JP2002166616A - 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム - Google Patents

印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム

Info

Publication number
JP2002166616A
JP2002166616A JP2001022772A JP2001022772A JP2002166616A JP 2002166616 A JP2002166616 A JP 2002166616A JP 2001022772 A JP2001022772 A JP 2001022772A JP 2001022772 A JP2001022772 A JP 2001022772A JP 2002166616 A JP2002166616 A JP 2002166616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print data
print
data
printing
preview
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001022772A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kayama
敏 香山
Tomoyuki Okita
智之 大北
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001022772A priority Critical patent/JP2002166616A/ja
Publication of JP2002166616A publication Critical patent/JP2002166616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】追い刷り、両面印刷、版変え印刷などを行う前
にその結果を視認することができるようにするための、
印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並び
にプログラムを提供すること。 【解決手段】媒体に対して印刷を行うための第1印刷デ
ータと、第1印刷データによる印刷が行われた媒体に対
して印刷を行う第2印刷データとからなる第3印刷デー
タを作成し、印刷前に第1印刷データと第2印刷データ
とからなる第3印刷データの印刷像を表示するので、印
刷物の欠陥などを印刷前に確認することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷工程を行う前にプ
レビュー画像を表示するための印刷画像のプレビュー装
置、方法、および記録媒体並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】所望する印刷物を作成するため、一度印
刷が行われた印刷物に対して再度印刷を行うことがあ
る。例えば、イエロー(Yellow)、マゼンダ(Magend
a)、シアン(Cyan)、ブラック(blacK)のYMCK4
色と前記4色以外の色(特色と称する)による多色印刷
を行いたい場合、通常の印刷機は前記4色版分の版胴し
か備えていないので、一工程では所望する多色印刷物を
入手することができない。そこで、一度前記4色印刷を
行った後、刷り上がった印刷物に対して特色版による印
刷を行うことにより、4色+特色の印刷物を得ることが
できる。このような印刷手法を「追い刷り」と称する。
また、印刷用紙の表裏両面に印刷を行う両面印刷など
も、一度印刷が行われた印刷用紙に対して再度印刷を行
うものである。この場合、両面印刷を行いたいが、両面
印刷機が使用できない場合には、まず用紙表面に対する
印刷を行い、表面に印刷が行われた印刷用紙を再度印刷
機に通して印刷用紙裏面に対する印刷を行うことによ
り、両面印刷物を入手するような印刷手法も行われてい
る。これは、印刷機から出力された印刷物を再度手動で
印刷機に対して供給することから、「手積み替え印刷」
あるいは「積み替え印刷」などと称する。また、前述の
ような再印刷とは異なり、4色版印刷を行う際、一度印
刷を行った後、特定の版(たとえばK版)のみを差し替
えて再度印刷を行うことにより、一部内容の異なる複数
の印刷物を作成することがある。このような印刷手法を
「版変え印刷」と呼ぶ。
【0003】上述のような特別な印刷手法を行う場合、
いずれも一工程で済む印刷処理ではないことから、印刷
結果が要求されたものとは異なる場合が多々発生した。
例えば、追い刷りの場合、4色印刷を行った後に特色印
刷を行うので、印刷された4色のインキの上に特色のイ
ンキが塗り重ねられることになる。当初の4色版印刷時
に特色のインキが塗り重ねられる部分を考慮してあった
としても、実際に追い刷りを行うと、印刷機の精度上、
あるいは用紙の伸縮などのため、用紙上にインキが乗ら
ない部分が発生してしまい(版ズレと称する)、所望す
る品質の印刷物を得ることができない、という事態が生
じることもある。そのようなことを防ぐために、通常は
4色の中一番濃度の低い色を特色のインキが塗り重ねら
れる部分にはみ出すような処理を行って、インキが乗ら
ない部分が発生しないようにしている(これをトラッピ
ングと呼ぶ(縁ノセ、カブセとも呼ぶ))。しかし、こ
のトラッピングを行う場合、あまりに広範囲に濃度の低
い色がはみ出すようにすると、それもまた印刷物の品質
を低下させる原因となる。両面印刷、特に手積み替え印
刷で両面印刷を行う場合、例えば綴じや折りを必要とす
るのに、用紙に対する表面と裏面の印刷位置がずれてし
まったため、体裁のよい印刷物を得ることができない、
という問題があった。また、両面印刷においては、印刷
用紙の表裏に印刷される印刷像がそれぞれ所望する印刷
像でなければ意味をなさないので、両面に印刷される印
刷像の整合性が取られなければならなかった。さらに、
版変え印刷の場合、当初の4色版印刷はよいとして、続
く特定の版を差し替えての印刷を行った場合、特定の版
になんらかの問題があったために、やはり所望するよう
な品質の印刷物を得ることができない、という事態が発
生することがあった。このような場合、印刷後再度特定
の版を作成し直さなければならないため、印刷処理のコ
スト上昇、効率低下が問題となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来技術の欠点を除去し、完成印刷物を得る前にその結果
を視認することができるようにするための、印刷画像の
プレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラ
ムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決する為
に、請求項1に係る発明は、印刷実行前に印刷結果を表
示する印刷画像のプレビュー装置であって、媒体に対し
て印刷を行うための第1印刷データを作成する第1印刷
データ作成手段と、前記第1印刷データによる印刷が行
われた媒体に対して印刷を行うための第2印刷データを
作成する第2印刷データ作成手段と、前記第1印刷デー
タおよび第2印刷データとからなる第3印刷データを作
成する第3印刷データ作成手段と、前記第3印刷データ
の印刷像を表示する表示手段と、を有することを特徴と
する。
【0006】請求項1に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、媒体に対して印刷を行うための第1印刷データ
と、第1印刷データによる印刷が行われた媒体に対して
印刷を行う第2印刷データとからなる第3印刷データを
作成し、印刷前に第1印刷データと第2印刷データとか
らなる第3印刷データの印刷像を表示するので、印刷物
の欠陥などを印刷前に確認することが可能となる。これ
により、印刷物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷
効率の低下防止などを図ることができる。
【0007】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の印刷画像のプレビュー装置であって、前記第3印
刷データ作成手段が、前記第1印刷データおよび第2印
刷データとから第3印刷データを作成する際、前記第1
印刷データと複数の前記第2印刷データとから第3印刷
データを作成すること、を特徴としている。
【0008】請求項2に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、第1印刷データと複数の第2印刷データとから第
3印刷データを作成することにより、特に複数版の追い
刷りによる印刷の結果を印刷前に確認することができ
る。これにより、印刷物の品質向上、印刷コスト上昇防
止、印刷効率の低下防止などを図ることができる。
【0009】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
に記載の印刷画像のプレビュー装置であって、前記第3
印刷データ作成手段は、前記第2印刷データの印刷像が
180度反転して表示される第3印刷データを作成する
こと、を特徴としている。
【0010】請求項3に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、第2印刷データの印刷像を180度反転して表示
する第3印刷データを作成することにより、特に手積み
替え印刷などの手法によって完成する両面印刷の結果を
印刷前に確認することができる。これにより、印刷物の
品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下防止な
どを図ることができる。
【0011】加えて、請求項4に係わる発明は、請求項
3に記載の印刷画像のプレビュー装置であって、前記第
3印刷データ作成手段は、前記第1印刷データの印刷像
の長短いずれかの辺を基準にして前記第2印刷データの
印刷像が180度反転して表示される第3印刷データを
作成すること、を特徴としている。
【0012】請求項4に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、第2印刷データの印刷像を180度反転するに際
して、第1印刷データの印刷像の長短いずれかの辺を基
準にすることにより、特に印刷物の綴じ方向を考慮した
両面印刷の結果を印刷前に表示することができる。これ
により、印刷物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷
効率の低下防止などを図ることができる。
【0013】さらに、請求項5に係わる発明は、請求項
3に記載の印刷画像のプレビュー装置であって、プレビ
ューを所望する印刷データを指定するための指定手段
と、を有し、前記第3印刷データ作成手段が、前記指定
手段によって指定された前記第1印刷データと該第1印
刷データに対応する前記第2印刷データとから第3印刷
データを作成すること、を特徴としている。
【0014】請求項5に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、指定手段によってプレビューを所望する印刷デー
タを指定すると、指定された第1印刷データと該第1印
刷データに対応する第2印刷データとから第3印刷デー
タを作成することにより、特に所望するページが表面と
なるような両面印刷の結果を印刷前に表示することがで
きる。これにより、印刷物の品質向上、印刷コスト上昇
防止、印刷効率の低下防止などを図ることができる。
【0015】請求項6に係る発明では、請求項1に記載
の印刷画像のプレビュー装置であって、前記第1印刷デ
ータ作成手段および第2印刷データ作成手段が前記第1
印刷データおよび第2印刷データに対してオフセット情
報を付加することにより、前記第3印刷データ作成手段
は前記第1印刷データおよび/もしくは第2印刷データ
に付加されたオフセット情報を参照して第3印刷データ
を作成すること、を特徴としている。
【0016】請求項6に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、第1印刷データおよび第2印刷データに付加され
たオフセット情報を参照して第3印刷データを作成する
ことにより、両面印刷時の表裏印刷像の位置合わせや、
トラッピングの調整などを行うことができるので、印刷
の結果を印刷前に確認することができる。これにより、
実際に印刷する際に版胴における版の位置等の調整を行
うなどして、印刷ミスを防止して、印刷コスト上昇、印
刷効率の低下などを防ぐことができる。
【0017】更に請求項7に係る発明は、印刷実行前に
印刷結果を表示する印刷画像のプレビュー装置であっ
て、媒体に対して印刷を行うため複数の版データを含む
第1印刷データを作成する第1印刷データ作成手段と、
前記第1印刷データに含まれる前記版データとは異なっ
た内容の1乃至複数の版データを含む第2印刷データを
作成する第2印刷データ作成手段と、前記第1印刷デー
タおよび第2印刷データとからなる第3印刷データを作
成する第3印刷データ作成手段と、前記第3印刷データ
の印刷像を表示する表示手段と、を有し、前記第3印刷
データ作成手段が、前記第1印刷データおよび第2印刷
データとから第3印刷データを作成する際、前記第2印
刷データに含まれる任意の版データで前記第1印刷デー
タに含まれる同色の版データを置換した第3印刷データ
を作成すること、を特徴としている。
【0018】請求項7に記載の印刷画像のプレビュー装
置は、第2印刷データに含まれる任意の版データで第1
印刷データの同色の版データを置換した第3印刷データ
を作成することにより、特に版変え印刷による印刷の結
果を印刷前に確認することができる。これにより、印刷
物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下防
止などを図ることができる。
【0019】加えて請求項8に係る発明では、印刷実行
前に印刷結果を表示する印刷画像のプレビュー方法であ
って、媒体に対して印刷を行うための第1印刷データを
作成する第1印刷データ作成工程と、前記第1印刷デー
タによる印刷が行われた媒体に対して印刷を行うための
第2印刷データを作成する第2印刷データ作成工程と、
前記第1印刷データおよび第2印刷データとからなる第
3印刷データを作成する第3印刷データ作成工程と、前
記第3印刷データの印刷像を表示する表示工程と、を有
することを特徴としている。
【0020】請求項8に記載の印刷画像のプレビュー方
法は、媒体に対して印刷を行うための第1印刷データ
と、第1印刷データによる印刷が行われた媒体に対して
印刷を行う第2印刷データとからなる第3印刷データを
作成し、印刷前に第1印刷データと第2印刷データとか
らなる第3印刷データの印刷像を表示するので、印刷物
の欠陥などを印刷前に確認することが可能となる。これ
により、印刷物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷
効率の低下防止などを図ることができる。
【0021】また、請求項9に係わる発明は、印刷実行
前に印刷結果を表示する印刷画像のプレビュー方法であ
って、媒体に対して印刷を行うため複数の版データを含
む第1印刷データを作成する第1印刷データ作成工程
と、前記第1印刷データに含まれる前記版データとは異
なった内容の1乃至複数の版データを含む第2印刷デー
タを作成する第2印刷データ作成工程と、前記第1印刷
データおよび第2印刷データとからなる第3印刷データ
を作成する第3印刷データ作成工程と、前記第3印刷デ
ータの印刷像を表示する表示工程と、を有し、前記第1
印刷データおよび第2印刷データとから第3印刷データ
を作成する際、前記第2印刷データに含まれる任意の版
データで前記第1印刷データに含まれる同色の版データ
を置換した第3印刷データを作成すること、を特徴とし
ている。
【0022】請求項9に記載の印刷画像のプレビュー方
法は、第2印刷データに含まれる任意の版データで第1
印刷データの同色の版データを置換した第3印刷データ
を作成することにより、特に版変え印刷による印刷の結
果を印刷前に確認することができる。これにより、印刷
物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下防
止などを図ることができる。
【0023】また請求項10に係わる発明は、請求項8
乃至請求項9に記載の印刷画像のプレビュー方法を実行
するためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能
な記録媒体である。
【0024】請求項10に記載の記録媒体は、請求項8
乃至請求項9に記載した印刷画像のプレビュー方法を、
コンピュータ読取可能な記録媒体に記録することによ
り、該記録媒体に格納されたプログラムを一般のコンピ
ュータに読み取らせ、該コンピュータで該プログラムを
実行することにより、請求項8乃至請求項9に記載の印
刷画像のプレビュー方法と同等の効果を得ることができ
る。
【0025】さらに請求項11に係わる発明は、請求項
8乃至請求項9に記載の印刷画像のプレビュー方法を実
行するためのプログラムである。
【0026】請求項11に記載のプログラムは、請求項
8乃至請求項9に記載の印刷画像のプレビュー方法を実
行するためのプログラムであり、該プログラムを一般的
なコンピュータで実行することにより、請求項8乃至請
求項9に記載の印刷画像のプレビュー方法と同等の効果
を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】「第1の実施例」第1の実施例で
は、特に追い刷りのプレビューを行うための印刷画像の
プレビュー装置を説明する。図1は、本発明に関わる印
刷画像のプレビュー装置を使用している印刷システム1
00の構成を示すための図である。この印刷システム1
00は、コントローラ1、印刷機2、画像処理端末4か
ら構成される。コントローラ1と印刷機2は通信線CL
で接続されている。コントローラ1と画像処理端末4は
ネットワーク3で接続されている。画像処理端末4は、
印刷物を作成するための前印刷データFPDおよび作成
された印刷物に対してさらに印刷を行うための後印刷デ
ータBPDの元となるソースデータSDを作成するため
に使用する。画像処理端末4で取り扱われるソースデー
タSDは、例えばPostScript(アドビ・シス
テムズ社の登録商標)などのページ記述言語で記述され
たファイルや、TIFF形式画像ファイル、JPEG形
式画像ファイル、あるいはテキストファイルなどであ
る。なお、画像処理端末4で前印刷データFPDもしく
は後印刷データBPDを作成してもよい。
【0028】コントローラ1は、画像処理端末4で作成
されたソースデータSDを、ネットワーク3を介して受
信し、前印刷データFPDおよび後印刷データBPDを
作成し、それぞれにラスタライズ処理を行う。ラスタラ
イズされた前印刷ラスタライズデータFRPDを印刷機
2に送信し、その後後印刷ラスタライズデータBRPD
を印刷機2に送信する。また、コントローラ1は、本発
明に関わる印刷画像のプレビュー装置を備えており、前
印刷データBPDおよび後印刷データBPDとからなる
プレビュー画像データPVDを表示することができる。
【0029】印刷機2は、通信線CLを介して、コント
ローラ1から送信されてきた前印刷ラスタライズデータ
FRPDにより印刷を実行する。また、後に送られてき
た後印刷ラスタライズデータBRPDによる印刷も実行
する。
【0030】図2は、コントローラ1の構成を示すため
の図である。コントローラ1は、一般的に使用されてい
るパーソナルコンピュータであり、CPU11、表示部
12、入力部13、ネットワークI/F14、メディア
ドライブ15、記憶部16、メモリ17より構成されて
いる。CPU11は、コントローラ1全体を制御し、特
にメディアドライブ15に挿入されたメディアディスク
18に記録されているプログラムをメモリ17において
実行することによって、コントローラ1の機能を実現し
ている。表示部12は、プレビュー処理の際に必要な情
報を表示するため、また、プレビュー画像データPVD
を表示するためにも使用される。入力部13は、マウス
やキーボードで構成されており、コントローラ1に対し
てオペレータが指示を入力するために使用する。ネット
ワークI/F14は、コントローラ1とネットワーク3
とを接続するためのものである。ネットワークI/F1
4を介して、コントローラ1はネットワーク3に接続さ
れている画像処理端末4からソースデータSDを受信す
る。また、図示しないサーバより、コントローラ1の機
能を実現するプログラムをダウンロードすることも可能
である。メディアドライブ15は、メディアディスク1
8に記録されているプログラムを読み取るために使用す
る。メディアドライブ15で読み取られたプログラムに
より、コントローラ1の機能が実現される。記憶部16
は、メディアドライブ15で読み取られたプログラムを
格納する。また、記憶部16は、ソースデータSD、前
印刷データFPD、前印刷ラスタライズデータFRP
D、後印刷データBPD、後印刷ラスタライズデータB
RPD、およびプレビュー画像データPVDをも記憶す
る。
【0031】メモリ17は、記憶部16によって記憶さ
れたプログラムをCPU11が実行するためのワークエ
リアである。CPU11によってプログラムが実行され
た結果、メモリ17において、前印刷データ作成部17
1、後印刷データ作成部172、プレビュー画像作成部
173の機能が実現する。
【0032】前印刷データ作成部171は、画像処理端
末4から送信されてきたソースデータSDを元に、印刷
物を作成するための前印刷データFPDを作成する。オ
ペレータが入力部13を操作して、所望の印刷サイズを
設定し、印刷サイズで示される領域の所望する位置にソ
ースデータSDの内容を配置することにより、印刷物と
して紙葉に表現する印刷像を格納した前印刷データFP
Dが作成される。ここで、「前印刷データ」とは、印刷
媒体である紙葉などに一度目の印刷を行うための印刷デ
ータを意味する。また、前印刷データ作成部171は、
オペレータによる入力部13の操作により、作成された
前印刷データFPDに対して紙葉オフセット情報FPO
Dを付加する。前印刷データFPDに付加された紙葉オ
フセット情報FPODは、紙葉に前印刷データFPDの
印刷像が印刷される際の位置情報である。
【0033】後印刷データ作成部172は、画像処理端
末4から送信されてきたソースデータSDを元に、印刷
物を作成するための後印刷データBPDを作成する。前
印刷データ作成部171の処理と同様に、オペレータが
入力部13を操作して、所望の印刷サイズを設定し、印
刷サイズで示される領域の所望する位置にソースデータ
SDの内容を配置することにより、印刷物として紙葉に
表現される印刷像を格納した後印刷データBPDが作成
される。ここで、「後印刷データ」とは、印刷媒体であ
る紙葉などに印刷を行う際、先に印刷が行われた紙葉に
対して再度印刷を行うための印刷データを意味する。具
体的には追い刷りのための印刷データや、手積み替え印
刷のための印刷データが、この後印刷データBPDに相
当する。また、後印刷データ作成部172は、オペレー
タによる入力部13の操作により、作成された後印刷デ
ータBPDに対して紙葉オフセット情報BPODを付加
する。後印刷データBPDに付加された紙葉オフセット
情報BPODは、紙葉に後印刷データBPDの印刷像が
印刷される際の位置情報である。
【0034】なお、この説明では、コントローラ1に前
印刷データ作成部171および後印刷データ作成部17
2を有するよう記述しているが、これらの機能を画像処
理端末4にて実行するようにしてもよい。また、前印刷
データ作成部171と後印刷データ作成部172を別種
のものとして説明したが、これらを一体にした構成を有
してもよい。
【0035】プレビュー画像作成部173は、前印刷デ
ータFPDおよび後印刷データBPDを、後述するプレ
ビュー設定に基づいて合成することにより、プレビュー
画像データPVDを作成する。作成されたプレビュー画
像データPVDは、表示部12に表示される。なお、こ
の際プレビュー画像データPVDの画素を間引いて表示
するようにしてもよい。この場合、プレビュー画像デー
タPVDから画素を間引く処理もまた、プレビュー画像
作成部173によって行われる。
【0036】プレビュー画像作成部173は、プレビュ
ー設定部174、合成処理部175を備えている。プレ
ビュー設定部174は、前印刷データFPDと後印刷デ
ータBPDを合成するに際して、版ズレをシミュレート
するための紙葉オフセット情報BPODの変更量の設定
を行う。プレビュー設定部174は、追い刷りプレビュ
ー設定メニューMPS1を表示部12に表示する。追い
刷りプレビュー設定メニューMPS1に対するオペレー
タの入力により、プレビュー設定が行われる。
【0037】合成処理部175は、プレビュー設定部1
74で行われたプレビュー設定に基づいて、前印刷デー
タFPDと後印刷データBPDを合成処理する。合成処
理部175は、前印刷データFPDに後印刷データBP
Dを上書き合成する。このようにして合成されたプレビ
ュー画像データPVDは、前印刷データFPDと後印刷
データBPDが重なっている領域がある場合、後印刷デ
ータBPDの印刷像のみが表示されるので、追い刷りを
行った結果を印刷前に視認することができる。また、合
成処理部175は、プレビュー設定部174で設定され
た紙葉オフセット情報BPODの変更量を参照した合成
処理を行う。プレビュー設定部174で後印刷データB
PDに付加された紙葉オフセット情報BPODの変更量
を参照した合成処理では、前印刷データFPDに後印刷
データBPDを重ね刷りする「追い刷り」のプレビュー
を行った場合、前印刷データFPDに対して後印刷デー
タBPDがずれた状態を視認することができるので、前
印刷データFPDにおけるトラッピングの調整に利用す
ることができる。
【0038】図3は、印刷システム100およびコント
ローラ1における印刷画像のプレビュー装置の動作を説
明するためのフローチャートである。ステップS1にお
いて、オペレータが前印刷データFPDを作成する。オ
ペレータが入力部13を操作して前印刷データ作成部1
71の機能を実行し、所望する印刷サイズを指定し、画
像処理端末4で作成されたソースデータSDの内容を印
刷サイズで示される領域の所望する位置に配置すること
で、前印刷データFPDを作成する。作成された前印刷
データFPDは、記憶部16へ記憶される。前印刷デー
タFPDは、図示しないRIP部でラスタライズ処理さ
れ、作成された前印刷ラスタライズデータFRPDは通
信線CLを介して印刷機2に送信され、印刷が行われ
る。
【0039】通常は前印刷データFPDによる印刷が行
われた後、ステップS2以降の処理が行われる。ステッ
プS2は、オペレータが後印刷データBPDを作成す
る。オペレータが入力部13を操作して後印刷データ作
成部172の機能を実行し、所望する印刷サイズを指定
し、画像処理端末4で作成されたソースデータSDの内
容を印刷サイズで示される領域の所望する位置に配置す
ることで、後印刷データBPDを作成する。また、後印
刷データBPDに、後印刷データBPDが印刷されるべ
き紙葉に対する紙葉オフセット情報BPODを付加する
ことができる。作成された後印刷データBPDは、記憶
部16へ記憶される。
【0040】図4は、前印刷データFPDおよび後印刷
データBPDのデータ構成の例を示すための図である。
図4(a)は、前印刷データFPDのデータ構成図であ
る。前印刷データFPDは、印刷サイズ情報として「A
4」が格納されており、印刷時のサイズがA4になるよ
う設定されている。そしてソースデータSDとして「di
nosaur.tif」が格納されている。ソースデータSDであ
る「dinosaur.tif」については印刷サイズで示される領
域のどの位置に配置されるかを指定するためのソースデ
ータオフセット情報が付加されている。ここでは、ソー
スデータオフセット情報は(x1,y1)が指定されている
ので、印刷サイズで示される領域の左下点を原点とし
て、(x1,y1)の位置が左下点に該当するように「dinos
aur.tif」が配置されるものとする。さらに、前印刷デ
ータFPDには、紙葉オフセット情報FPODが付加さ
れている。紙葉オフセット情報FPODは、紙葉に前印
刷データFPDの印刷像が印刷される際の位置情報であ
る。ここでは、前印刷データFPDの紙葉オフセット情
報FPODとして、印刷サイズで示される領域の左下点
(x1,y1)が指定されたものとする。
【0041】図4(b)は、後印刷データBPDのデー
タ構成図である。後印刷データBPDも前印刷データF
PDと同様に、印刷サイズ情報「A4」が格納されてい
る。ソースデータSDとして「Logo1.tif」が格納され
ており、ソースデータSDについてのソースデータオフ
セット情報(x2,Y2)が付加されている。そして、後印
刷データBPDにも紙葉オフセット情報BPODが設定
されている。ここでは、後印刷データBPDの紙葉オフ
セット情報BPODとして、前印刷データFPDの紙葉
オフセット情報FPOD同様(x1,y1)が指定されたも
のとする。
【0042】ステップS3において、前印刷データFP
Dと後印刷データBPDとから作成されるプレビュー画
像データPVDに関する設定をオペレータが行う。オペ
レータは入力部13を操作して、プレビュー設定部17
4の機能を実行することにより、プレビュー画像データ
PVDを作成する際の設定を行うことができる。
【0043】図5は、表示部12に表示された追い刷り
プレビュー設定メニューMPS1を説明するための図で
ある。追い刷りプレビュー設定メニューMPS1は、紙
葉オフセット情報変更欄51、プレビューデータ選択欄
52、OKボタン53、キャンセルボタン54を備えて
いる。プレビュー設定メニューMPS1に対する入力
は、オペレータが入力部13を操作して、ポインタPO
によって行われる。
【0044】紙葉オフセット情報変更欄51は、後印刷
データBPDの紙葉オフセット情報BPODを変更する
設定を行う場合に使用する。オペレータがオフセット変
更有ボタン511を押下した場合、後印刷データBPD
の紙葉オフセット情報BPODを変更するものとして、
プレビュー設定部174が紙葉オフセット情報BPOD
変更を設定する。紙葉オフセット情報BPODの変更量
は、変更量入力欄513に対して入力を行うことにより
設定される。オペレータが変更量入力欄513に所望す
る紙葉オフセット情報BPODの変更量を入力すると、
合成処理部175は、後印刷データBPDの印刷像の配
置位置を紙葉オフセット情報BPODの変更量分変更し
て合成処理を行う。その結果、プレビュー画像データP
VDは、後印刷データBPDの印刷像の位置が紙葉オフ
セット情報BPODの変更量分ずれたプレビュー画像と
なる。オペレータがオフセット変更無ボタン512を押
下すると、後印刷データBPDの紙葉オフセット情報B
PODには変更がないものとして、合成処理部175
は、後印刷データBPDの印刷像の位置変更がなされな
いプレビュー画像データPVDを作成する。なお、変更
量入力欄513を複数用意してもよい。こうすれば、前
印刷データFPDに合成される複数の後印刷データBP
Dそれぞれに対する紙葉オフセット情報BPODの変更
量を設定することができる。
【0045】プレビューデータ選択欄52は、プレビュ
ー画像作成部173でプレビュー画像データPVDを作
成するために使用する前印刷データFPDおよび後印刷
データBPDを設定するために使用する。オペレータ
は、プレビューを所望する前印刷データFPDを選択す
るため、前印刷データ入力欄521に前印刷データ名を
入力する。続けて、オペレータはプレビューを所望する
後印刷データBPDを選択するため、後印刷データ入力
欄522に後印刷データ名を入力する。入力された前印
刷データFPDおよび後印刷データBPDを、プレビュ
ー設定部174はプレビュー対象印刷データとして設定
する。なお、後印刷データ入力欄522では、後印刷デ
ータFPDを複数選択することができる。この場合、前
印刷データFPDに複数の後印刷データBPDが合成さ
れる。
【0046】紙葉オフセット情報変更欄51、プレビュ
ーデータ選択欄52に対する入力が終了したならば、オ
ペレータはOKボタン53を押下する。OKボタン53
が押下されることにより、追い刷りプレビュー設定メニ
ューMPS1で行われたプレビュー設定が確定する。プ
レビュー設定を途中でやめたい場合、あるいはプレビュ
ー設定に満足しない場合、オペレータはキャンセルボタ
ン54を押下して、追い刷りプレビュー設定メニューM
PS1におけるプレビュー設定を中止する。
【0047】図6は、追い刷りプレビュー設定メニュー
MPS1において行われたプレビュー設定例を示すため
の図である。追い刷りプレビュー設定メニューMPS1
において、オフセット変更有ボタン511が押下され、
変更量入力欄513に紙葉オフセット情報BPODの変
更量「x=10,y=10」が入力され、前印刷データ入力欄5
21に前印刷データ名「FPD1」、後印刷データ入力
欄522に複数の後印刷データ名「BPD1」「BPD
2」が入力された場合、プレビュー設定部174は、図
示するようなプレビュー設定を作成する。
【0048】ステップS4において、合成処理部175
は、プレビュー設定部174が作成したプレビュー設定
より、後印刷データBPDの紙葉オフセット情報BPO
Dの変更が必要か否かを判定する。ステップS3におい
て、紙葉オフセット情報BPODの変更が行われていな
い場合、ステップS6へ移行する。紙葉オフセット情報
BPODの変更が行われている場合、ステップS5へ移
行する。
【0049】ステップS5では、ステップS4の判定を
受けて、合成処理部175は紙葉オフセット情報BPO
Dのオフセット量を変更する。ステップS2で作成され
た後印刷データBPDに付加されている紙葉オフセット
情報BPODに示されているオフセット量に、ステップ
S4で行われた紙葉オフセット情報BPODの変更量を
加算することにより、紙葉に対する後印刷データBPO
Dのオフセット量が変更される。
【0050】ステップS6では、合成処理部175が、
前印刷データFPDの印刷像に後印刷データBPDの印
刷像を追い刷りした状態、すなわち前印刷データFPD
に後印刷データBPDを上書き合成したプレビュー画像
OPVDを作成する。プレビュー設定部174で作成さ
れたプレビュー設定に基づいて、合成処理部175は、
プレビューに使用する前印刷データFPDおよび後印刷
データBPDを記憶部16から読み出し、前印刷データ
FPDと後印刷データBPDを合成する。この時前印刷
データFPDに対して後印刷データBPDは上書き合成
されるので、前印刷データFPDと後印刷データBPD
が重複する領域については、後印刷データBPDに格納
された印刷像が表示される。
【0051】そしてステップS7へ移行し、プレビュー
画像作成部173は、ステップS6で作成されたプレビ
ュー画像データOPVDによるプレビュー表示を表示部
12へ表示する。
【0052】図7は、追い刷りプレビューを実行した結
果得られる追い刷りプレビュー画像データOPVDを説
明するための図である。図7(a)は前印刷データFP
D1の印刷像を表示したものである。図7(b)および
(c)は、後印刷データBPD1およびBPD2の印刷
像を表示したものである。O1、O2、O3は、各印刷デ
ータの左下点の座標であり、前印刷データFPDおよび
後印刷データBPDそれぞれのの紙葉オフセット情報F
POD、BPOD1およびBPOD2で指定されるもの
である。ここでは、説明を簡易にするため、O1、O
2、O3の各座標は同一、すなわち、紙葉オフセット情
報FPOD、BPOD1およびBPOD2に同一の座標
値が指定されているものとする。ステップS3におい
て、前印刷データFPD1に対して後印刷データBPD
1、BPD2を追い刷りすることをオペレータが選択す
ると、ステップS6にて合成処理部175は、前印刷デ
ータFPD1に後印刷データBPD1、BPD2を上書
き合成する。この時、ステップS3にて、後印刷データ
の紙葉オフセット情報BPODの変更を指定しなかった
場合、合成処理部175は、各印刷データの印刷サイズ
で示される領域の左下点を一致させるように合成を行
う。その結果、合成処理部175は、図7(d)のよう
な表示が行われるプレビュー画像データOPVD1を作
成する。プレビュー画像データOPVD1では、後印刷
データBPD1、BPD2の紙葉オフセット情報BPO
D1、BPOD2に対する変更が設定されていないの
で、各印刷データの印刷サイズで示される領域の左下点
O1、O2、O3の位置は一致している。
【0053】ステップS3において、後印刷データBP
Dの紙葉オフセット情報BPODの変更が指定された場
合、合成処理部175は、指定された変更量分、後印刷
データBPD1およびBPD2の左下点のオフセット位
置を変更して、前印刷データFPD1と合成を行う。図
7(e)は、後印刷データBPDに対する紙葉オフセッ
ト情報BPODの変更量が「x=10,y=10」と設定された
場合に、合成処理部175が前印刷データFPD1と後
印刷データBPD1およびBPD2を合成した結果作成
されたプレビュー画像データOPVD2をプレビュー表
示した時の図である。合成処理部175は、ステップS
3で行われた後印刷データBPDの紙葉オフセット情報
変更設定を受けて、後印刷データBPD1の紙葉オフセ
ット情報BPOD1およびBPD2の紙葉オフセット情
報BPOD2に対して、オフセット変更量「x=10,y=1
0」を加算する。その結果、前印刷データFPD1に合
成される後印刷データBPD1およびBPD2は、印刷
サイズで示される領域の左下点からオフセット変更量分
だけずれた位置に合成されることになる。このような後
印刷データBPD1およびBPD2に対するオフセット
変更を行うのは、追い刷り印刷の場合、前印刷データF
PDの印刷像に重ね合わせて印刷される後印刷データB
PDの印刷像が、印刷機の精度や印刷による用紙サイズ
の伸縮などの影響を受けるためである。従って、追い刷
りを繰り返す場合には、各後印刷データBPDに対し
て、別個の紙葉オフセット情報の変更を指定することが
望ましい。
【0054】ステップS7のプレビュー表示が行われた
後、オペレータは前印刷データFPDと後印刷データB
PDの合成に問題がないと判断したならば(ステップS
8)、前印刷データFPDが印刷された用紙に対する後
印刷データBPDの印刷を実行する(ステップS9)。
ステップS9において、後印刷データBPDは図示しな
いRIP部にてラスタライズ処理され、作成された後印
刷ラスタライズデータBRPDが通信線CLを介して印
刷機2へ送信される。オペレータは、前印刷ラスタライ
ズデータFRPDが印刷された印刷用紙を再度印刷機2
へ供給し、印刷処理を実行する。ステップS8にて、オ
ペレータがプレビュー画像に不満ならば、ステップS3
へ帰還し、再度プレビュー設定を行う。もしくは、前印
刷データFPDもしくは後印刷データBPDにおけるト
ラッピングを調整するなどの処理を、オペレータが行
う。
【0055】このように、図3に示すプロセスを実行す
る図2に示したコントローラ1では、前印刷データFP
Dによって印刷を行った印刷用紙に対して後印刷データ
BPDによる再度の印刷を行う前に、前印刷データFP
Dと後印刷データBPDとからプレビュー画像データP
VDを作成することができるので、特に追い刷りを行っ
た際の印刷物の欠陥などを印刷前に確認することが可能
となる。これにより、印刷物の品質向上、印刷コスト上
昇防止、印刷効率の低下防止などを図ることができる。
また、前印刷データFPDと複数の後印刷データBPD
とからプレビュー画像データPVDを作成することによ
り、特に複数版の追い刷りによる印刷の結果を印刷前に
確認することができる。
【0056】「第2の実施例」第2の実施例では、手積
み替え印刷などの手法を利用して行う両面印刷のプレビ
ューを行うための印刷画像のプレビュー装置を説明す
る。図8は、図1に示す印刷システム100で使用する
ことができる別のコントローラ21の構成を示すための
図である。コントローラ21は、一般的に使用されてい
るパーソナルコンピュータであり、CPU211、表示
部212、入力部213、ネットワークI/F214、
メディアドライブ215、記憶部216、メモリ217
より構成されている。なお、メモリ217以外は、図2
と同様なので、説明を省略する。
【0057】メモリ217は、記憶部216によって記
憶されたプログラムをCPU211が実行するためのワ
ークエリアである。CPU211によってプログラムが
実行された結果、メモリ217において、前印刷データ
作成部2171、後印刷データ作成部2172、プレビ
ュー画像作成部2173の機能が実現する。なお、前印
刷データ作成部2171、後印刷データ作成部2172
の機能については、図2と同様なので、やはり説明を省
略する。
【0058】プレビュー画像作成部2173は、前印刷
データFPDおよび後印刷データBPDを、後述するプ
レビュー設定に基づいて合成することにより、プレビュ
ー画像データPVDを作成する。作成されたプレビュー
画像データPVDは、表示部212に表示される。な
お、この際プレビュー画像データPVDの画素を間引い
て表示するようにしてもよい。この場合、プレビュー画
像データPVDから画素を間引く処理もまた、プレビュ
ー画像作成部2173によって行われる。
【0059】プレビュー画像作成部2173は、プレビ
ュー設定部2174、合成処理部2175を備えてい
る。プレビュー設定部2174は、前印刷データFPD
と後印刷データBPDを合成するに際して、合成される
べき前印刷データFPDの指定および該前印刷データF
PDに対応する後印刷データBPDの指定や、後印刷デ
ータBPDの反転方向、紙葉オフセット情報FPOD、
BPODを参照した前印刷データFPD、後印刷データ
BPDの合成などの設定を行う。プレビュー設定部17
4は、両面印刷プレビュー設定メニューMPS2を表示
部212に表示する。両面印刷プレビュー設定メニュー
MPS2に対するオペレータの入力により、プレビュー
設定が行われる。
【0060】合成処理部2175は、プレビュー設定部
2174で行われたプレビュー設定に基づいて、前印刷
データFPDと後印刷データBPDを合成処理する。合
成処理部2175は、前印刷データFPDと後印刷デー
タBPDの合成について、指定された方向で表示部21
2に表示される後印刷データBPDの印刷像が180度
反転するような合成を行う。また、後印刷データFPD
の印刷像を溶かし込み表示するような合成をも行う。さ
らに、前印刷データFPDの印刷像が180度反転する
ような表示を行うよう合成するようにしてもよい。この
ようにして合成されたプレビュー画像データPVDは、
前印刷データFPDが表面に、後印刷データBPDが裏
面に印刷された状態として表示されるので、両面印刷を
行った結果を印刷前に視認することができる。また、合
成処理部2175は、紙葉オフセット情報FPOD、B
PODを参照した前印刷データFPD、後印刷データB
PDの合成処理を行う。前印刷データFPDおよび後印
刷データBPDに付加された紙葉オフセット情報FPO
D、BPODを参照した合成処理では、両面印刷のプレ
ビューを行った場合、紙葉の両面に印刷された前印刷デ
ータFPD、後印刷データBPDがどの程度ずれている
かを視認することができる。
【0061】図9は、印刷システム100およびコント
ローラ21における印刷画像のプレビュー装置の動作を
説明するためのフローチャートである。ステップS10
1において、オペレータが前印刷データFPDを作成す
る。オペレータが入力部213を操作して前印刷データ
作成部2171の機能を実行し、所望する印刷サイズを
指定し、画像処理端末4で作成されたソースデータSD
の内容を印刷サイズで示される領域の所望する位置に配
置することで、前印刷データFPDを作成する。また、
この際、前印刷データFPDに、前印刷データFPDが
印刷されるべき紙葉に対する紙葉オフセット情報FPO
Dを付加することができる。作成された前印刷データF
PDは、記憶部216へ記憶される。
【0062】手積み替え印刷などの手法で両面印刷を行
う場合には、前印刷データFPDは、図示しないRIP
部でラスタライズ処理され、作成された前印刷ラスタラ
イズデータFRPDは通信線CLを介して印刷機2に送
信され、印刷が行われる。
【0063】ステップS102は、オペレータが後印刷
データBPDを作成する。オペレータが入力部213を
操作して後印刷データ作成部2172の機能を実行し、
所望する印刷サイズを指定し、画像処理端末4で作成さ
れたソースデータSDの内容を印刷サイズで示される領
域の所望する位置に配置することで、後印刷データBP
Dを作成する。また、後印刷データBPDに、後印刷デ
ータBPDが印刷されるべき紙葉に対する紙葉オフセッ
ト情報BPODを付加することができる。作成された後
印刷データBPDは、記憶部216へ記憶される。
【0064】図10は、前印刷データFPDおよび後印
刷データBPDのデータ構成の例を示すための図であ
る。図10(a)は、前印刷データFPDのデータ構成
図である。前印刷データFPDは、印刷サイズ情報とし
て「A4」が格納されており、印刷時のサイズがA4に
なるよう設定されている。そしてソースデータSDとし
て「dog.tif」が格納されている。ソースデータSDで
ある「dog.tif」については印刷サイズで示される領域
のどの位置に配置されるかを指定するためのソースデー
タオフセット情報が付加されている。ここでは、ソース
データオフセット情報は(x1,y1)が指定されているの
で、印刷サイズで示される領域の左下点を原点として、
(x1,y1)の位置が左下点に該当するように「dog.tif」
が配置されるものとする。さらに、前印刷データFPD
には、紙葉オフセット情報FPODが付加されている。
紙葉オフセット情報FPODは、紙葉に前印刷データF
PDの印刷像が印刷される際の位置情報である。ここで
は、前印刷データFPDの紙葉オフセット情報FPOD
として、(X1,Y1)が指定されたものとする。
【0065】図10(b)は、後印刷データBPDのデ
ータ構成図である。後印刷データBPDも前印刷データ
FPDと同様に、印刷サイズ情報「A4」が格納されて
いる。ソースデータSDとして「Logo.tif」が格納され
ており、ソースデータSDについてのソースデータオフ
セット情報(x2,Y2)が付加されている。そして、後印
刷データBPDにも紙葉オフセット情報BPODが設定
されている。ここでは、後印刷データBPDの紙葉オフ
セット情報BPODとして、(X2,Y2)が指定されたも
のとする。
【0066】ステップS103において、前印刷データ
FPDと後印刷データBPDとから作成されるプレビュ
ー画像データPVDに関する設定をオペレータが行う。
オペレータは入力部213を操作して、プレビュー設定
部2174の機能を実行することにより、プレビュー画
像データPVDを作成する際の設定を行うことができ
る。
【0067】図11は、表示部212に表示された両面
印刷プレビュー設定メニューMPS2を説明するための
図である。両面印刷プレビュー設定メニューMPS2
は、両面印刷設定欄61、紙葉オフセット情報設定欄6
2、紙葉オフセット情報変更欄63、プレビューデータ
選択欄64、OKボタン65、キャンセルボタン66を
備えている。両面印刷プレビュー設定メニューMPS2
に対する入力は、オペレータが入力部213を操作し
て、ポインタPOによって行われる。
【0068】両面印刷設定欄61は、両面印刷に関する
設定を入力するためのものであり、さらに、溶かし込み
合成設定ボタン611、綴じ方向設定ボタン614、6
15を備えている。溶かし込み合成設定ボタン611
は、両面印刷を模したプレビュー画像データPVDを表
示する場合、前印刷データFPD乃至後印刷データBP
Dの印刷像を溶かし込み表示するために押下される。こ
の溶かし込み合成設定ボタン611が押下されたなら
ば、表示部212には、紙葉を透かして前印刷データF
PDもしくは後印刷データBPDが見えるような状態の
プレビュー画像データPVDが表示される合成を合成処
理部2175が行うよう、プレビュー設定部2174が
プレビュー設定を行う。
【0069】なお、前印刷データFPDもしくは後印刷
データBPDの溶かし込み設定については、オペレータ
が表面表示ボタン612、裏面表示ボタン613のいず
れかを押下することによって設定される。表面表示ボタ
ン612が押下された場合、紙葉の表面についてのプレ
ビュー表示を行うようプレビュー設定部2174が設定
を行うので、裏面に印刷される後印刷データBPDの印
刷像について溶かし込み表示が行われる。裏面表示ボタ
ン613が押下された場合、紙葉の裏面についてのプレ
ビュー表示を行うようプレビュー設定部2174が設定
を行うので、表面に印刷される前印刷データFPDの印
刷像について溶かし込み表示が行われる。なお、溶かし
込み表示ボタン611が押下された場合、前印刷データ
FPDおよび後印刷データBPDの印刷像を、それぞれ
異なった単色で表示して溶かし込み合成を実行しても良
い。例えば、前印刷データFPDの印刷像を赤色、後印
刷データBPDの印刷像を青色で表示し、それらを溶か
し込み合成したプレビュー画像データPVDを表示する
ことなどが考えられる。
【0070】綴じ方向設定ボタン614、615は、両
面印刷が行われた印刷物の綴じ方向を設定するために押
下される。印刷物によっては、長辺方向か短辺方向いず
れかの方向で綴じが行われる。綴じを行った印刷物のプ
レビューを行いたいときに、綴じ方向設定ボタン61
4、615のいずれかを押下する。綴じ方向設定ボタン
614が押下されると、長辺方向を軸に、後印刷データ
BPDの印刷像が180度反転するような設定が行われ
る。綴じ方向設定ボタン615が押下された場合には、
短辺方向を軸に、後印刷データBPDの印刷像が180
度反転するような設定が行われる。
【0071】紙葉オフセット情報設定欄62は、前印刷
データFPDおよび後印刷データBPDにそれぞれ付加
された紙葉オフセット情報FPOD、BPODを有効に
するか無効にするかを設定するために使用する。オペレ
ータが紙葉オフセット情報設定欄62に備えられたオフ
セット有効ボタン621を押下した場合、前印刷データ
FPDの紙葉オフセット情報FPODおよび後印刷デー
タBPDの紙葉オフセット情報BPODを参照して、合
成処理部2175が合成を行う。その結果、プレビュー
画像データPVDは、前印刷データFPDおよび後印刷
データBPDの印刷像がそれぞれ紙葉オフセット情報F
POD、BPODに示される紙葉上の位置に配置された
状態で合成されたものとして表示される。逆に、オペレ
ータがオフセット無効ボタン622を押下した場合、紙
葉オフセット情報FPOD、BPODを無視して、合成
処理部2175は前印刷データFPD、後印刷データB
PDそれぞれの印刷サイズで示される領域の左下点が一
致するような合成処理を行う。
【0072】紙葉オフセット情報変更欄63は、後印刷
データBPDの紙葉オフセット情報BPODを変更する
設定を行う場合に使用する。オペレータがオフセット変
更有ボタン631を押下した場合、後印刷データBPD
の紙葉オフセット情報BPODを変更するものとして、
プレビュー設定部2174が紙葉オフセット情報BPO
D変更を設定する。紙葉オフセット情報BPODの変更
量は、変更量入力欄632に対して入力を行うことによ
り設定される。オペレータが変更量入力欄632に所望
する紙葉オフセット情報BPODの変更量を入力する
と、合成処理部2175は、後印刷データBPDの印刷
像の配置位置を紙葉オフセット情報BPODの変更量分
変更して合成処理を行う。その結果、プレビュー画像デ
ータPVDは、後印刷データBPDの印刷像の位置が紙
葉オフセット情報BPODの変更量分ずれたプレビュー
画像となる。
【0073】なお、変更量入力欄632に入力した紙葉
オフセット情報BPODの変更量を、後印刷データBP
D印刷時の紙葉オフセット情報BPODに反映させるよ
うにしても良い。
【0074】プレビューデータ選択欄64は、プレビュ
ー画像作成部2173でプレビュー画像データPVDを
作成するために使用する前印刷データFPDおよび後印
刷データBPDを設定するために使用する。オペレータ
は、プレビューを所望する前印刷データFPDを選択す
るため、前印刷データ入力欄641に前印刷データ名を
入力する。続けて、オペレータはプレビューを所望する
後印刷データBPDを選択するため、後印刷データ入力
欄642に後印刷データ名を入力する。入力された前印
刷データFPDおよび後印刷データBPDを、プレビュ
ー設定部2174はプレビュー対象印刷データとして設
定する。また、両面印刷の場合は、印刷用紙の表面の印
刷像と裏面の印刷像が対応している必要がある。そのた
め、前印刷データ入力欄641に印刷用紙表面に印刷を
行うための前印刷データ名を入力したならば、該前印刷
データFPDに対応した印刷用紙裏面に印刷を行うため
の後印刷データBPDが決定されるようにしても良い。
【0075】プレビューデータ選択欄64は、さらにペ
ージ番号入力欄643を備えている。複数ページからな
る印刷物を作成するために、複数の印刷データにページ
指定が行われている場合、このページ番号入力欄643
にプレビューを行いたいページ番号nを入力する。この
時入力されたページ番号nが奇数ならば、プレビュー設
定部2174は、入力されたページ番号nに該当する印
刷データを前印刷データFPD、該ページ番号nに1加
算したページ番号に該当する印刷データを後印刷データ
BPDとして、プレビュー設定を行う。逆に、入力され
たページ番号nが偶数ならば、プレビュー設定部217
4は、入力されたページ番号nから1減算したページ番
号に該当する印刷データを前印刷データFPD、入力さ
れたページ番号nを後印刷データBPDとして、プレビ
ュー設定を行う。
【0076】両面印刷設定欄61、紙葉オフセット情報
設定欄62、紙葉オフセット情報変更欄63、プレビュ
ーデータ選択欄64に対する入力が終了したならば、オ
ペレータはOKボタン65を押下する。OKボタン65
が押下されることにより、両面印刷プレビュー設定メニ
ューMPS2で行われたプレビュー設定が確定する。プ
レビュー設定を途中でやめたい場合、あるいはプレビュ
ー設定に満足しない場合、オペレータはキャンセルボタ
ン66を押下して、両面印刷プレビュー設定メニューM
PS2におけるプレビュー設定を中止する。
【0077】図12は、両面印刷プレビュー設定メニュ
ーMPS2において行われたプレビュー設定例を示すた
めの図である。両面印刷プレビュー設定メニューMPS
2において、溶かし込み合成設定ボタン611が押下さ
れ、表面表示ボタン612が押下され、綴じ方向設定ボ
タン615が押下され、オフセット有効ボタン621が
押下され、紙葉オフセット変更量については「0」であ
り、前印刷データ入力欄641に前印刷データ名「FP
D2」が入力され、後印刷データ入力欄642に後印刷
データ名「BPD3」が入力された場合、プレビュー設
定部2174は、図示するようなプレビュー設定を作成
する。
【0078】ステップS104は、ページ番号nの入力
による前印刷データFPD、後印刷データBPDの選択
処理への分岐を判定する。ページ番号入力欄643にペ
ージ番号nが入力されていない場合は、プレビュー設定
部2174で作成されたプレビュー設定に基づいて、合
成処理部2175は、プレビューに使用する前印刷デー
タFPDおよび後印刷データBPDを記憶部216から
読み出す。ステップS103で、ページ番号入力欄64
3にページ番号nが入力されている場合には、ステップ
S105へ移行し、ページ番号による前印刷データFP
D、後印刷データBPD選択処理を実行する。
【0079】なお、手積み替え印刷の場合には、両面印
刷を行うに際して、複数の印刷データにページ指定が行
われていないこともありうるので、ページ番号nが指定
されているにもかかわらず、ページ番号を有さない印刷
データがある場合には、処理を中止するようにしても良
い。
【0080】図13は、ステップS105で行われるペ
ージ番号による前印刷データFPD、後印刷データBP
D選択プロセスを説明するためのフローチャートであ
る。
【0081】ステップS1051にて、プレビュー設定
部2174は、ページ番号入力欄643に入力されたペ
ージ番号nが偶数であるか、奇数であるかを判定する。
【0082】ページ番号nが奇数の場合はステップS1
052へ移行し、プレビュー設定部2174は、入力さ
れたページ番号nに該当する印刷データを前印刷データ
FPD、ページ番号nに1を加算したページ番号に該当
する印刷データを後印刷データBPDとして、プレビュ
ー設定を行う。
【0083】ページ番号nが偶数の場合はステップS1
053へ移行し、プレビュー設定部2174は、入力さ
れたページ番号nを1減算したページ番号に該当する印
刷データを前印刷データFPD、ページ番号nに該当す
る印刷データを後印刷データBPDとして、プレビュー
設定を行う。
【0084】ステップS1052乃至ステップS105
3のプロセスを経た後、図9に示すフローチャートに帰
還して、プレビュー設定部2174で作成されたプレビ
ュー設定に基づいて、合成処理部2175が、プレビュ
ーに使用する前印刷データFPDおよび後印刷データB
PDを記憶部216から読み出す。
【0085】ステップS106において、プレビュー設
定に応じて、ステップS107乃至ステップS108へ
移行する。プレビュー設定にて長辺方向で綴じを行うこ
とが設定されている場合ステップS107へ移行し、合
成処理部2175は、後印刷データBPDの印刷像を長
辺を軸にして180度反転処理を行う。短辺方向で綴じ
を行うことが設定されている場合には、ステップS10
8へ移行し、後印刷データBPDの印刷像を短辺を軸に
して180度反転処理を行う。
【0086】ステップS109は、両面印刷のプレビュ
ー時、前印刷データFPDのオフセット情報FPOD、
後印刷データBPDのオフセット情報BPODを参照し
たプレビュー処理に関するプロセスである。
【0087】図14は、ステップS109のプロセスを
説明するためのフローチャートであり、ステップS10
91にて、合成処理部2175が、前印刷データFPD
のオフセット情報FPOD、後印刷データBPDのオフ
セット情報BPODを参照するか否かを判別する。ステ
ップS103におけるプレビュー設定にて、紙葉オフセ
ット情報設定欄62のオフセット有効ボタン621が押
下されている場合には、オフセット情報FPOD、BP
ODを参照して両面印刷のプレビューを行うものとし
て、ステップS1093へ移行する。オフセット無効ボ
タン622が押下されている場合には、オフセット情報
FPOD、BPODを参照しないものとして、ステップ
S1092へ移行する。
【0088】ステップS1092では、オフセット情報
FPOD、BPODを参照せずに、両面印刷のプレビュ
ーを行うため、合成処理部2175は、前印刷データF
PDの印刷像および後印刷データBPDの印刷像の左下
点を一致するように合成位置を決定する。
【0089】ステップS1093においては、オフセッ
ト情報FPOD、BPODを参照して両面印刷のプレビ
ューを行うことから、合成処理部2175は、オフセッ
ト情報FPODに基づいて前印刷データFPDの印刷像
の配置位置を決定し、オフセット情報BPODに基づい
て後印刷データBPDの印刷像の配置位置を決定するこ
とにより、前印刷データFPDの印刷像と後印刷データ
BPDの印刷像の合成位置を決定する。。
【0090】ステップS1092乃至S1093のプロ
セスを終了したならば、両面印刷プレビュー時における
前印刷データFPDの印刷像と後印刷データBPDの印
刷像の合成位置が決まったものとして、図9に示すフロ
ーチャートに帰還する。
【0091】ステップS110は、両面印刷のプレビュ
ー時、後印刷データBPDのオフセット情報BPODの
変更に関するプロセスである。
【0092】図15は、ステップS110のプロセスを
説明するためのフローチャートであり、ステップS11
01にて、後印刷データBPDのオフセット情報BPO
Dを変更するか否かを判定する。ステップS103のプ
レビュー設定において、紙葉オフセット情報変更欄63
のオフセット変更有ボタン631が押下されている場合
には、オフセット情報BPODを変更するものとして、
ステップS1102へ移行する。ステップS103にお
いて、オフセット情報変更欄63についての設定が行わ
れていない場合には、オフセット情報BPODの変更は
行われないものとして、図9のフローチャートに帰還す
る。
【0093】ステップS1102では、ステップS10
3のプレビュー設定時に、変更量入力欄632に入力さ
れた変更量で、合成処理部2175が後印刷データBP
Dのオフセット情報BPODを変更する。合成処理部2
175は、変更されたオフセット情報BPODに基づい
て、後印刷データBPDの配置位置を決定する。その
後、図9に示すフローチャートに帰還する。
【0094】ステップS111にて、合成処理部217
5が、前印刷データFPDと後印刷データBPDを合成
して、プレビュー画像データPVDを作成する。作成さ
れたプレビュー画像データKPVDは、プレビュー画像
作成部2173によって、表示部212へ表示される。
【0095】合成処理部2175は、ステップS109
乃至ステップS110で行われた前印刷データFPDの
印刷像の配置位置および後印刷データBPDの印刷像の
配置位置に基づいて合成処理を行い、両面印刷をシミュ
レートしたプレビュー画像データKPVDを作成する。
このとき、後印刷データBPDの印刷像は、ステップS
107乃至ステップS108の処理により、長辺方向も
しくは短辺方向を軸にして180度反転処理が行われて
いる。
【0096】両面印刷プレビューでは、前印刷データF
PDと後印刷データBPDとの合成はAND合成なの
で、プレビュー画像データPVDは、前印刷データFP
Dと後印刷データBPDの重複する領域において、両者
の印刷像がともに表示された両面印刷プレビュー画像デ
ータKPVDとなる。ただし、この合成では前印刷デー
タFPDおよび後印刷データBPDがともに表示される
ことになるので、プレビュー時におけるオペレータの確
認が行いにくい場合がある。そこで、ステップS103
において溶かし込み合成設定が行われていたならば、合
成処理部2175は、前印刷データFPDもしくは後印
刷データBPDの印刷像が溶かし込み表示されるような
両面印刷プレビュー画像データKPVDを作成する。
【0097】図16は、両面印刷プレビューを実行した
結果得られる両面印刷プレビューデータKPVDの示す
プレビュー画像を説明するための図である。図16
(a)は前印刷データFPD2の印刷像を表示したもの
である。図16(b)は後印刷データBPD3の印刷像
を表示したものである。この前印刷データFPD2およ
び後印刷データBPD3は、右開きで、短辺を軸に折り
を行うための印刷物を作成するための印刷データであ
り、前印刷データFPD2はページデータPP1、後印
刷データBPD3はページデータPP2を格納している
ものとする。なお、前印刷データFPD2および後印刷
データBPD3にページデータが格納されていないの
は、印刷物の2ページ目、4ページ目が空白ページから
なる印刷物を作成するためである。各ページデータPP
は、印刷用紙の左下点Pからのオフセット位置を意味す
る紙葉オフセット情報POp1、POp2を有してお
り、これらはそれぞれ前印刷データFPDのオフセット
情報FPOD、後印刷データBPDのオフセット情報B
PODに該当する。印刷機2における各印刷データの印
刷は、これら紙葉オフセット情報POp1、POp2を
参照することによってなされるので、二丁付けされた折
りを行うための印刷物を得ることができる。図16
(c)は、オフセット情報FPOD、BPODを参照せ
ずに作成された両面印刷プレビューデータKPVD1に
よるプレビュー表示を示すための図である。合成処理部
2175は、前印刷データFPD2および後印刷データ
BPD3の紙葉オフセット情報FPOD、BPODを参
照していないため、印刷用紙の左下点Pに、各印刷デー
タの印刷像の左下点が一致するように合成位置を決定
し、前印刷データFPD2と後印刷データBPD3を合
成している。そのため、図16(c)に示す両面印刷プ
レビューデータKPVD1では、印刷用紙右側に位置し
ているはずのページデータPP1の印刷像が左側に配置
された表示が行われることになる。
【0098】図16(d)は、オフセット情報を参照し
て作成された両面印刷プレビューデータKPVD2によ
るプレビュー表示を示すための図である。合成処理部2
175は、前印刷データFPD2および後印刷データB
PD3の紙葉オフセット情報FPOD、BPODを参照
する。合成処理部175は、前印刷データFPD2に格
納されているページデータPP1の紙葉オフセット情報
POp1によって示されるオフセット位置に前印刷デー
タFPD2を位置決めする。続いて、合成処理部175
は、後印刷データBPD3に格納されているページデー
タPP2の紙葉オフセット情報POp2によって示され
るオフセット位置に、後印刷データBPD3の位置決め
を行う。この時、後印刷データBPD3の印刷像は、短
辺方向を軸にして、180度反転しているので、ページ
データPP2は、左下点Pを原点として、POp2’に
示すオフセット位置に変更される。従って、図16
(d)に示す両面印刷プレビューデータKPVD2で
は、印刷機2における印刷処理時に得られる印刷物その
ままのプレビューを、オペレータは視認することができ
る。
【0099】さらにこの時、オフセット位置について
は、後印刷データBPDの印刷像を180度反転したこ
とによる変更を行うが、ページデータPPの表示につい
ては、印刷像を反転したことによる影響を受けないよう
にしても良い。
【0100】図16(e)は、ページデータPP2およ
びページデータPP3を格納している後印刷データBP
D4を示すための図である。図16(a)に示した前印
刷データFPD2および図16(e)に示した後印刷デ
ータBPD4を両面印刷した結果得られる印刷物は、短
辺を軸にした二丁折りで、右開きで、4ページ目が空白
ページの印刷物である。図16(f)は、図16(a)
および(e)に示した前印刷データFPD2と後印刷デ
ータBPD4によるプレビュー画像データKPVD3に
よるプレビュー表示を示すためのものである。この時、
前印刷データFPD2と後印刷データBPD4が重複す
る領域、すなわちページデータPP1とページデータP
P2の印刷像は重複して表示されている。
【0101】ステップS111のプレビュー表示が行わ
れた後、オペレータは前印刷データFPDと後印刷デー
タBPDの合成に問題がないと判断したならば(ステッ
プS112)、前印刷データFPDおよび後印刷データ
BPDの印刷を実行する(ステップS113)。ステッ
プS113において、前印刷データBPDおよび後印刷
データBPDは図示しないRIP部にてラスタライズ処
理され、作成された前印刷ラスタライズデータFRPD
および後印刷ラスタライズデータBRPDが通信線CL
を介して印刷機2へ送信され、印刷が行われる。
【0102】手積み替え印刷の場合は、印刷機2のオペ
レータが、前印刷ラスタライズデータFRPDが印刷さ
れた後に、印刷済用紙を再度印刷機2へ供給し、後印刷
ラスタライズデータの印刷処理を実行する。
【0103】ステップS112にて、オペレータがプレ
ビュー画像に不満ならば、ステップS103へ帰還し、
再度プレビュー設定を行う。もしくは、前印刷データF
PDもしくは後印刷データBPDの変更などを、オペレ
ータが行う。
【0104】このように、図9に示すプロセスを実行す
る図8に示したコントローラ1では、前印刷データFP
Dによって印刷を行った印刷用紙に対して後印刷データ
BPDによる印刷を行う前に、前印刷データFPDと後
印刷データBPDとからプレビュー画像データPVDを
作成することができるので、印刷物の欠陥などを印刷前
に確認することが可能となる。これにより、印刷物の品
質向上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下防止など
を図ることができる。さらに、後印刷データBPDの印
刷像を180度反転するような表示を行う合成でプレビ
ュー画像データPVDを作成することにより、手積み替
え印刷などの手法を利用した両面印刷の結果を印刷前に
確認することができる。これにより、印刷物の品質向
上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下防止などを図
ることができる。
【0105】「第3の実施例」また、前述のような再印
刷とは異なり、4色版印刷を行う際、一度印刷を行った
後、特定の版(たとえばK版)のみを差し替えて再度印
刷を行うことにより、一部内容の異なる複数の印刷物を
作成する「版変え印刷」と呼ばれる印刷手法のプレビュ
ーを表示することについては、以下のような装置および
方法で行うことができる。
【0106】図17は、本発明に関わる印刷画像のプレ
ビュー装置を使用している印刷システム200の構成を
示すための図である。この印刷システム200は、コン
トローラ201、印刷機202、画像処理端末204か
ら構成される。コントローラ201と印刷機202は通
信線CLで接続されている。コントローラ201と画像
処理端末204はネットワーク203で接続されてい
る。画像処理端末204は、印刷物を作成するための印
刷データPDおよび印刷データPDに含まれる複数の版
データHDのうち指定した版データHDと差し替えて印
刷を行うための差替版データSHDの元となるソースデ
ータSDを作成するために使用する。画像処理端末4で
取り扱われるソースデータSDは、例えばPostSc
ript(アドビ・システムズ社の登録商標)などのペ
ージ記述言語で記述されたファイルや、TIFF形式画
像ファイル、JPEG形式画像ファイル、あるいはテキ
ストファイルなどである。なお、画像処理端末204で
印刷データPDもしくは差替版データSHDを作成して
もよい。
【0107】コントローラ201は、画像処理端末20
4で作成されたソースデータSDを、ネットワーク20
3を介して受信し、印刷データPDおよび差替版データ
SHDを作成する。コントローラ201は、作成した印
刷データPDをラスタライズ処理し、印刷ラスタライズ
データRPDを印刷機202に送信して印刷を行う。そ
の後コントローラ201は、オペレータの操作により、
印刷データPDに含まれる複数の版データHDのうち指
定した版データHDを差替版データSHDに差し替えた
版変え印刷データHPDを作成し、同様にラスタライズ
処理を行って、ラスタライズ版変え印刷データRHPD
を作成し、印刷機202に送信して印刷を行うことによ
り、版変え印刷を実現する。また、コントローラ201
は、本発明に関わる印刷画像のプレビュー装置を備えて
おり、印刷データPDおよび差替版データSHDもしく
は版変え印刷データHPDによるプレビュー画像データ
PVDを表示することができる。なお、ここでは印刷デ
ータPDと差替版データHDとから版変え印刷データH
PDを作成してからラスタライズ処理を行うようにした
が、ラスタライズ処理されたラスタライズ印刷データP
Dの特定のラスタライズ版データRHDを、差替版デー
タHDをラスタライズ処理したRSHDで差し替えるよ
うにしてもよい。こうすれば、印刷データPDに含まれ
る差し替えを行わない版データHDに対するラスタライ
ズ処理を繰り返さずに済む。
【0108】印刷機202は、通信線CLを介して、コ
ントローラ201から送信されてきた印刷ラスタライズ
データRPDおよび版変え印刷ラスタライズデータRH
PDによる印刷を実行する。
【0109】図18は、コントローラ201の構成を示
すための図である。コントローラ201は、一般的に使
用されているパーソナルコンピュータであり、CPU2
21、表示部222、入力部223、ネットワークI/
F224、メディアドライブ225、記憶部226、メ
モリ227より構成されている。なお、CPU221、
表示部222、入力部223、ネットワークI/F22
4、メディアドライブ225、およびメディアディスク
228の機能については、図2で行った説明と同様なの
で、省略する。記憶部226は、ソースデータSD、印
刷データPD、差替版データSHD、印刷ラスタライズ
データRPD、版変え印刷ラスタライズデータRHP
D、およびプレビュー画像データPVDを記憶する。ま
た、記憶部226は、メディアドライブ225で読み取
られたプログラムを格納する。
【0110】メモリ227は、記憶部226によって記
憶されたプログラムをCPU221が実行するためのワ
ークエリアである。CPU221によってプログラムが
実行された結果、メモリ227において、印刷データ作
成部2271、版データ作成部2272、プレビュー画
像作成部2273の機能が実現する。
【0111】印刷データ作成部2271は、画像処理端
末204から送信されてきたソースデータSDを元に、
印刷物を作成するための印刷データPDを作成する。オ
ペレータが入力部13を操作して、所望の印刷サイズを
設定し、印刷サイズで示される領域の所望する位置にソ
ースデータSDの内容を配置することにより、印刷物と
して紙葉に表現する印刷像を格納した印刷データPDが
作成される。ここで作成された印刷データPDは、多色
刷を実現するための複数の版データHDを含んでいる。
版データHDとは、印刷データPDの印刷像を色分解し
たものであり、たとえば、印刷データPDが4色刷を実
行するためには、印刷データPDは、Y版データYH
D、M版データMHD、C版データCHD、K版データ
KHDを含んでいる必要がある。これら各版データHD
の印刷像が紙葉上に重ね刷りされることによって、4色
印刷物を得ることができる。また、印刷データ作成部2
271は、オペレータによる入力部223の操作によ
り、作成された印刷データPDに対して紙葉オフセット
情報PODを付加する。印刷データPDに付加された紙
葉オフセット情報PODは、紙葉に印刷データPDの印
刷像が印刷される際の位置情報となる。
【0112】版データ作成部2272は、画像処理端末
204から送信されてきたソースデータSDを元に、印
刷データPDに含まれる複数の版データHDのうち指定
した版データHDと差し替えるための差替版データSH
Dを作成する。印刷データ作成部2271の処理と同様
に、オペレータが入力部223を操作して、印刷サイズ
が示す領域の所望する位置にソースデータSDの内容を
配置することにより、差替版データSHDが作成され
る。なお、差替版データSHDの印刷サイズは、印刷デ
ータPDを作成する際に指定された印刷サイズと同一で
ある。これは、印刷データPDに含まれる指定された版
データHDを差替版データSHDで置き換えるためであ
る。なお、この説明では、コントローラ201に印刷デ
ータ作成部2271および版データ作成部2272を有
するよう記述しているが、これらの機能を画像処理端末
204にて実行するようにしてもよい。また、印刷デー
タ作成部2271と版データ作成部2272を別種のも
のとして説明したが、これらを一体にした構成を有して
もよい。
【0113】プレビュー画像作成部2273は、印刷デ
ータPDに含まれる指定した版データHDを、差替版デ
ータSHDに差し替えることにより、版変え印刷データ
HPDを作成する。そして、作成された版変え印刷デー
タHPDより、プレビュー画像データPVDを作成す
る。作成されたプレビュー画像データPVDは、表示部
222に表示される。なお、この際プレビュー画像デー
タPVDの画素を間引いて表示するようにしてもよい。
この場合、プレビュー画像データPVDから画素を間引
く処理もまた、プレビュー画像作成部2273によって
行われる。
【0114】また、プレビュー画像作成部2273は、
プレビュー設定部2274を備えている。プレビュー設
定部2274は、プレビュー画像作成部2273で作成
するプレビュー画像データPVDについての合成手法、
すなわち「版変え印刷」を設定する。また、印刷データ
PDに含まれる差し替えられるべき版データHDの指定
や、差し替えるべき差替版データSHDを指定する。な
お、差替版データSHDを複数用意することにより、複
数の版変え印刷データHPDを作成することもできる。
プレビュー設定部2274は、版変え印刷プレビュー設
定メニューMPS3を表示部222に表示する。版変え
印刷プレビュー設定メニューMPS3に対するオペレー
タの入力により、プレビュー設定が行われる。
【0115】図19は、印刷システム200およびコン
トローラ201が版変え印刷のプレビューを行うための
動作を説明するためのフローチャートである。
【0116】ステップS21において、オペレータが多
色刷を行うための印刷データPDを作成する。オペレー
タが入力部223を操作して印刷データ作成部2271
の機能を実行し、所望する印刷サイズを指定し、画像処
理端末204で作成されたソースデータSDの内容を印
刷サイズで示される領域の所望する位置に配置すること
で、印刷データPDを作成する。作成された印刷データ
PDは、多色刷を行うための複数の版データHDを含ん
でいる。ここでは、印刷データPDは4色刷を行うため
のものであるとして、印刷データPDにはY版データY
HD、M版データMHD、C版データCHD、K版デー
タKHDが含まれているものとする。作成された印刷デ
ータPDは、記憶部226へ記憶される。
【0117】図20は、印刷データPDの構成を説明す
るための図である。図20(a)は印刷データPDの構
成を示した図であり、印刷データPDは、データ名「do
g.pd」、印刷サイズ(A4)を含むヘッダを有し、さら
に印刷像を表現するためのY版データYHD、M版デー
タMHD、C版データCHD、K版データKHDを格納
している。そして、印刷データPDには、紙葉に各版デ
ータHDを印刷する際の位置情報として紙葉オフセット
情報PODが付加されている。各版データHDは、図2
0(b)、(c)、(d)、(e)のような内容の画像
であり、これら各版データHDの画像を紙葉に重ね刷り
することによって、図20(f)に示す印刷物PRのよ
うな、多色印刷が実現する。
【0118】ステップS22は、オペレータが差替版デ
ータSHDを作成する。オペレータが入力部223を操
作して差替版データ作成部2272の機能を実行し、印
刷データPDと同サイズの印刷サイズを指定し、画像処
理端末204で作成されたソースデータSDの内容を印
刷サイズで示される領域の所望する位置に配置すること
で、差替版データSHDを作成する。この差替版データ
SHDは、後述するステップにおいて、印刷データPD
に含まれる指定した版データHDと差し替えるためのデ
ータなので、印刷データPDに含まれる各版データHD
とは異なり、かならずしも4色版分揃っている必要はな
い。ここでは、印刷データPDに含まれるK版データK
HDを差し替えるための差替版データSKHDを複数作
成するものとする。作成された差替版データSHDは、
記憶部226へ記憶される。
【0119】図21は、差替版データSHDの構成を説
明するための図である。図21(a)は差替版データS
HD1の構成を示したものであり、差替版データSHD
1は、データ名「Sdog1.pd」、印刷サイズ(A4)を含
むヘッダを有し、さらに印刷内像を表現するための差替
K版データSKHD1を格納している。この差替版デー
タSHD1は、図20(a)に示す印刷データPDに格
納されたK版データKHDを差し替えるためのものなの
で、独自の紙葉オフセット情報PODは付加されていな
い。また、図21(b)に示すように、差替版データS
HD1のK版データSKHD1は、一部を除いては図2
0(e)に示すK版データKHDと同内容の画像であ
る。また、差替版データ作成部2722においては、複
数の差替版データSHDを作成することができる。そこ
で作成された複数の差替版データSHD2、SHD3
は、図21(c)、(d)に示すように、図21(b)
に示した差替版データSHDと同様、一部を除いては図
21(e)に示すK版データKHDと同内容の画像とな
る。
【0120】ステップS23では、「版変え印刷」につ
いてのプレビュー設定を行う。オペレータは、入力部1
3を操作して、プレビュー設定部2274を起動するこ
とにより、プレビュー設定を行うことができる。
【0121】図22は、プレビュー設定部2274が表
示部222に表示する版変え印刷プレビュー設定メニュ
ーMPS3を説明するためのものである。版変え印刷プ
レビュー設定メニューMPS3は、版変え印刷設定欄1
41、差替色版設定欄142、差替版データ選択欄14
3、OKボタン144、キャンセルボタン145を備え
ている。版変え印刷プレビュー設定メニューMPS3に
対する入力は、オペレータが入力部223を操作して、
ポインタPOによって行われる。
【0122】版変え印刷設定欄141は、版変え印刷プ
レビュー実行の選択に関する入力を行うための欄であ
り、さらに版変え印刷プレビュー実行ボタン1411、
版変え印刷プレビュー非実行ボタン1412、版変え対
象印刷データ入力欄1413が備えられている。版変え
印刷プレビュー実行ボタン1411は、印刷データPD
に含まれる指定した版データHDを差替版データSHD
に差し替えて印刷を行う前のプレビュー表示を実行する
場合押下する。版変え印刷プレビュー実行ボタン141
1が押下されたならば、プレビュー設定部2274は、
オペレータによる差替色版設定欄142、差替版データ
選択欄143の入力を待つ。版変え印刷プレビュー非実
行ボタン1412が押下されたならば、プレビュー設定
部2274は版変え印刷プレビューが行われないものと
して、OKボタン144の入力もしくはキャンセルボタ
ン145の入力を待つ。版変え対象印刷データ入力欄1
413は、版変え印刷プレビュー実行ボタン1411が
押下された場合、版変え印刷の対象となる印刷データP
Dを入力するための欄である。オペレータは、入力部2
23を操作することによって、所望する版変え印刷の対
象印刷データ名を、版変え対象印刷データ入力欄141
3に入力する。また、記憶部226に記憶されている印
刷データPDを該欄に一覧表示し、ポインタPOによる
クリックなどで、対象印刷データを指定するようにして
もよい。なお、版変え印刷プレビュー非実行ボタン14
12が押下されたとしても、版変え印刷プレビュー実行
ボタン1411が押下されたならば、版変え印刷プレビ
ューを行うものとして、オペレータの入力を待つように
してもよい。また、版変え印刷プレビュー非実行ボタン
1412が押下された場合、差替色版設定欄142、差
替版データ選択欄143の入力を禁止するようにしても
よい。
【0123】差替色版設定欄142は、印刷データPD
に格納されている差し替えるべき版データHDを指定す
るための入力を行う欄であり、さらに、Y版指定ボタン
1421、M版指定ボタン1422、C版指定ボタン1
423、K版指定ボタン1424、その他版指定ボタン
1425を備えている。Y版指定ボタン1421は、印
刷データPDに格納されているY版データYHDを差替
版データSHDと差し替える際に押下する。Y版指定ボ
タン1421が押下されたならば、プレビュー設定部2
274は印刷データPDに格納されたY版データYHD
が差し替えられるものとして、プレビュー設定を作成す
る。M版指定ボタン1422、C版指定ボタン142
3、K版指定ボタン1424が押下された場合も同様
に、プレビュー設定部2274は、押下されたボタンに
対応する版データHDが差し替えられるものとして、プ
レビュー設定を作成する。その他版指定ボタン1425
は、印刷データPDがYMCK以外の版データ(たとえ
ば特色版)を格納している場合に押下されると、プレビ
ュー設定部2274は該版データHDが差し替えられる
ものとして、プレビュー設定を作成する。なお、各版指
定ボタン1421乃至1425は、複数押下できるよう
にしてもよい。各版指定ボタン1421乃至1425が
複数押下された場合は、押下されたボタンに対応する複
数の版データHDが差し替えられるものとして、プレビ
ュー設定部2274がプレビュー設定を作成する。ただ
し、各版指定ボタン1421乃至1425全てを押下す
ることはできないようにすることが望ましい。なぜなら
ば、印刷データPDの全ての版を差し替えるという印刷
手法は、「版変え印刷」とは異なるためである。
【0124】差替版データ選択欄143は、印刷データ
PDに含まれる指定した版データHDと差し替えるため
の差替版データSHDを選択するための入力を行う欄で
あり、さらに差替版データ入力窓1431、複数選択ボ
タン1432を備えている。差替版データ入力窓143
1は、記憶部226に記憶されている複数の差替版デー
タSHDの名称を表示する。複数の差替版データSHD
の名称を全て表示するために、差替版データ入力窓14
31はスクロールバーを備えるようにしてもよい。オペ
レータは、ポインタPOを操作して、所望する差替版デ
ータSHDをクリックするなどの指定により、差替版デ
ータSHDを選択する。オペレータによって差替版デー
タSHDが選択されたならば、プレビュー設定部227
4は、該差替版データSHDが印刷データPDに含まれ
る指定した版データHDと差し替えられるものとして、
プレビュー設定を作成する。複数選択ボタン1432
は、複数の差替版データSHDで、印刷データPDに含
まれる指定した版データHDを差し替える場合に押下す
る。複数選択ボタン1432が押下されたならば、オペ
レータは差替版データ入力窓1431にて、複数の差替
版データSHDを選択することが可能となる。複数選択
ボタン1432が押下され、オペレータによって差替版
データSHDが選択されたならば、プレビュー設定部2
274は、該複数の差替版データSHDが印刷データP
Dに含まれる指定した版データHDと差し替えられるも
のとして、プレビュー設定を作成する。
【0125】版変え印刷設定欄141、差替色版設定欄
142、差替版データ選択欄143に対する入力が終了
したならば、オペレータはOKボタン144を押下す
る。OKボタン144が押下されることにより、版変え
印刷プレビュー設定メニューMPS3で行われたプレビ
ュー設定が確定する。プレビュー設定を途中でやめたい
場合、あるいはプレビュー設定に満足しない場合、オペ
レータはキャンセルボタン145を押下して、プレビュ
ー設定部2274におけるプレビュー設定を中止する。
【0126】図23は、プレビュー設定部2274によ
って設定が行われたプレビュー設定例を示すための図で
ある。ステップS23にて表示された版変え印刷プレビ
ュー設定メニューMPS3に対する入力の結果、版変え
印刷プレビュー実行ボタン1411が押下され、版変え
印刷対象データ入力欄1413に「dog.pd」が入力さ
れ、K版指定ボタン1424が押下され、複数選択ボタ
ン1432が押下され、差替版データ入力窓1431に
複数の差替版データ名「Sdog1.pd」「Sdog2.pd」「Sdog
3.pd」が選択された場合、プレビュー設定部2274は
図23に示すようなプレビュー設定を作成する。
【0127】ステップS24は、ステップS23で行わ
れたプレビュー設定に基づいて、プレビュー画像作成部
2273が、版変え印刷データHPDを作成し、プレビ
ュー画像PVDを作成する。まず、プレビュー画像作成
部2273は、ステップS23で行われたプレビュー設
定を参照する。図23に示したように、「版変え印刷」
の対象印刷データPDは「dog.pd」なので、プレビュー
画像作成部2273は、記憶部226より印刷データ
「dog.pd」を読み込む。読み込んだ印刷データ「dog.p
d」を元に、プレビュー画像作成部2273は、版変え
印刷データHPDを作成する。この例では、ステップS
23のプレビュー設定において、印刷データPDの差替
色版が「K版」、複数の差替版データSHDとして「Sd
og1.pd」「Sdog2.pd」「Sdog3.pd」を使用することが設
定されているので、プレビュー画像作成部2273は、
印刷データPDからK版データKHDを削除し、差替版
データSHDそれぞれを記憶部226から読み込み、差
替版データ数に合わせた版変え印刷データ「Hdog1.pd」
「Hdog2.pd」「Hdog3.pd」を作成する。プレビュー画像
データ作成部2273は、作成した各版変え印刷データ
HPDに、各差替版データSHDに格納されている差替
黒版データSKHDをそれぞれ格納する。図24(a)
乃至(c)は、ステップS24で作成された各版変え印
刷データHPDの構成を示すための図である。プレビュ
ー画像データ作成部2273は、作成された版変え印刷
データHPDよりプレビュー画像データPVDを作成
し、表示部222に表示する。図25(a)は、ステッ
プS24の動作の結果、表示部222に表示された版変
え印刷データ「Hdog1.pd」のプレビュー画面を示したも
のである。表示部222には、プレビューウィンドウP
VWが表示されており、その内部に版変え印刷データ
「Hdog1.pd」のプレビュー画像データPVD1が表示さ
れている。プレビューウィンドウPVWには、後述する
ステップ25で使用される版変え印刷データ切換窓HS
Wが備えられている。
【0128】ステップS25では、印刷データPDに対
する差替版データSHDが複数選択されている場合に、
差替版データSHDを切り替えた版変え印刷データHP
Dを表示するかしないかを選択する。ステップS23に
おけるプレビュー設定時、複数の差替版データSHDを
選択していない、または差替版データSHDを切り替え
た版変え印刷データHPDのプレビューを行わないので
あれば、ステップS27へ移行する。ステップS23の
プレビュー設定時、複数の差替版データSHDを選択し
ており、差替版データSHDを切り替えた版変え印刷デ
ータHPDのプレビューを行うのであれば、ステップS
26へ移行する。差替版データSHDを切り替えた版変
え印刷データHPDのプレビューを所望する場合、オペ
レータは、図25(a)に示したプレビューウィンドウ
PVWに備えられている版変え印刷データ切換窓HSW
に対して、差替版データSHDの切り換えを入力する。
版変え印刷データ切換窓HSWには、プレビュー画像作
成部2273が作成した切り替え可能な版変え印刷デー
タHPD名が表示されるので、オペレータはポインタP
Oを操作することにより、版変え印刷データ切換窓HS
Wに表示されている版変え印刷データ名をクリックする
などして、所望する版変え印刷データHPDを選択す
る。
【0129】ステップS26では、プレビュー画像作成
部2273が、版変え印刷データ切換窓HSWで指定さ
れた版変え印刷データHPDのプレビュー画像データP
VDを作成し、表示部222に表示する。図25
(b)、(c)は、版変え印刷データ切換窓HSWに
て、版変え印刷データ「Hdog2.pd」および「Hdog3.pd」
が指定された場合の、プレビューウィンドウPVWに表
示されるプレビュー画像データPVD2およびPVD3
を示したものである。このようにして、ステップS27
を実行したならば、ステップS27へ移行する。
【0130】ステップS27は、プレビューウィンドウ
PVWに表示された版変え印刷データHPDのプレビュ
ーに、オペレータが満足したか否かを判定するためのス
テップである。オペレータがステップS24乃至ステッ
プS27のプレビューに満足したならば、ステップS2
8へ移行し、版変え印刷を実行する。満足していない場
合には、ステップS23へ帰還しプレビュー設定を再度
行うか、あるいはステップS21乃至ステップS22に
て、印刷データPDもしくは差替版データSHDを再度
作成する。
【0131】このように、図19に示すプロセスを実行
する図18に示したコントローラ201では、印刷デー
タPDによって印刷を行い、その後に印刷データPDに
含まれる指定した版データHDを差替版データSHDで
差し替えた版変え印刷データHPDによる印刷を行う前
に、版変え印刷データHPDのプレビュー画像データP
VDを作成することができるので、特に版変え印刷を行
った際の印刷物の欠陥などを印刷前に確認することが可
能となる。これにより、印刷物の品質向上、印刷コスト
上昇防止、印刷効率の低下防止などを図ることができ
る。また、複数の差替版データSHDによる版変え印刷
についてもプレビューを行うことができるので、一層印
刷物の品質向上、印刷コスト上昇防止、印刷効率の低下
防止などを図ることができる。
【0132】なお、この説明では、複数の差替版データ
SHDそれぞれに対応する複数の版変え印刷データHP
Dを作成することにより複数のプレビュー画像データP
VDを作成するようにしたが、一つの版変え印刷データ
HPDにおいて、複数の差替版データSHDを切り替え
ることにより、複数のプレビュー画像データPVDを作
成するようにしてもよい。
【0133】「変形例」本発明の態様については、これ
までの説明にとどまらず、さまざまな変形が可能であ
る。例えば、「追い刷り」「両面印刷」と「版変え印
刷」は別個の印刷システムで行うよう説明を行ってきた
が、これらを一つの印刷システムで実現するようにして
もよい。
【0134】また、前印刷データ作成部171、217
1および後印刷データ作成部172、2172は、印刷
データを作成する機能を有するよう説明したが、スキャ
ナなどより印刷データを取り込むような構成であっても
よい。そうすれば、これまでに作成した置き版フィル
ム、刷版などを、デジタル印刷システムにおいても有効
に活用することができる。
【0135】さらに、印刷データ作成部2271および
版データ作成部2272は、印刷データおよび版データ
を作成する機能を有するよう説明したが、スキャナなど
より印刷データおよび版データを取り込むような構成で
あってもよい。そうすれば、これまでに作成した置き版
フィルム、刷版などを、デジタル印刷システムにおいて
も有効に活用することができる。
【0136】また、これまでの説明では、デジタル印刷
システムにおける本発明の実施を説明してきたが、一般
的に使用される印刷機における追い刷り、両面印刷、版
変え印刷に対するプレビュー画像表示に対して本発明を
適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる印刷画像のプレビュー装置を使
用している印刷システム100の構成を示すための図で
ある。
【図2】コントローラ1の構成を示すための図である。
【図3】印刷システム100およびコントローラ1にお
ける印刷画像のプレビュー装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】前印刷データFPDおよび後印刷データBPD
のデータ構成の例を示すための図である。
【図5】表示部12に表示された追い刷りプレビュー設
定メニューMPS1を説明するための図である。
【図6】追い刷りプレビュー設定メニューMPS1にお
いて行われたプレビュー設定例を示すための図である。
【図7】追い刷りプレビューを実行した結果得られる追
い刷りプレビュー画像OPVDを説明するための図であ
る。
【図8】コントローラ21の構成を説明するための図で
ある。
【図9】印刷システム100およびコントローラ21に
おける印刷画像のプレビュー装置の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図10】前印刷データFPDおよび後印刷データBP
Dのデータ構成の例を示すための図である。
【図11】表示部212に表示された両面印刷プレビュ
ー設定メニューMPS2を説明するための図である。
【図12】両面印刷プレビュー設定メニューMPS2に
おいて行われたプレビュー設定例を示すための図であ
る。
【図13】ステップS105で行われるページ番号によ
る前印刷データFPD、後印刷データBPD選択プロセ
スを説明するためのフローチャートである。
【図14】ステップS109のプロセスを説明するため
のフローチャートである。
【図15】ステップS110のプロセスを説明するため
のフローチャートである。
【図16】両面印刷プレビューを実行した結果得られる
両面印刷プレビューデータKPVDの示すプレビュー画
像を説明するための図である。
【図17】本発明に関わる印刷画像のプレビュー装置を
使用している印刷システム200の構成を示すための図
である。
【図18】コントローラ201の構成を示すための図で
ある。
【図19】印刷システム200およびコントローラ20
1が版変え印刷のプレビューを行うための動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図20】印刷データPDの構成を説明するための図で
ある。
【図21】差替版データSHDの構成を説明するための
図である。
【図22】プレビュー設定部2274が表示部222に
表示する版変え印刷プレビュー設定メニューMPS3を
説明するためのものである。
【図23】プレビュー設定部2274によって設定が行
われたプレビュー設定例を示すための図である。
【図24】ステップS24で作成された各版変え印刷デ
ータHPDの構成を示すための図である。
【図25】プレビューウィンドウPVWに表示される版
換え印刷データHPDそれぞれによる各プレビュー画像
データPVDの表示態様を示したものである。
【符号の説明】
1、21、201 コントローラ 2、202 印刷機 3、203 ネットワーク 4、204 画像処理端末 11、211、221 CPU 12、212、222 表示部 13、213、223 入力部 14、214、224 ネットワークI/F 15、215、225 メディアディスク 16、216、226 記憶部 17、217、227 メモリ 51 紙葉オフセット変更欄 52 プレビューデータ選択欄 53、66 OKボタン 61 両面印刷設定欄 62 紙葉オフセット情報設定欄 63 紙葉オフセット情報変更欄 64 プレビューデータ選択欄 100、200 印刷システム 141 版変え印刷設定欄 142 差替色版設定欄 143 差替版データ選択欄 171 前印刷データ作成部 172 後印刷データ作成部 173 プレビュー画像作成部 174 プレビュー設定部 175 合成処理部 511 オフセット変更有ボタン 512 オフセット変更無ボタン 513 オフセット変更量入力欄 521 前印刷データ名入力欄 522 後印刷データ名入力欄 611 溶かし込み合成設定ボタン 612 表面表示ボタン 613 裏面表示ボタン 614、615 綴じ方向設定ボタン 621 オフセット有効ボタン 622 オフセット無効ボタン 631 オフセット変更有ボタン 632 オフセット変更量入力欄 641 前印刷データ名入力欄 642 後印刷データ名入力欄 643 ページ番号入力欄 1411 版変え印刷プレビュー実行ボタン 1412 版変え印刷プレビュー非実行ボタン 1413 版変え印刷データ入力欄 1421 Y版指定ボタン 1422 M版指定ボタン 1423 C版指定ボタン 1424 K版指定ボタン 1425 その他版指定ボタン 1431 差替版データ入力窓 1432 複数選択ボタン 2271 印刷データ作成部 2272 版データ作成部 2273 プレビュー画像作成部 2274 プレビュー設定部 BPD、BPD1〜4 後印刷データ FPD、FPD1〜2 前印刷データ HD、YHD、MHD、CHD、KHD 版データ HSW 版変え印刷データ切換窓 HPD 版変え印刷データ MPS1〜3 プレビュー設定メニュー PD 印刷データ PO ポインタ POD、BPOD、FPOD 紙葉オフセット情報 PP ページデータ PVD、PVD1、PVD2、PVD3 プレビュー画
像データ OPVD、OPVD1〜2 追い刷りプレビューデータ KPVD、KPVD1〜3 両面印刷プレビューデータ PVW プレビューウィンドウ SHD、SKHD 差替版データ
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月2日(2001.2.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/387 5B057 5C076 (72)発明者 山口 勝也 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2C087 AB01 BA07 BD07 BD24 CB05 CB12 CB20 2C187 AE01 AF01 CD17 DC01 HA33 2C250 EA02 EA12 EB50 2H084 AA40 AE06 AE09 AE10 CC12 CC18 5B021 AA01 AA27 LB01 LB07 LD15 LG07 5B057 AA11 AA12 BA24 BA25 CA01 CA12 CA16 CB01 CB12 CB16 CC01 CD04 CE08 CE17 CH18 DA07 DA16 DA17 5C076 AA11 AA24 AA26 AA37 AA40 BA02 BA06 CA01 CA02 CA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷実行前に印刷結果を表示する印刷画像
    のプレビュー装置であって、媒体に対して印刷を行うた
    めの第1印刷データを作成する第1印刷データ作成手段
    と、前記第1印刷データによる印刷が行われた媒体に対
    して印刷を行うための第2印刷データを作成する第2印
    刷データ作成手段と、前記第1印刷データおよび第2印
    刷データとからなる第3印刷データを作成する第3印刷
    データ作成手段と、前記第3印刷データの印刷像を表示
    する表示手段と、からなる印刷画像のプレビュー装置。
  2. 【請求項2】前記第3印刷データ作成手段が、前記第1
    印刷データおよび第2印刷データとから第3印刷データ
    を作成する際、前記第1印刷データと複数の前記第2印
    刷データとから第3印刷データを作成すること、を特徴
    とする請求項1に記載の印刷画像のプレビュー装置。
  3. 【請求項3】前記第3印刷データ作成手段は、前記第2
    印刷データの印刷像が180度反転して表示される第3
    印刷データを作成すること、を特徴とする請求項1に記
    載の印刷画像のプレビュー装置。
  4. 【請求項4】前記第3印刷データ作成手段は、前記第1
    印刷データの印刷像の長短いずれかの辺を基準にして前
    記第2印刷データの印刷像が180度反転して表示され
    る第3印刷データを作成すること、を特徴とする請求項
    3に記載の印刷画像のプレビュー装置。
  5. 【請求項5】プレビューを所望する印刷データを指定す
    るための指定手段と、を有し、前記第3印刷データ作成
    手段が、前記指定手段によって指定された前記第1印刷
    データと該第1印刷データに対応する前記第2印刷デー
    タとから第3印刷データを作成すること、を特徴とする
    請求項3に記載の印刷画像のプレビュー装置。
  6. 【請求項6】前記第1印刷データ作成手段および第2印
    刷データ作成手段が前記第1印刷データおよび第2印刷
    データに対してオフセット情報を付加することにより、
    前記第3印刷データ作成手段は前記第1印刷データおよ
    び/もしくは第2印刷データに付加されたオフセット情
    報を参照して第3印刷データを作成すること、を特徴と
    する請求項1に記載の印刷画像のプレビュー装置。
  7. 【請求項7】印刷実行前に印刷結果を表示する印刷画像
    のプレビュー装置であって、媒体に対して印刷を行うた
    め複数の版データを含む第1印刷データを作成する第1
    印刷データ作成手段と、前記第1印刷データに含まれる
    前記版データとは異なった内容の1乃至複数の版データ
    を含む第2印刷データを作成する第2印刷データ作成手
    段と、前記第1印刷データおよび第2印刷データとから
    なる第3印刷データを作成する第3印刷データ作成手段
    と、前記第3印刷データの印刷像を表示する表示手段
    と、を有し、前記第3印刷データ作成手段が、前記第1
    印刷データおよび第2印刷データとから第3印刷データ
    を作成する際、前記第2印刷データに含まれる任意の版
    データで前記第1印刷データに含まれる同色の版データ
    を置換した第3印刷データを作成すること、を特徴とす
    る印刷画像のプレビュー装置。
  8. 【請求項8】印刷実行前に印刷結果を表示する印刷画像
    のプレビュー方法であって、媒体に対して印刷を行うた
    めの第1印刷データを作成する第1印刷データ作成工程
    と、前記第1印刷データによる印刷が行われた媒体に対
    して印刷を行うための第2印刷データを作成する第2印
    刷データ作成工程と、前記第1印刷データおよび第2印
    刷データとからなる第3印刷データを作成する第3印刷
    データ作成工程と、前記第3印刷データの印刷像を表示
    する表示工程と、からなる印刷画像のプレビュー方法。
  9. 【請求項9】印刷実行前に印刷結果を表示する印刷画像
    のプレビュー方法であって、媒体に対して印刷を行うた
    め複数の版データを含む第1印刷データを作成する第1
    印刷データ作成工程と、前記第1印刷データに含まれる
    前記版データとは異なった内容の1乃至複数の版データ
    を含む第2印刷データを作成する第2印刷データ作成工
    程と、前記第1印刷データおよび第2印刷データとから
    なる第3印刷データを作成する第3印刷データ作成工程
    と、前記第3印刷データの印刷像を表示する表示工程
    と、を有し、前記第1印刷データおよび第2印刷データ
    とから第3印刷データを作成する際、前記第2印刷デー
    タに含まれる任意の版データで前記第1印刷データに含
    まれる同色の版データを置換した第3印刷データを作成
    すること、を特徴とする印刷画像のプレビュー方法。
  10. 【請求項10】請求項8乃至請求項9に記載の印刷画像
    のプレビュー方法を実行するためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読取可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】請求項8乃至請求項9に記載の印刷画像
    のプレビュー方法を実行するためのプログラム。
JP2001022772A 2000-09-21 2001-01-31 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム Pending JP2002166616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022772A JP2002166616A (ja) 2000-09-21 2001-01-31 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286603 2000-09-21
JP2000-286603 2000-09-21
JP2001022772A JP2002166616A (ja) 2000-09-21 2001-01-31 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002166616A true JP2002166616A (ja) 2002-06-11

Family

ID=26600398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022772A Pending JP2002166616A (ja) 2000-09-21 2001-01-31 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002166616A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009285866A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置、および画像記録装置における記録予定位置調整方法
JP2010056801A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2011063034A (ja) * 2010-12-28 2011-03-31 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery Ltd 印刷準備方法,印刷準備システム,印刷準備システムの端末装置,印刷準備システムのプログラム,記録媒体並びに印刷制御システム及び印刷システム
JP2012104118A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Heiderberger Druckmaschinen Ag ブラウザによる印刷機の操作方法
US8194270B2 (en) 2005-06-30 2012-06-05 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery, Ltd. Printing control method and printing system
JP2012108827A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷システム
US9521281B2 (en) 2009-04-07 2016-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus including first image processing section performing first image processing on image data to be supplied to image output apparatus and second image processing section performing second image processing on image data to be supplied to image display device, and image forming apparatus including the image processing apparatus
JP2017149026A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP2021033862A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 印刷仕上がり提示装置、印刷仕上がり提示方法、及びプログラム
US20220075576A1 (en) * 2020-09-09 2022-03-10 Fujifilm Business Innovation Corp. Overprinting inspection apparatus and non-transitory computer readable medium storing overprinting inspection program
CN114584672A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 精工爱普生株式会社 信息处理装置、图像处理方法以及记录介质

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8194270B2 (en) 2005-06-30 2012-06-05 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery, Ltd. Printing control method and printing system
JP2009285866A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 画像記録装置、および画像記録装置における記録予定位置調整方法
JP2010056801A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体
US9521281B2 (en) 2009-04-07 2016-12-13 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus including first image processing section performing first image processing on image data to be supplied to image output apparatus and second image processing section performing second image processing on image data to be supplied to image display device, and image forming apparatus including the image processing apparatus
JP2012104118A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Heiderberger Druckmaschinen Ag ブラウザによる印刷機の操作方法
US10152191B2 (en) 2010-11-11 2018-12-11 Heidelberger Druckmaschinen Ag Method for operating machinery using a browser
JP2012108827A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷システム
JP2011063034A (ja) * 2010-12-28 2011-03-31 Mitsubishi Heavy Industries Printing & Packaging Machinery Ltd 印刷準備方法,印刷準備システム,印刷準備システムの端末装置,印刷準備システムのプログラム,記録媒体並びに印刷制御システム及び印刷システム
JP2017149026A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成制御方法
JP2021033862A (ja) * 2019-08-28 2021-03-01 コニカミノルタ株式会社 印刷仕上がり提示装置、印刷仕上がり提示方法、及びプログラム
JP7434756B2 (ja) 2019-08-28 2024-02-21 コニカミノルタ株式会社 印刷仕上がり提示装置、印刷仕上がり提示方法、及びプログラム
US20220075576A1 (en) * 2020-09-09 2022-03-10 Fujifilm Business Innovation Corp. Overprinting inspection apparatus and non-transitory computer readable medium storing overprinting inspection program
CN114584672A (zh) * 2020-11-30 2022-06-03 精工爱普生株式会社 信息处理装置、图像处理方法以及记录介质
CN114584672B (zh) * 2020-11-30 2024-03-29 精工爱普生株式会社 信息处理装置、图像处理方法以及记录介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3952558B2 (ja) プリントシステム、プリンタ及び印刷方法
US8861022B2 (en) Image processing apparatus with preview display function, image processing method, and image processing program
US7924461B2 (en) Printing method based on remaining color toner or ink information
JP5225348B2 (ja) 印刷システム、プリンタドライバ、画像形成装置、及び印刷方法
US7969590B2 (en) Image printing system, image printing apparatus, and image printing method
JP2004318581A (ja) 情報処理装置及び印刷プレビュー表示方法
JP2005269629A (ja) 印刷システムと印刷制御方法と印刷システムのプログラム
JP4706853B2 (ja) 画像処理装置および画像データ一覧表示方法
US8500381B2 (en) Dividing print data for processing for bookbinding
JPH09193477A (ja) カラー印刷装置
JP4366414B2 (ja) 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法、制御プログラム、記録媒体
JP2013162422A (ja) 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
JP2002166616A (ja) 印刷画像のプレビュー装置、方法、および記録媒体並びにプログラム
JP2007241597A (ja) 画像印刷システムおよび印刷装置および外部機器
JP4144175B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置および画像形成システムならびに画像ジョブ結合方法
JP2006053725A (ja) 印刷制御装置、方法及びプログラム
US8711430B2 (en) Data processing system, data processing method, and image forming apparatus
JP2008269325A (ja) 印刷装置及び印刷システム
JP5070148B2 (ja) 画像形成装置,印刷プレビュー画像表示プログラム
US11172084B2 (en) Preview image display apparatus and storage medium
JP4124078B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3888198B2 (ja) 画像形成装置
KR100509458B1 (ko) 프린터의중복인쇄방법
JP2006324954A (ja) 画像形成装置および画像形成方法およびプログラム
JP3627415B2 (ja) 印刷システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080121

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080627

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080722

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080905