JP5074156B2 - チャック - Google Patents
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Description
このような特徴により、ストロー部材の先端面をワークの表面に当接させると、ストロー部材の先端面がワークの表面形状に倣って変形する。すなわち、ストロー部材の先端面がワークの表面に当接したとき、ストロー部材を構成するパイプが軸線方向に沿って基端側へ移動するため、これらのパイプからなるストロー部材の先端面がワークの表面形状に倣った形状となる。その後、ストロー部材の基端側からエア吸引することで、各パイプの先端面にワークの表面が吸着され、ワークが保持される。
また、ストロー部材の先端面をワークの表面に当接させて変形させた後、リング及びホルダのうちの少なくとも一方を軸線方向の一方側へ移動させ、リング内にホルダを押し込んだ状態にすると、双方のテーパー面によってホルダが締め付けられて弾性変形する。これにより、ホルダに貫設された複数のパイプの移動が規制され、ストロー部材の先端面は、変形後の形状(ワーク表面に倣った形状)で固定される。また、その後、リング及びホルダのうちの少なくとも一方を軸線方向の他方側へ移動させると、ホルダの締め付けが解除され、パイプが軸線方向に移動可能となる。これにより、ストロー部材の先端面を他のワークの表面に当接させて再度変形させることが可能となる。
これにより、ホルダの締め付けが解除され、各パイプが先端側に移動して元の位置に戻るとき、各パイプのフランジ部がホルダの基端面に掛止され、各パイプは所定位置に配置される。
また、本発明に係る時計の製造方法によれば、一台のチャックで複数の時計部品を組み立てるので、チャックの台数を削減することができ、コストダウンを図ることができる。また、ストロー部材の先端面を時計部品に当接させるだけで、ストロー部材の先端面が時計部品の表面形状に倣った形状に変形するので、異なる形状の時計部品を保持する際の調整時間を短縮することができ、生産性の向上を図ることができる。
なお、下記の実施の形態では、ワークXが吸着されるチャック1,101,201の先端側(図1、図4、図6における下側)を下方とし、その反対のチャック1,101,201の基端側(図1、図4、図6における上側)を上方とする。また、図1、図4、図6に示す上下方向に延在する符号Lの鎖線は、ストロー部材4の中心軸線Lを示している。
まず、本発明に係るチャックの第1の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態におけるチャック1の断面図であり、図2は後述するストロー部材4、ホルダ5及びリング6の断面を表した斜視図であり、図3(a)はワークXを吸着させていない状態のチャック1の断面図であり、図3(b)はワークXを吸着させた状態のチャック1の断面図である。
また、エア吸引を停止すると、図3(a)に示すように、リング6がその自重及びコイルスプリング7による付勢により落下(下方に移動)し、ホルダ5の締め付けが解除され、パイプ40の移動規制が解除される。その結果、上方に移動していたパイプ40が自重により落下する。そして、これらのパイプ40のフランジ部41(図2に示す。)がホルダ5の上端面に掛止され、複数のパイプ40は、下端面が揃えられた元の位置にそれぞれ配置される。
また、ストロー部材4の先端面4aの形状が、ワークXの上面形状に倣って変形するので、様々な表面形状のワークXを確実に保持することができ、一台のチャック1で、表面形状の異なる複数の種類のワークXに対応することができる。
さらに、ストロー部材4の先端面4aをワークXに当接させるだけで、ストロー部材4の先端面4aがワークXの上面形状に倣った形状に変形するので、表面形状の異なるワークXを保持する際の調整時間を短縮することができる。
次に、本発明に係るチャックの第2の実施の形態について説明する。
図4は本実施の形態におけるチャック101の断面図であり、図5はそのチャック101に用いられるホルダ105の斜視図である。
なお、本実施の形態において、上述した第1の実施の形態と同様の構成については、同様の符号を付し、その説明を省略する。
また、上部金物2に形成されたエア通路24は、筒体3の内部のうちの上室31内に開放されている。
また、筒体3には、上記した下室32に連通されたエア供給口33が形成されており、このエア供給口33には、図示せぬエアホースを介して、下室32内にエアを圧入する図示せぬエアコンプレッサー等が接続されている。
続いて、上記した図示せぬエアコンプレッサーを稼動させ、エア供給口33から下室32内にエアを圧入する。このエア圧入により、中心軸線L方向に移動可能なホルダ105は、ホルダテーパー面150がリングテーパー面60上を摺動しながら、上方に移動する。これにより、ホルダ105の締め付けが解除され、ホルダ105によって保持されていた複数のパイプ140が自重によって落下し、各パイプ140の下端面がワークXの上面にそれぞれ当接する。その結果、ストロー部材4の先端面4aがワークXの上面に倣った形状に変形する。
次に、上述したようにワークXを保持したチャック101を所定の位置まで移動させた後、図示せぬバキューム装置を停止させてエア吸引を停止する。これにより、ストロー部材4の先端面4aに吸着されていたワークXがストロー部材4の先端面4aから離れる。
次に、本発明に係るチャックの第3の実施の形態について説明する。
図6は本実施の形態におけるチャック201の断面図である。
なお、本実施の形態において、上述した第1、第2の実施の形態と同様の構成については、同様の符号を付し、その説明を省略する。
また、筒体3には、ホルダ205のフランジ部252の上側の上室31に連通された第一エア供給口234が形成されているとともに、フランジ部252の下側の下室32に連通された第二エア供給口233が形成されている。そして、第一エア供給口234には、図示せぬエアホースを介して、上室31内にエアを圧入する図示せぬエアコンプレッサー等が接続されており、また、第二エア供給口233には、図示せぬエアホースを介して、下室32内にエアを圧入する図示せぬエアコンプレッサー等が接続されている。
続いて、第一エア供給口234に接続された図示せぬエアコンプレッサーを停止させ、第一エア供給口234から上室31内へのエア圧入を停止するとともに、第二エア供給口233に接続された図示せぬエアコンプレッサーを稼動させ、第二エア供給口233から下室32内にエアを圧入する。この下室32内へのエア圧入により、上述した第2の実施の形態と同様に、ホルダ205は上方に移動し、ホルダ205の締め付けが解除され、ホルダ205によって保持されていた複数のパイプ140が自重によって落下してその下端面がワークXの上面にそれぞれ当接し、ストロー部材4の先端面4aがワークXの上面に倣った形状に変形する。
次に、上述したようにワークXを保持したチャック201を所定の位置まで移動させた後、図示せぬバキューム装置を停止させてエア吸引を停止する。これにより、ストロー部材4の先端面4aに吸着されていたワークXがストロー部材4の先端面4aから離れる。
次に、本発明に係る時計の製造方法の実施の形態について説明する。
図7はその時計の製造方法に用いる組立装置300を表した斜視図である。
図7に示すように、組立装置300は、時計の地板X0に時計部品X1,X2…を組み込んでいき、腕時計を組み立てるための装置である。組立装置300の概略構成としては、時計部品X1,X2…を種類毎に分けて入れたパレット310A,310B,…が載置される架台301と、時計の地板X0を搬送するベルトコンベア302(搬送装置)と、時計部品X1,X2…を保持するチャック1,101,201(以下、チャック1と記す。)と、チャック1を移動させるチャック移動機構303と、を備えている。
一方、第一移動機構331及び第二移動機構332によって、チャック1を、第一の時計部品X1が入ったパレット310Aの上方まで移動させる。その後、第三移動機構333によって、チャック1を下降させてチャック1の先端(図1に示すストロー部材4の先端面4a)を第一の時計部品X1の上面に当接させ、チャック1の先端に第一の時計部品X1を吸着させて第一の時計部品X1を保持する。
また、上述したようにチャック1のストロー部材4の先端面4aを時計部品X1,X2…に当接させるだけで、ストロー部材4の先端面4aが時計部品X1,X2…の表面形状に倣った形状に変形するので、種類の異なる時計部品X1,X2…を保持する際の調整時間を短縮することができ、生産性の向上を図ることができる。
例えば、上記した実施の形態では、1台のチャック1,101,201に対してストロー部材4が1つだけ設けられているが、本発明は、1台のチャックに対して複数のストロー部材が設けられていても良い。
その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
4 ストロー部材
4a 先端面
40,140 パイプ
41 フランジ部
5,105,205 ホルダ
50,150,250 ホルダテーパー面
51,151,251 貫通孔
6 リング
60 リングテーパー面
L 中心軸線(軸線)
X ワーク
X1 第一の時計部品(時計部品)
X2 第二の時計部品(時計部品)
Claims (2)
- ストロー部材の先端面をワークに当接させるとともに前記ストロー部材の基端側からエア吸引することで、前記ストロー部材の先端面に前記ワークを吸着させ、該ワークを保持するチャックにおいて、
前記ストロー部材は、その軸線方向に沿って平行に配設された前記軸線方向に移動可能な複数のパイプと、
前記複数のパイプが挿通されたリングと、該リングの基端側に配置され、前記複数のパイプが前記軸線方向に移動可能に貫設されたホルダと、からなり、
前記ホルダ及び前記リングのうちの少なくとも一方は、前記軸線方向に移動可能に設けられ、
前記ホルダの外周面に形成された先端側に向かって漸次縮径されたホルダテーパー面と、前記リングの内周面に形成された基端側に向かって漸次拡径されたリングテーパー面と、が当接されており、
さらに、前記ホルダは前記ホルダテーパー面と前記リングテーパー面が協働することで、前記ホルダ及び前記リングのうち少なくとも一方の前記軸方向への移動にともなって、前記複数のパイプを締め付けるように構成されていることを特徴とするチャック。 - 前記ホルダには、前記パイプを挿通させる貫通孔が各パイプ毎に複数形成されており、
前記パイプの基端部には、その径方向外側に突出し、前記ホルダの基端面に掛止されるフランジ部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
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