JP5062264B2 - ポペット位置検出装置付ポペット弁 - Google Patents
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Description
スプール52の両側には段部52a,52bが設けられており、スプール52の端部2c,2dにロッド55a,55bが当接するように設けられ、該ロッド55a,55bは図示しない可動鉄心と一体となってソレノイドガイド11a,11bに沿って軸方向に移動可能に挿入されている。前記ソレノイドガイド11a,11bは、軸方向穴53aの端部穴に設けられたねじ53c,53cに螺着されOリング56によりシールされた状態で本体53に固定されている。
ソレノイドガイド11a,11bには電磁コイル30a,30bが嵌挿され、ナット34で固定されている。電磁コイル30a,30bを通電することにより可動鉄心を移動させロッド55a,55bでスプール52を押付け方向に付勢する。本体53の両端側部にはスプール52と同心に設けられた中空穴を有するリング状のストッパ57a,57bが設けられている。
前記リテーナ59a,59bとソレノイドガイド11a,11bとの間にはスプリング32a,32bが設けられており、該スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bが軸方向に本体53側に付勢されている。
リテーナ59a,59bが当接する当接面58a,58bの間隔とスプール52の両側の段部52a,52bの間隔とはほぼ同一寸法に確保され、電磁コイル30a,30bが非通電の際、スプール52はスプリング32a,32b及びリテーナ59a,59bにより中間位置に保持される。
このとき、右側のリテーナ59bは当接面58b(ストッパ57b)に当接したままである。また、図で左の電磁コイル30aに通電するとロッド55aがスプール52を押し、スプール52が右側のリテーナ59b及びスプリング32bを押して右側に移動して流体通路を切り換える。この場合、左側のリテーナ59aは当接面58a(ストッパ57a)に当接したままである。
しかし、このライトは電磁コイル30a,30bの励磁に伴い、スプール52が確実に移動していることを示すものではない。例えば、電磁コイル30a,30bの両端に電圧を印加しても、該電磁コイル30a,30bが断線していてスプール52が動かない場合でも点灯するからである。
さらに、油浸形電磁弁においては、スプール52が密閉耐圧空間内に置かれ、また、本体53、スプール52、ソレノイドガイド11a,11b、リテーナ59a,59b、スプリング32a,32b等は強度を必要とするため金属が用いられ電気的に導通しているためスプール52の位置を電気的に検知することができない。
この場合、検出位置は種々の位置が想定される。
そこで、特許文献1においては、密閉耐圧空間の外側から差動トランスを用いてスプールの位置を検出している。特許文献2においては、磁気センサを用いて密閉耐圧空間内のスプール及びポペットの位置を検出している。
よって、2つの流体通路間の連通及び遮断状態を検出する方法として、ポペット弁体内に組み付けられているポペットの位置を検出する構造が考え出されていている。
すなわち、特許文献3においては、差動トランスを用いたポペットの位置を検出することが開示されている。
さらに、特許文献2に示すような磁気センサタイプのものにおいては、弁構造が複雑になる。磁気センサが必要になるので高価である。使用前に、磁気センサまたは検出体であるマグネットの位置を調整する必要がある。磁気センサの温度変化により、検出体の検出位置が変化する(温度ドリフトと呼ばれる現象が発生する)等の同様な問題があった。
また、磁気センサがONとなる検出体の位置と、OFFとなる検出体の位置に違いがある(ヒステリシスがある)ので、磁気センサの位置調整が難しいという問題があった。さらに、両者とも密閉耐圧空間のスプールを外部から検出するので感度も悪いという問題があった。
第1及び第2の流体通路を形成すると共に該第1の流体通路に接続される第1の軸方向穴及び該第1の軸方向穴に同軸に連通し前記第2の流体通路に接続される第2の軸方向穴及び該第2の軸方向穴に連通する第3の軸方向穴を有する本体と、
円筒部の外周面が前記第1の軸方向穴に嵌着され鍔部が前記第3の軸方向穴に嵌入されると共に内方に大径内周面及び内周面を有するスリーブと、
前記スリーブの前記大径内周面に大径部が嵌挿され前記スリーブの前記内周面の端面に小径部の先端部が当接され軸方向の移動により前記第1及び第2の流体通路を開閉するポペットと、
前記ポペットを移動または位置決めする手段と、
を備えた制御弁であって、
前記ポペットを移動または位置決めする手段は、
前記ポペットが前記スリーブに嵌挿された際、前記スリーブの前記大径内周面と前記ポペットの前記大径部及び前記小径部とスリーブの前記内周面により形成された第1及び第2の流体室と、
前記ポペットにより区分されたスリーブの前記大径内周面側及び前記内周面側を連通するため前記ポペットの中央部軸方向に穿設された孔部と、
大径部がプランジャに接続され該大径部と一体になる小径部の先端部に前記ポペットの前記孔部に係合する円錐部が設けられた針弁と、
前記針弁の前記大径部と前記小径部との接続部分に設けた鍔部と、
前記針弁と同心に該針弁の前記鍔部を出入り可能にかつ前記針弁とは干渉しないように設けられたリングと、
前記リングの外方側端面または前記鍔部のいずれか一方もしくは同時に当接可能に軸方向に移動可能にされ前記針弁と同心に前記鍔部を除き前記針弁と干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
前記接触子を前記鍔部または前記リングへ付勢する第1のスプリングと、
前記針弁を付勢して該針弁の前記円錐部を前記ポペットの前記孔部に係合させる第2のスプリングと、
前記接触子と前記リングの外方側端面とが当接した際、前記鍔部の端面と前記リングの外方側壁面との間に設けた隙間と、
を備え、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記第1のスプリングにより前記リングの前記外方側壁面と前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と前記検出電気端子が導電し、前記針弁の前記円錐部が前記ポペットの前記孔部に係合して該孔部を閉塞して前記第1及び前記第2の流体通路の遮断を検出し、前記リングの前記外方側壁面と前記接触子.が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電せず、前記針弁の前記円錐部が前記ポペットの前記孔部より離脱し該孔部を開口して前記第1及び前記第2の流体通路の連通を検出していることを特徴とする。
また、ポペットの移動および位置決め手段とは別に鍔部等を配置できるので、針弁の移動距離内の所定の位置で該針弁の位置検出を行うことが可能となった。さらにまた、従来のポペット弁に鍔部を外付けするように構成すればよく、制御弁の基本構造への影響が少ないので、検出装置を設けても該制御弁の設計変更、基本性能の確保は容易である。
図1は、本発明のポペット位置検出装置付ポペット弁の第1の参考として示すスプール位置検出装置付スプール弁31の中立時の部分断面図である。
なお、図1中、図7の構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
本発明のスプール位置検出装置付スプール弁31は、左右に電磁コイル30a、30bを備える油浸形3位置電磁弁であり、図1は、電磁弁を非通電とし、スプール2が中立状態の場合を示している。
図1に示すように、本体1には複数の流体通路を備えた軸方向穴1aが設けられ、本体1の両側に軸方向穴1aと同心の段付貫通穴22a,22bを有するケース10a,10bが図示しないボルトにより固定されている。本体1の軸方向穴1aに軸方向移動により流体通路を切換るようにされたスプール2が挿入されている。スプール2の両端には段部2a,2bが設けられている。
ケース(ケーシング)10a,10bの段付貫通穴22a,22bの反対側(本体1側)には、スプリング32a,32bを挿入するスプリング保持穴33a,33bが形成され、該スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bを当接面58a,58b及びスプール2の鍔部52a,52bに付勢し、スプール2の中立時の位置を保持するようにしている。なお、当接面58a,58bに従来と同様ストッパ57a,57bを設けてもよい。
ソレノイドガイド11a,11bが挿入された電磁コイル30a,30bはケース10a,10bとナット34,34との間に挟持され、これにより本体1、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b、電磁コイル30a,30bが一体とされている。
電磁コイル30a,30bには、コイル端子を外部電源と接続するためのコネクタ54a,54bが設けられている。ケース10a,10bには外部との電気接続が可能なコネクタ19a,19bが取り付けられている。
コネクタ19a,19bには端子が設けられ電気的に絶縁された検出電気端子21a,21bと、ケース10a,10b、本体1に電気的に接続(アース)された電気端子20a,20bを、備える。
この場合、電磁コイル30a,30bは可動鉄心を介してロッド55a,55bをスプール2に押付け、軸方向に移動させる機能を有する。スプール2の段部2a,2bを形成する小径部2e,2fの外径より大きく該段部2a,2bの外径より小さい中空穴を有し、段部2a,2bに当接可能にされた接触子4a,4bが該小径部2e,2fに摺動可能に嵌合している。接触子4a,4bはソレノイドガイド11a,11bの端部と接触子4a,4b間に設けられたスプリング12a,12bによりスプール2を押すように設けられている。なお、前記段部2a,2bは、スプール2が変位する際、接触子4a,4bが該スプール2と一体に移動できるように機能する。
第1のスペーサ5a,5bはその側面には凹形状のインロー部5c,5dが形成されている。リング3a,3bの両端面には、第1のスペーサ5a,5bの凹形状のインロー部5c,5d及び第2のスペーサ6a,6bの内径に嵌挿される凸状部3c,3d,3e,3fが形成されている。
これにより、リング3a,3bは第1及び第2のスペーサ5a,5b,6a,6bにより軸方向及び軸直角方向に沿って挟持され、リング3a,3bとケース10a,10bとの接触を防止している。第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6bはリング3a,3bとケース10a,10bとが電気的に導通しないように電気絶縁材とされている。
当然に第1のスペーサ5a,5b及びリング3a,3bの中空穴径は移動するスプール2と干渉しない大きさに形成される。また、第2のスペーサ6a,6bは筒状であって、接触子4a,4b及びスプリング12a,12bと干渉しないように設けられている。
スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面13a,13bの位置より内側にあるときには接触子4a,4bがリング3a,3bの外方側端面に当接するようにされ、スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面位置より外側にあるときには接触子4a,4bがスプール2の段部2a,2bと当接するように設けられている。
また、ケース10a,10bは電気端子20a,20bに接続されているので、接触子4a,4bと電気端子20a,20bはそれぞれ常に導通している。なお、スプール2が中立位置では、接触子4a,4bは段部2a,2bとは隙間35a,35bを有し当接しないように設けられ、接触子4a,4bとリング3a,3bとが接触し、導電している状態にされている。
さらに、ブッシュ8には通し穴18が形成され、該通し穴18内にシール部材であるOリング17が装着され、該Oリング17を止めるためのシールプレート9が設けられ、ブッシュ18、シールプレート9共に電気絶縁材であるガラス繊維強化ポリアミド66樹脂により形成されている。
これにより、リング3a,3bと導電性ロッド7a,7bと検出電気端子21a,21bとが、電気的に常時接続される一方、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b等とは絶縁されている。
図1に示すように電磁コイル30a,30bの両方が非励磁の場合の中立時においては、両側のリング3a,3b及び接触子4a,4bが接触面13a,13bで接触しており、電気端子20a,20b及び検出電気端子21a,21bは互いに導通している。
図1において、右側の電磁コイル30bを励磁した場合、スプール2は矢印X方向に移動する。これにより、右側の接触子4bとリング3bは接触面13bに接触したままであるが、左側の接触子4aはスプール2の移動に伴なって矢印X方向へ移動するので、左側の接触子4aとリング3aとは非接触となる。つまり、右側の電気端子20bと検出電気端子21bは導通しているが、左側の電気端子20aと検出電気端子21aは導通していない状態になる。
よって、接触子4a,4bとリング3a,3bとの接触状態が違うということは、該接触子4a,4bとリング3a,3bに接続されている電気端子同士の導通状態も変わることとなり、これを利用して、スプール2がどの位置にいるかを直接検出することができる。
さらに、接触子4a,4bはスプリング12a,12b等の接触導電体部品を通してソレノイドガイド11a,11b、ケース10a,10bと導電させて電気端子20a,20bと繋げているが、接触子4a,4bに直接電線等を接続して外部端子(図示しない)と接続させても良い。
第2のスプール位置検出装置付スプール弁31′は、図2に示すように、左側に電磁コイル30aを有する油浸形2位置電磁弁である。図1の場合とは、本体1に対してケース10b、リング3b、接触子4bの開閉スイッチが一方のみに設けられ、スプール2′を作動させるロッド55a及び可動鉄心を含む電磁コイル30aが他方にのみに備えられている点で異なる。ケース10b側は電磁コイルが不要なので、ソレノイドガイド、例えばソレノイドガイド11b(図1参照)を設けず袋ナット形状を有するプラグ11′の先端ねじが螺着されている。また、電磁コイル30a側は図5に示す従来の構造と同じでもよいが、電磁コイル30aの取り付けの都合から、カバー36が設けられている。
すると、接触子4bはスプール2′の移動に伴なって矢印Y方向へ移動するので、接触子4bとリング3bとは非接触となる。このように、電磁コイル30aの通電状態に応じて、接触子4bとリング3bに接続されている各電気端子20b,21bの導通状態が変わることとなり、これを利用して、スプール2′がどの位置にいるかを直接検出することができる。
このスプール位置検出装置付スプール弁41は、スプール2を機械的に中立位置に保持するストッパ57a,57b(図7参照)及びリテーナ59a,59b(図1及び図5参照)を除外し、対抗スプリング37a,37bの弾発力で中立位置に保持させ、電磁コイル30a,30bの通電電流を変化させることにより、スプール2の位置を対抗スプリング37a,37bとバランスさせることにより、スプール2の位置を制御し、流量や圧力を比例制御する比例制御弁の実施の形態である。
この場合、スプールに2に形成された鍔部52a,52bに対抗スプリング37a,37bが設けられている
図4においては、第3の実施の形態で述べた対抗スプリング37a,37bに相当する対抗スプリング38a,38bをリング3a,3bの外側から付勢するようにした例である。
図4に示すように、スプール位置検出装置付スプール弁41′は、スプール2″の両端に鍔状の段部2″a,2″bが形成されている。さらに段部2″a,2″bに当接可能に接触子4a,4b及びスプリング12a,12bが設けられ、この接触子4a,4b、スプリング12a,12bの内径より小さな外径を持つ比例スプリング38a,38bが内側に設けられ対抗スプリング38a,38bの先端が段部2″a,2″bに当接するようにされている。
この場合、図4でも諒解できるように、本体1の軸方向穴1aと段付貫通穴22a,22b間とは同軸状に確保でき、本体1とケーシング10a,10bとは1部材として1体に構成することも可能である。また、段部2″a,2″bを鍔形状とすることにより、スプリング12a,12b、対抗スプリング38a,38bを二重配置にでき、さらに一体として本体2の長さを小さくすることができる。
図5及び図6はポペット位置検出装置付ポペット弁60の概略構造を示す要部縦断面図である。図5及び図6中、図1乃至図4の構成要素と同一の構成要素については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すように、ポペット位置検出装置付ポペット弁60は、本体1に軸方向穴(第1の軸方向穴)1aと、該軸方向穴1aの穴径より大きく軸方向穴1aに連通する軸方向穴(第2の軸方向穴)61と、該軸方向穴61の穴径より大きく軸方向穴61に連通する軸方向穴(第3の軸方向穴)62と、を備える。前記軸方向穴1a、61には軸方向に略直交する流体通路(第1の流体通路)63、(第2の流体通路)64が本体1に穿設されている。なお、軸方向穴1a、61、62は共に同軸状に設けられている。
軸方向穴1a及び62にはスリーブ65が嵌挿されている。スリーブ65は一端部に形成された鍔65aが軸方向穴62の端面に係合し、かつ円筒部65bの外周面が軸方向穴1aに嵌挿されている。スリーブ65の大径内周面にはポペット66の大径部66aが摺動自在に嵌挿され、かつポペット66の小径部66bの先端部がスリーブ65の円筒部65bの内周面の端面に当接するように設けられている。
また、流体通路63及び64間が遮断されている場合、リング3aと接触子4aとが確実に接触している状態に維持されると共に、各構成部品の加工寸法のばらつきを考慮してリング3aと、該リング3aを移動させるためにリング3aと針弁70に設けた鍔79の端面79aとの間に隙間80が設けられている。
先ず、電磁コイル30aが非励磁の状態で流体通路64から圧力流体を供給した場合、ポペット66には孔87を設けているので流体室(第1の流体室)82と(第2の流体室)83の圧力は同一に保持されているが、ポペット66の両端面の受圧面積差により流体室82側の受圧面積86は流体室83側の受圧面積85より大きいため、ポペット66は矢印Y方向に変位し針弁70の円錐部70aが孔81に当接して流体通路63及び64間を遮断する(図5参照)。
流体室82の圧力が低くなり、(流体室82の圧力×受圧面積86)の力が(流体室83の圧力×受圧面積85)の力よりも小さくなるので、ポペット66は矢印X方向に変位する。よって、ポペット66の小径部66bの先端部がスリーブ65の円筒部65の内周面
の端面から離れるので、流体通路63及び64が連通状態になり圧力流体は流体通路63から流体通路64に流れるようになる。
流体通路63から圧力流体を供給し、電磁コイル30aを励磁した場合、プランジャ73が矢印X方向に変位するのでポペット66にはスプリング75の弾発力が付勢されない。
よって、ポペット66を押し開く力は該ポペット66の摺動抵抗のみになるので、圧力流体は自由に流体通路63から流体通路64に流れる。この状態で、電磁コイル30aを励磁して針弁70により閉塞していた孔81を開くと、圧力流体が流体通路63から孔81を通って流体室82に流入するのを、ボール68により防止している。このためポペット66を矢印X方向に変位して孔81が閉塞される。ここで、針弁70が矢印X方向に変位すると、鍔79によって接触子4aも協動するので、リング3aと接触子4aとの接触なくなり電気端子20aと検出電気端子21aとの導通状態も解除される。
2、2′、2″ スプール 2a、2b、2″a、2″b 段部
3a、3b リング 4a、4b 接触子
5a、5b 第1のスペーサ 5c、5d インロー部
6a、6b 第2のスペーサ 7a、7b 導電性ロッド
8 ブッシュ
11a、11b、11′ ガイド(ソレノイドガイド)
12a、12b スプリング 13a、13b 外方側端面(接触面)
14 連通路 15 めねじ
16、17 シール部材(Oリング)
18 通し穴 20a、20b 電気端子(アース)
21a、21b 検出電気端子 22a、22b 貫通穴
23a、23b (貫通穴)段付部
24 リード線 30a、30b 電磁コイル
31、31′、41、41″ スプール位置検出装置付スプール弁
55a、55b ロッド 60 ポペット位置検出装置付ポペット弁
Claims (1)
- 第1及び第2の流体通路を形成すると共に該第1の流体通路に接続される第1の軸方向穴及び該第1の軸方向穴に同軸に連通し前記第2の流体通路に接続される第2の軸方向穴及び該第2の軸方向穴に連通する第3の軸方向穴を有する本体と、
円筒部の外周面が前記第1の軸方向穴に嵌着され鍔部が前記第3の軸方向穴に嵌入されると共に内方に大径内周面及び内周面を有するスリーブと、
前記スリーブの前記大径内周面に大径部が嵌挿され前記スリーブの前記内周面の端面に小径部の先端部が当接され軸方向の移動により前記第1及び第2の流体通路を開閉するポペットと、
前記ポペットを移動または位置決めする手段と、
を備えた制御弁であって、
前記ポペットを移動または位置決めする手段は、
前記ポペットが前記スリーブに嵌挿された際、前記スリーブの前記大径内周面と前記ポペットの前記大径部及び前記小径部とスリーブの前記内周面により形成された第1及び第2の流体室と、
前記ポペットにより区分されたスリーブの前記大径内周面側及び前記内周面側を連通するため前記ポペットの中央部軸方向に穿設された孔部と、
大径部がプランジャに接続され該大径部と一体になる小径部の先端部に前記ポペットの前記孔部に係合する円錐部が設けられた針弁と、
前記針弁の前記大径部と前記小径部との接続部分に設けた鍔部と、
前記針弁と同心に該針弁の前記鍔部を出入り可能にかつ前記針弁とは干渉しないように設けられたリングと、
前記リングの外方側端面または前記鍔部のいずれか一方もしくは同時に当接可能に軸方向に移動可能にされ前記針弁と同心に前記鍔部を除き前記針弁と干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
前記接触子を前記鍔部または前記リングへ付勢する第1のスプリングと、
前記針弁を付勢して該針弁の前記円錐部を前記ポペットの前記孔部に係合させる第2のスプリングと、
前記接触子と前記リングの外方側端面とが当接した際、前記鍔部の端面と前記リングの
外方側壁面との間に設けた隙間と、
を備え、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記第1のスプリングにより前記リングの前記外方側壁面と前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と前記検出電気端子が導電し、前記針弁の前記円錐部が前記ポペットの前記孔部に係合して該孔部を閉塞して前記第1及び前記第2の流体通路の遮断を検出し、前記リングの前記外方側壁面と前記接触子が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電せず、前記針弁の前記円錐部が前記ポペットの前記孔部より離脱し該孔部を開口して前記第1及び前記第2の流体通路の連通を検出していることを
特徴とするポペット位置検出装置付ポペット弁。
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