JP5072777B2 - 試料測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体試料の濁度を測定する濁度センサ等の試料測定装置に関するものである。
従来、液体試料の濁度を測定するものとして、透過散乱光方式の濁度センサが知られている。
この濁度計は、特許文献1に示すように、液体試料が流れる測定セルと、当該測定セルに設けられた透光窓を介して光源、透過光検出器及び散乱光検出器とを備え、透過光検出器で検出した透過光量に対する散乱光検出器で検出した散乱光量の比から、濁度が求められるように構成されている。
しかしながら、従来の濁度センサにおいては、液体試料によって生じる散乱光が測定セル内面でさらに反射して生じる二次散乱光等の迷光が透過光検出器又は散乱光検出器によって検出されることにより、SN比が悪くなってしまうという問題がある。
また、透光窓に気泡又は測定試料中の不純物(例えば細菌や付着性藻類など)が付着して汚れてしまい、透光窓の光透過性が阻害されて検査光の光量低下、透過光の光量低下及び散乱光の光量低下が生じてしまい、正確な測定を行うことができなくなる。
さらに、前記二次散乱光等の迷光を可及的に除外するために、検出器に対応する透光窓近傍に遮光スリットを設けることが考えられるが、これでは、透光窓の清掃等メンテナンスがしにくくなるという欠点がある。そして、透光窓を清掃するためには、例えば、遮光スリットを取り外した後に透光窓を清掃する必要があり、メンテナンス性を低下させてしまうという問題がある。
なお、上述した課題は、透過光散乱光方式を採用する濁度計に限らず、濁度を光学的に検出する他の方式にも共通する課題である。
特開2000−193592号公報
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、二次散乱光等の迷光を好適に防止しつつ、透光窓の清掃を簡単に行うことができ、その結果正確な測定を可能にすることをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に試料測定装置は、試料を収容する筒状の測定セルと、前記測定セルに設けられた第1透光窓を介して測定セル内に検査光を照射する光源と、前記測定セルにおいて前記第1透光窓に対向して設けられた第2透光窓を介して測定セル内を通過した透過光を検出する透過光検出器と、前記測定セルにおいて前記第2透光窓とは異なる位置に設けられた第3透光窓を介して測定セル内で散乱した散乱光を検出する散乱光検出器と、前記測定セル内において当該測定セルの軸方向に設けられ、前記第1、第2及び第3透光窓それぞれに向かって末広がりの空間を形成する複数の遮光板と、前記測定セル内に設けられて、前記第1、第2及び第3透光窓を清掃する清掃体と、を具備することを特徴とする。なお、「末広がりの空間を形成する」とは、遮光板が透光窓の前に形成する空間が、全体に亘り末広がりの空間をなす場合の他、一部に末広がりの空間を有する場合も含む。
このようなものであれば、各透光窓それぞれに向かって末広がりの空間を形成する遮光板を設けているので、迷光を分離するだけでなく、迷光を減衰させることもでき、迷光が透過光検出器及び散乱光検出器によって受光されることを防止できる。また、遮光板が測定セルの軸方向に沿って設けられ、透光窓に向かって末広がりの空間を形成しているので、透光窓と遮光板との間にスペースができ、透光窓の清掃を妨げることが無く、透光窓の清掃を行うことができる。したがって、二次散乱光等の迷光を好適に防止しながらも、透光窓の清掃を簡単に行うことができるようになり、その結果正確な測定を可能にすることができる。
試料液体のより生じた散乱光が遮光板により反射して透過光検出器又は散乱光検出器により受光されることを防止して、正確な測定結果を得ることができるようにするためには、前記遮光板の先端部が尖っていることが望ましい。
測定セルの強度を強くするとともに、測定セル内面を複数の平面により形成して遮光板の測定セルへの取り付けを簡単にするための具体的な実施の態様としては、前記測定セルが、断面略正八角形状の内側周面を有する筒形状をなすものであり、前記第1透光窓及び前記第2透光窓が、前記測定セルの相対向する第1平面及び第2平面に形成されるとともに、前記第3透光窓が、前記第1及び第2平面に直交する第3平面に形成され、前記遮光板が、前記第1、第2及び第3平面のいずれにも相対向しない4つの平面に略垂直に設けられていることが望ましい。このように、略正八角形状の内側周面を有する筒形状として、平面に透光窓を設けているので、光が通過する部分の水平度を確保することができる。よって、各透光窓が曲面であることによる光のロスを低減することができる。測定セルの形状としては、断面略矩形形状の内側周面を有する筒形状をなすものも考えられるが、前記のように断面略正八角形状の内側周面を有する筒形状とすることにより、測定セル、光源、光検出器等の配置スペースを小さくすることができる。
遮光板の遮光機能を確保しながらも、測定セル内部の構成を簡単にするための具体的な実施の態様としては、前記第1透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板と、前記第3透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板とにおいて、第1透光窓及び第3透光窓との間に設けられる遮光板を共通とし、前記第2透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板と、前記第3透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板とにおいて、第2透光窓及び第3透光窓との間に設けられる遮光板を共通とすることが望ましい。
清掃機構の具体的な実施の態様としては、前記清掃機構が、前記各透光窓に対応して設けられた摺動片を有する清掃体と、当該清掃体を測定セルに対して相対移動させる駆動部と、を備えることが望ましい。
このように本発明によれば、二次散乱光等の迷光を好適に防止しつつ、透光窓の清掃を簡単に行うことができ、その結果正確な測定を可能にすることができる。
次に、本発明の試料測定装置を組み込んだ水質分析装置の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、図1は本実施形態の水質分析装置100の斜視図であり、図2は水質分析装置100の保護カバー23を取り外した状態の底面図であり、図3はセンサ本体2の内部構造を省略したA−A線断面図であり、図4は測定セル61の横断面図であり、図5は清掃体661の斜視図である。
<装置構成>
本実施形態に係る水質分析装置100は、pH、導電率(Conductivity)、溶存酸素(Dissolved Oxygen)濃度、濁度(Turbidity)及び水温などの測定項目を同時に連続測定するものであり、図1及び図2に示すように、水質測定用の複数の測定センサを備えた浸漬型のセンサ本体2と、当該センサ本体2に防水タイプの電気ケーブルCAを介して電気的に接続された計器本体3と、を備えている。そして、例えば液体試料として海水の水質分析を行う場合には、電気ケーブルCAの部分を持ち、センサ本体2を海水中に垂下し、海水中に浸漬した状態で行う。
センサ本体2は、図1に示すように、概略回転体形状をなし、複数種類の測定センサが取り付けられる取付ブロック体21と、電源、メモリ機能部を有する演算部、演算された水質の測定データ等を時系列的に記録するデータロガーを内蔵する演算機器等収容体22と、前記取付ブロック体21の下端部(センサ取付側端部)に取り付けられて、測定センサを外部から保護するセンサ保護カバー23と、を備える。なお、取付ブロック体21と演算機器等収容体22とは水密ケースを構成する。また、センサ保護カバー23は、外部からの光を遮光する遮光機能及び設置、測定の際に外部から受ける衝撃を吸収する衝撃吸収機能を有し、外部の液体試料(例えば海水等)をセンサ本体2内部に導きながらも、測定センサを外部から保護するものである。
具体的に取付ブロック体21の下端部に形成された取付面21Aには、図2に示すように、pH測定用のpHガラス電極31及び高濃度(3.3mol/L)のKClの内部液を用いた比較電極32で構成されるpHセンサ3、前記比較電極32を用いて酸化還元電位を測定するための酸化還元電極4、例えば交流4極法を用いた導電率センサ5、透過散乱法を用いた濁度センサ6、ポーラログラフ法を用いた溶存酸素センサ7、及び温度センサ8等が同一方向を向くように設けられている。つまり各センサ3〜8は、その中心軸方向が略一致する方向に取付面21Aに設けられている。取付面21Aは、同一平面により形成されても良いし、部分的に段部を有するようなものでも良い。
なお、各センサの測定原理は上記に限られず、他の測定原理を用いたものであっても良い。また、pHガラス電極31、比較電極32、酸化還元電極4及び溶存酸素センサ7は、一般に使用に連れて劣化又は不測の破損を伴うことを考慮して、取付ブロック体21に対して交換可能なカードリッジ式になっており、交換が容易である。
計器本体3は、前記センサ本体2からの測定データ等を表示する表示部、電源キー、機能キー、測定の開始・終了キー、校正キー、セレクトキー、アップダウンキー等を備えている。そして、前記電気ケーブルCAを操ってセンサ本体2を水没させると、各測定センサのからの出力に基づく測定データが前記メモリ機能部に記録され、且つ、その測定値が表示部に表示される。
<濁度センサ6について>
しかして本実施形態の濁度センサ6は、特に図3に示すように、液体試料を収容する筒状の測定セル61と、測定セル61に設けられた第1透光窓M1を介して測定セル61内に検査光L1を照射する光源62と、測定セル61において第1透光窓M1に対向して設けられた第2透光窓M2を介して測定セル61内を通過した透過光L2を検出する透過光検出器63と、測定セル61において検査光L1に略直交して設けられた第3透光窓M3を介して測定セル61内で散乱した散乱光L3を検出する散乱光検出器64と、測定セル61内において当該測定セル61の軸方向に沿って設けられ、第1、第2及び第3透光窓M1〜M3それぞれに向かって末広がりの空間を形成する複数の遮光板65と、第1、第2及び第3透光窓M1〜M3を清掃する清掃機構66と、を備える。なお、測定セル61、光源62、透過光検出器63及び散乱光検出器64は、取付ブロック体21の取付面21Aに設けられたセンサ収容部67内に固定されている。
以下各部61〜66について詳述する。
測定セル61は、図3に示すように、前記センサ収容部67に上下端を開放した状態で設置される両端が開口する筒状をなすものであり、具体的には、図4に示すように、断面略正八角形状の内側周面を有する。
また測定セル61は、測定セル61の側周に設けられた光源62からの検査光L1を測定セル61内に導くための第1透光窓M1、第1透光窓M1に対向して設けられた第2透光窓M2、及び第1透光窓M1及び第2透光窓M2の対向方向に直交する方向に設けられた第3透光窓M3を有する。測定セル61は、第1、第2及び第3透光窓M1〜M3以外には遮光性を有する材料から形成され、第1、第2及び第3透光窓M1〜M3は光透過性を有する材料から形成されている。
具体的には、図4に示すように、第1透光窓M1及び第2透光窓M2は、測定セル61の相対向する第1平面61a及び第2平面61bに形成されている。また、第3透光窓M3は、第1平面61a及び第2平面61bに垂直な第3平面61cに形成されている。なお、第3透光窓M3は、散乱光L3の光軸に対して30度の広がりを有する光を検出するものであり、第1透光窓M1及び第2透光窓M2よりも面積が大きい。
光源62は、第1透光窓M1に対向するように設けられ、LEDから構成される。なお、図示しないが、光源62と第1透光窓M1との間には、光学レンズが設けられ、測定セル61の略中央部に検査光L1が集光するようにしている。
また、透過光検出器63は、第2透光窓M2に対向するように設けられ、散乱光検出器64は、第3透光窓M3に対向するように設けられている。いずれの検出器からの検出信号も演算機器等収容体22に収容された演算部(図示しない)に出力される。
遮光板65は、測定セル61内で生じる迷光を除去するものであり、測定セル61の内面に測定セル61の軸方向に沿って設けられ、第1、第2及び第3透光窓M1〜M3それぞれに向かって末広がりの空間を形成するものである。
この各遮光板65は、測定セル61の中心軸に沿って、測定セル61の内面において測定セル61の中心を向いて設けられる平板状のものである。そして、相対向する2つの遮光板65の側面により遮光板65の基端部まで末広がりの空間を形成する。また、各遮光板65の形状は略同一であり、測定セル61の両端部(上端部から下端部)に亘って延設されている。各透光窓M1〜M3に対向して設けられた一対の遮光板65は、透光窓M1〜M3の前方、測定セル61の中心側前方に、測定セル61の中心軸に沿ってスリットSを形成する。なお、遮光板65は、測定セル61と一体成形されても良いし、別々に形成された測定セル61及び遮光板65を接着剤等により固定しても良い。
また、各遮光板65の先端により形成される領域(各遮光板65の先端の内接円の内部領域)は、後述する清掃機構66の移動軸6621を移動可能とするため、当該移動軸6621よりも若干大きく形成されている。
具体的に遮光板65は、第1、第2及び第3平面61a〜61cのいずれにも相対向しない4つの平面(第4〜第7平面61d〜61g)に略垂直に設けられている。つまり、隣接する遮光板65同士の成す角度は、略直角である。また、各透光窓M1〜M3に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板65は、それぞれの透光窓M1〜M3に対して±45度傾斜している。
また、第1透光窓M1に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板65と、第3透光窓M3に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板65とにおいて、第1透光窓M1及び第3透光窓M3との間に設けられる遮光板65が共通とされている。
さらに、第2透光窓M2に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板65と、第3透光窓M3に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板65とにおいて、第2透光窓M2及び第3透光窓M3との間に設けられる遮光板65が共通とされている。
また、本実施形態の遮光板65は、液体試料のより生じた散乱光L3が遮光板65により反射して透過光検出器63又は散乱光検出器64により受光されることを防止するため、その先端部651が、測定セル61の中心軸を向くようにして尖っている。
このように測定セル61及び遮光板65により形成される内部空間は、概略四つ葉形状をなす等断面形状となる。
清掃機構66は、図3に示すように、第1透光窓M1、第2透光窓M2及び第3透光窓M3の汚れを払拭するものであり、透光窓M1〜M3の汚れを払拭する清掃体661と、当該清掃体661を測定セル61に対して相対移動させる駆動部662と、清掃体661の位置を検出するための位置検出部663と、を備える。
清掃体661は、図4及び図5に示すように、各透光窓M1〜M3に対応して設けられた摺動片661a〜661dを有する平面視において概略四つ葉形状をなすものである。本実施形態の清掃体661は、ゴム等の弾性部材により一体成形されたものである。4つの摺動片661a〜661dは、それぞれ測定セル61及び遮光板65により形成された第1空間、第2空間、第3空間及び第4空間内に収容される。なお、清掃の観点からは第4空間内に収容される摺動片661dは必要ではないが、第3透光窓M3に接触する摺動片661cを第3透光窓M3に押圧接触させると共に、当該摺動片661cが、第1透光窓M1及び第2透光窓M2に押圧接触する摺動片661a、661bと略同一の押圧力により第3透光窓M3に押圧接触するために設けられている。これにより第3透光窓M3を第1透光窓M1及び第2等小窓M2と同程度に清掃することができる。
清掃体661の縦横寸法は、測定セル61の内面の縦横寸法よりも若干大きい。つまり、清掃体661の摺動体661aの先端辺と摺動体661bの先端辺との距離が、第1平面61aと第2平面61bとの距離よりも若干大きく、摺動体661cの先端辺と摺動体661dの先端辺との距離が、第3平面61cと第8平面61hとの距離よりも若干大きい。これにより、清掃体661が測定セル内に収容された状態において、各摺動片661a〜661dは測定セル61の内面に押圧接触することになる。
また、各摺動片661a〜661dは、遮光板65により形成される末広がりの空間に合わせて先端に行くに従って徐々に幅広な形状をなす。これにより、測定時において(このとき清掃体661は測定セル61上部に位置する)、測定セル61の上端開口から測定セル61内に入る外部の光を遮断することができる。また、各摺動片661a〜661dの左右端部は、清掃体661の移動における接触抵抗を大きくしないため、遮光板65に接触しないようにしている。これにより、遮光効果を可及的に大きくするとともに、接触抵抗を小さくするためには、各摺動片661a〜661dの左右端部を遮光板65に接触させない程度に大きくすることが好ましい。
駆動部662は、例えばラックアンドピニオン機構により清掃体661を進退移動させるものであり、先端部に清掃体661が取り付けられる移動軸6621と、当該移動軸6621を測定セル61の中心軸に沿って進退移動させるモータやギア等からなる駆動機器6622とを備えている。なお、駆動機器6622は、取付ブロック体21及び演算機器等収容体22からなる水密ケース内に固定されている。
移動軸6621は、測定セル61の中心に沿って進退移動するものであり、その先端部に清掃体661が固定される。具体的には、移動軸6621の先端部に形成された凹凸に、清掃体661の中心部に設けられた取付孔661Aの凹凸を弾性変形させて嵌合させることにより、清掃体661が移動軸6621に固定される。
位置検出部663は、移動軸6621に設けられた遮光片6621xの位置を検出することによって、清掃体661の位置を検出するものであり、フォトインタラプタにより構成されている。具体的に位置検出部663は、清掃体661が最下端にある状態及び清掃体661が最上端にある状態を検出するものであり、それらに対応する位置にそれぞれフォトインタラプタが設けられている。
このように構成された清掃機構66は、演算機器等収容体22に収容される制御機器により例えば定期的(例えば数時間又は数日おき)に透光窓M1〜M3を自動清掃するようにしても良いし、計器本体3に設けられた清掃キーによりユーザが適宜清掃操作できるようにしても良い。
<本実施形態の効果>
このように構成した本実施形態に係る水質分析装置100によれば、各透光窓M1〜M3それぞれに向かって末広がりの空間を形成する遮光板65を設けているので、遮光板65により形成されるスリットSにより迷光を分離除去することができるだけでなく、スリットSを通過した迷光は、遮光板65の側面及び測定セル61の側面に多重反射して減衰されるので、迷光が透過光検出器63及び散乱光検出器64によって受光されることを防止できる。また、遮光板65が測定セル61の軸方向に沿って設けられ、透光窓M1〜M3に向かって末広がりの空間を形成しているので、透光窓M1〜M3と遮光板65との間にスペースができ、遮光板65が、透光窓M1〜M3の清掃を妨げることが無く、透光窓M1〜M3の清掃を行うことができる。したがって、二次散乱光等の迷光を好適に防止しながらも、透光窓M1〜M3の清掃を簡単に行うことができるようになり、その結果正確な測定を可能にすることができる。
<その他の変形実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。以下の説明において前記実施形態に対応する部材には同一の符号を付すこととする。
例えば、測定セルは、前記実施形態のように断面正八角形状をなすものの他に、断面円形状をなすものであっても良いし、その他の断面多角形状をなすものであっても良い。
また、前記実施形態では光源及び散乱光検出器、透過光検出器及び散乱光検出器との間の遮光板を共通にして部品点数の削減を図っているが、光源、透過光検出器及び散乱光検出器それぞれに一対の遮光板を設けても良い。また、遮光板の形状は平板に限られず、湾曲又は屈曲した板を用いても良い。
さらに、前記実施形態の遮光板は、透光窓が設けられていない平面に設けられ、遮光板が透光窓の前に形成する空間が、一部に末広がりの空間を有するものであったが、遮光板を透光窓が設けられた平面に設け、遮光板が透光窓の前に形成する空間が、全体に亘り末広がりの空間をなすものであっても良い。
また、前記実施形態では、第3透光窓が、第1透光窓及び第2透光窓の対向方向に直交する方向、つまり検査光に略直交して設けられているが、その他、前方散乱光又は後方散乱光を検出するために第2透光窓とは異なる位置に設けても良い。
その上、測定方式に、透過光散乱光測定方式を用いているが、その他の光を利用した測定方式(透過光測定方式、表面散乱光測定方式、散乱光測定方式、積分球方式など)を用いることができる。なお、採用する測定方式に応じて、光源や光検出部の種類、数、配置場所等を適宜変更できることは言うまでもない。
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてよいし、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
本実施形態に係る水質分析装置の斜視図。 同実施形態の水質分析装置の保護カバーを取り外した状態の底面図。 同実施形態のセンサ本体の内部構造を省略したA−A線断面図。 同実施形態の測定セルの横断面図。 同実施形態の清掃体の斜視図。
符号の説明
100・・・水質分析装置(試料測定装置)
61 ・・・測定セル
M1 ・・・第1透光窓
M2 ・・・第2透光窓
M3 ・・・第3透光窓
L1 ・・・検査光
L2 ・・・透過光
L3 ・・・散乱光
62 ・・・光源
63 ・・・透過光検出器
64 ・・・散乱光検出器
65 ・・・遮光板
66 ・・・清掃機構
661・・・清掃体
661a〜661d・・・摺動片
662・・・駆動部
61a・・・第1平面
61b・・・第2平面
61c・・・第3平面

Claims (5)

  1. 試料を収容する筒状の測定セルと、
    前記測定セルに設けられた第1透光窓を介して測定セル内に検査光を照射する光源と、
    前記測定セルにおいて前記第1透光窓に対向して設けられた第2透光窓を介して測定セル内を通過した透過光を検出する透過光検出器と、
    前記測定セルにおいて前記第2透光窓とは異なる位置に設けられた第3透光窓を介して測定セル内で散乱した散乱光を検出する散乱光検出器と、
    前記測定セル内において当該測定セルの軸方向に設けられ、前記第1、第2及び第3透光窓それぞれに向かって末広がりの空間を形成する複数の遮光板と、
    前記測定セル内に設けられて、前記第1、第2及び第3透光窓を清掃する清掃体と、を具備する試料測定装置。
  2. 前記遮光板の先端部が尖っている請求項1記載の試料測定装置。
  3. 前記測定セルが、断面略正八角形状の内側周面を有する筒形状をなすものであり、
    前記第1透光窓及び前記第2透光窓が、前記測定セルの相対向する第1平面及び第2平面に形成されるとともに、前記第3透光窓が、前記第1及び第2平面に垂直な第3平面に形成され、
    前記遮光板が、前記第1、第2及び第3平面のいずれにも相対向しない4つの平面に略垂直に設けられている請求項1又は2記載の試料測定装置。
  4. 前記第1透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板と、前記第3透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板とにおいて、第1透光窓及び第3透光窓との間に設けられる遮光板を共通とし、
    前記第2透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板と、前記第3透光窓に向かって末広がりの空間を形成する一対の遮光板とにおいて、第2透光窓及び第3透光窓との間に設けられる遮光板を共通とする請求項1、2又は3記載の試料測定装置。
  5. 前記清掃体が、前記各透光窓に対応して設けられた摺動片を有するものである請求項1、2、3又は4記載の試料測定装置。
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