JP5061604B2 - 車両用シートおよび車両用シートの車体との係合を解除する方法 - Google Patents

車両用シートおよび車両用シートの車体との係合を解除する方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用シートに関し、特に、車体に装着されているシートクッションと車体との係合を解除する際の、シートクッションのフレームに生じる撓みを低減することができる車両用シート構造に関する。
車両用シートのシートクッションは、車両に固定して使用されることが多いが、車両の整備や修理の際などに車体から取り外したり、車体床面を有効利用するためにシートクッション部分を上方に持ち上げたりすることがある。
このような車両用シートとして、あらかじめ車体に取り付けた係合手段によりシートクッションに設けられたフック部を係合することも行われている。
この係合手段は、フック部に対して、少なくとも車両前後方向に係合し、かつ、車両上下方向には、所定範囲内の荷重では係合し、所定以上の荷重で係合が外れる構造である(特許文献1)。
実開平5−1347号公報
しかしながら、従来の車両シートのシートクッションのフック部と車体の係合手段との係合を解除する際に、シートクッションを上方に持ち上げる方向に加えられた荷重がフレームを曲げる力となり、シートクッションに加えた荷重がフック部まで伝達されないおそれがあった。
そこで、本発明は、フレームに設けたフック部と車体側の固定部との係合解除時のフレームの撓みを低減することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の車両用シートは、シートクッションの環状のフレームにフックから離間するように延設されて取り付けられたサポートが、車両用シートが持ち上げられる際に、フレームの荷重を車体へ移すようにしたことを特徴とする車両用シートとした。
本発明によれば、車両用シートのシートクッションと車体との係合を解除する際にフレームの撓みを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の車両用シート(1)は、シートクッション(10)と、このシートクッション内部に設けられ、前記シートクッション(10)の形状を保持する環状のフレーム(30)と、このフレーム(30)の前記シートクッション(10)の座面の反対側方向に突出し、車体に前記シートクッションを装着するフック(33)と、前記環状のフレーム(30)に取り付けられ、前記フック(33)から離間するように延設されて、車両用シートが持ち上げられる際に車体へ前記環状のフレーム(30)の撓み荷重を移すサポート(50)と、を有することを特徴とする車両用シートである。
図1〜図3に基づいて本発明の最良の実施の形態の実施例1の車両用シートについて説明する。
まず、構成について説明する。
この実施例1の車両用シート1は、図外の運転席および助手席の車両後方位置に配置された車両のリヤシートとして設けられたもので、図1に示す車体としての後部フロアパネル101の上に設置されている。
この後部フロアパネル101は、図2に示すように、フロアトンネル101aの後端部の位置で立ち上がった前壁部101bとこの前壁部101bの上端に連続して車両後方(矢印FRが車両前方を、矢印RRが車両後方を示す)に延びる上壁部101cとを備えている。さらに、上壁部101cの前部には、後部フロアパネル101に溶着などにより固定されたハット断面形状の支持用フロア102が車幅方向に延在されている。
支持用フロア102の上面102aの車幅方向両端部には、挿入穴102b,102bが開口され、この挿入穴102bの車両下方に後述する係合手段としてのピンチ103が設けられている。
実施例1の車両用シート1のシートクッション10には、弾性を有したパッド20を支持してシートクッション10の形状を保持する鋼線で形成されたシートクッションフレーム30が設けられている。
このシートクッションフレーム30は、主フレーム31と、主フレーム31の車幅方向に架橋されたサブフレーム32と、このサブフレーム32に固定された一対の前フック33および主フレーム31に固定された一個の後フック34と、を備えている。
主フレーム31は、シートクッション10の外周近傍に沿って配置された前枠31a,31aと横枠31b,31bと後枠31cとにより略長方形の環状に形成されている。
前フック33は、略U字形状に形成され、サブフレーム32の車幅方向両側から、車両後方かつ斜め上方に向けて延在されている。
後フック34は、略U字形状に形成され、後枠31cの車幅方向略中央から、車両後方かつ斜め上方へ延在されている。なお、後フック34は、図3に示すように、後部フロアパネル101に連続するパネル106に設けられた係合ブラケット106aに係合される。すなわち、シートクッション10の前端部を持ち上げた状態で、後フック34を係合ブラケット106aに差し込む。さらに、シートクッション10を後方へスライドさせ、その前端部を下げてシートクッション10を後部フロアパネル101に載置した状態として、後フック34と係合ブラケット106aとを係合させる。この係合状態では、両者34,106aは、車両前後方向・車幅方向・車両前後方向に係合された状態となる。
前フック33は、図1に示すように、その後端部に、座面とは反対方向である車両下方へ垂下された略U字形状の装着端部33aが一体に形成されている。この装着端部33aは、後フック34と係合ブラケット106aとを上記のように係合させたときに、支持用フロア102の挿入穴102bに差し込まれてピンチ103に係合される。
ピンチ103は、装着端部33aを所定の係合力で係合するもので、支持用フロア102と一体に形成されており、装着端部33aと上下方向に係合する前後一対の爪部103a,103aを有している。すなわち、図1に示すように、装着端部33aは、挿入穴102bに差し込まれた状態で、爪部103a,103aと上下方向で係合されている。なお、この係合は、装着端部33aに、所定以上の力、すなわち爪部103a,103aが弾性変形する荷重以上の力を、車両上方向きに加えることで解除可能となっている。また、装着端部33aは、ピンチ103および挿入穴102bにより、車両前後方向および車幅方向には、所定以上の変位が規制されている。
前フック33には、上方から見た形状が略ハット状のサポート50が、装着端部33aの位置よりもシートクッション10の前後方向縦断面を横方向から見て車両後方のヒップポイント側、すなわち、フック33から離れる方向へ延在された状態で溶接などにより固定されている。また、サポート50は、側方から見て略山形状となるよう上下方向に折り曲げられ、車両後方側の端部に車幅方向に延在された支点端部50aが、サポート50の他の部位よりも支持用フロア102の上面102aに近付けて配置されている。
支点端部50aは、シートクッション10の前端部を持ち上げる方向に荷重を加えた際に、支持用フロア102の上面102aに当接するよう配置されている。すなわち、支点端部50aは、装着端部33aと車両前後方向に重なる位置で装着端部33aよりも車両後方に配置され、かつ、支持用フロア102の上面から車両上方に離間して配置されている。
この支点端部50aと上面102aとの上下方向の間隔は、図示の高さh1とh2の範囲内に配置されている。高さh1は、車両の走行時の振動や乗員の荷重などによりシートクッションフレーム30が上下方向に撓んだ際に、支点端部50aと上面102aとが当接することのない寸法である。また、高さh2は、後述するシートクッション10の取り外し時に、後述する支点としの作用が早期に確実に得られる寸法である。
次に、実施例1の作用を説明する。
シートクッション10を後部フロアパネル101から取り外す際には、シートクッション10の前端部を上方に持ち上げ、シートクッションフレーム30の前フック33の装着端部33aをピンチ103の爪部103aの係合から解除し、その後、車両前方へスライドさせて、後フック34と係合ブラケット106aとの係合を外す。
シートクッション10の前端部を上方に持ち上げる方向に取り外し荷重を加えたときには、シートクッションフレーム30の剛性が充分に高い場合には、シートクッションフレーム30の後端部を中心としたモーメントで、装着端部33aが持ち上がりピンチ103による係合を解除することができる。
また、シートクッションフレーム30の剛性が不足している場合で、シートクッションフレーム30に、ピンチ103により係合された装着端部33aを中心として回動するような変形が生じるときには、サポート50の支点端部50aが下方へ回動し支持用フロア102の上面102aに当接する。そして、支点端部50aが支持用フロア102の上面102aに当接した時点から、シートクッションフレーム30の撓み荷重が支持用フロア102に伝達され、シートクッションフレーム30には、支点端部50aを中心としたモーメントが作用し、この支点端部50aよりも車両前方に配置された前フック33に、上向きの荷重として作用する。
しかも、この装着端部33aは、取り外し荷重が入力されるシートクッション10の前端部と、回動中心となる支点端部50aとの間に配置されているため、より大きなレバー比が得られ、装着端部33aがピンチ103から容易に外れる。
以上のように、実施例1の車両用シート1では、シートクッション10の取り外し時に、シートクッションフレーム30の剛性不足でシートクッションフレーム30が弾性変形した場合でも、装着端部33aに対し、支点端部50aを支点としてピンチ103の係合を解除する方向に荷重が作用する。
したがって、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、車体からシートクッション10を取り外し可能となるという効果が得られる。
しかも、この効果は、シートクッションフレーム30に、サポート50を付加しただけで得られるため、シートクッションフレーム30の全体の剛性を向上させるのと比較して、安価かつ軽量に上記効果を得ることができる。
さらに、既存品にサポート50を追加するだけであるので、既存品の成形型などに変更が不要であるとともに、異なる車種にも適用可能で汎用性が高く、部品費や型費を抑えることができる。
加えて、支点端部50aは、支持用フロア102の上面102aから、高さh1を越えて配置したため、車両の走行時の振動や乗員の荷重などによりシートクッションフレーム30が上下方向に撓んでも、支点端部50aと上面102aとが衝突して異音が生じる不具合が無い。また、支点端部50aの上面102aからの距離を、高さh2未満にしていることから、上述したように、支点端部50aがシートクッションフレーム30の変形時に支点として作用する効果が、早期に確実に得られる。
次に、図4に基づいてこの発明の実施の形態の実施例2の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例2の車両用シート1は、図4に示すように、実施例1とは、サポート150の形状が異なる。すなわち、サポート150は、図示のように、支点端部150aが、装着端部33aに対して車幅方向にずれた位置に配置されている。この位置は、シートクッション10の前端部においてシートクッション10を持ち上げる際に荷重を入力する位置と、装着端部33aとを結ぶ直線の延長線近傍が好ましい。
なお、サポート150が車両前後方向の途中で折り曲げられて、サポート150の他の部位よりも支点端部150aが支持用フロア102の上面102aに近い位置に配置されている点、および、支点端部150aが装着端部33aよりも車両後方の位置であって、支持用フロア102の上面102aから上方に離間した位置に配置されている点は、実施例1と同様である。
したがって、実施例2の車両用シート1にあっても、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、取り外し性能が向上するという効果、安価かつ軽量に上記効果を達成できる効果、異なる車種にも適用可能な汎用性の効果、異音の発生を抑えながらも上記支点としての作用を早期に確実に達成できる効果を奏する。
次に、図5に基づいてこの発明の実施の形態の実施例3の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例3の車両用シート1も、実施例1とは、サポート250の形状が異なる。すなわち、サポート250は、側方から見て略L字状に折り曲げられている。そして、その先端の支点端部250aは、車両の走行時の振動や乗員の荷重などによりシートクッションフレーム30が上下方向に撓んでも支持用フロア102の上面102aに当接することにない高さh1の極めて近い高さに配置されている。なお、他の構成は実施例1と同様である。
したがって、この実施例3の車両用シート1では、取り外し時にシートクッション10の前端部を持ち上げた際には、より早期に支点端部250aが支持用フロア102の上面102aに当接し、装着端部33aがピンチ103から外れる。
よって、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、取り外し性能が向上するという効果が得られる。また、実施例1と同様に、安価かつ軽量に上記効果を達成できる効果、異なる車種にも適用可能な汎用性の効果、異音の発生を抑えながらも上記支点としての作用を早期に確実に達成できる効果を奏する。
次に、図6に基づいてこの発明の実施の形態の実施例4の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例4の車両用シート1も、実施例1とは、サポート350の形状が異なる。すなわち、サポート350は、上下方向に折り曲げられることなく、側方から見ると略直線状に形成されている。そして、その先端の支点端部350aは、サポート350の他の部分と同じ高さ、すなわち、シートクッション10の取り外し時に、支点としの作用が早期に確実に得られる高さh2の上限の高さに配置されている。なお、他の構成は実施例1と同様である。
したがって、この実施例4の車両用シート1では、支点端部350aが支持用フロア102の上面102aに当たって異音が生じることを、より確実に防止しながらも、シートクッション10の取り外し時に、支点端部350aが支持用フロア102に当接して、取り外し性能を向上させることができる。
よって、実施例1と同様に、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、取り外し性能が向上するという効果、安価かつ軽量に上記効果を達成できる効果、異なる車種にも適用可能な汎用性の効果、異音の発生を抑えながらも上記支点としての作用を早期に確実に達成できる効果を奏する。
次に、図7に基づいてこの発明の実施の形態の実施例5の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例5の車両用シート1は、支点としての支点端部450aを、前フック433と一体に形成した例である。
すなわち、前フック433には、装着端部433aよりも車両後方に延在された後方延長部(サポート)450が設けられている。また、装着端部433aは、この後方延長部450の車幅方向中央から車両前方へ折り返されて実施例1と同様に、垂下されている。そして、後方延長部450の後端において、高さh2の僅かに下方位置に、支点端部450aが車幅方向に延在されている。
この実施例5の車両用シート1では、シートクッション10の取り外し時には、シートクッション10の前端部を持ち上げると、前フック433が、装着端部433aを中心に回動する。そして、この回動により支点端部450aが支持用フロア102の上面102aに当接した時点で、装着端部433aが上方に持ち上がり、ピンチ103による係合を解除することができる。
したがって、この実施例5の車両用シート1にあっても、実施例1と同様に、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、取り外し性能が向上するという効果、安価かつ軽量に上記効果を達成できる効果、異音の発生を抑えながらも上記支点としての作用を早期に確実に達成できる効果を奏する
しかも、実施例5の車両用シート1では、支点端部450aを、前フック433と一体に形成したため、部品点数を削減して、製造コストおよび重量軽減を図ることができる。
次に、図8に基づいてこの発明の実施の形態の実施例6の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例6の車両用シート1は、実施例5と同様に、支点としての支点端部550aを、前フック533と一体に形成した例で、前フック533の形状が、実施例5のものと相違している。
すなわち、前フック533は、図8(b)に示すように、装着端部533aよりも車両右側(図では左側)の部分のみに後方延長部(サポート)550が設けられている。この後方延長部550の後端部分では、下方に折り曲げられた部分に支点端部550aが設けられており、支点端部550aは、実施例5の支点端部450aよりも低い位置に配置されている。
したがって、実施例6の車両用シート1にあっても、シートクッション10の取り外し時には、シートクッション10の前端部を持ち上げると、前フック533が、装着端部533aを中心に回動する。そして、この回動により支点端部550aが支持用フロア102の上面102aに当接した時点(実施例5よりも早い時点)で、装着端部533aが上方に持ち上がり、ピンチ103による係合を解除することができる。
よって、この実施例6の車両用シート1にあっても、実施例1と同様に、シートクッションフレーム30の剛性を向上させること無く、取り外し性能が向上するという効果、安価かつ軽量に上記効果を達成できる効果、異音の発生を抑えながらも上記支点としての作用を早期に確実に達成できる効果を奏する
さらに、実施例6の車両用シート1では、実施例5と同様に、支点端部550aを、前フック533と一体に形成したため、部品点数を削減して、製造コストおよび重量軽減を図ることができる。
次に、図9に基づいてこの発明の実施の形態の実施例7の車両用シート1について説明する。なお、前記実施例1と同一ないし均等な部分については、同一符号を付して説明を省略し、実施例1と相違する部分を中心として説明する。
この実施例7の車両用シート1は、実施例5と同様に、支点としての支点端部650aを、前フック633と一体に形成した例で、前フック633の形状が、実施例5のものと相違している。
すなわち、前フック633は、図9(b)に示すように、装着端部633aの車幅方向両側に後方延長部(サポート)650,650が設けられている。また、後方延長部650では、後端から下方に下がった位置に支点端部650aが設けられている。
したがって、実施例7の車両用シート1にあっても、シートクッション10の取り外し時には、支点端部650aが支持用フロア102の上面102aに当接した時点で、装着端部633aが上方に持ち上がり、ピンチ103による係合を解除することができる。この支点端部650aの当接タイミングは、実施例6と同様の早期であり、かつ、装着端部633aの両側で支点端部650aが当接することで、係合解除をより早期に確実に行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1ないし実施例7を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1ないし実施例7に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例1〜7では、車両用シートを乗用車の後席に適用した例を示したが、これに限定されず、前席に適用することもできるし、乗用車以外の車両に適用することもできる。さらに、実施例1〜7では、シートクッションを車幅方向に延在させたものを示したが、車両前後方向など、他の方向に延在させてもよい。
また、実施例1〜7では、支点部(支点端部50aなど)を車体としての支持用フロア102から離して配置した例を示したが、車体に当接させてもよい。この場合、異音が発生するならば、両者の間に緩衝材を介在させて異音の発生を抑えるのが好ましい。
また、実施例1〜7では、支点部が当接する車体として、支持用フロア102を示したがこれに限定されず、例えば、後部フロアパネル101などの車体の他の部分に当接させるようにしてもよい。
また、実施例1〜7では、係合手段として、爪部103aにより装着端部(33aなど)を係合するピンチ103を示したが、この係合手段は、所定の係合力で係合できるものであれば、例えば、ばねやラッチを用いるものなど、実施例で示した構造に限られない。
また、サポートとして、実施例1〜7で示したサポート50などや後方延長部450などのロッド状のものに限られず、例えば、図10に示す金属板からなるサポート板750を用いてもよい。この図の例では、このサポート板750先端部が支点端部750aとなる。なお、このサポート板750は、この図に示した形状に限定されるものではない。
また、実施例1〜7では、シートクッションの係合を解除した後、車体から取り外すものを示したが、これに限られず、例えば、シートクッションと車体との係合を解除した後、シートクッションを跳ね上げることもできるなど、実施例に示した構造に限られない。
本発明の実施の形態の実施例1の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用シート1のシートクッションフレーム30および後部フロアパネル101を示す斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の車両用シート1の要部を示す断面図である。 本発明の実施の形態の実施例2の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例3の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例4の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例5の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例6の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の実施例7の車両用シート1の要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。 本発明の実施の形態の他の実施例の車両用シートの要部を示す説明図であって、(a)は側方から見た状態を示し、(b)は上方から見た状態を示している。
符号の説明
1 車両用シート
10 シートクッション
20 パッド
30 シートクッションフレーム
32 サブフレーム
33 前フック
33a 装着端部
50 サポート
50a 支点端部
101 後部フロアパネル(車体)
102 支持用フロア(車体)
103 ピンチ(係合手段)
150 サポート
150a 支点端部
250 サポート
250a 支点端部
350 サポート
350a 支点端部
433 前フック
433a 装着端部
450 後方延長部(サポート)
450a 支点端部
533 前フック
533a 装着端部
550 後方延長部(サポート)
550a 支点端部
633 前フック
633a 装着端部
650 後方延長部(サポート)
650a 支点端部
750 サポート板
750a 支点端部

Claims (12)

  1. シートクッションと、
    このシートクッション内部に設けられ、前記シートクッションの形状を保持する環状のフレームと、
    このフレームの前記シートクッションの座面とは反対側である前記シートクッションの下方に突出し、車両搭載時に車体に取り付けた係合手段と前記シートクッションの上下方向に係合するとともに所定以上の上方向きの力で係合解除可能なフックと、
    前記環状のフレームに取り付けられ、前記係合手段と係合して前記車体に装着した状態から前記シートクッションの前端部を持ち上げた際に前記フックが支点となって前記フレームが撓んだ場合に、支点端部が前記車体に当接可能に前記フックよりも前記シートクッションの後方へ延設されて、車両用シートが持ち上げられる際に車体へ当接して前記環状のフレームの撓み荷重を移すサポートと、
    を有することを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記フックの車体に装着されている装着端部は、前記サポートの車体に当接する支点端部よりも、シートクッションの前方側に配置されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、車体と離間していることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、前記シートクッションの前記フレームに支持されるパッドの下面よりも車体近くに配置されていることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、前記フレームと一体に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  6. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートが、前記フレームと別体に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  7. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、前記フックと一体に形成されていることを特徴とする車両用シート。
  8. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、断面が略直線状であることを特徴とする車両用シート。
  9. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、前記フックを車体から離脱するときに、車体と面接触することを特徴とする車両用シート。
  10. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記フレームは、前記シートクッションの左右に接続されたサブフレームを有し、前記フックは、前記サブフレームに配設されていることを特徴とする車両用シート。
  11. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記サポートは、前記フックと前記シートクッションの前方端部とを結んだ直線の延長線上の近傍に配列されていることを特徴とする車両用シート。
  12. 車体に装着している請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の車両用シートの車体との係合を解除する方法であって、
    前記シートクッションの前方端部に車体から離れる方向である車体上方に荷重を入力し、
    前記フレームが前記フックの前記係合手段と係合する装着端部を中心として車体から離れる方向である車体上方に変形したに、前記フレームに設けられた前記サポートが車体に当接し、この時点から前記フレームは、前記サポートの支点端部を支点として車体上方に回動して、前記フックと前記係合手段との係合を解除することを特徴とする車両用シートの車体との係合を解除する方法。
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