JP5073371B2 - 睡眠評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、睡眠の質を評価する装置に関する。
従来の睡眠段階の判定は、特に医療現場において、脳波、眼球運動及びオトガイ筋電図の各データを取得し、これらデータに基づいて睡眠段階を判定する睡眠ポリグラフによってなされてきたが、前記データの取得において、人体に電極を貼り付けなければならないため、測定が煩わしい上に、測定装置の操作など専門的な知識が要求され、一般家庭において測定できるものではなかった。
そこで、寝具の下に圧電素子などの振動センサを配し、寝具上の人体の粗体動又は心拍数の内、少なくとも一方を検出し、検出された各データに基づき粗体動発生回数又は心拍数変動を算出し、これらと睡眠周期との相関から睡眠段階を判定する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、睡眠の段階を、より高い精度で判定するために、呼吸信号に基づいて睡眠段階を判定する装置が知られている(特許文献2)。
特開2002−219116 特開2006−280686
しかしながら、従来の睡眠段階を判定する装置においては、睡眠の段階を知ることができても、睡眠の質の程度を総合的に評価することができなかった。
本発明は、睡眠の質の程度を総合的に評価することができる睡眠評価装置を提供することを解決課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、生体の状態を検出して生体信号として出力する生体信号検出手段と、前記生体信号に基づいて、睡眠の状態を示すn(nは2以上の自然数)個の異なる第1パラメータを生成する第1パラメータ生成手段と、前記n個の第1パラメータの各々に固有ベクトルを第1係数として乗算して得た積和値から、前記n個の第1パラメータのうちいずれか2つの相関係数よりも互いの相関係数が小さいm(mは、n≧mを満たす自然数)個の第2パラメータを選定する第2パラメータ生成手段と、前記m個の第2パラメータの各々に第2係数を乗算した結果を加算して睡眠の質の程度を示す睡眠指標を算出する睡眠指標生成手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、睡眠指標を生成するために用いるm個の第2パラメータは、互いの相関係数がn個の第1パラメータよりも小さい。したがって、m個の第2パラメータの方が、第1パラメータよりも的確に人体の睡眠に関する状態を表すことができる。よって、この睡眠評価装置によれば、睡眠の質を的確に評価することができる。
なお、m個の第2パラメータは、一次独立となるように第1係数を定めることが好ましい。また、記第2係数は、前記第1係数に固有値の平方根を乗算した値であることが好ましい。この場合には、第2係数を因子負荷量とすることができる。よって、個々の第2パラメータの睡眠に与える影響の大きさに応じた大きさの係数値となる。
ここで、前記第1パラメータ生成手段は、前記生体信号に基づいて、前記n個の第1パラメータとして、入眠潜時、睡眠効率、中途覚醒回数、深睡眠潜時、深睡眠時間、寝返り回数、総就床時間、離床潜時、睡眠時間、総睡眠時間、中途覚醒時間、REM睡眠潜時、浅睡眠時間、REM睡眠時間、睡眠段階移行回数、浅睡眠出現数、REM睡眠出現数、深睡眠出現数、REM睡眠持続時間、REM睡眠間隔時間、REM睡眠周期、睡眠周期、前半と後半の浅睡眠の割合、前半と後半のREM睡眠の割合、前半と後半の深睡眠の割合の中から少なくとも3つを生成することが好ましい。
特に、前記第1パラメータ生成手段は、前記生体信号に基づいて、前記n個の第1パラメータとして、入眠潜時、睡眠効率、中途覚醒回数、深睡眠潜時、深睡眠時間、および寝返り回数を生成し、前記第2パラメータ生成手段は、前記m個の第2パラメータとして、4個の第2パラメータを選定することが好ましい。この場合には、パラメータの数を4個に集約して削減することがでできる。
また、上述した睡眠評価装置において、被験者の生体の特徴を入力する入力手段を備え、前記第1パラメータ生成手段は、生体の特徴で分類された複数の母集団の各々に対応する前記第1係数を記憶しており、前記入力手段によって入力された前記被験者の生体の特徴に対応する前記第1係数を用いて前記第1パラメータを算出し、前記第2パラメータ生成手段は、生体の特徴で分類された複数の母集団の各々に対応する前記第2係数を記憶しており、前記入力手段によって入力された前記被験者の生体の特徴に対応する前記第2係数を用いて前記第2パラメータを算出することが好ましい。例えば、年齢や性別といった生体の特徴に応じて、睡眠時間や入眠潜時といったパラメータの大きさは相違する。一方、第1係数と第2係数とは、ある母集団に基づいて生成される。したがって、人体の特徴に応じて母集団を選択することによって、より正確に睡眠の質の程度を知ることができる。
加えて、前記生体信号検出手段は、人体の呼吸の変動を検出して呼吸信号を前記生体信号として出力することが好ましい。呼吸信号には体動や呼吸数などが反映されるので、これらを呼吸信号から抽出することによって、睡眠の段階を検知することができ、これによって各種の第1パラメータを生成することができる。なお、生体信号検出手段は、心拍を検出する心拍検出手段を備え、検出された心拍に基づいて呼吸信号を補正してもよい。例えば、睡眠中に無呼吸となる無呼吸症候群と呼ばれる病気がある。この病気を患う被験者の場合、連続して呼吸信号を検出できないことがある。そのような場合に検出された心拍数に基づいて、睡眠段階の検知結果を補正することにより、正確に睡眠の質を知ることができる。
本発明の実施形態は、呼吸信号を検出して、睡眠の段階を判定し、判定結果に応じて睡眠の質を評価する睡眠評価装置である。以下図面を用いて睡眠評価装置を説明する。
まず、図1及び図2を用いて、実施例1の睡眠評価装置の構成を説明する。図1は、睡眠評価装置1の使用時の外観図であり、図2は、そのブロック図を示す。図1において、睡眠評価装置1は、寝具に横臥した人体の生体信号を検出するためのセンサ部2と、センサ部2に接続され睡眠段階の判定及び睡眠の質の評価を行なう制御ボックス3とを備える。制御ボックス3は、睡眠段階の判定結果及び睡眠の評価指標などのガイダンス表示などを行なう表示部4及び電源オン/オフ又は測定開始/終了などの操作を行なう操作部5を備える。
ここで、センサ部2は、例えば、非圧縮性の流体を内封したマットレスの圧力変動を、マイクロホン(例えば、コンデンサマイクロホン)を用いて検出するものであり、図示したようにマットレスを、寝具の下に敷くことにより、仰臥位の被験者の生体信号や姿勢の変化を検出するものである。
また、図2において、制御ボックス3において、センサ部2、表示部4及び操作部5はCPU6に接続される。また、CPU6は、センサ部2で検出された生体信号から呼吸信号を検出する呼吸検出部7、睡眠段階判定および睡眠評価のための各種判定および演算を行なう判定部8、睡眠段階判定および睡眠評価のための各種条件式や判定結果および演算結果を記憶しておく記憶部9と、睡眠の質を評価する評価部20と、睡眠評価装置1に電力を供給する電源10とに接続される。この場合において、CPU6は、睡眠評価装置1を制御する制御部と時間を計測する計時部とを内部に備えるものであり、また、判定部8は、睡眠段階を判定するための次の8つの判定部を含む。すなわち、入床・離床判定部11、体動判定部12、覚醒判定部13、入眠判定部14、深睡眠判定部15、REM・浅睡眠判定部16、中途覚醒判定部17及び起床判定部18(図示略)である。ここで、本実施例においては、各判定部によって判定される睡眠段階は、覚醒段階、深睡眠段階、浅睡眠段階、REM睡眠段階の4段階を判定するものとする。なお、これら8つの判定部については、各々フローチャートを用いて後述する。
さらに、判定部8は、睡眠の一次的なパラメータを演算するための第1パラメータ演算部30(図示略)と、主成分分析法を用いて、第1パラメータ演算部の演算結果から睡眠の二次的な第2パラメータを演算するための第2次パラメータ演算部40(図示略)と、を有する。本実施形態では、上記第1パラメータとして、「入眠潜時(SL)」、「睡眠効率(SE)」、「中途覚醒回数(WN)」、「深睡眠潜時(DL)」、「深睡眠時間(DT)」、「寝返り回数(MN)」を演算し、第2次パラメータとして「効率性(Efficiency)」、「寝つき(Latency)」、「中途覚醒(Wake)」、「寝返り(Move)」の各パラメータを演算する。よって、第1パラメータ演算部30として、入眠潜時演算部と、睡眠効率演算部と、中途覚醒回数演算部と、深睡眠潜時演算部と、深睡眠時間演算部と、寝返り回数演算部とを有し、第2パラメータ演算部40として、効率性演算部、寝つき演算部と、中途覚醒演算部と、寝返り演算部とを有する(いずれも図示略)。
評価部20は、各第2パラメータ演算部が演算したスコアに基づいて、総合睡眠点数を演算し、評価の結果を表示部4に表示する。
各パラメータ演算部30,40および評価部20が実行する処理については、各フローチャートを用いて後述する。なお、呼吸検出部7、判定部8、評価部20、第1パラメータ演算部30、第2パラメータ演算部40は、CPU6が所定のプログラムを実行することによって、それらの機能を実現してもよい。
次に図3及び図4のフローチャートを用いて、睡眠評価装置1の主な動作を説明する。図3はメイン動作を示すフローチャートであり、図4は前記各判定部11から18を用いた睡眠段階判定の流れを示すフローチャートである。
まず図3に示すように、前記操作部5の電源オン操作により睡眠評価装置1の電源をオンすると、ステップS1において、就寝姿勢を取り、前記操作部5の測定開始の操作を行なうように指示するガイダンスが表示部4に表示され、測定開始操作がされたか否かを判定する。測定開始操作がされなければNOに進み、ステップS1において前記ガイダンスを表示し続ける。また、測定開始操作がされたらYESに進み、ステップS2において、センサ部2により生体信号が検出され、CPU6に内蔵の計時部で計測した時刻と共に生体信号データとして記憶部9に記憶される。
ステップS3において、測定終了の操作がされたか否かが判断され、測定終了操作がされなければNOに進み、ステップS2の生体信号の検出及び記憶を続け、測定終了操作がされたらYESに進み、ステップS4において、CPU6内の制御部により前記検出した生体信号の処理をするよう各部を制御する。すなわち、前記記憶部9に記憶した生体信号データを読み出し、呼吸検出部7において呼吸信号を検出し、この呼吸信号により得られる波形の振幅及び周期が演算され、呼吸データとして前記記憶部9に記憶する。このとき、前記呼吸データは、所定時間(例えば30秒を1単位とする単位区間毎に記憶されるものとする(以下、この単位区間を「エポック」という)。なお、前記呼吸信号の波形の振幅及び周期の演算に関しては、既に公知であるため省略する。また、エポックの長さは30秒に限られるものではなく、判定の精度を損なわない範囲で任意の値に設定することができる。
記憶部9に記憶された全ての生体信号データに対して、呼吸データが検出され記憶されると、ステップS5において、前記呼吸データを用いて、判定部8内の各判定部11から18により、後述する睡眠段階判定が行なわれる。
ステップS6において、前記睡眠段階判定の判定結果を前記表示部4に表示すると共に、ステップS7において、操作部5の電源オフ操作がされたか否かが判断され、電源オフ操作がされていなければNOに進み、ステップS6の表示を続け、電源オフ操作された場合にはYESに進み、睡眠評価装置1の電源をオフし終了となる。
次に図4のフローチャートを用いて、前記判定部8内における各判定部11から18を用いた睡眠段階判定の流れを説明する。
判定部8は、CPU6に制御され、前記図3のステップS4において記憶部9に前記エポック毎に記憶された呼吸データに基づいて、以下の判定処理を順次行なうものである。
すなわち、前記各判定処理は、ステップS11において、前記入床離床判定部11により、前記呼吸データ変動に基づいて、測定開始から測定終了までの間の入床又は離床の判定を行なう。ステップS12において、体動判定部12により、呼吸データから得られる波形の振幅又は周期などに基づいて、寝返りなどの大きな動きである粗体動、いびきなどの小さな動きである細体動及び安定した呼吸状態のときに得られる無体動の各状態の内、各エポックがどの状態にあるかを判定する。ステップS13において、覚醒判定部13により、前記判定された体動の状態に基づいて明らかな覚醒状態であるか否かを判定する。ステップS14において、入眠判定部14により、入床直後の覚醒状態から、どのエポックにおいて睡眠状態へ移行したか(以下、入眠区間、または、入眠潜時と言う。)を判定する。ステップS15において、深睡眠判定部15により、呼吸データの変動と前記判定された体動の状態とから、深い睡眠状態にあるか否か判定する。ステップS16において、REM・浅睡眠判定部16により、前記深睡眠判定部15により深睡眠状態と判定されなかった各エポックに対して、REM睡眠状態又は浅い睡眠状態のいずれかを判定する。ステップS17において、中途覚醒判定部17により、体動の継続期間に基づいて入眠状態途中での覚醒状態の有無を判定する。ステップS18において、起床判定部18により、どのエポックにおいて睡眠状態から起床状態へ移行したか(以下、起床区間と言う。)を判定する。
以上全判定が終了すると、図3のメイン動作を示すフローチャートに戻り、ステップ7における睡眠点数の演算処理を実行したのち、ステップS7において、各判定処理により判定された、覚醒状態、深い睡眠状態、浅い睡眠状態及びREM睡眠状態は、各々前記覚醒段階、深睡眠段階、浅睡眠段階及びREM睡眠段階として結果表示されるものである。
前記各判定部11乃至18の処理を、各々図5乃至図16の各フローチャートを用いて順を追って説明する。ただし、以下アルファベットなどで示された各定数は、睡眠ポリグラフ検査のデータによる睡眠段階判定と睡眠評価装置1による実測データとの相関に基づいて設定されるものであるとする。
図5のフローチャートを用いて入床・離床判定部11の処理を説明する。
ステップS21において、記憶部9に記憶された呼吸データに対して設定した各エポックの総数をnmax区間とし、n=1区間目からn=nmax区間目までの各エポック毎に処理するため、n=0として初期設定する。続いてステップS22において、n=n+1として1エポック分進め記憶部9の該当するエポックの呼吸データを読み込む。
ステップS23において、人が通常の仰臥位でいるときに認められる呼吸振幅の大きさの最小値をAとし、前記エポックn内の呼吸波形の振幅について、大きさA以上の振幅がt(sec)以上継続しているかどうか判定される(図6参照)。ここで、A及びtは定数であり、t<単位時間である。これに当たる場合には、呼吸が検出されていると判断しYESに進み、ステップS24において、被験者は入床状態にあるとして、前記エポックnを入床区間と判定し、ステップS25において、該当するエポックnに関連付けて記憶部9に記憶する。また、前記ステップS23の条件に当てはまらない場合には、呼吸は検出されていないと判断しNOに進み、ステップS27において、被験者は離床状態であるとして、前記エポックnを離床区間と判定し、ステップS25において、前記と同様にして記憶される。ステップS26において、全エポックnmaxにおいて前記入床・離床判定がなされたか否か、すなわちn=nmaxかが判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み再びステップS22において、n=n+1として入床・離床判定を繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図7のフローチャートを用いて体動判定部12の処理を説明する。
体動判定部の処理は、まず、前記エポックnに関わらず、呼吸信号の波形の振幅から体動の大きさを判定し、次に、エポックn内における前記判定された体動の有無により、各エポックnの体動状態を判定するものである。
よって、ステップS31において、測定開始から測定終了までの総呼吸数をimax回とし、i=0として初期設定する。続いてステップS32において、i=i+1として1呼吸数分進め、記憶部9のi=1回目からi=imax回目までの各呼吸数iに該当する呼吸波形を読み込む。
ステップS32において、更にi=i+2回目とi=i+3回目の呼吸波形を読み込み、この連続する3つの呼吸波形の振幅のばらつきにより体動の有無を判定する。すなわち、前記3つの呼吸波形の振幅の標準偏差≧B1(ここで、B1は、呼吸波形が安定しているか否かの閾値をしめす定数である。)かどうかを判定する。前記標準偏差<B1であった場合、呼吸のばらつきは小さいため呼吸波形が安定していると判断しNOに進み、ステップS38において、前記連続する3つの呼吸波形の内、i=i+1回目の呼吸は無体動状態を示すものと判定する(図8参照)。
また、標準偏差≧B1であった場合、呼吸のばらつきが大きいため体動有り、と判断しYESに進み、ステップS34において、前記i=i+1回目の呼吸波形の振幅の大きさ≧B2(ここで、B2は、人が通常の仰臥位でいるときに認められる呼吸振幅の最大値であり、B2>Aなる定数である。)かどうかを判定する。前記振幅の大きさ≧B2であった場合YESに進み、ステップS35において、i=i+1回目の呼吸は粗体動状態であると判定する(図9参照)。また、前記振幅の大きさ<B2であった場合NOに進み、ステップS36において、呼吸波形の周期により体動の大きさを判定する。すなわち、前記i=i+1回目の呼吸周期≧B3であるかどうかを判定する。前記呼吸周期≧B3であった場合YESに進み、粗体動と状態であると判定する。また、呼吸周期<B3であった場合NOに進み、ステップS37において、呼吸波形の振幅及び周期共に小さいが変動が大きいと判断され、細体動状態であると判定される(図10参照)。
このように、粗体動、細体動及び無体動の各体動の状態が判定されると、ステップS39において、該当する呼吸数iに関連付けて記憶部9に記憶され、ステップS40において、全呼吸数imaxにおいて前記体動判定がなされたか否か、すなわちi=imaxかが判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS32からi=i+1として体動判定を繰り返し、全呼吸数の判定がなされるとYESに進み、今度は、ステップS41以降のエポックn毎の体動判定を行なう(図11参照)。
すなわち、図5のステップS21及びステップS22と同様にして、ステップS41においてエポックn=0と初期設定し、ステップS42において、n=n+1として該当するエポックの呼吸データを読み込む。続くステップS43において、前記読み込んだエポックn内に、前記粗体動状態と判定された呼吸波形が有るかどうか判定され、有る場合にはYESに進み、ステップS44において、このエポックnを粗体動区間と判定する。また、無い場合にはNOに進み、ステップS45において、同エポックnに、前記細体動状態と判定された呼吸波形が有るかどうか判定され、有る場合にはYESに進み、ステップS46において、このエポックnを細体動区間と判定する。また、無い場合にはNOに進み、ステップS47において、このエポックnを無体動区間と判定する。
このように、粗体動区間、細体動区間及び無体動区間の判定がなされると、ステップS48において、該当するエポックnに関連付けて記憶部9に記憶され、ステップS49において、全エポックnmaxにおいて上記判定がなされたか否か判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS42からn=n+1としてエポック毎の体動判定を繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図12のフローチャートを用いて覚醒判定部13の処理を説明する。
前述と同様にエポック毎の判定を行なうため、ステップS51において、エポックn=0と初期設定し、ステップS52において、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。以下、図11に示すように、続くステップS53において、例えば、前記読み込んだエポックnの前後各±2区間の合計5区間のエポックが記憶部9内に存在するかどうか判断される。存在しない場合にはNOに進み、再びステップS52に戻りn=n+1として進める。また前記5区間が存在する場合にはYESに進み、5区間を記憶部9より読み込む。続くステップS55において、前記5区間の各エポックの体動値Zを求める。前記体動値Zは、前記図7を用いて詳述した体動判定部12の体動区間の判定に基づき、粗体動区間であればZ=2、細体動区間であればZ=1、無体動区間であればZ=0として定義される値である。これと共に、前記各エポックの体動値Zに基づいて5区間の体動値Zの総和(ここで、0≦Zの総和≦10であり、以下、Zの総和をΣZと言う場合がある。)も求める。
ステップS56において、前記5区間の体動値Zの総和=10であるか否かが判定される。前記Zの総和=10であった場合YESに進み、ステップS57において、前記5区間全てが粗体動区間であることから、前記ステップS52で読み込んだエポックn(5区間の中央のエポック)を覚醒状態にある覚醒区間と判定する。また、体動値Zの総和が10に満たない場合NOに進み、ステップS58において、ステップS56と同様にして、5≦前記体動値Zの総和≦9であるか否かが判定される。前記Zの総和がこの範囲内にあった場合にはYESに進み、ステップS59において、前記エポックnを、呼吸状態が比較的不安定であるREM睡眠又は浅睡眠状態の可能性が高い不安定区間と判定する。また、Zの総和が前記範囲になかった場合、すなわちZの総和≦4であった場合にはNOに進み、前記エポックnを呼吸状態が比較的安定している深睡眠又は浅睡眠状態の可能性が高い安定区間と判断する。
このように、覚醒区間、不安定区間及び安定区間の判定がなされると、ステップS61において、該当するエポックnに関連付けて記憶部9に記憶され、ステップS62において、エポックnmaxが前記5区間の中に存在したかどうか判断され、存在していなければNOに進み、再びステップS52に戻りn=n+1としてエポック毎の覚醒判定を繰り返し、存在していた場合にはYESに進み、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図13のフローチャートを用いて入眠判定部14の処理を説明する。
入床直後の初期の覚醒状態から睡眠状態へ移行するエポック(以下、入眠区間と言う。)を判定するために、前記図12に詳述した覚醒判定部13により、体動値Zによる覚醒判定に加えて、人の入眠の傾向に基づいて、より詳細に初期の覚醒区間を判定していくことによって前記入眠区間を定義するものである。
前述と同様にエポック毎の判定を行なうため、ステップS71において、エポックn=0と初期設定し、ステップS72おいて、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。続くステップS73において、読み込んだエポックnが、前記図12で詳述した不安定区間であるか否かを判定する。ただし、この不安定区間は初期の覚醒区間の継続後に初めて出現する不安定区間である。よって、前記不安定区間でない場合にはNOに進み、このエポックを改めて覚醒区間として置き換えて記憶し、再びステップS72からの処理を前記不安定区間を読み込むまで繰り返す。このとき、前記エポックが安定区間であった場合であっても、通常の人の呼吸においては、入床直後の初期の覚醒状態から不安定状態を経ずに、突如として安定状態が現れることは考えにくい。従って、この安定区間は信頼性の低いデータであると容易に推定可能であり、覚醒区間として置き換えることは妥当であると言える。
また、前記エポックnが不安定区間であった場合にはYESに進み、前記エポックnから一定区間数C1までの間に覚醒区間と判定されたエポックが存在するか否かが判定される。ここで、前記エポックnが入眠区間であるとした場合、人の睡眠において、入眠直後に覚醒することは考えにくいことから、前記一定区間数C1は、人が通常入眠直後に覚醒しないとされる範囲を設定した定数である。従って、前記エポックnから一定区間数C1までの間に覚醒区間が存在した場合にはNOに進み、前記エポックnを覚醒区間と置き換えて記憶し、再びステップS72からの処理を繰り返す。また、覚醒区間が存在しなかった場合にはYESに進み、ステップS75において前記エポックnを入眠(仮)区間として、ステップS77以降の処理によって、より厳密に入眠区間を判定する。
ステップS77以降の処理は、発明者が実測により見出した、人の入眠付近の3つの呼吸変動傾向に基づいて、前記入眠(仮)区間以降の不安定区間と判定されたエポックの内、どのエポックまでを覚醒区間と見なして置換すべきかを判定することにより、その直後のエポックを入眠区間として定義するものである。
まず、ステップS77において、図5を用いて詳述した入床・離床判定部11により入床区間と判定された各エポックの内、測定開始後最も早く入床区間と判定されたエポックから前記入眠(仮)区間の直前のエポックまでを基準範囲として設定し、この基準範囲において、各エポック毎の呼吸数に対する分散σを求める。また、前記基準範囲を含み、前記入眠(仮)区間から一定区間数α、β及びγ(ここで、α、β及びγは、α<β<γとして設定される定数であり、前記3つの呼吸変動傾向を判別するために適した時間間隔を実測から割り出して設定されるものである。)分増加させた範囲までを、各々α範囲、β範囲及びγ範囲とし、各範囲を設定するエポックを各々α区間、β区間及びγ区間として定義し、前記基準範囲と同様にして、これら各範囲の呼吸数の分散を求め、各々σα、σβ及びσγとする。これら分散σ、σα、σβ及びσγに基づいて、前記3つの呼吸変動傾向を各々条件D、条件E及び条件Fとして判定する。
1つ目の呼吸変動傾向は、被験者の呼吸のばらつきが急速に低減して睡眠状態に至るものである。従って、ステップS78において、「σα>σβ(式1)」且つ「σβ≦C2(式2)」なる式により定義される条件Dにより判定される。すなわち、前記式1に示すように、範囲の増加に従って急速に呼吸数のばらつきが減少し、且つ、前記式2に示すように、母集団の増加に伴う分散が一定数C2よりも小さくなるものである。ここで、前記C2は、入眠後に現れる呼吸数のばらつきに有意に近しいと判定可能な定数である。この条件Dに該当する場合には、β区間はすでに睡眠状態にあると判定できる。
これに従い、条件Dに該当する場合にはYESに進み、ステップS79において、少なくとも、α区間までは覚醒区間であると判定し、このα区間の直後のエポックを入眠区間として決定する。また、条件Dに該当しない場合にはNOに進み、ステップS80において、2つ目の呼吸変動傾向の判定を行なう。
2つめの呼吸変動傾向は、被験者の呼吸のばらつきが徐々に低減して睡眠状態に至るものである。従って、「σ×C3≧σα≧σβ(式3)」なる式により定義される条件Eにより判定される。ここで、前記C3は、C3<1なる定数であり、基準範囲のばらつきに対して何割か低減させるものである。ただし、前記式2のC2との間にはσ×C3>C2なる関係が存在する。従って、式3に示すように、前記C3により低減した基準範囲のばらつきに対し、α範囲のばらつきが小さく、β範囲のばらつきは更に小さくなるものである。
これに従い、条件Eに該当する場合にはYESに進み、ステップS79において、ばらつきは非常に緩やかではあるが減少傾向にあることから、前記β区間までを覚醒区間であると判定し、このβ区間の直後のエポックを入眠区間として決定する。また条件Eに該当しない場合にはNOに進み、ステップS81において、3つ目の呼吸変動傾向の判定を行なう。
3つ目の呼吸変動傾向は、被験者の呼吸のばらつきが、基準範囲の呼吸のばらつきに比べて一旦ばらつきが増大した後に、再び減少するものである。従って、「σ<σβ(式4)」且つ「σγ<σβ(式5)」なる式により定義される条件Fにより判定される。ここで、この傾向は条件D及びEに比べ、比較的長いスパンで見られる現象であることから、上記β範囲及びγ範囲を用いた条件としたものである。
これに従い、条件Fに該当する場合にはYESに進み、ステップS79において、前記γ範囲の内、少なくとも前記ばらつきが増大したβ区間までは覚醒区間であると判定し、β区間の直後のエポックを入眠区間として決定する。
また条件Fに該当しない場合にはNOに進む。これは、前記条件D、E及びFの何れの条件にも該当しなかった場合であり、ステップS82において、前記区間数α、β及びγを各々区間数δだけ増加して、α範囲、β範囲及びγ範囲を各々再設定した上で、再びステップS78に戻り、前記条件D、条件E及び条件Fを、入眠区間が決定するまで繰り返す。
また、前記ステップS79において、入眠区間が決定されると、ステップS83において、該当するエポックnに関連付けて、前記覚醒区間及び入眠区間を記憶した後、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図14のフローチャートを用いて深睡眠判定部15の処理を説明する。
ここで、深睡眠状態において、呼吸は穏やかな一定リズムになり、体動はほぼ起こらなくなることから、以下の判定を行なうものである。
前述と同様にエポック毎の判定を行なうため、ステップS91において、エポックn=0と初期設定し、ステップS92おいて、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。続くステップS93において、読み込んだエポックnが、前記図12で詳述した安定区間であるか否かを判定する。安定区間でない場合には、再びステップS92に戻りn=n+1として安定区間に該当するまで繰り返す。また安定区間であった場合にはYESに進み、ステップS94において、多数の判定条件を複合した条件Gの判定を行なう。
前記条件Gは、「エポックn内の呼吸数≦H1」且つ「エポックn内の呼吸波形の周期の標準偏差≦H2」且つ「エポックnとエポックnの±1区間との呼吸数の差≦H3」且つ「エポックnは無体動区間である」の条件を満たすときに、前記エポックnを深睡眠区間として判定するものである(ここで、H1、H2及びH3は、実測により求められる定数である。)。
従って、ステップS94において、読み込んだエポックnが条件Gを満たした場合にはYESに進み、ステップS95において、前記エポックnを深睡眠区間と判定し、ステップS96において記憶部9に記憶する。また、条件Gを満たさなかった場合にはNOに進み、ステップS97において、不安定区間であると判断し、ステップS96において、前記安定区間を不安定区間として置きかえて記憶部9に記憶する。ステップS98において、全エポックnmaxにおいて上記判定がなされたか否か判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS92からのステップを繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図15のフローチャートを用いて、REM・浅睡眠判定部16の処理を説明する。
ここで、REM睡眠状態においては、呼吸数の増加及び変動が継続して起こり、体動も多くなることから、以下の判定を行なうものである。
前述と同様にエポック毎の判定を行なうため、ステップS101において、エポックn=0と初期設定し、ステップS102において、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。
ステップS103において、読み込んだエポックnが、n≠nmaxであるか且つ前記図12で詳述した不安定区間であるか否かを判定する。エポックnがn≠nmax且つ不安定区間であった場合にはYESに進み、ステップS104において、不安定区間の継続回数をj=j+1としてカウントし、続くステップS105において、「全入床区間における各エポック内の呼吸数の平均値≦エポックnの呼吸数」なる、条件Iの判定を行なう。すなわち、前述したように、REM睡眠においては呼吸数の増加が見られることから、睡眠中の平均的な呼吸数よりも前記エポックnの呼吸数の方が多いか否かを判定するものである。
この条件Iを満たさない場合にはNOに進み、ステップS106において、前記継続回数j=1からj=jまでの各エポックを浅睡眠区間と判定する。また、条件Iを満たす場合にはYESに進み、再びステップS102においてn=n+1として不安定区間の検出を行う。
前記ステップS103において、エポックnが、n=nmaxであるか又は不安定区間でない場合にはNOに進み、ステップS110において、不安定区間の継続回数j=0か否かを判断しj=0であればYESに進み、再びステップS102に戻ってn=n+1として不安定区間に該当するまで繰り返す。またj=0でない場合にはNOに進み、ステップS111において、前記条件Iを満たす、継続回数j=1からj=jまでの不安定区間に対して、継続回数jが一定回数jx以上か否か、j≧jx(ここで、jxは、REM睡眠状態の可能性を示唆する継続数である。)の判定がなされる。超えていない場合にはNOに進み、前記ステップS106に示したj=1からj=jまでの各エポックを浅睡眠区間と判定する。また、超えた場合にはYESに進み、ステップS112において、前記継続回数j=1からjまではREM睡眠状態である可能性が高いとして、各エポックをREM睡眠(仮)区間と判定する。
ここで、睡眠時無呼吸症候群などによる無呼吸状態があった場合には、努力性呼吸が起きるため、前記ステップS105における条件Iの「エポックnの呼吸数」は増加することになり、この異常値に基づいて前記条件Iが判定され、浅睡眠区間と判定されるべき区間がREM(仮)区間と判定されてしまう。そこで、ステップS113において、「全入床区間における安定区間数/(全入床区間数−覚醒区間)≧k」なる条件Kの判定により、睡眠中の安定区間(すなわち深睡眠状態又は浅睡眠状態)が、所定の割合k以上出現しているか否かを判定することにより、少なくとも一般的に正常とされる睡眠が保たれているかどうか判定するものである。前記条件Kを満たす場合には、睡眠は正常であり、条件Iの判定は妥当であると判断しYESに進み、ステップS115において、継続回数j=1からjまでの各エポックをREM睡眠区間と決定する。また、前記条件Kを満たさない場合、異常な睡眠状態があったと判断しNOに進み、ステップS114において、条件Lによる判定を行なう。
条件Lは、継続回数j=1からjまでのREM睡眠(仮)区間において、「(各区間の最大呼吸数−各区間の最小呼吸数)/REM睡眠(仮)区間数≧Lx」の判定により、呼吸数にばらつきがあってもそれが正常な範囲か否かを判定するものであり、Lxは、呼吸が異常であると定義する最小値である。すなわち、前記継続回数j=1からjまでのREM睡眠(仮)区間のいずれかに無呼吸状態が出現したとするものである。従って、条件Lを満たす場合、すなわち呼吸に異常がある場合にはYESに進み、ステップS106において、前記REM睡眠(仮)区間とした継続回数j=1からjまでの各エポックを前記浅睡眠区間として決定する。また、条件Lを満たさない場合、すなわち呼吸が正常である場合にはNOに進み、ステップS115において、前記REM睡眠(仮)区間とした継続回数j=1からjまでの各エポックを前記REM睡眠区間と決定する。
前記REM睡眠区間及び浅睡眠区間が決定されると、ステップS107において各エポックnに関連付けて記憶部9に記憶され、ステップS108において、継続回数jを一旦0に戻し、ステップS109において、全エポックnmaxにおいて上記判定がなされたか否か判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS102からのステップを繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
図16のフローチャートを用いて、中途覚醒判定部17の処理を説明する。
睡眠状態にあっても、体動がある一定時間以上継続した場合には、途中で目覚めたと解することができ、以下の判定を行なうものである。
前述と同様にエポック毎の判定を行なうため、ステップS121において、エポックn=0と初期設定し、ステップS122おいて、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。ステップS123において、読み込んだエポックnが、n≠nmaxであるか、且つ、図7に詳述した体動判定部12で判定した、粗体動、細体動及び無体動の内、粗体動区間又は細体動区間のいずれか一方(以下、体動区間と言う)であるかを判定する。
エポックnがn≠nmax且つ体動区間であった場合にはYESに進み、ステップS124において、継続回数m=m+1としてカウントし、再びステップS122においてn=n+1として体動区間の検出を繰り返す。また、エポックnが、n=nmaxであるか又は体動区間であった場合にはNOに進み、ステップS125において、前記継続回数mがm≧mx(ここで、mxは、中途覚醒の可能性を含む体動区間継続数である。)であるか否かが判断され、m≧mxの場合にはYESに進み、ステップS126において、m=1からm=mまでの各エポックは覚醒状態にあると判定し、各エポックが深睡眠区間、浅睡眠区間及びREM睡眠区間として記憶されている場合であっても、各エポックを覚醒区間と置きなおして記憶部9に記憶し、ステップS127において、継続回数mを一旦0に戻す。
また、継続回数mがmxを超えていない場合にはNOに進み、そのまま前記ステップS127において、継続回数m=0とする。ステップS128において、全エポックnmaxにおいて上記判定がなされたか否か判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS102からのステップを繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図17に詳述する中途覚醒条件判定において、発明者が実測により見出した、人の中途覚醒時の傾向に基づいて定義した各条件により詳細に中途覚醒を判定する。この判定がなされた後に、図4のフローチャートに戻り、次の判定に進む。
ここで、図17のフローチャートを用いて、前記中途覚醒条件判定を説明する。前記中途覚醒条件判定は、ステップS131において、エポックn=0と初期設定し、ステップS132において、n=n+1として該当するエポックnの呼吸データを読み込む。
ステップS133においては、まず、各エポックn毎の体動の状態を求める。すなわち、前述の体動判定部12の説明において、図7のフローチャートのステップS39において、1呼吸iに関連付けて記憶した粗体動、細体動及び無体動の各状態に対して、前記粗体動状態であればU=2とし、同様にして細体動状態であればU=1、無体動状態であればU=0として、前記読み込んだエポックn内の各呼吸iに応じて前記体動の状態を前記Uの総和(以下、ΣUと言う)として求める。
次に、前記エポックnにおいてΣU≧2か否かが判断される。ΣU≧2の場合にはYESに進み、ステップS134において、継続回数m=m+1としてカウントする。また、ΣU≧2でなかった場合にはNOに進み、継続回数をカウントせずにステップS135において、前回までカウントした継続回数がm≧mp(ここで、mpは、中途覚醒の可能性を含む体動区間継続数を示す定数であり、mp<mxなる定数である。)であるか否かを判断する。m≧mpでなかった場合には、中途覚醒の可能性はないとしてNOに進み、ステップS140において継続回数をm=0に戻す。また、m≧mpであった場合には、継続回数m=1からm=mまでの各エポックnが覚醒状態にある可能性があるといえるためYESに進み、次の条件判定を行なう。
すなわち、ステップS136において、前記継続回数m=1からm=mまでのエポックの内、「(ΣU≧10のエポックnの数)≧m1%」(ここで、m1は全継続回数mに対する割合を示す定数である。)に該当するか否かを判定する。この条件に該当する場合にはYESに進み、ステップS139において、前記継続回数m=1からm=mまでの各エポックnを覚醒区間として置きなおし、記憶部9に記憶する。また、前記条件に該当しない場合にはNOに進み、次の条件判定を行なう。
すなわち、ステップS137において、「(ΣU≧10のエポックnの数)≧m2%」(ここで、m2は全継続回数mに対する割合を示す定数であり、m2<m1なる定数である。)に該当するか否かを判定する。この条件に該当しない場合には、m=1からm=mまでの間に中途覚醒の可能性はないものとしてNOに進み、ステップS140において継続回数をm=0に戻す。前記条件に該当する場合には、中途覚醒の可能性ありと判定しYESに進み、更に条件を加える。
すなわち、ステップS138において、「(m=1からm=mまでの全エポックの平均呼吸数)≧(n=1からn=nmaxまでの全エポックの平均呼吸数)×mq」に該当するか否かを判定する。ここで、mqはmq>1なる定数であり、一般的に睡眠状態での呼吸数に比べて覚醒状態での呼吸数の方が多いとされていることから、睡眠状態を含むn=1からn=nmaxまでのエポックの平均呼吸数のmq倍よりも、m=1からm=mまでのエポックの平均呼吸数が多ければ、明らかに覚醒状態にあると判定できると言える。
前記条件を満たしていなければ、m=1からm=mまでの間に中途覚醒の可能性はないとしてNOに進み、ステップS140において継続回数をm=0に戻す。また、前記条件を満たしている場合にはYESに進み、ステップS139において、前記継続回数m=1からm=mまでの各エポックnを覚醒区間として置きなおし、記憶部9に記憶した後、ステップS140において継続回数がm=0に戻す。ステップS141において、全エポックnmaxにおいて上記判定がなされたか否か判断され、全エポックの判定がなされていなければNOに進み、再びステップS132からのステップを繰り返し、全エポックの判定がなされるとYESに進み、図16のフローチャートに戻る。
図18のフローチャートを用いて、起床判定部18の処理を説明する。
ステップS151において、エポックn=nmaxとし、ステップS152において、n=n−1として時間的に遡って、該当するエポックnを読み込む。ステップS153において、読み込んだエポックnが、睡眠状態と判定されているか否か、すなわち、深睡眠区間、浅睡眠区間及びREM睡眠区間の内いずれか(以下、睡眠区間と言う。)に該当するか否かを判定する。睡眠区間に該当しない場合にはNOに進み、再びステップS152においてn=n−1として睡眠区間の検出を繰り返す。また前記エポックnが睡眠区間であった場合にはYESに進み、ステップS154において、このエポックnを起床(仮)区間として定義する。続くステップS155において、前記起床(仮)区間から更に一定区間数Rまで遡った各エポックにおいて、覚醒区間が存在するか否かを判定する。ここで、人の通常の睡眠において、目覚める一定時間前に覚醒が起こることはないと見なせることから、前記一定区間数Rは、前記一定時間を定義するものである。前記覚醒区間が存在した場合にはYESに進み、ステップS158において、この検出された覚醒区間から前記起床(仮)区間までの各エポックを覚醒区間として定義し、ステップS154において、前記検出された覚醒区間の一つ前のエポックを新たに起床(仮)区間として再定義し、再びステップS155において、前記一定区間数Rを設定する。また、前記ステップS155において、一定区間数Rまでの間に覚醒区間が存在しなかった場合にはNOに進み、ステップS156において、前記起床(仮)区間を起床区間として決定し、ステップS157において、該当するエポックnに関連付けて記憶部9に記憶して、図3のメイン動作を示すフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、図3のステップS6に進み、睡眠点数演算処理を実行する。睡眠点数演算処理では、睡眠の質の程度を総合的に示す睡眠点数(睡眠指標)を演算により算出する。被験者が就寝姿勢を取ってから起床するまでの1回の睡眠において、上述した覚醒、REM睡眠、浅睡眠、および深睡眠といった睡眠段階を判別することによって、図29に示すように、入眠潜時、深眠潜時、深睡眠時間、中途覚醒回数、寝返り回数、および睡眠効率といった睡眠の状態を示す第1パラメータを得ることができる。これらの第1パラメータは、単体でも睡眠の質をある程度評価することができる。
しかしながら、単体での評価は、睡眠の状態のある一部を評価しているに過ぎない。例えば、深睡眠時間が長いことは、睡眠の質が高いことを意味するが、深睡眠時間が長くても入眠潜時が長ければ、寝つきが悪いことを意味する。この場合、深睡眠時間のみに着目したのでは、睡眠の質を総合的に評価することはできない。
そこで、本実施形態では、睡眠の質を総合的に評価するために、評価指標である睡眠点数を導くのに第2パラメータを主成分分析法に従って選定する。
第1に、ある母集団について、複数の第1パラメータを測定する。この例では、入眠潜時、深眠潜時、深睡眠時間、中途覚醒回数、寝返り回数、および睡眠効率を第1パラメータとする。
第2に、複数の第1パラメータの相互の相関係数を算出し、相関行列を求める。6個の第1パラメータに基づく相関行列は、以下の式(1)に示す行列式で与えられる。但し、r11〜r66は相関係数である。
Figure 0005073371
第3に、相関行列に基づいて、第1乃至第6主成分Z1〜Z6、固有ベクトルa11〜a66を算出する。これらは、以下の式(2)〜(7)で与えられる。
Z1=a11X1+a12X2+a13X3+a14X4+a15X5+a16X6…式(2)
Z2=a21X1+a22X2+a23X3+a24X4+a25X5+a26X6…式(3)
Z3=a31X1+a32X2+a33X3+a34X4+a35X5+a36X6…式(4)
Z4=a41X1+a42X2+a43X3+a44X4+a45X5+a46X6…式(5)
Z5=a51X1+a52X2+a53X3+a54X4+a55X5+a56X6…式(6)
Z6=a61X1+a62X2+a63X3+a64X4+a65X5+a66X6…式(7)
但し、X1〜X6は、上述した6個の第1パラメータである。第1乃至第6主成分Z1〜Z6は互いに直交するように固有ベクトルa11〜a66が定められる。直交するとは互いに独立であり、両者の間に相関がないことを意味する。
第4に、固有ベクトルa11〜a66が適切に第1乃至第6主成分Z1〜Z6の意味を反映しているかを判定する。例えば、入眠潜時がX1であり、a11>0、a21<0であるとする。この場合には、第1主成分Z1については、入眠潜時が大きくなると、値が大きくなり、それだけ睡眠の質の程度が向上することを意味する。一方、第2主成分Z2については、入眠潜時が大きくなると、値が小さくなり、それだけ睡眠の質の程度が低下することを意味する。これは、睡眠の質の程度を正確に反映していない。このように固有ベクトルa11〜a66が適切に第1乃至第6主成分Z1〜Z6の意味を反映していないのは、第1パラメータの選定に誤りがある。このため、第1パラメータの組を棄却して、他の第1パラメータの組を採用する。
第5に、次の行列式から第1乃至第6主成分Z1〜Z6の固有値λ1〜λ6を求める。
Figure 0005073371

固有値λ1〜λ6は、第1乃至第6主成分Z1〜Z6の分散と関係があり、固有値が大きい程、分散が大きくなり、固有値が小さい程、分散が小さくなる。そして、分散が大きい程、対応する主成分の重要度が高くなる。すなわち、固有値が大きい程、対応する主成分が全体をより適切に表現していることになる。
第6に、第1乃至第6主成分Z1〜Z6の寄与率を算出する。寄与率は各主成分の固有値が全ての固有値の合計に占める割合である。なお、相関行列に基づいて固有値を算出した場合には、寄与率は各固有値λ1〜λ6を主成分数である「6」で割って得られる。
第7に、第1主成分Z1〜Z6を寄与率が大きいものから順に並べ、累積寄与率が0.8を超えた時点で、それまでの主成分を第2パラメータとして採用する。例えば、主成分の分析が下記の表で与えられ、K3<0.8<K4である場合、第4主成分までを第2パラメータとして採用する。
Figure 0005073371

第8に、固有ベクトルに固有値の平方根を乗じて因子負荷量を算出し、所定の基準値(例えば,0.5)以下のものを削除する。なお、削除せずにそのまま用いてよいことは勿論である。
以上、第1乃至第8のステップを経て、4個の第2パラメータが選定され、後述する式(14)〜式(17)が導かれる。
ここで、4個の第2パラメータは、6個の第1パラメータX1〜X6の各々と式(2)〜(5)に示す第1係数a11〜a46の積和算によって得られる。第1係数a11〜a46は固有ベクトルであるから、4個の第2パラメータZ1〜Z4は、互いに一次独立の関係にある。すなわち、6個の第1パラメータのうちいずれか2つの相関係数よりも、互いの相関係数が小さい4個の第2パラメータを生成する。したがって、第2パラメータは第1パラメータを睡眠の観点から集約したものであって、各々が睡眠の特徴を端的にあらわしている。よって、第2パラメータを用いて睡眠を評価することによって、第1パラメータの単体や、これらを適当に組み合わせたものと比較して、より的確な評価指標を得ることができる。
図19は、睡眠点数演算処理における各演算の流れを示すフローチャートであり、図20〜図28は、ステップS161〜S169における各演算処理の詳細な流れを示すフローチャートである。また、図29は、当該演算処理で演算されるパラメータを説明するためのタイムチャートである。なお、以下の説明では、これらの処理をCPU6が所定のプログラムに従って実行するものとする。
この睡眠点数演算処理は、被験者が完全に覚醒(すなわち、起床)した後に実行される。被験者が完全に覚醒した状態とは、所定期間、被験者の呼吸が検出されない状態が継続した場合に完全覚醒状態であると判断してもよいし、電源10とは別個に測定開始/終了ボタン(図示略)を設けて、終了ボタンが押し下げされた場合に、完全覚醒状態であると判断してもよい。そして、記憶部9には、測定が開始(図29の時刻t0)されてから終了(時刻te)するまでの各エポックにおける状態(すなわち、ステップS5における睡眠段階判定処理の結果)が記憶されており、睡眠点数演算処理に利用される。
図19に示されるように、睡眠点数演算処理においては、まず、入眠潜時算出処理(ステップS161)が実行される。センサ部2による測定を開始して最初のエポックにおいては、被験者は覚醒状態にある。よって、入眠潜時算出処理においては、図20に示されるように、まず、ステップS171において、次のエポックに進む。続いて、当該エポックが覚醒状態であるか否か判定する(ステップS172)。この判定が肯定された場合、入眠潜時SLの値をインクリメントし(ステップS173)、ステップS171の処理およびステップS172の判定を繰り返す。ここで、図29に示されるように、入眠潜時Sは、被験者が測定を開始(時刻t0)してから入眠(時刻tx)するまでに要したエポック数であり、その初期値は、SL=1に設定される。そして、ステップS173の処理が実行される度に、1だけ増分されて、記憶部9に記憶される。一方、ステップS172の判定が否定された場合、入眠潜時算出処理は終了し、図19のフローチャートに戻る。すなわち、最後にステップS173の処理が実行された結果が、入眠潜時SLの演算値として記憶される。
続いて、CPU6は、図19における睡眠効率算出処理(ステップS162)に進み、図21に示す睡眠効率算出処理を実行する。睡眠効率SEは、測定が開始(図29の時刻t0)されてから終了(時刻te)するまでの総エポック数をIAとし、後述の判定ステップS183において覚醒状態であると判定されたエポックの数(覚醒エポック数)をIとした場合に、(IA−I)/IAで求められる値である。よって、当該睡眠効率算出処理において、最初のエポックは覚醒状態であるので、覚醒エポック数(I)の初期値は1に設定され、ステップS183において、判定対象のエポックが覚醒であると判定される度にインクリメントされる(ステップS184)。
図21に示されるように、ステップS181において、CPU6は、まず、次のエポックに進む。続いて、ステップS182において、当該エポックが完全覚醒状態に遷移する直前のエポック(図29の最終エポックEe)であるか否か判定する。この判定が否定された場合、当該エポックは覚醒状態であるか否か判定する(ステップS183)。この判定結果が肯定的された場合、ステップS184に進み、覚醒エポック数(I)の値がインクリメントされ、ステップS181に戻り、次のエポックに進む。一方、ステップS183の判定条件が否定された場合、覚醒エポック数(I)の値をインクリメントすることなく、ステップS181に戻る。CPU6は、ステップS182の判定結果が肯定的にならない限り、ステップS181〜S183あるいはステップS181〜S184の処理を繰り返す。
一方、ステップS182の判定が肯定された場合、ルーチンはS185に進み、睡眠効率SEを演算する。すなわち、上記式SE=(IA−I)/IAに、覚醒エポック数Iの最終値および総エポック数IAの数値が代入されて、睡眠効率SEが求められ、当該睡眠効率算出処理は終了し、図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、ステップS163における中途覚醒回数算出処理を実行する。図22に示されるように、中途覚醒回数算出処理においては、まず、最初のエポックの次のエポックに進む(ステップS191)。次に、ステップS192において、当該エポックが最終エポックEeであるか否か判定する。この判定条件が否定された場合、続いて、ステップS193において、T分以上継続する覚醒か否か判定する。上述したように、本実施形態においては1エポック=30秒であるから、T=5の場合、覚醒エポックが連続して10個以上継続した場合には、覚醒状態であるとみなされる。したがって、CPU6は、覚醒状態であるエポックが所定数(例えば、10個以上)連続した場合にのみ、ステップS193の判定を肯定する。続いて、ルーチンはステップS194に進み、中途覚醒回数(WN;但し、初期値WN=0)をインクリメントする。続いて、ステップS195において、覚醒が継続した数だけエポックを進め、ステップS191に戻る。
一方、ステップS193の判定条件が否定された場合、ステップS191に戻る。
ステップS191〜S195あるいはステップS191〜S193の処理は、ステップS192の判定において、判定対象のエポックが最終エポックEeであると判定されるまで繰り返される。ステップS192の判定条件が肯定されると、中途覚醒回数算出処理は終了し、ルーチンは、図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、図19における深睡眠潜時算出処理(ステップS164)に進み、図23に示す深睡眠潜時算出処理を実行する。図23に示されるように、深睡眠潜時算出処理においては、まず、ステップS201において、最初のエポックの次のエポックに進む。続いて、ステップS202において、当該エポックが深睡眠状態であるか否か判定する。この判定条件が否定された場合、ステップS203に進み、深睡眠潜時DLの値をインクリメントする(但し、初期値DL=0)。ここで、深睡眠潜時DLとは、被験者が測定を開始(図29の時刻t0)してから、深睡眠状態に入る(時刻td)までに要するエポック数である。
一方、ステップS202の判定条件が肯定された場合、CPU6は、ステップS204において、DL’=DL−SLの演算を実行し、入眠潜時から深睡眠状態への遷移が開始(図29の時刻tx)してから深睡眠状態に至る(時刻td)までに要するエポック数DL’を求める。次に、ステップS205において、DL’<DL0の場合、深睡眠潜時DL=0(ステップS206)と定める(DL0は所定の基準値)。一方、ステップS205において、DL’<DL0ではない場合、処理はステップS207において、DL’<DL1か否かが判定される。その判定条件が肯定された場合、DL=1と判定され、否定的な場合、ステップS209に進む。以降、同様にして、DL’の値と各基準値DL0〜DL4とに基づいて、深睡眠潜時DLの値が2〜5のいずれかに決定される(ステップS209〜S215)。深睡眠潜時DLの値が決定されると、処理は図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、ステップS165における深睡眠時間算出処理を実行する。深睡眠時間DTとは、図29に示されるように、測定を開始してから終了するまでの間(時刻t0〜te)における深睡眠時間の合計エポック数である。よって、図29に示されるように、時刻t0〜teの期間中に深睡眠時間DT1とDT2が測定された場合、深睡眠時間DT=DT1+DT2となる。
図24に示されるように、深睡眠時間算出処理においては、まず、最初のエポックの次のエポックに進む(ステップS221)。次に、ステップS222において、当該エポックが最終エポックEeであるか否か判定する。この判定条件が否定された場合、続いて、ステップS223において、当該エポックが深睡眠状態であるか否か判定する。この判定条件が肯定された場合、ステップS224において深睡眠時間DTがインクリメントされ(ただし、DTの初期値DT=0)、処理はステップS221に戻る。一方、ステップS223の判定条件が否定された場合、深睡眠時間DTはインクリメントされることなく、処理はステップS221に戻る。ステップS221〜S224までの処理、あるいはステップS221〜S223までの処理は、ステップS222の判定条件が肯定されるまで繰り返される。ステップS222の判定条件が肯定されると、処理は図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、ステップS166における寝返り回数算出処理を実行する。図25に示されるように、寝返り回数算出処理においては、まず、最初のエポックの次のエポックに進む(ステップS231)。次に、ステップS232において、当該エポックが最終エポックEeであるか否かを判定する。この判定条件が否定された場合、続いて、ステップS233において、T分未満継続する覚醒か否か判定する。上述したように、本実施形態においては1エポック=30秒であるから、T=1.5の場合、連続する覚醒エポックが3個未満である場合には、寝返りであるとみなされる。したがって、CPU6は、連続する覚醒エポックの数が所定数(例えば、3個)未満である場合にのみ、ステップS233の判定を肯定する。続いて、ルーチンはステップS234に進み、寝返り回数(MN;但し、初期値MN=0)をインクリメントする。続いて、ステップS235において、覚醒が継続した数だけエポックを進め、ステップS231に戻る。一方、ステップS233の判定が否定された場合、ステップS231に戻る。
ステップS231〜S235あるいはステップS231〜S233の処理は、ステップS232の判定において、判定対象のエポックが最終エポックEeであると判定されるまで繰り返される。ステップS232の判定が肯定されると、寝返り回数算出処理は終了し、ルーチンは、図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、ステップS167における各データ標準化処理を実行する。図26に示されるように、各データ標準化処理においては、上述のステップS161〜S166で取得された各パラメータ値の標準化処理が実行される。まず、ステップS241において、入眠潜時SLの標準値SL(st)は、SL(st)=(SL−平均SL)/標準偏差SLにより求められる。ここで、各平均SLおよび標準偏差SLは、母集団における入眠潜時SLの各平均値および標準偏差値(各々固定値)である。母集団は、例えば、被験者の年齢が20代の場合、20代のX人の集団である。被験者は、操作部5を用いて自己のパラメータ(例えば、年齢、性別)を予め入力しておくことにより、適切な母集団に関するデータが選択されて、当該標準化処理に利用される。この母集団に関するデータは、記憶部9に予め記憶されている。CPU6は、記憶部9から平均値および標準偏差を読み出してステップS241の演算を実行する。なお、ステップS242〜S246の処理でも同様である。
同様にして、各ステップS242〜S246において、各パラメータの標準化処理が行われる。各パラメータの標準値は、下記式(9)〜式(13)により求められる(ステップS242〜S246)。
睡眠効率SE(st)=(SE−平均SE)/標準偏差SE…式(9)
中途覚醒回数WN(st)=(WN−平均WN)/標準偏差WN…式(10)
深睡眠潜時DL(st)=(DL−平均DL)/標準偏差DL…式(11)
深睡眠時間DT(st)=(DT−平均DT)/標準偏差DT…式(12)
寝返り回数MN(st)=(MN−平均MN)/標準偏差MN…式(13)
この標準化の処理によって、異なるスケールの入眠潜時SL、睡眠効率SE、中途覚醒回数WN、深睡眠潜時DL、深睡眠時間DT、および寝返り回数MNを同一の処理で取り扱うことが可能となる。ステップS246の処理が終了すると、ルーチンは、図19のフローチャートに戻る。
続いて、CPU6は、ステップS168における各主成分スコア演算処理を実行する。図27に示されるように、各主成分スコア演算処理においては、上述のステップS168で取得された各パラメータの標準値が演算に利用される。主成分スコア演算処理では、6個の第1パラメータである入眠潜時SL、睡眠効率SE、中途覚醒回数WN、深睡眠潜時DL、深睡眠時間DT、および寝返り回数MNから、4個の第2パラメータである効率性Efficiency、寝つきLatency、中途覚醒Wake、および寝返りMoveを算出する。
CPU6は、効率性Efficiency、寝つきLatency、中途覚醒Wake、および寝返りMoveを以下に示す式(14)〜式(17)に従って算出する(ステップS251〜S254)。
Efficiency = {SL(st) * SL(v)} + {SE(st) * SE(v)} + {WN(st) * WN(v)} + {DL(st) * DL(v)} + {DT(st) * DT(v)} + {MN(st) * MN(v)}…式(14)
Latency = SL(st) * SL(v) …式(15)
Wake = WN(st) * WN(v) …式(16)
Move = MN(st) * MN(v) …式(17)
ここで、SL(v)、SE(v)、WN(v)、DL(v)、DT(v)、MN(v)は固有ベクトル値であり、ある母集団の主成分分析法から求めた固定値であり、記憶部9に記憶されている。CPU6は、これらの固定値を記憶部9から読み出して、演算処理を実行する。
この後、CPU6は、ステップS169の睡眠点数演算処理を実行する。まず、CPU6は、const1*Efficiency +const2*Latency+const3*Wake+const4*Move≧0であるか否かを判定する(ステップS261)。ここで、const1〜const4はある母集団の主成分分析法から求めた固定値である。
ステップS261の判定条件が肯定される場合、CPU6は処理をステップS262に進め、以下の演算を実行して睡眠点数Scoreを算出する(ステップS262)。
Score = 50 + Trunc [ 50 * { (const1* Efficiency) + (const2 * Latency) + (const3 * Wake) + (const4 * Move) } / const5 ] …式(18)
一方、ステップS261の判定条件が肯定される場合、CPU6は処理をステップS262に進め、以下の演算を実行して睡眠点数Scoreを算出する(ステップS263)。
Score = 50 − Trunc [ 50 * { (const1* Efficiency) + (const2 * Latency) + (const3 * Wake) + (const4 * Move) } / const6 ] …式(19)
ここで、const5はある母集団における睡眠点数Scoreの最大値であり、const6はある母集団における睡眠点数Scoreの最小値である。これらの固定値は記憶部9に記憶されており、CPU6が読み出して演算に用いる。
CPU6は、ステップS262またはS263で得られた睡眠点数Scoreを記憶部9に記憶する(ステップS170、図19参照)。
次に、評価結果表示処理について説明する。図30は、CPU6が実行する評価結果表示処理の内容を示すフローチャートであり、図31は、睡眠評価画面の一例であり、図32は睡眠点数推移画面の一例である。
まず、CPU6は、睡眠点数比較処理を実行する(ステップS271)。この睡眠点数比較処理では、睡眠点数演算処理で得られた睡眠点数Scoreを第1基準値W、第2基準値Yと比較して、睡眠点数Scoreを3段階に分ける。具体的には、ある母集団に含まれていた睡眠異常群の睡眠点数平均値+分散値を第1基準値W、睡眠健常群の睡眠点数平均値+分散値を第2基準値Yとしたとき、睡眠点数Scoreが第1基準値W以下の場合には第1区分、睡眠点数Scoreが第1基準値W上回り第2基準値Y以下の場合には第2区分、睡眠点数Scoreが第2基準値Yを上回る場合には、睡眠点数Scoreを第3区分に分類する。ここで、第1基準値Wは、ある母集団に含まれていた睡眠異常群の睡眠点数平均値+分散値であり、第2基準値Yは睡眠健常群の睡眠点数平均値+分散値である。これらの固定値W,Yは記憶部9に記憶されており、睡眠点数比較処理において読み出される。
次に、CPU6は、睡眠点数Scoreが第1区分に分類された場合には、表示部4に「悪い睡眠です」と表示し、睡眠点数Scoreが第2区分に分類された場合には「普通の睡眠です」と表示し、睡眠点数Scoreが第3区分に分類された場合には「普通の睡眠です」と表示する(ステップS272)。例えば、良い睡眠の場合は、図31に示す睡眠評価画面が、表示部4に表示される。この場合、CPU6は、睡眠点数比較処理の処理結果の他、ステップS5およびステップS6の処理結果を用いて、一回の睡眠の段階の遷移を併せて表示する。睡眠点数Scoreの他にその区分を表示することによって、利用者は睡眠の質の大まかな良否を知ることができる。さらに、覚醒、浅い、深いといった睡眠の段階の時間経過が表示されるので、自己の体調管理などに役立てることが可能となる。
次に、CPU6は、次画面を表示する操作がなされたか否かを判定し(ステップS273)、操作がなされた場合には、記憶部9に記憶された睡眠点数Scoreに基づいてその平均値と分散値とを演算し(ステップS274)、さらに睡眠点数推移画面を表示部4に表示する(ステップS275)。例えば、図32に示すように縦軸に睡眠点数Score、横軸に日付を取った棒グラフとする。この場合、睡眠点数ScoreがステップS274で算出した平均値+分散値以下であれば、棒グラフに色を付けて表示する。これによって、利用者は睡眠の質が悪かった日を知ることができ、体調管理に役立てることができる。
次に、CPU6は、次画面を表示する操作がなされたか否かを判定し(ステップS276)、操作がなされた場合には、処理を終了する。
なお、上述した実施形態においては、6つの第1パラメータから4つの第2パラメータを選定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、睡眠の状態を示すn(nは2以上の自然数)個の第1パラメータから、独立した関係にあるm(mは、n>mを満たす自然数)個の第2パラメータを算出し、m個の第2パラメータに基づいて、睡眠点数を算出しても良い。この場合、第1パラメータとしては、入眠潜時SL、睡眠効率SE、中途覚醒回数WN、深睡眠潜時DL、深睡眠時間DT、寝返り回数MN、総就床時間、離床潜時、睡眠時間、総睡眠時間、中途覚醒時間、REM睡眠潜時、浅睡眠時間、REM睡眠時間、睡眠段階移行回数、浅睡眠出現数、REM睡眠出現数、深睡眠出現数、REM睡眠持続時間、REM睡眠間隔時間、REM睡眠周期、睡眠周期、前半と後半の浅睡眠の割合、前半と後半のREM睡眠の割合、前半と後半の深睡眠の割合の中から少なくとも3つを選定してもよい。これらの第1パラメータは、いずれも睡眠の状態を規定するものであるから、総合的な睡眠の質の程度を示す指標を適切に導出することができる。
また、上述した実施形態では、睡眠点数の推移を表示部4に表示したが、CPU6は操作部5の操作を検知して、効率性、寝つき、中途覚醒、寝返りなどの睡眠点数の元となる第2パラメータを表示してもよい。
ところで、年齢や性別といった生体の特徴に応じて、睡眠の質の程度は変化する。例えば、老人は子供と比較して睡眠時間が短く、睡眠が浅いのが通常である。したがって、老人と子供を同一の尺度で評価するよりも、異なる尺度で評価する方が適切である。そこで、第2パラメータを算出する際に用いる第1係数(固有ベクトル)と睡眠点数を演算するために用いる第2係数(因子負荷量)とを、生体の特徴で分類された複数の母集団の各々に対応付けて記憶部9に記憶し、被験者が操作部5を操作して生体の特徴を入力すると、入力された生体の特徴に対応する第1係数と第2係数の組を記憶部9から読み出して、これを用いて第2パラメータと睡眠点数の演算に用いてもよい。この場合は、生体の特徴を睡眠の質の程度を示す睡眠点数に反映させることができるので、より的確な評価を行うことができる。
なお、本実施例においては、睡眠評価装置1として、マットレスとコンデンサマイクロホンセンサによる呼吸信号の検出を例としたが、マットレスの下に配して人体の圧力変動を直接検出するものとして、ピエゾケーブルなどの圧電素子、静電容量式センサ、フィルムセンサ又は歪ゲージなどを用いても良いし、呼吸信号が検出できるものであれば、腹部や胸部に抵抗線を貼付して呼吸動態を測定する装置又は呼気分析用のマスクを装着して直接呼吸測定する装置などの公知装置を用いても良い。
また、入眠判定部14を説明した図13のフローチャートのステップS77以降においては、呼吸数の分散σ、σα、σβ及びσγを用いた各条件D、E及びFによる判定を行なったが、呼吸振幅の分散又は呼吸周期の分散を用いても良い。
また、図17のフローチャートを用いて説明した中途覚醒条件判定のステップS138において、「(m=1からm=mまでの全エポックの平均呼吸数)≧(n=1からn=nmaxまでの全エポックの平均呼吸数)×mq」なる条件で、呼吸数による中途覚醒判定を行なったが、心拍に関する指標を検出する心拍信号検出手段と、前記心拍に関する指標を用いて、前記睡眠段階を補正する補正手段とを更に備えることにより、例えば、「(m=1からm=mまでの全エポックの平均心拍数)≧(n=1からn=nmaxまでの全エポックの平均心拍数)×mv」(ここで、mvは、mv>1なる定数である。)とする条件を加えて、この条件を満たす場合を覚醒状態と判定しても良く、より精度の高い覚醒判定が可能となる。
更に、睡眠評価装置1の判定結果の推移と、心拍信号検出手段により検出された心拍に関する指標の推移とを用いて、公知の相関を取ることにより、前記判定結果を補正しても良い。
また、上述した実施形態では、6個の第1パラメータと4個の第2パラメータを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、n(2以上の自然)個の第1パラメータを集約したm(n≧m、mは自然数)個の第2パラメータを用いて睡眠点数を算出してもよい。
実施例の睡眠評価装置の使用時外観斜視図である。 実施例の睡眠評価装置の電気ブロック図である。 メイン動作を示すフローチャートである。 睡眠段階判定の流れを示すフローチャートである。 入床・離床判定を示すフローチャートである。 離床状態の呼吸波形を示す図である。 体動判定を示すフローチャートである。 無体動状態の呼吸波形を示す図である。 粗体動状態の呼吸波形を示す図である。 細体動状態の呼吸波形を示す図である。 体動判定及び覚醒判定の関係を示す図である。 覚醒判定を示すフローチャートである。 入眠判定を示すフローチャートである。 深睡眠判定示すフローチャートである。 REM・浅睡眠判定を示すフローチャートである。 中途覚醒判定を示すフローチャートである。 中途覚醒条件判定を示すフローチャートである。 起床判定を示すフローチャートである。 睡眠点数演算を示すフローチャートである。 入睡潜時算出を示すフローチャートである。 睡眠効率算出を示すフローチャートである。 中途覚醒回数算出を示すフローチャートである。 深睡眠潜時算出を示すフローチャートである。 深睡眠時間算出を示すフローチャートである。 寝返り回数算出を示すフローチャートである。 データの標準化を示すフローチャートである。 主成分スコア演算を示すフローチャートである。 睡眠点数演算を示すフローチャートである。 第1パラメータを説明するためのタイムチャートである。 判定結果表示を示すフローチャートである。 判定結果の画面を示す説明図である。 判定結果の画面を示す説明図である。
符号の説明
1 睡眠評価装置
2 センサ部
3 制御ボックス
4 表示部
5 操作部
6 CPU
7 呼吸検出部
8 判定部
9 記憶部
10 電源
20 評価部

Claims (6)

  1. 生体の状態を検出して生体信号として出力する生体信号検出手段と、
    前記生体信号に基づいて、睡眠の状態を示すn(nは2以上の自然数)個の異なる第1パラメータを生成する第1パラメータ生成手段と、
    前記n個の第1パラメータの各々に固有ベクトルを第1係数として乗算して得た積和値から、前記n個の第1パラメータのうちいずれか2つの相関係数よりも互いの相関係数が小さいm(mは、n≧mを満たす自然数)個の第2パラメータを選定する第2パラメータ生成手段と、
    前記m個の第2パラメータの各々に第2係数を乗算した結果を加算して睡眠の質の程度を示す睡眠指標を算出する睡眠指標生成手段とを備える、
    ことを特徴とする睡眠評価装置。
  2. 前記第2係数は、前記第1係数に固有値の平方根を乗算した値であることを特徴とする請求項1に記載の睡眠評価装置。
  3. 前記第1パラメータ生成手段は、前記生体信号に基づいて、前記n個の第1パラメータとして、入眠潜時、睡眠効率、中途覚醒回数、深睡眠潜時、深睡眠時間、寝返り回数、総就床時間、離床潜時、睡眠時間、総睡眠時間、中途覚醒時間、REM睡眠潜時、浅睡眠時間、REM睡眠時間、睡眠段階移行回数、浅睡眠出現数、REM睡眠出現数、深睡眠出現数、REM睡眠持続時間、REM睡眠間隔時間、REM睡眠周期、睡眠周期、前半と後半の浅睡眠の割合、前半と後半のREM睡眠の割合、前半と後半の深睡眠の割合の中から少なくとも3つを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の睡眠評価装置。
  4. 前記第1パラメータ生成手段は、前記生体信号に基づいて、前記n個の第1パラメータとして、入眠潜時、睡眠効率、中途覚醒回数、深睡眠潜時、深睡眠時間、および寝返り回数を生成し、
    前記第2パラメータ生成手段は、前記m個の第2パラメータとして、4個の第2パラメータを選定することを特徴とす請求項3に記載の睡眠評価装置。
  5. 被験者の生体の特徴を入力する入力手段を備え、
    前記第1パラメータ生成手段は、生体の特徴で分類された複数の母集団の各々に対応する前記第1係数を記憶しており、前記入力手段によって入力された前記被験者の生体の特徴に対応する前記第1係数を用いて前記第1パラメータを算出し、
    前記第2パラメータ生成手段は、生体の特徴で分類された複数の母集団の各々に対応する前記第2係数を記憶しており、前記入力手段によって入力された前記被験者の生体の特徴に対応する前記第2係数を用いて前記第2パラメータを算出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の睡眠評価装置。
  6. 前記生体信号検出手段は、人体の呼吸の変動を検出して呼吸信号を前記生体信号として出力することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の睡眠評価装置。
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