JP5068217B2 - コンテンツ配信管理方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンツ配信管理方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に係り、特に、時系列に沿ったコンテンツ配信のためのコンテンツ共有の許可処理と配信制御を行うためのコンテンツ配信管理方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
詳しくは、コンテンツを共有するためのコンテンツ登録・利用許可や、許可された配信スケジュールに従ってコンテンツの配信を管理し、制御するためのコンテンツ配信管理方法及び装置及びプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
コンテンツ配信技術としては以下のようなものがある。
・インターネット個人放送局サービス
インターネット上で、利用者が音声や動画をリアルタイムで配信するもので、配信形態は、非配信サーバ蓄積型のストリーム配信と、静止画を紙芝居のように送る配信がある。放送する場合、PC(パーソナルコンピュータ)に接続したカメラで撮影しているものをそのまま配信できるほか、メディアプレーヤなどでPC上に再生している映像をビデオキャプチャ機能で取り込んで配信することもできる。また、チャット機能が付いており、放送者と番組を見ている利用者同士でチャットをすることができるものなどがある。
・動作共有サービス
インターネット上で、誰もが自由に動画を投稿でき、閲覧も無料にでき、作品の再利用や改変の許可などの使用条件をつけてコンテンツの共有を実現するポータルサイト及びサービスが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
吉松、山田「動画共有サイトにおけるマルチメディア著作権問題の検討」武蔵工業大学、環境情報学部、情報メディアセンタージャーナル、2007.4、第8号、pp.70-74.
個人が放送局等を開設し、運営する際、一般個人が数十人・数百人に同時配信するための配信設備を用意するのは、費用的にも運用技術的にも負担が大きく、手軽に利用することができない。また、自ら制作したコンテンツのみで、24時間365日などというように、長時間にわたって異なるコンテンツを継続的に配信し続けることは困難である。
他者が配信中のコンテンツやアーカイブされているコンテンツと、自ら制作したコンテンツを組み合わせて時系列に編成した配信スケジュールを作成することが可能になると、多様なコンテンツ編成のコンテンツ配信が可能になると考えられる。
従来のコンテンツ共有では、配信されるコンテンツの著作権の管理が問題になっている。コンテンツ提供者が指定する条件に基づくコンテンツ配信を制御するには、DRM機能を強化させる必要があるが、そのためにコンテンツの発信者の環境に高額のDRM装置の設置を求めると、一般の利用者が発信者となるのに敷居が高くなる。
コンテンツの配信経路が増加すると、一経路当たりの視聴者数は低下することが予想される。コンテンツ制作者は、自分の配信経路からコンテンツを配信するだけでなく、他者の配信経路からの配信も許可できるようにすることで、視聴率を増やすことができる。しかし、単なる参照だけではコンテンツの許諾の管理及び対価の回収ができないことから、許諾条件を付加し、許諾処理を行うことで、コンテンツの利用に対する対価を回収可能にする。
動画などのコンテンツ共有サイトでのコンテンツ配信は、サーバに蓄積されたコンテンツを参照して配信する形態であり、配信する日時などのタイミングや前後に並べるコンテンツをコンテンツ提供者側が指定することができない。また、公開されたコンテンツは、公開が止められるまで24時間365人視聴でき、放送コンテンツのように毎日や時間毎に内容を変えたり、一時的にリアルタイムなコンテンツに切り替えたりすることができない。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、コンテンツ提供者が制作・提供したコンテンツを、利用者が、独自の順序に編集配置したオリジナルの番組を占有のコンテンツ配信経路から配信することが可能なコンテンツ管理方法及び装置及びプログラムを提供することを目的とする。
また、更なる本発明の目的は、コンテンツ提供者が、コンテンツを単体で提供するだけでなく、複数のコンテンツを組み合わせて配信することを条件付けて提供することを可能にすることである。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、視聴者の視聴装置、複数のコンテンツを時系列に沿って発信しようとする利用者のクライアント装置A,B、コンテンツの共有の管理と配信の制御をするための利用契約装置及び配信管理装置、及びコンテンツ及び該コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子を保持するコンテンツ管理装置からなるシステムにおける、該利用契約装置で利用が許可されたコンテンツを時系列の配信スケジュールを定めた配信制御情報に従って該配信管理装置から視聴装置へ配信するためのコンテンツ配信管理方法であって、
クライアント装置Aは、
作成したコンテンツを他者と共有したい場合に、利用契約装置にコンテンツの共有要求送信し(ステップ1)、
利用契約装置は、
共有要求を受信すると、クライアント装置Aに対して共有するコンテンツのアップロード、コンテンツの属性情報を設定させるための情報を送信し(ステップ2)、
クライアント装置Aから取得したコンテンツAをコンテンツ管理装置に登録し(ステップ3,4)、該コンテンツ管理装置から取得したコンテンツ識別子Aと、コンテンツの配信方法を含む共有条件設定のための情報を該クライアント装置Aに送信し(ステップ6)、
クライアント装置Aから取得した共有条件を該コンテンツに対するコンテンツ識別子A、属性情報と共に利用情報記憶手段に格納し(ステップ5,7,8)、
クライアント装置Bから利用要求を受信すると(ステップ9)、利用情報記憶手段に格納されている共有条件を該クライアント装置Bに送信し(ステップ10)、該クライアント装置Bの利用者によって作成されたコンテンツBがある場合には、属性情報と共にアップロードさせ(ステップ11)、該コンテンツBをコンテンツ管理装置に登録し(ステップ12)、該コンテンツ管理装置からコンテンツ識別子Bを取得し(ステップ14)、配信条件編集用の情報を該クライアント装置Bに送信し(ステップ13)、該クライアント装置Bの利用者によって編集された配信スケジュールを含む配信条件に従って、該配信スケジュールとコンテンツ利用の許可条件を示す配信制御情報を発行して(ステップ15,16)該クライアント装置Bに送信し(ステップ17)、
クライアント装置Bは、
作成したコンテンツ及び利用が許可されたコンテンツを配信するために、それらのコンテンツの配信制御情報を配信管理装置に送信し(ステップ18)、
配信管理装置は、
クライアント装置Bから配信制御情報を受信すると、配信情報記憶手段に格納し(ステップ19)、
視聴装置からコンテンツの配信要求があると(ステップ20)、配信情報記憶手段を参照して配信制御情報に従って、コンテンツの配信が許可されているかを確認し、確認できた場合に、必要なコンテンツのコンテンツ識別子を含む取得要求をコンテンツ管理装置に送信し(ステップ21)、
コンテンツ管理装置は、
取得要求を受信すると、該取得要求のコンテンツの利用が許可されていることを確認し、許可されている場合には、要求されたコンテンツを配信管理装置に送信し(ステップ22)、
配信管理装置は、
取得要求に対応するコンテンツを受信すると、配信順に編成し(ステップ23)、編成したコンテンツを配信情報記憶手段に格納し、配信制御情報に示された配信スケジュールに従って該編成したコンテンツを、該配信制御情報に基づいて視聴装置に送信し(ステップ24)、
視聴装置は、
受信したコンテンツを表示装置に表示する(ステップ25)。
また、本発明(請求項2)は、配信管理装置において、
配信制御情報の配信スケジュールに他の配信経路の参照が指定されているとき、配信時刻になるとそれまで配信していたコンテンツを中断し、それに変わって指定された配信経路から取得したコンテンツを再配信し、更に参照すべき時刻が終了すると、元のコンテンツに戻り、中断した時点から配信を継続する。
また、本発明(請求項3)は、利用契約装置において、共有したいコンテンツを提供する際に、コンテンツとその属性情報をコンテンツ管理装置に登録し、また、コンテンツの共有のための許諾条件である共有条件を設定する場合に、
コンテンツ提供者のクライアント装置からコンテンツを共有したい要求があると、該コンテンツとその属性情報及び共有条件をアップロードするための画面を該クライアント装置に表示し、
コンテンツ提供者のクライアント装置からコンテンツ、属性情報、共有条件がアップロードされると、該コンテンツ、該属性情報、該共有条件の内容を判定し、不正な点がなく、有効であることを確認し、該コンテンツの属性情報の確認及び追加・修正の画面を該クライアント装置に表示し、
コンテンツ提供者の確認が終わると、コンテンツ管理装置にアクセスし、クライアント装置からアップロードされたコンテンツ及び属性情報を該コンテンツ管理装置に登録し、同時に、該コンテンツの識別情報を取得し、
コンテンツの共有条件の確認及び追加・修正をするための画面をコンテンツ提供者のクライアント装置に提示し、内容の確認及び修正を促し、該コンテンツ提供者の確認が終了すると、コンテンツ管理装置から付与されたコンテンツの識別情報と共有条件を関連付けて利用情報記憶手段に登録し、該クライアント装置に送信する。
また、本発明(請求項4)は、利用契約装置において、利用者のクライアント装置から利用者が利用したいコンテンツの共有条件、配信したいコンテンツがアップロードされると、該コンテンツが不正でないことを確認し、該コンテンツに対応する属性情報を利用情報記憶手段から読み込んで、該利用者が確認、追加、修正可能な画面を表示し、
利用者の属性情報の確認が終了すると、利用者のクライアント装置からアップロードされたコンテンツと内容を最終確認した属性情報をコンテンツ管理装置に登録し、
コンテンツ管理装置からコンテンツの識別情報を取得して、配信条件の編集用の画面を利用者のクライアント装置に表示し、
利用者が利用の許可を得たコンテンツ及び利用者アップロードしたコンテンツの配信条件編集させる際に、利用するコンテンツの共有条件に設定されている配信日時に関する条件に従って、編集可能な時間区間と編集不可能な時間区間を制御する処理を行い、
利用者に配信するコンテンツの選択ならびに配信日時を決定し、編集した配信条件を配信条件管理装置で処理可能な形式である配信制御情報として設定し、改ざんされた場合には検出できる形に変換した上で、クライアント装置に該配信制御情報を送信し、処理が完了した通知を送信する。
また、本発明(請求項5)は、配信管理装置において、
利用者のクライアント装置からコンテンツの配信を希望する配信要求があると、該利用者に対してコンテンツ配信経路を割り当て、該クライアント装置から配信スケジュール、コンテンツの識別情報、コンテンツの利用許可を含む配信条件が設定された配信制御情報を取得すると、該コンテンツ配信経路と該配信制御情報を関連付けて配信情報記憶手段に格納し、
コンテンツの識別情報に基づいてコンテンツ管理装置にアクセスして、該コンテンツ識別情報に対応するコンテンツと属性情報を取得し、時系列順位編成し、配信経路に応じて該コンテンツを配信可能な形式に変換し、配信制御情報と共に配信情報記憶手段に格納し、
視聴装置から視聴要求があると、配信制御情報の配信スケジュールに基づいて配信情報記憶手段に格納されているコンテンツを該視聴装置に送信する。
また、本発明(請求項6)は、配信管理装置において、視聴装置にコンテンツを配信した履歴を配信実績情報として配信情報記憶手段に保持し、
利用契約装置において、広告を提供する広告主の端末から取得した広告コンテンツ、広告コンテンツ属性情報、配信条件を利用情報記憶手段に格納し、
コンテンツ提供者のクライアント装置及び利用者のクライアント装置に対して、広告コンテンツの一覧、共有条件の配信枠に広告コンテンツを挿入するための情報及び広告配信の報酬に関する情報を送信し、
クライアント装置から広告コンテンツを含むコンテンツを配信するための配信制御情報、または、共有条件を取得すると、広告の配信条件と共に利用情報記憶手段に格納し、
配信管理装置から、配信実績情報を取得して、予め設定されている広告配信の分配条件に基づいて、広告をコンテンツに挿入した利用者毎に報酬を計算し、利用情報記憶手段に格納する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項7)は、視聴者の視聴装置400と、複数のコンテンツを時系列に沿って発信しようとする利用者のクライアント装置500と、コンテンツの共有の管理と配信の制御をするための利用契約手段及び配信管理手段100、及びコンテンツ管理手段200を有するサーバからなるシステムにおける、該利用契約手段300で利用が許可されたコンテンツを時系列の配信スケジュールを定めた配信制御情報に従って該配信管理手段100から該視聴装置400へ配信するためのコンテンツ配信管理サーバであって、
利用契約手段300は、
作成したコンテンツを他者と共有することを許可する利用者のクライアント装置500Aからコンテンツの共有要求を受信すると、該クライアント装置500Aに対して共有するコンテンツのアップロード、コンテンツの属性情報の設定、コンテンツの配信方法を含む共有条件を設定させるための情報を送信し、該クライアント装置500Aから登録されたコンテンツA、属性情報、共有条件を取得し、該コンテンツと該属性情報をコンテンツ管理手段200に登録すると共に、該コンテンツ管理手段200から該コンテンツAのコンテンツ識別情報Aを取得して、該共有条件と共に利用情報記憶手段370に格納する登録手段310と、
コンテンツ管理装置200に登録されているコンテンツの利用を希望する利用者のクライアント装置500Bから利用要求を受信すると、利用情報記憶手段370に格納されている共有条件を該クライアント装置500Bに送信し、該クライアント装置500Bの利用者によって作成されたコンテンツBがある場合には、属性情報と共にアップロードさせ、該コンテンツBと該属性情報をコンテンツ管理手段200に登録する利用登録手段330と、
コンテンツ管理手段200から該コンテンツBのコンテンツ識別情報Bを取得し、配信条件の編集用画面を該クライアント装置500Bに送信することにより、該クライアント装置500Bの利用者に配信スケジュールを含む配信条件を編集させ、該配信条件と利用者によって選択された共有条件と、登録したコンテンツBの配信スケジュールとコンテンツ利用の許可条件を示す配信制御情報を生成して、該コンテンツ識別情報Bを付与して該クライアント装置に送信する配信制御情報生成手段350と、を有し、
配信管理手段100は、
クライアント装置500から作成したコンテンツ及び利用が許可されたコンテンツを配信するための配信制御情報を受信し、配信情報記憶手段150に格納し、該コンテンツ識別情報に基づいてコンテンツ管理装置200からコンテンツを取得し、該配信制御情報の配信スケジュールに従って該コンテンツを編成し、該配信情報記憶手段150に格納するコンテンツ編成手段130と、
視聴装置400からの要求に応じて、配信制御情報に示された配信スケジュールに従って該編成したコンテンツを、該視聴装置400に送信する配信制御手段120と、を有し、
コンテンツ管理手段200は、
利用契約手段300を介してクライアント装置500の利用者が作成したコンテンツと属性情報を取得すると、該コンテンツに対するコンテンツ識別情報を該利用契約手段に返却すると共に、該コンテンツを該属性情報と共にコンテンツ記憶手段230登録する登録手段210と、
配信管理手段100からコンテンツの取得要求を取得すると、コンテンツ記憶手段230からコンテンツ識別情報に基づいて該取得要求に対応するコンテンツを該配信管理手段100に送信するコンテンツ配信手段220と、を有する。
また、本発明(請求項8)は、配信管理手段100において、
視聴装置400からコンテンツの配信要求があると、編集されたコンテンツを配信情報記憶手段から読み出して配信し、配信履歴を配信実績情報として配信情報記憶手段150に保持する手段を更に有し、
利用契約手段300において、
広告を提供する広告主の端末から取得した広告コンテンツ、広告コンテンツ属性情報、配信条件を利用情報記憶手段に格納する手段と、
コンテンツ提供者のクライアント装置及び利用者のクライアント装置に対して、広告コンテンツの一覧、共有条件の配信枠に広告コンテンツを挿入するための情報及び広告配信の報酬に関する情報を送信する手段と、
クライアント装置500から広告コンテンツを含むコンテンツを配信するための配信制御情報、または、共有条件を取得すると、広告の配信条件と共に利用情報記憶手段370に格納する手段と、
配信管理手段100の配信情報記憶手段150から、配信実績情報を取得して、予め設定されている広告配信の分配条件に基づいて、広告をコンテンツに挿入した利用者毎に報酬を計算し、利用情報記憶手段370に格納する手段と、を有する。
本発明(請求項9)は、請求項7または8いずれか1項に記載のコンテンツ配信管理サーバを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのコンテンツ配信管理プログラムである。
本発明(請求項10)は、請求項9記載のコンテンツ配信管理プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記のように本発明によれば、以下のような効果を奏する。
・時系列に編成されたコンテンツを連続配信しようとする利用者は、コンテンツ提供者が提供するコンテンツを組み合わせて配信するコンテンツを編成することが可能になり、編成用のコンテンツの制作にかかる労力を削減することができる。
・他者が配信中のコンテンツを正規に同時再配信することが可能になることから、他者が配信しているコンテンツを配信しながら同画面にリアルチャット画面を提示してチャットするような新たなコンテンツ配信が可能になる。
・コンテンツの取得や編成処理を行う機能を利用者側の装置ではなく、サービス提供事業者側の装置に設置することで、配信するコンテンツのアクセス制御や許諾の確認処理、配信エリアの制御などを事業者側で行うことが可能になる。これによって、コンテンツ配信を希望する利用者は、自らこれらの処理に必要な機器を備える必要がなくなる。また、事業者が責任を持ってコンテンツの保護管理などを行うようになる。
・配信管理装置を管理する事業者の責任の下でコンテンツの配信実績を管理することで、コンテンツの配信実績や広告コンテンツの配信実績を、広告報酬の分配や、次回作以降のコンテンツの価格設定などに利用することができる。
・コンテンツ提供者は、共有を許可するコンテンツの配信日時や前後のコンテンツの指定した形でコンテンツを提供することができ、時系列に編成されて配信されるコンテンツの配信方法を管理することができる。
・コンテンツ提供者は、コンテンツを共有する許諾条件として、共有条件中に利用価格を設定することで、コンテンツ提供の対価を得ることができる。
・コンテンツ提供者は、提供するコンテンツの内容にあった広告を付加してコンテンツを提供することができる。
・コンテンツ提供者は、コンテンツを単体で提供することだけでなく、複数のコンテンツを組み合わせて配信することを条件付けて提供することが可能であり、広告コンテンツを組み合わせることで広告収入を得たり、配信実績の少ないコンテンツを人気のあるコンテンツと組み合わせることで配信される確率を高めることができる。
・コンテンツ配信する利用者は、自身が制作したコンテンツだけでなく、人気のコンテンツ提供者が制作したコンテンツを組み合わせて、自分の配信経路から配信するコンテンツの編成を作成することで、自分が管理する配信経路の魅力を高め、視聴者数を増やすことができる。
・固定配信枠、選択式配信枠、任意配信枠の区分があることで、同じ共有条件の下でコンテンツを利用する利用者でも異なるコンテンツ編成が可能であり、多種多様なコンテンツ編成の配信経路が出現する。
・任意配信枠では、利用者は配信したいコンテンツがある時間枠についてのコンテンツ編成だけを検討すればよく、それ以外の部分は基本経路で配信されているコンテンツの編成で配信することが可能であり、コンテンツの編成の検討に必要な時間を削減することができる。また、基本経路として、広告コンテンツだけで編成された経路を参照することで、コンテンツ編成の時間の削減だけでなく、広告配信の報酬を得ることも可能となる。
・前後に並べるコンテンツを固定的に指定するだけではなく、複数の候補ン中から選択できるようにしたり、配信のタイミングを一定の時間区間の中から選択できるようにすることで、コンテンツを利用する側の自由度が高まり、多様なコンテンツの組み合わせが生じることが期待される。
・一つの配信経路を複数の利用者で共有することで、時間や曜日毎にコンテンツの編成者が変わるような共同コンテンツ配信が可能になる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
図3は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。
同図に示すシステムは、配信管理装置100、コンテンツ管理装置200、利用契約装置300、視聴装置400、クライアント端末500がネットワーク600に接続された構成である。
上記の各装置の構成を以下に示す。
<視聴装置>
視聴装置400は、一般の視聴者環境に存在するコンテンツを視聴するための装置であり、視聴したいコンテンツが配信されている配信経路を選択する配信経路選択機能410、配信されてくるコンテンツを受信するコンテンツ受信機能420、受信したコンテンツを視聴可能な状態に表示するコンテンツ表示機能430を有する。
<コンテンツ管理装置>
コンテンツ管理装置200は、コンテンツとその属性情報を受信すると、それらをコンテンツ記憶部230に格納する登録部210、コンテンツ配信装置100等からコンテンツの配信要求があると、要求されたコンテンツをコンテンツ記憶部230から取り出し配信する配信管理部220を有する。なお、配信管理部220に、ビデオオンデマンドの機能を拡張したり、配信要求を受信した際、要求者の資格を判定し、許可されていればコンテンツを配信するという許諾判定機能を拡張することも可能である。コンテンツ記憶部230には、コンテンツと属性情報が格納される。
<利用契約装置>
利用契約装置300は、登録部310、判定部320、利用登録部330、配信条件設定部340、配信制御情報発行部350、利用情報記憶部370から構成される。
登録部310は、クライアント装置500Aのコンテンツ提供者が共有を希望するコンテンツ、当該コンテンツを利用するにあたっての条件である共有条件を利用情報記憶部370に登録する。
判定部320は、コンテンツ提供者またはコンテンツ利用者がアップロードするコンテンツ及びコンテンツの配信条件などが記述された共有条件が利用情報記憶部370に登録されると、その内容を確認し、不正ではないかなどの有効性を判定する処理を行う。
利用登録部330は、コンテンツ提供者によって提供されたコンテンツを利用したいクライアント装置500Bの利用者からのコンテンツ、属性情報、配信制御情報を利用情報記憶部370に登録する。登録時に、利用が許可されているコンテンツの利用を利用情報記憶部370を参照して利用者に対して許可するための許諾処理を行い、利用を許可した利用者及びそのコンテンツを利用情報記憶部370に登録する。
配信条件設定部340は、コンテンツ提供時に利用を許可するコンテンツの配信条件の設定を行い、また、利用者にコンテンツの利用を許可する時には、コンテンツ提供者が定め、利用情報記憶部370に登録された共有条件に従って、コンテンツの配信順序と配信時刻について、編集可能な部分を編集を支援するための画面情報を提供する。
配信制御情報発行部350は、コンテンツ利用者によって編集された配信条件を元に、配信管理装置100が処理可能な形式で表現した配信制御情報を発行する処理を行う。
利用情報記憶部370は、配信制御情報、共有条件、提供者管理情報、利用者管理情報を格納する。
以下に、上記の構成を有する利用契約装置300における、コンテンツ提供者が共有するコンテンツを提供する際の処理の流れを説明する。
図4は、本発明の一実施の形態における利用契約装置のフローチャートである。
ステップ101) 利用契約装置300は、登録部310において、コンテンツ提供者からコンテンツを他の利用者と共有することを許可する共有要求を取得すると、当該共有したいコンテンツ、属性情報、及び、コンテンツの配信方法等を定める共有条件をアップロードするための画面をクライアント装置500Aに表示する。クライアント装置500Aは、コンテンツ提供者が複数のコンテンツ及び属性情報をブラウザ機能を用いて指定することにより、これらをアップロードすることができる。また、事前に、アップロードしたコンテンツの共有条件を更新した場合は、それも併せてアップロードすることができる。クライアント装置500Aからのアップロードが終わると、利用契約装置300の判定部320は、アップロードされたコンテンツの中に不正なコンテンツが含まれていないことを確認する。例えば、コンテンツに付加されている電子透かしが改ざんされていないかなどの処理をここでは実行する。
ステップ102) また、登録部310は、共有条件がアップロードされた場合には、それを読込み、共有条件中に既に発行されている配信制御情報が含まれている場合は、後述する配信制御情報の発行情報を参照し、有効期間と発行証明情報が有効であることを確認し、有効でない場合はステップ109に移行し、登録を中止する。
ステップ103) ステップ101で取得した内容がコンテンツでない場合は、ステップ107に移行する。
ステップ104) 登録部310は、コンテンツに対応する属性情報を設定するための画面をクライアント装置500Aに表示し、利用者に入力を促し、属性情報を取得する。
ステップ105) 登録部310は、コンテンツと属性情報をコンテンツ管理装置200に登録する。
ステップ106) 登録部310は、コンテンツ管理装置200よりコンテンツを一意に特定可能な識別情報を取得する。
ステップ107) 登録部310は、共有条件の確認及び追加・修正を行うための画面をクライアント装置500Aに表示する。
ステップ108) 登録部310は、共有条件をクライアント装置500Aから取得すると、識別情報と対応付けて共有条件を利用情報記憶部370に登録する。
ステップ109) 上記の処理結果をクライアント装置500Aに通知する
次に、利用契約装置300において、自らが作成したコンテンツを配信しようとする利用者が、クライアント装置500Aから既にコンテンツ管理装置200に登録され、共有されているコンテンツの利用許諾を取得し、コンテンツを配信する順序などの配信条件を設定し、利用契約装置300から配信制御情報の発行を受けるまでの流れを説明する。
図5は、本発明の一実施の形態におけるクライアント装置が配信制御情報を取得するまでのシーケンスチャートである。
利用契約装置300の利用登録部330は、クライアント装置500Bから、少なくともコンテンツの識別情報を含むコンテンツの利用要求を受信すると(ステップ201)、コンテンツの識別情報に基づいて、利用情報記憶部370に格納されている共有条件を読出し(ステップ202)、利用可能なコンテンツの共有条件の一覧と、コンテンツあるいは配信制御情報と、属性情報をアップロードするためのフォームを表示した画面をクライアント装置500Bに提示する(ステップ203)。
クライアント装置500Bの利用者は、表示されたコンテンツの共有条件の一覧の中から、利用したいコンテンツの共有条件を選択する(ステップ204)。また、組み合わせて配信したい自らが作成したコンテンツがある場合には、当該コンテンツとその属性情報をアップロードする(ステップ205)。利用登録部330は、コンテンツと属性情報がアップロードされた場合は、属性情報を読込み、内容の確認・追加・修正をするための画面をクライアント装置500Bに対して表示する(ステップ206)。
クライアント装置500Bの利用者による確認が終了すると(ステップ207)、利用契約装置300の利用登録部330は、コンテンツと属性情報をコンテンツ管理装置200に登録し(ステップ208)、コンテンツ管理装置200から登録したコンテンツの識別情報を取得する(ステップ209)。
一方、コンテンツの代わりに配信制御情報がアップロードされた場合には、配信制御情報の有効性を、後述する配信制御情報の発行情報を参照し、有効期限と発行証明情報から確認し、有効な場合は処理を継続し、有効でない場合は登録を中止する。
クライアント装置500Bの利用者による共有条件の選択とコンテンツ等のアップロードが終わると、利用契約装置300の配信条件設定部340は、共有したいコンテンツの共有条件に従って、選択が可能なコンテンツの取捨選択や、アップロードしたコンテンツとの代替が可能な時間帯を示した表示画面を表示し(ステップ210)、利用者が配信条件を設定する際、コンテンツを挿入可能な箇所の制御などを行い、配信制御情報に設定する配信条件の編集を支援する。
クライアント装置500Bの利用者による編集が終り、クライアント装置500B
から編集終了の通知を受信すると(ステップ211)、配信制御情報発行部350は、編集された結果と発効日、発行者、改ざん等を検出できるようにするための署名などの発行情報を付加した新たな配信制御情報を生成し(ステップ212)、クライアント装置500Bに送信し(ステップ213)、処理の完了の通知を送信する(ステップ214)。
<配信管理装置>
次に、配信管理装置100について説明する。
配信管理装置100は、図3に示すように、配信制御部120、コンテンツ編成部130、配信情報管理部140、配信情報記憶部150から構成される。
配信制御部120は、視聴装置400から視聴要求を受けると、配信情報記憶部150に格納されている配信制御情報に含まれる配信スケジュールに従ってコンテンツを配信する。
コンテンツ編成部130は、配信情報記憶部150に格納されている配信スケジュールに従って時系列にコンテンツを編成し、配信可能な形にコンテンツを変換する処理を行う。
配信情報管理部140は、コンテンツの配信を希望する利用者に配信経路を提供し、利用者からコンテンツ配信のスケジュールが記載された配信制御情報の登録があると、それと配信経路を関連付けて配信情報記憶部150に格納し、さらに、コンテンツの配信のスケジュールを管理し、配信開始や配信内容の更新を配信制御部120に通知する。
配信情報記憶部150は、配信スケジュール、当該配信管理装置100が管理する各配信経路の利用者識別情報、利用者から登録された配信制御情報、コンテンツ編成部130が作成した配信用コンテンツを格納する。
以下に、配信管理装置100の処理の流れを説明する。
配信管理装置100は、クライアント装置500Bからコンテンツの配信要求を受けると、配信情報管理部140は、クライアント装置500Bを利用する利用者に対してコンテンツ配信経路を割り当て、配信情報記憶部150に格納する。続いて、クライアント装置500Bからコンテンツの配信スケジュールを示す配信制御情報を受信すると、配信情報管理部140は、割り当てた配信経路と当該配信制御情報とを関連付け、配信情報記憶部150に格納し、コンテンツ編成の要求をコンテンツ編成部130に通知する。また、配信情報管理部140は、配信制御情報に基づくコンテンツ配信を開始する日時を管理し、配信日時が到来すると、配信制御部120に通知する。
コンテンツ編成部130は、コンテンツ編成要求を確認すると、配信情報記憶部150に格納されている配信制御情報を取り出し、内容を解釈し、配信予定のコンテンツの識別情報、コンテンツの利用許可情報、配信日時を取り出す。その後、コンテンツの利用許可が有効であることを確認すると、コンテンツの識別情報を元にコンテンツが蓄積されているコンテンツ管理装置200にアクセスし、コンテンツとその属性情報を取得し、時系列順位に基づいてコンテンツを編成し、配信情報記憶部150に格納されている経路管理情報に応じてコンテンツの多重化など配信可能な形式に変換する処理を行う。そして、変換された配信用コンテンツを配信情報記憶部150に格納する。
配信制御部120は、配信情報管理部140から配信する通知があると、通知を受けた配信制御情報とそれに対応する配信用コンテンツを配信情報記憶部150から取り出し、配信可能な状態に待機する。視聴装置400からの視聴要求があると、配信スケジュールに従ったコンテンツを配信し、視聴要求の終了通知があるまで配信し、その配信実績を配信情報記憶部150に格納する制御を行う。また、配信制御情報中には、配信予定のコンテンツとして、他者が配信中のコンテンツに切り替える指示が示されている場合がある。この場合には、そこに示されている切り替え指示が有効であることを確認し、有効である場合は、切り替え対象のコンテンツに切り替えて配信し、切り替え終了時刻が来ると、もとの配信経路で配信していた配信用コンテンツの続きから配信する処理を行う。なお、切り替え対象が外部のコンテンツ配信装置が配信するコンテンツである場合は、配信されているコンテンツを受信し、再送信する。
<クライアント装置>
次に、クライアント装置500について説明する。
クライアント装置500は利用者が利用する装置であり、配信制御情報の編集やコンテンツのアップロード、配信管理装置への配信制御情報の登録などの処理を行うための画面を表示するブラウザ機能を備えている。コンテンツをアップロードする場合は、アップロードするためのコンテンツを入力する手段を備える。なお本実施の形態では、コンテンツ提供者が使用するクライアント装置をクライアント装置500Aとし、コンテンツを利用する利用者が使用するクライアント装置をクライアント装置500Bとして説明する。
次に、上記のシステムにおいて共通で使用される「配信制御情報」について説明する。
配信制御情報とは、配信が許可される一つ以上のコンテンツの配信条件を示すものであり、配信順序や、配信時間帯または、配信期間等が、XMLなどの機械処理可能な言語または数値によって表現される。
次に、コンテンツの共有条件について説明する。
コンテンツの共有条件は、一つ以上のコンテンツについて配信順序や配信時間帯など指定した形で利用を許可するものであり、ここで許可された条件に基づいて配信制御情報が作成されるものである。共通条件は、利用契約装置300の利用情報記憶部370に格納され、管理されるものである。
共有条件には、図6に示すように、基本情報と配信枠情報がある。
共有条件の基本情報には、
・識別情報;
・共有条件の登録日時;
・共有条件の有効期間;
・共有条件の登録者情報;
・共有条件に基づく利用に関する許可条件;
があり、配信枠情報には、
・配信枠全体の長さである配信枠時間長;
・配信開始日時または配信期間開始日時;
・配信終了日時または配信期間終了日時;
・指定配信枠;
・基本配信経路;
・配信許可情報;
が設定される。
図7に、配信枠を示す。
上記の「指定配信枠」とは、配信するコンテンツと配信する時間区間が固定的あるいは選択的に指定されている配信枠のことであり、複数のコンテンツが集まるグループが配信対象として許可されている場合には、その中から選択したコンテンツを配信することが可能であり、配信が許可されている時間区間がコンテンツの視聴時間よりも長い場合は、その時間区間中の任意の時間に配信することができ、配信回数が指定されている場合はその範囲内で配信しなければならない。
指定配信枠に定められていない配信枠は、利用者が制作したコンテンツや他者から許可を得たコンテンツなど、任意のコンテンツと代替して配信することが可能な配信枠のことである。代替したいコンテンツがない場合は、基本経路として指定されている配信経路で配信されているコンテンツを配信することができる。なお、基本経路が指定されていない場合は、全ての時間について隙間なく利用者がコンテンツを埋める必要がある。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、コンテンツ共有時の処理について説明する。
図8は、本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ共有時のシーケンスチャートである。
クライアント装置500Aが利用契約装置300に対してコンテンツの共有要求を送信する(ステップ301)。利用契約装置300の登録部310は、クライアント装置500Aに対してコンテンツ、属性情報、共有条件をアップロードするための入力に必要な情報を表示する(ステップ302)。クライアント装置500Aは、画面表示に従って、コンテンツ、属性情報、共有条件をアップロードする(ステップ303)。利用契約装置300の登録部310は、有効性の判定を行い(ステップ304)、有効である場合には、属性情報の確認及び修正用の画面をクライアント装置500Aに表示する(ステップ305)。クライアント装置500Aの利用者は画面に表示された属性情報の内容を確認し、必要に応じて追加・修正を行い、利用契約装置300に通知する(ステップ306)。利用契約装置300の登録部310は、クライアント装置500Aから登録されたコンテンツと属性情報をコンテンツ管理装置200に登録する(ステップ307)。これにより、コンテンツ管理装置200は、コンテンツ毎に識別情報を付与して、コンテンツ、属性情報、識別情報の組をコンテンツ記憶部230に登録し、識別情報を利用契約装置300に渡す(ステップ308)。
次に、利用契約装置300の登録部310は、クライアント装置500Aに対して共有条件を登録するための画面を表示する(ステップ309)。クライアント装置500Aにおいて共有条件を確認し、必要に応じて追加・修正を行い、利用契約装置300に通知する(ステップ310)。
利用契約装置300の登録部310は、コンテンツ管理装置200から付与された識別情報を共有条件に付与して利用情報記憶部370に登録し(ステップ311)、登録済みの結果をクライアント装置500Aに通知する(ステップ312)。
次に、コンテンツの利用時の利用契約装置300の処理について説明する。
利用契約装置300は、利用者から利用要求があると、セッションを開始し、利用情報記憶部370に格納されている共有条件の中から有効な共有条件の一覧を表示する。このとき、表示に必要な情報をコンテンツの識別情報を元にコンテンツ管理装置200にアクセスして、コンテンツ管理装置200のコンテンツ記憶部230からコンテンツの属性情報を取得し、共有対象となるコンテンツのジャンルなどのカテゴリ別や、価格順、販売時間順、登録日順などで提示してもよい。
利用者が共有したいコンテンツの共有条件を選択し、当該クライアント装置500Bの利用者が作成したコンテンツ、属性情報を利用契約装置200にアップロードすると、利用契約装置200の判定部320は、許諾条件を判定し、必要があれば課金処理などを実行する。クライアント装置500Bから取得したコンテンツと属性情報をコンテンツ管理装置300に登録し、当該コンテンツに対する識別情報を取得する。
その後、利用契約装置200は、許諾条件が満たされたことを確認すると、配信制御情報の編集用の画面をクライアント装置500Bに表示し、選択配信枠に定められたコンテンツの配信条件の設定を支援する。ここでは、複数のコンテンツの中から配信するコンテンツを選択する操作や、配信開始する時刻を設定する。空いている配信枠の配信コンテンツとして設定できるように支援する。
利用者が全ての配信条件の編集を終了すると、利用契約装置200の判定部320は、共有条件中に示されていた条件を満たしているかを確認し、矛盾点がなければ図9の構造の配信制御情報として発行し、コンテンツの識別情報と共にクライアント装置500Bに送信すると共に、利用情報記憶部370に配信制御情報を登録し、完了通知をクライアント装置500Bに送信する。
上記の配信制御情報は、基本情報、配信スケジュール、発行情報の3つの情報から構成される。
基本情報には、配信制御情報が有効となる配信期間と日時、基本配信経路の識別情報及び利用許可情報が設定される。
配信スケジュールには、配信するコンテンツに関する情報を時系列順に、開始時刻、配信コンテンツの識別情報、利用許可情報が設定される。
発行情報には、配信制御情報の発効日と作成者情報、発行証明情報として正規に発行されたものであることを証明するための情報(電子署名なども記述して改ざんなどを検知できるようになる)を記述する。
なお、基本情報に設定する基本配信経路の利用許可情報及び配信スケジュールに記述する配信コンテンツの利用許可情報は、発行される配信制御情報に定められる配信日時に対象コンテンツを配信することが許可されていることを示すものであり、その配信枠を一意に特定できる情報である。例えば、各コンテンツの管理者(権利者)が登録した固有の秘密鍵によって、配信制御情報の識別情報とコンテンツ識別情報と配信日時情報に対するハッシュ値を計算し、電子署名することでこの値を作成することができる。また、検証用の公開鍵を使って、コンテンツ管理装置200及び配信管理装置100は、配信制御情報に設定されている情報が正規の許諾を得たものであることを確認することができる。
次に、配信管理装置100の処理について説明する。
図10は、本発明の第1の実施の形態における配信管理装置の動作を示す図である。
配信管理装置100は、クライアント装置500Bから利用者が作成したコンテンツ及び利用が許可されたコンテンツを配信するために、それらのコンテンツの配信制御情報の識別情報を受信することにより、コンテンツの編成処理を行う。
配信用コンテンツの編成処理は、配信管理装置100のコンテンツ編成部130で行う。コンテンツ編成部130は、配信情報管理部140から配信制御情報の登録通知を受けると(ステップ401)、クライアント装置500Bから取得した配信制御情報の識別情報に基づいて、配信情報記憶部150から該当する配信制御情報を取り出し、内容を解釈する(ステップ402)。次に、配信スケジュールに記載されている全てのコンテンツとその属性情報をコンテンツ管理装置200にアクセスして取得する(ステップ403〜405)。このとき、配信対象のコンテンツの利用許可情報を確認し、利用が許可されていることを確認する。また、必要に応じて、コンテンツ管理装置200にこの取得要求を送る際に、利用許可情報を送信し、利用が許可されていることをコンテンツ管理装置200に証明する。ここで、利用許可情報とは、コンテンツの権利者(製作者)が設定した利用の許可が公正なものであるかを判定するための識別情報であり、他者によって設定できない情報である。例えば、権利者の秘密鍵によって電子署名された情報であり、これを公開鍵で検証することで、配信管理装置100及びコンテンツ管理装置200は、利用許可情報の正当性を確認することができる。
その後、各コンテンツを取得すると、コンテンツ編成部130は、配信制御情報中の配信スケジュールに記載されている放送時間順に取得したコンテンツを編成する(ステップ406)。
コンテンツの編成を終えると、Web系のストリーミング配信やIPTV向け、携帯端末への配信系など、利用者に割り当てられている各種配信経路の特性に応じた形式にコンテンツのフォーマットを変換する処理を行い、そして、配信可能な状態に変換された配信用コンテンツは、配信開始時刻まで配信情報記憶部150に格納される(ステップ407)。
配信開始のタイミングは、配信情報管理部140が管理し、配信制御部120に対して配信の指示を出す。当該タイミングは、例えば、視聴装置400から配信要求を受信した時点とする。配信制御部120は、配信指示を受けると、配信情報記憶部150から該当する配信制御情報とその配信用コンテンツを取得し、配信可能な状態にして視聴装置400から配信要求を受信するまで待機する。配信制御部120は、配信制御情報を参照して配信時刻を監視し、視聴装置400から配信要求を受け取ると(ステップ408)、その時刻に対応する部分からコンテンツを配信し(ステップ409)、また、配信開始時刻と終了時刻を配信情報記憶部150に履歴情報として格納する。なお、配信制御情報の配信スケジュール中で基本配信経路が参照されている配信枠を検出した場合は、基本情報に設定されている配信経路の利用許諾情報を確認し、許可されていることを確認すると、基本配信経路で配信されているコンテンツを取得し、配信中の視聴装置400に対して再配信する処理を行う。
なお、上記の第1の実施の形態では、図3に示すように、配信管理装置100、コンテンツ管理装置200、利用契約装置300がネットワークを介して接続されている構成としているが、この例に限定されることなく、配信管理装置100、コンテンツ管理装置200、利用契約装置300を1つのサーバとして構築することも可能である。また、これらのうちのいくつかの装置をまとめて1つのサーバとして構築する(例えば、配信管理装置100と利用契約装置300の組み合わせ)ことも可能である。
[第2の実施の形態]
図11は、本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成図である。同図は、前述の図3の構成の配信管理装置100に配信実績記録部110、利用契約装置300に広告管理部360を追加した構成であり、配信管理装置100、コンテンツ管理装置200、利用契約装置300を1つのサーバとして構成し、クライアント装置及び視聴装置との情報の入出力を通信インタフェース700を介して行うものである。図11において、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
利用契約装置300の広告管理部360は、広告主から取得した広告コンテンツとその配信実績に応じた対価の分配方法などを定めた配信条件を利用情報記憶部370に登録する。また、コンテンツ提供者が、共有するコンテンツに広告コンテンツを組み合わせて共有条件を作成した際に、報酬の分配条件を利用情報記憶部370に登録する。さらに、配信管理装置100が記録した配信実績に基づいて、広告配信の報酬を各権利者に分配する。
利用契約装置300の広告管理部360では、広告主から広告と広告の配信情報の登録を受け付けており、登録された広告コンテンツは、コンテンツ提供者が広告収入を得ることを目的に共有対象のコンテンツと組み合わせる形で提供されたり、コンテンツを配信する利用者が広告収入を得ることを目的に、配信するコンテンツ編成の中に挿入するなどの形で利用される。
配信管理装置の配信実績記録部110は、各配信経路のコンテンツの配信実績として、配信時に参照していた配信制御情報の識別情報と、配信開始時刻及び終了時刻を配信情報記憶部150に格納する。配信の情報記憶部150に格納された配信実績は、利用契約装置300の広告管理部360から定期的にアクセスされ、当該配信実績に基づいて各広告主から広告費を回収し、また、配信制御情報に記述されている各コンテンツの配信実績に基づいて、利用情報記憶部370に共有条件として設定されている分配条件に基づいて各権利者に広告配信の対価を分配する。
利用情報記憶部370には、配信制御情報、共有条件、提供者管理情報、利用者管理情報に加えて、広告主から取得した広告配信情報、報酬の分配条件、発信実績情報、利用者報酬額等が格納される。
広告主は、広告コンテンツを提供する際、広告コンテンツ、広告コンテンツのジャンルなどを示す属性情報、広告コンテンツの配信を希望する日時、ターゲットとする視聴者層、配信の対価(報酬)などの広告配信条件を利用契約装置300に登録する。これにより、広告管理部360は、これらを広告配信情報として利用情報記憶部370に格納する。
利用情報記憶部370に格納された広告配信情報は、コンテンツ提供者が共有するコンテンツの共有条件を設定する際、並びに、利用者がコンテンツを取捨選択して配信制御情報を作成する際に、配信条件設定部340によって参照される。
配信条件設定部370は、コンテンツ提供者がコンテンツの共有方法を検討する際に、共有条件の固定配信枠または選択配信枠に広告コンテンツを挿入できるように、広告コンテンツのジャンル、ターゲット、広告配信の報酬についての情報、広告配信の報酬の分配条件を設定するための広告選択フォームをクライアント装置500に送信する。また、コンテンツの利用者が、共有条件に基づいて配信するコンテンツの内容の順序を決定し、配信制御情報に設定する配信条件を編集する際、代替可能な部分に挿入するコンテンツの候補、あるいは、自主制作コンテンツの前後に挿入するコンテンツの候補として、広告コンテンツを提示する。
コンテンツ提供者は、提供するコンテンツと広告コンテンツとを組にした形で利用者に共有することで、広告コンテンツを含むコンテンツが視聴されると、その広告配信の報酬を得ることができる。また、広告コンテンツを含むコンテンツを利用して、配信経路から配信するコンテンツを編成した利用者についても、広告コンテンツが視聴されるとその配信に対する報酬を得ることができる。
対価の分配方法は、例えば、次のように行う。
広告主が、広告コンテンツAに対する1視聴当たりの報酬を決定して利用契約装置300の利用情報記憶部370に登録する。コンテンツ提供者は、広告コンテンツAが視聴された場合の報酬の分配方法を分配条件として利用情報記憶部370に登録する。例えば、分配条件として分配率を登録する。
コンテンツ提供者の報酬=広告コンテンツAの総視聴者数×分配率×単位市長数の報酬
(例)
単位視聴数の報酬:3円、総視聴者数:300人、分配率:80%のとき
コンテンツ提供者の報酬=300×0.8×3=720円
コンテンツ利用者の報酬=300×(1-0.2)×3=180円
広告主の支払額 =300×3=900円
一つの配信制御情報には、1つ以上の広告コンテンツが含まれる可能性がある。各広告コンテンツの実際の視聴状況に基づいて、広告管理部360は、各者の報酬を計算し、この総和を分配する。
上記の一連の動作を図12を用いて説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
広告主は、端末(図示せず)より、利用契約装置300に対して、広告コンテンツ、属性情報、配信条件を登録する(ステップ501)。これにより利用契約装置300の登録部310は、利用情報記憶部370にこれらの情報を格納する(ステップ502)。
利用契約装置300は、クライアント装置500に対して、共有条件の配信枠に適合するコンテンツを選択するための広告コンテンツの一覧、広告配信の報酬についての情報等を設定するための広告選択フォームをクライアント装置500に送信する(ステップ503)。これによりクライアント装置500では、挿入する広告や報酬に関する情報を設定した広告選択フォームを利用契約装置300に返却する(ステップ504)。
利用契約装置300は、取得した広告選択フォームの内容を利用者管理情報として利用情報記憶部370に格納する(ステップ505)。
これにより、利用契約装置300は、利用者管理情報を参照して、利用者から指定された広告コンテンツを利用情報記憶部370から読み出してクライアント装置500に送信し、利用者(コンテンツ提供者)は当該広告コンテンツを、作成したコンテンツに挿入する、または、組み合わせて、利用契約装置300に登録する。また、利用者が選択したコンテンツの配信制御情報を生成する際に、配信制御情報発行部350は、利用者情報記憶部370に格納されている広告配信情報を参照して配信条件を編集する。
利用契約装置300は、配信管理装置100から、当該配信管理装置が視聴装置400にコンテンツ配信を行う毎に蓄積している配信実績情報を取得し(ステップ506)、利用情報記憶部370に格納する(ステップ507)。
広告管理部360は、利用情報記憶部370に格納された配信実績情報から予め決定されている分配条件に基づいて利用者毎の報酬を計算し、利用情報記憶部370に保持しておき(ステップ508)、報酬支払処理または、課金処理時に当該情報を参照する。
なお、上記の実施の形態における配信管理装置100、コンテンツ管理装置200、利用契約装置300を1つのサーバとし、各装置の構成要素の動作をプログラムとして構築し、サーバとして利用されるコンピュータにインストールして実行させる、または、ネットワークを介して流通させることも可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスクや、フレキシブルディスク・CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納し、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、ネットワーク上でコンテンツを共有するシステム及び装置に適用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。 本発明の一実施の形態における利用契約装置のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるクライアント装置が配信制御情報を取得するまでのシーケンスチャートである。 本発明の一実施の形態における共有条件を示す図である。 本発明の一実施の形態における配信枠を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ共有時のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における配信制御情報の例である。 本発明の第1の実施の形態における配信管理装置の動作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるシステム構成図である。 本発明の第2の実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
符号の説明
100 配信管理手段、配信管理装置
120 配信制御手段、配信制御部
130 コンテンツ編成手段、コンテンツ編成部
140 配信情報管理部
150 配信情報記憶手段、配信情報記憶部
200 コンテンツ管理手段、コンテンツ管理装置
210 コンテンツ登録手段、コンテンツ登録部
220 コンテンツ配信手段、コンテンツ配信部
230 コンテンツ記憶手段、コンテンツ記憶部
300 利用契約手段、利用契約装置
310 登録手段、登録部
320 判定部
330 利用登録手段、利用登録部
340 配信条件設定部
350 配信制御情報生成手段、配信制御情報発行部
360 広告管理部
370 利用情報記憶手段、利用情報記憶部
400 視聴装置
410 配信経路選択機能
420 コンテンツ受信機能
430 コンテンツ表示機能
500 クライアント装置
700 通信インタフェース

Claims (10)

  1. 視聴者の視聴装置、複数のコンテンツを時系列に沿って発信しようとする利用者のクライアント装置A,B、コンテンツの共有の管理と配信の制御をするための利用契約装置及び配信管理装置、及びコンテンツ及び該コンテンツを一意に識別するコンテンツ識別子を保持するコンテンツ管理装置からなるシステムにおける、該利用契約装置で利用が許可されたコンテンツを時系列の配信スケジュールを定めた配信制御情報に従って該配信管理装置から視聴装置へ配信するためのコンテンツ配信管理方法であって、
    前記クライアント装置Aは、
    作成したコンテンツを他者と共有したい場合に、前記利用契約装置にコンテンツの共有要求送信し、
    前記利用契約装置は、
    共有要求を受信すると、前記クライアント装置Aに対して共有するコンテンツのアップロード、コンテンツの属性情報を設定させるための情報を送信し、
    前記クライアント装置Aから取得したコンテンツAを前記コンテンツ管理装置に登録し、該コンテンツ管理装置から取得したコンテンツ識別子Aと、コンテンツの配信方法を含む共有条件設定のための情報を該クライアント装置Aに送信し、
    前記クライアント装置Aから取得した共有条件を該コンテンツに対するコンテンツ識別子A、属性情報と共に利用情報記憶手段に格納し、
    前記クライアント装置Bから利用要求を受信すると、前記利用情報記憶手段に格納されている共有条件を該クライアント装置Bに送信し、該クライアント装置Bの利用者によって作成されたコンテンツBがある場合には、属性情報と共にアップロードさせ、該コンテンツBを前記コンテンツ管理装置に登録し、該コンテンツ管理装置からコンテンツ識別子Bを取得し、配信条件編集用の情報を該クライアント装置Bに送信し、該クライアント装置Bの利用者によって編集された配信スケジュールを含む配信条件に従って、該配信スケジュールとコンテンツ利用の許可条件を示す配信制御情報を発行して該クライアント装置Bに送信し、
    前記クライアント装置Bは、
    作成したコンテンツ及び利用が許可されたコンテンツを配信するために、それらのコンテンツの前記配信制御情報を前記配信管理装置に送信し、
    前記配信管理装置は、
    前記クライアント装置Bから前記配信制御情報を受信すると、配信情報記憶手段に格納し、
    前記視聴装置からコンテンツの配信要求があると、前記配信情報記憶手段を参照して前記配信制御情報に従って、コンテンツの配信が許可されているかを確認し、確認できた場合に、必要なコンテンツのコンテンツ識別子を含む取得要求を前記コンテンツ管理装置に送信し、
    前記コンテンツ管理装置は、
    前記取得要求を受信すると、該取得要求のコンテンツの利用が許可されていることを確認し、許可されている場合には、要求されたコンテンツを前記配信管理装置に送信し、
    前記配信管理装置は、
    取得要求に対応するコンテンツを受信すると、配信順に編成し、編成したコンテンツを前記配信情報記憶手段に格納し、前記配信制御情報に示された前記配信スケジュールに従って該編成したコンテンツを、該配信制御情報に基づいて前記視聴装置に送信し、
    前記視聴装置は、
    受信したコンテンツを表示装置に表示する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  2. 前記配信管理装置において、
    前記配信制御情報の配信スケジュールに他の配信経路の参照が指定されているとき、配信時刻になるとそれまで配信していたコンテンツを中断し、それに変わって指定された配信経路から取得したコンテンツを再配信し、更に参照すべき時刻が終了すると、元のコンテンツに戻り、中断した時点から配信を継続する
    請求項1記載のコンテンツ配信管理方法。
  3. 前記利用契約装置において、共有したいコンテンツを提供する際に、コンテンツとその属性情報をコンテンツ管理装置に登録し、また、コンテンツの共有のための許諾条件である前記共有条件を設定する場合に、
    コンテンツ提供者のクライアント装置からコンテンツを共有したい要求があると、該コンテンツとその属性情報及び共有条件をアップロードするための画面を該クライアント装置に表示し、
    前記コンテンツ提供者のクライアント装置からコンテンツ、属性情報、共有条件がアップロードされると、該コンテンツ、該属性情報、該共有条件の内容を判定し、不正な点がなく、有効であることを確認し、該コンテンツの属性情報の確認及び追加・修正の画面を該クライアント装置に表示し、
    前記コンテンツ提供者の確認が終わると、前記コンテンツ管理装置にアクセスし、前記クライアント装置からアップロードされた前記コンテンツ及び前記属性情報を該コンテンツ管理装置に登録し、同時に、該コンテンツの識別情報を取得し、
    前記コンテンツの共有条件の確認及び追加・修正をするための画面を前記コンテンツ提供者のクライアント装置に提示し、内容の確認及び修正を促し、該コンテンツ提供者の確認が終了すると、前記コンテンツ管理装置から付与された前記コンテンツの識別情報と前記共有条件を関連付けて利用情報記憶手段に登録し、該クライアント装置に送信する
    請求項1記載のコンテンツ配信管理方法。
  4. 前記利用契約装置は
    記利用者のクライアント装置からコンテンツを利用したいという利用要求を取得すると、前記利用情報記憶手段に登録されている前記コンテンツの共有条件の中から、該共有条件の有効日時が有効コンテンツの共有条件を抽出し、該利用者のクライアント装置に一覧表示する画面、及び、該利用者がコンテンツとその属性情報をアップロードするための画面を表示し、
    前記利用者のクライアント装置から前記利用者が利用したいコンテンツの共有条件、配信したいコンテンツがアップロードされると、該コンテンツが不正でないことを確認し、該コンテンツに対応する属性情報を前記利用情報記憶手段から読み込んで、該利用者が確認、追加、修正可能な画面を表示し、
    前記利用者の前記属性情報の確認が終了すると、前記利用者のクライアント装置からアップロードされたコンテンツと内容を最終確認した属性情報を前記コンテンツ管理装置に登録し、
    前記コンテンツ管理装置から前記コンテンツの識別情報を取得して、前記配信条件の編集用の画面を前記利用者のクライアント装置に表示し、
    前記利用者が利用の許可を得たコンテンツ及び利用者アップロードしたコンテンツの配信条件編集させる際に、利用するコンテンツの共有条件に設定されている配信日時に関する条件に従って、編集可能な時間区間と編集不可能な時間区間を制御する処理を行い、
    前記利用者に配信するコンテンツの選択ならびに配信日時を決定し、編集した配信条件を前記配信条件管理装置で処理可能な形式である配信制御情報として設定し、改ざんされた場合には検出できる形に変換した上で、前記クライアント装置に該配信制御情報を送信し、処理が完了した通知を送信する
    請求項1記載のコンテンツ配信管理方法。
  5. 前記配信管理装置において、
    前記利用者のクライアント装置からコンテンツの配信を希望する配信要求があると、該利用者に対してコンテンツ配信経路を割り当て、該クライアント装置から配信スケジュール、コンテンツの識別情報、コンテンツの利用許可を含む配信条件が設定された配信制御情報を取得すると、該コンテンツ配信経路と該配信制御情報を関連付けて配信情報記憶手段に格納し、
    前記コンテンツの識別情報に基づいて前記コンテンツ管理装置にアクセスして、該コンテンツ識別情報に対応するコンテンツと属性情報を取得し、時系列順位編成し、前記配信経路に応じて該コンテンツを配信可能な形式に変換し、前記配信制御情報と共に前記配信情報記憶手段に格納し、
    前記視聴装置から視聴要求があると、前記配信制御情報の配信スケジュールに基づいて前記配信情報記憶手段に格納されているコンテンツを該視聴装置に送信する
    請求項1記載のコンテンツ配信管理方法。
  6. 前記配信管理装置は、
    前記視聴装置にコンテンツを配信した履歴を配信実績情報として配信情報記憶手段に保持し、
    前記利用契約装置において、
    広告を提供する広告主の端末から取得した広告コンテンツ、広告コンテンツ属性情報、配信条件を前記利用情報記憶手段に格納し、
    前記コンテンツ提供者のクライアント装置及び前記利用者のクライアント装置に対して、広告コンテンツの一覧、共有条件の配信枠に広告コンテンツを挿入するための情報及び広告配信の報酬に関する情報を送信し、
    前記クライアント装置から前記広告コンテンツを含むコンテンツを配信するための配信制御情報、または、共有条件を取得すると、前記広告の配信条件と共に前記利用情報記憶手段に格納し、
    前記配信管理装置から、前記配信実績情報を取得して、予め設定されている広告配信の分配条件に基づいて、広告をコンテンツに挿入した利用者毎に報酬を計算し、前記利用情報記憶手段に格納する
    請求項1記載のコンテンツ配信管理方法。
  7. 視聴者の視聴装置と、複数のコンテンツを時系列に沿って発信しようとする利用者のクライアント装置と、コンテンツの共有の管理と配信の制御をするための利用契約手段及び配信管理手段、及びコンテンツ管理手段を有するサーバからなるシステムにおける、該利用契約手段で利用が許可されたコンテンツを時系列の配信スケジュールを定めた配信制御情報に従って該配信管理手段から該視聴装置へ配信するためのコンテンツ配信管理サーバであって、
    前記利用契約手段は、
    作成したコンテンツを他者と共有することを許可する利用者のクライアント装置Aからコンテンツの共有要求を受信すると、該クライアント装置に対して共有するコンテンツのアップロード、コンテンツの属性情報の設定、コンテンツの配信方法を含む共有条件を設定させるための情報を送信し、該クライアント装置から登録されたコンテンツA、属性情報、共有条件を取得し、該コンテンツと該属性情報を前記コンテンツ管理手段に登録すると共に、該コンテンツ管理手段から該コンテンツAのコンテンツ識別情報Aを取得して、該共有条件と共に利用情報記憶手段に格納する登録手段と、
    前記コンテンツ管理装置に登録されているコンテンツの利用を希望する利用者のクライアント装置Bから利用要求を受信すると、前記利用情報記憶手段に格納されている前記共有条件を該クライアント装置Bに送信し、該クライアント装置Bの利用者によって作成されたコンテンツBがある場合には、属性情報と共にアップロードさせ、該コンテンツBと該属性情報を前記コンテンツ管理手段に登録する利用登録手段と、
    前記コンテンツ管理手段から該コンテンツBのコンテンツ識別情報Bを取得し、配信条件の編集用画面を該クライアント装置Bに送信することにより、該クライアント装置Bの利用者に配信スケジュールを含む配信条件を編集させ、該配信条件と利用者によって選択された共有条件と、登録したコンテンツBの配信スケジュールとコンテンツ利用の許可条件を示す配信制御情報を生成して、該コンテンツ識別情報Bを付与して該クライアント装置に送信する配信制御情報生成手段と、を有し、
    前記配信管理手段は、
    前記クライアント装置から作成したコンテンツ及び利用が許可されたコンテンツを配信するための前記配信制御情報を受信し、配信情報記憶手段に格納し、該コンテンツ識別情報に基づいて前記コンテンツ管理装置からコンテンツを取得し、該配信制御情報の配信スケジュールに従って該コンテンツを編成し、該配信情報記憶手段に格納するコンテンツ編成手段と、
    前記視聴装置からの要求に応じて、前記配信制御情報に示された前記配信スケジュールに従って該編成したコンテンツを、該視聴装置に送信する配信制御手段と、を有し、
    前記コンテンツ管理手段は、
    前記利用契約手段を介して前記クライアント装置の利用者が作成したコンテンツと属性情報を取得すると、該コンテンツに対するコンテンツ識別情報を該利用契約手段に返却すると共に、該コンテンツを該属性情報と共にコンテンツ記憶手段に登録する登録手段と、
    前記配信管理手段から前記コンテンツの取得要求を取得すると、前記コンテンツ記憶手段からコンテンツ識別情報に基づいて該取得要求に対応するコンテンツを該配信管理手段に送信するコンテンツ配信手段と、を有する
    ことを特徴とするコンテンツ配信管理サーバ。
  8. 前記配信管理手段は、
    前記視聴装置からコンテンツの配信要求があると、編集されたコンテンツを前記配信情報記憶手段から読み出して配信し、配信履歴を配信実績情報として配信情報記憶手段に保持する手段を更に有し、
    前記利用契約手段は、
    広告を提供する広告主の端末から取得した広告コンテンツ、広告コンテンツ属性情報、配信条件を前記利用情報記憶手段に格納する手段と、
    前記コンテンツ提供者のクライアント装置及び前記利用者のクライアント装置に対して、広告コンテンツの一覧、共有条件の配信枠に広告コンテンツを挿入するための情報及び広告配信の報酬に関する情報を送信する手段と、
    前記クライアント装置から前記広告コンテンツを含むコンテンツを配信するための配信制御情報、または、共有条件を取得すると、前記広告の配信条件と共に前記利用情報記憶手段に格納する手段と、
    前記配信管理手段の前記配信情報記憶手段から、前記配信実績情報を取得して、予め設定されている広告配信の分配条件に基づいて、広告をコンテンツに挿入した利用者毎に報酬を計算し、前記利用情報記憶手段に格納する手段と、
    を有する請求項7記載のコンテンツ配信管理サーバ。
  9. 請求項7または8いずれか1項に記載のコンテンツ配信管理サーバを構成する各手段としてコンピュータを機能させるためのコンテンツ配信管理プログラム。
  10. 請求項9記載のコンテンツ配信管理プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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