JP5059710B2 - 差込み可能なプリントクリップ - Google Patents

Description

この発明は、請求項１の上位概念の特徴事項による、即ちケース側の接点空間に連通するピンガイドを備える接点ピン上に載置する床側の差込接続部を備え且つケース内で中央クリップ空間に移行されてピンガイドの方向に対して傾斜されて特に４５°の角度の下で延びている導体案内通路が接続されている上側の導体接続開口を備える絶縁ケースを備える差込み可能なプリントクリップに関する。

公知の実施例では、そのような差込み可能なプリントクリップは接触すべき接点ピン用の接点部材と接続すべき導体用のクリップ箇所を備えるクリップばねが溶接或いは半田付けによって互いに結合されている二つ以上の部材から成る接点部材を有する。クリップの円板状の互いに配列可能な絶縁ケースが３ｍｍの大きさ程度の幅を有するそのようなクリップの小型化では、接点部材とクリップばねが適切に小さい寸法を有し、機能安全性に関して高い要件が定められている。それ故に、電流或いは電圧を案内する接点部材の溶接或いは半田付けがより高い精度により行われなければならず、それは高い費用でしか実現できない。
ドイツ特許出願公開第１００５３０３５号明細書 ドイツ実用新案第２０２１０１０５号明細書 ドイツ特許出願公開第１９８０３０８５号明細書 ドイツ実用新案第２９６０６３４７号明細書 ドイツ特許出願公開第２４４０８２５号明細書 フランス特許第２８２４９６０号明細書

この発明の課題は、接点部材を簡単に製造できる前記種類のプリントクリップを提供することである。

この課題は、前記種類のプリントクリップにおいて、特許請求項１の特徴とする特徴事項によって、即ち、接点部材とクリップばねが互いに一部材であり、細長く専ら長さ延長部を横切って彎曲された平ベルトから成り、そのベルトの接点空間内にある部分がピンガイドまで接点部材を形成するばねチューリップにまで、そのベルトのクリップ空間内にある部分がクリップばねを形成する脚ばねにまで、ばねチューリップに接続してケース内に支持された支持脚並びにその支持脚に接続して曲げ継手を介して支持脚まで戻し彎曲されたクリップ脚によって形成されていて、クリップ空間内にはケース側のクリップ脚に対して斜めに延びているクリップ支持台があり、そのクリップ支持台に対してクリップ位置でクリップ脚がそれと接触された導体を固定することによって解決される。

この発明にとって、接点部材とクリップばねが唯一の部材から成る、即ち、専ら長手延長部を横切って平らなベルトから成ることが重要である。金属ベルトにより形成された脚ばねの特性は、この脚ばねがそのクリップ脚によってクリップ脚から絶縁ケースにより形成されたクリップ支持台に対して固定されて接続された導体に接触していることにある。クリップ脚と締め付けられた導体の間の多かれ少なかれ点状或いは線状接点箇所は、金属平ベルトを介して比較的僅かの電流が流れるならば、とにかく十分である。

この発明の好ましい構成特徴は、従属請求項から明らかになる。

この発明は、次に実施例に関する図面に基づいてさらに詳細に説明される。

図１は細かに強化可能な円板状ケースとして細い構成で形成されている絶縁ケース１を示す。実際の実施例では、ケース１が最高１５ｍｍの長さの際に２．５ｍｍから３．５ｍｍまでの幅を有する。ケース１には、電流を案内する接点部材３が配置されていて、次になお検討されるように、二つの立体的な互いに分離した接点箇所を有する。接点部材３は、専ら長さ延長部を横切って数回彎曲されている金属製平ベルト２から成る。全長にわたり一定幅を有する平ベルト２が重要である。

一方では、金属製平ベルト２からばねグループが形成されていて、絶縁ケース１のクリップ空間５に配置されている。ばねチューリップ４が絶縁ケース１に存在する両側差込み接続部６用の接点要素であり、その差込み接続部によりプリントクリップが接点ピン７上に差込まれ得る。図３から明らかであるように、そのような接点ピン７は、図面には示されていない導体板上に固定的に配置されて合成樹脂ブロック３２を備えていて、ブロックを介して接点ピンが導体板上に支持されている。差込状態では、合成樹脂ブロック３２が収容空間３３内にあって、その収容空間が絶縁ケース１の床側の差込接続部６の領域に存在し、その下面に対して開放している。収容空間３３にはピンガイド８が接続されていて、そのピンガイドが円筒状貫通開口から成り、その貫通開口が収容空間３３と接点空間５を互いに連結されて接点ピンの貫通に用いられる。

接点空間５では、接点ピン７の差込方向に延びている細長い空間が重要である。これはばねチューリップ４の細長い構成に一致し、そのばねチューリップ４が一方ではばね脚９から成り、そのばね脚９が平ベルト２の両端の一方に形成されている。ばね脚９は１８０度以上の湾曲部を備える曲げ継手を介して支柱脚１１へ移行して、その支柱脚が絶縁ケース１の内壁に当接している。それ故に、接点ピン７の侵入の際にばね脚９のみがばねチューリップ４を有し、そのためにばね脚９がばねチューリップ４に弾力を与えられる。ばねチューリップ４への接点ピン７の導入はばね脚９の支柱脚１１により離れ湾曲された端９. １によって容易とされる。ばねチューリップ４の曲げ継手１０がピンガイド８から遠くに離れていて、ピンガイドに対してばねチューリップ４が接点ピン７の挿入の際に開放される。ばねチューリップ４の支柱脚１１が真直に接点ピン７の差込み方向に平行な方向に延びていて、その接点ピンがばねチューリップ４にて支柱脚１１の内側をピンガイド８に対する正接する方向に位置する。

図１と３からさらに明らかになるように、金属製平ベルト２が１３５°の角度づつの下で二つの屈曲部１３と１４を有し、それら屈曲部を介して支柱脚１１が支持脚１６に移動し、平ベルト２により形成された脚ばね１５の一部である。それにより脚ばね１５の支持脚１６がばねチューリップ４の支柱脚１１と直角に立ち、それは無論、強制的ではない。脚ばね１５の支持脚１６には、曲げ継手１７とその傍のクリップ脚１８が接続されている。挟持しない出口位置には、曲げ継手１７が１８０度湾曲部を有し、支持脚１６に対して戻し彎曲されたクリップ脚１８がこの支持脚１６と適切に平行に横たわる。

平ベルト２の脚ばね１５を形成する部分が絶縁ケース１のクリップ空間１９に配置されていて、支持脚１６がケース１の床側に対して位置するクリップ空間１９の壁にはクランプ脚１８から遠く離れている側面により完全に支持されている。クリップ空間１９には、楔状ストッパ２０が偏向されていないクリップ脚１８に対して傾斜された上面を備えて存在し、その上面にクリップ脚１８が偏向の際に突き当たり、脚ばね１５を延ばすことができない。

第二端によって平ベルト２がクリップ脚１８におけるクリップ端２１を形成し、クリップ端がクリップ支持台２２と共働する。クリップ支持台２２がクリップ空間１９に突き出す絶縁ケース１のクリップリップ２３によって形成されていて、クリップ支持台２２を備えるこのクリップリップ２３が接点ピン４の差込方向に対して４５°の傾斜角度下で延びている。特に図２が具体化されるように、クリップ支持台２２に対して同じ傾斜により絶縁ケース１内の導体案内通路２４が案内される。絶縁ケース１の上面には導体案内通路２４に移行する導体接続部開口２５が設けられている。図 2には、そこに図示された導体３４に基づいて接点ピン７の差込方向に対して斜めに立つクリップ方向を確認する。

絶縁ケース１には、導体案内通路２４とばねチューリップ４を受ける接点空間５の間に案内通路２６が形成されていて、接点ピン７の差込方向と平行に延びている。この方向には、案内通路２６に押圧体２７が移動自在に支承されて、その押圧体の内端２８は、図２が示されるように、クリップリップ２３の傍を通って押圧体２７の押圧された位置ではクリップ端２１が脚ばね１５のクリップ脚１８にされるように、狭く形成される。これは、クリップリップ２３がクランプ脚１８のクリップ端を単に一部に、特に半分以上を覆われるので、可能である。

図２から明らかであるように、押圧体２７が工具刃３５を設置するのに適合された操作端２９を有する。押圧体２７の別の特性は、押圧体が図１に示された位置、即ち作動されていない出口位置にて絶縁ケース１に挿入されることである。絶縁ケース１に対してここに存在する結合ウエブが押圧体２７の最初の作動の際に切断される目標破断箇所として形成されている。この場合には、同時に押圧体２７がクリップ脚１８のクリップ端２１上に着座する位置に係合されいて、それは絶縁ケース１の開放実施の際にブロックされた隣接ケースの傍に生じる。

図３は最終的に、絶縁ケース１内に平ベルト２から形成された接点部材３を維持するように用いられる係合カム３６及び切取部３１を示す。そのために、図１では、クリップ空間１９に突き出し、脚ばね１５の支持脚１６における切取部３１に形成一体的に係合されいる位置決めリップ３０を認識できる。

絶縁ケースの解放側から見てばね力プリントクリップの斜視図である。 導体を締め付け或いは取り外す際のプリントクリップの図１に一致する表示である。 接点ピンと一緒に接点部材とクリップばねを形成して湾曲された平ベルトの斜視図である。

符号の説明

１．．．．．絶縁ケース
２．．．．．平ベルト
３．．．．．接点部材
４．．．．．ばねチューリップ
５．．．．．クリップ空間
６．．．．．差込み接続部
７．．．．．接点ピン
８．．．．．ピンガイド
９．．．．．ばね脚
１０．．．．曲げ継手
１１．．．．支柱脚
１２．．．．自由空間
１３、１４．．．屈曲部
１５．．．．脚ばね
１６．．．．支持脚
１７．．．．曲げ継手
１８．．．．クリップ脚
１９．．．．クリップ空間
２０．．．．ストッパ
２１．．．．クリップ端
２２．．．．クリップ支持台
２３．．．．クリップリップ
２４．．．．導体案内通路
２５．．．．導体接続部開口
２６．．．．案内通路
２７．．．．押圧体
２９．．．．作動端
３０．．．．位置決めリップ
３１．．．．切取部
３４．．．．導体
３５．．．．工具刃

Claims (8)

1. ケース側の接点空間（５）に連通するピンガイド（８）を備える接点ピン（７）上に載置する床側の差込接続部（６）を備え且つケース（１）内で中央クリップ空間（１９）に移行されてピンガイド（８）の方向に対して傾斜されて特に４５°の角度の下で延びている導体案内通路（２４）が接続されている上側の導体接続開口（２５）を備える絶縁ケース（１）を備えて、ケース（１）内には金属性の電流路を形成する接点部材（３）が接触すべき接点ピン（７）の接点部材（４）を接点空間（５）内に配置され且つ接続すべき導体（３３）用のクリップばね（１５）をクリップ空間（１９）内に配置されているプリントクリップにおいて、接点部材（３）とクリップばね（１５）が互いに一部材であり、細長く、専ら長さ延長部を横切って彎曲された平ベルト（２）から成り、そのベルトの接点空間（５）内にある部分がピンガイド（８）まで接点部材（４）を形成するばねチューリップ（４）にまで、そのベルトのクリップ空間（１９）内にある部分がクリップばね（１５）を形成する脚ばねにまで、ばねチューリップ（４）に接続してケース（１）内に支持された支持脚（１６）並びにその支持脚に接続して曲げ継手（１７）を介して支持脚（１６）まで戻し彎曲されたクリップ脚（１８）によって形成されていて、クリップ空間（１９）内にはケース側のクリップ脚（１８）に対して斜めに延びているクリップ支持台（２２）があり、そのクリップ支持台に対してクリップ位置でクリップ脚（１８）がそれと接触された導体（３３）を固定することを特徴するプリントクリップ。
2. 接点部材（３）のばねチューリップ（４）が接点空間（５）内に固定式に保持されて脚ばね（１５）の支持脚（１６）に接続する支柱脚（１１）とこの支柱脚まで曲げ継手（１０）を介して戻し彎曲されて接点空間（５）の自由空間（１２）に偏向できるばね脚（９）とを有することを特徴する請求項１に記載のプリントクリップ。
3. ばねチューリップ（４）の支柱脚（１１）が接点部材（３）にて接触すべき接点ピン（７）の差込み方向に対して直ぐで平行な方向に延びていることを特徴する請求項２に記載のプリントクリップ。
4. 脚ばね（１５）の支持脚（１６）がばねチューリップ（４）の支柱脚（１１）に直角に立ち、脚ばね（１５）のクリップ脚（１８）が挟まれていない状態で支持脚（１６）に平行に延びていてクリップ空間（１９）内にばね力に逆らって支持されていることを特徴する請求項２或いは３に記載のプリントクリップ。
5. クリップ空間（１９）内で脚ばね（１５）の支持脚（１６）とクリップ脚（１８）の間）にクリップ脚（１８）のばね路を限定するストッパ（２０）が配置されていることを特徴する請求項４に記載のプリントクリップ。
6. 脚ばね（１５）の支持脚（１６）がケース側の位置決めリップ（３０）を形状一体的に収容する少なくとも一つの切取り部（３１）を有することを特徴する請求項１乃至５のいずれか一項に記載のプリントクリップ。
7. 脚ばね（１５）のクリップ脚（１８）がクリップ支持台（２２）を形成してクリップ空間（１９）内に突き出すクリップリップ（２３）と共働し、そのクリップリップがクリップ脚（１８）を平ベルト（２）の幅方向に覆っていて、ケース（１）には押圧体（２７）が移動自在に支承されていて、クリップ脚（１８）のクリップ端（２１）をケース側クリップリップ（２３）により覆われていない領域に作用する内端（２８）を有することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載のプリントクリップ。
8. 押圧体（２７）がケース（１）内で差込接続部（６）の差込方向と平行な方向に隣接して接点空間（５）に配置された案内路（２６）に案内されていて、ケース表面に開放する操作端（２９）を有することを特徴とする請求項７に記載のプリントクリップ。

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