JP4467057B2 - スプール位置検出装置付スプール弁 - Google Patents
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Description
スプール52の両側には段部52a,52bが設けられており、スプール52の端部2c,2dにロッド55a,55bが当接するように設けられ、該ロッド55a,55bは図示しない可動鉄心と一体となってソレノイドガイド11a,11bに沿って軸方向に移動可能に挿入されている。前記ソレノイドガイド11a,11bは、軸方向穴53aの端部穴に設けられたねじ53c,53cに螺着されOリング56によりシールされた状態で本体53に固定されている。
ソレノイドガイド11a,11bには電磁コイル30a,30bが嵌挿され、ナット34で固定されている。電磁コイル30a,30bを通電することにより可動鉄心を移動させロッド55a,55bでスプール52を押付け方向に付勢する。本体53の両端側部にはスプール52と同心に設けられた中空穴を有するリング状のストッパ57a,57bが設けられている。
前記リテーナ59a,59bとソレノイドガイド11a,11bとの間にはスプリング32a,32bが設けられており、該スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bが軸方向に本体53側に付勢されている。
リテーナ59a,59bが当接する当接面58a,58bの間隔とスプール52の両側の段部52a,52bの間隔とはほぼ同一寸法に確保され、電磁コイル30a,30bが非通電の際、スプール52はスプリング32a,32b及びリテーナ59a,59bにより中間位置に保持される。
このとき、右側のリテーナ59bは当接面58b(ストッパ57b)に当接したままである。また、図で左の電磁コイル30aに通電するとロッド55aがスプール52を押し、スプール52が右側のリテーナ59b及びスプリング32bを押して右側に移動して流体通路を切り換える。この場合、左側のリテーナ59aは当接面58a(ストッパ57a)に当接したままである。
しかし、このライトは電磁コイル30a,30bの励磁に伴い、スプール52が確実に移動していることを示すものではない。例えば、電磁コイル30a,30bの両端に電圧を印加しても、該電磁コイル30a,30bが断線していてスプール52が動かない場合でも点灯するからである。
さらに、油浸形電磁弁においては、スプール52が密閉耐圧空間内に置かれ、また、本体53、スプール52、ソレノイドガイド11a,11b、リテーナ59a,59b、スプリング32a,32b等は強度を必要とするため金属が用いられ電気的に導通しているためスプール52の位置を電気的に検知することができない。
この場合、検出位置は種々の位置が想定される。
そこで、特許文献1においては、密閉耐圧空間の外側から差動トランスを用いてスプールの位置を検出している。特許文献2においては、磁気センサを用いて密閉耐圧空間内のスプール及びポペットの位置を検出している。
よって、2つの流体通路間の連通及び遮断状態を検出する方法として、ポペット弁体内に組み付けられているポペットの位置を検出する構造が考え出されていている。
すなわち、特許文献3においては、差動トランスを用いたポペットの位置を検出することが開示されている。
さらに、特許文献2に示すような磁気センサタイプのものにおいては、弁構造が複雑になる。磁気センサが必要になるので高価である。使用前に、磁気センサまたは検出体であるマグネットの位置を調整する必要がある。磁気センサの温度変化により、検出体の検出位置が変化する(温度ドリフトと呼ばれる現象が発生する)等の同様な問題があった。
また、磁気センサがONとなる検出体の位置と、OFFとなる検出体の位置に違いがある(ヒステリシスがある)ので、磁気センサの位置調整が難しいという問題があった。さらに、両者とも密閉耐圧空間のスプールを外部から検出するので感度も悪いという問題があった。
複数の流体通路を備えた軸方向穴を有する本体と、
前記軸方向穴に挿入され軸方向移動により前記流体通路を開閉するように設けられたスプールと、
前記スプールを移動または位置決めする手段と、
を備えた制御弁であって、
前記スプールの少なくとも一方を延出させて設けた段部と、
前記スプールと同心に前記段部が出入り可能にかつ前記スプールとは干渉しないように設けられたリングと、
前記スプールの中立状態のときは前記リングの外方側端面に当接可能にし、前記スプールの切換状態のときは前記リングの外方側端面または前記段部のいずれか一方に当接可能にして軸方向に移動可能にされた前記スプールと同心に前記段部を除き前記スプールと干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
前記接触子を前記段部または前記リングへ付勢するスプリングと、
を有し、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リングと前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リングと前記接触子が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電しないようにされていることを特徴とする。
一方、接触子を電気端子に電気的に接続し、リングを電気端子と異なる検出電気端子に接続し、例えばリングと接触子の当接面を互いに金属接触させ導電可能とさせる等することにより、リングと接触子を開閉スイッチとすることができる。従って、スプールの段部がリングの外方側端面より内側にあるときは、リングと接触子が導通、即ち、電気端子と検出電気端子が導通する。
また、スプールの段部がリングの外方側端面より突出すると、接触子は移動するスプールの段部に引っかかってスプリングに抗して移動し、リングと接触子が離れ、電気端子と検出電気端子が非導電となる。このように、スプールそのものが接触子に作用し、開閉スイッチとするので、密閉空間外から検出する必要が無く、密閉空間内でスプールの位置を直接検出できる。
よって、従来の部品を大幅に変えることなく構成が可能になった。さらに、両側、片側に検出器を設けるようにして、3位置弁、2位置弁等にも適用できる。また、スプールの移動および位置決め手段とは別に段部等を配置できるので、スプールの移動距離内の所定の位置で該スプールの位置検出を行うことが可能となった。さらにまた、従来のスプール弁に段部を外付けするように構成すればよく、制御弁の基本構造への影響が少ないので、検出装置を設けても該制御弁の設計変更、基本性能の確保は容易である。
また、スプールの移動又は位置決めする複数の手段が、リング外方から該リング内を通り作用するように配置することにより本体とケーシングとを1の部材とできるので、部品点数を減らすことができる(請求項3)。
さらに、ブッシュの通し穴内に設けられたシール部材にシールされながら通し穴を貫通する導電性ロッドを密閉耐圧空間内に確保しながら外部の検出電気端子に接続させ、導電性ロッド先端がリングに螺着固定されるので、密閉耐圧空間内の圧力が高圧でも適用でき、油浸形電磁弁のようにタンクラインに高い背圧を加えてもスプールの位置を直接検知できるものとなった。さらに、段付貫通穴の直角方向の連通路側から、リングのめねじに導電性ロッド、シール、ブッシュを組み付けられるので、組立、分解も容易である。(請求項4)。
なお、図1中、図7の構成要素と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
本発明のスプール位置検出装置付スプール弁31は、左右に電磁コイル30a、30bを備える油浸形3位置電磁弁であり、図1は、電磁弁を非通電とし、スプール2が中立状態の場合を示している。
図1に示すように、本体1には複数の流体通路を備えた軸方向穴1aが設けられ、本体1の両側に軸方向穴1aと同心の段付貫通穴22a,22bを有するケース10a,10bが図示しないボルトにより固定されている。本体1の軸方向穴1aに軸方向移動により流体通路を切換るようにされたスプール2が挿入されている。スプール2の両端には段部2a,2bが設けられている。
ケース(ケーシング)10a,10bの段付貫通穴22a,22bの反対側(本体1側)には、スプリング32a,32bを挿入するスプリング保持穴33a,33bが形成され、該スプリング32a,32bの弾発力によりリテーナ59a,59bを当接面58a,58b及びスプール2の鍔部52a,52bに付勢し、スプール2の中立時の位置を保持するようにしている。なお、当接面58a,58bに従来と同様ストッパ57a,57bを設けてもよい。
ソレノイドガイド11a,11bが挿入された電磁コイル30a,30bはケース10a,10bとナット34,34との間に挟持され、これにより本体1、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b、電磁コイル30a,30bが一体とされている。
電磁コイル30a,30bには、コイル端子を外部電源と接続するためのコネクタ54a,54bが設けられている。ケース10a,10bには外部との電気接続が可能なコネクタ19a,19bが取り付けられている。
コネクタ19a,19bには端子が設けられ電気的に絶縁された検出電気端子21a,21bと、ケース10a,10b、本体1に電気的に接続(アース)された電気端子20a,20bを、備える。
この場合、電磁コイル30a,30bは可動鉄心を介してロッド55a,55bをスプール2に押付け、軸方向に移動させる機能を有する。スプール2の段部2a,2bを形成する小径部2e,2fの外径より大きく該段部2a,2bの外径より小さい中空穴を有し、段部2a,2bに当接可能にされた接触子4a,4bが該小径部2e,2fに摺動可能に嵌合している。接触子4a,4bはソレノイドガイド11a,11bの端部と接触子4a,4b間に設けられたスプリング12a,12bによりスプール2を押すように設けられている。なお、前記段部2a,2bは、スプール2が変位する際、接触子4a,4bが該スプール2と一体に移動できるように機能する。
第1のスペーサ5a,5bはその側面には凹形状のインロー部5c,5dが形成されている。リング3a,3bの両端面には、第1のスペーサ5a,5bの凹形状のインロー部5c,5d及び第2のスペーサ6a,6bの内径に嵌挿される凸状部3c,3d,3e,3fが形成されている。
これにより、リング3a,3bは第1及び第2のスペーサ5a,5b,6a,6bにより軸方向及び軸直角方向に沿って挟持され、リング3a,3bとケース10a,10bとの接触を防止している。第1、第2のスペーサ5a,5b、6a,6bはリング3a,3bとケース10a,10bとが電気的に導通しないように電気絶縁材とされている。
当然に第1のスペーサ5a,5b及びリング3a,3bの中空穴径は移動するスプール2と干渉しない大きさに形成される。また、第2のスペーサ6a,6bは筒状であって、接触子4a,4b及びスプリング12a,12bと干渉しないように設けられている。
スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面13a,13bの位置より内側にあるときには接触子4a,4bがリング3a,3bの外方側端面に当接するようにされ、スプール2の段部2a,2bがリング3a,3bの外方側端面位置より外側にあるときには接触子4a,4bがスプール2の段部2a,2bと当接するように設けられている。
また、ケース10a,10bは電気端子20a,20bに接続されているので、接触子4a,4bと電気端子20a,20bはそれぞれ常に導通している。なお、スプール2が中立位置では、接触子4a,4bは段部2a,2bとは隙間35a,35bを有し当接しないように設けられ、接触子4a,4bとリング3a,3bとが接触し、導電している状態にされている。
さらに、ブッシュ8には通し穴18が形成され、該通し穴18内にシール部材であるOリング17が装着され、該Oリング17を止めるためのシールプレート9が設けられ、ブッシュ18、シールプレート9共に電気絶縁材であるガラス繊維強化ポリアミド66樹脂により形成されている。
これにより、リング3a,3bと導電性ロッド7a,7bと検出電気端子21a,21bとが、電気的に常時接続される一方、ケース10a,10b、ソレノイドガイド11a,11b等とは絶縁されている。
図1に示すように電磁コイル30a,30bの両方が非励磁の場合の中立時においては、両側のリング3a,3b及び接触子4a,4bが接触面13a,13bで接触しており、電気端子20a,20b及び検出電気端子21a,21bは互いに導通している。
図1において、右側の電磁コイル30bを励磁した場合、スプール2は矢印X方向に移動する。これにより、右側の接触子4bとリング3bは接触面13bに接触したままであるが、左側の接触子4aはスプール2の移動に伴なって矢印X方向へ移動するので、左側の接触子4aとリング3aとは非接触となる。つまり、右側の電気端子20bと検出電気端子21bは導通しているが、左側の電気端子20aと検出電気端子21aは導通していない状態になる。
よって、接触子4a,4bとリング3a,3bとの接触状態が違うということは、該接触子4a,4bとリング3a,3bに接続されている電気端子同士の導通状態も変わることとなり、これを利用して、スプール2がどの位置にいるかを直接検出することができる。
さらに、接触子4a,4bはスプリング12a,12b等の接触導電体部品を通してソレノイドガイド11a,11b、ケース10a,10bと導電させて電気端子20a,20bと繋げているが、接触子4a,4bに直接電線等を接続して外部端子(図示しない)と接続させても良い。
第2の実施の形態のスプール位置検出装置付スプール弁31′は、図2に示すように、左側に電磁コイル30aを有する油浸形2位置電磁弁である。図1の場合とは、本体1に対してケース10b、リング3b、接触子4bの開閉スイッチが一方のみに設けられ、スプール2′を作動させるロッド55a及び可動鉄心を含む電磁コイル30aが他方にのみに備えられている点で異なる。ケース10b側は電磁コイルが不要なので、ソレノイドガイド、例えばソレノイドガイド11b(図1参照)を設けず袋ナット形状を有するプラグ11′の先端ねじが螺着されている。また、電磁コイル30a側は図5に示す従来の構造と同じでもよいが、電磁コイル30aの取り付けの都合から、カバー36が設けられている。
すると、接触子4bはスプール2′の移動に伴なって矢印Y方向へ移動するので、接触子4bとリング3bとは非接触となる。このように、電磁コイル30aの通電状態に応じて、接触子4bとリング3bに接続されている各電気端子20b,21bの導通状態が変わることとなり、これを利用して、スプール2′がどの位置にいるかを直接検出することができる。
第3の実施の形態のスプール位置検出装置付スプール弁41は、スプール2を機械的に中立位置に保持するストッパ57a,57b(図7参照)及びリテーナ59a,59b(図1及び図5参照)を除外し、対抗スプリング37a,37bの弾発力で中立位置に保持させ、電磁コイル30a,30bの通電電流を変化させることにより、スプール2の位置を対抗スプリング37a,37bとバランスさせることにより、スプール2の位置を制御し、流量や圧力を比例制御する比例制御弁の実施の形態である。
この場合、スプールに2に形成された鍔部52a,52bに対抗スプリング37a,37bが設けられている。
第4の実施の形態においては、第3の実施の形態で述べた対抗スプリング37a,37bに相当する対抗スプリング38a,38bをリング3a,3bの外側から付勢するようにした例である。
図4に示すように、スプール位置検出装置付スプール弁41′は、スプール2″の両端に鍔状の段部2″a,2″bが形成されている。さらに段部2″a,2″bに当接可能に接触子4a,4b及びスプリング12a,12bが設けられ、この接触子4a,4b、スプリング12a,12bの内径より小さな外径を持つ比例スプリング38a,38bが内側に設けられ対抗スプリング38a,38bの先端が段部2″a,2″bに当接するようにされている。
ガイド11a,11bによって支持されている。これにより、請求項3で述べた、スプール2″を移動又は位置決めする複数の手段が、リング3a,3bより外方から該リング3a,3b内を通り作用するように配置されたものにも適用できる。
この場合、図4でも諒解できるように、本体1の軸方向穴1aと段付貫通穴22a,22b間とは同軸状に確保でき、本体1とケーシング10a,10bとは1部材として1体に構成することも可能である。また、段部2″a,2″bを鍔形状とすることにより、スプリング12a,12b、対抗スプリング38a,38bを二重配置にでき、さらに一体として本体2の長さを小さくすることができる。
図5に示すように、ポペット位置検出装置付ポペット弁60は、本体1に軸方向穴1aと、該軸方向穴1aの穴径より大きく軸方向穴1aに連通する軸方向穴61と、該軸方向穴61の穴径より大きく軸方向穴61に連通する軸方向穴62と、を備える。前記軸方向穴1a、61には軸方向に略直交する流体通路63、64が本体1に穿設されている。なお、軸方向穴1a、61、62は共に同軸状に設けられている。
軸方向穴1a及び62にはスリーブ65が嵌挿されている。スリーブ65は一端部に形成された鍔65aが軸方向穴62の端面に係合し、かつ円筒部65bの外周面が軸方向穴1aに嵌挿されている。スリーブ65の大径内周面にはポペット66の大径部66aが摺動自在に嵌挿され、かつポペット66の小径部66bの先端部がスリーブ65の円筒部65bの内周面の端面に当接するように設けられている。
また、流体通路63及び64間が遮断されている場合、リング3aと接触子4aとが確実に接触している状態に維持されると共に、各構成部品の加工寸法のばらつきを考慮してリング3aと、該リング3aを移動させるためにリング3aと針弁70に設けた鍔(段部)79の端面79aとの間に隙間80が設けられている。
先ず、電磁コイル30aが非励磁の状態で流体通路64から圧力流体を供給した場合、ポペット66には孔87を設けているので流体室82と83の圧力は同一に保持されているが、ポペット66の両端面の受圧面積差により流体室82側の受圧面積86は流体室83側の受圧面積85より大きいため、ポペット66は矢印Y方向に変位し針弁70の円錐部70aが孔81に当接して流体通路63及び64間を遮断する(図5参照)。
流体室82の圧力が低くなり、(流体室82の圧力×受圧面積86)の力が(流体室83の圧力×受圧面積85)の力よりも小さくなるので、ポペット66は矢印X方向に変位する。よって、ポペット66の小径部66bの先端部がスリーブ65の円筒部65の内周面
の端面から離れるので、流体通路63及び64が連通状態になり圧力流体は流体通路63から流体通路64に流れるようになる。
流体通路63から圧力流体を供給し、電磁コイル30aを励磁した場合、プランジャ73が矢印X方向に変位するのでポペット66にはスプリング75の弾発力が付勢されない。
よって、ポペット66を押し開く力は該ポペット66の摺動抵抗のみになるので、圧力流体は自由に流体通路63から流体通路64に流れる。この状態で、電磁コイル30aを励磁して針弁70により閉塞していた孔81を開くと、圧力流体が流体通路63から孔81を通って流体室82に流入するのを、ボール68により防止している。このためポペット66を矢印X方向に変位して孔81が閉塞される。ここで、針弁70が矢印X方向に変位すると、鍔79によって接触子4aも協動するので、リング3aと接触子4aとの接触なくなり電気端子20aと検出電気端子21aとの導通状態も解除される。
2、2′、2″ スプール 2a、2b、2″a、2″b 段部
3a、3b リング 4a、4b 接触子
5a、5b 第1のスペーサ 5c、5d インロー部
6a、6b 第2のスペーサ 7a、7b 導電性ロッド
8 ブッシュ
11a、11b、11′ ガイド(ソレノイドガイド)
12a、12b スプリング 13a、13b 外方側端面(接触面)
14 連通路 15 めねじ
16、17 シール部材(Oリング)
18 通し穴 20a、20b 電気端子(アース)
21a、21b 検出電気端子 22a、22b 貫通穴
23a、23b (貫通穴)段付部
24 リード線 30a、30b 電磁コイル
31、31′、41、41″ スプール位置検出装置付スプール弁
55a、55b ロッド 60 ポペット位置検出装置付ポペット弁
Claims (5)
- 複数の流体通路を備えた軸方向穴を有する本体と、
前記軸方向穴に挿入され軸方向移動により前記流体通路を開閉するように設けられたスプールと、
前記スプールを移動または位置決めする手段と、
を備えた制御弁であって、
前記スプールの少なくとも一方を延出させて設けた段部と、
前記スプールと同心に前記段部が出入り可能にかつ前記スプールとは干渉しないように設けられたリングと、
前記スプールの中立状態のときは前記リングの外方側端面に当接可能にし、前記スプールの切換状態のときは前記リングの外方側端面または前記段部のいずれか一方に当接可能にして軸方向に移動可能にされた前記スプールと同心に前記段部を除き前記スプールと干渉しないように設けられたリング状の接触子と、
前記接触子を前記段部または前記リングへ付勢するスプリングと、
を有し、
前記接触子は導電性を有し外部と電気接続可能にされた電気端子とで電気的に導通されており、前記リングは前記電気端子とは異なる検出電気端子と電気的に接続され、前記リングと前記接触子が当接したときは前記リングを介して前記電気端子と検出電気端子が導電し、前記リングと前記接触子が離間しているときは少なくとも前記リングと前記電気端子とが導電しないようにされていることを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。 - 請求項1記載のスプール位置検出装置付スプール弁において、
前記スプールが延出する側の前記本体端面に設けられたケーシングと、
前記ケーシングに前記軸方向穴と同心に前記本体側に設けられ段付部を有する段付貫通穴と、
前記段付貫通穴内に前記段付部より順に前記スプールが干渉しないようにされたリング状の第1のスペーサと、
前記リングと前記接触子及び前記スプールが干渉しないようにされた筒状の第2のスペーサと、
を有し、
前記リングが前記ケーシングと電気的に接触しないように順次挟持固定されるように前記ソレノイドガイドの先端が押し込まれ、少なくとも前記第1のスペーサと前記リングの接触部及び前記リングと前記第2のスペーサの接触部が電気的に絶縁されていることを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。 - 請求項2記載のスプール位置検出装置付スプール弁において、
前記スプールを移動または位置決めする手段が1個または複数個であって、前記リングより外方から該リング内を通り作用するように配置され、前記本体と前記ケーシングとが1の部材から構成されていることを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。 - 請求項2または3に記載のスプール位置検出装置付スプール弁において、
前記段付貫通穴の軸直角方向に連通路が開けられ、該連通路を密閉するブッシュと、
前記ブッシュの通し穴内に設けられたシール部材と、
前記シール部材にシールされながら前記ブッシュの通し穴を非導電状態で貫通する導電性ロッドと、
を備え、
前記導電性ロッドの先端が前記リングの軸直角方向に設けられためねじに導電状態で螺着され、前記導電性ロッドの他端が前記検出電気端子とリード線を介して接続されていることを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスプール検出装置付スプール弁において、前記スプールを駆動する手段は、前記スプールの端部に当接可能にされたロッドが設けられ、前記ロッドは可動鉄心に接続され、前記可動鉄心が電磁コイルにより駆動可能にされた電磁弁であることを特徴とするスプール位置検出装置付スプール弁。
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