JP5059390B2 - 警報器、カップリングアダプタおよびデータ通信システム - Google Patents

警報器、カップリングアダプタおよびデータ通信システム Download PDF

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Description

本発明は、外部読出し装置で読み出される履歴データやリアルタイムデータを記憶したCO警報器等の警報器と、外部読出し装置に接続され警報器と通信するカップリングアダプタと、警報器の履歴データやリアルタイムデータを通信するデータ通信システムに関するものである。
ガス警報器たとえばCO警報器において、警報の発生状況等を履歴データとして記憶し、記憶した履歴データを通信にて外部読出し装置で読み出して警報発生の原因解明等を行うデータ通信システムがある。
図7は、従来のデータ通信システムの構成例を示す図であり、(A)はCO警報器の背面図、(B)データ通信システムのコネクタ接続を示す図である。この例では、図7(A)に示すCO警報器1の履歴データを通信する場合について示している。CO警報器1はCOの発生を検知する部屋の壁に取り付けられ、図7(A)に示すように、ケース2の裏側に裏蓋3でふさがれて内蔵された通信用コネクタ4を備えている。裏蓋3はネジ6でケース2に係止されており、その上に製造ラベル5が貼られている。
CO警報器1から履歴データを取り出す際には、図7(B)に示すように、裏蓋3を止めているネジ6を外して裏蓋3を開けて露出させた通信用コネクタ4に、コネクタ6およびインターフェース回路7を介してデータ読出し用外部読出し装置、たとえばパソコン(またはPDA)8を接続する。パソコン8からのコマンドの送信により、CO警報器1のメモリに記憶されている履歴データをパソコン8で読み取る。
一方、上述のようにコネクタ接続方式ではなく、非接触で履歴データの通信を行うものとして、無線通信方式(たとえば、特許文献1参照。)や光通信方式(たとえば、特許文献2参照。)や電磁誘導方式等がある。
特開2005−208885号公報 特開2001−255193号公報
しかしながら、図7に示すコネクタ接続方式では、CO警報器1を壁から外し、ネジ6を外して裏蓋を開けるという煩わしさがあり、そのため時間がかかるという問題がある。たとえば、CO警報器1が業務用の厨房の壁に設置されている場合には、ガス事業者がコネクタ接続の作業を厨房内で行う必要があり、時間をかけると店の人に迷惑をかけることになる。また、裏蓋3を開けることにより、内部に異物が入るなどの危険もあり、CO警報器1の信頼性を保つという点に関して問題となる。また、従来の警報器には、外部信号によりCO濃度をリアルタイムに測定する機能がないため、容易にその雰囲気中のCO濃度を知ることができない。そのため、別のCO濃度測定器を持ち込んで測定する必要があった。
一方、上述の特許文献に開示されている無線通信方式や光通信方式では、専用の通信回路が必要となりコストがかかるという問題がある。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、外部読出し装置で読み出される履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータを記憶した低コストで履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータの通信が可能な警報器と、警報器と通信するカップリングアダプタと、警報器の履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを通信するデータ通信システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明の警報器は、音声警報を出力するスピーカと、警報器の動作状態表示を行うLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、前記スピーカおよび/または前記LEDを、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の前記外部読出し装置との通信手段として使用し、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信と、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする。
請求項1記載の発明の警報器においては、音声警報を出力するスピーカと、警報器の動作状態表示を行うLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、スピーカおよび/またはLEDを、記憶手段に記憶されている履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の外部読出し装置との通信手段として使用し、外部読出し装置から警報器へ送出される信号の受信と、外部読出し装置への履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる。それにより、警報器の履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置との通信機能を、低コストで実現することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明の警報器は、請求項1記載の警報器において、前記外部読出し装置は、前記警報器との通信手段としてスピーカおよび受光素子を備え前記警報器に装着されるカップリングアダプタを介して前記警報器と通信し、前記警報器のスピーカおよびLEDは、前記警報器への前記カップリングアダプタの装着時に、前記カップリングアダプタの前記スピーカおよび前記受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ、前記警報器のスピーカに、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信を行わせ、前記警報器のLEDに、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする。
請求項2記載の発明の警報器においては、外部読出し装置は、警報器との通信手段としてスピーカおよび受光素子を備え警報器に装着されるカップリングアダプタを介して警報器と通信し、警報器のスピーカおよびLEDは、警報器へのカップリングアダプタの装着時に、カップリングアダプタのスピーカおよび受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ、警報器のスピーカに、外部読出し装置から警報器へ送出される信号の受信を行わせ、警報器のLEDに、外部読出し装置への履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる。それにより、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明の警報器は、請求項2記載の警報器において、前記警報器のスピーカに音声警報信号を供給すると共に前記LEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサと、前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号を受信する前記警報器のスピーカに接続され、前記信号を増幅して前記マイクロプロセッサに入力する増幅手段と、前記マイクロプロセッサにより制御され、前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は前記増幅手段からの前記マイクロプロセッサへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、前記LEDは、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号を前記カップリングアダプタの前記受光素子に送出することを特徴とする。
請求項3記載の発明においては、警報器のスピーカに音声警報信号を供給すると共にLEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサと、外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に外部読出し装置から警報器へ送出される信号を受信する警報器のスピーカに接続され、前記信号を増幅してマイクロプロセッサに入力する増幅手段と、マイクロプロセッサにより制御され、外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は増幅手段からのマイクロプロセッサへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、LEDは、記憶手段に記憶されている履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号をカップリングアダプタの受光素子に送出する。それにより、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを通信するために既存の警報器に追加した部品は、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す履歴データ等読出しモード時のみ動作し、通常モード時の動作には影響を与えることがなくなる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の発明の警報器は、警報器の動作状態表示を行う第1および第2のLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、前記第1のLEDおよび/または前記第2のLEDを、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の前記外部読出し装置との通信手段として使用し、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信と、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする。
請求項4記載の発明の警報器においては、警報器の動作状態表示を行う第1および第2のLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、第1のLEDおよび/または第2のLEDを、記憶手段に記憶されている履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の外部読出し装置との通信手段として使用し、外部読出し装置から警報器へ送出される信号の受信と、外部読出し装置への履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる。それにより、警報器の履歴データやCO濃度濃度等のリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置との通信機能を、低コストで実現することができる。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載の発明の警報器は、請求項4記載の警報器において、前記外部読出し装置は、前記警報器との通信手段として発光素子および受光素子を備え前記警報器に装着されるカップリングアダプタを介して前記警報器と通信し、前記警報器の前記第1および第2のLEDは、前記警報器への前記カップリングアダプタの装着時に、前記カップリングアダプタの前記発光素子および前記受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ、前記第1及び第2のLEDのうちの一方に、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信を行わせ、前記第1及び第2のLEDのうちの他方に、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする。
請求項5記載の発明の警報器においては、外部読出し装置は、警報器との通信手段として発光素子および受光素子を備え警報器に装着されるカップリングアダプタを介して警報器と通信し、警報器の第1および第2のLEDは、警報器へのカップリングアダプタの装着時に、カップリングアダプタの発光素子および受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ、第1及び第2のLEDのうちの一方に、外部読出し装置から警報器へ送出される信号の受信を行わせ、第1及び第2のLEDのうちの他方に、外部読出し装置への履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる。それにより、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
上記課題を解決するためになされた請求項6記載の発明の警報器は、請求項5記載の警報器において、前記警報器1の前記第1および第2のLEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサユニットと、前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に前記外部読出し装置から前記警報器1へ送出される信号を受信する前記警報器の前記第1のLEDに接続され、前記信号を増幅して前記マイクロプロセッサユニットに入力する増幅手段と、前記マイクロプロセッサユニットにより制御され、前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は前記増幅手段からの前記マイクロプロセッサユニットへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、前記第2のLEDは、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号を前記カップリングアダプタの前記受光素子に送出することを特徴とする。
請求項6記載の発明においては、警報器1の第1および第2のLEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサユニットと、外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に外部読出し装置から警報器へ送出される信号を受信する警報器の第1のLEDに接続され、前記信号を増幅してマイクロプロセッサユニットに入力する増幅手段と、マイクロプロセッサユニットにより制御され、外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は増幅手段からのマイクロプロセッサユニットへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、第2のLEDは、記憶手段に記憶されている履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号をカップリングアダプタの受光素子に送出する。それにより、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを通信するために既存の警報器に追加した部品は、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す履歴データ等読出しモード時のみ動作し、通常モード時の動作には影響を与えることがなくなる。
上記課題を解決するためになされた請求項7記載の発明のカップリングアダプタは、請求項2または3記載の警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続され、前記警報器に装着されるカップリングアダプタであって、前記警報器への装着時に、前記警報器の前記スピーカと密着する位置に設けられたスピーカと、前記警報器の前記LEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記スピーカと前記受光素子により、前記警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明においては、請求項2または3記載の警報器から履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続されると共に、警報器に装着される。また、カップリングアダプタは、警報器への装着時に、警報器のスピーカと密着する位置に設けられたスピーカと、警報器のLEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記スピーカと受光素子により、警報器から履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行う。それにより、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
上記課題を解決するためになされた請求項8記載の発明のカップリングアダプタは、請求項5または6記載の警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続され、前記警報器に装着されるカップリングアダプタであって、前記警報器への装着時に、前記警報器1の前記第1のLEDと密着する位置に設けられた発光素子と、前記警報器1の前記第2のLEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記発光素子および前記受光素子により、前記警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行うことを特徴とする。
請求項8記載の発明においては、請求項5または6記載の警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続され、前記警報器に装着されるカップリングアダプタであって、前記警報器への装着時に、前記警報器の前記第1のLEDと密着する位置に設けられた発光素子と、前記警報器の前記第2のLEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記発光素子および前記受光素子により、前記警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行う。それにより、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
上記課題を解決するためになされた請求項9記載の発明のデータ通信システムは、請求項2または3記載の警報器と、請求項7記載のカップリングアダプタとを備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明においては、データ通信システムは、請求項2または3記載の警報器と、請求項7記載のカップリングアダプタとを備えている。
それにより、警報器にコネクタを接続することなく、また、警報器を壁面に取り付けたままで、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集ができる。また、警報器を濃度測定器のセンサ部として使用することができる。また、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを取り出すためのデータ通信は、警報器の主要機能ではないため、データ通信機能を果たすためのコストアップを極力避ける必要があるが、既存のCO警報器に実装されている部品を利用することにより、わずかな部品を追加するだけでデータ通信を行うことができ、従来の無線通信方式や光通信方式より低コストとなる。すなわち、従来の無線通信方式よりも追加部品点数が少ないため、確実に低コストで実現できる。また、従来の光通信方式のような専用の発光素子および受光素子が不要であり、構造的にも光通信専用の窓が不要となり、確実に低コストで実現できる。
上記課題を解決するためになされた請求項10記載の発明のデータ通信システムは、請求項5または6記載の警報器と、請求項8記載のカップリングアダプタとを備えたことを特徴とする。
請求項10記載の発明においては、データ通信システムは、請求項5または6記載の警報器と、請求項8記載のカップリングアダプタとを備えている。
それにより、警報器にコネクタを接続することなく、また、警報器を壁面に取り付けたままで、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集ができる。また、警報器を濃度測定器のセンサ部として使用することができる。また、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを取り出すためのデータ通信は、警報器の主要機能ではないため、データ通信機能を果たすためのコストアップを極力避ける必要があるが、既存のCO警報器に実装されている部品を利用することにより、わずかな部品を追加するだけでデータ通信を行うことができ、従来の無線通信方式や光通信方式より低コストとなる。すなわち、従来の無線通信方式よりも追加部品点数が少ないため、確実に低コストで実現できる。また、従来の光通信方式のような専用の発光素子および受光素子が不要であり、構造的にも光通信専用の窓が不要となり、確実に低コストで実現できる。
請求項1記載の発明によれば、警報器の履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置との通信機能を、低コストで実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを通信するために既存の警報器に追加した部品は、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す履歴データ等読出しモード時のみ動作し、通常モード時の動作には影響を与えることがなくなる。
請求項4記載の発明によれば、警報器の履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置との通信機能を、低コストで実現することができる。
請求項5記載の発明によれば、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
請求項6記載の発明によれば、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを通信するために既存の警報器に追加した部品は、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出す履歴データ等読出しモード時のみ動作し、通常モード時の動作には影響を与えることがなくなる。
請求項7記載の発明によれば、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
請求項8記載の発明によれば、警報器を設置場所に取り付けたままの状態で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを読み出すことができ、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集が可能となる。
請求項9記載の発明によれば、警報器にコネクタを接続することなく、また、警報器を壁面に取り付けたままで、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集ができる。また、警報器を濃度測定器のセンサ部として使用することができる。また、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを取り出すためのデータ通信は、警報器の主要機能ではないため、データ通信機能を果たすためのコストアップを極力避ける必要があるが、既存のCO警報器に実装されている部品を利用することにより、わずかな部品を追加するだけでデータ通信を行うことができ、従来の無線通信方式や光通信方式より低コストとなる。すなわち、従来の無線通信方式よりも追加部品点数が少ないため、確実に低コストで実現できる。また、従来の光通信方式のような専用の発光素子および受光素子が不要であり、構造的にも光通信専用の窓が不要となり、確実に低コストで実現できる。
請求項10記載の発明によれば、警報器にコネクタを接続することなく、また、警報器を壁面に取り付けたままで、警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集ができる。また、警報器を濃度測定器のセンサ部として使用することができる。また、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを取り出すためのデータ通信は、警報器の主要機能ではないため、データ通信機能を果たすためのコストアップを極力避ける必要があるが、既存のCO警報器に実装されている部品を利用することにより、わずかな部品を追加するだけでデータ通信を行うことができ、従来の無線通信方式や光通信方式より低コストとなる。すなわち、従来の無線通信方式よりも追加部品点数が少ないため、確実に低コストで実現できる。また、従来の光通信方式のような専用の発光素子および受光素子が不要であり、構造的にも光通信専用の窓が不要となり、確実に低コストで実現できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態を示すデータ通信システムを示す構成図である。図1に示すデータ通信システムは、CO警報器1とカップリングアダプタ100とからなり、CO警報器1の履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータをカップリングアダプタ100を介して外部読出し装置、たとえばパソコン(図示しない)で読み取るものである。
CO警報器1は、ガスセンサ10と、マイクロプロセッサユニット(MPU)20と、音声警報部30と、点検スイッチ40と、LED表示部50と、EEPROM60とを備えている。そして、CO警報器1は、図示しない電池から供給される電力によって動作している。
ガスセンサ10は、CO(一酸化炭素)の酸化反応によりCO濃度に応じた電流が流れる電気化学式センサを用いており、CO濃度に応じた電流を電圧に変換してMPU20に出力している。
MPU20は、周知のように、予め定められたプログラムにしたがって各種の処理や制御を行う中央演算処理装置(CPU)20aと、CPU20aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM20bと、各種のデータを格納する記憶領域とCPU20aの処理作業に必要なワークエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM20c等を有して構成されている。
警報部30は、スピーカ30a、アンプ30b、アンプ30c、スイッチ素子30dを有している。警報部30は、CPU20aによって制御され、CPU20aから出力される音声警報信号をアンプ30bで増幅し、スピーカ30aから警報音を放音する。スピーカ30aおよびアンプ30bは、周知のCO警報器に備えられている警報音発生のための部品である。アンプ30cおよびスイッチ素子30dは、後述するデータ通信のために追加された部品である。アンプ30cは、請求項における増幅手段に相当し、スイッチ素子30dは、請求項における遮断手段に相当する。
点検スイッチ40は、点検作業者によって点検時に操作されるスイッチであり、操作信号をMPU20に供給する。
LED表示部50は、インバータ50a、LED(発光ダイオード)50bおよび抵抗50cを有している。LED表示部50は、CPU20aによって制御され、CPU20aから出力されるハイレベルの表示警報信号またはハイレベルとローレベルが交互する表示警報信号をインバータ50aに供給することにより、LED50bを点灯または点滅させるて警報表示を行う。LED50bは、周知のCO警報器に備えられている警報表示または電源表示等の動作状態表示を行うための部品であるが、後述するデータ通信にも利用される。
EEPROM60は不揮発性メモリであり、MPU20に接続されてCO警報器1の履歴データおよびリアルタイムデータが記憶されている。EEPROM60に記憶されているデータは、たとえば、ガスセンサ電圧、CO濃度、周囲温度、電池電圧、警報時濃度、警報発生時間、ガスセンサ故障発生時間、電池電圧低下発生時間およびガスセンサ駆動回路駆動回数等の履歴データと、ガスセンサ電圧、CO濃度、周囲温度および電池電圧等ののリアルタイムデータなどである。EEPROM60は、請求項における記憶手段に相当する。
ガスセンサ電圧、CO濃度、周囲温度は、1つの電文で一括読み出しされ、パソコン内でCO濃度(ppm)、温度(℃)に変換する。通常、このデータは、30秒(CO濃度により15秒、10秒、5秒とCO濃度が高くなるほど間隔が短くなる)ごとにガスセンサ10内の駆動回路を駆動して濃度等を測定し、更新される。また、ガスセンサ電圧、CO濃度、周囲温度のデータは、最大で30秒前のデータとなるが、このデータは要求したときの値となる。電池電圧は、1つの電文で履歴1〜5が一括読み出しされる。履歴は、最新の5履歴まで記憶されている。
ガスセンサ電圧およびCO濃度および周囲温度のリアルタイムデータは、パソコンよりデータ要求電文を受けて、その都度濃度測定(温度を含む)を行い、そのAD変換値が読み出される。なお、リアルタイムデータを除く全てのデータは、一括で読み出すこともできる。
ガスセンサ故障発生時間、電池電圧低下発生時間は、CO警報器を使い始めたときからの積算時間である。なお、ガスセンサ故障は、50時間ごとに、電池電圧低下は、25時間毎に自動的に調べる。
カップリングアダプタ100は、インターフェース100a、アンプ100b、スピーカ100c、フォトセンサ(フォトダイオード)100dおよびアンプ100eを有している。インターフェース100aは、パソコンとの通信に合った電圧に信号レベルを変換するレベル変換部を内蔵している。インターフェース100aは、パソコンからデータ要求信号をアンプ100bへ出力し、アンプ100bで増幅して、スピーカ100cからCO警報器1のスピーカ30aに向けて放音する。また、インターフェース100aは、CO警報器1のLED50bからの発光信号をフォトセンサ100dで受光し、アンプ100eで増幅した受光信号をパソコンへ送出する。フォトセンサ(フォトダイオード)100dは、請求項における受光素子に相当する。
図2は、CO警報器1の外観を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。CO警報器1は、予め設置場所の壁面に取り付けられた取付部材(図示しない)のフックに樹脂製のケース2に上部に設けられた取付穴2aを掛けて、吊り下げられて使用される。ケースの前面には、内蔵するスピーカ30a(図1)の放音孔2bとLED50b(図1)が設けられている。
図3は、CO警報器1にカップリングアダプタ100を装着した状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。点線で示されるカップリングアダプタ100は、CO警報器1に引っ掛けて装着すると、内蔵するスピーカ100cがCO警報器1のスピーカ30aの放音孔2bに密着し、かつ内蔵するフォトセンサ100dの受光面がCO警報器1のLED50bの発光面に密着するように構成されている。
次に、CO警報器1を設置場所の壁面に取り付けた状態において、カップリングアダプタ100をCO警報器1に装着してデータ通信を行う際のCO警報器1のCPU20aが実行する履歴データ読出し処理を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、CO警報器1の電源をオンすると通常動作モードになり(ステップS1)、次いで点検スイッチ40が長押し(たとえば、3秒間連続してオン操作)されたか否かを判定する(ステップS2)。点検スイッチ40が長押し操作されていなければ、ステップS1に戻る。点検スイッチ40が長押しされていると、履歴データ等読出しモードに入り、次いで、スイッチ素子30dにオン制御信号を出力することにより、スイッチ素子30dをオン状態にしてアンプ30cの電源をオンにし、アンプ30を能動状態にする(ステップS3)。
次に、カップリングアダプタ100側からの履歴データ読出し要求信号があるか否かを判定する(ステップS4)。この履歴データ読出し要求信号は、スピーカ100cおよび30aの駆動可能な周波数帯域内の可聴周波数信号で送出され、履歴データの通信の開始を指示する信号である。履歴データ読出し要求信号は、パソコンからカップリングアダプタ100のインターフェース100aおよびアンプ100bを介してスピーカ100cへ供給され、スピーカ100cから放音される。スピーカ100cから放音された履歴データ読出し要求信号は、CO警報器1のスピーカ30aで可聴音として受信される。すなわち、スピーカ30aは、マイクロフォンとして働く。スピーカ30aで受信された履歴データ読出し要求信号は、アンプ30cで増幅されてMPU20へ入力される。
履歴データ読出し要求信号があれば、次いで、カップリングアダプタ100側からのデータ要求信号があるか否かを判定する(ステップS5)。このデータ要求信号は、履歴データ読出し要求信号と同様にスピーカ100cおよび30aの駆動可能な周波数帯域内の可聴周波数信号で送出され、データ内容を識別する信号である。
データ要求信号があれば、次いで、データ要求信号の内容を解読し、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの中のどのデータを要求しているかを認識する(ステップS6)。次に、解読されたデータ要求内容に合うデータをカップリングアダプタ100へ送出する(ステップS7)。このデータは、EEPROM60に記憶されている履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの中から解読されたデータ要求内容に合うデータが読み出され、CPU20aでハイレベルおよびローレベルが交互する信号に変換されてインバータ50aを介してLED50bに供給され、LED50bをデータ内容に応じて点滅動作させる。LED50bの点滅動作による発光信号は、カップリングアダプタ100のフォトセンサ(フォトダイオード)100dに送出される。
一方、ステップS4において、要求点検信号がなければ、次いで、所定の待機時間(たとえば、1分)経過したか否かを判定する(ステップS8)。所定の待機時間が経過していなければ、ステップS4に戻る。所定の待機時間が経過していれば、次いで、スイッチ素子30dにオフ制御信号を出力することにより、スイッチ素子30dをオフ状態にしてアンプ30cの電源をオフにし、アンプ30を不動作状態にして、アンプ30からのMPU20への信号の入力を遮断し(ステップS10)、次いでステップS1の通常モードに戻る。
また、ステップS5において、データ要求信号がなければ、次いでカップリングアダプタ100側からの終了要求信号があるか否かを判定する(ステップS9)。この終了要求信号は、点検スイッチ40を再度押すことでCPU20aに入力されるか、または履歴データ読出し要求信号と同様にパソコンからスピーカ100cおよび30aの駆動可能な周波数帯域内の可聴周波数信号で送出される、データ通信の終了を指示する信号である。終了要求信号がなければ、次いでステップS4に戻り、終了要求信号があれば、次いで、スイッチ素子30dにオフ制御信号を出力することにより、スイッチ素子30dをオフ状態にしてアンプ30cの電源をオフにし、アンプ30を不動作状態にし(ステップS10)、次いでステップS1の通常モードに戻る。
次に、CO警報器1を設置場所の壁面に取り付けた状態において、カップリングアダプタ100をCO警報器1に装着してデータ通信を行う際のパソコン側が実行する履歴データ読出し処理を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、パソコンにおいて点検プログラムを起動させると、履歴データ等読出しモードの初期画面がパソコンのディスプレイに表示され(ステップS21)、次いで、画面中の履歴データ読出し要求スイッチ(アイコン)がオン操作されたか否かを判定する(ステップS22)。履歴データ読出し要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていなければ、次いで、その他の処理が指示されたか否かを判定する(ステップS23)。その他の処理が指示されていなければ、次いでステップS22に戻り、指示されていれば、次いでその他の処理を実行し(ステップS24)、次いでステップS21に戻る。
履歴データ読出し要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていれば、次いで、履歴データ読出し要求信号を送出する(ステップS25)。次に、データ要求スイッチ(アイコン)がオン操作されたか否かを判定する(ステップS26)。データ要求スイッチ(アイコン)は、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの中のデータの種類に対応する数だけディスプレイ画面中に用意されており、パソコンに取り込む必要のあるデータに対応するデータ要求スイッチ(アイコン)が操作される。
データ要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていなければ、次いで、その他の処理が指示されたか否かを判定する(ステップS27)。その他の処理が指示されていなければ、次いでステップS26に戻り、指示されていれば、次いでその他の処理を実行し(ステップS28)、次いでステップS21に戻る。
データ要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていれば、次いで、データ要求信号を送出する(ステップS29)。次に、データが受信されたか否かを判定する(ステップS30)。データが受信されれば、次いで、受信したデータを一時的に記憶する(ステップS31)。
次に、終了要求スイッチ(アイコン)がオン操作されたか否かを判定する(ステップS32)。終了要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていなければ、次いで、ステップS26に戻り、異なるデータ要求信号の送出およびデータの受信、一時記憶を繰り返す。
終了要求スイッチ(アイコン)がオン操作されていれば、次いで、一時記憶していた全てのデータを一括して不揮発性メモリに記憶し(ステップS33)、次いで、終了要求信号を送出し(ステップS34)、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、CO警報器1にコネクタを接続することなく、また、CO警報器1を壁面に取り付けたままで、CO警報器の信頼性を維持しながら、短時間で履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータの収集ができる。また、CO警報器を濃度測定器のセンサ部として使用することができる。また、履歴データやCO濃度等のリアルタイムデータを取り出すためのデータ通信は、CO警報器1の主要機能ではない(使用者からお金をもらえない)ため、データ通信機能を果たすためのコストアップを極力避ける必要があるが、本実施形態では、既存のCO警報器に実装されている部品を利用することにより、わずかな部品を追加するだけでデータ通信を行うことができ、従来の無線通信方式や光通信方式より低コストとなる。すなわち、従来の無線通信方式よりも追加部品点数が少ないため、確実に低コストで実現できる。
また、専用のCO検知器がなくても、設備の良否判定ができる。さらに、基準ガスを掛ければ、CO警報器の健全性も確保できる。
また、従来の光通信方式のような専用の発光素子および受光素子が不要であり、構造的にも光通信専用の窓が不要となり、確実に低コストで実現できる。
また、使用中のCO警報器から現在(履歴データ読み出し時点)のCO濃度レベルと、記憶されているCO濃度データの履歴を読み出し解析することで、設置先における燃焼設備、給排気の不備等を簡易的に発見して、使用者に対して改善を促すことができる。
(第2の実施形態)図6は、本発明の第2の実施形態を示すデータ通信システムを示す構成図である。図6に示すデータ通信システムでは、CO警報器1のLED表示回路50とカップリングアダプタ100の構成が第1の実施形態と異なっている。すなわち、CO警報器1のLED表示回路50は、インバータ50aおよび50dと、LED50bおよび50eと、抵抗50cおよび50fと、アンプ50gと、スイッチ素子50hとを有している。LED表示部50は、CPU20aによって制御され、通常モード時、CPU20aから出力されるハイレベルの表示警報信号またはハイレベルとローレベルが交互する表示警報信号をインバータ50aに供給し、LED50bを点灯または点滅させることによって警報表示を行う。また、LED表示部50は、通常モード時、CPU20aから出力されるハイレベルの電源表示信号をインバータ50dに供給し、LED50eを点灯させて電源オンを表示する。LED50bおよび50eは、それぞれ、周知のCO警報器に備えられている警報表示および電源表示のための部品であるが、両方とも後述するデータ通信にも利用される。
カップリングアダプタ100は、インターフェース100a、フォトセンサ100d、インバータ100f、LED100gおよび抵抗100hを有している。インターフェース100aは、パソコンからデータ要求信号をインバータ100fへ出力し、LED100gを点灯または点滅させてCO警報器1のLED表示回路50eに向けて発光する。また、インターフェース100aは、CO警報器1のLED50bからの発光信号をフォトセンサ100dで受光し、アンプ100eで増幅した受光信号をパソコンへ送出する。
上述の構成では、カップリングアダプタ100のLED100gおよびフォトセンサ100eは、それぞれ、CO警報器1のLED表示回路50のLED50eおよび50bと密着する位置に配置される。
LED表示回路50のLED50eは、CO警報器1に既存の可視光LEDであり、電流を流すと発光するが、逆に受光するとその内部抵抗が小さくなるように変化するので、受光素子としても使うことができ、データ通信専用の発光/受光素子が不要になる。
すなわち、LED表示回路50のLED50eは、通常モード時には警報器1の警報表示という動作状態表示を行う発光素子として働き、履歴データ等読出しモード時には、カップリングアダプタ100のLED100gから送出される要求発光信号の受光素子として働く。
以上の通り、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用が可能である。
たとえば、上述の第1の実施形態ではCO警報器1のスピーカ30aおよびLED50b、第2の実施形態ではCO警報器1のLED50eおよび50bをそれぞれデータ通信に利用しているが、これに代えてCO警報器1およびカップリングアダプタ100のスピーカ1個同士を要求信号およびデータ信号の通信に利用するように構成したり、LED1個同士のみを発光/受光の兼用素子として要求信号およびデータ信号の通信に利用するように構成しても良い。
また、上述の実施形態では、CO警報器に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限らず、他のガス警報器や火災警報器等でも適用可能である。
本発明の第1の実施形態を示すデータ通信システムを示す構成図である。(第1の実施形態) 図1のデータ通信システムにおけるCO警報器の外観を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は正面図、(C)は右側面図である。(第1の実施形態) 図1のデータ通信システムにおけるCO警報器にカップリングアダプタを装着した状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図である。(第1の実施形態) データ通信を行う際のCO警報器のCPUが実行する処理例を示すフローチャートである。(第1の実施形態) データ通信を行う際のパソコンが実行する処理例を示すフローチャートである。(第1の実施形態) 本発明の第2の実施形態を示すデータ通信システムの要部を示す構成図である。(第2の実施形態) 従来のデータ通信システムの構成例を示す図であり、(A)はCO警報器の背面図、(B)データ通信システムのコネクタ接続を示す図である。(従来例)
符号の説明
1 CO警報器
20 マイクロプロセッサユニット(MPU)
30a スピーカ(通信手段)
30c アンプ(増幅手段)
30d スイッチ素子(遮断手段)
50b LED(通信手段、第2のLED)
50e LED(通信手段、第1のLED)
60 EEPROM(記憶手段)
100 カップリングアダプタ
100c スピーカ
100d フォトセンサ(受光素子)
100g LED(発光素子)

Claims (10)

  1. 音声警報を出力するスピーカと、警報器の動作状態表示を行うLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、
    前記スピーカおよび/または前記LEDを、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の前記外部読出し装置との通信手段として使用し、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信と、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする警報器。
  2. 請求項1記載の警報器において、
    前記外部読出し装置は、前記警報器との通信手段としてスピーカおよび受光素子を備え前記警報器に装着されるカップリングアダプタを介して前記警報器と通信し、
    前記警報器のスピーカおよびLEDは、前記警報器への前記カップリングアダプタの装着時に、前記カップリングアダプタの前記スピーカおよび前記受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ
    前記警報器のスピーカに、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信を行わせ、
    前記警報器のLEDに、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる
    ことを特徴とする警報器。
  3. 請求項2記載の警報器において、
    前記警報器のスピーカに音声警報信号を供給すると共に前記LEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサユニットと、
    前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号を受信する前記警報器のスピーカに接続され、前記信号を増幅して前記マイクロプロセッサユニットに入力する増幅手段と、
    前記マイクロプロセッサユニットにより制御され、前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は前記増幅手段からの前記マイクロプロセッサユニットへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、
    前記LEDは、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号を前記カップリングアダプタの前記受光素子に送出する
    ことを特徴とする警報器。
  4. 警報器の動作状態表示を行う第1および第2のLEDと、履歴データおよび/またはリアルタイムデータを記憶する記憶手段とを備えた警報器であって、
    前記第1のLEDおよび/または前記第2のLEDを、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを外部読出し装置が読み出す際の前記外部読出し装置との通信手段として使用し、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信と、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせることを特徴とする警報器。
  5. 請求項4記載の警報器において、
    前記外部読出し装置は、前記警報器との通信手段として発光素子および受光素子を備え前記警報器に装着されるカップリングアダプタを介して前記警報器と通信し、
    前記警報器の前記第1および第2のLEDは、前記警報器への前記カップリングアダプタの装着時に、前記カップリングアダプタの前記発光素子および前記受光素子とそれぞれ密着する位置に設けられ、
    前記第1及び第2のLEDのうちの一方に、前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号の受信を行わせ、
    前記第1及び第2のLEDのうちの他方に、前記外部読出し装置への前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータの送信とを行わせる
    ことを特徴とする警報器。
  6. 請求項5記載の警報器において、
    前記警報器の前記第1および第2のLEDに動作状態表示信号を供給するマイクロプロセッサユニットと、
    前記外部読出し装置が履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す際に前記外部読出し装置から前記警報器へ送出される信号を受信する前記警報器の前記第1のLEDに接続され、前記信号を増幅して前記マイクロプロセッサユニットに入力する増幅手段と、
    前記マイクロプロセッサユニットにより制御され、前記外部読出し装置が履歴データお
    よび/またはリアルタイムデータを読み出す時以外は前記増幅手段からの前記マイクロプロセッサユニットへの前記信号の入力を遮断する遮断手段とを備え、
    前記第2のLEDは、前記記憶手段に記憶されている前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータにより点滅する発光信号を前記カップリングアダプタの前記受光素子に送出する
    ことを特徴とする警報器。
  7. 請求項2または3記載の警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続され、前記警報器に装着されるカップリングアダプタであって、
    前記警報器への装着時に、前記警報器の前記スピーカと密着する位置に設けられたスピーカと、前記警報器の前記LEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記スピーカと前記受光素子により、前記警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行うことを特徴とするカップリングアダプタ。
  8. 請求項5または6記載の警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す外部読出し装置に接続され、前記警報器に装着されるカップリングアダプタであって、
    前記警報器への装着時に、前記警報器の前記第1のLEDと密着する位置に設けられた発光素子と、前記警報器の前記第2のLEDと密着する位置に設けられた受光素子とを備え、前記発光素子および前記受光素子により、前記警報器から前記履歴データおよび/またはリアルタイムデータを読み出す通信を行うことを特徴とするカップリングアダプタ。
  9. 請求項2または3記載の警報器と、請求項7記載のカップリングアダプタとを備えたことを特徴とするデータ通信システム。
  10. 請求項5または6記載の警報器と、請求項8記載のカップリングアダプタとを備えたことを特徴とするデータ通信システム。
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