JP5069504B2 - エレベーター用ガイドレールの取り付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター用ガイドレールの取り付け装置に係り、特に、エレベーター稼働に伴う振動を低減するのに好適なエレベーター用ガイドレールの取り付け装置に関する。
図5は従来のガイドレールの取り付け装置を示す要部側面図、図6は従来のガイドレールの取り付け装置を示す要部断面図である。
従来のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置は図5および図6に示すように、エレベーターのガイドレールを支持するレールブラケットを建物構造物へ取り付ける中間ビーム35と、この中間ビーム35に取り付けられる制振材9とを有しており、中間ビーム35の長手方向に発生する振動エネルギーを、中間ビーム35に取り付けられた制振材9によって熱エネルギーに変換することで、振動に起因する居室内騒音を低減している。また、制振材9は中間ビーム35のH型鋼の上部に接着剤で取り付ける構造とし、地震が発生した際に接着面がはがれて制振材9が落下することを防いでいる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−11485号公報(図3及び図4)
エレベーターの走行によりガイドレールを介して中間ビーム35に伝播する振動には、乗りかごおよびつり合いおもりを案内するガイド装置がガイドレール上を摺動する振動や、調速機、巻上機および返しプ−リなどの回転体が回転する振動がある。これらの振動と中間ビーム35の固有振動数が共振した場合、従来のような中間ビーム35の上部に接着剤で取り付けた制振材9で振動の低減を図ることは極めて困難である。また、従来のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置では、地震発生時に制振材9が落下しないようにするため、制振材9をH型鋼からなる中間ビーム35の上部に接着剤で取り付ける構造としている。このため、中間ビーム35の形状が限定され、例えば、H型鋼よりも安価であり中間ビームの材料に一般的に使用されているU型鋼およびL側鋼に制振材9を取り付けることができないという問題があった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、あらゆる形状の中間ビームに対応し、かつ確実に振動を低減することのできるエレベーター用ガイドレールの取り付け装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、乗りかごおよびつり合いおもり用のガイドレールを支持するレールブラケットが中間ビームを介して建物構造物へ取り付けられたエレベーター用ガイドレールの取り付け装置において、前記中間ビームの長手方向の1/4〜3/4間に、前記建物構造物と前記中間ビームとを連結固定する中間部固定材を少なくとも1つ設けて前記中間ビームの固有振動数を変化させ、かつ、前記中間ビームと前記中間部固定材との連結部に、前記中間ビームの短手方向に前記中間部固定材の取り付け位置を調整可能とする短手方向調整手段を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明の請求項1に係る発明では、中間ビームの長手方向、1/4〜3/4間に、建物構造物と中間ビームとを連結固定する中間部固定材を少なくとも1つ設けたことにより、中間ビームの固有振動数を変化させ、乗りかごおよびつり合いおもりを案内するガイド装置がガイドレール上を摺動する振動、調速機、巻上機および返しプ−リなどの回転体が回転する振動との共振現象を確実に防ぐことができる。また、中間部固定材は建物構造物と中間ビームとを連結固定するものであることから、あらゆる形状の中間ビームに対応可能とすることができる。更に、短手方向調整手段により中間部固定材の中間ビームに対する短手方向の取り付け位置をエレベーターの据え付け現場で調整することができ、したがって、中間部固定材の取り付け作業を容易なものとすることができる。
また、本発明は、前記中間ビームの長手方向に前記中間部固定材の取り付け位置を調整可能とする長手方向調整手段を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明の請求項3に係る発明では、長手方向調整手段により中間部固定材の中間ビームに対する長手方向の取り付け位置をエレベーターの据え付け現場で調整することができ、したがって、中間部固定材の取り付け作業を容易なものとすることができる。
本発明によれば、中間部固定材により中間ビームの固有振動数を変化させ、乗りかごおよびつり合いおもりを案内するガイド装置がガイドレール上を摺動する振動、調速機、巻上機および返しプ−リなどの回転体が回転する振動との共振現象を確実に防ぎ、これによって、振動に起因する居室内騒音の低減を図ることができる。また、中間部固定材はあらゆる形状の中間ビームに対応可能であることから、設備コストの低減、および作業効率の向上を図ることができる。
以下、本発明に係るエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第1の実施形態を示す平面図、図2は図1の要部を拡大したものであり、U型鋼からなる中間ビームに中間部連結部を取り付けた状態を示す斜視図である。
エレベーターの昇降路1には乗りかごおよびつり合いおもりの昇降を案内するためのガイドレール2が敷設される。ガイドレール2は、昇降路1の全高に渡り所定の取り付け間隔を空けながら固定クリップなどでレールブラケット3に取り付けられるが、ガイドレール2と昇降路側壁4bの間隔が大きい場合、レールブラケット3の大型化を防ぐ目的で、昇降路前後壁4a、4c間に中間ビーム5を懸架し、この中間ビーム5とレールブラケット3とを溶接等で固定してガイドール2を支持するようになっている。また、中間ビーム5の両端には固定材5a、5bがそれぞれ取り付けられ、これらの固定材5a、5bをアンカーボルト6により昇降路前後壁4a、4cに固定する。
そして、中間ビーム5の長手方向の1/4〜3/4間に、建物構造物、すなわち、昇降路側壁4bと中間ビーム5とを連結固定する中間部固定材7を、例えば1つ設けている。また、図2に示すように中間ビーム5の短手方向に中間部固定材7の取り付け位置を調整可能とする短手方向調整手段、例えば中間部固定材7に形成される長穴7aと、中間ビーム5の長手方向に中間部固定材7の取り付け位置を調整可能とする長手方向調整手段、例えば中間部固定材7に形成される長穴7bとが備えられている。中間部固定材7は長穴7bを介してアンカーボルト6により昇降路側壁4bに固定されるとともに、長穴7aを介して固定ボルト8によりU型鋼からなる中間ビーム5に固定されている。
第1の実施形態によれば、中間ビーム5の中間付近、すなわち長手方向の1/4〜3/4間に一端が昇降路側壁4bに固定される1つの中間部固定材7を連結することで、中間ビーム5は2点支持から3点支持に変わり、中間ビーム5の固有振動数が変化する。これによって、乗りかごおよびつり合いおもりを案内するガイド装置がガイドレール2上を摺動する振動、調速機、巻上機および返しプ−リなどの回転体が回転する振動との共振現象を確実に防ぐことができる。また、中間部固定材7は建物構造物と中間ビーム5とを連結固定するものであることから、あらゆる形状、ここではU型鋼からなる中間ビーム5に対応可能とすることができる。さらに、中間部固定材7の取り付け位置を調整可能とする長穴7aおよび長穴7bを備えることで、例えばコンクリートの施工誤差による中間部固定材7の取り付け位置調整を据え付け現場で行うことができ、したがって、取り付け作業を容易なものとすることができる。さらにまた、地震発生時に乗りかごおよびつり合いおもりが加振されることによる負荷が、ガイドレール2およびレールブラケット3を介して中間ビーム5に作用した場合、中間ビーム5の中間部を固定していることから、中間ビーム5のたわみ量が抑えられ、エレベーター装置の安全性の向上も図ることができる。
なお、前述した第1の実施形態では、中間ビーム5の長手方向、1/4〜3/4間に、建物構造物と中間ビーム5とを連結固定する中間部固定材7を1つ設けたものとしたが、本発明はこれに限らず、例えば中間ビーム5の長手方向、1/4〜3/4間に中間部固定材を2つ設け、中間ビーム5を4点支持とすることもできる。また、U型鋼の開放部を下向きとした中間ビーム5に中間部固定材7を取り付けた例を示しているが、U型鋼の開放部を上向きに施工したもの、或いは横向きに施工したものにも対応可能である。
図3は本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第2の実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1の実施形態に示すものと同等のものには同一符号が付してある。
第2の実施形態では、昇降路前後壁4a、4c間に懸架される中間ビーム15はH型鋼からなっており、中間部固定材7は長穴7bを介してアンカーボルト6により昇降路壁4bに固定されるとともに、長穴7aを介して固定ボルト8によりH型鋼からなる中間ビーム15の下面に固定されている。第2の実施形態によれば、中間部固定材7はH型鋼からなる中間ビーム15にも対応可能であることがわかる。
図4は本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第3の実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第1の実施形態に示すものと同等のものには同一符号が付してある。
第3の実施形態では、昇降路前後壁4a、4c間に懸架される中間ビーム25はL型鋼からなっており、中間部固定材7は長穴7bを介してアンカーボルト6により昇降路壁4bに固定されるとともに、長穴7aを介して固定ボルト8によりL型鋼からなる中間ビーム25の上面に固定されている。第3の実施形態によれば、中間部固定材7はL型鋼からなる中間ビーム25にも対応可能であることがわかる。
本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第1の実施形態を示す平面図である。 図1の要部を拡大したものであり、U型鋼からなる中間ビームに中間部連結部を取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 本発明のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置の第3の実施形態を示す斜視図である。 従来のガイドレールの取り付け装置を示す要部側面図である。 従来のガイドレールの取り付け装置を示す要部断面図である。
符号の説明
1 昇降路
2 ガイドレール
3 レールブラケット
4a〜4c 昇降路壁
5、15、25 中間ビーム
6 アンカーボルト
7 中間部固定材
7a、7b 長穴
8 固定ボルト

Claims (2)

  1. 乗りかごおよびつり合いおもり用のガイドレールを支持するレールブラケットが中間ビームを介して建物構造物へ取り付けられたエレベーター用ガイドレールの取り付け装置において、
    前記中間ビームの長手方向の1/4〜3/4間に、前記建物構造物と前記中間ビームとを連結固定する中間部固定材を少なくとも1つ設けて前記中間ビームの固有振動数を変化させ、かつ、前記中間ビームと前記中間部固定材との連結部に、前記中間ビームの短手方向に前記中間部固定材の取り付け位置を調整可能とする短手方向調整手段を設けたことを特徴とするエレベーター用ガイドレールの取り付け装置。
  2. 前記中間ビームの長手方向に前記中間部固定材の取り付け位置を調整可能とする長手方向調整手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター用ガイドレールの取り付け装置。
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