JP4492876B2 - スプール位置検出装置付スプール弁 - Google Patents

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Description

本発明は産業機械及び建設機械等に使用される制御弁(スプール形方向制御弁、スプール形比例制御弁)のスプールの位置を直接検出できる検出装置付スプール弁に関し、特に、スプールの位置検出信号を出力するための電気回路を設けることにより高機能を有するスプール位置検出装置付スプール弁に関する。
図6に、最も一般的なスプール弁を有する油浸形電磁弁の構造を示す。この油浸形電磁弁51は複数の流体通路、例えば4つの流体通路を備えた軸方向穴53aを有する本体53と、軸方向穴53aに挿入され軸方向移動により流体通路を切換るようにされたスプール52と、スプール52を左右に移動させるための電磁コイル30a,30bとが設けられ、該電磁コイル30a,30bの電気端子を外部と接続するためのコネクタ54a,54bが接続されている。
スプール52の両側には段部52a,52bが設けられており、スプール52の端部2c,2dにロッド55a,55bが当接するように設けられ、該ロッド55a,55bは図示しない可動鉄心と一体となってソレノイドガイド11a,11bに沿って軸方向に移動可能に挿入されている。前記ソレノイドガイド11a,11bは、軸方向穴53aの端部穴に設けられたねじ53c,53cに螺着されOリング56、56によりシールされた状態で本体53に固定されている。
ロッド55a,55b、可動鉄心(図示しない)が挿入されるソレノイドガイド11a,11bの挿入穴(ガイド穴)の反本体側は密閉され、かつ本体53とソレノイドガイド11a,11bとの間が密閉されて本体53の軸方向穴53aの圧力を高く保持できるようにされ、いわゆる油浸形電磁弁となっている。
ソレノイドガイド11a,11bには電磁コイル30a,30bが嵌挿され、ナット34、34で固定されている。電磁コイル30a,30bを通電することにより可動鉄心(図示しない)を移動させロッド55a,55bでスプール52を押付け方向に付勢する。本体53の両端側部にはスプール52と同心に設けられた中空穴を有するリング状のストッパ57a,57bが設けられている。
ストッパ57a,57bの外側の当接面58a,58bにはスプール52の段部52a,52bのいずれか一方、もしくは同時に当接可能にかつ軸方向に移動可能にされたスプール52と同心の中空穴を有するリング状のリテーナ59a,59bが設けられている。
前記リテーナ59a,59bとソレノイドガイド11a,11bとの間にはスプリング32a,32bが設けられており、スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bが軸方向に本体53側に付勢されている。
リテーナ59a,59bが当接する当接面58a,58bの間隔とスプール52の両側の段部52a,52bの間隔とはほぼ同一寸法に確保され、電磁コイル30a,30bが非通電の際、スプール2はスプリング32a,32b及びリテーナ59a,59bにより中間位置に保持される。
これにより、非通電時はスプール52が中立位置に維持され、図で右側の電磁コイル30bに通電するとロッド55bがスプール52を押し、該スプール52が左側のリテーナ59a及びスプリング32aを押して左側に移動して流体通路を切り換える。
このとき、右側のリテーナ59bは当接面58b(ストッパ57b)に当接したままである。また、図で左の電磁コイル30aに通電するとロッド55aがスプール52を押し、スプール52が右側のリテーナ59b及びスプリング32bを押して右側に移動して流体通路を切り換える。この場合、左側のリテーナ59aは当接面58a(ストッパ57a)に当接したままである。
一方、電磁弁51のコネクタ54a,54bの内部には、電磁コイル30a,30bに対して並列に組み付けられたインジケータライト(図示しない)を装備しているものがある。このインジケータライトは、電磁コイル30a,30bの両端に電圧が印加されると点灯する。
しかし、このライトは電磁コイル30a,30bの励磁に伴い、スプール52が確実に移動していることを示すものではない。例えば、電磁コイル30a,30bの両端に電圧を印加しても、該電磁コイル30a,30bが断線していてスプール52が動かない場合でも点灯するからである。
さらに、油浸形電磁弁においては、スプール52が密閉耐圧空間内に置かれ、また、本体53、スプール52、ソレノイドガイド11a,11b、リテーナ59a,59b、スプリング32a,32b等は強度を必要とするため金属が用いられ電気的に導通しているためスプール52の位置を電気的に検知することができない。
また、スプール5が中立時でなく、切換途中時や切換完了時での位置の検出を行いたい場合がある。さらにまた、ストッパ57a,57b、リテーナ59a,59bによる中立位置を設けることなく、スプリング32a,32bのバランスのみで中立させ、電磁コイル30a,30bの磁力を比例制御して、スプール52を3位置に動かすことなく比例的に移動させる比例制御弁の場合にもスプール52の位置を検知したい場合がある。
この場合、検出位置は種々の位置が想定される。
そこで、特許文献1においては、密閉耐圧空間の外側から差動トランスを用いてスプールの位置を検出している。特許文献2においては、磁気センサを用いて密閉耐圧空間内のスプールの位置を検出している。
一方、従来のポペット弁(図示しない)は、2つ流体通路を備え、この2つの流体通路の間をポペットによって連通または遮断させて、供給ポートからの圧力流体を通過させたり、閉塞したりする機能を有する。前記ポペット弁において2つの流体通路の連通または遮断の動作を検出したい場合は、弁体内における流体の流れの有無を確認すればよいので、ポペット弁の前後どちらかに流量計を設置すればよい。しかし、流量計を設置することは装置のコストアップに直結するので問題である。
よって、2つの流体通路間の連通及び遮断状態を検出する方法として、ポペット弁体内に組み付けられているポペットの位置を検出する構造が考え出されている。
すなわち、特許文献3においては、差動トランスを用いたポペットの位置を検出することが開示されている。
特開平10−177918号公報 特開2002−89742号公報 特開平6−173907号公報 特願2004−367586
しかしながら、特許文献1及び特許文献3に示すような、差動トランスタイプのものは、弁構造が複雑になる。差動トランス及び専用の電気回路(アンプ)が必要になるので高価となる。また、使用前に、差動トランス又は検出体であるコアの位置を調整する必要がある。さらには、差動トランス及び電気回路(アンプ)の温度変化により、検出体の検出位置が変化する(温度ドリフトと呼ばれる現象が発生する)等という問題があった。
さらに、特許文献2に示すような磁気センサタイプのものにおいては、弁構造が複雑になる。磁気センサが必要になるので高価である。使用前に、磁気センサ又は検出体であるマグネットの位置を調整する必要がある。磁気センサの温度変化により、検出体の検出位置が変化する(温度ドリフトと呼ばれる現象が発生する)等の同様な問題があった。
また、磁気センサがONとなる検出体の位置と、OFFとなる検出体の位置に違いがある(ヒステリシスがある)ので、磁気センサの位置調整が難しいという問題があった。さらに、両者とも密閉耐圧空間のスプールを外部から検出するので感度も悪いという問題があった。
そこで、高価なセンサ及び電気回路を使用しない。簡単な構造で、耐久性に優れている。使用前段階でのセンサ及び検出体の位置調整が不要であり、磁気センサとは違いON時とOFF時の検出位置が同一(ヒステリシスがない)。温度の変化により、検出体の検出位置が変化しない(温度ドリフトがない)等の特徴を有するスプールの位置を直接検出できる制御部材位置検出装置付制御弁の技術が本出願人によって提供されている(例えば、特許文献4参照。)。
本発明は、前記出願人に係る制御部材位置検出装置付制御弁に関連してなされたもので、
スプール位置検出装置付スプール弁にスプールの位置検出信号を出力するための電気回路を設けることにより高機能を有するスプール位置検出装置付スプール弁を提供することを目的とする。
そこで、請求項1に記載の発明においては、複数の流体通路を備えた軸方向穴を有する本体と、
前記軸方向穴に挿入され軸方向移動により前記流体通路を開閉するように設けられたスプールと、
前記スプールを移動または位置決めする手段と、
を備えた制御弁であって、
前記スプールの少なくとも一方を延出させて設けた段部と
前記スプールと同心に前記段部が出入り可能にかつ前記スプールとは干渉しないように設けられたリングと、
前記スプールの中立状態ときは前記リングの外方側端面に当設可能にし、前記スプールの切換状態のときは前記リングの外方側端面または前記段部のいずれ一方に当設可能にして軸方向に移動可能にされた前記スプールと同心に前記段部を除き前記スプールと干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
前記接触子を前記段部または前記リングへ付勢するスプリングと、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リングと前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リングと前記接触子が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電しないようにされ、該導通状態を検出する電気回路と、
を備えたスプール位置検出装置付スプールにおいて、
前記電気回路は、
前記リング及び前記接触子よりなるモニタリングスイッチ部材と、
前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を出力する印刷回路と、
を有し、前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を印刷回路より入力機器に出力することを特徴とする。
本発明によれば、電気回路は、前記リング及び前記接触子よりなるモニタリングスイッチ部材と、前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を出力する印刷回路とを備え、前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を印刷回路より入力機器に出力することにより制御弁、入力機器への接続、離脱を容易に行うことができ、保守点検作業を短時間に行える。
請求項2記載の発明において、
前記印刷回路は、少なくとも第1〜第2の導電性突起部材と、
前記モニタリングスイッチ部材の検出信号に作動するフォトカプラと、
リード線を接続する少なくとも第1〜第3の配線接続部と、
一側が夫々第1、第2の配線接続部に接続され、他側が互いに直列接続されて前記フォトカプラのトランジスタ間に発生するサージ電圧を吸収する第1の電流制限素子及び蓄電素子と、
一側が夫々第1、第2のリード端子部材に接続され、他側が互いに直列接続されて前記モニタリングスイッチ部材に発生するチャタリングを防止する第2の電流制限素子及び蓄電素子と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、モニタリングスイッチ部材の一部を構成する接触子が、弁本体を経由して接地される制御弁と(-)極が接地されているソース入力機器に配線しても、電源の(+)極と(-)極の間にフォトカプラと電流制限抵抗があるので、電源は短絡状態にはならない。チャタリング防止機能を備えることによりスプール弁のオーバーランや、電極の衝突時に発生する接点のチャタリングが発生しないので、ユーザーの入力回路で、チャタリング防止回路を付加する必要がない。さらにトランジスタ出力間にサージ電圧吸収回路を設けて電源に発生するサージ電圧に対して出力が誤作動しないようになっている。
本発明は、センサ及び電気回路(アンプ)を使用しないので、安価でしかも構造を簡略化にすることができる。電極部に剛性のある導電体を使用しているので耐久性にも優れ、スイッチ機構の構成要素が機械的接触を利用しているので、各構成要素の温度変化による検出位置の変化(温度ドリフト)に左右されない。
また、磁気センサで見られるヒステリシスもない。よって、厳しい周囲環境にさらされる条件であっても誤動作がなく、精度の高いスプール位置検出が可能となった。さらに、使用前段階でのセンサ及び検出体の位置調整といった面倒な調整が不要であり、たいへん使い易くなっている。
本発明の第一の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態を示す3位置形のスプール位置検出装置付スプール弁31の中立時の部分断面図である。
なお、図1中、図6の構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
本発明の第一の実施の形態に係るスプール位置検出装置付スプール弁31は、左右に電磁コイル30a、30bを備える油浸形3位置電磁弁であり、図1は、電磁弁を非通電とし、スプール2が中立状態の場合を示している。
図1に示すように、本体1には複数の流体通路を備えた軸方向穴1aが設けられ、本体1の両側に軸方向穴1aと同心の段付貫通穴22a,22bを有するケース10a,10bが図示しないボルトにより固定されている。本体1の軸方向穴1aに軸方向移動により流体通路を切換るようにされたスプール2が挿入されている。スプール2の両端には段部2a,2bが設けられている。
従来のスプール52ではこの部分にリテーナ59a,59bを当接できるようにして、スプール52を中立位置に付勢しているが、本実施の形態では、段部2a,2bのさらに内方に鍔部52a,52bが形成されている。本体1の両側端部にリテーナ59a,59bを受ける当接面58a,58bが設けられている。
ケース(ケーシング)10a,10bの段付貫通穴22a,22bの反対側(本体1側)には、スプリング32a,32bを挿入するスプリング保持穴33a,33bが形成され、該スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bを当接面58a,58b及びスプール2の鍔部52a,52bに付勢し、スプール2の中立時の位置を保持するようにしている。なお、当接面58a,58bに従来と同様ストッパ57a,57bを設けてもよい。
前記段付貫通穴22a,22bのねじ22c,22dには、ガイド機能を有するソレノイドガイド11a,11bの先端ねじが螺着され、該ソレノイドガイド11a,11bがケース10a,10bに固定されている。ソレノイドガイド11a,11bのねじ22c,22dの反対側(電磁コイル30a,30b側)には図示しない雄ねじが切られており、ナット34が螺着されている。
ソレノイドガイド11a,11bが挿入された電磁コイル30a,30bはケース10a,10bとナット34,34との間に挟持され、これにより本体1、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b、電磁コイル30a,30bが一体とされている。
電磁コイル30a,30bには、コイル端子を外部電源と接続するためのコネクタ54a,54bが設けられている。ケース10a,10bには外部との電気接続が可能なコネクタ19a,19bが取り付けられている。
コネクタ19a,19bには端子が設けられ電気的に絶縁された検出電気端子20a,20bと、ケース10a,10b、本体1に電気的に接続(アース)された電気端子21a,21bを、備える。
スプール2は中立時オールポートブロックタイプのもので、スプール2と同心で該スプール2の端部2c,2dに当接可能にされたロッド55a,55bが設けられている。前記ロッド55a,55bは図示しない可動鉄心に接続され、ガイド穴11c,11dに挿入されており、可動鉄心と電磁コイル30a,30bとでロッド55a,55bをスプール2の方向へ付勢する付勢手段を構成している。
この場合、電磁コイル30a,30bは可動鉄心(図示しない)を介してロッド55a,55bをスプール2に押付け、軸方向に移動させる機能を有する。スプール2の段部2a,2bを形成する小径部2e,2fの外径より大きく該段部2a,2bの外径より小さい中空穴を有し、段部2a,2bに当接可能にされた接触子4a,4bが該小径部2e,2fに摺動可能に嵌合している。接触子4a,4bはソレノイドガイド11a,11bの端部と接触子4a,4b間に設けられたスプリング12a,12bによりスプール2を押すように設けられている。なお、段部2a,2bは、スプール2が変位する際、接触子4a,4bが該スプール2と一体に移動できるように機能する。
スプール2の段部2a,2bは段付貫通穴22a,22bに突出している。この段付貫通穴22a,22bの段付部23a,23bよりスプール2の軸と同心の中空穴を有する第1のスペーサ5a,5b、リング3a,3b、第2のスペーサ6a,6bが順次配設されソレノイドガイド11a,11bの先端で押し込まれ挟持固定されている。
第1のスペーサ5a,5bはその側面には凹形状のインロー部5c,5dが形成されている。リング3a,3bの一端面には、第1のスペーサ5a,5bの凹形状のインロー部5c,5d及び第2のスペーサ6a,6bの内径に嵌挿される凸状部3c,3d,3e,3fが形成されている。
これにより、リング3a,3bは第1、第2のスペーサ5a,5b,6a,6bにより軸方向及び軸直角方向に沿って挟持され、リング3a,3bとケース10a,10bとの接触を防止している。第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6bはリング3a,3bとケース10a,10bとが電気的に導通しないように電気絶縁材とされている。
本発明の実施の形態においては、電気絶縁材は機械的強度、耐熱性、絶縁性、耐油性等からガラス繊維強化ポリアミド66樹脂としている。従って、リング3a,3bはケース10a,10b、第1、第2のスペーサ5a,5b,6a,6bとは電気的に絶縁されている。
当然に第1のスペーサ5a,5b及びリング3a,3bの中空穴径は移動するスプール2と干渉しない大きさに形成されている。また、第2のスペーサ6a,6bは筒状であって、接触子4a,4b及びスプリング12a,12bと干渉しないように設けられている。
接触子4a,4bはスプリング12a,12bの弾発力によりスプール2を押し付けるように設けられている。接触子4a,4bの外周は第2のスペーサ6a,6bの内径より小さく形成され、リング3a,3bの外方側端面(接触子とリングとの接触面)13a,13bに当接するようにされている。
スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面13a,13bの位置より内側にあるときには接触子4a,4bがリング3a,3bの外方側端面に当接するようにされ、スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面位置より外側にあるときには接触子4a,4bがスプール2の段部2a,2bと当接するように設けられている。
リング3a,3bの接触子4a,4bとの接触面(外方側端面)13a,13bは絶縁コーティングが施されないで、金属面が露出しているので接触によりリング3a,3bと接触子4a,4bは電気的に導電するようにされている。導電体である接触子4a,4bは、同じく導電体であるスプリング12a,12b、ソレノイドガイド11a,11bを介して、同じく導電体であるケース10a,10bと常に導通している。
また、ケース10a,10bは電気端子21a,21bに接続されているので、接触子4a,4bと電気端子21a、21bはそれぞれ常に導通している。なお、スプール2が中立位置では、接触子4a,4bは段部2a,2bとは隙間35a,35bを有し当接しないように設けられ、接触子4a,4bとリング3a,3bとが接触し、導電している状態にされている。
本体1のケース10a,10bのコネクタ19a,19bの下側位置には、段付貫通穴22a,22bの略軸直角方向に連通路14が穿設されている。連通路14は段付貫通穴22a,22bに設けられたリング3a,3bの側面と同位置に設けられている。
さらに、ブッシュ8には通し穴18が形成され、該通し穴18内にシール部材であるOリング17が装着され、該Oリング17を止めるためのシールプレート9が設けられ、ブッシュ18、シールプレート9と共に電気絶縁材であるガラス繊維強化ポリアミド66樹脂により形成されている。
参照符号7a,7bは導電性ロッドであり、該導電性ロッド7a,7bが通し穴18及びOリング17穴を貫通し、前記導電性ロッド7a,7bの外周が通し穴18のOリング17でシールされている。導電性ロッド7a,7bの一端はリング3a,3bの側面に設けられためねじ15に電気的に導通状態で螺着されており、該導電性ロッド7a,7bの他端は検出電気端子20a,20bとリード線24を介してそれぞれ接続されている。
これにより、リング3a,3bと導電性ロッド7a,7bと検出電気端子20a,20bとが、電気的に常時接続される一方、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b等とは絶縁されている。
本発明の第一の実施の形態に係るスプール位置検出装置付スプール弁31は基本的には以上のように構成されている。
図1に示すように電磁コイル30a,30bの両方が非励磁の場合の中立時においては、両側のリング3a,3b及び接触子4a,4bが接触面13a,13bで接触しており、検出電気端子20a,20b及び電気端子21a,21bは互いに導通している。
図1において、右側の電磁コイル30bを励磁した場合、スプール2は矢印X方向に移動する。これにより、右側の接触子4bとリング3bは接触面13bに接触したままであるが、左側の接触子4aはスプール2の移動に伴なって矢印X方向へ移動するので、左側の接触子4aとリング3aとは非接触となる。つまり、右側の検出電気端子20bと電気端子21bとは導通しているが、左側の検出電気端子20aと電気端子21aとは導通していない状態になる。
同様の原理で、左側の電磁コイル30aが励磁すると、スプール2は矢印Y方向に移動する。左側の検出電気端子20aと電気端子21aとは導通しているが、右側の検出電気端子20bと電気端子21bとは導通しない状態となる。このように、非励磁状態、右側の電磁コイル30aの励磁状態、左側の電磁コイル30bの励磁状態のそれぞれにおいて、左右の接触子4a,4bとリング3a,3bとの接触状態が全て異なる。
よって、接触子4a,4bとリング3a,3bとの接触状態が違うということは、該接触子4a,4bとリング3a,3b接触子に接続されている電気端子同士の導通状態も変わることとなり、これを利用して、スプール2がどの位置にいるかを直接検出することができる。
なお、隙間35a,35bを適宜に調整することにより、スプール2の中立位置から切換位置の間の位置を調整することができる。また、リング3a,3bを固定する第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6b、導電性ロッド7a,7bを支持するブッシュ8及びシールプレート9は絶縁する必要があるが、絶縁体から製作してもよく、導電体で製作した後絶縁コーティング等の絶縁処理を施してもよい。
さらに、接触子4a,4bはスプリング12a,12b等の接触導電体部品を通してソレノイドガイド11a,11b、ケース10a,10bと導電させて電気端子21a,21bと繋げているが、接触子4a,4bに直接電線等を接続して外部端子(図示しない)と接続させても良い。
図1に示すスプール位置検出装置付スプール弁31において、第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6bにより固定されたリング3a,3bを一方の電極(スイッチ)の1つとし、導電性ロッド7a,7bを介して検出電気端子20a,20bに夫々接続されている。さらに、接触子4a,4bが他方の電極(アース)としてソレノイドガイド11a,11b、スプリング12a,12bを介して本体1と常に導通している。また、本体1は電気端子21a,21bと接続しているので、接触子4a,4bと該電気端子21a,21bとは常に導通することになる。よって、図1において、電磁コイル30a,30bが共に非励磁であるのでリング3a,3bと接触子4a,4bとは接触している。
一方、例えば電磁コイル30bが励磁の場合は、リング3aと接触子4aは互いに離間している。同様に電磁コイル30aが励磁した場合は、リング3bと接触子4bとは互いに離間するようになる。
本発明では、電磁コイル30a,30bの励磁、非励磁によってリング3a,3bと接触子4a,4bと、検出電気端子20a,20b及び電気端子21a,21b間の導通状態が変化することに着目した。すなわちスプール位置検出装置付スプール弁31に内装されたリング3a,3b、接触子4a,4b、第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6b、導電性ロッド7a,7bの接触、離間の状態を電気信号としてスプール弁位置検出装置付スプール弁31の外部に導出する電気回路80のプリント基板81を(図3参照)をコネクタ19a,19bに設けた。
そこで、電磁コイル30a,30bの励磁、非励磁の状態により、電極を形成するリング3a,3b、接触子4a,4b、第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6b、導電性ロッド7a,7bの接触状態を電気信号として取り出す方法について図4により説明する。
通常、スイッチの配線方法には、図4に示すように、スイッチ61を電源65の(+)
極とソース方式入力機器63に形成される電気負荷64との間に配置するソース入力方式60と、図5に示すように、電源65の(−)極とシンク方式入力機器68に形成される電気負荷64との間に配置するシンク入力方式70がある。
なお、図4及び図5において、符号62は信号線、符号66、67はヒューズを示す。
ここで、ソース入力方式60とシンク入力方式70を比較する。
すなわち、 シンク入力方式70は、信号線62で接地事故が発生すると、スイッチの状態に関わらず、電気負荷が作動するため、非常に危険である。ソース入力方式60は、信号線62で接地事故が発生しても、入力素子は動作せず、フェールセーフ作動が可能な、すぐれた特長を持つ。安全に対する信頼性を要求されるアプリケーションは、ソース入力60方式を採用する必要がある。
一方、図1に示すスプール位置検出装置付スプール弁31は、本体1に配設された電極の一側が該本体1と常に導通する構造になっているので、スイッチ61の片側はアースに接地される。よって、本体1をソース方式入力60(図4参照)により配線すると、電源65の両側、すなわち(+)、(−)は共にアースに接地され、電源65が短絡状態になるので、使用できない。しかし、ソース入力方式60は、信号線62がアースに接地しても、電気負荷64が誤動作する心配がないうえ、ヒューズ66により信号線62が接地したことを検知できるという優れた特徴を有する。
そこで、本発明の第一の実施の形態に係るスプール位置検出装置付スプール弁31においては、 図3に示すようにスイッチ61a,61bとソース入力機器82の入力素子83a,83b間に、プリント基板81を配設した電気回路80を使用できるようにした。
次に図3に示す電気回路80について説明する。図3に示ように、電気回路80は、スプール位置検出装置付スプール弁31の固定側電極であるリング3a,3bと可動側電極である接触子4a,4bからなるスイッチ61a,61bと、プリント基板81とを、備える。前記プリント基板81は、リード端子(リード端子部材)86a〜86cを介して前記スイッチ61a,61bに電気的に接続され、かつスルーホール(スルーホール部)87a〜87cを介してソース入力機器82と電気的に接続されている。前記リード端子86a〜86cに代わって圧着端子と同様な機能を有する導電性突起部材であれば勿論よい。
前記プリント基板81は、下記で示す電子部品で構成されたスプール位置検出信号を出力するための電気回路である。 参照符号87a〜87cは、ケーブル(図示しない)をプリント基板81に接続するためのスルーホール(配線接続部)である。このスルーホール87a〜87cを利用して、半田付けによって、ケーブルが印刷回路と接続される。前記スルーホール87aに接続されたケーブル(図示しない)は、スプール位置検出装置付スプール弁31(図1参照)より出力された信号を読み込むために、ソース入力機器82内に配置される電源84の(+)極に接続される。スルーホール87bは、同じく入力素子83aに接続される。また、スルーホール87cは、同じく電源84の(−)極に接続される。
リード端子86aは、コネクタ19a,19bを経由して、スプール位置検出機能を構成するスイッチ61a,61bのリング3a,3bに接続される。リード端子86cは、コネクタ19a,19bを経由して、同じくスプール位置検出機能を構成するスイッチ61a,61bの接触子4a,4bに接続され、かつリード端子86cは、ソレノイドガイド11a,11bにも接続されている。リード端子86bは、電気的にはどこにも接続されていない。これらのリード端子86a〜86cは、スプール位置検出機能を構成するスイッチ61a,61bとプリント基板81を電気的に接続する以外に、コネクタ19a,19bとプリント基板81とを機械的に位置決め固定する機能を有する。
発光ダイオード88と、該発光ダイオード88の光に反応してON/OFFするフォトトランジスタ89と、該フォトトランジスタ8のコレクタ、エミッタ間に接続されたダイオード90は、樹脂により成型されてフォトカプラ91を形成する。フォトトランジスタ89のコレクタは、ダイオード90のカソード(−)極と、スルーホール87aに接続される。フォトトランジスタ89のエミッタは、ダイオード90のアノード(+)極と、スルーホール87bに接続される。
抵抗(電流制限素子)94とコンデンサ(蓄電素子)95は、直列に接続されており、該抵抗94とコンデンサ95の一側は、各々スルーホール87a,87bに接続されている。この場合、電源84には、プリント基板81以外に通常、スプール位置検出装置付スプール弁31(図1参照)に接続される。このスプール位置検出装置付スプール弁31からは発生するノイズにより、スルーホール87a,87b間には、瞬間的に非常に高い電圧、例えばサージ電圧が発生する可能性がある。ノイズによりスルーホール87a,87b間の電圧が高くなると、これにより発生する電流が抵抗94を通ってコンデンサ95に充電されるので、該スルーホール87a,87b間に発生する異常な電圧上昇が押さえられ、サージ電圧を吸収する機能を有する。よってノイズを低減する効果がある。
抵抗(電流制限素子)96は、スイッチ61a,61bがONしたときに発光ダイオード88に流れる電流を、調整するもので、発光ダイオード88のアノード(+)極とスルーホール87aの間に配置される。なお、発光ダイオード88のカソード(+)極は、リード端子86aに接続されると同時に、リード端子86cはスルーホール87cに接続される。これにより、スイッチ61a,61bの接点が閉状態になったときだけ、抵抗96によって決まる電流が発光ダイオード88に流れる回路が形成される。
抵抗(電流制限素子)97とコンデンサ(蓄電素子)98は直列に接続されており、該抵抗97とコンデンサ98の一側は、各々リード端子86a,86cに接続されている。
スイッチ61a,61bが接点開状態になったとき、発光ダイオード88を流れていた電流は、抵抗97で制限されながらコンデンサ98に充電される。従って、スイッチ61a,61bが接点開状態になっても、発光ダイオード88を流れる電流はゼロにならないので、フォトトランジスタ89はOFFにならない。スイッチ61a,61bが接点開状態になった後、コンデンサ98が充電完了した状態で、発光ダイオード88を流れる電流はゼロになるので、フォトトランジスタ89はOFFなる。つまり、スイッチ61a,61bが一瞬開状態になっても、一定時間(抵抗97とコンデンサ98により決定される充電時間)これをキャンセルすることができるため、フォトトランジスタ89はOFFにならないで、チャタリング防止に効果がある。
次に、図3の電気回路80を用いてスプール位置検出装置付スプール弁31の動作について説明する。
図1において、第1のスペーサ5a,5bと、第2のスペーサ6a,6b及びリング3a,3bを一方の電極とし、導電性ロッド7a,7bを介して検出電気端子20a,20bに夫々接続する。また、他方の電極として接触子4a,4bに採用している。接触子4a,4bは、スプリング12a,12b、ソレノイドガイド11a,11bを介してケース10a,10bに常に導通している。またケース10a,10bは電気端子21a,21bに接続しているので、接触子4aと電気端子21a、接触子4bと電気端子21bは、常に導通することになる。
図1に示すように電磁コイル30a,30bの両方が非励磁の場合の中立時においては、両側のリング3a,3b及び接触子4a,4bが接触面13a,13bで接触しており、検出電気端子20a,20b及び電気端子21a,21bは互いに導通している。
この場合、電源84の(+)極側の電流は、抵抗96、発光ダイオード88、スイッチ61a,61bを経由して電源84の(−)極に戻る。このとき、発光ダイオード88が発光して、この光に反応してフォトトランジスタ89がONの状態になる。
これにより、電源84の(+)極から流れ出す電流は、フォトトランジスタ89、入力素子83a,83bを経由して電源84の(−)極に戻る。従って、入力素子83a,83bが動作状態になり、ソース入力機器82でフォトトランジスタ89の作動が認識され、同時にスイッチ61aの導通状態(スプール2の中立状態確認)を認識することができる。
例えば、左側の電磁コイル30aが励磁すると、ロッド55aを介してスプール2は矢印Y方向に移動する。このとき、スプール2の移動により、リング3aと接触子4aは非接触状態になる。この結果、検出電気端子20bと電気端子21bは非導通状態になり、発光ダイオード88に電流が流れなくなるので、フォトトランジスタ89がOFFになる。従って、入力素子83aを流れる電流が遮断され、スイッチ61aの非導通状態がソース入力機器82で認識できる。これにより、スプール2が中立状態から移動したことをソース入力機器82により検出することができる。
同様の原理で、左側の電磁コイル30aが励磁すると、ロッド55bを介してスプール2は矢印X方向に移動する。スプール2の移動により、リング3bと接触子4bは非接触状態になる。この結果、検出電気端子20aと電気端子21aは非導通状態になり、発光ダイオード88に電流が流れなくなるので、フォトトランジスタ89がOFFになる。従って、入力素子83bを流れる電流が遮断され、スイッチ61bの非導通状態がソース入力機器82で認識できる。これにより、スプール2が中立状態から移動したことをソース入力機器82により検出することができる。
図3に示す電気回路80は、3位置形スプール位置検出装置付スプール弁31に適用した場合について説明したが、2位置形スプール位置検出装置付スプール弁にも適用できる。さらに、前記電気回路は、スプールを電磁コイルにより駆動させる電磁弁の他に、油圧力にて駆動する油圧パイロット形方向制御弁、手動にて駆動する手動形方向制御弁にも適用することは勿論可能である。
本発明の第二の実施の形態について図面を参照して説明する。図2は、本発明の第二の実施の形態を示す2位置形スプール位置検出装置付スプール弁31′の中立時(電磁コイルを非通電としスプリングリターン時)の部分断面図である。図2中、図1の構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して詳細な説明を省略する。以下、同様にする。
第2の実施の形態のスプール位置検出装置付スプール弁31′は、図2に示すように、左側に電磁コイル30aを有する油浸形2位置電磁弁である。図1の場合とは、本体1に対してケース10b、リング3b、接触子4bの開閉スイッチが一方のみに設けられ、スプール2′を作動させるロッド55a及び可動鉄心を含む電磁コイル30aが他方にのみに備えられている点で異なる。ケース10b側は電磁コイルが不要なので、ソレノイドガイド、例えばソレノイドガイド11b(図1参照)を設けず袋ナット形状を有するガイド11′の先端ねじが螺着されている。また、電磁コイル30a側は、本体1にはガイド11aを組み込むためのめねじが加工していないのでソレノイドガイド11aが組付け可能なカバー36を本体1に組み付ける方法をとっている。
かかる2位置形スプール位置検出装置付スプール弁31′においては、電磁コイル30aが非励磁の場合の中立時(スプリングリターン時)においては、右側のリング3b及び接触子4bが接触しており、検出電気端子20b及び電気端子21bは互いに導通している。電磁コイル30aを励磁した場合、スプール2′は矢印Y方向に移動する。
すると、接触子4bはスプール2′の移動に伴なって矢印Y方向へ移動するので、接触子4bとリング3bとは非接触となる。このように、電磁コイル30aの通電状態に応じて、接触子4bとリング3bに接続されている各電気端子20b,21bの導通状態が変わることとなり、これを利用して、スプール2′がどの位置にいるかを直接検出することができる。
図2の2位置形スプール位置検出装置付スプール弁31′の電気回路は、図3の電気回路80におけるコネクタ19a,19bのどちらか一方、例えばコネクタ19aを使用すればよい。
本発明の第一の実施の形態を示す3位置形のスプール位置検出装置付スプール弁の中立時の部分断面図である。 本発明の第二の実施の形態を示す2位置形のスプール位置検出装置付スプール弁の中立時(電磁コイルを非通電としスプリングリターン時)の部分断面図である。 図1のスプール位置検出装置付スプール弁に適用する電気回路説明図である。 電源と電気負荷との配線方法のソース入力方式説明図である。 電源と電気負荷との配線方法のシンク入力方式説明図である。 従来の3位置電磁弁の部分断面図である。
1 本体 2、2′ スプール
2a,2b 段部 3a、3b リング
4a、4b 接触子 5a、5b 第1のスペーサ
6a、6b 第2のスペーサ 7a、7b 導電性ロッド
11a、11b、11′ ソレノイドガイド
12a、12b スプリング 20a、20b 検出電気端子
21a、21b 電気端子(アース) 30a、30b 電磁コイル
31、31′ スプール位置検出装置付スプール弁
55a、55b ロッド 61a,61b スイッチ
80 電気回路 81 プリント基板
82 ソース入力機器 83a,83b 入力素子
84 電源 86a〜86c リード端子
87a〜87c スルーホール 88 発光ダイオード
89 フォトトランジスタ 90 ダイオード
91 プリント基板 94、96、97 抵抗
95、98 コンデンサ

Claims (2)

  1. 複数の流体通路を備えた軸方向穴を有する本体と、
    前記軸方向穴に挿入され軸方向移動により前記流体通路を開閉するように設けられたスプールと、
    前記スプールを移動または位置決めする手段と、
    を備えた制御弁であって、
    前記スプールの少なくとも一方を延出させて設けた段部と
    前記スプールと同心に前記段部が出入り可能にかつ前記スプールとは干渉しないように設けられたリングと、
    前記スプールの中立状態ときは前記リングの外方側端面に同時に当設可能にし、前記スプールの切換状態のときは前記リングの外方側端面または前記段部のいずれ一方に当設可能にして軸方向に移動可能にされた前記スプールと同心に前記段部を除き前記スプールと干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
    前記接触子を前記段部または前記リングへ付勢するスプリングと、
    前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リングと前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リングと前記接触子が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電しないようにされ、該導通状態を検出する電気回路と、
    を備えたスプール位置検出装置付スプールにおいて
    前記電気回路は、
    前記リング及び前記接触子よりなるモニタリングスイッチ部材と、
    前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を出力する印刷回路と、
    を有し、前記モニタリングスイッチ部材の検出信号を印刷回路より入力機器に出力することを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。
  2. 請求項1記載のスプール位置検出装置付スプール弁において、
    前記印刷回路は、少なくとも第1〜第2の導電性突起部材と、
    前記モニタリングスイッチ部材の検出信号に作動するフォトカプラと、
    リード線を接続する少なくとも第1〜第3の配線接続部と、
    一側が夫々第1、第2の配線接続部に接続され、他側が互いに直列接続されて前記フォトカプラのトランジスタ間に発生するサージ電圧を吸収する第1の電流制限素子及び蓄電素子と、
    一側が夫々第1、第2のリード端子部材に接続され、他側が互いに直列接続されて前記モニタリングスイッチ部材に発生するチャタリングを防止する第2の電流制限素子及び蓄電素子と、
    を備えたことを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。

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