JP5069867B2 - 液面レベル検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液面レベル検出装置に関し、特に、比誘電率の変化に対する液面レベル検出の精度を向上させた液面レベル検出装置に関する。
液面検出用として静電容量式液面レベルセンサが、従来提案されている。静電容量式液面レベルセンサを使用した液面レベル検出装置として、液体溶液中に板状導体からなる静電容量センサを配置し、液面の上下動により変動する静電容量変化を電気パルスに変換し、このパルスを検出することにより静電容量の変化に伴う液面レベルを知ることができるものがある(たとえば、特許文献1参照。)。
特開昭60−120221号公報
しかしながら、上述の液面レベル検出装置において、異なる比誘電率を持つ多種類の液体の液面レベルを検出しようとすると、たとえば、比誘電率が1〜100の範囲で変化した場合、静電容量変化としてレンジビリティが100倍あり、1つの回路では検出が困難である。
たとえば、図1に示すように、測定すべき液体の比誘電率Eが1で、0〜100mmの液面レベルの変化に対応するセンサの静電容量変化が1PFあった場合、測定すべき他の種類の液体の比誘電率Eが100であれば、液面レベルに対応するセンサの静電容量変化が100PFになる。そこで、比誘電率Eが100の液体の液面レベルを検出するのに適するようにセットしてある回路で、比誘電率Eが1の液体の液面レベルを検出しようとすると、静電容量変化が1/100になる。
また、分解能が1000と考えると、比誘電率Eが100の時は(100PF/100mm)/1000=0.001(PF/mm)/1分解能となり、比誘電率Eが1の時は(1PF)/100mm)/1000=0.00001(PF/mm)/1分解能となる。
静電容量の検出限界が0.001PFとした場合、比誘電率Eが100の時は1mmステップ毎の検出ができるが、比誘電率Eが1の時は10mmステップ毎の検出しかできなくなる。
このように、上述の液面指示装置では、測定すべき液体の種類が変わるなどして液体の比誘電率が変化した場合、液面レベルの検出精度を保つことができないという問題があった。また、1つの液面レベル検出装置で、広い比誘電率の範囲にわたって精度良く検出することができないため、たとえば、比誘電率1〜10用の液面レベル検出装置と、比誘電率10〜100用の液面レベル検出装置を用意しなければならないという問題があった。
そこで本発明は、上述した課題に鑑み、異なる比誘電率を持つ多種類の液体の液面レベルを精度良く検出できる液面レベル検出装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、液体の液面レベル検出用のプライマリセンサおよび前記液体の比誘電率検出用のリファレンスセンサを備えた静電容量式液面レベルセンサと、前記液面レベルの変動に応じて変化する前記プライマリセンサの静電容量を検出する第1の検出手段と、前記液体の種類に起因する比誘電率の変化に応じて変化する前記リファレンスセンサの静電容量を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段で検出された前記リファレンスセンサの静電容量に基づいて、前記液体の比誘電率を演算する第1の演算手段と、前記第1および第2の検出手段の検出出力に基づいて前記液面レベルを演算する第2の演算手段と、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記第1の検出手段における検出感度を切り替える第1の感度切り替え手段とを備えたことを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項1記載の発明においては、液体の液面レベル検出用のプライマリセンサおよび液体の比誘電率検出用のリファレンスセンサを備えた静電容量式液面レベルセンサを使用した液面レベル検出装置において、第1の検出手段で、液面レベルの変動に応じて変化するプライマリセンサの静電容量を検出し、第2の検出手段で、液体の種類に起因する比誘電率の変化に応じて変化するリファレンスセンサの静電容量を検出する。第1の演算手段は、第2の検出手段で検出されたリファレンスセンサの静電容量に基づいて、液体の比誘電率を演算する。第2の演算手段は、第1および第2の検出手段の検出出力に基づいて液面レベルを演算する。そして、第1の感度切り替え手段で、第2の検出手段で検出された静電容量が予め設定された容量しきい値を超えた場合に、第1の検出手段における検出感度を切り替える。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、請求項1記載の液面レベル検出装置において、第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量を周波数に変換する容量−周波数変換手段を含み、前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−周波数変換手段の変換定数を変更することを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項2記載の発明においては、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量を周波数に変換する容量−周波数変換手段を含み、第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−周波数変換手段の変換定数を変更する。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、請求項1記載の液面レベル検出装置において、第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量を位相に変換する容量−位相変換手段を含み、前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−位相変換手段の変換定数を変更することを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項3記載の発明においては、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量を位相に変換する容量−位相変換手段を含み、第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−位相変換手段の変換定数を変更する。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明は、請求項1記載の液面レベル検出装置において、第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量をインピーダンスに変換する容量−インピーダンス変換手段を含み、前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−インピーダンス変換手段の変換定数を変更することを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項4記載の発明においては、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量をインピーダンスに変換する容量−インピーダンス変換手段を含み、第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−インピーダンス変換手段の変換定数を変更する。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の液面レベル検出装置において、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記第2の検出手段における検出感度を切り替える第2の感度切り替え手段をさらに備えたことを特徴とする液面レベル検出装置に存する。
請求項5記載の発明においては、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、第2の検出手段における検出感度を切り替える第2の感度切り替え手段をさらに備えている。
請求項1記載の発明によれば、液体の液面レベル検出用のプライマリセンサおよび液体の比誘電率検出用のリファレンスセンサを備えた静電容量式液面レベルセンサと、液面レベルの変動に応じて変化するプライマリセンサの静電容量を検出する第1の検出手段と、液体の種類に起因する比誘電率の変化に応じて変化するリファレンスセンサの静電容量を検出する第2の検出手段と、第2の検出手段で検出されたリファレンスセンサの静電容量に基づいて、液体の比誘電率を演算する第1の演算手段と、第1および第2の検出手段の検出出力に基づいて液面レベルを演算する第2の演算手段と、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、第1の検出手段における検出感度を切り替える第1の感度切り替え手段とを備えているので、比誘電率の異なる多種類の液体の液面レベルを精度良く検出することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量を周波数に変換する容量−周波数変換手段を含み、記第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−周波数変換手段の変換定数を変更するので、比誘電率の異なる多種類の液体の液面レベルを容量−周波数変換して精度良く検出することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量を位相に変換する容量−位相変換手段を含み、第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−位相変換手段の変換定数を変更するので、比誘電率の異なる多種類の液体の液面レベルを容量−位相変換して精度良く検出することができる。
請求項4記載の発明によれば、第1の検出手段は、プライマリセンサの静電容量をインピーダンスに変換する容量−インピーダンス変換手段を含み、第1の感度切り替え手段は、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、容量−インピーダンス変換手段の変換定数を変更するので、比誘電率の異なる多種類の液体の液面レベルを容量−インピーダンス変換して精度良く検出することができる。
請求項5記載の発明によれば、第1の演算手段で演算された比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、第2の検出手段における検出感度を切り替える第2の感度切り替え手段をさらに備えているので、比誘電率の異なる多種類の液体の比誘電率を精度良く検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、本発明における液面レベル検出の原理を説明する模式図である。図2において、液面レベル検出装置に使用される静電容量式液面レベルセンサは、プライマリセンサ1およびリファレンスセンサ2から構成される。プライマリセンサ1は、一対の板状電極1aおよび1bからなり、測定すべき液体が貯蔵される貯蔵タンク等の内部に設置される。例として、電極1aおよび1bは、いずれも幅wおよび高さhの長方形状の平板電極であり、所定間隔dをおいて平行に配置される。電極1aおよび1bの一部は、液面レベルxまで液体中にあり、残りの部分は、空気中にある。
同様に、リファレンスセンサ2は、一対の板状の電極2aおよび2bからなり、測定すべき液体が貯蔵される貯蔵タンク等の内部に設置される。例として、電極2aおよび2bは、いずれも面積Sの平板電極であり、所定間隔dをおいて平行に配置される。電極2aおよび2bは、常に液体中に設置される。
このように配置された一対の電極間には、静電容量が発生する。真空中の誘電率をε0 、液体の比誘電率をεr とすると、プライマリセンサ1の静電容量Cpは、
Cp=ε0 *w(h−x)/d+ε0 *εr *w*x/d
=ε0 *w*h/d+ε0 (εr −1)*w*x/d・・・(1)
で表される。
また、リファレンスセンサ2の静電容量Crは、
Cr=εr *ε0 *S/d・・・(2)
で表される。
上述の式(2)より比誘電率εr を求めると、
εr =(d/ε0 *S)*Cr・・・(3)
で与えられる。
上述の式(3)を式(1)に代入して、液面レベルxを求めると、
x=(d*Cp−ε0 *w*h)/w{(d*Cr/S)−ε0 }・・・(4)
で与えられる。
上述の式(4)において既知の項をまとめた定数A,Bで置き換えると、
x=A*Cp−B・・・(5)
となる。ここで、
A=d/w{(d*Cr/S)−ε0 }・・・(6)
B=ε0 *w*h/w{(d*Cr/S)−ε0 }・・・(7)
である。したがって、プライマリセンサ1およびリファレンスセンサ2の静電容量Cp,Crを検出して式(5)に当てはめることにより、液体の比誘電率εr が変化しても精度良く液面レベルxを検出することができる。
次に、上記に説明した原理を用いた本発明の実施の形態について以下に説明する。
(第1の実施形態)図3は、本発明の液面レベル検出装置の第1の実施形態を示すブロック図である。この第1の実施形態では、液面レベルxの変動によるプライマリセンサ1の静電容量変化をパルス(周波数)出力に変換し、パルスの周波数または周期を知ることにより、液面レベルxを検出する。また、液体の比誘電率を求め、非誘電率の大きい液体の液面検出時に、プライマリセンサ1の静電容量Cpの検出感度を切り替えている。
液面レベル検出装置は、図2に示すようなプライマリセンサ1およびリファレンスセンサ2の2種類の静電容量式センサを有する静電容量式液面レベルセンサを使用し、リファレンスセンサ2の静電容量Cr検出により液体の比誘電率εr を求め、求めた比誘電率εr をプライマリセンサ1の静電容量Cp検出に基づく液面レベル計算式に当てはめ、液面レベル検出を行う。また、検出精度を高めるため、液体の比誘電率εr が比誘電率しきい値εTHを超えると、この静電容量変化をパルス変化(周波数変化)に変換して検出するプライマリセンサ1の静電容量検出回路の定数を変化させ、感度を高める。
たとえば、比誘電率が1〜100変化する場合において、比誘電率のしきい値を10とし、比誘電率が1〜10の場合のレンジビリティが10、周波数変化100Hz(一例である)とした場合、比誘電率が10〜100の場合も、同様にレンジビリティ10、周波数変化100Hzとなるように、回路の定数を切り替える。それにより、比誘電率が10〜100の場合も、比誘電率が1〜10の場合と同じ周波数変化となるため、検出精度を高めることができる。ちなみに、比誘電率が変化しても回路の発振定数を切り替えない場合は、比誘電率が1〜100変化した場合、レンジビリティ100、周波数変化1kHz(一例である)となり、精度を保つことが困難になる。
液面レベル検出装置は、プライマリセンサ1と、リファレンスセンサ2と、発振器3および4と、ANDゲート5および6と、カウンタ7および8と、マイクロコンピュータ(以下、CPUという)9から構成される。プライマリセンサ1およびリファレンスセンサ2は、静電容量式液面レベルセンサを構成し、測定すべき液体が貯蔵される貯蔵タンク等の内部に図2と同じ位置関係に設置される。発振器3、ANDゲート5およびカウンター7は、請求項における第1の検出手段に相当し、発振器4、ANDゲート6およびカウンター8は、請求項における第2の検出手段に相当する。CPU9は、請求項における第1の演算手段、第2の演算手段および第1の感度切り替え手段の一部に相当する。
発振器3は、インバータ3aと、インバータ3aの入力端子および出力端子間に接続された抵抗R1と、抵抗R1に並列接続された抵抗R2およびスイッチ3bの直列回路と、インバータ3aの入力端子および接地間に接続されたプライマリセンサ1を含むCRマルチバイブレータ等のCR発振器であり、その発振周波数f1は、プライマリセンサ1の静電容量Cpと抵抗R1の抵抗値による時定数Cp*R1で決定される(f1∝1/2πCp*R1)。また、発振器3の発振周波数f1は、スイッチ3bをCPU9の出力ポートP4から出力される制御信号でオン制御して抵抗R2を抵抗R1に並列接続して帰還抵抗値を小さくし、時定数をCp*R1*R2/(R1+R2)に切り替えることにより、切り替え前の発振周波数より高い周波数に変更することができる(f1∝1/(2πCp*R1*R2/(R1+R2)))。抵抗R1と、抵抗R2およびスイッチ3bの直列回路は、請求項における第1の感度切り替え手段の一部に相当する。
発振器4は、インバータ4aと、インバータ4aの入力端子および出力端子間に接続された抵抗R3と、インバータ4aの入力端子に接続されたリファレンスセンサ2を含むCRマルチバイブレータ等のCR発振器であり、その発振周波数f2は、リファレンスセンサ2の静電容量Crと抵抗R3の抵抗値による時定数Cr*R3で決定される。
発振器3の発振出力は、ANDゲート5の一方の入力端子に入力され、発振器4の発振出力は、ANDゲート6の一方の入力端子に入力される。ANDゲート5および6の他方の入力端子には、CPU9の出力ポートP3から出力される基準パルスが入力される。
ANDゲート5の出力端子は、カウンター7の入力端子に接続され、カウンター7の出力端子は、CPU9の入力ポートP1に接続される。また、ANDゲート6の出力端子は、カウンター8の入力端子に接続され、カウンター8の出力端子は、CPU9の入力ポートP2に接続される。発振器3は、請求項における容量−周波数変換手段に相当する。
次に、上述の構成を有する液面レベル検出装置の動作について、図4のフローチャートおよび図5の各部信号波形図を参照しながら説明する。動作開始時、まず、発振器3は、液面レベルの変動に伴うプライマリセンサ1の静電容量Cpの変化に対応して変化する発振周波数f1を有する発振出力としてパルス信号PS1をANDゲート5の一方の入力端子へ供給する。液面レベルが上がると静電容量Cpの値が大きくなるため、発振器3の発振周波数f1は下がる特性となる。また、発振器4は、測定すべき液体の比誘電率εr の変化に伴うリファレンスセンサ2の静電容量Crの変化に対応して変化する発振周波数f2を有する発振出力としてパルス信号SP5をANDゲート6一方の入力端子へ供給する。
そこで、CPU9は、出力ポートP3よりON時間0.1秒のパルス信号PS3を出力し、ANDゲート5および6の他方の入力端子に入力する(ステップS1)。それにより、ANDゲート5はパルス信号PS1とパルス信号PS3の論理積演算を行い、ANDゲート5の出力端子から、パルス信号PS3のON時間(すなわち、ゲート時間(たとえば0.1秒))の間のみパルス信号PS1が通過したパルス信号PS4が出力され、カウンタ7に供給されると共に、ANDゲート6はパルス信号PS5とパルス信号PS3の論理積演算を行い、ANDゲート6の出力端子から、パルス信号PS3のON時間(0.1秒)の間のみパルス信号PS5が通過したパルス信号PS6が出力され、カウンタ8に供給される。
次に、カウンタ8のカウント動作がスタートされ(ステップS2)、カウンタ8に入力されたパルス信号PS6におけるON時間0.1秒の間のパルス数がカウントされ、そのカウント値がON時間0.1秒毎にCPU9に入力される(ステップS3)。CPU9は、パルス数のカウント値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このパルス数のカウント値は、リファレンスセンサ2の静電容量Crに対応する周波数値として(つまり、容量−周波数変換された値として)読み込まれる。
次に、CPU9は、読み込んだパルス数のカウント値からリファレンスセンサ2の静電容量Crの値を求め、求めた静電容量Crの値を上記の式(3)に代入する演算を行い、液体の比誘電率εr を計算する(ステップS4)。
次に、CPU9は、計算した液体の比誘電率εr が、予め設定されCPU9の内部メモリに記憶されている比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を超えているか否かを判定する(ステップS5)。この判定は、液面レベルを測定すべき液体の種類が変更された場合、その液体が有する比誘電率εr が変わるので、比誘電率しきい値εTHと比較して行うものである。その答がNoならば、次いでCPU9は、出力ポートP4から制御信号を出力せず、スイッチ3bをオフに保つ(ステップS6)。それにより、発振器3の発振出力であるパルス信号PS1の周波数f1は変わらず、ステップS1における周波数、すなわち時定数Cp*R1で決まる周波数を維持する(f1∝1/2πCp*R1)。
次に、カウンタ7のカウント動作がスタートされ(ステップS8)、カウンタ7に入力されたパルス信号PS4におけるON時間0.1秒の間のパルス数がカウントされ、そのカウント値がON時間0.1秒毎にCPU9に入力される(ステップS9)。CPU9は、パルス数のカウント値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このパルス数のカウント値は、プライマリセンサ1の静電容量Cpに対応する周波数値として(つまり、容量−周波数変換された値として)読み込まれる。
次に、CPU9は、読み込んだパルス数のカウント値からプライマリセンサ1の静電容量Cpの値を求め、求めた静電容量Cpの値と上記ステップS4で求めた静電容量Crの値を上記の式(5)に代入する演算を行い、液体の液面レベルxを計算する(ステップS10)。それにより、計算された液面レベルは、図示しない表示部に表示される。次に、CPU9は、各カウンタ7および8をリセットし(ステップS11)、次いでステップS1に戻る。
一方、ステップS5の答がYesならば、すなわち、測定すべき液体の種類を変え、その液体の比誘電率εr が比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を上回ったならば、次いでCPU9は、出力ポートP4から制御信号を出力し、スイッチ3bをオフからオンになるように制御する。それにより、抵抗R2が抵抗R1に並列接続されて帰還抵抗値が小さくなり、発振器3の時定数がCp*R1*R2/(R1+R2)に切り替えられ、発振周波数f1は、切り替えられた時定数によって決まる周波数に上がる(f1∝1/(2πCp*R1*R2/(R1+R2)))(ステップS7)。すなわち、発振器3の発振出力として、切り替え前のパルス信号PS1より高い周波数を有するパルス信号PS2が、ANDゲート5の一方の入力端子に供給される。この場合、発振器3の発振周波数が上がるので、比誘電率εr が大きい液体でも、液面レベルの変化によるプライマリセンサ1の静電容量Cpの変化に伴う発振周波数の変化の範囲が大きくならない。以下同様に、ステップS8〜S10の作業が繰り返され、液体の液面レベルxが計算され、図示しない表示部に表示される。
比誘電率しきい値εTHを10とした場合、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にあれば、時定数の切り替えが行われず、比誘電率εr が10〜100の範囲B内にあれば、時定数の切り替えが行われる。
また、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にある場合の発振周波数の変化範囲と、比誘電率εr が10〜100の場合の発振周波数の変化範囲が一致するように設定することができる。
たとえば、切り替え後の帰還抵抗値R1*R2/(R1+R2)を、切り替え前の帰還抵抗値(R1)に対して1/10になるように設定すれば、比誘電率εr =1の液体の液面レベル検出時と比誘電率εr =10の液体の同一の液面レベル検出時の発振器3の発振周波数f1が同一になり、また液面レベルの変化による発振周波数の変化範囲も同一になる。
以上説明したように、この第1の実施形態によれば、液体の比誘電率が比誘電率しきい値より大きくなった場合は、プライマリセンサ1の静電容量Cpの容量−周波数変換の際の変換定数を切り替えているので(つまり、静電容量Cpの検出感度を変化させるので)、液面レベルによる静電容量Cpの変化量に対する発振器3の周波数変化を切り替え前と同程度とすることができ、それにより周波数分解能を高めることができる。したがって、比誘電率1〜100の範囲の液体の液面レベルを、1つの検出装置で良好な精度で検出することができる。
(第2の実施形態)次に図6は、本発明の液面レベル検出装置の第2の実施形態を示すブロック図である。この第2の実施形態では、液面レベルxの変動によるプライマリセンサ1の静電容量変化を位相の変化に変換し、位相を検出することにより液面レベルxを検出する。また、液体の比誘電率を求め、非誘電率の大きい液体の液面検出時に、プライマリセンサ1の静電容量Cpの検出感度を切り替えている。
液面レベル検出装置は、プライマリセンサ1と、リファレンスセンサ2と、容量−位相変換回路11および12と、ANDゲート5および6と、カウンタ7および8と、CPU9から構成される。容量−位相変換回路11、ANDゲート5およびカウンター7は、請求項における第1の検出手段に相当し、容量−位相変換回路12、ANDゲート6およびカウンター8は、請求項における第2の検出手段に相当する。
容量−位相変換回路11は、インバータ11aと、インバータ11aの入力端子およびCPU9の出力ポートP5間に接続された抵抗R5と、抵抗5に並列接続された抵抗R6およびスイッチ11cの直列回路と、インバータ11aの入力端子と接地間に接続されたプライマリセンサ1と、インバータ11aの出力端子に一方の入力端子が接続されかつ他方の入力端子がCPU9の出力ポートP5に接続されたANDゲート11bを含む。容量−位相変換回路11は、請求項における容量−位相変換手段に相当する。抵抗R5と、抵抗5に並列接続された抵抗R6およびスイッチ11cの直列回路は、請求項における第1の感度切り替え手段の一部に相当する。
容量−位相変換回路12は、インバータ12aと、インバータ12aの入力端子およびCPU9の出力ポートP5間に接続された抵抗R7と、インバータ12aの入力端子と接地間に接続されたリファレンスセンサ2と、インバータ12aの出力端子に一方の入力端子が接続されかつ他方の入力端子がCPU9の出力ポートP5に接続されたANDゲート12bを含む。
容量−位相変換回路11の出力は、ANDゲート5の一方の入力端子に入力され、容量−位相変換回路12の出力は、ANDゲート6の一方の入力端子に入力される。ANDゲート5および6の他方の入力端子には、CPU9の出力ポートP3から出力される基準パルスが入力される。
ANDゲート5の出力端子は、カウンター7の入力端子に接続され、カウンター7の出力端子は、CPU9の入力ポートP1に接続される。また、ANDゲート6の出力端子は、カウンター8の入力端子に接続され、カウンター8の出力端子は、CPU9の入力ポートP2に接続される。容量−位相変換回路11、ANDゲート5およびカウンター7は、請求項における第1の検出手段に相当し、容量−位相変換回路12、ANDゲート6およびカウンター8は、請求項における第2の検出手段に相当する。
次に、上述の構成を有する液面レベル検出装置の動作について、図7のフローチャートと図8および図9の各部信号波形図を参照しながら説明する。まず、CPU9は、出力ポートP5よりパルス信号PS11を出力すると共に、出力ポートP3よりパルス信号PS11の所定倍、たとえば100倍の周波数を有するパルス信号PS15を出力する(ステップS21)。パルス信号PS11は、容量−位相変換回路11の抵抗R5および容量−位相変換回路12の抵抗R7と、ANDゲート11bおよび12bの一方の端子に供給される。パル信号PS15は、ANDゲート5および6の一方の入力端子に供給される。
容量−位相変換回路12において、パルス信号PS11が印加されると、抵抗R7およびリファレンスセンサ2の接続点の電圧信号SG1は、パルス信号PS11のON時間の間、リファレンスセンサ2の静電容量Crおよび抵抗R7による時定数Cr*R7で立ち上がる。そこで、インバータ12aは、電圧しきい値Vth1 までの電圧信号SG1の立ち上がりと電圧しきい値Vth2 までの立ち下がりを検出し、パルス信号PS12に変換してANDゲート12bの他方の入力端子に供給する。ANDゲート12bは、パル信号PS11とPS12の論理積演算を行い、パルス信号PS13を出力して、ANDゲート6の他方の入力端子に供給する。ANDゲート6は、パルス信号PS13とパルス信号PS15の論理積演算を行い、その出力端子から、パルス信号PS13のON時間(ゲート時間)T1の間のみパルス信号PS15が通過したパルス信号PS14が出力され、カウンタ8に供給される。
次に、カウンタ8のカウント動作がスタートされ(ステップS22)、カウンタ8に入力されたパルス信号PS14におけるパルス信号PS13のON時間(ゲート時間)T1の間のパルス数がカウントされる。次に、そのカウント値がON時間(ゲート時間)T1毎に入力ポートP2よりCPU9に入力される(ステップS23)。CPU9は、パルス数のカウント値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このパルス数のカウント値は、リファレンスセンサ2の静電容量Crに対応する位相を表す値として(つまり、容量−位相変換された値として)読み込まれる。
次に、CPU9は、読み込んだパルス数のカウント値からリファレンスセンサ2の静電容量Crの値を求め、求めた静電容量Crの値を上記の式(3)に代入する演算を行い、液体の比誘電率εr を計算する(ステップS24)。
次に、CPU9は、計算した液体の比誘電率εr が、予め設定されCPU9の内部メモリに記憶されている比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を超えているか否かを判定する(ステップS25)。その答がNoならば、次いでCPU9は、出力ポートP4から制御信号を出力せず、スイッチ11cをオフに保ち、プライマリセンサ1の静電容量Cpへの充電電流を抵抗R5を介して供給することにより小さくし、それによりANDゲート5のゲート時間を短くする(ステップS26)。
すなわち、容量−位相変換回路11において、パルス信号PS11が印加されると、抵抗R5およびプライマリセンサ1の接続点の電圧信号SG2は、パルス信号PS11のON時間の間、液面レベルの変動に伴うプライマリセンサ1の静電容量Cpおよび抵抗R5による時定数Cp*R5で立ち上がる。そこで、インバータ11aは、電圧しきい値Vth1 までの電圧信号SG2の立ち上がりと電圧しきい値Vth2 までの立ち下がりを検出し、パルス信号PS16に変換してANDゲート11bの他方の入力端子に供給する。ANDゲート11bは、パルス信号PS11とPS16の論理積演算を行い、パルス信号PS17を出力して、ANDゲート5の他方の入力端子に供給する。ANDゲート5は、パルス信号PS17とパルス信号PS15の論理積演算を行い、その出力端子から、パルス信号PS17のON時間(ゲート時間)T2の間のみパルス信号PS15が通過したパルス信号PS18が出力され、カウンタ7に供給される。
次に、カウンタ7のカウント動作がスタートされ(ステップS28)、カウンタ7に入力されたパルス信号PS18におけるパルス信号PS17のON時間(ゲート時間)T2の間のパルス数がカウントされる。次に、そのカウント値がON時間(ゲート時間)T2毎に入力ポートP1よりCPU9に入力される(ステップS29)。CPU9は、パルス数のカウント値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このパルス数のカウント値は、プライマリセンサ1の静電容量Cpに対応する位相を表す値として(つまり、容量−位相変換された値として)読み込まれる。液面レベルが上がると、パルス信号PS17の位相が変化し、ゲート時間T2が短くなる。
次に、CPU9は、読み込んだパルス数のカウント値からプライマリセンサ1の静電容量Cpの値を求め、求めた静電容量Cpの値と上記ステップS24で求めた静電容量Crの値を上記の式(5)に代入する演算を行い、液体の液面レベルxを計算する(ステップ30)。それにより、計算された液面レベルは、図示しない表示部に表示される。次に、CPU9は、各カウンタ7および8をリセットし(ステップS31)、次いでステップS21に戻る。
一方、ステップS25の答がYesならば、すなわち、測定すべき液体の種類を変え、その液体の比誘電率εr が比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を上回ったならば、次いでCPU9は、出力ポートP4から制御信号を出力し、スイッチ11bをオフからオンになるように制御し、プライマリセンサ1の静電容量Cpへの充電電流を大きくし、それによりANDゲート5のゲート時間を長くする(ステップS27)。
すなわち、容量−位相変換回路11において、パルス信号PS11が印加されると、抵抗R5およびプライマリセンサ1の接続点の電圧信号SG2は、図9において点線で示すように、パルス信号PS11のON時間の間、静電容量Cpと抵抗R5およびR6の並列抵抗値(R5*R6/(R5+R6))による時定数Cp*R5*R6/(R5+R6)でスイッチ11bのオフ時より早く立ち上がる。そこで、インバータ11aは、電圧しきい値Vth1 までの電圧信号SG2の立ち上がりと電圧しきい値Vth2 までの立ち下がりを検出し、パルス信号PS16に変換してANDゲート11bの他方の入力端子に供給する。
このときのパルス信号PS16は、図9に点線で示すようにスイッチ11cオフ時よりも長いパルス幅となる。したがって、ANDゲート11bから出力されるパルス信号PS17のON時間(ゲート時間)も、スイッチ11bオフ時のON時間(ゲート時間)T2より長いパルス幅T2′となる。それにより、比誘電率εr が大きい液体でも、液面レベルの変化によるプライマリセンサ1の静電容量Cpの変化に伴う位相の変化の範囲が大きくならない。以下同様に、ステップS28〜S30の作業が繰り返され、液体の液面レベルxが計算され、図示しない表示部に表示される。
比誘電率しきい値εTHを10とした場合、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にあれば、容量−位相変換回路11における時定数の切り替えが行われず、比誘電率εr が10〜100の範囲B内にあれば、時定数の切り替えが行われる。
また、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にある場合の位相の変化範囲と、比誘電率εr が10〜100の場合の位相の変化範囲が一致するように設定することができる。
以上説明したように、この第2の実施形態によれば、液体の比誘電率が比誘電率しきい値より大きくなった場合は、プライマリセンサ1の静電容量Cpの容量−位相変換の際の変換定数を切り替えているので(つまり、静電容量Cpの検出感度を変化させるので)、液面レベルによる静電容量Cpの変化量に対する容量−位相変換回路11の位相変化を切り替え前と同程度とすることができ、それにより周波数分解能を高めることができる。したがって、比誘電率1〜100の範囲の液体の液面レベルを、1つの検出装置で良好な精度で検出することができる。
(第3の実施形態)次に図10は、本発明の液面レベル検出装置の第3の実施形態を示すブロック図である。この第3の実施形態では、液面レベルxの変動によるプライマリセンサの静電容量変化をインピーダンスの変化に変換し、インピーダンスを検出することにより液面レベルxを検出する。また、液体の比誘電率を求め、非誘電率の大きい液体の液面検出時に、プライマリセンサ1の静電容量Cpの検出感度を切り替えている。
液面レベル検出装置は、プライマリセンサ1と、リファレンスセンサ2と、容量−インピーダンス変換回路13および14と、アナログ/デジタル変換回路(以下、ADCという)15および16と、CPU9から構成される。容量−インピーダンス変換回路13およびADC15は、請求項における第1の検出手段に相当し、容量−インピーダンス変換回路14およびADC16は、請求項における第2の検出手段に相当する。
容量−インピーダンス変換回路13は、アンプ13aと、アンプ13aの入力端子に接続された抵抗R8と、アンプ13aの入力端子と接地間に接続されたプライマリセンサ1と、アンプ13aの出力端子および接地間に接続された抵抗R9およびコンデンサC3の並列回路と、抵抗R8およびCPU9の出力ポートP6間に接続されたバンドパスフィルタ(以下、BPFという)13bを含む。容量−インピーダンス変換回路13は、請求項における容量−インピーダンス変換手段に相当する。BPF13bは、請求項における第1の感度切り替え手段の一部に相当する。
容量−インピーダンス変換回路14は、アンプ14aと、アンプ14aの入力端子に接続された抵抗R10と、アンプ14aの入力端子と接地間に接続されたリファレンスセンサ2と、アンプ14aの出力端子および接地間に接続された抵抗R11およびコンデンサC4の並列回路と、抵抗R10およびCPU9の出力ポートP7間に接続されたバンドパスフィルタ(以下、BPFという)14bを含む。
容量−インピーダンス変換回路13の出力は、ADC15に入力され、A/D変換されてCPU9の入力ポートP1に供給される。また、容量−インピーダンス変換回路14の出力は、ADC16に入力され、A/D変換されてCPU9の入力ポートP2に供給される。
次に、上述の構成を有する液面レベル検出装置の動作について、図11の各部信号波形図および図12のフローチャートを参照しながら説明する。まず、CPU9は、出力ポートP7より周波数fのパルス信号PS21を出力し(ステップS51)、次に、BPF14bを通過させることによりパルス信号PS21を正弦波(サイン波)信号SG11に変換する(ステップS52)。BPF14bは、たとえばアクティブフィルタ形式のBPFからなり、その通過帯域は、周波数fを含む所定の周波数帯域に設定されている。サイン波信号SG11は、容量−インピーダンス変換回路14における抵抗R10とリファレンスセンサ2の直列接続回路に供給される。
次に、抵抗R10とリファレンスセンサ2の接続点(中点)より電圧信号SG12がアンプ14aに入力される(ステップS53)。この電圧信号SG12は、リファレンスセンサ2の静電容量Crが大きくなってそのインピーダンスが下がると、そのピーク・ピーク電圧Vp−pが下がる電圧信号である。
次に、電圧信号SG12は、アンプ14aで増幅され(ステップS54)、次に、抵抗R11およびコンデンサC4の並列回路で平滑され、直流電圧信号SG13に変換される(ステップS55)。次に、この直流電圧信号SG13は、ADC16でアナログ/デジタル変換され(ステップS56)、次に、変換されたデジタル値が入力ポートP2よりCPU9に入力される(ステップS57)。CPU9は、入力されたデジタル値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このデジタル値は、リファレンスセンサ2の静電容量Crに対応するインピーダンスを表す値として(つまり、容量−インピーダンス変換された値として)読み込まれる。
次に、CPU9は、読み込んだデジタル値からリファレンスセンサ2の静電容量Crの値を求め、求めた静電容量Crの値を上記式(3)に代入する演算を行い、液体の比誘電率εr を計算する(ステップS58)。
次に、CPU9は、計算した液体の比誘電率が、予め設定されCPU9の内部メモリに記憶されている比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を超えているか否かを判定する(ステップS59)。その答がNoならば、次いでCPU9は、出力ポートP6から周波数f×10のパルス信号を出力し(ステップS60)、次に、BPF13bを通過させることによりパルス信号PS22を周波数f×10の正弦波(サイン波)信号SG21に変換する(ステップS62)。BPF13bは、たとえばアクティブフィルタ形式のBPFからなり、その通過帯域はCPU9の出力ポートP8から出力される制御信号で変更することができる。現在は、f×10の周波数を含む所定の周波数帯域に設定されている。サイン波信号SG21は、容量−インピーダンス変換回路13における抵抗R8とプライマリセンサ1の直列接続回路に供給される。
次に、抵抗R8とプライマリセンサ1の接続点(中点)より電圧信号SG22がアンプ13aに入力される(ステップS63)。この電圧信号SG22は、プライマリセンサ1の静電容量Cpが大きくなってそのインピーダンスが下がると、そのピーク・ピーク電圧Vp−pが下がる電圧信号である。
次に、電圧信号SG22は、アンプ13aで増幅され(ステップS64)、次に、抵抗R9およびコンデンサC3の並列回路で平滑され、直流電圧信号SG23に変換される(ステップS65)。次に、この直流電圧信号SG23は、ADC15でアナログ/デジタル変換され(ステップS66)、次に、変換されたデジタル値が入力ポートP1よりCPU9に入力される(ステップS67)。CPU9は、入力されたデジタル値を内部メモリ(図示しない)に読み込む。このデジタル値は、プライマリセンサ1の静電容量Cpに対応するインピーダンスを表す値として(つまり、容量−インピーダンス変換された値として)読み込まれる。
次に、CPU9は、読み込んだデジタル値からプライマリセンサ1の静電容量Cpの値を求め、求めた静電容量Cpの値を上記式(5)に代入する演算を行い、液体の液面レベルxを計算する(ステップS68)。それにより、計算された液面レベルは、図示しない表示部に表示される。ステップS68の実行後、処理はステップS51に戻る。
一方、ステップS59の答がYesならば、すなわち、測定すべき液体の種類を変え、その液体の比誘電率εr が比誘電率しきい値εTH(たとえば、εTH=10)を上回ったならば、次いでCPU9は、出力ポートP6から当初の1/10の周波数、すなわち周波数fを有するパルス信号を出力する(ステップS61)。このとき同時に、CPU9は、出力ポートP8から制御信号を出力し、BPF13bの通過周波数帯域を周波数fを含む帯域に変更する。BPF13bを通過して周波数fの正弦波(サイン波)に変換された信号SG21により、プライマリセンサ1のインピーダンスは高くなる。すなわち、プライマリセンサ1のインピーダンスは、当初の周波数f×10の正弦波(サイン波)信号が供給されていた時に比べて10倍になる。それにより、比誘電率εr が大きい液体でも、液面レベルの変化によるプライマリセンサ1の静電容量Cpの変化に伴うインピーダンスの変化の範囲が大きくならない。以下同様に、ステップS62〜S68の作業が繰り返され、液体の液面レベルxが計算され、図示しない表示部に表示される。
比誘電率しきい値εTHを10とした場合、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にあれば、プライマリセンサ1のインピーダンス検出のためにCPU9の出力ポートから出力されるパルス信号の周波数切り替えが行われず、比誘電率εr が10〜100の範囲B内にあれば、周波数切り替えが行われる。
また、測定すべき液体の比誘電率εr が1〜10の範囲A内にある場合のインピーダンスの変化範囲と、比誘電率εr が10〜100の場合のインピーダンスの変化範囲が一致するように設定することができる。
以上説明したように、この第3の実施形態によれば、液体の比誘電率が比誘電率しきい値より大きくなった場合は、プライマリセンサ1のインピーダンス検出のためにCPU9の出力ポートから出力されるパルス信号の周波数切り替えが行われるので、つまり、プライマリセンサ1の静電容量Cpの容量−インピーダンス変換の際の変換定数を切り替え、静電容量Cpの検出感度を変化させるので、液面レベルによる静電容量Cpの変化量に対する容量−インピーダンス変換を切り替え前と同程度とすることができ、それにより周波数分解能を高めることができる。したがって、比誘電率1〜100の範囲の液体の液面レベルを、1つの検出装置で良好な精度で検出することができる。
(第4の実施形態)図13は、本発明の液面レベル検出装置の第4の実施形態を示すブロック図である。この第4の実施形態では、液面レベルxの変動によるプライマリセンサ1の静電容量変化をパルス(周波数)出力に変換し、パルスの周波数または周期を知ることにより、液面レベルxを検出する。また、プライマリセンサ1の静電容量の検出感度とリファレンスセンサ2の静電容量変化の検出感度の両方を切り替えている。
図13の液面レベル検出装置は、図3に示す第1の実施形態と同じ構成に加えて、発振器4において抵抗R3に並列接続された抵抗R4およびスイッチ4bの直列回路を含む構成となっている。この構成では、CPU9は、請求項における第1および第2の感度切り替え手段の一部に相当する。また、抵抗R3と、抵抗R4およびスイッチ4bの直列回路は、請求項における第2の感度切り替え手段の一部に相当する。
次に、上述の構成を有する液面レベル検出装置の動作について説明する。この第4の実施形態の液面レベル検出装置の動作は、図3に示す第1の実施形態の液面レベル検出装置と同じ動作に加えて、以下のように動作する。
すなわち、測定すべき液体の種類を比誘電率が大きい液体に変えたことにより静電容量Crが容量しきい値を超えると、出力ポートP5より制御信号を出力し、スイッチ4bをオフからオンになるように制御する。それにより、抵抗R4が抵抗R3に並列接続され、発振器4の時定数がCr*R3*R4/(R3+R4)に切り替えられ、発振周波数f2は切り替えられた時定数によって決まる周波数になる(f2=1/(2πCr*R3*R4/(R3+R4)))。それにより、リファレンスセンサ2の静電容量Crの検出感度が、比誘電率が大きい液体の液面レベル検出時に従来よりも高められる。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の実施形態においては、比誘電率しきい値を10としているが、これに限らず、適宜他の値に変更することができる。
また、上述の実施形態においては、比誘電率の範囲を1〜10と10〜100の2つに分けているが、これに限らず、2つ以上に分けても良く、2つ以上にすると精度がさらに高くなる。
液面レベルと静電容量式液面レベルセンサの静電容量の関係を示す図である。 本発明における液面レベル検出の原理を説明する模式図である。 本発明の液面レベル検出装置の第1の実施形態を示すブロック図である。(第1の実施形態) 図3の液面レベル検出装置の動作を示すフローチャートである。(第1の実施形態) 図3の液面レベル検出装置の各部信号波形図である。(第1の実施形態) 本発明の液面レベル検出装置の第2の実施形態を示すブロック図である。(第2の実施形態) 図6の液面レベル検出装置の動作を示すフローチャートである。(第2の実施形態) 図6の液面レベル検出装置の各部信号波形図である。(第2の実施形態) 図6の液面レベル検出装置の各部信号波形図である。(第2の実施形態) 本発明の液面レベル検出装置の第3の実施形態を示すブロック図である。(第3の実施形態) 図10の液面レベル検出装置の各部信号波形図である。(第3の実施形態) 図10の液面レベル検出装置の動作を示すフローチャートである。(第3の実施形態) 本発明の液面レベル検出装置の第4の実施形態を示すブロック図である。(第4の実施形態)
符号の説明
1 プライマリセンサ(静電容量式液面レベルセンサの一部)
2 リファレンスセンサ(静電容量式液面レベルセンサの一部)
3 発振器(容量−周波数変換手段)
3b スイッチ(第1の感度切り替え手段の一部)
4 発振器
4b スイッチ(第2の感度切り替え手段の一部)
5 ANDゲート
7 カウンタ
9 CPU(演算手段、第1および第2の感度切り替え手段の一部)
11 容量−位相変換回路(容量−位相返還手段)
11c スイッチ(第1の感度切り替え手段の一部)
13 容量−インピーダンス変換回路(容量−インピーダンス変換手段)
13b BPF(第1の感度切り替え手段の一部)
R1 抵抗(第1の感度切り替え手段の一部)
R2 抵抗(第1の感度切り替え手段の一部)
R3 抵抗(第2の感度切り替え手段の一部)
R4 抵抗(第2の感度切り替え手段の一部)
R5 抵抗(第1の感度切り替え手段の一部)
R6 抵抗(第1の感度切り替え手段の一部)

Claims (5)

  1. 液体の液面レベル検出用のプライマリセンサおよび前記液体の比誘電率検出用のリファレンスセンサを備えた静電容量式液面レベルセンサと、
    前記液面レベルの変動に応じて変化する前記プライマリセンサの静電容量を検出する第1の検出手段と、
    前記液体の種類に起因する比誘電率の変化に応じて変化する前記リファレンスセンサの静電容量を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段で検出された前記リファレンスセンサの静電容量に基づいて、前記液体の比誘電率を演算する第1の演算手段と、
    前記第1および第2の検出手段の検出出力に基づいて前記液面レベルを演算する第2の演算手段と、
    前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記第1の検出手段における検出感度を切り替える第1の感度切り替え手段と
    を備えたことを特徴とする液面レベル検出装置。
  2. 請求項1記載の液面レベル検出装置において、
    第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量を周波数に変換する容量−周波数変換手段を含み、
    前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−周波数変換手段の変換定数を変更する
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
  3. 請求項1記載の液面レベル検出装置において、
    第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量を位相に変換する容量−位相変換手段を含み、
    前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−位相変換手段の変換定数を変更する
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
  4. 請求項1記載の液面レベル検出装置において、
    第1の検出手段は、前記プライマリセンサの静電容量をインピーダンスに変換する容量−インピーダンス変換手段を含み、
    前記第1の感度切り替え手段は、前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記容量−インピーダンス変換手段の変換定数を変更する
    ことを特徴とする液面レベル検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の液面レベル検出装置において、
    前記第1の演算手段で演算された前記比誘電率が予め設定された比誘電率しきい値を超えた場合に、前記第2の検出手段における検出感度を切り替える第2の感度切り替え手段をさらに備えたことを特徴とする液面レベル検出装置。
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