JP2015029609A - 嗜好性評価方法、嗜好性評価装置およびプログラム - Google Patents

嗜好性評価方法、嗜好性評価装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】脳波によって対象物の味またはにおいの嗜好性を評価する。【解決手段】所定のデータセットに主成分分析(PCA:Principle Component Analysis)が適用される(ステップS10)。次に、PCAの結果に基づいて、対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が推定される(ステップS20)。【選択図】図1

Description

本発明は、嗜好性評価方法、嗜好性評価装置およびプログラムに関する。
人の嗜好性が、脳波によって評価されることがある。特許文献1には、脳波を用いて食に対する感性が数値化されることが記載されている。特許文献2には、被験者の脳波を用いて被験者の嗜好性が判別されることが記載されている。特許文献2では、脳波によってデータ行列が生成されている。そして特許文献2では、データ行列に因子分析が適用されている。特許文献2では、因子分析の結果に基づいて、被験者の嗜好性が判定されている。
特開2003−290179号公報 特開2010−131328号公報
本発明者らは、新規な手法で、脳波によって対象物の味またはにおい対しての被験者の嗜好性を評価することを検討した。
本発明によれば、
人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析工程と、
前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定工程と、
を含み、
前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定工程では、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性が推定される嗜好性評価方法が提供される。
本発明によれば、
人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析部と、
前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定部と、
を含み、
前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定部は、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性を推定する嗜好性評価装置が提供される。
本発明によれば、
コンピュータを嗜好性評価装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析機能と、
前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定機能と、
を持たせ、
前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定機能では、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性が推定されるプログラムが提供される。
本発明によれば、脳波によって対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が評価される。
第1の実施形態における嗜好性評価方法のフローチャートである。 第1の実施形態における嗜好性評価装置の構成を示すブロック図である。 記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 記憶部が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。 主成分分析の結果の概念図である。 第2の実施形態における嗜好性評価装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における嗜好性評価装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、各装置の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における嗜好性評価方法のフローチャートである。本実施形態の嗜好性評価方法は、以下の工程を含んでいる。まず、所定のデータセットに主成分分析(PCA:Principle Component Analysis)が適用される(ステップS10)。次に、PCAの結果に基づいて、対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が推定される(ステップS20)。所定のデータセットは、被験者差分スペクトルと、標準差分スペクトルと、を含む。被験者差分スペクトルは、被験者の差分スペクトルである。標準差分スペクトルは、基準脳波提供者の差分スペクトルである。差分スペクトルは、第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である。第1脳波は、人が対象物の味またはにおいを感じる前において当該人に生じた脳波である。第2脳波は、人が対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に当該人に生じた脳波である。標準差分スペクトルは、嗜好性情報に対応付けられている。嗜好性情報は、基準脳波提供者の嗜好性を示している。PCAによって第1主成分から第n主成分までのn個の主成分が得られる。そしてn個の主成分によって、m次元座標系が規定される。nは1以上の自然数である。mは、m≦nの自然数である。ステップS20では、被験者差分スペクトルを示すプロットがm次元座標系において嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかが、被験者差分スペクトルを示すプロットと、標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて、決定される。このようにしてステップS20では、対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が推定される。
本実施形態では、所定のデータセットにPCAが適用されている。所定のデータセットは、被験者差分スペクトルと、標準差分スペクトルと、を含んでいる。本実施形態では、PCAの結果に基づいて、特定の対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が推定されている。これにより、脳波によって対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が評価される。
次に、本実施形態における嗜好性評価装置100について図2を用いて説明する。嗜好性評価装置100は、図1に示される嗜好性評価方法を実行する。図2は、本実施形態における嗜好性評価装置100の構成を示すブロック図である。嗜好性評価装置100は、入力部102と、測定部104と、演算部106と、PCA(主成分分析)部108と、推定部110と、記憶部112と、を含んでいる。入力部102は、嗜好性評価装置100のユーザの指示を示す信号を、測定部104、演算部106、PCA部108および推定部110に入力する。測定部104は、人の脳波を測定する。演算部106は、測定部104で測定された脳波から、差分スペクトルを算出する。PCA部108は、所定のデータセットにPCAを適用する。推定部110は、被験者の嗜好性を推定する。記憶部112は、測定部104、演算部106、PCA部108および推定部110からの情報を記憶する。嗜好性評価装置100の詳細は以下のとおりである。
測定部104について、説明する。測定部104は、人の脳波を測定する。当該人は、典型的には、被験者および基準脳波提供者である。被験者は、嗜好性評価装置100によって特定の対象物の味またはにおいに対しての嗜好性を評価される人である。基準脳波提供者は、被験者の嗜好性を評価するのに必要な脳波(基準脳波)を提供する人である(基準脳波提供者の詳細については、後述する。)。
当該人の脳波は、当該人の頭皮に電極を接触させて計測される。本実施形態では、電極の配置は、国際10−20法に従う。本実施形態では、測定部104は、国際10−20法の電極Fp1のみから脳波を測定する。
測定部104は、人の第1脳波と、第2脳波と、を測定する。第1脳波は、人が対象物の味またはにおいを感じる前において当該人に生じた脳波である。第2脳波は、人が対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に当該人に生じた脳波である。本実施形態では、人は、対象物の味またはにおいを感じる前に、所定の時間T1の間(例えば、10秒間)安静状態を維持する。その後人は、所定の時間T2の間(例えば、10秒間)に、対象物を摂取し、または対象物のにおいを嗅ぐ。人が対象物を摂取し、または対象物のにおいを嗅いだ後、人は、所定の時間T3の間(例えば、10秒間)安静状態を維持する。測定部104は、時間T1、T2およびT3の間、人の脳波を測定する。このようにして、測定部104は、第1脳波および第2脳波を測定する。具体的には、第1脳波は、時間T1の間に測定された脳波となる。一方第2脳波は、時間T2の間または時間T3の間に測定された脳波となる。本実施形態では、上記時間は、典型的には、T1=T2=T3=10秒である。
測定部104は、第1脳波および第2脳波を測定した後、第1脳波および第2脳波を含むデータ信号を記憶部112に送信する。記憶部112は、第1脳波および第2脳波を含むデータを記憶する。測定部104は、第1脳波および第2脳波を測定した後、第1脳波および第2脳波の測定が終了したことを示す測定終了信号を演算部106に送信する。
次に、演算部106について説明する。演算部106は、測定部104から測定終了信号を受信する。その後演算部106は、記憶部112から、第1脳波および第2脳波を含むデータを読み出す。
演算部106は、第1脳波および第2脳波から、差分スペクトルを算出する。差分スペクトルは、第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である。演算部106は、第1脳波のフーリエ変換により、第1脳波の周波数の振幅スペクトルを算出してもよい。同様に、演算部106は第2脳波のフーリエ変換により、第2脳波の周波数の振幅スペクトルを算出してもよい。本実施形態では、1Hzから23Hzまで(1Hz以上23Hz以下)の周波数の振幅スペクトルが差分スペクトルに用いられる。
差分スペクトルは、第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、の差であってもよい。第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均および第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均の詳細は、次のとおりである。演算部106は、複数の時刻における第1脳波にフーリエ変換を適用する。これにより、複数の振幅スペクトルが得られる。演算部106は、当該複数の振幅スペクトルの平均値を算出する。このようにして、演算部106は、第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均を算出する。同様に、演算部106は、複数の時刻における第2脳波にフーリエ変換を適用する。これにより、複数の振幅スペクトルが得られる。演算部106は、当該複数の振幅スペクトルの平均値を算出する。このようにして、演算部106は、第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均を算出する。そして演算部106は、第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、の差を算出する。このようにして演算部106は、差分スペクトルを算出する。
本実施形態の差分スペクトルの具体例は、以下のとおりである。演算部106は、1秒ごとの第1脳波にフーリエ変換を適用する。この場合、第1脳波は、人が対象物の味またはにおいを感じる前10秒間に測定された脳波である。このようにして、演算部106は、1秒ごとの周波数の振幅スペクトルを算出する。そして演算部106は、当該振幅スペクトルの時間平均を算出する。同様に、演算部106は、1秒ごとの第2脳波にフーリエ変換を適用する。この場合、第2脳波は、例えば、人が対象物の味またはにおいを感じた後10秒間に測定された脳波である。このようにして、演算部106は、1秒ごとの周波数の振幅スペクトルを算出する。そして演算部106は、当該振幅スペクトルの時間平均を算出する。そして演算部106は、第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、の差を算出する。このようにして演算部106は、差分スペクトルを算出する。
演算部106は、差分スペクトルを含むデータ信号を記憶部112に送信する。記憶部112は、差分スペクトルを含むデータを記憶する。演算部106は、差分スペクトルを算出した後、差分スペクトルの算出が終了したことを示す演算終了信号をPCA部108に送信する。
本実施形態では、差分スペクトルは、行列(ベクトル)形式またはテーブル形式で、記憶部112に記憶されていてもよい。1Hzから23Hzまでの周波数の振幅スペクトルが差分スペクトルに用いられる場合、差分スペクトルは、下記の式(1)に示されるように、Xによって行列形式で表示されることができる。
Figure 2015029609
式(1)においてx(nは1以上23以下の自然数である。)は、周波数n[Hz]における振幅の差分を示している。例えば、xは、2Hzにおける振幅の差分を示している。
次に、PCA部108について説明する。PCA部108は、所定のデータセットにPCAを適用する。所定のデータセットは、被験者差分スペクトルと、標準差分スペクトルと、を含む。被験者差分スペクトルは、被験者の差分スペクトルである。標準差分スペクトルは、基準脳波提供者の差分スペクトルである。そして標準差分スペクトルは、嗜好性情報に対応付けられている。嗜好性情報は、基準脳波提供者の嗜好性(例えば、「好き」、「嫌い」または「非常に好き」)を示している。具体的には、嗜好性情報は、対象物の味またはにおいに対しての基準脳波提供者の嗜好性を示している。この場合、嗜好性情報の対象物は、被験者の対象物と同じであってもよいし、または異なっていてもよい。本実施形態では、1または複数の標準差分スペクトルが設定されている。典型的には、複数の標準差分スペクトルが設定される。
標準差分スペクトルについて、図3を用いて説明する。図3は、記憶部112が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。本実施形態では、標準差分スペクトルは、基準脳波提供者の差分スペクトルである。一の例において、基準脳波提供者は、被験者と異なる人である。他の例において、基準脳波提供者は被験者と同一の人である。基準脳波提供者と被験者とが同一の場合、標準差分スペクトルは、被験者差分スペクトルと異なる時期に取得されている。一の例において、標準差分スペクトルは、測定部104および演算部106を用いて、基準脳波提供者から取得される。基準脳波提供者から取得された標準差分スペクトルは、記憶部112に記憶される。他の例において、標準差分スペクトルは、嗜好性評価装置100とは異なる装置を用いて、基準脳波提供者から取得されていてもよい。この場合も、基準脳波提供者から取得された標準差分スペクトルは、記憶部112に記憶される。
記憶部112は、図3に示されるように、各基準脳波提供者の差分スペクトルを記憶している。当該差分スペクトルが、標準差分スペクトルである。標準差分スペクトルは、図3に示されるように、嗜好性情報と対応付けられている。同時に、本実施形態では、標準差分スペクトルは、図3に示されるように、対象物に対応付けられている。嗜好性情報は、基準脳波提供者へのアンケートにより取得される。具体的には、対象物(図3では、O1、O2およびO3の3つが例示されている。)に対する嗜好性が、基準脳波提供者に問われる。この問いに対する基準脳波提供者からの回答が、記憶部112に記憶されている。図3の嗜好性情報には、「非常に嫌い」、「かなり嫌い」、「やや嫌い」、「普通」、「やや好き」、「かなり好き」および「非常に好き」の7段階が含まれている。
PCA部108の動作の詳細について説明する。PCA部108は、演算部106から演算終了信号を受信する。その後PCA部108は、記憶部112から、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルを含むデータを読み出す。
PCA部108は、所定のデータセットを生成する。所定のデータセットは、被験者差分スペクトルと、標準差分スペクトルと、を含む。本実施形態では、データセットは、行列(ベクトル)形式またはテーブル形式で生成されていてもよい。1Hzから23Hzまで(1Hz以上23Hz以下)の周波数の振幅スペクトルが被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルに用いられる場合、データセットは、下記の式(2)に示されるように、Dによって行列形式で表示されることができる。
Figure 2015029609
S1からSNは、標準差分スペクトルである。式(2)において、標準差分スペクトルS1〜SNの数は、N個である。Xは被験者差分スペクトルである。s(N)(kは1以上23以下の自然数である。)は、標準差分スペクトルSNでの周波数k[Hz]における振幅の差分を示している。例えば、s(2)は、標準差分スペクトルS2での2Hzにおける振幅の差分を示している。
PCA部108は、対象物に基づいて、標準差分スペクトルを選択してもよい。具体的には、PCA部108は、被験者差分スペクトルと同一の対象物に対応付けられているものを、標準差分スペクトルとして選択してもよい。具体例を、図3を用いて説明する。この具体例では、被験者差分スペクトルは、対象物O1に関する差分スペクトルであるとする。この場合、標準差分スペクトルには、対象物O1と対応付けられているもの(図3では、差分スペクトルS1、S3、S4、S5、S7およびS9)が選択される。このようにして、被験者差分スペクトルの対象物と、標準差分スペクトルの対象物とが一致する。これにより、嗜好性評価装置100による評価の確度が高いものになる。
被験者差分スペクトルは、被験者の属性情報と対応付けられていてもよい。同様に標準差分スペクトルは、基準脳波提供者の属性情報と対応付けられていてもよい。この場合、被験者の属性情報および基準脳波提供者の属性情報が、記憶部112に記憶されている。被験者の属性情報は、被験者へのアンケートにより取得される。同様に、基準脳波提供者の属性情報は、基準脳波提供者へのアンケートにより取得される。属性情報について、図4を用いて説明する。図4は、記憶部112が記憶しているデータの一例をテーブル形式で示す図である。
記憶部112は、被験者の属性情報および各基準脳波提供者の属性情報を記憶している。属性情報は、典型的には、年齢および性別である。図4には、年齢、性別および生活状況が基準脳波提供者の属性情報として例示されている。図4の属性情報は、図3の差分スペクトルと対応付けられている。
本実施形態では、標準差分スペクトルは、属性情報に基づいて選択されてもよい。一の例において、標準差分スペクトルには、被験者差分スペクトルと共通する属性情報を有するものが選択されてもよい。具体例を、図4を用いて説明する。この具体例では、被験者は、35歳の女性で、親と同居しているものとする。年齢のみの観点においては、標準差分スペクトルには、差分スペクトルS1およびS6が選択されてもよい。この場合、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルは、「30代」という観点で、共通する属性情報を有している。性別のみの観点においては、標準差分スペクトルには、差分スペクトルS1、S4、S6およびS8が選択されてもよい。この場合、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルは、「女」という観点で、共通する属性情報を有している。生活状況のみの観点においては、標準差分スペクトルには、差分スペクトルS2およびS6が選択されてもよい。この場合、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルは、「親と同居」という観点で、共通する属性情報を有している。標準差分スペクトルは、複数の属性情報に基づいて選択されてもよい。具体的には、年齢および性別の観点においては、標準差分スペクトルには、差分スペクトルS1およびS6が選択されてもよい。この場合、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルは、「30代」および「女」という観点で、共通する属性情報を有している。
PCA部108は、以上のようにして、データセットを生成する。PCA部108は、データセットを生成した後、データセットにPCAを適用する。そしてPCA部108は、PCAの結果を算出する。PCA部108は、PCAの結果を含むデータ信号を記憶部112に送信する。記憶部112は、PCAの結果を含むデータを記憶する。PCA部108は、PCAの結果を含む信号を送信した後、PCAが終了したことを示すPCA終了信号を推定部110に送信する。
次に、推定部110について説明する。推定部110は、PCA部108からPCA終了信号を受信する。その後推定部110は、記憶部112から、PCAの結果を含むデータを読み出す。推定部110は、PCAの結果に基づいて、対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する。推定部110の推定は、具体的には、次のようになる。
PCAによって、第1主成分から第n主成分までのn個の主成分が得られる。nは1以上の自然数である。nは典型的には2である。これらn個の主成分によってm次元座標系が規定される。mは、m≦nの自然数である。推定部110は、n個の主成分のうちのm個の主成分によってm次元座標系を規定してもよい。例えば、nはn=3とする。この場合、推定部110は、第2主成分および第3主成分によって2次元座標系を規定してもよいし、第1主成分および第3主成分によって2次元座標系を規定してもよい。推定部110は、典型的には、第1主成分および第2主成分によって2次元座標系を規定する。
推定部110は、m次元座標系において、被験者差分スペクトルを示すプロットが嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを決定する。この場合、推定部110は、被験者差分スペクトルを示すプロット、標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて、被験者差分スペクトルを示すプロットがいずれの嗜好性に分類されるかを決定する。
推定部110の推定の具体例について、図5を用いて説明する。図5は、PCAの結果の概念図である。図5では、第1主成分および第2主成分の2個の成分によって2次元座標系が規定されている。図5では、PCAの結果(被験者を示すプロットおよび基準脳波提供者を示すプロット)が、当該2次元座標系にプロットされている。図5の嗜好性情報には、「非常に嫌い」、「かなり嫌い」、「やや嫌い」、「やや好き」、「かなり好き」および「非常に好き」の6段階が含まれている。図5に示される例では、基準脳波提供者の数は10人である。そして10人のうち5人の嗜好性情報が、「非常に嫌い」、「かなり嫌い」または「やや嫌い」である。この5人のデータは、図5において、白四角で表示されている。残りの5人の嗜好性情報は、「非常に好き」、「かなり好き」または「やや好き」である。この5人のデータは、図5において、白丸で表示されている。図5では、被験者のデータは、白三角で表示されている。そして被験者のデータ(白三角のプロット)は、嗜好性情報が「非常に嫌い」、「かなり嫌い」または「やや嫌い」である群(白四角のプロット)よりも、嗜好性情報が「非常に好き」、「かなり好き」または「やや好き」である群(白丸のプロット)に近い。このため、被験者のデータは、当該位置関係に基づいて、「非常に好き」、「かなり好き」または「やや好き」の嗜好性に分類される。このようにして推定部110は、被験者の嗜好性が「非常に好き」、「かなり好き」または「やや好き」であると推定する。嗜好性評価装置100は、このようにして、被験者の脳波から、被験者の嗜好性を評価する。
推定部110は、フィッシャーの線形判別分析を用いて、被験者が嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを調べてもよい。フィッシャーの線形判別分析では、以下の式(3)の判別スコアf(x)(xは、ボールドフォント)を用いて嗜好性が分類される。
Figure 2015029609
ω(ボールドフォント)は入力ベクトルx(ボールドフォント)の各要素に対応する重みベクトルである。ωは定数である。本実施形態では、入力ベクトルx(ボールドフォント)は、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルである。
フィッシャーの線形判別分析では、未知の入力ベクトルに対する判別スコアが正または負になるかが判定される。これにより。入力ベクトルが分類される。フィッシャーの線形判別分析では、クラス間分散の最大化およびクラス内分散の最小化に基づいて重みベクトルω(ボールドフォント)が計算される。このようにして分類境界が得られる。そしてこの分類境界を用いて、被験者差分スペクトルがいずれの嗜好性情報の嗜好性に分類されるかが決定される。嗜好性評価装置100は、以上のように、被験者の脳波から、被験者の嗜好性を評価する。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態における嗜好性評価装置100の構成を示すブロック図である。本実施形態は、嗜好性評価装置100が測定部104および記憶部112を含まない点を除いて、第1の実施形態と同様である。
本実施形態における嗜好性評価装置100は、入力部102と、演算部106と、PCA部108と、推定部110と、を含んでいる。一方、測定部104は、嗜好性評価装置100に含まれていない。測定部104は、典型的には、物理的に嗜好性評価装置100の外部に設けられている。本実施形態の測定部104は、第1の実施形態の測定部104と同様に、動作する。そして測定部104は、第1脳波および第2脳波を測定した後、第1脳波および第2脳波を含むデータ信号を記憶部112に送信する。記憶部112は、第1脳波および第2脳波を含むデータを記憶する。
本実施形態では、演算部106は、入力部102からの入力信号に基づいて、記憶部112から、第1脳波および第2脳波を含むデータを読み出す。他の例においては、第1脳波および第2脳波を含むデータが、入力部102を介して、演算部106に入力されてもよい。その後、演算部106は、第1の実施形態の演算部106と同様に動作する。PCA部108および推定部110も、第1の実施形態のPCA部108および推定部110とそれぞれ同様に動作する。
本実施形態においても、特定の対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定するのに、PCAが用いられる。これにより、第1の実施形態と同様、脳波によって対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が評価される。
本実施形態では、嗜好性評価装置100は、記憶部112を含んでいない。他の例においては、嗜好性評価装置100は、記憶部112を含んでいてもよい。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態における嗜好性評価装置100の構成を示すブロック図である。本実施形態は、嗜好性評価装置100が測定部104および演算部106および記憶部112を含まない点を除いて、第1の実施形態と同様である。
本実施形態における嗜好性評価装置100は、入力部102と、PCA部108と、推定部110と、を含んでいる。一方、測定部104および演算部106は、嗜好性評価装置100に含まれていない。測定部104および演算部106は、典型的には、物理的に嗜好性評価装置100の外部に設けられている。本実施形態の測定部104は、第1の実施形態の測定部104と同様に、動作する。そして測定部104は、第1脳波および第2脳波を測定した後、第1脳波および第2脳波を含むデータ信号を記憶部112に送信する。記憶部112は、第1脳波および第2脳波を含むデータを記憶する。演算部106は、記憶部112から、第1脳波および第2脳波を含むデータを読み出す。他の例においては、第1脳波および第2脳波を含むデータが、演算部106に直接入力されてもよい。演算部106は、第1の実施形態の演算部106と同様に、動作する。そして演算部106は、差分スペクトルを含むデータ信号を記憶部112に送信する。
本実施形態では、PCA部108は、入力部102からの入力信号に基づいて、記憶部112から、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルを含むデータを読み出す。他の例においては、被験者差分スペクトルおよび標準差分スペクトルを含むデータが、入力部102を介して、PCA部108に入力されてもよい。その後、PCA部108は、第1の実施形態のPCA部108と同様に動作する。推定部110も、第1の実施形態の推定部110と同様に動作する。
本実施形態においても、特定の対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定するのに、PCAが用いられる。これにより、第1の実施形態と同様、脳波によって対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性が評価される。
本実施形態では、嗜好性評価装置100は、記憶部112を含んでいない。他の例においては、嗜好性評価装置100は、記憶部112を含んでいてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 嗜好性評価装置
102 入力部
104 測定部
106 演算部
108 PCA部
110 推定部
112 記憶部

Claims (11)

  1. 人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析工程と、
    前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定工程と、
    を含み、
    前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
    前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
    前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定工程では、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性が推定される嗜好性評価方法。
  2. 請求項1に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記推定工程では、フィッシャーの線形判別分析を用いて、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかが決定される嗜好性評価方法。
  3. 請求項1または2に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記差分スペクトルは、前記第1脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、前記第2脳波の周波数の振幅スペクトルの時間平均と、の差である嗜好性評価方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記被験者および前記基準脳波提供者は、異なる人である嗜好性評価方法。
  5. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記被験者および前記基準脳波提供者は、同一の人であって、前記標準差分スペクトルは前記被験者差分スペクトルと異なる時期に取得されている嗜好性評価方法。
  6. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記被験者差分スペクトルおよび前記標準差分スペクトルは、前記対象物と対応付けられており、前記標準差分スペクトルは、前記対象物に基づいて選択される嗜好性評価方法。
  7. 請求項6に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記標準差分スペクトルには、前記被験者差分スペクトルと同一の対象物に対応付けられているものが選択される嗜好性評価方法。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記被験者差分スペクトルおよび前記標準差分スペクトルは、前記被験者の属性情報および前記基準脳波提供者の属性情報とそれぞれ対応付けられており、前記標準差分スペクトルは、前記属性情報に基づいて選択される嗜好性評価方法。
  9. 請求項8に記載の嗜好性評価方法であって、
    前記標準スペクトルには、前記被験者差分スペクトルと共通する属性情報を有するものが選択される嗜好性評価方法。
  10. 人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析部と、
    前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定部と、
    を含み、
    前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
    前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
    前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定部は、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性を推定する嗜好性評価装置。
  11. コンピュータを嗜好性評価装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    人が対象物の味またはにおいを感じる前において前記人に生じた脳波である第1脳波の周波数の振幅スペクトルと、前記人が前記対象物の味またはにおいを感じている際または感じた後に前記人に生じた脳波である第2脳波の周波数の振幅スペクトルと、の差である差分スペクトルを複数含むデータセットに主成分分析を適用する主成分分析機能と、
    前記主成分分析の結果に基づいて、前記対象物の味またはにおいに対しての被験者の嗜好性を推定する推定機能と、
    を持たせ、
    前記データセットは、前記被験者の前記差分スペクトルである被験者差分スペクトルと、基準脳波提供者の前記差分スペクトルである標準差分スペクトルと、を含み、
    前記標準差分スペクトルは嗜好性情報に対応付けられており、前記嗜好性情報は前記基準脳波提供者の嗜好性を示し、
    前記主成分分析により得られる第1主成分から第n主成分までのn個の主成分によってm次元座標系が規定され(ただし、nは1以上の自然数である。mはm≦nの自然数である。)、前記推定機能では、前記m次元座標系において、前記被験者差分スペクトルを示すプロットが前記嗜好性情報のいずれの嗜好性に分類されるかを、前記被験者差分スペクトルを示すプロットと、前記標準差分スペクトルを示すプロットと、の位置関係に基づいて決定することで、前記対象物の味またはにおいに対しての前記被験者の嗜好性が推定されるプログラム。
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