JP5073044B2 - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5073044B2
JP5073044B2 JP2010278331A JP2010278331A JP5073044B2 JP 5073044 B2 JP5073044 B2 JP 5073044B2 JP 2010278331 A JP2010278331 A JP 2010278331A JP 2010278331 A JP2010278331 A JP 2010278331A JP 5073044 B2 JP5073044 B2 JP 5073044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
job
setting
processing apparatus
output
resource consumption
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010278331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011070700A (ja
Inventor
勇 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010278331A priority Critical patent/JP5073044B2/ja
Publication of JP2011070700A publication Critical patent/JP2011070700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5073044B2 publication Critical patent/JP5073044B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、機能制限情報の範囲内で、受信したジョブの処理を行う画像処理装置の機能を使用する際に発生するコストを計算する情報処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
近年、複写機は、原稿をコピーする機能にとどまらず、外部のクライアントからの印刷ジョブを印刷する機能、さらにはスキャンした原稿を電子メールやファイル転送の機能を用いて電子的に外部に送信する機能等の複数種類の機能を持っている。このような複写機は、MFP(Multi Function Peripheral:多機能周辺機器)と呼ばれている。
MFPが多機能になる一方で、スキャンした情報を外部に対して送信することができるようになったことによる情報漏洩の危険性が増す等、情報管理上の問題が生じている。また、これは古くからの課題であるが、印刷枚数が増加するにつれて消費される紙やトナーのコストも上昇するため、ユーザ毎の印刷可能枚数を制限したいという要求がある。
これらの課題に関して、既にいくつかの解決方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、各ユーザをIDで管理し、ID毎に利用可能な機能、資源、時間を制限する方法が提案されている。
また、例えば、特許文献2では、周辺機器と、該周辺機器にネットワークを介して接続されたPC等の情報処理装置とで構成される周辺機器管理システムが提案されている。このシステムでは、周辺機器を使用したユーザのID、印刷設定情報(両面、片面)及び排紙枚数情報を含む履歴情報を履歴情報蓄積部に蓄積する。そして、情報処理装置は、周辺機器に蓄積された履歴情報を収集、集計し、該履歴情報に基づいて全て両面で印刷した場合の枚数と実際の排紙枚数との差、及びその差から削減率を計算して表示することが提案されている。
特開平11−134136号公報 特開2003−248576号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、機能制限がどれだけのコスト削減になったかわからない、機能制限がどれだけのコスト削減になるかわからない、という問題があった。このため、機能制限を変更するのが難しくなり、その結果、機能制限は変更しないで運用を続けることが多かった。
ところが、時期によって印刷量は変化するため、印刷量の多い時期はさらにコストを削減するために必要以上の機能制限をする必要があったり、印刷量の少ない時期は費用抑制が甘くなったりする、という問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、実際の印刷処理に用いた設定を変更した場合の効果を容易に把握することができる情報処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
画像処理装置の印刷機能によるジョブの印刷処理に応じた資源の消費量を計算する情報処理装置であって、
前記画像処理装置で印刷処理されたジョブのジョブ履歴データを取得する取得手段と、
ユーザに対して、資源の消費量を計算の対象となる対象期間を指定させる指定手段と、
前記指定された対象期間外のジョブ履歴データを除いて、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブに対して、当該ジョブに設定されていた第1印刷設定を設定変更した際の第2印刷設定を用いて印刷処理した場合の資源の消費量を、前記指定された対象期間外のジョブ履歴データと前記第2印刷設定とを用いた計算を行うことなく、計算する計算手段と、
前記計算手段の計算結果に基づき出力を行う出力手段と、を備え、
前記出力手段は、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブが前記画像処理装置で実際に印刷処理された際の資源の消費量についての出力と、前記計算手段により計算された資源の消費量から前記設定変更による資源の消費量の変化を確認できる出力とを行う
本発明によれば、与えられたコストに応じた、実際の印刷処理に用いた設定を変更した場合の効果を容易に把握することができる。
本発明の実施形態1のデバイス管理システムの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態1のデバイス管理システム内の各機能要素の一配置例を示す図である。 本発明の実施形態1の情報処理装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態1のデバイスの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のMFPの機能構成を示す図である。 本発明の実施形態1のジョブデータを示す図である。 本発明の実施形態1のACTの具体例を示す図である。 本発明の実施形態1のジョブアカウントサーバの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションのユーザインタフェース例を示す図である。 本発明の実施形態1のトナー単価設定ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の用紙単価設定ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のジョブアカウントサーバが記録するジョブ履歴の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションによるシミュレーション動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の機能制限をロール毎に変更した場合の一例を示す図である。 記憶媒体の一例であるCD−ROMのメモリマップを示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1のデバイス管理システムの機能構成を示す図である。
図1において、101はユーザ情報サーバであり、ここには、ユーザIDとパスワード、さらにはシステムにおいてユーザ毎にどの機能の使用が許可されているかという機能制限情報が保持されている。ユーザ情報サーバ101は、例えば、LDAPサーバあるいはActive Directoryサーバ等のサーバを用いて実現される。
ここで、LDAPとは、Lightweight Directory Access Protocolの略称である。
102はチケット発行サーバである。このチケット発行サーバ102は、ユーザ情報サーバ101で管理される各ユーザの機能制限情報及び実績集計サーバ106に蓄積されているジョブを発行するユーザのジョブ実行実績に基づいて、使用可能な機能情報及び印刷上限を記述したチケットを発行する。このチケットは、アクセスコントロールトークン(ACT)107と呼ばれる。
103はプリンタドライバである。プリンタドライバ103は、クライアントPC(不図示)上で動作するものであり、そのクライアントPCを使用する際には、どのユーザがそのクライアントPCを使用しているのかを明らかにするためにログインが必要であるものとする。
104はデバイスの1つである多機能複合機(MFP)である。MFP104は、紙原稿を複写する複写機能のみならず、外部のプリンタドライバ103から送信された印刷データを印刷する印刷機能を有する。更には、MFP104は、紙原稿を読み込んで、その画像データを外部のファイルサーバあるいはメールアドレス宛に送信する機能(SEND機能)を有する。
105は実績収集クライアントである。実績収集クライアント105は、MFP一台ごとにそのMFP上で動作しており、そのMFP上における各ユーザのジョブ実行実績を、実績集計サーバ106に通知する。
また、ジョブ実行実績は、複数の装置(例えばプリンタ)に渡り実績収集クライアント105が集計するようにしてもよい。ジョブ実行実績としては、印刷枚数実績等を挙げることができる。これにより、デバイス管理システムにおける各ユーザのジョブ実行実績を実績収集クライアント105が保持することが可能となる。
106は実績集計サーバである。実績集計サーバ106は、実績収集クライアント105が通知するユーザ毎のジョブ実行実績を複数の印刷装置(実施形態1では、MFP104及び109)に跨がって集計する。そして、システム全体における各ユーザの印刷実績を保持する。この場合、MFP104、109から取得したジョブ実行実績は、実績収集クライアント105、110を介して、実績集計サーバ106が収集する。
ACT107は、上述のように、ユーザがMFP104、109において実行可能な機能あるいは印刷可能上限枚数についての情報が記載されたアクセスコントロールトークン(ACT)である。アクセスコントロールトークン107は、プリンタドライバ103からチケット発行サーバ102へのアクセスコントロールトークン発行要求に基づいて、チケット発行サーバ102によって生成され、プリンタドライバ103に返される。
プリンタドライバ103は、そのアクセスコントロールトークン107を印刷ジョブに付加して、MFP104、109に送信する。即ち、アクセスコントロールトークン107は、プリンタドライバ103を介して、チケット発行サーバ102からMFP104、109まで受け渡される。
プリンタドライバ108、MFP109、実績集計クライアント110、チケット発行サーバ111は前述と同様の動作をする。
112はジョブアカウントサーバである。MFP104、109からジョブ履歴を取得し、ジョブ履歴データベースとして機能するジョブアカウントデータベース(DB)113に蓄積する。このジョブアカウントデータベース113を検索することにより、デバイス管理システム全体のジョブの出力を分析することができる。
114はコスト計算サーバであり、コスト計算アプリケーション114aによって、コスト計算を行う。また、コスト計算アプリケーション114aの主要な機能としては、ユーザや部門毎にデバイスの機能制限に応じた印刷コストに係る費用計算部がある。また、後述するコスト計算画面(図9)によって、ユーザや部門毎にデバイスの機能制限を変更して、変更後に係る印刷コストするための費用計算UI制御部がある。尚、コスト計算アプリケーション114aの処理の詳細については後述する。
次に、ジョブの作成から、ジョブ実行実績の集計までの一連の流れを説明すると、以下になる。
(1)プリンタドライバ103が、チケット発行サーバ102に対して、ジョブを発行しようとするユーザの識別情報を付加したACT発行要求を送信する。
(2)チケット発行サーバ102は、ユーザ情報サーバ101に格納されている機能制限情報の内、ジョブを発行しようとするユーザに対応する機能制限情報を取得する。
(3)チケット発行サーバ102は、さらに実績集計サーバ106からACT送信要求をしているユーザに対応するジョブ実行実績を取得する。
(4)チケット発行サーバ102は、取得した機能制限情報と、ジョブ実行実績に基づいて、ユーザに許可するべきジョブの設定の内容を決定する。
(5)チケット発行サーバ102は、当該ジョブの設定の内容を反映したACT107を生成する。そして、チケット発行サーバ102が発行したことを証明するための電子署名をACT107に施して、プリンタドライバ103に送信する。
(6)プリンタドライバ103は、ジョブとACT107をMFP104、109に送付して実行させる。
(7)実績収集クライアント105は、MFP104、109における実績を収集する。
(8)実績収集クライアント105は、収集した実績を実績集計サーバ106に送信する。
(9)ジョブアカウントサーバ112は、MFP104、109からジョブ履歴(ジョブ履歴データ)を収集し、ジョブ履歴データベースとして機能するジョブアカウントデータベース113に蓄積する。
(10)コスト計算サーバ114は、コスト計算アプリケーション114aを用いて、コスト計算、機能制限の変更を行う。
尚、実施形態1のデバイス管理システムは、ネットワーク上に接続されたデバイスとサーバ、クライアントPCから構成されるシステムである。また、このデバイス管理システムは、実施形態1では、デバイスを利用するユーザのアクセス制限、印刷枚数等のジョブ実行制限を行う印刷管理システムを例に挙げて説明する。また、ここでのユーザとは、個人ユーザ、部門、組織等を含むものとする。
次に、図1で示すデバイス管理システム内の各機能要素の一配置例について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のデバイス管理システム内の各機能要素の一配置例を示す図である。
図2において、211と212はクライアントPCであり、図1におけるプリンタドライバ103、110は、クライアントPC211あるいは212上で動作する。
221はサーバPCであり、図1におけるユーザ情報サーバ101、チケット発行サーバ102、実績集計サーバ106及びジョブアカウントサーバ112は、サーバPC221上で動作する。尚、図1における各種サーバは、1つのサーバPC221上で動作しても良い。あるいは、用途や目的(負荷分散等)に応じて、図1における各種サーバは、それぞれ個別のサーバPC221上で動作させても良いし、任意に組み合わせた状態で1つのサーバPC221上で動作させても良い。
例えば、ユーザ情報サーバ101、チケット発行サーバ102、実績集計サーバ106及びジョブアカウントサーバ112の各機能を集約して、デバイスであるMFP104及び109の機能制限を管理するための機能制限サーバとして構成しても良い。この場合、この機能制限サーバには、少なくとも各デバイスの機能制限情報を所定単位毎(例えば、ユーザ、部門、ロール等)に管理する機能制限データベースを備える。また、機能制限サーバは、その機能制限データベースを参照して、ACTを発行するACT発行部、機能制限情報をUIを介して編集する編集UI制御部を備える。
ここで、機能制限情報とは、デバイスが提供する機能の使用可否を指示する情報である。デバイスには、例えば、PDL印刷、コピー、FAX、送信等の複数種類の機能を有するが、その機能毎に使用可否の指示をすることができる。また、その機能単位に出力量の制限を与えたり、出力形式の制限を与えたりすることができる。機能制限情報は、ユーザ毎に管理したり、一人以上のユーザから構成されるグループ(部門)、ロール毎に管理することも可能である。
231及び232は画像処理装置(例えば、複合機)であり、図1におけるMFP104及び109に相当する。
クライアントPC211及び212と、サーバPC221と、画像処理装置231及び232はネットワーク201によって相互に接続されており、ネットワーク201を介して情報をやりとりする。
尚、ネットワーク201は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれかである。または、これらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
また、図1の構成は、あくまでも一例である。そのため、図1の複合機以外のクライアント、サーバ、プリンタドライバは、全てクライアントコンピュータで実現しても良いし、いくつかのサーバコンピュータで実現してもよい。
また、図1のシステムの構成要素間のインタフェースは、それぞれ、CPUバス等の物理的な通信媒体であってもよいし、ソフトウェア的に構成されるメッセージ通信のための論理インタフェースにより構成されてもよい。また、前述の各機能要素は、プログラムをCPUにより実行することにより、各機能を実行しても良いし、ハードウェアの回路で実装されていてもよい。
ここで、図1のシステムの構成要素間のインタフェースとは、例えば、プリンタドライバ103とチケット発行サーバ102間のインタフェース、チケット発行サーバ102及び実績集計サーバ106の間のインタフェースがある。更には、チケット発行サーバ102及びユーザ情報サーバ101の間のインタフェース、実績収集クライアント105及び実績集計サーバ106の間のインタフェースがある。
また、クライアントPC211及び212は、ユーザ情報サーバ101が動作するサーバPC221と同じドメインに所属し、ユーザのID及びパスワードもユーザ情報サーバ101によって管理されている。そして、ユーザが、クライアントPC211あるいは212を使用する際には、使用開始時にドメインへのログインが必要であるものとする。
次に、クライアントPC211あるいは212、あるいはサーバPC221を実現する情報処理装置の内部構成の一例について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1の情報処理装置の構成を示す図である。
図3において、301はCPU、即ち、中央処理装置であり、このコンピュータ装置全体の制御及び演算処理等を行う。302はROM、即ち、読出専用メモリであり、システム起動プログラム、アプリケーション、パラメータ等の各種データの記憶領域である。303はRAM、即ち、ランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域である。このRAM303は、オペレーティングシステム、アプリケーション、デバイスドライバ及び通信制御等のプログラムがロードされ、実行される領域である。
304は入力制御部であり、入力デバイスであるキーボードやポインティングデバイス(例えば、マウス)より入力データを受信し、CPU301へ伝達する。305はディスプレイ制御部であり、ディスプレイ装置への表示制御を実行する。尚、ディスプレイ装置としては、CRT、LCD等がある。
306は記憶部である。これは、いわゆる外部記憶装置であり、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク装置、ハードディスク装置、SRAM(不揮発性記憶部)がある。この記憶部306には、プログラム及びデータを記憶、格納しておき、実行時に必要に応じて参照またはROM302へロードする。307は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり、図2のネットワーク201上に接続された他のコンピュータ(例えば、PC)や周辺機器(例えば、MFP104)との通信が可能である。308はシステムバスであり、上述の構成要素間を相互に接続し、データ送受信経路を実現する。
次に、複合機231あるいは232を実現するデバイス(画像処理装置)の内部構成の一例について、図4を用いて説明する。
図4は本発明の実施形態1のデバイスの構成を示すブロック図である。
図4において、405はデバイス全体を制御するコントローラ部である。コントローラ部405の内部構成として、401はCPU、即ち、中央処理装置であり、このコントローラ部405の制御及び演算処理等を行う。402はROM、即ち、読出専用メモリであり、システム起動プログラム、アプリケーション、パラメータ等の各種データの記憶領域である。403はRAM、即ち、ランダムアクセスメモリであり、使用制限のないデータ記憶領域である。404は記憶部である。これは、いわゆる外部記憶装置であり、例えば、ハードディスク装置、SRAM等がある。
RAM403は、オペレーティングシステムや、通信制御及びエンジン制御等のプログラムがロードされ、実行される領域である。406は入出力エンジン部であり、コントローラ部405の制御の下で、印刷動作や画像読取動作を実行する。具体例としては、入出力エンジン部406は、レーザビーム方式等の印刷方式による印刷を実行するプリンタエンジンと、ADF等の給紙機構を有するスキャナエンジンで構成される。
407は通信部であり、ネットワーク通信制御を行うものであり、図2のネットワーク201上の、クライアントコンピュータやサーバコンピュータとして機能する各PCとの通信が可能である。408はユーザ操作入出力部であり、ユーザとの対話的な設定作業を行う。このユーザ操作入出力部408は、例えば、タッチパネル、各種キーやボタン等の入力デバイスとディスプレイデバイスから構成される。409はシステムバスであり、上述の構成要素間を相互に接続し、データ送受信経路を実現する。
次に、MFP104、109の機能構成の一例について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態1のMFPの機能構成を示す図である。
図5において、MFP104(複合機231)、109(複合機232)は、クライアントPC211、212から印刷ジョブ(ジョブデータ)を受信する。
501はインタフェース部であり、印刷ジョブを受信する。502はACT判定部502であり、受信した印刷ジョブを解析して制限チケットが付与されているか否かを判定する。503は印刷ジョブ属性制限部であり、ACTが付与されている場合に、ACTに記載された制限情報に基づいて印刷ジョブの属性情報を制限(縮退)して後段に通知する。
508はGUI(Graphical User Interface)部であり、操作パネル(不図示)によって印刷ジョブ制限部503の動作を設定・表示させる。504は印刷データ格納部であり、印刷ジョブに含まれる印刷データ、即ち、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)データを一時的に格納する。
509はジョブ管理部であり、印刷ジョブのユーザ名、そのロール、論理面数、ページレイアウト情報、印刷枚数やモノクロ/カラー指定、用紙タイプ等の属性情報を一時的に格納する。印刷データ解釈部505は、ジョブ管理部509に格納された属性情報に従って印刷データ格納部504からPDLデータを取得して画像形成処理を行い、イメージデータを生成する。
506はイメージ格納部であり、印刷データ解釈部505により生成されたイメージデータを印刷が完了するまで一時的に格納する。507は印刷エンジン部であり、イメージ格納部506に格納されたイメージデータを電子写真技術やインクジェット技術等の既知の印刷技術を用いて印刷用紙等のメディアに実際に印刷する。
510はジョブ履歴格納部であり、ジョブの実行が完了すると、ジョブ管理部509が格納していたユーザ名、ロール等のジョブの属性と印刷エンジン部507での印刷された面数、枚数、カラーモード等の印刷結果を記録する。
次に、ジョブデータの一例について、図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施形態1のジョブデータを示す図である。
ジョブデータは、ジョブを発行したユーザが誰であるかを示す認証情報601とアクセスコントロールトークン602とMFPに依頼する作業内容を示すボディ部603から構成される。また、ボディ部603は、PDLデータを含んでいる。ここで、図6のアクセスコントロールトークン602は、図1においてプリンタドライバ103がチケット発行サーバ102から受信したアクセスコントロールトークン(ACT)107に相当する。
ジョブデータを受信したMFP104は、受信したジョブデータのアクセスコントロールトークン602に記載されている使用可能な機能の一覧と、ボディ部603に記載された依頼内容とを比較する。そして、比較の結果、依頼内容が使用可能な機能に含まれていれば、その依頼内容に従ってジョブを実行する。一方、そうでない場合には、そのジョブをキャンセルする。
次に、ACT107の具体例について、図7を用いて説明する。
図7は本発明の実施形態1のACTの具体例を示す図である。
ACTは、XML(Extensible Markup Language)形式であり、<タグ>内容</タグ>の形で記述する。
図7のACTの<UserName>Yamada</UserName>はユーザ名がYamadaであることを示している。ユーザ名は、クライアントPCにログインする際のユーザ認証に使われる。
タグ<Role>〜</Role>は、機能制限を決定する際のロールがUserであることを示している。タグ<DeviceAccessControl>〜</DeviceAccessControl>は、MFPの機能のどれが使用可能か不可能かを示している。
タグ<Duplex>〜</Duplex>は、両面印刷可否を示し、Denyはそれが不可であることを示している。タグ<PageLayout>〜</PageLayout>は、ページレイアウトの最小を示し、それが2であることを示している。タグ<FullColor>〜</FullColor>は、カラー印刷の可否を示し、Denyはそれが不可であることを示している。
次に、ジョブアカウントサーバ112の動作について、図8を用いて説明する。
図8は本発明の実施形態1のジョブアカウントサーバの動作を示すフローチャートである。
尚、図8に示すフローチャートは、ジョブアカウントサーバ112のCPU301が、例えば、ROM302に記憶されているプログラムに基づいて実現される。
ステップS801で、記憶部306からジョブアカウントサーバ112の管理下にあるデバイスリストを取得する。このデバイスリストは、例えば、MFP104や109の各種デバイスに関するデバイス情報を管理している。
ステップS802で、ステップS801で取得したデバイスリスト上のデバイスについての処理をすべて処理したか否かを判定する。すべて処理している場合(ステップS802でYES)、処理を終了する。一方、すべて処理していない場合(ステップS802でNO)、ステップS803に進む。
ステップS803で、記憶部306から登録済ジョブ履歴番号を取得する。MFP104、109では、ジョブが終了するとジョブ履歴が記録され、それぞれのジョブ履歴にそれを一意に特定するためのジョブ履歴番号が付加される。ここで、ジョブ履歴番号は1からひとつずつ単調増加する整数である。
ステップS804で、対象デバイスから最新ジョブ履歴番号を取得する。ステップS805で、対象デバイスから未読分のログ(ジョブ履歴)を取得する。ここで、ステップS804で取得した最新ジョブ履歴番号とステップS803で取得した登録済ジョブ履歴番号との差分が未読部分である。
ステップS806で、ステップS805で取得したジョブ履歴をジョブアカウントデータベース113に登録する。ステップS807で、ステップS805で取得した最新のジョブ履歴番号を登録済ジョブ履歴番号として、記憶部306に記録する。
次に、コスト計算アプリケーション114aのユーザインタフェース例について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションのユーザインタフェース例を示す図である。
コスト計算アプリケーション114aを搭載するコスト計算サーバ114上では、コスト計算アプリケーション114aによって、コスト計算結果を表示するコスト計算画面900を生成する。このコスト計算画面900に対して、ユーザは、コスト計算サーバ114に備わるキーボードやポインティングデバイス(例えば、マウス)を用いて、文字入力やポイント入力を行うことが可能である。
901は前月までの部門毎の機能制限を示す機能制限表(前月機能制限表)である。ここでは、例として、単位期間を一月としているが、これに限定されない。縦軸が適用する制限項目(片面禁止、ページレイアウト最小、カラー禁止)、横軸が部門項目(総務部、設計部、デザイン部)である。
機能制限表901中のチェックボックス(□)は、対応する制限の適用/非敵用を指定するためのコントロールである。チェックボックスにチェック(レ)が入っているものは、対応する制限を適用することを示し、チェックが入っていないものは、対応する制限を適用しないことを示している。このチェック操作は、例えば、マウスのボタンクリックによって実現され、ボタンクリックに応じてサイクリックにチェックを入れる/入れないを行うことができる。
制限項目の内、「片面禁止」は、両面印刷だけを可能とする制限である。「ページレイアウト最小」は、用紙一面あたりに配置する論理面(文書のページ)数の最小を示している。例えば、その数が2であれば、用紙一面に2以上の論理面数の配置が必須であることを示している。「カラー禁止」は、カラー印刷を禁止する、即ち、白黒印刷だけを可能とする制限である。
902は機能制限表901に示された部門の前月の印刷コストを示す印刷コスト表である。左から2番目のセルが、総務部の前月のコストを示し、以下、設計部、デザイン部のコストであり、最右は全部門の合計コストである。
903は来月からのコストをシミュレーションするために仮の機能制限を設定する仮機能制限表(来月機能制限表)であり、内容は機能制限表901と同様である。
905はトナー単価ボタンであり、用紙サイズ毎、カラーモード毎の単価を設定するためのコントロールである。906は用紙単価ボタンであり、用紙サイズ毎、用紙タイプ毎の単価を設定するためのコントロールである。
このように、コスト計算画面900では、デバイスの機能を使用する際に消費される資源(トナー、インク等の記録剤、用紙等の記録媒体)の単価を設定し、管理することができる。
907はシミュレーションボタンであり、仮機能制限表903で設定された制限を適用した場合の来月のコストを計算し、その計算結果を予測コスト表904に表示する。ここで、予測コスト表904は、印刷コスト表902と同様の順にシミュレーションしたコストを表示する表である。
908は反映ボタンであり、仮機能制限表903で設定した制限を記憶部306に書き込み、機能制限情報を変更するためのコントロールである。この反映ボタン908が操作された場合には、変更後の機能制限情報が、機能制限サーバとして機能するサーバ(ユーザ情報サーバ101、チケット発行サーバ102等)内の機能制限データベースに反映(更新)されることになる。
909は対象期間切替用のラジオボタンである。コスト計算の対象とするジョブ履歴の期間を指定するためのコントロールである。図中の●は選択、○は非選択を示している。ここでは、期間として、前期、前年同期のいずれかを指定できるものとする。前期の場合は現在の一つ前の期間を、前年同期の場合は前年の同じ期間を示している。今、コスト計算の単位期間を一月とし、今2005年11月であるとすると、前期を指定した場合は2005年10月、前年同期を指定した場合は2004年10月がコスト計算の対象となる。
コスト計算画面900において、トナー単価ボタン905を操作すると、図10に示すトナー単価設定ダイアログ1000が表示される。1001はトナー単価表であり、用紙サイズ、使用するカラーモード毎に一面印刷したときの単価を設定することが可能である。単色とは、黒以外のトナーを一種類だけ使用する場合である。T11からT43はシステム管理者が任意に設定する数値となる。1002はOKボタンであり、このボタンが操作されると、トナー単価表1001の内容を保存して、トナー単価設定ダイアログ1000の表示を終了する。1003はキャンセルボタンであり、このボタンが操作されると、トナー単価表1001の内容を保存しないで、トナー単価設定ダイアログ1000の表示を終了する。
コスト計算画面900において、用紙単価ボタン906を操作すると、図11に示す用紙単価設定ダイアログ1100が表示される。1101は用紙単価表であり、用紙サイズ、用紙タイプ毎に用紙一枚あたりの単価を設定することが可能である。P11からP44はシステム管理者が任意に設定する数値となる。1102はOKボタンであり、このボタンが操作されると、用紙単価表1101の内容を記憶部306に保存して、用紙単価設定ダイアログ1100の表示を終了する。1103はキャンセルボタンであり、このボタンが操作されると、用紙単価表1101の内容を保存しないで、用紙単価設定ダイアログ1100の表示を終了する。
このように、コスト計算画面900においては、機能制限表901とそれに対する印刷コスト表902、仮機能制限表903とそれに対する予測コスト表904とを対比表示する。これにより、ユーザは、現状の機能制限にかかる印刷コストと、機能制限を変更した場合にかかる予測される印刷コストの増減を容易に把握することができる。
また、必要に応じて、予測される印刷コストの増減を確認した上で、機能制限の変更の確定を決定することができるので、よりユーザが意図する機能制限状態でのシステム管理を実現することができる。
次に、コスト計算サーバ114上のコスト計算アプリケーション114aの動作について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションの動作を示すフローチャートである。
尚、図12に示すコスト計算アプリケーション114aの動作は、図9に示すコスト計算画面900を構成する各種情報を生成して、コスト計算画面900に表示する際の動作となる。また、コスト計算アプリケーション114aの動作は、コスト計算サーバ114のCPU301の制御によって実現される。
ステップS1201で、記憶部306から単価情報の一例であるトナー単価表を読み込む。ステップS1202で、記憶部306から用紙単価表を読み込む。ステップS1203で、ユーザ情報サーバ101から部門毎の機能制限情報を読み込む。
ステップS1204で、OS(Operating System)にAPIを発行し、現在日時を取得し、その前の月を対象期間に設定する。
ステップS1205で、ステップS1203で取得した機能制限情報に含まれるすべての部門について、部門毎総コストを計算したか否かを判定する。すべての部門について、部門毎総コストを計算した場合(ステップS1205でYES)、ステップS1206に進む。ステップS1206で、計算した各コストを用いて、コスト計算画面900を生成して表示する。
一方、すべての部門について、部門毎総コストを計算していない場合(ステップS1205でNO)、ステップS1207に進む。
ステップS1207で、未処理の部門をひとつ選択し、その部門毎総コストを0に設定する。
ステップS1208で、ステップS1204で設定した対象期間、ステップS1207で選択した部門のジョブ履歴を取得するための命令(ジョブ履歴命令)をジョブアカウントデータベース113に発行する。
ステップS1209で、すべてのジョブ履歴を処理したか否かを判定する。すべてのジョブ履歴を処理した場合(ステップS1209でYES)、ステップS1205に進む。一方、すべてのジョブ履歴を処理してない場合(ステップS1209でNO)、ステップS1210に進む。
ステップS1210で、ステップS1208の結果から、未処理のジョブ履歴をひとつ取得する。ステップS1211で、ジョブ履歴のコストを計算する。ここで、ジョブ履歴のコストをCJとすると、CJは次の式で計算される。
CJ=面数×トナーコスト+用紙枚数×用紙コスト
例えば、図13に示すジョブ履歴(ログ)に、トナー単価表1001、用紙単価表1101を適用すると、ジョブ履歴において、面数=6、カラーモード=カラー、用紙サイズ=A4、用紙タイプ=普通紙、用紙枚数=6であるので、CJは、以下のようになる。
CJ=6×T22+6×P21
となる。
ステップS1212で、今、計算中の部門毎総コストに、ステップS1211のジョブ履歴コストを加算し、ステップS1209に戻る。
次に、コスト計算画面900上のシミュレーションボタン907が押されたときに、コスト計算アプリケーション114aが実行するシミュレーション動作を図14のフローチャートを用いて説明する。
図14は本発明の実施形態1のコスト計算アプリケーションによるシミュレーション動作を示すフローチャートである。
尚、ステップS1401からステップS1410までの処理は、図12のステップS1201からステップS1210と同様であるため、その詳細説明は省略する。
ステップS1411で、図9のコスト計算画面900において、現在編集中の仮機能制限表903から、処理対象の部門に設定されている機能制限を取得する。
ステップS1412で、ステップS1411で取得した機能制限を勘案してジョブ履歴を再構成する。
ここで、具体的な処理内容について、図9のコスト計算画面900と、図13に示すジョブ履歴の例を用いて説明する。図9の仮機能制限表903の部門「設計部」の機能制限は、現在、「片面禁止」、「ページレイアウト最小:4」となっている。これを図13のジョブ履歴に適用すると、次のように変更される。
面数=論理面数/ページレイアウト
=12/4=3
枚数=面数/(両面であれば2、片面であれば1)の小数点以下切り上げ
=3/2=2
ステップS1413で、ステップS1211と同様にジョブ履歴のコストを計算する。新たなコストをCJ1とすると、
CJ1=3×T22+2×P21
となる。即ち、機能制限を設定した後の資源の一例である紙の消費量を、枚数を計算することにより算出する。また、機能制限を設定した後の、資源の一例であるトナー等の消費量を、面数を計算することにより算出する。そして、これらの資源の消費量に関わる値である面数及び枚数と各資源の単価を用いて、コストを計算する。
ステップS1211で計算したコストCJと比較すると、
差分=CJ−CJ1
=(6×T22+6×P21)−(3×T22+2×P21)
=3×T22+4×P21
となる。
この差分の総和が、機能制限変更前後の部門毎総コストの差分となる。
ステップS1414で、今、計算中の部門毎総コストに、ステップS1211のジョブ履歴コストを加算し、ステップS1209に戻る。
尚、ステップS1406では、ステップS1409〜ステップS1414の処理を経て得られる計算結果が、図9のコスト計算画面900の予測コスト表904に反映(更新)されることになる。また、機能制限を適用した場合の各資源の消費量の削減量も表示できる。例えば、強制的に2−UP印刷や両面印刷を機能制限として設定したとする。この場合に、消費する紙の枚数が何枚になるかをジョブ履歴を用いて計算することができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、機能制限がどれだけのコスト削減あるいは増加になるかを容易に確認することができる。これにより、印刷にかけられる費用に応じた、より適切な機能制限が可能になり、さらに、与えられた費用の範囲内で目的により適切に対応する印刷出力の結果を得られるようになる。
<実施形態2>
実施形態1の構成においては、機能制限を部門毎に変更する方法を示しているが、部門毎ではなくロール毎に適用しても良い。ロールとは、ユーザの役割に基づいてアクセス権限の集合を記述したものである。
図9のコスト計算画面900の機能制限表901を、ロール毎に構成すると図15のようになる。
ここでは、ロールの種類の例として、GeneralUser(一般ユーザ)、Manager(マネージャ)、Administrator(管理者)の3種類を挙げている。この場合、機能制限は、部門毎ではなく、ロール毎に管理されることになる。
上述した本発明の各実施形態に係るコンピュータ(クライアントPC211、212、サーバPC221)、複合機231、232の各機器上で動作するプログラムは、外部からインストールされるプログラムによって、各機器によって遂行されても良い。その場合、そのプログラムを含む情報群はCD−ROMやフラッシュメモリやフロッピー(登録商標)ディスク等の記憶媒体により機器にロードして供給する場合でも本発明は適用されるものである。あるいは電子メールやパソコン通信等のネットワークを介して、外部の記憶媒体から機器にロードして供給する場合でも本発明は適用されるものである。
図16は記憶媒体の一例であるCD−ROMのメモリマップを示す図である。
9999はディレクトリ情報を記憶してある領域で、以降のインストールプログラムを記憶してある領域9998及び印刷クライアントあるいはネットワークプリンタの制御プログラムを記憶してある領域9997の位置を示している。9998は、インストールプログラムを記憶してある領域である。9997は、コンピュータあるいは複合機の制御プログラムを記憶してある領域である。
本発明のコンピュータあるいは複合機の制御プログラムが、コンピュータあるいは複合機にインストールされる際には、まずインストールプログラムを記憶してある領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされる。そして、CPU301によって実行される。次に、CPU301によって実行されるインストールプログラムが、領域9997から制御プログラムを読み出して、コンピュータあるいは複合機にインストールする。
尚、上記実施形態1や2では、MFP104や109の印刷機能を利用する場合の印刷コストを計算する例を挙げて説明しているが、これに限定されない。つまり、MFP104や109で使用可能な機能(例えば、スキャナ機能、ファックス機能、データ送信機能)それぞれについても、各機能を使用する際に発生するコストを計算する場合にも、本発明を適用することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクがある。また、更に、記録媒体としては、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、その接続先のホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。

Claims (15)

  1. 画像処理装置の印刷機能によるジョブの印刷処理に応じた資源の消費量を計算する情報処理装置であって、
    前記画像処理装置で印刷処理されたジョブのジョブ履歴データを取得する取得手段と、
    ユーザに対して、資源の消費量を計算の対象となる対象期間を指定させる指定手段と、
    前記指定された対象期間外のジョブ履歴データを除いて、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブに対して、当該ジョブに設定されていた第1印刷設定を設定変更した際の第2印刷設定を用いて印刷処理した場合の資源の消費量を、前記指定された対象期間外のジョブ履歴データと前記第2印刷設定とを用いた計算を行うことなく、計算する計算手段と、
    前記計算手段の計算結果に基づき出力を行う出力手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブが前記画像処理装置で実際に印刷処理された際の資源の消費量についての出力と、前記計算手段により計算された資源の消費量から前記設定変更による資源の消費量の変化を確認できる出力とを行う
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1印刷設定は、前記設定変更により、N−UP(N≧2)設定及び両面設定の少なくとも何れかに機能制限されることで第2印刷設定となり、
    前記計算手段は当該第2印刷設定に基づき、資源の消費量を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記設定変更は、前記画像処理装置の印刷機能の使用を制限するための機能制限情報の変更に基づき行われ、
    前記機能制限情報を管理する管理装置に対して、前記計算手段で用いた前記設定変更に対応する機能制限情報に更新するための指示を送信する送信手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記計算手段は、前記資源の消費量として用紙枚数を計算し、
    前記出力手段は、前記資源の消費量についての出力として、前記計算された用紙枚数を用いて求められる異なる単位の値を用いた出力を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段は、用紙枚数の単価情報を用いて、用紙枚数とは異なるコストの出力を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 画像処理装置の印刷機能によるジョブの印刷処理に応じた資源の消費量を計算する情報処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置で印刷処理されたジョブのジョブ履歴データを取得する取得工程と、
    ユーザに対して、資源の消費量を計算の対象となる対象期間を指定させる指定工程と、
    前記指定された対象期間外のジョブ履歴データを除いて、前記取得工程により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブに対して、当該ジョブに設定されていた第1印刷設定を設定変更した際の第2印刷設定を用いて印刷処理した場合の資源の消費量を、前記指定された対象期間外のジョブ履歴データと前記第2印刷設定とを用いた計算を行うことなく、計算する計算工程と、
    前記計算工程の計算結果に基づき出力を行う出力工程と、を備え、
    前記出力工程は、前記取得工程により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブが前記画像処理装置で実際に印刷処理された際の資源の消費量についての出力と、前記計算工程により計算された資源の消費量から前記設定変更による資源の消費量の変化を確認できる出力とを行う
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 前記第1印刷設定は、前記設定変更により、N−UP(N≧2)設定及び両面設定の少なくとも何れかに機能制限されることで第2印刷設定となり、
    前記計算工程は当該第2印刷設定に基づき、資源の消費量を計算する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置の制御方法。
  8. 前記設定変更は、前記画像処理装置の印刷機能の使用を制限するための機能制限情報の変更に基づき行われ、
    前記機能制限情報を管理する管理装置に対して、前記計算工程で用いた前記設定変更に対応する機能制限情報に更新するための指示を送信する送信工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項またはに記載の情報処理装置の制御方法。
  9. 前記計算工程では、前記資源の消費量として用紙枚数を計算し、
    前記出力工程では、前記資源の消費量についての出力として、前記計算された用紙枚数を用いて求められる異なる単位の値を用いた出力を行う
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置の制御方法。
  10. 前記出力工程では、用紙枚数の単価情報を用いて、用紙枚数とは異なるコストの出力を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置の制御方法。
  11. 画像処理装置の印刷機能によるジョブの印刷処理に応じた資源の消費量を計算する情報処理装置の制御をコンピュータに機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記画像処理装置で印刷処理されたジョブのジョブ履歴データを取得する取得手段と、
    ユーザに対して、資源の消費量を計算の対象となる対象期間を指定させる指定手段と、
    前記指定された対象期間外のジョブ履歴データを除いて、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブに対して、当該ジョブに設定されていた第1印刷設定を設定変更した際の第2印刷設定を用いて印刷処理した場合の資源の消費量を、前記指定された対象期間外のジョブ履歴データと前記第2印刷設定とを用いた計算を行うことなく、計算する計算手段と、
    前記計算手段の計算結果に基づき出力を行う出力手段として機能させ
    前記出力手段は、前記取得手段により取得された前記指定された対象期間のジョブ履歴データに対応するジョブが前記画像処理装置で実際に印刷処理された際の資源の消費量についての出力と、前記計算手段により計算された資源の消費量から前記設定変更による資源の消費量の変化を確認できる出力とを行う
    ことを特徴とするプログラム。
  12. 前記第1印刷設定は、前記設定変更により、N−UP(N≧2)設定及び両面設定の少なくとも何れかに機能制限されることで第2印刷設定となり、
    前記計算手段は当該第2印刷設定に基づき、資源の消費量を計算する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記設定変更は、前記画像処理装置の印刷機能の使用を制限するための機能制限情報の変更に基づき行われ、
    前記機能制限情報を管理する管理装置に対して、前記計算手段で用いた前記設定変更に対応する機能制限情報に更新するための指示を送信する送信手段として更に機能させる
    ことを特徴とする請求項11または12に記載のプログラム。
  14. 前記計算手段は、前記資源の消費量として用紙枚数を計算し、
    前記出力手段は、前記資源の消費量についての出力として、前記計算された用紙枚数を用いて求められる異なる単位の値を用いた出力を行う
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記出力手段は、用紙枚数の単価情報を用いて、用紙枚数とは異なるコストの出力を行う
    ことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
JP2010278331A 2010-12-14 2010-12-14 情報処理装置及びその制御方法、プログラム Expired - Fee Related JP5073044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278331A JP5073044B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010278331A JP5073044B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006149023A Division JP4912039B2 (ja) 2006-05-29 2006-05-29 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011070700A JP2011070700A (ja) 2011-04-07
JP5073044B2 true JP5073044B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=44015837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010278331A Expired - Fee Related JP5073044B2 (ja) 2010-12-14 2010-12-14 情報処理装置及びその制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5073044B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017076269A (ja) 2015-10-15 2017-04-20 株式会社東芝 印刷結果推定装置及びコンピュータプログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4052551B2 (ja) * 2002-02-22 2008-02-27 株式会社リコー 周辺機器管理システム
JP2004178322A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Canon Inc 情報処理方法
JP4254291B2 (ja) * 2003-03-20 2009-04-15 富士ゼロックス株式会社 印刷状況管理方法および装置並びにプログラム
JP2004330639A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Seiko Epson Corp 印刷装置と印刷管理システムと印刷装置制御プログラム及び印刷管理用プログラムとプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011070700A (ja) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4912039B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
KR101458664B1 (ko) 인쇄 시스템, 인쇄 방법, 인쇄 서버, 제어 방법 및 저장 매체
US8958090B2 (en) Image forming apparatus including an authentication processor, method, and computer readable medium
US8237947B2 (en) Device-managing system, managing apparatus, information-processing apparatus, image-processing apparatus, and control method thereof
US7877427B2 (en) Printing apparatus and control method thereof
US8947706B2 (en) Information processing system and method, and non-transitory computer readable medium for using identification information, for first authentication to an information system, with a print service system that performs second authentication
US7969599B2 (en) Device managing system, information process apparatus, and control method thereof
JP4810318B2 (ja) ポートモニタプログラム、データ処理方法、情報処理装置、及び記憶媒体
US8125657B2 (en) Printing apparatus and method and non-transitory computer-readable storage medium for managing printing format information
CN100334538C (zh) 作业处理方法和系统
US8773701B2 (en) Image processing apparatus, print control method, recording medium storing print control program
US20120030329A1 (en) Information processing apparatus, linked scenario preparation method for information processing apparatus, program, and storage medium
JP2010277524A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
US8749815B2 (en) Job processing method, image processing system and image processing apparatus
JP5551422B2 (ja) ドキュメントにセキュリティ特徴を組み込む方法とその装置
US20040030986A1 (en) Method of controlling user information and information processing apparatus
US20070229887A1 (en) Managing system, image processing apparatus, managing apparatus, control method therefor, and program
JP5073044B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
US20100231937A1 (en) Print apparatus and print system and method of controlling the print apparatus
JP5625497B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム、及びそのプログラムを記憶した記録媒体
JP5369938B2 (ja) 画像形成装置とその処理方法およびプログラム
JP4439884B2 (ja) ジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理用プログラム
US8023146B2 (en) Print control device, information processing device, method of print control device, method of information processing device and computer program
JP2010020807A (ja) ジョブ管理装置、ジョブ管理方法及びジョブ管理用プログラム
JP5494855B2 (ja) 情報処理システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120821

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5073044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees