JP5070279B2 - 多階調中間調スクリーン生成方法 - Google Patents

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Description

本発明は多階調(multi-level)中間調(halftone)スクリーン及びそのセット、とりわけEP(electrophotographic)、CTP(computer-to-plate)、DI(direct imaging)、ダイ昇華印刷機、低解像度インクジェット等の諸方式低解像度多階調印刷機に適する多階調中間調スクリーン及びそのセットに関する。
図1に、画像情報の取得、取得した情報のラスタ化によるディジタル連続階調(contone)データの生成、並びにそのデータの操作による印刷機向けデータの生成を含む従来の処理手順を示す。図示の通り、各種画像源102、104及び106により提供される画像は、対応する画像入力装置108、110及び112で取り込むことで、ディジタルデータファイル114に変換することができる。例えばアナログな連続階調の光景102を入力する際には、ディジタルカメラ108によってその光景102をディジタル撮影し、ファイル114に変換する。ファイル114の形式としては、JPG、TIFF(登録商標)等、既知のあらゆる形式を使用できる。また、有形媒体104上の画像を入力する際には、スキャナ110を用いてその媒体104をディジタルスキャンしファイル114に変換する。そして、コンピュータグラフィクス106を入力する際には、グラフィックデザインソフトウェア112によってそのグラフィクス106を作成し保存する。
ファイル114内のデータは複数個の画素の二次元配列である。画素にはレッド、グリーン及びブルーの三種類があり、各画素データは対応する原色の濃度を表している。他方、印刷機116、118及び120では、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック(CMYK)の四基本色で画像を印刷する。そのため、ユーザから印刷指示があったときには、使用する印刷機が印刷機116、118及び120のいずれであっても、ファイル114内の画素データをラスタ化し、CMYKディジタル連続階調データ124に変換する必要がある。このラスタ化は、ソフトウェア、ハードウェア又はその組合せで構成されるRIP(raster image processor)122によって行う。即ち、RIP122は、ファイル114内のレッド、グリーン及びブルーデータをディジタル連続階調データ124に変換する。
更に、印刷機116、118及び120の解像度(印刷解像度)は、画像入力装置108、110及び112の解像度(入力解像度)に比べ通常はかなり高い。そのため、RIP122では、通常、処理の際に画像データの解像度を高める。この場合、ディジタル連続階調データ124はファイル114内のデータより高解像度になる。即ち、ファイル114における画素1個がディジタル連続階調データ124では画素複数個になる。この図では、ディジタル連続階調データ124の画素即ちリップド画素(RIPped pixel)のうち1個を符号126で表してある。
印刷に際しては、そのディジタル連続階調データ124に中間調処理130を施し、その印刷に使用する印刷機例えば120に対しコンパチブルなRTP(ready-to-print)データを含む中間調データ例えば128に変換する。RTPデータの解像度は普通はディジタル連続階調データ124の解像度と同等かそれ以上であるので、リップド画素例えば126からRTPデータ構成要素が1個又は複数個生成されるのが普通である。本願ではこの要素のことを印刷ドット(exposure dot)と呼ぶ。図では印刷ドットのうち1個を符号138で表してある。
この中間調処理130には複数通りの形態がある。どの形態を使用するかは、印刷機116、118及び120のうちどれを使用するか、また印刷する画像がどのようなタイプの画像か、によって決まる。例えば、オペレータから印刷機116の使用が求められたらしきい値型中間調処理132を選択し、それによりディジタル連続階調データ124からRTPデータ134を生成する。しきい値型中間調処理132では、大まかには、与えられたリップド画素126の濃度があるしきい値以上なら、データ134内の印刷ドットのうちそのリップド画素126の位置に対応する位置のドットをオン値にセットし、そうでなければオフ値にセットする。オン値ならその位置の印刷ドットが印刷され、オフ値なら印刷されない。
また、オペレータから印刷機118での印刷が求められたときには、ドットパターン型中間調処理140を実行してRTPデータ142を生成する。ドットパターン型中間調処理140では、与えられるリップド画素126の濃度値と、印刷機118・ディジタル連続階調データ124間解像度比とに応じ、複数通りのパターン141からいずれかを選択して使用することにより、中間調セル146内に印刷ドットのパターンを発生させる。例えば図示例では、データ124内画素1個に対応する中間調セル146内に4個の印刷ドットがあるので、そのセル146で5通りの濃度値を表現することができる。即ち、セル146内印刷ドットが(1)4個皆オフ、(2)1個オンで3個オフ、(3)2個オンで2個オフ、(4)3個オンで1個オフ、(5)4個皆オン、の五値を表現できる。処理中のリップド画素の濃度値がほぼ又は完全に0値なら対応するセル146のパターンを(1)にし、それより若干濃度が高ければ(2)にする、等々といった具合である。
そして、オペレータから多階調印刷機120での印刷が求められたら、ディジタル連続階調データ124に対して多階調中間調処理148を適用する。多階調印刷機は、各印刷ドットをオン、オフ二階調のいずれかでしか印刷できない二階調印刷機と異なり、各印刷ドットの印刷に使用できる濃度値が多様な印刷機である。例えば図中の印刷機120は8ビット多階調印刷機であるので、各印刷ドットの印刷に使用しうる印刷濃度が256通りある。多階調中間調処理148では、そうした多階調な印刷濃度値のうちのいずれかを採るよう各印刷ドット152の印刷濃度を決めることで、RTPデータ150を生成する。どの程度の階調数になるかは使用する多階調印刷機の性能による。図2に二階調印刷機の、また図3に多階調印刷機の、印刷ドットの例を示す。図4には、ディジタル連続階調データ124のヒストグラムと、多階調中間調処理148の実行によって得られるRTPデータ150即ち多階調中間調データのヒストグラムとを示してある。
中間調処理130は基本色毎に、即ちディジタル連続階調データ124のCMYK四基本色それぞれに実行されるので、RTPデータ例えば150はそれら基本色毎に発生する。また、中間調処理130においては、出力すべきRTPデータを所与のデータ124に基づき生成するのにスクリーンを使用する。スクリーンの実質はテーブルであり、基本色1色毎に1個のスクリーンを使用するのが普通である。
図5Aに中間調スクリーンの一例501を示す。このスクリーン501はシアン用のスクリーンであり、スクリーンドット502を複数個有している。これらのスクリーンドット502は、RTPデータ504内印刷ドットのうち印刷濃度=0にすべきでないものの配置を表している。即ち、スクリーンドット502によって、印刷機で印刷される印刷ドット503の配置が指定されている。RTPデータ504を生成する際には、ディジタル連続階調データ505上にこのスクリーン501を(通常は傾けて)重ね合わせる。通常、スクリーン501の方がその適用先のデータ505よりも小さい(低解像度である)ので、図中506に示されるように、データ505上にスクリーン501を(傾けて)敷き詰める格好になる。各スクリーンドット502は、その重畳先画素の濃度値を対応する印刷ドット503の印刷濃度値へと変換する(図中の507)。
既存の中間調スクリーンとしては、AMスクリーンとFMスクリーンの二種類がある。AMスクリーンとは振幅変調スクリーン、FMスクリーン511とは空間周波数(frequency;以下単に周波数)変調スクリーンの意である。図5Bに示すように、AMスクリーン510ではスクリーンドットを規則的に並べるのに対して、FMスクリーン511ではランダムに分布させる。そのため、FMスクリーンのことを不規則(stochastic:確率的)スクリーンとも呼ぶ。
米国特許第5956157号明細書 米国特許第5396584号明細書 米国特許第5111310号明細書 米国特許第5477305号明細書 米国特許第5519791号明細書 米国特許第5535020号明細書 米国特許第5553165号明細書 米国特許第5726772号明細書 米国特許第5734752号明細書 米国特許第5946455号明細書 米国特許第6278802号明細書 米国特許第6433891号明細書 米国特許第6493112号明細書 米国特許第6606168号明細書 米国特許第6798537号明細書 米国特許第6842184号明細書 Joan L. Mitchell et al., "Multilevel Color Halftoning", IS&T/SID Ninth Color Imaging Conference, pp. 189-193 (2001) Victor Ostromoukhov, "Pseudo-Random Halftone Screening for Color and Black & White Printing", Peripheral Systems Laboratory, Swiss Federal Institute of Technology (EPFL), IN-F, CH-1015 Lausanne, Switzerland, pp.1-8 (1993) American Institute of Aeronautics and Astronautics, Kikuo Fujita, Noriyasu Hirokawa and Tomoya Tachikawa, "Voronoi Diagram Based Cumulative Approximation for Engineering Optimization", Department of Computer-Controlled Mechanical Systems, Graduate School of Engineering, Osaka University, Suita, Osaka, 565-0871 Japan, AIAA-2000-4919, pp,1-11 (2000) Victor Ostromoukhov, Roger D. Hersch, "Stochastic Clustered-Dot Dithering", Ecole Polytechnique Federale, Lausanne, (EPFL), pp.1-10 (1999)
AMスクリーンを用い見栄えのよい画像を生成するには、CMYK各基本色毎に生成したAMスクリーンを、対応する色のディジタル連続階調データ上に、所定角度傾けて重ね合わせる必要がある。通常、傾ける角度は、シアン用は15°、マゼンタ用は75°、ブラック用は45°、イエロー用は0°にする。各スクリーンをこの傾きで重ね合わせると、スクリーンドットの集まりで形成される微細構造が喜ばしい構造、即ちロゼット構造と呼ばれる肉眼判別困難な構造になる。しかし、従来のAMスクリーンでは、モアレ縞と呼ばれるスクリーンドット干渉縞が現れて画質が劣化することがある。
FMスクリーンにはモアレの干渉縞で絵面が汚れるといった問題はないが、いわゆる虫様偽像(worm-like artifact)が発生することがある。これは、FMスクリーンを使用すると、階調スケール上の濃厚域即ち印刷濃度が高くスクリーンドットが大きい領域でスクリーンドット同士が三々五々に癒合し始めるからである。
また、FMスクリーンは、高解像度インクジェット印刷機等を用い約5000dpi以上の高解像度で印刷する際にはうまく働くが、EP、フレキソ、DI、ダイ昇華、低解像度インクジェット等の諸方式印刷機を用い約2000dpi以下の低解像度で印刷する際にはあまり有効でない(dpi:1インチ当たりドット数;1インチ=約2.54×10-2m)。例えば、現状のEP印刷及びフレキソ印刷における印刷解像度はインクジェット印刷におけるそれほど高くない。これは、EP印刷やフレキソ印刷における最小印刷ドットサイズが高解像度インクジェット印刷におけるそれほど小さくないからである。特に、EP印刷は、イメージシリンダ上に電荷スポットを形成し、そのスポットにトナーを吸着させ、そしてそのトナーを印刷先媒体例えば印刷用紙に転写する、という仕組みであるので、印刷ドットサイズを小さくするにはイメージシリンダ上の電荷スポットを小さくする必要がある。しかし、電荷スポットを小さくしすぎると、スポット内電荷量が足りなくてトナーがうまく吸着されなくなり、印刷先媒体へのトナー転写量が0又はほぼ0になってしまう。また、フレキソ印刷は、凸状印刷ドットが形成されている可撓印刷版上にインクを被着させ、それら凸状印刷ドットを媒体に接触させてインクを転写する仕組みであるので、印刷版上の凸状印刷ドットが小さすぎるとインクが印刷版にうまく載らなくなる。同様の問題は他の低解像度印刷機でも発生する。従って、モアレの干渉縞が生じない等AMスクリーンにない利点を有するとはいえ、FMスクリーンに対しても、低解像度印刷方式にて偽像のない高品質画像が得られるようにすることが求められている。
上述した諸問題を技術的に克服し本件技術分野に解決策をもたらすには、本発明に従い多階調中間調スクリーンセットを生成すればよい。本発明の実施に際しては、例えば低解像度多階調印刷向け3D(三次元)中間調スクリーンを生成してコンピュータ可読メモリシステムに保存する。低解像度多階調印刷とは、例えばEP、CTP、DI、ダイ昇華、低解像度インクジェット等の方式による印刷のことをいう。本発明で生成される3D中間調スクリーンは、例えば複数枚一組のプレーンからなるデータ構造という形態を採る。各プレーンは、所与のリップド画素が採りうる複数通りの濃度値のうち一通り又は複数通りに対応させる。個々のプレーン上にあるデータ構造即ちプレーン内構造には、それぞれ多階調印刷機の印刷濃度値のうち一通りを割り振る。従って、リップド画素が与えられたときに、その画素の濃度値その他に応じていずれかのプレーンを選定し、更にそのプレーン内でその画素の座標値その他に応じていずれかのプレーン内構造を選定することによって、そのリップド画素の印刷に相応しい印刷濃度値を求めることができる。
この3D中間調スクリーンのプレーン内構造はスクリーンドットを形成する。スクリーンドットはその印刷濃度が0でないプレーン内構造の連鎖である。各スクリーンドットのサイズは、そのプレーン内で連なりそのスクリーンドットを構成しているプレーン内構造の個数、即ちそのスクリーンドットをデータ表現するのに使用されるプレーン内構造の連鎖個数によって、表される。ここでいう“連鎖”とは、データの仮想的集合体、例えば相隣接するデータ要素からなるアレイのことである。それらのデータ要素の実際の居所は、コンピュータ可読メモリシステム内で遠く離れていて不連続であってもかまわない。
本発明を実施する際には、例えば各スクリーンドットに核及び周辺領域を設ける。核とは、その3D中間調スクリーン内のどのプレーンでも同一又はほぼ同一の位置を保つ部分、周辺領域とはその周りの部分である。対応するリップド画素濃度値が低いプレーンから高いプレーンへと進むにつれ、周辺領域が大きくなる(サイズが成長する)ようにする。
本発明を実施する際には、また、対応するリップド画素濃度値が低いプレーンから高いプレーンへと進むにつれ、個々のスクリーンドットに割り振る印刷濃度値が高まる(濃度が上昇する)ようにするとよい。
本発明を実施する際には、また、どのプレーン上でもそのプレーンにおけるスクリーンドットサイズをほぼ均一にすること、但し完全には均一にしないことが望ましい。プレーン内スクリーンドットサイズをほぼ均一にすること、とりわけ高いリップド画素濃度値に対応するプレーンでそうすることで、好適にも、スクリーンドット同士の癒合を管理下で進行させ虫様偽像を抑えることができる。他方、プレーン内スクリーンドットサイズを完全には均一にしないこと、とりわけ低いリップド画素濃度値に対応するプレーンでそうすることで、好適にも、トナーやインクの転写安定性(stable toner/ink transfer)を高めることができる。換言すれば、スクリーンドットサイズに僅かな不規則性乃至変化を付けること、とりわけ階調スケール上の諸領域のうちスクリーンドットが小さい淡白領域即ち低濃度領域でそうすることは、トナーやインクの転写安定性を高めること、とりわけ小さなスクリーンドットにうまく反応しない低解像度印刷機で高めることにつながる。また、本発明を実施するに当たり、階調スケール上で淡白領域に属するプレーンにてスクリーンドットサイズを大きくすることも、とりわけ低解像度印刷機でトナーやインクの転写安定性を高めることにつながる。
本発明を実施する際には、更に、3D中間調スクリーン組成スクリーン内でスクリーンドット核を確率的に即ち不規則に分布させるとよい。或いは、スクリーンのうち1枚又は複数枚ではスクリーンドット核を不規則に分布させ、他の1枚又は複数枚では規則的に並べるようにしてもよい。例えば、中庸領域に属するプレーンではスクリーンドット核を規則的に並べ、他のプレーンでは不規則に分布させるとよい。
本発明を実施する際には、その3D中間調スクリーンがグリーンノイズ様パワースペクトラム、即ち約150〜250lpiの範囲内に中心周波数ピークがあるスペクトラムを呈するようにするとよい(lpi:1インチ当たりライン数)。グリーンノイズ様パワースペクトラムは、必須とはいえないまでも、低解像度印刷機では有益である。また、その3D中間調スクリーンにおけるスクリーンドット核周波数がプレーン間で異なる形態で本発明を実施してもよい。
本発明を実施する際には、例えば基本色1色毎に1個の3D中間調スクリーンを生成する。それらの3D中間調スクリーンのスクリーンドット核周波数平均値をスクリーン毎に異なる値にすることは、偽像を抑える上で役に立つ。更に、それら3D中間調スクリーンのうち1個又は複数個をFMスクリーン、他の1個又は複数個をAMスクリーンにすることもできる。
本発明を実施する際には、例えば、リップド画素の濃度値及び座標値を多階調処理システムに入力する。そのシステムでは、少なくともそのリップド画素の濃度値に基づき3D中間調スクリーン内プレーンを選定し、少なくともそのリップド画素の座標値に基づきそのプレーン内でその座標値に相応する位置を選定し、その位置に割り振ってある印刷濃度値を出力する。
本発明を実施する際には、また、処理システムで3D中間調スクリーンを生成する際に少なくともまずタイルの形状、サイズ、角度及びスクリーンドット核周波数の定義を受け取り、それら形状、サイズ、角度及び周波数に見合うようまたスクリーンドット核分布がランダムになるようタイルを生成する。更に、生成したタイル内にランダム分布しているスクリーンドット核を、ボロノイ(Voronoi)アルゴリズム等本件技術分野で既知のアルゴリズムを用いて再配置し、スクリーンドット核の周波数分布のスペクトラムを、定義で与えられた周波数を中心とするスペクトラムにする。また、プレーン毎にスクリーンドットを成長させる処理のアルゴリズムは、そのスクリーンドットが付近にあるどのスクリーンドットとも同時又はほぼ同時に接触することとなるような速さで、各スクリーンドットが付近のスクリーンドットに向かい成長するアルゴリズムにする。次いで、生成したタイル及びそのプレーンに対してアベレージング(平均化)フィルタを適用し、更にそのタイルを等価な0°タイルに変換して敷き詰める。敷き詰め方は煉瓦状にしてもよいし、本件技術分野で既知の他のパターン例えばホラデイ(Holladay)敷き詰め構造にしてもよい。この敷き詰めによって、入力画像例えばディジタル連続階調データに適用可能な3D中間調スクリーンが得られる。
以下、別紙図面を参照しつつ且つ上記以外のものも含め、本発明の実施形態についてより詳細に説明する。下記詳細説明を別紙図面と併せ参照することで本発明をより好適に理解できよう。なお、別紙図面は本発明の思想を説明するための図面であるので、その寸法比が正しいとは限らない。
これから説明するのは、多階調印刷向け3D中間調スクリーンに関する本発明の諸実施形態である。このスクリーンは、EP、CTP、DI、ダイ昇華、低解像度インクジェット等の諸方式低解像度印刷機では勿論、その他の種類の印刷機でも好適に使用できる性質のものである。例えば、どのスクリーン組成プレーン上でもスクリーンドットサイズがほぼ均一であるので、スクリーンドット癒合を管理下で進行させることができ、従来のFMスクリーンでは珍しくなかった虫様偽像の発生を抑えることができる。どのような印刷機を用いるかには関係がない。更に、どのスクリーン組成プレーン上でもスクリーンドットサイズが厳密には均一でないので転写安定性が高い。転写安定性の向上は低解像度印刷方式にとどまらず他の概ね全ての印刷方式で有益である。また、階調スケール上の淡白領域でスクリーンドットサイズを大きくすることで、転写安定性ひいては印刷画質を更に高めることができる。スクリーンドットを広く分散させればプレーン内スクリーンドットサイズ拡張の副作用を抑えることができるので、この安定性向上もやはり低解像度印刷方式を含む諸印刷方式で有益である。本件技術分野で習熟を積まれた方々(いわゆる当業者)には自明な通り、こうした3D中間調スクリーンはあらゆる多階調印刷プロセスで役に立つ。
図6に、本発明の実施に適する多階調中間調処理システム600を示す。このシステム600では、CMYKディジタル連続階調データ124からリップド画素データ606を取り出し1画素ずつ多階調中間調処理部602に与えている。いわゆる当業者には自明な通り、こうしたシリアルデータ処理システムではなくパラレルデータ処理システムを採ることもできる。また、この例ではリップド画素データ606を処理部602に与えているが、いわゆる当業者には自明な通り、ラスタ化の済んだデータ124以外の画像データから画素データを取り込むようにしてもよい。なお、リップド画素データ606とは、各リップド画素の濃度値と、その画素の座標値(大抵はX及びY座標値)とを表すデータのことである。
多階調中間調処理部602は1個又は複数個のプロセッサを有している。それらのプロセッサは、与えられたリップド画素データ606に相応する印刷濃度値を呈するRTPデータ608を生成するのに使用される。印刷濃度値とは多階調印刷機で生成されるドットの印刷濃度、即ちそのドットの濃さ、サイズ又はその組合せのことである。印刷濃度値を求める際、処理部602内プロセッサは、与えられたデータ606をキーにしてデータストレージシステム604内の3D中間調スクリーン610を参照する。参照されるスクリーン610は、本発明の実施形態に係る方法(後述)により生成されたものである。システム604は処理部602に可通信接続しておく。
データストレージシステム604は1個又は複数個のコンピュータ可読メモリから構成されている。このシステム604は、それぞれコンピュータ乃至デバイスを介して相互に可通信接続された複数個のコンピュータ可読メモリからなる分散型データストレージシステムとしても、或いは1台のコンピュータ乃至デバイスに組み込まれた1個又は複数個のコンピュータ可読メモリからなる非分散型データストレージシステムとしても、構成することができる。図ではシステム604が多階調中間調処理部602とは別体に描かれているが、いわゆる当業者には自明な通り、システム604の一部又は全体を処理部602に組み込むこともできる。
なお、コンピュータやプロセッサといった用語は、ここではデータの処理、管理、取扱又はその任意の組合せを実行可能なあらゆるデータ処理装置のことを指している。その構成要素の種類は問わない。電気部品、磁性部品、光学部品、生物由来部品、その任意の組合せ等、どのような部品を使用してもよい。
また、コンピュータ可読メモリとは、コンピュータ可読なあらゆるデータストレージ装置のことを指している。揮発性でも不揮発性でもよいし、また電気、磁気、光学等々のいずれでもよい。その例としては、フロッピー(商標)ディスク、ハードディスク、コンパクトディスク、DVD(商標)、フラッシュメモリ、ROM、RAM等を掲げうる。
更に、可通信接続とは、装置間(例えばコンピュータやプロセッサの間)、プログラム間又は装置・プログラム間でのデータ通信に使用されるあらゆる接続のことを指している。その形態は有線でも無線でもその組合せでもかまわない。また、同一のコンピュータやプロセッサに属する装置やプログラムを互いに可通信接続することも、別々のコンピュータ乃至プロセッサに属するもの同士を可通信接続することも、更にはコンピュータやプロセッサに属していないもの同士を可通信接続することもできる。
多階調中間調処理部602は、RTPデータを生成する際に少なくともリップド画素データ606を参照する。具体的には、処理部602又はそのプロセッサが、3D中間調スクリーン610を組成する複数枚のプレーンのなかから、所与のリップド画素の濃度値に応じたレベルのプレーンを選定し、その画素の座標値に応じた位置をそのプレーン内で選定することによって、その画素に相応する印刷濃度値を求める。即ち、RTPデータ608として出力すべき印刷ドット印刷濃度値を求める。
図7に、本発明に従い生成される3D中間調スクリーンの一例詳細構造610を示す。図示例のスクリーン610はX軸702、Y軸704及びZ軸706の三軸を有している。そのうちX軸702及びY軸704は、与えられるリップド画素データ606の座標値に係る軸である。Z軸706は同データ606の濃度値に係る軸(階調スケール)であり、スクリーン610を組成する複数枚のプレーンに一通りずつ付番されている0、1、…、32、33、34、…等々のレベル値は、そのプレーンに割り振られたリップド画素濃度値を表している。なお、いわゆる当業者には自明な通り、1枚のスクリーン組成プレーンに対しリップド画素濃度値を複数通り割り当ててもよい。
図8に示すように、各プレーンは印刷ドットのマップ(二次元分布)である。この図はレベル32プレーンの一例であり、その上に記されている数字は印刷ドットの印刷濃度値を表している。更に、リップド画素濃度=0(即ち濃度なし)に係るレベル0プレーンを除き、どのプレーンにも複数個のスクリーンドットがあり、図7ではそのうち何個かの断面に参照符号708を付してある。意味合いからすれば、印刷濃度=0を呈するスクリーンドット730がレベル0プレーン上にあると見なすことも可能だが、ここでは説明の簡明化のため濃度=非0の印刷ドットのみがスクリーンドット(の構成部分)になりうるものとしているので、スクリーンドットでカバーされるのは、印刷ドットのうち多階調印刷機で印刷されるもの又はその集まりである。例えば、レベル1プレーン内スクリーンドット710は濃度値=3の印刷ドットを1個カバーしているので、スクリーンドット710に属する座標値を有するリップド画素の濃度値が1なら、その画素はRTPデータ608上では濃度値=3の印刷ドットとして表され、多階調印刷機はその印刷ドットを相応の小ささ又は薄さで印刷する。
また、中間調スクリーン610におけるスクリーンドットサイズはZ軸706に沿って且つプレーン毎に徐々に大きくなっていく(成長)。例えば図中に参照符号714で示したのは、レベル35プレーン内で印刷ドットを2個しかカバーしていない小断面のスクリーンドット716が、レベル64プレーン内では印刷ドットを5個もカバーする断面のあるスクリーンドット718になる、という成長である。図示していないが、階調スケール上で淡白領域に即するスクリーンドット708に高めの印刷濃度値を割り振ることにより、低解像度印刷機におけるインクやトナーの転写安定性を高めることができる。加えて、スクリーンドット708は、Z軸706に沿ってサイズ的に成長させるにとどまらず、参照符号724で示すように、Z軸706に沿ってその濃度を高めることもできる。
更に、個々のスクリーンドットには核720がある。核720とは、そのドットでカバーされる印刷ドットのうちどのプレーンでも同じ又はほぼ同じ位置にあるものであり、実数空間ではスクリーンドットの仮想中心、また(中間調スクリーン610上で定義される)整数空間(離散空間)ではその仮想中心が属する印刷ドット、という形態を採る。例えば、図中のスクリーンドット718の仮想中心は、印刷ドット750・印刷ドット752間、但し幾分印刷ドット750の中心寄りの位置にある。スクリーンドット離散化処理、即ち実数空間から整数空間への変換を伴う後述の処理の後は、スクリーンドット718の仮想中心が内在している方の印刷ドット750がスクリーンドット718の核720と見なされ、その位置が整数値で表される。
Z軸706に沿って成長する際、スクリーンドットはその周辺領域722を順次拡げていく。周辺領域722とは、図8に示した通り、スクリーンドット核720と踵を接し又はこれを囲む領域のことである。
図8に示したのは、中間調スクリーン610を組成するプレーンのうちレベル32のプレーンである。この図の冒頭行802に示した印刷ドット濃度値と同じ数値が図7中のレベル32に列記されていることからわかる通り、この図は図7に示したレベル32プレーンの二次元的拡がりを示したものである。図示例から読み取れるように、個別のプレーン上ではどのプレーンでもスクリーンドットサイズがほぼ均一であるので、Z軸沿い成長に伴うスクリーンドット癒合を管理下で開始させることができ、従来のFMスクリーンでは珍しくなかった虫様偽像の発生を抑えることができる。但し、これも同図に示した通り、全てのスクリーンドットが全く同サイズというわけではなく、スクリーンドット間には僅かながらサイズの相違がある。即ち、スクリーンドット708の形状に僅かな不規則性を持たせてあるので、その分、トナーやインク特に低解像度印刷機用のそれの転写安定性が高まる。とりわけ、スクリーンドットサイズに僅かな不規則性即ち変化を持たせることは階調スケール上の淡白領域即ちスクリーンドットが小さい領域にて格別に有益であり、小さなサイズのスクリーンドットにうまく反応しない低解像度印刷機等においてもトナーやインクの転写安定性を高めることができる。この段落で述べた仕組みの組込方については、後に図9を参照してより詳細に説明する。
また、図7及び図8におけるスクリーンドット配置は、その核720の配置から読み取れるように確率的(不規則)であるが、これとは異なる形態で本発明を実施することもできる。例えば、3D中間調スクリーン610又はその一部でAMスクリーンのように規則的に並べることもできる。例えば図12に示す例では、同一スクリーン内で部位毎に少なくともスクリーンドット核配置パターンが違っている。具体的には、中庸領域1208に属するプレーン1204はAMスクリーンと同じくスクリーンドット核配置パターンが規則的なプレーンとし、他の領域に属するプレーン1202及び1206はFMスクリーンと同じくスクリーンドット核配置パターンが不規則なプレーンとしている。このような配置にする利点は、階調スケール上の淡白(toe)領域におけるスクリーンドット配置パターンが不規則パターンであるのでドットが小さいにもかかわらずトナーやインクがうまく被着すること、濃厚(shadow)領域におけるスクリーンドット配置パターンが不規則パターンであるので虫様偽像が発生しにくいこと、並びにトナー/インク被着や虫様偽像が問題にならない中庸(midtone)領域におけるスクリーンドット配置パターンが規則的パターンであるので不規則配置時に比べ良好な印刷結果が得られること、にある。なお、図12に示した例はFM−AM−FMの順で並び方が入れ替わっているが、いわゆる当業者には自明な通り不規則配置と規則的配置の入れ替わり方を別の入れ替わり方にすることもできる。そのようにした構成も本発明の技術的範囲内に包含される。
更に、これは必須ではないが、本発明を実施する際には、中間調スクリーン610が約150〜250lpiの間でグリーンノイズ様パワースペクトラムを呈するようスクリーンドット核720を配置するとよい。グリーンノイズ様パワースペクトラムは低解像度印刷機で有益である。
また、図7に示した例ではどのプレーンでもスクリーンドット核720の個数に違いがないが、本発明はプレーンセット間で核720の個数を異にする形態でも実施することができる。例えば、レベル0〜35のプレーンにはそれぞれX個の核720を設け、レベル36〜255のプレーンにはそれぞれX+Y個の核720を設ける、といった具合である。このようにすることで、いわゆる当業者には自明な通り、3D中間調スクリーン610におけるスクリーンドット核周波数を、そのスクリーン610の階調領域に応じて別の値にすることができる。例えば、図12に示したFMスクリーン様プレーン1202のセットでは、何枚かのプレーンでスクリーンドット核周波数をf1、他の何枚かのプレーンでf2(但しf1>f2又はf2>f1)としている。また、AMスクリーン様プレーン1204のセットでは更に異なるスクリーンドット核周波数f3にし、そしてFMスクリーン様プレーン1206のセットではまた異なるスクリーンドット核周波数f4にしている。FM領域(1202)とAM領域(1204)の変わり目FT1では、その変わり目FT1を挟むプレーン間でスクリーンドット核周波数を等しくし且つ核720の配置を(ほぼ)同じ配置にしている。同じくAM領域(1204)とFM領域(1206)の変わり目FT2でも、その変わり目FT1を挟むプレーン間でスクリーンドット核周波数を等しくし且つ核720の配置を(ほぼ)同じ配置にしている。そうした配置の得方については後に図9を参照してより詳細に説明するが、このように核720の周波数や配置を変わり目を挟み同一又はほぼ同一にすることによって、不規則スクリーンドット核配置・規則的スクリーンドット配置間のテキスチャ遷移がスムーズになる。
更に、図7及び図8に示した中間調スクリーン610のプレーンはいずれも矩形であるが、いわゆる当業者には自明な通り、3D構造を保てる限りスクリーン610は他のどのような形状にしてもよい。
また、図7及び図8並びに対応する説明中では、主としてスクリーンドットを中間調スクリーン610内で成長させているが、スクリーンドットではなくホールを成長させる形態で本発明を実施することもできる。ホールは本質的にはスクリーンドットの裏返しで、その印刷濃度が最高でない印刷ドット又はその集まりをカバーしている。ホールを成長させる実施形態はスクリーンドットを成長させる実施形態と大差なく、後述する同じ中間調スクリーン生成方法にて生成することができる。成長させるのがスクリーンドットではなくホールだという違いがあるだけである。
図14に、ホールを成長させる実施形態に係る中間調スクリーンの一例1402を示す。リップド画素最高濃度値=255に対応するレベル255プレーンを除き、このスクリーン1402を組成するどのプレーンも複数個のホールを有している。この図では、幾つかのホールの断面に参照符号1404が付されている。意味合いからすれば、レベル255プレーン上に濃度=最高値のホール1406があると見なすことも可能だが、説明の簡明化のためここでは濃度=非最大値の印刷ドットだけをホール(の構成部分)として扱っているので、ホールでカバーされるのは、多階調印刷機で印刷したとき最高濃度より低い濃度で印刷される印刷ドットや印刷されない印刷ドットだけである。例えばレベル227プレーン内ホール1408は、8ビット多階調印刷機における最高印刷濃度=255より低印刷濃度である濃度=253の印刷ドットに相当する位置や濃度=238の印刷ドットをカバーしている。
中間調スクリーン1402におけるホールサイズは、Z軸1410に沿って階調スケール上の淡白領域に近づくにつれまたプレーン毎に徐々に大きくなっていく(成長)。例えば図中に参照符号1412で示したのは、レベル224プレーン内では印刷ドットを2個しかカバーできない小断面のホール1414が、レベル128プレーン内では4個の印刷ドットをカバーできる断面のホールになる、という成長である。ホールは、Z軸1410に沿って階調スケール上の淡白領域に近づくにつれサイズ的に成長させるにとどまらず、図中参照符号1416で示すように、Z軸1410に沿って同方向にその濃度を低めることができる。本発明をこの形態で実施する際には、その中庸領域でホールサイズをスクリーンドットサイズとバランスさせるとよい。
中間調スクリーン1402内の各ホールはどのプレーンでも同一又はほぼ同一の位置を占める核(図14中の濃陰影付き矩形例えば1418)を有している。核は、実数空間ではホールの仮想中心という形態を採り、また(中間調スクリーン1402上で定義された)整数空間(離散空間)ではその仮想中心が内在する印刷ドットという形態を採る。例えば、図中のホール1414の仮想中心の位置は、濃度値=148の印刷ドットと濃度値=172の印刷ドットの間、但し幾分前者の中心寄りにある。スクリーンドット離散化処理、即ち後述の通り実数空間から整数空間への変換を伴う処理の後は、仮想中心が内在する方の印刷ドットが、そのホールの核と見なされる。
Z軸1410に沿って階調スケール上の淡白領域に近づきつつ成長する際、ホールの周辺領域(図14中の淡陰影付き矩形例えば1420)は徐々に拡がっていく。周辺領域とは、ホールの核と踵を接し又はこれを囲む領域のことである。
更に、本発明は、階調スケールに沿ってスクリーンドットとホールが円滑に混ざり合い、その中庸領域ではスクリーンドットが出現し、濃厚領域から中庸領域にかけてはホールが出現する形態で、実施することもできる。スクリーンドット及びホールは、図15に示すように中庸領域、即ち階調スケール上で約45〜55%の領域でバランスするよう成長させるとよい。両者の混合率は、例えばある直線又は曲線を描くようプレーン毎に変化させるとよい。この形態によれば、階調スケールに沿ったスクリーンドットからホールへの遷移が滑らかになり、望ましい画像が得られる。
このように、中間調スクリーン内ホール成長は、その濃度値を表す数値が反転しているだけで、本質的にはスクリーンドット成長と同じように進む。そこで、以下の説明及び本願特許請求の範囲では、「スクリーンドット」又はその成長という表現を、ホール又はその成長をも包含する包括的な意味で使用するので、ご留意頂きたい。即ち、以下の説明や特許請求の範囲では、「スクリーンドット」又はその成長という表現を、非0濃度印刷ドットを表すオブジェクト又はその成長を指す意味でも、非最高濃度印刷ドットを表すオブジェクト又はその成長を指す意味でも使用する。
図9に、本発明の一実施形態に係る3D中間調スクリーン生成方法900を示す。図示例では、まずユーザがタイルの形状、サイズ及び角度θ並びにスクリーンドット核の周波数fを定義し、ステップ902にてその定義を受け入れる。タイルとは中間調スクリーン組成プレーン内に敷き詰められる図形のことをいう。タイルの形状は例えば正方形、長方形、八角形等のなかから指定し、サイズは印刷ドット数で表した二辺の長さによって指定し、角度θとしてはそのタイルに対する回転所要角度を指定する。周波数fとは、中間調スクリーン組成プレーンそれぞれにおけるスクリーンドット個数のことである。後に詳述する通り、スクリーンドット個数をプレーン間で同一の個数にする必要はないが、導入説明を容易にするためひとまずスクリーンドット個数ひいては周波数fが一定であるものと仮定する。
ステップ902では多階調中間調処理部602がタイル生成処理を実行する。即ち、定義されている形状、サイズ、角度θ及び周波数fに見合ったタイルAを生成する。そのタイルAではスクリーンドット核がランダムな周波数分布Bを呈する。但し、後に詳述する通り、ここでスクリーンドット核分布を不規則にする必要はないし、処理部602で生成するのに代えてユーザその他の情報源で分布を定義するようにしてもよい。ステップ904では、周波数分布Bを有するタイルAを用いドット中心調整処理及び境界越し作用(border effect)排斥処理を実行する。処理部602は、ステップ904の処理をボロノイアルゴリズム等本件技術分野で既知のアルゴリズムを使用して実行し、それによってスクリーンドット核の位置を調整(再配置)することで、周波数fを中心又はほぼ中心とするスペクトラムを有する周波数分布Dを発生させる。即ち、周波数f又はその近傍にピーク値が現れ、その裾が所定範囲内例えば約10lpiの範囲内に収まる周波数分布Dを発生させる。
ステップ904で使用するアルゴリズムがボロノイアルゴリズムなら、このドット中心調整に当たって、大まかにはまずタイルA内のあらゆる最近接スクリーントッド核間を仕切るよう一群の三角形をタイルA内に描画した上で、その三角形内にあるスクリーンドット核の位置をその三角形の中心へと移動させる(図中の904a)。ステップ904における境界越し作用排斥は、スクリーンドット核間のタイル境界越し距離、即ちタイルAを敷き詰めたときに隣り合うこととなるもの同士の間隔を考慮に入れて実行する(図中の904B)。このような処理をステップ904で実行すれば、スクリーンドット核配置が調整され周波数分布DになったタイルCが得られる。
なお、ステップ902及び904における処理は実数ベースの処理であるので、タイルC内スクリーンドット核位置は実数の仮想中心位置で表されている。後にスクリーンドットに対して実行する離散化処理(ステップ908)で印刷濃度値に発生する打ち切り誤差を抑えるには、スクリーンドット核配置特に階調スケール上で淡白領域に属するものの配置を、最寄りの整数値位置にシフトさせておくとよい。
ステップ906では、系統的(theoretical)ドット成長アルゴリズムを用い、周波数分布Dを有するタイルCに基づき且つスクリーンドット毎に、スクリーンドット成長ベクトルを生成する。例えば、各スクリーンドットがその付近のスクリーンドットの核に向かって成長するよう、またそのスクリーンドットがその付近の隣接スクリーンドット全てに対し同時に(即ち同一プレーン内で)又はほぼ同時に接触するような速さでその成長が進むよう、三角法を用いスクリーンドット成長ベクトルを生成する。これは、言い換えれば、隣接スクリーンドットのうち近い場所にあるものに向かってはゆっくりと、また遠い場所にあるものに向かっては速やかにスクリーンドットを成長させることで、近いスクリーンドットに対しても遠いスクリーンドットに対しても同時又はほぼ同時にスクリーンドットを接触させる、ということである。別の言い方をすると、これは、レベル0プレーンからレベル255プレーンまで成長していく間に、そのスクリーンドットを、近いスクリーンドットにも遠いスクリーンドットにも、例えばレベル204プレーンで或いはレベル201〜207の範囲内のプレーンで接触させる、ということである。
例えば、ある方向のスクリーンドットに向かいベクトルVで、それとは別の方向にある2倍遠いスクリーンドットに向かいベクトル2Vで、というように各スクリーンドットを成長させる(図中の906a)。いわゆる当業者にとり自明な通り、他にも使用可能なドット成長アルゴリズムはあれど、全てのスクリーンドットが同時又はほぼ同時に癒合するので虫様偽像が減る点で、このドット成長アルゴリズムに一利がある。ステップ906は、このように、それぞれスクリーンドットのサイズを成長させる方向とその速さを指示する成長ベクトルをスクリーンドット毎に一組ずつステップである。タイルCには何も手を加えない。また、これは本発明にとり必須ではないが、スクリーンドット成長速度がプレーン間で違わないよう成長ベクトルを生成するとよい。
図10に図9の続きを示す。図10中のステップ908では、ステップ906で得られた情報を用い、本発明の一実施形態に係る3D中間調スクリーンを組成する複数枚のプレーンを生成する。即ち、図7中のZ軸706に沿った順序に従い且つ成長ベクトルにより指定されている速さで、プレーン毎にスクリーンドット核720のサイズを成長させていき、同時にその濃度を高めていく。例えば使用する印刷機が8ビット多階調印刷機なら、レベル255プレーンに達したときにそのサイズが最大限に拡がり濃度が最高になるよう、各スクリーンドットを成長及び濃度上昇させる。レベル255プレーンまでにサイズをX増やせと指示する成長ベクトルに従いスクリーンドットを直線的に成長させるのであれば、レベル128プレーンまでにそのスクリーンドットのサイズを少なくともX/2増やすようにする。
スクリーンドットを全プレーンに亘り実数空間で成長させたら、ステップ908にてそれらのプレーンを高解像度離散化する。個々の高解像度スクリーンドット例えば1002の階調値が8ビット、或いは16ビットといった多ビットで表現されるように離散化するとよいが、このステップにおける量子化ビット数を多階調印刷機階調ビット数に一致させる必要はない。また、例えば約5000dpi超の解像度で各プレーンを離散化する、というように、ステップ908における離散化解像度は印刷解像度相当値より高い方がよいが、これは必須ではない。
高解像度離散化を行うのは、スクリーン生成のこの段階でデータロスができるだけ生じないようにするためである。高解像度離散化後のプレーンは、図10の例では、印刷濃度=最大値(8ビットドットなら255)のスクリーンドット群1004、印刷濃度=非0非最大値の周辺領域スクリーンドット群1006、並びにスクリーンドットに該当しない印刷濃度=0値のドット群1008で埋まる(スクリーンドットに代わりホールを使用する場合は、印刷濃度=0のホール群、印刷濃度=非0非最大値の周辺領域ホール群、並びにホールに該当しない印刷濃度=最大値のドット群で埋まる)。こうしてステップ908で得られるのは、図7に示したものと同じく3D的だがより高解像度のスクリーンGである。
ステップ910では、その3D高解像度スクリーンGを例えば大型ガウシアンフィルタに通して平均化する。大型フィルタで平均化を行うことで、好ましいことに、従来のFMスクリーンで見られた虫様偽像の発生を抑えることができる。平均化に使用する大型フィルタのサイズは例えば11×11サイズとする。但し、いわゆる当業者には自明な通り、フィルタを大型にしなければならないわけではない。他のサイズのフィルタも使用することができる。
平均化が済んだら、必要に応じ、印刷機の解像度に合うようスクリーンGの解像度を落とす。例えば、高解像度画素の集まり1010を1個の印刷ドット1012にまとめる。このとき、印刷ドット1012の階調値は、集まり1010を構成する例えば9個の高解像度画素の印刷濃度値の平均値例えば152になる。印刷ドット1012は、その印刷機で印刷できる最小の印刷単位である。
ステップ912では、ステップ910にて最適化したスクリーンをタイル形状に応じ等価な0°タイルに変換して敷き詰め、取り込んだディジタル連続階調CMYK画像に対して適用できる状態にする。即ち、ステップ912では、図7に示した中間調スクリーンに類する中間調スクリーン1014を生成する。なお、中間調処理対象として取り込まれるディジタル連続階調CMYK画像のサイズと、タイルのサイズとが一致している場合は、ステップ912におけるタイル敷き詰めは実行する必要がない。
ステップ914では、まずその中間調スクリーン1014を用いて画像を印刷し、その後濃度計を用いて印刷濃度値を校正する。即ち、高解像度スクリーンGを印刷機解像度スクリーンHに変換する際ステップ910で求めた値に従い印刷濃度値を校正する。図示例の場合、例えば濃度=152で印刷すべき印刷ドット1012が相応の被覆率=152/255=59.6%で実際に印刷されたか否かを濃度計で調べ、“否”であった場合は、印刷ドットが所期の被覆率又はそれに代わる適切な被覆率で実際に印刷されることとなるよう印刷濃度値を校正する必要がある。
なお、上掲の説明では、高解像度スクリーンドット例えば1002を生成する際濃度を整数値に変換しているが、データロスを避けるなら、実数濃度値のまま処理を進めればよい。例えば、8ビットディジタル値なら141で表されるスクリーンドットの濃度値が0.5529411…と表されるよう、スクリーンGを生成することにより、実数値から整数値への変換に伴うデータロスを避けることができる。最終的には整数値に変換する必要があるが、それはステップ910における印刷機解像度への変換まで、即ちアベレージングフィルタ等の適用後まで、遅らせることができる。
また、本発明は、例えば図7に示したものと違いスクリーンドット核の周波数、配置又はその双方が一部で実質的に異なるように3D中間調スクリーンを生成する形態でも、実施することができる。図7に示した例でいえば、中間調スクリーン610の一部例えば最初の何枚かのプレーンにおけるスクリーンドット核720をある周波数f1とし、それに続く何枚かのプレーンにおけるスクリーンドット核720を別の周波数f2とする、といった形態や、スクリーンドット核720の配置がスクリーン冒頭の何枚かのプレーン間で(ほぼ)同一、その次の何枚かのプレーン間でも同一だが、当該冒頭の何枚かと当該その次の何枚かの間では異なる、といった形態である。
図11に、本発明の他の実施形態に係る中間調スクリーン生成方法、特にそのスクリーンドット核の周波数又は配置に変化を付けたものの生成方法を示す。図中の諸ステップのうち何個かは、図9及び図10を参照して説明済みのものと同様の処理に係るステップである。これに対し、ステップ1104は図9及び図10にないステップである。即ち、図11では、大まかには図9及び図10に示した処理を実行した上でステップ1104を実行する。具体的には、定義に従いタイルを初期生成するステップ902、スクリーンドット核配置を最適化するステップ904、並びにスクリーンドット成長ベクトルを生成するステップ906を実行してからステップ1104に移る。なお、ステップ904における最適化は必要時のみ行えばよい。例えば後述のステップ1102によってスクリーンドット核配置がもたらされているときには、スクリーンドット核配置が既に最適になっていることがある。
ステップ1104では、中間調スクリーン組成プレーンのうち、互いに隣り合っていてそのスクリーンドット核配置やスクリーンドット核周波数に全く又はほとんど違いのない一組のプレーンを、図10中のステップ908に関して説明したものと同様の手法で生成する。例えば、そのスクリーンドット核配置に全く又はほとんど違いがなく、スクリーンドットの個数にも違いがない複数枚のプレーンからなる第1セット1108を、ステップ1104で生成する。また、互いに隣り合っていてそのスクリーンドット(核)の周波数、配置又はその双方が第1セット1108とは異なる複数枚のプレーンをその中間調スクリーン内に設ける場合、今度はそれら二組目のプレーンを対象にステップ902〜1104を繰り返して第2セット1110を生成する。その際には、ステップ1102にて、当該二組目のプレーンにおけるタイルの形状、サイズ、角度θ及びスクリーンドット核周波数を設定する。更に、ステップ1102にて当該二組目のプレーンにおけるスクリーンドット核配置も設定してステップ902に引き渡すようにすれば、ステップ902にてスクリーンドット核配置をランダム発生させる必要もない。例えば、生成する中間調スクリーン内にそのスクリーンドット配置がAMスクリーン類似の規則的パターンを採る一群のプレーンを設けたい場合は、その配置に従い決めたスクリーンドットの位置をステップ902に引き渡せばよいので、スクリーンドット毎にその位置を新規ランダム生成する必要がない。このように、スクリーンドット配置はステップ1102で設定することもステップ902で生成することも可能であるが、いずれにしても、ステップ902では初期タイルを生成し、ステップ904ではそのスクリーンドットに対して中心調整処理を施し、ステップ906ではその最適化されたスクリーンドットそれぞれの成長ベクトルを生成し、そしてステップ1104では当該二組目のプレーン即ち第2セット1110を生成する。こうしたステップ902、904、906、1104及び1102の繰り返しで各セットのプレーンを生成したら、ステップ1106にてそれらのプレーンをマージして単一のスクリーンを生成し、更に、図9及び図10を参照して説明したステップ912にて中間調スクリーンを仕上げる。
なお、ステップ1104では、中間調スクリーン組成プレーンのセットを、そのスクリーンドットサイズがそのプレーンに対応するリップド画素濃度値相当値になるようスクリーンドット成長ベクトルに基づき生成する。例えば、その濃度値が128〜255の範囲内にあるプレーンのセットをステップ1104にて生成する場合、セット内プレーンのうちステップ1104で最初に生成されるレベル128プレーンは、そのスクリーンドットサイズが濃度=128のリップド画素に相応しいサイズになるよう生成する。言い換えれば、セット内プレーンのうちステップ1104で最初に生成されるプレーンは、その成長ベクトルに従いスクリーンドットサイズが最大成長サイズの50%まで成長済のプレーンになるよう生成する。こうした処理を実行することによって、そのセットのプレーンに対し、その次のセットのプレーン即ち対応リップド画素濃度値が127以下のプレーンを、シームレスにマージすることが可能になる。
そして、ここまでの説明は、本発明の種々の実施形態に係る3D中間調スクリーンの構造及びその生成方法、特に基本色1色分についての説明であった。図13に、本発明の一実施形態に係る中間調スクリーンを複数個、その周波数を変えて生成した例を示す。この図に示すように、本発明の一実施形態に係る方法に従い3D中間調スクリーンを生成する際には、複数ある基本色毎にその周波数を違えつつ、複数基本色分の中間調スクリーンを生成する。より具体的には、併用される他色用3D中間調スクリーンに対し例えば少なくとも10lpi、好ましくは20lpi超の周波数差を呈するよう、各基本色用の3D中間調スクリーンを生成することで3D中間調スクリーンセットを生成する。例えばシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの四基本色それぞれについて1個ずつスクリーンを生成する場合なら、どの二色間にも10lpi以上、好ましくは20lpi以上の周波数差が生じるようにする。このような構成にすると、スクリーンドット核の合計分布即ち複数の基本色を合わせた分布が均等になるので都合がよい。即ち、スクリーンドット核間の不均等相互作用による偽像発生を抑えることができる。
なお、以上実施形態を示したのはあくまで本発明の説明のためである。いわゆる当業者ならば、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、上述した実施形態に適宜変形を施して実施することができよう。例えば、本願明細書では3D中間調スクリーンの構造について事細かに記述したが、その構造を表すデータがどのような形態を採るのか、またどのようなコンピュータ可読メモリ上に保持されるのか、といった事項については、本願ではさほど説明していない。これは、その構造をプロセッサ可読データで表現するのに使用できる種々の手法乃至形態が、いわゆる当業者にとり自明なことによる。更に、ここまで8ビット印刷機を主たる例にして本発明を説明したが、いわゆる当業者には自明な通り、本発明はどのようなビット数で印刷を行う多階調印刷機にも適用できる。従って、そうした類の変形はいずれも、別紙特許請求の範囲で定義される技術的範囲又はその均等範囲内に包含されるものである。
従来の画像処理、中間調及び印刷処理を示す図である。 従来の二階調印刷処理を示す図である。 従来の多階調印刷処理を示す図である。 ディジタル連続階調データ及びそれを多階調中間調処理したデータそれぞれのヒストグラムを示す図である。 従来の中間調処理を示す図である。 従来のAM,FM各中間調スクリーンを示す図である。 本発明の実施に適する多階調中間調処理システムを示す図である。 本発明に従い生成される多階調中間調スクリーンの一例を示す図である。 図7に示した多階調中間調スクリーンを組成するプレーンのうち1枚を示す図である。 本発明の一実施形態に係る多階調中間調スクリーン生成方法の一部分を示す図である。 その方法の残りの部分を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る多階調中間調スクリーン生成方法を示す図である。 本発明に従い生成される多階調中間調スクリーンの他の例を示す図である。 本発明に従い生成される多階調中間調スクリーンセットの周波数スペクトラムの例を示す図である。 本発明に従い生成される多階調中間調スクリーン、特にホール成長によるものの例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるスクリーンドットとホールの混用手法を示す図である。
符号の説明
0〜255 プレーン又は画素のレベル、102,104,106 画像源、108,110,112 画像入力装置、114 データファイル、116,118,120 印刷機、122 RIP、124,505 ディジタル連続階調データ、126 リップド画素、128 多階調中間調データ、130,132,140,148 中間調処理、134,142,150,504,608 RTPデータ、152,503 印刷ドット、141 パターン、146 中間調セル、201〜207 ドット接触発生プレーン、501,610,1014 中間調スクリーン、502,708,710,716,718,730 スクリーンドット、507 変換、510 AMスクリーン、511 FMスクリーン、600 多階調中間調処理システム、602 多階調中間調処理部、604 データストレージシステム、606 リップド画素データ、702 X軸、704 Y軸、706 Z軸、714,906a 成長、720 スクリーンドット核、722 周辺領域、724 濃度上昇、750,752,1012 印刷ドット、802 行、900 方法、902,904,906,908,910,912,914,1102,1104,1106 ステップ、904a ドット中心調整、904B 境界越し作用排斥、1002 高解像度スクリーンドット、1004 スクリーンドット群、1010 高解像度画素の集まり、1108,1110 セット、1202,1206 FMスクリーン様プレーン、1204 AMスクリーン様プレーン、1208 中庸領域、A,C タイル、B,D 周波数分布、f,f1〜f4 周波数、G 高解像度スクリーン、H 印刷機解像度スクリーン、V,2V 成長ベクトル。

Claims (3)

  1. 1台又は複数台のコンピュータにより少なくともその一部が実行される多階調中間調スクリーン生成方法であって、
    タイルを定義するタイル定義データを受け取るステップと、
    少なくともそのデータに基づきタイルを生成するステップと、
    そのタイルに含まれる複数のスクリーンドット核であって、中間調スクリーンを構成する複数枚のプレーンにおいて、どのプレーンでも同一又はほぼ同一の位置にあるか、又は、スクリーンドット核分布がランダムになるように複数個のスクリーンドット核の配置を調整するステップと、
    各プレーンにて各スクリーンドット核を取り囲んでいる周辺領域を画素濃度値が低いプレーンから高いプレーンへと進むにつれてサイズが大きくなるように成長させることにより、中間調スクリーンを組成する複数枚のプレーンを生成するステップと、
    を有する多階調中間調スクリーン生成方法。
  2. 請求項1記載の多階調中間調スクリーン生成方法であって、
    上記成長ステップにて生成した複数枚のプレーンを高解像度で離散化することにより、離散化後のスクリーンドット核に係る印刷濃度値及び周辺領域における印刷濃度値を導出するステップと、
    離散化の後スクリーンドット核に係る印刷濃度値を平均化するステップと、
    を有し、多階調印刷機における印刷濃度がスクリーンドット核に一通り割り振られ且つスクリーンドット周辺領域に一通り又は複数通り割り振られた多階調中間調スクリーンを生成する多階調中間調スクリーン生成方法。
  3. 請求項1記載の多階調中間調スクリーン生成方法であって、
    二種類目のタイルを定義する第2のタイル定義データを特定するステップと、
    少なくともそのデータに基づきタイルを生成するステップと、
    そのタイルに含まれる複数個のスクリーンドット核であって、中間調スクリーンを構成する複数枚のプレーンにおいて、どのプレーンでも同一又はほぼ同一の位置にあるか、又は、スクリーンドット核分布がランダムになるように複数個のスクリーンドット核の配置を調整するステップと、
    各プレーンにて各スクリーンドット核を取り囲んでいる周辺領域を画素濃度値が低いプレーンから高いプレーンへと進むにつれてサイズが大きくなるように成長させることにより、中間調スクリーンを組成する複数枚のプレーンをもう一組生成するステップと、
    生成した複数組のプレーンを仮想的にマージしそれらが積み重なった中間調スクリーンを組成するステップと、
    を有する多階調中間調スクリーン生成方法。
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