置の補正>
なお、本実施の形態に係る画像記録装置200においても、あらかじめ画像記録がなされた先記録済記録媒体(第1の記録媒体)RM1の画像記録面に対し、追加的な画像記録処理(追加記録処理)を行う場合に、追加記録される画像の記録予定位置を先記録済記録媒体RM1に形成されている所定の画像の位置に応じて調整する位置合わせ処理が、行えるようになっている。なお、本実施の形態においては、長尺状の記録媒体RMのうち、あらかじめ画像記録がなされているものの、追加画像が形成されていない箇所を先記録済記録媒体RM1とみなすとともに、追加画像が形成されている箇所を追加記録後記録媒体RM2とみなすこととする。
また、画像記録装置200においては、画像記録を継続するに従って、第1ローラ101と第2ローラ102との間で径時的な搬送ずれ(搬送方向に垂直な一定方向に徐々にずれていくようなずれ)が生じることがある。係る搬送ずれによって、先記録済記録媒体RM1にすでに記録されている画像の位置が正しい搬送が行われる場合の位置(位置合わせ処理の際に基準とされている位置)からずれていってしまうことがある。その結果として、先記録済記録媒体RM1の複数の記録箇所に対し順次に追加記録を行う場合に、位置合わせ処理によって定めた記録予定位置に従って追加記録を行っているはずであっても、追加画像が位置合わせ処理による指定位置から相対的にずれた状態で記録されてしまうことがある。係る状況が生じることを回避するため、画像記録装置200においては、追加画像の記録予定位置をさらに補正できるようになっている。
画像記録装置200においては、CPU811においてプログラムPGが実行されることにより、主制御部81に、位置合わせを実現する際に機能する仮想的な構成要素として、第1の実施の形態と同様に、合成処理手段81aと、調整処理手段81bとが実現されるほか、記録予定位置の補正を実現する際に機能する仮想的な構成要素である位置補正手段81cがさらに実現される。図17は、これらの構成要素を、関係するデータ等の流れとともに示す図である。
本実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、位置合わせ処理の結果得られた位置調整データDPに基づいてインクジェットノズルNZのオフセットがなされたうえで、追加画像IM2の記録が行われるが、これにより得られた追加記録後記録媒体RM2に形成された画像を、スキャナ7で読み取ることにより、第2読取画像データD2が生成される。
位置補正手段81cは、第2読取画像データD2の記述内容に基づいて、追加記録後記録媒体RM2における追加画像IM2の形成位置を特定し、位置調整データDPに記述されている形成予定位置との差異(例えば、所定の基準点についての座標差)を求めて、その結果が所定のしきい値を超える場合に、当該差異が解消されるように、前記位置調整データDPを補正する処理を行う。なお、追加画像の形成位置の特定には、種々の画像処理方法が利用可能であるが、例えば、記録媒体RMの搬送方向に直交する方向の端部から、あらかじめ定めておいた追加画像中の基準点までの距離を測定する等の手法によって実現可能である。基準点としては、位置合わせ処理の際に用いた代表点を利用することができる。
また、補正の仕方についても、種々の態様が考えられるが、例えば、座標差が0となるように(位置調整データDPで規定される追加画像IM2の形成予定位置が第2読取画像データD2にて特定された実際の追加画像の形成位置に一致するように)、位置調整データDPを補正するのが好適な一例である。
個々の記録箇所に追加記録がなされるたびに、スキャナ7による読み取りを行い、位置補正手段81cが上述のような態様にて位置調整データDPの補正の要否を判断し、位置調整データDPの適宜に補正を行うことで、記録媒体に搬送ずれが生じたとしても、追加画像の形成位置を所定の誤差範囲内の位置に形成することができる。また、全ての追加記録後記録媒体RM2を対象とせず、一定の追加記録回数ごとにスキャナ7による読み取りを行うようにしても、ある程度の効果を得ることはできる。
なお、本実施の形態においては、長尺状の記録媒体を用いる画像記録装置を対象として、記録予定位置の補正を行う場合を説明しているが、係る補正については、1つ1つの記録媒体を搬送して記録を行う枚葉式の画像記録装置においても同様に実現することが可能である。特に、良好な搬送精度を有する第1の実施の形態で示した画像記録装置とは異なり、記録媒体の搬送精度が十分に保証されていない枚葉式の画像記録装置において、良好な作用効果を得ることができる。
以上、説明したように、本実施の形態に係るインクジェット方式の画像記録装置においては、追加記録によって得られる画像の記録予定位置を、該合成画像を確認しつつ調整したうえで、追加記録処理を実行することができることに加えて、搬送ずれが原因で、実際の画像における追加画像の記録位置が記録予定位置と異なっている場合においては、係る記録予定位置を補正することができる。
第1の実施の形態に係る画像記録装置100の概略的構成を示す図である。 画像記録装置100のより具体的な一態様である固定ヘッド型の画像記録装置1について、主にその機械的構成を示す模式断面図である。 画像記録装置100の要部についての斜視図である。 第1位置決め機構12の概略的な構成を示す模式断面図である。 搬送機構3におけるテーブル20の搬送に係る構成要素をより詳細に示す部分斜視図である。 テーブル20とチェーン23との連結状態について詳細に示す部分図である。 インクジェットヘッド4Hをその吐出面4fの側から見た状態を例示する図である。 コントローラ8の構成を示すブロック図である。 主制御部81において実現される仮想的な構成要素を関係するデータ等の流れとともに示す図である。 合成処理手段81aおよび調整処理手段81bにおける処理の内容を説明するための図である。 位置合わせ処理に係る手順を示す図である。 位置合わせ処理の結果を踏まえて画像記録処理を行う場合の手順を示す図である。 位置合わせ処理を行ったうえで裏面追加記録を行う場合の記録前収容部10への先記録済記録媒体RM1の収容の仕方について説明する図である。 第2の実施の形態における合成画像IM3の生成について説明する図である。 第3の実施の形態に係る画像記録装置200の構成を概略的に示す図である。 画像記録装置200のコントローラ208の構成を示すブロック図である。 主制御部81において実現される仮想的な構成要素を関係するデータ等の流れとともに示す図である。
符号の説明
3 搬送機構
3A ロール搬送機構
4H インクジェットヘッド
7 スキャナ
8、208 コントローラ
9 表示操作部
12 第1位置決め機構
12a 第1挟持部材
12b、12c 当接部材
13 第2位置決め機構
20 テーブル
23、30 チェーン
24 リニアモータ機構
25 ガイド
26、27、31a、31b、32a、32b スプロケット
28 駆動スプロケット
29 従動スプロケット
34a 第1連結部
34b 第2連結部
35a、35b ガイド受け部
36 チェーン連結部
37 連結ピン
81 主制御部
81a 合成処理手段
81b 調整処理手段
81c 位置補正手段
100、200 画像記録装置
101 第1ローラ
102 第2ローラ
111 第1ベルトローラ
112 第2ベルトローラ
113 ベルト
IM1 読取画像
IM1r 反転画像
IM2 追加画像
IM3 合成画像
IM4 調整後画像
NZ、NZ1〜NZ60 インクジェットノズル
PA 搬送経路
RM 記録媒体
RM1 先記録済記録媒体
RM2 追加記録後記録媒体

Claims (9)

  1. 複数のノズルを備える少なくとも1つのインクジェットヘッドを備えており、搬送機構により所定の搬送経路にて搬送される記録媒体の搬送タイミングに同期させつつ、記録しようとする画像の各画素位置の色濃度値として記憶手段に記憶されている画像記録用データに記述された値に応じた量のインクを、前記複数のノズルのうち前記各画素位置に対応するノズルから吐出させることによって、前記記録媒体への画像記録を行う画像記録装置であって、
    前記画像記録装置に関する種々の表示を行う表示手段と、
    前記搬送経路を通過する記録媒体を相対的に走査することにより前記記録媒体上に形成された記録画像を光電的に読み取る読取手段と、
    第1と第2の合成対象画像を合成して合成画像を生成する合成処理手段と、
    前記表示手段に前記合成画像を表示させた状態で、前記第1の合成対象画像の配置位置に対する前記第2の合成対象画像の配置位置を調整させて、調整結果を位置調整データとして出力する調整処理手段と、
    をさらに備え、
    あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体とする追加記録処理を行わせるに先立って、
    前記搬送機構に前記第1の記録媒体を搬送させつつ、前記第1の記録媒体に形成された第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせる第1読取処理と、
    前記第1読取処理によって得られた第1の読取画像を前記第1の合成対象画像とし、前記第1の記録媒体に追加記録させようとする追加記録予定画像を前記第2の合成対象画像とする前記合成画像を前記合成手段に生成させる画像合成処理と、
    前記画像合成処理により得られた前記合成画像を対象に、調整処理手段により前記追加記録予定画像の配置位置を調整させて、前記追加記録予定画像の記録予定位置を記述した前記位置調整データを出力させる位置調整処理と、
    を実行させることが可能であり、前記位置調整処理を行った場合、
    前記追加記録処理に用いる前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を、前記位置調整データに基づいて再定義したうえで、前記追加記録処理を行うようになっており、
    かつ、
    前記位置調整処理が行われた場合に、前記位置調整データを補正することによって前記追加記録処理に用いる前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を補正する補正手段、
    をさらに備え、
    前記追加記録処理によって得られた前記第2の記録媒体上に形成されている第2の記録画像を前記読取手段によって読み取らせる第2読取処理が実行可能であり、
    前記補正手段は、前記位置調整データにて定められている前記追加予定画像の配置位置と、前記第2読取処理により得られた第2の読取画像において形成されている、前記追加記録用データに基づく追加画像の実際の配置位置との差異が、所定のしきい値を超える場合に、前記差異が前記しきい値以下となるように前記位置調整データを補正することによって、前記対応関係を補正する、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    あらかじめ第1の面に画像記録がなされた第1の記録媒体の前記第1の面の反対面である前記第2の面に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体とする追加記録処理を行わせるに先立って、
    前記第1読取処理として、前記第1の記録媒体の前記第1の面に形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、
    前記合成手段が、前記第1の面についての前記第1の読取画像の表裏反転像を生成し、前記表裏反転像を前記第1の合成対象画像として前記画像合成処理を行い、
    前記表裏反転像と前記追加記録予定画像との前記合成画像を対象に前記追加記録予定画像についての前記位置調整処理を行うことが可能である、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置であって、
    前記搬送経路においては、前記記録媒体をテーブルに保持したうえで前記テーブルごと搬送し、
    少なくとも、前記搬送経路のうち、前記少なくとも1つのインクジェットヘッドに備わる前記複数のノズルからインクの吐出を受ける位置と、前記読取手段による読取位置とを含む範囲における前記テーブルの搬送を、リニアモータ機構によって行う、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項3に記載の画像記録装置であって、
    前記テーブルに前記記録媒体を保持させる際の前記搬送経路における搬送方向と前記搬送方向に垂直な方向とについての位置決めを行う位置決め機構をさらに備える、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像記録装置であって、
    前記搬送経路から排出された記録媒体を収容する複数の収容部を備え、前記複数の収容部が選択的に使用可能とされてなり、前記位置調整処理の際に前記搬送経路から排出される前記記録媒体と、前記追加記録処理によって得られた前記記録媒体とを異なる収容部に収容させる、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項1に記載の画像記録装置であって、
    前記記録媒体が複数の記録箇所を連続的に備える長尺状記録媒体であり、
    前記搬送機構が、互いに離間した第1と第2の巻回手段を備え、あらかじめ前記第1の巻回手段に巻回されている前記長尺状記録媒体を、前記第1と第2の巻回手段との間で展張させつつ前記第2の巻回手段により巻回することで前記搬送経路における前記長尺状記録媒体の搬送を実現するものであり、
    前記長尺状記録媒体のうち、前記追加画像が形成されていない箇所を前記第1の記録媒体とみなすとともに、前記追加画像が形成されている箇所を前記第2の記録媒体とみなす場合に、
    前記第1読取処理が、前記複数の記録箇所の1つに形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせる処理であり、
    前記第2読取処理が、前記複数の記録箇所に形成された前記第2の記録画像を前記読取手段に読み取らせる処理である、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  7. 複数のノズルを備える少なくとも1つのインクジェットヘッドを備えており、搬送機構により所定の搬送経路にて搬送される記録媒体の搬送タイミングに同期させつつ、記録しようとする画像の各画素位置の色濃度値として記憶手段に記憶されている画像記録用データに記述された値に応じた量のインクを、前記複数のノズルのうち前記各画素位置に対応するノズルから吐出させることによって、前記記録媒体への画像記録を行う画像記録装置において、あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に追加的な画像記録を行って第2の記録媒体を得る際に、追加画像の記録予定位置を調整する方法であって、
    あらかじめ画像記録がなされた第1の記録媒体に形成された第1の記録画像を、前記画像記録装置において記録媒体の搬送経路中に備わる読取手段によって読み取る第1読取工程と、
    前記第1読取処理によって得られた第1の読取画像を第1の合成対象画像とし、前記第1の記録媒体に追加記録させようとする追加記録予定画像を第2の合成対象画像とを合成して記合成画像を生成させる画像合成工程と、
    前記画像合成工程により得られた前記合成画像を対象に、前記追加記録予定画像の配置位置を調整させて、前記追加記録予定画像の記録予定位置を記述した前記位置調整データを出力させる位置調整工程と、
    前記画像記録用データの記述内容と当該記述内容に応じたインクの吐出を行う前記ノズルとの対応関係を、前記位置調整データに基づいて再定義したうえで、追加的な画像記録を行う追加記録工程と、
    前記追加記録工程によって得られた前記第2の記録媒体上に形成されている第2の記録画像を前記読取手段によって読み取らせる第2読取工程と、
    前記位置調整データにて定められている前記追加予定画像の配置位置と、前記第2読取工程により得られた第2の読取画像において形成されている、前記追加記録用データに基づく追加画像の実際の配置位置との差異が、所定のしきい値を超える場合に、前記差異が前記しきい値以下となるように前記位置調整データを補正することによって、前記対応関係を補正する補正工程と、
    を備えることを特徴とする画像記録装置における記録予定位置調整方法。
  8. 請求項7に記載の画像記録装置における記録予定位置調整方法であって、
    前記第1読取工程においては、前記第1の記録媒体の第1の面にあらかじめ形成されている前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、
    前記画像合成工程においては、前記第1の面についての前記第1の読取画像の表裏反転像を生成し、前記表裏反転像を前記第1の合成対象画像として前記合成画像を生成し、
    前記調整工程においては、前記表裏反転像と前記追加記録予定画像との前記合成画像を対象に前記追加記録予定画像についての配置位置を調整し、
    前記追加記録工程においては、前記第1の面の反対面である前記第2の面に追加的な画像記録を行う、
    ことを特徴とする画像記録装置における記録予定位置調整方法。
  9. 請求項に記載の画像記録装置における記録予定位置調整方法であって、
    前記記録媒体が複数の記録箇所を連続的に備える長尺状記録媒体であり、
    前記搬送機構が、互いに離間した第1と第2の巻回手段を備え、あらかじめ前記第1の巻回手段に巻回されている前記長尺状記録媒体を、前記第1と第2の巻回手段との間で展張させつつ前記第2の巻回手段により巻回することで前記搬送経路における前記長尺状記録媒体の搬送を実現するものであり、
    前記長尺状記録媒体のうち、前記追加画像が形成されていない箇所を前記第1の記録媒体とみなすとともに、前記追加画像が形成されている箇所を前記第2の記録媒体とみなす場合に、
    前記第1読取工程においては、前記複数の記録箇所の1つに形成された前記第1の記録画像を前記読取手段に読み取らせ、
    前記第2読取工程においては、前記複数の記録箇所に形成された前記第2の記録画像を前記読取手段に読み取らせる、
    ことを特徴とする画像記録装置における記録予定位置調整方法。
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