JP5063290B2 - 無線通信システム及び当該無線通信システムの制御方法 - Google Patents

無線通信システム及び当該無線通信システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線アクセスポイント装置を介して他の通信装置とネットワークを構成する無線通信システム及び当該無線通信システムの制御方法に関する。
近年、無線LANの規格であるIEEE802.11規格に基づく製品が広く使用されている。この無線LANの形態は、インフラストラクチャモードとアドホックモードとに大別される。インフラストラクチャモードは、複数のステーション(STA、端末局)及びアクセスポイント(AP、基地局)で構成される。またアドホックモードは複数のSTAで構成され、アクセスポイントを介さずに無線通信装置同士が直接通信する。
一方、学校や進学塾などの教育現場においても、この無線LANを積極的に活用する事例が増えている。その一例として、アクセスポイント機能を備えたディスプレイと、それぞれがステーション機能を備え、複数の生徒が使用する複数のクライアント端末とを有する無線通信システムがある。この無線通信システムでは、そのディスプレイと無線接続されているクライアント端末を、ディスプレイの画面に表示できる。そして、そのディスプレイを操作している教師や講師は、その無線LANを介して生徒を特定したり、又はグループを構成したり、グループに分割する操作を行って授業や講義を行うことができる。
またグループの分割の例として特許文献2には、セル内に属する任意の2つの移動局において、1つの移動局が第2の基地局として機能することにより新たなセルを構成し、1つのセルを幾つかのセルに分割することが記載されている。
特開2000−82990号公報
しかしながら、上述した無線通信システムでは、以下のような問題が生じている。
(1)生徒側からの問い合わせにより、教師側に対して調停なしに同時アクセスが集中すると無線帯域の競合により著しくレスポンスが悪化する。
(2)教科や時間に応じて、複数の生徒を動的に任意のグループに分割する操作方法等が煩雑である。
(3)更に複数にグループ化した後、各グループはそれぞれ個別の無線チャネルを使用するため、隣接するグループ間で電波干渉が発生する。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。
本願発明の一態様に係る目的は、無線通信システムにおける複数の無線通信端末のグループ分けを容易にし、また各グループ間での通信の干渉を防止することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る無線通信システムは以下のような構成を備える。即ち、
アクセスポイントモードと端末モードをサポートする複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置を収容する第1のグループの第1のアクセスポイント装置とを含む無線通信システムであって、
前記第1のアクセスポイント装置が前記複数の無線通信装置の任意の無線通信装置を選択して第2のグループの第2のアクセスポイント装置として起動する手段と、
前記第2のアクセスポイント装置として起動された無線通信装置が、複数の無線通信装置を収容する前記第2のグループを構成する手段と、
前記第2のグループの構成後、前記第2のグループに含まれる前記第2のアクセスポイント装置及び複数の無線通信装置の送信出力を制御する送信出力制御手段と、を有し、
前記第1のアクセスポイント装置は、
前記第2のグループを構成する複数の無線通信装置にメッセージを送信する送信手段と、
前記メッセージを送信した後、ビーコン信号を停止する停止手段とを有し、
前記メッセージは、少なくとも前記第2のグループを識別する識別情報と前記第2のグループで使用する媒体情報のいずれかを含み、
前記第2のグループの無線通信装置は、前記ビーコン信号の受信を検出しない場合、前記第2のグループを構成することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る無線通信システムの制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
アクセスポイントモードと端末モードをサポートする複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置を収容する第1のグループの第1のアクセスポイント装置とを含む無線通信システムの制御方法であって、
前記第1のアクセスポイント装置が前記複数の無線通信装置の任意の無線通信装置を選択して第2のグループの第2のアクセスポイント装置として起動する工程と、
前記第2のアクセスポイント装置として起動された無線通信装置が、前記第1のアクセスポイント装置の指示に従って複数の無線通信装置を収容する前記第2のグループを構成する工程と、
前記第2のグループの構成後、前記第2のグループに含まれる前記第2のアクセスポイント装置及び複数の無線通信装置の送信出力を制御する送信出力制御工程と、を有し、
前記第1のアクセスポイント装置が、前記第2のグループを構成する複数の無線通信装置にメッセージを送信する送信工程と、
前記第1のアクセスポイント装置が、前記メッセージを送信した後、ビーコン信号を停止する停止工程とを有し、
前記メッセージは、少なくとも前記第2のグループを識別する識別情報と前記第2のグループで使用する媒体情報のいずれかを含み、
前記第2のグループの無線通信装置は、前記ビーコン信号の受信を検出しない場合、前記第2のグループを構成することを特徴とする。
本発明によれば、無線通信システムにおける複数の無線通信端末のグループ分けを容易にし、また各グループ間での通信の干渉を防止できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。
図1において、100は、この無線通信システムの第1のアクセスポイント機能を備えたディスプレイ装置であり、この表示画面には、このネットワークに接続されている無線通信装置がアイコンで表示されている。尚、表示画面に記載された数字101〜108のそれぞれは、この無線通信システムに収容されている、後述する無線通信装置101〜108に対応するアイコンを示している。この時点はシステムが起動した初期状態であるため、これらアイコンはグループ化以前の状態として無作為に配列されて表示されている。101〜108のそれぞれは、AP及びSTA機能を備え、アクセスポイントモードと端末モードをサポートする無線通信装置であり、特に無線通信装置103はラップトップ型のPCに無線通信機能を備えたものである。これら無線通信装置101〜108のそれぞれは、無線LANのAPとして動作するAPモード(アクセスポイントモード)と、STAとして動作するSTAモード(端末モード)とを同時に起動することができる。また或は2つのモードを切り替えて、いずれか一方のモードで起動できる。111は、ディスプレイ装置100から、APモードで起動する無線通信装置へのメッセージの詳細情報を示している。112は、ディスプレイ装置100から、STAモードで起動する無線通信装置へのメッセージの詳細情報を示している。120は、ディスプレイ装置(第1AP)100が制御可能な無線エリアを示している。また121は、第1のグループへの分割(グルーピング)により選択された無線端末群のアイコン表示を示しており、ここでは無線通信装置101〜104が1つのグループに含まれている。尚、図1において、ディスプレイ装置100と無線通信装置101,102,104との間の無線通信は、チャネル13を介して行われる。
図2は、本実施の形態1に係る無線通信システムでグルーピングされた無線端末群121におけるメッセージの送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。
図3は、実施の形態1に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図で、ここでは、グルーピングにより図1の状態から変化した状態を示している。
図3において、ディスプレイ装置100の画面には、第1の処理の実施後の無線通信システムの状態が表示されている。ここでは無線通信装置103を第2のアクセスポイントとして、無線通信装置101,102,104が第2のグループを構成している状態が表示されている。また301はグループを構成した直後の第2のグループにおける制御エリアを示し、302は、送信出力(送信パワー)をダウン(送信出力制御)させた後の制御エリアを示している。
以下、各実施の形態を説明する前に、本実施の形態に係る無線通信装置(101〜108)及びディスプレイ装置100のハードウェア構成について説明する。尚、以下に説明する各実施の形態では、無線通信装置及びディスプレイ装置100は同様なハードウェア構成を有しているものとする。
図18は、本実施の形態に係る無線通信装置及びディスプレイ装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
図において、CPU1801は、RAM1802或はROM1803に記憶されているプログラムに従って、以下に説明する処理を実行して、無線通信装置或はディスプレイ装置の動作を制御する。ハードディスク(HDD)1804には、予めOSや各種アプリケーション、制御プログラム等がインストールされており、そのプログラムによる処理が指示されると、そのプログラムがRAM1802にロードされてCPU1801の制御の下に実行される。またRAM1802は、CPU1801による制御処理時に各種データを格納するワークエリアをも提供している。ROM1803は電源オン時に実行されるブートプログラム等を記憶している。操作部インタフェース(I/F)1805は、キーボードやマウス等のポインティングデバイスを含む操作部1806とのインタフェースを制御している。表示部インタフェース(I/F)1807は、CPU1801の指示に従って画像やユーザへのメッセージ等を表示部1808に表示するように制御する。以下の実施の形態で説明するディスプレイ装置100の表示は、この表示部1808において行われる。無線LANインタフェース(I/F)1809は、無線によりデータの送受信を行う。システムバス1810は、上述した各部とCPU1801とを接続し、制御信号やアドレス、データ等のやり取りを行うためのバスである。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムについて図1〜図4及び図8を参照して説明する。
図4は、本実施の形態1に係る無線通信装置101〜108の制御処理を示すフローチャートである。この処理を実行するプログラムはHDD1804にインストールされており、実行時にRAM1802にロードされ、CPU1801の制御の下に実行される。また図8は、本実施の形態1に係るグルーピング後の無線通信システムのネットワーク構成図である。以下、これら図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態1を説明する。
図1において、STAモードで起動中の無線通信装置101〜108は、無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100にアソシエートと認証が完了した状態(図2のM201)にある。この状態で、無線通信装置101〜108のそれぞれは、図4のステップS401のアソシエートと認証の判定処理からステップS402の処理に進み、イベントの発生を待つ。
次に、ユーザはディスプレイ装置100の操作部1806を操作して、無線通信装置103がSTAモードとAPモードの2つのモードを同時に起動するように指定する。そしてユーザは、無線通信装置101〜104を1つのグループ121としてグループ化する操作を行う。これは図2の210に相当している。これによりディスプレイ装置100は無線通信装置103に対して、このグループ化に必要な以下の項目(1)〜(5)で示す情報(図1の111)をグループ設定要求メッセージ(図2のM202)に含めて送信する(アクセスポイント指定)。
(1)ESSID(グループ識別情報):「SP_PDA-A」
(2)使用チャネル(グループで使用する無線チャネル):1ch(媒体情報)
(3)動作モード(STAモードの他に起動するように指定):AP
(4)グループに含まれる通信装置の台数(無線通信装置103を除く無線通信装置の台数):3
(5)送信パワー制御(グループ構成後の送信機能制御):パワーセーブ
このグルーピング指定であるグループ設定要求メッセージ(M202)を受信した無線通信装置103は、これをイベント発生と認識して図4のステップS402からステップS403に進み、それがグループ化要求であるか否かを判定する。ここでグループ化要求であればステップS404に進むが、そうでないときはステップS415に進み、そのイベントに対応する処理を実行する。
無線通信装置103は、そのイベントがグループ化要求であると判断してステップS404に進み、動作モード(上記項目(3)に該当)を確認する。ここでは、指定された動作モードがAPであるため、図4のステップS404からステップS410に進む。ステップS410では、無線通信装置103は、STAモードとしてのディスプレイ装置100とのアソシエーションを継続したまま、上記項目(1)のESSID及び上記項目(2)の使用チャネルの情報を用いてAPモードを起動する。次に無線通信装置103の処理はステップS411に進み、上記項目(4)の台数情報より、無線通信装置101,102,104のそれぞれとのアソシエーション待ち状態に遷移する。無線通信装置103は、ステップS411で、無線通信装置101,102,104のいずれかとの間でアソシエートと認証が完了する(図2のM205)とステップS412に進む。ステップS412では、アソシエートと認証が完了した無線通信装置の台数と、上記項目(4)の台数情報とを比較する。そしてステップS413で、その指定された台数の無線通信装置との間でのアソシエートと認証が完了しているかを判断する。ここで、その台数に達していない時はステップS411に戻って前述の処理を実行するが、その台数に到達するとステップS414に進む。ステップS414で無線通信装置103は、そのグループ化が完了した無線通信装置101,102,104の情報を含むグループ設定メッセージ(図2のM206)をディスプレイ装置100に対して送信する。これによりグループ化が完了したことがディスプレイ装置100に通知される。次にステップS409に進み、無線通信装置103は、上記項目(5)の送信パワー制御情報に応じて送信パワーをセーブするよう制御する。これにより、その制御エリアの範囲が図3の302で示すように縮小される。尚、この図3において、制御エリア302では、各無線通信装置同士はチャネル1を介してデータの送受信を行い、無線通信装置103とディスプレイ装置100とはチャネル13を介してデータの送受信を行っている。
一方、ディスプレイ装置100は、無線通信装置103からグループ設定情報メッセージ(図2のM206)を受信すると、その受信したグループ設定情報メッセージを解析する。その後、その解析した結果である無線通信装置101〜104のアイコンをグループ化した状態で、図3のディスプレイ装置100の表示例のように表示する。ここでは無線通信装置103のアイコンは、その通信装置がAPモードであることが識別可能に表示される。
またディスプレイ装置100は、無線通信装置101,102,104に対して、グループ化に必要な以下の項目(6)〜(9)の情報(図1の112)をグループ設定要求メッセージ(図2のM203)に含めてそれぞれ送信する。
(6)ESSID(グループ識別情報):「SP_PDA-A」
(7)使用チャネル(グループで使用する無線チャネル):1ch
(8)動作モード(現状を維持するように指定):STA
(9)送信パワー制御(グループ構成後の送信機能制御):パワーセーブ
このグループ設定要求メッセージ(M203)を受信した無線通信装置101,102,104のそれぞれは、このメッセージをイベントの発生と認識して、図4のステップS402からステップS403の処理に進んで、そのメッセージを解析する。これら無線通信装置101,102、104では、そのイベントがグループ設定要求メッセージであるためステップS404に進み、上記項目(8)の動作モードを確認する。これら無線通信装置101,102,104のそれぞれでは、その指示された動作モードがSTAであると認識するためステップS404からステップS405に進み、ディスプレイ装置100とのアソシエーションを解消する。ここではディスアソシエーション処理(図2のM204)を実行する。次にステップS406に進み、無線通信装置101,102,104のそれぞれは、ディスプレイ装置100との間でディスアソシエーション処理(M204)が完了したかを判定する。完了するとステップS407に進む。ステップS407で無線通信装置101,102,104のそれぞれは、メッセージ(図1のメッセージM203)の(6)のESSID及び(7)の使用チャネルの情報を用いて無線通信装置103とのアソシエーション及び認証処理(M205)を起動する。尚、無線通信装置101,102,104は(6)のESSIDが分かれば、全チャネルをスキャンすることにより(7)の使用チャネルを判別することができる。従って、ディスプレイ装置100は、グループ設定要求メッセージ(図2のM203)に(7)の使用チャネルを含めずに送信してもよい。
そしてステップS408に進み、無線通信装置101,102,104のそれぞれは、無線通信装置103との間のアソシエーション及び認証処理(図2のM205)が完了したかを判定し、完了したと判定するとステップS409に進む。ステップS409で、無線通信装置101,102,104のそれぞれは、グループ設定要求メッセージ(M203)に含まれる上記項目(9)の送信パワー制御情報に応じて送信パワーをセーブするように制御する。これにより図2に示すように、無線通信装置101〜104のそれぞれはパワーセーブモード(PWダウン)に移行する。
こうしてグループ設定要求メッセージ(図2のM202)に含まれる無線情報(上記項目(6)〜(9))を用いて生成された無線通信装置101〜104の属する無線LANの制御エリア301は、図3の制御エリア302で示すように縮小されることになる。
図8は、第1のAPであるディスプレイ装置100と、無線通信装置101〜104及びそれ以外の任意の無線通信装置との間で、前述した処理(図4のステップS401〜S415)を繰り返した結果の一例を示している。ここでは無線チャネル1を使用するグループの制御エリア302と同様に、複数のグループのエリア1301〜1304が生成されている。このときディスプレイ装置100の表示画面において、エリア1302は、無線通信装置105〜108を含み、無線通信装置105がAPモードで動作していることが明示されている。また他のグループに対応する制御エリア1301〜1304においても同様に、各グループに属している無線通信装置と、その中でAPモードで動作している無線通信装置とが識別可能に表示されている。
以上説明したように本実施の形態1によれば、以下に示す効果が得られる。
・AP機能を内蔵するディスプレイ(第1のAP)に対する無線パスを制御できるため、複数のクライアントからのアクセスが集中するのを軽減できる。またBSS内の使用可能な通信帯域の枯渇を防ぐことができる。
・ディスプレイ装置(第1のAP)の画面に表示されている複数のクライアントの内、アクセスを調停するスレーブのAPと、そのグループのメンバであるクライアント(STA)とを指定する。このような簡単な操作により、複数のクライアントのグループ分けを容易に行うことができる。
・グループの形成時に、隣接するグループ毎に、それぞれ使用するチャネルを指定することにより、異なるグループ間でのチャネルの干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
・また各グループを形成した後に、各グループごとに使用チャネルの送信パワーを制御することができるため、例えば送信パワーをダウンさせることにより、隣接グループ間との干渉を回避でき、チャネルの有効利用が可能となる。
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2について説明する。この実施の形態2に係る無線通信システムの構成及び制御手順を図1、図3、図5〜図7及び図8を参照して説明する。尚、この実施の形態2に係る各無線通信装置及びディスプレイ装置のハードウェア構成は前述の実施の形態1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る無線通信システムを構成するディスプレイ装置及び各無線通信装置間のメッセージの送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。
図6は、本実施の形態2に係る無線通信システムの第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100による制御処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはHDD1804にインストールされており、実行時にRAM1802にロードされ、CPU1801の制御の下に実行される。
さらに図7は、本実施の形態2に係る無線通信装置101〜108における制御処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはHDD1804にインストールされており、実行時にRAM1802にロードされ、CPU1801の制御の下に実行される。
図1及び図5において、無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100は、STAモードで起動中の無線通信装置101〜108とアソシエートと認証が完了した状態(図5のM201)にある。このとき図6のステップS601で、アソシエートと認証が完了しているためステップS602に進み、イベントの発生を待つ。
ここでディスプレイ装置100のユーザは、ディスプレイ装置100の表示画面を参照しながら操作部1806を操作して、無線通信装置103をSTAモードとAPモードの2つのモードで起動するように指定する。さらに、実施の形態1と同様に無線通信装置101〜104をグループ化する操作を行う。これによりディスプレイ装置100は、イベント発生と認識してステップS602からステップS603に進む。ステップS603では、ディスプレイ装置100は、そのイベントがグループ設定要求かどうかを判断し、グループ設定要求でなければステップS612に進み、そのイベントに対応する通常のイベント処理を実行する。
ステップS603で、ディスプレイ装置100がグループ設定要求であると判断するとステップS604に進み、以下の処理を実行する。ステップS604では、ディスプレイ装置100は、無線通信装置103に対して第2のグループ化に必要な以下の項目(10)〜項目(13)の情報(図1の111)をグループ設定要求メッセージ(図5のM202)に含めて送信する。
(10)ESSID(グループ識別情報):「SP_PDA-A」
(11)使用チャネル(グループで使用する無線チャネル):1ch
(12)動作モード(STAモードのほかに起動するように指定):AP
(13)グループに含まれる通信装置の台数(自身を除く無線通信装置の台数):3
またディスプレイ装置100は、それ以外の無線通信装置101,102,104に対して、グループ化に必要な以下の項目(14)、(15)の無線情報をグループ設定要求メッセージ(図5のM203)に含めてそれぞれ送信する(ステップS604)。
(14)ESSID(グループ識別情報):「SP_PDA-A」
(15)動作モード(現状を維持するように指定):STA
尚、使用チャネルを送信していないのは、無線通信装置101,102,104は(14)のESSIDを基に全チャネルをスキャンすることにより、無線通信装置103が使用している無線チャネルを判定することができるためである。従って、実施の形態1と同様に、グループ設定要求メッセージ(図5のM203)に使用チャネルを含めて送信してもよい。
そしてステップS605で、ディスプレイ装置100は、グループ設定要求メッセージ(M202,M203)をそれぞれの無線通信装置に送信したかを判定し、送信を完了するとステップS606に進む。ステップS606では、ディスプレイ装置100は、ビーコン信号を停止し(図5の510)、ビーコン信号復旧タイマ(例えば、3秒)を起動する。そしてステップS607で、そのタイマによる計時が終了する(3秒が経過する)のを待ってステップS608に進み、ディスプレイ装置100は、ビーコン信号の再送信を行う(図5の511)。次にステップS609に進み、ディスプレイ装置100は、無線通信装置103とのアソシエーション及び認証(図5のM503)待ち状態となる。そしてステップS609で、無線通信装置103との間でアソシエーションと認証が完了するとステップS610に進み、無線通信装置103からのグループ設定情報(図5のM504)を受信するのを待つ。こうしてグループ設定情報を受信するとステップS611に進み、その情報を基にディスプレイ装置100の表示画面にグループ化した結果を表示する(図8参照)。
以上、無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100における処理について説明した。
次に図1、図5及び図7を参照して、第2のグループ化に必要な上記項目(10)〜(13)の情報(図1の112)を含むグループ設定要求メッセージ(図5のM203)を受信した無線通信装置101,102,104の動作を説明する。ここでこれら無線通信装置101,102,104は、STAモードで起動中である。以下の説明では、無線通信装置101,102,104のそれぞれが、ディスプレイ装置100によるビーコン信号の停止処理によるビーコン・ロス状態(図5のM501)の後の処理について説明する。
無線通信装置101,102,104のそれぞれは、ステップS701でアソシエートと認証が完了してステップS702に進み、イベントの発生を待つ。ここで、ディスプレイ装置100からグループ設定要求メッセージ(図5のM203)を受信すると、それをイベント発生と認識してステップS703に進み、そのイベントのメッセージを解析する。ここで無線通信装置101,102,104は、そのイベントがグループ設定要求メッセージの受信かどうかを判定し、グループ化が要求かどうかを判定する。グループ化要求でないときはステップS716に進み、メッセージの受信イベント以外の通常の各種イベント処理を実行する。
一方、ステップS703で、そのイベントがグループ設定要求メッセージの場合はステップS704に進み、ディスプレイ装置100からのビーコン信号の受信判定処理によりビーコン・ロス状態(図5のM501)かどうかを判定する。ここで無線通信装置101,102,104のそれぞれは、ビーコン・ロス状態(図5のM501)であると確認するとステップS705に進み、グループ設定要求メッセージ(M203)に含まれる動作モードを確認する。ここでは無線通信装置101,102,104のそれぞれは、グループ設定要求メッセージ(M203)の無線情報である動作モード(上記項目(15))がSTAであるためステップS714に進む。ステップS714では、無線通信装置101,102,104のそれぞれは、メッセージ(M203)の無線情報(上記項目(14))を用いて無線通信装置103とのアソシエーション及び認証処理(図5のM502)を起動する。そして無線通信装置101,102,104のそれぞれは、無線通信装置103とのアソシエーション及び認証処理(M502)が完了するのを待ってステップS713に進む。ステップS713では、無線情報(上記項目(14)〜(15))に、使用チャネルが含まれないことを検出すると送信パワーをセーブする。これにより図5に示すように、無線通信装置101,102,104のそれぞれがパワーセーブモード(PWダウン)に移行する。
これによりグループ設定要求メッセージ(M202)に含まれる無線情報(上記項目(14)〜(15))を用いて生成された無線通信装置101〜104が属する無線LANの制御エリア301(図3)は、図3及び図8の302で示すように縮小される。
以上、図1及び図5において、STAモードで起動中の無線通信装置101,102,104の動作について説明した。
次に図1、図5及び図7を参照して、第2のグループ化に必要な上記項目(10)〜(13)の情報(図1の111)を含むグループ設定要求メッセージ(M202)を受信した無線通信装置103の動作について説明する。
無線通信装置103は、ディスプレイ装置100からのグループ設定要求メッセージ(M202)を受信するとステップS702からステップS703、そしてステップS704に進む。ステップS704では、無線通信装置103は、ディスプレイ装置100からのビーコン信号の受信判定処理により、ビーコン・ロス状態(図5のM501)であると判定してステップS705に進む。ステップS705では、無線通信装置103は、グループ設定要求メッセージ(図5のM202)に含まれる無線情報(上記項目(12))の動作モードを確認する。ここで無線通信装置103は、動作モードがAPであると判断するとステップS706に進み、グループ設定要求メッセージ(図5のM202)に含まれる上記項目(10)と(11)との情報を基にAPモードで起動する。次にステップS707に進み、無線通信装置103は、上記項目(13)の台数情報より、無線通信装置101,102,104のそれぞれとのアソシエーション待ち状態に遷移する。ここでアソシエーションと認証(図5のM502)を行うとステップS708に進み、そのアソシエーション及び認証を行った通信装置の台数を求め、その台数が上記項目(13)の台数と一致するかをステップS709で判定する。そしてステップS709で、無線通信装置103は、その台数分の処理が完了したと判断するとステップS710に進む。ここで無線通信装置103は、STAモードとしてディスプレイ装置100とのアソシエーションを確立するためにアソシエーション及び認証処理(図5のM503)を起動する。そしてステップS711で、無線通信装置103は、ディスプレイ装置100との間でアソシエーション及び認証処理(M503)が完了するとステップS712に進む。ステップS712で無線通信装置103は、グループ化が完了した無線通信装置101,102,104の情報を含むグループ設定メッセージ(図5のM504)をディスプレイ装置100に対して送信する。次にステップS713に進み、無線通信装置103は、無線通信装置101,102,104から送信されるデータの受信強度の低下を検出(送信パワーの低減を検出)する。その送信出力の検出結果に応じて送信パワーをセーブするように制御する。これにより無線通信の制御エリアが302で示すように小さくなるのは前述した通りである。
以上、図1及び図5において、第1のAPであるディスプレイ装置100とは異なる第2のグループのAPとして動作する無線通信装置103の処理について説明した。
次に図1、図5において無線通信装置103とのアソシエーション待ち状態に遷移(ステップS609)している第1のAPであるディスプレイ装置100の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。
ディスプレイ装置100は、無線通信装置103とのアソシエーション処理(M503)が完了するとステップS609からステップS610に進み、グループ設定情報メッセージ(M504)の受信待ち状態へと遷移する。ここでディスプレイ装置100が、無線通信装置103からグループ設定情報メッセージ(M504)を受信するとステップS611に進み、その受信したグループ設定情報メッセージを解析する。そして、その解析した結果、そのグループに含まれる無線通信装置のアイコンをグループ化した状態で、図3や図8のディスプレイ装置100の表示例のように変更する。
この場合も図8に示すように、第1のAPであるディスプレイ装置100と無線通信装置101〜104及び、それ以外の任意の無線通信装置との間で、図6及び図7で説明した処理を繰り返す。その結果、無線チャネル1を使用する制御エリア302と同様に、複数のグループに対応する制御エリア1301〜1304が生成される。そして、各グループ毎の制御エリアは、ディスプレイ装置100に示すような簡易な表示方法を用いて画面上に表示される。
以上説明したように本実施の形態2によれば、以下に示す効果が得られる。
・AP機能を内蔵するディスプレイ装置(第1のAP)に対する無線パスを制御できるため、複数のクライアントからアクセスが集中するのを軽減できる。またBSS内の使用可能な通信帯域の枯渇を防ぐことができる。
・ディスプレイ装置(第1のAP)に表示されている複数のクライアントにおいて、アクセスを調停するスレーブAPとメンバであるクライアント(STA)を指定するという簡易な操作により、複数のクライアントのグループ分けを容易に行うことができる。
・グループの形成時に、隣接するグループ毎に使用するチャネルを指定することにより、異なるグループ間でのチャネルの干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
・またグループを形成した後に、各グループごとに使用チャネルの送信パワーを低減できるため、隣接グループ間との干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
[実施の形態3]
次に本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの制御手順について図9〜図11を参照して説明する。尚、この実施の形態3に係る無線通信装置及びディスプレイ装置のハードウェア構成は前述の実施の形態1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
図9は、本発明の実施の形態3に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。
1400は、グルーピングで選択された無線端末のアイコン群を示している。1401は、APモードで起動する無線通信装置へのメッセージを示す。また1402は、STAモードで起動する無線通信装置へのメッセージを示している。
図において、無線通信装置101〜104により構成される制御エリア301は、ディスプレイ装置100が管理する制御エリア120とは異なる第2のグループで構成される第2の無線制御エリアである。
本実施の形態3では、制御エリア301が、実施の形態1,2において説明した送信パワー制御工程を起動する以前の状態から説明を続ける。また制御エリア301を構築するまでの工程については、実施方法は異なるが前述の実施の形態で詳しく説明しているため、ここではその処理の詳細を省略する。よって、以下前述の実施の形態と異なる部分について説明する。
無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100は、制御エリア120において、STAモードで起動中の無線通信装置105〜108と、アソシエートと認証が完了した状態にある。ここでディスプレイ装置100のユーザは、前述の実施の形態1,2で説明した処理と同様にして、ディスプレイ装置100の表示を参照して無線通信装置105をSTAモードとAPモードの2つのモードで起動するように指定する。またディスプレイ装置100から、無線通信装置105〜108を1つのグループにグループ化する(図9の1400)操作を実施する。
これによりディスプレイ装置100は、その操作によるイベントの発生を認識する。そして、これがグループ設定要求であると判断すると無線通信装置105に対して、第2のグループ化に必要な以下の項目(a)〜項目(d)の情報(図9の1401)をグループ設定要求メッセージに含めて送信する。
(a)SSID(グループ識別情報):「SP_PDA-B」
(b)使用チャネル(グループで使用する無線チャネル):7ch
(c)動作モード(STAのほかに起動するように指定):AP
(d)グループの通信装置の台数(自身を除く無線通信装置の台数):3
このとき前述の実施の形態1とは異なり、そのグループ設定要求メッセージには送信パワー制御(上記項目(5))を含めずに送信する。次にディスプレイ装置100は、他の無線通信装置106〜108に対して、グループ化に必要な以下の項目(e)〜(g)の無線情報(図9の1402)をグループ設定要求メッセージに含めそれぞれ送信する。
(e)ESSID(グループ識別情報):「SP_PDA-B」
(f)使用チャネル(グループで使用する無線チャネル):7ch
(g)動作モード(現状を維持するように指定):STA
このとき前述の実施の形態1とは異なり、そのグループ設定要求メッセージには送信パワー制御(上記項目(10))を含めずに送信する。
その後、ディスプレイ装置100が、その情報を含めたグループ設定要求メッセージを無線通信装置105〜108それぞれに送信した後のグループ構成に関する処理は、前述の実施の形態1又は2と同様であるため、その説明を省略する。
図10は、この実施の形態3において、図9に続く無線通信システムの構成図を示す図である。
第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100の画面は、各グループに対応するエリア301及び1501を構成した後のシステム状態を表示している。1501は、制御エリア301(1ch)とは異なる無線チャネル(7ch)で構成される制御エリアを示す。このようにディスプレイ装置100の制御エリア120及び無線通信装置103の制御エリア301とは異なる無線通信装置105〜108による第3の制御エリア1501が構成される。尚、この実施の形態3では、グループ設定要求メッセージに送信パワー制御(上記項目(5))を含めずに送信しているため、前述の実施の形態のように、その通信制御エリアが狭められることはない。
ここでディスプレイ装置100は、無線通信装置105とのアソシエーション処理が完了すると、グループ設定情報メッセージ受信待ち状態へと遷移する。そしてディスプレイ装置100は、無線通信装置105からグループ設定情報メッセージを受信すると、その受信したグループ設定情報メッセージを解析する。その後、解析した結果である無線通信装置のアイコンをグループ化した状態で、図10に示すディスプレイ装置100表示例のように変更する。そして、これ以降、第1のAPであるディスプレイ装置100と無線通信装置101〜108それ以外の任意の無線通信装置によりシステム内で異なる無線チャネル情報(チャネル4又は10)を用い前記処理(図9及び図10参照)を繰り返す。
図11は、図10に続いて、さらにグルーピングが行われた後の実施の形態3に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。
第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100の画面には、制御エリア301,1501,1601,1602に対応する複数のグループを構成した後のシステム状態が表示されている。1601は、制御エリア301(チャネル1)、制御エリア1501(チャネル7)とは異なる無線チャネル(例えば4ch)で構成される制御エリアを示す。また1602は、無線チャネル(例えば10ch)で構成される制御エリアを示している。
図11において、無線チャネル4を使用する制御エリア1601と無線チャネル10を使用する制御エリア1602が制御エリア301,1501と同様に制御エリア120の管理下において生成される。
また使用する無線チャネルが異なるグループ毎の制御エリアは、図11のディスプレイ装置100の画面で示すような簡易な表示方法を用いて表示される。
[実施の形態3の変形例]
以下、本発明の実施の形態3の変形例について図12を参照して説明する。前述の実施の形態1,2では、第1のAPであるディスプレイ装置100とは異なるそれぞれの制御エリアを複数のグループが、送信パワーを制御して同一の無線チャネル(チャネル1)を使用するように説明されている。また実施の形態3では、第1のAPであるディスプレイ装置100とは異なるそれぞれの制御エリアを複数のグループが、それぞれ異なる複数の無線チャネル(チャネル1、4,7,10)を使用するように説明されている。
図12は、実施の形態3の変形例に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。
図1と同様に、第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100の画面は、エリア302及び1701〜1704で示される複数のグループを構成した後のシステム状態を表示している。ここで1701,1704は、制御エリア302(チャネル1)と同じ無線チャネル(1)で構成される制御エリアを示している。同様に1702,1703は、無線チャネル(7)で構成される制御エリアを示している。また、ここではそれぞれの無線通信装置が、送信パワーをセーブした状態を示している。
この変形例では、異なる制御エリアを複数のグループが送信パワーを制御して、更に異なる無線チャネル(チャネル1、7等)を使用するように構成されている。
以上説明したように本実施の形態3によれば、以下に示す効果が得られる。
・AP機能を内蔵するディスプレイ装置(第1のAP)に対する無線パスを制御できるため、複数のクライアントからアクセスが集中するのを軽減できる。またBSS内の使用可能な通信帯域の枯渇を防ぐことができる。
・ディスプレイ装置(第1のAP)の画面に表示されている複数のクライアントの内、アクセスを調停するスレーブのAPと、そのグループのメンバであるクライアント(STA)とを指定する。このような簡単な操作により、複数のクライアントのグループ分けを容易に行うことができる。
・グループの形成時に、隣接するグループ毎に使用するチャネルを指定することにより、異なるグループ間でのチャネルの干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
・またグループを形成した後に、各グループごとに使用チャネルの送信パワーを低減することができるため、隣接グループ間との干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
[実施の形態4]
次に本発明の実施の形態4に係る無線通信システムの制御手順について図13〜図16を参照して説明する。尚、この実施の形態4に係る各無線通信装置及びディスプレイのハードウェア構成は前述の実施の形態1の構成と同様である。
図13は、本発明の実施の形態4に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。
第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100の画面には,制御エリア302,801に対応する複数のグループを構成した後のシステム状態を表示している。特に801では、グループ構成後の制御エリアにおいて、無線通信装置106がAPモードで起動中の無線通信装置105を介してディスプレイ装置100に動画データを伝送している。
図14は、本実施の形態4における無線通信システムを構成するディスプレイ装置及び各無線通信装置間のメッセージ送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。尚、この実施の形態4に係る無線通信装置及びディスプレイ装置のハードウェア構成は前述の実施の形態1の構成と同様であるため、その説明を省略する。
図15は、本実施の形態4に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。
図1と同様に第1のAP機能を備えたディスプレイ装置100の画面は、無線通信装置106から直接に伝送された動画データを表示している。そして無線通信装置106が、APモードで起動中の無線通信装置105の制御エリア1001から離脱して新たなグループを構成し、無線通信装置105,107,108が、送信パワーをセーブした状態を示している。1002は、無線通信装置106からの動画データを直接ディスプレイ装置100に伝送している帯域増加後のデータ通信状態を示している。
図16は、この実施の形態4及び他の実施の形態に係るAPモードで起動する無線通信装置105による制御処理を説明するフローチャートである。この処理を実行するプログラムはHDD1804にインストールされており、実行時にRAM1802にロードされ、CPU1801の制御の下に実行される。
図13において、STAモードで起動中の無線通信装置105は、無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100との間でアソシエートと認証が完了した状態にある。また無線通信装置105は、自身がAPモードで起動し、制御エリア801に対応するグループでは、無線通信装置106,107,108との間で、アソシエートと認証が完了した状態にある。よって図16のフローチャートでは、ステップS1201を通過してステップS1202でイベント待ちの状態となる。図13のディスプレイ装置100の画面には、エリア302及び801に対応する複数のグループを構成した後のシステム状態が表示されている。
制御エリア801では、このグループの構成後、無線通信装置106がAPモードで起動中の無線通信装置105を介してディスプレイ装置100に動画データ(図14のM901,M902)を伝送する(図13の802)。この時、ディスプレイ装置100のユーザが、無線通信装置106からの動画データ(M901,M902)の画像を拡大して表示するように操作する。この場合、ディスプレイ装置100は、無線通信装置105に対して帯域変更(帯域制御)要求メッセージ(図14のM903)を送信する。
これにより無線通信装置105は、ディスプレイ装置100からESSID(グループ識別情報)及び帯域情報を含む帯域変更要求メッセージ(図14のM903)を受信し、そのメッセージの受信をイベントの発生と認識する。これにより図16のステップS1202からステップS1203に進み、その受信したメッセージを解析する。ステップS1203では、帯域変更要求メッセージを受信したかどうかを判定し、そうでないときはステップS1201に進んで、その発生したイベントに対応する処理を行ってステップS1202に戻る。
ステップS1203で、無線通信装置105は、イベントが帯域変更要求メッセージ(M903)の受信であると判断するとステップS1204に進み、その受信メッセージを解析する。その結果、無線通信装置105は、帯域を拡大するのか、減少させるかを判定する。拡大するときはステップS1210に進み、ディスプレイ装置100のESSID(グループ識別情報)及び帯域情報を含む接続要求メッセージ(図14のM904)を無線通信装置106に送信する。これにより無線通信装置106は、その接続要求メッセージ(M904)を受信する。無線通信装置106は帯域変更可能かどうかを判断し、変更可能であれば、自身の識別情報(例:MACアドレス等)を含む接続応答メッセージ(図14のM905)を無線通信装置105に対して返信する。また無線通信装置106は、ディスプレイ装置100との間で、接続要求メッセージ(M904)に含まれるのESSID(グループ識別情報)を基に、アソシエーション及び認証処理(図14のM907)を実施する。
無線通信装置105は、無線通信装置106からの応答を受信するとステップS1211からステップS1212に進む。そして無線通信装置105は、無線通信装置106からの接続応答メッセージの情報を含む帯域変更応答メッセージ(図14のM906)をディスプレイ装置100に対して送信する。
こうしてこれ以降、無線通信装置106は、ディスプレイ装置100との間でアソシエーションと認証が完了すると、2つの通信装置間で直接的に動画データ(図14のM908)の伝送(図15の1002)が実施される。
また拡大操作前のディスプレイ装置100は、図15の拡大操作後のディスプレイ装置100で示すように、動画データ(M908)が画面上に拡大して表示される。
また無線通信装置106とディスプレイ装置100とが直接通信することに伴い、無線通信装置105がAPモードで制御する制御エリア801(図13)は、その拡大操作に連動して図15に示す制御エリア1001に変化する。
このようにディスプレイ装置100における画面表示の拡大が指示されると、第2のアクセスポイント装置である無線通信装置105を介してディスプレイ装置100に画像データを供給している無線通信装置106とディスプレイ装置100とを直接接続する。これにより、帯域拡大により画像データのデータ量が増大した場合にも、第2のアクセスポイント装置の負荷の増大を抑えて対処できるようになる。
<実施の形態4の変形例>
以下、本発明の実施の形態4の変形例における無線通信システムの制御手順について図13、図15〜図17を参照して説明する。
前述の実施の形態4では、ディスプレイ装置100のユーザ操作により動画データを拡大する場合で説明した。これは動画データを縮小して表示する場合についても同様に本発明に適用できる。以下に縮小画面を表示する場合の処理の詳細について説明する。
図17は、実施の形態4の変形例に係る無線通信システムを構成するディスプレイ装置及び各無線通信装置間のメッセージ送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。
図において、前述の実施の形態4と同様に、STAモードで起動中の無線通信装置105は、無線LANのAP機能を備えるディスプレイ装置100との間でアソシエートと認証が完了した状態にある。また無線通信装置105は、自身がAPモードで起動し、制御エリア801では、無線通信装置107,108との間で、アソシエートと認証が完了(図16のステップS1201からステップS1202に進んだ)した状態にある。またディスプレイ装置100の画面には、無線通信装置106から送信されている動画像データ(M908)が表示されている。ここでディスプレイ装置100のユーザが、表示中の動画データ(M908)の画像を縮小するよう操作する。
その結果、無線通信装置106が以前に制御管理されていた無線通信装置105に対して、ディスプレイ装置100から帯域変更要求メッセージ(図17のM1101)が送信される。この帯域変更要求メッセージ(M1101)には、無線通信装置106の端末識別情報(例:MACアドレス)及び帯域情報が含まれている。この帯域変更要求メッセージ(M1101)を受信した無線通信装置105は、イベントの発生と認識してステップS1202からステップS1203に進み、そのメッセージを解析する。ここで無線通信装置105は、そのイベントが帯域変更要求メッセージ(M1101)であると判定するとステップS1203からステップS1204に進み、その受信したメッセージを解析する。その結果ステップS1205で、無線通信装置105は、帯域を減少するメッセージであると判断するとステップS1206に進み、無線通信装置105は、その変更が可能であるか否かを判定する。ここで不可能であると判定するとステップS1208に進み、ディスプレイ装置100に帯域変更応答(NG)メッセージを返信する。
一方、ステップS1206で可能であると判定するとステップS1207に進み、無線通信装置105はディスプレイ装置100に対して、帯域変更応答(OK)メッセージ(図17のM1102)を返信する。そして次にステップS1209に進み、無線通信装置105は、無線通信装置106との間でアソシエーションと認証を行うためアソシエート待機状態に遷移する。
一方、ディスプレイ装置100は、帯域変更応答(NG)メッセージを受信すると、画面の縮小が不可能である旨を画面上に表示して処理を終了する。またディスプレイ装置100は、帯域変更応答(OK)メッセージ(M1102)を受信すると、無線通信装置105のESSID(グループ識別情報)及び帯域情報を含む切断要求メッセージ(M1103)を無線通信装置106に送信する。これにより無線通信装置106は、切断要求メッセージ(M1103)を受信すると、自身の識別情報(例:MACアドレス等)を含む切断応答メッセージ(M1104)をディスプレイ装置100に対して返信する。次に無線通信装置106は、ディスプレイ装置100との間で、切断処理であるディスアソシエーション処理(図17のM1105)を実施する。次に無線通信装置106は、無線通信装置105との間でアソシエーションと認証(M1106)を行い、これが完了すると図16のステップS1209を抜けて処理を終了する。
一方、無線通信装置106は、送信パワーをセーブして、ディスプレイ装置100との間で直接に動画データ(M1107)の伝送を実施する。
こうして図15の画面縮小操作前のディスプレイ装置100の動画表示は、図13の画面縮小操作後のディスプレイ装置100の画面で示すように、動画データ(M1108)が縮小して表示されている。またディスプレイ装置100の画面には、エリア302、801に対応する複数のグループを構成した後のシステム状態が表示されている。
またエリア801のグループでは、そのグループの構成後、無線通信装置106がAPモードで起動中の無線通信装置105を介してディスプレイ装置100に動画データ(M901,M902)を伝送(図13の802)する。また図15において、無線通信装置106が制御エリア1001へ復帰するのに伴い、無線通信装置105がAPモードで制御するエリアは、画面の縮小操作と連動して図13の制御エリア801に変更される。
以上説明したように本実施の形態4によれば、以下に示す効果が得られる。
・AP機能を内蔵するディスプレイ装置(第1のAP)に対する無線パスを制御できるため、複数のクライアントからアクセスが集中するのを軽減できる。またBSS内の使用可能な通信帯域の枯渇を防ぐことができる。
・ディスプレイ装置(第1のAP)の画面に表示されている複数のクライアントの内、アクセスを調停するスレーブのAPと、そのグループのメンバであるクライアント(STA)とを指定する。この簡単な操作により、複数のクライアントのグループ分けを容易に行うことができる。
・グループの形成時に、隣接するグループ毎に使用するチャネルを指定することにより、異なるグループ間でのチャネルの干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
・またグループを形成した後に、各グループごとに使用チャネルの送信パワーを低減することができるため、隣接グループ間との干渉を回避し、チャネルの有効利用が可能となる。
・送信帯域の変更に応じて、無線通信装置から直接ディスプレイ装置(第1のAP)に送信するか、或は各グループのAP(第2のAP)を介して送信するかを切り換えることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを読み出して実行することによっても達成され得る。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、様々なものが使用できる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページからハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。その場合、ダウンロードされるのは、本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する形態としても良い。その場合、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムが実行可能な形式でコンピュータにインストールされるようにする。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される形態以外の形態でも実現可能である。例えば、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれるようにしてもよい。この場合、その後で、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。 本実施の形態1に係る無線通信システムでグルーピングされた無線端末群121におけるメッセージの送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。 本発明の実施の形態1に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 本実施の形態1に係る無線通信装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムを構成するディスプレイ及び各無線通信装置間のメッセージ送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。 本実施の形態2に係る無線通信システムの第1のAP機能を備えたディスプレイによる制御処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態2に係る無線通信装置101〜108における制御処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態1,2に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 実施の形態3において、図9に続く無線通信システムの構成図を示す図である。 図10に続いて実施の形態3に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 実施の形態3の変形例に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 本実施の形態4における無線通信システムを構成するディスプレイ及び各無線通信装置間のメッセージ送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。 本実施の形態4に係る無線通信システムのネットワーク構成を示す図である。 実施の形態4及び他の実施の形態に係るAPモードで起動する無線通信装置による制御処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態4の変形例に係る無線通信システムを構成するディスプレイ及び各無線通信装置間のメッセージ送受信処理をシーケンスチャートで説明した図である。 本実施の形態に係る無線通信装置及びディスプレイのハードウェア構成を説明するブロック図である。

Claims (9)

  1. アクセスポイントモードと端末モードをサポートする複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置を収容する第1のグループの第1のアクセスポイント装置とを含む無線通信システムであって、
    前記第1のアクセスポイント装置が前記複数の無線通信装置の任意の無線通信装置を選択して第2のグループの第2のアクセスポイント装置として起動する手段と、
    前記第2のアクセスポイント装置として起動された無線通信装置が、複数の無線通信装置を収容する前記第2のグループを構成する手段と、
    前記第2のグループの構成後、前記第2のグループに含まれる前記第2のアクセスポイント装置及び複数の無線通信装置の送信出力を制御する送信出力制御手段と、を有し、
    前記第1のアクセスポイント装置は、
    前記第2のグループを構成する複数の無線通信装置にメッセージを送信する送信手段と、
    前記メッセージを送信した後、ビーコン信号を停止する停止手段とを有し、
    前記メッセージは、少なくとも前記第2のグループを識別する識別情報と前記第2のグループで使用する媒体情報のいずれかを含み、
    前記第2のグループの無線通信装置は、前記ビーコン信号の受信を検出しない場合、前記第2のグループを構成することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記媒体情報は、前記第2のグループで使用する無線チャネル情報を含むことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  3. 前記送信出力制御手段は、前記媒体情報に応じて前記第2のアクセスポイント装置の送信出力を制御する手段と、前記端末モードの無線通信装置の送信出力を制御する手段とを有することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2のグループの構成後、前記第2のグループに収容され前記端末モードで起動中の複数の無線通信装置は、前記媒体情報に無線チャネル情報が含まれない場合、前記無線通信装置の送信出力を制御することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 前記第2のグループの構成後、前記第2のアクセスポイント装置は、前記端末モードで起動中の無線通信装置との間における送信出力の変化を検出する検出手段を有し、前記検出手段の検出結果に応じて、前記端末モードで起動中の無線通信装置の送信出力を制御することを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2のアクセスポイント装置は、
    前記第1のアクセスポイント装置に対する無線帯域の指示に応じて、前記第2のグループに含まれる無線通信装置に対する無線帯域を制御する帯域制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1のアクセスポイント装置は、前記第1のグループを構成する複数の無線通信装置を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された無線通信装置の中から前記第2のアクセスポイント装置を指定するアクセスポイント指定手段と、
    前記第2のグループを構成する複数の無線通信装置を指定するグルーピング指定手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  8. アクセスポイントモードと端末モードをサポートする複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置を収容する第1のグループの第1のアクセスポイント装置とを含む無線通信システムの制御方法であって、
    前記第1のアクセスポイント装置が前記複数の無線通信装置の任意の無線通信装置を選択して第2のグループの第2のアクセスポイント装置として起動する工程と、
    前記第2のアクセスポイント装置として起動された無線通信装置が、前記第1のアクセスポイント装置の指示に従って複数の無線通信装置を収容する前記第2のグループを構成する工程と、
    前記第2のグループの構成後、前記第2のグループに含まれる前記第2のアクセスポイント装置及び複数の無線通信装置の送信出力を制御する送信出力制御工程と、を有し、
    前記第1のアクセスポイント装置が、前記第2のグループを構成する複数の無線通信装置にメッセージを送信する送信工程と、
    前記第1のアクセスポイント装置が、前記メッセージを送信した後、ビーコン信号を停止する停止工程とを有し、
    前記メッセージは、少なくとも前記第2のグループを識別する識別情報と前記第2のグループで使用する媒体情報のいずれかを含み、
    前記第2のグループの無線通信装置は、前記ビーコン信号の受信を検出しない場合、前記第2のグループを構成することを特徴とする無線通信システムの制御方法。
  9. 請求項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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