JP5067111B2 - 半導体集積回路及びデバッグモード決定方法 - Google Patents

半導体集積回路及びデバッグモード決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路及びデバッグモード決定方法に係り、特にパワーオンリセットを利用してマイクロコントローラのデバッグモード決定する構成の半導体集積回路及びデバッグモード決定方法に関する。
MCU等のマイクロコントローラに代表される、CPU等の情報処理装置を含む装置において、CPUを動作させるプログラムを開発する場合、一般的にはデバッグシステムを用いる。デバッグシステムは、開発するプログラムの諸動作情報の表示や、開発プログラムに対して特定の操作機能をプログラムに提供してデバッグを支援する。
図1は、シングルチップMCU用のデバッグシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1において、半導体集積回路であるMCU1は、外部デバッグ装置2を介してホストコンピュータ3に接続されている。
MCU1は、図1に示す如く接続されたCPU11、デバッグ回路12、記憶装置13、周辺機能部(又は、ブロック)14,15、パワーオンリセット回路16、リセット制御回路17、デバッグ端子(又は、モード端子)18を有する。CPU11、記憶装置13及び周辺機能部14,15は、バス19により接続されている。デバッグシステムは、少なくともデバッグ対象のMCU1内のデバッグ回路12、外部デバッグ装置2及びホストコンピュータ3により構成される。
デバッグ回路12は、CPU11の各種動作及び状態の監視及び制御を行う。デバッグ回路12は、MCU1の外部で各種デバッグ処理を行う外部デバッグ装置2とデバッグ端子18及び専用の信号インタフェース41を介して接続されている。外部デバッグ装置2は、専用の信号インタフェース42を介してデバッガソフトウェア31を実行するホストコンピュータ3に接続されている。
デバッグ回路12と外部デバッグ装置2を接続するためのデバッグ端子18は、デバッグ時以外は使用できない、或いは、デバッグ時以外に使用したとしてもその端子のデバッグができない、という制限を有する。このため、デバッグ端子18の数は極力少なくすることが要求される。特に量産用のMCUにデバッグ回路を搭載して量産用MCUのデバッグを可能にするデバッグシステムでは、デバッグ端子は1つであることが望ましい。
デバッグ端子18を1つにする場合、複数端子で実現していた外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の通信機能と、デバッグ回路12のデバッグモード制御機能等の必要な機能を1つの信号にマルチプレクスする必要がある。ここでは、デバッグ機能を実現するのに最低限必要である外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の通信機能と、デバッグ回路12のデバッグモード制御機能をマルチプレクスする場合について説明する。
外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の通信機能は、デバッグ端子18を半2重のシリアル通信の双方向端子として機能させることにより実現可能である。
デバッグ回路12のデバッグモード制御機能は、MCU1のデバッグを許可するモード(デバッグ有効モード)とデバッグを許可しないモード(デバッグ無効モード)を決定する。具体的には、MCU1内のパワーオンリセット回路16が電源投入時及び/又は電源電圧が許容値より低下したことを検出した時(以下、電源電圧低下検出時)に出力するリセット信号(以下、パワーオンリセット信号と言う)Porが発生している期間のデバッグ端子18の入力信号レベルをラッチし、ラッチした信号レベルにより選択されるモードを判定する。モードが決まった後、デバッグ無効モードではMCU1のリセット解除後にユーザプログラムを実行し、デバッグ有効モードではMCU1のリセット解除後にデバッグ専用プログラム(又は、モニタプログラム)を実行する。
デバッグ端子18をデバッグモード制御に使用するのは、電源投入時や電源電圧低下検出時のタイミングに限定される。これらのタイミングにおいては、MCU1が初期化されるため、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の通信は行われない。このため、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の通信機能とデバッグ回路12のデバッグモード制御機能は、互いに干渉することはない。
図2は、デバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。図2において、ステップS1ではMCU1の電源が投入され、ステップS2ではパワーオンリセット信号Porによるパワーオンリセットが発生したか否かを判定する。ステップS2の判定結果がNOであると、ステップS3ではデバッグモードが不定であると判断されて処理は終了する。
ステップS2の判定結果がYESであると、ステップS4ではMCU1に外部デバッグ装置2が接続されているか否かを判定する。ステップS4の判定結果がNOであると、ステップS5ではパワーオンリセット解除時にデバッグ端子18への入力信号をハイレベル(Hレベル)とし、ステップS6ではモードをデバッグ無効モードに決定する。ステップS7では、MCU1のリセットを解除し、ステップS8ではCPU11がユーザプログラムを実行し、処理は終了する。
ステップS4の判定結果がYESであると、ステップS9ではパワーオンリセット解除時にデバッグ端子18への入力信号をローレベル(Lレベル)とし、ステップS10ではモードをデバッグ有効モードに決定する。ステップS11では、MCU1のリセットを解除し、ステップS12ではCPU11がデバッグ機能を実現するためのモニタプログラムを実行する。又、ステップS13ではデバッグ端子18を介して外部デバッグ装置2と通信を行い、処理は終了する。
図3は、従来のデバッグ回路の一例を示す回路図である。又、図4乃至図6は、夫々図3のデバッグ回路12Aを図1のデバッグ回路12として用いた場合のデバッグモード制御のタイミングを示すタイムチャートである。図4は、デバッグ無効モードを指定する場合を説明するタイムチャートであり、図5は、デバッグ有効モードを指定する場合を説明するタイムチャートであり、図6は、パワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートである。図4乃至図6において、VCCはMCU1の電源電圧、Porはパワーオンリセット回路16が出力するパワーオンリセット信号、Pdtはデバッグ端子18に入力されるMCU1のデバッグモードを指定するデバッグ信号、Pdmはデバッグ回路12から出力されるMCU1をデバッグモードに移行させるデバッグモード信号を示す。図4乃至図6の縦軸は信号レベルを任意単位で示し、横軸は時間を任意単位で示す。
図3のデバッグ回路12Aは、通信機能ブロック211と、データラッチ回路213を含むデバッグモード制御回路212とを有する。データラッチ回路213は、ディレイラッチ(Dラッチ)により構成されている。通信機能ブロック211は、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の上記通信機能を実現するためのものであり、周知の構成の通信機能ブロックを使用可能である。尚、デバッグ端子18は、プルアップ抵抗19を介して電源電圧VCCに接続されている。パワーオンリセット信号Porがアクティブ中にデバッグ端子18に入力されるデバッグ信号Pdtは、データラッチ回路213によりラッチされ、ラッチされた値はデバッグモード信号Pdmとして出力される。ここでは、パワーオンリセット時にデバッグ端子18の入力信号レベルがHレベルの場合に、図4に示すようにデバッグモード信号PdmがLレベルになってデバッグ無効モードを示し、パワーオンリセット時にデバッグ端子18の入力信号レベルがLレベルの場合に、図5に示すようにデバッグモード信号PdmがHレベルになってデバッグ有効モードを示す。これにより、外部デバッグ装置2がMCU1に対して未接続の場合は、パワーオンリセット時にデバッグ端子18の入力信号レベルがHレベルになり、常にデバッグモード信号PdmがLレベルとなってデバッグ無効モードを示す。MCU1に外部デバッグ装置2が接続されている場合、外部デバッグ装置2はMCU1の電源を監視し、電源投入(パワーオンリセットの発生)から一定期間、MCU1のデバッグ端子18にLレベルの信号を入力し、デバッグ回路12Aではデバッグモード信号PdmがHレベルになってデバッグ有効モードを示す。
このように、デバッグモードの決定には、パワーオンリセット回路16が電源投入時や電源電圧低下検出時に出力するパワーオンリセット信号Porを使用している。ところが、このパワーオンリセット信号Porは、図6に示すように例えば電源電圧VCCが非常にゆっくり立ち上がる場合等には発生しないことがある。この場合、パワーオンリセット信号Porが接続される図3のデータラッチ回路213のラッチゲートがアクティブにならないため、データラッチ回路213の出力であるデバッグモード信号Pdmは不定となる。この結果、MCU1は意図しないデバッグモードで起動されしてしまう可能性がある。
尚、リセット制御回路17は、パワーオンリセット信号Porに基づいてMCU1をリセットするリセット信号Rstを出力する。
特許文献1には、通常モードとデバッグモードを有するシングルチップマイクロコントローラが提案されている。
特開昭59−146352号公報
従来、例えば装置に搭載されたMCUに外部デバッグ装置が接続されていない場合、パワーオンリセットが発生しないと、デバッグモードはデバッグ無効モードになることを期待するが、デバッグ有効モードになる可能性がある。逆に、MCUに外部デバッグ装置を接続した場合、電源投入時にパワーオンリセット信号が発生しないと、デバッグモードはデバッグ有効モードになることを期待するが、デバッグ無効モードになる可能性がある。
MCUが製品等の装置に搭載されて稼動される場合、デバッグ無効モードで動作しなければならない。しかし、従来のデバッグモード制御では、電源投入時にパワーオンリセットが発生しない場合、デバッグ有効モードになる可能性がある。装置に搭載されたMCUが意図せずデバッグ有効モードになると、MCUは装置が意図しないモードで動作するために装置の動作に大きな影響を及ぼすことになる。これに対する対策として、意図しないデバッグ有効モードから復旧させることが考えられるが、それにはMCUのモード異常状態を検出してMCUへの電源を再投入することが必要となる。このような対策を実現するメカニズムを装置に実装することは、装置の構成を複雑化すると共にコストを増加させる要因となる。このため、デバッグ無効モードを指定している場合にデバッグ有効モードになることを回避することは必須である。
このように、従来は、パワーオンリセットが発生しない場合、デバッグモードを適切に決定することが難しいという問題があった。
そこで、本発明は、パワーオンリセットが発生しない場合であっても、デバッグモードを適切に決定可能な半導体集積回路及びデバッグモード決定方法を提供することを目的とする。
上記の課題は、デバッグモードを指定するデバッグ信号を入力する端子と、電源投入時にリセット信号を生成するリセット回路と、前記デバッグ信号及び前記リセット信号に基づいて前記デバッグモードに移行させる制御信号を出力するデバッグモード制御回路とを有し、前記デバッグモード制御回路は、前記デバック信号をラッチして第1の信号を生成するラッチ回路と、前記デバッグモードを許可する許可コードが書き込まれると第2の信号を生成するレジスタ回路とを含み、前記第1の信号と前記第2の信号に基づいて前記制御信号を生成し、パワーオンリセット発生時の前記デバッグ信号のレベルにより決まる第1段階のモードと、前記第1段階のモードが特定モードの場合にアクセス可能な前記レジスタ回路に前記許可コードを書き込むことで決まる第2段階のモードの2段階によってデバッグモードを制御することを特徴とする半導体集積回路によって達成できる。

上記の課題は、パワーオンリセット発生時のモード端子の入力信号レベルにより決まる第1段階のモードと、前記第1段階のモードが特定モードの場合に、アクセス可能なモードレジスタにデバッグモードを許可するコードを書き込むことで決まる第2段階のモードとを有し、前記の第1段階のモードと前記の第2段階のモードの2段階によってデバッグモードが制御されることを特徴とするデバックモード決定方法によって達成できる。
本発明によれば、パワーオンリセットが発生しない場合であっても、デバッグモードを適切に決定可能な半導体集積回路及びデバッグモード決定方法を実現することができる。
本発明は、マイクロコントローラ等に内蔵される情報処理装置のデバッグを支援するデバッグ回路等のモード制御を行う回路に適用される。マイクロコントローラを構成する半導体集積回路内に設けられたデバッグ回路は、デバッグ有効モードとデバッグ無効モードを制御する機能を有する。パワーオンリセット時のマイクロコントローラのデバッグ端子の入力レベルを検出してモードを決定するデバッグモード制御において、デバッグ無効モードを指定し、且つ、パワーオンリセットが発生しない場合において、モードをデバッグ無効モードに決定する。
これにより、パワーオンリセットが発生しない場合であっても、デバッグモードを適切に決定可能となる。
以下に、本発明の半導体集積回路及びデバッグモード決定方法の各実施例を、図7以降と共に説明する。
MCU等のマイクロコントローラに代表される、CPU等の情報処理装置を含む装置において、CPUを動作させるプログラムを開発する場合、デバッグシステムを用いる。以下に説明する本発明の各実施形態においては、シングルチップMCU用のデバッグシステムの基本構成は、図1と同じであるものとする。即ち、半導体集積回路であるMCU1は、図1に示すように、外部デバッグ装置2を介してホストコンピュータ3に接続されているものとする。
従来は、図3に示す如きデータラッチ回路213を用いてパワーオンリセット時のデバッグ端子18の信号レベルをラッチして、デバッグモード信号Pdmを生成している。しかし、パワーオンリセットが発生しない状況では、デバッグ無効モードを指定している場合にデバッグ有効モードになる可能性がある。そこで、パワーオンリセット発生の有無に依存しないで、デバッグ無効モードを指定するデバッグ端子18に入力されるデバッグ信号PdtがLレベルであるとデバッグモード信号PdmがLレベル(デバッグ無効モード)となるメカニズムが必要である。
図7は、本発明の一実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図である。図7中、図1及び図3と実質的に同じ部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7のデバッグ回路12Bは、通信機能ブロック121と、アンド回路123及びデータラッチ回路124を含むデバッグモード制御回路122−1とを有する。データラッチ回路124は、セット/リセットラッチ(SRラッチ)により構成されている。通信機能ブロック121は、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12間の上記通信機能を実現するためのものであり、周知の構成の通信機能ブロックを使用可能である。尚、デバッグ端子18は、プルアップ抵抗19を介して電源電圧VCCに接続されている。
デバッグ端子18に入力されるデバッグ信号Pdtは、アンド回路123を介してデータラッチ回路124を構成するSRラッチのセット端子Sに入力されると共に、直接SRラッチのリセット端子Rに入力される。アンド回路123には、パワーオンリセット信号Porも入力される。データラッチ回路124によりラッチされた値はデバッグモード信号Pdm1として出力される。SRラッチは、セット端子Sに入力されるセット信号により出力端子Qからの出力信号がHレベルになり、リセット端子Rに入力されるリセット信号により出力端子Qからの出力信号がLレベルになる構成を有する。
図7のデバッグ回路12Bにおいて、パワーオンリセット発生時にデバッグ端子18にLレベルの信号が入力されると、SRラッチがセットされる。この結果、SRラッチの出力であるデバッグモード信号Pdm1はHレベル(デバッグ有効モード)となる。一方、デバッグ端子18にHレベルの信号が入力されると、SRラッチのリセットがアクティブになる。この結果、SRラッチの出力であるデバッグモード信号はL(デバッグ無効モード)となる。このように、パワーオンリセット発生の有無に依存しないで、デバッグ無効モードを指定するデバッグ端子18への入力信号のHレベルであると、デバッグモード信号Pdm1がLレベル(デバッグ無効モード)になる。このため、パワーオンリセットが発生しない状況において、デバッグ無効モードを指定している場合にデバッグ無効モードになるという図3のデバッグ回路12Aの問題点が解決できる。
しかし、デバッグモードがデバッグ有効モードの場合、上記の如く、デバッグ端子18はデバッグ回路12Bのデバッグモード制御用以外に、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12B間の通信用としても機能する。デバッグモードがデバッグ有効モードに決定された後に、外部デバッグ装置2とデバッグ回路12Bは通信を行うが、この通信によりデバッグ端子18に入力されるデバッグ信号PdtはLレベル及びHレベルのいずれにもなり得る。このように、図7の構成では、デバッグ端子18に入力されるデバッグ信号PdtがLレベルになると、SRラッチのリセットがアクティブになり、デバッグモード信号はLレベル(デバッグ無効モード)になり、デバッグモードを継続することができなくなる可能性がある。
そこで、デバッグモードを継続することができなくなる可能性があるという図7の構成の不都合をも解決できる本発明の他の実施形態を説明する。図8は、本発明の他の実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図である。図8中、図1、図3及び図7と実質的に同じ部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
デバッグ回路12C内のデバッグモード制御回路122−2は、図8に示す如く接続されたアンド回路125、オア回路128及び回路部131,132を有する。回路部131は、図8に示す如く接続されたアンド回路123及びSRラッチにより構成されたデータラッチ回路124を有する。回路部132は、図8に示す如く接続されたモードレジスタ126及びモード許可コード一致検出回路127を有する。モードレジスタ126は、デバッグ有効モードにおいてのみアクセス可能なレジスタであり、CPU11からモードレジスタ126へのアクセスはアンド回路125を介して行われる。オア回路128は、回路部131の出力とモード許可コード一致検出回路127の出力の論理和を求め、デバッグモード信号PDMとして出力する。デバッグモード信号PDMは、CPU11及びアンド回路125の一方の入力端子に供給される。
図8のデバッグモード制御回路122−2で決まるデバッグ有効モードは、パワーオンリセット信号Porとデバッグ端子18に入力されるデバッグ信号Pdtの信号レベルというハードウェア的な要因から決定することから、以後の説明ではこの第1段階のモードのことをハードウェアモード(HWモード)と言う。
モードレジスタ126は、例えば、16ビットの多ビットレジスタであり、デバッグモード信号PDMがデバッグ有効モードとなっている場合においてのみCPU11からアクセス可能なレジスタである。又、モードレジスタ126は、パワーオンリセット信号Porにより全ビットがLレベルに初期化される。
モード許可コード一致検出回路127は、モードレジスタ126の値がデバッグ有効モードを許可する特定コードと一致するか否かを検出する回路である。モードレジスタ126にデバッグ有効モードを許可する特定コードを書き込むことにより決まるデバッグ有効モードは、CPU11からアンド回路125を介してソフトウェア的に決定することから、以後の説明ではこの第2段階のモードをソフトウェアモード(SWモード)と言う。
パワーオンリセットが発生しない場合、モードレジスタ126の値は不定となる。この状態で、SWモードをデバッグ有効モードにさせないためには、モードレジスタ126の値がデバッグ有効モードを許可する特定コードと一致しないようにする必要がある。そこで、一つ方法としては、モードレジスタ126の値が特定コードと一致する確率を下げるためにモードレジスタ126をより多くのビットで構成すれば良い。又、他の方法としては、電源投入後にリセットされない場合のフリップフロップ(FF)の出力の初期値(以下、単にFFの初期値と言う)の特性を利用すれば良い。
後者の、電源投入後にリセットされない場合のFFの初期値を考えると、FFの初期値は電源投入条件(電源の立ち上がり方)に大きく依存する。複数のFFを考えた場合、リセットされないFFの初期値は統計的に全てHレベル、又は、全てLレベルに極めて多く分布し、HレベルとLレベルが混在する分布には極めてなり難いことが分かっている。この特性を利用して、デバッグ有効モードを許可する特定コードを、リセットされないFFの初期値が統計的に最も分布し難いHレベルとLレベルが50%ずつのコードを選択することが極めて有効であり、例えば0xAAAA,0x5555,0xA5A5,0x5A5A等のコードが候補になり得る。ここでは説明の便宜上、デバッグ有効モードを許可する特定コードが0xAA55であるものとして説明する。
モードレジスタ126が初期化されない場合の対策として、モードレジスタ126を16ビットで構成し、デバッグ有効モードを許可する特定コードをHレベルLレベルが50%ずつのコードにすることにより、極めて高い確率でモードレジスタ126の初期値が不定である時にデバッグ有効モードを許可する特定コードと一致しないようにすることができる。このため、モードレジスタ126の初期値が不定である時にデバッグ有効モードを許可する特定コードと一致する確率は無視できるほど小さい。これにより、パワーオンリセットが発生しないためにモードレジスタ126が初期化されない場合であっても、モードレジスタ126の値がデバッグ有効モードを許可する特定コードと一致してSWモードがデバッグ有効モードになることは実質的にはないものとして扱える。
次に、図8におけるデバッグモード制御を説明する。デバッグ有効モード又はデバッグ無効モードの指定と、パワーオンリセットが正常に発生する場合又はパワーオンリセットが正常に発生しない場合の組み合わせにより、次の4つのケースが考えられる。
〔1〕デバッグ無効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生するケース。
〔2〕デバッグ有効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生するケース。
〔3〕デバッグ無効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生しないケース。
〔4〕デバッグ有効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生しないケース。
以下に、デバッグモード制御を〔1〕乃至〔4〕の各ケースについて、図9乃至図13と共に説明する。図9は、 本発明の他の実施形態におけるデバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。図10乃至図13は、夫々図8のデバッグ回路12Cを図1のデバッグ回路12として用いた場合のデバッグモード制御のタイミングを示すタイムチャートである。図10は、デバッグ無効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生する場合を説明するタイムチャートであり、図11は、デバッグ有効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生する場合を説明するタイムチャートであり、図12は、デバッグ無効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートであり、図13は、デバッグ有効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートである。図10乃至図13において、VCCはMCU1の電源電圧、Porはパワーオンリセット信号、Pdtはデバッグ信号、RstはMCU1のリセット信号、HWは回路部131が出力するHWモードを示す信号、SWは回路部132が出力するSWモードを示す信号、PDMはデバッグモード信号を示す。
図9において、ステップS21ではMCU1の電源が投入され、ステップS22ではMCU1に外部デバッグ装置2が接続されているか否かを判定する。ステップS22の判定結果がNOであると、ステップS23ではデバッグ端子18への入力信号(デバッグ信号Pdt)をHレベルにする。ステップS24ではHWモードによりモードをデバッグ無効モードに決定し、ステップS25でSWモードによりモードを初期条体のデバッグ無効モードを決定する。ステップS26ではリセット制御回路17が出力するリセット信号RstによるMCU1のリセットを解除し、ステップS27ではCPU11がユーザプログラムを実行し、処理は終了する。
ステップS22の判定結果がYESであると、ステップS28ではデバッグ端子18への入力信号(デバッグ信号Pdt)をLレベルにする。ステップS29ではパワーオンリセット信号Porによるパワーオンリセットが発生したか否かを判定する。ステップS29の判定結果がNOであると、ステップS30ではデバッグモードが不定であると判断されて処理は終了する。
ステップS29の判定結果がYESであると、ステップS31ではHWモードによりモードを暫定的にデバッグ有効モードに決定する。ステップS32ではリセット制御回路17が出力するリセット信号RstによるMCU1のリセットを解除し、ステップS33ではCPU11がモニタプログラムを実行する。ステップS34ではモードレジスタ126にデバッグ有効モードを許可する特定コードを書き込む。ステップS35ではSWモードによりモードを確定的にデバッグ有効モードに決定する。ステップS36ではデバッグ端子18を介して外部デバッグ装置2と通信を行い、処理は終了する。
デバッグ無効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生するケース〔1〕では、デバッグ無効モードの指定は、MCU1に外部デバッグ装置2を接続しないことで行う。MCU1に外部デバッグ装置2を接続しないでMCU1の電源を投入すると、デバッグ端子18のプルアップ抵抗19によりデバッグ端子18の入力信号(デバッグ信号Pdt)はHレベルとなる。これにより、データラッチ回路124を構成するSRラッチの出力はLレベルになり、HWモードによりモードはデバッグ無効モードに決定される。モードレジスタ126は、パワーオンリセットにより初期化されて全ビットがLレベルであるため、デバッグ有効モードを許可する特定コード0xAA55と一致せず、SWモードによりモードはデバッグ無効モードに決定される。この結果、HWモードとSWモードの論理和であるデバッグモード信号PDMは、デバッグ無効モードを示す。
デバッグ無効モードでリセット制御回路17が出力するリセット信号RstによるMCU1のリセットが解除されると、CPU11はユーザプログラムを実行する。デバッグ無効モードでは、CPU11はモードレジスタ126にアクセスできない。このため、デバッグ無効モード中はモードレジスタ126が常に保護され、SWモードでは必ずデバッグ無効モードを継続する。このように、HWモードもSWモードもデバッグ無効モードを継続するため、これらの論理和であるデバッグモード信号PDMも図10に示すようにデバッグ無効モードを継続する。
デバッグ有効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生するケース〔2〕では、デバッグ有効モードの指定は、MCU1に外部デバッグ装置2を接続して行う。MCU1に外部デバッグ装置2を接続しMCU1の電源を投入すると、外部デバッグ装置2がデバッグ端子18にLレベルのデバッグ信号Pdtを一定期間入力する。このデバッグ端子18へのLレベルのデバッグ信号Pdtを入力する期間は、MCU1の電源の投入からリセット制御回路17が出力するリセット信号RstによるMCU1のリセットが解除されてCPU11が動作を開始するまでの時間より十分長く設定されているものとする。MCU1の電源投入によりパワーオンリセットが正常に発生してパワーオンリセット信号Porが出力され、デバッグ端子18へLレベルのデバッグ信号Pdtが入力されると、これらの信号Por,Pdtの組み合わせにより、データラッチ回路124を構成するSRラッチの出力はHレベルとなり、HWモードによりモードはデバッグ有効モードに決定される。これと同時にHWモードとSWモードの論理和であるデバッグモード信号PDMはデバッグ有効モードを示す。
デバッグ有効モードでリセット制御回路17が出力するリセット信号RstによるMCU1のリセットが解除されると、CPU11はMCU1内の記憶装置13に格納されておりデバッグ機能を実現するためのモニタプログラムを実行する。モニタプログラムはその起動処理で、モードレジスタ126にデバッグ有効モードを許可する特定コード0xAA55を書き込む。この結果、SWモードによりモードはデバッグ有効モードに決定される。
デバッグモード信号PDMは、HWモードを示す回路部131の出力信号HWとSWモードを示す回路部132の出力信号SWの論理和である。ここで、外部デバッグ装置2がデバッグ端子18にLレベルのデバッグ信号Pdtを一定期間入力した後に開始する通信によって、HWモードによるデバッグ有効モードが解除され得る。しかし、SWモードによるデバッグ有効モードはモードレジスタ126の値を書き換えない限りは継続する。又、モニタプログラムは、一度設定したモードレジスタ126の内容を変更することはない。従って、デバッグモード信号PDMは、SWモードの効果により図11に示すようにデバッグ有効モードを継続する。
本ケース〔2〕では、デバッグモード信号PDMはHWモードを示す回路部131の出力信号HWとSWモードを示す回路部132の出力信号SWの論理和であるため、モードはパワーオンリセットの発生時からデバッグ有効モードに決定される。これは、見方を変えると、HWモードはデバッグ端子18にLレベルのデバッグ信号Pdtが入力されている間、モードを暫定的にデバッグ有効モードに決定する機構であり、SWモードはHWモードによりモードがデバッグ有効モードとなっていることをトリガに、モードを確定的にデバッグ有効モードに決定する機構であると言える。このため、HWモードでは通信によってデバッグ有効モードが解除されてしまうが、SWモードではデバッグ有効モードを継続させて全体としてデバッグ有効モードを継続できるようにすることが可能となる。
デバッグ無効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生しないケース〔3〕では、デバッグ無効モードの指定は、MCU1に外部デバッグ装置2を接続しないことで行う。MCU1に外部デバッグ装置2を接続しないで、MCU1の電源を投入すると、デバッグ端子18のプルアップ抵抗19によりデバッグ端子18の入力信号(デバッグ信号Pdt)はHレベルとなる。これにより、データラッチ回路124を構成するSRラッチの出力はLレベルになり、HWモードによりモードはデバッグ無効モードに決定される。モードレジスタ126はパワーオンリセットが正常に発生しないため初期化されないが、モードレジスタ126の値がデバッグ有効モードを許可する特定コード0xAA55と一致する確率は極めて低いため、SWモードによりモードはデバッグ無効モードに決定される。この結果、HWモードを示す回路部131の出力信号HWとSWモードを示す回路部132の出力信号SWの論理和であるデバッグモード信号PDMは、図12に示すようにデバッグ無効モードを示す。
モードレジスタ126は、上記ケース〔1〕の場合と同様にデバッグ無効モード中は常に保護されるため、デバッグモード信号PDMもデバッグ無効モードを継続する。
デバッグ有効モードを指定し、パワーオンリセットが正常に発生しないケース〔4〕では、デバッグ有効モードの指定は、MCU1に外部デバッグ装置2を接続して行う。MCU1に外部デバッグ装置2を接続してMCU1の電源を投入すると、外部デバッグ装置2がデバッグ端子18にLレベルのデバッグ信号Pdtを一定期間入力する。MCU1の電源投入によりパワーオンリセットが正常に発生しない場合、データラッチ回路124を構成するSRラッチのセット条件及びリセット条件は共に成立しないためSRラッチの出力は不定となる。即ち、HWモードは不定となる。外部デバッグ装置2がデバッグ端子18にLレベルのデバッグ信号Pdtを一定期間入力終了後、デバッグ端子18はプルアップ抵抗19の効果によりHレベルになる。この時、SRラッチのリセット条件が成立して、初めてSRラッチの出力が確定してHWモードが確定する。確定したHWモードにより、モードはデバッグ無効モードに決定される。
本ケースの場合、モードレジスタ126は、パワーオンリセットが正常に発生しないため初期化されないが、モードレジスタ126の値がデバッグ有効モードを許可する特定コード0xAA55と一致する確率は極めて低いため、SWモードによりモードはデバッグ無効モードに決定される。
デバッグモード信号PDMは、HWモードを示す回路部131の出力信号HWとSWモードを示す回路部132の出力信号SWの論理和である。本ケース〔4〕では、MCU1の電源投入後にデバッグモード信号PDMが不定になるため、図13に示すように予期しない動作をする可能性が低いもののある。
以上説明したように、図8におけるデバッグモード制御によれば、パワーオンリセットが正常に発生する状況、即ち、上記のケース〔1〕及びケース〔2〕では、図4及び図5と共に説明した従来例と結果的には同様のモード制御を行える。更に、図6と共に説明した従来例の課題、即ち、パワーオンリセットが発生しない状況において、デバッグ無効モードを指定している場合にデバッグ無効モードになるという問題は、上記のケース〔3〕では解消される。
尚、図8におけるデバッグモード制御では、上記ケース〔4〕の場合に生じる不都合を回避はできていない。しかし、外部デバッグ装置2をMCU1に接続してデバッグ有効モードを指定している場合は、MCU1を搭載した装置が稼動している状況ではなく、MCU1及びMCU1を搭載した装置のデバッグ(評価)を行っているという状況である。このため、パワーオンリセットが正常に発生しないことがあっても、デバッグを行う人が再度MCU1の電源を投入する等の操作を行うことで、MCU1及びMCU1を搭載した装置を復旧することが可能である。従って、このような場合は、デバッグ無効モードを指定した場合に意図せずデバッグ有効モードになる場合と比較すると、重大な問題にはならない。
次に、本発明の更に他の実施形態を、図14及び図15と共に説明する。図14は、本発明の更に他の実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図であり、図15は、本発明の更に他の実施形態におけるデバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。
図14中、図8と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図14に示すデバッグ回路12Dは、デバッグモード制御回路122−3を有する。デバッグモード制御回路122−3は、図14に示す如く接続されたアンド回路125、オア回路128,129、及び回路部131,132Aを有する。回路部132Aは、モードレジスタ126及びモード許可コード一致検出回路127−1〜127−4を有する。モード許可コード一致検出回路127−1〜127−4の出力は、一方ではオア回路129を介してオア回路128に供給され、他方では直接通信機能ブロック121Aに供給される。
モードレジスタ126は、図8の場合は特定コード0xAA55を用いることにより、SWモードによりモードをデバッグ有効モードに決定している。しかし、特定コード0xAA55はコードの一例に過ぎず、特定コードはHレベルとLレベルが50%ずつのビットからなるコードであれば良い。即ち、特定コードとしては、0xAA55以外にも、0xAAAAや0x5555等を利用可能である。
一方、モードレジスタ126は、例えば16ビットの多ビットで構成されているが、このモードレジスタ126を1つのモードにのみ利用するのは、レジスタビットの使用効率という観点からすると有効だとは言えない。そこで、図14の場合は、デバッグ有効モードの中で使用されるモードや設定を、このモードレジスタ126で実現して、レジスタビットを有効活用する。
具体的には、特定コードを拡張して、デバッグ有効モードというメインモードに対してサブモードを設ける。例えば、特定コードは、0xAA55、0x55AA、0xAAAA、0x5555の4つのコードでデバッグ有効モードを許可するコードとする。又、これらの4つのコードに対して、夫々デバッグ有効モード内で別のサブモードに対応させる。
デバッグモード制御でデバッグ有効モードを決定した後にデバッグ端子18は通信用端子として機能するが、サブモードの一例としては、その通信時のデータレート設定に割当てる。具体的には、外部デバッグ装置2をMCU1に接続してデバッグ有効モードで動作させる前述のケース〔2〕において、周辺機能であるMCU1の汎用ポートの特定ポートをMCU1が搭載される装置(ボード)上にプルアップ処理又はプルダウン処理を施して接続し、通信のデータレート設定を特定ポートを介してMCU1に与える。デバッグ有効モードでCPU11が実行するモニタプログラムは、その起動処理でCPU11の特定の汎用ポートの入力値を読み出し、汎用ポートを介して与えられた通信のデータレート設定を検出し、モードレジスタ126に書き込む特定コードを決定してモードレジスタ126に書き込む。例えば、特定コードを以下のように割当てることで、通信データレートをMCU1に与える源発振クロック入力の何分周かに対応するように設定することが可能になる。
0xAA55:デバッグ有効モード(通信データレートは源発振クロックの4分周)。
0x55AA:デバッグ有効モード(通信データレートは源発振クロックの8分周)。
0xAAAA:デバッグ有効モード(通信データレートは源発振クロックの16分周)。
0x5555:デバッグ有効モード(通信データレートは源発振クロックの32分周)。
モード許可コード一致検出回路127−1〜127−4により検出された4つのコードが示すサブモードは、通信機能ブロック121Aに供給される。従って、上記の例では、設定された通信データレートが通信機能ブロック121Aに供給される。
図15中、図9と実質的に同じステップには同一符号を付し、その説明は省略する。図15において、ステップS29の判定結果がYESであると、ステップS31〜S33が実行され、ステップS41ではCPU11の特定の汎用ポートの入力を確認する。ステップS42では指定するべき通信データレートを設定するデバッグ有効モード許可コードを選択する。ステップS43ではモードレジスタ126に選択されたデバッグ有効モード許可コードを書き込む。ステップS44ではSWモードによりモードを確定的にデバッグ有効モードに決定すると共に、確定的に通信データレートを設定する。ステップS36ではデバッグ端子18を介して外部デバッグ装置2と通信を行い、処理は終了する。
上記の例では、通信データレートの設定(4つの設定)をモードレジスタ126の機能に統合した。4つの設定をモードレジスタ126と別のレジスタビットで実現するには2ビット必要になるが、モードレジスタ126に統合することで、この2ビット省略することができ、より少ないレジスタビット数でデバッグ回路12Dを構成できる。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1)
デバッグモードを指定するデバッグ信号を入力する端子と、
電源投入時にリセット信号を生成するリセット回路と、
前記デバッグ信号及び前記リセット信号に基づいて前記デバッグモードに移行させる制御信号を出力するデバッグモード制御回路と
を有し、
前記デバッグモード制御回路は、
前記デバック信号をラッチして第1の信号を生成するラッチ回路と、
許可コードが書き込まれると第2の信号を生成するレジスタ回路と
を含み、
前記第1の信号と前記第2の信号に基づいて前記制御信号が生成される
ことを特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
前記端子にデバッグ信号が入力されず、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成された場合は、
前記第1の信号及び前記第2の信号は共に無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記3)
前記端子にデバッグ信号が入力され、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成された場合は、
前記第1の信号が有効となり、前記レジスタ回路に前記許可コードが書き込まれることにより前記デバックモード制御回路が前記制御信号を出力する
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記4)
前記端子にデバッグ信号が入力されず、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成されなかった場合は、
前記第1の信号及び前記第2の信号は共に無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記5)
前記端子にデバッグ信号が入力され、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成されなかった場合は、
前記第2の信号は無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記6)
前記ラッチ回路は、前記半導体集積回路をリセットする前記リセット信号が発生している期間に前記端子に入力されるデバッグ信号の信号レベルをラッチする
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記7)
前記デバッグモードが決まった後、デバッグ無効モードでは前記半導体集積回路のリセット解除後にユーザプログラムを実行し、デバッグ有効モードでは前記リセット解除後にデバッグ専用プログラムを実行するCPUを更に有する
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記8)
前記端子は、単一の端子からなる
ことを特徴とする付記1記載の半導体集積回路。
(付記9)
パワーオンリセット発生時のモード端子の入力信号レベルにより決まる第1段階のモードと、
前記第1段階のモードが特定モードの場合に、アクセス可能なモードレジスタにデバッグモードを許可するコードを書き込むことで決まる第2段階のモードと
を有し、
前記の第1段階のモードと前記の第2段階のモードの2段階によってデバッグモードが制御されることを特徴とするデバックモード決定方法。
(付記10)
前記第2段階において、前記モードレジスタに書き込んだモードを許可するコードが、モードを許可しないコードに書き換えられるまで、前記特定モードを継続する
ことを特徴とする付記9記載のデバックモード決定方法。
(付記11)
前記第2段階で前記モードレジスタに書き込むモードを許可する複数のコードを設け、前記の複数コードの全コードで特定モードを継続し、各コードでデバッグモードにおける動作を規定するサブモードを設定する
ことを特徴とする付記9記載のデバックモード決定方法。
(付記12)
前記サブモードは、前記モード端子の通信データレートを規定することを特徴とする付記11記載のデバックモード決定方法。
(付記13)
前記モード端子は、単一の端子からなる
ことを特徴とする付記9記載のデバッグモード決定方法。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
シングルチップMCU用のデバッグシステムの構成の一例を示すブロック図である。 デバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。 従来のデバッグ回路の一例を示す回路図である。 デバッグ無効モードを指定する場合を説明するタイムチャートである。 デバッグ有効モードを指定する場合を説明するタイムチャートである。 パワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図である。 本発明の他の実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図である。 本発明の他の実施形態におけるデバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。 デバッグ無効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生する場合を説明するタイムチャートである。 デバッグ有効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生する場合を説明するタイムチャートである。 デバッグ無効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートである。 デバッグ有効モードを指定しパワーオンリセットが正常に発生しない場合を説明するタイムチャートである。 本発明の更に他の実施形態におけるデバッグ回路を示す回路図である。 本発明の更に他の実施形態におけるデバッグモード制御の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 MCU
2 外部デバッグ装置
3 ホストコンピュータ
11 CPU
12,12B,12C,12D デバッグ回路
16 パワーオンリセット回路
17 リセット制御回路
18 デバッグ端子
31 デバッガソフトウェア
122−1,122−2,122−3 デバッグモード制御回路

Claims (10)

  1. デバッグモードを指定するデバッグ信号を入力する端子と、
    電源投入時にリセット信号を生成するリセット回路と、
    前記デバッグ信号及び前記リセット信号に基づいて前記デバッグモードに移行させる制御信号を出力するデバッグモード制御回路と
    を有し、
    前記デバッグモード制御回路は、
    前記デバック信号をラッチして第1の信号を生成するラッチ回路と、
    前記デバッグモードを許可する許可コードが書き込まれると第2の信号を生成するレジスタ回路と
    を含み、
    前記第1の信号と前記第2の信号に基づいて前記制御信号を生成し、パワーオンリセット発生時の前記デバッグ信号のレベルにより決まる第1段階のモードと、前記第1段階のモードが特定モードの場合にアクセス可能な前記レジスタ回路に前記許可コードを書き込むことで決まる第2段階のモードの2段階によってデバッグモードを制御する
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記端子にデバッグ信号が入力されず、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成された場合は、
    前記第1の信号及び前記第2の信号は共に無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記端子にデバッグ信号が入力され、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成された場合は、
    前記第1の信号が有効となり、前記レジスタ回路に前記許可コードが書き込まれることにより前記デバックモード制御回路が前記制御信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 前記端子にデバッグ信号が入力されず、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成されなかった場合は、
    前記第1の信号及び前記第2の信号は共に無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  5. 前記端子にデバッグ信号が入力され、電源投入時に前記リセット回路によりリセット信号が生成されなかった場合は、
    前記第2の信号は無効で、前記デバッグモード制御回路は前記制御信号を出力しない
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  6. パワーオンリセット発生時のモード端子の入力信号レベルにより決まる第1段階のモードと、
    前記第1段階のモードが特定モードの場合に、アクセス可能なモードレジスタにデバッグモードを許可するコードを書き込むことで決まる第2段階のモードと
    を有し、
    前記の第1段階のモードと前記の第2段階のモードの2段階によってデバッグモード制御されることを特徴とするデバックモード決定方法。
  7. 前記第2段階において、前記モードレジスタに書き込んだモードを許可するコードが、モードを許可しないコードに書き換えられるまで、前記特定モードを継続する
    ことを特徴とする請求項6記載のデバックモード決定方法。
  8. 前記第2段階で前記モードレジスタに書き込むモードを許可する複数のコードを設け、前記の複数コードの全コードで特定モードを継続し、各コードでデバッグモードにおける動作を規定するサブモードを設定する
    ことを特徴とする請求項6記載のデバックモード決定方法。
  9. 前記サブモードは、前記モード端子の通信データレートを規定することを特徴とする請求項8記載のデバックモード決定方法。
  10. 前記モード端子は、単一の端子からなる
    ことを特徴とする請求項6記載のデバッグモード決定方法。
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