JP5063097B2 - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

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本発明は、基板上に形成される半導体装置に関する技術に関するものである。
現在、パーソナルコンピュータ・デジタルカメラ・携帯電話機・家電製品・RFIDなど向けに半導体記憶装置の開発が盛んに行われている。特にフローティングゲート構造を持つEEPROM・フラッシュメモリを中心に、様々な構造、構成のものが研究及び開発されている。
そしてシリコンウエハーに半導体記憶装置を作り込むだけでなく、ガラス基板、プラスチック基板、絶縁層を含むシリコンウエハー上に半導体記憶装置を形成する技術についても開発が行われている。このような半導体記憶装置は、例えば特許文献1等に開示されている。図12を参照しながら、特許文献1等に開示されている半導体記憶装置の構成等を説明する。
特許文献1の図1には図12(A)に示す半導体記憶装置が開示されている。図12(A)の半導体記憶装置は、絶縁膜1002が形成された半導体基板1000上に、チャネル形成領域1003a、ソース領域及びドレイン領域1003bを有する半導体層1003、トンネル絶縁膜1004、フローティングゲート電極1005、絶縁膜1006、コントロールゲート電極1007を有している。
一方、特許文献1の図2や特許文献2には図12(C)に示すような半導体記憶装置が開示されている。ここでは絶縁膜1002が形成された半導体基板1000上に半導体層1003、トンネル絶縁膜1004、フローティングゲート電極1005、中間絶縁膜1006、コントロールゲート電極1007を有している。そして図12(D)に示すように半導体層1003、絶縁膜1004a、フローティングゲート用層1005a、絶縁膜1006a、コントロールゲート用層1007aを形成し、レジストマスク1008を用いて一括のエッチングにより作製している。
特開平5−82787号公報 特開平11−87545号公報
図12(A)に示した半導体記憶装置では、コントロールゲート電極1007を作製するためにはコントロールゲート用層1007a上にレジストマスク1008を形成し、エッチングをしてパターンを形成する必要がある。しかしレジストマスク1008の形成には装置のアライメント精度により位置ずれを生じるため、所望の場所に正確にレジストマスク1008を形成することは難しい。したがってレジストマスク1008はフローティングゲート電極1005を中心として左右対称の場所又は概略左右対称の場所には形成されなかった(図12(B))。
その結果、コントロールゲート電極1007とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ1009と、コントロールゲート電極1007とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ1010は大きく異なってしまっていた(図12(A))。
一方、図12(C)に示した半導体記憶装置は、図12(D)に示すレジストマスク1008を用いてフローティングゲート電極1005、絶縁膜1006、コントロールゲート電極1007を一括してエッチングしているため、図12(A)、図12(B)で示したような位置ずれの問題は生じないが、メモリの保持特性がよくないことがわかった。これはコントロールゲート電極1007とフローティングゲート電極1005との間でリークが発生しているからと考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コントロールゲート電極を形成する際の位置ずれの問題を起こさず自己整合的に形成し、さらにコントロールゲート電極とフローティングゲート電極間でリークを発生させない半導体装置及びその作製方法を提供することにある。
本発明は、半導体膜と、前記半導体膜上の第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上のフローティングゲート電極と、前記フローティングゲート電極を覆った第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上のコントロールゲート電極と、を有し、前記コントロールゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極を覆うように形成され、前記コントロールゲート電極にはサイドウォールが形成され、前記サイドウォールは前記フローティングゲート電極によって生じた前記コントロールゲート電極の段差部分に形成されていることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、ソース領域及びドレイン領域が設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記ソース領域及びドレイン領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、ソース領域及びドレイン領域が設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記ソース領域及びドレイン領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域が設けられ、前記第2の不純物領域は前記第1の不純物領域とチャネル形成領域との間に設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記一対の第2の不純物領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域及び一対の第2の不純物領域が設けられ、前記第2の不純物領域は前記第1の不純物領域とチャネル形成領域との間に設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記一対の第2の不純物領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また半導体膜と、前記半導体膜上の第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜上のフローティングゲート電極と、前記フローティングゲート電極を覆った第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上のコントロールゲート電極と、を有し、前記フローティングゲート電極は第1のフローティングゲート電極及び前記第1のフローティングゲート電極上の第2のフローティングゲート電極からなり、前記第1のフローティングゲート電極のゲート長は前記第2のフローティングゲート電極のゲート長よりも長く、前記コントロールゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜を介して前記フローティングゲート電極を覆うように形成され、前記コントロールゲート電極にはサイドウォールが形成され、前記サイドウォールは前記フローティングゲート電極によって生じた前記コントロールゲート電極の段差部分に形成されていることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対のLightly Doped Drain(以下LDDと呼ぶ)領域、ソース領域及びドレイン領域が設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記LDD領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対のLDD領域、ソース領域及びドレイン領域が設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記LDD領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域及び一対の第3の不純物領域が設けられ、前記第2の不純物領域は前記第3の不純物領域とチャネル形成領域との間に設けられ、前記第3の不純物領域は前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記一対の第3の不純物領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記半導体膜にはチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域及び一対の第3の不純物領域が設けられ、前記第2の不純物領域は前記第3の不純物領域とチャネル形成領域との間に設けられ、前記第3の不純物領域は前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域との間に設けられ、前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記一対の第3の不純物領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また半導体膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、前記第1のゲート絶縁膜上にフローティングゲート電極を形成し、前記フローティングゲート電極を覆って第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第2のゲート絶縁膜上に導電膜を形成し、前記導電膜上に膜を形成し、前記膜を異方性エッチングして前記フローティングゲート電極によって前記導電膜に生じている段差部分にサイドウォールを形成し、前記導電膜上であって、前記フローティングゲート電極によって前記導電膜に生じている段差の上段部分にマスクを形成し、前記マスク及びサイドウォールを用いて前記導電膜をエッチングしてコントロールゲート電極を形成することを特徴とする。
また前記マスクは前記導電膜の上段部全体及び前記サイドウォールのみを覆って形成されることを特徴とする。
また前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加して前記半導体膜にチャネル形成領域、ソース領域及びドレイン領域を形成することを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記ソース領域及びドレイン領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜を介して前記ソース領域及びドレイン領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と前記ソース領域及び前記ドレイン領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加し、前記コントロールゲート電極をマスクとして、前記n型又はp型の不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体膜に添加して前記半導体膜にチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域を形成し、前記一対の第2の不純物領域は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記コントロールゲート電極と重なった領域に形成されることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と一対の第2の不純物領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また半導体膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、前記第1のゲート絶縁膜上に第1の導電膜を形成し、前記第1の導電膜上に第2の導電膜を形成し、前記第2の導電膜上にマスクを形成し、前記マスクを用いて第1のエッチングを行い、第1の導電膜を第1のフローティングゲート電極にするとともに前記第2の導電膜を第4の導電膜にし、第2のエッチングを行い、第4の導電膜の側部をエッチングして第1のフローティングゲート電極よりもゲート長が短い第2のフローティングゲート電極を形成することで第1のフローティングゲート電極及び第2のフローティングゲート電極からなるフローティングゲート電極を形成し、前記フローティングゲート電極を覆って第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第2のゲート絶縁膜上に導電膜を形成し、前記導電膜上に膜を形成し、前記膜を異方性エッチングして前記フローティングゲート電極によって前記導電膜に生じている段差部分にサイドウォールを形成し、前記導電膜上であって、前記フローティングゲート電極と重なる前記導電膜の上部領域にマスクを形成し、前記マスク及びサイドウォールを用いて前記導電膜をエッチングしてコントロールゲート電極を形成することを特徴とする。
また前記マスクは前記導電膜の上段部全体及び前記サイドウォールのみを覆って形成されることを特徴とする。
また前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加して前記半導体膜にチャネル形成領域、一対のLDD領域、ソース領域及びドレイン領域を形成することを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜を介して前記LDD領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極は前記第1のゲート絶縁膜を介して前記LDD領域と重なっており、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と前記一対のLDD領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加し、前記コントロールゲート電極をマスクとして、前記n型又はp型の不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体膜に添加して前記半導体膜にチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域、一対の第3の不純物領域を形成し、前記第2の不純物領域は前記第3の不純物領域とチャネル形成領域との間に形成され、前記第3の不純物領域は前記第1の不純物領域と前記第2の不純物領域との間に形成され、前記一対の第3の不純物領域は前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記コントロールゲート電極と重なった領域に形成されることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の一方との重なった領域のゲート長方向の長さと、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の他方との重なった領域のゲート長方向の長さとは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
また前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の一方との重なった領域の面積と、前記コントロールゲート電極と一対の第3の不純物領域の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであることを特徴とする。
上記において、一方の面積と他方の面積が概略同じとは、一方の面積をAとし、他方の面積をBとした場合、以下の数(1)で求められる値(x)が20%以内、好ましくは15%以内であることを意味する。
また、一方の長さと他方の長さが概略同じとは、一方の長さをCとし、他方の長さをDとした場合、以下の数式(2)で求められる値(y)が20%以内、好ましくは15%以内であることを意味する。
また前記フローティングゲート電極と前記コントロールゲート電極との導通をとり(電気的に接続させ)、前記第1のゲート絶縁膜をゲート絶縁膜とする薄膜トランジスタとしても応用することができる。
フローティングゲート電極が第2のゲート絶縁膜(コントロール絶縁膜)によって覆われているため、コントロールゲート電極とフローティングゲート電極との間でリークを発生させることなく、保持特性が良好である。
不純物領域が第1のゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)を介してフローティングゲート電極と重なった領域に形成されているからキャリアの注入効率を高めることができる。
コントロールゲート電極と不純物領域の一方との重なった領域の長さ及び面積と、コントロールゲート電極と不純物領域の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じであるから、ホットキャリアによる劣化を抑え、ばらつきの少ない良好な特性を有する半導体装置を得ることができる。これはフローティングゲート電極によってコントロールゲート電極となる導電膜に生じている段差部分に絶縁物からなるサイドウォールを形成し、前記導電膜上であって、前記フローティングゲート電極によって前記導電膜に生じている段差の上段部分にマスクを形成し、前記マスク及びサイドウォールを用いて前記導電膜をエッチングしてコントロールゲート電極を形成することにより、作製が可能となる。そしてこの作製方法を用いるとパターン形成の際に位置ずれを起こすことがなく、自己整合的に所望の場所にコントロールゲート電極を形成できる。
また、前記フローティングゲートと前記コントロールゲートを導通させた構造を作製することで前記第1のゲート絶縁膜をゲート絶縁膜とする薄膜トランジスタを形成できる。前記フローティングゲートと前記コントロールゲートの導通の有無によってロジック用薄膜トランジスタと半導体記憶装置を同時形成することができる。
さらに、フローティングゲート電極の上面とコントロールゲート電極との間に形成される容量に加えて、フローティングゲート電極の側面とコントロールゲート電極との間にも容量を形成することができる。そのため、コントロールゲート電極とフローティングゲート電極との間、及びチャネル形成領域とフローティングゲート電極との間に形成される容量結合によって、フローティングゲート電極とチャネル形成領域との間に電界をかけ易くなる。それにより、コントロールゲート電極に印加する信号の書き込み電圧及び消去電圧を低減することができる。
以下、発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施形態1)
ここでは半導体装置の構成等について説明する。
図1(A)は、本発明の実施形態の一例を示した断面図の概略である。1は基板、2は下地絶縁膜、3は半導体膜、4はチャネル形成領域、5はソース領域及びドレイン領域、6は第1のゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜ともいう)、7はフローティングゲート電極、8は第2のゲート絶縁膜(コントロール絶縁膜ともいう)、9はコントロールゲート電極、10はサイドウォール、11はソース領域及びドレイン領域5と電気的接続をするソース電極及びドレイン電極、12はコントロールゲート電極9と電気的接続をするゲート配線、13はパッシベーション用の絶縁膜を示している。ソース電極及びドレイン電極11、ゲート配線12、パッシベーション用の絶縁膜13は必要に応じて形成することになる。
図1(A)に示す構成では、基板1上に下地絶縁膜2が形成され、下地絶縁膜2上にはソース領域及びドレイン領域5、チャネル形成領域4を有する半導体膜3が形成され、半導体膜3上に第1のゲート絶縁膜6が形成され、第1のゲート絶縁膜6上にフローティングゲート電極7が形成され、フローティングゲート電極7及び第1のゲート絶縁膜6上に第2のゲート絶縁膜8が形成され、第2のゲート絶縁膜8上にはコントロールゲート電極9が形成され、コントロールゲート電極9にはサイドウォール10が形成されている。また第2のゲート絶縁膜8、コントロールゲート電極9及びサイドウォール10上に絶縁膜13が形成されている。ソース電極及びドレイン電極11は絶縁膜13、第2のゲート絶縁膜8及び第1のゲート絶縁膜6を介してソース領域及びドレイン領域5に電気的に接続され、ゲート配線12は絶縁膜13を介してコントロールゲート電極9に電気的に接続されている。絶縁膜13上に平坦化用の絶縁膜を形成してもよい。
また第2のゲート絶縁膜8はフローティングゲート電極7を覆うように形成されている。
図1(B)は図1(A)の一部を抜き出して示したものである。図1(B)に示すようにコントロールゲート電極9は第2のゲート絶縁膜8を介してフローティングゲート電極7を覆うように形成され、コントロールゲート電極9のゲート長22はフローティングゲート電極7のゲート長21よりも長くなっている。なお、本明細書においてゲート長とは、トランジスタ動作時にキャリアがチャネル領域内部を移動する方向における、ゲート電極の長さである。異なった2つの導電層から構成されるゲート電極においては、各層それぞれにおいてゲート長を定義することができる。例えば第1の導電膜と、前記第1の導電膜上に形成された第2の導電膜から構成されるゲート電極において、前記第1の導電膜におけるゲート長は、該第1の導電膜の上記方向の長さで定義され、前記第2の導電膜におけるゲート長は、該第2の導電膜の上記方向の長さで定義される。
フローティングゲート電極7の存在によってコントロールゲート電極9に生じる段差部分23にサイドウォール10が形成されている。なおサイドウォール10は段差部分23に形成されるが、第2のゲート絶縁膜8上には形成されることはない。
コントロールゲート電極9は第1のゲート絶縁膜6及び前記第2のゲート絶縁膜8を介してソース領域及びドレイン領域5と重なっている。そしてコントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域5の一方との重なった領域の長さ24と、コントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域5の他方との重なった領域の長さ25とは同じ又は概略同じである。ここでいう長さとはゲート長方向又はチャネル長方向の長さをいう。
図3は図1(B)の上面図である。図3におけるX−Yの断面が図1(B)を示している。図3に示すようにコントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域5の一方との重なった領域の面積26と、コントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域5の他方との重なった領域の面積27とは同じ又は概略同じである。
重なった領域の長さや面積が同じ又は概略同じになるのはサイドウォール10を用いてコントロールゲート電極を形成していることによる。作製方法については後述する。
また図1(C)のように半導体膜3にチャネル形成領域4、ソース領域及びドレイン領域33の他に、コントロールゲート電極9と重なった領域に第2の不純物領域34、例えば低濃度不純物領域(LDD領域)を設けてもよい。
この場合、コントロールゲート電極9と第2の不純物領域34の一方との重なった領域の長さ及び面積と、コントロールゲート電極9と第2の不純物領域34の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じである。
以下、図1で示した各構成要素について説明する。
(1)基板、絶縁膜について説明する。
ガラス基板、アルミナなど絶縁物質で形成される基板、後工程の処理温度に耐え得る耐熱性を有するプラスチック基板、半導体基板等を用いることができる。基板1にプラスチック基板を用いる場合、PC(Polycarbonate ポリカーボネート)、PES(Polyethersulfone ポリエーテルサルフォン)、PET(polyethylene terephthalate ポリエチレンテレフタレート)もしくはPEN(Polyethylene naphthalate ポリエチレンナフタレート)等を用いることができる。プラスチック基板の場合、表面にガスバリア層として無機層または有機層を設けてもよい。プラスチック基板の作製時のゴミ等によって基板に突起が発生している場合は、CMPなどを用いて基板を研磨し、平坦化させた後に使用してもよい。半導体基板の場合にはシリコンウエハーのみならず、シリコンウエハーに研磨等を行ってフィルム基板のように薄くしたものを用いてもよいし、絶縁層を含むシリコンウエハーを用いてもよい。
基板1の上にはCVD法、スパッタ法、高密度プラズマ処理などによって酸化珪素(SiOx)、窒化珪素(SiNx)、酸化窒化珪素(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化珪素(SiNxOy)(x>y)など、基板側から不純物などの拡散を防止するための下地絶縁膜2を形成しておく。
(2)半導体膜について説明する。
シリコン、シリコン―ゲルマニウム、シリコン−ゲルマニウム−炭素、ZnO等などが用いられる。膜厚20〜100nmで形成する。形成方法としては公知のCVD法、スパッタ法等を用いることができる。また非晶質半導体膜、結晶性半導体膜、上記半導体基板等から得られる単結晶半導体のいずれであってもよい。結晶化方法については熱結晶化、金属元素を添加した状態での加熱処理による結晶化、レーザー結晶化又はこれらの組合せ等を用いる。
半導体膜3にはソース領域及びドレイン領域5、チャネル形成領域4が形成され、ソース領域及びドレイン領域にはn型又はp型の不純物が添加されている。また第2の不純物領域34、例えばLDD領域を設けてもよい。
(3)第1のゲート絶縁膜について説明する。
酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜などを用いて、膜厚5〜20nmで形成する。第1のゲート絶縁膜はトンネル絶縁膜として機能するから高品質な膜が要求される。低温で形成するためにはCCP(Capacitively coupled Plasma)型のプラズマCVD法、ECR(Electron Cyclotron Resonance)型のプラズマCVD法、半導体膜に高密度プラズマ酸化処理をして酸化膜を形成する方法などが用いられる。さらに、プラズマCVD法で酸化窒化珪素膜を形成した後に、酸化窒化珪素膜に高密度プラズマ酸化処理をして形成された酸化膜を用いてもよい。また単層であっても積層膜であってもよい。
(4)フローティングゲート電極、コントロールゲート電極について説明する。
公知の導電膜、例えばタンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、クロム(Cr)、シリコン(Si)から選ばれた元素でなる膜、または前記元素の窒化物でなる膜(代表的には窒化タンタル膜、窒化タングステン膜、窒化チタン膜)、または前記元素を組み合わせた合金膜(代表的にはMo−W合金、Mo−Ta合金)、または前記元素のシリサイド膜(代表的にはタングステンシリサイド膜、チタンシリサイド膜、ニッケルシリサイド膜)を用いることができる。前記シリコン膜に対しては、リンやボロンなどの不純物を添加してもよい。単層の導電膜で形成しても良いが、二層、三層といった積層膜としてもよい。スパッタ法又はCVD法により形成する。
(5)第2のゲート絶縁膜について説明する。
CVD法やスパッタ法により酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜などを用いることができる。また単層であっても積層膜であってもよい。また、プラズマCVD法で酸化窒化珪素膜を形成した後に、酸化窒化珪素膜に高密度プラズマ酸化処理をして形成された酸化膜でもよい。第1のゲート絶縁膜及びフローティングゲート電極に高密度プラズマ酸化処理をして形成された酸化膜と、プラズマCVD法で形成された酸化窒化珪素膜と、酸化窒化珪素膜に高密度プラズマ酸化処理をして形成された酸化膜との積層膜であってもよい。さらに、第1のゲート絶縁膜及びフローティングゲート電極に高密度プラズマ酸化処理をして形成された酸化膜と、酸化膜を高密度プラズマ酸化処理をして形成された窒化膜と、プラズマCVD法で形成された酸化窒化珪素膜との積層膜を用いることもできる。
(6)サイドウォールについて説明する。
酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜などの絶縁膜を用いることができる。または、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)などの導電膜でもよい。前記コントロールゲート電極のエッチングの際にエッチングの選択比が大きく、且つ段差形状の側面を覆うように形成することが可能な膜であれば、膜種を選ばない。また単層であっても積層膜であってもよい。サイドウォール10はコントロールゲート電極9を形成する導電膜上に上記絶縁膜又は導電膜を形成し、その後異方性エッチングを行って形成する。これによってフローティングゲート電極7の存在によってコントロールゲート電極9に生じる段差部分23にサイドウォール10を形成できる。
(7)ソース電極、ドレイン電極、ゲート配線について説明する。
Al膜、AlNd(アルミニウムネオジム)膜等のAl合金膜、Ti膜、Cu膜、Mo膜、W膜等を用いることができる。または前記元素の窒化物でなる膜(代表的には窒化チタン膜)でもよい。また単層であっても積層膜であってもよく、例えばTi膜、Al膜又はTiを含むAl膜、Ti膜の3層構造などを用いることができる。代表的にはスパッタ法により形成する。
(8)絶縁膜について説明する。
酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜、SOG(spin−on−glass)膜、アクリルなどの有機樹脂膜またはこれらの積層膜を用いることができる。
上記のような半導体装置は、コントロールゲート電極9が第2のゲート絶縁膜8によって覆われているためコントロールゲート電極9とフローティングゲート電極7との間でリークを発生させることなく、保持特性が良好である。
またコントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ及び面積と、コントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じであるから、ホットキャリアによる劣化を抑え、ばらつきの少ない良好な特性を有する半導体装置ともなる。
(実施形態2)
ここでは実施形態1とは異なる半導体装置の構成等について説明する。半導体膜3に第1の不純物領域15、第2の不純物領域14等が設けられている点、フローティングゲート電極7が第1のフローティングゲート電極7a及び第2のフローティングゲート電極7bから形成されている点等が実施形態1の半導体装置と異なる。
図2(A)は、本発明の別の実施形態の一例を示した断面図の概略である。図2(B)、図2(C)は図2(A)の一部を抜き出して示したものである。なお実施形態1と同じものは同じ符号で示す。
図2(A)において、7はフローティングゲート電極、7aは第1のフローティングゲート電極、7bは第2のフローティングゲート電極、14は第2の不純物領域、15は第1の不純物領域を示している。
図2(A)に示す構成では、基板1上に下地絶縁膜2が形成され、下地絶縁膜2上には第1の不純物領域15、第2の不純物領域14、チャネル形成領域4を有する半導体膜3が形成され、半導体膜3上に第1のゲート絶縁膜6が形成され、第1のゲート絶縁膜6上にフローティングゲート電極7が形成され、フローティングゲート電極7及び第1のゲート絶縁膜6上に第2のゲート絶縁膜8が形成され、第2のゲート絶縁膜8上にはコントロールゲート電極9が形成され、コントロールゲート電極9にはサイドウォール10が形成されている。また第2のゲート絶縁膜8、コントロールゲート電極9及びサイドウォール10上に絶縁膜13が形成されている。ソース電極及びドレイン電極11は絶縁膜13、第2のゲート絶縁膜8及び第1のゲート絶縁膜6を介してソース領域及びドレイン領域5に電気的に接続され、ゲート配線12は絶縁膜13を介してコントロールゲート電極9に電気的に接続されている。また絶縁膜13上に平坦化用の絶縁膜を形成してもよい。ソース電極及びドレイン電極11、ゲート配線12、パッシベーション用の絶縁膜13は必要に応じて形成することになる。
図2に示すようにフローティングゲート電極7が第1のフローティングゲート電極7a及び第2のフローティングゲート電極7bから形成されている。また第1のフローティングゲート電極7aのゲート長28は、第2のフローティングゲート電極7bのゲート長29よりも長い(図2(B))。
半導体膜3には第1の不純物領域15とチャネル形成領域4との間に第2の不純物領域14が形成されている。また第2の不純物領域14は第1のゲート絶縁膜を介してフローティングゲート電極7と概略重なった領域に形成されている。
第2のゲート絶縁膜8はフローティングゲート電極7を覆うように形成されている。
コントロールゲート電極9は第2のゲート絶縁膜8を介してフローティングゲート電極7を覆うように形成され、コントロールゲート電極9のゲート長22は第1のフローティングゲート電極7aのゲート長28よりも長くなっている(図2(C))。
サイドウォール10はフローティングゲート電極7の存在によってコントロールゲート電極9に生じる段差部分23に形成されている。
コントロールゲート電極9は第1のゲート絶縁膜6及び第2のゲート絶縁膜8を介して第1の不純物領域15と重なっている。そしてコントロールゲート電極9と第1の不純物領域15の一方との重なった領域の長さ24と、コントロールゲート電極9と第1の不純物領域15の他方との重なった領域の長さ25とは同じ又は概略同じであること、コントロールゲート電極9と第1の不純物領域15の一方との重なった領域の面積と、コントロールゲート電極9と第1の不純物領域15の他方との重なった領域の面積とは同じ又は概略同じであること(図3)は実施形態1と同じである。
また図2(D)のように半導体膜3に第1の不純物領域32、第2の不純物領域30の他に、コントロールゲート電極9と重なった領域であって、第2の不純物領域30と第1の不純物領域32の間に第3の不純物領域31を設けてもよい。
この場合、コントロールゲート電極9と第3の不純物領域31の一方との重なった領域の長さ及び面積と、前記コントロールゲート電極と第3の不純物領域31の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じである。
以下、図2で示した各構成要素について説明する。
基板1、下地絶縁膜2、第1のゲート絶縁膜6、第2のゲート絶縁膜8、コントロールゲート電極9、サイドウォール10、ソース電極及びドレイン電極11、ゲート配線12、絶縁膜13は実施形態1において説明したものを用いることができる。
(1)半導体膜について説明する。
半導体膜3には実施形態1で示したものを用いることができる。第1の不純物領域15に含まれるn型又はp型の不純物濃度は、第2の不純物領域14に含まれるn型又はp型の不純物濃度と同じ又は概略同じであってもよい。
または第1の不純物領域15に含まれるn型又はp型の不純物濃度は、第2の不純物領域14に含まれるn型又はp型の不純物濃度よりも大きくてもよい。この場合、第1の不純物領域は高濃度不純物領域に、第2の不純物領域は低濃度不純物領域(LDD領域)になる。
また図2(D)のように第3の不純物領域31を設けてもよい。第3の不純物領域31に含まれるn型又はp型の不純物濃度は、第1の不純物領域32に含まれるn型又はp型の不純物濃度よりも小さく、かつ第2の不純物領域30に含まれるn型又はp型の不純物濃度よりも大きくする。
(2)フローティングゲート電極について説明する。
第1のフローティングゲート電極7aと第2のフローティングゲート電極7bとは、それぞれ異なる導電物を用いて形成されていることが好ましい。第1のフローティングゲート電極7aは、第1のゲート絶縁膜6との密着性がよい導電物を用いて形成されることが好ましく、例えば窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)等を用いて形成されていることが好ましい。また、第1の導電層の膜厚は25nm〜35nmの範囲で形成するのが好ましい。スパッタ法により形成する。
第2のフローティングゲート電極7bは、抵抗率の低い導電物を用いて形成されていることが好ましく、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、またはこれらの金属を主成分として含む合金、或いは金属化合物等を用いて形成されていることが好ましい。合金としては、アルミニウムと珪素との合金、アルミニウムとネオジウムとの合金等が挙げられる。また金属化合物としては窒化タングステン等が挙げられる。またシリコン(Si)を用いてもよく、その化合物(代表的にはチタンシリサイド、ニッケルシリサイドなど)や、PやBの不純物を添加したものでもよい。また、第2の導電層の膜厚は100nm〜410nmの範囲で形成するのが好ましい。主にスパッタ法により形成する。
上記のような半導体装置は、コントロールゲート電極9が第2のゲート絶縁膜8によって覆われているためコントロールゲート電極9とフローティングゲート電極7との間でリークを発生させることなく、保持特性が良好である。
またコントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域15の一方との重なった領域の長さ及び面積と、コントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域15の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じであるから、ホットキャリアによる劣化を抑え、ばらつきの少ない良好な特性を有する半導体装置を得ることができる。
また第2の不純物領域14、30が第1のゲート絶縁膜6を介してフローティングゲート電極7と重なった領域に形成されているからキャリアの注入効率を高めることができる。
(実施形態3)
ここでは実施形態1に示した半導体装置、すなわち図1に示したものの作製方法について説明する。
まず図4(A)に示すように、ガラス基板又はプラスチック基板等の絶縁性の基板1上に酸化珪素(SiOx)、窒化珪素(SiNx)、酸化窒化珪素(SiOxNy)(x>y)、窒化酸化珪素(SiNxOy)(x>y)など、基板1側から不純物などの拡散を防止するための絶縁膜2を10nm〜200nmの厚さで形成しておく。
次に半導体膜40としてCVD法によって非晶質シリコン膜を40〜100nm成膜する。ここでは半導体膜3として結晶性シリコン膜42を用いるため、非晶質シリコン膜を結晶化する。
非晶質シリコン膜を結晶化する方法としては、レーザー光41を照射する方法(図4(B))、半導体膜の結晶化を助長させる元素を用いて加熱して結晶化する方法、ランプから発する光の照射によって結晶化する方法、またはそれらを組み合わせて用いることができる。前記元素を用いずに非晶質半導体膜を熱結晶化させる方法を用いることもできる。ただし基板が石英基板など高温に耐えられるものに限られる。
レーザー照射を用いる場合、連続発振(CW:continuous−wave)型のレーザービームやパルス発振型のレーザービーム(パルスレーザービーム)を用いることができる。ここで用いることができるレーザービームは、Arレーザー、Krレーザー、エキシマレーザーなどの気体レーザー、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザー、ガラスレーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Ti:サファイアレーザー、銅蒸気レーザーまたは金蒸気レーザーのうち一種または複数種から発振されるものを用いることができる。このようなレーザービームの基本波、及びこれらの基本波の第2高調波から第4高調波のレーザービームを照射することで、大粒径の結晶を得ることができる。例えば、Nd:YVOレーザー(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を用いることができる。このレーザーは、CWで射出することも、パルス発振で射出することも可能である。CWで射出する場合は、レーザーのパワー密度を0.01〜100MW/cm程度(好ましくは0.1〜10MW/cm)が必要である。そして、走査速度を10〜2000cm/sec程度として照射する。
なお、単結晶のYAG、YVO、フォルステライト(MgSiO)、YAlO、GdVO、若しくは多結晶(セラミック)のYAG、Y、YVO、YAlO、GdVOに、ドーパントとしてNd、Yb、Cr、Ti、Ho、Er、Tm、Taのうち1種または複数種添加されているものを媒質とするレーザー、Arイオンレーザー、またはTi:サファイアレーザーは、連続発振をさせることが可能であり、Qスイッチ動作やモード同期などを行うことによって10MHz以上の発振周波数でパルス発振をさせることも可能である。10MHz以上の発振周波数でレーザービームを発振させると、半導体膜がレーザーによって溶融してから固化するまでの間に、次のパルスが半導体膜に照射される。従って、発振周波数が低いパルスレーザーを用いる場合と異なり、半導体膜中において固液界面を連続的に移動させることができるため、走査方向に向かって連続的に成長した結晶粒を得ることができる。
媒質としてセラミック(多結晶)を用いると、短時間かつ低コストで自由な形状に媒質を形成することが可能である。単結晶を用いる場合、通常、直径数mm、長さ数十mmの円柱状の媒質が用いられているが、セラミックを用いる場合はさらに大きいものを作ることが可能である。
発光に直接寄与する媒質中のNd、Ybなどのドーパントの濃度は、単結晶中でも多結晶中でも大きくは変えられないため、濃度を増加させることによるレーザーの出力向上にはある程度限界がある。しかしながら、セラミックの場合、単結晶と比較して媒質の大きさを著しく大きくすることができるため大幅な出力向上が実現できる。
さらに、セラミックの場合では、平行六面体形状や直方体形状の媒質を容易に形成することが可能である。このような形状の媒質を用いて、発振光を媒質の内部でジグザグに進行させると、発振光路を長くとることができる。そのため、増幅が大きくなり、大出力で発振させることが可能になる。また、このような形状の媒質から射出されるレーザービームは射出時の断面形状が四角形状であるため、丸状のビームと比較すると、線状ビームに整形するのに有利である。このように射出されたレーザービームを、光学系を用いて整形することによって、短辺の長さ1mm以下、長辺の長さ数mm〜数mの線状ビームを容易に得ることが可能となる。また、励起光を媒質に均一に照射することにより、線状ビームは長辺方向にエネルギー分布の均一なものとなる。
この線状ビームを半導体膜に照射することによって、半導体膜の全面をより均一にアニールすることが可能になる。線状ビームの両端まで均一なアニールが必要な場合は、その両端にスリットを配置し、エネルギーの減衰部を遮光するなどの工夫が必要となる。
このようにして得られた強度が均一な線状ビームを用いて半導体膜をアニールし、この半導体膜を用いて電子機器を作製すると、その電子機器の特性は、良好かつ均一である。
ここで半導体膜の結晶化を助長させる元素を用いて加熱して結晶化させる方法について説明する。
非晶質シリコン膜に対して結晶化を助長する元素43を添加し(図4(C))、加熱処理を行うことで添加領域を起点として非晶質シリコン膜を結晶化させる(図4(D))。
加熱処理の代わりに強光の照射を行うことにより、非晶質シリコン膜の結晶化を行うこともできる。この場合、赤外光、可視光、または紫外光のいずれか一またはそれらの組み合わせを用いることが可能であるが、代表的には、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、キセノンアークランプ、カーボンアークランプ、高圧ナトリウムランプ、または高圧水銀ランプから射出された光を用いる。ランプ光源を1〜60秒、好ましくは30〜60秒点灯させ、それを1回〜10回、好ましくは2〜6回繰り返す。ランプ光源の発光強度は任意なものとするが、シリコン膜が瞬間的に600〜1000℃程度にまで加熱されるようにする。なお、必要であれば、強光を照射する前に非晶質構造を有する非晶質シリコン膜からなる半導体膜40に含有する水素を放出させる熱処理を行ってもよい。また、加熱処理と強光の照射の双方を行うことにより結晶化を行ってもよい。
加熱処理後に結晶性シリコン膜42の結晶化率(膜の全体積における結晶成分の割合)を高め、結晶粒内に残される欠陥を補修するために、結晶性シリコン膜に対してレーザー光を大気または酸素雰囲気で照射してもよい。レーザー光としては、上述したものを用いることが可能である。
上記方法にて作製した場合、結晶性シリコン膜42に含まれる、結晶化を助長させる元素を除去することが必要であるため以下に方法を説明する。
まずオゾン含有水溶液(代表的にはオゾン水)で結晶性シリコン膜の表面を処理することにより、結晶性シリコン膜の表面に酸化膜(ケミカルオキサイドと呼ばれる)からなるバリア層44を1nm〜10nmの厚さで形成する(図4(E))。バリア層44は、後の工程でゲッタリング層のみを選択的に除去する際にエッチングストッパーとして機能する。
次いでバリア層44上に希ガス元素を含むゲッタリング層をゲッタリングサイトとして形成する。ここでは、CVD法又はスパッタリング法により希ガス元素を含む半導体膜をゲッタリング層45として形成する(図4(F))。ゲッタリング層を形成するときには希ガス元素が添加されるようにスパッタリング条件を適宜調節する。希ガス元素としてはヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)、キセノン(Xe)から選ばれた一種または複数種を用いる。
なお一導電型の不純物元素であるリンを含む原料ガスを用いた場合やリンを含むターゲットを用いてゲッタリング層を形成した場合、希ガス元素によるゲッタリングに加え、リンのクーロン力を利用してゲッタリングを行うことができる。
また、ゲッタリングの際、金属元素(例えばニッケル)は酸素濃度の高い領域に移動しやすい傾向があるため、ゲッタリング層45に含まれる酸素濃度は、例えば5×1018cm−3以上とすることが望ましい。
次いで結晶性シリコン膜、バリア層およびゲッタリング層に熱処理(例えば加熱処理または強光を照射する処理)を行って、図4(F)の矢印のように金属元素(例えばニッケル)のゲッタリングを行い、結晶性シリコン膜中における金属元素を低濃度化する。又は結晶性シリコン膜中における金属元素を除去する。
次いでバリア層44をエッチングストッパーとして公知のエッチング方法を行い、ゲッタリング層45のみを選択的に除去する。その後酸化膜からなるバリア層44を、例えばフッ酸を含むエッチャントにより除去する(図4(G))。
以上のようにして結晶性シリコン膜42を形成することができる。
ここで作製される半導体装置のしきい値特性を考慮して不純物イオンをドーピングしてもよい。
次に結晶性シリコン膜42を公知のフォトリソグラフィー工程により島状にする(図5(A))。このとき島状結晶性シリコンからなる半導体膜3の側壁は、テーパー形状であることが望ましい。
次いでシリコン膜からなる半導体膜3の表面をフッ酸含有エッチャントなどで洗浄した後、シリコン膜からなる半導体膜3上に第1のゲート絶縁膜6を5nm〜20nmの厚さで形成する(図5(B))。これら表面洗浄工程と第1のゲート絶縁膜6の形成工程は、大気にふれさせずに連続的に行ってもよい。
ここでは高密度プラズマを用いてシリコン膜からなる半導体膜3の表面を酸化することで酸化珪素からなる第1のゲート絶縁膜6を形成する(図5(B))。高密度プラズマは、高い周波数のマイクロ波、たとえば2.45GHzを使うことによって生成される。このような高密度プラズマを用い、酸素(もしくは酸素を含むガス)をプラズマ励起によって活性化し、これらをシリコンと直接反応させシリコン膜からなる半導体膜3の表面を絶縁化する。
なお、高密度プラズマとしては電子密度が1011cm−3以上かつ電子温度が0.2以上2.0eV以下(より好ましくは0.5以上1.5eV以下)であるものを用いる。このように低電子温度が特徴である高密度プラズマは、活性種の運動エネルギーが低いため、従来のプラズマ処理に比べプラズマダメージが少なく欠陥が少ない膜を形成することができる。また、この絶縁膜は、陽極酸化法を用いて形成される絶縁膜より緻密な膜である。
たとえば上記の高密度プラズマ処理は図6の装置を用いて行う。61は誘電体導波路、62は複数のスロットを有するスロットアンテナ、63は石英や酸化アルミニウムからなる誘電板、64は基板を設置する台である。なお、台64には加熱ヒーターを有する。60よりマイクロ波を伝送し、プラズマ発生領域66において矢印方向65より供給されたガスを活性化する。スロットアンテナ62におけるスロットの位置や長さは、60より伝送されたマイクロ波の波長に応じて適宜選択する。また矢印方向に排気される。
このような装置を用いることで、均一な高密度かつ低電子温度のプラズマを励起でき、低温プロセス(基板温度400℃以下)の実現が可能である。なお、一般的に耐熱性が低いと言われているプラスチックを基板としても利用することができる。
なお、供給するガスは、アルゴン、クリプトン、ヘリウムやキセノンなどの不活性ガスが酸素(もしくは酸素を含むガス)や窒素(もしくは窒素を含むガス)に含まれている。そのため、高密度プラズマ酸化もしく窒化処理により形成されたゲート絶縁膜にはこれらの不活性な元素が混入している。
さらに、装置内部67にシャワープレートを設けることで、より均一な活性化されたガスを処理対象物に供給することができる。
次に第1のゲート絶縁膜6上を含む全面上にフローティングゲート電極を形成する導電膜46としてタングステン(W)をスパッタ法にて100nm〜600nmの厚さで形成する(図5(C))。
導電膜46上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を露光及び現像することによりレジストマスクを形成する。このレジストマスクを用いて導電膜46をエッチングして第1のゲート絶縁膜6上にフローティングゲート電極7を形成する(図5(D))。その後レジストマスクを除去する。
フローティングゲート電極7をマスクとして半導体膜3にn型又はp型の不純物47を導入して、ソース領域及びドレイン領域5を形成する。
ここでソース領域、ドレイン領域を活性化するために加熱処理やレーザー光や強光などの光照射、RTA処理などを施してもよい。
フローティングゲート電極7を覆って第2のゲート絶縁膜8として酸化珪素膜等を用いて10〜250nm形成する。成膜方法は公知のCVD法等を用いる。
第2のゲート絶縁膜8上にコントロールゲート電極を形成するための導電膜49を100nm〜500nmの厚さで形成する。ここではTaN膜を成膜し、さらにW膜をスパッタ法にて成膜して2層構造とする。
導電膜49上にサイドウォール10を形成するための絶縁膜50として酸化窒化珪素膜、酸化珪素膜等を100〜900nm成膜する(図5(E))。
その後、絶縁膜50に対して異方性エッチングを行う。これによってフローティングゲート電極7の存在によって導電膜49に生じる段差部分23に自己整合的にサイドウォール10を形成する(図7(A))。段差部分23に形成されるサイドウォール10は当然フローティングゲート電極7を中心として左右対称の場所又は概略左右対称の場所に形成される。両サイドウォール10はゲート長方向においてフローティングゲート電極7の端部から同じ長さ又は概略同じ長さ57の場所に形成される。
次に導電膜49上にレジストマスク53を形成する(図7(B))。導電膜49にはフローティングゲート電極7によって上段部54、下段部55が存在している。ここでレジストマスク53は導電膜49の頂上部、すなわち上段部全体を覆うように形成する。そして下段部を覆わないようにする。
一般にフォトリソグラフィー技術を用いてレジストマスクを形成する場合には、位置ずれを生じるため、所望の場所に正確にレジストマスクを形成することは難しい。レジストマスク53の形成の際にもフォトリソグラフィー技術によって位置ずれを生じる可能性がある。そこでサイドウォール10の長さ56(ゲート長方向の長さ)は位置ずれ及びレジスト寸法ばらつきを許容できる長さにする必要がある。したがってレジストマスク53はサイドウォール10上に設けられる場合もある。よってレジストマスク53は導電膜49の上段部全体及びサイドウォール10のみを覆うように設けられる。
レジストマスク53とサイドウォール10をマスクとして導電膜49をエッチングすることによりフローティングゲート電極7に対して自己整合的にコントロールゲート電極9を形成することができる。次にレジストマスク53を除去する(図7(C))。
上述のようにサイドウォール10はフローティングゲート電極7を中心として左右対称の場所又は概略左右対称の場所に形成され、サイドウォール10はゲート長方向においてフローティングゲート電極7の端部から同じ長さ又は概略同じ長さ57の場所に形成されている。したがってコントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ及び面積と、コントロールゲート電極9とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ及び面積とは同じ又は概略同じにすることができる。このように上記作製方法を用いることによって、位置ずれを起こすことがなく、正確に所望の場所にコントロールゲート電極9を形成できる。
一方、サイドウォール10を形成することなく、導電膜49上にレジストマスクを形成し、エッチングしてコントロールゲート電極9を形成した場合について図9を用いて説明する。
上述のとおりレジストマスクの形成には位置ずれを生じるため、所望の場所に正確にレジストマスクを形成することは難しい。したがってレジストマスク70はフローティングゲート電極7を中心として左右対称の場所又は概略左右対称の場所には形成されず、またゲート長方向においてフローティングゲート電極7の端部から異なった長さの場所に形成される(図9(A))。
そしてレジストマスク70を用いて導電膜49をエッチングすると、コントロールゲート電極74とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ72と、コントロールゲート電極74とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ73は大きく異なってしまう。また重なった領域の面積も当然異なってしまう(図9(B))。
ここからは図7(C)からの作製工程について説明する。
第2のゲート絶縁膜8、コントロールゲート電極9及びサイドウォール10を含む全面上に絶縁膜13を形成し、水素化を行う。絶縁膜13としては窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜を用いることができる。また先に示した活性化等を行わない場合には、この段階においてソース領域、ドレイン領域を活性化するために加熱処理やレーザー光や強光などの光照射、RTA処理などを施してもよい。
次いで絶縁膜13の上にレジストマスクを形成し、このレジストマスクを用いて絶縁膜13をエッチングすることにより、ソース領域及びドレイン領域5、コントロールゲート電極9上に位置するコンタクトホールを形成する。
レジストマスクを除去し、導電膜を形成した後、また別のレジストマスクを用いてエッチングを行い、ソース電極、ドレイン電極、ゲート配線やその他の配線(ソース配線など)を形成する(図7(D))。ここでは電極と配線を一体形成するが、電極と配線を別々に形成して、電気的に接続させてもよい。導電膜としてはTi、TiN、Al、Al合金膜及びそれらの組み合わせによる積層膜を用いることができる。
ここで電極や配線は、基板1を垂直な方向(すなわち上面方向)からみた場合に角が丸くなるように引き回すのが好ましい。角部を丸くすることによってゴミなどが配線の角部に残るのを防止することができ、ゴミが原因で発生する不良を抑制し、歩留まりを向上できる。
上述の作製方法ではソース領域及びドレイン領域5を形成する際にn型又はp型の不純物の添加を1回のみ行ったが、複数回添加してLDD領域を形成してもよい。以下、この作製方法について説明する。
図5(D)の状態で低濃度不純物領域を形成するためにn型又はp型の不純物を添加する。そして第2のゲート絶縁膜8、サイドウォール10、コントロールゲート電極9を形成した後、図7(C)の状態でn型又はp型の不純物59を添加する(図8(A))。n型又はp型の不純物59は、n型又はp型の不純物47と同じ導電性を付与するものを用いる。これによってコントロールゲート電極9が上方に形成された部分にはn型又はp型の不純物59は添加されず、LDD領域である第2の不純物領域34となる。一方、コントロールゲート電極9が形成されていない部分は高濃度不純物領域、すなわちソース領域及びドレイン領域となる。これにより図8(B)に示す構成のものが作製できる。なお本実施形態は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
(実施形態4)
実施形態2に示した半導体装置、すなわち図2に示したものの作製方法について説明する。ただしこの作製方法の多くは実施形態3と重複する。したがってここでは実施形態3と異なる工程、フローティングゲート電極7を形成する工程、第1の不純物領域等を形成する工程について説明する。
半導体膜3上に第1のゲート絶縁膜6を形成した後(図10(A))、第1の導電層91を形成し、さらに第1の導電層91の上に第2の導電層92を形成する。第1の導電層91と第2の導電層92とは、それぞれ異なる導電物を用いて形成されていることが好ましい。第1の導電層91は、第1のゲート絶縁膜6との密着性がよい導電物を用いて形成されることが好ましく、例えば窒化チタン(TiN)、窒化タンタル(TaN)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、シリコン(Si)等を用いて形成されていることが好ましい。また、第1の導電層の膜厚は25nm〜35nmの範囲で形成するのが好ましい。
第2の導電層92は、抵抗率の低い導電物を用いて形成されていることが好ましく、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、またはこれらの金属を主成分として含む合金、或いは金属化合物等を用いて形成されていることが好ましい。合金としては、アルミニウムと珪素との合金、アルミニウムとネオジウムとの合金等が挙げられる。また金属化合物としては窒化タングステン等が挙げられる。また、第2の導電層の膜厚は100nm〜600nmの範囲で形成するのが好ましい。
第1の導電層91と第2の導電層92の形成方法について特に限定はなく、スパッタリング法、蒸着法等、いずれの方法を用いてもよい。本実施の形態では、第1の導電層91に窒化タンタルを用い、第2の導電層92にタングステンを用いる(図10(B))。
次いで、マスク93を第2の導電層92上に形成する。そして、第1の導電層91と第2の導電層92とをエッチングし、第1の導電層91a、第2の導電層92aを、それぞれ導電層の側壁がそれぞれの導電層の水平面に対し傾斜を有するような形状となるように形成する(図10(C))。
次いで、マスク93を設けたまま、第2の導電層92aを選択的にエッチングし、第2の導電層94を形成する。このとき第2の導電層94の側壁が水平面に対し垂直になるように異方性の高い条件でエッチングし加工することが好ましい。これによって、第2の導電層92aの側壁の傾斜部が除去される。このようにして第1の導電層91aの上に第1の導電層91aよりも幅が短い(すなわちゲート長が短い)第2の導電層94を設けることにより、第1の導電層91aと第2の導電層94とがそれぞれ組み合わせられてなるフローティングゲート電極7を形成することができる(図10(D))。
次に、フローティングゲート電極7をマスクとして、n型又はp型の不純物95を添加し、第1の不純物領域15、第2の不純物領域14を設ける(図10(E))。第2の不純物領域14は第1のフローティングゲート電極7aによって低濃度不純物領域となる。
図10(E)の構造を作製した後は、実施形態3に示した方法によって、第2のゲート絶縁膜8を形成し、サイドウォール10を形成し、コントロールゲート電極9を形成し、絶縁膜13を形成し、ソース電極及びドレイン電極11、ゲート配線12を形成すると、図2(A)に示した構成が完成する。
ここから図2(D)に示すような第3の不純物領域を形成する方法について説明する。
図10(E)の構造を作製し、実施形態3に示した方法によって、第2のゲート絶縁膜8を形成し、サイドウォール10を形成し、コントロールゲート電極9を形成する(図11(A))。
次にn型又はp型の不純物96を添加する。n型又はp型の不純物96は、n型又はp型の不純物95と同じ導電性を付与するものを用いる。コントロールゲート電極9の下にはn型又はp型の不純物96は添加されず、第1の不純物領域32、第2の不純物領域30及び第3の不純物領域31を形成することができる(図11(B))。この場合、第1の不純物領域32に含まれるn型又はp型の不純物濃度は、第3の不純物領域31に含まれるn型又はp型の不純物濃度よりも大きく、第3の不純物領域31に含まれるn型又はp型の不純物濃度は、第2の不純物領域30に含まれるn型又はp型の不純物濃度よりも大きくなる。
絶縁膜13を形成し、ソース電極及びドレイン電極11、ゲート配線12を形成すると、図2(D)に示した構成が完成する。なお本実施形態は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
(実施形態5)
ここでは本発明を用いて非接触でデータのやりとりが可能である半導体装置、例えばICタグ、RFIDを作製する方法について説明する。
まず、基板100の一表面に、剥離層101を形成する(図13(A))。基板100は、ガラス基板、石英基板、金属基板やステンレス基板の一表面に絶縁層を形成したもの、本工程の処理温度に耐えうる耐熱性があるプラスチック基板等を用いる。このような基板であれば、大きさや形状に大きな制限はないため、基板100として、例えば、1辺が1メートル以上であって、矩形状のものを用いれば、生産性を格段に向上させることができる。このような利点は、円形のシリコン基板から無線チップを取り出す場合と比較すると、大きな優位点である。
なお、本工程では、剥離層101は、基板100の全面に設けているが、必要に応じて、基板100の全面に剥離層101を設けた後に、フォトリソグラフィー法により選択的に設けてもよい。また、基板100に接するように剥離層101を形成しているが、必要に応じて、基板100に接するように下地となる絶縁膜を形成し、当該絶縁膜に接するように剥離層101を形成してもよい。
剥離層101は、公知の手段(スパッタリング法やプラズマCVD法等)により、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ジルコニウム(Zr)、亜鉛(Zn)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、鉛(Pb)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、珪素(Si)から選択された元素または前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料からなる層を、単層又は積層して形成する。珪素を含む層の結晶構造は、非晶質、微結晶、多結晶のいずれの場合でもよい。
剥離層101が単層構造の場合、好ましくは、タングステン層、モリブデン層、又はタングステンとモリブデンの混合物を含む層を形成する。又は、タングステンの酸化物若しくは酸化窒化物を含む層、モリブデンの酸化物若しくは酸化窒化物を含む層、又はタングステンとモリブデンの混合物の酸化物若しくは酸化窒化物を含む層を形成する。なお、タングステンとモリブデンの混合物とは、例えば、タングステンとモリブデンの合金に相当する。また、タングステンの酸化物は、酸化タングステンと表記することがある。
剥離層101が積層構造の場合、好ましくは、1層目としてタングステン層、モリブデン層、又はタングステンとモリブデンの混合物を含む層を形成し、2層目として、タングステン、モリブデン又はタングステンとモリブデンの混合物の酸化物、窒化物、酸化窒化物又は窒化酸化物を形成する。
なお、剥離層101として、タングステンを含む層、その上にタングステンの酸化物を含む層の積層構造を形成する場合、タングステンを含む層を形成し、その上層に酸化珪素を含む層を形成することで、タングステン層と酸化珪素層との界面に、タングステンの酸化物を含む層が形成されることを活用してもよい。これは、タングステンの窒化物、酸化窒化物及び窒化酸化物を含む層を形成する場合も同様であり、タングステンを含む層を形成後、その上層に窒化珪素層、酸化窒化珪素層、窒化酸化珪素層を形成する。なお、タングステンを含む層を形成後に、その上層に形成する酸化珪素層、酸化窒化珪素層、窒化酸化珪素層などは、後に下地となる絶縁層として機能する。
また、タングステンの酸化物は、WOxで表され、Xは2〜3である。xが2の場合(WO)、xが2.5の場合(W)、xが2.75の場合(W11)、xが3の場合(WO)などがある。タングステンの酸化物を形成するにあたり、上記に挙げたXの値に特に制約はなく、そのエッチングレートなどを基に決めるとよい。但し、エッチングレートの最も良いものは、酸素雰囲気下で、スパッタリング法により形成するタングステンの酸化物を含む層(WOx、0<X<3)である。従って、作製時間の短縮のために、剥離層として、酸素雰囲気下でスパッタリング法によりタングステンの酸化物を含む層を形成するとよい。
次に、剥離層101を覆うように、下地となる絶縁膜102を形成する。下地となる絶縁膜は、公知の手段(スパッタリング法やプラズマCVD法等)により、珪素の酸化物又は珪素の窒化物を含む層を、単層又は積層で形成する。珪素の酸化物材料とは、珪素(Si)と酸素(O)を含む物質であり、酸化珪素、酸化窒化珪素、窒化酸化珪素等が該当する。珪素の窒化物材料とは、珪素と窒素(N)を含む物質であり、窒化珪素、酸化窒化珪素、窒化酸化珪素等が該当する。
次に、絶縁膜102上に、非晶質半導体膜103(例えば非晶質珪素膜)を形成する。非晶質半導体膜103は、スパッタ法、LPCVD法、プラズマCVD法等により、25〜200nm(好ましくは30〜150nm)の厚さで形成する。続いて、非晶質半導体膜103をレーザ結晶化法、RTA又はファーネスアニール炉を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法、結晶化を助長する金属元素を用いる熱結晶化法とレーザ結晶化法を組み合わせた方法等により結晶化して、結晶質半導体膜を形成する。その後、得られた結晶質半導体膜を所望の形状に形成して、結晶質半導体膜103a〜103fを形成する(図13(B))。
結晶質半導体膜103aにはロジック回路部分のp型の薄膜トランジスタを、結晶質半導体膜103bにはロジック回路部分のn型の薄膜トランジスタを形成する。また結晶質半導体膜103c、103dには半導体記憶装置を形成する。結晶質半導体膜103eにはアンテナにより生成する電源部分に形成するn型の高耐圧薄膜トランジスタを形成する。結晶質半導体膜103eに設ける高耐圧薄膜トランジスタは、n型に限らずともp型でもよい。ここでは、結晶質半導体膜103eにn型の高耐圧薄膜トランジスタを作製する例を示す。
次に、結晶質半導体膜103a〜103eを覆う第1のゲート絶縁膜104a〜104eを形成する。第1のゲート絶縁膜104a〜104eは、結晶質半導体膜に高密度プラズマ酸化処理をして酸化膜を8〜20nm形成する(図13(B))。その後、第1のゲート絶縁膜104a〜104eを高密度プラズマ窒化処理、あるいはプラズマCVDの窒化膜を積層してもよい。
次に、第1のゲート絶縁膜104a〜104e上に、第1の導電膜と第2の導電膜を積層して形成する。第1の導電膜は、プラズマCVD法やスパッタリング法により、25nm〜35nmの厚さで形成する。第2の導電膜は、100〜600nmの厚さで形成する。第1の導電膜と第2の導電膜は、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、クロム(Cr)、ニオブ(Nb)等から選択された元素又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で形成する。
または、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶珪素に代表される半導体材料により形成する。第1の導電膜と第2の導電膜の組み合わせの例を挙げると、窒化タンタル(TaN)膜とタングステン(W)膜、窒化タングステン(WN)膜とタングステン膜、窒化モリブデン(MoN)膜とモリブデン(Mo)膜等が挙げられる。タングステンや窒化タンタルは、耐熱性が高いため、第1の導電膜と第2の導電膜を形成した後に、熱活性化を目的とした加熱処理を行うことができる。
次に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストからなるマスクを形成し、前記第1の導電膜と第2の導電膜をエッチング処理することにより、ロジックTFT用の第1のゲート電極105a〜105b、フローティングゲート電極105c〜105dを形成する(図13(C))。
次に、フォトリソグラフィ法により、レジストマスク108を形成して、結晶質半導体膜103b、103c、103dに、イオンドープ法又はイオン注入法により、n型の不純物を低濃度に添加して、n型の不純物領域107b、107c、107dとチャネル形成領域201b、201c、201dを形成する(図14(A))。その後、レジストマスク108は除去する。
次に第2のゲート絶縁膜109を形成する。CVD法やスパッタ法により酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜などを用いることができる。また積層膜であっても単層であってもよい。
次にコントロールゲート電極を形成するための導電膜110を形成する。導電膜110はフローティングゲート電極を形成するための導電膜において説明したものを用いることができる。
導電膜110上に層111を形成する(図14(B))。ここでは、層111は後の工程においてサイドウォールを形成するための絶縁膜として形成する。また、絶縁膜としては酸化珪素膜、酸化窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜などを用いることができる。あるいは、層111は導電膜でもよく、そのときはコントロールゲート電極の一部として用いればよい。
その後、異方性エッチングを行って導電膜110の段差部分にサイドウォール113a〜113dを形成する。なお結晶質半導体膜103eにはフローティングゲート電極を形成していないため、導電膜110に段差部分が生じておらず、サイドウォールは形成されない。
次に導電膜110上にレジストマスク112を形成する(図14(C))。ここでレジストマスク112は導電膜110の頂上部、すなわち上段部全体を覆うように形成する。そして下段部を覆わないようにする。またサイドウォール113a〜113d上に形成されてもよい。
また結晶質半導体膜103e上にはゲート電極を形成するためのレジストマスク112が形成される。
次にレジストマスク112及びサイドウォール113a〜113dをマスクとしてエッチングを行い、ロジックTFT用の第2のゲート電極114a〜114b、コントロールゲート電極114c〜114d、高耐圧TFT用ゲート電極114eを形成する(図14(D))。その後、レジストマスク112を除去する。
ロジックTFT用の第1のゲート電極105a〜105bと第2のゲート電極114a〜114bは、配線形成工程にてそれぞれ105aと114a、105bと114bを導通させてひとつのTFTとする。
また、高耐圧TFT用ゲート電極114eは、第1のゲート絶縁膜104eと第2のゲート絶縁膜109の積層膜をゲート絶縁膜とするTFTのゲート電極となる。第1のゲート絶縁膜104eと第2のゲート絶縁膜109の積層膜をゲート絶縁膜とすることによりゲート絶縁膜の耐圧が高く、ソース領域及びドレイン領域間の耐圧を上げることができる。
次に、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク116を形成して、結晶質半導体膜103aに、p型の不純物115(例えばホウ素イオン)を高濃度添加して、p型の不純物領域117とチャネル形成領域201aを形成する(図15(A))。その後レジストマスク116は除去する。
次に、フォトリソグラフィ法によりレジストマスク119を形成して、結晶質半導体膜103b、103c、103d、103eに、n型の不純物を高濃度添加して、n型不純物領域とチャネル形成領域を形成する(図15(B))。その後レジストマスク119は除去する。
これによって結晶質半導体膜103aにはp型の不純物領域132とチャネル形成領域131が形成され、結晶質半導体膜103bにはn型の低濃度不純物領域121、n型の高濃度不純物領域120、チャネル形成領域122が形成され、結晶質半導体膜103cにはn型の低濃度不純物領域124、n型の高濃度不純物領域123、チャネル形成領域125が形成され、結晶質半導体膜103dには第1のn型の不純物領域127、第2のn型の不純物領域126、チャネル形成領域128が形成され、結晶質半導体膜103eにはn型の不純物領域129、チャネル形成領域130が形成される。
次に、第2のゲート絶縁膜109と第2のゲート電極114a〜114b、コントロールゲート電極114c〜114d、ゲート電極114e、サイドウォール113a〜113dを覆うように、絶縁膜202を形成する。絶縁膜202は、プラズマCVD法やスパッタ法、SOG法、液滴吐出法等又はその組み合わせにより、珪素の酸化物や珪素の窒化物等の無機材料、ポリイミド、ポリアミド、ベンゾシクロブテン、アクリル、エポキシ、シロキサン等の有機材料等により、単層又は積層で形成する。また、オキサゾール樹脂を用いることもでき、例えば感光性ポリベンゾオキサゾールなどを用いることができる。感光性ポリベンゾオキサゾールは、誘電率が低く(常温1MHzで誘電率2.9)、耐熱性が高く(示差熱天秤(TGA)昇温5℃/minで熱分解温度550℃)、吸水率が低い(常温24時間で0.3%)材料である。オキサゾール樹脂は、ポリイミドより低誘電率であるので、より層間絶縁膜として適している。
なお、絶縁膜202を形成する前、又は絶縁膜202を構成する膜のうちの1つ又は複数の薄膜を形成した後に、半導体膜の結晶性の回復や半導体膜に添加された不純物元素の活性化、半導体膜の水素化を目的とした加熱処理を行うとよい。加熱処理には、熱アニール、レーザアニール法又はRTA法などを適用するとよい。
次に、フォトリソグラフィ法により絶縁膜202、第1のゲート絶縁膜104a〜104e、第2のゲート絶縁膜109をエッチングして、n型の高濃度不純物領域120、123、126、129、p型の不純物領域132を露出させるコンタクトホールを形成する。この際、第1のゲート電極105aと第2のゲート電極114a、第1のゲート電極105bと第2のゲート電極114bが導通をとれるようにコンタクトホールを形成する。続いて、コンタクトホール上に導電膜を形成し、当該導電膜をパターン加工して、ソース配線又はドレイン配線として機能する導電膜140〜144を形成する。このとき、ロジック回路部の第1のゲート電極105aと第2のゲート電極114a、第1のゲート電極105bと第2のゲート電極114bの導通をとり、それぞれ第1のゲート電極と第2のゲート電極をひとつのゲート電極としたTFTを作製する。
導電膜140〜144は、プラズマCVD法やスパッタリング法により、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ネオジウム(Nd)から選択された元素、又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で、単層又は積層で形成する。アルミニウムを主成分とする合金材料とは、例えば、アルミニウムを主成分としニッケルを含む材料、又は、アルミニウムを主成分とし、ニッケルと、炭素と珪素の一方又は両方とを含む合金材料に相当する。導電膜140〜144は、例えば、バリア膜とアルミニウムシリコン(Al−Si)膜とバリア膜の積層構造、バリア膜とアルミニウムシリコン(Al−Si)膜と窒化チタン(TiN)膜とバリア膜の積層構造を採用するとよい。
なお、バリア膜とは、チタン、チタンの窒化物、モリブデン、又はモリブデンの窒化物からなる薄膜に相当する。アルミニウムやアルミニウムシリコンは抵抗値が低く、安価であるため、導電膜140〜144を形成する材料として最適である。また、上層と下層のバリア膜を設けると、アルミニウムやアルミニウムシリコンのヒロックの発生を防止することができる。また、還元性の高い元素であるチタンからなるバリア膜を形成すると、結晶質半導体膜上に薄い自然酸化膜ができていたとしても、この自然酸化膜を還元し、結晶質半導体膜と良好なコンタクトをとることができる。
以上により、ロジック回路部に含まれるpチャネル型TFT210、nチャネル型TFT211、半導体記録装置部に含まれる半導体記憶装置212、213、高耐圧nチャネル型TFT214が完成する。
次に、絶縁膜202、導電膜140〜144を覆うように、絶縁層145を形成する。絶縁層145は、公知の手段(SOG法、液滴吐出法等)を用いて、無機材料又は有機材料により、単層又は積層で形成する。また、絶縁層145は、好適には、0.75μm〜3μmの厚さで形成する。続いて、フォトリソグラフィ法により、絶縁層145をエッチングして、導電膜144を露出させるコンタクトホールを形成する。続いて、コンタクトホール上に導電膜を形成し、当該導電膜をパターン加工して、後の工程で形成される導電膜と接続させる配線146を形成する。
次に、配線146に接し、アンテナとして機能する導電膜147を形成する(図15(C))。導電膜147は、プラズマCVD法、スパッタリング法、印刷法、液滴吐出法を用いて、導電性材料により形成する。好ましくは、導電膜147は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、銅(Cu)チタン(Ti)、から選択された元素、又はこれらの元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料で、単層又は積層で形成する。具体的には、導電膜147は、スクリーン印刷法により、銀を含むペーストを用いて形成し、その後、50〜350度の加熱処理を行って形成する。又は、スパッタリング法によりアルミニウム膜を形成し、当該アルミニウム膜をパターン加工することにより形成する。アルミニウム膜のパターン加工は、ウエットエッチング加工を用いるとよく、ウエットエッチング加工後は200〜300度の加熱処理を行うとよい。
次に、ロジック回路部、半導体記憶装置部、アンテナとして機能する導電膜147を覆うように、SOG法、液滴吐出法等により、保護膜として機能する絶縁膜150を形成する(図16(A))。絶縁膜150は、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)などの炭素を含む膜、窒化珪素を含む膜、窒化酸化珪素を含む膜、又は有機材料により形成し、好ましくはエポキシ樹脂により形成する。
次に、下地膜として機能する絶縁膜102から半導体記憶装置、薄膜トランジスタ等を含む層203(以下、「層203」とも記す。)を基板100から剥離する。ここでは、レーザー光(例えばUV光)を照射することによって開口部151、152を形成後(図16(B))、物理的な力を用いて基板100から層203を剥離することができる(図17(A))。また、基板100から層203を剥離する前に、開口部151、152にエッチング剤を導入して、剥離層101を除去してもよい。エッチング剤は、フッ化ハロゲンまたはハロゲン間化合物を含む気体又は液体を使用する。例えば、フッ化ハロゲンを含む気体として三フッ化塩素(ClF)を使用する。そうすると、層203は、基板100から剥離された状態となる。なお、剥離層101は、全て除去せず一部分を残存させてもよい。こうすることによって、エッチング剤の消費量を抑え剥離層の除去に要する処理時間を短縮することが可能となる。また、剥離層101の除去を行った後にも、基板100上に層203を保持しておくことが可能となる。また、層203が剥離された基板100は、コストの削減のために、再利用することが好ましい。
次に、層203の一方の面を、第1の基体204に接着させて、基板100から完全に剥離する。続いて、層203の他方の面を、第2の基体205に接着させ、その後加熱処理と加圧処理の一方又は両方を行って、層203を、第1の基体204と第2の基体205により封止する(図17(B))。第1の基体204と第2の基体205は、ポリプロピレン、ポリエステル、ビニル、ポリフッ化ビニル、塩化ビニルなどからなるフィルム、繊維質な材料からなる紙、基材フィルム(ポリエステル、ポリアミド、無機蒸着フィルム、紙類等)と接着性合成樹脂フィルム(アクリル系合成樹脂、エポキシ系合成樹脂等)との積層フィルムなどに相当する。
フィルムは、被処理体と加熱処理と加圧処理が行われるものであり、加熱処理と加圧処理を行う際には、フィルムの最表面に設けられた接着層か、又は最外層に設けられた層(接着層ではない)を加熱処理によって溶かし、加圧により接着する。また、第1の基体204と第2の基体205の表面には接着層が設けられていてもよいし、接着層が設けられていなくてもよい。接着層は、熱硬化樹脂、紫外線硬化樹脂、エポキシ樹脂系接着剤、樹脂添加剤等の接着剤を含む層に相当する。
以上の工程により、記憶素子部およびアンテナを有する半導体装置を作製することができる。本実施の形態の半導体装置は、非接触でデータのやりとりを行うことが可能である。また、上記工程により、可撓性を有する半導体装置を得ることができる。なお本実施形態は上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。
(実施形態6)
次に、非接触でデータのやりとりが可能である半導体装置の適用例に関して図面を参照して以下に説明する。なお、非接触でデータのやりとりが可能である半導体装置は利用の形態によっては、RFID(Radio Frequency Identification)、IDタグ、ICタグ、ICチップ、RFタグ(Radio Frequency)、無線タグ、電子タグまたは無線チップともよばれる。
RFID80は、非接触でデータを交信する機能を有し、電源回路81、クロック発生回路82、データ復調回路83、データ変調回路84、他の回路を制御する制御回路85、記憶回路86およびアンテナ87を有している(図18(A))。なお、記憶回路は1つに限定されず、複数であっても良く、SRAM、フラッシュメモリ、EEPROM、ROMまたはFeRAM等や有機化合物層を記憶素子部に用いたものを用いることができる。
リーダ/ライタ88から電波として送られてきた信号は、アンテナ87において電磁誘導により交流の電気信号に変換される。電源回路81では、交流の電気信号を用いて電源電圧を生成し、電源配線を用いて各回路へ電源電圧を供給する。クロック発生回路82は、アンテナ87から入力された交流信号を基に、各種クロック信号を生成し、制御回路85に供給する。データ復調回路83では、当該交流の電気信号を復調し、制御回路85に供給する。制御回路85では、入力された信号に従って各種演算処理を行う。記憶回路86では、制御回路85において用いられるプログラムやデータ等が記憶されている他、演算処理時の作業エリアとしても用いることができる。そして、制御回路85からデータ変調回路84にデータが送られ、データ変調回路84から当該データに従ってアンテナ87に負荷変調を加えることができる。リーダ/ライタ88は、アンテナ87に加えられた負荷変調を電波で受け取ることにより、結果的にデータを読み取ることが可能となる。
また、RFIDは、各回路への電源電圧の供給を電源(バッテリー)を搭載せず電波により行うタイプとしてもよいし、電源(バッテリー)を搭載して電波と電源(バッテリー)により各回路に電源電圧を供給するタイプとしてもよい。
上記実施の形態で示した構成を用いることによって、折り曲げることが可能なRFIDを作製することが可能となるため、曲面を有する物体に貼り付けて設けることが可能となる。
次に、可撓性を有するRFIDの使用形態の一例について説明する。表示部321を含む携帯端末の側面には、リーダ/ライタ320が設けられ、品物322の側面にはRFID323が設けられる(図18(B))。品物322が含むRFID323にリーダ/ライタ320をかざすと、表示部321に品物の原材料や原産地、生産工程ごとの検査結果や流通過程の履歴等、更に商品の説明等の商品に関する情報が表示される。また、商品326をベルトコンベアにより搬送する際に、リーダ/ライタ324と、商品326に設けられたRFID325を用いて、該商品326の検品を行うことができる(図18(C))。このように、システムにRFIDを活用することで、情報の取得を簡単に行うことができ、高機能化と高付加価値化を実現する。また、上記実施の形態で示したように、曲面を有する物体に貼り付けた場合であっても、RFIDに含まれるトランジスタ等の損傷を防止し、信頼性の高いRFIDを提供することが可能となる。
また、上述した以外にも可撓性を有するRFIDの用途は広範にわたり、非接触で対象物の履歴等の情報を明確にし、生産・管理等に役立てる商品であればどのようなものにも適用することができる。例えば、紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類、包装用容器類、書籍類、記録媒体、身の回り品、乗物類、食品類、衣類、保健用品類、生活用品類、薬品類及び電子機器等に設けて使用することができる。これらの例に関して図19を用いて説明する。
紙幣、硬貨とは、市場に流通する金銭であり、特定の地域で貨幣と同じように通用するもの(金券)、記念コイン等を含む。有価証券類とは、小切手、証券、約束手形等を指す(図19(A)参照)。証書類とは、運転免許証、住民票等を指す(図19(B)参照)。無記名債券類とは、切手、おこめ券、各種ギフト券等を指す(図19(C)参照)。包装用容器類とは、お弁当等の包装紙、ペットボトル等を指す(図19(D)参照)。書籍類とは、書物、本等を指す(図19(E)参照)。記録媒体とは、DVDソフト、ビデオテープ等を指す(図19(F)参照)。乗物類とは、自転車等の車両、船舶等を指す(図19(G)参照)。身の回り品とは、鞄、眼鏡等を指す(図19(H)参照)。食品類とは、食料品、飲料等を指す。衣類とは、衣服、履物等を指す。保健用品類とは、医療器具、健康器具等を指す。生活用品類とは、家具、照明器具等を指す。薬品類とは、医薬品、農薬等を指す。電子機器とは、液晶表示装置、EL表示装置、テレビジョン装置(テレビ受像機、薄型テレビ受像機)、携帯電話機等を指す。
紙幣、硬貨、有価証券類、証書類、無記名債券類等にRFID2000を設けることにより、偽造を防止することができる。また、包装用容器類、書籍類、記録媒体等、身の回り品、食品類、生活用品類、電子機器等にRFIDを設けることにより、検品システムやレンタル店のシステムなどの効率化を図ることができる。乗物類、保健用品類、薬品類等にRFIDを設けることにより、偽造や盗難の防止、薬品類ならば、薬の服用の間違いを防止することができる。RFIDの設け方としては、物品の表面に貼ったり、物品に埋め込んだりして設ける。例えば、本ならば紙に埋め込んだり、有機樹脂からなるパッケージなら当該有機樹脂に埋め込んだりするとよい。可撓性を有するRFIDを用いることによって、紙等に設けた場合であっても、上記実施の形態で示した構造を有する半導体装置を用いてRFIDを設けることにより、当該RFIDに含まれる素子の破損等を防止することができる。
このように、包装用容器類、記録媒体、身の回り品、食品類、衣類、生活用品類、電子機器等にRFIDを設けることにより、検品システムやレンタル店のシステムなどの効率化を図ることができる。また乗物類にRFIDを設けることにより、偽造や盗難を防止することができる。また、動物等の生き物に埋め込むことによって、個々の生き物の識別を容易に行うことができる。例えば、家畜等の生き物にセンサを備えたRFIDを埋め込むことによって、生まれた年や性別または種類等はもちろん現在の体温等の健康状態を容易に管理することが可能となる。
なお、本実施の形態は、上記実施の形態と自由に組み合わせて行うことができる。つまり、本実施の形態に示した構成と上記実施の形態に示した構成を自由に組み合わせたもの全てが本発明に含まれる。
(実施形態7)
本発明の半導体装置は公知のNOR型やNAND型の記憶装置に適用できる。
図20(A)は1セル内に1つの半導体記憶装置を有しているNOR型の記憶装置である。W1、W2、W3はワード線、B1、B2、B3はビット線を示している。そして各ビット線とアース線との間に本発明の半導体装置300が設けられている。またワード線は半導体装置300のコントロールゲート電極と電気的に接続されている。
図20(B)は1セル内に選択用の薄膜トランジスタ及び半導体記憶装置を有しているNOR型の記憶装置である。W1、W2、W3はワード線、B1、B2、B3はビット線、S1、S2、S3は選択線を示している。そして各ビット線とアース線との間に本発明の半導体装置300及び選択用の薄膜トランジスタ301が設けられている。
選択用の薄膜トランジスタ301のゲート電極は選択線と電気的に接続されている。また選択用の薄膜トランジスタ301はビット線と、本発明の半導体装置300とを電気的に接続している。選択用の薄膜トランジスタ301の構造は特に制限されないが、例えば上記実施形態において示したものを用いることができる。
図21、図22はNAND型の記憶装置を示している。図21は選択用のトランジスタが1つのもの、図22は選択用のトランジスタが2つのものを示している。
図21において、401は選択用の薄膜トランジスタであり、選択線S1がゲート電極と電気的に接続されている。また、選択用の薄膜トランジスタ401はB1(またはB2)で示されるビット線と、本発明の半導体装置402〜404とを電気的に接続している。選択用の薄膜トランジスタ401の構造は特に制限されないが、例えば上記実施形態において示したものを用いることができる。
半導体装置402〜404は直列に接続されている。その数は特に限定されるものではない。また最終段の半導体装置404の一方の端子は電源線等に電気的に接続されている。もちろん接地させてもよい。
また最終段の半導体装置404には選択用の薄膜トランジスタ405が接続させてもよい(図22)。選択用の薄膜トランジスタ405の一方の端子は電源線等に電気的に接続されている。もちろん接地させてもよい。選択用の薄膜トランジスタ405のゲート電極は選択線S2と電気的に接続される。選択用の薄膜トランジスタ405の構造は401と同様に制限されない。
なお本発明の半導体装置はここで示したもの以外の構成の記憶装置にも適用可能であることは言うまでもない。
実施形態3で示した半導体装置の作製方法を用いて、実際にコントロールゲート電極を形成した例を図23を用いて説明する。
なお、走査透過型電子顕微鏡(STEM:Scanning Transmission Electron Microscopy)で観察した断面の写真の一例を図23(A)に示し、図23(A)で示した写真を模式的に図23(B)で示す。なお、上記実施形態で示したものと同じものについては同じ符号を付す。
ここでは、ガラス基板1上に膜厚50nmの窒化酸化珪素膜と膜厚100nmの酸化窒化珪素膜の積層膜からなる下地絶縁膜2が形成され、下地絶縁膜2上にシリコンからなる半導体膜3が膜厚60nmで形成され、半導体膜3上に酸化窒化珪素膜からなる第1のゲート絶縁膜6が膜厚10nmで形成されている。第1のゲート絶縁膜6上には、タングステンからなるフローティングゲート電極7が膜厚200nmで形成され、フローティングゲート電極7を覆って酸化窒化珪素膜からなる第2のゲート絶縁膜8が膜厚60nmで形成されている。また、第2のゲート絶縁膜8上には膜厚30nmの窒化タンタルと膜厚170nmのタングステンの積層膜からなるコントロールゲート電極9が形成され、コントロールゲート電極9の側面には酸化窒化珪素膜からなるサイドウォール10が形成されている。また、コントロールゲート電極9及びサイドウォール10の上部にはレジストマスク53が除去されずに残っている。なお、導電性材料からなる層500は、STEMで観察するためのサンプルを作製するために形成されている。なお、ここでは導電材料からなる層500は、Pt(白金)を用いて形成した。
このような構成とすることによって、コントロールゲート電極とフローティングゲート電極との間でリークを発生させることなく、保持特性が良好な半導体装置を形成することが可能である。さらに本発明を用いることによって、パターン形成の際に位置ずれを起こすことがなく、自己整合的に所望の場所にコントロールゲート電極を形成することができる。
本発明の半導体装置を説明する図。 本発明の半導体装置を説明する図。 本発明の半導体装置を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 高密度プラズマ処理装置を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 従来の作製工程を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程を説明する図。 従来例を説明する図。 IDチップの作製工程を説明する図。 IDチップの作製工程を説明する図。 IDチップの作製工程を説明する図。 IDチップの作製工程を説明する図。 IDチップの作製工程を説明する図。 IDチップの適用例を示す図。 IDチップの適用例を示す図。 NOR型の記憶装置を説明する図。 NAND型の記憶装置を説明する図。 NAND型の記憶装置を説明する図。 本発明に係る半導体装置の作製工程における断面写真及び断面図。
符号の説明
1 基板
2 絶縁膜
3 半導体膜
4 チャネル形成領域
5 ソース領域又はドレイン領域
6 第1のゲート絶縁膜
7 フローティングゲート電極
7a 第1のフローティングゲート電極
7b 第2のフローティングゲート電極
8 第2のゲート絶縁膜
9 コントロールゲート電極
10 サイドウォール
11 ソース電極又はドレイン電極
12 配線
13 絶縁膜
14 第2の不純物領域
15 第1の不純物領域
21 フローティングゲート電極のゲート長
22 コントロールゲート電極のゲート長
23 段差部分
24 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ
25 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ
26 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の面積
27 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の面積
28 第1のフローティングゲート電極のゲート長
29 第2のフローティングゲート電極のゲート長
30 第2の不純物領域
31 第3の不純物領域
32 第1の不純物領域
33 ソース領域及びドレイン領域
34 第2の不純物領域
40 半導体膜
41 レーザー光
42 結晶性シリコン膜
43 結晶化を助長する元素
44 バリア層
45 ゲッタリング層
46 導電膜
47 n型又はp型の不純物
49 導電膜
50 絶縁膜
53 レジストマスク
54 上段部
55 下段部
56 サイドウォールのゲート長方向の長さ
57 フローティングゲート電極の端部からのゲート長方向の長さ
59 n型又はp型の不純物
61 誘電体導波路
62 スロットアンテナ
63 誘電板
64 台
65 矢印方向
66 プラズマ発生領域
67 装置内部
70 レジストマスク
72 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の一方との重なった領域の長さ
73 コントロールゲート電極とソース領域及びドレイン領域の他方との重なった領域の長さ
74 コントロールゲート電極
80 RFID
81 電源回路
82 クロック発生回路
83 データ復調回路
84 データ変調回路
85 制御回路
86 記憶回路
87 アンテナ
88 リーダ/ライタ
91 第1の導電層
91a 第1の導電層
92a 第2の導電層
92 第2の導電層
93 マスク
94 第2の導電層
95 n型又はp型の不純物
96 n型又はp型の不純物
100 基板
101 剥離層
102 絶縁膜
103 半導体膜
103a 半導体膜
103b 半導体膜
103c 半導体膜
103d 半導体膜
103e 半導体膜
104a 第1のゲート絶縁膜
104b 第1のゲート絶縁膜
104c 第1のゲート絶縁膜
104d 第1のゲート絶縁膜
104e 第1のゲート絶縁膜
105a 第1のゲート電極
105b 第1のゲート電極
105c フローティングゲート電極
105d フローティングゲート電極
106 n型の不純物
107b n型の不純物領域
107c n型の不純物領域
107d n型の不純物領域
108 レジストマスク
109 第2のゲート絶縁膜
110 導電膜
111 層
112 レジストマスク
113 サイドウォール
113a サイドウォール
113b サイドウォール
113c サイドウォール
113d サイドウォール
114a 第2のゲート電極
114b 第2のゲート電極
114c コントロールゲート電極
114d コントロールゲート電極
114e ゲート電極
115 p型の不純物
116 レジストマスク
117 p型の不純物領域
118 n型の不純物
119 レジストマスク
120 n型の高濃度不純物領域
121 n型の低濃度不純物領域
122 チャネル形成領域
123 n型の高濃度不純物領域
124 n型の低濃度不純物領域
125 チャネル形成領域
126 第2のn型の不純物領域
127 第1のn型の不純物領域
128 チャネル形成領域
129 n型の不純物領域
130 チャネル形成領域
131 チャネル形成領域
132 p型の不純物領域
140 導電膜
141 導電膜
142 導電膜
143 導電膜
144 導電膜
145 絶縁層
146 配線
147 導電膜
150 絶縁膜
151 開口部
152 開口部
201a チャネル形成領域
201b チャネル形成領域
201c チャネル形成領域
201d チャネル形成領域
202 絶縁膜
203 層
204 第1の基体
205 第2の基体
210 pチャネル型TFT
211 nチャネル型TFT
212 半導体記憶装置
213 半導体記憶装置
214 高耐圧nチャネル型TFT
300 半導体装置
301 選択用の薄膜トランジスタ
320 リーダ/ライタ
321 表示部
322 品物
323 RFID
324 リーダ/ライタ
325 RFID
326 商品
401 選択用の薄膜トランジスタ
402 半導体装置
403 半導体装置
404 半導体装置
405 選択用の薄膜トランジスタ
500 層
1000 基板
1002 絶縁膜
1003 半導体層
1003a チャネル形成領域
1003b ソース領域及びドレイン領域
1004 トンネル絶縁膜
1004a 絶縁膜
1005 フローティングゲート電極
1005a フローティングゲート用層
1006 絶縁膜
1006a 絶縁膜
1007 コントロールゲート電極
1007a コントロールゲート用層
1008 レジストマスク
2000 RFID

Claims (19)

  1. 基板上の第1乃至第5の半導体領域と、
    前記第1乃至前記第5の半導体領域上の第1のゲート絶縁膜
    前記第1のゲート絶縁膜上のフローティングゲート電極と、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記フローティングゲート電極を覆う第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜を介して、前記フローティングゲート電極の上面および側面を覆コントロールゲート電極と、
    前記コントロールゲート電極上のサイドウォールと、
    を有し、
    前記第2乃至前記第4の半導体領域は、前記第1の半導体領域と前記第5の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3の半導体領域は、前記第2の半導体領域と前記第4の半導体領域の間に設けられ、
    前記フローティングゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜を介して前記第3の半導体領域と重なり、
    前記コントロールゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記第1乃至前記第5の半導体領域と重なり、
    前記サイドウォールは、前記第1のゲート絶縁膜、前記第2のゲート絶縁膜、及び前記コントロールゲート電極を介して前記第1及び前記第5の半導体領域と重なり、
    前記第3の半導体領域はチャネル形成領域であり、
    前記第1、前記第2、前記第4、及び前記第5の半導体領域には不純物が含まれ、
    前記第1及び前記第2の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第4及び前記第5の半導体領域のゲート長方向の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1及び前記第2の半導体領域の面積と、前記第4及び前記第5の半導体領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  3. 基板上の第1乃至第7の半導体領域と、
    前記第1乃至前記第7の半導体領域上の第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上のフローティングゲート電極と、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記フローティングゲート電極を覆う第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜を介して、前記フローティングゲート電極の上面および側面を覆コントロールゲート電極と、
    前記コントロールゲート電極のサイドウォールと、
    を有し、
    前記フローティング電極は、第1の導電層と前記第1の導電層上の第2の導電層とを有し、
    前記第1の導電層のゲート長は前記第2の導電層より長く、
    前記第2乃至前記第4、前記第6、及び前記第7の半導体領域は、前記第1の半導体領域と前記第5の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3、前記第6、及び前記第7の半導体領域は、前記第2の半導体領域と前記第4の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3の半導体領域は、前記第6の半導体領域と前記第7の半導体領域の間に設けられ、
    前記第1の導電層は、前記第1のゲート絶縁膜を介して前記第3、前記第6、及び前記第7の半導体領域と重なり、
    前記第2の導電層は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1の導電層を介して前記第3の半導体領域と重なり、
    前記コントロールゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記第1乃至前記第7の半導体領域と重なり、
    前記サイドウォールは、前記第1のゲート絶縁膜、前記第2のゲート絶縁膜、及び前記コントロールゲート電極を介して前記第1及び前記第5の半導体領域と重なり、
    前記第3の半導体領域はチャネル形成領域であり、
    前記第1、前記第2、前記第4乃至前記第7の半導体領域には不純物が含まれ、
    前記第1、前記第2、及び前記第6の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第4、前記第5、及び前記第7の半導体領域の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1、前記第2、及び前記第6の半導体領域の面積と、前記第4、前記第5、前記第7の半導体領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記第1及び前記第2の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第4及び前記第5の半導体領域の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一において、
    前記第1及び前記第2の半導体領域の面積と、前記第4及び前記第5の半導体領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置。
  7. 基板上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲート絶縁膜上に、前記半導体膜と重なるフローティングゲート電極を形成し、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記フローティングゲート電極を覆って第2のゲート絶縁膜を形成し、
    前記第2のゲート絶縁膜上に導電膜を形成し、
    前記導電膜上に絶縁膜を形成し、
    前記絶縁膜を異方性エッチングすることにより、前記導電膜にサイドウォールを形成し、
    前記導電膜上マスクを形成し、
    前記サイドウォール及び前記マスクをマスクとして、前記導電膜をエッチングしてコントロールゲート電極を形成し、
    前記半導体膜は、第1乃至第5の半導体領域を有し、
    前記第2乃至前記第4の半導体領域は、前記第1の半導体領域と前記第5の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3の半導体領域は、前記第2の半導体領域と前記第4の半導体領域の間に設けられ、
    前記フローティングゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜を介して前記第3の半導体領域と重なり、
    前記コントロールゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記第1乃至前記第5の半導体領域と重なり、
    前記サイドウォールは、前記第1のゲート絶縁膜、前記第2のゲート絶縁膜、及び前記コントロールゲート電極を介して前記第1及び前記第5の半導体領域と重なることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  8. 請求項において、
    前記マスクは、前記サイドウォール上及び前記サイドウォールの間に位置する前記導電膜上に形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  9. 請求項又はにおいて、
    前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加する工程と、前記コントロールゲート電極をマスクとして、前記n型又はp型の不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体膜に添加する工程と、によって、前記半導体膜にチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、及び一対の第2の不純物領域を形成し、
    前記チャネル形成領域は前記第3の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の一方は、前記第1及び前記第2の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の他方は、前記第4及び前記第5の半導体領域に形成され、
    前記一対の第1の不純物領域は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記コントロールゲート電極と重ならない領域に形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  10. 請求項において、
    前記第1及び前記第2の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第4及び前記第5の半導体領域のゲート長方向の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  11. 請求項において、
    前記第1及び前記第2の半導体領域の面積と、前記第4及び前記第5の半導体
    領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 基板上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜上に第1のゲート絶縁膜を形成し、
    前記第1のゲート絶縁膜上に前記半導体膜と重なる第1の導電膜を形成し、
    前記第1の導電膜上に第2の導電膜を形成し、
    前記第2の導電膜上に第1のマスクを形成し、
    前記第1のマスクを用いてエッチングを行うことにより、第1の導電層及び前記第1の導電層上の第2の導電を形成し、
    前記第2の導電層をエッチングし、前記第1の導電層上に第3の導電層を形成することにより前記第1の導電層及び前記第1の導電層上の前記第3の導電層を有するフローティング電極を形成し、
    前記第1のゲート絶縁膜及び前記フローティングゲート電極を覆って第2のゲート絶縁膜を形成し、
    前記第2のゲート絶縁膜上に第4の導電膜を形成し、
    前記第4の導電膜上に絶縁膜を形成し、
    前記絶縁膜を異方性エッチングすることにより、前記第4の導電膜上にサイドウォールを形成し、
    前記第4の導電膜上に第2のマスクを形成し、
    前記サイドウォール及び前記第2のマスクをマスクとして前記第4の導電膜をエッチングすることにより、コントロールゲート電極を形成
    前記第1の導電層のゲート長は前記第3の導電層より長く、
    前記半導体膜は、第1乃至第7の半導体領域を有し、
    前記第2乃至前記第4、前記第6、及び前記第7の半導体領域は、前記第1の半導体領域と前記第5の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3、前記第6、及び前記第7の半導体領域は、前記第2の半導体領域と前記第4の半導体領域の間に設けられ、
    前記第3の半導体領域は、前記第6の半導体領域と前記第7の半導体領域の間に設けられ、
    前記第1の導電層は、前記第1のゲート絶縁膜を介して前記第3、前記第6、及び前記第7の半導体領域と重なり、
    前記第3の導電層は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第1の導電層を介して前記第3の半導体領域と重なり、
    前記コントロールゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記第1乃至前記第7の半導体領域と重なり、
    前記サイドウォールは、前記第1のゲート絶縁膜、前記第2のゲート絶縁膜、及び前記コントロールゲート電極を介して前記第1及び前記第5の半導体領域と重なることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  13. 請求項12において、
    前記第2のマスクは、前記サイドウォール上及び前記サイドウォールの間に位置する前記導電膜上に形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  14. 請求項12又は13において、
    前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加して、前記半導体膜に一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域、及びチャネル形成領域を形成し、
    前記一対の第1の不純物領域の間に前記一対の第2の不純物領域及び前記チャネル形成領域が形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の間に前記チャネル形成領域が形成され、
    前記チャネル形成領域は前記第3の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の一方は、前記第6の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の他方は、前記第7の半導体領域に形成され、
    前記一対の第1の不純物領域は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記コントロールゲート電極と重ならない領域に形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  15. 請求項14において、
    前記第6の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第7の半導体領域のゲート長方向の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  16. 請求項14において、
    前記第6の半導体領域の面積と、前記第7の半導体領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  17. 請求項12又は13において、
    前記フローティングゲート電極をマスクとしてn型又はp型の不純物を前記半導体膜に添加する工程と、前記コントロールゲート電極をマスクとして、前記n型又はp型の不純物と同じ導電型の不純物を前記半導体膜に添加する工程と、によって、前記半導体膜にチャネル形成領域、一対の第1の不純物領域、一対の第2の不純物領域、及び一対の第3の不純物領域を形成し、
    前記一対の第1の不純物領域の間に、前記チャネル形成領域、前記一対の第2の不純物領域、及び前記第3の不純物領域が形成され、
    前記一対の第3の不純物領域の間に、前記チャネル形成領域及び前記一対の第2の不純物領域が形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の間に、前記チャネル形成領域が形成され、
    前記チャネル形成領域は、前記第3の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の一方は、前記第6の半導体領域に形成され、
    前記一対の第2の不純物領域の他方は、前記第7の半導体領域に形成され、
    前記一対の第3の不純物領域の一方は、前記第1及び前記第2の半導体領域に形成され、
    前記一対の第3の不純物領域の他方は、前記第4及び前記第5の半導体領域に形成され、
    前記一対の第1の不純物領域は、前記第1のゲート絶縁膜及び前記第2のゲート絶縁膜を介して前記コントロールゲート電極と重ならない領域に形成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  18. 請求項17において、
    前記第1、前記第2、及び前記第6の半導体領域のゲート長方向の長さと、前記第4、前記第5、前記第7の半導体領域のゲート長方向の長さとは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  19. 請求項17において、
    前記第1、前記第2、及び前記第6の半導体領域の面積と、前記第4、前記第5、前記第7の半導体領域の面積とは、同じ又は概略同じであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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